JPH10140109A - 発泡基材付き接着シ―ト類 - Google Patents

発泡基材付き接着シ―ト類

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JPH10140109A
JPH10140109A JP30337596A JP30337596A JPH10140109A JP H10140109 A JPH10140109 A JP H10140109A JP 30337596 A JP30337596 A JP 30337596A JP 30337596 A JP30337596 A JP 30337596A JP H10140109 A JPH10140109 A JP H10140109A
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Yoshinao Kitamura
佳直 北村
Katsuya Oji
勝也 大路
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム発泡体からなる基材の構成を改良して、
冬場の貼り付け性にすぐれ、しかも夏場屋外の高温にも
すぐれた接着性能を発揮する発泡基材付き接着シ―ト類
を提供することを目的とする。 【解決手段】 エピクロリヒドリン系ゴムがゴム成分全
体の50重量%以上を占めるとともに、常温で液状であ
る成分を実質的に含まず、かつ80℃において液状であ
る成分の含有量が1重量%以下であるゴム配合組成物の
発泡体を基材とし、この基材上にアクリル系感圧接着剤
の層を設けて、シ―ト状、テ―プ状などの発泡基材付き
接着シ―ト類を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡体からなる基
材の上に感圧接着剤の層を有するシ―ト状、テ―プ状な
どの発泡基材付き接着シ―ト類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発泡体からなる基材の上に感
圧接着剤の層を有するシ―ト状、テ―プ状などの発泡基
材付き接着シ―ト類は、たとえば、建造物の壁、タイル
または天井、あるいは機械装置の表面などに鏡、貼着懸
垂具(フツク)、銘板などを固着するために、広く用い
られている。また、自動車の車体にサイドモ―ル、エン
ブレム、スポイラなどの外装部材を固着させる場合にも
用いられている。
【0003】これらの発泡基材付き接着シ―ト類におい
て、発泡体からなる基材の材質としては、ブチルゴム、
クロロプレンゴムなどのゴム系のもの、ポリエチレン系
など合成樹脂のもの、あるいはアクリル系フオ―ムなど
が知られている。このうち、アクリル系フオ―ムは、高
温接着特性にすぐれているが、低温下で著しく固くなる
ため、冬場屋外での貼り付け用途に適さない。また、ポ
リエチレン系フオ―ムは、低温下で柔らかいが、高温下
での軟化が著しく、夏場屋外で暴露される用途には使用
しにくいという難点がある。
【0004】これに対し、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ムなどのゴム系フオ―ムは、低温下で柔らかく、冬場の
貼り付け性が良好であり、しかも、高温下でフオ―ム全
体が軟化してしまうといつた心配がなく、夏場屋外での
用途にも本質的に耐えることから、冬場、夏場に使用で
きる、用途上の制約の少ない発泡基材付き接着シ―ト類
として、各種分野での利用が期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このゴ
ム系フオ―ムを基材とした接着シ―ト類も、上記利用を
図るうえで、克服すべき課題を有していた。それは、高
温下で、ゴム発泡体内部の軟化剤が感圧接着剤の層へ移
行しやすく、これに伴い、感圧接着剤の層が軟化して、
接着力の著しい低下を引き起こすことである。
【0006】この問題を解決するために、発泡基材の作
製に際して、ブチルゴム、クロロプレンゴムなどのコン
パウンドを軟化剤を添加しないで混練し、シ―ト化する
と、スコ―チ(ゴム焼け)を起こし、成形シ―ト表面が
鮫肌状の凹凸となり、その後の発泡工程でも硬化(加
硫)がすでに進んでいるため均一に発泡せず、結局、基
材用として適した外観良好な発泡体が得られない。
【0007】本発明は、このような事情に照らし、ゴム
発泡体からなる基材の構成を改良して、冬場の貼り付け
性にすぐれ、しかも夏場屋外の高温にもすぐれた接着性
能を発揮する発泡基材付き接着シ―ト類を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため、鋭意検討した結果、ゴム成分として
エピクロルヒドリン系ゴムを主体として用いることによ
り、軟化剤などが無添加でも、スコ―チのみられない、
外観良好なシ―ト加工が可能となつて、感圧接着剤の層
への移行成分の少ない発泡体を得ることができ、これを
基材としてその上に特定の感圧接着剤の層を設けること
により、冬場の貼り付け性にすぐれ、しかも夏場屋外の
高温にもすぐれた接着性能を発揮する発泡基材付き接着
シ―ト類が得られることを知り、本発明を完成するに至
つた。
【0009】すなわち、本発明は、エピクロリヒドリン
系ゴムがゴム成分全体の50重量%以上を占めるととも
に、常温で液状である成分を実質的に含まず、かつ80
℃において液状である成分の含有量が1重量%以下であ
るゴム配合組成物の発泡体を基材とし、この基材上にア
クリル系感圧接着剤の層を有することを特徴とする発泡
基材付き接着シ―ト類に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、エピクロルヒド
リン系ゴムとは、エピクロルヒドリンホモポリマ―、エ
ピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、エピ
クロルヒドリン−アリルグリシジルエ―テル共重合体、
エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリ
シジルエ―テル三元共重合体などが挙げられる。これら
の中でも、耐候性および耐熱性にすぐれ、また軟化剤無
添加でも耐寒性にすぐれているという点より、エピクロ
ルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエ
―テル三元共重合体を用いるのがとくに好ましい。
【0011】本発明において、ゴム成分は、上記のエピ
クロルヒドリン系ゴムをこれ単独で用いてもよいし、上
記のエピクロルヒドリン系ゴムと他のゴム成分とをブレ
ンドして用いてもよい。ブレンドの場合、耐寒性および
耐熱性の点より、他のゴム成分として、クロロプレンゴ
ム、EPM(エチレン−プロピレンコポリマ―)、EP
DM(エチレン−プロピレン−ジエンタ―ポリマ―)、
シリコ―ンゴム、水素化ニトリルゴムなどが好ましく用
いられる。また、ブレンドの場合、エピクロルヒドリン
系ゴムがゴム成分全体の50重量%以上、好ましくは6
0重量以上を占めるのがよい。エピクロルヒドリン系ゴ
ムが50重量%より少ないと、シ―ト加工性が悪く、軟
化剤などの添加が不可欠となつてくる。
【0012】本発明では、上記のゴム成分に、必須成分
として、ゴム補強剤、加硫剤、発泡剤および老化防止剤
を配合し、必要により、スコ―チ防止剤、紫外線吸収
剤、素練り促進剤、加工助剤、充填剤、安定剤、難燃
剤、帯電防止剤、着色剤、防カビ剤、滑剤などの任意成
分を配合して、ゴム配合組成物を調製するが、この組成
物は、常温で液状である成分を実質的に含まず、かつ8
0℃において液状である成分の含有率が1重量%以下で
あることが必要である。
【0013】ここで、「常温で液状である成分」とは、
主に軟化剤や可塑剤と称されるものを指し、「実質的に
含まず」とは、これらの成分を全く配合しないことを意
味する。したがつて、他の配合剤中に常温で液状の成分
が不純物としてごく微量混在することがあつたとして
も、これが本発明の効果を損なわない限り、上記微量の
混在を排除するものではない。また、「80℃において
液状である成分」とは、主に常温〜80℃に融点をもつ
滑剤、たとえば、パラフインワツクス、ステアリン酸、
オレイルアミド、N−ステアリルエルクアミドなどを指
し、これらの成分は、配合組成物全体の1重量%以下と
いう限られた範囲内でのみ、配合が可能であり、上記範
囲を逸脱して配合することは許されない。
【0014】このようなゴム配合組成物において、ゴム
補強剤としては、たとえば、カ―ボンブラツク、ホワイ
トカ―ボン(シリカ)、塩基性炭酸マグネシウム、活性
化炭酸カルシウム、超微粉砕けい酸マグネシウムなどの
無機補強剤のほか、ハイスチレン樹脂、環化ゴム、クマ
ロン・インデン樹脂、フエノ―ル・ホルムアルデヒド樹
脂、変性メラミン樹脂、ビニルトルエン共重合体、リグ
ニン、フエノ―ル樹脂繊維、脂環族系石油樹脂などの有
機補強剤が挙げられる。
【0015】加硫剤としては、硫黄、塩化硫黄、二塩化
硫黄、モルホリンジスルフイド、アルキルフエノ―ルジ
スルフイドなどの硫黄化合物、セレニウム、テルリウ
ム、酸化マグネシウム、リサ―ジ、亜鉛華などの無機加
硫剤、p−キノンジオキシム、p,p´−ジベンゾイル
キノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、
ポリ−p−ジニトロソベンゼンなどのオキシム類、ニト
ロソ化合物、ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ヘキサメチレン
ジアミンカルバメ―ト、N,N´−ジシンナミイデン−
1,6−ヘキサンジアミン、4,4´−メチレンビス
(シクロヘキシルアミン)カルバメ―ト、4,4´−メ
チレンビス−(2−クロロアニリン)などのポリアミ
ン、ジクミルパ―オキシド、t−ブチルクミルパ―オキ
シド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパ―
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−
(t−ブチルパ―オキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス
−(t−ブチルパ―オキシイソブロピル)ベンゼン、
1,1−ビス−(t−ブチルパ―オキシ)−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、ベンゾイルパ―オキシ
ド、第三ブチルパ―オキシイソプロピルカルボナ―トな
どの有機パ―オキシド、アルキルフエノ―ル−ホルムア
ルデヒド樹脂、アルキルフエノ―ルスルフイド樹脂、ヘ
キサメトキシメチルメラミン樹脂などの樹脂加硫剤、エ
チレングリコ―ルジメタクリレ―ト、トリメチロ―ルプ
ロパントリメタクリレ―トなどの多官能(メタ)アクリ
レ―トモノマ―、その他、トリアリルイソシアヌレ―
ト、2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジンなど
が挙げられる。
【0016】これらの各種の加硫剤の中から、ゴム成分
の種類に応じて好適なものを選定することができる。ま
た、加硫時間の短縮、加硫温度の低下を目的に、加硫促
進剤として、グアニジン系、アルデヒド−アミン系、ア
ルデヒド−アンモニア系、チアゾ―ル系、スルフエンア
ミド系、チオ尿素系、チウラム系、ジチオカルバメ―ト
系、ザンデ―ト系などの各種の化合物の中から、加硫剤
の種類に応じて、好適なものを併用してもよい。また、
この加硫促進剤とともに、亜鉛華、酸化マグネシウムな
どを加硫促進助剤として併用してもよい。
【0017】発泡剤としては、たとえば、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウムなどの無
機発泡剤、N,N´−ジニトロソペンタメチレンテトラ
ミンなどのニトロソ化合物、アゾジカルボンアミド、ア
ゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゼン
スルホニルヒドラジド、p,p´−オキシビス(ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド)、トルエンスルホニルヒドラ
ジドなどのスルホニルヒドラジド化合物などが挙げら
れ、上記加硫剤の種類に応じて、好適なものを選定すれ
ばよい。また、発泡速度の向上、発泡温度の低下を目的
として、発泡剤の種類に適した公知の発泡助剤を併用し
てもよい。
【0018】老化防止剤としては、ブル―ムが少なく、
加硫反応を阻害しないものが好ましく、たとえば、フエ
ニル−α−ナフチルアミン、4,4´−(α,α−ジメ
チルベンジル)ジフエニルアミン、オクチル化ジフエニ
ルアミン、N−イソプロピル−N´−フエニル−p−フ
エニレンジアミン、N−フエニル−N´−(3−メタク
リロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル)−p−フエ
ニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジ
ヒドロキノリンの重合物、2,5−ジ−t−ブチルヒド
ロキノン、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノ
―ル、2,2´−メチレン−ビス−(4−メチル−6−
t−ブチルフエノ―ル)、4,4´−チオビス−(6−
t−ブチル−3−メチルフエノ―ル)、4,4´−ブチ
リデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフエノ―
ル)、トリス(ノニルフエニル)ホスフアイトなどが挙
げられる。
【0019】本発明においては、上記のゴム配合組成物
を混練し、これをシ―ト状に成形したのち、加硫および
発泡を起こさせることにより、発泡体を得ることができ
る。この発泡体のシ―ト厚および気孔率は、とくに限定
されないが、通常は、シ―ト厚が0.3〜5mm、気孔率
が20〜80%であるのがよい。
【0020】なお、ゴム配合組成物の混練は、ミキシン
グロ―ル、バンバリ―ミキサ、加圧ニ―ダ、単軸スクリ
ユ―押出機、2軸スクリユ―押出機など、通常の設備を
用いて行えばよい。また、シ―ト成形は、カレンダ―ロ
―ルで圧延したり、ダイス押出によつて行えばよい。さ
らに、シ―ト成形後の加硫や発泡は、オ―ブンゾ―ンや
ロ―トキユアに通すことにより実施できる。
【0021】本発明の発泡基材付き接着シ―ト類は、こ
のような発泡体を基材とし、その片面または両面にアク
リル系感圧接着剤からなる層を設けて、シ―ト状、テ―
プ状などの形態としたものである。アクリル系感圧接着
剤からなる層の厚さは、とくに限定されず、接着シ―ト
類に通常適用される厚さでよい。
【0022】アクリル系感圧接着剤は、ゴム系粘着剤よ
りも、耐熱接着性にすぐれており、本発明の用途目的に
とくに適している。このアクリル系感圧接着剤は、一般
に、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル
酸アルキルエステルと不飽和カルボン酸などの極性基含
有モノマ―との共重合体を主成分としたものであり、本
発明の目的を逸しない範囲であれば、粘着付与樹脂や軟
化剤などの各種の添加剤を含むものであつても差し支え
ない。
【0023】発泡体からなる基材上にアクリル系感圧接
着剤の層を設ける方法としては、基材上に直接アクリル
系感圧接着剤を塗工する方法、セパレ―タ上に一旦塗工
してアクリル系感圧接着剤の層を形成したのち、これを
基材上にラミネ―トする方法などがある。これらの方法
において、発泡体からなる基材は、アクリル系感圧接着
剤の層の投錨性の向上を目的として、あらかじめ下塗り
剤処理、コロナ処理、電子線処理などを施しておいても
よい。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例を記載して、本発明をより具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなん
ら限定されるものではない。なお、以下において、部と
あるのは重量部を意味するものとする。
【0025】参考例1 エピクロルヒドリン系ゴムとして、エピクロルヒドリン
−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエ―テル三元
共重合体〔ダイソ―(株)製の「エピクロマ―CG」〕
を用いて、下記のゴム配合組成物Aを調製し、これをミ
キシングロ―ルで、80〜90℃で40分間混練したの
ち、100〜120℃で圧延して、厚さが0.6mmのシ
―トとした。ついで、このシ―トを150℃で30分間
加熱し、加硫、発泡させることにより、厚さが約0.7
5mmの発泡体Aを得た。
【0026】 <ゴム配合組成物A> エピクロマ―CG (エピクロルヒドリン系ゴム) 100部 カ―ボンブラツク (ゴム補強剤) 20部 炭酸カルシウム (ゴム補強剤) 50部 酸化マグネシウム (安定剤) 5部 エチレンチオウレア (加硫剤) 1.5部 アゾジカルボンアミド(発泡剤) 4部 2−メルカプトベンズイミダゾ―ル(老化防止剤) 3部 ステアリン酸 (滑 剤) 1部
【0027】参考例2 ゴム配合組成物Aのうち、エピクロマ―CG(エピクロ
ルヒドリン系ゴム)の使用量を100部から80部に変
更し、他のゴム成分としてEPDM〔三井石油化学
(株)製の「EPT−4021」〕20部を加えた以外
は、参考例1に準じて、厚さが約0.75mmの発泡体B
を得た。
【0028】参考例3 ゴム配合組成物Aに、ジオクチルフタレ―ト(軟化剤)
10部を加えた以外は、参考例1に準じて、厚さが約
0.75mmの発泡体Cを得た。
【0029】参考例4 ゴム配合組成物Aのうち、ステアリン酸(滑剤)の使用
量を1部から5部に変更した以外は、参考例1に準じ
て、厚さが約0.75mmの発泡体Dを得た。
【0030】参考例5 ゴム配合組成物Aのうち、エピクロマ―CG(エピクロ
ルヒドリン系ゴム)の使用量を100部から30部に変
更し、他のゴム成分としてEPDM〔三井石油化学
(株)製の「EPT−4021」〕70部を加えた以外
は、参考例1に準じて、厚さが約0.75mmの発泡体E
を得た。しかし、加工工程中にスコ―チが観察され、圧
延シ―トが鮫肌状となり、発泡後の表面凹凸が著しかつ
た。
【0031】参考例6 ゴム配合組成物Aのうち、エピクロマ―CG(エピクロ
ルヒドリン系ゴム)100部に代えて、ブチルゴム〔エ
ツソ(株)製の「ブチルゴム365」〕100部を使用
し、また、酸化マグネシウム(安定剤)5部に代えて、
亜鉛華(安定剤)5部を使用し、さらに、エチレンチオ
ウレア(加硫剤)1.5部に代えて、硫黄(加硫剤)
1.5部およびテトラメチルチウラムモノスルフイド
(加硫助剤)1.5部を使用した以外は、参考例1に準
じて、厚さが約0.75mmの発泡体Fを得た。しかし、
加工工程中にスコ―チが観察され、圧延シ―トが鮫肌状
となり、発泡後の表面凹凸が著しかつた。
【0032】参考例7 参考例6のゴム配合組成物に、パラフイン系オイル〔日
本石油(株)製の「P−200」〕10部を加えた以外
は、参考例6に準じて、厚さが約0.75mmの発泡体G
を得た。
【0033】実施例1 参考例1の発泡体Aを基材とし、この基材の両面に、下
記の方法で下塗り剤処理を施し、さらに下記の方法で作
製した厚さが70μmのアクリル系感圧接着剤の層を有
するシ―トをラミネ―トして、発泡基材付き接着テ―プ
とした。
【0034】<下塗り剤処理>旭電化工業(株)製のア
デカボンタイタ―を用いて、下記の下塗り剤処理液を調
製し、乾燥時の塗工量が約1μm/m2となるように、発
泡体Aからなる基材の両面に塗布し、120℃で5分間
乾燥させた。 アデカボンタイタ―HUX−290H(水系ウレタン樹脂) 100部 アデカボンタイタ―HUX−11W 3部 アデカボンタイタ―HUX−XW 5部 水 500部
【0035】<アクリル系感圧接着剤の層を有するシ―
トの作製>アクリル酸2−エチルヘキシル92部、アク
リル酸8部、N,N´−アゾビスイソブチロニトリル
0.2部および酢酸エチル200部をフラスコに入れ、
窒素置換したのち、50℃に加温し、20時間撹拌し
て、重合させた。得られたポリマ―溶液に、トリメチロ
―ルプロパンのトリレンジイソシアナ―ト付加物を1重
量%添加したのち、剥離紙上に塗布し、130℃で5分
間乾燥処理して、厚さが70μmのアクリル系感圧接着
剤の層を有するシ―トを作製した。
【0036】実施例2 基材として、参考例2の発泡体Bを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プを得た。
【0037】比較例1 基材として、参考例3の発泡体Cを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プを得た。
【0038】比較例2 基材として、参考例4の発泡体Dを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プを得た。
【0039】比較例3 基材として、参考例5の発泡体Eを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プの製造を試
みた。しかし、基材表面の凹凸が酷く、アクリル系感圧
接着剤の層をラミネ―トする際に、気泡を抱き込んでし
まい、後述の接着性試験に供しうる発泡基材付き接着テ
―プを得ることはできなかつた。
【0040】比較例4 基材として、参考例6の発泡体Fを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プの製造を試
みた。しかし、基材表面の凹凸が酷く、アクリル系感圧
接着剤の層をラミネ―トする際に、気泡を抱き込んでし
まい、後述の接着性試験に供しうる発泡基材付き接着テ
―プを得ることはできなかつた。
【0041】比較例5 基材として、参考例7の発泡体Gを用いた以外は、実施
例1と同様にして、発泡基材付き接着テ―プを得た。
【0042】以上の実施例1,2および比較例1,2,
5の各発泡基材付き接着テ―プについて、下記の方法に
より、低温(0℃)、常温(23℃)および高温(80
℃)での接着性試験を行つた。結果は、表1に示される
とおりであつた。
【0043】<接着性試験>23℃の雰囲気下におい
て、幅25mmとした発泡基材付き接着テ―プの片面に厚
さが25μmのポリエステルフイルムを裏打ちして、試
験片を作成し、以下の試験a、試験bおよび試験cを行
つた。 §試験a:低温(0℃)雰囲気でエ―ジングした試験片
を、ステンレス板に、500gロ―ラにて片道圧着し、
20分後、その雰囲気下で引つ張り試験機(剥離速度3
00mm/分)により、180°剥離接着力を測定した。 §試験b:常温(23℃)雰囲気でエ―ジングした試験
片を、ステンレス板に、500gロ―ラにて片道圧着
し、20分後、その雰囲気下で引つ張り試験機(剥離速
度300mm/分)により、180°剥離接着力を測定し
た。 §試験c:常温(23℃)雰囲気でエ―ジングした試験
片を、ステンレス板に、500gロ―ラにて片道圧着
し、高温(80℃)雰囲気下に2時間エ―ジングしたの
ち、その雰囲気下で引つ張り試験機(剥離速度300mm
/分)により、180°剥離接着力を測定した。
【0044】
【0045】上記の表1の結果から明らかなように、本
発明の実施例1,2の発泡基材付き接着テ―プは、比較
例1,2の発泡基材付き接着テ―プ(エピクロルヒドリ
ン系ゴムを用いているが、軟化剤を配合したり、滑剤を
多く配合したもの)および比較例5の発泡基材付き接着
テ―プ(ブチルゴムを使用し、かつ軟化剤を配合したも
の)に比べて、低温(0℃)から常温(23℃)さらに
高温(80℃)の広い温度範囲にわたつて、良好な接着
力を保持していることがわかる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ゴム成分とし
て耐寒性にすぐれるエピクロルヒドリン系ゴムを主体と
したことにより、軟化剤などを無添加として、スコ―チ
のみられない外観良好なシ―ト加工が可能となり、その
結果、感圧接着剤の層への移行成分の少ない発泡体が得
られ、これを基材としてアクリル系感圧接着剤の層を設
けたことにより、冬場の貼り付け性にすぐれ、しかも、
夏場屋外の高温にもすぐれた接着性能を発揮する発泡基
材付き接着シ―ト類を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エピクロルヒドリン系ゴムがゴム成分全
    体の50重量%以上を占めるとともに、常温で液状であ
    る成分を実質的に含まず、かつ80℃において液状であ
    る成分の含有量が1重量%以下であるゴム配合組成物の
    発泡体を基材とし、この基材上にアクリル系感圧接着剤
    の層を有することを特徴とする発泡基材付き接着シ―ト
    類。
JP30337596A 1996-11-14 1996-11-14 発泡基材付き接着シ―ト類 Pending JPH10140109A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133482A (ja) * 2008-01-26 2008-06-12 Nitto Denko Corp 水分散型粘着剤組成物並びに粘着シート及びこれらを用いたゴム発泡体粘着シート
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