JPH10140504A - 磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具 - Google Patents
磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具Info
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- JPH10140504A JPH10140504A JP29870496A JP29870496A JPH10140504A JP H10140504 A JPH10140504 A JP H10140504A JP 29870496 A JP29870496 A JP 29870496A JP 29870496 A JP29870496 A JP 29870496A JP H10140504 A JPH10140504 A JP H10140504A
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- coil
- propulsion
- concrete panel
- propulsion coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、推進コイルの位置決め作業の作業
性を向上させることを目的とするものである。 【解決手段】 コンクリートパネル2に取り付けられる
ベース51と、このベース51に上下動可能に設けられ
推進コイル5A,5Bを支持するトレイ55と、ベース
51に設けられ、トレイ55を上動させるコイル持上手
段67とを備え、コイル持上手段67によりトレイ55
を上動させることにより、推進コイル5A,5Bの取付
高さの調整を行うようにした。
性を向上させることを目的とするものである。 【解決手段】 コンクリートパネル2に取り付けられる
ベース51と、このベース51に上下動可能に設けられ
推進コイル5A,5Bを支持するトレイ55と、ベース
51に設けられ、トレイ55を上動させるコイル持上手
段67とを備え、コイル持上手段67によりトレイ55
を上動させることにより、推進コイル5A,5Bの取付
高さの調整を行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軌道の側壁を構
成するコンクリートパネルに、推進コイルを取り付ける
ための磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具に関するも
のである。
成するコンクリートパネルに、推進コイルを取り付ける
ための磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の磁気浮上式鉄道の一例を示
す斜視図、図4は図3の断面図、図5は図3の車両本体
の要部側面図である。図において、1は断面U字状の軌
道、2は軌道1の側壁を構成するコンクリートパネル、
3は軌道1に沿ってコンクリートパネル2の内側に多数
取り付けられている地上コイルであり、この地上コイル
3は、浮上コイル(浮上案内用コイル)4及び推進コイ
ル(推進案内用コイル)5を有している。図6は図3の
軌道1を示す斜視図である。
す斜視図、図4は図3の断面図、図5は図3の車両本体
の要部側面図である。図において、1は断面U字状の軌
道、2は軌道1の側壁を構成するコンクリートパネル、
3は軌道1に沿ってコンクリートパネル2の内側に多数
取り付けられている地上コイルであり、この地上コイル
3は、浮上コイル(浮上案内用コイル)4及び推進コイ
ル(推進案内用コイル)5を有している。図6は図3の
軌道1を示す斜視図である。
【0003】6は軌道1に沿って移動する車両本体、7
は地上コイル3に対向するように車両本体6に取り付け
られている超電導磁石である。なお、8は超電導磁石7
を収納し冷却するクライオスタット、9はクライオスタ
ット8に供給するヘリウムを収容するヘリウムタンク、
10は冷凍機、11は圧縮機である。
は地上コイル3に対向するように車両本体6に取り付け
られている超電導磁石である。なお、8は超電導磁石7
を収納し冷却するクライオスタット、9はクライオスタ
ット8に供給するヘリウムを収容するヘリウムタンク、
10は冷凍機、11は圧縮機である。
【0004】次に、軌道1への地上コイル3の取付方法
について説明する。地上コイル3の取付方法には、軌道
1に設置したコンクリートパネル2に浮上コイル4及び
推進コイル5を直接取り付けていく方法、及び軌道1以
外の場所で長さ数十メートルのコンクリートパネル2に
浮上コイル4及び推進コイル5を予め取り付けておき、
これを軌道1上に運んで取り付ける方法の2つの方法が
あるが、ここでは後者の方法について説明する。
について説明する。地上コイル3の取付方法には、軌道
1に設置したコンクリートパネル2に浮上コイル4及び
推進コイル5を直接取り付けていく方法、及び軌道1以
外の場所で長さ数十メートルのコンクリートパネル2に
浮上コイル4及び推進コイル5を予め取り付けておき、
これを軌道1上に運んで取り付ける方法の2つの方法が
あるが、ここでは後者の方法について説明する。
【0005】図7は例えば特開平5−276607号公
報に示された従来の軌道1への地上コイル3の取付方法
を説明するための工程図である。
報に示された従来の軌道1への地上コイル3の取付方法
を説明するための工程図である。
【0006】まず、準備段階として、コンクリートパネ
ル2を製造する。図8は従来のコンクリートパネル2の
正面図、図9は図8の左端部拡大図、図10は図8の右
端部拡大図であり、コンクリートパネル2には、複数の
第1及び第2の山部2a,2bが交互に形成されてい
る。さらに、コンクリートパネル2の左端部には第5の
山部2eが形成され、右端部には第3及び第4の山部2
c,2dがそれぞれ形成されている。
ル2を製造する。図8は従来のコンクリートパネル2の
正面図、図9は図8の左端部拡大図、図10は図8の右
端部拡大図であり、コンクリートパネル2には、複数の
第1及び第2の山部2a,2bが交互に形成されてい
る。さらに、コンクリートパネル2の左端部には第5の
山部2eが形成され、右端部には第3及び第4の山部2
c,2dがそれぞれ形成されている。
【0007】図11は図8の左端部における山部2a,
2b,2eの正面形状と断面形状との関係を示す説明
図、図12は図8のA−A線に沿う断面図、図13は図
8のB−B線に沿う断面図、図14は図8のC−C線に
沿う断面図、図15は図8のD−D線に沿う断面図であ
る。
2b,2eの正面形状と断面形状との関係を示す説明
図、図12は図8のA−A線に沿う断面図、図13は図
8のB−B線に沿う断面図、図14は図8のC−C線に
沿う断面図、図15は図8のD−D線に沿う断面図であ
る。
【0008】次に、上記のようなコンクリートパネル2
の第1及び第2の山部2a,2bに、図16及び図17
に示すように、第1及び第2の楔11,12を接着する
(図7のステップS1)。このような楔11,12の接
着工程では、使用する接着剤が速硬性でないため、接着
剤が硬化するまでの数十時間、重力により取付位置がず
れないように、楔11,12を位置決め保持する必要が
ある。ここで、速硬性の接着剤を使用しないのは、速硬
性の接着剤の接着強度が弱く、かつ硬化が早いと取扱い
が難しいためである。
の第1及び第2の山部2a,2bに、図16及び図17
に示すように、第1及び第2の楔11,12を接着する
(図7のステップS1)。このような楔11,12の接
着工程では、使用する接着剤が速硬性でないため、接着
剤が硬化するまでの数十時間、重力により取付位置がず
れないように、楔11,12を位置決め保持する必要が
ある。ここで、速硬性の接着剤を使用しないのは、速硬
性の接着剤の接着強度が弱く、かつ硬化が早いと取扱い
が難しいためである。
【0009】上記のような楔11,12の接着工程の
後、図18に示すように、4種類の推進コイル用シート
ライナ、即ち表側推進コイル固定側シートライナ13、
表側推進コイル反固定側シートライナ14、裏側推進コ
イル固定側シートライナ15、裏側推進コイル反固定側
シートライナ16の貼付を行う(ステップS2)。推進
コイル用シートライナ13〜16を貼り付ける目的は、
(1)うねりのあるコンクリートパネル2表面を平滑に
する(厚みの異なるシートライナを使用)ため、(2)
コンクリートパネル2と推進コイル5とは熱膨張係数が
異なるので両者間の滑り面の摩擦係数を小さくするた
め、(3)アルカリ性のコンクリートパネル2に推進コ
イル5が長期間直接接触して侵されるのを防ぐためであ
る。
後、図18に示すように、4種類の推進コイル用シート
ライナ、即ち表側推進コイル固定側シートライナ13、
表側推進コイル反固定側シートライナ14、裏側推進コ
イル固定側シートライナ15、裏側推進コイル反固定側
シートライナ16の貼付を行う(ステップS2)。推進
コイル用シートライナ13〜16を貼り付ける目的は、
(1)うねりのあるコンクリートパネル2表面を平滑に
する(厚みの異なるシートライナを使用)ため、(2)
コンクリートパネル2と推進コイル5とは熱膨張係数が
異なるので両者間の滑り面の摩擦係数を小さくするた
め、(3)アルカリ性のコンクリートパネル2に推進コ
イル5が長期間直接接触して侵されるのを防ぐためであ
る。
【0010】また、推進コイル用シートライナ13〜1
6を貼り付けるには、使用するシートライナの厚みを決
めるために、シートライナ貼付位置のコンクリートパネ
ル2の凹凸を事前に測定しておかなければならない。
6を貼り付けるには、使用するシートライナの厚みを決
めるために、シートライナ貼付位置のコンクリートパネ
ル2の凹凸を事前に測定しておかなければならない。
【0011】この後、コンクリートパネル2の所定の位
置にスタッドボルト17a〜17dを取り付ける(ステ
ップS3)。図19は図18のスタッドボルト取付部分
の断面図である。コンクリートパネル2には、埋金18
が埋め込まれており、それぞれの埋金18にスタッドボ
ルト17a〜17dがねじ込まれる。また、何らかの要
因でスタッドボルト17a〜17dを交換する必要が生
じたときに、スタッドボルト17a〜17d及び埋金1
8相互のねじ部が焼き付いていると交換ができないた
め、スタッドボルト17a〜17dの取付前に、焼付防
止剤をねじ部に塗布しておく。さらに、スタッドボルト
17a〜17dは、トルクレンチにより所定のトルクで
締め付ける。
置にスタッドボルト17a〜17dを取り付ける(ステ
ップS3)。図19は図18のスタッドボルト取付部分
の断面図である。コンクリートパネル2には、埋金18
が埋め込まれており、それぞれの埋金18にスタッドボ
ルト17a〜17dがねじ込まれる。また、何らかの要
因でスタッドボルト17a〜17dを交換する必要が生
じたときに、スタッドボルト17a〜17d及び埋金1
8相互のねじ部が焼き付いていると交換ができないた
め、スタッドボルト17a〜17dの取付前に、焼付防
止剤をねじ部に塗布しておく。さらに、スタッドボルト
17a〜17dは、トルクレンチにより所定のトルクで
締め付ける。
【0012】次に、図20に示すように、推進コイル5
のうち、裏側推進コイル5Aの取付を行う(ステップS
4)。図21は図20のF−F線に沿う断面図である。
裏側推進コイル5Aを取り付けるには、まず、第2の楔
12の外周面12aに裏側推進コイル5Aとの隙間を無
くすための充填剤を施す。また、コンクリートパネル2
上への配置前の裏側推進コイル5Aの第2の楔12との
接触面5Aa及びスペーサ19との接触面5Abにそれ
ぞれ離型剤を塗布しておく。これは、将来、何らかの理
由で裏側推進コイル5Aを交換しなければならなくなっ
たときに、第2の楔12と及びスペーサ19との分離を
容易にするためである。
のうち、裏側推進コイル5Aの取付を行う(ステップS
4)。図21は図20のF−F線に沿う断面図である。
裏側推進コイル5Aを取り付けるには、まず、第2の楔
12の外周面12aに裏側推進コイル5Aとの隙間を無
くすための充填剤を施す。また、コンクリートパネル2
上への配置前の裏側推進コイル5Aの第2の楔12との
接触面5Aa及びスペーサ19との接触面5Abにそれ
ぞれ離型剤を塗布しておく。これは、将来、何らかの理
由で裏側推進コイル5Aを交換しなければならなくなっ
たときに、第2の楔12と及びスペーサ19との分離を
容易にするためである。
【0013】さらに、配置前のスペーサ19の裏側推進
コイル5Aとの接触面には、充填剤を塗布しておく。こ
の後、裏側推進コイル5Aを図20の位置に配置する。
このとき、裏側推進コイル5Aと第2の楔12とが、充
填剤及び離型剤を介してできるだけ密着するように、図
20の矢印X1方向(図の左方)及び図21の矢印X2
方向(図の下方)に裏側推進コイル5Aを押し付ける。
コイル5Aとの接触面には、充填剤を塗布しておく。こ
の後、裏側推進コイル5Aを図20の位置に配置する。
このとき、裏側推進コイル5Aと第2の楔12とが、充
填剤及び離型剤を介してできるだけ密着するように、図
20の矢印X1方向(図の左方)及び図21の矢印X2
方向(図の下方)に裏側推進コイル5Aを押し付ける。
【0014】裏側推進コイル5Aの配置後、スペーサ1
9を図20に示す位置に取り付ける。このとき、裏側推
進コイル5Aとスペーサ19とが離型剤及び充填剤を介
して密着するように、図20の矢印X1方向にスペーサ
19を押し付ける。また、裏側推進コイル5Aは、図2
0において、直線部分が車両進行方向(図の左右方向)
と平行になるように取り付けなければならない。
9を図20に示す位置に取り付ける。このとき、裏側推
進コイル5Aとスペーサ19とが離型剤及び充填剤を介
して密着するように、図20の矢印X1方向にスペーサ
19を押し付ける。また、裏側推進コイル5Aは、図2
0において、直線部分が車両進行方向(図の左右方向)
と平行になるように取り付けなければならない。
【0015】次に、図21に示すように、スタッドボル
ト17aに座金・ナット20を取り付けて、スペーサ1
9を固定する。このとき、ナットの締付力に過不足がな
いように、トルクレンチで締付トルクを管理する。この
後、スペーサ21を配置し、スタッドボルト17bに座
金・ナット22を取り付けて、スペーサ21を固定す
る。このときも、ナットの締付力に過不足がないように
トルクレンチで締付トルクを管理する。
ト17aに座金・ナット20を取り付けて、スペーサ1
9を固定する。このとき、ナットの締付力に過不足がな
いように、トルクレンチで締付トルクを管理する。この
後、スペーサ21を配置し、スタッドボルト17bに座
金・ナット22を取り付けて、スペーサ21を固定す
る。このときも、ナットの締付力に過不足がないように
トルクレンチで締付トルクを管理する。
【0016】上記のように裏側推進コイル5Aを取り付
けた後、図22に示すように、裏側推進コイル5Aにコ
イル間滑り材23を貼り付ける(ステップS5)。この
とき、コイル間滑り材23の貼付面には、接着材を予め
塗布しておき、裏側推進コイル5Aの表面との間に空気
が入らないように貼り付ける。
けた後、図22に示すように、裏側推進コイル5Aにコ
イル間滑り材23を貼り付ける(ステップS5)。この
とき、コイル間滑り材23の貼付面には、接着材を予め
塗布しておき、裏側推進コイル5Aの表面との間に空気
が入らないように貼り付ける。
【0017】この後、図23に示すように、表側推進コ
イル5Bの取付を行う(ステップS6)。図24は図2
3のG−G線に沿う断面図である。表側推進コイル5B
を取り付けるには、まず、第1の楔11の外周面11a
に表側推進コイル5Bとの隙間を無くすための充填剤を
施す。また、コンクリートパネル2上への配置前の表側
推進コイル5Bの第1の楔11との接触面5Ba及びス
ペーサ24との接触面5Bbにそれぞれ離型剤を塗布し
ておく。これは、将来、何らかの理由で裏側推進コイル
5Aを交換しなければならなくなったときに、第1の楔
11及びスペーサ24との分離を容易にするためであ
る。
イル5Bの取付を行う(ステップS6)。図24は図2
3のG−G線に沿う断面図である。表側推進コイル5B
を取り付けるには、まず、第1の楔11の外周面11a
に表側推進コイル5Bとの隙間を無くすための充填剤を
施す。また、コンクリートパネル2上への配置前の表側
推進コイル5Bの第1の楔11との接触面5Ba及びス
ペーサ24との接触面5Bbにそれぞれ離型剤を塗布し
ておく。これは、将来、何らかの理由で裏側推進コイル
5Aを交換しなければならなくなったときに、第1の楔
11及びスペーサ24との分離を容易にするためであ
る。
【0018】さらに、配置前のスペーサ24の表側推進
コイル5Bとの接触面には、充填剤を塗布しておく。こ
の後、表側推進コイル5Bを図23の位置に配置する。
このとき、表側推進コイル5Bと第1の楔11とが、充
填剤及び離型剤を介してできるだけ密着するように、図
23の矢印X3方向(図の左方)及び図24の矢印X4
方向(図の下方)に表側推進コイル5Bを押し付ける。
コイル5Bとの接触面には、充填剤を塗布しておく。こ
の後、表側推進コイル5Bを図23の位置に配置する。
このとき、表側推進コイル5Bと第1の楔11とが、充
填剤及び離型剤を介してできるだけ密着するように、図
23の矢印X3方向(図の左方)及び図24の矢印X4
方向(図の下方)に表側推進コイル5Bを押し付ける。
【0019】表側推進コイル5Bの配置後、スペーサ2
4を図23に示す位置に取り付ける。このとき、表側推
進コイル5Bとスペーサ24とが離型剤及び充填剤を介
して密着するように、図23の矢印X3方向にスペーサ
24を押し付ける。また、表側推進コイル5Bは、図2
3において、直線部分が車両進行方向(図の左右方向)
と平行になるように取り付けなければならない。この
後、裏側推進コイル5A用のスペーサ19,21のとき
と同様の要領で、表側推進コイル5Bの両側にスペーサ
24,25を取り付け、表側推進コイル5Bを固定す
る。
4を図23に示す位置に取り付ける。このとき、表側推
進コイル5Bとスペーサ24とが離型剤及び充填剤を介
して密着するように、図23の矢印X3方向にスペーサ
24を押し付ける。また、表側推進コイル5Bは、図2
3において、直線部分が車両進行方向(図の左右方向)
と平行になるように取り付けなければならない。この
後、裏側推進コイル5A用のスペーサ19,21のとき
と同様の要領で、表側推進コイル5Bの両側にスペーサ
24,25を取り付け、表側推進コイル5Bを固定す
る。
【0020】上記のように表側推進コイル5Bを取り付
けた後、図25に示すように、ドーナツ状の複数の浮上
コイル用シートライナ26をコンクリートパネル2に貼
り付ける(ステップS7)。これら浮上コイル用シート
ライナ26の機能は、推進コイル用シートライナ13〜
16の場合と同様である。
けた後、図25に示すように、ドーナツ状の複数の浮上
コイル用シートライナ26をコンクリートパネル2に貼
り付ける(ステップS7)。これら浮上コイル用シート
ライナ26の機能は、推進コイル用シートライナ13〜
16の場合と同様である。
【0021】次に、コンクリートパネル2の表面に形成
された斜面27a〜27e(図25の斜線部)に充填剤
を塗布する(ステップS8)。これは、浮上コイル4の
上下方向の位置決めのために浮上コイル4の背面に設け
られた突起部(図示せず)を、斜面27a〜27eに隙
間なく当接させるためである。一方、浮上コイル4の背
面の突起部には、将来、浮上コイル4を何らかの理由で
取り外さなければならなくなったとき、浮上コイル4を
コンクリートパネル2から容易に分離できるように離型
剤を塗布しておく(ステップS9)。
された斜面27a〜27e(図25の斜線部)に充填剤
を塗布する(ステップS8)。これは、浮上コイル4の
上下方向の位置決めのために浮上コイル4の背面に設け
られた突起部(図示せず)を、斜面27a〜27eに隙
間なく当接させるためである。一方、浮上コイル4の背
面の突起部には、将来、浮上コイル4を何らかの理由で
取り外さなければならなくなったとき、浮上コイル4を
コンクリートパネル2から容易に分離できるように離型
剤を塗布しておく(ステップS9)。
【0022】これらの後、図26に示すように、浮上コ
イル4の取付を行う(ステップS10)。図27は図2
6のH−H線に沿う断面図である。浮上コイル4を取り
付けるには、図のように浮上コイル4を配置し、図26
に示す浮上コイルボルト締付位置(浮上コイル用シート
ライナ26の位置と同様)に座金を介してボルト28を
挿入し、コンクリートパネル2に設けられたねじ穴に螺
着する。このとき、浮上コイル4の鉛直方向の位置(運
転時の水平方向の位置)のばらつきは、車両の乗心地に
影響するので、高さのばらつきが無いよう浮上コイル4
の相対位置を精度よく位置決めしなければならない。
イル4の取付を行う(ステップS10)。図27は図2
6のH−H線に沿う断面図である。浮上コイル4を取り
付けるには、図のように浮上コイル4を配置し、図26
に示す浮上コイルボルト締付位置(浮上コイル用シート
ライナ26の位置と同様)に座金を介してボルト28を
挿入し、コンクリートパネル2に設けられたねじ穴に螺
着する。このとき、浮上コイル4の鉛直方向の位置(運
転時の水平方向の位置)のばらつきは、車両の乗心地に
影響するので、高さのばらつきが無いよう浮上コイル4
の相対位置を精度よく位置決めしなければならない。
【0023】以上、地上コイル3(裏側推進コイル5
A、表側推進コイル5B、浮上コイル4)の第1及び第
2の山部2a,2bへの取付方法について説明したが、
次に第4及び第5の山部2d,2e(コンクリートパネ
ル2の両端部)について説明する。但し、ここでは山部
2a,2bとの相異点のみ簡単に説明する。
A、表側推進コイル5B、浮上コイル4)の第1及び第
2の山部2a,2bへの取付方法について説明したが、
次に第4及び第5の山部2d,2e(コンクリートパネ
ル2の両端部)について説明する。但し、ここでは山部
2a,2bとの相異点のみ簡単に説明する。
【0024】まず、図28に示すように、コンクリート
パネル2の正面両端部に断面I形の浮上コイル支え金具
31をボルトで固定する。図29は浮上コイル支え金3
1の側面図である。浮上コイル支え金具31の表面に
は、ねじ穴31aが設けられている。また、浮上コイル
支え金具31は、第5の山部2eと同一高さになるよう
に取り付けられる。
パネル2の正面両端部に断面I形の浮上コイル支え金具
31をボルトで固定する。図29は浮上コイル支え金3
1の側面図である。浮上コイル支え金具31の表面に
は、ねじ穴31aが設けられている。また、浮上コイル
支え金具31は、第5の山部2eと同一高さになるよう
に取り付けられる。
【0025】次に、第1及び第2の楔11,12(図1
6)のときと同じ要領で端部コイル用楔32の接着を行
うとともに、シートライナ13〜16(図18)のとき
と同じ要領で端部コイル用シートライナ33の貼付を行
う。但し、端部コイル用楔32及び端部コイル用シート
ライナ33の形状は、楔11,12やシートライナ13
〜16の形状とはそれぞれ異なっている。
6)のときと同じ要領で端部コイル用楔32の接着を行
うとともに、シートライナ13〜16(図18)のとき
と同じ要領で端部コイル用シートライナ33の貼付を行
う。但し、端部コイル用楔32及び端部コイル用シート
ライナ33の形状は、楔11,12やシートライナ13
〜16の形状とはそれぞれ異なっている。
【0026】この後、図30に示すように、端部推進コ
イル5Cを取り付ける。そして、端部推進コイル5Cの
所定の位置にコイル間滑り材23(図22)を貼り付
け、その上から図31に示すように表側推進コイル5B
を取り付ける。表側推進コイル5Bを取り付けた後、他
の箇所と同様の手順で浮上コイル4の取付を行う。
イル5Cを取り付ける。そして、端部推進コイル5Cの
所定の位置にコイル間滑り材23(図22)を貼り付
け、その上から図31に示すように表側推進コイル5B
を取り付ける。表側推進コイル5Bを取り付けた後、他
の箇所と同様の手順で浮上コイル4の取付を行う。
【0027】ここで、図31の第3の山部2cについて
説明する。第1及び第2の山部2a,2bでは、トラッ
ク形状の裏側及び表側推進コイル5A,5Bの左右の内
周面のうち、楔11,12に当接する方を固定側とし
た。これに対し、第3の山部2cでは、左右両方に楔1
1,12が貼り付けられ、裏側推進コイル5A及び表側
推進コイル5Bの内周面が楔11,12を介して第3の
山部2cに押し付けられ固定される。このような山部2
cは、コンクリートパネル2に1箇所のみ存在する。
説明する。第1及び第2の山部2a,2bでは、トラッ
ク形状の裏側及び表側推進コイル5A,5Bの左右の内
周面のうち、楔11,12に当接する方を固定側とし
た。これに対し、第3の山部2cでは、左右両方に楔1
1,12が貼り付けられ、裏側推進コイル5A及び表側
推進コイル5Bの内周面が楔11,12を介して第3の
山部2cに押し付けられ固定される。このような山部2
cは、コンクリートパネル2に1箇所のみ存在する。
【0028】以上のような従来のコンクリートパネル2
への地上コイル3の取付作業においては、地上コイル3
を載せた搬送台車(図示せず)をコンクリートパネル2
と平行に取付位置まで移動させた後、作業者が搬送台車
から人力で地上コイル3を取り出し、さらにコンクリー
トパネル2の所定の位置まで持ち上げて取り付けてい
た。しかし、作業者の人力による取付方法では、重量物
である地上コイル3を持ち上げたり、あるいは精度よく
位置決め、特に地上コイル3の内周面をコンクリートパ
ネル2に密着させなければならないので、少なくとも3
人から4人の人員が必要であり作業性が悪い。また、重
量物であるので、手が滑って地上コイル3を落下させ破
損させてしまう危険もある。
への地上コイル3の取付作業においては、地上コイル3
を載せた搬送台車(図示せず)をコンクリートパネル2
と平行に取付位置まで移動させた後、作業者が搬送台車
から人力で地上コイル3を取り出し、さらにコンクリー
トパネル2の所定の位置まで持ち上げて取り付けてい
た。しかし、作業者の人力による取付方法では、重量物
である地上コイル3を持ち上げたり、あるいは精度よく
位置決め、特に地上コイル3の内周面をコンクリートパ
ネル2に密着させなければならないので、少なくとも3
人から4人の人員が必要であり作業性が悪い。また、重
量物であるので、手が滑って地上コイル3を落下させ破
損させてしまう危険もある。
【0029】これに対し、地上コイル3の移動のため
に、図32のような簡易吊上装置を使用する方法もあ
る。図32において、41は支柱、42は支柱41に取
り付けられたレールであり、コンクリートパネル2はこ
のレール42に平行に置かれる。43はレール42に沿
って移動する移動体で、モータ44を有している。45
はバランサ46を介して移動体43に吊り下げられてい
る吊り具であり、この吊り具45の下端部に地上コイル
3が吊り下げられる。
に、図32のような簡易吊上装置を使用する方法もあ
る。図32において、41は支柱、42は支柱41に取
り付けられたレールであり、コンクリートパネル2はこ
のレール42に平行に置かれる。43はレール42に沿
って移動する移動体で、モータ44を有している。45
はバランサ46を介して移動体43に吊り下げられてい
る吊り具であり、この吊り具45の下端部に地上コイル
3が吊り下げられる。
【0030】なお、図32の装置は、軌道1以外の場所
でコンクリートパネル2に地上コイル3を取り付ける際
に使用されるが、軌道1に設置したコンクリートパネル
2に地上コイル3を直接取り付ける場合には、図33に
示すように、吊り具45等を支持する支柱47に車輪4
8を設け、コンクリートパネル2の長手方向に全体を移
動可能にした簡易吊上装置を使用している。
でコンクリートパネル2に地上コイル3を取り付ける際
に使用されるが、軌道1に設置したコンクリートパネル
2に地上コイル3を直接取り付ける場合には、図33に
示すように、吊り具45等を支持する支柱47に車輪4
8を設け、コンクリートパネル2の長手方向に全体を移
動可能にした簡易吊上装置を使用している。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の簡
易吊上装置においては、地上コイル3の移動や持ち上げ
を人力によらず行えるものの、地上コイル3の微妙な上
下動を行うことはできないため、コンクリートパネル2
に対する地上コイル3の位置決めを精度良く行うには手
間がかかるという問題点があった。
易吊上装置においては、地上コイル3の移動や持ち上げ
を人力によらず行えるものの、地上コイル3の微妙な上
下動を行うことはできないため、コンクリートパネル2
に対する地上コイル3の位置決めを精度良く行うには手
間がかかるという問題点があった。
【0032】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、推進コイルの
取付高さの調整を容易に行うことができ、推進コイルの
位置決め作業の作業性を向上させることができる推進コ
イル取付工具を得ることを目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、推進コイルの
取付高さの調整を容易に行うことができ、推進コイルの
位置決め作業の作業性を向上させることができる推進コ
イル取付工具を得ることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
気浮上式鉄道の推進コイル取付工具は、磁気浮上式鉄道
の軌道を構成するコンクリートパネルに取り付けられる
ベースと、このベースに上下動可能に設けられ、コンク
リートパネルに取り付けられる推進コイルを支持するト
レイと、ベースに設けられ、トレイを上動させて推進コ
イルを取付高さに移動させるコイル持上手段とを備えた
ものである。
気浮上式鉄道の推進コイル取付工具は、磁気浮上式鉄道
の軌道を構成するコンクリートパネルに取り付けられる
ベースと、このベースに上下動可能に設けられ、コンク
リートパネルに取り付けられる推進コイルを支持するト
レイと、ベースに設けられ、トレイを上動させて推進コ
イルを取付高さに移動させるコイル持上手段とを備えた
ものである。
【0034】請求項2の発明に係る磁気浮上式鉄道の推
進コイル取付工具は、コイル持上手段が、入力軸を手動
で回転可能な小形減速機と、この小形減速機の出力軸の
回転をトレイの上下動として伝達する伝達機構とを有す
るものである。
進コイル取付工具は、コイル持上手段が、入力軸を手動
で回転可能な小形減速機と、この小形減速機の出力軸の
回転をトレイの上下動として伝達する伝達機構とを有す
るものである。
【0035】請求項3の発明に係る磁気浮上式鉄道の推
進コイル取付工具は、小形減速機が一組の傘歯車を有し
ており、その入力軸と出力軸とが直角に配置されている
ものである。
進コイル取付工具は、小形減速機が一組の傘歯車を有し
ており、その入力軸と出力軸とが直角に配置されている
ものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
による推進コイル取付工具を示す正面図、図2は図1の
要部断面図であり、図3〜図33と同一又は相当部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
による推進コイル取付工具を示す正面図、図2は図1の
要部断面図であり、図3〜図33と同一又は相当部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0037】図において、51はコンクリートパネル2
のボルト穴に固定ねじ52を螺着することによりコンク
リートパネル2に取り付けられているベース、53は固
定ねじ52を回すためのノブ、54はベース51をコン
クリートパネル2に対して鉛直に位置決めするための当
て板、55はリニアベアリング56を介してベース51
に上下動可能に取り付けられ、裏側又は表側推進コイル
5A,5Bを支持するトレイ、57はトレイ55のコイ
ル支持面に設けられている樹脂板、58はトレイ55の
端部に設けられ、推進コイル5A,5Bをトレイ55上
に仮置きする際の案内ガイドを兼ねるガイド把手であ
る。
のボルト穴に固定ねじ52を螺着することによりコンク
リートパネル2に取り付けられているベース、53は固
定ねじ52を回すためのノブ、54はベース51をコン
クリートパネル2に対して鉛直に位置決めするための当
て板、55はリニアベアリング56を介してベース51
に上下動可能に取り付けられ、裏側又は表側推進コイル
5A,5Bを支持するトレイ、57はトレイ55のコイ
ル支持面に設けられている樹脂板、58はトレイ55の
端部に設けられ、推進コイル5A,5Bをトレイ55上
に仮置きする際の案内ガイドを兼ねるガイド把手であ
る。
【0038】59はベース51に取り付けられている小
形減速機であり、この小形減速機は、一組の傘歯車(図
示せず)を有し、入力軸と出力軸とが直角に配置されて
いる。60は小形減速機59の入力軸を手動で回転させ
るためのハンドホイール、61は小形減速機59の出力
軸上に連結され、出力軸と一体に回転するねじ(並目ね
じ)、62はねじ61に螺合しているとともにトレイ5
5に固定されているナットであり、これらのねじ61及
びナット62により、小形減速機59の出力軸の回転を
トレイ55の上下動として伝達する伝達機構63が構成
されている。
形減速機であり、この小形減速機は、一組の傘歯車(図
示せず)を有し、入力軸と出力軸とが直角に配置されて
いる。60は小形減速機59の入力軸を手動で回転させ
るためのハンドホイール、61は小形減速機59の出力
軸上に連結され、出力軸と一体に回転するねじ(並目ね
じ)、62はねじ61に螺合しているとともにトレイ5
5に固定されているナットであり、これらのねじ61及
びナット62により、小形減速機59の出力軸の回転を
トレイ55の上下動として伝達する伝達機構63が構成
されている。
【0039】64はハウジング65によりベース51に
固定され、ねじ61の回転を円滑にして軸力を受けるベ
アリング、66はベアリング64の内輪をねじ61に取
り付けるベアリングナットである。また、この実施の形
態のコイル持上手段67は、小形減速機59,ハンドホ
イール60,伝達機構63,ベアリング64,ハウジン
グ65及びベアリングナット65により構成されてい
る。さらに、推進コイル5A,5Bの設置場所は屋外に
あり雨風に曝される可能性が高く、またクレーンなどの
搬送手段のない場所では人手により搬送する必要がある
ため、即ち錆や腐食の発生防止と軽量化のために、工具
の大部分がアルミニウムやプラスチックにより構成され
ている。
固定され、ねじ61の回転を円滑にして軸力を受けるベ
アリング、66はベアリング64の内輪をねじ61に取
り付けるベアリングナットである。また、この実施の形
態のコイル持上手段67は、小形減速機59,ハンドホ
イール60,伝達機構63,ベアリング64,ハウジン
グ65及びベアリングナット65により構成されてい
る。さらに、推進コイル5A,5Bの設置場所は屋外に
あり雨風に曝される可能性が高く、またクレーンなどの
搬送手段のない場所では人手により搬送する必要がある
ため、即ち錆や腐食の発生防止と軽量化のために、工具
の大部分がアルミニウムやプラスチックにより構成され
ている。
【0040】次に、動作について説明する。推進コイル
取付工具は、浮上コイル取付用のボルト穴を利用して、
固定ねじ52によりコンクリートパネル2に取り付けら
れる。このとき、コンクリートパネル2の突起部の傾斜
部に当て板54を当て、工具を水平に保ってノブ53を
手動で回して固定する。この後、ガイド把手58に沿っ
て裏側又は表側推進コイル5A,5Bをトレイ55上に
仮置きする。ガイド把手58は、工具の持ち運びの際に
も使用される。また、トレイ55は、両推進コイル5
A,5Bの取付に共用できるように、十分な長さの奥行
き寸法を有している。
取付工具は、浮上コイル取付用のボルト穴を利用して、
固定ねじ52によりコンクリートパネル2に取り付けら
れる。このとき、コンクリートパネル2の突起部の傾斜
部に当て板54を当て、工具を水平に保ってノブ53を
手動で回して固定する。この後、ガイド把手58に沿っ
て裏側又は表側推進コイル5A,5Bをトレイ55上に
仮置きする。ガイド把手58は、工具の持ち運びの際に
も使用される。また、トレイ55は、両推進コイル5
A,5Bの取付に共用できるように、十分な長さの奥行
き寸法を有している。
【0041】さらに、トレイ55上で推進コイル5A,
5Bを微動させると、推進コイル5A,5Bに傷が入る
可能性があるため、トレイ55上には樹脂板57が設け
られている。このため、樹脂板57は、摩擦係数が小さ
く、かつ推進コイル5A,5Bをモールドしている樹脂
よりも柔らかい樹脂により構成されている。さらにま
た、トレイ55は、推進コイル5A,5Bの水平方向の
重心線上を押し上げるように重心の下に配置される。
5Bを微動させると、推進コイル5A,5Bに傷が入る
可能性があるため、トレイ55上には樹脂板57が設け
られている。このため、樹脂板57は、摩擦係数が小さ
く、かつ推進コイル5A,5Bをモールドしている樹脂
よりも柔らかい樹脂により構成されている。さらにま
た、トレイ55は、推進コイル5A,5Bの水平方向の
重心線上を押し上げるように重心の下に配置される。
【0042】このようにして、トレイ55上に推進コイ
ル5A,5Bを仮置きした後、ハンドホイール60を手
動で回して、トレイ55を上動させ、推進コイル5A,
5Bを所定の取付高さまで移動させる。コイル持上手段
67は、小形減速機59を有しているので、小さな力で
推進コイル5A,5Bを徐々に持ち上げることができ、
位置決め作業が容易である。また、小形減速機59には
傘歯車が組み込まれており、入力軸が作業者の手前側
(図2の右方向)へ延びているので、作業がさらに容易
である。さらに、ハンドホイール60は、中心から力の
作用点までの距離を十分にとっており、小さな接線力で
大きなトルクを発生する。
ル5A,5Bを仮置きした後、ハンドホイール60を手
動で回して、トレイ55を上動させ、推進コイル5A,
5Bを所定の取付高さまで移動させる。コイル持上手段
67は、小形減速機59を有しているので、小さな力で
推進コイル5A,5Bを徐々に持ち上げることができ、
位置決め作業が容易である。また、小形減速機59には
傘歯車が組み込まれており、入力軸が作業者の手前側
(図2の右方向)へ延びているので、作業がさらに容易
である。さらに、ハンドホイール60は、中心から力の
作用点までの距離を十分にとっており、小さな接線力で
大きなトルクを発生する。
【0043】また、小形減速機59の入力軸の回転を止
めると、推進コイル5A,5Bの荷重でねじ山に摩擦力
が発生し、ねじ61が逆回りするのが防止され、所定の
位置で推進コイル5A,5Bを停止させることができ
る。さらに、トレイ55の上動はリニアベアリング56
により案内されるので、推進コイル5A,5Bを鉛直方
向へ精度良く低摩擦で移動させることができる。この実
施の形態の工具により所定の取付高さに移動された後の
推進コイル5A,5Bの固定方法は、上述した従来例と
ほぼ同様であり、推進コイル5A,5Bの固定後、この
実施の形態の工具はコンクリートパネル2から撤去され
る。
めると、推進コイル5A,5Bの荷重でねじ山に摩擦力
が発生し、ねじ61が逆回りするのが防止され、所定の
位置で推進コイル5A,5Bを停止させることができ
る。さらに、トレイ55の上動はリニアベアリング56
により案内されるので、推進コイル5A,5Bを鉛直方
向へ精度良く低摩擦で移動させることができる。この実
施の形態の工具により所定の取付高さに移動された後の
推進コイル5A,5Bの固定方法は、上述した従来例と
ほぼ同様であり、推進コイル5A,5Bの固定後、この
実施の形態の工具はコンクリートパネル2から撤去され
る。
【0044】このような工具によれば、各種サイズの推
進コイル5A,5Bの人手による取付高さの調整作業が
容易になり、推進コイル5A,5Bの位置決め作業の作
業性が向上する。
進コイル5A,5Bの人手による取付高さの調整作業が
容易になり、推進コイル5A,5Bの位置決め作業の作
業性が向上する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具は、コンクリート
パネルにベースを取り付け、トレイ上に推進コイルを載
せて、コイル持上手段によりトレイを上下動させること
により、推進コイルの取付高さの調整を行うようにした
ので、推進コイルの取付高さの調整を容易に行うことが
でき、推進コイルの位置決め作業の作業性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具は、コンクリート
パネルにベースを取り付け、トレイ上に推進コイルを載
せて、コイル持上手段によりトレイを上下動させること
により、推進コイルの取付高さの調整を行うようにした
ので、推進コイルの取付高さの調整を容易に行うことが
でき、推進コイルの位置決め作業の作業性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0046】請求項2の発明の磁気浮上式鉄道の推進コ
イル取付工具は、入力軸を手動で回転可能な小形減速機
をコイル持上手段に設けたので、上記請求項1の発明と
同様の効果に加えて、推進コイルを小さな力で徐々に持
ち上げることができ、推進コイルの位置決め作業の作業
性を一層向上させることができるという効果を奏する。
イル取付工具は、入力軸を手動で回転可能な小形減速機
をコイル持上手段に設けたので、上記請求項1の発明と
同様の効果に加えて、推進コイルを小さな力で徐々に持
ち上げることができ、推進コイルの位置決め作業の作業
性を一層向上させることができるという効果を奏する。
【0047】請求項3の発明の磁気浮上式鉄道の推進コ
イル取付工具は、小形減速機が一組の傘歯車を有してお
り、その入力軸と出力軸とが直角に配置されているの
で、上記請求項2の発明と同様の効果に加えて、入力軸
を作業に適した向きに配置し、作業性をさらに向上させ
ることができるという効果を奏する。
イル取付工具は、小形減速機が一組の傘歯車を有してお
り、その入力軸と出力軸とが直角に配置されているの
で、上記請求項2の発明と同様の効果に加えて、入力軸
を作業に適した向きに配置し、作業性をさらに向上させ
ることができるという効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態の一例による推進コイ
ル取付工具を示す正面図である。
ル取付工具を示す正面図である。
【図2】 図1の要部断面図である。
【図3】 従来の磁気浮上式鉄道を示す斜視図である。
【図4】 図3の断面図である。
【図5】 図3の車両本体の要部側面図である。
【図6】 図3の軌道を示す斜視図である。
【図7】 従来の軌道への地上コイルの取付方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
【図8】 従来の軌道を構成するコンクリートパネルを
示す正面図である。
示す正面図である。
【図9】 図8の左端部拡大図である。
【図10】 図8の右端部拡大図である。
【図11】 図8の左端部における山部の正面形状と断
面形状との関係を示す説明図である。
面形状との関係を示す説明図である。
【図12】 図8のA−A線に沿う断面図である。
【図13】 図8のB−B線に沿う断面図である。
【図14】 図8のC−C線に沿う断面図である。
【図15】 図8のD−D線に沿う断面図である。
【図16】 図8の第1及び第2の山部に楔を接着した
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図17】 図16のE−E線に沿う断面図である。
【図18】 図16のコンクリートパネルに推進コイル
用シートライナを貼り付けた状態を示す正面図であるで
ある。
用シートライナを貼り付けた状態を示す正面図であるで
ある。
【図19】 図18のスタッドボルト取付部分の断面図
である。
である。
【図20】 図18のコンクリートパネルに裏側推進コ
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
【図21】 図20のF−F線に沿う断面図である。
【図22】 図20の裏側推進コイルにコイル間滑り材
を貼り付けた状態を示す正面図である。
を貼り付けた状態を示す正面図である。
【図23】 図22のコンクリートパネルに表側推進コ
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
【図24】 図23のG−G線に沿う断面図である。
【図25】 図23のコンクリートパネルに浮上コイル
用シートライナを貼り付けた状態を示す正面図である。
用シートライナを貼り付けた状態を示す正面図である。
【図26】 図25のコンクリートパネルに浮上コイル
を取り付けた状態を示す正面図である。
を取り付けた状態を示す正面図である。
【図27】 図26のH−H線に沿う断面図である。
【図28】 図8のコンクリートパネルの両端部に浮上
コイル支え金、端部コイル用楔、及び端部コイル用シー
トライナを取り付けた状態を示す正面図である。
コイル支え金、端部コイル用楔、及び端部コイル用シー
トライナを取り付けた状態を示す正面図である。
【図29】 図28の浮上コイル支え金具を示す側面図
である。
である。
【図30】 図28のコンクリートパネルに端部推進コ
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
イルを取り付けた状態を示す正面図である。
【図31】 図8のコンクリートパネルの右端部に裏側
推進コイル、表側推進コイル、及び端部推進コイルを取
り付けた状態を示す正面図である。
推進コイル、表側推進コイル、及び端部推進コイルを取
り付けた状態を示す正面図である。
【図32】 地上コイルを軌道以外の場所でコンクリー
トパネルに取り付ける際に使用される簡易吊上装置の一
例を示す構成図である。
トパネルに取り付ける際に使用される簡易吊上装置の一
例を示す構成図である。
【図33】 地上コイルを軌道に施設されたコンクリー
トパネルに取り付ける際に使用される簡易吊上装置の一
例を示す構成図である。
トパネルに取り付ける際に使用される簡易吊上装置の一
例を示す構成図である。
1 軌道、2 コンクリートパネル、5A 裏側推進コ
イル、5B 表側推進コイル、51 ベース、55 ト
レイ、59 小形減速機、63 伝達手段、67 コイ
ル持上手段。
イル、5B 表側推進コイル、51 ベース、55 ト
レイ、59 小形減速機、63 伝達手段、67 コイ
ル持上手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 明正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 政野 郁夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮瀬 治夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気浮上式鉄道の軌道を構成するコンク
リートパネルに取り付けられるベースと、 このベースに上下動可能に設けられ、上記コンクリート
パネルに取り付けられる推進コイルを支持するトレイ
と、 上記ベースに設けられ、上記トレイを上動させて上記推
進コイルを取付高さに移動させるコイル持上手段とを備
えていることを特徴とする磁気浮上式鉄道の推進コイル
取付工具。 - 【請求項2】 コイル持上手段は、入力軸を手動で回転
可能な小形減速機と、この小形減速機の出力軸の回転を
上記トレイの上下動として伝達する伝達機構とを有して
いることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上式鉄道の
推進コイル取付工具。 - 【請求項3】 小形減速機は、一組の傘歯車を有してお
り、入力軸と出力軸とが直角に配置されていることを特
徴とする請求項2記載の磁気浮上式鉄道の推進コイル取
付工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29870496A JPH10140504A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29870496A JPH10140504A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10140504A true JPH10140504A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17863213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29870496A Pending JPH10140504A (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 磁気浮上式鉄道の推進コイル取付工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10140504A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108330753A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-27 | 成都市新筑路桥机械股份有限公司 | 一种磁悬浮交通轨道系统 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP29870496A patent/JPH10140504A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108330753A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-27 | 成都市新筑路桥机械股份有限公司 | 一种磁悬浮交通轨道系统 |
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