JPH10140537A - コンクリート搬送装置 - Google Patents

コンクリート搬送装置

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Publication number
JPH10140537A
JPH10140537A JP29660296A JP29660296A JPH10140537A JP H10140537 A JPH10140537 A JP H10140537A JP 29660296 A JP29660296 A JP 29660296A JP 29660296 A JP29660296 A JP 29660296A JP H10140537 A JPH10140537 A JP H10140537A
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JP
Japan
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concrete
dam
arm
overhang
climbing
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Pending
Application number
JP29660296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimada
洋 嶋田
Shigemi Sato
成美 佐藤
Kazuo Miyazawa
和夫 宮沢
Yoichi Fukumoto
洋一 福元
Shigeru Okano
茂 岡野
Masahiro Fujita
昌弘 藤田
Toshikatsu Mizuno
敏勝 水野
Kimio Nishifuji
喜美雄 西藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
IHI Corp
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダム堤体と案内部材の間隔が変化しても容易
且つ安全に而も能率的にダム堤体頂部にコンクリートを
供給できるようにする。 【解決手段】 コンクリート打設によって形成されたダ
ム堤体1の側壁面に沿って設置され且つ上方に延長可能
なマスト3と、マスト3に反力をとりつつ上昇可能なク
ライミングステージ8と、ダム堤体1上に張出すように
クライミングステージ8に備えた張出アーム23,2
3’と、コンクリートCを搭載可能で且つマスト3に沿
って昇降可能な昇降バケット14,14’と、張出アー
ム23,23’に沿って走行可能で且つ昇降バケット1
4,14’の搬送経路に侵入して昇降バケット14,1
4’からコンクリートを受けて張出アーム23,23’
の先端からダム堤体1上に供給する台車ホッパー36と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートの打
設によって順次高さが変化するダム堤体上にコンクリー
トを供給するコンクリート搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からダム建設には、面状に広くコン
クリートを打設していくRCD(Roller Com
pacted Dam Concrete)工法や拡張
レヤー打設工法等が採用されており、該工法は、既にコ
ンクリート打設で形成されたダム堤体上に一層ずつコン
クリート打設層を積み重ねてダム堤体を上方に構築して
行くものである。
【0003】従って、こうした工法では、既に形成され
たダム堤体上に、新たな層を形成するためのコンクリー
トを搬送する必要があり、このため従来では、コンクリ
ート混練設備等をダム堤体頂部近傍であって該堤体頂部
よりやや高い位置に設け、これよりさらに高い位置にケ
ーブルクレーンを設置し該ケーブルクレーンを用いてコ
ンクリートやその他の資機材を搬送したり、ダムの掘削
面にインクライン設備を設け該インクライン設備を用い
てダム堤体上にコンクリートや資機材を降ろしたり、さ
らにはベルトコンベアで河床部から搬送する方法等が採
用されている。
【0004】しかし、上記したケーブルクレーンを用い
る場合には、主に以下の問題があった。
【0005】(1)コンクリート混練設備及びケーブル
クレーンを設置するための広い用地がダム堤体頂部付近
に必要となるため、該ダム堤体頂部付近の山を大きく削
り取って用地を確保する必要があり、自然環境保全や景
観上の観点から好ましくない。
【0006】(2)ケーブルクレーンのバケット等が作
業者の上方を移動するため作業者の安全確保に一層の注
意を払わなければならない。
【0007】上記したインクライン設備を用いる場合に
は、主に以下の問題があった。
【0008】(1)ケーブルクレーンの場合と同様、コ
ンクリート混練設備を設置するための広い用地がダム堤
体頂部付近に必要となるため、該ダム堤体頂部付近の山
を大きく削り取って用地を確保する必要があり、自然環
境や景観上の観点から好ましくない。
【0009】(2)台車を走行させるレール設備を、ダ
ムの掘削面のダム堤体頂部から河床に至る間に予め設置
しなければならないため、ダムの打設開始に先立ってレ
ール設備下面全体の岩盤について岩盤検査を受ける必要
があり、またレールを前もって上から下まで全部を敷設
しなければ稼動できない構造であり、よって、ダムコン
クリートの打設開始に対する工程上の制約がある。加え
てコンクリート打設の進捗と共にインクラインレール設
備の撤去、基礎コンクリートの撤去等の作業を行わなけ
ればダムコンクリートの打設作業を進行できない。した
がって、必然的に工期が長くなってしまう。
【0010】上記したベルトコンベアで河床部から搬送
する場合には、以下の問題があった。
【0011】(1)コンクリート打設面の上昇に伴うベ
ルトコンベアラインの盛替が大変であり、また、ベルト
コンベアの敷設に伴う地山の切取りが発生するため、必
然的に工期が長くなってしまう。
【0012】上記したような従来方式の問題点に鑑み
て、近年では特開平7−305326号公報に示される
ようなクライミング式の資機材搬送装置が提案されてい
る。
【0013】このクライミング式の資機材搬送装置で
は、コンクリート打設によって形成されるダム堤体の下
流或いは上流近傍の河床部に、ダム堤体の高さに応じて
分割体を順次上部に継ぎ足すようにした案内部材を立設
し、該案内部材に沿って架台を上昇させるようにし、該
架台に設けた巻上装置によりコンクリートを搭載した昇
降バケットからなる搬送器を吊り上げて、架台位置から
ダム堤体上のダンプカーにコンクリートを供給し、該ダ
ンプカーに受けたコンクリートをダム堤体上における前
記架台に対して遠い位置から順次打設を行い、最後に前
記ダンプカーを搬送器に乗せて下部に降ろして、前記架
台近傍のダム堤体上のコンクリート打設を行うことによ
り、一つの層の打設を完了させ、再び前記搬送器により
ダンプカーをダム堤体上に搬送し、前記と同様の操作に
より次の層の打設を行うようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したダム
堤体は、下部の厚さが厚く上部が薄くなるように形成さ
れているために、ダム堤体の近傍に鉛直に備えられる案
内部材の高さが高くなると、ダム堤体の頂部と架台との
間隔が大きくなってしまい、このために、架台からダム
堤体上のダンプカーにコンクリートを供給するために、
ダム堤体の頂部に、架台側に突出した固定ステージを設
ける必要があり、この固定ステージの建設が大変である
と共に、この固定ステージの建設によってダム堤体の表
面に美観上の悪影響を及ぼす虞れがあり、更に固定ステ
ージの先端までダンプカーが後退移動してコンクリート
を受けるために移動に時間がかかると共に作業に危険を
伴うという問題点がある。
【0015】本発明は、上記したクライミング式の資機
材搬送装置のもつ問題点を解決すべくなしたものであ
り、その目的とするところは、ダム堤体と案内部材の間
隔が変化しても容易且つ安全に而も能率的にダム堤体頂
部にコンクリートを供給することができるダム建設の施
工に好適なコンクリート搬送装置を提供するものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のコンクリート搬送装置は、コンクリート打設によって
形成されたダム堤体の側壁面に沿って設置され且つ上方
に延長可能な案内部材と、該案内部材に反力をとりつつ
上昇可能なクライミングステージと、前記ダム堤体上に
張出すようにクライミングステージに備えた張出アーム
と、コンクリートを搭載可能で且つ前記案内部材に沿っ
て昇降可能なコンクリート搬送器と、前記張出アームに
沿って走行可能で且つ前記コンクリート搬送器の搬送経
路に侵入してコンクリート搬送器からコンクリートを受
けて張出アームの先端からダム堤体上に供給するように
した台車ホッパーとを備えていることを特徴としてい
る。
【0017】本発明の請求項2に記載のコンクリート搬
送装置は、張出アームの基端部が、クライミングステー
ジに起伏可能に取付けられ、張出アームの先端部がワイ
ヤロープにより起伏可能に支持されていることを特徴と
している。
【0018】本発明の請求項3に記載のコンクリート搬
送装置は、張出アームの基端部が、旋回装置によりクラ
イミングステージに対して水平旋回可能に取付けられて
いることを特徴としている。
【0019】本発明の請求項4に記載のコンクリート搬
送装置は、張出アームの先端部に、コンクリートの落下
方向を変更可能なチルト装置を備えていることを特徴と
している。
【0020】請求項1に記載の発明では、クライミング
ステージに、台車ホッパーが走行可能に備えられた張出
アームをダム堤体上に張出すように備えているので、ダ
ム堤体とコンクリート搬送装置のクライミングステージ
との間に広い間隔があっても、昇降バケットによって運
ばれてきたコンクリートを、台車ホッパーの走行により
ダム堤体上に安全確実に而も能率的に供給することがで
きる。
【0021】請求項2に記載の発明では、張出アームの
基端部が、クライミングステージに起伏可能に取付けら
れ、且つ張出アームの先端部がワイヤロープにより起伏
可能に支持されているので、ダム堤体上のダンプカーと
張出アームの先端との高さ間隔が常に一定になるように
調節することができ、従って常にダンプカーに近い同じ
高さ位置からコンクリートを落下させるようにして、コ
ンクリートが跳ね飛んだりすることを防止してコンクリ
ートを確実にダンプカーに供給することができる。
【0022】請求項3に記載の発明では、張出アームの
基端部が、旋回装置によりクライミングステージに対し
て水平旋回可能に取付けられているので、クライミング
クレーンにより連結部材を吊り上げてダム堤体とマスト
との間を連結する際に、張出アームを旋回させて逃がし
ておくことにより、連結部材取付のための作業スペース
を確保して、連結部材の取付作業を容易に行うことがで
きる。また、コンクリート層の打設の終盤において、ダ
ンプカーを吊り降ろしてしまった後の張出アーム近傍の
ダム堤体上に、張出アームを旋回させながら直接コンク
リートを供給して打設することができ、よって、コンク
リート層の終盤の打設作業を容易に行うことができる。
【0023】請求項4に記載の発明では、張出アームの
先端部に、コンクリートの落下方向を変更可能なチルト
装置を備えているので、ダンプカー上にコンクリートを
均一にしかも骨材分離を抑制しながら積載することがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0025】図1〜図6は本発明を実施する形態の一例
を示したもので、該形態例において、ダム堤体の形成
は、面状に広くコンクリートを打設していくRCD工法
や拡張レヤー打設工法等が採用される。
【0026】図1〜図3中、1は既にコンクリート打設
により形成されたダム堤体、2はダム堤体1の下流又は
上流(図1では下流)の近傍に設けられたコンクリート
搬送装置を夫々示している。コンクリート搬送装置2
は、ダム堤体1の近傍において鉛直方向に延びる4本の
案内部材であるマスト3を有しており、各マスト3は、
複数の分割体3aが長さ方向に連結されており、上方に
順次継ぎ足すことができるようになっている。
【0027】4本のマスト3は、座屈が生じない程度の
ピッチで取付けられる連結部材4によってダム堤体1に
支持されている。ここで、各マスト3は、その下部がダ
ム堤体1の下流側の河床部に設置されており、その上部
は既に形成されたダム堤体1の上方まで延在されてい
る。
【0028】前記4本のマスト3の既に形成されたダム
堤体1より上側には、マスト3に沿って昇降でき且つ上
部ロックシリンダ5によりマスト3に対して固定、解除
が可能な頂部フレーム6が設けられており、更に該頂部
フレーム6の下側には、マスト3に沿って昇降でき且つ
下部ロックシリンダ7によりマスト3に対して固定、解
除が可能なクライミングステージ8が設けられており、
前記頂部フレーム6とクライミングステージ8との間
は、頂部フレーム6上に設けられたパワーユニット6’
により駆動される鉛直のメインシリンダ9によって接続
されている。
【0029】前記頂部フレーム6の上側に突出している
マスト3のうちの1本の上端には、前記マスト3の上端
に分割体3aを吊り上げて接続するためのクライミング
クレーン10が備えられている。
【0030】従って、クライミングクレーン10にて分
割体3aを吊り上げてマスト3上に接続し、続いて下部
ロックシリンダ7でクライミングステージ8をマスト3
に固定した状態で上部ロックシリンダ5の固定を解除
し、続いてメインシリンダ9を伸張させて頂部フレーム
6を上昇させた後、前記上部ロックシリンダ5により頂
部フレーム6をマスト3に固定し、再びマスト3の上端
に分割体3aを接続する操作を繰返すことにより、ダム
堤体1の高さが高くなるのに追随してクライミングステ
ージ8の高さ位置を上昇させることができるようになっ
ている。
【0031】また、前記クライミングクレーン10を取
付けている1本のマスト3は、他のマスト3より上方に
延長されていて、この延長部には、前記クライミングス
テージ8のクライミング装置と同様のクレーン用クライ
ミング装置が備えられている。
【0032】即ち、前記クライミングクレーン10の旋
回台10aの下部に固定され、前記1本のマスト3に着
脱が可能な上部フレーム11と、マスト3に着脱可能な
下部移動フレーム12と、前記上部フレーム11と下部
移動フレーム12との間に設けられてパワーユニット1
2a’によって駆動される上部シリンダ12aとを備え
ており、クライミングクレーン10の旋回台10aを貫
通して上方に延びている1本のマスト3の上端に、前記
クライミングクレーン10により分割体3aを吊り上げ
で接続し、更に下部移動フレーム12をマスト3に固定
し、上部フレーム11とマスト3の固定を解除した状態
で、上部シリンダ12aを伸長することにより上部フレ
ーム11及びクライミングクレーン10を前記一本のマ
スト3に沿って上昇させて上部フレーム11をマスト3
に固定する、という操作を繰返すことによってクライミ
ングクレーン10の上昇を行うようにしている。
【0033】前記マスト3の内、ダム堤体1に近い側の
2本のマスト3の間には、図4、図5に示すように、4
本のガイドレール13,13,13’,13’が上下方
向に沿うようにマスト3に支持して設けられており、一
側のガイドレール13,13間と、他側のガイドレール
13’,13’間には、夫々ガイドレール13,13,
13’,13’によって側面が支持されて上下に案内さ
れるようにした搬送器である昇降バケット14,14’
が備えられており、該昇降バケット14,14’は、地
上に設けられたウィンチ15(図3)からの昇降ワイヤ
16によりクライミングステージ8に備えられたプーリ
17(図4)を介して別個に吊り上げ下げ可能に支持さ
れている。
【0034】これらの昇降バケット14,14’は、図
4に示すように上部にコンクリートを受ける上部開口を
備えており、更に昇降バケット14,14’の下部のダ
ム堤体1側には、所定範囲に下部開口が設けられてい
て、該下部開口を、油圧駆動の開閉シリンダ18で回動
されるようにした下部蓋体19により開閉可能になって
いる。
【0035】ダム下流の河床部には、図1〜図3に示す
ように、諸材料を所定の配合比率で混錬してコンクリー
トを製造するコンクリート混練設備20が設けられてお
り、このコンクリート混練設備20からレール21,2
1上を走行可能な2台のトランスファーカ22によりコ
ンクリートをコンクリート搬送装置2位置まで搬送し、
前記トランスファーカ22から前記昇降バケット14,
14’にコンクリートを供給するようにしている。
【0036】前記クライミングステージ8には、図4、
図5に示すように、前記昇降バケット14,14’に対
応してダム堤体1上に張出すようにした2本の張出アー
ム23,23’が設けられている。張出アーム23,2
3’は、コンクリート搬送装置2のクライミングステー
ジ8とダム堤体1との間隔が最大になってもその先端部
がダム堤体1上に届く長さとなっている。
【0037】各張出アーム23,23’は、クライミン
グステージ8側の基端に設けられた俯仰軸24によりク
ライミングステージ8に対して俯仰可能に支持されてお
り、張出アーム23,23’上に備えられた起伏ウィン
チ25から繰り出されて、クライミングステージ8の上
部位置と張出アーム23,23’の先端位置との間に掛
け渡されたワイヤロープ26により、自在に俯仰を行え
るようになっていると共に、旋回装置27によって独自
に旋回できるように支持されている。
【0038】図6は旋回装置27の一例を示したもの
で、前記俯仰軸24を上部に備えた旋回ブラケット28
が旋回軸受29によりクライミングステージ8に旋回可
能に支持されており、且つ前記旋回ブラケット28の内
側下端には内側リングギヤ30が設けてあり、該内側リ
ングギヤ30に噛合する駆動ピニオン31を備えた旋回
駆動モータ32が前記クライミングステージ8に設けら
れている。
【0039】前記張出アーム23,23’の夫々の上部
にはレール33が設けられており、該レール33上に
は、図示しない走行駆動装置によりレール33に沿って
走行し得るようにした走行台車34と、該走行台車34
上に支持されて下部に開閉蓋35を備えた貯留ホッパー
36’とからなる台車ホッパー36が備えられている。
【0040】更に、前記台車ホッパー36が、前記昇降
バケット14,14’が昇降する搬送経路に侵入して昇
降バケット14,14’からのコンクリートを受けられ
るように、前記クライミングステージ8における前記レ
ール33の延長位置には固定レール37が設けられてい
る。
【0041】また、前記張出アーム23,23’の先端
下部には、前記台車ホッパー36からのコンクリートC
を受けて落下方向を変更してダム堤体1頂部上のダンプ
カー38に供給するチルト装置39を備えている。
【0042】チルト装置は39は、図4に示すように、
張出アーム23,23’の先端下部に上端が回動可能に
取付けられたチルトシュート40と、該チルトシュート
40の回動を駆動するチルト用シリンダ41とを備えて
いる。
【0043】以下、上記図1〜図6に示した実施の形態
例の作用を説明する。
【0044】図2に示したコンクリート搬送装置2のク
ライミングステージ8に備えた張出アーム23,23’
の高さが、コンクリートの打設によって形成されるダム
堤体1の高さより高くなるように、マスト3の上端に分
割体3aを継ぎ足してクライミングステージ8及びクラ
イミングクレーン10のクライミングを行う。
【0045】図1のコンクリート混練設備20で混練さ
れたコンクリートは、トランスファーカ22によりコン
クリート搬送装置2位置までレール21上を搬送された
後、ガイドレール13,13,13’,13’に沿って
最下端位置まで下降した昇降バケット14,14’に供
給される。
【0046】コンクリートが供給された昇降バケット1
4,14’は、ウィンチ15の駆動によりガイドレール
13,13,13’,13’に沿って上昇し、図4に示
すように台車ホッパー36の上部位置で停止される。
【0047】続いて、台車ホッパー36を、図4、図5
中仮想線で示すようにレール33及び該固定レール37
に沿って昇降バケット14,14’の昇降経路に侵入さ
せるように走行させ、昇降バケット14,14’の下部
に移動させる。この状態で開閉シリンダ18を作動して
下部蓋体19を開けることにより、昇降バケット14,
14’内のコンクリートを台車ホッパー36内に投入す
る。
【0048】続いて、固定レール37及びレール33上
に沿って台車ホッパー36を張出アーム23,23’の
先端まで移動させ、開閉蓋35を開けることにより、台
車ホッパー36内のコンクリートCを、チルト装置39
を介してダム堤体1上のダンプカー38に供給する。
【0049】上記によってダンプカー38に受けたコン
クリートCは、ダム堤体1上における前記張出アーム2
3,23’に対して遠い位置から順次打設を行い、最後
に前記張出アーム23,23’近傍の打設を残してダン
プカー38を図2に示すようにクライミングクレーン1
0により吊って河床面まで降ろし、続いて前記張出アー
ム23,23’近傍位置に、張出アーム23,23’上
の台車ホッパー36から直接コンクリートを供給するこ
とにより打設して、ダム堤体1の一つのコンクリート層
を形成する。
【0050】この時、前記したようにクライミングステ
ージ8に、台車ホッパー36を備えた張出アーム23,
23’をダム堤体1上に張出して備えるようにしている
ので、ダム堤体1とコンクリート搬送装置2のクライミ
ングステージ8との間に広い間隔があっても、昇降バケ
ット14,14’によって運ばれてきたコンクリート
を、ダム堤体1上に安全確実に供給することができる。
【0051】また、前記昇降バケット14,14’によ
って運ばれてきたコンクリートを、張出アーム23,2
3’上に備えた台車ホッパー36で受けて走行し、ダム
堤体1上のダンプカー38に供給するようにしているの
で、ダンプカー38へのコンクリートCの供給を短時間
で能率的に行うことができる。
【0052】また、打設される一つのコンクリート層の
厚さと、クライミングステージ8が1回のクライミング
で上昇する距離とは、必ずしも一致しておらず、そのた
めにダンプカー38と張出アーム23,23’の先端と
の高さ間隔は通常一定とはならない。
【0053】このため、起伏ウィンチ25によりワイヤ
ロープ26を介して張出アーム23,23’を起伏させ
て張出アーム23,23’の俯仰角度を調節することに
より、ダンプカー38と張出アーム23,23’の先端
との高さ間隔が一定になるように調節する。これによ
り、常にダンプカー38に近い同じ高さ位置からコンク
リートCを落下させることができるようになり、よって
コンクリートが跳ね飛んだりすることなく確実にダンプ
カー38に供給することができる。
【0054】更に、前記張出アーム23,23’の先端
部に、チルト用シリンダ41によりチルトシュート40
を回動させるようにしたチルト装置39を備えているの
で、ダンプカー38上にコンクリートCを均一に(平坦
状に)積載させることができる。
【0055】更に、前記張出アーム23,23’を、旋
回装置27により基端側を中心に旋回できるようにして
いるので、クライミングクレーン10により連結部材4
を吊り上げてダム堤体1とマスト3との間を連結する際
に、張出アーム23,23’を図5に仮想線で示すよう
に旋回させておくことにより、図5に実線で示している
張出アーム23,23’の直下位置で行われる連結部材
4(図2)の取付のための作業スペースを確保して、連
結部材4の取付作業を容易に行うことができる。
【0056】また、前記したように張出アーム23,2
3’が旋回可能に構成されているので、コンクリート層
の打設の終盤において、ダンプカー38を吊り降ろして
しまった後の張出アーム23,23’近傍のダム堤体1
上を打設する際に、前記張出アーム23,23’を旋回
させながら打設を行うことによって、コンクリート層の
終盤のコンクリート打設作業を容易に行うことができ
る。
【0057】更に、前記したダム堤体1上のダンプカー
38を、クライミングクレーン10にて河床部に吊り降
ろすようにすると、ダンプカー38の吊り降ろし作業と
終盤のコンクリートの打設作業とを並行して行うことも
できる。
【0058】上記において、前記張出アーム23,2
3’の俯仰、旋回を行う際には、レール33と固定レー
ル37とが切離されることになるので、前記張出アーム
23,23’の俯仰、旋回は、台車ホッパー36をレー
ル33側に移動させた後に行うようにする。
【0059】尚、前記実施の形態例においては、チルト
装置39を備えた場合について例示したが、チルト装置
39を備えることなく、張出アーム23,23’の先端
部において、台車ホッパー36によりコンクリートCを
ダンプカー38に投入させながら台車ホッパー36をレ
ール33に沿って移動させれば、大量のコンクリートC
をダンプカー38に効率良くしかも均一に供給すること
ができる。
【0060】また、前記形態例においては、2本の張出
アーム23,23’を備えた場合について例示したが張
出アームの設置数には限定されないこと、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
こと、等は勿論である。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、クライ
ミングステージに、台車ホッパーが走行可能に備えられ
た張出アームをダム堤体上に張出すように備えているの
で、ダム堤体とコンクリート搬送装置のクライミングス
テージとの間に広い間隔があっても、昇降バケットによ
って運ばれてきたコンクリートを、台車ホッパーにより
ダム堤体上に安全確実、且つ能率的に供給することがで
きる効果がある。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、張出アー
ムの基端部が、クライミングステージに起伏可能に取付
けられ、且つ張出アームの先端部がワイヤロープにより
起伏可能に支持されているので、ダム堤体上のダンプカ
ーと張出アームの先端との高さ間隔が常に一定になるよ
うに調節することができ、従って常にダンプカーに近い
同じ高さ位置からコンクリートを落下させるようにし
て、コンクリートが跳ね飛んだりすることを防止してコ
ンクリートを確実にダンプカーに供給することができる
効果がある。
【0063】請求項3に記載の発明によれば、張出アー
ムの基端部が、旋回装置によりクライミングステージに
対して水平旋回可能に取付けられているので、クライミ
ングクレーンにより連結部材を吊り上げてダム堤体とマ
ストとの間を連結する際に、張出アームを旋回させて逃
がしておくことにより、連結部材取付のための作業スペ
ースを確保して、連結部材の取付作業を容易に行うこと
ができる効果がある。また、コンクリート層の打設の終
盤において、ダンプカーを吊り降ろしてしまった後の張
出アーム近傍のダム堤体上に、張出アームを旋回させな
がら直接コンクリートを供給して打設することができ、
よって、コンクリート層の終盤の打設作業を容易に行う
ことができる効果がある。
【0064】請求項4に記載の発明によれば、張出アー
ムの先端部に、コンクリートの落下方向を変更可能なチ
ルト装置を備えているので、ダンプカー上にコンクリー
トを均一にしかも骨材分離を抑制しながら積載させるこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す全体斜視図
である。
【図2】図1におけるコンクリート搬送装置部の側面図
である。
【図3】図2のコンクリート搬送装置の下部を示す斜視
図である。
【図4】図2のコンクリート搬送装置に備えたクライミ
ングステージと張出アーム部の側面図である。
【図5】図4のV−V方向矢視図である。
【図6】図4の旋回装置の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ダム堤体 3 マスト(案内部材) 8 クライミングステージ 14,14’ 昇降バケット(コンクリート搬送器) 23,23’ 張出アーム 26 ワイヤロープ 27 旋回装置 36 台車ホッパー 39 チルト装置 C コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮沢 和夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 福元 洋一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 岡野 茂 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 藤田 昌弘 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 水野 敏勝 東京都中央区明石町6番4号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 西藤 喜美雄 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート打設によって形成されたダ
    ム堤体の側壁面に沿って設置され且つ上方に延長可能な
    案内部材と、該案内部材に反力をとりつつ上昇可能なク
    ライミングステージと、前記ダム堤体上に張出すように
    クライミングステージに備えた張出アームと、コンクリ
    ートを搭載可能で且つ前記案内部材に沿って昇降可能な
    コンクリート搬送器と、前記張出アームに沿って走行可
    能で且つ前記コンクリート搬送器の搬送経路に侵入して
    コンクリート搬送器からコンクリートを受けて張出アー
    ムの先端からダム堤体上に供給するようにした台車ホッ
    パーとを備えていることを特徴とするコンクリート搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 張出アームの基端部が、クライミングス
    テージに起伏可能に取付けられ、張出アームの先端部が
    ワイヤロープにより起伏可能に支持されていることを特
    徴とする請求項1に記載のコンクリート搬送装置。
  3. 【請求項3】 張出アームの基端部が、旋回装置により
    クライミングステージに対して水平旋回可能に取付けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコン
    クリート搬送装置。
  4. 【請求項4】 張出アームの先端部に、コンクリートの
    落下方向を変更可能なチルト装置を備えていることを特
    徴とする請求項1又は2又は3に記載のコンクリート搬
    送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014201922A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 大成建設株式会社 コンクリート搬送装置

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JP2014201922A (ja) * 2013-04-03 2014-10-27 大成建設株式会社 コンクリート搬送装置

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