JPH10141352A - ボールジョイント装置 - Google Patents

ボールジョイント装置

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Publication number
JPH10141352A
JPH10141352A JP30513596A JP30513596A JPH10141352A JP H10141352 A JPH10141352 A JP H10141352A JP 30513596 A JP30513596 A JP 30513596A JP 30513596 A JP30513596 A JP 30513596A JP H10141352 A JPH10141352 A JP H10141352A
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JP
Japan
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retainer
ball pin
ball
cap
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP30513596A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoki Sugiwaka
若 豊 樹 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
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Priority to JP30513596A priority Critical patent/JPH10141352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立て時の生産性を向上させるとともに、車
体への組付けを行い易くする。 【解決手段】 ボールピン2に球面対偶を介して結合さ
れるリテーナ3に、ボールピン2の上部を密閉して収容
可能なリテーナキャップ4を備えたボールジョイント装
置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイパモータの
回転動力をワイパブレードの往復揺動に変換するワイパ
リンクにおいて、モータアームとリンクコンロッドやリ
ンクコンロッドとピボットアームを連結するボールジョ
イント装置に属する。
【0002】
【従来の技術】ワイパモータの回転動力をワイパブレー
ドの往復揺動に変換するワイパリンクにおいて、モータ
アームとリンクコンロッドやリンクコンロッドとピボッ
トアームを連結するボールジョイント装置のうち、モー
タアームとリンクコンロッドとを連結するボールジョイ
ント装置としては、ワイパモータに備えたモータシャフ
トに固定されたモータアームの端部にボールピンが固定
され、リンクコンロッドの一端部にリテーナが取付けら
れ、このボールピンにリテーナが球面対偶を介して結合
されているものが知られている。また、リンクコンロッ
ドとピボットアームを連結するボールジョイント装置
は、リンクコンロッドの他端部にリテーナが取付けら
れ、ピボットシャフトに固定されたピボットアームの端
部にボールピンが固定され、このボールピンにリテーナ
が球面対偶を介して結合されているものが知られてい
る。
【0003】このような、ボールジョイント装置では、
ワイパモータのモータシャフトが回転すると、モータア
ームに固定されたボールピンとリンクコンロッドの一端
部に取付けられたリテーナとによってモータアームの回
転力がリンクコンロッドの往復動に変換されて伝達され
るとともに、リンクコンロッドの他端部に取付けられた
リテーナとピボットアームに固定されたボールピンとに
よってリンクコンロッドの往復動力がピボットアームの
往復回動に変換されて伝達される。そして、ピボットア
ームが往復回動することによって、ピボットシャフトに
ワイパアームを介して取付けられたワイパブレードが払
拭面上を往復揺動して払拭面を拭う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したボールジョイ
ント装置において、ボールピンの頂部に抜止用凸部を設
けることによりボールピンがリテーナから外れないよう
にしたものでは、リテーナが樽形状に形成され、リテー
ナの内周側に潤滑用油脂が塗布されて、リテーナの上部
から抜止用凸部が突出した状態でボールピンがリテーナ
に組付けられていた。そのため、雨水や洗車水が直接か
かる可能性のあるボールジョイント装置の防水を図るの
に、リテーナと、このリテーナから抜止用凸部が突出し
たボールピンの外側全体にゴム製の防水用ブーツを被せ
ていたが、この防水用ブーツをボールジョイント装置の
外側全体に被せるのが厄介なため、組立て時においての
生産性の向上が難しかった。
【0005】また、ボールジョイント装置の外側全体に
防水用ブーツを被せた後に、ワイパモータ、ワイパリン
ク、ピボットシャフトのアッセンブリ状態で車体への組
付けを行うため、アッセンブリ状態での外形が比較的大
きいことから、車体のカウルトップパネル等に設けられ
た取付け孔からの挿入がし難く、ワイパモータやピボッ
トシャフトを車体に予め取付けてから、ボールピンとリ
テーナとの連結を行うことができないという問題点があ
った。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わるボールジョイント装置
は、組立て時の生産性を向上することができるととも
に、車体への組付けが行い易いボールジョイント装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるボールジョイント装置では、第1のリンクアームに
固定されたボールピンと、第2のリンクアームに取付け
られ、ボールピンに球面対偶を介し、且つ、ボールピン
を抜止して結合されたリテーナと、リテーナの上部に配
置され、ボールピンの上部を密閉して収容可能なリテー
ナキャップを備えている構成としたことを特徴としてい
る。
【0009】この発明の請求項2に係わるボールジョイ
ント装置では、第1のリンクアームに固定されたボール
ピン本体を備えているとともに、ボールピン本体の頂部
に、リテーナに係止する抜止用凸部が形成されたボール
ピンと、第2のリンクアームに固定され、ボールピンの
ボールピン本体の外側に配置され、ボールピン本体に球
面対偶を介して結合されたリテーナと、リテーナの上部
に配置され、ボールピンの抜止用凸部を収容可能な凸部
収容部を形成したリテーナキャップを備えている構成と
したことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項3に係わるボールジョイ
ント装置では、リテーナには、リテーナキャップが接合
されるキャップ接合部が形成されている構成としたこと
を特徴としている。
【0011】この発明の請求項4に係わるボールジョイ
ント装置では、第1のリンクアームに固定されたボール
ピン本体を備えているとともに、ボールピン本体の頂部
に、リテーナに備えたリテーナ本体に係止される抜止用
凸部が形成されたボールピンと、第2のリンクアームに
固定され、ボールピンのボールピン本体の外側に配置さ
れ、ボールピン本体に球面対偶を介して結合されたリテ
ーナ本体を備えているとともに、リテーナ本体の上部に
配置され、ボールピンの抜止用凸部を収容可能な凸部収
容部を形成したリテーナキャップをリテーナ本体に一体
的に備えたリテーナを備えている構成としたことを特徴
としている。
【0012】この発明の請求項5に係わるボールジョイ
ント装置では、リテーナには、ボールピンが傾斜した際
にボールピンの抜止用凸部が係止する凸部係止部が形成
され、リテーナキャップには、リテーナの凸部係止部の
上部に配置され、ボールピンがリテーナに対して傾斜し
た際に、ボールピンの抜止用凸部を収容する凹部が形成
されている構成としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるボールジョ
イント装置において、第1のリンクアームと第2のリン
クアームとが相互に傾斜すると、リテーナに抜止された
ボールピンがリテーナに対して傾斜する。そのとき、ボ
ールピンの上部はリテーナキャップに収容されているた
め外部に露出しない。それ故、リテーナとボールピンの
外側全体に防水用ブーツ等の防水手段を被せる必要がな
くなる。
【0014】この発明の請求項2に係わるボールジョイ
ント装置において、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピンのボールピン
本体がリテーナに対して傾斜し、ボールピン本体がリテ
ーナに対してある程度まで傾斜すると、ボールピンの抜
止用凸部がリテーナに係止されることによってボールピ
ンがリテーナから抜止される。その間、ボールピン本体
の抜止用凸部はリテーナキャップの凸部収容部内に収容
されている。それ故、リテーナキャップの凸部収容部に
より、防水用ブーツ等に比べてはるかにコンパクトな防
水手段が得られる。
【0015】この発明の請求項3に係わるボールジョイ
ント装置において、リテーナキャップは、リテーナ本体
に形成されたキャップ接合部に接合されている。それ
故、請求項2の作用に加え、リテーナキャップの取付け
が極めて容易に行われる。
【0016】この発明の請求項4に係わるボールジョイ
ント装置において、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピンのボールピン
本体がリテーナ本体に対して傾斜し、ボールピン本体が
リテーナ本体に対してある程度まで傾斜すると、ボール
ピンの抜止用凸部がリテーナ本体に係止されることによ
ってボールピンがリテーナ本体から抜止される。その
間、ボールピン本体の抜止用凸部はリテーナ本体に一体
的に形成されたリテーナキャップの凸部収容部内に収容
されている。それ故、リテーナは、単体でボールピンの
抜止用凸部を収容する。
【0017】この発明の請求項5に係わるボールジョイ
ント装置において、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピン本体の抜止用
凸部がリテーナキャップの凸部収容部内に収容されなが
ら、ボールピン本体がリテーナに対して傾斜し、ボール
ピン本体がリテーナに対してある程度傾斜した際に、ボ
ールピン本体の抜止用凸部がリテーナキャップの凹部内
においてリテーナの凸部係止部に係止される。それ故、
請求項2の作用に加え、リテーナキャップは、ボールピ
ンの傾斜角度に関わりなく抜止用凸部の傾斜を許容す
る。
【0018】
【実施例】図1ないし図3にはこの発明に係わるボール
ジョイント装置の第1実施例が示されている。
【0019】図示するボールジョイント装置1は、ボー
ルピン2、リテーナ3、リテーナキャップ4から構成さ
れている。ワイパリンクは、ワイパモータに備えたモー
タシャフトに結合されたモータアーム10と、中間に配
置されたリンクコンロッド11と、ピボットシャフトに
結合されたピボットアーム12とからなるため、モータ
アーム10、ピボットアーム12に別個のボールピン
2、2がそれぞれ固定され、リンクコンロッド11の両
端に別個のリテーナ3、3、リテーナキャップ4、4が
それぞれ取付けられる。
【0020】ボールピン2には、球形状に形成されたボ
ールピン本体2aの下部に軸状に形成されたアーム取付
部2bが備えられている。
【0021】ボールピン2は、アーム取付部2bがモー
タアーム10(ピボットアーム12)の端部寄りに丸孔
形に形成されたボールピン取付部10a(12a)に加
締固定されている。モータアーム10は、ワイパモータ
へ通電がされることによってモータシャフトが回転する
とモータシャフトとともに回転するため、ボールピン2
を円運動させる。ピボットアーム12は、車体に回動可
能に支持されたピボットシャフトに固定されているた
め、ピボットシャフトとともに回動可能になっている。
【0022】ボールピン2には、ボールピン本体2aの
頂部に抜止用凸部2cが形成されている。この抜止用凸
部2cは、ボールピン本体2aの上端部において、側方
に円盤形状に突出していて、その上面がモータアーム1
0(ピボットアーム12)に平行に配置されている。抜
止用凸部2cの外径寸法D1は、ボールピン本体2aの
外径寸法D2よりもわずかに小さい。
【0023】ボールピン2の抜止用凸部2cは、上面が
モータアーム10(ピボットアーム12)に平行に配置
され、外径寸法D1がボールピン本体2aの外径寸法D
2よりもわずかに小さいため、このボールピン2が後述
するリテーナ3に対して傾斜した際に、リテーナ3に対
して係止することによって、ボールピン2をリテーナ3
から抜け落ちないようにする機能をもつ。ボールピン2
はリテーナ3に結合されている。
【0024】リテーナ3は、円筒形状に形成されたリテ
ーナ本体3aの内周部に球面凹部3bが形成されてい
る。球面凹部3bの内径寸法D3はボールピン2のボー
ルピン本体2aの外径寸法D2よりもわずかに大きくな
っている。また、リテーナ3には、球面凹部3bの下方
に、ボールピン2の抜止用凸部2cの外径寸法D1より
も大きい内径寸法D4を有していて、外周側に向け弾性
的に変形可能なボールピン挿入口3b1が形成されてい
る。そして、リテーナ3には、球面凹部3bの上方に、
ボールピン2の抜止用凸部2cの外径寸法D1よりもわ
ずかに大きい内径寸法D5を有した抜止用凸部挿出口3
b2が形成されている。ボールピン挿入口3b1の内径
寸法D4は球面凹部の内径寸法D3よりも小さく、抜止
用凸部挿出口3b2の内径寸法D5も球面凹部の内径寸
法D3より小さい。
【0025】リテーナ3は、ボールピン2の抜止用凸部
2cの上方にボールピン挿入口3b1を配置してから下
方に押圧されると、ボールピン挿入口3b1が外周側に
向けて弾性変形することによって、ボールピン2のボー
ルピン本体2aが球面凹部3b内に嵌入されていき、ボ
ールピン2の抜止用凸部2cが抜止用凸部挿出口3b2
からリテーナ本体3aの上部に突出したところで、球面
凹部3bに、ボールピン2のボールピン本体2aが球面
対偶を介して結合される。球面凹部3bには潤滑用油脂
が塗布されている。
【0026】リテーナ3には、リテーナ本体3aの外周
部の全周に、内周に向けて溝形に形成されたアーム取付
用凹部3cが形成されている。リテーナ3は、アーム取
付用凹部3cがリンクコンロッド11の一端部寄り(他
端部寄り)に丸孔形に形成されたリテーナ取付部11a
(11b)に嵌入されている。
【0027】リテーナ3には、リテーナ本体3aの上端
部の内周寄りに凸部係止部3dが形成されている。凸部
係止部3dは、リテーナ本体3aの上端部の外周におい
て、平面状にしてリンクコンロッド11に平行に形成さ
れている。凸部係止部3dは、ボールピン2が傾斜した
際に、ボールピン2の抜止用凸部2cが係止することに
よって、ボールピン2をそれ以上傾斜させないようにす
る機能をもつ。
【0028】リテーナ3には、凸部係止部3dの外周側
にキャップ接合部3eが形成されている。キャップ接合
部3eは、リテーナ本体3aの上端部に輪状に形成され
ている。キャップ接合部3eにはリテーナキャップ4が
取付けられている。
【0029】リテーナ3は、球面凹部3b内にボールピ
ン2のボールピン本体2aが球面対偶を介して結合され
ているため、ボールピン2の抜止用凸部2cが凸部係止
部3dに係止するまでの角度範囲でボールピン2の傾斜
を許容する。
【0030】リテーナキャップ4は、お椀形状に形成さ
れており、半球形状をなすキャップ本体4aの下端部に
フランジ状に形成された接合部4bがリテーナ3のキャ
ップ接合部3eに超音波溶着等の接合手段によって取付
けられている。
【0031】リテーナキャップ4は、接合部4bがリテ
ーナ3のキャップ接合部3eに取付けられることによっ
て、リテーナ3のリテーナ本体3aの上部とキャップ本
体4aとのあいだに空間状の凸部収容部4cを形成して
いる。そのため、リテーナキャップ4の凸部収容部4c
は、ボールピン2の抜止用凸部2cを覆うようにしてリ
テーナ本体3aの凸部係止部3d上に配置されており、
ボールピン2の上部に配置された抜止用凸部2cを外部
に露出させないようにする機能をもつ。
【0032】そして、リテーナキャップ4は、キャップ
本体4aの接合部4b寄りが凹部4dになっている。凹
部4dは、キャップ本体4aの下端部寄りに配置されて
いるため、ボールピン2がリテーナ3に対して傾斜する
ことによって、ボールピン2の抜止用凸部2cがリテー
ナ3の凸部係止部3dに係止するまでの間、ボールピン
2の抜止用凸部2cの傾動を阻止しないようにする機能
をもつ。
【0033】リテーナキャップ4は、リテーナ本体3a
の上部に半球形状に形成されているため、ボールジョイ
ント装置1の全体を覆う防水用ブーツと比べて、コンパ
クトになっている。
【0034】このような構造を有するボールジョイント
装置1は、一方、他方のボールピン2、2がモータアー
ム10、ピボットアーム12にそれぞれ固定され、一
方、他方のリテーナ3、3、一方、他方のリテーナキャ
ップ4、4がリンクコンロッド11にそれぞれ取付けら
れる。
【0035】一方のボールピン2を固定したモータアー
ム10は、ワイパモータに備えたモータシャフトに結合
されているため、ワイパモータが車体に取付けられる際
にワイパモータとともに車体側に配置される。また、他
方のボールピン2を固定したピボットアーム12は、ピ
ボットシャフトが車体に取付けられる際にピボットシャ
フトとともに車体側に配置される。そして、モータアー
ム10とピボットアーム12とが既に車体側に搭載され
た状態から、一方、他方のリテーナ3、3を取付けたリ
ンクコンロッド11が車体側に組付けられる。
【0036】リンクコンロッド11が車体側に組付けら
れるに際し、一方、他方のボールピン2、2の抜止用凸
部2c、2cの上方にボールピン挿入口3b1、3b1
を配置した一方、他方のリテーナ3、3を下方に押圧
し、一方、他方のリテーナ3、3のボールピン挿入口3
b1、3b1が外周側に向けて弾性変形することによっ
て、一方、他方のボールピン2、2のボールピン本体2
a、2aが一方、他方のリテーナ3、3の球面凹部3
b、3b内に嵌入され、一方、他方のボールピン2、2
の抜止用凸部2c、2cが一方、他方のリテーナ3、3
の抜止用凸部挿出口3b2、3b2からリテーナ本体3
a、3aの上部に突出したところで、一方、他方のリテ
ーナ3、3の球面凹部3b、3bに、一方、他方のボー
ルピン2、2のボールピン本体2a、2aが球面対偶を
介して結合されてリンクコンロッド11が車体側に組付
けられる。このとき、一方、他方のリテーナキャップ
4、4は、一方、他方のリテーナ3、3のリテーナ本体
3a、3aに既に取付けられているが、一方、他方のリ
テーナ3、3が一方、他方のボールピン2、2に対して
ワンタッチで結合される。それ故、ボールジョイント装
置の外側全体に防水用ブーツを被せ、その後に、ワイパ
モータ、ワイパリンク、ピボットシャフトのアッセンブ
リ状態で車体に対する組付けを行うものと比べて、組付
けが極めて容易に行われる。
【0037】そして、ワイパモータに通電されると、ワ
イパモータのモータシャフトが回転を始めるため、モー
タアーム10に固定された一方のボールピン2が回転運
動を始め、一方のボールピン2の回転運動によって、リ
ンクコンロッド11において一方のリテーナ3が一方の
ボールピン2とともに回転し、リンクコンロッド11に
おいて他方のリテーナ3が他方のボールピン2とともに
往復回動し、他方のボールピン2が往復回動することに
よって、ピボットアーム12が往復回動して、このピボ
ットアーム12が結合されたピボットシャフトを往復回
動し、ピボットシャフトにワイパアームを介して結合さ
れたワイパブレードが払拭面上を往復で揺動することに
よって、払拭面を拭うものとなる。
【0038】一方、他方のボールピン2、2が一方、他
方のリテーナ3、3に結合されながら、ワイパモータの
動力をワイパブレードの往復揺動に変換して伝達してい
る間、図2に示されるように、リンクコンロッド11が
モータアーム10(ピボットアーム12)に対して図中
の左側が下がって傾斜した場合、一方、他方のリテーナ
3、3に対して一方、他方のボールピン2、2が相対的
に傾動する。そのとき、一方、他方のボールピン2、2
の抜止用凸部2c、2cは、一方、他方のリテーナキャ
ップ4、4の凸部収容部4c、4c内で外部に露出する
ことなく、一方、他方のリテーナキャップ4、4の凹部
4d、4dまで傾動し、一方、他方のボールピン2の傾
斜角度がある値を越えた際に、一方、他方のボールピン
2、2の抜止用凸部2c、2cがリテーナ本体3a、3
aの凸部係止部3d、3dに係止されることによって、
一方、他方のボールピン2、2が一方、他方のリテーナ
3、3から外れ落ちないように傾動が阻止される。
【0039】そして、図3に示されるように、リンクコ
ンロッド11がモータアーム10(ピボットアーム1
2)に対して図中の右側が下がって傾斜した場合、一
方、他方のリテーナ3、3に対して一方、他方のボール
ピン2、2が相対的に傾動する。そのとき、一方、他方
のボールピン2、2の抜止用凸部2c、2cは、一方、
他方のリテーナキャップ4、4の凸部収容部4c、4c
内で外部に露出することなく、一方、他方のリテーナキ
ャップ4、4の凹部4d、4dまで傾動し、一方、他方
のボールピン2の傾斜角度がある値を越えた際に、一
方、他方のボールピン2、2の抜止用凸部2c、2cが
リテーナ本体3a、3aの凸部係止部3d、3dに係止
されることによって、一方、他方のボールピン2、2が
一方、他方のリテーナ3、3から外れ落ちないように傾
動が阻止される。
【0040】一方、他方のボールピン2、2は、一方、
他方のリテーナ3、3に対して球面対偶を介して結合さ
れているため、上述したものに限らず、一方、他方のリ
テーナ3、3は、円周上のいずれの箇所においても一
方、他方のボールピン2、2に対する傾斜角度がある値
を越えた際に、一方、他方のボールピン2、2の抜止用
凸部2c、2cがリテーナ本体3a、3aの凸部係止部
3d、3dに係止されることによって、一方、他方のボ
ールピン2、2が一方、他方のリテーナ3、3から外れ
落ちないように傾動が阻止されるものとなる。
【0041】図4ないし図6には、この発明に係わるボ
ールジョイント装置の第2実施例が示されている。
【0042】この場合、リテーナ3の構造が第1実施例
とは異なり、ボールピン2は第1実施例と同様の構造を
有する。
【0043】リテーナ3には、円筒形状に形成されたリ
テーナ本体3aの内周部に球面凹部3bが形成され、球
面凹部3bの下方にボールピン挿入口3b1が形成さ
れ、球面凹部3bの上方に抜止用凸部挿出口3b2がそ
れぞれ形成されている。また、リテーナ3には、リテー
ナ本体3aにアーム取付用凹部3cが形成され、リテー
ナ本体3aの上端部の内周寄りに凸部係止部3dが形成
されている。そして、リテーナ3には、リテーナ本体3
aの上部にリテーナキャップ4がリテーナ本体3aに一
体的に形成されている。
【0044】リテーナキャップ4は、お椀形状に形成さ
れ、半球形状をなすキャップ本体4aとリテーナ本体3
aの上部とのあいだに空間状の凸部収容部4cを形成し
ている。そのため、リテーナキャップ4の凸部収容部4
cは、ボールピン2の抜止用凸部2cを覆うようにして
リテーナ本体3aの凸部係止部3d上に配置されてお
り、ボールピン2の上部に配置された抜止用凸部2cを
外部に露出させないようにする機能をもつ。
【0045】そして、リテーナキャップ4は、キャップ
本体4aのリテーナ本体3a寄りが凹部4dになってお
り、凹部4dは、キャップ本体4aの下端部寄りに配置
されているため、ボールピン2がリテーナ3に対して傾
斜することによって、ボールピン2の抜止用凸部2cが
リテーナ3の凸部係止部3dに係止するまでの間、ボー
ルピン2の抜止用凸部2cの傾動を阻止しない。
【0046】リテーナキャップ4は、リテーナ本体3a
の上部に半球形状にしてリテーナ本体3aに一体的に形
成されているため、ボールジョイント装置1の全体を覆
う防水用ブーツと比べて、コンパクトになっている。
【0047】この場合のリテーナ3では、リテーナキャ
ップ4がリテーナ本体3aに一体的に形成されているた
め、リテーナキャップ4に接合部を形成したり、リテー
ナ本体3aにキャップ接合部を形成したりする必要がな
い。
【0048】このような場合のボールジョイント装置1
は、第1実施例と同様にして車体に組付けられ、ワイパ
モータに通電されると、一方、他方のボールピン2、2
が一方、他方のリテーナ3、3に結合されながら、ワイ
パモータの動力をワイパブレードの往復揺動に変換して
伝達する。その際、図5に示されるように、リンクコン
ロッド11がモータアーム10(ピボットアーム12)
に対して図中の左側が下がって傾斜した場合、一方、他
方のリテーナ3、3に対して一方、他方のボールピン
2、2が相対的に傾動する。そのとき、一方、他方のボ
ールピン2、2の抜止用凸部2c、2cは、一方、他方
のリテーナキャップ4、4の凸部収容部4c、4c内で
外部に露出することなく、一方、他方のリテーナキャッ
プ4、4の凹部4d、4dまで傾動し、一方、他方のボ
ールピン2、2の傾斜角度がある値を越えた際に、一
方、他方のボールピン2、2の抜止用凸部2c、2cが
リテーナ本体3a、3aの凸部係止部3d、3dに係止
されることによって、一方、他方のボールピン2、2が
一方、他方のリテーナ3、3から外れ落ちないように傾
動が阻止される。
【0049】そして、図6に示されるように、モータア
ーム11がリンクコンロッド11に対して図中の左側が
下がって傾斜するか、あるいは、リンクコンロッド11
がピボットアーム12に対して図中の右側が下がって傾
斜した場合、一方、他方のリテーナ3、3に対して一
方、他方のボールピン2、2が相対的に傾動する。その
とき、一方、他方のボールピン2、2の抜止用凸部2
c、2cは、一方、他方のリテーナキャップ4、4の凸
部収容部4c、4c内で外部に露出することなく、一
方、他方のリテーナキャップ4、4の凹部4d、4dま
で傾動し、一方、他方のボールピン2の傾斜角度がある
値を越えた際に、一方、他方のボールピン2、2の抜止
用凸部2c、2cがリテーナ本体3a、3aの凸部係止
部3d、3dに係止されることによって、一方、他方の
ボールピン2、2が一方、他方のリテーナ3、3から外
れ落ちないように傾動が阻止される。
【0050】一方、他方のボールピン2、2は、一方、
他方のリテーナ3、3に対して球面対偶を介して結合さ
れているため、上述したものに限らず、一方、他方のリ
テーナ3、3は、円周上のいずれの箇所においても一
方、他方のボールピン2、2に対する傾斜角度がある値
を越えた際に、一方、他方のボールピン2、2の抜止用
凸部2c、2cがリテーナ本体3a、3aの凸部係止部
3d、3dに係止されることによって、一方、他方のボ
ールピン2、2が一方、他方のリテーナ3、3から外れ
落ちないように傾動が阻止されるものとなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるボールジョイント装置によれば、第1の
リンクアームと第2のリンクアームとが相互に傾斜する
と、リテーナに抜止されたボールピンがリテーナに対し
て傾斜する。そのとき、ボールピンの上部はリテーナキ
ャップに収容されているため外部に露出しない。それ
故、リテーナとボールピンの外側全体に防水用ブーツ等
の防水手段を被せる必要がなくなる。よって、組立て時
の生産性の向上を図ることができるとともに、車体への
組付けを行い易くなるという優れた効果を奏する。
【0052】この発明の請求項2に係わるボールジョイ
ント装置によれば、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピンのボールピン
本体がリテーナに対して傾斜し、ボールピン本体がリテ
ーナに対してある程度まで傾斜すると、ボールピンの抜
止用凸部がリテーナに係止されることによってボールピ
ンがリテーナから抜止される。その間、ボールピンの抜
止用凸部はリテーナキャップの凸部収容部内に収容され
ている。それ故、組立て時の生産性の向上を図ることが
できるとともに、車体への組付けを行い易く、しかも、
リテーナキャップの凸部収容部により、防水用ブーツ等
に比べてはるかにコンパクトな防水手段が得られるとい
う優れた効果を奏する。
【0053】この発明の請求項3に係わるボールジョイ
ント装置によれば、リテーナキャップは、リテーナ本体
に形成されたキャップ接合部に接合されている。それ
故、請求項2の効果に加え、リテーナキャップの取付け
を極めて容易に行うことができるという優れた効果を奏
する。
【0054】この発明の請求項4に係わるボールジョイ
ント装置によれば、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピンのボールピン
本体がリテーナ本体に対して傾斜し、ボールピン本体が
リテーナ本体に対してある程度まで傾斜すると、ボール
ピンの抜止用凸部がリテーナ本体に係止されることによ
ってボールピンがリテーナ本体から抜止される。その
間、ボールピンの抜止用凸部はリテーナ本体に一体的に
形成されたリテーナキャップの凸部収容部内に収容され
ている。それ故、組立て時の生産性の向上を図ることが
できるとともに、車体への組付けを行い易く、しかも、
リテーナは、単体でボールピンの抜止用凸部を収容する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0055】この発明の請求項5に係わるボールジョイ
ント装置によれば、第1のリンクアームと第2のリンク
アームとが相互に傾斜すると、ボールピン本体の抜止用
凸部がリテーナキャップの凸部収容部内に収容されなが
ら、ボールピン本体がリテーナに対して傾斜し、ボール
ピン本体がリテーナに対してある程度傾斜した際に、ボ
ールピン本体の抜止用凸部がリテーナキャップの凹部内
においてリテーナの凸部係止部に係止される。それ故、
請求項2の効果に加え、リテーナキャップは、ボールピ
ンの傾斜角度に関わりなく抜止用凸部の傾斜を許容する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるボールジョイント装置の第1
実施例の縦断正面図である。
【図2】図1に示したボールジョイント装置においての
ボールピンとリテーナとが傾斜した状態の縦断正面図で
ある。
【図3】図1に示したボールジョイント装置においての
ボールピンとリテーナとが傾斜した状態の縦断正面図で
ある。
【図4】この発明に係わるボールジョイント装置の第2
実施例の縦断正面図である。
【図5】図4に示したボールジョイント装置においての
ボールピンとリテーナとが傾斜した状態の縦断正面図で
ある。
【図6】図4に示したボールジョイント装置においての
ボールピンとリテーナとが傾斜した状態の縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボールジョイント装置 2 ボールピン 2a ボールピン本体 2c 抜止用凸部 3 リテーナ 3a リテーナ本体 3d 凸部係止部 3e キャップ接合部 4 リテーナキャップ 4c 凸部収容部 4d 凹部 10、12(第1のリンクアーム)モータアーム、ピボ
ットアーム 11 (第2のリンクアーム)リンクコンロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のリンクアームに固定されたボール
    ピンと、 第2のリンクアームに取付けられ、上記ボールピンに球
    面対偶を介し、且つ、該ボールピンを抜止して結合され
    たリテーナと、 上記リテーナの上部に配置され、該ボールピンの上部を
    密閉して収容可能なリテーナキャップを備えていること
    を特徴とするボールジョイント装置。
  2. 【請求項2】 第1のリンクアームに固定されたボール
    ピン本体を備えているとともに、該ボールピン本体の頂
    部に、リテーナに係止する抜止用凸部が形成されたボー
    ルピンと、 第2のリンクアームに固定され、上記ボールピンのボー
    ルピン本体の外側に配置され、該ボールピン本体に球面
    対偶を介して結合されたリテーナと、 上記リテーナの上部に配置され、上記ボールピンの抜止
    用凸部を収容可能な凸部収容部を形成したリテーナキャ
    ップを備えていることを特徴とするボールジョイント装
    置。
  3. 【請求項3】 リテーナには、リテーナキャップが接
    合されるキャップ接合部が形成されていることを特徴と
    する請求項2に記載のボールジョイント装置。
  4. 【請求項4】 第1のリンクアームに固定されたボール
    ピン本体を備えているとともに、該ボールピン本体の頂
    部に、リテーナに備えたリテーナ本体に係止される抜止
    用凸部が形成されたボールピンと、 第2のリンクアームに固定され、上記ボールピンのボー
    ルピン本体の外側に配置され、該ボールピン本体に球面
    対偶を介して結合されたリテーナ本体を備えているとと
    もに、該リテーナ本体の上部に配置され、該ボールピン
    の抜止用凸部を収容可能な凸部収容部を形成したリテー
    ナキャップを該リテーナ本体に一体的に備えたリテーナ
    を備えていることを特徴とするボールジョイント装置。
  5. 【請求項5】 リテーナには、ボールピンが傾斜した際
    にボールピンの抜止用凸部が係止する凸部係止部が形成
    され、 リテーナキャップには、リテーナの凸部係止部の上部に
    配置され、ボールピンがリテーナに対して傾斜した際
    に、ボールピンの抜止用凸部を収容する凹部が形成され
    ている請求項2または3に記載のボールジョイント装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030027284A (ko) * 2001-09-28 2003-04-07 현대자동차주식회사 자동차용 와이퍼 링케이지 이탈 방지구조
JP2003247526A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Jidosha Denki Kogyo Co Ltd ワイパ装置のボールジョイント構造
JP2018031133A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 磯川産業株式会社 折り戸用下部ガイド構造
WO2019202794A1 (ja) * 2018-04-19 2019-10-24 株式会社デンソー 車両用ワイパ装置のためのボールジョイント及び車両用ワイパ装置
JP2020505558A (ja) * 2017-01-06 2020-02-20 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh ロッキングボールソケットアセンブリを備えるボールジョイント

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