JPH10141900A - 爆発物処理用遠隔無線発破装置及びそれを用いる爆発物の処理方法 - Google Patents

爆発物処理用遠隔無線発破装置及びそれを用いる爆発物の処理方法

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JPH10141900A
JPH10141900A JP8303204A JP30320496A JPH10141900A JP H10141900 A JPH10141900 A JP H10141900A JP 8303204 A JP8303204 A JP 8303204A JP 30320496 A JP30320496 A JP 30320496A JP H10141900 A JPH10141900 A JP H10141900A
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explosives
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detonator
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Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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    • F41WEAPONS
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    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/16Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 爆発原に人が立ち入ることなく、遠隔操作に
より受信起爆装置を配置でき、爆発物の容易かつ迅速な
爆発処理ができる爆発物処理用遠隔無線発破装置及びそ
れを用いる爆発物の処理方法を提供する。 【解決手段】 爆発物処理用の遠隔無線発破装置は、磁
界発生装置と受信起爆装置4とよりなる。磁界発生装置
は、特定周波数の交流電流を発生する交流発生機と、そ
の交流電流により磁界を発生するアンテナ2とを備えて
いる。受信起爆装置4は、アンテナ2が発生する磁界に
同調して所定のエネルギーを発生するエネルギー発生部
と、そのエネルギー発生部より発生するエネルギーによ
り爆発する爆薬とを備えている。磁界発生装置は爆発物
17の存在しない場所に設置され、受信起爆装置4は爆
発処理の対象となる爆発物17が受信起爆装置4により
誘爆処理される範囲内に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、爆発物を爆発さ
せて無害化処理するための爆発物処理用遠隔無線発破装
置及びそれを用いる爆発物の処理方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、特に地表、地中ないし水中に敷設
された爆発物、例えば地雷や機雷を除去する場合や、鉱
山や土木工事等で発破後に見つかった不発残留爆薬を処
理する場合などに有用な爆発物処理用遠隔無線発破装置
及びそれを用いる爆発物の処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地雷を除去する方法として、人が
金属探知機等で爆発物の位置を探知した後、その付近に
爆薬を設置して有線でその爆薬を起爆させ、その誘爆又
は爆風圧力で爆発物を処理する方法が行われていた。
【0003】また、チューブに装填された爆薬、すなわ
ちチューブ状爆薬を、ロケットによって直線状に地上に
展開させると同時に、起爆装置を作動開始し、所定の遅
延時間を経た後、チューブ状爆薬を起爆させてその付近
の地雷を爆発処理するシステムが知られている(特公昭
48−35320号公報)。
【0004】さらに、チューブ状爆薬の代わりに、連結
された複数の爆薬ブロックを用い、上記と同様な方法で
その付近の地雷を爆発処理するシステムが知られている
(特公昭63−64718号公報)。
【0005】加えて、機械による地雷の処理方法として
は、ローラを回転させて強制的に地面に押しつけ、地下
に埋設されている地雷を作動・爆発させる方法が知られ
ている(特開平6−26796号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の金属
探知機等による探知後、付近に爆薬を設置して爆発物を
処理する方法は、探知、爆薬の設置作業等で爆発物の存
在する周辺領域(以後、爆発原という)に作業者が入る
必要があり、作業者にとって好ましくない状態になる。
【0007】また、地雷原処理用のロケット装置は、1
列に連結した長さ数100メートルのチューブ状爆薬ま
たは爆薬ブロックにより直線状に地雷を処理するため、
種々の問題がある。例えば、10m四方の狭い範囲にお
ける爆発原の処理に用いると、地雷処理の不必要な場所
でもチューブ状爆薬や爆薬ブロックが爆発したり、逆に
100m四方のような幅の広い範囲内の爆発原を処理す
るには、ロケット装置を数多く使用しなければならない
という問題があった。
【0008】しかも、チューブ状爆薬や爆薬ブロック
は、展開用ロケットを発射したときに起爆装置が作動
し、所定の遅延時間が経過した後チューブ状爆薬や爆薬
ブロックを起爆させる方式である。このため、ロケット
が誤作動をして予定外の場所にチューブ状爆薬や爆薬ブ
ロックを展開しても爆発してしまう可能性や、展開中に
チューブ状爆薬がねじれたりする可能性や、爆薬ブロッ
クを連結しているワイヤーが絡んだりして正常に展開し
ない可能性や、複数のチューブ状爆薬や爆薬ブロックを
同時に起爆させる場合、起爆時間のばらつきによって、
処理されない地雷の発生する可能性があった。
【0009】加えて、ローラによる地雷の処理方法で
は、対戦車用地雷等の爆薬の量が多い地雷に対しては、
起爆した爆発物によって重機及びオペレータに大きな損
傷を与えるおそれがあった。
【0010】この発明は、以上のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、爆発原に人が立ち入ることなく、遠隔操
作により装置の配置と爆発物の容易かつ迅速な爆発処理
ができるとともに、爆発処理できる範囲が直線状、矩形
状、円形状等の任意の形状で、広い範囲や特定の狭い範
囲、さらに複雑な地形の範囲でも爆発物の爆発処理がで
きる爆発物処理用遠隔無線発破装置及びそれを用いる爆
発物の処理方法を提供することにある。
【0011】その他の目的とするところは、爆発原の広
い範囲を一度に爆発処理したり、その範囲内を順番に複
数回に分割して爆発処理することができる爆発物処理用
遠隔無線発破装置及びそれを用いる爆発物の処理方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の爆発物処理用遠隔無線発破装置は、
磁界発生装置と受信起爆装置とよりなり、磁界発生装置
が特定周波数の交流電流を発生する交流発生機と、その
交流電流により磁界を発生するアンテナとを備え、受信
起爆装置が前記磁界に同調して所定のエネルギーを発生
するエネルギー発生部と、そのエネルギー発生部より発
生するエネルギーにより爆発する爆薬とを備え、受信起
爆装置を爆発処理の対象となる爆発物が受信起爆装置に
より誘爆処理される範囲内に配置し、磁界発生装置を爆
発物の存在しない場所に設置するものである。
【0013】第2の発明の爆発物の処理方法は、爆発処
理の対象となる爆発物に対し、第1の発明の受信起爆装
置の爆発により爆発物が誘爆処理される範囲内に前記受
信起爆装置を配置するとともに第1の発明の磁界発生装
置を爆発物の存在しない場所に設置した後、磁界発生装
置を作動させることにより、受信起爆装置を起爆させて
爆発物を誘爆処理するものである。
【0014】第3の発明の爆発物の処理方法は、第2の
発明の爆発物の処理方法において、前記受信起爆装置
を、受信起爆装置の爆発により爆発物が誘爆処理される
範囲内に上空から投下して配置するか、又は地上の前記
爆発物が誘爆処理される範囲外から発射して爆発物が誘
爆処理される範囲内に配置するものである。
【0015】従って、この発明によれば、受信起爆装置
はその爆発により爆発物が誘爆処理される範囲内に配置
される。磁界発生装置は爆発物の存在しない場所に設置
される。そして、磁界発生装置の交流発生機によって発
生する交流電流によりアンテナが磁界を発生し、その磁
界に受信起爆装置が同調してエネルギー発生部が所定の
エネルギーを発生する。そのエネルギーにより爆薬が爆
発し、受信起爆装置の周囲に位置する爆発物が誘爆処理
される。
【0016】このため、人が爆発原に立ち入ることな
く、遠隔操作により受信起爆装置の配置ができるととも
に、爆発物を速やかに爆発処理することができる。ま
た、受信起爆装置を、その爆発により爆発物が誘爆処理
される範囲内に上空から投下して配置するか、又は地上
の前記爆発物が誘爆処理される範囲外から発射して爆発
物が誘爆処理される範囲内に配置することにより、爆発
物が誘爆処理される範囲内への受信起爆装置の配置を人
によることなく、迅速に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。まず、爆発物処理用遠隔無線発破装
置の作動原理を図8に基づいて説明する。磁界発生装置
1は、ループアンテナ2と交流発生機3とからなり、交
流発生機3から発生する交流電流をループアンテナ2に
通電することによって交流磁界を発生する。受信起爆装
置4は、磁界発生装置1より発生する交流磁界に同調し
て起電力を発生する受信コイル5と、その起電力を点火
に必要なエネルギーに変換して蓄え、点火エネルギーを
放出する受信回路部6と、電気雷管7と、爆薬収容部8
とより構成されている。爆薬収容部8内の爆薬を爆発さ
せるためのエネルギー発生部は、受信コイル5と、受信
回路部6と、電気雷管7とより構成されている。
【0018】ループアンテナ2の大きさは、四角形状に
形成した場合の一辺又は円形状に形成した場合の直径が
1〜500m、巻数は1〜100、断面積は10〜20
00mm2 である。また、交流発生機3からループアンテ
ナ2に流す電流は、1〜1000Aである。上記の磁界
発生装置1を用いて、起爆範囲内の複数の受信起爆装置
4を起爆させることができる。
【0019】ループアンテナ2を受信起爆装置4や爆発
物の爆発による飛散物から保護するため、木材、セラミ
ックス等の非金属の枠や芳香族ポリアミド(例えばデュ
ポン社の商品名ケブラー)等の強化繊維を織り込んだシ
ート等、又はそれらを組み合わせた防護体で保護し、再
使用を可能にすることが望ましい。勿論、防護体を設け
ないでループアンテナ2を使い捨てにすることも可能で
ある。
【0020】爆薬としては、スラリー爆薬やエマルショ
ン爆薬等に代表される硝酸塩を主とする爆薬や、ダイナ
マイトに代表される硝酸エステルを主とする爆薬や、T
NT爆薬、RDX(トリメチレントリニトロアミン)爆
薬、HMXに代表される1分子中にニトロ基を3個以上
を含むニトロ化合物よりなる爆薬や、それらを主成分と
する爆薬などを使用することができる。
【0021】次に、受信回路部6について説明すると、
受信コイル5には、同調用コンデンサ9が並列接続さ
れ、磁界発生装置1から発生される交流磁界に同調して
起電力を発生する。ダイオード10、ダイオード11は
受信コイル5に直列接続され、さらに点火用コンデンサ
12に接続される。コンデンサ13と抵抗14からなる
時定数回路が受信コイル5と並列に設けられ、交流磁界
が消滅したという点火信号が入力したときこの時定数回
路により、ダイオード11の入力側電極電圧が予め設定
された時間内に降下される。時定数回路とダイオード1
1との間にはPNP型トランジスタ15が接続され、こ
の時定数回路による電圧降下によってPNP型トランジ
スタ15が導通を開始する。
【0022】このPNP型トランジスタ15には正帰還
回路を構成するNPN型トランジスタ16が接続され
る。すなわち、PNP型トランジスタ15のベースがN
PN型トランジスタ16のコレクタに接続される。電気
雷管7は、NPNトランジスタ16のエミッタと点火用
コンデンサ12との間に接続され、通電により起爆する
ようになっている。
【0023】点火信号は、図8に示した回路の場合、交
流磁界が消滅したときに発生する。これ以外に、例えば
点火信号のみを異なる周波数の交流磁界に対して作動す
るように変更した回路でエネルギーを放出させることな
どが可能である。
【0024】受信起爆装置4の受信回路部6のコンデン
サ13と抵抗14からなる時定数回路のコンデンサ容量
と抵抗値を調整することにより、電気雷管7への通電時
間を任意に精度よく設定できるため、所定の順序に従っ
て発破させることも可能である。また、電気雷管7への
通電時間を長くすることにより、磁界発生装置1を爆発
原から遠い場所へ退避させることができる。
【0025】次に、図1に示すように、爆発物17を爆
発処理する場合、爆発物探査等によりその位置が判明し
ているときは、爆発物17に隣接するように受信起爆装
置4を設置する。爆発物17の正確な位置が不明のとき
は、爆発物17が埋設されていると推定される場所に受
信起爆装置4を設置する。このときの受信起爆装置4と
爆発物17との距離は、受信起爆装置4の爆発により爆
発物17が誘爆されると考えられる所定の範囲内に設置
することが望ましい。
【0026】次いで、磁界発生装置1の設置方法として
は、状況に応じて自由に選択できる。例えば、航空機、
気球、飛行船等の空中輸送手段を用いて空中に浮かせた
り、トラックや装甲車等の陸上輸送手段により地雷原な
どの爆発原外の地上に設置したり、爆発原を囲むように
地上に敷設するなどの方法がある。また、ループアンテ
ナ2と交流発生機3は、ケーブルで接続されている。従
って、一体で運用することができるとともに、ループア
ンテナ2のみを爆発原の近傍に設置し、そこから離れた
場所に交流発生機3を設置することも可能である。
【0027】爆発原に受信起爆装置4を配置する方法と
しては、上空から受信起爆装置4を散布して地上に配置
したり、クレーン等のアームを用いて配置したり、無人
車が直接地雷原に進入して配置したりする方法等が挙げ
られる。具体的な例として、図1(a)に示すように、
爆発物17の存在する爆発原の上空からヘリコプター1
8等の空中輸送手段により受信起爆装置4にパラシュー
ト19をつけて散布・投下する方法、又は図1(b)に
示すように、ラジコンヘリコプター等の無人ヘリコプタ
ー20で、爆発物17が埋設されている付近の爆発原に
受信起爆装置4を投下して設置する方法が挙げられる。
【0028】また、図2に示すように、爆発物17のな
い場所からクレーン21のアーム22を伸ばし、受信起
爆装置4を爆発原に設置する方法、図3に示すように、
ロボットアーム23付き無人搬送車24を爆発原に入れ
て受信起爆装置4を爆発原に設置する方法、さらに図4
に示すように、車両25に搭載された射出機26で受信
起爆装置4を発射し、爆発原に設置する方法等が挙げら
れる。
【0029】受信起爆装置4の設置間隔は、受信起爆装
置4の爆発により爆発物17が誘爆される範囲内に、又
はある区域内の爆発物17を処理するために、誘爆する
範囲が重なるように受信起爆装置4を等間隔に設置す
る。
【0030】その後、磁界発生装置1を爆発物17のな
い場所に設置し、磁界発生装置1を作動させて受信起爆
装置4にループアンテナ2から所定のエネルギーを与
え、受信起爆装置4を起爆させて爆発物の処理を行う。
【0031】以上の実施形態により発揮される効果につ
いて以下に説明する。 (1) 遠隔操作により受信起爆装置4を爆発原の所定
位置に配置することができるため、人が爆発原に立ち入
る必要がなく、受信起爆装置4の取扱いの容易性を確保
することができる。さらに、磁界発生装置1から所定距
離をおいた受信起爆装置4に磁界を供給して所定のエネ
ルギーを発生させ、爆発物17の誘爆処理を容易かつ迅
速に行うことができる。 (2) 爆発物17の処理範囲を直線状・矩形状・円形
状等の任意の形状で、広い範囲や特定の狭い範囲、さら
に複雑な地形の範囲でも磁界発生装置1から受信起爆装
置4に磁界を供給でき、爆発物17の処理を容易に行う
ことができる。 (3) 爆発原の広い範囲に存在する爆発物17を、複
数の受信起爆装置4を同時に起爆することにより、一度
に爆発処理することができる。 (4) 爆発物17の存在する範囲を複数領域に分割
し、各分割域に存在する受信起爆装置4を順番に作動さ
せ、各分割域の爆発物17を順に爆発処理することがで
きる。 (5) 従って、爆発物17の種類や周囲の状況に応
じ、爆発物17の誘爆処理を効果的に行うことができ
る。
【0032】
【実施例】以下、この発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。 (実施例1)図5に示すように、図示しない交流発生機
3を有する磁界発生装置1は、ヘリコプター18内に配
置されている。ループアンテナ2は四角枠状をなし、ヘ
リコプター18からケーブル27により吊下げ支持され
ている。このケーブル27により、交流発生機3とルー
プアンテナ2が接続されている。ループアンテナ2の大
きさは50×50m、巻数は7、断面積は38mm2 に設
定されている。また、ループアンテナ2の表面がポリア
ミド繊維のシートが巻き付けられて保護されている。受
信起爆装置4はヘリコプター18から散布され、爆発物
17の存在する爆発原に50×50mの領域内に3m間
隔で配置されている。
【0033】そして、磁界発生装置1を搭載したヘリコ
プター18を爆発物17の処理を行う上空に飛来させ
た。次いで、ヘリコプター18から受信起爆装置4を散
布し、爆発原に配置した。さらに、ループアンテナ2が
爆発原の25m上空に位置するようにヘリコプター18
を空中停止(ホバリング)させた。
【0034】その後、磁界発生装置1を作動させて、1
00Aの電流をループアンテナ2に通電し、磁界を発生
させて受信起爆装置4にエネルギーを与えた。そして、
ループアンテナ2からの点火信号により受信起爆装置4
を起爆させ、その周囲に存在する爆発物17を誘爆処理
した。
【0035】その結果、爆発原に配置された受信起爆装
置4の全てを良好に作動・起爆させることができた。 (実施例2)実施例2を図6に基づいて説明する。な
お、この実施例2においては、主に実施例1と異なる部
分について説明する。
【0036】交流発生機3を有する磁界発生装置1を搭
載したトラック28は爆発原付近に位置し、四角枠状の
ループアンテナ2はトラック28の荷台後部に地面と垂
直になるように立設配置されている。ループアンテナ2
の大きさは10m×10m、巻数は19である。受信起
爆装置4は、トラック28から所定距離をおいた爆発原
を中心とする直径20mの円内に1m間隔で設置されて
いる。
【0037】そして、交流発生機3を作動させてループ
アンテナ2に通電し、ループアンテナ2から磁界を発生
させることにより、トラック28から所定距離をおいて
配置された複数の受信起爆装置4を全て良好に作動・起
爆させることができた。 (実施例3)実施例3を図7に基づいて説明する。な
お、この実施例3においては、主に実施例1と異なる部
分について説明する。
【0038】この実施例3においては、受信起爆装置4
は、爆発原を中心とする所定範囲に5m間隔で設置され
ている。ループアンテナ2は受信起爆装置4を取り囲む
ように四角形状に配置されている。このループアンテナ
2の大きさは200×200m、巻数は3である。
【0039】そして、ループアンテナ2に通電して磁界
を発生させることにより、ループアンテナ2の内側に配
置された受信起爆装置4を全て良好に作動・起爆させる
ことができた。
【0040】なお、この発明は実施形態を以下のように
して具体化することもできる。 (a) 前記図1(a)に示す実施形態において、パラ
シュート19に吊下された受信起爆装置4間を所定長さ
の棒状体で連結し、複数の受信起爆装置4の配置間隔を
予め定めておくこと。
【0041】このようにすれば、受信起爆装置4の配置
間隔を正確に設定することができる。 (b) 図7に示す実施例3において、アンテナ2を爆
発原の両側に対向するように配置すること。
【0042】このようにすれば、爆発原における受信起
爆装置4の起爆性能を維持しつつ、受信起爆装置4の配
置を実施例3より容易にすることができる。 (c) アンテナ2の形状を円形状、楕円形状、十字
状、井桁状、渦巻き状などに形成すること。
【0043】このようにすれば、対象とする爆発原の形
状や地形に適切に対応させることができる。さらに、前
記実施形態より把握される技術的思想について以下に記
載する。 (1) 前記受信起爆装置を、受信起爆装置の爆発によ
り爆発物が誘爆処理される範囲内に無人搬送車により搬
送して配置する請求項2に記載の爆発物の処理方法。
【0044】この方法によれば、受信起爆装置の配置を
人が直接行うことなく、確実にできるため、受信起爆装
置の取り扱いを容易にすることができる。 (2) 前記磁界発生装置のアンテナを、受信起爆装置
の爆発により爆発物が誘爆処理される範囲内に配置され
た複数の受信起爆装置を取り囲むように配置する請求項
2に記載の爆発物の処理方法。
【0045】この方法によれば、磁界発生装置のアンテ
ナに取り囲まれた複数の受信起爆装置に対して磁界を確
実に送ることができ、受信起爆装置を確実に作動させる
ことができる。 (3) 前記受信起爆装置を、受信起爆装置の爆発によ
り爆発物が誘爆処理される範囲内に上空から投下して配
置する場合、受信起爆装置をパラシュートに吊下支持し
た請求項3に記載の爆発物の処理方法。
【0046】この方法によれば、受信起爆装置の地上へ
の落下時における衝撃を緩和することができる。 (4) 前記受信起爆装置をクレーンにより配置する請
求項2に記載の爆発物の処理方法。
【0047】この方法によれば、受信起爆装置を爆発物
が誘爆処理される範囲内の所定位置に正確に配置するこ
とができる。 (5) 前記受信起爆装置を、受信起爆装置の爆発によ
り爆発物が誘爆処理される範囲内に上空から投下して配
置する場合、磁界発生装置のアンテナを航空機により爆
発物が誘爆処理される範囲内の上空位置に支持した請求
項3に記載の爆発物の処理方法。
【0048】この方法によれば、受信起爆装置にその上
空から磁界を直接的に供給して受信起爆装置の作動を確
実に行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
爆発物処理用遠隔無線発破装置又は請求項2記載の爆発
物処理用遠隔無線発破装置を用いた爆発物の処理方法に
よれば、爆発物の存在する場所の周辺領域に人が立ち入
ることなく、遠隔操作により受信起爆装置の配置と爆発
物の爆発処理を容易かつ迅速に行うことができる。しか
も、爆発物の爆発処理できる範囲を直線状、矩形状、円
形状等の任意の形状で、広い範囲や特定の狭い範囲、さ
らに複雑な地形の範囲に設定することができる。さら
に、広い範囲を一度に爆発処理したり、その範囲内を順
番に複数回に分割して爆発処理することができる。
【0050】請求項3に記載の爆発物処理用遠隔無線発
破装置を用いた爆発物の処理方法によれば、受信起爆装
置を配置するために爆発物が誘爆処理される範囲内に人
が近づく必要がないことから、受信起爆装置の取り扱い
を容易にして爆発物の誘爆処理作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)及び(b)は、実施形態における受信
起爆装置の配置方法を示す説明図。
【図2】 クレーンを用いた受信起爆装置の配置方法を
示す説明図。
【図3】 無人搬送車を用いた受信起爆装置の配置方法
を示す説明図。
【図4】 射出機を用いた受信起爆装置の配置方法を示
す説明図。
【図5】 実施例1における受信起爆装置の起爆方法を
示す説明図。
【図6】 実施例2における受信起爆装置の起爆方法を
示す説明図。
【図7】 実施例3における受信起爆装置の起爆方法を
示す説明図。
【図8】 実施形態における遠隔無線発破装置の電気回
路図。
【符号の説明】
1…磁界発生装置、2…ループアンテナ、3…交流発生
機、4…受信起爆装置、5…エネルギー発生部としての
受信コイル、6…エネルギー発生部としての受信回路
部、7…エネルギー発生部としての電気雷管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界発生装置と受信起爆装置とよりな
    り、磁界発生装置が特定周波数の交流電流を発生する交
    流発生機と、その交流電流により磁界を発生するアンテ
    ナとを備え、受信起爆装置が前記磁界に同調して所定の
    エネルギーを発生するエネルギー発生部と、そのエネル
    ギー発生部より発生するエネルギーにより爆発する爆薬
    とを備え、受信起爆装置を爆発処理の対象となる爆発物
    が受信起爆装置により誘爆処理される範囲内に配置し、
    磁界発生装置を爆発物の存在しない場所に設置する爆発
    物処理用遠隔無線発破装置。
  2. 【請求項2】 爆発処理の対象となる爆発物に対し、請
    求項1に記載の受信起爆装置の爆発により爆発物が誘爆
    処理される範囲内に前記受信起爆装置を配置するととも
    に、請求項1に記載の磁界発生装置を爆発物の存在しな
    い場所に設置した後、磁界発生装置を作動させることに
    より、受信起爆装置を起爆させて爆発物を誘爆処理する
    爆発物の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記受信起爆装置を、受信起爆装置の爆
    発により爆発物が誘爆処理される範囲内に上空から投下
    して配置するか、又は地上の前記爆発物が誘爆処理され
    る範囲外から発射して爆発物が誘爆処理される範囲内に
    配置する請求項2に記載の爆発物の処理方法。
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