JPH10142075A - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JPH10142075A
JPH10142075A JP29408696A JP29408696A JPH10142075A JP H10142075 A JPH10142075 A JP H10142075A JP 29408696 A JP29408696 A JP 29408696A JP 29408696 A JP29408696 A JP 29408696A JP H10142075 A JPH10142075 A JP H10142075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波磁場の影響を受けることなく、正確に
温度測定をすることができ、小型で安価な温度測定装置
を提供する。 【解決手段】 第1の熱電素線21と、第2の熱電素線
22と、第1の熱電素線21の一端と第2の熱電素線2
2の一端とを接続して形成した測温接点23とを有する
熱電素子24と、熱電素子24を内部に収納する、磁性
体からなる保護管25とを備え、保護管25は、第1の
熱電素線21を収納する第1の貫通孔28と、第2の熱
電素線22を収納する第2の貫通孔29と、保護管25
の一端側に設けられ、第1の貫通孔28と第2の貫通孔
29に連通し、測温接点23を収納する測温接点収納凹
部30と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、炉内の温度を測定する温度測
定装置としては、図5に示す温度測定装置が一般に用い
られている。
【0003】図5に示すように、この温度測定装置は、
熱電素子1と、熱電素子1を保護するアルミナ製の保護
管2とを備えている。熱電素子1は白金製の第1の熱電
素線3と、白金ロジウム製の第2の熱電素線4と、第1
の熱電素線3の一端と第2の熱電素線4の一端とを接続
して形成した測温接点5とを有している。また、保護管
2は、第1の熱電素線3を収納する第1の貫通孔6と、
第2の熱電素線4を収納する第2の貫通孔7とを有し、
熱電素子1の測温接点5は、保護管2の一端側から外部
に露出している。(以下、従来技術1とする。) 一方、セラミック原料などの被熱処理物を熱処理する熱
処理炉として、高周波誘導加熱式の熱処理炉が知られて
いる。この熱処理炉は、炉芯管の周囲に誘導加熱コイル
を巻回したもので、この誘導加熱コイルに数10KHZ
の高周波電流を流すと、高周波磁束が発生し、高周波磁
束内にある炉芯管内の金属、すなわちセラミック原料な
どの被熱処理物が加熱されることとなる。
【0004】しかしながら、上述の温度測定装置を用い
て、この高周波誘導加熱式の熱処理炉の炉内温度を測定
しようとすると、熱電素子1が誘導加熱コイルにより発
生する磁場の影響を受けるため、正確な温度測定ができ
ないという問題があった。そのため、高周波誘導加熱式
の熱処理炉の炉内温度を測定するためには、放射温度計
を高周波磁束の外部、すなわち炉芯管の外部に配置し、
炉芯管の外部から炉内温度を測定していたが、放射温度
計を用いているため、装置が高価になるという問題があ
った。
【0005】また、図6に示すように、実公平1−36
098号には、熱電素子11と、ハイアルミナ系のセラ
ミックからなる保護管12とを用いた温度測定装置が開
示されている。
【0006】熱電素子11は、白金製の第1の熱電素線
11aと、白金ロジウム製の第2の熱電素線11bと、
第1の熱電素線11aの一端と第2の熱電素線11bの
一端とを接続して形成した測温接点11cとを有してい
る。
【0007】また、保護管12は、内側保護管12aと
外側保護管12bとからなり、内側保護管12aは、第
1の熱電素線11aを収納する第1の貫通孔13aと、
第2の熱電素線11bを収納する第2の貫通孔13bを
有し、熱電素子11の測温接点11cは、内側保護管1
2aの一端側から外部に露出している。また、内側保護
管12aおよび熱電素子11は、外側保護管12bの内
部に収納されている。(以下、従来技術2とする。) この温度測定装置の場合には、内側保護管12aの外側
に、さらに外側保護管12bが配置されているので、温
度測定装置全体が大型化し、炉内における取付け位置が
制限されるという問題があった。また、熱電素子11の
測温接点11cも、外側保護管12bにより完全に覆わ
れる構造であるので、従来技術1のように熱電素子1の
測温接点5が保護管2の外部に露出したものと比較する
と、炉内の温度測定を正確に行なうことができないとい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、高周波磁場の影響を受けることなく、正確に温度測
定をすることができ、小型で安価な温度測定装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
温度測定装置は、第1の熱電素線と、第2の熱電素線
と、前記第1の熱電素線の一端と前記第2の熱電素線の
一端とを接続して形成した測温接点とを有する熱電素子
と、前記熱電素子を内部に収納する、磁性体からなる保
護管とを備え、前記保護管は、前記第1の熱電素線を収
納する第1の貫通孔と、前記第2の熱電素線を収納する
第2の貫通孔と、前記保護管の一端側に設けられ、前記
第1の貫通孔と前記第2の貫通孔に連通し、前記測温接
点を収納する測温接点収納凹部と、を有することを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項1に係る温度測定装置によ
れば、熱電素子の第1の熱電素線および第2の熱電素線
は、それぞれ磁性体からなる保護管の第1の貫通孔およ
び第2の貫通孔に収納され、熱電素子の測温接点は、磁
性体からなる保護管の測温接点収納凹部に収納されてい
るので、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことにより
発生する高周波磁束は、磁性体からなる保護管に集中
し、熱電素子には影響しない。
【0011】また、本発明の請求項2に係る温度測定装
置は、第1の熱電素線と、第2の熱電素線と、前記第1
の熱電素線の一端と前記第2の熱電素線の一端とを接続
して形成した測温接点とを有する熱電素子と、前記第1
の熱電素線を内部に収納する、磁性体からなる第1の保
護管と、前記第2の熱電素線を内部に収納する、磁性体
からなる第2の保護管と、前記第1の保護管および前記
第2の保護管の一端側に設けられ、前記測温接点を内部
に収納する、磁性体からなる第3の保護管と、を備える
ことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に係る温度測定装置によ
れば、熱電素子の第1の熱電素線および第2の熱電素線
は、それぞれ磁性体からなる第1の保護管の内部および
第2の保護管の内部に収納され、熱電素子の測温接点
は、磁性体からなる第3の保護管の内部に収納されてい
るので、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことにより
発生する高周波磁束は、磁性体からなる第1の保護管、
第2の保護管、および第3の保護管に集中し、熱電素子
には影響しない。
【0013】また、本発明の請求項3に係る温度測定装
置は、本発明の請求項2に係る温度測定装置において、
前記第1の保護管および前記第2の保護管が、複数のフ
ェライトビーズからなることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項3に係る温度測定装置によ
れば、第1の保護管および前記第2の保護管を屈曲させ
ることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の温度測定装置の実
施例につき、添付図面を参照して説明する。
【0016】実施例1 図1は、本発明の温度測定装置の実施例1を示す断面図
である。
【0017】この温度測定装置は、−極の第1の熱電素
線21と、+極の第2の熱電素線22と、第1の熱電素
線21の一端と第2の熱電素線22の一端とを接続して
形成した測温接点23とを有する熱電素子24と、熱電
素子24を内部に収納する、磁性体からなる保護管25
とを備えている。
【0018】第1の熱電素線21は白金からなり、第2
の熱電素線22は87重量部の白金に対し、13重量部
のロジウムを含有する白金ロジウムからなる。また、第
1の熱電素線21の他端および第2の熱電素線22の他
端には、それぞれ端子26、27が接続されている。
【0019】保護管25は、第1の熱電素線21を収納
する第1の貫通孔28と、第2の熱電素線22を収納す
る第2の貫通孔29と、保護管25の一端側に設けら
れ、第1の貫通孔28と第2の貫通孔29に連通し、測
温接点23を収納する測温接点収納凹部30とを有して
いる。したがって、熱電素子24の測温接点23は、保
護管25の一端側から外部に突出しないように、保護管
25の測温接点収納凹部30に収納されている。
【0020】また、保護管25は、ニッケル亜鉛系のフ
ェライトや、マンガン亜鉛系のフェライトなどの磁性体
セラミックスを用いて押出し成形することにより、容易
に成形することができる。磁性体セラミックスはキュリ
ー温度を有し、キュリー温度以上になると非磁性となる
ため、キュリー温度以下の温度で使用することが有効で
ある。なお、ニッケル亜鉛系のフェライトのキュリー温
度は約590℃であり、リチウム系のフェライトのキュ
リー温度は約670℃である。
【0021】実施例2 図2は、本発明の温度測定装置の実施例2を示す断面図
である。なお、実施例1と実質的に同一である部分につ
いては、説明の重複を避けるため、同一符号を付するこ
とでここでの説明を省略する。
【0022】この温度測定装置は、−極の第1の熱電素
線21と、+極第2の熱電素線22と、第1の熱電素線
21の一端と第2の熱電素線22の一端とを接続して形
成した測温接点23とを有する熱電素子24と、第1の
熱電素線21を内部に収納する、磁性体からなる第1の
保護管31と、第2の熱電素線22を内部に収納する、
磁性体からなる第2の保護管32と、第1の保護管31
および第2の保護管32の一端側に設けられ、測温接点
23を内部に収納する、磁性体からなる第3の保護管3
3とを備えている。
【0023】熱電素子24は、実施例1において用いた
熱電素子24と実質的に同一であり、第1の熱電素線2
1の他端および第2の熱電素線22の他端には、それぞ
れ端子26、27が接続されている。
【0024】第1の保護管31には、第1の熱電素線2
1が挿入される貫通孔34が形成され、第2の保護管2
2には、第2の熱電素線22が挿入される貫通孔35が
形成されている。また、第3の保護管33には、測温接
点23を収納する測温接点収納凹部36が形成されてい
る。したがって、熱電素子24の測温接点23は、第3
の保護管33の一端側から外部に突出しないように、測
温接点収納凹部36に収納されている。
【0025】なお、第1の保護管31、第2の保護管3
2、および第3の保護管33は、実施例1の保護管25
と同一の材料を用いて、同一の製法で成形することがで
きる。
【0026】実施例3 図3は、本発明の温度測定装置の実施例3を示す側面図
である。なお、実施例1、実施例2と実質的に同一であ
る部分については、説明の重複を避けるため、同一符号
を付することでここでの説明を省略する。
【0027】この温度測定装置は、−極の第1の熱電素
線21と、+極の第2の熱電素線22と、第1の熱電素
線21の一端と第2の熱電素線22の一端とを接続して
形成した測温接点23とを有する熱電素子24と、第1
の熱電素線21を内部に収納する、磁性体からなる第1
の保護管41と、第2の熱電素線22を内部に収納す
る、磁性体からなる第2の保護管42と、第1の保護管
41および第2の保護管42の一端側に設けられ、測温
接点23を内部に収納する、磁性体からなる第3の保護
管33とを備えている。
【0028】熱電素子24は、実施例1、実施例2にお
いて用いた熱電素子24と実質的に同一であり、第1の
熱電素線21の他端および第2の熱電素線22の他端に
は、それぞれ端子26、27が接続されている。
【0029】第1の保護管41および第2の保護管42
は、それぞれ複数個の円筒形のフェライトビーズ41
a、42aを軸方向に連結して形成されている。第1の
保護管41を構成する各フェライトビーズ41aには、
第1の熱電素線21が挿入される貫通孔41bが形成さ
れ、第2の保護管42を構成する各フェライトビーズ4
2aには、第2の熱電素線22が挿入される貫通孔42
bが形成されている。したがって、第1の保護管41お
よび第2の保護管42は自在に屈曲させることが可能で
ある。また、第3の保護管33には、測温接点23を収
納する測温接点収納凹部36が形成されている。したが
って、熱電素子24の測温接点23は、第3の保護管3
3の一端側から外部に突出しないように、測温接点収納
凹部36に収納されている。
【0030】なお、第1の保護管41および第2の保護
管42を構成する各フェライトビーズ41a、42a
や、第3の保護管33は、実施例1の保護管25と同一
の材料を用いて、同一の製法で成形することができる。
【0031】以上のように、本発明の温度測定装置につ
いて、実施例1、実施例2、および実施例3に基づき説
明したが、本発明の温度測定装置は上記実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更
が可能である。
【0032】例えば、上記実施例1においては、測温接
点収納凹部30は、保護管25の一端に、保護管25と
連続的に一体化した部材により形成されることとした
が、本発明の温度測定装置はこれに限定されるものでは
なく、図4に示すように、保護管51の一端に、保護管
51とは別部材である測温接点収納管52を取付け、こ
の測温接点収納管52の内部を測温接点収納凹部53と
しても良い。この場合、測温接点収納凹部53は、第1
の熱電素子21を収納する第1の貫通孔54、および第
2の熱電素子22を収納する第2の貫通孔55に連通す
る。測温接点23は、測温接点収納凹部53に収納さ
れ、保護管51の一端から外部に露出することがない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
温度測定装置によれば、誘導加熱コイルに高周波電流を
流すことにより発生する高周波磁束は、磁性体からなる
保護管に集中し、熱電素子には影響しないので、正確な
温度測定が可能である。
【0034】また、本発明の請求項1に係る温度測定装
置によれば、熱電素子の測温接点が、磁性体からなる保
護管の測温接点収納凹部に収納されているので、熱電素
子の測温接点や前記保護管を覆う径寸法の大きな保護管
を別途用意する必要がなく、小型化が可能である。
【0035】本発明の請求項2に係る温度測定装置によ
れば、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことにより発
生する高周波磁束は、磁性体からなる第1の保護管、第
2の保護管、および第3の保護管に集中し、熱電素子に
は影響しないので、正確な温度測定が可能である。
【0036】また、本発明の請求項2に係る温度測定装
置によれば、熱電素子の第1の熱電素線、および第2の
熱電素線が、それぞれ第1の保護管、および第2の保護
管に個別に収納されているので、各保護管の径寸法を小
さくすることができ、装置全体の小型化が可能である。
【0037】また、本発明の請求項3に係る温度測定装
置によれば、この温度測定装置を取付ける取付け位置の
空間形状に応じて、第1の保護管および前記第2の保護
管を屈曲させることができるので、取付け位置の空間形
状やスペースを選ばず、適用範囲が広くなるとともに、
取付け作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度測定装置の実施例1を示す図面
で、図1(a)は一部切欠断面図であり、図1(b)は
図1(a)のA−A線における断面図である。
【図2】本発明の温度測定装置の実施例2を示す図面
で、図2(a)は一部切欠断面図であり、図2(b)は
図2(a)のB−B線における断面図である。
【図3】本発明の温度測定装置の実施例3を示す側面図
である。
【図4】本発明の温度測定装置の実施例1の変形例を示
す断面図である。
【図5】従来の温度測定装置を示す断面図である。
【図6】従来の他の温度測定装置を示す断面図である。
【符号の説明】
21 第1の熱電素線 22 第2の熱電素線 23 測温接点 24 熱電素子 25、51 保護管 28、54 第1の貫通孔 29、55 第2の貫通孔 30、36、53 測温接点収納凹部 31、41 第1の保護管 32、42 第2の保護管 33 第3の保護管 41a、42a フェライトビーズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱電素線と、第2の熱電素線と、
    前記第1の熱電素線の一端と前記第2の熱電素線の一端
    とを接続して形成した測温接点とを有する熱電素子と、 前記熱電素子を内部に収納する、磁性体からなる保護管
    とを備え、 前記保護管は、前記第1の熱電素線を収納する第1の貫
    通孔と、前記第2の熱電素線を収納する第2の貫通孔
    と、前記保護管の一端側に設けられ、前記第1の貫通孔
    と前記第2の貫通孔に連通し、前記測温接点を収納する
    測温接点収納凹部と、を有することを特徴とする温度測
    定装置。
  2. 【請求項2】 第1の熱電素線と、第2の熱電素線と、
    前記第1の熱電素線の一端と前記第2の熱電素線の一端
    とを接続して形成した測温接点とを有する熱電素子と、 前記第1の熱電素線を内部に収納する、磁性体からなる
    第1の保護管と、 前記第2の熱電素線を内部に収納する、磁性体からなる
    第2の保護管と、 前記第1の保護管および前記第2の保護管の一端側に設
    けられ、前記測温接点を内部に収納する、磁性体からな
    る第3の保護管と、を備えることを特徴とする温度測定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の保護管および前記第2の保護
    管は、複数のフェライトビーズからなることを特徴とす
    る請求項2に記載の温度測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000227363A (ja) * 1999-02-01 2000-08-15 Eaton Corp 接触温度用プロ―ブ
CN120846507A (zh) * 2025-09-25 2025-10-28 二重(德阳)重型装备有限公司 齿轮箱测温装置和测温方法

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