JPH1014329A - 施肥装置付き乗用型農作業機 - Google Patents

施肥装置付き乗用型農作業機

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Publication number
JPH1014329A
JPH1014329A JP17782596A JP17782596A JPH1014329A JP H1014329 A JPH1014329 A JP H1014329A JP 17782596 A JP17782596 A JP 17782596A JP 17782596 A JP17782596 A JP 17782596A JP H1014329 A JPH1014329 A JP H1014329A
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JP
Japan
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fertilizer
tank
cockpit
seedling
riding type
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Application number
JP17782596A
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English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この種の従来技術としては、特開平7−10
7826号公報に示すように、施肥装置付き乗用型田植
機において、肥料タンクを乗用型走行車体側の操縦席の
側方にのみ設けたものがある。然し乍ら、従来の肥料タ
ンクは容量が少なくて作業効率が悪く、然も、操縦席か
ら遠く離れた位置にある肥料タンクと操縦席との間に
は、ステップがなくて作業性も悪いものであった。 【解決手段】 操縦席18を有する乗用型走行車体2に
昇降リンク装置3を介して農作業機4を装着すると共
に、肥料タンク50・70を乗用型走行車体2側に配設
して、該肥料タンク50・70から送り出された肥料を
農作業機4側に設けた施肥部52・82にて圃場に施肥
する施肥装置5・80を設けた施肥装置付き乗用型農作
業機において、該肥料タンク50・70を機体側面視で
操縦席18の後方から側方にかけて設け、該操縦席18
の側方に配置した肥料タンク70と操縦席18との間に
はステップ19を設けた施肥装置付き乗用型農作業機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型走行車体
に苗植付機や播種機等を装着した乗用型農作業機に、施
肥作業を行う施肥装置を装備した施肥装置付き乗用型農
作業機に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】この種の従来技術としては、特
開平7−107826号公報に示すように、施肥装置付
き乗用型田植機において、肥料タンクを乗用型走行車体
側の操縦席の側方にのみ設けたものがある。然し乍ら、
従来の肥料タンクは容量が少なくて作業効率が悪く、然
も、操縦席から遠く離れた位置にある肥料タンクと操縦
席との間には、ステップがなくて作業性も悪いものであ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するために、操縦席18を有する乗用型走行車体2に
昇降リンク装置3を介して農作業機4を装着すると共
に、肥料タンク50・70を乗用型走行車体2側に配設
して、該肥料タンク50・70から送り出された肥料を
農作業機4側に設けた施肥部52・82にて圃場に施肥
する施肥装置5・80を設けた施肥装置付き乗用型農作
業機において、該肥料タンク50・70を機体側面視で
操縦席18の後方から側方にかけて設け、該操縦席18
の側方に配置した肥料タンク70と操縦席18との間に
はステップ19を設けたことを特徴とする施肥装置付き
乗用型農作業機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】この発明は、肥料タンク50・
70を機体側面視で操縦席18の後方から側方にかけて
設け、該操縦席18の側方に配置した肥料タンク70と
操縦席18との間にはステップ19を設けたので、大量
の肥料を乗用型走行車体2に積載することができて頻繁
に肥料補給の必要がなく、然も、操縦席18の近くに肥
料タンク50・70があって更に操縦席18の側方に配
置した肥料タンク70と操縦席18との間にはステップ
19があるから、その補給作業も容易で作業性が良く
て、従来例の課題を適切に解消することができる。
【0005】
【実施例】この発明の一実施例として、施肥装置付き乗
用型田植機を図面に基づき詳細に説明する。1は乗用型
田植機であって、乗用型走行車体2の後部に昇降リンク
装置3を介して農作業機の一種である苗植付機4を上下
動自在に装着している。
【0006】先ず、乗用型走行車体2について説明す
る。6・7は左右フレームであって、その前端にミッシ
ョンケース8を固着している。そして、そのミッション
ケース8の左右に固着した前輪伝動フレームより突出し
て設けた前輪車軸9a・9aには、操縦ハンドル10の
回動操作により左右に回動して機体の進路を変更する前
輪9・9が取り付けられている。また、左右フレーム6
・7の後側左右に設けた後輪ギヤケースの後輪車軸11
a・11aには、後輪11・11が取り付けられてい
る。尚、前輪9・9及び後輪11・11は共にミッショ
ンケース8から伝動されて駆動回転するようになってい
る。
【0007】ミッションケース8への動力は、フレーム
6・7上に支持したエンジン12の原動力が第1ベルト
伝動装置13でミッションケース8上に固設した油圧ポ
ンプに伝達し、そこから更に無段変速式の第2ベルト伝
動装置14でミッションケース8の入力軸に伝動されて
いる。また、苗植付機4への伝動は、ミッション8の右
側部から伝動軸を介してクラッチケース15に伝動し、
そのクラッチケース15内のクラッチ16を経て動力が
二分し、一方は伝動軸を介して苗植付機4に伝動し、他
方は伝動軸59を介して側条施肥装置5のポンプ51と
深層施肥装置80のポンプ81とに伝動する。
【0008】前記エンジン12は、側面視で、左右一対
の前輪9・9の前輪車軸9a・9a位置と左右一対の後
輪11・11の後輪車軸11a・11a位置との前後間
に位置する。そのエンジン12の上側をエンジンカバー
17にて覆い、そのエンジンカバー17の上に操縦席1
8が取り付けられている。操縦席18の前側及び左右側
方にはステップ19が水平状に設けられ、操縦席18の
後側で左右後輪11・11の上側を左右に渡す状態にリ
ヤステップ20が前記ステップ19より高い位置に設け
られている。そして、機体側面視で該ステップ19及び
リヤステップ20より下側に各々前輪9・9及び後輪1
1・11が位置する構成となっている。尚、ステップ1
9の左右のステップ面19a・19aは、車体前端部ま
で延設されていて通路を形成し、車体前部からの乗り降
りを可能としている。ステップ19の左右両側には、地
面からステップ19上に上がるときに足をかける乗車ス
テップ21・21が設けられている。
【0009】また、ハンドル10の下側はフロントカバ
ー22で覆われ、そのフロントカバー22の上部には各
種作動状態を表示する表示パネル部が設けられ、その周
辺に、主変速レバーや副変速レバー、アクセルレバーが
配設されている。フロントカバー22の下側後側にはク
ラッチペダルや後輪サイドクラッチ・ブレーキペダルが
設けられている。エンジンカバー17の左右両側には、
植付・施肥クラッチ兼苗植付機昇降操作レバー23と苗
植付機自動昇降制御の感度調節レバー24が、操縦者が
操縦席18に座ったままで操作できるように設けられて
いる。尚、左右の前輪伝動フレームに固着された支持フ
レームに補給用の苗を上下多段に載せる苗台を有する予
備苗載台25・25が取り付けられている。
【0010】昇降リンク装置3は、フレーム6・7の後
側に固着されたリンクベース31に回動自在に取り付け
られた上リンク32および左右下リンク33・33を備
え、これら上下リンクの後端部には縦リンク34が連結
されている。そして、縦リンク34の下端部から後方に
突出する軸受部に苗植付機4の植付伝動フレーム40に
固着の連結軸40aが回動自在に枢支され、苗植付機4
が進行方向に対して左右にローリング動可能に装着され
ている。
【0011】また、この昇降リンク装置3は、油圧シリ
ンダ35により昇降作動するように設けられている。油
圧シリンダ35のシリンダ部の基部側はエンジン12下
方でフレーム6・7に固着の支持部材に枢支し、ピスト
ン部の先端部側は上リンク32の基部に一体で下向きに
延びるスイングアーム32aの先端部にスプリングを介
して連結している。油圧シリンダ35のピストン部がシ
リンダ部から突出作動すると昇降リンク装置3が上昇作
動して苗植付機4が上昇する。油圧シリンダ35のピス
トン部がシリンダ部内に引っ込み作動すると昇降リンク
装置3が下降作動して苗植付機4が下降する。油圧シリ
ンダ35の作動は油圧バルブによって切り換えられる。
【0012】苗植付機4は、6条植えの構成である。平
面視E字状に構成される植付伝動フレーム40が苗植付
機4のフレームを兼ねて、その内部に苗植付機4の各作
動部への伝動機構が設けられている。その植付伝動フレ
ーム40上に前側が上位となるよう傾斜して苗載台41
が設けられ、植付伝動フレーム40内の左右往復移動機
構と連動連結して左右に往復移動するようになってい
る。また、植付伝動フレーム40の後端部の両側部に突
出する植付駆動軸に植付装置42…が装着されている。
よって、苗載台41が左右に往復動してその苗載台上の
苗を苗載台下端に設けた苗受け枠44の苗取出口に順次
供給し、植付装置42…の苗植付具43…が所定の軌跡
を描きながら回転して前記苗取出口に供給された苗を苗
植付具43…の植付爪が保持し、その保持した苗を圃場
に達したとき放出して植え付けるようになっている。ま
た、苗載台21の各条の苗載面下位側にはベルト式の苗
縦送り装置45…が設けられていて、苗載台41が左右
方向に移動して植付装置42…が苗の下端部一列を分割
し終えると、苗の下端部が苗取り口上に位置するように
苗を移送する。
【0013】ここで、植付装置42について図8〜図1
0に基づいて詳細に説明する。100…は回転ケース
で、前記植付伝動フレーム40の3つに分岐した各後端
部にその前後中間の中心部が植付駆動軸101にキー1
02で一体回転されるように取付けられている。103
は軸受メタルで、植付伝動フレーム40の外側部に止着
されていて前記植付駆動軸101をベアリングを介して
軸受し、この植付駆動軸101が挿通される外端孔部1
03aを植付駆動軸101の軸心に対して偏心ならしめ
ている。
【0014】104は太陽ギヤーで、前記軸受メタル1
03の孔部103aに挿入されて回り止めが掛られたボ
ス部104aと一体的に設けられ、この太陽ギヤー10
4は前記植付駆動軸101の軸心に対してピッチサーク
ルが偏心したギヤーになっている。105・105はカ
ウンター遊星ギヤーで、前記各回転ケース100内に回
転自在に軸受されていて、前記太陽ギヤー104に常時
咬合している。
【0015】106は遊星ギヤーで、前記各回転ケース
100内の先端側にあって、前記カウンター遊星ギヤー
105・105に咬合っている。そして、この遊星ギヤ
ー106には、これと一体の筒軸106aが設けられ、
その一端側は回転ケースの外方に突出していて、この筒
軸106a内に軸が挿通できるよう構成されている。1
07はカム軸で、前記筒軸106a内に挿通されて回転
ケース100内を横切り、その一端が回動ケース100
の植付伝動フレーム40側の外壁面部に固着される回止
め板108に固着され、他端は前記筒軸106aよりも
外方へ突出している。
【0016】43は苗植付具で、植付ケース109、苗
押出し作動カム110、連動杆111、押出軸112及
び苗分離爪113等からできている。そして、この植付
ケース109は、前記遊星ギヤー106と一体状の筒軸
106aの外周部に嵌合されてコッターピン114でボ
スの軸心方向へ多少動かせて固定できるように設けたメ
タル115にボルトでもって固着され、この筒軸106
aと一体で回転されるよう設けられている。
【0017】そして、このメタル115は、植付ケース
109内に突込まれる嵌合部115aと植付ケース10
9を一体的に固着するフランジ部115bをもち、この
フランジ部115bと前記植付ケース109とをボルト
116で固着している。苗押出し作動カム110は前記
カム軸107の先端部を角軸に形成してこれに嵌合さ
せ、該カム軸107と一体で回転するよう設けている。
このようにして作動カム110が植付ケース109内に
挿入されるからこの作動カム110の後方側は植付ケー
ス109の外壁だけで足り、前記メタル115のフラン
ジ部115bに固着する為の壁面が延びるだけの構成に
できて、作動カム110の後方外側を十分に凹ませた構
成になる。したがって、回転ケース100に前後に並べ
て苗植付具43・43を装着する場合、前記凹部に苗分
離爪113が介入でき、2つの苗植付具43・43を前
後に接近して設けることができる。
【0018】連動杆111は前後中間部がピン117で
植付ケース109に回動自由に受けられ、基部側に前記
カム110の外周に接当する前部カムフロアー部aと後
部カムフロアー部bとが設けられており、先端側をフォ
ーク状に形成している。尚、前記ピン117は、前記メ
タル115のフランジ部115b内面で、抜止めされる
形態になっている。
【0019】112は押出軸で、植付ケース109の先
端側に上下方向に摺動可能に軸受けされていて、その下
端はケース外へ突出しており、この下端を苗押出片11
2aに形成し、上端部側を一部小判状に外周を切削し
て、ここに前記連動杆111の先端フォーク部を係合し
ている。118は、ばねである。苗分離爪113は先端
が二俣に分かれた爪であって、植付ケース109の先端
部に着脱自在に取付けられている。
【0020】そして、植付伝動フレーム114の植付駆
動軸101が回転されると、各回転ケース100が回転
し、この回転に伴い太陽ギヤー104のまわりにカウン
ター遊星ギヤー105・105が遊星回転され、これに
咬合う遊星ギヤー106・106が回転されることにな
る。したがって、遊星ギヤー106・106と一体的な
筒軸106aにコッターピン114で止着されたメタル
115を介して止着の植付ケース本体109が回転ケー
ス100に対して回転され、該回転ケース100と一体
のカム軸107・107は当然ながらギヤー106によ
って回転を受けないから、このカム軸107に止着の押
出し作動カム110に対して植付ケース本体109が太
陽ギヤー104の偏心ピッチサークルのために周速が変
動しながら回転されることになる。したがって、連動杆
111がカム110により揺動し、押出軸112が上下
動することになる。
【0021】そして、植付ケース109に取付けられた
苗分離爪113の先端側が植付軌跡(イ)を描いて作動
し、左右に往復動する苗載台41に載置された苗から一
株分づつ分割して後述のセンターフロート46・サイド
フロート47a・47bで整地された圃場面へ植付けて
行く。即ち、苗押出軸112が植付ケース109に対し
て上方に位置しているときに苗載置台から苗を分割し、
圃場面へ突込んだときにカム110の凸部と連動杆11
1の前部カムフロアー部aとが外れてばね118で急速
に苗押出軸112が下動して苗押出片112aにて苗を
土壌中へ押込むようになっている。この時、苗分離爪1
13と苗押出片112aとの隙間(ロ)に砂や小石等が挟
まっていてばね118の付勢力では苗押出片112aが
下動しないことがあるが、連動杆111には後部カムフ
ロアー部bが設けられており、この後部カムフロアー部
bがカム110の凸部にて押し上げられて強制的に苗押
出片112aを下動させるようになっていて、苗の植付
けミスを防止できるようになっている。尚、この後部カ
ムフロアー部bがカム110の凸部にて押し上げられる
タイミングは、カム110の凸部と前部カムフロアー部
aとが外れた瞬間若しくは直後となっている。
【0022】さて、苗植付機4の下側には、中央にセン
ターフロート46、左右両側にサイドフロート47a・
47bが、それぞれ左右横方向の軸芯回りに後部が枢支
されて前部が上下動自在に取り付けられている。各フロ
ート46・47a・47bは、苗植付作業時には水田の
泥土表面に接地し滑走して植付装置42…による苗植付
位置を整地していく。また、各フロート46・47a・
47bの左右側部には側条施肥装置5の各条の施肥部で
ある側条施肥ノズル52…が取り付けられており、この
側条施肥ノズル52…の後端口からペースト状或は液状
等の流体肥料が土中に放出されるが、その左右方向の位
置は各条の苗植付位置の左右側方の近傍に位置するよう
に設けられている。更に、各フロート46・47a・4
7bの中央部には深層施肥装置80の各条の施肥部であ
る深層施肥ノズル82…が取り付けられており、この深
層施肥ノズル82…の後端口からもペースト状或は液状
等の流体肥料が土中に放出されるが、その位置は各条の
苗植付位置の中間で側条施肥よりも深い位置に設けられ
ている。
【0023】側条施肥装置5は、流体肥料を貯留する側
条肥料タンク50・50と、流体肥料を強制的に送るポ
ンプ51と、そのポンプ51から吐出された肥料を各条
の側条施肥ノズル52…側に流す状態と側条肥料タンク
50に戻す状態とに切替るバルブユニット53と、その
バルブユニット53から各条の側条施肥ノズル52…に
送る側条施肥パイプ54…と、先端口が土中にもぐり込
んで肥料を放出する側条施肥ノズル52…とを備え、側
条肥料タンク50・50からポンプ51への肥料の供給
は供給パイプ55内を通って供給され、ポンプ51から
バルブユニット53への肥料の移送は側条施肥条数分設
けた6本の連結パイプ56…で移送されるようになって
いる。
【0024】側条肥料タンク50・50は、横長箱形状
で、リンクベース31の上端に連結された横長の支持フ
レーム57の左右両端部に固着の側条肥料タンク支持フ
レーム58・58に、側条肥料タンク長手方向が左右方
向に向く姿勢で取り付けられている。また、側条肥料タ
ンク50・50は、その一部分が機体外に出た状態でそ
の他の部分が機体上に位置する状態に配置されている。
また、これら側条肥料タンク50・50は、機体の最大
左右幅を決めている部材である苗受け枠44より左右内
側に配置され、リヤステップ20より高位に配置されて
いる。側条肥料タンク50・50の上面には,肥料を補
給するための肥料補給口が開口され、蓋50a・50a
で閉じられている。側条肥料補給口は、側条肥料タンク
50・50の機体外に出ている側に偏って配設されてい
る。故に、肥料補給時は肥料がこぼれても機体上には落
ちにくい。
【0025】更に、左右の側条肥料タンク50・50
は、口径の大きい供給パイプ55によって下側から流体
肥料が取り出されるようになっていると共に、該供給パ
イプ55内の左右側条肥料タンク50・50の下部位置
には上部が枢支されて回動する逆流阻止弁55a・55
aが設けられている。従って、乗用型走行車体2が左右
略々水平状態では、図6のような状態となって、左右両
側条肥料タンク50・50から流体肥料がポンプ51に
て取り出される。また、乗用型走行車体2が左右方向に
大きく傾いた場合には、図7のような状態となって、下
方に位置する側の逆流阻止弁55aが閉じるので、上方
の側条肥料タンク50の流体肥料が下方の側条肥料タン
ク50内に流れ込んでしまって流体肥料がポンプ51に
て取り出されなくなることを防止でき、左右側条肥料タ
ンク50・50内の肥料が少なくなっても乗用型走行車
体2の傾斜に関係なく良好に肥料の取り出しが行なえ
る。
【0026】また、供給パイプ55の中途からポンプ供
給パイプ部55bが分岐し、ポンプ51に肥料が供給さ
れるようになっている。ポンプ51は、サブタンク51
aと、各条肥料吐出部51bとそれを駆動するギヤ伝動
部51cから構成されている。サブタンク51aへの肥
料供給は、供給パイプ55のポンプ供給パイプ部55b
がサブタンク肥料供給口51dに連結されており、側条
肥料タンク50・50から供給パイプ55・ポンプ供給
パイプ部55b内を通ってサブタンク肥料供給口51d
に肥料が供給され、ドレンバルブ51eを経由してサブ
タンク51a内に供給される。尚、ドレンバルブ51e
を切替えて肥料排出口51fを開くと、側条肥料タンク
50・50及び供給パイプ55、サブタンク51a内の
肥料を排出させることができる。この場合、肥料排出口
51fには蛇腹状の屈曲自在のドレンパイプ51gの基
部が装着されていて、側条肥料タンク50・50及びサ
ブタンク51aより低く位置するステップ19上に肥料
受けTを置いて、そこにドレンパイプ51gの排出口を
持っていって排出させる。ドレンパイプ51gは、未使
用時には左側の側条肥料タンク50の内側に設けたホル
ダーに直立姿勢で保持させておく。各条肥料吐出部51
bは、サブタンク51aの後側部から後方に側条施肥条
数と同数突出するローターパイプ51h…内で、外周に
らせん状の凹溝を形成したローター51i…が駆動回転
することでサブタンク51a内の肥料が吐出されるよう
になっている。ローター51i…の各軸は、ギヤ伝動部
51cで互いに噛み合い連動するギヤにより駆動され
る。
【0027】ポンプ51のギヤ伝動部51cへの伝動
は、前記クラッチケース15内で後方に延びる側条施肥
駆動軸15aからベベルギヤの噛み合い介して軸芯が上
下方向の向かう伝動軸59に伝動し、この伝動軸59の
上端部が、前記支持フレーム57に固着のブラケットに
固定された側条ベベルケース60内に挿入され、このケ
ース内で噛み合うベベルギヤを介して伝動軸59から上
部駆動軸60aに伝動する。そして、側条ベベルケース
60内に設けた変速伝動機構を経由して出力軸61より
スプロケット62・チェン63を介してポンプ51のギ
ヤ伝動部51cの入力軸51jのスプロケットに伝動す
るようになっている。尚、側条ベベルケース60内の変
速伝動機構の変速操作は、その装置上部に設けられた変
速レバー64で操作され、この変速操作によりポンプ5
1の肥料吐出量が複数段に変更される。
【0028】各条肥料吐出部51bのローターパイプ5
1h…から突出される肥料は、連結パイプ56…を通っ
てバルブユニット53に送られる。バルブユニット53
では、各条ごとに切替バルブ53a…が設けられてい
て、各条の側条施肥パイプ54…内を通して側条施肥ノ
ズル52…に肥料を流す状態と、リターンパイプ53d
内を通して左側の側条肥料タンク50内に戻す状態とに
切替えることができる。その切替操作は、各条の切替バ
ルブ53a…に設けられたバルブ切替レバー53bで操
作する。このバルブ切替レバー53bを後方に倒し略水
平姿勢にした状態にすると側条施肥ノズル52…から肥
料を放出する側条施肥状態となり、バルブ切替レバー5
3bを上方に起こし略直立姿勢にした状態にすると側条
施肥ノズル52…からの肥料放出を停止する側条施肥停
止状態になり、この切替操作を各バルブ切替レバー53
b…で各条独立に操作できる。各条の切替バルブ53a
…を経由して側条施肥パイプ54…に流れた肥料は、側
条施肥パイプ54…に接続されている側条施肥ノズル5
2…の先端口から放出される。
【0029】また、6本の側条施肥パイプ54…は、苗
載台41の前側で一旦左右3本づつに束ねて左右に振り
分けた状態にフックに係止させている。これにより、側
条施肥パイプ54…が、苗載台41の前側で左右中央に
設けられている昇降リンク装置3の昇降作動時に引っ掛
かったりせず、また、その昇降リンク装置3の左右両側
に配設される植付深さ調節レバーや苗取量調節レバーの
操作を妨げたりしなくなる。
【0030】上記ポンプ51及びバルブユニット53
は、リヤステップ20の左右中央部上で操縦席18の後
側に配置している。また、側条肥料タンク50・50
は、前述のように、後輪11・11より左右外側にはみ
出した状態に配置されている。尚、図中の65は肥料詰
まりランプ、66は警報ブザーで、切替バルブ53a…
に達する直前の連結パイプ56…内の内圧を検出する検
出具がユニットケース53e内に設けられ、その検出具
が連結パイプ56…内の内圧が高くなったことを検出す
ると、コントロールユニット内の制御装置により肥料詰
まり警報ランプ65を点灯し警報ブザー66を鳴らすよ
うになっている。また、側条肥料タンク50・50内の
肥料の量が設定量以下になるとそれを検出する肥料切れ
センサーが設けられ、そのセンサーが側条肥料タンク5
0・50内の肥料の減少を検出すると、コントロールユ
ニット内の制御装置により肥料切れ警報ランプ67を点
灯し警報ブザー66を鳴らすようになっている。更に、
ユニットケース53e内には、バルブ切替レバー53b
…を1本でも上方に起こし略直立姿勢にして側条施肥停
止状態に操作したことを検出するスイッチが設けられ、
このスイッチにより側条施肥停止状態への操作を検出す
ると点灯する各条側条施肥停止表示ランプ68が点灯す
るようになっている。
【0031】次に、深層施肥装置80は、流体肥料を貯
留する深層肥料タンク70と、流体肥料を強制的に送る
ポンプ81と、そのポンプ81から吐出された肥料を各
深層施肥ノズル82…側に流す状態と深層肥料タンク7
0に戻す状態とに切替るバルブユニット83と、そのバ
ルブユニット83から各深層施肥ノズル82…に送る深
層施肥パイプ84…と、先端口が土中にもぐり込んで肥
料を放出する深層施肥ノズル82…とを備え、深層肥料
タンク70からポンプ81への肥料の供給は供給パイプ
85内を通って供給され、ポンプ81からバルブユニッ
ト83への肥料の移送は深層施肥条数分設けた3本の連
結パイプ86…で移送されるようになっている。
【0032】深層肥料タンク70は、横長箱形状で、リ
ンクベース31の上端に連結された横長の支持フレーム
57の左端部に固着の深層肥料タンク支持フレーム88
に、深層肥料タンク長手方向が前後方向に向く姿勢で取
り付けられている。また、深層肥料タンク70は、その
大部分が機体外に出た状態で配置されている。また、こ
の深層肥料タンク70は、機体の最大左右幅を決めてい
る部材である苗受け枠44より左右内側に配置され、側
条肥料タンク50と同じ高さに配置されている。深層肥
料タンク70の上面には,肥料を補給するための肥料補
給口が開口され、蓋70aで閉じられている。深層肥料
補給口は、平面視で機体外に配設されているので、肥料
補給時は肥料がこぼれても機体上には落ちにくい。
【0033】更に、深層肥料タンク70は、口径の大き
い供給パイプ85によって下側から流体肥料が取り出さ
れ、ポンプ81に肥料が供給されるようになっている。
ポンプ81は、サブタンク81aと、各肥料吐出部81
bとそれを駆動するギヤ伝動部81cから構成されてい
る。サブタンク81aへの肥料供給は、供給パイプ85
がサブタンク肥料供給口81dに連結されており、深層
肥料タンク70から供給パイプ85内を通ってサブタン
ク肥料供給口81dに肥料が供給され、ドレンバルブ8
1eを経由してサブタンク81a内に供給される。尚、
ドレンバルブ81eを切替えて肥料排出口81fを開く
と、深層肥料タンク70及び供給パイプ85、サブタン
ク81a内の肥料を排出させることができる。この場
合、肥料排出口81fには蛇腹状の屈曲自在のドレンパ
イプ81gの基部が装着されていて、深層肥料タンク7
0及びサブタンク81aより低く位置するステップ19
上に肥料受けTを置いて、そこにドレンパイプ81gの
排出口を持っていって排出させる。ドレンパイプ81g
は、未使用時には右側の側条肥料タンク50の内側に設
けたホルダーに直立姿勢で保持させておく。各肥料吐出
部81bは、サブタンク81aの後側部から後方に深層
施肥条数と同数突出するローターパイプ81h…内で、
外周にらせん状の凹溝を形成したローター81i…が駆
動回転することでサブタンク81a内の肥料が吐出され
るようになっている。ローター81i…の各軸は、ギヤ
伝動部81cで互いに噛み合い連動するギヤにより駆動
される。
【0034】ポンプ81のギヤ伝動部81cへの伝動
は、前記伝動軸59にて側条ベベルケース60内に伝達
された動力が上部駆動軸87aにより外部に取り出され
て、深層ベベルケース87内に伝動される。そして、深
層ベベルケース87内に設けた変速伝動機構を経由して
出力軸87bよりスプロケット87c・チェン87dを
介してポンプ81のギヤ伝動部81cの入力軸81jの
スプロケットに伝動するようになっている。尚、深層ベ
ベルケース87内の変速伝動機構の変速操作は、その装
置上部に設けられた変速レバー89で操作され、この変
速操作によりポンプ81の肥料吐出量が複数段に変更さ
れる。
【0035】各肥料吐出部81bのローターパイプ81
h…から突出される肥料は、連結パイプ86…を通って
バルブユニット83に送られる。バルブユニット83で
は、3つの切替バルブ83a…が設けられていて、各深
層施肥パイプ84…内を通して深層施肥ノズル82…に
肥料を流す状態と、リターンパイプ83d内を通して深
層肥料タンク70内に戻す状態とに切替えることができ
る。その切替操作は、各切替バルブ83a…に設けられ
たバルブ切替レバー83bで操作する。このバルブ切替
レバー83bを後方に倒し略水平姿勢にした状態にする
と深層施肥ノズル82…から肥料を放出する深層施肥状
態となり、バルブ切替レバー83bを上方に起こし略直
立姿勢にした状態にすると深層施肥ノズル82…からの
肥料放出を停止する深層施肥停止状態になり、この切替
操作を各バルブ切替レバー83b…で各々独立に操作で
きる。各切替バルブ83a…を経由して深層施肥パイプ
84…に流れた肥料は、深層施肥パイプ84…に接続さ
れている深層施肥ノズル82…の先端口から放出され
る。
【0036】また、3本の深層施肥パイプ84…は、苗
載台41の前側で一旦一つに束ねてフックに係止させて
いる。これにより、深層施肥パイプ84…が、苗載台4
1の前側で左右中央に設けられている昇降リンク装置3
の昇降作動時に引っ掛かったりせず、また、その昇降リ
ンク装置3の左右両側に配設される植付深さ調節レバー
や苗取量調節レバーの操作を妨げたりしなくなる。
【0037】上記ポンプ81及びバルブユニット83
は、リヤステップ20の左右中央部上で操縦席18の後
側に配置している。尚、図中の90は肥料詰まりラン
プ、91は警報ブザーで、切替バルブ83a…に達する
直前の連結パイプ86…内の内圧を検出する検出具がユ
ニットケース83e内に設けられ、その検出具が連結パ
イプ86…内の内圧が高くなったことを検出すると、コ
ントロールユニット内の制御装置により肥料詰まり警報
ランプ90を点灯し警報ブザー91を鳴らすようになっ
ている。また、深層肥料タンク70内の肥料の量が設定
量以下になるとそれを検出する肥料切れセンサーが設け
られ、そのセンサーが深層肥料タンク70内の肥料の減
少を検出すると、コントロールユニット内の制御装置に
より肥料切れ警報ランプ92を点灯し警報ブザー91を
鳴らすようになっている。更に、ユニットケース83e
内には、バルブ切替レバー83b…を1本でも上方に起
こし略直立姿勢にして深層施肥停止状態に操作したこと
を検出するスイッチが設けられ、このスイッチにより深
層施肥停止状態への操作を検出すると点灯する各深層施
肥停止表示ランプ93が点灯するようになっている。
【0038】上記構成の側条施肥装置5及び深層施肥装
置80を装着した乗用型田植機の作用を説明する。ま
ず、この乗用型田植機を走行させ、水田内の作業開始個
所まで移動する。そして、植付・施肥クラッチ兼苗植付
機昇降操作レバー23を操作して、苗植付機4を水田圃
場面に下降し、苗植付機4と側条施肥装置5及び深層施
肥装置80の作動を入り切りするクラッチを入り状態に
し、更に主クラッチを入りにして、植付装置42…にて
苗が植付けられと同時に側条肥料タンク50・50内の
流体肥料がポンプ51の作動によって側条施肥ノズル5
2…から土中に排出されて側条施肥され、深層肥料タン
ク70内の流体肥料がポンプ81の作動によって深層施
肥ノズル82…から土中に排出されて深層施肥される。
【0039】そして、各タンク50・70の肥料が残り
少なくなれば、畦際で機体を停止させて、各タンク50
・70の蓋50a・70aを開けて肥料を補給する。そ
の際に、作業者はステップ19上に立って容易な姿勢で
各タンク50・70に肥料を補給できる。また、操縦席
18の左右両側方にステップ19があるので、苗載台4
1に対する苗補給も容易な姿勢で行なえて作業性が良
い。
【0040】更に、側条肥料タンク50・50及び深層
肥料タンク70を機体側面視で前輪9の接地位置と後輪
11の接地位置との間で操縦席18の周辺に配置したの
で、各タンク50・70の肥料の量が変動しても機体の
前後重心の変動が少なくて、安定した走行が行なえて作
業性能が良い。また、操縦席18の周辺に各タンク50
・70や警報ランプ及び警報ブザー類を配置したので、
肥料に関するトラブルがすぐに分かり誤作業の防止が容
易となる。
【0041】尚、上記の実施例では、側条肥料タンク5
0・50を機体の左右に振り分けて配置し、左側の側条
肥料タンク50の前方に深層肥料タンク70を配置した
が、図11に示すように、側条肥料タンク50・50を
機体の左側に並べて設けて深層肥料タンク70を機体の
右側に設けた構成としても良い。このように構成する
と、側条施肥装置5と深層施肥装置80とを各々機体の
左右に振り分けて集中配置できて、側条施肥装置5と深
層施肥装置80との認識が容易となり誤操作の防止とな
る。
【0042】また、上記の実施例では流体肥料の施肥装
置の例を示したが、粒状肥料を施肥する施肥装置を装着
しても良く、その場合には、側条肥料タンク50・50
及び深層肥料タンク70は一般的な下部に肥料繰り出し
装置が設けられた粒状肥料用のタンクを用いれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き乗用型田植機の全体側面図
【図2】施肥装置付き乗用型田植機の全体平面図
【図3】側条施肥装置の構成を示す作用説明図
【図4】深層施肥装置の構成を示す作用説明図
【図5】側条施肥装置の側条肥料タンクの構成を示す要
部拡大正面図
【図6】側条施肥装置の側条肥料タンクの作用を示す要
部拡大正面図
【図7】側条施肥装置の側条肥料タンクの作用を示す要
部拡大正面図
【図8】植付装置の平断面図
【図9】植付装置の作用説明側面図
【図10】図9のA−A断面図
【図11】他の例を示す施肥装置付き乗用型田植機の全
体平面図
【符号の説明】
2 乗用型走行車体 3 昇降リ
ンク装置 4 農作業機(苗植付機) 5 側条施
肥装置 18 操縦席 19 ステ
ップ 50 側条肥料タンク 52 施肥
部(側条施肥ノズル) 70 深層肥料タンク 80 深層
施肥装置 82 施肥部(深層施肥ノズル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦席18を有する乗用型走行車体2に
    昇降リンク装置3を介して農作業機4を装着すると共
    に、肥料タンク50・70を乗用型走行車体2側に配設
    して、該肥料タンク50・70から送り出された肥料を
    農作業機4側に設けた施肥部52・82にて圃場に施肥
    する施肥装置5・80を設けた施肥装置付き乗用型農作
    業機において、該肥料タンク50・70を機体側面視で
    操縦席18の後方から側方にかけて設け、該操縦席18
    の側方に配置した肥料タンク70と操縦席18との間に
    はステップ19を設けたことを特徴とする施肥装置付き
    乗用型農作業機。
JP17782596A 1996-07-08 1996-07-08 施肥装置付き乗用型農作業機 Pending JPH1014329A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100740769B1 (ko) * 2006-04-11 2007-07-19 오현택 무접촉전원공급장치
JP2010172313A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 乗用型田植機における施肥ポンプの配置及び配管構造

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