JPH10143577A - 電子マネーの不正チェックシステム - Google Patents

電子マネーの不正チェックシステム

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JPH10143577A
JPH10143577A JP29891796A JP29891796A JPH10143577A JP H10143577 A JPH10143577 A JP H10143577A JP 29891796 A JP29891796 A JP 29891796A JP 29891796 A JP29891796 A JP 29891796A JP H10143577 A JPH10143577 A JP H10143577A
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money
transaction
card
log
terminal
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JP29891796A
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Tetsuya Bougaki
哲也 坊垣
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号等が解読されて電子マネーのセキュリテ
ィが破れても、その不正を検出して当該マネーカードを
対象とした取引を中止させることができる不正チェック
システムを提供する。 【解決手段】 ICマネーカード1に記録される貨幣価
値データの不正をチェックする不正チェック用コンピュ
ータ40と;所有者の識別情報を前記コンピュータ40
に登録すると共に、前記コンピュータ40からID番号
を受取りICマネーカード1に記憶させて発行させる発
行機10とを備え;取引用端末20は、ICマネーカー
ド1に取引のログを記憶させる手段を具備し;取引用端
末20若しくは他の送信端末30とオンライン接続して
前記取引ログを前記コンピュータ40にアップロード
し;前記コンピュータ40が、前記取引ログをデータベ
ースとして記憶して、自己の取引ログ内での貨幣価値デ
ータの入出内容の正当性及び取引相手のログとの整合性
をチェックし、不正がないかを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マネーカード、即
ち通貨の電子的象徴を蓄える、金銭を保持する「財布」
の様なマネーカードを用いた支払い/受取りシステムに
おいて、不正が発生しているマネーカードを対象とした
取引を中止させるようにした電子マネーのセキュリティ
を提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通貨の代わりに電子マネーを用いて商取
引等を行う電子マネーシステムにおいて、安全なシステ
ムを提供するには電子マネーデータの改竄などの不正使
用を防止することが重要な課題となる。電子マネーデー
タの記憶媒体として使用されるカードの偽造防止に関す
る技術としては、価値(金額)情報にデジタルサイン
(電子署名)を付与し、送信者の正当性や情報の改竄が
ないことをデジタルサインによって確認するようにした
ものが周知であり、例えば特公平6−9051号公報に
記載されたものがある。これは、マネーカード(電子メ
モリマネーカード)の記憶領域として、(A)カード所
有者の識別情報,(B)残高情報,(C)カードを使用
して実行された操作の回数を示すカウンタ情報,(D)
サインの情報,をそれぞれ記憶する4つの領域を少なく
とも設け、マネーカードが利用される際に、端末装置が
上記(A)〜(C)の情報からサインを生成し、カード
に記録されていれる上記(D)のサインと照合すること
で、利用者カードの正当性をチェックするようにしたも
のである。そして、この端末装置によりサインを照合し
た結果、一致しなければ不当なカードと判断し、一致す
れば正当なカードと判断して取引可能とし、上記(C)
のカウンタ情報をインクリメントすると共に、新しいカ
ウンタ/残高情報と上記識別情報とから新しいサインを
生成して上記(D)の記憶領域に記録することで、電子
マネーデータの更新の都度、サインを変更するようにし
ている。また、その際、DES(data encry
ption standard)型アルゴリズムを用い
てサインを生成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した技
術が記載されている特公平6−9051号では、DES
型アルゴリズムを使用し、その暗号を解読するためには
数年という時間がかかるので不正は働けないであろうと
しているが、昨今のコンピュータ技術の進歩からすると
疑わしいことに限りはない。すなわち、どのような複雑
なアルゴリズムを用いて暗号化していても、そのアルゴ
リズムが解読されてしまえば偽造カードの使用等の不正
行為がなされ、多大な被害を被ると共にシステム全体に
対する信頼性が無くなってしまうという危険性がある。
そこで、マネーカードの複製や偽造,変造といった不正
行為がなされたとしても、そのカードの不正使用を回避
することができる電子マネーの仕組みを実現することが
重要な課題と言える。
【0004】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、暗号等が解読されて電子マ
ネーのセキュリティが破れても、その不正を検出して当
該マネーカードを対象とした取引を中止させることがで
きる電子マネーの不正チェックシステムを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、個人が所有し
て持参するID番号が付与されたICマネーカードに記
録された貨幣価値データを処理する取引用端末を備えた
ICマネーカードによる支払い/受取りシステムに適用
される電子マネーの不正チェックシステムに関するもの
であり、本発明の上記目的は、前記ID番号を管理する
と共に、前記貨幣価値データの不正をチェックする不正
チェックコンピュータと;所有者の識別情報を前記不正
チェックコンピュータに登録すると共に、前記不正チェ
ックコンピュータからID番号を受取り前記ICマネー
カードに少なくとも前記ID番号を含むカード固有の情
報を記憶させて発行させる発行機とを備え;前記取引用
端末は、前記ICマネーカードに前記貨幣価値データを
取引の元に移入出すると共に、該取引のログを記憶させ
る取引ログ書込手段を具備し;前記取引用端末若しくは
他の送信端末と前記不正チェックコンピュータとを所定
期間内にオンライン接続し、前記ICマネーカードに記
憶された取引ログを前記不正チェックコンピュータにア
ップロードし;前記不正チェックコンピュータが、前記
アップロードされた取引ログをデータベースとして記憶
して、自己の取引ログ内での貨幣価値データの入出内容
の正当性をチェックすると共に、前記データベースに記
憶している取引相手のログとの整合性をチェックし、不
正がないかを確認することによって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】電子的金銭象徴である貨幣価値デ
ータ(電子マネー)を格納する装置は「電子財布」と呼
ばれ、例えばICカード、メモリなど、或いは端末内の
データ格納エリアなどが電子財布に当たる。電子財布
は、引き落とし処理や支払処理に必要な計算能力を備え
た金銭データ記憶手段と言えるが、電子財布での金銭的
なデータの流れは従来の財布と同様である。すなわち、
電子財布から出ていく金額はそれまでに入金された金額
より同じか少ない金額であることを原則としている。そ
こで、本発明ではこの基本原理に基づき、電子財布に入
金された額より電子財布から出金された額の方が多い場
合には不正がなされているものと判断し、当該電子財布
を用いた取引を中止するようにしている。以下、電子財
布としてICカード(以下「ICマネーカード」とす
る)を用いた場合を例として説明する。なお、一般的
に、ICカード自体を電子マネーと呼び、「Walle
tt」と呼ばれる携帯用端末を電子財布と呼ぶこともあ
るが、ここでは、上述の様に、電子的金銭象徴を「電子
マネー」と呼び、ICカードのように電子的金銭象徴を
格納する媒体を「電子財布」と呼ぶ。以下に本発明の概
要を説明する。
【0007】本発明では、不正チェックシステムのセン
タコンピュータ(以下、「不正チェックコンピュー
タ」)がカードのIDを管理しておき、カードに記録さ
れた取引ログ(電子マネーの受渡情報)を定期的にIC
マネーカードから吸い上げるようにしている。発行され
たICマネーカードは定期的に取引ログを送って有効期
限を更新しなければ使用できなくなっている。不正チェ
ックコンピュータは、吸い上げた(アップロードされ
た)取引ログから各ICマネーカードについての入金と
出金の取引の正当性をチェックし、その後、入金元及び
支払い先にも該当取引を証明するものがあるかないかを
チェックする。チェックの結果、“NG”の場合にはブ
ラックリストにID番号を載せて、オンライン接続され
た各端末機若しくは、そのホストコンピュータに送る。
端末機では、大規模のメモリを擁した端末機の場合に
は、ブラックリストをダウンロードして記憶しておき、
取引の都度、取引するICマネーカードが不正の物かど
うかを判断できるようになっている。例えばデパートな
どの大規模店舗であればPOSレジが接続されているホ
ストコンピュータが定期的にブラックリストをダウンロ
ードしておき、不正のあったカードで商品を買う客を捕
まえることも容易にできる。また、不正カードを持って
いる人も自分のカードを端末機に挿入してログを送ると
きにブラックリストに載っていれば警告を受けることで
確認をすることができる。また、ICマネーカード自体
にブラックリストをダウンロードするようにしても良
く、その場合は、オンライン接続された端末機を通して
ブラックリストをICマネーカード内の記憶部に記憶さ
せておき、いずれの取引の際にも取引相手が不正をした
ことがあるかをチェックしてから取引を始めるようにす
る。
【0008】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の電子
マネーの不正チェックシステムの構成例とデータの流れ
を示す模式図である。図1において、ICマネーカード
1は従来の財布であり、中に記憶されるデータは電子的
金銭象徴(電子マネー)である。電子財布発行機10
は、ICマネーカードを発行する装置であり、全国の金
融機関、市役所等の公的機関に設置される。取引モジュ
ール20は、ICマネーカード1に記録された残高に相
互に影響する端末、即ち電子マネーの移動機能を有する
取引用端末であり、電子マネーの移動はこの取引モジュ
ール20を介して行われる。取引モジュール20の種類
としては、例えば図2に示すような、Walletタイ
プの携帯可能な端末20a、銀行や店舗等に設置される
端末機20b、電話装置(固定式又は携帯用電話機)2
0c、パーソナルコンピュータやワークステーション等
の汎用コンピュータ20dがある。なお、本例では、銀
行の口座からICカードに電子マネーをチャージする支
払い機(金銭モジュールとも呼ぶ)も含めて取引モジュ
ールと呼ぶ。
【0009】送信端末30は、ICマネーカード1に記
録された取引ログの送信機能を有する端末であり、各家
庭、または、公的機関、金融機関等に設置される。取引
ログの送信機能は、送信端末30の他に上記の取引モジ
ュール20a〜20dにも具備することが好ましく、ま
た、取引モジュール20を管理するコンピュータで一時
記憶し、バッチ処理等で送信する形態としても良い。不
正チェックコンピュータ40は、ICマネーカード1の
ID番号を管理すると共に、貨幣価値データの不正を取
引ログに基づいてチェックするコンピュータであり、本
システムが有効となる地域に1台設置される。上記の電
子財布発行機10、取引モジュール20、該取引モジュ
ールを管理するコンピュータ、及び送信端末30は、そ
れぞれ通信手段を介して不正チェックコンピュータ40
にオンライン接続される。
【0010】上述のような構成において、先ず、ICマ
ネーカードの発行処理について説明する。ICマネーカ
ードを発行する際には、電子財布発行機10の端末にて
カード所有者の識別情報として、例えば住所,氏名,生
年月日と所有者が宣言する暗証コードを入力する。そし
て、地方公共団体が発行する住民カードの様にICマネ
ーカードの発行がされる。この発行形態は、従来の銀行
が発行するキャッシュカードの様でも良い。そのときオ
ンラインで接続される不正チェックコンピュータ40
は、該当カードに固有のID番号を採番して端末に返送
し、ICマネーカード1にはその固有のID番号が書き
込まれる。また、不正チェックコンピュータ40は、そ
のICマネーカード1に対し、端末から入力されたカー
ド所有者の識別情報を受信し、ID番号の基に登録し記
憶する。ICマネーカード1の記憶部にもカード固有の
情報として、カードのID番号、所有者の住所、氏名、
年齢、外部から読取られないように暗号化された暗証コ
ードが少なくとも記録される。通常ICカードには、C
PUが内蔵されており、容易に外部からデータを解読す
ることが出来ないようになっている。この不正チェック
コンピュータ40は本システムが有効となる地域に1台
あって全てのICマネーカードのID番号を管理する。
また、銀行の端末や大手のデパートや商店などICマネ
ーカードと1対1で取引が行えない場合にはその店舗或
いは、端末単位で不正チェックコンピュータ40に登録
しておく。そうしないと、個人が所有するICマネーカ
ードが不正をしたと判断されてしまうからである。
【0011】次に、通常の取引における処理について説
明する。ICマネーカードは、図2に示した取引モジュ
ール20a〜20dによってデータを読出し書込むこと
により電子マネーの移動(支払い)を行わすことができ
る。そして、このときの取引内容は所定の期間そのIC
マネーカード内に記憶される。例えば、どのICマネー
カードから入金されたかを示す入金データと、いずれの
ICマネーカードヘ出金したかの出金データと、残高、
日付、時間とを示すログファイルが取引毎に記憶され
る。また、いつまでが有効かを示す有効期限が記憶され
ている。この有効期限は、カード発行時に所定の有効期
限が記録され、不正チェックコンピュータ40に取引ロ
グをアップロードした際に更新される。
【0012】例えば、図3の取引の例で説明すると、カ
ード1Aには、D銀行の取引モジュール(金銭モジュ
ール)20から1000円の価値を持った電子マネーが
入金され、カード1Cから1000円の入金を受け、
カード1Bに3000円を移転した(支払った)とい
う、取引内容がそれぞれ記録される。そして、ICマネ
ーカード1は定期的に送信端末30に挿入されることに
よって、そのログデータが不正チェックシステム40ヘ
送信される。家庭では電話回線を使用する端末によって
不正チェックコンピュータ40に送る。ICマネーカー
ドは、所定量のログが記録されたり、所定期間ログを吸
い上げていないと、カードの使用ができなくなるような
プログラムがされている。多数のICマネーカードが使
われている場合には、そのログ吸い上げ日がそれぞれ異
なることになり、吸い上げ周期が短い程、不正を見つけ
る周期も短くできる。
【0013】ICマネーカードの所有者は、各家庭、ま
たは、公的機関、金融機関等に送信端末30が置いてあ
り、あたかも記帳するが如く動作させることができる。
これらの送信端末30にプリンターを設けておくことに
より、支払いや受取り等の金銭授受の履歴をとることが
できる。この様にすると、自己の財布の中身の金銭管理
ができて誠に便利である。また、銀行などの金融機関で
ICマネーカードに電子マネーを入金したり逆に自分の
口座に預け入れをする際に同時にログの転送をしその有
効期限の更新をしておくと、煩雑さはある程度解消され
る。或いは、金融機関にて電子マネーを自分の口座に預
け入れたり、引き出したりするときに端末機20にて取
引ログを読取っておき、取引後の時間のある時に不正チ
ェックコンピュータ40に送る様にしておけば便利であ
る。銀行側でも、ICマネーカードに電子マネーの移動
即ち、預け入れ、引き出しがあった場合も、ICマネー
カードと同様にICマネーカードのID番号を基にして
取引内容を記憶する。口座からICマネーカードに移転
した金額や口座へ移転した場合にも口座側の取引内容と
してもちろん記録される。
【0014】次に、不正の検出処理について説明する。
ICマネーカードに電子マネーを出し入れする取引モジ
ュール(金銭モジュール)20から送られてくる取引ロ
グと各送信端末30を経由して送られてくるICマネー
カードの取引ログは、その出入りの照合がとられて不正
が起きていないことが証明された場合は何もしないが、
照合が不完全で不正と判断された場合には、該当ICマ
ネーカードのIDがブラックリストとして登録される。
ここで、図3の取引を例として説明する。ICマネーカ
ードから電子マネーを出金するためには、出金が可能な
ように出金額以上の入金がなされているはずである。図
3の例では、D銀行の出金ログはICマネーカード1A
へ1000円出金している。また、ICマネーカード1
CのログはICマネーカード1Aへ1000円出金して
いる。さらに、ICマネーカードBのログはICマネー
カード1Aから3000円入金している。このような取
引内容が、送られてきた取引ログから判明したとする。
ICマネーカード1Aは、1Bへ3000円出金してい
るのだから、それ以前に必ず3000円以上いずれかの
ICマネーカードまたは端末機より入金があるはずであ
る。しかし、全てのログを集めても1Aへは2000円
しかないと、カード1A内でマネー情報が偽造されたも
のと判定される。
【0015】そして、該当カードのID番号が、不正チ
ェックコンピュータに登録され、ブラックリストのデー
タが各銀行のホストコンピュータに送られる。ブラック
リストに載つたIDを有するICマネーカードを持った
客が銀行の金銭モジュール(端末機)20にICマネー
カードを入れて電子マネーを預ける、或いは引き出す様
にした際に該当ICマネーカードのIDが読み出されチ
ェックされるので、その時、「このカードは使えませ
ん」と使用者に知らせる。或いは、その不正額が大きい
場合には行員に知らせる。偽造カードの使用者は銀行職
員によって呼ばれた警察官の立ち会いのもとで事情聴取
されることになる。実質的には該当ICマネーカードで
は金銭情報のやりとりが一切できなくなるので、以降の
不正を防ぐことができる。
【0016】次に、不正チェックコンピュータ40で管
理するデータの構成例について説明する。カード発行時
に入力されたカード所有者の識別情報と、取引ログのデ
ータは、各ICマネーカードの登録ID番号によって管
理されている。ICマネーカードに記録されている取引
ログをアップロードする際には、先ず、当該カードに記
録されている住所、氏名、年齢等をチェックすると共
に、暗証コードを端末に送って結果が正しいかをチェッ
クし、真性なるカードからのデータか否かをチェックす
る。その後、取引ログをアップロードする。図4は、取
引ログのデータが記憶されるデータベース41の構造の
一例を示しており、データは各ICマネーカードの登録
ID番号によって管理され、インデックス情報としてデ
ータの開始日時、データの終了日時、取引停止中か否か
のフラグが設けられている。これは、所定期間中にデー
タが送られてこなかった場合に取引停止になっているこ
とを容易に調べられるようにしたもので、不正チェック
コンピュータ40では、毎日データが来たかどうかを確
認し、所定期間来ていなくて期限切れとなった場合には
上記フラグをオンにして取引停止とする。
【0017】次に、不正チェックコンピュータにおける
不正の確認処理について、図5のフローチャートに従っ
て詳しく説明する。先ず、取引ログの送信機能を有する
端末と不正チェックコンピュータとが通信回線で接続さ
れた際には(ステップS1)、ICマネーカードから読
取ったID番号、所有者の住所,氏名,年齢が合ってい
るかチェックする。そして、暗号を送ってカードからの
演算結果を受けて正規のカードかどうかチェックする
(ステップS2)。その後、取引停止になっているか否
かをチェックする。取引停止になっている場合には別途
手続きが必要なので、不正チェックの窓口のオペレータ
とカード所有者が話をする様にして、取引停止になって
いる理由を明快にする(ステップS3)。取引停止にな
っていなければ、取引ログのデータを受け付け(ステッ
プS4)、取引ログに基づいて詳細にチェックを行う
(ステップS5)。ステップS5における詳細チェック
の内容を次に示す。
【0018】データ内期間は正規のものかチェックす
る。期日が違う場合は不正が行われている可能性があ
る。自己の取引内容で入金と出金と残高に矛盾がないか
調べる。取引相手のファイルに取引時間に該当する日時
に自己IDがあるか、入出金取引内容とその金額があっ
ているかチェックする。但し、自己のファイルと相手の
ファイルのデータの期間が相違している場合には照合が
できない。その場合には相手側の照合時に不正は発見で
きる。不正と判断が紛らわしい場合には、利益を被る方
が不正を働いたと判断する様にアルゴリズムを作成す
る。つまり、一方のログに入金があるが、一方のログに
は該当ICマネーカードへの出金が無い場合には、入金
側に不正があつたと判断する様にする。
【0019】以上のような詳細チェックにて不正有りと
判断した場合には(ステップS6)、ブラックリストに
ID番号を載せる(ステップS7)。一方、ステップS
6にて正常と判断した場合には、カードの有効期限を更
新して正常終了通知を端末側に送り(ステップS8)、
ブラックリストをICマネーカード自体に記憶させる形
態では、オンライン接続された端末機を通してICマネ
ーカード内の記憶部にブラックリストを記憶させ(ステ
ップS9)、不正の確認処理を終了する。
【0020】次に、ICマネーカードを用いた通常取引
時のチェックについて説明する。電子マネーの移転は、
図2に示した取引モジュール20にて行われる。例え
ば、Walletタイプの取引モジュール20aを使う
場合には、2人の取引者が同時に取引モジュール20a
にICマネーカードを装填し、先ず、お金を振り出す人
が暗証番号を入力する。装置はお互いのID番号を読出
し、お互いのブラックリストに相手のIDがないか、即
ち移転が可能な相手かチェックする。OKであれば、支
払い人は現在の残高を確認し、残高があれば、移転する
金額データを入力し、移転を済ませる。この時ブラック
リストに相手のIDを発見した場合には取引モジュール
は移転ステップに入れないので、支払いができないこと
になる。同様にICマネーカードとICマネーカード以
外の端末(電子財布)との間で電子マネーを移転する場
合にもブラックリストに載った相手でないかを必ずチェ
ックする。
【0021】なお、上述した実施例では、カード所有者
の識別情報を不正チェックコンピュータに登録すると共
に、ICマネーカードの記憶部に記録して発行する形態
を例として説明したが、不正カードの検出及びその所有
者の特定という観点では、識別情報のカードへの記録は
必須ではなく、少なくともID番号が記録されていれば
良い。但し、カード所有者の識別情報をICマネーカー
ドにも記録すれば、認証をより厳密に行えるようにな
る。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電子マ
ネーの不正チェックシステムによれば、ログの矛盾をチ
ェックすることにより不正を起こしているICマネーカ
ードとは支払い又は受取りができない様にすることがで
きるので、ICマネーカードの不正使用の継続を防ぐこ
とができる。また、不正使用がされているICマネーカ
ードのID番号からその使用者を特定できるので犯人逮
捕も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子マネーの不正チェックシステムの
全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明に係わる取引モジュールの具体例を示す
図である。
【図3】ICマネーカードを用いた取引形態の一例を示
す図である。
【図4】本発明に用いるデータベースの構造の一例を示
す図である。
【図5】本発明による不正の確認処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ICマネーカード 10 電子財布発行機 20 取引モジュール 30 送信端末 40 不正チェックコンピュータ 41 取引ログ用データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G07F 7/08 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人が所有して持参するID番号が付与
    されたICマネーカードに記録された貨幣価値データを
    処理する取引用端末を備えたICマネーカードによる支
    払い/受取りシステムに適用される電子マネーの不正チ
    ェックシステムであって、 前記ID番号を管理すると共に、前記貨幣価値データの
    不正をチェックする不正チェックコンピュータと;所有
    者の識別情報を前記不正チェックコンピュータに登録す
    ると共に、前記不正チェックコンピュータからID番号
    を受取り前記ICマネーカードに少なくとも前記ID番
    号を含むカード固有の情報を記憶させて発行させる発行
    機とを備え;前記取引用端末は、前記ICマネーカード
    に前記貨幣価値データを取引の元に移入出すると共に、
    該取引のログを記憶させる取引ログ書込手段を具備し;
    前記取引用端末若しくは他の送信端末と前記不正チェッ
    クコンピュータとを所定期間内にオンライン接続し、前
    記ICマネーカードに記憶された取引ログを前記不正チ
    ェックコンピュータにアップロードし;前記不正チェッ
    クコンピュータが、前記アップロードされた取引ログを
    データベースとして記憶して、自己の取引ログ内での貨
    幣価値データの入出内容の正当性をチェックすると共
    に、前記データベースに記憶している取引相手のログと
    の整合性をチェックし、不正がないかを確認することを
    特徴とする電子マネーの不正チェックシステム。
  2. 【請求項2】 前記不正が入金以上の出金のログがある
    もの或いは、取引相手に該当ログがないか若しくは該当
    ログ以上の入金金額が取引ログにあるもの、取引先が登
    録のないものであることを対象とする請求項1に記載の
    電子マネーの不正チェックシステム。
  3. 【請求項3】 前記不正チェックコンピュータの確認に
    より不正があると判断されたICマネーカードのブラッ
    クリストが、接続された端末機を通してICマネーカー
    ド内の記憶部に記憶されることを特徴とする請求項1に
    記載の電子マネーの不正チェックシステム。
  4. 【請求項4】 前記不正チェックコンピュータの確認に
    より不正があると判断されたICマネーカードのブラッ
    クリストのダウンロードは、前記取引用端末を含むIC
    マネーカードのカードリーダ端末に対して行われ、前記
    ブラックリストが前記カードリーダ端末若しくは、該端
    末を管理するコンピュータにダウンロードされて記憶さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の電子マネーの不
    正チェックシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2001097118A1 (ja) * 2000-06-14 2004-01-08 浄弘 貴子 携帯電話機を用いた決済方法および携帯電話機
JP2005038446A (ja) * 2004-09-13 2005-02-10 Sony Corp Icカード及び電子マネー入金システム

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