JPH10144641A - 洗浄方法および装置 - Google Patents

洗浄方法および装置

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JPH10144641A
JPH10144641A JP29866496A JP29866496A JPH10144641A JP H10144641 A JPH10144641 A JP H10144641A JP 29866496 A JP29866496 A JP 29866496A JP 29866496 A JP29866496 A JP 29866496A JP H10144641 A JPH10144641 A JP H10144641A
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JP
Japan
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heating
cooling
semiconductor wafer
cleaning
processed
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JP29866496A
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Inventor
Kazuo Sato
一夫 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物に付着した付着物の除去効率を向上
させる。 【解決手段】 半導体ウェハ1を支持するステージ4を
備えかつ半導体ウェハ1の洗浄処理が行われる洗浄チャ
ンバ5と、半導体ウェハ1を冷却して異物2を収縮させ
る冷却手段6と、半導体ウェハ1を加熱して異物2を膨
張させる加熱手段7とからなり、前記冷却および前記加
熱の際に半導体ウェハ1と異物2との間で発生する変形
量の差により、半導体ウェハ1から異物2を剥離させて
異物2の除去を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
おける被処理物(半導体ウェハ)の洗浄技術に関し、特
に、被処理物と付着物との間で発生する熱膨張差を用い
て付着物を除去する洗浄方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】半導体製造工程においては、フォトエッチ
ングを行った後、酸化、CVD(Chemical Vapor Depos
ition)膜の形成前に半導体ウェハ(被処理物)の洗浄お
よび乾燥を行っている。
【0004】その際、洗浄は薬品を用いて行い、さら
に、乾燥は洗浄後、IPA(イソプロピルアルコール)
蒸気もしくはスピンナなどによって行う。
【0005】なお、これらの洗浄技術については、例え
ば、株式会社工業資料センター、1991年11月8日
発行、「精密洗浄装置と応用技術」、407〜412頁
に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術における洗浄、特に、液体を用いたウェット洗浄、超
音波洗浄もしくはエッチング液を用いた洗浄では、エッ
チング時に生成された反応生成物(サイドフィルムとも
いう)の除去が効率良く行われないことが問題とされ
る。
【0007】本発明の目的は、被処理物に付着した付着
物の除去効率を向上させる洗浄方法および装置を提供す
ることにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の洗浄方法は、被処理物
に付着した付着物を除去するものであり、前記被処理物
を冷却して前記付着物を収縮させる工程と、前記被処理
物を加熱して前記付着物を膨張させる工程とを含み、前
記冷却および前記加熱の際に前記被処理物と前記付着物
との間で発生する変形量の差により、前記被処理物から
前記付着物を剥離させて除去するものである。
【0011】したがって、被処理物を冷却および加熱す
ることにより、被処理物および付着物が収縮と膨張とを
行い、その際に、被処理物と付着物との間で熱収縮差ま
たは熱膨張差を生じるため、両者の変形量の差によっ
て、被処理物に付着した付着物を動き易くすることがで
きる。
【0012】これにより、被処理物から付着物を剥離し
易くすることができ、その結果、被処理物に付着した付
着物の除去効率を向上させることができる。
【0013】また、本発明の洗浄方法は、前記被処理物
を冷却する際には前記被処理物に対して直接冷却媒体を
供給し、前記被処理物を加熱する際には前記被処理物に
対して直接加熱媒体を供給するものである。
【0014】さらに、本発明の洗浄方法は、前記被処理
物を冷却する際には前記被処理物の洗浄処理が行われる
処理容器内の雰囲気を冷却し、前記被処理物を加熱する
際には前記処理容器内の雰囲気を加熱するものである。
【0015】また、本発明の洗浄装置は、被処理物に付
着した付着物の除去を行うものであり、前記被処理物を
支持する支持台を備えかつ被処理物の洗浄処理が行われ
る処理容器と、前記被処理物を冷却して前記付着物を収
縮させる冷却手段と、前記被処理物を加熱して前記付着
物を膨張させる加熱手段とを有し、前記冷却および前記
加熱の際に前記被処理物と前記付着物との間で発生する
変形量の差により、前記被処理物から前記付着物を剥離
させて前記付着物の除去を行うものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明による洗浄装置の構造の実施
の形態の一例を示す構成概念図、図2は本発明の洗浄方
法における被処理物の洗浄状態の実施の形態の一例を示
す断面図、図3は本発明の洗浄方法における被処理物の
洗浄状態の実施の形態の一例を示す断面図、図4は本発
明による洗浄方法の手順の実施の形態の一例を示すフロ
ーチャート、図5は本発明の洗浄装置によって行うシー
ケンスの実施の形態の一例を示す処理サイクル図であ
る。
【0018】本実施の形態による洗浄装置は、半導体製
造工程において、被処理物の一例である半導体ウェハ1
に付着した付着物を半導体ウェハ1から除去するもので
ある。
【0019】ここで、前記付着物は、例えば、図2に示
すような半導体ウェハ1に付着した異物2、あるいは、
図3に示すような半導体ウェハ1に生成された反応生成
物3であり、この反応生成物3はサイドフィルムと呼ば
れることもある。
【0020】なお、反応生成物3は、例えば、半導体ウ
ェハ1上に形成された酸化膜1aやタングステン膜1b
などの被エッチング膜をエッチングした際に、反応ガス
との反応によって、前記被エッチング膜の両側に生成さ
れる薄膜である。
【0021】前記付着物を異物2とし、図1および図2
を用いて、本実施の形態による洗浄装置の構成について
説明すると、半導体ウェハ1を支持するステージ(支持
台)4を備えかつ半導体ウェハ1の洗浄処理が行われる
洗浄チャンバ(処理容器)5と、半導体ウェハ1を冷却
して異物2を収縮させる冷却手段6と、半導体ウェハ1
を加熱して異物2を膨張させる加熱手段7とからなり、
前記冷却および前記加熱の際に半導体ウェハ1と異物2
との間で発生する変形量の差により、半導体ウェハ1か
ら異物2を剥離させて異物2の除去を行うものである。
【0022】また、本実施の形態においては、冷却手段
6が半導体ウェハ1とこれに付着した異物2とに対して
直接冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段である冷却ノ
ズル6aを有し、かつ加熱手段7が半導体ウェハ1とこ
れに付着した異物2とに対して直接加熱媒体を供給する
加熱媒体供給手段である加熱ノズル7aを有している。
【0023】ここで、冷却手段6は、冷却ノズル6a
と、前記冷却媒体を冷却する冷却用熱交換器6bと、冷
却用熱交換器6bと冷却ノズル6aとを接続する冷却媒
体供給系6cとからなる。
【0024】さらに、加熱手段7は、加熱ノズル7a
と、前記加熱媒体を加熱する加熱用熱交換器7bと、加
熱用熱交換器7bと加熱ノズル7aとを接続する加熱媒
体供給系7cとからなる。
【0025】また、ステージ4は、真空吸着もしくはメ
カチャックによって半導体ウェハ1を保持するものであ
るが、本実施の形態では、真空吸着によって半導体ウェ
ハ1を保持する場合について説明する。
【0026】さらに、ステージ4は、高速に回転可能な
スピン回転軸8に取り付けられている。
【0027】すなわち、スピン回転軸8の回転によって
ステージ4は回転する。
【0028】また、前記洗浄装置の近傍には、洗浄チャ
ンバ5とアンローダ10との間で半導体ウェハ1の搬送
を行う搬送アーム9が設置されている。
【0029】なお、洗浄チャンバ5内に半導体ウェハ1
を搬入、あるいは、洗浄チャンバ5内から半導体ウェハ
1を搬出する際には、洗浄チャンバ5がその中央付近で
上下に分割し、搬入出口5aが形成され、これを介して
半導体ウェハ1の搬入出が行われる。
【0030】ここで、付着物が異物2でなく、図3に示
す反応生成物3であっても、もしくは、異物2や反応生
成物3以外の他の付着物であっても、本実施の形態の洗
浄装置の構成は同じであることは言うまでもない。
【0031】次に、本実施の形態による洗浄方法につい
て説明する。
【0032】なお、前記洗浄方法においても、付着物が
図2に示すレジスト膜などの異物2の場合について説明
するが、前記付着物は、図3に示す反応生成物3、もし
くは、異物2や反応生成物3以外のものであってもよ
い。
【0033】まず、搬送アーム9によって半導体ウェハ
1のウェハ搬入11(図4参照)を行い、ステージ4に
半導体ウェハ1を載置する。すなわち、ステージ4によ
ってウェハ吸着12を行う。
【0034】この際、洗浄チャンバ5の搬入出口5aを
介して洗浄チャンバ5内に半導体ウェハ1を搬入する。
【0035】その後、スピン回転軸8を回転駆動させる
ことにより、ステージ4を回転させる。
【0036】すなわち、ウェハ回転13を実行すること
により、半導体ウェハ1を所定の回転数で回転させる。
【0037】続いて、半導体ウェハ1の冷却であるウェ
ハ冷却14を行う。
【0038】ここで、本実施の形態では、半導体ウェハ
1を冷却する際には半導体ウェハ1に対して直接冷却媒
体を供給し、半導体ウェハ1を加熱する際には半導体ウ
ェハ1に対して直接加熱媒体を供給する。
【0039】また、本実施の形態では、半導体ウェハ1
を冷却して前記付着物である異物2を凍結させる場合に
ついて説明する。
【0040】さらに、図5に示すように、最初に半導体
ウェハ1を冷却し、その後、半導体ウェハ1を加熱す
る。
【0041】つまり、冷却、加熱の順序で半導体ウェハ
1を処理する。
【0042】また、本実施の形態では、前記冷却媒体お
よび前記加熱媒体として液体を用いる場合を説明する
が、前記冷却媒体および前記加熱媒体は気体であっても
よく、さらに、気体と液体との両者を用いてもよい。
【0043】ここで、前記冷却媒体は、液体窒素、氷、
冷却した純水または冷却した種々の洗浄用の薬品などで
あるが、半導体ウェハ1を容易に冷却することができか
つ半導体ウェハ1に悪影響を及ぼさないものであれば前
記以外の媒体であってもよい。
【0044】ただし、前記薬品を用いる際には、その設
備の設置が大がかりなものとなる場合があるため、前記
薬品以外の媒体を用いることが好ましく、本実施の形態
では、前記冷却媒体として液体窒素(液体)を用いる場
合を説明する。
【0045】また、前記加熱媒体は、加熱エアー、加熱
窒素ガス、加熱した純水(高温純水)または加熱した種
々の洗浄用の薬品などであるが、半導体ウェハ1を容易
に加熱することができかつ半導体ウェハ1に悪影響を及
ぼさないものであれば前記以外の媒体であってもよい。
【0046】この際にも、前記冷却媒体の場合と同様
に、前記薬品以外の媒体を用いることが好ましく、本実
施の形態では、前記加熱媒体として加熱した高温純水
(液体)を用いる場合を説明する。
【0047】なお、半導体ウェハ1の冷却と加熱とにつ
いては、少なくとも1回ずつ冷却と加熱とを実施する必
要がある。
【0048】ただし、異物2の付着量やその付着の度合
いによって、冷却または加熱もしくはその両者を繰り返
して行ってもよいが、この際、冷却と加熱とを交互に行
うことは言うまでもない。なお、本実施の形態において
は、冷却と加熱とを1回ずつ行う場合について説明す
る。
【0049】これらの条件に基づいて、半導体ウェハ1
の冷却であるウェハ冷却14と、その加熱であるウェハ
加熱15とを行う。
【0050】ここで、本実施の形態の洗浄方法において
は、その一例として8インチの大きさの半導体ウェハ1
を洗浄する場合について説明する。
【0051】まず、半導体ウェハ1を保持したステージ
4を100rpm程度(図5参照)の回転数で回転させ
る。
【0052】続いて、冷却用熱交換器6bに通して所定
の温度に冷却した液体窒素を冷却媒体供給系6cに通
し、その後、図2に示すように、冷却ノズル6aから直
接半導体ウェハ1とこれに付着した異物2とに対して液
体窒素を噴流する(供給する)。
【0053】なお、付着物である異物2がレジスト膜
で、かつ冷却媒体が液体窒素の場合、液体窒素を1分程
度噴流(供給)することにより、異物2を凍結させるこ
とができる。この際の、洗浄チャンバ5内の雰囲気温度
は、図5に示すように、およそ0℃である。
【0054】約1分経過後、液体窒素の供給を停止す
る。
【0055】これにより、半導体ウェハ1の表面付近と
ともに異物2は収縮する。
【0056】その後、加熱用熱交換器7bに通して所定
の温度に加熱した高温純水を加熱媒体供給系7cに通
し、その後、図2に示すように、加熱ノズル7aから直
接半導体ウェハ1とこれに付着した異物2とに対して高
温純水を1分程度噴流する(供給する)。
【0057】なお、この際の、洗浄チャンバ5内の雰囲
気温度は、図5に示すように、80〜100℃(好まし
くは90℃)である。
【0058】約1分経過後、高温純水の供給を停止す
る。
【0059】これにより、半導体ウェハ1の表面付近と
ともに異物2は膨張する。
【0060】その結果、半導体ウェハ1と異物2とに冷
却および加熱を行うことにより、半導体ウェハ1と異物
2との間で変形量の差(熱収縮差と熱膨張差)が生じ、
これにより、半導体ウェハ1上で異物2は剥離し易い状
態に至る。
【0061】その後、ステージ4の回転数を500rp
mに上げ、純水などの洗浄液を1分程度半導体ウェハ1
に供給する。
【0062】つまり、半導体ウェハ1を回転させながら
洗浄するウェハリンス水洗16を行う。
【0063】このウェハリンス水洗16によって、剥離
し易い状態に至っていた異物2は、半導体ウェハ1上か
ら洗い落とされ、半導体ウェハ1から剥離する。
【0064】なお、この際の洗浄チャンバ5内の雰囲気
温度は、図5に示すように、およそ23℃前後である。
【0065】続いて、純水の供給を停止させた後、ステ
ージ4の回転数を3000rpmに上げて半導体ウェハ
1を高速回転させる。
【0066】これにより、半導体ウェハ1を乾燥させる
ウェハスピン乾燥17をおよそ1〜2分程度行う。
【0067】この際の洗浄チャンバ5内の雰囲気温度
も、ウェハリンス水洗16の時と同様、図5に示すよう
に、およそ23℃前後である。
【0068】これにより、半導体ウェハ1の洗浄と乾燥
とを行うことができる。
【0069】なお、ウェハリンス水洗16には、純水以
外の他の洗浄液などを用いてもよく、さらに、半導体ウ
ェハ1の乾燥は、スピン乾燥以外のIPA蒸気乾燥など
によって行ってもよい。
【0070】その後、半導体ウェハ1を洗浄チャンバ5
から搬出するウェハ搬出18を行う。
【0071】この際、搬送アーム9を用い、かつ搬入出
口5aを介して半導体ウェハ1を取り出し、アンローダ
10に洗浄・乾燥済みの半導体ウェハ1を収容する。
【0072】本実施の形態の洗浄方法および装置によれ
ば、以下のような作用効果が得られる。
【0073】すなわち、半導体ウェハ1とこれに付着し
た異物2とを冷却および加熱することにより、半導体ウ
ェハ1の表面付近および異物2が収縮と膨張とを行う。
その際に、半導体ウェハ1と異物2との間で熱収縮差ま
たは熱膨張差を生じるため、両者の変形量の差によっ
て、半導体ウェハ1に付着した異物2を動き易くするこ
とができる。
【0074】これにより、異物2は剥離し易い状態に至
るため、半導体ウェハ1から異物2を剥離し易くするこ
とができ、その結果、半導体ウェハ1に付着した異物2
を洗い落とす際の除去効率を向上させることができる。
【0075】したがって、半導体ウェハ1の洗浄効率を
向上させることができる。
【0076】さらに、半導体ウェハ1に付着した異物2
を洗い落とす際の除去効率を向上させることができるた
め、半導体ウェハ1における欠陥密度を低減させること
ができる。
【0077】また、半導体ウェハ1を冷却する際には半
導体ウェハ1と異物2とに直接液体窒素を供給し、半導
体ウェハ1を加熱する際には直接高温純水を供給するこ
とにより、半導体ウェハ1と異物2とにおける温度変化
を素早く生じさせることができる。
【0078】これにより、半導体ウェハ1から付着物を
除去する際の除去効率を向上できる。
【0079】さらに、半導体ウェハ1に直接液体窒素を
供給し、かつ半導体ウェハ1に直接高温純水を供給する
ことにより、エッチング時などに生成された反応生成物
3であっても温度変化を素早く生じさせることができ
る。
【0080】これにより、半導体ウェハ1に生成された
反応生成物3を除去する際の除去効率を向上できる。
【0081】なお、半導体ウェハ1を冷却して異物2を
凍結させることにより、加熱時との温度変化を大きくす
ることができる。
【0082】これにより、半導体ウェハ1と異物2との
間で発生する熱膨張差または熱収縮差を大きくすること
ができるため、さらに、半導体ウェハ1に付着した異物
2を動き易くすることができる。
【0083】さらに、最初、半導体ウェハ1を冷却し、
その後、半導体ウェハ1を加熱することにより、初めに
異物2を収縮させることができ、その後加熱によって異
物2を膨張させることができる。
【0084】これにより、半導体ウェハ1から異物2を
剥離し易くすることができ、その結果、前記同様、半導
体ウェハ1に付着した異物2の除去効果を向上させるこ
とができる。
【0085】なお、冷却媒体および加熱媒体として、所
定の気体または液体(本実施の形態では、液体窒素と高
温純水)を用いることにより、エッチング液などの薬品
を用いなくても半導体ウェハ1の洗浄が可能になる。
【0086】これにより、前記薬品を供給する薬品供給
部が不必要になるため、洗浄装置の構成を簡略化するこ
とができる。
【0087】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0088】例えば、前記実施の形態による洗浄方法お
よび装置においては、被処理物を冷却または加熱する際
に被処理物に直接冷却媒体あるいは加熱媒体を供給する
方法について説明したが、被処理物を冷却または加熱す
る際に、被処理物に直接冷却媒体または加熱媒体を供給
するのではなく、処理容器内の雰囲気を冷却または加熱
して被処理物を冷却あるいは加熱してもよい。
【0089】すなわち、処理容器内の雰囲気温度を制御
し、前記雰囲気温度の昇温と降温とを周期的に繰り返す
ことによって被処理物と付着物とを冷却および加熱する
ものである。
【0090】この場合、前記洗浄装置に、処理容器内の
雰囲気を冷却する冷却部と前記雰囲気を加熱する加熱部
とが設けられていてもよい(内蔵形)し、また、前記洗
浄装置に前記冷却部と加熱部とが外部から接続されてい
てもよい(後付け形)。
【0091】なお、この際の洗浄方法としては、被処理
物を冷却する際には前記被処理物の洗浄処理が行われる
前記処理容器内の雰囲気を冷却し、前記被処理物を加熱
する際には前記処理容器内の雰囲気を加熱する。
【0092】これによっても、前記実施の形態で説明し
た洗浄方法および装置と同様の作用効果が得られる。
【0093】また、前記実施の形態においては、被処理
物を冷却して付着物を凍結させる場合について説明した
が、前記付着物を凍結させずに、収縮する程度に冷却す
るだけでもよい。
【0094】これによっても、前記実施の形態の場合に
比べてその効果の度合いは劣るものの、付着物の除去効
率を向上させることは可能である。
【0095】また、前記実施の形態においては、被処理
物を冷却した後、被処理物を加熱する場合について説明
したが、冷却と加熱の順序は、反対にしてもよい。
【0096】すなわち、最初に加熱から行い被処理物と
付着物とを膨張させた後、冷却を行って被処理物と付着
物とを収縮させるものである。
【0097】これによっても、前記同様、前記実施の形
態の場合に比べてその効果の度合いは劣るものの、付着
物の除去効率を向上させることは可能である。
【0098】また、前記実施の形態においては、冷却と
加熱とを1回ずつ行う場合について説明したが、冷却と
加熱を行う際に、両者を複数回繰り返して行うことによ
り、被処理物から付着物をさらに剥離し易くすることが
できる。
【0099】これにより、被処理物に付着した付着物の
除去効果をさらに向上させることができる。
【0100】また、被処理物から付着物を除去する他の
実施の形態の洗浄方法として、付着物に多数の氷片を噴
流し、付着物に衝撃を与える方法を用いてもよい。
【0101】これにより、付着物を凍結させるととも
に、前記衝撃によって付着物を除去することができる。
【0102】なお、前記実施の形態における被処理物
は、半導体ウェハであったが、前記被処理物は、前記半
導体ウェハから切断された半導体素子であってもよい。
【0103】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0104】(1).被処理物とこれに付着した付着物
とを冷却および加熱することにより、被処理物と付着物
との間で熱収縮差または熱膨張差を生じるため、両者の
変形量の差によって、被処理物に付着した付着物を動き
易くすることができる。これにより、被処理物から付着
物を剥離し易くすることができ、その結果、被処理物に
付着した付着物の除去効率を向上させることができる。
【0105】(2).前記(1)により、被処理物の洗
浄効率を向上させることができる。
【0106】(3).被処理物を冷却する際には被処理
物に直接冷却媒体を供給し、被処理物を加熱する際には
直接加熱媒体を供給することにより、被処理物と付着物
とにおける温度変化を素早く生じさせることができる。
これにより、被処理物から付着物を除去する際の除去効
率を向上できる。
【0107】(4).被処理物に直接冷却媒体または加
熱媒体を供給することにより、エッチング時などに生成
された反応生成物に対しても温度変化を素早く生じさせ
ることができる。これにより、被処理物に生成された反
応生成物を除去する際の除去効率を向上できる。
【0108】(5).被処理物を冷却して付着物を凍結
させることにより、加熱時との温度変化を大きくするこ
とができる。これにより、被処理物と付着物との間で発
生する熱膨張差または熱収縮差を大きくすることができ
るため、さらに、被処理物に付着した付着物を動き易く
することができる。
【0109】(6).冷却媒体および加熱媒体として、
所定の気体や液体を用いることにより、エッチング液な
どの薬品を用いなくても被処理物の洗浄が可能になる。
これにより、前記薬品を供給する薬品供給部が不必要に
なるため、洗浄装置の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による洗浄装置の構造の実施の形態の一
例を示す構成概念図である。
【図2】本発明の洗浄方法における被処理物の洗浄状態
の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図3】本発明の洗浄方法における被処理物の洗浄状態
の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図4】本発明による洗浄方法の手順の実施の形態の一
例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の洗浄装置によって行うシーケンスの実
施の形態の一例を示す処理サイクル図である。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ(被処理物) 1a 酸化膜 1b タングステン膜 2 異物(付着物) 3 反応生成物(付着物) 4 ステージ(支持台) 5 洗浄チャンバ(処理容器) 5a 搬入出口 6 冷却手段 6a 冷却ノズル(冷却媒体供給手段) 6b 冷却用熱交換器 6c 冷却媒体供給系 7 加熱手段 7a 加熱ノズル(加熱媒体供給手段) 7b 加熱用熱交換器 7c 加熱媒体供給系 8 スピン回転軸 9 搬送アーム 10 アンローダ 11 ウェハ搬入 12 ウェハ吸着 13 ウェハ回転 14 ウェハ冷却 15 ウェハ加熱 16 ウェハリンス水洗 17 ウェハスピン乾燥 18 ウェハ搬出

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物に付着した付着物を除去する洗
    浄方法であって、 前記被処理物を冷却して前記付着物を収縮させる工程
    と、 前記被処理物を加熱して前記付着物を膨張させる工程と
    を含み、 前記冷却および前記加熱の際に前記被処理物と前記付着
    物との間で発生する変形量の差により、前記被処理物か
    ら前記付着物を剥離させて除去することを特徴とする洗
    浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄方法であって、前記
    被処理物を冷却する際には前記被処理物に対して直接冷
    却媒体を供給し、前記被処理物を加熱する際には前記被
    処理物に対して直接加熱媒体を供給することを特徴とす
    る洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の洗浄方法であっ
    て、前記被処理物を冷却する際には前記被処理物の洗浄
    処理が行われる処理容器内の雰囲気を冷却し、前記被処
    理物を加熱する際には前記処理容器内の雰囲気を加熱す
    ることを特徴とする洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の洗浄方法で
    あって、前記被処理物を冷却して前記付着物を凍結させ
    ることを特徴とする洗浄方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の洗浄方
    法であって、前記被処理物を冷却した後、前記被処理物
    を加熱することを特徴とする洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の洗
    浄方法であって、前記冷却または前記加熱もしくはその
    両者を繰り返して行うことを特徴とする洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,4,5または6記載の洗
    浄方法であって、前記冷却媒体および前記加熱媒体とし
    て、気体または液体もしくはその両者を用いることを特
    徴とする洗浄方法。
  8. 【請求項8】 被処理物に付着した付着物の除去を行う
    洗浄装置であって、前記被処理物を支持する支持台を備
    え、かつ被処理物の洗浄処理が行われる処理容器と、 前記被処理物を冷却して前記付着物を収縮させる冷却手
    段と、 前記被処理物を加熱して前記付着物を膨張させる加熱手
    段とを有し、 前記冷却および前記加熱の際に前記被処理物と前記付着
    物との間で発生する変形量の差により、前記被処理物か
    ら前記付着物を剥離させて前記付着物の除去を行うこと
    を特徴とする洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の洗浄装置であって、前記
    冷却手段が前記被処理物に対して直接冷却媒体を供給す
    る冷却媒体供給手段を有し、かつ前記加熱手段が前記被
    処理物に対して直接加熱媒体を供給する加熱媒体供給手
    段を有していることを特徴とする洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011150A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Hitachi Plant Technologies Ltd フィルム洗浄装置及びフィルム洗浄方法
JP2014108402A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 狭隘部の腐食生成物や塩分の除去方法及び狭隘部の洗浄装置
KR20170059302A (ko) * 2015-11-20 2017-05-30 엘지디스플레이 주식회사 유기 발광 다이오드 제조용 도가니 및 그 세정 방법
CN109300771A (zh) * 2017-07-25 2019-02-01 无尽电子有限公司 晶片清洁装置及其使用方法

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