JPH10145344A - ビット位相同期回路 - Google Patents

ビット位相同期回路

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JPH10145344A
JPH10145344A JP8302061A JP30206196A JPH10145344A JP H10145344 A JPH10145344 A JP H10145344A JP 8302061 A JP8302061 A JP 8302061A JP 30206196 A JP30206196 A JP 30206196A JP H10145344 A JPH10145344 A JP H10145344A
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JP
Japan
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phase
circuit
clock
signal
input
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Application number
JP8302061A
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English (en)
Inventor
聡 ▲吉▼田
Satoshi Yoshida
Takashi Taya
隆士 太矢
Shinsuke Yamaoka
信介 山岡
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信システムにおいて、伝送された入力信号
とクロック信号のとの間に生じた位相差を調整するに際
して、入力信号の位相変動に対して広範囲の位相追従を
実現することが課題である。 【解決手段】 入力信号又は入力クロックの一方を、移
相させることにより、入力信号と入力クロックとを位相
同期させる複数の位相同期手段と、対応する上記位相同
期手段からの入力クロックを分周して低速クロックを生
成し、対応する上記位相同期手段からの入力信号を上記
低速クロックに同期したパラレル信号に変換する、複数
の上記位相同期手段のそれぞれに対応した複数のシリア
ルパラレル変換手段と、複数系の位相同期手段及びシリ
アルパラレル変換手段のうちの1つの系を選択してパラ
レル信号及び低速クロックを出力させると共に、選択中
の系の位相同期手段による入力信号と入力クロックとの
位相同期が破綻間近なときに、他の系のパラレル信号及
び低速クロックを出力させる系切替手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビット位相同期
回路に関するものであり、特に通信システムのシリアル
インタフェースに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】通信システムにおいて、伝送されてきた
入力信号と入力クロックのとの間に生じた位相差を調整
する方法として、例えば、特開平4−293332号公
報に開示された方法がある。
【0003】これは、入力信号に対し遅延素子を縦続接
続した可変遅延回路によって入力信号を段階的に遅延さ
せ、システムより供給されたクロックに基づいて、入力
信号を正しくラッチすることができる位相を有する入力
信号を上記可変遅延回路から選択するものである。これ
によって、入力信号の位相変動によって生じたクロック
信号と位相差を調整することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成を有
する回路では、可変遅延回路が遅延素子の縦続接続によ
り構成されているため、位相追従範囲が有限であり、入
力信号の位相変動が可変遅延回路の許容遅延範囲を超え
た場合に、位相追従が破綻するという問題があった。
【0005】また、所定位相ずつ異なる多相の入力信号
(又は入力クロック)を形成するものとして可変遅延回
路以外を適用したものもあるが、このような回路におい
ても、各位相の信号を形成する部分は、有限個の構成要
素から成っており、上述した可変遅延回路を適用した場
合と同様な課題を生じている。
【0006】従って、入力信号の位相変動に対して広範
囲の位相追従を実現することが望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、この発明のビット位相同期回路は、(1)入力信
号又は入力クロックの一方を、それらの位相差に応じて
移相させることにより、入力信号と入力クロックとを位
相同期させる複数の位相同期手段と、(2)対応する上
記位相同期手段からの入力クロックを分周して低速クロ
ックを生成し、対応する上記位相同期手段からの入力信
号を上記低速クロックに同期したパラレル信号に変換す
る、複数の上記位相同期手段のそれぞれに対応した複数
のシリアルパラレル変換手段と、(3)複数系の位相同
期手段及びシリアルパラレル変換手段のうちの1つの系
を選択してパラレル信号及び低速クロックを出力させる
と共に、選択中の系の位相同期手段による入力信号と入
力クロックとの位相同期が破綻間近なときに、他の系の
パラレル信号及び低速クロックを出力させる系切替手段
とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
(A)実施形態 以下、本発明によるビット位相同期回路の一実施形態を
図面を参照しながら詳述する。
【0009】(A−1)実施形態の構成 図1は、この実施形態の機能的構成図である。図1にお
いて、この実施形態のビット位相同期回路は、位相判定
回路101、102と、制御回路111、112と、可
変遅延回路120と、同期パターン検出回路131、1
32と、シリアルパラレル変換回路141、142と、
系選択制御回路150と、系選択回路151と、位相調
整回路152とから構成されている。
【0010】ここで、位相判定回路101と制御回路1
11と可変遅延回路120と同期パターン検出回路13
1とシリアルパラレル変換回路141とで構成される系
を第1の系、位相判定回路102と制御回路112と可
変遅延回路120と同期パターン検出回路132とシリ
アルパラレル変換回路142とで構成される系を第2の
系という。また、この実施形態では、上記第1の系の出
力信号又は第2の系の出力信号のいずれかが後述する系
選択制御回路150によって選択される。ここでは、系
選択制御回路150によって選択される信号を出力する
系を選択系といい、それ以外の系を非選択系という。
【0011】以下、この実施形態のビット位相同期回路
を構成する各部の機能について詳述する。
【0012】可変遅延回路120は、複数個の遅延素子
を有し、可変遅延回路全体で入力クロックを最小でも1
クロック周期以上遅延させることが可能であり、後述す
る制御回路111、112から出力された位相制御信号
に従って、入力クロックの位相を遅延させた遅延素子を
選択し、遅延クロックとして制御回路111、112に
対応する位相判定回路101、102に出力するもので
ある。なお、可変遅延回路120によって選択される2
つの遅延クロックは、同一のクロックを源とするため、
位相は異なるが周波数は同じであり、さらに、これら2
つの遅延クロックは、制御回路111、112から出力
された位相制御信号によってそれぞれ個別に選択され
る。
【0013】位相判定回路10x(xは、1又は2)
は、入力信号の位相と前記可変遅延回路120から出力
された遅延クロックの位相とを比較し、入力信号と遅延
クロックとの位相差を表わす位相差信号を制御回路11
xへ出力し、入力信号と可変遅延回路120から出力さ
れた遅延クロックとを同期させ、同期させた信号を同期
パターン検出回路13xとシリアルパラレル変換回路1
4xとへ出力するものである。
【0014】制御回路111、112は、対応する位相
判定回路101、102から出力された位相差信号に基
づいて、入力信号の位相に対して遅延クロックを追従さ
せるために、可変遅延回路120において選択すべき遅
延素子を定め、これを位相制御信号として可変遅延回路
120へ出力するものである。具体的には、制御回路1
11、112は、位相判定回路101、102から出力
された位相差信号と、後述する系選択制御回路150か
ら出力された系切替信号と、この制御回路111、11
2と同一の機能を有する他の系の制御回路112、11
1から出力された位相制御信号とを入力信号とする。そ
して、入力信号の位相が遅延クロックの位相に対して進
んでいるとき、当該制御回路111、112は、より位
相の進んだ遅延クロックにするために、可変遅延回路1
20において、より遅延時間の短い遅延素子を選択させ
るための位相制御信号を出力し、入力信号の位相が遅延
クロックの位相に対して遅れているとき、当該制御回路
111、112は、より位相の遅れた遅延クロックにす
るために、可変遅延回路120において、より遅延時間
の長い遅延素子を選択させるための位相制御信号を可変
遅延回路120へ出力する機能を有する。
【0015】また、当該制御回路111、112を含む
系が非選択系となっている場合で、選択系である他の制
御回路112、111から出力された位相制御信号によ
って、他の制御回路112、111が限界の遅延素子
(それ以上位相の進んだ又は位相の遅れた遅延クロック
にする遅延素子が無い状態)を選択していることを当該
制御回路111、112が認識したとき、当該制御回路
111、112は、ビット位相同期の確立のために、上
記の機能に加え、他の制御回路112、111が選択し
ている遅延クロックと位相差が1クロック以内の遅延ク
ロックであり、他の制御回路112、111が選択した
遅延クロックが有する位相以外の位相を有する遅延クロ
ックを選択するように位相制御信号を可変遅延回路12
0へ出力する機能をも有する。
【0016】制御回路111、112によって、再選択
された遅延クロックは、再び位相判定回路101、10
2によって入力信号との位相が判定される。従って、位
相判定回路101、102と、制御回路111、112
と、可変遅延回路120とで構成される2つの位相同期
回路は、時間的に位相が変動する入力信号に対して遅延
クロックの位相を追従させる機能を有する。
【0017】同期パターン検出回路13xは、転送信号
に挿入されている同期パターンを検出するものである。
通常、通信システムにおいて授受される転送信号は、あ
る特定のフォーマットを有しいる。そして、受信装置に
おいてワード同期を確立させるため、転送信号内には特
定の同期パターンが挿入されている。
【0018】シリアルパラレル変換回路14xは、可変
遅延回路120から出力された遅延クロックを分周し、
これを低速クロックとして出力し、同期パターン検出回
路13xから出力されたパターン検出信号に基づいて、
シリアル信号である入力信号を低速クロックに同期する
パラレル信号に展開し、出力するものである。
【0019】系選択制御回路150は、選択系の制御回
路111、112から出力された位相制御信号と選択系
の位相判定回路101、102から出力された位相差信
号とから、選択系の位相追従が破綻する(以下、これを
臨界点という)ことを認識したとき(即ち、選択系で
は、それ以上の位相追従ができないことを認識したと
き)、非選択系の同期パターン検出回路132、131
が最初に同期パターンを検出した時点で、非選択系を選
択系に切り替えるように切替信号を系選択回路151へ
出力するものである。なお、上記臨界点とは、ビット位
相同期が破綻した状態を示すものではなく、ビット位相
同期がかろうじて確立されている状態を示す。
【0020】系選択回路151は、系選択制御回路15
0から出力された系切替信号に従って、切替信号が示す
系のシリアルパラレル変換回路141、142から出力
されたパラレル信号と低速クロックとを位相調整回路1
52へ出力するものである。なお、系の切り替えは、系
選択回路151によって行われるので、パラレル信号及
び低速クロックのデータの安定時間内に系の切り替えを
行うことは十分可能であり、クリティカルなタイミング
制御は必要とされない。
【0021】位相調整回路152は、系選択回路151
から出力されたパラレル信号と低速クロックとシステム
クロックとを入力信号とし、系選択回路151によって
系が切り替えられた際、系選択回路151から出力され
る切り替え前のパラレル信号と切り替え後のパラレル信
号との位相差を吸収し、低速クロックに従うパラレル信
号をシステムクロックに従うパラレル信号に変換し、出
力信号として出力するものである。なお、系選択回路1
51によって系が切り替えられた際に生じるパラレル信
号の位相差は、分周前の遅延クロックの1クロック周期
より短い。従って、切り替えによって生じるパラレル信
号の微少な位相変動は、この位相調整回路152によっ
て十分吸収可能である。従って、最終的にはシステムク
ロックに同期した連続なパラレル信号が得られる。
【0022】以上、この実施形態のビット位相同期回路
を構成する各部の機能について詳述したが、さらに以下
では、この実施形態を構成する位相判定回路101、1
02と可変遅延回路120と系選択回路151とを詳細
に示す。図2は、この実施形態の機能的構成を示した図
1において、上記各回路について具体的にその回路構成
を示した詳細図である。
【0023】この実施形態を構成する各回路が有する機
能は上述したので、以下では、上記各回路の回路構成と
構成された回路に基づく各回路の機能についてのみ説明
する。
【0024】なお、図1において、制御回路111、1
12は、いわゆるアップダウンカウンタを応用すること
によって実現可能である。そこで、図2では、制御回路
111、112をそれぞれカウンタ回路601、602
として表わす。そして、カウンタ回路601、602
は、可変遅延回路120の遅延素子(201〜20n)
のアドレス値を位相制御信号として出力する。また、ク
ロック分周機能をも有するシリアルパラレル変換回路1
41は、シリアルパラレル変換回路410とクロックを
分周する分周回路411とに分けて図2に示した。シリ
アルパラレル変換回路142についても同様である。さ
らに、系選択回路151が有する機能は、エラスティク
ストアメモリによって実現することができるので、図2
では、系選択回路151をエラステックストアメモリ7
01として示した。
【0025】可変遅延回路120は、遅延素子である遅
延素子201〜20n(nは、2以上の整数)と、クロ
ック選択回路210、211とから構成されている。遅
延素子201〜20nは、入力クロックに対して各々の
遅延素子が縦続接続されており、各々の素子が有する遅
延時間の分解能で段階的に、入力クロックを遅延させる
ものである。各々の素子が出力した各遅延クロックは、
クロック選択回路210と211とに入力される。クロ
ック選択回路210、211は、それぞれカウンタ回路
601、602が指定するアドレス値に対応したクロッ
クを選択し、遅延クロックとして位相判定回路101、
102へ出力するものである。
【0026】位相判定回路101は、固定遅延回路30
1、302と、ラッチ回路であるDFF回路303〜3
05と、排他的否定論理和回路(EXNOR回路)30
6、307と、論理積回路(AND回路)308、30
9とで構成されている。固定遅延回路301、302
は、入力信号の位相を段階的に遅延させるものである。
DFF回路303〜305は、それぞれ、入力信号、固
定遅延回路301、302から出力された信号を入力と
し、クロック選択回路210から出力された遅延クロッ
クで上記入力信号をラッチし、これをラッチ信号として
出力するものである。特に、DFF回路304から出力
されたラッチ信号は、この位相判定回路101の出力信
号となっている。EXNOR回路306は、DFF回路
303、304から出力された上記ラッチ信号の排他的
否定論理和を演算し、AND回路308に対しては演算
結果をそのまま、AND回路309に対しては演算結果
を反転させて出力するものであり、また、EXNOR回
路307は、DFF回路304、305から出力された
上記ラッチ信号の排他的否定論理和を演算し、AND回
路308に対しては演算結果を反転させて、AND回路
309に対しては演算結果をそのまま出力するものであ
る。
【0027】AND回路308、309は、EXNOR
回路306、307から出力された信号の論理積を演算
し、演算結果を位相差信号として出力するものである。
【0028】DFF回路303、304の出力が同一
で、DFF回路305の出力のみが異なる場合(固定遅
延回路301から出力された信号の位相がクロック選択
回路210から出力された遅延クロックの位相に対して
遅れている場合)は、AND回路308の出力の論理レ
ベルはHIGHとなり、DFF回路304、DFF回路
305の出力が同一で、DFF回路303の出力のみが
異なる場合(入力信号の位相が、クロック選択回路21
0から出力された遅延クロックの位相に対して進んでい
る場合)は、AND回路309の出力の論理レベルがH
IGHとなる。DFF回路303〜305の出力がすべ
て同一の場合(クロック選択回路210から出力された
遅延クロックに基づいて、ラッチ回路DFF回路303
〜305が入力信号、固定遅延回路301、302から
出力された信号を正しくラッチした場合)は、AND回
路308、309の出力はともにLOWレベルとなる。
【0029】位相判定回路102は、固定遅延回路31
0、311と、ラッチ回路であるDFF回路312〜3
14と、排他的否定論理和回路(EXNOR回路)31
5、316と、論理積回路(AND回路)317、31
8とで構成されている。なお、上記各回路が有する機能
は、位相判定回路101の場合と同様なのでその説明を
省略する。
【0030】系選択回路151は、系選択セレクタ51
0、511とによって構成されている。系選択セレクタ
510は、系選択制御回路150の出力である系切替信
号に従って、シリアルパラレル変換回路410、412
の出力であるパラレル信号のうち、いずれかをエラステ
ックストアメモリ152へ出力するものである。系選択
セレクタ511は、系選択制御回路150の出力である
系切替信号に従って、分周回路411、413の出力で
ある低速クロック(パラレル信号と同期したクロック)
のうち、いずれかをエラステックストアメモリ701へ
出力するものである。
【0031】エラスティックストアメモリ701は、系
選択セレクタ511から出力された低速クロックに同期
して、系選択セレクタ510から出力されたパラレル信
号をメモリ内に書き込み、システムクロックに同期し
て、メモリ内に書き込まれた上記パラレル信号を読み出
し、これを外部のシステムに出力するものである。
【0032】(A−2)実施形態の動作 以上の構成を有するこの実施形態のビット位相同期回路
の動作を以下に説明する。なお、この実施形態を構成す
る各回路の動作を詳細に説明するために、ここでは先に
示した図2に基づいて説明を行なう。また、シリアルパ
ラレル変換回路は8ビットパラレル信号に変換するもの
である。
【0033】まず、第1の系が選択系であり、第1の系
によってビット位相同期が確立されており、クロック選
択回路210から出力された遅延クロックによって、入
力信号、固定遅延回路301、302から出力された信
号が確実にラッチされている場合の動作を説明する。図
3は、入力信号、固定遅延回路301、302、クロッ
ク選択回路210、DFF回路304、AND回路30
8、309、同期パターン検出回路131、分周回路4
11、シリアルパラレル変換回路410の出力信号のタ
イムチャートを示したものである。以下、図2及び3を
参照しながら説明する。
【0034】入力信号は、固定遅延回路301によって
遅延量PH1だけ遅延され、さらに固定遅延回路302
によって遅延量PH2(=PH×2)だけ遅延される。
タイムチャートに示したように、入力信号と固定遅延回
路301、302から出力された信号の同一ビット内で
クロック選択回路210から出力された遅延クロックが
立ち上がっているので(図3において、例えばt1を参
照)、DFF回路303〜305に入力したこれらの信
号は、遅延クロックによって確実にラッチされる。従っ
て、DFF回路303〜305から出力されたラッチ信
号は全て一致し、AND回路308、309から出力さ
れた位相差信号はともにLOWレベルとなる。従って、
位相差信号が入力するカウンタ回路601は、現在の位
相制御信号(即ち、クロック選択回路210のアドレス
値)を維持する。また、DDF回路304から出力され
たラッチ信号は、クロック選択回路210から出力され
た遅延クロックに同期しており(図3において例えば、
t1を参照)、ビット位相同期が確立されていることが
示される。
【0035】DFF回路304から出力されたラッチ信
号は、同期パターン検出回路131とシリアルパラレル
変換回路410とに入力される。同期パターン検出回路
131では、ラッチ信号内に挿入されている同期パター
ンが検出され、同期パターンが検出されたとき、同期パ
ターン検出回路131の出力である同期パターン検出信
号がHIGHレベルとなる。この動作例では、#7ビッ
トに同期パターンが挿入されているものとした(図3の
t2を参照)。一方、分周回路411へ入力された遅延
クロックは、そのクロックが8分周され、低速クロック
が出力される。
【0036】シリアルパラレル変換回路410は、同期
パターン検出回路131から出力された同期パターン検
出信号がHIGHレベルになったことに基づいてワード
同期を確立し、回路DFF回路304から出力されたシ
リアル信号であるラッチ信号の#0ビット〜#7ビット
を、分周回路411から出力された低速クロックに従う
8ビットのパラレル信号に変換する。
【0037】シリアルパラレル変換回路141及び分周
回路411から出力されたパラレル信号及び低速クロッ
クは、それぞれ、系選択セレクタ510、511を経由
して、エラスティックストアメモリ701に入力され
る。
【0038】エラスティックストアメモリ701は、低
速クロックに同期して、8ビットのパラレル信号をメモ
リ内に書き込み、外部から入力されたシステムクロック
に同期して、メモリ内に書き込まれた上記パラレル信号
を読み出し、これを外部のシステムに出力する。
【0039】次に、第1の系が選択系であり、第1の系
によってビット位相同期が確立されてはいるが、固定遅
延回路301から出力された信号の位相がクロック選択
回路210から出力された遅延クロックの位相より進ん
でいる場合で、可変遅延回路120のクロック選択回路
210が遅延処理を施されていない入力信号を選択して
いるときの動作を説明する。
【0040】図4は、入力信号、第1の系の固定遅延回
路301、302、クロック選択回路210、ラッチ回
路304、AND回路308、309、分周回路41
1、シリアルパラレル変換回路410、第2の系のクロ
ック選択回路211、ラッチ回路313、同期パターン
検出回路132、分周回路413、シリアルパラレル変
換回路412、系選択制御回路150、系選択セレクタ
510、系選択セレクタ511の出力信号のタイムチャ
ートを示したものである。なお、第2の系の固定遅延回
路310、311の出力信号は、固定遅延回路301、
302の出力信号に一致する。以下、図2及び4を参照
しながら説明する。
【0041】入力信号は、固定遅延回路301によって
遅延量PH1だけ遅延され、さらに固定遅延回路302
によって遅延量PH2(PH1×2)だけ遅延される。
【0042】入力信号と固定遅延回路301、302か
ら出力された信号において、固定遅延回路301、30
2から出力された信号については、同一ビット内でクロ
ック選択回路210から出力された遅延クロックが立ち
上がっている。しかし、入力信号については、入力信号
のビットの境界である不定領域で遅延クロックが立ち上
がっている(図4の例えば、t3参照)。従って、DF
F回路303〜305が、入力信号、固定遅延回路30
1、302から出力された信号を遅延クロックによって
ラッチする際に、固定遅延回路301、302から出力
された信号ついては正確にラッチできるが、入力信号に
ついてはレベルが不定領域にあるため、正確にラッチす
ることができない。ここでは、DFF回路303〜30
5から出力されたラッチ信号のうち、DFF回路303
から出力されたラッチ信号のみが他の信号と一致しない
とする。この場合、AND回路309から出力された位
相差信号のみがHIGHレベルとなる。この段階では、
固定遅延回路301から出力されたラッチ信号は、遅延
クロックに対してPH3の位相余裕しかないものの、こ
の固定遅延回路301から出力されたラッチ信号が第1
の系の出力信号となるので、ビット位相同期は確立され
た状態にある。
【0043】位相差信号によって、入力信号の位相が進
んだことを認識したカウンタ回路601は、クロック選
択回路210において、より位相の進んだ遅延クロック
に対応するアドレス値があれば(即ち、それ以上に遅延
クロックの位相を進ませることができる遅延素子があれ
ば)、そのアドレス値をクロック選択回路210へ出力
し、クロック選択回路210から出力される遅延クロッ
クの位相を進ませる。しかし、今の場合、可変遅延回路
120のクロック選択回路210が遅延処理を施されて
いない入力信号を選択してるので、カウンタ回路601
はラッチ信号と遅延クロックとの位相差PH3を解消す
るクロック選択回路210のアドレス値を出力すること
ができない。
【0044】一方、クロック選択回路211を制御する
第2の系のカウンタ回路602は、カウンタ回路601
から出力された位相制御信号(クロック選択回路210
のアドレス値)から、可変遅延回路120が、遅延処理
が施されていない入力信号(即ち、それ以上に位相の進
んだ遅延クロックがない信号)を選択していることを認
識し、系制御回路150から出力された系切替信号によ
って、自らが属する第2の系が非選択系であることを認
識した時点で、AND回路317、318から出力され
た位相差信号に基づいて、DFF回路312〜314の
出力が全て確実にラッチできるような遅延クロックであ
って、カウンタ回路601が選択した遅延クロック以外
の遅延クロック(例えば、遅延素子204に対応する遅
延クロックなど)に対応するアドレス値をクロック選択
回路211へ出力する。
【0045】タイムチャートに示したとおり、クロック
選択回路211から出力された遅延クロックの位相は、
クロック選択回路210から出力された遅延クロックの
位相より約180度進んでいる。即ち、入力信号、固定
遅延回路310、311から出力された信号の同一ビッ
ト内でクロック選択回路211から出力された遅延クロ
ックが立ち上がっているので(図4の例えば、t4参
照)、第2の系では、ビット位相同期が確立されている
状態にある。
【0046】カウンタ回路601、602から出力され
た位相制御信号と位相判定回路101から出力された位
相差信号とによって、第1の系が臨界点に達したことを
認識した系制御回路150は、第2の系の同期パターン
検出回路132によって同期パターンが検出された時点
(図4のt5)で、第1の系を非選択系に、第2の系を
選択系にするために、出力信号をHIGHレベルからL
OWレベルに切り替え、系切替信号を系選択セレクタ5
10、511とカウンタ回路601、602とへ出力す
る。
【0047】系選択セレクタ510、511は、系選択
制御回路150から出力された系切替信号に従って、第
2の系から出力されたパラレル信号と低速クロックとを
選択し、エラステックストアメモリ701へ出力する。
この切り替えによって、系選択セレクタ510、511
から出力されたシリアル信号と低速クロックとの位相
は、切り替えがなかった場合と比べてそれぞれPH4
(約1/2クロック周期)だけ短くなる。
【0048】エラステックストアメモリ701は、系選
択セレクタ510、511での切り替え動作により生じ
たパラレル信号の位相変動(図4では、PH4の位相変
動)を吸収し、上記パラレル信号をシステムクロックに
乗せかえ、それを出力信号として出力する。なお、上記
のパラレル信号の位相変動は、シリアルクロックで1ク
ロック周期以内の位相差しかないため、その位相差をエ
ラステックストアメモリ701で吸収することは十分可
能である。
【0049】(A−3)実施形態の効果 以上の構成を有するこの実施形態のビット位相同期回路
の効果を以下説明する。
【0050】この実施形態は、第1の系と第2の系とが
相異なる位相を有する遅延クロックによって入力信号を
追従し、一方の系による位相追従が破綻する直前に他の
系に切り替えるので、複数個の遅延素子を有する可変遅
延回路を用いても、入力信号の位相変動に対して広範囲
な位相追従を実現することができる。
【0051】また、この実施形態は、位相判定回路をか
ら出力されたシリアル信号であるラッチ信号をシリアル
パラレル変換回路でパラレル信号に変換するので、後段
の系選択回路151において系が切り替えられたときに
生じる位相変動は、シリアルクロックで1クロック周期
以内の位相差しかない。このため、この位相差は位相調
整回路152で容易に吸収することができる。
【0052】さらに、上記シリアルパラレル変換回路
は、同期パターンが検出された時点で、シリアル信号を
パラレル信号へ変換する。そのために、ワード同期が確
立した状態でシリアルパラレル変換回路からパラレル信
号が出力されるので、後段においてパラレル信号を並び
替える必要がない。
【0053】(B)その他の実施形態 なお、実施形態では、入力クロックの多相クロック(上
記実施形態では、遅延クロック)を得るために、複数個
の遅延素子を有する可変遅延回路を用いたが、他の多相
クロックの形成方法を適用しているものにも、この発明
を適用できる。
【0054】また、実施形態は、非選択系については、
選択系の制御回路が臨界点に達すか否かを問わず、常に
ビット位相同期動作を行う機能を有するが、選択系の制
御回路が臨界点に達するまでは待機状態とし、選択系の
制御回路が臨界点に達した時点でビット位相同期動作を
開始する機能としても良い。
【0055】さらに、実施形態では、ビット位相同期と
ともにワード同期の確立をも同時に確立させるために、
同期パターン検出回路で同期パターンを検出したが、ビ
ット位相同期とともにフレーム同期を確立させるため
に、同期パターン検出回路でフレーム同期パターンを検
出しても良く、或いは、同期パターン検出回路を具備す
る構成としなくても良い。
【0056】さらにまた、実施形態では、選択系のビッ
ト位相同期が臨界点に達する時点で系の切り替えを行う
こととしたが、臨界点に達することのみが系の切り替え
の条件ではない。従って、選択系のビット位相同期が臨
界点に達するまでに系の切り替えを行うこととしても良
い。
【0057】また、上記実施形態では、位相判定回路と
制御回路と可変遅延回路と同期パターン検出回路とシリ
アルパラレル変換回路とで構成される系を2つ用いた場
合を示したが、この系を3つ以上用いてビット位相同期
回路を構成しても良い。なお、この場合系選択制御回路
が、選択系の位相追従が臨界点に到達することを認識し
たとき、系選択制御回路の制御論理として、例えば、そ
の時点で入力信号に対して最も良く位相追従している遅
延クロックを出力する系を選択することとして良い。こ
のように、制御論理に変更を加えることで、上記系を3
つ以上用いてたビット位相同期回路を構成することがで
きる。
【0058】さらに、上記実施形態では、入力信号に対
して確実にラッチすることのできる入力クロックを可変
遅延回路で選択する方法を示したが、上記実施形態で示
した場合とは逆に、可変遅延回路に入力信号を入力さ
せ、入力クロックに対して確実にラッチすることのでき
る遅延された入力クロックを、可変遅延回路で選択する
方法でも良い。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、選択
中の系の位相同期手段による入力信号と入力クロックと
の位相同期が破綻間近なときに、他の系の位相同期手段
による入力信号と入力クロックとを位相同期をさせ、他
の系の位相同期手段による入力信号と入力クロックとを
出力させることにより、入力信号の位相変動に対して広
範囲な位相追従を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の機能的構成を表したブロック図であ
る。
【図2】実施形態の機能的構成を詳細に表したブロック
図である。
【図3】実施形態の動作説明するためのタイムチャート
である。
【図4】実施形態の動作の特徴を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
101…位相判定回路、102…位相判定回路、111
…制御回路、112…制御回路、131…同期パターン
検出回路、132…同期パターン検出回路、141…シ
リアルパラレル変換回路、142…シリアルパラレル変
換回路 、150…系選択制御回路、151…系選択回
路、152…位相調整回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号又は入力クロックの一方を、そ
    れらの位相差に応じて移相させることにより、入力信号
    と入力クロックとを位相同期させる複数の位相同期手段
    と、 対応する上記位相同期手段からの入力クロックを分周し
    て低速クロックを生成し、対応する上記位相同期手段か
    らの入力信号を上記低速クロックに同期したパラレル信
    号に変換する、複数の上記位相同期手段のそれぞれに対
    応した複数のシリアルパラレル変換手段と、 複数系の位相同期手段及びシリアルパラレル変換手段の
    うちの1つの系を選択してパラレル信号及び低速クロッ
    クを出力させると共に、選択中の系の位相同期手段によ
    る入力信号と入力クロックとの位相同期が破綻間近なと
    きに、他の系のパラレル信号及び低速クロックを出力さ
    せる系切替手段とを有することを特徴とするビット位相
    同期回路。
  2. 【請求項2】 上記切替手段の後段に、この系切替手段
    からのパラレル信号を、上記低速クロックと同一の周波
    数を有する外部からのクロックに乗せ換える位相調整手
    段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のビ
    ット位相同期回路。
  3. 【請求項3】 上記各位相同期手段はそれぞれ、 与えられた位相制御信号に基づいた遅延量だけ、入力信
    号又は入力クロックを遅延させる可変遅延回路と、 この可変遅延回路からの入力信号又は入力クロックと、
    他方の入力クロック又は入力信号との位相差を検出する
    位相判定回路と、 この位相判定回路が検出した位相差に基づいて、上記位
    相制御信号を形成する位相制御回路とを有することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のビット位相同期回路。
  4. 【請求項4】 上記各位相同期手段の可変遅延回路とし
    て、共通の可変遅延回路を適用していることを特徴とす
    る請求項3に記載のビット位相同期回路。
  5. 【請求項5】 非選択状態の上記位相制御回路は、選択
    されている系が切替わる直前、又は常時、選択状態の位
    相同期手段において遅延された入力信号又は入力クロッ
    クが有する位相とは異なる位相に入力信号又は入力クロ
    ックを遅延させる位相制御信号を形成することを特徴と
    する請求項3に記載のビット位相同期回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371300B1 (ko) * 1999-06-21 2003-02-06 샤프 가부시키가이샤 비트동기회로
KR100580862B1 (ko) * 2001-05-18 2006-05-17 한국전자통신연구원 패킷 동기를 고려한 고속 패킷 데이터의 시간 역다중 회로 및 방법

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KR100371300B1 (ko) * 1999-06-21 2003-02-06 샤프 가부시키가이샤 비트동기회로
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