JPH1014581A - ウサギ型マクロファージ・コロニー刺激因子及びこれをコードするdna断片 - Google Patents

ウサギ型マクロファージ・コロニー刺激因子及びこれをコードするdna断片

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JPH1014581A
JPH1014581A JP8177916A JP17791696A JPH1014581A JP H1014581 A JPH1014581 A JP H1014581A JP 8177916 A JP8177916 A JP 8177916A JP 17791696 A JP17791696 A JP 17791696A JP H1014581 A JPH1014581 A JP H1014581A
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csf
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amino acid
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JP8177916A
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Koki Matsuyama
公喜 松山
Atsushi Ota
淳 太田
Kayoko Kato
佳代子 加藤
Seiichi Shimamura
誠一 島村
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遺伝子工学の手法を用いてウサギ
型M−CSFを生産するためのDNA断片及びそのDN
A断片により生産されるウサギ型M−CSFを提供す
る。 【解決手段】 配列番号2に記載したアミノ酸配列を含
むウサギ由来のウサギ型マクロファージ・コロニー刺激
因子、及び配列番号1に記載した塩基配列を含むウサギ
由来のウサギ型マクロファージ・コロニー刺激因子をコ
ードするDNA断片。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なウサギ型マ
クロファージ・コロニー刺激因子及びこれをコードする
DNA断片に関する。ウサギ型マクロファージ・コロニ
ー刺激因子は、ウサギの病気の予防、治療、医薬品開発
等に応用することができる。
【0002】
【従来の技術】ヒト・マクロファージ・コロニー刺激因
子(以下、マクロファージ・コロニー刺激因子を「M−
CSF」と記載することがある)は、単球、マクロファ
ージの生存、増殖及び分化を促進する機能を有するタン
パク質であり、単球、マクロファージの増殖及び活性化
を介した免疫賦活効果を有することが知られている。ヒ
ト型M−CSFは、既にアミノ酸配列が決定され[サイ
エンス(Science)、第235巻、第4795号、第15
04〜1508ページ、1987年]、ヒト尿から精製
されたヒト型M−CSFは、白血球増殖を目的とする医
薬品として平成3年から市販されており、その他の多様
な薬理効果、特に前述したように単球、マクロファージ
を介した免疫賦活活性を有することが解明されつつあ
る。
【0003】リコンビナント・ヒト型M−CSFは、大
腸菌、動物細胞等で生産されて研究用に使用され、その
立体構造も解明されつつある[ザ・ジャーナル・オブ・
バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biolog
ical Chemistry) 、第269巻、第49号、第3117
1〜31177ページ、1994年]。
【0004】また、マウスのM−CSFも、既にアミノ
酸配列が決定され[ヌクレイック・アシッド・リサーチ
(Nucleic Acid Research) 、第15巻、第5号、第23
89〜2390ページ、1987年]、この組換えマウ
ス型M−CSFが、組換えヒト型M−CSFと共に試薬
として販売されている(フナコシ株式会社、総合カタロ
グ1995−1996、第10〜14ページ)。
【0005】ラット型M−CSFのアミノ酸配列も、既
に決定されている[ビオキミカ・エト・ビオフィジカ・
アクタ(Biochimica et Biophysica Acta) 、第1174
巻、第143〜152ページ、1993年)]が、その
配列は、マウスと全く同一とされている。ウサギ型M−
CSFはその存在は推定されているが、適当な細胞株等
を用いて大量に調製された実績はなく、従来そのアミノ
酸配列は、解明されていなかった。
【0006】一方、ウサギは、毛皮、肉等を採取するた
めの家畜として、また、重要な実験動物として特に抗体
の調製に多用され、更にペットとしても広く飼育されて
いるが、高温多湿の我が国では、梅雨時、春秋の長雨時
等に体調不良となり、生後数日にして死亡することが多
く、飼育しやすい丈夫な品種が求められていると共に、
幼時、多湿の時期に免疫能を高め、病気に罹患し難くす
るための、薬剤及び技術が求められていた。
【0007】例えば、実験動物として飼育されているウ
サギは、我が国では1986年度で17万羽(正田陽一
編、「ものをつくる動物たち」、第115ページ、東京
書籍、昭和63年)、米国では50万羽が飼育されてい
る(John E. Harkness and Joseph E. Wagner 著、今道
友則監訳、「ウサギとげっ歯類の生物学と臨床医学」、
第12ページ、養賢堂、1985年)。ウサギは多産で
あり、1羽の雌が1年に約80羽の仔ウサギを産出する
が、仔ウサギは消化器疾患等の感染症のためにその内約
30〜50羽が成育するに過ぎず、ウサギの疾病予防
は、実験動物、ペット用仔ウサギの供給上大きな課題で
あり、適当な予防、治療薬が待望されている(Lieve Ok
erman 著、斎藤久美子訳、「うさぎの臨床」、6ペー
ジ、インターズー社、1994年)。
【0008】実験動物としてのウサギは、前臨床試験、
特に奇形学的実験、組織培養、毒性試験、眼科学実験、
抗体の産生等で重要であり、病弱になりがちな純系ウサ
ギを経済的に確保するために、特に幼時において生存率
の向上できる薬剤が待望されてきた。また、家庭、動物
公園等でもペットとして広く飼育されているイエウサギ
及びパンダウサギ(白黒まだらのウサギ)は比較的病弱
で、梅雨時の高温多湿、晩秋の冷雨の季節に感染症、消
化不良等により死亡することが多く、適当な免疫増強
剤、特に副作用の少ない天然物由来の薬剤が待望されて
いた。
【0009】このような状況において、ヒトに対するヒ
ト型M−CSFの臨床的使用経験における有用性から、
ウサギの場合にも感染症予防及び治療に効果が期待でき
るウサギ型M−CSFの実用化が望まれていた。
【0010】しかしながら、ウサギではM−CSFを産
生している細胞株が、従来特定されておらず、従ってウ
サギ型M−CSFの解明、利用も不可能であった。その
理由は、ウサギ型M−CSFの生体成分からの精製は、
ヒト型M−CSFが精製された材料である人尿のような
適当な材料が採取困難であることによるものであった。
例えば、ウサギの尿は、不純物を大量に含有し、タンパ
ク質の精製が困難であり、更に、ウサギの細胞株のうち
M−CSFを発現している細胞株は、従来明らかにされ
ておらず、組換えDNA技術により生産するために必要
なcDNA配列は、解明されていなかった。
【0011】このように、ウサギ型M−CSFの取得が
容易でないので、ウサギの病気の治療又は予防の目的
で、例えばヒト型M−CSFをウサギに投与しても、種
の相違から有効性が低く、その効果は期待できない。ま
た、長期又は反復投与により生じるヒト型M−CSFに
対する抗体に由来する副作用が不可避であった。
【0012】また、医薬品開発の重要な1段階である薬
理試験において、ヒト型M−CSFの用途拡大の目的で
ヒト型M−CSFをウサギに投与し、このモデル実験系
で種々の解明を実施した場合、種の相違により抗体を生
じ、その効果の解明が困難であるのみならず、ウサギの
ショック死等も惹起することから、適切な薬理試験を行
うことが不可能であった(造血因子、第5巻、第1号、
第19ページ、1994年)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ウサギ型M−CSF
は、上述したように、その存在は推定されているが実用
的な量として調製された実績はない。本発明は、ウサギ
型M−CSF及びこれをコードするDNA断片を提供す
ることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために、ウサギ型M−CSFを取得すること
を企図し、その生産手段として、天然物からの精製は可
能性が低いことから、組換えDNA技術による生産につ
いて鋭意研究を行った。組換えDNA技術によるタンパ
ク質の生産においては、そのタンパク質をコードするc
DNAの取得が必須となるが、従来、このcDNAの取
得に適した細胞材料が知られていなかったので、本発明
者らは、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクショ
ン(以下ATCCと記載する)保存細胞株、理化学研究
所保存細胞株等について鋭意探索し、ウサギ型M−CS
FのcDNA断片を取得するための材料として、ウサギ
細胞株約50種の培養液をマウス骨髄細胞を用いたコロ
ニー形成アッセイ法によりCSF活性を指標にスクリー
ニングした結果、高いM−CSF活性を有するタンパク
質を産生するウサギ株化細胞株のうち、特に角膜細胞株
SIRC(大日本製薬社製)が、比活性が高く、増殖特
性も良好であり、材料として望ましいことを見い出し
た。
【0015】更に、本発明者らは、この細胞株からM−
CSFをコードするcDNA断片を単離することに成功
し、その塩基配列を決定し、これを用いて細菌及び細胞
株での生産系を構築し、このタンパク質を大量生産する
ことに成功し、本発明を完成した。
【0016】すなわち、本願の第一の発明は、配列番号
2においてアミノ酸番号1〜221で表されるアミノ酸
配列を含み、単球、マクロファージの生存、増殖及び分
化を促進する機能を損なわない1又は2以上のアミノ酸
残基の置換、挿入、欠失又は転位を含んでいてもよいウ
サギ型マクロファージ・コロニー刺激因子である。
【0017】また、本願の第二の発明は、配列番号2に
おいてアミノ酸番号1〜221で表されるアミノ酸配列
を含み、単球、マクロファージの生存、増殖及び分化を
促進する機能を損なわない1又は2以上のアミノ酸残基
の置換、挿入、欠失又は転位を含んでいてもよいウサギ
型マクロファージ・コロニー刺激因子をコードするDN
A断片である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳述する
が、説明を容易にするために、先ず本願の第二の発明か
ら詳述する。
【0019】本発明のDNA断片は、後述するように、
M−CSFを産生するウサギ株化細胞株から調製したc
DNAから、ポリメラーゼ・チェイン・リアクション
(PCR)により増幅することによって得られる。ま
た、本発明により、M−CSFのcDNAの塩基配列が
明らかになったので、化学合成することによっても本発
明のDNA断片は得られる。さらに、ウサギ染色体DN
Aを鋳型としてPCRを行なうことにより、M−CSF
をコードする染色体遺伝子が得られる。染色体由来のM
−CSF遺伝子は、コード領域にイントロンを含むこと
が予想されるが、そのようなイントロンで分断されてい
るDNA断片であっても、M−CSFをコードする限
り、本発明のDNA断片に含まれる。
【0020】ヒト型M−CSFの遺伝子を公知の方法
(特開平7−147989号公報)によりクローニング
した場合、約4kbp以上の大きさのDNA断片が得ら
れる。生物活性を有する天然に存在する成熟型のヒト型
M−CSFは、223個のアミノ酸残基からなり、これ
をコードするDNAの大きさは約700bpに相当す
る。
【0021】M−CSFをコードするcDNAを取得す
るための材料としては、M−CSFを産生するウサギ由
来の臓器、又は株化した細胞であればすべて利用できる
が、その中でも特に角膜細胞が望ましい。角膜細胞から
常法[J. Sambrookら著、モレキュラー・クローニング
(Molecular Cloning) 、第3巻、第2版、コールド・ス
プリング・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spri
ng Harbor LaboratoryPress) 、1989年]によりメ
ッセンジャーRNA(mRNA)を調製し、このmRN
Aを鋳型として逆転写酵素を用いて一本鎖cDNAを調
製する。
【0022】M−CSFの5´側プライマーと3´側プ
ライマーとして種々のオリゴヌクレオチドを化学合成し
て、これらと一本鎖cDNAを用いて、TaqDNAポ
リメラーゼによりこのDNA断片をPCR増幅し、アガ
ロースゲル電気泳動により目的の大きさのDNA断片を
調製する。調製したDNA断片は、直接塩基配列を決定
することができる。PCRに用いるプライマーとして
は、配列番号3及び4に示す塩基配列を有するオリゴヌ
クレオチドが挙げられる。
【0023】また、この断片を適当な市販のプラスミド
ベクター、例えばpUC118(宝酒造社製)、又はp
CRII(インビトロゲン社製)に挿入し、大腸菌、例え
ばHB101(宝酒造社製)、INVF´α(インビト
ロゲン社製)を形質転換し、プラスミドを精製し、のち
塩基配列を決定することもできる。
【0024】本発明のDNA断片の塩基配列を、常法に
より決定した結果を、配列番号1に示し、これがコード
しているアミノ酸配列を配列番号2に示した。本発明の
DNA断片は、配列番号2に示すアミノ酸配列を有する
ウサギ型M−CSFをコードするDNA断片である。配
列番号2において、成熟型ウサギ型M−CSFのアミノ
酸配列は、アミノ酸番号1〜221で表され、シグナル
配列を含むウサギ型M−CSF前駆体のアミノ酸配列
は、アミノ酸番号−32〜221で表される。成熟型ウ
サギ型M−CSFは、上記アミノ酸配列のN末端にメチ
オニン残基が付加されていてもよい。また、本発明にお
いて、ウサギ型M−CSFは、M−CSFとしての活
性、すなわち単球、マクロファージの生存、増殖及び分
化を促進する機能を実質的に損なわない限り、1又は2
以上のアミノ酸残基の置換、欠失、挿入又は転位を含ん
でいてもよい。これらのいずれのM−CSFをコードす
るDNA断片も本発明に含まれる。このようなDNA断
片として具体的には、配列番号1において塩基番号10
1〜763で表される塩基配列を含むDNA断片、及び
配列番号1において塩基番号5〜763で表される塩基
配列を含むDNA断片が挙げられる。さらに、同一のア
ミノ酸配列をコードする塩基配列であれば、各アミノ酸
に対するコドンを同等のコドンに置換した配列も本発明
に含まれる。
【0025】次に、本願の第一の発明について詳述す
る。本発明のウサギ型M−CSFは、配列番号2におい
てアミノ酸番号1〜221で表されるアミノ酸配列を含
み、単球、マクロファージの生存、増殖及び分化を促進
する機能を損なわない1又は2以上のアミノ酸残基の置
換、挿入、欠失又は転位を含んでいてもよい。
【0026】活性型M−CSFはホモ2量体からなる
が、単量体の成熟タンパク質を大腸菌で発現させた場
合、SDS−PAGE(ポリアクリルアミドゲル電気泳
動)で分子量約25,000を示し、これを2量体化し
たものは分子量約50,000を示す。また、本願の第
二の発明のDNA断片を細胞株で発現させた場合には、
ウサギ型M−CSFは糖タンパク質として産生し、細胞
株としてCHO細胞由来のDUKX−B11細胞を用い
た場合には、SDS−PAGEで分子量約90,000
の糖蛋白質として産生される。このような糖鎖を有する
ウサギ型M−CSFも本発明に含まれる。
【0027】ウサギ型M−CSFは、例えば、本願の第
二の発明であるウサギ型M−CSFのDNA断片の全
部、又は一部を通常の方法により、プロモーター配列、
マーカー遺伝子、複製起点等を有する適当な発現ベクタ
ーに挿入して、微生物、培養細胞及び動植物に導入して
発現させることにより、大量に調製することが可能であ
る。例えば、T7ファージプロモーター、アンピシリン
耐性遺伝子、及び複製起点を有するプラスミドpETの
キット(宝酒造社製)を用い、このベクターのT7プロ
モーターの下流にあるクローニングサイトに本発明のウ
サギ型M−CSFをコードするDNA断片を挿入し、キ
ットに含まれるT7RNAポリメラーゼ遺伝子を有する
大腸菌を形質転換し、宿主大腸菌により産生されるT7
RNAポリメラーゼによりウサギ型M−CSF遺伝子が
転写され、mRNAが産生され、大腸菌によりウサギ型
M−CSFが発現される。成熟型ウサギ型M−CSFを
発現させる場合には、配列番号2においてアミノ酸番号
1〜221で表されるアミノ酸配列をコードするDNA
断片の5’末端に開始コドン(ATG)を、3’末端に
終始コドンを、これらの外側に制限酵素認識配列を付加
したものを用いればよい。これらのコドン及び制限酵素
認識配列を本発明のDNA断片に付加するには、このD
NA断片をPCR法により増幅する際に用いるオリゴヌ
クレオチドプライマーに上記コドン及び制限酵素認識配
列を含ませればよい。発現されたウサギ型M−CSF
は、顆粒体として菌体内に蓄積されているので、これを
8M尿素溶液、6Mグアニジン塩酸溶液等で可溶化し、
カラムクロマトグラフィーにより精製し、リフォールデ
ィングして天然と同一又は近似の構造を有するウサギ型
M−CSFを製造することができる。
【0028】また、例えば、アデノウイルスプロモータ
ー、DHFR(デヒドロ葉酸還元酵素)遺伝子、SV4
0ポリA配列及び複製起点を有するプラスミドに、本願
の第一の発明のウサギ型M−CSFをコードするDNA
断片を結合して挿入し、これをリン酸カルシウム法等に
よりDHFRを欠損しているCHO細胞(チャイニーズ
・ハムスター由来細胞)に遺伝子導入し、MTX(メト
トレキセート)培地中で細胞培養することにより、糖鎖
を有するウサギ型M−CSFが発現される[メソッズ・
イン・エンザイモロジー(Methods in Enzymology) 、第
185巻、第537ページ、アカデミック・プレス社、
1990年]。その際、成熟型ウサギ型M−CSFを直
接発現させてもよいが、シグナル配列を有するウサギ型
M−CSF前駆体をコードするDNA断片を細胞に導入
し、前駆体タンパク質を発現させてもよい。発現された
タンパク質は、細胞培養液中に可溶性タンパク質として
蓄積しているので、これを常法により限外濾過膜により
濃縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製し、ウサ
ギ型M−CSFを取得することができる。
【0029】組換えDNA技術により調製し、カラムク
ロマトグラムグラフィー等により精製したウサギ型M−
CSFの活性は、後記する試験例3のメトカーフらによ
る方法から、骨髄細胞の増殖試験により測定することが
可能であり、ヒト型M−CSFのコロニー形成のタンパ
ク質重量当たりの比活性が、ヒト骨髄細胞を用いたアッ
セイで約108 U(単位)/mgであり、本発明のウサ
ギ型M−CSFのコロニー形成のタンパク質重量当たり
の比活性が、ウサギ骨髄細胞を用いたアッセイで約10
8 U(単位)/mg以上であることから、本願の第一の
発明で得られる物質は、ウサギ型M−CSFであること
が明らかである。
【0030】以上のとおり、本発明のDNA断片は、ウ
サギ由来のウサギ型M−CSFをコードしており、配列
番号1に示したDNA配列は、ウサギ型M−CSF前駆
体をコードするDNA配列であると同定され、この前駆
体は配列番号2に示すアミノ酸配列をコードすることが
確認された。
【0031】上記の方法により製造したウサギ型M−C
SFは、そのまま、又は適当な賦型剤とともに混合し、
安定な薬剤としてウサギの治療等に用いることができ
る。例えば、ウサギ型M−CSFを塩化ナトリウム、ク
エン酸ナトリウム、グリシン、ショ糖及びポリソルベー
トと混合して溶解し、そのまま、又はこれを凍結乾燥
し、注射用蒸留水により生理食塩濃度に近い浸透圧に調
整して注射剤となし、1日1乃至数回、数日間から数か
月間随時皮下、静脈、筋肉等に注射することができる。
【0032】投与量は、体重1kg1日あたり0.1乃
至100μgが適当であるが、本発明のウサギ型M−C
SFは、ウサギに対して用いるウサギ由来のタンパク質
であり、抗原性が弱いので投与量はこの範囲に限定され
るものではない。状況によっては、ブドウ糖溶液等の栄
養剤と混合して用いることもできる。また安定剤として
添加する薬剤は、前記のものに限定されるものではな
く、アルブミン(望ましくは、ウサギアルブミン)等の
タンパク質、マンニトール、リン酸塩等通常の注射薬に
用いられる安定剤を用いることができる。
【0033】次に試験例を示して本発明を詳述する。
【0034】<試験例1>この試験は、ウサギ型M−C
SFの感染予防効果を調べるために行った。 1)試料の調製 後述の実施例5と同一の方法によりウサギ型M−CSF
を調製した。 2)試験方法 生後1か月、平均体重150gの仔パンダウサギ(日本
医科学動物研究所から入手)45羽を、無作為に5羽ず
つ9群に分け、1〜3群の各5羽には3日に1回ずつ4
2日間ウサギ型M−CSF5μg(1群)、10μg
(2群)及び20μg(3群)を含む生理食塩水0.2
mlを背中の皮下に投与した。4〜6群の各5羽には3
日に1回ずつ42日間にわたりヒト型M−CSF(フナ
コシ社製)5μg(4群)、10μg(5群)及び20
μg(6群)を含む生理食塩水0.2mlを背中の皮下
に投与した。更に7〜9群の各5羽には対照としてウサ
ギ血清アルブミン・フラクションV(シグマ社製)5μ
g(7群)、10μg(8群)及び20μg(9群)を
含む生理食塩水0.2mlを同様に42日間にわたり背
中に皮下投与した。
【0035】各群の仔ウサギを屋外飼育舎で4か月間飼
育し、1か月毎に生存数を調査して試験した。 3)試験結果 ウサギ型M−CSFを投与した第1群〜第3群では4か
月間の死亡数が、それぞれ1、0及び0羽、これら3群
の合計が1羽であった。ヒト型M−CSFを投与した第
4群〜第6群では4か月間の死亡数が、それぞれ2、2
及び2羽、これら3群の合計が6羽であり、第6群(2
0μg投与)の死亡1羽は、注射後短時間の死亡であ
り、抗体生成によるショック死の疑いがあった。第7群
〜第9群では4か月間の死亡数が、それぞれ2、2及び
3羽、これら3群の合計が7羽であり、ウサギ型M−C
SF投与により生存率の向上効果が得られることが認め
られた。尚、実施例7と同一の方法により調製したウサ
ギ型M−CSFを使用して試験したが、ほぼ同様の結果
が得られた。
【0036】<試験例2>この試験は、高脂血症モデル
ウサギに対するウサギ型M−CSFの効果を調べるため
に行った。 1)試料の調製及び試験動物 注射用蒸留水(大塚製薬社製)2ml当たり実施例7と
同一の方法により調製したウサギ型M−CSF0.27
mg、塩化ナトリウム(和光純薬社製)1.85mg、
クエン酸ナトリウム(和光純薬社製)4.5mg、グリ
シン(和光純薬社製)83mg、ショ糖(和光純薬社
製)22mg及びポリソルベート(シグマ社製)0.1
1mgの割合で溶解し、試料を調製した。また、ウサギ
血清アルブミン・フラクションV(シグマ社製)及びヒ
ト型M−CSF(フナコシ社販売)を使用したことを除
き、前記試料と同一の組成の注射液を調製し、対照試料
1及び対照試料2とした。
【0037】高脂血症モデルウサギとして動物実験に多
用されているWHHLウサギ[アテロスクレロージス
(Atheroscrerosis)、第36巻、第261〜268ペー
ジ、1980年。日本医科学動物研究所から入手]を使
用した。 2)試験方法 WHHLウサギは、LDLレセプター異常に起因するヒ
トの家族性高コレステロール血症のモデル動物として使
用され、2.5月齢から動脈硬化症が発症し、12月齢
までに動脈硬化巣形成がほぼ完成することが知られてい
る。2.5月齢のWHHLウサギ2羽に、前記試料をウ
サギ型M−CSFとして50μg/kgの割合で毎日1
回(1週間では5回)11月齢まで静脈注射し、対照群
の2羽には対照試料1をウサギ血清アルブミン・フラク
ションとして50μg/kgの割合で同様に投与した。
更に他の2羽には対照試料2をヒト型M−CSFとして
し50μg/kgの割合で同様に投与した。各群のウサ
ギを12月齢まで飼育し、飼育期間終了後、各個体を解
剖し、頸動脈の動脈硬化病巣を検討した。 3)試験結果 試料(ウサギ型M−CSFを含む)投与群の病巣面積
は、対照試料1投与群のそれの50%、対照試料2投与
群では対照試料1投与群の70%であったが、対照試料
2投与群では血中の抗ヒトM−CSF抗体を生じている
ことが、免疫沈降法により確認された。以上の結果から
ウサギ型M−CSFにはWHHLウサギの動脈硬化阻止
効果があり、抗体を生じないため、ヒト型M−CSFよ
りもさらに有効であることが判明した。尚、実施例5と
同一の方法により調製したウサギ型M−CSFを使用し
て試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0038】<試験例3>この試験は、ヒト型、マウス
型及びウサギ型M−CSFのインビトロ(in vitro)に
おける活性を比較するために行った。 1)試料の調製等 実施例5(試料1)又は実施例7(試料2)と同一の方
法により調製したウサギ型M−CSF、ヒト型M−CS
F(フナコシ社製。試料3)及びマウス型M−CSF
(フナコシ社製。試料4)の4試料を使用した。 2)試験方法 メトカーフらの方法[エクスペリメンタル・ヘマトロジ
ー(Experimental Hematology) 、第1巻、第185〜2
01ページ、1973年]により、各試料についてマウ
ス及びウサギの骨髄細胞に対するインビトロでのコロニ
ー形成活性を測定した。
【0039】骨髄細胞は、以下のようにして調製した。
7週齢C57BLマウス(日本チャールスリバーから入
手)及び8か月齢ニュージーランドホワイトウサギ(日
本医科学動物研究所から入手)からそれぞれ大腿骨を取
り、5mlシリンジにマッコイ5A培地(フロー社製)
を満たし、この培地により骨髄細胞を押出し、次にピペ
ッティングにより骨髄細胞をマッコイ5A培地に10m
lスピッツ中で分散した。スピッツを低速遠心機(日立
製作所製。CR5B型)により1000rpmで5分間
遠心分離し、この沈殿物を再度同培地に分散し、30秒
間粗大物を沈降させた上清を骨髄細胞として使用した。
【0040】この細胞105 個を1mlの0.3%寒天
(ディフコ社製)、20%牛胎児血清(フロー社製)を
含むマッコイ5A培地に懸濁し、この懸濁液に0.1m
lの各試料を混合し、35mmのディッシュに採取し
た。寒天が固化した後、37℃、5%二酸化炭素ガスの
細胞培養装置(サンヨー社製)に入れ、7日間培養す
る。次にこのディッシュを倒立顕微鏡(オリンパス社
製。CK−1)により検鏡し、50個以上の細胞からな
るコロニー数を測定し、サンプル1ml当たりに換算
し、コロニー形成単位(U)とし、この値にサンプルの
希釈倍率を乗じ、タンパク質1mg当たりのコロニー形
成単位を算出した。 3)試験結果 マウスの骨髄を用いた試料1、試料2、試料3及び試料
4のコロニー形成単位数は、それぞれ0.5×108
0.6×108、1.8×108及び2.0×108 U/
mgであり、本発明のウサギ型M−CSFでは低値であ
った。一方、ウサギ骨髄を用いた試料1、試料2、試料
3及び試料4のコロニー形成単位数は、それぞれ2.0
×108、2.0×108、1.0×108及び1.0×
108 U/mgであり、本発明のウサギ型M−CSFの
活性はヒト及びマウスのM−CSFのそれを上回った。
【0041】以上のように、ウサギ由来のM−CSF
は、マウス骨髄細胞に対するよりもウサギ骨髄細胞に対
して高い活性を示すことが明らかであり、M−CSFの
種特異性が確認され、ウサギの治療に用いる場合ウサギ
型M−CSFが有効であることが判明した。
【0042】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。
【0043】実施例1(メッセンジャーRNA及び一本
鎖cDNAの調製) 株化したウサギ角膜細胞SIRC(大日本製薬社製)を
10%FBSを含むMEM培地(大日本製薬社製)で培
養した。回収した細胞をフェノール及びクロロホルムに
より抽出してタンパク質等を除去し、イソプロパノール
を添加して全RNAを沈殿させて回収し、オリゴdTセ
ルロースカラム(クローンテック社製)に通してポリA
−RNA(mRNA)を調製した。この操作により約1
7細胞から約5μgのmRNAが得られた。
【0044】次に、このmRNAを鋳型として逆転写酵
素を用いて一本鎖cDNAを調製した。この操作は、c
DNA合成キット(First strand cDNA Synthesis Ki
t:宝酒造社製)を使用して添付のプロトコールに従っ
て実施した。操作手順は、マイクロ遠心管内で鋳型mR
NA5μg、dNTP混合物(最終濃度各2mM)、オ
リゴ(dT)18プライマー(最終濃度0.1μg/μ
l)、逆転写酵素RAV−2(最終濃度2μg/μ
l)、RNaseインヒビター(最終濃度2μg/μ
l)、及び定容量の1/5容量の緩衝液(5倍first st
rand synthesis buffer)を添加し、DEPC(ジエチ
ルピロカーボネイト)処理水で50μlの定容量とする
(以上の試薬は、いずれも前記キットに含まれてい
る)。この液を撹拌装置(サイエンンテフィック・イン
ターナショナル社製)により混合し、室温で10分間放
置し、のち42℃の恒温槽で1時間保温し、一本鎖cD
NA溶液を得た。
【0045】実施例2(M−CSFのDNA断片の調製
及びこれを用いた形質転換大腸菌株の調製) PCR法に用いる5´側プライマーとして配列番号3に
示す塩基配列を有するオリゴヌクレオチドRNF、及び
3´側プライマーとして配列番号4に示す塩基配列を有
するオリゴヌクレオチドRNRを、394型DNAシン
セサイザー(アプライドバイオシステムズ社製)を用い
て合成した。実施例1で調製した一本鎖cDNAとプラ
イマーRNF及びRNRを用いて、PCR反応装置(DN
A Thermal Cycler:パーキン・エルマー社製)及びDN
Aポリメラーゼ(TaKaRa Ex Taq:宝酒造社製)により
PCR増幅を行った。増幅産物を1%アガロースゲル電
気泳動により分離し、目的とする約700bpのDNA
断片を切り出し、DNA抽出キット(ファルマシア社
製)によりDNA断片を精製した。
【0046】精製したDNA断片をクローニングベクタ
ーpCRII(アンピシリン耐性マーカーを有する)に挿
入し、得られた組換えベクターで大腸菌INVF´αを
形質転換した。この操作は、DNAクローニング用キッ
ト(Original TA Cloning Kit:インビトロゲン社製)
を使用し、添付のプロトコールに従って実施した。操作
手順は、マイクロチューブ内に精製したDNA断片、ク
ローニングベクターpCRII、T4DNAライゲース及
び10倍濃度のライゲーション・バッファーを添加し、
滅菌水で10μlの定容量とし、12℃の恒温槽で終夜
反応させた。
【0047】ライゲーション反応物とキット中の大腸菌
INVF´αのコンピテントセルをマイクロチューブ中
で混和し、氷上で30分間放置し、これを42℃の恒温
槽で30秒間加温し、のち速やかに氷中に移して2分間
放置した。これに450μlのSOC培地[組成は、2
%バクトトリプトン(ディフコ社製)、0.5%バクト
イーストエクストラクト(ディフコ社製)、10mM塩
化ナトリウム(和光純薬社製)、2.5mM塩化カリウ
ム(和光純薬社製)、10mM硫酸マグネシウム(和光
純薬社製)、10mM塩化マグネシウム(和光純薬社
製)及び20mMグルコース(和光純薬社製)]を添加
し、ロータリーシェーカー(ハイテック社製、ダブルシ
ェーカーNR300)で37℃で1時間培養し、選択薬
剤であるアンピシリン(シグマ社製)100μg/ml
を含む選択培地プレートにまき、目的のM−CSF遺伝
子を保持した形質転換大腸菌株を選択し、保存した。
【0048】実施例3(M−CSFのDNAの塩基配列
決定) 実施例2により得られた形質転換大腸菌株を5mlの2
×YT培地(1.6%バクトトリプトン、1.0%酵母
エキス及び0.5%塩化ナトリウムを含む)で振とう培
養機(タイヨー化学社製。恒温培養機)により終夜振と
う培養し、遠心分離して菌体を回収した。この菌体をR
Naseを含む懸濁用バッファー(RNase 100
μg/ml、50mMトリス−塩酸及び10mMEDT
Aを含み、pH8.0)0.3mlに懸濁し、0.3m
lのアルカリ処理バッファー(200mM水酸化ナトリ
ウム及び1%SDSを含む)を添加し、室温で5分放置
し、のち中和用バッファー(2.55M 酢酸カリウ
ム、pH4.8)0.3mlを添加して氷上で10分保
持し、微量高速遠心機により10,000rpmで15
分間遠心し、遠心上清をDNA精製用カラム(QIAG
ENカラム:フナコシ社製)に通してプラスミドを精製
し、得られたプラスミドDNAを塩基配列の決定に使用
した。
【0049】このプラスミドDNAに挿入されているD
NA断片の塩基配列を373A型DNAシーケンサー及
びシーケンシングキット(アプライドバイオシステムズ
社製)により分析した結果、配列番号1に示した塩基配
列を有することが確認された。
【0050】実施例4(形質転換大腸菌株によるウサギ
型M−CSFの調製) 配列番号1に示した塩基配列のコード領域のうち、最初
のメチオニンをコードする配列(ATG)から96個の
塩基配列は、32個のアミノ酸をコードするが、ヒト型
M−CSFとのホモロジー(宝酒造社製DNAデータベ
ースであるDNASISによる)からこの32個のアミ
ノ酸よりなるペプチドは、シグナル配列として成熟タン
パク質からは除去されると考えられるのでこの部分を除
去し、大腸菌によるM−CSF成熟タンパク質の直接発
現に使用した。
【0051】実施例3より得られるプラスミドDNAを
鋳型とし、5´側と3´側のプライマーにそれぞれ配列
番号5及び配列番号6に示す塩基配列を有する合成オリ
ゴヌクレオチドを用いてPCR反応(1サイクル94℃
で30秒、50℃で30秒及び72℃で60秒を30サ
イクル)を行い、得られるDNA断片を制限酵素Nco
I及びHindIII(宝酒造社製。以下制限酵素は全て
同じメーカーのものである)で切断し、ウサギ型M−C
SFをコードするDNA断片(約680bp)を得た。
【0052】尚、配列番号5に示すオリゴヌクレオチド
は、NcoI認識配列(塩基番号3〜8)を有し、塩基
番号5〜7は開始コドン(ATG)であり、塩基番号8
〜16は、配列番号1における塩基番号101〜109
と同一のアミノ酸配列をコードし、塩基番号17〜32
の配列は、配列番号1における塩基番号110〜125
と同一の塩基配列を有する。また、配列番号6に示すオ
リゴヌクレオチドは、HindIII認識配列(塩基番号
3〜8)を有し、塩基番号10〜34は、配列番号1に
おける塩基番号739〜763に相補性を有し、塩基番
号7〜9は終始コドン(TAA)に相補性を有する。
【0053】したがって、上記のプライマーを用いてP
CR反応を行なうと、成熟型ウサギ型M−CSFのアミ
ノ酸配列(配列番号2において塩基番号1〜221。但
し、N−末端にメチオニン残基が付加される)をコード
し、5’末端にNcoI認識配列を、3’末端にHin
dIII認識配列を有するDNA断片が増幅される。
【0054】一方、市販のプラスミドから、プロモータ
ーとSD配列を含むDNA断片、ターミネーターを含む
DNA断片、及び複製起点を含むDNA断片を調製し
た。市販のプラスミドpET−3a(ノバゲン社製)を
BglII及びNcoIで切断し、アガロースゲル電気泳
動で断片を分離し、T7プロモーターとSD配列を含む
98bpの断片をゲルから抽出した。市販のプラスミド
pKK233−3(ファルマシア社製)をHindIII
及びScaIで切断し、前記と同様にターミネーター配
列を含む827bpのDNA断片を得た。プラスミドp
GEMEX−2(プロメガ社製)をScaI及びBgl
IIで切断し、前記と同様に複製起点(ColE1or
i)及びアンピシリン耐性マーカーを含む1556bp
のDNA断片を得た。
【0055】得られた4つのDNA断片をDNAライゲ
ースで連結し、得られたDNAで大腸菌NM522(ノ
バゲン社製)を形質転換してアンピシリン耐性株を選択
し、目的のプラスミドpUSA48(3150bp)を
保持する大腸菌株を得た。このプラスミドは、T7プロ
モーターの制御下で、配列番号2においてアミノ酸番号
1〜221で表されるアミノ酸配列(但し、N末端にメ
チオニン残基が付加される)をコードするタンパク質を
発現する。この大腸菌株を培養し、菌体からプラスミド
を抽出し、得られたプラスミドでタンパク質生産用大腸
菌株BL21(DE3)(ノバゲン社製)を形質転換
し、アンピシリン耐性株を選択し、プラスミドpUSA
48を保有するウサギ型M−CSF生産菌株を得た。
尚、BL21(DE3)は、lacプロモーター制御下
でT7ポリメラーゼを産生する。
【0056】この大腸菌株を3Lジャーファーメンター
により38.5℃で約1乃至2時間通気培養し、菌体濃
度がOD600nmにより0.5〜1.0となった時点
で、0.4mMの最終濃度でIPTG(イソプロピルβ
−D−チオガラクトピラノシド)を添加し、38.5℃
で更に4〜6時間培養し、次に、培養混合液を取り出
し、高速遠心機(日立製作所製。SCR20B)により
6000rpmで10分間室温で遠心し、湿重量約10
gの菌体を得た。
【0057】得られた菌体を菌体容量の6〜10倍の1
0mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)に懸濁し、氷冷
し、卓上型超高圧細胞破砕装置(ミニラボ:レイニー社
製)により8×107Paの圧力で破砕し、前記と同一
の遠心機により8000rpmで30分間、4℃で遠心
し、沈殿物(顆粒体)を収集し、前記と同一の緩衝液に
懸濁し、粗ウサギ型M−CSFを得た。
【0058】実施例5(タンパク質のリフォールディン
グ及び精製) 実施例4で得た顆粒体湿重量1gに、尿素、EDTA
(エチレンジアミン四酢酸ナトリウム)及びDTT(ジ
チオスレイトール)をそれぞれ8M、1mM及び10m
Mの最終濃度で添加し、10mMトリス−塩酸緩衝液
(pH8.0)を添加して容量を10mlに調整し、こ
の懸濁液を4℃で一夜振とうして顆粒体を可溶化し、得
られたタンパク質溶液を超遠心機(ベックマン社製。T
L100)により50,000rpmで30分超遠心し
て上清を採取した。
【0059】得られた上清3mlをゲルろ過カラム(ト
ーソー社製。G3000SW、21.5mm×600m
m)にかけ、280nmのUV吸収によりモニターし、
8M尿素、1mMEDTA及び1mMDTTを含む還元
変性条件下でゲル濾過HPLC(高速液体クロマトグラ
フィー)を実施した。SDS−PAGEにより各画分を
チェックし、ウサギ型M−CSFに相当する画分(25
kDa近辺)を回収し、ウサギ型M−CSFの単量体を
得た。
【0060】回収した溶液50mlを限外濾過装置(ア
ミコン社製。セントリプレップ10、分画分子量10,
000)を用いて10mlに遠心濃縮し、これを4℃に
冷却した緩衝液(2mMGSH、1mMGSSG、5m
MEDTA及び0.02%アジ化ナトリウムを含む50
mMトリス−塩酸緩衝液。pH8.5)200mlに徐
々に滴下し、そのまま4℃で72時間連続撹拌し、ウサ
ギ型M−CSFのリフォールディング及び2量体化を行
った。リフォールディング及び2量体化終了後の溶液2
10mlを透析チューブ(三光純薬社製)に入れ、外液
を交換しながら5Lの0.5Mリン酸緩衝液(pH7.
0)に対して1夜透析し、のちチューブ内の液を取り出
し、硫酸アンモニウム粉末を1.5Mの最終濃度で添加
して沈殿させ、前記と同一の遠心機で12,000rp
mで30分遠心して沈殿を回収した。
【0061】沈殿を少量の水に溶解し、硫酸アンモニウ
ム粉末を1.2Mの最終濃度で添加し、同様に遠心分離
し、1.2M硫酸アンモニウム濃度に可溶な上清を得
た。この上清4ml(タンパク質として18mg相当)
を疎水相互作用クロマトカラムPhenyl−5PW
(トーソー社製。21.5mm×150mm)にかけ、
1.2M硫酸アンモニウムを含む0.1Mリン酸緩衝液
(pH7.0)と0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)
との直線濃度勾配により、ウサギ型M−CSFを溶出し
て分離した。
【0062】得られた各画分をSDS−PAGEにより
分子量を測定し、分子量50,000のM−CSFのバ
ンドを主とする画分25mlを集め、限外濾過装置(ア
ミコン社製。8050型)により濃縮し、緩衝液を交換
して0.15M塩化ナトリウムを含む0.1Mリン酸緩
衝液(pH7.0)を溶媒とする溶液として全量を1.
8mlに濃縮し、精製した組換えウサギ型M−CSFを
得た。
【0063】得られたウサギ型M−CSFは、SDS−
PAGEにより、純度が95%以上であり、その溶液は
パイロジェントテスト・キット(第一製薬社製)を用い
たエンドトキシン・テストにより、タンパク質1mg当
たり0.01エンドトキシン・ユニット以下であり、細
菌による汚染がなく、注射用に用い得る良好なタンパク
質であることを確認した。
【0064】尚、得られた精製組換えウサギ型M−CS
F 12μgを用い、N端アミノ酸配列をペプチドシー
ケンサー(アプライドバイオシステムズ社製)により分
析した結果、N端から18個まで、配列番号2において
アミノ酸番号1〜17と一致した(N末端はメチオニン
残基であった)。また、この精製組換えウサギ型M−C
SFをトリプシン処理し、ペプチドフラグメントを逆相
HPLCにより分離精製し、そのペプチド配列をペプチ
ドシーケンサー(アプライドバイオシステムズ社製)に
より分析した結果、N末端のメチオニン残基以外は、配
列番号2におけるアミノ酸番号1〜221と一致した。
【0065】実施例6(形質転換細胞株によるウサギ型
M−CSFの調製) 実施例3と同一の方法により得られたプラスミドDNA
を鋳型とし、5´側と3´側のプライマーにそれぞれ配
列番号7及び配列番号8に示す塩基配列を有する合成オ
リゴヌクレオチドを用いてPCR反応(1サイクル94
℃で30秒、50℃で30秒及び72℃で60秒を30
サイクル)を行い、得られるDNA断片を制限酵素Xh
oI及びEcoRI(いずれも宝酒造社製)で切断し、
シグナルペプチドを含むウサギ型M−CSFをコードす
るDNA断片(約770bp)を調製した。
【0066】尚、配列番号7に示すオリゴヌクレオチド
は、XhoI認識配列(塩基番号3〜8)を有し、塩基
番号9〜37は、配列番号1における塩基番号5〜33
と同一の塩基配列を有する。また、配列番号8に示すオ
リゴヌクレオチドは、EcoRI認識配列(塩基番号3
〜8)を有し、塩基番号12〜35は、配列番号1にお
いて塩基番号740〜763に相補性を有し、塩基番号
9〜11は、終始コドン(ATG)に相補性を有する。
【0067】したがって、上記のプライマーを用いてP
CR反応を行なうと、シグナルペプチドを含むウサギ型
M−CSFのアミノ酸配列(配列番号2において塩基番
号1〜221)をコードし、5’末端にXhoI認識配
列を、3’末端にEcoRI認識配列を有するDNA断
片が増幅される。
【0068】市販のプラスミドp3ACSF69(AT
CCから入手)を同様に制限酵素XhoI及びEcoR
Iで切断し、アガロースゲル電気泳動で断片を分離し、
5.1kbp断片をゲルから抽出して精製した。
【0069】得られた2つのDNA断片をDNAライゲ
ースで連結し、大腸菌NM522(宝酒造社製)を形質
転換してアンピシリン耐性株を選択し、目的プラスミド
pUSA68(7000bp)を保持する大腸菌株を得
た。この大腸菌株を培養し、プラスミドを抽出して、D
HFR欠損CHO細胞株であるDUKX−B11細胞
(ATCCから入手)を形質転換し、メトトレキセート
耐性株を選択し、プラスミドpUSA48を保持する細
胞株をウサギ型M−CSF生産細胞株を得た。
【0070】この細胞株を20Lの細胞培養装置(ケマ
ップ社製。ラボラトリー・パイロット・ファーメンター
CF3000)によりメチオニンを除いたDME培地と
F10培地を1:1に含む培地(いずれも日水製薬社
製)計15Lを用い、メトトレキセート(シグマ社製)
0.2mg/lを添加し、37℃で空気及び二酸化炭素
ガスを通気しながら培養し、pH7.0〜7.5に調整
しながら細胞濃度を2×105〜106個/mlに保持す
るために細胞培養液を10Lずつ3〜4日に1回ハーベ
ストし、同量の新鮮培地を補って20日間バッチリフィ
ード式による培養を継続した。
【0071】凍結保存した培養混合液計60Lを取り出
し、融解して高速遠心機(日立製作所製。SCR20
B)により3000rpmで20分間、5℃で遠心し、
上清液を限外濾過装置(旭化成製、AIL1010、分画分
子量10000 )により濃縮し、脱イオン水を添加して再度
濃縮し、高速遠心機(日立製作所製。SC20B)によ
り5℃で12,000rpm、20分間遠心して上清を
得た。
【0072】実施例7(細胞由来組換えウサギ型M−C
SFの精製) 実施例6で得た上清3mlをゲルろ過HPLCカラム
(トーソー社製。G3000SW、21.5mm×60
0mm)にかけ、280nmのUV吸収によりモニター
し、150mM食塩を含む10mMリン酸緩衝液で溶出
し、SDS−PAGEにより各画分をチェックし、ウサ
ギ型M−CSFに相当する画分(90kDa近辺)を回
収した。
【0073】回収した溶液50mlを限外濾過装置(ア
ミコン社製。セントリプレップ10、分画分子量10,
000)を用いて5mlに濃縮し、この濃縮上清5ml
(タンパク質として50mg相当)に1.2Mの濃度で
硫酸アンモニウム粉末を添加し、疎水相互作用クロマト
カラムPhenyl−5PW(トーソー社製。21.5
mm×150mm)にかけ、1.2M硫酸アンモニウム
を含む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)及び0.1
Mリン酸緩衝液(pH7.0)との直線濃度勾配によ
り、ウサギ型M−CSFを溶出分離した。
【0074】得られた分画をSDS−PAGEにかけ、
90kDaのウサギ型M−CSFのバンドを主とする画
分25mlを集め、限外濾過装置(アミコン社製。80
50型)により、濃縮をすると共に緩衝液の交換をし、
0.15M塩化ナトリウムを含む0.1Mリン酸緩衝液
(pH7.0)を溶媒とする溶液として1.8mlに濃
縮し、精製組換えウサギ型M−CSFを得た。
【0075】得られた精製組換えウサギ型M−CSF
は、SDS−PAGEによるチェックにより純度が95
%以上であり、この溶液はパイロジェントテストキット
(第一製薬社製)によるエンドトキシン・テストの結
果、1mgタンパク質当たり0.01エンドトキシン・
ユニット以下であり、細菌による汚染がなく、注射用に
用い得る良好な製品であることを確認した。
【0076】尚、精製組換えウサギ型M−CSF10μ
gを用い、N端アミノ酸配列をペプチドシーケンサー
(アプライドバイオシステムズ社製)により分析した結
果、N端から14個まで、配列番号2においてアミノ酸
番号1〜14と一致していた。また、精製組換えウサギ
型M−CSFをトリプシン処理し、ペプチドフラグメン
トを逆相HPLCにより分離精製し、そのペプチド配列
をペプチドシーケンサー(アプライドバイオシステムズ
社製)により分析した結果、配列番号2に記載のアミノ
酸配列(アミノ酸番号1〜221)と一致した。
【0077】
【発明の効果】本発明により、ウサギ型M−CSF、及
びこれをコードするDNA断片が提供される。本発明に
より奏せられる効果は、次のとおりである。 1)本発明のウサギ型M−CSFを幼弱なウサギ、飼育
に適さない環境下で飼育されるウサギに投与することに
より、ウサギの免疫能が賦活され、飼育効率、特に幼弱
ウサギの生存率の向上、病気の予防及び治療効果が得ら
れる。 2)本発明のウサギ型M−CSFは、ウサギを用いたM
−CSFモデル動物実験の材料として最適であり、デー
タ検討の障害となる抗体を生じ難いので、高度な医薬品
開発に応用可能である。 3)本発明のウサギ型M−CSFをコードするDNA断
片を、M−CSFの欠落又は欠損のあるウサギに遺伝子
導入し、遺伝子治療に用いることも可能である。 4)本発明のウサギ型M−CSFをコードするDNA断
片は、ウサギ型M−CSFの大量生産に使用できる。
【0078】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:776 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 起源 生物名:ウサギ 株名:SIRC 組織の種類:角膜細胞 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:5..763 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:sig_peptide 存在位置:5..100 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:mat_peptide 存在位置:101..763 特徴を決定した方法:S 配列 CCGT ATG ACC GCG CGG GGC GCC GCC GGG CGC TGC CCT CCC ACG ACA TGG 49 Met Thr Ala Arg Gly Ala Ala Gly Arg Cys Pro Pro Thr Thr Trp -32 -30 -25 -20 CTG GGC CCC TGG ATG CTG CTG GCC TGT CTC CTG GCG AGC AGG AGT GTC 97 Leu Gly Pro Trp Met Leu Leu Ala Cys Leu Leu Ala Ser Arg Ser Val -15 -10 -5 GCC GAG GTG GTG TCT GAG CAC TGC AGC CAC ATC ATC GGG AAC GGG CAC 145 Ala Glu Val Val Ser Glu His Cys Ser His Ile Ile Gly Asn Gly His 1 5 10 15 CTG CAG TCC CTA CAG CAG CTG ATT GAC AGT CAA ATG GAG ACC TCA TGC 193 Leu Gln Ser Leu Gln Gln Leu Ile Asp Ser Gln Met Glu Thr Ser Cys 20 25 30 CAC ATT GCC TTT GAG TTT GTG GAC CAG GAG CAG TTG AAG GAT CCC GTG 241 His Ile Ala Phe Glu Phe Val Asp Gln Glu Gln Leu Lys Asp Pro Val 35 40 45 TGC TAC TTG AAG AAG GGC TTC TTC CTG GTG GAA GAC ATC ATG GAG GAC 289 Cys Tyr Leu Lys Lys Gly Phe Phe Leu Val Glu Asp Ile Met Glu Asp 50 55 60 ACC CTG CGC TTC AAG CAC AGC ACG CCC AAC GCC AAG GCC ATC CTG CAG 337 Thr Leu Arg Phe Lys His Ser Thr Pro Asn Ala Lys Ala Ile Leu Gln 65 70 75 CTC CAG GAA CTC TCG CTC AGG CTC AGG GCC TGC TTC ACC AAG GAT CAT 385 Leu Gln Glu Leu Ser Leu Arg Leu Arg Ala Cys Phe Thr Lys Asp His 80 85 90 95 GAA GAG GAC AAC AAG ACC TGT GTC CGA ACT TTC TAT GAG ACT CCA CTC 433 Glu Glu Asp Asn Lys Thr Cys Val Arg Thr Phe Tyr Glu Thr Pro Leu 100 105 110 CAG TTG CTG GAG AAG ATC AAG AAT GTC TTT AAC GAA ACA AAG AAT CTC 481 Gln Leu Leu Glu Lys Ile Lys Asn Val Phe Asn Glu Thr Lys Asn Leu 115 120 125 CTT AAA GAG GAC TGG AAT ATT TTC AGC AAG AAC TGC AAC AAC AGC TTT 529 Leu Lys Glu Asp Trp Asn Ile Phe Ser Lys Asn Cys Asn Asn Ser Phe 130 135 140 GTT AAA TGC TCC AGC CAA GAT GTG GTG ACC AAG CCT GAT TGC AAC TGT 577 Val Lys Cys Ser Ser Gln Asp Val Val Thr Lys Pro Asp Cys Asn Cys 145 150 155 CTG TAC CCC AAA GCC ACC CCT AAC AGT GAC CTG GCC TCC CCT CGC CAG 625 Leu Tyr Pro Lys Ala Thr Pro Asn Ser Asp Leu Ala Ser Pro Arg Gln 160 165 170 175 CCC CTT GAC CCC TCT ACA GCC CCC ATG GCT GGC TTG GCC TGG GCC GAC 673 Pro Leu Asp Pro Ser Thr Ala Pro Met Ala Gly Leu Ala Trp Ala Asp 180 185 190 GCT GAG GGG ACA CAG GGC AAC CCC CTC TTG CCC AGT GAG CAG GCC CCT 721 Ala Glu Gly Thr Gln Gly Asn Pro Leu Leu Pro Ser Glu Gln Ala Pro 195 200 205 GGC ACA GTG GAC CCA GGC AGC GCC AAG CAG CGA CCA CCC AGG 763 Gly Thr Val Asp Pro Gly Ser Ala Lys Gln Arg Pro Pro Arg 210 215 220 ACCTGCCAGA GCT 776
【0079】配列番号:2 配列の長さ:221 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Thr Ala Arg Gly Ala Ala Gly Arg Cys Pro Pro Thr Thr Trp Leu -32 -30 -25 -20 Gly Pro Trp Met Leu Leu Ala Cys Leu Leu Ala Ser Arg Ser Val Ala -15 -10 -5 Glu Val Val Ser Glu His Cys Ser His Ile Ile Gly Asn Gly His Leu 1 5 10 15 Gln Ser Leu Gln Gln Leu Ile Asp Ser Gln Met Glu Thr Ser Cys His 20 25 30 Ile Ala Phe Glu Phe Val Asp Gln Glu Gln Leu Lys Asp Pro Val Cys 35 40 45 Tyr Leu Lys Lys Gly Phe Phe Leu Val Glu Asp Ile Met Glu Asp Thr 50 55 60 Leu Arg Phe Lys His Ser Thr Pro Asn Ala Lys Ala Ile Leu Gln Leu 65 70 75 80 Gln Glu Leu Ser Leu Arg Leu Arg Ala Cys Phe Thr Lys Asp His Glu 85 90 95 Glu Asp Asn Lys Thr Cys Val Arg Thr Phe Tyr Glu Thr Pro Leu Gln 100 105 110 Leu Leu Glu Lys Ile Lys Asn Val Phe Asn Glu Thr Lys Asn Leu Leu 115 120 125 Lys Glu Asp Trp Asn Ile Phe Ser Lys Asn Cys Asn Asn Ser Phe Val 130 135 140 Lys Cys Ser Ser Gln Asp Val Val Thr Lys Pro Asp Cys Asn Cys Leu 145 150 155 160 Tyr Pro Lys Ala Thr Pro Asn Ser Asp Leu Ala Ser Pro Arg Gln Pro 165 170 175 Leu Asp Pro Ser Thr Ala Pro Met Ala Gly Leu Ala Trp Ala Asp Ala 180 185 190 Glu Gly Thr Gln Gly Asn Pro Leu Leu Pro Ser Glu Gln Ala Pro Gly 195 200 205 Thr Val Asp Pro Gly Ser Ala Lys Gln Arg Pro Pro Arg 210 215 220
【0080】配列番号:3 配列の長さ:13 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA CCCGTATGAC CGC 13
【0081】配列番号:4 配列の長さ:13 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA AGCTCTGGCA GGT 13
【0082】配列番号:5 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:5..32 特徴を決定した方法: GGCC ATG GAA GTA GTA TCT GAG CAC TGC AGC C 32 Met Glu Val Val Ser Glu His Cys Ser 1 5
【0083】配列番号:6 配列の長さ:34 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA GGAAGCTTAC CTGGGTGGTC GCTGCTTGGC GCTG 34
【0084】配列番号:7 配列の長さ:37 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA CCCTCGAGAT GACCGCGCGG GGCGCCGCCG GGCGCTG 37
【0085】配列番号:8 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸..合成DNA CGGAATTCCT ACCTGGGTGG TCGCTGCTTG GCGCT 35
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:19) (72)発明者 島村 誠一 神奈川県座間市東原5丁目1番83号 森永 乳業株式会社生物科学研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2においてアミノ酸番号1〜2
    21で表されるアミノ酸配列を含み、単球、マクロファ
    ージの生存、増殖及び分化を促進する機能を損なわない
    1又は2以上のアミノ酸残基の置換、挿入、欠失又は転
    位を含んでいてもよいウサギ型マクロファージ・コロニ
    ー刺激因子。
  2. 【請求項2】 配列番号2においてアミノ酸番号1〜2
    21で表されるアミノ酸配列を含み、単球、マクロファ
    ージの生存、増殖及び分化を促進する機能を損なわない
    1又は2以上のアミノ酸残基の置換、挿入、欠失又は転
    位を含んでいてもよいウサギ型マクロファージ・コロニ
    ー刺激因子をコードするDNA断片。
  3. 【請求項3】 配列番号1において塩基番号101〜7
    63で表される塩基配列を含む請求項2記載のDNA断
    片。
  4. 【請求項4】 配列番号2においてアミノ酸番号−32
    〜221で表されるアミノ酸配列を有するウサギ型マク
    ロファージ・コロニー刺激因子前駆体をコードするDN
    A断片。
  5. 【請求項5】 配列番号1において塩基番号5〜763
    で表される塩基配列を含む請求項4記載のDNA断片。
JP8177916A 1996-07-08 1996-07-08 ウサギ型マクロファージ・コロニー刺激因子及びこれをコードするdna断片 Pending JPH1014581A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7473681B2 (en) 2000-10-31 2009-01-06 Pharma Mar, S.A. Kahalalide F

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7473681B2 (en) 2000-10-31 2009-01-06 Pharma Mar, S.A. Kahalalide F
JP2010047601A (ja) * 2000-10-31 2010-03-04 Pharma Mar Sa カハラリドf

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