JPH10146332A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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- JPH10146332A JPH10146332A JP8318525A JP31852596A JPH10146332A JP H10146332 A JPH10146332 A JP H10146332A JP 8318525 A JP8318525 A JP 8318525A JP 31852596 A JP31852596 A JP 31852596A JP H10146332 A JPH10146332 A JP H10146332A
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- heat
- detector
- heat pump
- ray detector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スキャナ内に設置可能で、冷却効率を向上し
たX線検出器の冷却装置を備えたX線CT装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、ヒートポンプ10が奪ったX
線検出器筐体8からの熱を導くための伝熱プレート11
を設置し、伝熱プレート11を介してX線検出器筐体8
とスキャナ部1との間を熱的に結合させ、ヒートポンプ
で奪ったX線検出器からの熱をスキャナ部1に導きスキ
ャナ部1から外気へ放熱させる構造とする。よって、本
発明はこのような構造をしているので、冷却時の放熱を
外気に行えるようにしたから、上記課題を解決できる。
たX線検出器の冷却装置を備えたX線CT装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、ヒートポンプ10が奪ったX
線検出器筐体8からの熱を導くための伝熱プレート11
を設置し、伝熱プレート11を介してX線検出器筐体8
とスキャナ部1との間を熱的に結合させ、ヒートポンプ
で奪ったX線検出器からの熱をスキャナ部1に導きスキ
ャナ部1から外気へ放熱させる構造とする。よって、本
発明はこのような構造をしているので、冷却時の放熱を
外気に行えるようにしたから、上記課題を解決できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療診断に使用さ
れる多素子放射線検出器を搭載したX線CT装置に係
り、特に安定した物理特性でかつ、検出データの再現性
に優れた多素子放射線検出器を具備したX線CT装置に
関する。
れる多素子放射線検出器を搭載したX線CT装置に係
り、特に安定した物理特性でかつ、検出データの再現性
に優れた多素子放射線検出器を具備したX線CT装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、医療診断用のほか、工
業用にも広く使用されているが、その画質向上、信頼性
向上のためにX線CT装置の性能向上が要求されてい
る。X線CT装置における断層画像(以下「X線CT画
像」という)の画質向上、信頼性向上にはキーコンポー
ネントであるX線検出器の性能向上が不可欠となる。こ
のX線検出器には、従来Xe電離箱型検出器が使用され
てきたが次第に、よりS/Nの高い多素子固体検出器
(以下「固体検出器」という)が代わって使用されてき
ている。
業用にも広く使用されているが、その画質向上、信頼性
向上のためにX線CT装置の性能向上が要求されてい
る。X線CT装置における断層画像(以下「X線CT画
像」という)の画質向上、信頼性向上にはキーコンポー
ネントであるX線検出器の性能向上が不可欠となる。こ
のX線検出器には、従来Xe電離箱型検出器が使用され
てきたが次第に、よりS/Nの高い多素子固体検出器
(以下「固体検出器」という)が代わって使用されてき
ている。
【0003】図3は従来の固体検出器の基本的な構造を
示す斜視図である。前記固体検出器はシンチレ−タ12
aと隔離板12bとSiフォトダイオード12cを有し
ている。シンチレ−タ12aは入射X線3を光に変換す
る。隔離板12bは隣接するX線検出素子間を隔離す
る。Siフォトダイオ−ド12cはシンチレ−タ12b
により変換された光を電気信号に変換する。Siフォト
ダイオ−ド12c上面にはシンチレ−タ12aを接着
し、さらに隔離板12bを所定のピッチのチャンネルと
なるように平行に配列してX線検出素子アレイを形成し
ている。
示す斜視図である。前記固体検出器はシンチレ−タ12
aと隔離板12bとSiフォトダイオード12cを有し
ている。シンチレ−タ12aは入射X線3を光に変換す
る。隔離板12bは隣接するX線検出素子間を隔離す
る。Siフォトダイオ−ド12cはシンチレ−タ12b
により変換された光を電気信号に変換する。Siフォト
ダイオ−ド12c上面にはシンチレ−タ12aを接着
し、さらに隔離板12bを所定のピッチのチャンネルと
なるように平行に配列してX線検出素子アレイを形成し
ている。
【0004】前記X線検出器素子アレイにおいて、入射
X線3はシンチレ−タ12aによりX線の強度に比例し
た強度の可視光に変換され、変換された光は隔離板12
bの表面や、シンチレ−タ12aの界面若しくは表面等
で反射が繰り返されながらSiフォトダイオ−ド12c
の表面に設けられた受光部に導かれ、光電変換され、光
の強度(即ちX線の強度)に比例した強度の電気信号
(光電流)として検出されるようになっている。
X線3はシンチレ−タ12aによりX線の強度に比例し
た強度の可視光に変換され、変換された光は隔離板12
bの表面や、シンチレ−タ12aの界面若しくは表面等
で反射が繰り返されながらSiフォトダイオ−ド12c
の表面に設けられた受光部に導かれ、光電変換され、光
の強度(即ちX線の強度)に比例した強度の電気信号
(光電流)として検出されるようになっている。
【0005】ところで、X線CT画像の画質性能の良否
は、X線検出器の温度特性により大きく左右されること
がよく知られている。前記温度特性が安定しないで経時
的に変動する場合、前記チャンネル間に該特性の差が生
じ、該特性の差が所定値を越えると、現在のX線CT装
置の主流の計測方式である第3世代方式ではX線CT画
像上に環状の偽画像(以下「リングア−チファクト」と
いう)が発生することが検証されている。このリングア
ーチファクトはX線CT画像の画質劣化を招くことはい
うまでもなく、X線CT画像の画質の向上にはX線検出
器の温度特性の安定化が必要となる。また、この温度特
性はX線検出器の材料のそれぞれに固有のものであっ
て、シンチレ−タ12aはその材質により温度依存性の
大小があるが一般に周囲温度が上昇するほど発光効率が
低下するものが多く、Siフォトダイオ−ド12cは周
囲温度が上昇するほどノイズおよび暗電流が増加しS/
N低下を招くことが知られている。即ちX線検出器の温
度特性の安定化には、Siフォトダイオ−ド12cおよ
びシンチレ−タ12aを安定して作動させるような環境
整備が必要となる。このような環境整備の技術は、本願
と同一の特許出願人がした特開平3−95479号公報
に開示されたように検出器全体を恒温化することが多
い。そしてX線検出器の周囲温度の設定は、通常50℃
以下とすることが多い。前記周囲温度の恒温化の手段
は、その設定温度により異なる。常温よりも高めの温度
30℃〜50℃あるいはそれ以上の温度領域の場合は、
ヒータだけで温度制御が可能である。常温を含む30℃
以下の場合にはヒータに加えて冷却装置が必要となる。
X線検出器を設置するX線CT装置のスキャナ内はスペ
ースが限られており、このスキャナ内に設置する冷却装
置は省スペースに設置できるヒートポンプが用いられ
る。しかし該ヒートポンプにより奪った熱の処理、即ち
放熱が問題となる。従来の往復回転式のスキャナの場合
には液体を用いたヒートポンプに接続されたパイプによ
りスキャナ外に引き出して冷却することが可能であった
が、最近のスリップリングを用いた連続回転式のスキャ
ナ(以下「スリップリング式スキャナ」という)では、
前記パイプをスキャナ外に引き出して冷却することが困
難である。そこで、スリップリング式スキャナでは、ヒ
ートシンク(放熱フィン)とファンとを組合せたものが
用いられている。
は、X線検出器の温度特性により大きく左右されること
がよく知られている。前記温度特性が安定しないで経時
的に変動する場合、前記チャンネル間に該特性の差が生
じ、該特性の差が所定値を越えると、現在のX線CT装
置の主流の計測方式である第3世代方式ではX線CT画
像上に環状の偽画像(以下「リングア−チファクト」と
いう)が発生することが検証されている。このリングア
ーチファクトはX線CT画像の画質劣化を招くことはい
うまでもなく、X線CT画像の画質の向上にはX線検出
器の温度特性の安定化が必要となる。また、この温度特
性はX線検出器の材料のそれぞれに固有のものであっ
て、シンチレ−タ12aはその材質により温度依存性の
大小があるが一般に周囲温度が上昇するほど発光効率が
低下するものが多く、Siフォトダイオ−ド12cは周
囲温度が上昇するほどノイズおよび暗電流が増加しS/
N低下を招くことが知られている。即ちX線検出器の温
度特性の安定化には、Siフォトダイオ−ド12cおよ
びシンチレ−タ12aを安定して作動させるような環境
整備が必要となる。このような環境整備の技術は、本願
と同一の特許出願人がした特開平3−95479号公報
に開示されたように検出器全体を恒温化することが多
い。そしてX線検出器の周囲温度の設定は、通常50℃
以下とすることが多い。前記周囲温度の恒温化の手段
は、その設定温度により異なる。常温よりも高めの温度
30℃〜50℃あるいはそれ以上の温度領域の場合は、
ヒータだけで温度制御が可能である。常温を含む30℃
以下の場合にはヒータに加えて冷却装置が必要となる。
X線検出器を設置するX線CT装置のスキャナ内はスペ
ースが限られており、このスキャナ内に設置する冷却装
置は省スペースに設置できるヒートポンプが用いられ
る。しかし該ヒートポンプにより奪った熱の処理、即ち
放熱が問題となる。従来の往復回転式のスキャナの場合
には液体を用いたヒートポンプに接続されたパイプによ
りスキャナ外に引き出して冷却することが可能であった
が、最近のスリップリングを用いた連続回転式のスキャ
ナ(以下「スリップリング式スキャナ」という)では、
前記パイプをスキャナ外に引き出して冷却することが困
難である。そこで、スリップリング式スキャナでは、ヒ
ートシンク(放熱フィン)とファンとを組合せたものが
用いられている。
【0006】図4は、従来のスリップリング式スキャナ
内に配置されたX線検出器の周辺温度を冷却する冷却装
置の構成を示す断面図である。本図で表す符号で、1は
検出器を搭載し回転するスキャナのスキャナ部、3は入
射X線、8は検出器筐体、9は加熱用のヒータ、10は
冷却用の半導体熱電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式サ
ーモモジュール)、11は半導体熱電気ヒートポンプ1
0の熱を導くための伝熱プレート、12はX線の検出素
子アレイ、13は検出素子アレイ12を搭載する回路基
板、14は信号引き出し用コネクタ、15は電気信号ケ
ーブル、16は検出器を保温するための断熱材、17は
断熱材16を保護、補強する断熱カバー、18は温度コ
ントロール用の温度センサー、19は外光を遮蔽しX線
を取り込むX線入射窓、20は半導体熱電気ヒートポン
プ10の熱を放熱するためのヒートシンク、21はヒー
トシンク20からの熱を強制的に放熱する放熱ファンを
示す。このうち冷却装置は、伝熱プレート11とヒート
シンク20と放熱ファン21である。伝熱プレート11
は、銀、銅、アルミや鉄族金属等の熱伝導性の良い金属
(以下「良伝導性金属」という)または良伝導性金属の
化合物であって、ヒートシンク20に半導体熱電気ヒー
トポンプ10によりX線検出器から奪った熱を伝達す
る。ヒートシンク20は伝熱プレート11からの熱を空
気中に放熱するもので、熱伝導率の高い物質、例えば前
記良伝導性金属板などを空気に触れる表面積を多くする
ため複数枚配列した構造となっている。このヒートシン
ク20は放熱装置としては比較的構造が簡単で、かつ放
熱効率も良いため広く用いられている。放熱ファン21
はヒートシンク20から放熱されて、ヒートシンク20
付近に漂う熱を強制的に送風する。
内に配置されたX線検出器の周辺温度を冷却する冷却装
置の構成を示す断面図である。本図で表す符号で、1は
検出器を搭載し回転するスキャナのスキャナ部、3は入
射X線、8は検出器筐体、9は加熱用のヒータ、10は
冷却用の半導体熱電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式サ
ーモモジュール)、11は半導体熱電気ヒートポンプ1
0の熱を導くための伝熱プレート、12はX線の検出素
子アレイ、13は検出素子アレイ12を搭載する回路基
板、14は信号引き出し用コネクタ、15は電気信号ケ
ーブル、16は検出器を保温するための断熱材、17は
断熱材16を保護、補強する断熱カバー、18は温度コ
ントロール用の温度センサー、19は外光を遮蔽しX線
を取り込むX線入射窓、20は半導体熱電気ヒートポン
プ10の熱を放熱するためのヒートシンク、21はヒー
トシンク20からの熱を強制的に放熱する放熱ファンを
示す。このうち冷却装置は、伝熱プレート11とヒート
シンク20と放熱ファン21である。伝熱プレート11
は、銀、銅、アルミや鉄族金属等の熱伝導性の良い金属
(以下「良伝導性金属」という)または良伝導性金属の
化合物であって、ヒートシンク20に半導体熱電気ヒー
トポンプ10によりX線検出器から奪った熱を伝達す
る。ヒートシンク20は伝熱プレート11からの熱を空
気中に放熱するもので、熱伝導率の高い物質、例えば前
記良伝導性金属板などを空気に触れる表面積を多くする
ため複数枚配列した構造となっている。このヒートシン
ク20は放熱装置としては比較的構造が簡単で、かつ放
熱効率も良いため広く用いられている。放熱ファン21
はヒートシンク20から放熱されて、ヒートシンク20
付近に漂う熱を強制的に送風する。
【0007】また、従来の冷却装置は、放熱量が比較的
少なければヒートシンクだけで形成されることもあっ
た。
少なければヒートシンクだけで形成されることもあっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷却装置はヒートシンクだけであっても、ヒートシンク
と放熱ファンを組み合わせたものであっても、その設置
空間は大きな体積を占めていたので、スキャナ内に設置
するには制約があり、スキャナを所定時間以上連続使用
したりすれば十分に放熱できないおそれがあるという問
題があった。
冷却装置はヒートシンクだけであっても、ヒートシンク
と放熱ファンを組み合わせたものであっても、その設置
空間は大きな体積を占めていたので、スキャナ内に設置
するには制約があり、スキャナを所定時間以上連続使用
したりすれば十分に放熱できないおそれがあるという問
題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、スキャナ内に設置可能で、冷却
効率を向上したX線検出器の冷却装置を備えたX線CT
装置を提供することにある。
のであり、その目的は、スキャナ内に設置可能で、冷却
効率を向上したX線検出器の冷却装置を備えたX線CT
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検体にX
線を照射するX線管装置と、このX線管装置と対向して
配置され前記被検体の透過X線を検出するX線検出器
と、これらのX線管装置とX線検出器をそれぞれ固定
し、これらをそれぞれの位置関係を維持しながら回転さ
せる回転部と、前記X線管装置と前記X線検出器と前記
回転部を収容するスキャナ部を具備したX線CT装置に
おいて、前記X線検出器と前記スキャナ部との間に熱伝
導性の良い部材の接点を設けたことで達成される。
線を照射するX線管装置と、このX線管装置と対向して
配置され前記被検体の透過X線を検出するX線検出器
と、これらのX線管装置とX線検出器をそれぞれ固定
し、これらをそれぞれの位置関係を維持しながら回転さ
せる回転部と、前記X線管装置と前記X線検出器と前記
回転部を収容するスキャナ部を具備したX線CT装置に
おいて、前記X線検出器と前記スキャナ部との間に熱伝
導性の良い部材の接点を設けたことで達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のX線CT装置で適用する
X線検出器の恒温機構の実施の形態について図面を参照
して説明する。図1は本発明のX線CT装置で適用する
X線検出器の恒温機構の実施の形態を示す断面図、図2
はX線CT装置のスキャナの構成例を示す図である。
X線検出器の恒温機構の実施の形態について図面を参照
して説明する。図1は本発明のX線CT装置で適用する
X線検出器の恒温機構の実施の形態を示す断面図、図2
はX線CT装置のスキャナの構成例を示す図である。
【0012】図1において、検出器筐体8にはX線の検
出素子アレイ12を搭載した回路基板13が複数個設置
され一台の多素子固体検出器が形成されている。検出素
子アレイ12は図3の固体検出器の基本的な構造に示し
たように入射X線3を光に変換するシンチレ−タ12
a、隣接するX線検出素子間を隔離する隔離板12b、
シンチレ−タ12aにより変換された光を電気信号に変
換するSiフォトダイオ−ド12cで構成されている。
この回路基板13にはSiフォトダイオ−ド12cから
の電気信号を取り出すためのコネクタ14が設置され、
信号ケーブル15により信号処理部に導かれる。
出素子アレイ12を搭載した回路基板13が複数個設置
され一台の多素子固体検出器が形成されている。検出素
子アレイ12は図3の固体検出器の基本的な構造に示し
たように入射X線3を光に変換するシンチレ−タ12
a、隣接するX線検出素子間を隔離する隔離板12b、
シンチレ−タ12aにより変換された光を電気信号に変
換するSiフォトダイオ−ド12cで構成されている。
この回路基板13にはSiフォトダイオ−ド12cから
の電気信号を取り出すためのコネクタ14が設置され、
信号ケーブル15により信号処理部に導かれる。
【0013】また、X線検出器筐体8には、恒温機構の
一部として、加熱用のヒーター9と、冷却用の半導体熱
電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式サーモモジュール)
10と、温度コントロール用の温度センサー18を設置
し、検出器筐体8はX線検出器を外気から遮断し保温す
るための断熱材16で覆い、さらに断熱材16の外側は
断熱材16を保護、補強する断熱カバー17で覆ってい
る。
一部として、加熱用のヒーター9と、冷却用の半導体熱
電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式サーモモジュール)
10と、温度コントロール用の温度センサー18を設置
し、検出器筐体8はX線検出器を外気から遮断し保温す
るための断熱材16で覆い、さらに断熱材16の外側は
断熱材16を保護、補強する断熱カバー17で覆ってい
る。
【0014】X線検出器筐体8は温度コントロール用の
温度センサー18により常に温度計測が行われ、X線検
出器筐体8の温度が設定温度よりも低い場合には加熱用
のヒーター9を作動し、X線検出器筐体8を加熱し、逆
に検出器筐体8の温度が設定温度よりも高くなり冷却が
必要となった場合には半導体熱電気ヒートポンプ10を
作動させ冷却させる機構とする。なお、温度センサー1
8にはヒーター制御用、ヒートポンプ制御用をそれぞれ
別個に設置する。ヒートポンプ10が奪ったX線検出器
筐体8からの熱を導くための伝熱プレート11を設置
し、伝熱プレート11を介してX線検出器筐体8とスキ
ャナ部1との間に接点を設け熱的に結合させる。これに
よりヒートポンプで奪ったX線検出器からの熱をスキャ
ナ部1に導き、スキャナ部1から外気へ放熱させる構造
にする。この場合、検出器筐体8と半導体熱電気ヒート
ポンプ10の接触面、半導体熱電気ヒートポンプ10と
伝熱プレート11の接触面、および伝熱プレート11と
スキャナ部1の接触面には熱伝導率の高いシリコーング
リースなどを塗布し、熱の伝達効率の向上を図り、放熱
効果を高めることができる。
温度センサー18により常に温度計測が行われ、X線検
出器筐体8の温度が設定温度よりも低い場合には加熱用
のヒーター9を作動し、X線検出器筐体8を加熱し、逆
に検出器筐体8の温度が設定温度よりも高くなり冷却が
必要となった場合には半導体熱電気ヒートポンプ10を
作動させ冷却させる機構とする。なお、温度センサー1
8にはヒーター制御用、ヒートポンプ制御用をそれぞれ
別個に設置する。ヒートポンプ10が奪ったX線検出器
筐体8からの熱を導くための伝熱プレート11を設置
し、伝熱プレート11を介してX線検出器筐体8とスキ
ャナ部1との間に接点を設け熱的に結合させる。これに
よりヒートポンプで奪ったX線検出器からの熱をスキャ
ナ部1に導き、スキャナ部1から外気へ放熱させる構造
にする。この場合、検出器筐体8と半導体熱電気ヒート
ポンプ10の接触面、半導体熱電気ヒートポンプ10と
伝熱プレート11の接触面、および伝熱プレート11と
スキャナ部1の接触面には熱伝導率の高いシリコーング
リースなどを塗布し、熱の伝達効率の向上を図り、放熱
効果を高めることができる。
【0015】図2には本発明によるX線CT装置のX線
検出器に対する恒温機構の実施の形態の構成図を示し
た。図2において、1は検出器を搭載し回転するスキャ
ナ部、2aはX線管球、3はX線(ビーム)、2bはX
線3の広がりを制御するX線コリメータ、4a、4bは
それぞれヒーター制御用、ヒートポンプ制御用の温度制
御装置、5はヒートポンプの印加電圧極性切り替え制御
装置、6は被検体、7は多素子X線検出器を示す。
検出器に対する恒温機構の実施の形態の構成図を示し
た。図2において、1は検出器を搭載し回転するスキャ
ナ部、2aはX線管球、3はX線(ビーム)、2bはX
線3の広がりを制御するX線コリメータ、4a、4bは
それぞれヒーター制御用、ヒートポンプ制御用の温度制
御装置、5はヒートポンプの印加電圧極性切り替え制御
装置、6は被検体、7は多素子X線検出器を示す。
【0016】上記構造において、ヒートポンプの印加電
圧極性切り替え制御装置5は図1に示した半導体熱電気
ヒートポンプ10に印加する直流電圧の極性を切り替
え、放熱によって暖められた接点であるホットジャンク
ションとまだ暖められていない接点であるコールドジャ
ンクションを切り替えるために用いる。
圧極性切り替え制御装置5は図1に示した半導体熱電気
ヒートポンプ10に印加する直流電圧の極性を切り替
え、放熱によって暖められた接点であるホットジャンク
ションとまだ暖められていない接点であるコールドジャ
ンクションを切り替えるために用いる。
【0017】すなわち、例えばビスマス・テルル化物に
よるNタイプ半導体とPタイプ半導体とをタブにより結
合して成る半導体熱電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式
サーモモジュール)では、直流電流がNタイプ半導体か
らPタイプ半導体に流れる場合にはタブの部分の温度が
減少し、周囲から熱が吸収され、冷却効果が起こる。逆
に直流電流がPタイプ半導体からNタイプ半導体に流れ
る場合にはタブの部分は周囲から熱を吸収してタブの温
度が増大し、加熱効果が起こる。これらの効果を利用し
て半導体熱電気ヒートポンプを冷却装置、加熱装置の双
方に用い、検出器を温度制御するために設置する。半導
体熱電気ヒートポンプをこのような使い方をする場合、
熱容量の大きなヒートシンクを必要に応じてスキャナ部
に取付けて代用又は併用すると吸放熱効果はより向上す
る。
よるNタイプ半導体とPタイプ半導体とをタブにより結
合して成る半導体熱電気ヒートポンプ(ペルチェ素子式
サーモモジュール)では、直流電流がNタイプ半導体か
らPタイプ半導体に流れる場合にはタブの部分の温度が
減少し、周囲から熱が吸収され、冷却効果が起こる。逆
に直流電流がPタイプ半導体からNタイプ半導体に流れ
る場合にはタブの部分は周囲から熱を吸収してタブの温
度が増大し、加熱効果が起こる。これらの効果を利用し
て半導体熱電気ヒートポンプを冷却装置、加熱装置の双
方に用い、検出器を温度制御するために設置する。半導
体熱電気ヒートポンプをこのような使い方をする場合、
熱容量の大きなヒートシンクを必要に応じてスキャナ部
に取付けて代用又は併用すると吸放熱効果はより向上す
る。
【0018】以上説明したように本発明のX線CT装置
は検出器に半導体熱電気ヒートポンプと補助加熱用の電
熱ヒーターとを備え、、既半導体熱電気ヒートポンプを
X線CT装置の検出器を搭載して回転するスキャナ部へ
直接、熱的に結合させ、既半導体熱電気ヒートポンプの
熱の吸収、放散をスキャナ部で行い、かつ既半導体熱電
気ヒートポンプに印加する直流電圧の極性を切り替え、
ホットジャンクションとコールドジャンクションを切り
替える印加電圧極性切り替え制御装置を設けた。これに
よりヒートシンク、放熱ファンが不要となり、X線CT
装置内の限られたスペースの有効活用が図れ、かつ生産
コストの低減化が可能となる。また、スキャナ部へ直
接、熱的に結合させ、既半導体熱電気ヒートポンプの熱
の吸収、放散をスキャナ部で行うため半導体熱電気ヒー
トポンプの効率が向上する。また、半導体熱電気ヒート
ポンプを用いることにより検出器の恒温設定温度を低温
とすることが可能となるため、検出器内のSiフォトダ
イオードのノイズが低減される。さらにSiフォトダイ
オードのを含めたX線検出素子の温度が一定に保たれる
ため、X線CT装置の経時変動によるX線CT画像の画
質劣化を防止できる。
は検出器に半導体熱電気ヒートポンプと補助加熱用の電
熱ヒーターとを備え、、既半導体熱電気ヒートポンプを
X線CT装置の検出器を搭載して回転するスキャナ部へ
直接、熱的に結合させ、既半導体熱電気ヒートポンプの
熱の吸収、放散をスキャナ部で行い、かつ既半導体熱電
気ヒートポンプに印加する直流電圧の極性を切り替え、
ホットジャンクションとコールドジャンクションを切り
替える印加電圧極性切り替え制御装置を設けた。これに
よりヒートシンク、放熱ファンが不要となり、X線CT
装置内の限られたスペースの有効活用が図れ、かつ生産
コストの低減化が可能となる。また、スキャナ部へ直
接、熱的に結合させ、既半導体熱電気ヒートポンプの熱
の吸収、放散をスキャナ部で行うため半導体熱電気ヒー
トポンプの効率が向上する。また、半導体熱電気ヒート
ポンプを用いることにより検出器の恒温設定温度を低温
とすることが可能となるため、検出器内のSiフォトダ
イオードのノイズが低減される。さらにSiフォトダイ
オードのを含めたX線検出素子の温度が一定に保たれる
ため、X線CT装置の経時変動によるX線CT画像の画
質劣化を防止できる。
【0019】
【発明の効果】本発明のX線CT装置は、以上のような
構成を有しているので、スキャナ内に設置可能で、冷却
効率を向上したX線検出器の冷却装置を備えたX線CT
装置を提供するという効果を奏する。
構成を有しているので、スキャナ内に設置可能で、冷却
効率を向上したX線検出器の冷却装置を備えたX線CT
装置を提供するという効果を奏する。
【図1】本発明の実施例のヒートポンプ、ヒートシンク
と放熱ファンとを組合せた冷却装置を備えたX線検出器
の構造を示す断面図。
と放熱ファンとを組合せた冷却装置を備えたX線検出器
の構造を示す断面図。
【図2】本発明の恒温機構の実施の形態の構成図。
【図3】従来の固体検出器の基本的な構造を示す斜視
図。
図。
【図4】従来のヒートポンプ、ヒートシンクと放熱ファ
ンとを組合せた冷却装置を備えたX線検出器の構造を示
す断面図。
ンとを組合せた冷却装置を備えたX線検出器の構造を示
す断面図。
1 スキャナ部 8 検出器筐体 11 伝熱プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 被検体にX線を照射するX線管装置と、
このX線管装置と対向して配置され前記被検体の透過X
線を検出するX線検出器と、これらのX線管装置とX線
検出器をそれぞれ固定し、これらをそれぞれの位置関係
を維持しながら回転させる回転部と、前記X線管装置と
前記X線検出器と前記回転部を収容するスキャナ部を具
備したX線CT装置において、前記X線検出器と前記ス
キャナ部との間に熱伝導性の良い部材の接点を設けたこ
とを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8318525A JPH10146332A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8318525A JPH10146332A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | X線ct装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10146332A true JPH10146332A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18100094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8318525A Pending JPH10146332A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | X線ct装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10146332A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004215741A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Toshiba Medical System Co Ltd | X線ct装置及びx線ct装置の熱放出システム |
| JP2005161059A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Ct電子装置の温度管理のための方法及び装置 |
| US7135687B2 (en) * | 2002-07-30 | 2006-11-14 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Thermoelectrically controlled X-ray detector array statement regarding federally sponsored research |
| JPWO2007060740A1 (ja) * | 2005-11-28 | 2009-05-07 | 株式会社島津製作所 | 放射線撮像装置 |
| KR100939414B1 (ko) | 2007-10-23 | 2010-01-28 | 이주상 | 엑스레이 검출기 |
| JP2010088949A (ja) * | 2010-01-26 | 2010-04-22 | Toshiba Medical System Co Ltd | X線ct装置及びx線ct装置の熱放出システム |
| JP2014210047A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社東芝 | X線ct装置 |
| CN105982688A (zh) * | 2015-02-15 | 2016-10-05 | 通用电气公司 | 一种用于ct机的探测器的热控制装置及探测器 |
| US10823684B2 (en) | 2018-07-09 | 2020-11-03 | Canon Medical Systems Corporation | X-ray detector and X-ray CT apparatus |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP8318525A patent/JPH10146332A/ja active Pending
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| US10823684B2 (en) | 2018-07-09 | 2020-11-03 | Canon Medical Systems Corporation | X-ray detector and X-ray CT apparatus |
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