JPH10146487A - 主軸釜分離駆動型ミシン - Google Patents
主軸釜分離駆動型ミシンInfo
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- JPH10146487A JPH10146487A JP8324556A JP32455696A JPH10146487A JP H10146487 A JPH10146487 A JP H10146487A JP 8324556 A JP8324556 A JP 8324556A JP 32455696 A JP32455696 A JP 32455696A JP H10146487 A JPH10146487 A JP H10146487A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B55/00—Needle holders; Needle bars
- D05B55/14—Needle-bar drives
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B57/00—Loop takers, e.g. loopers
- D05B57/30—Driving-gear for loop takers
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/10—Electrical or electromagnetic drives
- D05B69/12—Electrical or electromagnetic drives using rotary electric motors
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/28—Applications of servo devices for tool-positioning purposes
Landscapes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 主軸釜分離駆動型ミシンでは、糸輪捕捉用釜
のトルク変動により釜駆動軸に速度変動が生じるため同
期制御の精度が低下し、縫製品質が低下する。 【解決手段】 釜駆動軸のトルク変動による釜駆動軸の
回転速度変動を打ち消すような速度補正量を予め速度補
正値テーブルに設定しておき、その速度補正値テーブル
から読み出した速度補正値に基づいて速度補正量を設定
し、その速度補正量に相当する補正駆動信号を釜駆動モ
ータに出力する。
のトルク変動により釜駆動軸に速度変動が生じるため同
期制御の精度が低下し、縫製品質が低下する。 【解決手段】 釜駆動軸のトルク変動による釜駆動軸の
回転速度変動を打ち消すような速度補正量を予め速度補
正値テーブルに設定しておき、その速度補正値テーブル
から読み出した速度補正値に基づいて速度補正量を設定
し、その速度補正量に相当する補正駆動信号を釜駆動モ
ータに出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸と糸輪捕捉用
釜とを夫々独立の駆動モータで同期制御しつつ駆動する
主軸釜分離駆動型ミシンに関し、特に糸輪捕捉用釜のト
ルク変動による釜駆動軸の回転速度変動を緩和する速度
補正手段を設けたものに関する。
釜とを夫々独立の駆動モータで同期制御しつつ駆動する
主軸釜分離駆動型ミシンに関し、特に糸輪捕捉用釜のト
ルク変動による釜駆動軸の回転速度変動を緩和する速度
補正手段を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通常のミシンのミシン本体は、ベ
ッド部と脚柱部とアーム部及びヘッド部とを主体として
構成され、アーム部内にミシンモータで駆動される主軸
が配設され、ヘッド部の針棒と縫針と天秤とが主軸の駆
動力で昇降駆動される。また、ベッド部内には下軸で駆
動され縫針と協働して上糸の糸輪を形成する糸輪捕捉用
釜とが配設され、下軸も主軸からの駆動力で回転駆動さ
れる。縫針と糸輪捕捉用釜とを同期作動させる必要か
ら、従来のミシンでは下軸も主軸で駆動するように構成
してある。
ッド部と脚柱部とアーム部及びヘッド部とを主体として
構成され、アーム部内にミシンモータで駆動される主軸
が配設され、ヘッド部の針棒と縫針と天秤とが主軸の駆
動力で昇降駆動される。また、ベッド部内には下軸で駆
動され縫針と協働して上糸の糸輪を形成する糸輪捕捉用
釜とが配設され、下軸も主軸からの駆動力で回転駆動さ
れる。縫針と糸輪捕捉用釜とを同期作動させる必要か
ら、従来のミシンでは下軸も主軸で駆動するように構成
してある。
【0003】ところで、糸輪捕捉用釜を専用の釜駆動モ
ータで主軸とは独立に駆動することにより、糸輪捕捉用
釜を主軸に同期駆動させつつ、縫製条件に応じて糸輪捕
捉用釜の時々刻々の回転状態を精密に制御することがで
きる。この種の主軸釜分離駆動型ミシンとして、これま
で種々のものが提案されている。例えば、特開昭60−
21750号公報には、縫針を駆動する針駆動モータ
と、糸輪捕捉用釜を駆動する釜駆動モータとを設け、縫
針と糸輪捕捉用釜とが同期作動するように針駆動モータ
と釜駆動モータとを同期制御し、一連の縫目をパーフェ
クト・ステッチとするミシンが提案されている。
ータで主軸とは独立に駆動することにより、糸輪捕捉用
釜を主軸に同期駆動させつつ、縫製条件に応じて糸輪捕
捉用釜の時々刻々の回転状態を精密に制御することがで
きる。この種の主軸釜分離駆動型ミシンとして、これま
で種々のものが提案されている。例えば、特開昭60−
21750号公報には、縫針を駆動する針駆動モータ
と、糸輪捕捉用釜を駆動する釜駆動モータとを設け、縫
針と糸輪捕捉用釜とが同期作動するように針駆動モータ
と釜駆動モータとを同期制御し、一連の縫目をパーフェ
クト・ステッチとするミシンが提案されている。
【0004】実開昭61−158816号公報には、針
駆動モータと釜駆動モータとを設けて同期制御すること
により、目飛びを防止し、縫目の糸締まりを改善するよ
うにしたミシンが提案されている。特開平3−2342
91号公報や特開平3−234293号公報には、縫針
をミシンモータで主軸を介して駆動し、糸輪捕捉用釜を
ミシンモータと異なる釜駆動モータで独立に駆動し、主
軸の回転量を検出するローターリエンコーダを設け、手
動操作で主軸を回動操作した分だけ釜駆動モータを回動
させる連動制御手段を設けて、縫針と糸輪捕捉用釜との
連動関係がずれないようにしたミシンが提案されてい
る。
駆動モータと釜駆動モータとを設けて同期制御すること
により、目飛びを防止し、縫目の糸締まりを改善するよ
うにしたミシンが提案されている。特開平3−2342
91号公報や特開平3−234293号公報には、縫針
をミシンモータで主軸を介して駆動し、糸輪捕捉用釜を
ミシンモータと異なる釜駆動モータで独立に駆動し、主
軸の回転量を検出するローターリエンコーダを設け、手
動操作で主軸を回動操作した分だけ釜駆動モータを回動
させる連動制御手段を設けて、縫針と糸輪捕捉用釜との
連動関係がずれないようにしたミシンが提案されてい
る。
【0005】前記主軸釜分離駆動型ミシンでは、主軸の
原点位置、ミシンモータの回転角度、釜の原点位置、釜
駆動モータの回転角度等を検出し、その検出信号を用い
て、ミシンモータと釜駆動モータとが同期して回転する
ように同期制御するようになっている。そして、同期制
御に狂いが生じた場合には、縫針と釜とが干渉して縫針
や釜が損傷したり、縫製品質が低下したりするが、布地
の厚さや縫目模様の種類等の縫製条件が変動すると、ミ
シンモータや釜駆動モータの負荷が変化し、主軸や釜駆
動軸のトルクが変化し、糸輪捕捉用釜の挙動からも釜駆
動軸のトルクが変化し、回転速度変動が発生して同期制
御に狂いが生じる。
原点位置、ミシンモータの回転角度、釜の原点位置、釜
駆動モータの回転角度等を検出し、その検出信号を用い
て、ミシンモータと釜駆動モータとが同期して回転する
ように同期制御するようになっている。そして、同期制
御に狂いが生じた場合には、縫針と釜とが干渉して縫針
や釜が損傷したり、縫製品質が低下したりするが、布地
の厚さや縫目模様の種類等の縫製条件が変動すると、ミ
シンモータや釜駆動モータの負荷が変化し、主軸や釜駆
動軸のトルクが変化し、糸輪捕捉用釜の挙動からも釜駆
動軸のトルクが変化し、回転速度変動が発生して同期制
御に狂いが生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の主軸釜分離駆動
型ミシンでは、糸輪捕捉用釜や駆動力伝達系の負荷を軽
くして、トルク変動の抑制を図っているものの、特に糸
輪捕捉用釜が半回転釜の場合には、図13に示すよう
に、往復回動する中釜の反転時や縫針から延びる上糸を
捕捉するときに、機械的な不連続点を通過するため、釜
駆動系のトルクが大きく変化し、釜駆動軸の回転速度変
動が大きくなり、同期ズレが発生する。しかし、これま
で、この釜駆動軸の回転速度変動を制御技術(ソフトウ
ェア)を介して緩和する技術は何ら提案されていない。
尚、図13において主軸の回転速度を2点鎖線で示す。
型ミシンでは、糸輪捕捉用釜や駆動力伝達系の負荷を軽
くして、トルク変動の抑制を図っているものの、特に糸
輪捕捉用釜が半回転釜の場合には、図13に示すよう
に、往復回動する中釜の反転時や縫針から延びる上糸を
捕捉するときに、機械的な不連続点を通過するため、釜
駆動系のトルクが大きく変化し、釜駆動軸の回転速度変
動が大きくなり、同期ズレが発生する。しかし、これま
で、この釜駆動軸の回転速度変動を制御技術(ソフトウ
ェア)を介して緩和する技術は何ら提案されていない。
尚、図13において主軸の回転速度を2点鎖線で示す。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の主軸釜分離駆
動型ミシンは、ミシンモータで主軸を介して駆動される
針棒及び縫針を装備したヘッド部と、縫針と協働して上
糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉釜を装備したベッド部と、
前記糸輪捕捉用釜を主軸とは独立に駆動する釜駆動モー
タとを備えた主軸釜分離駆動型ミシンにおいて、前記主
軸の原点位置とミシンモータの回転角度とを検出する第
1検出手段と、前記糸輪捕捉用釜の原点位置と釜駆動モ
ータの回転角度とを検出する第2検出手段と、前記第
1、第2検出手段からの検出信号を用いて、糸輪捕捉用
釜が主軸に同期して回転するようにミシンモータと釜駆
動モータの少なくとも一方を制御する同期制御手段と、
前記糸輪捕捉用釜から釜駆動軸に伝わるトルク変動によ
り釜駆動軸に発生する回転速度変動を緩和する補正駆動
信号を、釜駆動モータへ出力する補正手段を設けたもの
である。
動型ミシンは、ミシンモータで主軸を介して駆動される
針棒及び縫針を装備したヘッド部と、縫針と協働して上
糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉釜を装備したベッド部と、
前記糸輪捕捉用釜を主軸とは独立に駆動する釜駆動モー
タとを備えた主軸釜分離駆動型ミシンにおいて、前記主
軸の原点位置とミシンモータの回転角度とを検出する第
1検出手段と、前記糸輪捕捉用釜の原点位置と釜駆動モ
ータの回転角度とを検出する第2検出手段と、前記第
1、第2検出手段からの検出信号を用いて、糸輪捕捉用
釜が主軸に同期して回転するようにミシンモータと釜駆
動モータの少なくとも一方を制御する同期制御手段と、
前記糸輪捕捉用釜から釜駆動軸に伝わるトルク変動によ
り釜駆動軸に発生する回転速度変動を緩和する補正駆動
信号を、釜駆動モータへ出力する補正手段を設けたもの
である。
【0008】前記第1検出手段は、主軸の原点位置とミ
シンモータの回転角度を1つの検出手段で検出する構成
でもよく、2つの検出手段で検出する構成でもよい。第
2検出手段は、糸輪捕捉用釜の原点位置と釜駆動モータ
の回転角度を1つの検出手段で検出する構成でもよく、
2つの検出手段で検出する構成でもよい。前記主軸の原
点位置は例えば針上位置となる回転角(位相角)0°の
位置であり、糸輪捕捉用釜の原点位置は例えば針上位置
に対応する回転角(位相角)0°の位置である。
シンモータの回転角度を1つの検出手段で検出する構成
でもよく、2つの検出手段で検出する構成でもよい。第
2検出手段は、糸輪捕捉用釜の原点位置と釜駆動モータ
の回転角度を1つの検出手段で検出する構成でもよく、
2つの検出手段で検出する構成でもよい。前記主軸の原
点位置は例えば針上位置となる回転角(位相角)0°の
位置であり、糸輪捕捉用釜の原点位置は例えば針上位置
に対応する回転角(位相角)0°の位置である。
【0009】前記同期制御手段は、糸輪捕捉用釜が主軸
に同期して回転するようにミシンモータと釜駆動モータ
の少なくとも一方を制御する。糸輪捕捉用釜が主軸に同
期している場合には、主軸が原点位置のとき糸輪捕捉用
釜も原点位置となり、所定の出会い角(例えば、位相角
204.5 °のとき)において、糸輪捕捉用釜の剣先が縫針
に出会い、糸輪捕捉用釜が縫針と協働して上糸の糸輪を
形成し上糸と下糸による縫製がなされる。つまり、主軸
の位相角が出会い角のときに、糸輪捕捉用釜の位相角が
前記出会い角に等しい場合には、主軸と糸輪捕捉用釜の
同期がとれていることになる。
に同期して回転するようにミシンモータと釜駆動モータ
の少なくとも一方を制御する。糸輪捕捉用釜が主軸に同
期している場合には、主軸が原点位置のとき糸輪捕捉用
釜も原点位置となり、所定の出会い角(例えば、位相角
204.5 °のとき)において、糸輪捕捉用釜の剣先が縫針
に出会い、糸輪捕捉用釜が縫針と協働して上糸の糸輪を
形成し上糸と下糸による縫製がなされる。つまり、主軸
の位相角が出会い角のときに、糸輪捕捉用釜の位相角が
前記出会い角に等しい場合には、主軸と糸輪捕捉用釜の
同期がとれていることになる。
【0010】前記速度補正手段が、糸輪捕捉用釜から釜
駆動軸に伝わるトルク変動により釜駆動軸に発生する回
転速度変動を緩和する補正駆動信号を釜駆動モータへ出
力するので、釜駆動軸の回転速度変動を緩和したり解消
したりすることができ、同期制御の同期ズレが改善され
る。前記補正駆動信号は、予め設定した補正値テーブル
等を用いて設定してもよいし、また釜駆動軸の回転速度
変動の検出値を解析しつつ学習制御等により求めるよう
に構成してもよい。
駆動軸に伝わるトルク変動により釜駆動軸に発生する回
転速度変動を緩和する補正駆動信号を釜駆動モータへ出
力するので、釜駆動軸の回転速度変動を緩和したり解消
したりすることができ、同期制御の同期ズレが改善され
る。前記補正駆動信号は、予め設定した補正値テーブル
等を用いて設定してもよいし、また釜駆動軸の回転速度
変動の検出値を解析しつつ学習制御等により求めるよう
に構成してもよい。
【0011】請求項2の主軸釜分離駆動型ミシンは、請
求項1の発明において、前記糸輪捕捉釜が半回転釜であ
ることを特徴とするものである。半回転釜の場合、往復
回動する中釜の反転時や縫針から延びる上糸を捕捉する
ときに、機械的な不連続点を通過するため、釜駆動系の
トルクが大きく変化し、釜駆動軸の回転速度変動が大き
くなるが、速度補正手段により、その釜駆動軸の回転速
度変動を緩和することができる。その他、請求項1と同
様の作用を奏する。
求項1の発明において、前記糸輪捕捉釜が半回転釜であ
ることを特徴とするものである。半回転釜の場合、往復
回動する中釜の反転時や縫針から延びる上糸を捕捉する
ときに、機械的な不連続点を通過するため、釜駆動系の
トルクが大きく変化し、釜駆動軸の回転速度変動が大き
くなるが、速度補正手段により、その釜駆動軸の回転速
度変動を緩和することができる。その他、請求項1と同
様の作用を奏する。
【0012】請求項3の主軸釜分離駆動型ミシンは、請
求項1又は2の発明において、前記補正手段は、前記回
転速度変動を打ち消す為の補正駆動信号を出力すること
を特徴とするものである。それ故、釜駆動軸の回転速度
変動を打ち消すことができる。その他、請求項1又は2
と同様の作用を奏する。
求項1又は2の発明において、前記補正手段は、前記回
転速度変動を打ち消す為の補正駆動信号を出力すること
を特徴とするものである。それ故、釜駆動軸の回転速度
変動を打ち消すことができる。その他、請求項1又は2
と同様の作用を奏する。
【0013】請求項4の主軸釜分離駆動型ミシンは、請
求項3の発明において、前記補正手段は正弦波をなす複
数の補正駆動信号を出力することを特徴とするものであ
る。糸輪捕捉用釜の挙動に起因して略パルス状に釜駆動
軸のトルクが増加するが、このとき、釜駆動モータを駆
動制御するサーボ系により、正弦波状の回転速度変動が
発生する。そこで、この正弦波状の回転速度変動を打ち
消す正弦波をなす複数の補正駆動信号を出力すること
で、釜駆動軸の回転速度変動を解消することができる。
その他、請求項3と同様の作用を奏する。
求項3の発明において、前記補正手段は正弦波をなす複
数の補正駆動信号を出力することを特徴とするものであ
る。糸輪捕捉用釜の挙動に起因して略パルス状に釜駆動
軸のトルクが増加するが、このとき、釜駆動モータを駆
動制御するサーボ系により、正弦波状の回転速度変動が
発生する。そこで、この正弦波状の回転速度変動を打ち
消す正弦波をなす複数の補正駆動信号を出力すること
で、釜駆動軸の回転速度変動を解消することができる。
その他、請求項3と同様の作用を奏する。
【0014】請求項5の主軸釜分離駆動型ミシンは、請
求項4の発明において、前記補正手段は、前記正弦波の
振幅と周期と開始位置の初期値を、前記回転速度変動の
検出値に基づいて学習制御により自動修正し、それら修
正値を用いて、補正駆動信号を自動的に設定することを
特徴とするものである。前記正弦波の振幅と周期と開始
位置の初期値を、ほぼ適当な値として予め設定してお
き、ミシンの稼働中に、釜駆動軸の回転速度変動の検出
値に基づいてその速度変動が減少するように、学習制御
により正弦波の振幅と周期と開始位置の初期値を自動修
正していけば、釜駆動軸の回転速度変動を解消又は略解
消できるような振幅と周期と開始位置の修正値が得られ
るので、それら修正値により補正駆動信号を自動的に設
定することができる。その他、請求項4と同様の作用を
奏する。
求項4の発明において、前記補正手段は、前記正弦波の
振幅と周期と開始位置の初期値を、前記回転速度変動の
検出値に基づいて学習制御により自動修正し、それら修
正値を用いて、補正駆動信号を自動的に設定することを
特徴とするものである。前記正弦波の振幅と周期と開始
位置の初期値を、ほぼ適当な値として予め設定してお
き、ミシンの稼働中に、釜駆動軸の回転速度変動の検出
値に基づいてその速度変動が減少するように、学習制御
により正弦波の振幅と周期と開始位置の初期値を自動修
正していけば、釜駆動軸の回転速度変動を解消又は略解
消できるような振幅と周期と開始位置の修正値が得られ
るので、それら修正値により補正駆動信号を自動的に設
定することができる。その他、請求項4と同様の作用を
奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1を参照して、主軸
釜分離駆動型ミシン1について説明すると、ミシン本体
は、ベッド部2と脚柱部3とアーム部4とを有し、アー
ム部4の先端側のヘッド部には針棒抱きに昇降自在に支
持された針棒5が設けられ、針棒5の下端部には縫針6
が装着され、アーム部4内に配設された上軸8(主軸)
の先端が針棒クランク7を介して針棒5に連結され、上
軸8は軸受け9で回転自在に支持されている。尚、図示
省略したが、上軸8には天秤クランクを介して天秤も連
結されている。ミシン本体の外側にはミシンモータ10
がミシン本体に固定して設けられ、ミシンモータ10の
出力軸はカップリング10bを介して上軸8に連結さ
れ、上軸8はミシンモータ10で回転駆動される。前記
ミシンモータ10はロータリエンコーダ10aを備えた
サーボモータであり、後述の制御ユニット20で駆動制
御される。
て図面を参照しながら説明する。図1を参照して、主軸
釜分離駆動型ミシン1について説明すると、ミシン本体
は、ベッド部2と脚柱部3とアーム部4とを有し、アー
ム部4の先端側のヘッド部には針棒抱きに昇降自在に支
持された針棒5が設けられ、針棒5の下端部には縫針6
が装着され、アーム部4内に配設された上軸8(主軸)
の先端が針棒クランク7を介して針棒5に連結され、上
軸8は軸受け9で回転自在に支持されている。尚、図示
省略したが、上軸8には天秤クランクを介して天秤も連
結されている。ミシン本体の外側にはミシンモータ10
がミシン本体に固定して設けられ、ミシンモータ10の
出力軸はカップリング10bを介して上軸8に連結さ
れ、上軸8はミシンモータ10で回転駆動される。前記
ミシンモータ10はロータリエンコーダ10aを備えた
サーボモータであり、後述の制御ユニット20で駆動制
御される。
【0016】ベッド部2内の縫針6に対応する部位に
は、例えば半回転釜からなる糸輪捕捉用釜11が設けら
れ、その糸輪捕捉用釜11を駆動する下軸12(釜駆動
軸)がベッド部2内に設けられ、下軸12は軸受け13
で回転自在に支持され、ミシン本体の外側又はベッド部
2内には釜駆動モータ14が設けられ、釜駆動モータ1
4の出力軸はカップリング14bを介して下軸12に連
結され、下軸12は釜駆動モータ14で回転駆動され
る。釜駆動モータ14はロータリーエンコーダ14aを
備えたサーボモータであり、後述の制御ユニット20で
駆動制御される。
は、例えば半回転釜からなる糸輪捕捉用釜11が設けら
れ、その糸輪捕捉用釜11を駆動する下軸12(釜駆動
軸)がベッド部2内に設けられ、下軸12は軸受け13
で回転自在に支持され、ミシン本体の外側又はベッド部
2内には釜駆動モータ14が設けられ、釜駆動モータ1
4の出力軸はカップリング14bを介して下軸12に連
結され、下軸12は釜駆動モータ14で回転駆動され
る。釜駆動モータ14はロータリーエンコーダ14aを
備えたサーボモータであり、後述の制御ユニット20で
駆動制御される。
【0017】前記上軸8の原点位置を検出する為、上軸
8には略半円形の検出用ディスク17aが固定され、そ
の検出用ディスク17aの回転軌跡を挟んで位置するフ
ォトインタラプタからなる上軸原点センサ17が設けら
れており、上軸8の原点位置(本実施形態の場合、針上
位置である上軸8の回転角0°の位置)のとき、上軸原
点センサ17がONとなり、その後針下位置直前までO
Nを維持し、針下位置になるとOFFとなり、その後針
上位置直前までOFFを維持する。上軸原点センサ17
の検出信号は制御ユニット20へ供給される。
8には略半円形の検出用ディスク17aが固定され、そ
の検出用ディスク17aの回転軌跡を挟んで位置するフ
ォトインタラプタからなる上軸原点センサ17が設けら
れており、上軸8の原点位置(本実施形態の場合、針上
位置である上軸8の回転角0°の位置)のとき、上軸原
点センサ17がONとなり、その後針下位置直前までO
Nを維持し、針下位置になるとOFFとなり、その後針
上位置直前までOFFを維持する。上軸原点センサ17
の検出信号は制御ユニット20へ供給される。
【0018】前記下軸12の原点位置を検出する為、下
軸12には円周上に1つのスリットを有する検出用ディ
スク18aが固定され、その検出用ディスク18aの回
転軌跡を挟んで位置するフォトインタラプタからなる下
軸原点センサ18が設けられており、下軸12の原点位
置(本実施形態の場合、上軸8と下軸12との回転位置
関係を正しく設定した状態において上軸8の原点位置に
対応する下軸12の回転角0°の位置)のときに下軸原
点センサ18がONとなり、それ以外の位置ではOFF
となる。下軸原点センサ18の検出信号は制御ユニット
20へ供給される。
軸12には円周上に1つのスリットを有する検出用ディ
スク18aが固定され、その検出用ディスク18aの回
転軌跡を挟んで位置するフォトインタラプタからなる下
軸原点センサ18が設けられており、下軸12の原点位
置(本実施形態の場合、上軸8と下軸12との回転位置
関係を正しく設定した状態において上軸8の原点位置に
対応する下軸12の回転角0°の位置)のときに下軸原
点センサ18がONとなり、それ以外の位置ではOFF
となる。下軸原点センサ18の検出信号は制御ユニット
20へ供給される。
【0019】次に、このミシン1の制御系について説明
する。図2に示すように、制御ユニット20は、CPU
21、ROM22、RAM23、入出力インターフェー
ス24、ロータリーエンコーダ10aからの検出信号を
カウントするカウンタ26、ミシンモータ10を駆動す
る駆動回路27、釜駆動モータ14を駆動する駆動回路
28、ロータリーエンコーダ14aからの検出信号をカ
ウントするカウンタ29、駆動回路31,32、ディス
プレイコントローラ25(D/C)等を備えている。前
記カウンタ26は上軸原点センサ17の検出信号がOF
FからONになった時に0にリセットされ、また、前記
カウンタ29は下軸原点センサ18の検出信号がONに
なった時に0にリセットされる。前記ロータリーエンコ
ーダ10a,14aは、上軸8や下軸12の角度にて少
なくとも0.1 °程度の分解能を有することが望ましい。
する。図2に示すように、制御ユニット20は、CPU
21、ROM22、RAM23、入出力インターフェー
ス24、ロータリーエンコーダ10aからの検出信号を
カウントするカウンタ26、ミシンモータ10を駆動す
る駆動回路27、釜駆動モータ14を駆動する駆動回路
28、ロータリーエンコーダ14aからの検出信号をカ
ウントするカウンタ29、駆動回路31,32、ディス
プレイコントローラ25(D/C)等を備えている。前
記カウンタ26は上軸原点センサ17の検出信号がOF
FからONになった時に0にリセットされ、また、前記
カウンタ29は下軸原点センサ18の検出信号がONに
なった時に0にリセットされる。前記ロータリーエンコ
ーダ10a,14aは、上軸8や下軸12の角度にて少
なくとも0.1 °程度の分解能を有することが望ましい。
【0020】ミシン1の起動スイッチ15は入出力イン
ターフェース24に接続され、ミシン1の操作パネル1
6の液晶ディスプレイ16aはディスプレイコントロー
ラ25で駆動制御され、操作パネル16の種々のスイッ
チ類からの信号も入出力インターフェース24に供給さ
れる。尚、R軸駆動モータ30とθ軸駆動モータ32
は、縫製対象の加工布をR−θ座標系におけるR方向と
θ方向へ独立に布送りするモータである。
ターフェース24に接続され、ミシン1の操作パネル1
6の液晶ディスプレイ16aはディスプレイコントロー
ラ25で駆動制御され、操作パネル16の種々のスイッ
チ類からの信号も入出力インターフェース24に供給さ
れる。尚、R軸駆動モータ30とθ軸駆動モータ32
は、縫製対象の加工布をR−θ座標系におけるR方向と
θ方向へ独立に布送りするモータである。
【0021】前記ROM22には、後述の縫製制御(こ
れは同期制御と下軸回転速度補正処理を含む)、ミシン
モータ10と釜駆動モータの回転速度をカウンタ26,
29のカウント値を用いて設定された回転速度となるよ
うにフィードバック制御するモータ駆動制御、等の制御
プログラムと、図3に示す速度補正値デーブルとが予め
格納されている。前記RAM23には、前記種々の制御
を実行する際に必要なワークメモリ類とが設けられてい
る。
れは同期制御と下軸回転速度補正処理を含む)、ミシン
モータ10と釜駆動モータの回転速度をカウンタ26,
29のカウント値を用いて設定された回転速度となるよ
うにフィードバック制御するモータ駆動制御、等の制御
プログラムと、図3に示す速度補正値デーブルとが予め
格納されている。前記RAM23には、前記種々の制御
を実行する際に必要なワークメモリ類とが設けられてい
る。
【0022】図3の速度補正値デーブルは、ミシン1の
1サイクル(1回転)分について下軸12の回転角と、
ミシンモータ10の回転速度とをパラメータとして、釜
駆動モータ14の回転速度を補正する速度補正値を予め
設定したものであり、C〔i〕〔j〕(但し,i=1〜
25、j=0〜359)における〔i〕〔j〕は添字で
ある。この速度補正値デーブルにおける速度補正値C
〔i〕〔j〕は、次に説明するように、糸輪捕捉用釜1
1のトルク変動に起因して下軸12に発生する回転速度
変動を打ち消すような値に設定されている。
1サイクル(1回転)分について下軸12の回転角と、
ミシンモータ10の回転速度とをパラメータとして、釜
駆動モータ14の回転速度を補正する速度補正値を予め
設定したものであり、C〔i〕〔j〕(但し,i=1〜
25、j=0〜359)における〔i〕〔j〕は添字で
ある。この速度補正値デーブルにおける速度補正値C
〔i〕〔j〕は、次に説明するように、糸輪捕捉用釜1
1のトルク変動に起因して下軸12に発生する回転速度
変動を打ち消すような値に設定されている。
【0023】即ち、図4に示すように、糸輪捕捉用釜1
1のトルク変動に起因して下軸12には、位相角0°の
付近と位相角180°の付近とにほぼパルス状のトルク
変動が生じる。釜駆動モータ14はサーボモータである
ことから、釜駆動モータ14には、そのトルク変動の際
にトルク変動の微分波形的な回転速度変動が発生する。
そして、その振幅a1,a2の大きさは、設定速度Ss
とサーボ系のゲイン等によって変化する。そこで、本実
施形態の縫製制御においては、前記微分波形的な回転速
度変動を極力打ち消すように、前記速度補正値C〔i〕
〔j〕を予め設定しておき、その速度補正値を用いて釜
駆動モータ14への速度補正量を求めて、釜駆動モータ
14の回転速度を補正し、前記回転速度変動を大幅に緩
和するものとする。
1のトルク変動に起因して下軸12には、位相角0°の
付近と位相角180°の付近とにほぼパルス状のトルク
変動が生じる。釜駆動モータ14はサーボモータである
ことから、釜駆動モータ14には、そのトルク変動の際
にトルク変動の微分波形的な回転速度変動が発生する。
そして、その振幅a1,a2の大きさは、設定速度Ss
とサーボ系のゲイン等によって変化する。そこで、本実
施形態の縫製制御においては、前記微分波形的な回転速
度変動を極力打ち消すように、前記速度補正値C〔i〕
〔j〕を予め設定しておき、その速度補正値を用いて釜
駆動モータ14への速度補正量を求めて、釜駆動モータ
14の回転速度を補正し、前記回転速度変動を大幅に緩
和するものとする。
【0024】次に、縫製制御について図5〜図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。尚、フローチャート中
の符号Sk(k=1,2,3・・・)は各ステップを示
す。図5に示すように、ミシン1への電源が投入される
と制御が開始され、起動スイッチ15がONか否か判定
しつつONになるまで待機し、起動スイッチ15がON
になると(S1:Yes )、各縫目模様を縫製するときの
針数をカウントする針数カウンタCNがクリアされ(S
2)、次にミシンモータ10と釜駆動モータ14とが起
動され、これらモータ10,14は、操作パネル16か
ら予め設定された設定速度Ssとなるようにモータ駆動
制御により駆動制御される(S3)。次に同期制御のサ
ブルーチンが実行される(S4)。
ーチャートを参照して説明する。尚、フローチャート中
の符号Sk(k=1,2,3・・・)は各ステップを示
す。図5に示すように、ミシン1への電源が投入される
と制御が開始され、起動スイッチ15がONか否か判定
しつつONになるまで待機し、起動スイッチ15がON
になると(S1:Yes )、各縫目模様を縫製するときの
針数をカウントする針数カウンタCNがクリアされ(S
2)、次にミシンモータ10と釜駆動モータ14とが起
動され、これらモータ10,14は、操作パネル16か
ら予め設定された設定速度Ssとなるようにモータ駆動
制御により駆動制御される(S3)。次に同期制御のサ
ブルーチンが実行される(S4)。
【0025】次に起動スイッチ15がOFFか否か判定
し(S5)、起動スイッチ15がONの間はS4とS5
とが繰り返されて縫製が実行され、各縫目模様の縫製が
終了した場合などミシン1を停止させたい場合に起動ス
イッチ15がOFFに切換えられると(S5:Yes )、
ミシンモータ10と釜駆動モータ14とが停止され(S
6)、その後S1へリターンし、S1以降が繰り返され
る。尚、電源が切られるとこの制御が終了する。
し(S5)、起動スイッチ15がONの間はS4とS5
とが繰り返されて縫製が実行され、各縫目模様の縫製が
終了した場合などミシン1を停止させたい場合に起動ス
イッチ15がOFFに切換えられると(S5:Yes )、
ミシンモータ10と釜駆動モータ14とが停止され(S
6)、その後S1へリターンし、S1以降が繰り返され
る。尚、電源が切られるとこの制御が終了する。
【0026】前記S4の同期制御のサブルーチンについ
て図6に基づいて説明する。最初に、上軸カウンタ26
のカウント値が読込まれ(S10)、次にそのカウント
値に基づいて上軸8の回転角Upが演算され、RAM2
3のメモリに格納される(S11)。例えば、現在の上
軸8の位置が針上位置のときには回転角Up=0°とな
り、現在の上軸8の位置が針下位置のときには回転角U
p=180°となる。次に、下軸カウンタ29のカウン
ト値が読込まれ(S12)、次にそのカウント値に基づ
いて下軸12の回転角Dpが演算され、RAM23のメ
モリに格納される(S13)。
て図6に基づいて説明する。最初に、上軸カウンタ26
のカウント値が読込まれ(S10)、次にそのカウント
値に基づいて上軸8の回転角Upが演算され、RAM2
3のメモリに格納される(S11)。例えば、現在の上
軸8の位置が針上位置のときには回転角Up=0°とな
り、現在の上軸8の位置が針下位置のときには回転角U
p=180°となる。次に、下軸カウンタ29のカウン
ト値が読込まれ(S12)、次にそのカウント値に基づ
いて下軸12の回転角Dpが演算され、RAM23のメ
モリに格納される(S13)。
【0027】次に上軸8の回転角Upに対する下軸12
の回転角Dpの相対的なズレ量ZがZ=(Up−Dp)
として演算され、RAM23のメモリに格納される(S
14)。次にズレ量ZがZ≧0か否か判定し(S1
5)、その判定がYes のときは上軸8が下軸12よりも
進んでいるため、ミシンモータ10の回転速度がk×Z
(但し、kは所定の定数)だけ減速される。この場合、
モータ駆動制御に対して減速を指令する信号又はデータ
が出力される。尚、Z=0の場合はk×Z=0であるた
め、前記減速は実質的には実行されないことになる。S
15の判定が No のときは上軸8が下軸12よりも遅れ
ているため、ミシンモータ10の回転速度がk×Zだけ
増速される(S17)。この場合もモータ駆動制御に対
して増速を指令する信号又はデータが出力される。この
ようにして、上軸8の回転角(位相角)と下軸12の回
転角(位相角)とを一致させる、つまり上軸8と下軸1
2とを同期回転させる同期制御が実行される。
の回転角Dpの相対的なズレ量ZがZ=(Up−Dp)
として演算され、RAM23のメモリに格納される(S
14)。次にズレ量ZがZ≧0か否か判定し(S1
5)、その判定がYes のときは上軸8が下軸12よりも
進んでいるため、ミシンモータ10の回転速度がk×Z
(但し、kは所定の定数)だけ減速される。この場合、
モータ駆動制御に対して減速を指令する信号又はデータ
が出力される。尚、Z=0の場合はk×Z=0であるた
め、前記減速は実質的には実行されないことになる。S
15の判定が No のときは上軸8が下軸12よりも遅れ
ているため、ミシンモータ10の回転速度がk×Zだけ
増速される(S17)。この場合もモータ駆動制御に対
して増速を指令する信号又はデータが出力される。この
ようにして、上軸8の回転角(位相角)と下軸12の回
転角(位相角)とを一致させる、つまり上軸8と下軸1
2とを同期回転させる同期制御が実行される。
【0028】S16またはS17の次に、下軸回転速度
補正処理のサブルーチンが実行され(S18)、次に上
軸原点センサ17の検出信号がOFFからONに切換え
られたか否か(つまり針上位置か否か)判定し(S1
9)、その判定がYes のときは針数カウンタCNが1だ
けインクリメントされて(S20)S5へリターンし、
S19の判定が No のときは針数カウンタCNをインク
リメントすることなくS5へリターンする。
補正処理のサブルーチンが実行され(S18)、次に上
軸原点センサ17の検出信号がOFFからONに切換え
られたか否か(つまり針上位置か否か)判定し(S1
9)、その判定がYes のときは針数カウンタCNが1だ
けインクリメントされて(S20)S5へリターンし、
S19の判定が No のときは針数カウンタCNをインク
リメントすることなくS5へリターンする。
【0029】前記S18の下軸回転速度補正処理のサブ
ルーチンについて図7を参照して説明する。最初に、R
AMメモリに格納されている設定速度Ssと、S13で
演算した下軸12の回転角Dpを、図3の速度補正値テ
ーブルに適用し、必要に応じて補完を行って、速度補正
値Aが、A=C〔Ss/100〕〔Dp〕として演算さ
れ(S30)、次に下軸12の回転速度補正量ΔSがΔ
S=Ss×A/100として演算され(S31)、次に
回転速度補正量ΔSに相当する補正駆動信号がモータ駆
動制御へ出力され、そのように補正した駆動信号が釜駆
動モータ14へ出力され(S32)、その後S19へリ
ターンする。
ルーチンについて図7を参照して説明する。最初に、R
AMメモリに格納されている設定速度Ssと、S13で
演算した下軸12の回転角Dpを、図3の速度補正値テ
ーブルに適用し、必要に応じて補完を行って、速度補正
値Aが、A=C〔Ss/100〕〔Dp〕として演算さ
れ(S30)、次に下軸12の回転速度補正量ΔSがΔ
S=Ss×A/100として演算され(S31)、次に
回転速度補正量ΔSに相当する補正駆動信号がモータ駆
動制御へ出力され、そのように補正した駆動信号が釜駆
動モータ14へ出力され(S32)、その後S19へリ
ターンする。
【0030】以上説明した主軸釜分離駆動型ミシン1に
よれば、上軸8と下軸12とが同期回転するように同期
制御するので、所期の品質の縫製を確実に行うことがで
きる。更に、予め速度補正値テーブルを予め設定してお
き、各同期制御のステップ実行毎に、現在の設定速度S
sと下軸12の回転角Dpとを速度補正値テーブルに適
用することで、回転速度補正量ΔSを求めて、釜駆動モ
ータ14の回転速度を補正するので、糸輪補足用釜11
のトルク変動に起因する下軸12の速度変動を解消ない
しほぼ解消することができ、上軸8と下軸12の同期の
精度を高めて、縫製品質を確実に高めることができる。
よれば、上軸8と下軸12とが同期回転するように同期
制御するので、所期の品質の縫製を確実に行うことがで
きる。更に、予め速度補正値テーブルを予め設定してお
き、各同期制御のステップ実行毎に、現在の設定速度S
sと下軸12の回転角Dpとを速度補正値テーブルに適
用することで、回転速度補正量ΔSを求めて、釜駆動モ
ータ14の回転速度を補正するので、糸輪補足用釜11
のトルク変動に起因する下軸12の速度変動を解消ない
しほぼ解消することができ、上軸8と下軸12の同期の
精度を高めて、縫製品質を確実に高めることができる。
【0031】変更形態1・・・図8〜図11参照 次に、前記S18の下軸回転速度補正処理の変更形態1
について説明する。最初に、この下軸回転速度補正処理
の概要について説明すると、図8に示すように、糸輪補
足用釜11のトルク変動に起因する下軸12の回転速度
変動が正弦波的な波形で、上軸8と下軸12の回転角で
ある位相角θ=0°,180°付近に現れることに着目
し、その位相角θ=0°,180°付近に、速度補正量
の波形としての正弦波であって、その正弦波をなす複数
の速度補正量により前記回転速度変動を解消できそうな
正弦波を予め設定し、この正弦波を規定するパラメータ
(振幅A、周期T、位相角θs)の初期値を図9に示す
パラメータテーブルに予め設定しておく。尚、位相角θ
sが正弦波の開始位置に相当する。
について説明する。最初に、この下軸回転速度補正処理
の概要について説明すると、図8に示すように、糸輪補
足用釜11のトルク変動に起因する下軸12の回転速度
変動が正弦波的な波形で、上軸8と下軸12の回転角で
ある位相角θ=0°,180°付近に現れることに着目
し、その位相角θ=0°,180°付近に、速度補正量
の波形としての正弦波であって、その正弦波をなす複数
の速度補正量により前記回転速度変動を解消できそうな
正弦波を予め設定し、この正弦波を規定するパラメータ
(振幅A、周期T、位相角θs)の初期値を図9に示す
パラメータテーブルに予め設定しておく。尚、位相角θ
sが正弦波の開始位置に相当する。
【0032】そして、0〜360°にわたって、下軸1
2の回転角Dpから回転速度を求めて記憶していき、1
回転経過毎に、下軸12の回転速度変動を求め、その速
度変動を正弦波Wu,Wd(図8参照)に近似し、それ
ら正弦波Wu,Wdの速度変動を解消できるように、パ
ラメータテーブルのパラメータ(A、T、θs)を学習
制御で修正していきながら、それらパラメータの修正値
に基づいて回転速度補正量を決定して下軸12の回転速
度を補正していく。こうして、回転速度補正量を自動的
に設定可能にしてある。
2の回転角Dpから回転速度を求めて記憶していき、1
回転経過毎に、下軸12の回転速度変動を求め、その速
度変動を正弦波Wu,Wd(図8参照)に近似し、それ
ら正弦波Wu,Wdの速度変動を解消できるように、パ
ラメータテーブルのパラメータ(A、T、θs)を学習
制御で修正していきながら、それらパラメータの修正値
に基づいて回転速度補正量を決定して下軸12の回転速
度を補正していく。こうして、回転速度補正量を自動的
に設定可能にしてある。
【0033】この下軸回転速度補正処理について図10
のフローチャートにより説明する。図10に示すよう
に、最初に下軸12の回転速度を、過去の複数の回転角
Dpの値を微分することで演算してメモリに記憶し(S
40)、次に現在の下軸12の回転角Dpに対応する回
転速度補正量であって、図11のルーチンにより求めて
メモリに格納してある回転速度補正量を読込み(S4
1)、次にその回転速度補正量に相当する補正駆動信号
又はデータをモータ駆動制御へ出力し、モータ駆動制御
を介して駆動信号を釜駆動モータ14へ出力し(S4
2)、その後S19へリターンする。
のフローチャートにより説明する。図10に示すよう
に、最初に下軸12の回転速度を、過去の複数の回転角
Dpの値を微分することで演算してメモリに記憶し(S
40)、次に現在の下軸12の回転角Dpに対応する回
転速度補正量であって、図11のルーチンにより求めて
メモリに格納してある回転速度補正量を読込み(S4
1)、次にその回転速度補正量に相当する補正駆動信号
又はデータをモータ駆動制御へ出力し、モータ駆動制御
を介して駆動信号を釜駆動モータ14へ出力し(S4
2)、その後S19へリターンする。
【0034】次に、図11に示すパラメータ修正・補正
量演算処理のルーチンは、上軸原点センサ17の検出信
号がOFFからONに切換わる、つまり針上位置になる
毎に割り込み処理にて実行されるルーチンである。この
処理が開始されると、下軸12の1回転分の回転速度デ
ータがメモリから読み込まれ(S50)、次にθ=0
°,180°付近の速度変動波形が正弦波Wu,Wdに
近似される(S51)。次に正弦波Wu,Wdのパラメ
ータa,θ1,θ2(図8参照)が夫々演算されてメモ
リに記憶される(S52)。
量演算処理のルーチンは、上軸原点センサ17の検出信
号がOFFからONに切換わる、つまり針上位置になる
毎に割り込み処理にて実行されるルーチンである。この
処理が開始されると、下軸12の1回転分の回転速度デ
ータがメモリから読み込まれ(S50)、次にθ=0
°,180°付近の速度変動波形が正弦波Wu,Wdに
近似される(S51)。次に正弦波Wu,Wdのパラメ
ータa,θ1,θ2(図8参照)が夫々演算されてメモ
リに記憶される(S52)。
【0035】次に、S53において、θ=0°付近の前
回の速度変動と今回の速度変動とを比較することで、θ
=0°付近の速度変動が前回よりも収束したか否か判定
され、その判定がNoのときは、パラメータテーブルの対
応するデータ(θs1,A1,T1)が段階的に修正さ
れ、そのデータが更新される(S54)。S53の判定
がYes のときは、S54をスキップしてS55へ移行す
る。ここで、前記パラメータテーブルのパラメータ(θ
s,A,T)の初期値におけるθsを小さ目に設定して
おいて、前記段階的な修正の際、θs1については例え
ば10%ずつ増加させたり、また、A1については正弦
波Wuのパラメータaに近付け、T1については正弦波
Wuのパラメータθ1,θ2によりT1を2×(θ2−
θ1)に近付けるような修正を行う。但し、θs1につ
いては、θsの初期値を適当に設定しておき、前記段階
的な修正の際、θ=0°付近の速度補正量の正弦波の開
始位置が、正弦波Wuの開始位置に近づけるような修正
を行ってもよい。
回の速度変動と今回の速度変動とを比較することで、θ
=0°付近の速度変動が前回よりも収束したか否か判定
され、その判定がNoのときは、パラメータテーブルの対
応するデータ(θs1,A1,T1)が段階的に修正さ
れ、そのデータが更新される(S54)。S53の判定
がYes のときは、S54をスキップしてS55へ移行す
る。ここで、前記パラメータテーブルのパラメータ(θ
s,A,T)の初期値におけるθsを小さ目に設定して
おいて、前記段階的な修正の際、θs1については例え
ば10%ずつ増加させたり、また、A1については正弦
波Wuのパラメータaに近付け、T1については正弦波
Wuのパラメータθ1,θ2によりT1を2×(θ2−
θ1)に近付けるような修正を行う。但し、θs1につ
いては、θsの初期値を適当に設定しておき、前記段階
的な修正の際、θ=0°付近の速度補正量の正弦波の開
始位置が、正弦波Wuの開始位置に近づけるような修正
を行ってもよい。
【0036】次に、S55において、θ=180°付近
の前回の速度変動と今回の速度変動とを比較すること
で、θ=180°付近の速度変動が前回よりも収束した
か否か判定され、その判定がNoのときは、パラメータテ
ーブルの対応するデータ(θs2,A2,T2)が段階
的に修正され、そのデータが更新される(S56)。S
55の判定がYes のときは、S56をスキップしてS5
7へ移行する。ここで、前記パラメータテーブルのパラ
メータ(θs,A,T)の初期値におけるθsを小さ目
に設定しておくため、前記段階的な修正の際、θs2に
ついては例えば10%ずつ増加させ、また、A2につい
ては正弦波Wdのパラメータaに近付け、T2について
は正弦波Wdのパラメータθ1,θ2によりT2を2×
(θ2−θ1)に近付けるような修正を行う。但し、θ
s2については、θsの初期値を適当に設定しておき、
前記段階的な修正の際、θ=180°付近の速度補正量
の正弦波の開始位置が、正弦波Wdの開始位置に近づけ
るような修正を行ってもよい。
の前回の速度変動と今回の速度変動とを比較すること
で、θ=180°付近の速度変動が前回よりも収束した
か否か判定され、その判定がNoのときは、パラメータテ
ーブルの対応するデータ(θs2,A2,T2)が段階
的に修正され、そのデータが更新される(S56)。S
55の判定がYes のときは、S56をスキップしてS5
7へ移行する。ここで、前記パラメータテーブルのパラ
メータ(θs,A,T)の初期値におけるθsを小さ目
に設定しておくため、前記段階的な修正の際、θs2に
ついては例えば10%ずつ増加させ、また、A2につい
ては正弦波Wdのパラメータaに近付け、T2について
は正弦波Wdのパラメータθ1,θ2によりT2を2×
(θ2−θ1)に近付けるような修正を行う。但し、θ
s2については、θsの初期値を適当に設定しておき、
前記段階的な修正の際、θ=180°付近の速度補正量
の正弦波の開始位置が、正弦波Wdの開始位置に近づけ
るような修正を行ってもよい。
【0037】次に、次の1回転分の多数の回転速度補正
量をパラメータテーブルのパラメータ(θs,A,T)
を用いて演算し、メモリに記憶する(S57)。この場
合、S50において読み込んだ回転速度のデータと同数
の回転速度補正量を求めるものとする。そして、1回転
分のこれら回転速度補正量が図8に示す速度補正量の正
弦波をなす。
量をパラメータテーブルのパラメータ(θs,A,T)
を用いて演算し、メモリに記憶する(S57)。この場
合、S50において読み込んだ回転速度のデータと同数
の回転速度補正量を求めるものとする。そして、1回転
分のこれら回転速度補正量が図8に示す速度補正量の正
弦波をなす。
【0038】以上の下軸回転速度補正処理とパラメータ
修正・補正量演算処理が繰り返し実行されると、パラメ
ータテーブルのパラメータ(θs,A,T)が上記の学
習制御により修正されていって、下軸12の回転速度変
動を解消できるような特性の正弦波のパラメータ(θ
s,A,T)に収束していく。そして、前記パラメータ
(θs,A,T)の初期値を適切に設定しておけば、比
較的短時間の間にパラメータ(θs,A,T)が収束す
るので、縫製開始後、その短時間経過後には、糸輪捕捉
用釜11のトルク変動に起因する下軸12の回転速度変
動を解消して、同期制御の精度を高め、縫製の品質を高
めることができる。しかも、パラメータテーブルのパラ
メータ(θs,A,T)を初期値を予め設定しておけば
よいので、予め準備する情報量が少なく有利である。
修正・補正量演算処理が繰り返し実行されると、パラメ
ータテーブルのパラメータ(θs,A,T)が上記の学
習制御により修正されていって、下軸12の回転速度変
動を解消できるような特性の正弦波のパラメータ(θ
s,A,T)に収束していく。そして、前記パラメータ
(θs,A,T)の初期値を適切に設定しておけば、比
較的短時間の間にパラメータ(θs,A,T)が収束す
るので、縫製開始後、その短時間経過後には、糸輪捕捉
用釜11のトルク変動に起因する下軸12の回転速度変
動を解消して、同期制御の精度を高め、縫製の品質を高
めることができる。しかも、パラメータテーブルのパラ
メータ(θs,A,T)を初期値を予め設定しておけば
よいので、予め準備する情報量が少なく有利である。
【0039】変更形態2・・・・・図12参照 次に、前記図11のパラメータ修正・補正量演算処理に
代わる補正量演算処理について説明する。この補正量演
算処理においては、下軸12の1回転毎に0〜360°
にわたる回転速度のデータから、0〜360°にわたる
回転速度変動値を求めてそれを正負反転し、その回転速
度変動値を応答遅れ分だけ早めて、0〜360°にわた
る回転速度補正量を求めるものである。
代わる補正量演算処理について説明する。この補正量演
算処理においては、下軸12の1回転毎に0〜360°
にわたる回転速度のデータから、0〜360°にわたる
回転速度変動値を求めてそれを正負反転し、その回転速
度変動値を応答遅れ分だけ早めて、0〜360°にわた
る回転速度補正量を求めるものである。
【0040】図12のフローチャートを参照して説明す
ると、図12のルーチンは、上軸原点センサ17の検出
信号がOFFからONに切換わる、つまり針上位置にな
る毎に割り込み処理にて実行されるルーチンである。こ
の制御が開始されると、下軸12の1回転分の回転速度
V(θ)のデータがメモリから読み込まれる(S6
0)。尚、θは下軸12の回転角つまり位相角であり、
回転速度V(θ)は位相角θの関数であることを示す。
ると、図12のルーチンは、上軸原点センサ17の検出
信号がOFFからONに切換わる、つまり針上位置にな
る毎に割り込み処理にて実行されるルーチンである。こ
の制御が開始されると、下軸12の1回転分の回転速度
V(θ)のデータがメモリから読み込まれる(S6
0)。尚、θは下軸12の回転角つまり位相角であり、
回転速度V(θ)は位相角θの関数であることを示す。
【0041】次に、回転速度V(θ)のデータより回転
速度変動値ΔV(θ)が、設定回転速度Ssを用いて、
ΔV(θ)=V(θ)−Ssとして演算され(S6
1)、次に回転速度変動値ΔV(θ)の正負を反転させ
たHo(θ)が、Ho(θ)=−ΔV(θ)として演算
される(S62)。ここで、釜駆動モータ14に駆動信
号が出力されてから、下軸12の回転速度に現れるまで
の応答遅れ時間τは略一定であるが、その応答遅れ時間
τの間に下軸12が回転する角度は設定速度Ssに応じ
て変化するので、次のS63では、所定の演算式と設定
速度Ssとに基づいて、応答遅れ位相角Δθ(Ss)が
演算される。
速度変動値ΔV(θ)が、設定回転速度Ssを用いて、
ΔV(θ)=V(θ)−Ssとして演算され(S6
1)、次に回転速度変動値ΔV(θ)の正負を反転させ
たHo(θ)が、Ho(θ)=−ΔV(θ)として演算
される(S62)。ここで、釜駆動モータ14に駆動信
号が出力されてから、下軸12の回転速度に現れるまで
の応答遅れ時間τは略一定であるが、その応答遅れ時間
τの間に下軸12が回転する角度は設定速度Ssに応じ
て変化するので、次のS63では、所定の演算式と設定
速度Ssとに基づいて、応答遅れ位相角Δθ(Ss)が
演算される。
【0042】次に前記Ho(θ)のデータを、応答遅れ
位相角Δθ(Ss)だけ早めた0〜360°にわたる回
転速度補正量H(θ)が、H(θ)=Ho(θ+Δθ
(Ss))として演算され、メモリに記憶され(S6
4)、その後リターンする。尚、この回転速度補正量H
(θ)は、S60で読み込んだデータと同数乃至ほぼ同
数のデータである。
位相角Δθ(Ss)だけ早めた0〜360°にわたる回
転速度補正量H(θ)が、H(θ)=Ho(θ+Δθ
(Ss))として演算され、メモリに記憶され(S6
4)、その後リターンする。尚、この回転速度補正量H
(θ)は、S60で読み込んだデータと同数乃至ほぼ同
数のデータである。
【0043】この補正量演算処理によれば、下軸12に
どのような回転速度変動が発生しても、次のサイクル
(1回転)では、その回転速度変動を打ち消すような回
転速度補正量に相当する補正駆動信号が釜駆動モータ1
4に出力されるので、下軸12の回転速度変動が解消す
ることになる。しかも、この補正量演算処理では、予め
何らテーブルを設定しておく必要がないので有利である
し、糸輪捕捉用釜11が半回転釜であっても、全回転釜
であっても同様に適用できるし、全ての縫製条件(加工
布の布厚さ、縫目模様等)における下軸12の回転速度
変動を解消できるので汎用性に優れる。
どのような回転速度変動が発生しても、次のサイクル
(1回転)では、その回転速度変動を打ち消すような回
転速度補正量に相当する補正駆動信号が釜駆動モータ1
4に出力されるので、下軸12の回転速度変動が解消す
ることになる。しかも、この補正量演算処理では、予め
何らテーブルを設定しておく必要がないので有利である
し、糸輪捕捉用釜11が半回転釜であっても、全回転釜
であっても同様に適用できるし、全ての縫製条件(加工
布の布厚さ、縫目模様等)における下軸12の回転速度
変動を解消できるので汎用性に優れる。
【0044】尚、前記実施形態では説明を省略したが、
ミシン1の停止中に、上軸8や下軸12を手動で回して
著しい同期ズレの状態になっていることもあるので、図
6の制御開始直後に、ミシンモータ10を作動させて上
軸8を針上位置(回転角0°)に初期設定し、釜駆動モ
ータ14を作動させて下軸12を回転角0°に初期設定
することが望ましい。
ミシン1の停止中に、上軸8や下軸12を手動で回して
著しい同期ズレの状態になっていることもあるので、図
6の制御開始直後に、ミシンモータ10を作動させて上
軸8を針上位置(回転角0°)に初期設定し、釜駆動モ
ータ14を作動させて下軸12を回転角0°に初期設定
することが望ましい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、速度補正手段
を設けて、釜駆動軸に伝わるトルク変動により釜駆動軸
に発生する回転速度変動を緩和するようにしたので、主
軸と糸輪捕捉用釜とを同期させる同期制御の精度を高め
ることができる。その結果、縫製品質を高め、同期ズレ
に起因する縫針や糸輪捕捉用釜の損傷を解消することが
できる。
を設けて、釜駆動軸に伝わるトルク変動により釜駆動軸
に発生する回転速度変動を緩和するようにしたので、主
軸と糸輪捕捉用釜とを同期させる同期制御の精度を高め
ることができる。その結果、縫製品質を高め、同期ズレ
に起因する縫針や糸輪捕捉用釜の損傷を解消することが
できる。
【0046】請求項2の発明によれば、糸輪捕捉用釜が
半回転釜であるので、半回転釜に起因するトルク変動に
よる釜駆動軸の回転速度変動を確実に緩和できる。その
他、請求項1と同様の効果を奏する。
半回転釜であるので、半回転釜に起因するトルク変動に
よる釜駆動軸の回転速度変動を確実に緩和できる。その
他、請求項1と同様の効果を奏する。
【0047】請求項3の発明によれば、速度補正手段
が、釜駆動軸の回転速度変動を打ち消す補正駆動信号を
出力するので、前記回転速度変動を打ち消すことができ
る。その他、請求項1又は2と同様の効果を奏する。
が、釜駆動軸の回転速度変動を打ち消す補正駆動信号を
出力するので、前記回転速度変動を打ち消すことができ
る。その他、請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0048】請求項4の発明によれば、速度補正手段
が、正弦波をなす複数の補正駆動信号を出力するため、
釜駆動軸に発生する略パルス的なトルク変動に起因する
回転速度変動を解消するのに有効であり、特に糸輪捕捉
用釜が半回転釜である場合に有効である。その他、請求
項3と同様の効果を奏する。
が、正弦波をなす複数の補正駆動信号を出力するため、
釜駆動軸に発生する略パルス的なトルク変動に起因する
回転速度変動を解消するのに有効であり、特に糸輪捕捉
用釜が半回転釜である場合に有効である。その他、請求
項3と同様の効果を奏する。
【0049】請求項5の発明によれば、前記速度補正手
段は、前記正弦波の振幅と周期と開始位置の初期値を、
前記回転速度変動の検出値に基づいて学習制御により自
動修正し、それら修正値を用いて、補正駆動信号を自動
的に設定するため、補正駆動信号の設定の為に予め入力
設定する情報を少なくすることができ、縫製条件(加工
布の厚さ、縫目模様の種類、縫製速度等)に応じた補正
駆動信号を自動的に経済的に設定することができる。
段は、前記正弦波の振幅と周期と開始位置の初期値を、
前記回転速度変動の検出値に基づいて学習制御により自
動修正し、それら修正値を用いて、補正駆動信号を自動
的に設定するため、補正駆動信号の設定の為に予め入力
設定する情報を少なくすることができ、縫製条件(加工
布の厚さ、縫目模様の種類、縫製速度等)に応じた補正
駆動信号を自動的に経済的に設定することができる。
【図1】本発明の実施形態の主軸釜分離駆動型ミシンの
概略正面図である。
概略正面図である。
【図2】前記ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】速度補正値テーブルの図表である。
【図4】下軸のトルク変動、回転速度変動、速度補正量
等のタイムチャートである。
等のタイムチャートである。
【図5】縫製制御のルーチンのフローチャートである。
【図6】同期制御のサブルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図7】下軸回転速度補正処理のサブルーチンのフロー
チャートである。
チャートである。
【図8】変更形態1に係る下軸のトルク変動、回転速度
変動、速度補正量等のタイムチャートである。
変動、速度補正量等のタイムチャートである。
【図9】パラメータテーブルを示す図表である。
【図10】変更形態1に係る下軸回転速度補正処理のサ
ブルーチンのフローチャートである。
ブルーチンのフローチャートである。
【図11】変更形態1に係るパラメータ修正・補正量演
算処理のフローチャートである。
算処理のフローチャートである。
【図12】変更形態1に係る補正量演算処理のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図13】従来技術の主軸と釜駆動軸の回転速度のタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
1 主軸釜分離駆動型ミシン 8 上軸(主軸) 10 ミシンモータ 10a ロータリーエンコーダ 11 糸輪捕捉用釜 12 下軸(釜駆動軸) 14 釜駆動モータ 14a ロータリーエンコーダ 17 上軸原点センサ 18 下軸原点センサ 20 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 元就 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 野崎 剛寿 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 ミシンモータで主軸を介して駆動される
針棒及び縫針を装備したヘッド部と、縫針と協働して上
糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉釜を装備したベッド部と、
前記糸輪捕捉用釜を主軸とは独立に駆動する釜駆動モー
タとを備えた主軸釜分離駆動型ミシンにおいて、 前記主軸の原点位置とミシンモータの回転角度とを検出
する第1検出手段と、 前記糸輪捕捉用釜の原点位置と釜駆動モータの回転角度
とを検出する第2検出手段と、 前記第1、第2検出手段からの検出信号を用いて、糸輪
捕捉用釜が主軸に同期して回転するようにミシンモータ
と釜駆動モータの少なくとも一方を制御する同期制御手
段と、 前記糸輪捕捉用釜から釜駆動軸に伝わるトルク変動によ
り釜駆動軸に発生する回転速度変動を緩和する補正駆動
信号を、釜駆動モータへ出力する速度補正手段を設けた
ことを特徴とする主軸釜分離駆動型ミシン。 - 【請求項2】 前記糸輪捕捉釜が半回転釜であることを
特徴とする請求項1に記載の主軸釜分離駆動型ミシン。 - 【請求項3】 前記速度補正手段は、前記回転速度変動
を打ち消す為の補正駆動信号を出力することを特徴とす
る請求項1又は2に記載の主軸釜分離駆動型ミシン。 - 【請求項4】 前記速度補正手段は、正弦波をなす複数
の補正駆動信号を出力することを特徴とする請求項3に
記載の主軸釜分離駆動型ミシン。 - 【請求項5】 前記速度補正手段は、前記正弦波の振幅
と周期と開始位置の初期値を、前記回転速度変動の検出
値に基づいて学習制御により自動修正し、それら修正値
を用いて、補正駆動信号を自動的に設定することを特徴
とする請求項4に記載の主軸釜分離駆動型ミシン。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8324556A JPH10146487A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 主軸釜分離駆動型ミシン |
| US08/972,737 US5860377A (en) | 1996-11-19 | 1997-11-18 | Sewing machine with a speed correcting unit and an independently driven main shaft and loop taker |
| DE19751083A DE19751083A1 (de) | 1996-11-19 | 1997-11-18 | Nähmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8324556A JPH10146487A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 主軸釜分離駆動型ミシン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10146487A true JPH10146487A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18167138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8324556A Pending JPH10146487A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 主軸釜分離駆動型ミシン |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5860377A (ja) |
| JP (1) | JPH10146487A (ja) |
| DE (1) | DE19751083A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013521957A (ja) * | 2010-03-24 | 2013-06-13 | ゾジェ ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 本縫い回転ルーパーを備えた単頭または多頭刺繍機 |
| JP2016055308A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | ファナック株式会社 | レーザ光を高速で走査可能なガルバノスキャナを含む加工システム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3449594B2 (ja) * | 1997-03-19 | 2003-09-22 | ブラザー工業株式会社 | ミシン |
| JPH1157267A (ja) * | 1997-08-18 | 1999-03-02 | Brother Ind Ltd | オーバーロックミシン |
| DE19827846C2 (de) * | 1998-06-23 | 2001-05-31 | Frankl & Kirchner | Antrieb für eine Nähmaschine, insbesondere eine Industrienähmaschine |
| US6135040A (en) * | 1998-09-09 | 2000-10-24 | Tice Engineering And Sales, Inc. | Felling machine |
| CN101876125B (zh) * | 2009-04-30 | 2014-06-18 | 浙江中科德润科技有限公司 | 电动缝纫机 |
| US9267223B2 (en) | 2010-03-24 | 2016-02-23 | Zoje Europe Gmbh | Single- or multiple-head embroidery machine having a double-lock-stitch rotating gripper |
| US10272950B1 (en) | 2016-08-23 | 2019-04-30 | Extreme Trailers Llc | Load support deck for cargo carrying vehicle |
| HUE061421T2 (hu) | 2017-10-13 | 2023-07-28 | Frankl & Kirchner Gmbh & Co Kg Fabrik Fuer Elektromotoren U Elektrische Apparate | Varrógép meghajtás |
| IT201800009903A1 (it) * | 2018-10-30 | 2020-04-30 | Mori Srl | Macchina cucitrice con punto a filza |
| CN110714282A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-01-21 | 拓卡奔马机电科技有限公司 | 电子手轮控制缝纫机上轴和下轴同步转动的系统和方法 |
| CN111733534B (zh) * | 2020-07-01 | 2022-04-29 | 琦星智能科技股份有限公司 | 一种自发电带无线通讯的缝纫机脚踏控速板装置 |
| CN114575045B (zh) * | 2020-11-30 | 2025-05-02 | 琦星智能科技股份有限公司 | 一种分离式平缝机 |
| JP2024114629A (ja) * | 2023-02-10 | 2024-08-23 | インティヴァ プロダクツ, エルエルシー | ミシン |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6021750A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-02-04 | ダン・イ−・フイツシヤ− | 歯科印像を採る際の出血を制御する方法 |
| JPS6115816A (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-23 | Lion Corp | 頭髪化粧料 |
| JPH03234291A (ja) * | 1990-02-13 | 1991-10-18 | Brother Ind Ltd | ミシン |
| JP2808787B2 (ja) * | 1990-02-13 | 1998-10-08 | ブラザー工業株式会社 | ミシン |
| JPH08215468A (ja) * | 1995-02-09 | 1996-08-27 | Brother Ind Ltd | ミシン |
| JPH09276579A (ja) * | 1996-04-08 | 1997-10-28 | Brother Ind Ltd | ミシン |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP8324556A patent/JPH10146487A/ja active Pending
-
1997
- 1997-11-18 US US08/972,737 patent/US5860377A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-18 DE DE19751083A patent/DE19751083A1/de not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013521957A (ja) * | 2010-03-24 | 2013-06-13 | ゾジェ ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 本縫い回転ルーパーを備えた単頭または多頭刺繍機 |
| JP2016055308A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | ファナック株式会社 | レーザ光を高速で走査可能なガルバノスキャナを含む加工システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5860377A (en) | 1999-01-19 |
| DE19751083A1 (de) | 1998-05-28 |
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