JPH1014736A - つく係止用の溝部を兼ねる二重糸底付き容器、及びこの容器を利用する丼鉢 - Google Patents

つく係止用の溝部を兼ねる二重糸底付き容器、及びこの容器を利用する丼鉢

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JPH1014736A
JPH1014736A JP17693196A JP17693196A JPH1014736A JP H1014736 A JPH1014736 A JP H1014736A JP 17693196 A JP17693196 A JP 17693196A JP 17693196 A JP17693196 A JP 17693196A JP H1014736 A JPH1014736 A JP H1014736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糸底の改良として、糸底と突起との組合せ構造
がある。しかし、製造上での手間・量産化に課題があ
る。体裁が悪く、客を対象とする時には適さない。欠け
易い課題がある。 【解決手段】本発明は、二重輪郭状の糸底のほぼ全部に
釉薬が設けられる特徴があり、手・机等にやさしく、持
った感触がよい、傷が着かない、等を意図して構成す
る。つく係止用の溝部を兼ねる二重糸底付き容器は、容
器本体1(器111)と、この容器本体の底部に設けた
二重輪郭状の糸底2、2aと、で構成される。そして、
この二重輪郭状の糸底2、2aで形成される溝部200
には、つく3が数個設けられる構成である。またこの構
成は、丼鉢112にも利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はつく係止用の溝部を
兼ねる二重糸底付き容器と、この容器を利用する丼鉢に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の底部に設けられている糸底
(糸尻り、はま、高台)は、一本の突状をその底部に設
ける構成で、かつ通常は容器の底部形状にほぼ相当する
形状で構成されている(以下、一重輪郭状の糸底とす
る。)。このような構成では、次のような問題が考えら
れる。前記の如く、一重輪郭状の糸底であるので、容器
が重い場合、容器に飲食物が入っている場合、等のよう
に容器全体が重いときには、この一重輪郭状の糸底が手
に圧迫感、衝撃を与える虞れがあり問題である。殊に老
人、子供、その他障害者等の場合は、前記問題が発生し
易い課題がある。また一重輪郭状の糸底では、つくの取
付けに大変困ることから、通常棚板上に直接容器素材を
載架するので、その設置面に釉薬が塗布されない構成と
なる。したがって、一重輪郭状の糸底がザラつき(ザラ
ザラした感覚)、机・卓又は敷物等を傷つけたり、又は
指を傷つけたり、等して好ましくない処である。
【0003】尚、糸底の改良としては種々の構成が提案
されているが、その中で本発明と関連がある考案として
は、実開平7−34775号の突起つきどんぶりがあ
る。この考案は、糸底の外方にかつ当該糸底を囲繞する
ようにして突起を設けた構成である。又この考案の目的
は、持ちやすく、また器及び/又は内容物の熱を直接手
に伝わらないようにすること、等手にやさしい容器
(器)を提供することにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の一重輪郭状
の糸底では前述した種々の課題が考えられる。この課題
の一部を改良できる考案として、前記実開平7−347
75号の考案がある。この考案は確かに糸底と突起との
組合せで、その目的は達成できる。しかも、この糸底と
突起とは、それぞれ異なる方向に突出することから製造
上において、手間を要すること、量産化に適さないこ
と、等の課題がある。又糸底の外側に突出するので、体
裁が悪く、例えば、旅館、ホテル、食堂、飲食店等の如
く、客を対象とする所では、使用に適さない課題が考え
られる。また前記異なる方向に突出することから、欠け
易い欠点と使用に気を使うという課題も考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
手にやさしく、かつ手に触れる処には必ず釉薬が施され
ていること、在来の一重輪郭状の糸底と外観上そん色が
ないこと、等を意図し、下記の構成を採用する。
【0006】即ち、本発明のつく係止用の溝部を兼ねる
二重糸底付き容器は、容器本体と、この容器本体の底部
に設けた二重輪郭状の糸底と、で構成される。
【0007】その構成は、前記二重輪郭状の糸底に設け
られた溝部につくを挿入し、このつくを利用して前記二
重糸底付き容器を釜の棚板上に載架することを特徴とす
る。
【0008】また前記つく係止用の溝部を兼ねる二重糸
底付き容器(以下、単に二重糸底付き容器とする。)に
蓋を被せ、この蓋の把手部を二重輪郭状の糸底に挿設し
て、順次安定して積み重ね可能とする丼鉢を提供する。
【0009】即ち、本発明の二重糸底付き容器を利用す
る丼鉢は、容器本体と、この容器本体の底部に設けた二
重輪郭状の糸底と、で構成されるつく係止用の溝部を兼
ねる二重糸底付き容器と、当該二重糸底付き容器に設け
られる把手部を備えた蓋と、で構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1〜請求項3の発明は、図
1〜図6に示す例であり、容器本体の底部に二重輪郭状
の糸底が設けられているので、この二重輪郭状の糸底に
図2に示す如く、数個のつくを挿設する。そして釜の棚
板に載せるときに、この数個のつくにより架承する。し
たがって、二重輪郭状の糸底のほぼ全部に釉薬を施すこ
とが可能となる。即ち、焼成を行いつくを取外した後、
その跡に仕上釉薬を施すと、二重輪郭状の糸底はほぼ完
全に釉薬が設けられる。
【0011】以上のようにして製造された二重糸底付き
容器は、底部に設けた二重輪郭状の糸底全体に釉薬が施
されているので、ザラザラした感覚、その他違和感が解
消されるとともに、手にやさしく、気持ちよく器(二重
糸底付き容器)を扱うことができる。また卓上において
も、当該机・卓又は敷物等を傷めることがない等の特徴
を有する。また図5の如く安定感のある把りが可能とな
り重宝する。
【0012】また請求項4の発明は、図7〜図9に示す
例であり、容器本体の底部に二重輪郭状の糸底を設けて
なる丼鉢の二重糸底付き容器で、前記請求項1〜請求項
3とほぼ同様に製造される。この丼鉢の二重糸底付き容
器には、蓋が被嵌される。この蓋に設けた把手部は丁度
二重輪郭状の糸底が被嵌できる構成となっており、図
7、図8に示す如く、積み重ね又は順次積み重ね可能に
構成されているとともに、この多数積み重ね時に一本の
縦軸(後述する。)が形成されるように整然とした積み
重ね状態が確保できる。よって、丼鉢の二重糸底付き容
器がズレたり、又は転倒する危険性がない、等の特徴が
ある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照にして説
明する。
【0014】1は容器本体で、この容器本体1は図1〜
図6では通常の器111、又図7〜図9では丼物の丼鉢
112となりえる。この容器本体1(器111、丼鉢1
12を総称する概念である。)の底部1a1には、二重
輪郭状の糸底2、2aが設けられている。この糸底2、
2aは、各図の如く、外側を構成する糸底2と内側を構
成する糸底2aとの二重輪郭状を形成しており、この二
重輪郭状の糸底2、2a間の溝部200には図2の如く
つく3(尚、例えば、シャモット入り粘土つく、他のつ
く、耐火煉瓦スペーサー、他のスペーサー等もよい。)
が設けられる。このつく3を利用して当該容器本体素材
1aが棚板4に間隔Hをもって架承される。即ち、前記
の溝部200は、つく係止用の溝部を兼ねることにな
る。図中1aは容器本体1の容器本体素材を示す(図
2、図3で略示する。)。
【0015】尚、糸底2、2aの他の構成例の一例を説
明する。勿論、器111、丼鉢112のいずれでも採用
できる。先ず、図4、図5の如く、糸底2>糸底2aの
高低構成を採用することにより、手に優しい構造とな
る。また図11(イ)〜(ハ)の如く、糸底2及び/又
は糸底2aを間欠的に設ける構成を採用することによ
り、軽量化、省材料化、放熱化等に役立つ構造となる。
【0016】また前記容器本体1を積み重ねる場合の一
例を説明する。先ず、図6の器111では、当該器11
1の内面に糸底2が優しく接触した状態で安定的かつ確
実に保持される構造となっている。また図8、図9の丼
鉢112では、当該丼鉢112の蓋113に設けた把手
部113aが、糸底2、2a間、即ち、溝部200に挿
設される。以上のような操作及び作業を繰り返すことに
より、例えば、図8の如く、多数の丼鉢112の積み重
ねができること、及びこの積み重ねた状態で、縦軸A
(仮想)が形成され構造となっており、結果として、安
定的した積み重ねが確保される。同様に図9の如く、親
子の丼鉢112、器111、他の器等の積み重ねができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上で説明した如く、容器本
体(器、丼鉢)の底部に二重輪郭状の糸底を設け、この
二重輪郭状の糸底間につくを挿設可能とする構成である
ので、容器本体のほぼ全体に釉薬を設け得る効果及び糸
底のザラつきをなくし得る効果がある。そして、この効
果により、手に優しくかつ感触のよい容器本体を製造で
きること、及び机・卓又は敷物等を傷める虞が皆無とな
ること、等の特徴を有する。また多数の丼鉢の積み重ね
ができること、及びこの積み重ねた状態で、仮想縦軸が
形成される構造となっており、結果として、安定的した
積み重ねが確保される特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例(器)を示す斜視図である。
【図2】図1の例につくを取付けた状態の斜視図であ
る。
【図3】図1の例の断面図である。
【図4】図1の使用例を説明する断面図である。
【図5】図1の他の使用例を説明する断面図である。
【図6】図1の二重積み重ねの一例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の他の一例(丼鉢)を示す斜視図であ
る。
【図8】図7の多段積み重ねの一例を示す断面図であ
る。
【図9】図7の二重積み重ねの一例を示す断面図であ
る。
【図10】他の積み重ね状態の使用例を説明する断面図
であり、同図(イ)はその一例、また同図(ロ)は他の
例を示す、断面図である。
【図11】糸底の一例を示す底面図であり、同図(イ)
は二重輪郭状の糸底をそれぞれ間欠的に設けた一例を示
す、また同図(ロ)は二重輪郭状の内側の糸底を間欠的
に設けた一例を示す、同図(ハ)は二重輪郭状の外側の
糸底を間欠的に設けた一例を示す、底面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 容器本体素材 1a1 底部 111 器 112 丼鉢 113 蓋 113a 把手部 2 糸底 2a 糸底 200 溝部 3 つく 4 棚板 A 縦軸 H 間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、この容器本体の底部に設け
    た二重輪郭状の糸底と、で構成されるつく係止用の溝部
    を兼ねる二重糸底付き容器であって、 当該二重輪郭状の糸底に設けられた溝部につくを挿入
    し、このつくを利用して前記二重糸底付き容器を釜の棚
    板上に載架することを特徴とするつく係止用の溝部を兼
    ねる二重糸底付き容器。
  2. 【請求項2】 上記二重輪郭状の糸底の高さが高低で構
    成されている請求項1に記載のつく係止用の溝部を兼ね
    る二重糸底付き容器。
  3. 【請求項3】 上記二重輪郭状の糸底の少くとも一方の
    輪郭部に切欠を設ける構成とした請求項1又は請求項2
    に記載のつく係止用の溝部を兼ねる二重糸底付き容器。
  4. 【請求項4】 容器本体、及びこの容器本体の底部に設
    けた二重輪郭状の糸底で構成されるつく係止用の溝部を
    兼ねる二重糸底付き容器と、当該二重糸底付き容器に設
    けられる把手部を備えた蓋と、でなる丼鉢であって、 前記二重輪郭状の糸底に前記把手部が挿設される構成と
    なっているつく係止用の溝部を兼ねる二重糸底付き容器
    を利用する丼鉢。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005000570A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Sekizaka Shitsuki:Kk 嵌合ガイドを備えた容器,この容器を用いた容器セット及びフードコート等における容器搬送システム
JP2016120030A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 カセン産業株式会社 食器
JP2018117913A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 株式会社スリースター商会 コンビネーションカップ

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