JPH10148648A - 電気計器 - Google Patents

電気計器

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JPH10148648A
JPH10148648A JP30881896A JP30881896A JPH10148648A JP H10148648 A JPH10148648 A JP H10148648A JP 30881896 A JP30881896 A JP 30881896A JP 30881896 A JP30881896 A JP 30881896A JP H10148648 A JPH10148648 A JP H10148648A
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JP
Japan
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analog
error
electric meter
current
current transformer
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JP30881896A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Nagura
英俊 名倉
Masaaki Tomobe
雅章 友部
Kenji Fujino
健治 藤野
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価なCTを使用しても十分な精度向上が可能
であり、同時にコスト削減も図り得るような電気計器を
提供する。 【解決手段】複数のアナログ入力信号を個別にデジタル
データに変換する複数個のアナログ・デジタル変換器
と、このアナログ・デジタル変換器の各出力データを受
け各種の演算を施すことのできる信号処理手段と、前記
演算に係るプログラムを格納した記憶装置を備えた電気
計器であって、前記アナログ・デジタル変換器に入力信
号を与える電流トランスを備え、前記信号処理手段を、
前記電流トランスの1次電流実効値に対して変化する誤
差を前記記憶装置のプログラムに基づいて補正演算する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力計や電力量
計、電圧・電流計等の電気計器に関し、特に精度向上と
コスト削減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気計器で入力用センサとして使用され
る電流トランス(CT)は、1次側の入力信号実効値に
対し図7に示すような位相誤差特性を持つ。図7におい
て、横軸はCTの2次側電流(フルスケールを100と
した百分率目盛)、縦軸は位相誤差(単位が分の角度目
盛)であり、点線はJIS規格で定められたクラス0.
2,0.5,1.0を表す。実線はCTの位相誤差の実
測値を示すもので、クラス3.0を満足する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この位相誤
差は、図からも明らかなように小電流で急激に増大する
傾向にあり、CTを使用する電気計器の精度を制限する
要因となっている。従来の精密計器では、位相誤差に起
因する精度低下を抑制するために、パーマロイ等の優れ
た磁気特性を有する高価なCTを使用しており、このた
め計器のコストが上昇するという問題があった。
【0004】他方、安価なCTを使用しつつも演算増幅
器等を構成要素とするアナログ非線形回路で位相誤差を
補正して精度を向上させることは可能ではあるが、個別
のCTの特性に合わせてトリマを調整するなどの作業が
必要であり、多大な工数を要するという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、このような点に鑑み、従
来アナログ回路で行われていた補正をデジタル信号処理
(DSP)により行うと共に、外部コンピュータとの連
携でCTの位相誤差補正を行ない、安価なCTを使用し
ても十分な精度向上が可能であり、同時にコスト削減も
図り 得るような電気計器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、複数のアナログ入力信号を個別に
デジタルデータに変換する複数個のアナログ・デジタル
変換器と、このアナログ・デジタル変換器の各出力デー
タを受け各種の演算を施すことのできる信号処理手段
と、前記演算に係るプログラムを格納した記憶装置を備
えた電気計器であって、前記アナログ・デジタル変換器
に入力信号を与える電流トランスを備え、前記信号処理
手段は、前記電流トランスの1次電流実効値に対して変
化する誤差を前記記憶装置のプログラムに基づいて補正
演算するように構成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】メータ関数等の各種の演算用のプログラムや定
数が記憶装置に予め格納されており、信号処理手段はこ
れを読み取って実行することによりアナログ・デジタル
変換器の出力をもとに所定の演算および誤差補正を行う
ことができる。このため、安価な電流トランスを使用し
ても高精度の測定が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明に係る電気計器の一実施例を示
す構成図である。図1において、METERは電気計器
であり、電流トランスCTと、アナログ・デジタル変換
機能およびデジタル演算処理機能等を併せ持つアナログ
・デジタル混成LSIの信号処理手段(以後パワーメー
タ・チップと呼ぶ)PMCと、プログラムが格納された
書込み可能な記憶装置(以下単にメモリという)PRO
Mから構成されている。
【0009】更に詳述すれば、パワーメータ・チップP
MCは、各種のメータ関数演算、例えば実効電圧や、実
効電流、実効電力、皮相電力、力率、位相、周波数等の
演算を行うことができるワンチップLSIであり、アナ
ログ・デジタル変換器ADC、PROMのプログラムに
従ってADCの各出力から積および和の演算を行う積和
演算プロセッサMAC、PROMのプログラムに従って
ベクタ演算を行うベクタ演算プロセッサCORDIC、
およびインターフェイスI/Fから構成されている。
【0010】また、上記積和プロセッサMACはサンプ
リングごとに電圧と電流の掛け算や加算を行い、またベ
クタ演算プロセッサCORDICは測定結果を出力する
ための除算やベクトル演算を行うことができる。
【0011】パワーメータ・チップPMCはまた3相の
電流・電圧に対しそれぞれ独立にゲインやオフセット、
非線形性の補正ができるようにもなっている。ADC
は、したがって3相分の電圧・電流をそれぞれデジタル
変換できるように6チャネル用意されている。なお、図
では簡明にするためADCの入力は1相分の電圧・電流
入力だけを示してある。
【0012】GOS1およびGOS2は校正された信号
源であり、GOS1は交流電流発生器、GOS2は交流
電圧発生器である。PMは信号源GOS1,GOS2の
電流・電圧間の位相を測定する位相計である。信号源G
OS1の電流出力はCTの一次側に入力され,GOS2
の電圧出力はADCに入力される。
【0013】PCは外付コンピュータであり、PMCの
出力値の読み取り、メモリPROMへの書込み、バスG
P−IBを介して信号源GOS1,GOS2の制御およ
び位相計PMの測定値の読み取り等を行う機能を有す
る。
【0014】このような構成における動作を次に説明す
る。位相誤差補正の原理は、CTの2次電流実効値の測
定値に対し、推定により求めた位相誤差の近似式で補正
演算を行うものであり、この原理により位相誤差の影響
を低減することができる。位相誤差補正処理の概要を図
2に示す。
【0015】校正された2台の信号源GOS1,GOS
2からの位相が同期した入力電流と入力電圧を電気計器
METERに取り込む。位相の真値としては、入力電流
と入力電圧位相の位相計PM(校正済)による測定値を
使用する。
【0016】無補正の状態で信号源GOS1,GOS2
から出力される電流・電圧間の位相値を測定し、コンビ
ュータPCに取り込む。続いて、コンピュータPCから
の制御により信号源GOS1の出力電流を変化させなが
ら電気計器METERでの測定を繰り返す。
【0017】コンピュータPCでは入力値と測定値から
位相誤差の近似式と補正演算式を推定する。ここで、 (a) 電流トランスCTの2次電流瞬時値の時間刻みts
ample[sec]でのサンプル列をi[A] (b) iのn番目の要素をi(n)[A] (c) 補正後のサンプル値をicomp(n)[A] (d) 位相誤差をΔφ[deg] (e) 入力電流周波数をfin[Hz] (f) 2次電流実効値の測定値をI[Arms] (g) 位相誤差の近似式をE(I) とすると、
【0018】サンプリング位相φsample[de
g]は下記(1) 式で、また内挿法による補正演算式F
(I)は下記(2) 式でそれぞれ表される。 φsample=2π×fin/fsample=2π×fin×tsam ple …… (1) F(I)=icomp(n) =δ×i(n−1)+(1−δ)×i(n) …… (2) ただし、δ=Δφ/φsample=E(I)/φsa
mple
【0019】求めた近似式を含む補正演算式をPMC用
のプログラムに記述し、そのソースプログラムをマシン
語にアセンブルしてPROMに書き込む。以上の動作の
後、電力等の実際の測定においては、無補正の測定値に
対して補正演算を施す。これにより、電気計器METE
Rからは補正された測定値が出力される。なお、図1に
おいて図示されない他の2相の電流・電圧間の位相誤差
も上記と同様にして補正することができる。
【0020】このような構成において、実際のCTの位
相誤差特性を用いたシミュレーション結果を図3に示
す。電流トランスCTの2次電流実効値をパラメータと
する双曲線関数で位相誤差を近似し補正した場合、図示
のように、クラス3.0の位相誤差特性(実線A)のC
Tが、補正後には破線Bに示すようにクラス0.5を満
足するのみならずクラス0.2に近づいている。
【0021】なお、上記補正演算式の決定からPROM
への書込みに到る一連の調整処理は、バスGB−IP等
のインターフェイスを持つ測定器類を使用して自動化が
可能である。自動化により、個別のCTについて各々補
正を実施する場合にも、高速に処理することができる。
【0022】本発明の以上の説明は、説明および例示を
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。し
たがって本発明はその本質から逸脱せずに多くの変更、
変形をなし得ることは明白である。例えば、上記実施例
において電流実効値を電流振幅に代えることもできる。
また、補正演算式は(2) 式以外の形式を採用してもよ
い。更にまた、電圧トランスの位相誤差補正にも上記と
同様の方法を敷衍することができる。
【0023】上記は電流トランスの位相誤差を補正する
ものであるが、次に電流トランスCTの比誤差を補正す
ることのできる電気計器について説明する。電流トラン
スCTは、1次側の入力信号実効値に対し、図8に示す
ような比誤差特性を持つ。図8において、横軸はCTの
2次側電流(フルスケールを100とした百分率目
盛)、縦軸(直読値の百分率目盛)は比誤差であり、点
線はJIS規格で定められたクラス0.2,0.5,
1.0を表す。実線はCTの比誤差の実測値を示すもの
で、クラス3.0を満足している。なお、比誤差とは、 比誤差={(測定値−真値)/真値}×100 (%) で定義されるものである。
【0024】この比誤差は、小電流で急激に増大する傾
向にあり、CTを使用する電気計器の精度を制限する要
因となっている。従来の精密計器では、比誤差に起因す
る精度低下を抑制するために、パーマロイなどの優れた
磁気特性を持つコアを用いた高価なCTを使用してい
る。このため計器のコストが上昇するという問題があっ
た。
【0025】他方、安価なCTを使用し、演算増幅器等
を構成要素とするアナログ非線形回路でCTの比誤差を
補正することは可能ではあるが、個別のCTの特性に合
わせてトリマを調整するなどの作業が必要であり、多大
な工数を要するという欠点があった。
【0026】このような欠点を解消するための電気計器
を図4に示す。図4は図1の構成とほぼ同様である。な
お、図では煩雑さを避けるために1チャネルの電流トラ
ンスCTによる入力のみ示している。比誤差補正の原理
は、電流トランスCTの2次電流実効値の測定値に対
し、推定により求めた比誤差の近似式で補正演算を行う
ものであり、この原理により比誤差の影響を低減するこ
とができる。位相誤差補正処理の概要を図5に示す。
【0027】いま、電流の真値をS[Arms]、測定値を
X[Arms]とすると、比誤差Δ(X)[% of readin
g]は次式で表される。 Δ(X)={(X−S)/S}×100 …… (3) なお上記真値としては、校正された信号源GOS1の出
力電流設定値を用いるか、または校正された電流計DM
MによるGOS1の出力電流測定値に、電流トランスC
Tの公称変流比を乗じた値を用いる。
【0028】CT2次側出力をパワーメータ・チップP
MCに取り込み、無補正で電流実効値を測定し、外部コ
ンピュータPCへ送出する。これを、GOS1からCT
1次側への入力電流を変化させながら繰り返し行う。
【0029】コンピュータでは入力値と測定値から比誤
差の近似式を推定する。近似式は最小二乗近似等により
推定する。補正後の測定結果をY[Arms]、比誤差の
近似式をE(X)とすると、補正演算式F(X)は次式
となる。 Y=F(X)=X×(1−E(X)/100) …… (4)
【0030】その後は図1の実施例と同様に、求めた近
似式を含む補正演算式をPMC用のプログラムに記述
し、そのソースプログラムをマシン語にアセンブルして
PROMに書き込む。以降の測定では、無補正の測定値
に対して補正演算を施す。これにより、電気計器MET
ERからは比誤差の補正された測定値が得られる。な
お、図4において図示されない他の2相の電流トランス
の比誤差も上記と同様にして補正することができる。
【0031】このような構成において、実際のCTの比
誤差特性を用いたシミュレーション結果を図6に示す。
電流トランスCTの2次電流実効値をパラメータとする
双曲線関数で比誤差を近似し補正した場合、図示のよう
に、クラス1.0の限界に近い比誤差特性(実線A)の
CTが補正後には破線Bに示すようにクラス0.5を満
足し、更にはクラス0.2に近づいている。
【0032】なお、本実施例においてもこれに限定され
るものではなく、例えば、電流実効値を電流振幅に代え
ることもでき、また補正演算式は(4) 式以外の形式を採
用することもできる。また電圧トランス(図示せず)の
比誤差補正にも同様の方法を敷衍することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
ような効果がある。電流トランスの位相誤差や比誤差が
小電流で増大することに着目し、デジタル信号処理で電
流実効値の関数により補正することにより電気計器の精
度を向上し、安価なトランスを採用しつつも容易に高精
度を達成し、同時にコスト低減も図ることができ、実用
上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気計器の一実施例を示す構成図
【図2】位相誤差補正の動作フロー
【図3】補正後の位相誤差特性を示す図
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図
【図5】比誤差補正の動作フロー
【図6】補正後の比誤差特性を示す図
【図7】電流トランスの位相誤差特性を示す図
【図8】電流トランスの比誤差特性を示す図である。
【符号の説明】
METER 電気計器 CT 電流トランス PMC 信号処理手段 AD アナログ・デジタル変換器 MAC 積和演算プロセッサ CORDIC ベクタ演算プロセッサ I/F インターフェイス GOS1,GOS2 信号源 PM 位相計 PROM メモリ PC 外付コンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアナログ入力信号を個別にデジタル
    データに変換する複数個のアナログ・デジタル変換器
    と、このアナログ・デジタル変換器の各出力データを受
    け各種の演算を施すことのできる信号処理手段と、前記
    演算に係るプログラムを格納した記憶装置を備えた電気
    計器であって、 前記アナログ・デジタル変換器に入力信号を与える電流
    トランスを備え、 前記信号処理手段は、前記電流トランスの1次電流実効
    値に対して変化する誤差を前記記憶装置のプログラムに
    基づいて補正演算するように構成されたことを特徴とす
    る電気計器。
  2. 【請求項2】無補正時の誤差特性の測定結果から補正演
    算式を推定し、プログラムに編入して前記記憶装置に転
    送することができる調整手段を備え、自動調整ができる
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の電気計
    器。
  3. 【請求項3】前記誤差が、位相誤差または比誤差である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気計
    器。
  4. 【請求項4】前記電流トランスを電圧トランスに代えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項
    3記載の電気計器。
JP30881896A 1996-11-20 1996-11-20 電気計器 Pending JPH10148648A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101915903A (zh) * 2010-09-08 2010-12-15 珠海中慧微电子有限公司 智能电表的功率校表系统及方法
JP2011013032A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Kagoshima Univ 電流測定装置
JP2012078282A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Yokogawa Electric Corp 電力測定装置
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CN104007408A (zh) * 2014-05-29 2014-08-27 国家电网公司 一种pmu动态性能的在线检测方法及装置

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