JPH10149092A - ラスタ地図データ作成方法 - Google Patents

ラスタ地図データ作成方法

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JPH10149092A
JPH10149092A JP8322142A JP32214296A JPH10149092A JP H10149092 A JPH10149092 A JP H10149092A JP 8322142 A JP8322142 A JP 8322142A JP 32214296 A JP32214296 A JP 32214296A JP H10149092 A JPH10149092 A JP H10149092A
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Hirofumi Onishi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00—Geometric image transformations in the plane of the image

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙の地図などを電子イメージファイル化した
電子データ化地形図に、簡単な操作で緯度経度座標を付
与し、ラスタ地図データを作成する。 【解決手段】 スキャナ等の地図電子化手段1により、
紙面の地図3から電子データ化地形図のイメージファイ
ル4を作成し、座標付与手段2に転送する。座標付与手
段2では、既存の地図データ5とイメージファイル4の
電子データ化地形図を同時に表示する。表示された2つ
の地図データ上の対応する目標物を、マウスでクリック
して2点以上指定することにより、既存地図データ5の
持つ緯度経度座標とイメージファイル4の電子データ化
地形図のドット座標が対応付けられる。緯度経度座標と
ドット座標の対応に従って緯度経度座標を付与すること
により、ラスタ地図データ7が作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図表示装置など
に使用するラスタ地図データの作成方法に関し、特に、
交通、観光等の案内に用いる地図表示装置や、タクシ
ー、パトカー、トラック等の監理、指令に用いる地図表
示装置に使用するラスタ地図データの作成において、既
存の地図の目標物を指示することにより電子データ化地
形図の緯度経度座標を求めるラスタ地図データの作成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラスタ地図データは、市販のイメージ住
宅地図表示装置やタクシー用地図表示システムなどにお
いて使用されるイメージ化された地図データである。図
7は、従来のラスタ地図データの作成方法を示したもの
である。イメージスキャナなどの地図電子化手段1を用
いて、紙面の地図3から電子データ化地図のイメージフ
ァイル4を作成した後、電子データ化地図に座標付与作
業が施され、ラスタ地図データ7が作成される。
【0003】座標付与作業とは、図7に示すように、 L[dot]×H[dot] のイメージファイルとして電子化された紙面地図の4隅
の緯度経度の座標 (Lon1,Lat1),(Lon2,Lat1),
(Lon2,Lat2),(Lon1,Lat2) を入力することである。例えば、緯度は北緯35度40
分0秒、経度は東経139度45分0秒というように表
されるデータを入力する。ここでは説明を簡単にするた
めに、いずれも秒単位で表されているものとする。
【0004】したがって、左下隅のドット座標は
(0[dot],0[dot])、左下隅の緯度経度座
標は (Lon1,Lat1)、右下隅のドット座標は
(L[dot],0[dot])、右下隅の緯度経
度座標は (Lon2,Lat1)、左上隅のドット座
標は (0[dot],H[dot])、左上隅の緯
度経度座標は (Lon1,Lat2)、右上隅のドッ
ト座標は (L[dot],H[dot])、右上隅
の緯度経度座標は (Lon2,Lat2)となる。
【0005】単位経度(秒)当たりのドット数は、 L/(Lon2−Lon1)[dot/sec]、 (ただし、Lon2≠Lon1 とする。) 単位緯度(秒)当たりのドット数は、 H/(Lat2−Lat1)[dot/sec] (ただし、Lat2≠Lat1 とする。)となる。
【0006】こうして作成されたラスタ地図データ7
を、任意の緯度経度座標 (LonX,LatY) を中心として表示する時は、下式 X[dot]=(LonX−Lon1)/(Lon2−
Lon1)×L[dot] Y[dot]=(LatY−Lat1)/(Lat2−
Lat1)×H[dot] で与えられるドット座標 (X[dot],Y[dot]) を中心として表示する。
【0007】また、隣接するラスター地図データを連続
的に表示することで、スクロールも実現できる。
【0008】このように、上記の従来の方法でも、紙面
の地図の4隅の緯度経度座標を入力することで、ラスタ
地図データを作成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のラスタ地図データ作成方法では、紙面の地図の4
隅の座標が既知であるか、紙面の地図が標準の座標系に
従って作図され、4隅の座標が容易に算出できるもので
ある必要がある。紙面の地図の4隅の座標が既知でな
く、かつ、容易に算出できない場合には、別の基準とな
る地図を参照して4隅の座標を算出して入力することと
なり、大きな作業工数を要するという問題があった。
【0010】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、任意の紙面の地図に対して簡単に座標付
与を行なうことができ、ラスタ地図データを作成するこ
とができるラスタ地図データ作成方法を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、紙面の地図からイメージファイルを作成
した後、既存の地図データと作成したイメージファイル
を同時に表示し、2点以上の対応する目標物を指定する
ことで、イメージファイルに座標が付与され、ラスタ地
図データが作成できるようにしたものである。
【0012】したがって本発明によれば、同時に表示さ
れた既存地図データとイメージファイル上の、対応する
目標物をマウスでクリックするというような簡単な操作
で、任意の地図からラスタ地図データを作成することが
できる。
【0013】対象となる地図は、4隅の座標が未知の地
図で良く、座標系や作図法が未知の地図でも良いし、航
空写真などの地形図でもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子データ化地形図をイメージファイルに格納する
工程と、イメージファイル上の電子データ化地形図と既
存の地図データを同時に表示する工程と、電子データ化
地形図と既存の地図データの対応する2点以上の目標物
を対応付ける工程と、既存の地図データの目標物の緯度
経度を電子データ化地形図の目標物の座標と対応付けて
電子データ化地形図に緯度経度座標を付与する工程とを
含むものであり、電子データ化地形図に容易に緯度経度
を対応づけることができるものである。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、地図電
子化手段により紙面の地形図を電子データ化地形図とし
てイメージファイルに格納する工程と、イメージファイ
ル上の電子データ化地形図と対応する領域の既存の地図
データを同時に表示する工程と、既存の地図の2つの目
標物を指示して目標物の緯度経度データを記憶する工程
と、電子データ化地形図の対応する2つの目標物を指示
して電子データ化地形図の座標と緯度経度データを対応
付ける工程と、電子データ化地形図の2つの座標と緯度
経度データの対応から単位緯度当たりのドット数と単位
経度当たりのドット数とを求めて、電子データ化地形図
の緯度経度座標を作成する工程とを含むものであり、電
子データ化地形図に2点の緯度経度を対応づけることに
より、任意の緯度経度を指定してドット座標を求めるこ
とができるものである。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、既存の
地図の2つの目標物を指示して目標物の緯度経度データ
を記憶する工程と、電子データ化地形図の対応する2つ
の目標物を指示して電子データ化地形図の座標と緯度経
度データを対応付ける工程と、電子データ化地形図の2
つの座標と緯度経度データの対応から電子データ化地形
図の回転を修正する工程とを含むものであり、2点を指
定することにより電子データ化地形図の回転を修正する
ことができるものである。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、既存の
地図の3つの目標物を指示して目標物の緯度経度データ
を記憶する工程と、電子データ化地形図の対応する3つ
の目標物を指示して電子データ化地形図の座標と緯度経
度データを対応付ける工程と、電子データ化地形図の3
つの座標と緯度経度データの対応から電子データ化地形
図の回転と平行四辺形歪みを修正する工程とを含むもの
であり、平行四辺形歪みのある電子データ化地形図を歪
みのない電子データ化地形図に変換できるものである。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、既存の
地図の4つの目標物を指示して目標物の緯度経度データ
を記憶する工程と、電子データ化地形図の対応する4つ
の目標物を指示して電子データ化地形図の座標と緯度経
度データを対応付ける工程と、電子データ化地形図の4
つの座標と緯度経度データの対応から電子データ化地形
図の回転と台形歪みを修正する工程とを含むものであ
り、台形歪みのある電子データ化地形図を歪みのない電
子データ化地形図に変換できるものである。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、既存の
地図の5つ以上の目標物を指示して目標物の緯度経度デ
ータを記憶する工程と、電子データ化地形図の対応する
5つ以上の目標物を指示して電子データ化地形図の座標
と緯度経度データを対応付ける工程と、電子データ化地
形図の5つ以上の座標と緯度経度データの対応から電子
データ化地形図の回転と歪みを修正する工程とを含むも
のであり、多数の点を指定して緯度経度を与えることに
より、より精密な緯度経度座標付与を行なうものであ
る。
【0020】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、電子データ化地形図と既存の地図の対応する
2点を指定することにより、電子データ化地形図に緯度
経度座標を付与できるものである。
【0021】図1は、本発明の第1の実施形態における
ラスタ地図データの作成方法を示すものである。スキャ
ナ等の地図電子化手段1により、紙面の地図3から電子
データ化地図のイメージファイル4を作成する。座標付
与手段2は、イメージファイル4と既存の地図データ5
を、図2のように同時に表示する。オペレータは、2つ
の地図データ上の対応する2つの目標物を、マウスを使
ってクリックすることにより対応づける。この操作によ
り、既存地図データ5の緯度経度座標とイメージファイ
ル4の電子データ化地図のドット座標が対応付けられ
る。緯度経度座標とドット座標の対応に従って、イメー
ジファイル4の電子データ化地図に緯度経度座標の付与
が行なわれ、ラスタ地図データ7が作成される。
【0022】この時、ラスタ地図データ7の2点、ドッ
ト座標が (Xa[dot],Ya[dot]) である目標物aと、ドット座標が (Xb[dot],Yb[dot]) である目標物bとが、既存の地図データ5の2点、緯度
経度が (lona,lata) である点aと,緯度経度が (lonb,latb) である点bとにそれぞれ対応付けられたとする。
【0023】電子データ化地形図上の経度の1秒当たり
のドット数は mx=(Xb−Xa)/(lonb−lona) (ただし、lonb≠lona)となり、電子データ化
地形図上の緯度の1秒当たりのドット数は my=(Yb−Ya)/(latb−lata) (ただし、latb≠lata)となる。
【0024】電子データ化地形図の左下隅のドット座標
を (0[dot],0[dot]) とする。
【0025】こうして作成されたラスタ地図データを、
任意の緯度経度座標 (lonX,latY) を中心として表示する時は、下式 X[dot]=(lonX−lona)/(lonb−
lona)×(Xb[dot]−Xa[dot])+X
a[dot] Y[dot]=(latY−lata)/(latb−
lata)×(Yb[dot]−Ya[dot])+Y
a[dot] で与えられるドット座標 (X[dot],Y[dot]) を中心として表示する。
【0026】このように、対応する2つの目標物をマウ
スでクリックして指定するような簡単な操作により対応
付けるだけで、任意の紙地図からラスタ地図データを作
成することができる。
【0027】なお、図1では、座標付与手段2と地図表
示手段6が別の端末として描かれているが同一の端末上
で、2つの手段が動作しても構わない。さらに、紙面の
地図が既にイメージファイル等の電子化された形式で入
手できる場合は、地図電子化手段1は不要である。ま
た、図2では2つの地図データが並べて表示されている
が、重畳表示しても良い。
【0028】目標物を指定する方法として、既存の地図
をデジタイザなどによりポイントして緯度経度を取り込
んでもよい。その他に、イメージファイルの目標物を指
示する手段としては、ライトペンやクロスヘアカーソル
などポインティングデバイスとして利用できるものであ
れば何でもよい。画面上の座標をキーボードから入力し
てもよい。
【0029】この実施の形態では、イメージファイル地
図に歪みや回転はないものと仮定している。また、2点
の目標物が同じ緯度または同じ経度であると、単位経度
当たりのドット数mxまたは単位緯度当たりのドット数
myは求まらないので、2点を選択するときは、水平ま
たは垂直の線上にない点を選ぶ必要がある。なお、2点
の緯度または経度が近いと誤差が大きくなるので、2点
はなるべく離れた点であることが望ましい。
【0030】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、電子データ化地形図の回転を修正してラスタ
地図データを作成する方法である。
【0031】図1の地図電子化手段1により、紙面の地
図3をイメージファイル4に変換する場合に、紙面の地
図3を正しく北を上にして電子データ化することはかな
り困難である。また、紙面の地図3のかわりに航空写真
などの地形図を電子データ化する場合は、正しい北の方
向が不明のことがある。このように、図2のイメージフ
ァイル4の電子データ化地形図に歪みはないが、方向が
回転している場合を想定する。
【0032】イメージファイル4の電子データ化地形図
と既存の地図データ5を、図2のように座標付与手段2
に同時に表示する。座標付与手段2に表示された、既存
の地図データ5の2つの目標物a、bと、イメージファ
イル4の電子データ化地形図の対応する2つの目標物
a、bを、マウスによりクリックして指定することによ
り、電子データ化地形図の2点a、bの緯度経度がわか
る。
【0033】緯度1秒当たりの距離は常に一定であり、
経度1秒当たりの距離は緯度がわかれば計算で求めるこ
とができるので、緯度経度の絶対値がわかれば、単位緯
度当たりの距離と単位経度当たりの距離は求めることが
できる。したがって、2点a、bを指定したときの、線
分abを対角線とする長方形の縦横比は決まるから、イ
メージファイル4の電子データ化地形図の長方形の縦横
比が計算で求めた値と一致しないときは、電子データ化
地形図が回転していることがわかる。長方形の縦横比が
一致するように電子データ化地形図を回転させれば、正
しい方向の電子データ化地形図が得られる。その後、第
1の実施の形態と同じ処理をすれば、緯度1秒当たりの
ドット数と経度1秒当たりのドット数を求めることがで
きる。
【0034】したがって、電子データ化地形図に歪みが
なく、回転しているだけの場合は、2つの目標点aとb
を指定することにより電子データ化地形図の回転を修正
することができ、正しい方向の緯度経度座標を付与した
電子データ化地形図を作成することができる。
【0035】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、3点の目標物を指定することにより、2点の
目標物を指定した場合より誤差を少なくすることができ
るものである。
【0036】図3の第3の実施形態に示すように、3つ
の目標物を対応付け、aとcの区間およびcとbの区間
に分けて、第1の実施形態と同様の処理をする。このよ
うに、区間を分けることで、ドットを補間する間隔が短
くなり、座標系の違いによる誤差や、紙の歪み、作図の
誤差、電子化の誤差等の誤差の影響を小さくすることが
できる。この場合も、第1の実施形態と同様に、電子デ
ータ化地形図に回転や大きな歪みはないものと仮定す
る。
【0037】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、電子データ化地形図の平行四辺形歪みや回転
を修正して、緯度経度座標を付与するものである。
【0038】電子データ化地形図に回転や、長方形の地
形が平行四辺形になる平行四辺形歪みがある場合は、図
4に示すように、目標物をa、b、cの3つとすること
により、地図の回転と平行四辺形歪みの修正ができる。
しかし、長方形が台形になるような歪みはないものと仮
定する。
【0039】既存の地図データ5上では直交する3点
a、b、cが、イメージファイル4上では斜交するよう
な歪みがあるとすると、3点a、b、cが直交するよう
に座標変換することにより、歪みを修正することができ
る。
【0040】この座標変換の式を X=Ax+B (ここで、Xは修正後の地図上の点のベクトル、xは修
正前の地図上の点のベクトル、Bは平行移動を示すベク
トル、Aは2×2マトリクスである。) とすると、3点a、b、cを座標変換の式に代入するこ
とにより、6つの方程式が得られる。未知数A、Bの要
素も6つであるから、方程式を解くことができて、変換
式が決まる。
【0041】この場合、長方形が平行四辺形になった歪
みを長方形に直すことと、回転の修正ができるだけであ
る。
【0042】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、台形歪みを修正するものである。
【0043】航空写真を撮影する場合に、カメラが鉛直
方向を向いていれば歪みのない写真が撮れるが、撮影方
向が鉛直方向からずれると、長方形の地形が台形に写る
ように、写真は歪んでしまう。4点を指定した場合、台
形を長方形に修正することができる。図5は、4点を指
定して、台形歪みを修正する様子を示したものである。
図1の地図電子化手段1を用いて、紙面の地図3とし
て航空写真を対象として電子データ化地形図を作成しイ
メージファイル4とする。このイメージファイル4と対
応する領域の既存の地図データ5を座標付与手段2によ
り図2と同じように同時に表示する。
【0044】座標付与手段2に表示された既存の地図デ
ータ5の目標物aを、マウスによりクリックして指定
し、続けてイメージファイル4の対応する目標物aをマ
ウスによりクリックして指定することにより、既存の地
図データ5の目標物aの緯度経度座標とイメージファイ
ル4の目標物aのドット座標を対応付ける。この操作を
目標物b、c、dについても行なう。図5は、既存の地
図データ5の目標物a、b、c、dが長方形を成す場合
について示したものであるが、必ずしも長方形である必
要はない。適当な4点を指定して、イメージファイル4
の緯度経度座標を求めると、長方形になるはずの格子が
台形になるような場合が、台形歪みがある一般的な場合
である。
【0045】イメージファイル4の緯度経度座標が台形
歪みを示していることを検出して、それを修正する座標
変換を施せば、正しい地形図が得られる。例えば、図5
の場合であれば、画面の上に行くに従って横方向を拡大
する処理を行なうと台形が長方形に修正できる。このよ
うにして、同じ比率の長方形になるように修正した後
で、第1の実施形態と同様の処理を行なうことにより、
緯度経度座標をイメージファイルの電子データ化地形図
に付与することができる。
【0046】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、多数の点を指定することにより歪みのある地
形図に精密な座標付与を行なうことができるものであ
る。
【0047】図6は、5つ以上の目標物を指定して、緯
度経度座標を与える様子を示す図である。基本原理は第
5の実施形態と同じである。既存の地図5上では長方形
になる目標物a〜hをマウスでクリックして指定し、対
応する目標物a〜hをイメージファイル4上で同様にマ
ウスでクリックして指定する。目標物a〜hが、イメー
ジ地図では長方形にならないような場合は、その図形a
〜hが長方形になるような座標変換を施してイメージ地
図を修正することにより、既存の地図と同様の地図が作
成できる。
【0048】図6のイメージファイル4の場合、線分a
bcと線分efgが平行になるように位置に応じて拡大
縮小処理をし、さらに線分cdeと線分ghaが平行に
なるように位置に応じて拡大縮小処理をすると、図形は
長方形になる。この長方形の縦横比が既存の地図データ
の長方形の縦横比と同じになるように、縦または横を拡
大または縮小すれば、正しい縦横比の地形図になる。こ
れを、緯線、経線が水平、垂直になるように回転すれ
ば、正しい方位の地形図になる。その後、第1の実施形
態と同様の処理をすれば、緯度経度座標の付与された電
子データ化地形図が得られる。
【0049】目標物を5つ以上とした場合は、地図の投
影法を考慮すると座標変換方法はいくつか考えられる
が、広範囲な航空写真や衛星写真など以外では投影法の
違いを考慮する必要は特にないと考えられる。狭い範囲
の地図では緯度経度をデカルト座標で表現したもので近
似してよいものとすると、5つ以上の目標物の緯度経度
座標から、必要に応じて最小二乗法などを利用して対応
する直線を求めて、既存の地図の長方形がイメージファ
イルでも同じ長方形になるように座標変換を行なえば、
4つの目標物を指定する場合より精密に緯度経度座標を
付与することができる。
【0050】地球の丸みが無視できない広い範囲を撮影
した衛星写真などの場合は、投影法に応じた座標変換を
求める計算をする必要があり、撮影条件などを考慮して
決めなければならないので、1通りの計算方法では座標
変換はできない。それぞれの場合に応じた変換方法を適
用して複雑な計算する必要がある。しかし、緯度経度を
与える方法として、既知の地図から対応点をマウスなど
で指示することにより衛星写真の緯度経度を指定するこ
とに応用できることは明らかである。
【0051】以上の実施形態では、イメージファイル地
図として、紙の地図や航空写真などをイメージスキャナ
などによりイメージファイルとするものを例としたが、
電子カメラで航空写真を撮影したイメージデータなどの
ように、最初から電子化されたイメージファイルとなっ
ている地形図データに緯度経度の座標を付与することに
適用できることは明らかである。
【0052】
【発明の効果】本発明は上記の実施形態から明らかなよ
うに、座標付与手段で同時に表示されるイメージファイ
ルと既存の地図データ上で、2点以上の目標物を対応付
けるのみで、任意の紙面地図から作成されたイメージフ
ァイルの電子データ化地形図に緯度経度座標を付与し、
ラスタ地図データを作成することが可能となる。
【0053】したがって本発明では、対応する目標物を
マウスなどで指定するという簡単な操作で、ラスタ地図
データの作成が可能であるため、だれにでも紙の地図か
ら簡単にラスタ地図データを作成することができる。
【0054】また、地図でなく、航空写真、衛星写真、
スケッチ等のイメージデータでも、同等の効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるラスタ地図デ
ータの作成方法を示す図、
【図2】本発明の第1の実施形態および第2の実施形態
における座標付与手段の操作・表示例を示す図、
【図3】本発明の第3の実施形態における座標付与手段
の操作・表示例を示す図、
【図4】本発明の第4の実施形態における平行四辺形歪
みの修正方法を示す図、
【図5】本発明の第5の実施形態における台形歪みの修
正方法を示す図、
【図6】本発明の第6の実施形態における図形歪みの修
正方法を示す図、
【図7】従来例におけるラスタ地図データの作成方法を
示す図である。
【符号の説明】
1 地図電子化手段 2 座標付与手段 3 紙面の地図 4 イメージファイル 5 既存の地図データ 6 地図表示手段 7 ラスタ地図データ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子データ化地形図をイメージファイル
    に格納する工程と、該イメージファイル上の該電子デー
    タ化地形図と既存の地図データを同時に表示する工程
    と、該電子データ化地形図と該既存の地図データの対応
    する2点以上の目標物を対応付ける工程と、該既存の地
    図データの目標物の緯度経度を該電子データ化地形図の
    目標物の座標と対応付けて該電子データ化地形図に緯度
    経度座標を付与する工程とを含むことを特徴とするラス
    タ地図データ作成方法。
  2. 【請求項2】 地図電子化手段により紙面の地形図を電
    子データ化地形図としてイメージファイルに格納する工
    程と、該イメージファイル上の該電子データ化地形図と
    対応する領域の既存の地図データを同時に表示する工程
    と、該既存の地図の2つの目標物を指示して該目標物の
    緯度経度データを記憶する工程と、該電子データ化地形
    図の対応する2つの目標物を指示して該電子データ化地
    形図の座標と緯度経度データを対応付ける工程と、該電
    子データ化地形図の2つの座標と緯度経度データの対応
    から単位緯度当たりのドット数と単位経度当たりのドッ
    ト数とを求めて、該電子データ化地形図の緯度経度座標
    を作成する工程とを含む請求項1記載のラスタ地図デー
    タ作成方法。
  3. 【請求項3】 既存の地図の2つの目標物を指示して該
    目標物の緯度経度データを記憶する工程と、電子データ
    化地形図の対応する2つの目標物を指示して該電子デー
    タ化地形図の座標と緯度経度データを対応付ける工程
    と、該電子データ化地形図の2つの座標と緯度経度デー
    タの対応から該電子データ化地形図の回転を修正する工
    程とを含む請求項1記載のラスタ地図データ作成方法。
  4. 【請求項4】 既存の地図の3つの目標物を指示して該
    目標物の緯度経度データを記憶する工程と、電子データ
    化地形図の対応する3つの目標物を指示して該電子デー
    タ化地形図の座標と緯度経度データを対応付ける工程
    と、該電子データ化地形図の3つの座標と緯度経度デー
    タの対応から該電子データ化地形図の回転と平行四辺形
    歪みを修正する工程とを含む請求項1記載のラスタ地図
    データ作成方法。
  5. 【請求項5】 既存の地図の4つの目標物を指示して該
    目標物の緯度経度データを記憶する工程と、電子データ
    化地形図の対応する4つの目標物を指示して該電子デー
    タ化地形図の座標と緯度経度データを対応付ける工程
    と、該電子データ化地形図の4つの座標と緯度経度デー
    タの対応から該電子データ化地形図の回転と台形歪みを
    修正する工程とを含む請求項1記載のラスタ地図データ
    作成方法。
  6. 【請求項6】 既存の地図の5つ以上の目標物を指示し
    て該目標物の緯度経度データを記憶する工程と、電子デ
    ータ化地形図の対応する5つ以上の目標物を指示して該
    電子データ化地形図の座標と緯度経度データを対応付け
    る工程と、該電子データ化地形図の5つ以上の座標と緯
    度経度データの対応から該電子データ化地形図の回転と
    歪みを修正する工程とを含む請求項1記載のラスタ地図
    データ作成方法。
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