JPH1014921A - 超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置 - Google Patents
超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置Info
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- JPH1014921A JPH1014921A JP8177797A JP17779796A JPH1014921A JP H1014921 A JPH1014921 A JP H1014921A JP 8177797 A JP8177797 A JP 8177797A JP 17779796 A JP17779796 A JP 17779796A JP H1014921 A JPH1014921 A JP H1014921A
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Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出する方法および装置を実現する。 【解決手段】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング装置であって、検出した
エコー信号に第2高調波成分がなくなるように波形発生
を調整する調整手段27と、検出したエコー信号の波形
を周波数分析して基本波と第2高調波とを比較し、比較
結果を前記調整手段に帰還させる帰還手段24,25,
26と、調整された波形の超音波を造影以後に発生させ
る送信手段22とを備えたことを特徴とする。
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出する方法および装置を実現する。 【解決手段】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング装置であって、検出した
エコー信号に第2高調波成分がなくなるように波形発生
を調整する調整手段27と、検出したエコー信号の波形
を周波数分析して基本波と第2高調波とを比較し、比較
結果を前記調整手段に帰還させる帰還手段24,25,
26と、調整された波形の超音波を造影以後に発生させ
る送信手段22とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波イメージング
方法及び超音波イメージング装置に関し、特に、非線形
的な超音波反射特性を有する伝搬経路や関心部位からの
エコーを検出するに適した超音波イメージング方法及び
超音波イメージング装置に関する。
方法及び超音波イメージング装置に関し、特に、非線形
的な超音波反射特性を有する伝搬経路や関心部位からの
エコーを検出するに適した超音波イメージング方法及び
超音波イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医用超音波撮影装置(超音波イメージン
グ装置)においては、被検体内に超音波を送波し、その
エコー(echo)信号に基づいて被検体の内部構造を画像化
することが行なわれる。
グ装置)においては、被検体内に超音波を送波し、その
エコー(echo)信号に基づいて被検体の内部構造を画像化
することが行なわれる。
【0003】また、ある種の超音波造影剤(発泡剤又は
コントラスト剤)では、その反射特性の非線形性によ
り、送波された超音波の例えば第2高調波成分のエコー
を返すものがある。尚、本願明細書において、このよう
な反射特性を、非線形超音波反射特性と呼ぶことにす
る。
コントラスト剤)では、その反射特性の非線形性によ
り、送波された超音波の例えば第2高調波成分のエコー
を返すものがある。尚、本願明細書において、このよう
な反射特性を、非線形超音波反射特性と呼ぶことにす
る。
【0004】そして、このような性質を有する超音波造
影剤を被検体の関心部位に注入して撮影するときには、
エコー信号の第2高調波成分に基づいて被検体内が画像
化される。
影剤を被検体の関心部位に注入して撮影するときには、
エコー信号の第2高調波成分に基づいて被検体内が画像
化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにエコー信
号の第2高調波成分に基づいた超音波イメージを得る場
合に、以下のような問題が発生する。
号の第2高調波成分に基づいた超音波イメージを得る場
合に、以下のような問題が発生する。
【0006】被検体内に送波される超音波を発生する
超音波振動子は、駆動回路の電力効率を上げるために矩
形波電圧で駆動されることが多いが、その場合、矩形波
電圧に含まれる高調波成分により、被検体内に送波され
る超音波にも高調波成分が含まれることになる。
超音波振動子は、駆動回路の電力効率を上げるために矩
形波電圧で駆動されることが多いが、その場合、矩形波
電圧に含まれる高調波成分により、被検体内に送波され
る超音波にも高調波成分が含まれることになる。
【0007】また、超音波振動子と関心部位との間
(伝搬経路)に位置する媒質の非線形性によっても第2
高調波成分が発生することがある。すなわち、以上の
及びの場合の第2高調波成分と、超音波造影剤が注入
された関心部位で発生する第2高調波成分とが区別でき
なくなる、という不都合がある。
(伝搬経路)に位置する媒質の非線形性によっても第2
高調波成分が発生することがある。すなわち、以上の
及びの場合の第2高調波成分と、超音波造影剤が注入
された関心部位で発生する第2高調波成分とが区別でき
なくなる、という不都合がある。
【0008】このため、非線形性を持たないエコー源か
らのエコー信号にも第2高調波成分が含まれることにな
り、超音波造影剤で造影された関心部位と造影されてい
ない部位とのエコー信号の区別がつかなくなる、という
問題が発生する。
らのエコー信号にも第2高調波成分が含まれることにな
り、超音波造影剤で造影された関心部位と造影されてい
ない部位とのエコー信号の区別がつかなくなる、という
問題が発生する。
【0009】そして、上述したの対策のためには、送
信回路側には基本波成分のみを通過させるローパス(ハ
イカット)フィルタを設ける必要がある。また、受信回
路側には第2高調波成分のみを通過させ、基本波成分を
除去するハイパス(ローカット)フィルタを設ける必要
がある。
信回路側には基本波成分のみを通過させるローパス(ハ
イカット)フィルタを設ける必要がある。また、受信回
路側には第2高調波成分のみを通過させ、基本波成分を
除去するハイパス(ローカット)フィルタを設ける必要
がある。
【0010】ところが、所望の特性を得るために急峻
なカットオフ特性のフィルタとすると、遮断周波数付近
で位相偏移が大きくなったり、減衰量にムラが生じた
り、遮断する周波数領域側でも通過してしまう部分が生
じたりと、いろいろな問題を生じることがある。また、
急峻なカットオフ特性を得るために時間フィルタを使っ
た場合には空間分解能が低下するという問題も発生して
いる。
なカットオフ特性のフィルタとすると、遮断周波数付近
で位相偏移が大きくなったり、減衰量にムラが生じた
り、遮断する周波数領域側でも通過してしまう部分が生
じたりと、いろいろな問題を生じることがある。また、
急峻なカットオフ特性を得るために時間フィルタを使っ
た場合には空間分解能が低下するという問題も発生して
いる。
【0011】このように、の問題を解決しようとして
設けたフィルタの特性によっても、に示すような新た
な問題が生じている。本発明は上記問題を解決するため
になされたもので、その目的は、非線形超音波反射特性
を有する超音波造影剤で造影された関心部位からのエコ
ー信号に含まれる高調波成分を正しく検出する方法およ
び装置を実現することである。
設けたフィルタの特性によっても、に示すような新た
な問題が生じている。本発明は上記問題を解決するため
になされたもので、その目的は、非線形超音波反射特性
を有する超音波造影剤で造影された関心部位からのエコ
ー信号に含まれる高調波成分を正しく検出する方法およ
び装置を実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、課題を解決する
手段である本発明は以下に説明するように構成されたも
のである。
手段である本発明は以下に説明するように構成されたも
のである。
【0013】(1)第1の発明は、超音波振動子を駆動
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング方法
であって、検出したエコー信号に第2高調波成分がなく
なるように波形を調整して超音波を送波することを特徴
とする超音波イメージング方法である。
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング方法
であって、検出したエコー信号に第2高調波成分がなく
なるように波形を調整して超音波を送波することを特徴
とする超音波イメージング方法である。
【0014】この第1の発明の超音波イメージング方法
では、まず、超音波振動子を駆動して被検体内に超音波
を送波し、エコー信号の第2高調波成分がなくなるよう
に調整した超音波の送波波形を求める。
では、まず、超音波振動子を駆動して被検体内に超音波
を送波し、エコー信号の第2高調波成分がなくなるよう
に調整した超音波の送波波形を求める。
【0015】すなわち、造影剤が注入されていない状況
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、媒質によって超音波の歪み成分が
発生していないのと等価な状態であることを意味する。
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、媒質によって超音波の歪み成分が
発生していないのと等価な状態であることを意味する。
【0016】そして、超音波造影剤を注入した後に、こ
のように調整した波形の超音波を送波することで、媒質
で生じる第2高調波の影響がなくなり、関心部位からの
第2高調波成分のみを検出することができる。従って、
非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造影され
た関心部位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正
しく検出することが可能になる。
のように調整した波形の超音波を送波することで、媒質
で生じる第2高調波の影響がなくなり、関心部位からの
第2高調波成分のみを検出することができる。従って、
非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造影され
た関心部位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正
しく検出することが可能になる。
【0017】(2)第2の発明は、超音波振動子を駆動
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング装置
であって、検出したエコー信号に第2高調波成分がなく
なるように波形発生を調整する調整手段と、検出したエ
コー信号の波形を周波数分析して基本波と第2高調波と
を比較し、比較結果を前記調整手段に帰還させる帰還手
段と、調整された波形の超音波を造影以後に発生させる
送信手段とを備えたことを特徴とする超音波イメージン
グ装置である。
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング装置
であって、検出したエコー信号に第2高調波成分がなく
なるように波形発生を調整する調整手段と、検出したエ
コー信号の波形を周波数分析して基本波と第2高調波と
を比較し、比較結果を前記調整手段に帰還させる帰還手
段と、調整された波形の超音波を造影以後に発生させる
送信手段とを備えたことを特徴とする超音波イメージン
グ装置である。
【0018】この第2の発明の超音波イメージング装置
では、まず、超音波振動子を駆動して被検体内の関心部
位に超音波を送波し、帰還手段及び調整手段を用いてエ
コー信号の第2高調波成分がなくなるように調整した超
音波の送波波形を求める。
では、まず、超音波振動子を駆動して被検体内の関心部
位に超音波を送波し、帰還手段及び調整手段を用いてエ
コー信号の第2高調波成分がなくなるように調整した超
音波の送波波形を求める。
【0019】すなわち、造影剤が注入されていない状況
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、媒質によって超音波の歪み成分が
発生していないのと等価な状態であることを意味する。
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、媒質によって超音波の歪み成分が
発生していないのと等価な状態であることを意味する。
【0020】そして、超音波造影剤を注入した後に、こ
のように調整した波形の超音波を送信手段から送波する
ことで、媒質で生じる第2高調波の影響がなくなり、関
心部位からの第2高調波成分のみを検出することができ
る。従って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影
剤で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高
調波成分を正しく検出することが可能になる。
のように調整した波形の超音波を送信手段から送波する
ことで、媒質で生じる第2高調波の影響がなくなり、関
心部位からの第2高調波成分のみを検出することができ
る。従って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影
剤で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高
調波成分を正しく検出することが可能になる。
【0021】(3)第3の発明は、超音波振動子を駆動
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング方法
であって、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分
を減衰させた状態でエコー信号の基本波成分を検出し、
このエコー信号の基本波成分により第1の画像信号を生
成し、フィルタによりエコー信号の基本波成分を減衰さ
せた状態でエコー信号の第2高調波成分を検出し、この
エコー信号の第2高調波成分により第2の画像信号を生
成し、第2の画像信号から第1の画像信号の成分を所定
の比率で減算し、エコー信号に含まれる基本波成分を除
去することを特徴とする超音波イメージング方法であ
る。
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング方法
であって、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分
を減衰させた状態でエコー信号の基本波成分を検出し、
このエコー信号の基本波成分により第1の画像信号を生
成し、フィルタによりエコー信号の基本波成分を減衰さ
せた状態でエコー信号の第2高調波成分を検出し、この
エコー信号の第2高調波成分により第2の画像信号を生
成し、第2の画像信号から第1の画像信号の成分を所定
の比率で減算し、エコー信号に含まれる基本波成分を除
去することを特徴とする超音波イメージング方法であ
る。
【0022】この第3の発明の超音波イメージング方法
では、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減
衰させた状態で検出したエコー信号の基本波成分から第
1の画像信号を生成し、フィルタによりエコー信号の基
本波成分を減衰させた状態で検出したエコー信号の第2
高調波成分から第2の画像信号を生成し、第2の画像信
号から第1の画像信号の成分を所定の比率で減算するこ
とで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去する。
では、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減
衰させた状態で検出したエコー信号の基本波成分から第
1の画像信号を生成し、フィルタによりエコー信号の基
本波成分を減衰させた状態で検出したエコー信号の第2
高調波成分から第2の画像信号を生成し、第2の画像信
号から第1の画像信号の成分を所定の比率で減算するこ
とで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去する。
【0023】従って、エコー信号に対して急峻なカット
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響
(位相偏移や空間分解能の低下)がなくなり、非線形超
音波反射特性を有する超音波造影剤で造影された関心部
位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正しく検出
することが可能になる。
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響
(位相偏移や空間分解能の低下)がなくなり、非線形超
音波反射特性を有する超音波造影剤で造影された関心部
位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正しく検出
することが可能になる。
【0024】尚、減算する際の所定の比率とは、エコー
信号に含まれる基本波成分がなくなるような比率のこと
であり、一例を挙げれば、造影前に第1の画像信号と第
2の画像信号との相互相関が最小になる比率のことをで
ある。すなわち、造影前に第1の画像信号と第2の画像
信号との相互相関が最小になるような係数を求めてお
き、造影後にこの係数を乗じた状態で第2の画像信号か
ら第1の画像信号の成分を減算することで、エコー信号
に含まれる基本波成分を除去できる。
信号に含まれる基本波成分がなくなるような比率のこと
であり、一例を挙げれば、造影前に第1の画像信号と第
2の画像信号との相互相関が最小になる比率のことをで
ある。すなわち、造影前に第1の画像信号と第2の画像
信号との相互相関が最小になるような係数を求めてお
き、造影後にこの係数を乗じた状態で第2の画像信号か
ら第1の画像信号の成分を減算することで、エコー信号
に含まれる基本波成分を除去できる。
【0025】(4)第4の発明は、超音波振動子を駆動
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング装置
であって、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分
を減衰させた状態でエコー信号の基本波成分を検出し、
このエコー信号の基本波成分により第1の画像信号を生
成する基本波画像信号生成手段と、フィルタによりエコ
ー信号の基本波成分を減衰させた状態でエコー信号の第
2高調波成分を検出し、このエコー信号の第2高調波成
分により第2の画像信号を生成する第2高調波画像信号
生成手段と、所定の比率に従って第2の画像信号から第
1の画像信号の成分を減算し、エコー信号に含まれる基
本波成分を除去する減算手段と、を備えたことを特徴と
する超音波イメージング装置である。
して被検体内に超音波を送波し、被検体からのエコー信
号の第2高調波成分を検出する超音波イメージング装置
であって、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分
を減衰させた状態でエコー信号の基本波成分を検出し、
このエコー信号の基本波成分により第1の画像信号を生
成する基本波画像信号生成手段と、フィルタによりエコ
ー信号の基本波成分を減衰させた状態でエコー信号の第
2高調波成分を検出し、このエコー信号の第2高調波成
分により第2の画像信号を生成する第2高調波画像信号
生成手段と、所定の比率に従って第2の画像信号から第
1の画像信号の成分を減算し、エコー信号に含まれる基
本波成分を除去する減算手段と、を備えたことを特徴と
する超音波イメージング装置である。
【0026】この第4の発明の超音波イメージング装置
では、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減
衰させた状態で検出したエコー信号の基本波成分から第
1の画像信号を生成し、フィルタによりエコー信号の基
本波成分を減衰させた状態で検出したエコー信号の第2
高調波成分から第2の画像信号を生成し、第2の画像信
号から第1の画像信号の成分を所定の比率で減算するこ
とで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去する。
では、フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減
衰させた状態で検出したエコー信号の基本波成分から第
1の画像信号を生成し、フィルタによりエコー信号の基
本波成分を減衰させた状態で検出したエコー信号の第2
高調波成分から第2の画像信号を生成し、第2の画像信
号から第1の画像信号の成分を所定の比率で減算するこ
とで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去する。
【0027】従って、エコー信号に対して急峻なカット
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響
(位相偏移や空間分解能の低下など)がなくなり、非線
形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造影された関
心部位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正しく
検出することが可能になる。
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響
(位相偏移や空間分解能の低下など)がなくなり、非線
形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造影された関
心部位からのエコー信号に含まれる高調波成分を正しく
検出することが可能になる。
【0028】尚、減算する際の所定の比率とは、エコー
信号に含まれる基本波成分がなくなるような比率のこと
であり、一例を挙げれば、造影前における第1の画像信
号と第2の画像信号との相互相関が最小になる比率のこ
とをである。
信号に含まれる基本波成分がなくなるような比率のこと
であり、一例を挙げれば、造影前における第1の画像信
号と第2の画像信号との相互相関が最小になる比率のこ
とをである。
【0029】従って、減算手段において、このような所
定の比率を求めて減算を行うことが好ましい。すなわ
ち、造影前に第1の画像信号と第2の画像信号との相互
相関が最小になるような係数を求めておき、造影後にこ
の係数を乗じた状態で第2の画像信号から第1の画像信
号の成分を減算することで、エコー信号に含まれる基本
波成分を除去できる。
定の比率を求めて減算を行うことが好ましい。すなわ
ち、造影前に第1の画像信号と第2の画像信号との相互
相関が最小になるような係数を求めておき、造影後にこ
の係数を乗じた状態で第2の画像信号から第1の画像信
号の成分を減算することで、エコー信号に含まれる基本
波成分を除去できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の
一実施の形態例としての超音波イメージング方法の処理
手順を示すフローチャートであり、図2は本発明の一実
施の形態例としての超音波イメージング装置の主要部の
概略構成を示す構成図である。また、図3は前記図2に
示した超音波イメージング装置の全体構成となる超音波
撮影装置を示す構成図である。
施の形態例を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の
一実施の形態例としての超音波イメージング方法の処理
手順を示すフローチャートであり、図2は本発明の一実
施の形態例としての超音波イメージング装置の主要部の
概略構成を示す構成図である。また、図3は前記図2に
示した超音波イメージング装置の全体構成となる超音波
撮影装置を示す構成図である。
【0031】先ず、この実施の形態例の超音波イメージ
ング装置を用いた超音波撮影装置の全体構成について説
明する。尚、以下に示す超音波撮影装置は医用のものに
限られない。
ング装置を用いた超音波撮影装置の全体構成について説
明する。尚、以下に示す超音波撮影装置は医用のものに
限られない。
【0032】図3において、1は超音波探触子としての
プローブ(probe) 、11はプローブ11と超音波撮影装
置本体部とを電気的に接続するケーブル(cable) 、2は
ケーブル11と超音波撮影装置本体部とを機械的に接続
するケーブルコネクタ(cableconnecter) である。
プローブ(probe) 、11はプローブ11と超音波撮影装
置本体部とを電気的に接続するケーブル(cable) 、2は
ケーブル11と超音波撮影装置本体部とを機械的に接続
するケーブルコネクタ(cableconnecter) である。
【0033】20は送受信回路、30は対数増幅部、4
0は包絡線検波部、50はディジタル・スキャンコンバ
ータ(digital scan converter :DSC) 、60は表示
部、70は制御部、80は操作部である。
0は包絡線検波部、50はディジタル・スキャンコンバ
ータ(digital scan converter :DSC) 、60は表示
部、70は制御部、80は操作部である。
【0034】プローブ1はケーブルコネクタ2によって
送受信回路20に接続される。プローブ1は図示しない
被検体に当接され、送受信回路20から与えられる送波
信号に従って超音波を被検体内に送波し、被検体内から
返ってくるエコー信号を受波信号として検出するもので
ある。
送受信回路20に接続される。プローブ1は図示しない
被検体に当接され、送受信回路20から与えられる送波
信号に従って超音波を被検体内に送波し、被検体内から
返ってくるエコー信号を受波信号として検出するもので
ある。
【0035】送受信回路20は、制御部70による制御
の下にプローブ1に送波信号を与えると共に、検出され
たエコー信号を受信および増幅するものである。なお、
送波信号の出力および超音波検出信号の受信に当たって
は、各送波信号についての位相差付けおよび各受信信号
の整相加算が行なわれ、超音波送受信の指向性を決める
ためのビームフォーミング(beam forming)および超音波
ビーム走査のためのビームステアリング(beam steerin
g) が行なわれる。
の下にプローブ1に送波信号を与えると共に、検出され
たエコー信号を受信および増幅するものである。なお、
送波信号の出力および超音波検出信号の受信に当たって
は、各送波信号についての位相差付けおよび各受信信号
の整相加算が行なわれ、超音波送受信の指向性を決める
ためのビームフォーミング(beam forming)および超音波
ビーム走査のためのビームステアリング(beam steerin
g) が行なわれる。
【0036】対数増幅部30は、送受信回路20の出力
信号を対数増幅するものである。包絡線検波部40は、
対数増幅部30の出力信号を包絡線検波してBモードの
画像信号を得るものである。
信号を対数増幅するものである。包絡線検波部40は、
対数増幅部30の出力信号を包絡線検波してBモードの
画像信号を得るものである。
【0037】ディジタル・スキャンコンバータ50は、
制御部70による制御の下、包絡線検波部40から出力
される画像信号をディジタル信号に変換して画像メモリ
(不図示)に記憶するとともに、記憶した画像データを
表示部60の表示動作に合わせて出力するものである。
表示部60は、制御部70による制御の下、ディジタル
・スキャンコンバータ50から与えられる画像データを
画像として表示するものである。
制御部70による制御の下、包絡線検波部40から出力
される画像信号をディジタル信号に変換して画像メモリ
(不図示)に記憶するとともに、記憶した画像データを
表示部60の表示動作に合わせて出力するものである。
表示部60は、制御部70による制御の下、ディジタル
・スキャンコンバータ50から与えられる画像データを
画像として表示するものである。
【0038】制御部70は、送受信回路20、ディジタ
ル・スキャンコンバータ50および表示部60に制御信
号を与えてそれらの動作を制御するものである。操作部
80は、操作者によって操作され、制御部70に指令や
データを与えるものである。
ル・スキャンコンバータ50および表示部60に制御信
号を与えてそれらの動作を制御するものである。操作部
80は、操作者によって操作され、制御部70に指令や
データを与えるものである。
【0039】<超音波イメージング装置の構成(1)>
そして、図2において、送受信回路20について、送信
回路21の詳細と受信回路28とを示すものである。こ
の図2において、22は送信する超音波の波形を発生す
る波形発生器、23は波形発生器で発生した波形を送波
用に増幅する送波アンプである。
そして、図2において、送受信回路20について、送信
回路21の詳細と受信回路28とを示すものである。こ
の図2において、22は送信する超音波の波形を発生す
る波形発生器、23は波形発生器で発生した波形を送波
用に増幅する送波アンプである。
【0040】また、24はプローブ1で受けた受波超音
波信号を増幅するプリアンプとしての受波アンプ、25
は受波アンプ24の出力信号をA/D変換してディジタ
ルデータ(ディジタル受波データ)にするA/D変換
器、26はディジタル受波データの周波数分析を行って
歪み成分を除去する処理を行うディジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)、27はDSP26からの処理結果を
受けて波形発生の際の逆イコライザを形成する逆フィル
タ作成部である。
波信号を増幅するプリアンプとしての受波アンプ、25
は受波アンプ24の出力信号をA/D変換してディジタ
ルデータ(ディジタル受波データ)にするA/D変換
器、26はディジタル受波データの周波数分析を行って
歪み成分を除去する処理を行うディジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)、27はDSP26からの処理結果を
受けて波形発生の際の逆イコライザを形成する逆フィル
タ作成部である。
【0041】尚、ここで逆イコライザ,逆フィルタと呼
んでいるものは、通常の超音波イメージングにおけるイ
コライザ,フィルタとは逆の工程により制御を行ってい
ることによる。
んでいるものは、通常の超音波イメージングにおけるイ
コライザ,フィルタとは逆の工程により制御を行ってい
ることによる。
【0042】尚、ここで、送信回路20が送信手段を構
成している。また、受波アンプ24,A/D変換器25
及びDSP26が、波形発生器22に対して帰還を行う
帰還手段を構成している。また、波形発生器22及び逆
フィルタ作成部27が、波形の調整を行う調整手段を構
成している。
成している。また、受波アンプ24,A/D変換器25
及びDSP26が、波形発生器22に対して帰還を行う
帰還手段を構成している。また、波形発生器22及び逆
フィルタ作成部27が、波形の調整を行う調整手段を構
成している。
【0043】<超音波イメージング装置の動作(1)>
ここで、図1のフローチャートを参照して超音波イメー
ジング装置の動作説明を行う。
ここで、図1のフローチャートを参照して超音波イメー
ジング装置の動作説明を行う。
【0044】まず、超音波造影剤(コントラスト剤)を
関心部位に注入しない状態で、以下のようなキャリブレ
ーション処理(超音波の送受波、及び送波波形の決定)
を行う。
関心部位に注入しない状態で、以下のようなキャリブレ
ーション処理(超音波の送受波、及び送波波形の決定)
を行う。
【0045】すなわち、制御部70による制御のもと、
プローブ1と送受信回路20により、被検体に対して超
音波(周波数f0 )を送波し、エコー信号を受波する
(図1S1)。
プローブ1と送受信回路20により、被検体に対して超
音波(周波数f0 )を送波し、エコー信号を受波する
(図1S1)。
【0046】この段階でプローブ1で得られるエコー信
号は、受波アンプ24で増幅されてA/D変換器25で
ディジタルデータに変換された後、DSP26において
処理される。
号は、受波アンプ24で増幅されてA/D変換器25で
ディジタルデータに変換された後、DSP26において
処理される。
【0047】すなわち、DSP26は、FFTやソフト
ウェアによる乗算などによってエコー信号を周波数分析
し、エコー信号に含まれる基本波成分と第2高調波成分
とのレベルを比較し、レベル比較結果を逆フィルタ作成
部27に出力する。
ウェアによる乗算などによってエコー信号を周波数分析
し、エコー信号に含まれる基本波成分と第2高調波成分
とのレベルを比較し、レベル比較結果を逆フィルタ作成
部27に出力する。
【0048】そして、逆フィルタ作成部27では、レベ
ル比較結果を参照することで、エコー信号に含まれる第
2高調波成分のレベルが小さくなるような波形発生用の
制御信号を生成して波形発生器22に出力する。
ル比較結果を参照することで、エコー信号に含まれる第
2高調波成分のレベルが小さくなるような波形発生用の
制御信号を生成して波形発生器22に出力する。
【0049】この波形発生用の制御信号を受けた波形発
生器22は、逆位相の第2高調波成分を含むことで、第
2高調波成分が打ち消されて小さくなるような超音波波
形を発生する(図1S2)。
生器22は、逆位相の第2高調波成分を含むことで、第
2高調波成分が打ち消されて小さくなるような超音波波
形を発生する(図1S2)。
【0050】以上のようなフィードバックループを繰り
返すことで(図1S1,S2,S3)、超音波造影剤が
注入されていない状況のもとで、プローブ1から関心部
位の間に存在する媒質の歪みにより発生する第2高調波
成分が打ち消されて検出されなくなるような波形を波形
発生部22を発生できるようになる。
返すことで(図1S1,S2,S3)、超音波造影剤が
注入されていない状況のもとで、プローブ1から関心部
位の間に存在する媒質の歪みにより発生する第2高調波
成分が打ち消されて検出されなくなるような波形を波形
発生部22を発生できるようになる。
【0051】すなわち、造影剤が注入されていない状況
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、プローブ1から関心部位の間に存
在する媒質によって超音波の歪み成分が発生していない
のと等価な状態であることを意味する。
において超音波の送受波で第2高調波成分が検出されな
い状態とは、媒質により発生する第2高調波成分(歪み
成分)に対して逆位相の第2高調波成分(逆歪み成分)
を含んだ波形の超音波を送信することで、歪み成分が相
殺された結果として、プローブ1から関心部位の間に存
在する媒質によって超音波の歪み成分が発生していない
のと等価な状態であることを意味する。
【0052】尚、以上の第2高調波成分のレベルを参照
して送波波形を決定する場合において、受波信号のFF
T結果を受けて、2f0 成分のみが逆位相になるような
スペクトラムを作成し、このスペクトラムを逆FFTす
ることによって送波波形を決定することも可能である。
して送波波形を決定する場合において、受波信号のFF
T結果を受けて、2f0 成分のみが逆位相になるような
スペクトラムを作成し、このスペクトラムを逆FFTす
ることによって送波波形を決定することも可能である。
【0053】また、DSP26によってディジタル信号
処理した部分をアナログ回路に置き換えて、アナログ信
号処理で同等な処理を行っても構わない。以上のような
フィードバック制御によって第2高調波成分が充分小さ
くなったことをDSP26が検出した時点で、制御部7
0の指示により逆フィルタ作成部27若しくは波形発生
器22は第2高調波成分を発生させない送波用波形の制
御データ若しくは波形データとして保存し、キャリブレ
ーション処理を完了する。
処理した部分をアナログ回路に置き換えて、アナログ信
号処理で同等な処理を行っても構わない。以上のような
フィードバック制御によって第2高調波成分が充分小さ
くなったことをDSP26が検出した時点で、制御部7
0の指示により逆フィルタ作成部27若しくは波形発生
器22は第2高調波成分を発生させない送波用波形の制
御データ若しくは波形データとして保存し、キャリブレ
ーション処理を完了する。
【0054】この時点で、制御部70は表示部60を介
して操作者に対してキャリブレーション処理が完了した
ことを通知する。この通知を受けた操作者は、被検体の
関心部位を造影するために造影剤(コントラスト剤)を
注入する(図1S4)。
して操作者に対してキャリブレーション処理が完了した
ことを通知する。この通知を受けた操作者は、被検体の
関心部位を造影するために造影剤(コントラスト剤)を
注入する(図1S4)。
【0055】そして、造影剤を注入したのち、超音波の
送受波を行って超音波撮影を実行する(図1S5)。こ
れまでのキャリブレーション処理により、媒質(歪みの
ある伝搬経路)によっては第2高調波成分は発生しない
のと等価な状態(発生する歪みの逆相成分を送波するこ
とにより、エコー信号には歪みが検出されない状態)に
されているので、造影剤を注入された関心部位によって
生じる第2高調波成分のみを確実に検出することができ
るようになる。尚、この際、造影剤注入前後でプローブ
1を動かしてはならないことは言うまでもない。
送受波を行って超音波撮影を実行する(図1S5)。こ
れまでのキャリブレーション処理により、媒質(歪みの
ある伝搬経路)によっては第2高調波成分は発生しない
のと等価な状態(発生する歪みの逆相成分を送波するこ
とにより、エコー信号には歪みが検出されない状態)に
されているので、造影剤を注入された関心部位によって
生じる第2高調波成分のみを確実に検出することができ
るようになる。尚、この際、造影剤注入前後でプローブ
1を動かしてはならないことは言うまでもない。
【0056】<超音波イメージング装置の構成(2)>
次に、第2の実施の形態例としての超音波イメージング
装置の構成について図5を参照して説明する。尚、この
図5において、既に説明した図3と同一物には同一番号
を付してある。
次に、第2の実施の形態例としての超音波イメージング
装置の構成について図5を参照して説明する。尚、この
図5において、既に説明した図3と同一物には同一番号
を付してある。
【0057】1は超音波探触子としてのプローブ(prob
e) 、20は送受信回路、22は送波する超音波波形を
発生する波形発生器、23は波形発生器で発生した波形
を送波用に増幅する送波アンプである。
e) 、20は送受信回路、22は送波する超音波波形を
発生する波形発生器、23は波形発生器で発生した波形
を送波用に増幅する送波アンプである。
【0058】また、24はプローブ1で受けた受波超音
波信号を増幅するプリアンプとしての受波アンプ、29
aは送波信号と同一の周波数(f0 )を中心に通過させ
るバンドパス特性を有するフィルタ、29bは送波信号
と第2高調波の周波数(2f0 )を中心に通過させるバ
ンドパス特性を有するフィルタである。
波信号を増幅するプリアンプとしての受波アンプ、29
aは送波信号と同一の周波数(f0 )を中心に通過させ
るバンドパス特性を有するフィルタ、29bは送波信号
と第2高調波の周波数(2f0 )を中心に通過させるバ
ンドパス特性を有するフィルタである。
【0059】31は周波数f0 の受波信号についての対
数増幅部、32は周波数2f0 の受波信号についての対
数増幅部、41は周波数f0 の受波信号についての包絡
線検波部、42は周波数2f0 の受波信号についての包
絡線検波部である。
数増幅部、32は周波数2f0 の受波信号についての対
数増幅部、41は周波数f0 の受波信号についての包絡
線検波部、42は周波数2f0 の受波信号についての包
絡線検波部である。
【0060】43は包絡線検波によって得られた2種類
のBモードの画像信号について適応消去を行う適応消去
部、50はディジタル・スキャンコンバータ(digital s
canconverter:DSC) 、60は表示部である。尚、制
御部70と操作部80とは省略してある。
のBモードの画像信号について適応消去を行う適応消去
部、50はディジタル・スキャンコンバータ(digital s
canconverter:DSC) 、60は表示部である。尚、制
御部70と操作部80とは省略してある。
【0061】ここで、プローブ1は図示しない被検体に
当接され、送受信回路20から与えられる送波信号に従
って超音波を被検体内に送波し、被検体内から返ってく
るエコー信号を受波信号として検出するものである。
当接され、送受信回路20から与えられる送波信号に従
って超音波を被検体内に送波し、被検体内から返ってく
るエコー信号を受波信号として検出するものである。
【0062】送受信回路20は、制御部70による制御
の下にプローブ1に送波信号を与えると共に、検出され
たエコー信号を受信および増幅するものである。なお、
送波信号の出力および超音波検出信号の受信に当たって
は、各送波信号についての位相差付けおよび各受信信号
の整相加算が行なわれ、超音波送受信の指向性を決める
ためのビームフォーミング(beam forming)および超音波
ビーム走査のためのビームステアリング(beam steerin
g) が行なわれる。
の下にプローブ1に送波信号を与えると共に、検出され
たエコー信号を受信および増幅するものである。なお、
送波信号の出力および超音波検出信号の受信に当たって
は、各送波信号についての位相差付けおよび各受信信号
の整相加算が行なわれ、超音波送受信の指向性を決める
ためのビームフォーミング(beam forming)および超音波
ビーム走査のためのビームステアリング(beam steerin
g) が行なわれる。
【0063】この送受信回路20について、波形発生器
22からの波形に従った超音波信号を送波アンプ23で
増幅してプローブ1に印加する。また、受波アンプ24
で増幅された受波信号は、フィルタ29aで送波信号と
同一の周波数(f0 )成分が抽出され、フィルタ29b
で送波信号と第2高調波(2f0 )成分が抽出される。
22からの波形に従った超音波信号を送波アンプ23で
増幅してプローブ1に印加する。また、受波アンプ24
で増幅された受波信号は、フィルタ29aで送波信号と
同一の周波数(f0 )成分が抽出され、フィルタ29b
で送波信号と第2高調波(2f0 )成分が抽出される。
【0064】対数増幅部31及び32は、送受信回路2
0の出力信号(中心周波数f0 ,2f0 )をそれぞれ対
数増幅するものである。包絡線検波部41及び42は、
対数増幅部31及び32の出力信号をそれぞれ包絡線検
波してBモードの画像信号を得るものである。
0の出力信号(中心周波数f0 ,2f0 )をそれぞれ対
数増幅するものである。包絡線検波部41及び42は、
対数増幅部31及び32の出力信号をそれぞれ包絡線検
波してBモードの画像信号を得るものである。
【0065】適応消去部43は、包絡線検波部41から
のBモードの画像信号と包絡線検波部42からのBモー
ドの画像信号とについて適応消去を行うことで、相互に
重複している受波信号成分を除去していずれか一方の成
分のみによるBモードの画像信号を生成するものであ
る。
のBモードの画像信号と包絡線検波部42からのBモー
ドの画像信号とについて適応消去を行うことで、相互に
重複している受波信号成分を除去していずれか一方の成
分のみによるBモードの画像信号を生成するものであ
る。
【0066】尚、適応消去の一例を挙げれば、2つの信
号成分の相互相関が最小になる比率を求めておき、造影
後にこの係数を乗じた状態で2つの信号成分を減算する
ことで、いずれか一方の成分のみを抽出することであ
る。
号成分の相互相関が最小になる比率を求めておき、造影
後にこの係数を乗じた状態で2つの信号成分を減算する
ことで、いずれか一方の成分のみを抽出することであ
る。
【0067】ディジタル・スキャンコンバータ50は、
制御部70による制御の下、適応消去部43から出力さ
れる画像信号をディジタル信号に変換して画像メモリ
(不図示)に記憶するとともに、記憶した画像データを
表示部60の表示動作に合わせて出力するものである。
制御部70による制御の下、適応消去部43から出力さ
れる画像信号をディジタル信号に変換して画像メモリ
(不図示)に記憶するとともに、記憶した画像データを
表示部60の表示動作に合わせて出力するものである。
【0068】表示部60は、制御部70による制御の
下、ディジタル・スキャンコンバータ50から与えられ
る画像データを画像として表示するものである。尚、こ
の実施の形態例では、適応消去部43が減算手段を構成
している。
下、ディジタル・スキャンコンバータ50から与えられ
る画像データを画像として表示するものである。尚、こ
の実施の形態例では、適応消去部43が減算手段を構成
している。
【0069】<超音波イメージング装置の動作(2)>
ここで、図4のフローチャートを参照して超音波イメー
ジング装置の動作説明を行う。
ここで、図4のフローチャートを参照して超音波イメー
ジング装置の動作説明を行う。
【0070】まず、超音波造影剤(コントラスト剤)を
関心部位に注入しない状態で、以下のようなキャリブレ
ーション処理(超音波の送受波、及び、減算に用いる係
数の決定)を行う。
関心部位に注入しない状態で、以下のようなキャリブレ
ーション処理(超音波の送受波、及び、減算に用いる係
数の決定)を行う。
【0071】すなわち、制御部70による制御のもと、
プローブ1と送受信回路20により、被検体に対して超
音波(周波数f0 )を送波し、エコー信号を受波する
(図4S1)。
プローブ1と送受信回路20により、被検体に対して超
音波(周波数f0 )を送波し、エコー信号を受波する
(図4S1)。
【0072】この段階でプローブ1で得られるエコー信
号は、受波アンプ24で増幅されてた後、フィルタ29
aで中心周波数f0 の成分が抽出され、同じくフィルタ
29bで中心周波数2f0 の成分が抽出される。
号は、受波アンプ24で増幅されてた後、フィルタ29
aで中心周波数f0 の成分が抽出され、同じくフィルタ
29bで中心周波数2f0 の成分が抽出される。
【0073】そして、それぞれの周波数成分の受波信号
について、それぞれ対数増幅部31,32、包絡線検波
部41,42によりBモードの画像信号を生成する(図
4S2)。
について、それぞれ対数増幅部31,32、包絡線検波
部41,42によりBモードの画像信号を生成する(図
4S2)。
【0074】ここで、適応消去部43は、適応消去の前
処理段階として、例えば、いずれか一方若しくは両方の
画像信号に係数を乗じた場合に、2つの信号の相互相関
が最小となるような係数を求めておく(図4S3,S
4)。
処理段階として、例えば、いずれか一方若しくは両方の
画像信号に係数を乗じた場合に、2つの信号の相互相関
が最小となるような係数を求めておく(図4S3,S
4)。
【0075】この時点で、制御部70は表示部60を介
して操作者に対してキャリブレーション処理が完了した
ことを通知する。この通知を受けた操作者は、被検体の
関心部位を造影するために造影剤(コントラスト剤)を
注入する(図4S5)。
して操作者に対してキャリブレーション処理が完了した
ことを通知する。この通知を受けた操作者は、被検体の
関心部位を造影するために造影剤(コントラスト剤)を
注入する(図4S5)。
【0076】そして、造影剤を注入したのち、超音波の
送受波を行って超音波撮影を実行する(図4S6)。プ
ローブ1で受波されたエコー信号は、受波アンプ24で
増幅されてた後、フィルタ29aで中心周波数f0 の成
分が抽出され、同じくフィルタ29bで中心周波数2f
0 の成分が抽出される。そして、それぞれの周波数成分
の受波信号について、それぞれ対数増幅部31,32、
包絡線検波部41,42によりBモードの画像信号を生
成する。
送受波を行って超音波撮影を実行する(図4S6)。プ
ローブ1で受波されたエコー信号は、受波アンプ24で
増幅されてた後、フィルタ29aで中心周波数f0 の成
分が抽出され、同じくフィルタ29bで中心周波数2f
0 の成分が抽出される。そして、それぞれの周波数成分
の受波信号について、それぞれ対数増幅部31,32、
包絡線検波部41,42によりBモードの画像信号を生
成する。
【0077】ここで、適応消去部43は、適応消去のメ
インとなる処理を行って、一方の成分のみを抽出する。
すなわち、中心周波数f0 の画像信号と中心周波数2f
0 の画像信号とについて、それぞれ前記キャリブレーシ
ョン処理で求めておいた係数を乗じてから、2f0 の画
像信号からf0 の画像信号をピクセル毎に減算する(図
4S7)。
インとなる処理を行って、一方の成分のみを抽出する。
すなわち、中心周波数f0 の画像信号と中心周波数2f
0 の画像信号とについて、それぞれ前記キャリブレーシ
ョン処理で求めておいた係数を乗じてから、2f0 の画
像信号からf0 の画像信号をピクセル毎に減算する(図
4S7)。
【0078】尚、このような減算を行う前に、画像信号
の各ピクセルが一致するような位置合わせを行っておく
必要がある。すなわち、造影前における2つの画像信号
の相互相関が最小になる係数を、造影後の2つの画像信
号に乗じた状態にして減算を行うことで、エコー信号の
第2高調波成分に含まれるエコー信号の基本波成分の成
分を最小にすることが可能になる。尚、この係数を乗じ
た状態での2つの画像信号の減算は、これら2つの画像
信号についての一次結合を行っていることを意味してい
る。
の各ピクセルが一致するような位置合わせを行っておく
必要がある。すなわち、造影前における2つの画像信号
の相互相関が最小になる係数を、造影後の2つの画像信
号に乗じた状態にして減算を行うことで、エコー信号の
第2高調波成分に含まれるエコー信号の基本波成分の成
分を最小にすることが可能になる。尚、この係数を乗じ
た状態での2つの画像信号の減算は、これら2つの画像
信号についての一次結合を行っていることを意味してい
る。
【0079】また、両方の画像信号に係数を乗じるかわ
りに、2つの画像信号が同様な比率になるような係数を
一方の画像信号に乗じてから減算を行っても、エコー信
号の第2高調波成分に含まれるエコー信号の基本波成分
の成分を最小にすることが可能になる。
りに、2つの画像信号が同様な比率になるような係数を
一方の画像信号に乗じてから減算を行っても、エコー信
号の第2高調波成分に含まれるエコー信号の基本波成分
の成分を最小にすることが可能になる。
【0080】従って、所定の比率(造影前に2つの画像
信号の相互相関が最小になる比率)に従って、造影後の
2f0 の画像信号からf0 の画像信号の成分を減算する
ことで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去するこ
とが可能になる。
信号の相互相関が最小になる比率)に従って、造影後の
2f0 の画像信号からf0 の画像信号の成分を減算する
ことで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去するこ
とが可能になる。
【0081】このように、画像信号を生成した段階にお
いて互いの影響を無くすことができるため、第2高調波
成分を通過させるフィルタ29bのみならず基本波成分
を通過させるフィルタ29aのカットオフ特性を緩やか
なものとしても何ら問題はない。
いて互いの影響を無くすことができるため、第2高調波
成分を通過させるフィルタ29bのみならず基本波成分
を通過させるフィルタ29aのカットオフ特性を緩やか
なものとしても何ら問題はない。
【0082】このため、従来は急峻なカットオフ特性が
要求されてたため、これに起因して発生する各種の問題
(位相偏移や空間分解能の低下など)を、緩やかなカッ
トオフ特性とすることで一挙に解決することが可能にな
る。
要求されてたため、これに起因して発生する各種の問題
(位相偏移や空間分解能の低下など)を、緩やかなカッ
トオフ特性とすることで一挙に解決することが可能にな
る。
【0083】そして、適応消去部43で適応消去された
Bモードの画像信号は、ディジタル・スキャンコンバー
タ50に入力され、ディジタル画像データとして記憶さ
れる。ディジタル・スキャンコンバータ50に記憶され
た画像データは、制御部70による制御の下、表示部6
0の表示タイミングに合わせて読み出され、表示部60
に画像として表示される。
Bモードの画像信号は、ディジタル・スキャンコンバー
タ50に入力され、ディジタル画像データとして記憶さ
れる。ディジタル・スキャンコンバータ50に記憶され
た画像データは、制御部70による制御の下、表示部6
0の表示タイミングに合わせて読み出され、表示部60
に画像として表示される。
【0084】尚、以上の説明では、造影剤注入前に2つ
の画像信号の相互相関が最小になる係数を求めておい
て、造影剤後に2つの画像信号に係数を乗じて減算を行
うことを、適応消去の一例として用いた。
の画像信号の相互相関が最小になる係数を求めておい
て、造影剤後に2つの画像信号に係数を乗じて減算を行
うことを、適応消去の一例として用いた。
【0085】しかし、これ以外であっても、第2高調波
の画像信号を得る場合に、基本波成分の漏れを抑えるこ
とが可能なように、同等な効果が得られる各種適応消去
を実行することも可能である。この適応消去としては、
例えば、2次元適応逆フィルタを適用することなどが考
えられる。また、基本波の画像信号から造影剤注入前の
第2高調波の画像信号を推定できる推定式を求めておい
て、この推定式により得られた推定値を減算するような
ことも考えられる。
の画像信号を得る場合に、基本波成分の漏れを抑えるこ
とが可能なように、同等な効果が得られる各種適応消去
を実行することも可能である。この適応消去としては、
例えば、2次元適応逆フィルタを適用することなどが考
えられる。また、基本波の画像信号から造影剤注入前の
第2高調波の画像信号を推定できる推定式を求めておい
て、この推定式により得られた推定値を減算するような
ことも考えられる。
【0086】いずれにしても、造影剤注入前に2つの画
像信号を用いて基本波成分の漏れを抑える対策を講じて
おいて、造影剤を注入して2つの画像信号の適応消去に
よって基本波成分の漏れを抑えるようにする。尚、この
際、造影剤注入前後でプローブ1を動かしてはならない
ことは言うまでもない。
像信号を用いて基本波成分の漏れを抑える対策を講じて
おいて、造影剤を注入して2つの画像信号の適応消去に
よって基本波成分の漏れを抑えるようにする。尚、この
際、造影剤注入前後でプローブ1を動かしてはならない
ことは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】以上実施の形態例と共に詳細に説明した
ように、この明細書記載の各発明によれば以下のような
効果が得られる。
ように、この明細書記載の各発明によれば以下のような
効果が得られる。
【0088】(1)第1の発明の超音波イメージング方
法では、検出したエコー信号に第2高調波成分がなくな
るように波形を調整して超音波を送波するようにしてい
るので、媒質で生じる第2高調波成分が相殺され、関心
部位からの第2高調波成分のみを検出することができ
る。従って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影
剤で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高
調波成分を正しく検出することが可能になる。
法では、検出したエコー信号に第2高調波成分がなくな
るように波形を調整して超音波を送波するようにしてい
るので、媒質で生じる第2高調波成分が相殺され、関心
部位からの第2高調波成分のみを検出することができ
る。従って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影
剤で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高
調波成分を正しく検出することが可能になる。
【0089】(2)第2の発明の超音波イメージング装
置では、造影以前の関心部位に対して超音波を送波し、
関心部位及び媒質より発生する第2高調波成分を検出し
て、このときに検出したエコー信号に第2高調波成分が
なくなるような波形の超音波を造影以後に発生させる帰
還手段と調整手段とを備えているので、まず、超音波振
動子を駆動して被検体内の関心部位に超音波を送波し、
エコー信号の第2高調波成分がなくなるように調整した
超音波の送波波形を求め、超音波造影剤を注入した後
に、このように調整した波形の超音波を送波すること
で、媒質で生じる第2高調波成分が相殺され、関心部位
からの第2高調波成分のみを検出することができる。従
って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造
影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調波成
分を正しく検出することが可能になる。
置では、造影以前の関心部位に対して超音波を送波し、
関心部位及び媒質より発生する第2高調波成分を検出し
て、このときに検出したエコー信号に第2高調波成分が
なくなるような波形の超音波を造影以後に発生させる帰
還手段と調整手段とを備えているので、まず、超音波振
動子を駆動して被検体内の関心部位に超音波を送波し、
エコー信号の第2高調波成分がなくなるように調整した
超音波の送波波形を求め、超音波造影剤を注入した後
に、このように調整した波形の超音波を送波すること
で、媒質で生じる第2高調波成分が相殺され、関心部位
からの第2高調波成分のみを検出することができる。従
って、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤で造
影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調波成
分を正しく検出することが可能になる。
【0090】(3)第3の発明の超音波イメージング方
法では、緩やかな特性を有するフィルタを用いて基本波
成分による第1の画像信号と第2高調波成分による第2
の画像信号とを生成し、造影前に求めた所定の比率で造
影後の第2の画像信号から第1の画像信号の成分を減算
することで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去す
ることが可能になる。
法では、緩やかな特性を有するフィルタを用いて基本波
成分による第1の画像信号と第2高調波成分による第2
の画像信号とを生成し、造影前に求めた所定の比率で造
影後の第2の画像信号から第1の画像信号の成分を減算
することで、エコー信号に含まれる基本波成分を除去す
ることが可能になる。
【0091】従って、エコー信号に対して急峻なカット
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響が
なくなり、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出することが可能になる。
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響が
なくなり、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出することが可能になる。
【0092】(4)第4の発明の超音波イメージング装
置では、緩やかな特性を有するフィルタを用いて基本波
成分による第1の画像信号と第2高調波成分による第2
の画像信号とを生成し、造影前に求めた所定の比率で造
影後の第2の画像信号から第1の画像信号の成分を減算
手段で減算することで、エコー信号に含まれる基本波成
分を除去することが可能になる。
置では、緩やかな特性を有するフィルタを用いて基本波
成分による第1の画像信号と第2高調波成分による第2
の画像信号とを生成し、造影前に求めた所定の比率で造
影後の第2の画像信号から第1の画像信号の成分を減算
手段で減算することで、エコー信号に含まれる基本波成
分を除去することが可能になる。
【0093】従って、エコー信号に対して急峻なカット
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響が
なくなり、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出することが可能になる。
オフ特性のフィルタを用いなくても、第2高調波成分の
みを検出したのと等しい画像信号を生成することができ
る。この結果、急峻な特性を有するフィルタの悪影響が
なくなり、非線形超音波反射特性を有する超音波造影剤
で造影された関心部位からのエコー信号に含まれる高調
波成分を正しく検出することが可能になる。
【図1】本発明の第1の実施の形態例の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態例の装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態例の装置を用いた超
音波撮影装置ブロック図である。本発明他の実施の形態
例の装置のブロック図である。
音波撮影装置ブロック図である。本発明他の実施の形態
例の装置のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態例の装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 プローブ 20 送受信回路 21 送信回路 22 波形発生器 23 送波アンプ 24 受波アンプ 25 A/D変換器 26 DSP 27 逆フィルタ作成器 28 受信回路 29a フィルタ(通過中心周波数:f0 ) 29b フィルタ(通過中心周波数:2f0 ) 31,32 対数増幅部 41,42 包絡線検波部 43 適応消去部 50 DSC 60 表示部 70 制御部 80 操作部
Claims (4)
- 【請求項1】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング方法であって、 検出したエコー信号に第2高調波成分がなくなるように
波形を調整して超音波を送波することを特徴とする超音
波イメージング方法。 - 【請求項2】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング装置であって、 検出したエコー信号に第2高調波成分がなくなるように
波形発生を調整する調整手段と、 検出したエコー信号の波形を周波数分析して基本波と第
2高調波とを比較し、比較結果を前記調整手段に帰還さ
せる帰還手段と、 調整された波形の超音波を造影以後に発生させる送信手
段とを備えたことを特徴とする超音波イメージング装
置。 - 【請求項3】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング方法であって、 フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減衰させ
た状態でエコー信号の基本波成分を検出し、このエコー
信号の基本波成分により第1の画像信号を生成し、 フィルタによりエコー信号の基本波成分を減衰させた状
態でエコー信号の第2高調波成分を検出し、このエコー
信号の第2高調波成分により第2の画像信号を生成し、 第1の画像信号と第2の画像信号との相互相関が最小に
なる所定の比率に従って第2の画像信号から第1の画像
信号の成分を減算し、エコー信号に含まれる基本波成分
を除去することを特徴とする超音波イメージング方法。 - 【請求項4】 超音波振動子を駆動して被検体内に超音
波を送波し、被検体からのエコー信号の第2高調波成分
を検出する超音波イメージング装置であって、 フィルタによりエコー信号の第2高調波成分を減衰させ
た状態でエコー信号の基本波成分を検出し、このエコー
信号の基本波成分により第1の画像信号を生成する基本
波画像信号生成手段と、 フィルタによりエコー信号の基本波成分を減衰させた状
態でエコー信号の第2高調波成分を検出し、このエコー
信号の第2高調波成分により第2の画像信号を生成する
第2高調波画像信号生成手段と、 第1の画像信号と第2の画像信号との相互相関が最小に
なる所定の比率に従って第2の画像信号から第1の画像
信号の成分を減算し、エコー信号に含まれる基本波成分
を除去する減算手段と、を備えたことを特徴とする超音
波イメージング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177797A JPH1014921A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8177797A JPH1014921A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1014921A true JPH1014921A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16037264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8177797A Pending JPH1014921A (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | 超音波イメージング方法及び超音波イメージング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1014921A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000060441A (ko) * | 1999-03-16 | 2000-10-16 | 이민화 | 최적의 하모닉영상(ohi)을 구현하는 초음파영상시스템 및 그 방법 |
| JP2003531649A (ja) * | 2000-02-23 | 2003-10-28 | アキューソン コーポレイション | 調波画像化のための超音波変換器システム及び方法 |
| JP2005128018A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | General Electric Co <Ge> | 初期機械的破損を判定するための検査方法及び装置 |
| JP2010201014A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
| CN112237445A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种声衰减检测方法及装置、存储介质 |
| US11109844B2 (en) | 2015-09-25 | 2021-09-07 | Canon Medical Systems Corporation | Ultrasound diagnosis apparatus and ultrasound probe |
| WO2025048590A1 (ko) * | 2023-08-29 | 2025-03-06 | 울산과학기술원 | 재료의 음향 비선형 계수 측정을 위한 전자 장치 및 동작 방법 |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP8177797A patent/JPH1014921A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000060441A (ko) * | 1999-03-16 | 2000-10-16 | 이민화 | 최적의 하모닉영상(ohi)을 구현하는 초음파영상시스템 및 그 방법 |
| JP2003531649A (ja) * | 2000-02-23 | 2003-10-28 | アキューソン コーポレイション | 調波画像化のための超音波変換器システム及び方法 |
| JP2005128018A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | General Electric Co <Ge> | 初期機械的破損を判定するための検査方法及び装置 |
| JP2010201014A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
| US11109844B2 (en) | 2015-09-25 | 2021-09-07 | Canon Medical Systems Corporation | Ultrasound diagnosis apparatus and ultrasound probe |
| CN112237445A (zh) * | 2019-07-16 | 2021-01-19 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种声衰减检测方法及装置、存储介质 |
| WO2025048590A1 (ko) * | 2023-08-29 | 2025-03-06 | 울산과학기술원 | 재료의 음향 비선형 계수 측정을 위한 전자 장치 및 동작 방법 |
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