JPH1014973A - 皮膚貼付用粘着シートおよび救急絆創膏 - Google Patents

皮膚貼付用粘着シートおよび救急絆創膏

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JPH1014973A
JPH1014973A JP8173291A JP17329196A JPH1014973A JP H1014973 A JPH1014973 A JP H1014973A JP 8173291 A JP8173291 A JP 8173291A JP 17329196 A JP17329196 A JP 17329196A JP H1014973 A JPH1014973 A JP H1014973A
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Japan
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pressure
sensitive adhesive
skin
adhesive sheet
polyvinyl chloride
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JP8173291A
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Inventor
Takashi Kinoshita
隆士 木之下
Mitsuru Konno
満 今野
Takahiro Kosaka
孝広 高坂
Osamu Ohira
治 大平
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性や屈曲部接着性、糊残り防止性、皮膚
非刺激性、適度な伸縮性、応力緩和性などに優れた皮膚
貼付用粘着シート、およびこれを用いた救急絆創膏を提
供する。 【解決手段】 ポリ塩化ビニルを主体として発泡させて
得られる支持体の表裏面を、平滑面および凹凸面とし、
凹凸面側に皮膚貼着用の粘着剤層を積層する。得られた
皮膚貼付用粘着シートは、5〜10%モジュラスが50
〜300gf/19mm幅であることが好ましく、この
粘着シートの粘着剤層表面の中央域に吸液性パッドを設
けることによって救急絆創膏を得ることができる。ポリ
塩化ビニルの平均重合度は700〜1500程度が好ま
しく、可塑剤を添加する場合には重量平均分子量が60
0〜2200のアジピン酸系ポリエステルを用いること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は皮膚貼付用粘着シー
トおよび救急絆創膏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】皮膚面に貼付して使用する皮膚貼付用粘
着シートは、通常、プラスチックフィルムや布帛などの
支持体の片面に皮膚貼着用の粘着剤層が設けられてお
り、救急絆創膏やドレッシング、皮膚面固定シート、経
皮吸収薬を含有する貼付剤などの種々の用途に利用され
ている。これらはいずれも粘着剤層を皮膚面に直接貼付
して使用するので、皮膚面に対する優れた接着性と共に
皮膚面に対する非刺激性なども要求される。これらの要
求特性は長時間にわたって貼付する場合に極めて重要で
ある。特に、救急絆創膏のような皮膚貼付用粘着シート
では指関節や膝関節のような屈曲部に貼着した場合で
も、皮膚接着性の維持や、水仕事したり入浴した場合で
も脱落しないような耐水性の付与、剥離時の無痛性、剥
離後に粘着剤が皮膚面に残存しないことなどの特性が必
要となる。
【0003】このような実情の中、救急絆創膏などでは
従来からポリ塩化ビニルのフィルムを支持体としたもの
が使用されている。ところが、ポリ塩化ビニルフィルム
を用いた従来の救急絆創膏は、添加されている可塑剤が
支持体から粘着剤層中へ移行して粘着剤層の凝集力を低
下させ、皮膚面への粘着剤の残留(糊残り)を起こしや
すい。また、ポリ塩化ビニルフィルムを用いると、冬場
など寒いときに使用した場合にフィルムが硬くなって貼
付感が極端に損なわれるという問題がある。
【0004】一方、上記汎用されているポリ塩化ビニル
フィルムの代替材料として、メルトブロー不織布やポリ
オレフィンフィルムを用いたものが提案されている。こ
れらは使用する支持体を材質面から上記問題の解決にア
プローチしたものであって、柔軟性やしなやかさを皮膚
貼付用粘着シートに付与して、皮膚接着性や皮膚追従
性、皮膚非刺激性などを良好にしようと試みたものであ
る。
【0005】しかしながら、これらを支持体とした場
合、例えばシートから救急絆創膏へ加工する際に伸びす
ぎて加工性が悪かったり、柔らかすぎて打ち抜き性が劣
るなどの問題を生じ、加工性において未だ充分なものと
は云えない。また、柔軟性と機械的強度とのバランスも
充分でなく、指に巻いて剥がす場合に、基材のちぎれが
起こりやすいという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は従来
の皮膚貼付用粘着シートが有する上記問題点を解決する
ために鋭意検討を重ねた結果、ポリ塩化ビニルを主体と
して発泡させて得られる支持体の表裏面を平滑面および
凹凸面とし、凹凸面側に皮膚貼着用の粘着剤層を積層す
ることによって、耐水接着性、屈曲部接着性、糊残り防
止性、皮膚非刺激性、適度な伸縮性、応力緩和性、およ
び機械的強度を有する皮膚貼付用粘着シートおよび救急
絆創膏が得られることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はポリ塩化
ビニルを主体として形成され表裏面に凹凸面と平滑面を
有する発泡体を支持体とし、該支持体の凹凸面側に皮膚
貼着用の粘着剤層を積層してなることを特徴とする皮膚
貼付用粘着シートを提供するものである。
【0008】さらに、本発明は上記皮膚貼付用粘着シー
トにおける粘着剤層表面の中央域に吸液性パッドを設け
てなる救急絆創膏を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚貼付用粘着シートや
救急絆創膏に用いる支持体は、後述する粘着剤層を投錨
性良く片面に積層保持するものであって、ポリ塩化ビニ
ルを主体に用いた発泡構造体である。用いるポリ塩化ビ
ニルとしては、得られる発泡体の機械的強度を適度に調
整するという点からは、平均重合度が700〜150
0、好ましくは800〜1100のものを用いることが
好ましい。平均重合度が大きすぎると発泡が不均一とな
り、均質な発泡体を得られないことがある。また、平均
重合度が小さいものでは発泡体としての外観や均質性は
良好だが、機械的強度に劣る傾向を示す。
【0010】本発明に用いる支持体には上記ポリ塩化ビ
ニルの他に、以下のような可塑剤や発泡剤、安定化剤な
どを含有させることができる。
【0011】一般に用いられる可塑剤としては、実用
上、比較的安価で可塑化効果の高いものが好ましいの
で、フタル酸エステル系の低分子可塑剤と高分子可塑剤
を併用することが多いが、フタル酸エステル系の低分子
可塑剤を含有させると得られる支持体に対しての可塑化
作用は充分であるが、支持体に積層する粘着剤層との積
層界面や粘着剤層中へ低分子可塑剤が移行する。その結
果、支持体と粘着剤層との間で投錨破壊を起こしたり、
粘着剤層の凝集力を低下させて糊残り現象を起こすこと
があり、本発明では好ましくない。
【0012】従って、本発明で好ましく用いることがで
きる可塑剤としては、アジピン酸系ポリエステル可塑剤
が挙げられる。また、その重量平均分子量は600〜2
200の範囲のものを用いることが好ましい。アジピン
酸系ポリエステル可塑剤も上記フタル酸エステル系可塑
剤と同様に、粘着剤層中への若干の移行は起こるが、移
行しても凝集力を極端に低下させることはなく、逆に粘
着剤層にソフト感を与えるので皮膚面からの剥離時の痛
みを軽減する効果を有する。このようなアジピン酸系の
ポリエステル系可塑剤は単独で、もしくは通常用いられ
ている有機エステル系可塑剤少量と併用して用いること
もできる。
【0013】また、発泡剤は発泡体を得る際に必要なも
のであって、最終的に得られる発泡体中にはその分解物
が一部存在するだけである。つまり、本発明にも用いる
発泡剤は加熱によって分解反応を起こして窒素ガスや炭
酸ガスなどのガスを発生し、このガスによって発泡構造
を作るものである。このような発泡剤としては、一般に
レザーや壁紙(クロス)などの製造時に使用されている
ものを用いることができ、具体的にはアゾジカルボンア
ミドなどのアゾ系発泡剤が最適である。
【0014】さらに、安定化剤は発泡体を得る際に重要
な作用をするものであって、熱安定剤や発泡抑制剤とし
て自体公知のものを用いることができる。これらのう
ち、本発明のような皮膚貼付用途に好ましく用いること
ができるものとしては、カルシウム/亜鉛系の安定化剤
などが有用である。
【0015】本発明に用いる支持体には上記材料の他、
例えば各種充填剤、着色剤としての顔料や染料などを適
宜配合することができる。
【0016】上記材料によって本発明の支持体を得る方
法としては、上記のようにポリ塩化ビニルを主体とし、
これに可塑剤、発泡剤および安定化剤を低温下(例えば
40℃以下)で均一に混合してプラスチゾルとし、これ
を高温下(例えば170〜220℃程度)でも耐え得る
耐熱性を有する基材上に塗工したのち、加熱発泡させる
方法が挙げられる。用いる耐熱性基材としては、具体的
には耐熱性ポリエチレン樹脂フィルム(またはシート)
や、紙とクレーコート樹脂との積層フィルム(またはシ
ート)、紙と耐熱性ポリエチレン樹脂フィルムとの積層
フィルム(またはシート)、ポリエステルフィルム(ま
たはシート)などが挙げられる。これらの基材のプラス
チゾル塗工面には、必要に応じてシリコーン処理を施し
て剥離性を向上させたり、エンボス処理を施して得られ
る発泡体の表面に微細なエンボス加工を施したりするこ
とができる。
【0017】以上のようにして得られる本発明の支持体
は、製造時に耐熱性基材と接していた面側が平坦面とな
り、他方の面が発泡によって凹凸が形成された凹凸面と
なっており、約100μm〜1mm程度の厚みを有する
ものである。なお、本発明で云う平坦面とは、完全な平
滑面を意味するのではなく、発泡によって表面に微孔が
あってもよく、また、マット処理による細かいエンボス
加工が施されていても良い。即ち、平坦面とは指触によ
って滑らかさを有するようなものを意味するのである。
一方、凹凸とは目視や指触によって明らかに凹凸が観察
できるものを意味するものであって、光学顕微鏡などの
手段によらなければ凹凸が確認できないようなものは含
まない。
【0018】本発明の皮膚貼付用粘着シートおよび救急
絆創膏は、上記発泡体の支持体の凹凸面側に皮膚貼着用
の粘着剤層が約20〜100μm程度の厚みで積層され
ている。用いることができる粘着剤としては、所謂医療
用粘着剤と呼ばれるものであれば、天然ゴム系、合成ゴ
ム系(スチレン/イソプレン(またはブタジエン)/ス
チレン共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体な
ど)、アクリル系(アクリル酸アルキルエステルやメタ
クリル酸アルキルエステルを主成分とする共重合体な
ど)、シリコーン系(ポリオルガノシロキサン系な
ど)、ビニルエステル系(酢酸ビニルを単量体として用
いる共重合体など)、ビニルエーテル系などの粘着剤を
用いることができる。これらのうち、天然ゴム系や合成
ゴム系の粘着剤は皮膚面に対する接着力が大きいだけで
なく、支持体からの可塑剤の移行があっても、凝集力の
低下が少なく接着特性の変動が少ないので好ましいもの
である。一方、アクリル系粘着剤は内部架橋や外部架橋
を施して、例えばゲル分率を40重量%以上に高めるこ
とによって皮膚接着力はやや低下するが、支持体からの
可塑剤が移行しても粘着剤層にソフト感を付与するだけ
で凝集力の低下が見られず、剥離時の皮膚刺激性が和ら
ぐという効果を発揮する、従って、上記のようなアクリ
ル系粘着剤の場合には貼付部位が屈曲部ではなく、比較
的平坦な部位に貼付する粘着シートに用いることが好ま
しい。
【0019】本発明では上記粘着剤層を発泡体の凹凸面
に積層しているが、投錨力を向上させるためにアンカー
コート層を粘着剤層を積層する発泡体の凹凸面に設ける
ことが好ましい。このようなアンカーコート層として
は、具体的には天然ゴムにアクリル系ポリマーをグラフ
トさせた樹脂を用いることができる。
【0020】このようにして得られる本発明の皮膚貼付
用粘着シートは、好ましくは5〜10%のモジュラス
が、50〜300gf/19mm幅の範囲になるように
材料選択することがよい。モジュラスをこの範囲に調整
することによって、貼付時の違和感が少なく、貼付感が
良好となる。また、屈曲部に貼付しても伸縮性を適度に
有するので皮膚追従性がよく、剥がれにくくなる。
【0021】本発明の皮膚貼付用粘着シートは上記構成
からなるものであるが、粘着剤層表面の中央域に、吸液
性パッドを設けて救急絆創膏とすることができる。吸液
性パッドとしては、例えばガーゼや綿布、不織布、脱脂
綿と不織布との複合品、脱脂綿と編ネットとの複合品な
どを用いることができ、創傷部からの滲出液を吸収し、
しかも創傷部の保護を行うことができて好ましい。
【0022】なお、上記本発明の皮膚貼付用粘着シート
および救急絆創膏は、粘着剤層の表面の汚染を防ぐため
に、使用するまで粘着剤層表面を自体公知のセパレータ
にて被覆しておくことが好ましい。
【0023】さらに、本発明の皮膚貼付用粘着シートお
よび救急絆創膏は、支持体の露出表面の全部もしくは一
部に印刷処理を施すことができる。印刷処理によって形
成される印刷層は支持体表面の耐摩耗性を向上させると
共に、滑り性を向上させることができる。つまり、滑り
性が悪いと皮膚面への貼付使用中に衣服などとの擦れに
よってシート端部の捲れ(剥がれ)現象が生じやすい。
従って、印刷層を熱融着や塗工処理によって支持体の露
出表面に形成することによってこれらの欠点が解消され
るのである。
【0024】印刷層はアクリル系樹脂やブチラール樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合樹脂、エチルセルロース、ポリウレタンなどを主成分
とするものを用いることができるが、防水性などを向上
させるためには印刷層を形成したのち、その上にシリコ
ーン系やフッ素系の撥水処理剤などを塗布することが好
ましい。
【0025】また、本発明における支持体は独立気泡を
有する発泡体であるので、風合いや柔軟性、クッション
性、温かい感触を有するものであるが、皮膚面に長時間
貼付すると貼付部位にムレを生じて、その結果、皮膚カ
ブレなどを起こすおそれがある。従って、このような場
合には支持体および粘着剤層に機械的強度を低下させな
い程度に穿孔処理を施すことが好ましい。穿孔処理を施
すには穿孔ロールによる方法や、パンチング、レーザー
照射などの方法を用いることができ、孔径は0.2〜2
mm程度とする。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的
に説明する。以下、文中における部とは重量部を意味
し、%とは重量%を意味する。
【0027】<発泡体の製造>表1に記載のポリ塩化ビ
ニル、可塑剤(アジピン酸系ポリエステル)、発泡剤
(アゾジカルボンアミド)および安定化剤(カルシウム
/亜鉛系)を40℃で配合して均一に混合して、得られ
たプラスチゾルをエンボス処理およびシリコーン処理が
施されたポリエステルフィルムの上に、塗布厚150μ
mとなるように塗工し、180℃で2分間熱風乾燥する
ことによって発泡体を作製した。なお、比較例1の配合
では、発泡が大きく不均一であり、均質な発泡体シート
を得ることができなかったので、粘着シートの作製を行
わなかった。
【0028】<粘着剤>ゴム系粘着剤としては、天然ゴ
ム100部、スチレン/ブタジエン共重合体ゴム100
部、テルペン樹脂170部、低分子量イソプレン(M
w:30000)100部および安定剤(ビスフェノー
ル)3部を、トルエン中にて均一に混合して固形分濃度
が25%となるように調整して粘着剤溶液とした。
【0029】アクリル系粘着剤としては、アクリル酸ノ
ニルエステル65部、酢酸ビニル30部、アクリル酸5
部を、重合溶媒としての酢酸エチル中で共重合させ、固
形分濃度が35%の粘着剤溶液とした。
【0030】<皮膚貼付用粘着シートの作製>表1に記
載の各実施例および比較例の発泡体の凹凸表面(製造時
に基材に接していた側と反対の面)に、アンカーコート
層として天然ゴム/アクリル系ポリマーのグラフト樹脂
を2μm塗布した。
【0031】一方、片面をシリコーン樹脂で剥離処理し
たセパレータ上に、前記にて作製した粘着剤溶液を乾燥
後の厚みが約40μmとなるように塗布、乾燥して粘着
剤層を作製した。
【0032】次いで、得られた粘着剤層を上記にてアン
カーコート層を形成した発泡体のアンカーコート層上に
積層して、皮膚貼付用粘着シートを作製した。
【0033】
【表1】
【0034】上記のようにして作製した本発明の皮膚貼
付用粘着シートの特性を以下のようにして測定し、その
結果を表2に示した。なお、表3には参考例として、厚
み80μmのポリ塩化ビニルフィルムに実施例1に記載
のアンカーコート層およびゴム系粘着剤層を形成したも
のの特性値を示した。
【0035】<厚みおよび発泡倍率>1/1000ダイ
ヤルゲージを用いて、JISZ0237に準じて発泡体
の厚みを測定した。また、フィルム塗工時の厚さに対す
る発泡後の厚さの比率を測定し、発泡倍率とした。
【0036】<粘着力>19mm幅×150mm長さの
試験片を作製し、これをフェノール樹脂積層板に貼付し
たのち、低速伸張引張試験機を用いてJISZ0237
に準じて300mm/分の引張速度にて180度ピーリ
ング試験を行なった。なお、測定は23±2℃、65±
15%相対湿度の条件下で行なった。
【0037】<モジュラス、引張強度および伸び>19
mm幅×150mm長さの試験片を作製し、これを低速
伸張引張試験機を用いてチャック間距離100mmでJ
ISZ0237に準じ、300mm/分の引張速度にて
測定した。なお、測定は23±2℃、65±15%相対
湿度の条件下で行なった。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】次に、上記実施例1〜3、比較例2および
参考例にて得た皮膚貼付用粘着シートを5cm×5cm
(25cm2 )の大きさに裁断し、これを健常人12名
の下腕内側A(カブレやすい部位)、および肘B(屈曲
部)に貼付して、24時間後の皮膚接着性、貼付感(違
和感)、カブレおよび剥離時の糊残りについて評価し、
その結果を表4に示した。なお、カブレについては、下
腕内側のみで評価した。
【0041】
【表4】
【0042】また、上記実施例1〜3、比較例2および
参考例にて得た皮膚貼付用粘着シートを19mm×72
mmの大きさに裁断し、粘着剤層の中央域に16mm×
20mmの大きさのガーゼパッドを設けて救急絆創膏を
作製した。
【0043】作製した絆創膏サンプルを、健常人12名
の指の第2関節にラップ巻きして、皮膚接着性、貼付感
および糊残りについて評価し、その結果を表5に示し
た。なお、貼付時間は8時間とし、日常の水仕事を行っ
て評価した。
【0044】
【表5】
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の皮膚貼付用粘着
シートおよび救急絆創膏は、特定の発泡体を支持体とし
て用いているので、従来のポリ塩化ビニルフィルムを支
持体としたものと比べても皮膚接着性に優れると共に、
耐水性や屈曲部への接着性、糊残りの防止性、皮膚非刺
激性などに優れるものである。特に、救急絆創膏に用い
ることによって本発明の上記効果を最大限に発揮できる
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 治 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニルを主体として形成され表
    裏面に凹凸面と平滑面を有する発泡体を支持体とし、該
    支持体の凹凸面側に皮膚貼着用の粘着剤層を積層してな
    ることを特徴とする皮膚貼付用粘着シート。
  2. 【請求項2】 ポリ塩化ビニルの平均重合度が700〜
    1500である請求項1記載の皮膚貼付用粘着シート。
  3. 【請求項3】 発泡体がポリ塩化ビニルを主体とし、こ
    れに可塑剤、発泡剤および安定化剤を含有させてなるプ
    ラスチゾルを剥離性基材上に塗工したのち、加熱発泡さ
    せたものである請求項1記載の皮膚貼付用粘着シート。
  4. 【請求項4】 可塑剤が重量平均分子量600〜220
    0のアジピン酸系ポリエステルである請求項3記載の皮
    膚貼付用粘着シート。
  5. 【請求項5】 5〜10%のモジュラスが、50〜30
    0gf/19mm幅である請求項1記載の皮膚貼付用粘
    着シート。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の皮膚貼付用粘着シートに
    おける粘着剤層表面の中央域に吸液性パッドを設けてな
    る救急絆創膏。
JP8173291A 1996-07-03 1996-07-03 皮膚貼付用粘着シートおよび救急絆創膏 Pending JPH1014973A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6514606B2 (en) 1998-09-30 2003-02-04 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet for skin adhesion and first-aid adhesive plaster using the same
CN113831854A (zh) * 2020-06-23 2021-12-24 Dic株式会社 粘着带以及物品及电子设备

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