JPH10150676A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH10150676A
JPH10150676A JP9221659A JP22165997A JPH10150676A JP H10150676 A JPH10150676 A JP H10150676A JP 9221659 A JP9221659 A JP 9221659A JP 22165997 A JP22165997 A JP 22165997A JP H10150676 A JPH10150676 A JP H10150676A
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JP
Japan
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image
display device
eye
liquid crystal
observer
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Withdrawn
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JP9221659A
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English (en)
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Masaru Kurio
勝 栗尾
Eiji Arita
栄次 有田
Tomohiko Hattori
知彦 服部
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な構成でも、観察者の顔面位置、特
に、目の位置を正確に検出することによりクロストーク
の少ない画像表示装置を提案する 【解決手段】 観察者の顔を1つのカメラにより撮像し
て得た観察者の顔面の画像データに基づいて、前記顔面
画像の水平方向における略中央位置を検出し、その位置
を中心にして帯状の右目用制御画像と左目用制御画像と
を生成する。この制御画像を表示装置に表示して、バッ
クライト制御画像とする。これらの画像を夫々出た光
は、凸レンズにより指向性を与えられ、夫々右目及び左
目にのみ入光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示手段照明
用のバックライトに指向性を持たせて左右画像の選別を
行うタイプの立体画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の分野で立体画像を表示する
技術の確率が求められている。例えば、MRIやCT等
を用いて検査部位の断面を観察する技術が進歩してきて
いる医療の分野においては、診断精度の向上を図る目的
でこれら検査部位を立体視する技術の確立が望まれてい
る。また、美術工芸の分野においては、美術工芸品等を
描いた2次元画像から3次元的な立体画像を表示する技
術の確立が望まれている。
【0003】現在まで、平面上に描かれた画像情報を3
次元的に立体視する手段としては、ホログラフィによる
画像再生技術、レンティキュラ方式、時分割眼鏡方式な
どが知られている。しかしながら、ホログラムを作成す
るには多大な手間を要すると共にホログラム立体画像を
再生するための装置が複雑となり、コストも高いという
問題があった。また、レンティキュラ方式では立体視が
可能となる観察者の位置の範囲が狭く、観察者が移動し
た場合に画像が劣化するといった問題が発生していた。
また、時分割眼鏡方式では観察時に眼鏡が不可欠となる
といった問題があった。
【0004】このような問題を解決した立体画像表示装
置、即ち、簡単な装置でありながら、広い立体視可能な
範囲を有し、あるいは眼鏡を必要としない立体画像表示
装置として、立体画像を液晶デイスプレイに表示するこ
ととし、この液晶デイスプレイのためのバックライトに
指向性を持たせることにより、左右画像の選別を行わせ
るシステムが知られている。例えば、本願の出願人によ
る、特開平7−140418号を参照。
【0005】この装置は、図1の例に示すような構成を
有する。図1の例では、バックライトを発する光源とし
て、モノクロの液晶表示装置103を設け、便宜上、立
体画像を表示する表示装置(液晶表示装置やフィルム等
のような光透過型の表示装置)はその図示を省略する。
図1において、観察者100の例えば右脇に既知の波長
を有する光(例えば赤外光)を発するLEDを有した照
明装置101を配置し、観察者100の顔を側面よりそ
の右半面だけを照らすようにする。すると、観察者10
0の顔はその右半面だけが明るく照らされている。この
顔面像をCCDカメラ102で撮影する。得られた顔面
の画像データは2値化され、更にその上下を反転されて
液晶表示装置103の表示画面に表示される。カメラ1
02は観察者100の顔面の正面を撮影するように配置
されている。従って、表示装置103に表示されている
観察者の顔面像においては、観察者の顔面の右側部分は
表示画面の左側領域104に、観察者の顔面の左側部分
は表示画面の右側領域107に、観察者の顔面の下側部
分は表示画面の上側領域に、観察者の顔面の上側部分は
表示画面の下側領域に、それぞれ表示されることにな
る。
【0006】このモノクロ表示装置103の前面には凸
レンズ106が配置されている。この凸レンズ106
は、表示装置103上に表示される顔画像と、凸レンズ
106を介して観察者の目に映ずる表示装置画面103
上の顔面像とが幾何学的に略重なるように調節される。
即ち、凸レンズ106の光軸の位置、焦点の位置が調整
される。凸レンズ106をこのように調整すると、表示
装置画面103上に表示された顔面像は、観察者の右目
にとって、レンズ径大の照明として機能する。そして、
この凸レンズ106の前面に、例えば液晶ディスプレイ
等の光透過型の画像表示デバイス(図1には不図示)を
配し、この表示デバイスに右目用の画像を表示すると、
表示装置103の画面に表示されている観察者の右半面
の画像が表示されている領域からの光は、上記表示デバ
イスのバックライトとして機能する。また、上記領域か
らの光は、凸レンズ106により指向性を与えられるの
で、観察者の左目に届くことはない、即ち、観察者の左
目のためのバックライトとして機能することはない。
【0007】一方、観察者の顔面の左半分は照明装置1
01によって照明されていないので、その左半分の画像
が表示されている表示装置103の画面の領域は光を発
光することは無く、従って、この領域が観察者の左目の
ためのバックライトとして機能することはない。尚、図
1は右目用画像を観察者の右目にのみ映じさせるための
システム構成を示すが、左目用画像を観察者の左目にの
み映じさせるためには、別途、観察者顔面の左半分を照
明する照明装置と、その左半分を選択的に撮影するカメ
ラと、その左半分の画像を表示するためのモノクロ液晶
表示装置を設ければよい。そのための構成例を図2に示
す。
【0008】図2において、左目用照明装置101Lは
右目用照明装置101Rが発光する光と異なる波長の光
を発する。また、右目用カメラ102Rは右目用照明装
置101Rの光の波長にのみ感応し、左目用カメラ10
2Lは左目用照明装置101Lの光の波長にのみ感応す
るようにする。また、ハーフミラー110が、左目用の
バックライト光源としてモノクロ液晶表示装置103L
の位置が右目用バックライト光源としての液晶表示装置
103Rと干渉しないように配置される。右目用液晶表
示装置103R,左目用液晶表示装置103L,凸レン
ズ106R,凸レンズ106L,ハーフミラー110
は、右目用液晶表示装置103Rからのバックライト
が、凸レンズ106Rによって集光され、ハーフミラー
110を透過して観察者の右目に至るように、また、左
目用液晶表示装置103Lからのバックライトが、凸レ
ンズ106Lによって集光され、ハーフミラー110に
よって反射して観察者の左目に至るように配置される。
【0009】尚、この場合、左目用のバックライトは上
記ハーフミラーによって反射される際に左右が反転する
ので、左目用のバックライト画像を左目用表示装置10
3Lに表示するに際しては、画像処理等により、左右を
反転させた画像として表示する必要がある。かくして、
図2のシステムでは、左目用のバックライトは左目にの
み入射し、右目用のバックライトは右目にのみ入射する
ので、観察者の右目は凸レンズ103Rの近傍に設置さ
れた図示しない透過型表示装置に表示される右目用の目
的画像を見ることとなり、左目は凸レンズ103Lの近
傍に設置された図示しない透過型表示装置に表示される
左目用の目的画像のみを見ることとなる。ここで、表示
装置103R,103Lにそれぞれ表示された2つのバ
ックライトは観察者の顔面の画像であるために、観察者
の位置が移動すれば、それらバックライトの画像も表示
装置の画面上において移動するので、図2のシステム
は、広い範囲での立体視を可能とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、上記従来例では、観察者の照明を側方から行うた
め、観察者の左右に波長を異にする照明(101R,1
01L)が立体画像表示装置本体とは独立に必要にな
る。また、観察者を撮影するCCDカメラについても、
左右に配した照明のそれぞれ異なる一方の波長のみを選
択的に通過させるフィルタ機能を持ったものが一対(1
02R,102L)必要となる。
【0011】このために、図1の従来例のシステムは、
広い範囲での立体視を可能とするものの、その装置の構
成は大きなものとならざるを得ない。図2の装置構成を
簡略化する目的で、単一の照明装置のみを観察者の前方
に配置し、バックライトの画像を得るための撮影も単一
のカメラで行うという立体画像表示システムも、本願の
出願人たちにより、特開平7−159723号として提
案されている。
【0012】この提案システムでは、その単一のカメラ
が半面のみが照明を当てられた状態の観察者を撮影し、
得られた観察者の像を上下方向に反転させて、図3に示
すように表示装置に表示する。図3において、領域12
0は照明に照らされて明るく映じた部分であり、右目用
バックライトとして利用される。左目用バックライト
は、図3の観察者像をネガポジ反転させることにより生
成した像(例えば図4)を使用する。
【0013】しかしながら、上記の提案技術では、照明
光は観察者の正面に向けて照射されたものではないの
で、観察者の顔面位置もしくは姿勢によって、観察者像
の形状は崩れるという問題が発生する。即ち、図3の観
察者像は照明光が観察者の半面に適正に照射された条件
下において得られたものである。従って、観察者がこの
適正な位置より前や後ろに位置した場合には、ライトの
照射方向と観察者の位置関係が崩れ、適正に照明光が当
たらないために、観察者像の形状が崩れてしまうのであ
る。また、図3または図4において、右目用のバックラ
イト光源として用いられる右半分顔面像120と左目用
のバックライト光源として用いられる左半分顔面像12
1との境界は、観察者の顔に照明光が当たった部分と影
の部分という曖昧な境界部分を使用することとなる。
【0014】これらに加え、観察者の、顔の大きさ、耳
の形状、頭髪形状といった観察者間の固体差や、観察者
の前後方向の観察位置変化に伴う像の大きさの変化が、
境界の位置及び大きさに大きく影響することになり問題
となる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事態
に鑑みてなされたもので、小規模な構成でも、観察者の
顔面位置、特に、目の位置を正確に検出することができ
る画像表示装置を提案するものであるこの目的のための
本発明の画像表示装置の、観察者の顔面上の領域を擬似
的に両目の位置として検出し、前記観察者の両方の目に
異なる第1の画像と第2の画像とを夫々観察させる画像
表示装置は、前記観察者の顔を撮像する手段と、前記撮
像手段によって得られた観察者の顔面の画像データに基
づいて、前記顔面画像の水平方向における略中央位置を
検出する検出手段と、検出された前記顔面画像の略中央
位置に基づいて、右目用制御画像と左目用制御画像とを
生成する生成手段と、前記右目用制御画像と左目用制御
画像とを表示する表示手段と、表示された前記右目用制
御画像と左目用制御画像を用いて、前記第1の画像と第
2の画像に、夫々、観察者の右目と左目に向かう指向性
を与える指向性付与手段とを具備することを特徴とす
る。
【0016】前記検出手段は、撮像手段が1つであって
も、その1つの顔面画像から顔面の中央位置を推定する
ことができる。本発明の好適な一態様に拠れば、前記第
1の画像と第2の画像は、夫々所定の視差を有して撮影
された立体画像である。本発明の好適な一態様に拠れ
ば、顔面画像の二値化画像データから顔面中央位置を推
定する。
【0017】本発明の好適な一態様に拠れば、中央位置
は顔面画像の画像データを水平方向に走査することによ
り検出する。本発明の好適な一態様に拠れば、前記顔面
画像の画像データの値が大きく変化する位置を検出する
ことにより、画像データ中の顔面の輪郭の位置を同定す
る。本発明の好適な一態様に拠れば、検出された顔面の
輪郭上の水平方向における2点間の中央位置を顔面の略
中央位置と同定する。
【0018】本発明の好適な一態様に拠れば、検出手段
は、垂直方向に前記顔面画像を走査する手段を有し、水
平方向における中央位置を、垂直方向において複数点検
出することを特徴とする。本発明の好適な一態様に拠れ
ば、指向性付与手段は、凸レンズもしくはフレネルレン
ズを有することを特徴とする。
【0019】本発明の好適な一態様に拠れば、凸レンズ
もしくはフレネルレンズはアレイ状に構成されているこ
とを特徴とする。本発明の好適な一態様に拠れば、前記
表示手段は制御画像のドットが出力されている位置では
発光することにより、前記制御画像の光はバックライト
として機能する。
【0020】本発明の好適な一態様に拠れば、前記第1
の画像及び第2の画像を表示する表示デバイスを有し、
前記表示手段は前記表示デバイスの前方に配置され、光
を透過型のモノクロ液晶表示装置であることにより、前
記表示手段に表示されている制御画像はパララックスバ
リアとして機能する。本発明の好適な一態様に拠れば、
前記表示手段は、直角に向かい合って配置された1組の
液晶表示装置を有し、前記指向性付与手段は、前記1組
の液晶表示装置の前方に配置されたハーフミラーを有す
ることを特徴とする。ハーフミラーを有することによ
り、第1の画像と第2の画像とは合成されて観察者の目
に映じる。
【0021】本発明の好適な一態様に拠る表示装置は、
前記第1の画像と前記第2の画像とを時分割に表示可能
な表示デバイスを有し、この表示装置の前記表示手段
は、前記表示デバイスにおける前記第1の画像と前記第
2の画像との切換タイミングに同期して、前記右目用制
御画像と前記左目用制御画像とを時分割に表示可能であ
ることを特徴とする。これにより、表示手段を1つに減
らすことができる。
【0022】本発明の好適な一態様に拠る表示装置は、
前記第1の画像を表示する第1の領域と前記第2の画像
を表示する第2の領域とが一表示面内に略均一に配置さ
れた表示デバイスをさらに有し、そして、前記表示手段
は、前記右目用制御画像と前記左目用制御画像とを互い
に異なる第1の偏光と第2の偏光で表示する場合に、前
記表示デバイスは、前記第1の領域が前記第1の偏光を
バックライト光として実質的に透過し前記第2の偏光を
実質的に遮断し、前記第2の領域が前記第2の偏光をバ
ックライト光として実質的に透過し前記第1の偏光を実
質的に遮断するように構成されたことを特徴とする。
【0023】本発明の好適な一態様に拠れば、前記撮像
手段は1つだけのカメラを有することを特徴とする。本
発明の好適な一態様に拠れば、前記撮像手段は1つまた
は複数の照明装置を有する。本発明の好適な一態様に拠
れば、前記撮像手段は観察者の前方略中央に配置されて
いることを特徴とする。観察者の画像をより左右対称に
得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好適な実
施形態に係わる立体画像表示装置について説明する。 〈制御画像生成の原理〉図5,図6は、本発明の好適な
実施形態に適用されるところの、右目用のバックライト
を生成するための画像(以下、「右目用バックライト制
御画像」)と、左目用バックライトを生成するための画
像(以下、「左目用バックライト制御画像」)が、1つ
の顔面像から生成される原理を説明する。
【0025】尚、図5,図6において、説明の便宜上、
顔面像は上下反転させないで表示した状態を描いてい
る。図5において、130は1つのカメラから得られた
観察者の顔面の画像である。顔面の像130は、例えば
“1”の値を有するドットの集合で表されているとす
る。これらのドット集合は複数の走査線(132-1〜1
32-n)に沿ったドットラインとして表されている。各
走査線において、“1”の値を有するドット集合の中央
の位置にある点を検出し、これらの中央点の位置の集合
(131-1,131-2〜131-n)は直線もしくは曲線
131を構成する。換言すれば、この直線もしくは曲線
131を抽出することは顔面像の中央位置を通る直線も
しくは曲線を認識することとなる。
【0026】そこで、図6に示すように、直線もしくは
曲線131を境にして、画像130を分割し、右目用バ
ックライト制御像140Rと左目用バックライト制御像
140Lを得ることができる。そして、右目用バックラ
イト制御像140Rを図7に示すように右目用表示装置
に表示し、左目用バックライト制御像14Lを図8に示
すように左目用表示装置に表示し、これらの表示装置が
ドットデータが“1”の値を有する画素が発光を行うよ
うに設定されていれば、図7の画像は右目用バックライ
トとして機能し、図8の画像は左目用バックライトとし
て機能する。
【0027】図5を用いて説明された手法は、1つのカ
メラ(或いは少なくとも1つのカメラ)と少なくとも1
つの照明装置(或いは1つの照明装置)から、極めて簡
単に1組のバックライト制御画像を得る点で有効であ
る。図9は、得られた観察者の顔画像の輪郭が左右非対
称の場合における、バックライト制御像の生成について
説明する。
【0028】図9は、髪型などによって観察者の顔面の
形状が左右間で異なる場合の顔面の画像150を示す。
この画像に図5に関連して説明した手法を適用すると、
図9の中央線151が得られる。図9の例では、画像1
50は左右間で変形があるために、中央線151は中央
線131(図5)と異なり、大きく曲がっている。この
ように、顔面像が左右間で不均衡な場合には、左右の瞳
の位置が画像の中央位置よりも左または右にずれてしま
う。図6の手法を適用して得られた顔面像を中央線15
1(実際は曲線)を用いて分割して、2つのバックライ
ト制御像を生成することにより変形の影響が1/2とな
り、右目用または左目用の一方のバックライトが他方の
目の瞳に入光するというクロストークが発生する可能性
が減少する。
【0029】図10は、画像の中央点を検出する原理を
説明する。即ち、図10において、カメラから得た画像
170中に三名の観察者の顔面像(172〜174)が
得られたとする。その画像170をある走査線171に
沿って走査すると、18のようなグラフの信号が得られ
る。グラフ180に示されたHSYNCは走査線の水平同期
信号である。任意のドットの位置は、HSYNCの発生時点
からそのドットが検出されるまでの経過時間tによって
表現される。図10の例では、観察者Aの右端のドット
が時刻t1において発見された。従って、観察者Aの顔
面像の中央位置は、走査線171上のドットの発生持続
時間がt2とすると、 t1+t2/2 となる。また、観察者Cの顔面像の中央位置は、観察者
Cについての走査線171上におけるドットの発生時刻
をt3とし、ドットの発生持続時間がt4とすると、 t3+t4/2 となる。
【0030】尚、実際の顔面を撮影すると、顔面位置に
応じて照度が異なるために、顔面画像において不連続領
域が発生するおそれがある。かかる場合に備えて、不連
続な複数のドット領域が1つの顔面であることを認識を
容易にするために、既知のラベリングの手法を用いるこ
とが望ましい。また、本発明のバックライト図形の生成
手法は、立体画像表示における所謂パララックスバリア
方式にも適用可能である。従って、本明細書では、バッ
クライト方式に用いられる制御画像を「バックライト制
御画像」と呼び、パララックスバリア方式に用いられる
制御画像を「透過光制御画像」と呼ぶ。
【0031】〈立体画像表示システム〉…第1実施形態 以下、図5〜図10で説明した原理により生成されたバ
ックライト制御画像が立体画像表示に適用されたシステ
ムを説明する。図11は、図5〜図10を用いて説明さ
れた本発明の原理を適用したところの、ハーフミラーを
有する立体画像表示システムの構成を示す。
【0032】このシステムは、右目観察用視差画像を得
るためのカラーカメラ200Rと、左目観察用視差画像
を得るためのカラーカメラ200Lと、これらのカメラ
が撮像して得た右目用画像と左目用画像とを夫々表示す
るためのカラー液晶表示パネル204R,204Lと、
観察者の顔面に照明を与えるための照明装置201R,
201Lと、これらの照明装置によって照明された観察
者の顔面の像を得るためのモノクロのCCDカメラ20
2と、カメラ202が撮像した観察者の顔面像に基づい
て右目用バックライト制御像と左目用バックライト制御
像とを生成する画像処理装置211と、画像処理装置2
11によって生成された右目用バックライト制御像と左
目用バックライト制御像を夫々表示するモノクロの表示
装置203R,203Lと、このモノクロ液晶表示装置
203R,203Lよりも観察者側に配され、これら表
示装置203R,203Lからのバックライトを観察者
の左右の目の夫々に選択的に配光するための2枚の凸レ
ンズ205R,205Lと、カラー液晶パネル204R
と204Lに表示された2つの(右目用と左目用の)観
察用視差画像を表示するためのハーフミラー210とを
有する。
【0033】照明装置201R,201Lは正面から観
察者の顔面を照らしても、まぶしく感じないように、観
察者を赤外線で照明する。カメラ202は、照明装置2
01R,201Lが照射する赤外線に感度を有する。
尚、照明装置は中央に一機のみを設けてもよい。凸レン
ズ205R,205Lの夫々と白黒液晶ディスプレイ2
03R,203Lの夫々との表面間の距離は、観察者像
が該凸レンズ(205R,205L)により該白黒液晶
ディスプレイ(203R,203L)の表面に焦立させ
ることができるような値又はその近傍値に設定されてい
る。
【0034】白黒液晶ディスプレイ203R上の右目用
バックライト制御像は、凸レンズ205Rにより、観察
者の右目のみにとってレンズ径大のバックライトとして
機能し、また、左目用バックライト制御像は観察者の左
目のみにとってレンズ径大のバックライトとして機能す
る。これにより観察者はカラー表示パネル(204R,
204L)に表示された立体画用画像を立体視すること
が可能となる。なお、該バックライト制御画像はバック
ライトとして機能せしめるため、白黒液晶ディスプレイ
(205R,205L)の液晶面上の顔画像の大きさお
よび位置を予め調整しておくことが必要である。
【0035】図12は、右目用と左目用のバックライト
制御画像を生成する画像処理装置211の構成を示す。
この画像処理211は、カメラ202からの映像信号中
の輝度成分を2値化する二値化回路250と、カメラ2
02からの同期信号SYNCに基づいて水平同期信号H
SYNCを生成する同期信号生成回路254と、画像信
号中のリーデイングエッジ(即ち、“0”の後に最初に
現れる“1”の値を有する画素)を検出するリーディン
グエッジ検出回路251と、画像信号中のトレーリング
エッジ(即ち、“1”のドットを検出した後に最初に現
れる“0”の値を有する画素)を検出するトレーリング
エッジ検出回路253と、検出回路251,253の出
力に基づいて画像中の“1”の値を有するドット集合の
中点(即ち、観察者の顔面の中央位置)を求める中点検
出回路252と、回路251〜254の出力から、右目
用バックライト制御像と左目用バックライト制御像とを
生成する映像信号合成回路255とを有する。
【0036】二値化回路の、観察者像の2値化処理に用
いられる閾値にヒステリシスを持たせることにより、観
察者と背景との境界部分にモスキートノイズ等のノイズ
がのらないようにすることができる。更に、前記ノイズ
は、観察者を撮像するカメラの調整をデフォーカスぎみ
に設定することで撮像画像の空間周波数を落とすことで
減じても良い。
【0037】リーディングエッジ検出回路251,トレ
ーリングエッジ検出回路253は種々の素子を使って構
成することができる。例えば、図13に示すように、カ
ウンタやラッチなどを用いて構成することができる。即
ち、図13のリーディングエッジ検出回路251,トレ
ーリングエッジ検出回路253は、共通のカウンタ26
4と、1ラインの映像信号を十分な分解能を確保できる
ように分割できるようなクロックを生成する回路261
と、水平同期信号HSYNCのトレーリングエッジを検
出する回路260とを有する。回路260によりHSY
NCが検出されると、カウンタ264はリセットされ、
その後、検出回路260の出力はハイになるので、カウ
ンタ264はクロックジェネレータ261からのクロッ
クの数を計数することができる。即ちカウンタ264の
出力はHSYNCを検出してからのクロックの数を計数
する。回路262は、画像信号中の所定の数以上の連続
した“1”を検出する。同じく、回路263は、画像信
号中の所定の数以上の連続した最初の“0”を検出す
る。ラッチ265は、検出回路262が最初の“1”を
検出すると、カウンタ264の出力を記憶する。また、
ラッチ266は、検出回路263が“1”の後の最初の
“0”を検出したことを受けて、カウンタ264の内容
を記憶する。
【0038】即ち、ラッチ265は図10のt1または
3を、ラッチ266は図10のt1+t2またはt3+t
4を記憶する。これらは、それぞれHSYNC(水平同
期信号)からリーディングエッジを検出するまでの時間
(リーディングエッジ検出時間)、およびHSYNCか
らトレーリングエッジを検出するまでの時間(トレーリ
ングエッジ検出時間)を意味する。
【0039】図12の中点検出回路252は、前記2つ
の検出回路(251,253)に用いられているクロッ
クと同等のクロック生成回路と、二値化輝度信号の各リ
ーディングエッジをリセットタイミングとし、上記クロ
ック生成回路からのクロック数を計数するカウンタと、
前記各リーディングエッジと対になるトレーリングエッ
ジに同期して、その度に上記カウンタの計数結果を記憶
する複数の記憶素子(例えばラッチ)といったデジタル
的な手段により構成される。ここで、前記各リーディン
グエッジとそれと対となるトレーリングエッジとの間の
中点は、カウンタの計数結果として記憶された2進デー
タの最下位1ビットを落とす(或いは、全ビットを下位
にシフトする)ことで容易に求めることが出来る。
【0040】映像信号合成回路255は、前記3つの検
出回路(251〜253)が記憶した各記憶値に基づ
き、図6または図10で説明したバックライト制御図形
を生成する。リーディングエッジ検出時間とトレーリン
グエッジ検出時間とは、両検出時間の記憶値と、その記
憶時点から1H後のHSYNCを起点としてクロックを
計数するカウンタの計数結果とを、夫々比較のための入
力とするデジタルコンパレータの出力として得られる。
また両検出時間の中点の時刻、即ち、中点検出時間は、
中点の記憶値と、上記コンパレータの出力として再生さ
れたリーディングエッジ検出時間をリセットタイミング
とするカウンタの計数結果とを比較のための入力とする
デジタルコンパレータの出力として得られる。
【0041】このようにして得られたリーディングエッ
ジ検出時間と中点検出時間とから、それぞれを、新たな
リーディングエッジとトレーリングエッジとする二値化
信号が生成され、これを同期信号と合成することで布目
用バックライト制御像が得られる。同様に、得られた中
点検出時間とトレーリングエッジ検出時間とに基づい
て、これらをそれぞれリーディングエッジとトレーリン
グエッジとする二値化信号が生成され、この二値化信号
を同期信号と合成することで左目用バックライト制御画
像が得られる。
【0042】図14は、第1実施形態のシステムにおい
て観察者の目に到る2つの光路を示す。また、図15
は、カラー液晶表示パネル204Rに映じた右目観察用
視差画像がモノクロ液晶表示装置203Rに表示された
バックライト制御図形によって照らされながらハーフミ
ラー210を透過して右目に到る過程を示す。また、図
16は、カラー液晶表示パネル204Lに映じた左目観
察用視差画像がモノクロ液晶表示装置203Lに表示さ
れたバックライト制御図形によって照らされながらミラ
ー210によって反転されて、観察者の左目に到る光路
を示す。
【0043】バックライト制御図形は、観察者の上下方
向の移動に対する追随性を確保するために、モノクロ液
晶表示装置203R,203Lの両者において上下方向
で反転させておく必要がある。また、図14,図16に
示すように、カラー液晶表示パネル204Lに表示され
る左目観察用視差画像はミラー210によって反転され
るので、左目観察用視差画像は予め奥行き方向に反転さ
せておく必要がある。なお、右目観察用視差画像はミラ
ー210を通過するだけなので、上下に反転する必要は
ない。これらの処理は、画像処理によるものでも良い
が、単純に液晶パネルを表裏、上下等を反転するように
設置しても良い。
【0044】尚、モノクロ液晶表示装置203R(20
3L)の出射側偏光板と、カラー液晶パネル204R
(204L)の入射側偏光板とは、常に同一の偏光軸を
持たなければならない。 〈第1実施形態の変形例〉以下、第1実施形態に対する
変形例を説明する。
【0045】画像処理装置211は、アナログ回路によ
っても構成できる。例えば、前述の図13のラッチ(2
65,266)は、時間を端子間電位として記憶するコ
ンデンサに、カウンタ(264)はそのコンデンサを一
定の電流で充放電させる定電流回路に、デジタルコンパ
レータは、上記コンデンサのチャージ前電位を閾値とし
て動作するアナログコンパレータ回路に置き換えること
ができる。
【0046】リーディングエッジ検出時間およびトレー
リングエッジ検出時間を計測・記憶するには、コンデン
サヘの充電をHSYNCより開始し、二値化信号のリー
ディングエッジおよびトレーリングエッジで終了する。
この時のコンデンサの端子間電位は充電時間、即ち両検
出時間に比例する。更に、記憶量の読み出しは、記憶時
に充電した電荷を1H後のHSYNCより放電させるこ
とで行われ、コンデンサ端子間電位とチャージ前電位と
を比較入力とするコンパレータの出力として所望の時間
を得ることができる。また、中点検出回路では、コンデ
ンサヘの充電は二値化輝度信号のリーディングエッジで
開始し、それと対となるトレーリングエッジで終了す
る。ここで、所望の両エッジ間の中点は、記憶時に充電
した電荷を上述のアナログコンパレータ出力として得ら
れたリーディングエッジ検出時間より放電させ、コンデ
ンサ端子間電位とチャージ前電位とを比較入力とするコ
ンパレータの出力として所望の時間を得ることができ
る。但し、その際の放電電流値は充電時の倍とする。あ
るいは、充電後のコンデンサに電荷を蓄積していない同
容量のコンデンサを並列接続することで端子間廃位を半
分にし、接続したコンデンサを再び分離した後に放電を
開始することで、放電電流値を充電時と同一にすること
もできる。また、はじめから同容量のコンデンサを2個
直列にしたものを使用して、充電後にその中点の電位を
バッファを介して別のコンデンサに記憶し、これをチャ
ージ前電位の代わりにアナ回グコンパレーダの比較入力
の一方として用いることで放電電流値を充電時と同一に
することもできる。
【0047】また、画像処理装置211は、デジタル回
路による構成を用いる場合でも別の構成を取ることが可
能である。例えば、中点検出回路252は、不図示の加
算器とシフト回路により構成し、ラッチ265に記憶し
たリーディングエッジ検出時間とラッチ266に記憶し
たトレーリングエッジ検出時間とを加算後に、加算結果
の半値を求めることで、HSYNCをリセットタイミン
グとする両エッジ間の中点の検出時間を求めてもよい。
半値は前述の手順と同様に、2進データで表された加算
結果の1ビットシフトで求めることができる。この構成
は、アナログ回路による構成においても応用可能であ
る。
【0048】また、図12に示した3つの検出回路(2
51〜253)は、2ライン分の記憶素子を持ってお
り、一方が書き込み状態の時は、もう一方が読み出し状
態となり、交互にその樹能を切り替えることでライン毎
に処理をおこなっている。本処理法では、各ラインの表
示が1ライン分ずつ下にずれて表示されることになる
が、1Hディレイ同期信号作製回路254を用いて、同
期信号部分VSYNC,HSYNCも1H送らせること
により、図面に表示する際の表示位置を同じにすること
もできる。もちろん、1フレーム分の処理をまとめて行
うことで、表示位置を補正しても良い。
【0049】更なる変形として、画像処理装置211に
おける全ての処理をソフトウェアによって行うことも可
能である。観察者の位置が一定の範囲内であれば上記装
置を用いた立体視が可能となるため、複数の観察者が同
時に同一の立体画像を認識することが可能である。第1
実施形態の変形例を更に提案する。
【0050】例えば、上述した凸レンズ205は、図1
7に示すような凸レンズアレイ251を用いることで焦
点距離を短くし、小形化をはかることも可能である。図
17においては、複数の凸レンズユニット252が左右
上下方向に等間隔で並んでいる。また、凸レンズ205
及びレンズユニット252はフレネルレンズを用いても
よい。
【0051】但し、凸レンズもしくはフレネルレンズを
アレイ化した場合は、モノクロ液晶表示装置203R,
203Lに表示される光像は、図18に示すように、ア
レイを構成するレンズユニット252fに対応してユニ
ット毎に形成されなくてはならない。図18の例では、
レンズアレイのユニットとしてフレネルレンズを用いて
いる。モノクロ表示装置203の表示画面は、図18に
示す如く、複数の領域(203-1,203-2,203-
3,…)に分割され、夫々の領域に、縮小されたバック
ライト制御図形が表示される。尚、この際のレンズユニ
ット252fの数、形状は任意である。
【0052】また、実施形態では、観察者の顔面を正面
から撮影するのが好ましいが、そのためには、観察者の
前方にハーフミラー(不図示)を設け、顔面からの光は
このミラーに反射して下方に進ませ、この反射光を光軸
を上に向けたカメラにより捕らえるようにする。こうす
ることで、観察者の顔面を正面から捕らえることができ
る。表示装置からの光は上記ミラーを透過する。
【0053】また、さらには、照明光源は赤外線発光の
ものに限らず、可視光や紫外線発光のものでもカメラが
感度を有している波長範囲のものであれば良い。さらに
は、所定の画像処理を施す場合には、カメラの代わりに
それらの映像が得られるシステムを用いることにより、
マイクロウエーブや超音波を媒体とすることも可能であ
る。
【0054】また、本実施形態ではバックライト光源と
して白黒液晶ディスプレイを用いたが、これに代えて、
例えばプラズマディスプレイ、液晶プロジェクタ、ネオ
ン管ディスプレイ、固体発光素子、薄型CRTあるいは
アレイ状CRT等を用いることが可能である。また、デ
ィスプレイ以外の種々の光源をバックライト用の光源と
して使用することももちろん可能である。
【0055】〈立体画像表示システム〉…第2実施形態 上記第1実施形態においては、2つのカラー液晶表示パ
ネル(204R,204L)の夫々に映った右目用視差
画像と左目用視差画像をハーフミラー210で合成して
同一視野内に共存させている。即ち、第1実施形態の表
示システムは、左右目のための1組のバックライト制御
画像を表示するための1組のモノクロ液晶表示装置と、
左右目のための1組の観察用視差画像を表示するための
1組のカラー液晶パネルを必要とする。
【0056】第2実施形態の立体画像表示システムは、
1組のバックライト制御画像を1つのモノクロ液晶表示
装置に表示し、右目用視差画像と左目用視差画像の両方
を1つのカラー液晶パネルに表示することにより、シス
テム全体の構成を小型化したことを特徴とする。図19
は、第2実施形態にかかる立体画像表示システムの構成
を示す。同図において、同システムは、表面の偏光フィ
ルタを除去したモノクロ液晶表示装置300と、n個に
分割された凸レンズアレイ(320-1,320-2,…3
20-n)を有する光学系320と、観察用視差画像を表
示するための特殊なカラー液晶パネル370(液晶/電
極層340と、この層340を挟むフィルタ360a,
360bとを含む)と、観察者の顔面を撮影するための
カメラ202と、n組のバックライト制御画像を生成す
る画像処理装置400と、左右目用のl組の観察用視差
画像を出力するカラー画像出力装置550と、画像出力
装置550からの1組観察用視差画像を、カラー液晶パ
ネル370の各表示領域に分割表示するための制御装置
506とを具備する。ここで、カラー液晶パネル370
は、表示画面が表示ライン毎に2m個に分割された複数
の帯状の表示領域(340R-1,340L-1,340R
-2,340L-2,…340R-m,340L-m)を有する
液晶/電極層340(この層340の構成は図22を参
照)と、この液晶/電極層340の各画素に合わせてそ
の表裏両面に貼り付けられた2m個の帯状領域(360
R-1,360L-1,360R-2,360L-2,…360
R-m,360L-m)を有する偏光フィルタ360a,3
60bとからなる。液晶/電極層340は、一般のカラ
ー液晶パネルから、その表裏両面に貼り付けられている
2枚の偏光板を予め除去したものである。
【0057】図20にバックライト制御画像を表示する
ためのモノクロ液晶表示装置300の構成を示す。この
モノクロ液晶表示装置300は、レンズアレイ320の
数と等しい数のn個のセル画像領域(300-1,300
-2,…300 -n)に分割されている。画像処理装置4
00は、夫々のセル画像領域に、図20に示すように、
2つの部分画像からなるバックライト制御画像を表示す
る。図20において、一方の部分画像は顔面の右半面に
対応する領域301Rであり、他方の部分画像は顔の右
半面以外の部分に対応する領域301Lである。前述し
たように、液晶表示装置300の表面では偏光フィルタ
を外しているために、領域301Rからの光と領域30
1Lからの光とは異なる偏光を有することになる。即
ち、画像処理装置400が液晶表示装置300に、セル
の数分だけ分割された制御画像を出力すると、個々のセ
ル画像領域には、右目用バックライト制御画像301R
と左目用バックライト制御画像301Lとが表示され、
夫々の制御画像からは互いに異なる偏光が照射されるこ
とになる。
【0058】図21にバックライト制御画像の光に指向
性を与えるためのレンズ系320の構成を示す。1個の
レンズは、モノクロ液晶表示装置300の1個のセル表
示領域をカバーする。図21は模式的にレンズを円で示
しているが、図17,図18のように、レンズの4隅が
開かないようにするのが望ましい。図24は一般のカラ
ー液晶パネル370’の一部を示すもので、第2実施形
態のカラー液晶パネル370と比較説明するために提示
されたものである。図24においては、任意の2画素領
域が代表として示される。即ち、一般の液晶パネル37
0’は、図24に示すように、両側を2つの偏光板によ
って挟まれている。ここで、バックライト光入射側のX
偏光板は、X偏光を透過させるが、このX偏光と偏光軸
が直交するY偏光を実質的に遮断する。また、バックラ
イト出射側のY偏光板はY偏光を透過しX偏光を遮断す
る。尚、図24においては、説明の便宜上、カラーフィ
ルタ等は省略されている。
【0059】図24に示されているところの、液晶/電
極層340’の一部が、印加電圧の分布によって、図2
4に示すように、たまたま上下2つの領域に分割されて
いるとする。周知のように、上側の領域は偏光をそのま
ま透過させる領域であり、便宜上ブラック領域と称し、
下側の領域は偏光を90度回転させる領域であり、便宜
上ホワイト領域と称する。尚、これらの領域の作用は印
加する電圧の定義如何によって逆転させることが出来る
ことも周知である。
【0060】従って、偏光していない通常光がバックラ
イト光としてX偏光板に入光すると、X偏光だけが液晶
/電極層340’に入射する。X偏光は、ブラック領域
を通過しても、偏光軸は変化せずにX偏光として出射す
るが、ホワイト領域を通過すると、偏光面は回転してY
偏光として出射する。従って、これらのX偏光及びY偏
光がY偏光板を通過すると、Y偏光のみが通過するの
で、観察者の眼にはホワイト領域(図24の下側の領
域)のみが映ずる。実際には、この作用が画素毎に印加
電圧に応じて夫々発揮されることによって、画像の濃淡
が表現される。
【0061】尚、図24の液晶パネルがカラー液晶パネ
ルの場合には、カラーフィルタが付加されて、透過した
光に色が付加されるに過ぎなく、カラー液晶パネルの透
過光制御の原理も図24によって説明されている。これ
に対して第2実施形態のカラー液晶パネル370の動作
原理を、図22,図23,図25を用いて説明する。
【0062】図22に示すように、観察用視差画像を表
示するためのカラー液晶パネル370には2m本の表示
ラインが設定されている。また、前述したように、液晶
/電極層340は、図22に示すように、2m個の帯状
の表示領域(340R-1,340L-1,340R-2,3
40L-2,…340R-m,340L-m)に分割されてお
り、表示領域(340R-1,340R-2,…340R-
m)には右目観察用視差画像が、表示領域(340L-
1,340L-2,…340L-m)には左目観察用視差画
像が、夫々互いに分離されて表示される。
【0063】第2実施形態の液晶/電極層340の両面
には、通常の液晶パネルに備えられている偏光板の代わ
りに、偏光フィルタ360a,360bが設けられてい
る。偏光フィルタ360a,360bの夫々の構成を図
23に示す。図23に示すように、フィルタ360a,
360bは’の表示面と同じ大きさを有し、交互に並ぶ
複数の帯状偏光フィルタ片360R,360Lを有す
る。偏光フィルタ片360R,360Lは互いに異なる
偏光軸を有する。すると、1つおきの複数のフィルタ片
(360R-1,360R-2,…360R-m)は全てある
1つの方向(便宜上X方向とする)の偏光軸を有する。
他方の1つおきの複数のフィルタ片(360L-1,36
0L-2,…360L-m)は全て前記X方向に直交する方
向(便宜上Y方向とする)の偏光軸を有する。1つのフ
ィルタ片の縦方向の長さは、液晶/電極層340の表示
面における表示領域の空間分割の幅に等しい。即ち、液
晶パネル370の1つの表示領域の幅は偏光フィルタの
1つのフィルタ片の幅に等しい。フィルタ360aと3
60bはそれぞれ同一画素で偏光軸が直交するように設
定する。
【0064】画像処理装置400は、第1実施形態の画
像処理装置211と同じ原理により右目用バックライト
制御画像を生成する。第2実施形態の画像処理装置40
0が第1実施形態の画像処理装置211と異なる点は、
右目用バックライト制御画像のみを生成する点にある。
図25は、カラー液晶パネル370の作用を説明するた
めに、任意の右目用画素をパネル片340RB,340
RWとし、任意の左目用画素をパネル片340LB,3
40LWとして模式的に示したものである。
【0065】図25の領域360bR(或いは図23の領
域360R-k)は、バックライト入射面においてX偏光
のみを通し、図25の領域360bL(或いは図23の領
域360L-k)はY偏光のみを通す。図25において、
パネル片340Rと340Lの夫々に、上下で黒と白が
映ずるような視差画像が表示されている場合を仮定す
る。すると、右目用の視差画像を表示する領域340R
Bは偏光軸の回転作用のないブラック領域であり、同じ
く領域340RWは偏光軸を回転させるホワイト領域で
あり、他方、左目用の視差画像を表示する領域340L
Bはブラック領域であり、同じく領域340LWはホワ
イト領域である。従って、右目用の視差画像領域340
RBからはX偏光が、領域340RWからはY偏光が、
他方、左目用の領域340LBはブラック領域からはY
偏光が、同じく領域340LWからはX偏光が出射さ
れ、夫々がフィルタ360aに入射する。従って、フィ
ルタ360aから出射する光は、領域360aRからはY
偏光が、領域360aLからはX偏光が夫々ホワイト領域
のみから出射されるものである。即ち、観察者には、X
偏光のバックライト光によってのみ照明された右目用視
差画像と、Y偏光のバックライト光によってのみ照明さ
れた左目用視差画像とが届く。この時、レンズ系320
の作用によって、X偏光には右目のみに向かう指向性
を、Y偏光には左目のみに向かう指向性を夫々持たせて
おけば、観察者の左右の目には、左右の視差画像が分離
されて所謂立体画像として映ずることになる。尚、量変
更を発する罰光に指向性を持たせるには、モノクロ液晶
表示装置300に表示するバックライト制御画像の大き
さ及び表示位置を、従来技術の項に記述したように、予
め調整しておくことが必要である。
【0066】制御装置506は、1組の観察用視差画像
を画素1ライン毎に交互にカラー液晶パネル370に表
示するように制御する。 〈第2実施形態の変形例〉本発明の画像表示装置は、上
述の実施形態に限られるものではなく、その他種々の態
様の変更が可能である。
【0067】例えば、液晶/電極層340の表裏に貼り
付けられるフィルタ360aと360bは、同一画素に
おいては夫々直交する偏光軸を持つように設定したが、
これは、液晶の駆動モードを無電界時に透過光の減衰が
小さくなるノーマリーホワイトモードとして考えたため
であり、無電界時に透過光の減衰が大きくなるノーマリ
ーブラックモードの場合には、同位置画素においては夫
々同一の偏光軸を持たせねばならない。
【0068】また、例えば、右目用視差画像の表示領域
においてはノーマリーホワイトモードで、左目用視差画
像の表示領域においてはノーマリーブラックモードで駆
動するような構成を採用すれば、出射側の偏光板は一方
向の偏光軸を持つ偏光板とすることも可能である。尚、
液晶パネル370は、ノーマリーホワイトモードで駆動
する部分は表裏の偏光板の偏光軸が直交するように、ノ
ーマリーブラックモードで駆動する部分は同一偏光軸を
持つように構成する。
【0069】また、上記実施形態においては、互いに直
交する二偏光を出力可能なバックライト光源として、出
射側の偏光板を除去した液晶パネルを用いたが、出射側
の偏光板が直交する二種の偏光板をライン毎に交互に貼
り付けたような構成を採用しても良い。この場合、液晶
パネルの駆動モードは、表裏の偏光板の偏光軸が直交す
る場合はノーマリーホワイトモードに、偏光子と検光子
が同一偏光軸を持つ場合はノーマリーブラックモードに
しなければならない。更に、出射面に直交する二種の偏
光板をライン毎に貼り付けたような偏光板を貼り付ける
場合には、プラズマデイスプレイやCRT、固体撮像素
子アレイ等の自発光デバイスを用いることが可能であ
る。尚、このような構成を取る場合には、出射側の直交
する二種の偏光板に合わせて、右目用と左目用のバック
ライト制御画像を表示しなければならない。
【0070】第2実施形態の空間分割方式では、上述し
たカラー液晶パネル370に代えて、偏光軸が互いに直
交する短冊状の1組の偏光フィルタ片を交互に配列して
なる偏光フィルタと、第1の偏光フィルタ片と対応する
位置に右目用の画像を、第2の偏光フィルタ片と対応す
る位置に左目用の画像を各々記録されてなる印画フィル
ムを貼り合わせてなる偏光フィルムを用いることも可能
である。
【0071】また、カラー液晶パネルに貼付される直交
する偏光軸を持つ2種の偏光フィルタは、必ずしも水平
ライン毎に貼付する必要は無く、画面内に均等に分布す
る限り、垂直ライン毎、あるいは市松模様といった種々
の形態をとることが可能である。以上、空間分割方式に
ついて述べたが、この他に右目観察用視差画像信号と左
目観察用視差画像信号とを、時分割、例えばフレーム毎
に交互に行うようにしてもよい。右目観察用視差画像と
左目観察用視差画像を表示するカラー液晶パネル370
への出力を時分割で行うようにした場合には、モノクロ
液晶表示装置300からのバックライト光は2つの偏光
を用いる必要はなく、また、液晶以外の非偏光マトリク
ス光源を用いることも可能である。従ってこの場合に
は、カラー液晶パネルは一般的なものを用いれば良く、
カラー液晶パネル上への右目観察用視差画像の出力と同
期してモノクロ液晶表示装置300に右半顔面の光像
が、また、カラー液晶パネル370上への左目観察用示
唆画像の出力と同期してモノクロ液晶表示装置300に
左半顔面の光像が各々映出される。
【0072】尚、この場合でもモノクロ液晶表示装置3
00の出射側偏光板と、カラー液晶パネル370の入射
側偏光板とは、同一の偏光軸を持たねばならない。 〈立体画像表示システム〉…第3実施形態 これから説明する第3実施形態のシステムは、入射光の
位相を切り換える光学フィルタにより左右分離を行うも
のである。
【0073】図26,図27は第3実施形態の表示シス
テムの構成を模式的に示す。特に、図26は、同システ
ムを上から見た場合を、図27は側方から見た場合を示
す。これらの図において、500は陰極管を用いた平面
光源であり、その前方にモノクロの液晶表示装置501
が置かれている。尚、この液晶表示装置501は、2つ
の表面のうち、入射側の面、即ち陰極管500側の面に
は偏光板(不図示)が設けられているが、出射側の面、
即ち、陰極管500と反対側の面には偏光板を設けてお
らず、従って、液晶表示装置501を透過する光は、電
圧の印加状態によって偏光方向が90度異なる2つの偏
光状態を有した光となる。液晶表示装置501の表示面
には、モノクロカメラ505によって撮影された観察者
の顔面像から得られた半面像、即ち、バックライト制御
画像が表示される。尚、バックライト制御画像は制御画
像生成回路530によって生成されるものであり、その
生成原理は第1実施形態,第2実施形態と全く同じであ
る。
【0074】液晶表示装置501の前方にフレネルレン
ズ502が置かれている。このフレネルレンズ502は
第1実施形態のフレネルレンズと同じでよい。フレネル
レンズ502の前方には、透過光に90度の位相差を生
成する位相差フィルム503が、その更に前方には、カ
ラー液晶パネル504が置かれている。位相差フィルム
503は透過光の位相を90度切り換える役目を有す
る。カラー液晶パネル504には、画像信号合成回路5
11により領域分割多重された右目観察用視差画像と左
目観察用視差画像とが表示される。即ち、図28にて後
述するように、液晶/電極層504aの各走査線におい
て、左目用走査線504a Lでは左目観察用視差画像が
表示され、右目用走査線504aRでは右目観察用視差
画像が表示される。
【0075】カラー液晶パネル504および位相差フィ
ルム503の詳細な構成を図29に示す。図29に示す
ように、位相差フィルム503は、カラー液晶パネル5
04のバックライト側の面に貼り付けられた平面状の偏
光板504dの上に、1本の表示ラインの幅に略等しい
幅Wの帯状の90度位相差板(5031,5032,…5
03n)を、表示ラインと平行に、且つ表示ラインの幅
に略等しい間隔Dで等間隔に貼り付けられたものであ
る。
【0076】図30乃至図32は90度位相差板503
の原理を説明する。本実施形態で用いられている位相差
板503はλ/2波長板であり、波長板とは異方性結晶
内を進む光の偏光状態による速度の違い、即ち屈折率の
違いを利用した光学素子である。λ/2波長板の光学軸
をZ方向に取り、Y軸方向(図30乃至図32では紙面
に垂直な方向)から、XZ面でX軸より45度方向に振
動する直線偏光RI(図30)を垂直に入力すると、こ
の直線偏光RIは結晶内ではZ方向に振動する成分(異
常光)とX軸方向に振動する成分(常光)に分かれて進
み、それらの振幅は等しくなる。しかし、結晶の屈折率
は異常光と常光とでは異なるので、前者に対する屈折率
をne、後者に対する屈折率をnOとすると、ne>nO
らば、常光に比して異常光の方が結晶内での速度が遅く
なり、波長板からの出射端で位相の遅れ(位相差)が生
じる。この結晶透過後における両光の位相差δは、 δ=(2πd/λ)(ne−no ) で表される。ここで、dは波長板の厚さ、λは透過光の
波長を表す。
【0077】そこで、結晶内の透過光の波長λに応じて
波長板の厚さdを調整して位相差δがλ/2(=π)と
なるようにすれば、出射端において異常光は常光よりλ
/2だけ遅れることとなる。従って、出射光の常光と異
常光の偏光面は、入射光のそれに比べてλ/4(=π/
2)位相が遅れることとなるので、λ/2波長板を用い
れば、入射光と出射光の偏光面に90度の位相差を与え
ることが可能となるのである。
【0078】第2実施形態と異なり、第3実施形態のカ
ラー液晶パネル504は通常のカラー液晶表示装置であ
る。尚、電極/液晶層504aは周知のように、液晶材
料を、配向膜を介して、画素電極層と共通電極層とが挟
んでおり、その両電極層の外側にそれぞれ保護用のガラ
ス板が設けられている。また、画素電極の間隔は1走査
線の幅Dに等しい。
【0079】位相差フィルム503とカラー液晶パネル
504とは、図28に示すように、位相差フィルム50
3と電極/液晶層504aの画素配置とが一致するよう
に重ねる。図33は、第3実施形態において、液晶表示
装置501から出射した左目用偏光と右目用偏光とが、
それぞれ、カラー液晶パネル504の右目用走査線と左
目用走査線の夫々に入光する過程を説明する。
【0080】液晶表示装置501は陰極管による平面光
源500側にのみ偏光板が設けられているので、図26
に示すように、液晶表示装置501の画素電極(不図
示)において、電圧が印加されている液晶分子の領域を
通過した光と、電圧が印加されていない液晶分子の領域
を通過した光とは、互いに異なる偏光状態(偏光方位角
が直交した状態)を有するので、この液晶表示装置50
1に制御画像生成回路530で処理したバックライト制
御画像を表示すると、観察者の左目位置に対応する領域
501L(図26)は左目用バックライト用の偏光を、
また、領域501L以外の領域501Rは右目用バック
ライト用の偏光を出射することとなる。
【0081】この様子を、図33において、液晶表示装
置501から「左目用偏光」と「右目用偏光」とが互い
に異なる位相状態ではあるが重畳した状態で出射してい
るものとして表されている。特に、図33において、
「バックライト出射光」はそれを表す矢印内において、
左目用に対しては水平ハッチングで、右目用に対しては
垂直ハッチングで表現している。
【0082】以下、液晶表示装置501からの出射時点
での左目用偏光を、説明の便宜上「X」偏光と呼び、そ
して、液晶表示装置501からの出射時点での右目用偏
光の偏光方向を「Y」偏光と呼ぶ。液晶表示装置501
から出射したX偏光とY偏光の重畳光の一部は、図33
に示すように、90度位相差板503からなる各帯要素
(5031,…,503n)を通過して偏光板504dに
入射し(図33においてで示す)、他の一部は90度
位相差板を通過しないで偏光板504dに入射する(図
33においてで示す)。ここで、90度位相差板の要
素(5031,…,503n )を通過した重畳偏光のう
ちの、左目用偏光であるX偏光は90度位相を回転され
るのでY偏光となり、右目用偏光であるY偏光はX偏光
となる。
【0083】即ち、偏光板504dにおいて、カラー液
晶パネル504の右目用表示ラインに対応する、偏光板
504dの領域504dRは、X偏光状態の偏光のみを
透過させるので、Y偏光された左目用偏光とX偏光され
た右目用偏光のうちの右目用偏光のみを透過させる。一
方、カラー液晶パネル504の左目用表示ラインに対応
する、偏光板504dの領域504dLは、X偏光され
た左目用偏光とY偏光された右目用偏光のうちのX偏光
状態の左目用偏光のみを透過させる。
【0084】かくして、偏光板504dの、右目用表示
ラインに対応する領域504dRからは右目用偏光だけ
となり、この右目用偏光が右目用表示ラインに対応する
カラー液晶パネルの液晶分子に到達する。また、偏光板
503bの、左目用表示ラインに対応する領域503b
Lからは左目用偏光だけとなり、この左目用偏光が左目
用表示ラインに対応するカラー液晶パネルの液晶分子に
到達する。
【0085】かくして、図26,図29,図28,図3
3を参照すると、観察者の右目にのみ到達するように指
向性を与えられた右目用偏光(X偏光)は、右目用の立
体画像用の表示ライン領域504aRのみに入力して、
結果的に観察者の右目に入る。また、観察者の左目にの
み到達するように指向性を与えられた左目用偏光(X偏
光)は、左目用の立体画像用の表示ライン領域504a
Lのみに入力して、結果的に観察者の左目に入る。
【0086】かくして、第3実施形態でも良好な立体視
が実現できる。特に、90度位相差板503の帯領域の
各位置と、カラー液晶パネル504aの各表示ラインの
位置とを正確に合わせれば、クロストークの少ない立体
が実現できる。 〈立体画像表示システム〉…第4実施形態 第1実施形態乃至第3実施形態のシステムは、バックラ
イトを用いるものであったが、本発明の透過光制御画像
は、所謂「パララックスバリア方式」の立体画像表示に
も適用可能である。
【0087】図34は第4実施形態の立体画像表示シス
テムの構成を示す。同図において、600Rは右目観察
用視差画像を表示するカラーCRT、600Lは左目観
察用視差画像を表示するカラーCRT、601Rは右目
用透過光制御画像を表示する光透過型のモノクロ液晶パ
ネル、601Lは左目用透過光制御画像を表示する光透
過型のモノクロ液晶パネルである。モノクロ液晶パネル
601R,601Lは透過光制御画像が表示されると、
透過光制御画像の“1”に対応する液晶パネル601の
画素部分は光を透過する性質を有するようになる。
【0088】第1実施形態と同じように、レンズ204
及びモノクロ液晶パネル601は観察用視差画像に指向
性を与えるので、CRT600Rからの右目観察用視差
画像は、右目用透過光制御画像610Rを透過して、観
察者の右目にのみ入射する。一方、CRT600Lから
の左目観察用視差画像は、左目用透過光制御画像610
Lを透過して、観察者の左目にのみ入射する。
【0089】かくして、第4実施形態も良好な立体視を
実現できる。尚、時分割方式や、第3実施形態のような
偏光を用いた画素毎の分割方式も可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像表示
装置によれば、小規模な構成でも、観察者の顔面位置、
特に、目の位置を正確に検出することができる。特に、
観察者の顔の形状の変化、髪型等に左右されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の立体画像表示システムの構成を示す
図。
【図2】 図1に示した立体画像表示システムの構成を
示す図。
【図3】 従来例にかかるバックライト制御画像の生成
の手法を説明する図。
【図4】 従来例にかかるバックライト制御画像の生成
の手法を説明する図。
【図5】 本発明の各実施形態に用いられている制御画
像の生成原理を説明する図。
【図6】 本発明の各実施形態に用いられている制御画
像の生成原理を説明する図。
【図7】 本発明の各実施形態に用いられている制御画
像の生成原理を説明する図。
【図8】 本発明の各実施形態に用いられている制御画
像の生成原理を説明する図。
【図9】 本発明の各実施形態に用いられている制御画
像の生成原理を説明する図。
【図10】 顔面画像のエッジを検出する原理を説明す
るタイミングチャート。
【図11】 本発明の制御画像生成原理をバックライト
方式に適用した第1実施形態の立体画像表示システムの
構成を示す図。
【図12】 第1実施形態の画像処理装置の構成を示す
図。
【図13】 第1実施形態におけるエッジ検出回路の構
成を示す図。
【図14】 第1実施形態における光路を示す図。
【図15】 第1実施形態における光路を示す図。
【図16】 第1実施形態における光路を示す図。
【図17】 凸レンズの変形例の構成を示す図。
【図18】 凸レンズの変形例の構成を示す図。
【図19】 本発明の第2実施形態にかかる表示装置の
構成を示す図。
【図20】 第2実施形態のバックライト表示のための
表示装置300の構成を説明する図。
【図21】 第2実施形態の指向性付与のためのレンズ
系320の構成を説明する図。
【図22】 第2実施形態の観察用視差画像を表示する
液晶/電極層340の構成を説明する図。
【図23】 第2実施形態の液晶シャッタ(フィルタ)
360の構成を説明する図。
【図24】 第2実施形態の液晶パネル3700の構成
と対比するために、従来の液晶パネル370’の構成を
示す図。
【図25】 第2実施形態の液晶パネル370の動作を
説明する図。
【図26】 第3実施形態の観察用視差画像表示装置の
構成を上方から説明する図。
【図27】 第3実施形態の観察用視差画像表示装置の
構成を側方から説明する図。
【図28】 第3実施形態における、90度位相差板の
各要素位置とカラー液晶パネル504の走査線との位置
関係を説明する図。
【図29】 第3実施形態の位相差フィルム503とカ
ラー液晶パネル504との位置関係を説明する図。
【図30】 第3実施形態に用いられるλ/2波長板の
動作原理を説明するための入射光の偏光状態を説明する
図。
【図31】 第3実施形態に用いられるλ/2波長板の
動作原理を説明するための出射光の偏光状態を説明する
図。
【図32】 第3実施形態に用いられるλ/2波長板の
動作原理を説明するための、入射光と出射光の偏光面の
位相差を説明する図。
【図33】 第3実施形態において、バックライトから
の左目用偏光(又は右目用偏光)が、カラー液晶パネル
504の左目用走査線(又は右目用走査線)に入射する
過程を説明する図。
【図34】 第4実施形態の構成を説明する図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有田 栄次 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 服部 知彦 愛知県名古屋市東区大幸3丁目1番28号ユ ーハウス大幸10C

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の顔面上の領域を擬似的に両目近
    傍の位置として検出し、前記観察者の両方の目に異なる
    第1の画像と第2の画像とを夫々観察させる画像表示装
    置において、 前記観察者の顔を撮像する手段と、 前記撮像手段によって得られた観察者の顔面の画像デー
    タに基づいて、前記顔面画像の水平方向における略中央
    位置を検出する検出手段と、 検出された前記顔面画像の略中央位置に基づいて、右目
    用制御画像と左目用制御画像とを生成する生成手段と、 前記右目用制御画像と左目用制御画像とを表示する表示
    手段と、 表示された前記右目用制御画像と左目用制御画像を用い
    て、前記第1の画像を表す光と第2の画像を表す光と
    に、夫々、観察者の右目と左目に向かう指向性を与える
    指向性付与手段とを具備することを特徴とする画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像と第2の画像は、夫々所
    定の視差を有して撮影された立体画像であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記顔面画像の画像デ
    ータを二値化する手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至2のいずれかに記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記顔面画像の画像デ
    ータを水平方向に走査する手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記顔面画像の画像デ
    ータの値が大きく変化する位置を検出することにより、
    画像データ中の顔面の輪郭の位置を同定することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、検出された顔面の輪郭
    上の水平方向における2点間の中央位置を顔面の略中央
    位置と同定することを特徴とする請求項5に記載の画像
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、垂直方向に前記顔面画
    像を走査する手段を有し、水平方向における中央位置
    を、垂直方向において複数点検出することを特徴とする
    請求項1乃至3、5および6のいずれかにに記載の画像
    表示装置。
  8. 【請求項8】 前記指向性付与手段は、凸レンズもしく
    はフレネルレンズを有することを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記凸レンズもしくはフレネルレンズは
    アレイ状に構成されていることを特徴とする請求項8に
    記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は制御画像のドットが出
    力されている位置では発光することにより、前記制御画
    像の光はバックライトとして機能することを特徴とする
    請求項1乃至9のいずれかに記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の画像及び第2の画像を表示
    する表示デバイスを有し、 前記表示手段は、前記表示デバイスの前方に配置され、
    光透過型のモノクロ液晶表示装置であることにより、 前記表示手段に表示されている制御画像はパララックス
    バリアとして機能することを特徴とする請求項1乃至1
    0のいずれかに記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示手段は、直角に向かい合って
    配置された1組の液晶表示装置を有し、 前記指向性付与手段は、前記1組の液晶表示装置の前方
    に配置されたハーフミラーを有することを特徴とする請
    求項1乃至11のいずれかに記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の画像と前記第2の画像とを
    時分割に表示可能な表示デバイスを有し、 前記表示手段は、前記表示デバイスにおける前記第1の
    画像と前記第2の画像との切換タイミングに同期して、
    前記右目用制御画像と前記左目用制御画像とを時分割に
    表示可能であることを特徴とする請求項1乃至11のい
    ずれかに記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の画像を表示する第1の領域
    と前記第2の画像を表示する第2の領域とが一表示面内
    に略均一に配置された表示デバイスをさらに有し、 前記表示手段は、前記右目用制御画像と前記左目用制御
    画像とを互いに異なる第1の偏光と第2の偏光で表示
    し、 前記表示デバイスは、前記第1の領域が前記第1の偏光
    をバックライト光として実質的に透過し前記第2の偏光
    を実質的に遮断し、前記第2の領域が前記第2の偏光を
    バックライト光として実質的に透過し前記第1の偏光を
    実質的に遮断するように構成されたことを特徴とする請
    求項1乃至10のいずれかに記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記撮像手段は1つだけのカメラを有
    することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 前記撮像手段は1つまたは複数の照明
    装置を有することを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載の画像表示装置。
  17. 【請求項17】 前記撮像手段は観察者の前方略中央に
    配置されていることを特徴とする請求項1乃至11のい
    ずれかに記載の画像表示装置。
JP9221659A 1996-09-17 1997-08-18 画像表示装置 Withdrawn JPH10150676A (ja)

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