JPH10150751A - かご型回転子の製造方法および製造装置 - Google Patents

かご型回転子の製造方法および製造装置

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JPH10150751A
JPH10150751A JP8308217A JP30821796A JPH10150751A JP H10150751 A JPH10150751 A JP H10150751A JP 8308217 A JP8308217 A JP 8308217A JP 30821796 A JP30821796 A JP 30821796A JP H10150751 A JPH10150751 A JP H10150751A
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rotor
mold
short
conductive material
circuit rings
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JP8308217A
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English (en)
Inventor
Nobuo Kayaba
信雄 萱場
Koki Taneda
幸記 種田
Toshio Uchida
敏夫 内田
Heikichi Kuwabara
平吉 桑原
Yasuo Osone
靖夫 大曽根
Masaharu Senoo
正治 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】銅や銅合金等の融点が高い導電材料を用いた場
合であっても、短絡環の割れ、ひび等の無いかご回転子
を製造することができる、かご型回転子の製造方法およ
び製造装置を提供する。 【解決手段】回転子鉄心210の両端に形成される短絡
環220、230と、これらの短絡環を相互に連結する
ロータバー240とを、溶融させた導電材料を用いてダ
イキャスト法により一体成形するかご型回転子の製造装
置であって、一体成形に必要なキャビティが自身の内部
に形成された金型(固定型110および可動型120)
と、キャビティに面した金型内壁面のうち、短絡環22
0、230のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成する
ための2つの凸状部分(ブロック150、160の各先
端部)のみを局所的に加熱するヒータ151、161
と、溶融させた導電材料をキャビティ内に射出するプラ
ンジャチップ190とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに使用され
るかご型回転子の製造方法および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ用のかご型回転子の製造方法とし
て、従来より、回転子鉄心の両端に形成される2つの短
絡環と、これらの短絡環を連結する複数のロータバーと
を導電材料を用いてダイキャスト法により一体成形する
方法が知られている。
【0003】このような製造方法は、例えば、特開平6
−86516号公報にも記載されている。ここでは、特
に、導電材料として、銅あるいは銅合金を使用してい
る。銅や銅合金は、アルミニウムやアルミニウム合金と
比較して導電率が高いため、ロータバーや短絡環は、こ
のような素材で形成することが望ましい。導電率が低い
場合、これを補うべく回転子自体を大きくしなければな
らず、結果としてモータが大型化してしまうからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、銅や銅合金等の
融点が高い素材を用いてダイキャストを行う場合、融点
が高い分、溶融状態にある素材と、金型との温度差は大
きくなる。溶融中の素材と、金型との温度差が大きくな
れば当然、素材から金型への熱の移動量も増大する。
【0005】しかしながら、素材の凝固時において素材
から金型への熱の移動量が増えてしまうと、素材の凝固
収縮作用だけでなく、素材から与えられた熱量による金
型の膨張作用も無視できなくなる。
【0006】特に、前述の短絡環では、モータ軸を通す
ための貫通孔を形成する金型の凸状部分を溶融素材が囲
むような形となるため、中心に位置する凸状部分の膨張
作用と、これを取り囲む溶融素材の凝固収縮作用との相
乗的な拘束力が生じ、凝固時において短絡環にひびや割
れが発生しやすくなる。
【0007】このような問題点を鑑み、本発明の目的
は、銅や銅合金等の融点が高い導電材料を用いた場合で
あっても、短絡環のひびや割れの無いかご型回転子を製
造することができるかご型回転子の製造方法および製造
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のかご型回転子の製造方法の一態様によれば、
回転子鉄心の両端に形成される2つの短絡環と、前記2
つの短絡環を相互に連結するロータバーとを、溶融させ
た導電材料を用いてダイキャスト法により一体成形する
かご型回転子の製造方法であって、前記一体成形に必要
なキャビティに面した金型内壁面のうち、前記2つの短
絡環のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成するための
2つの凸状部分のみを局所的に加熱し、前記溶融させた
導電材料を前記キャビティ内に射出するかご型回転子の
製造方法が提供される。
【0009】上記目的を達成するための本発明のかご型
回転子の製造方法のその他の態様によれば、 回転子鉄
心の両端に形成される2つの短絡環と、前記2つの短絡
環を相互に連結するロータバーとを、溶融させた導電材
料を用いてダイキャスト法により一体成形するかご型回
転子の製造方法であって、前記回転子鉄心のモータ軸用
孔に金属棒を挿入し、金型の内部において、前記モータ
軸用孔に挿入した前記金属棒の両端に、前記2つの短絡
環のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成するための2
つの抜き勾配付きブロックを当接させるともに、当該2
つのブロックのそれぞれが前記金属棒の軸方向の熱膨張
に合わせて移動できるように当該2つのブロックを支持
し、前記溶融させた導電材料を前記金型内のキャビティ
に射出することを特徴とするかご型回転子の製造方法が
提供される。
【0010】上記目的を達成するための本発明のかご型
回転子の製造装置の一態様によれば、回転子鉄心の両端
に形成される2つの短絡環と、前記2つの短絡環を相互
に連結するロータバーとを、溶融させた導電材料を用い
てダイキャスト法により一体成形するかご型回転子の製
造装置であって、前記一体成形に必要なキャビティが自
身の内部に形成された金型と、前記キャビティに面した
金型内壁面のうち、前記2つの短絡環のそれぞれにモー
タ軸用の貫通孔を形成するための2つの凸状部分のみを
局所的に加熱する2つのヒータと、前記溶融させた導電
材料を前記キャビティ内に射出する射出装置とを備えた
ことを特徴とするかご型回転子の製造装置が提供され
る。
【0011】上記目的を達成するための本発明のかご型
回転子の製造装置のその他の態様によれば、 回転子鉄
心の両端に形成される2つの短絡環と、前記2つの短絡
環を相互に連結するロータバーとを、溶融させた導電材
料を用いてダイキャスト法により一体成形するかご型回
転子の製造装置であって、前記回転子鉄心のモータ軸用
孔に挿入される金属棒と、前記金属棒を挿入された回転
子鉄心がセットされる金型とを備え、前記金型は、前記
金属棒の両端に各々が当接し、前記一体成形時に前記2
つの短絡環のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成する
2つの抜き勾配付きブロックと、前記2つのブロックの
それぞれが前記金属棒の軸方向の熱膨張に合わせて移動
できるよう、当該2つのブロックを独立に支持する2つ
の弾性部材と、前記溶融させた導電材料を前記金型の内
部に射出する射出装置とを備えたことを特徴とするかご
型回転子の製造装置が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るかご型回転子
の製造方法の一実施形態について添付図面を参照しなが
ら説明する。
【0013】本発明の第1の実施形態では、図1に示す
加圧鋳造装置100を用いて、図2、図3に示すかご型
回転子200の導体部分を製作する。図1は、加圧鋳造
装置100の縦断面を概略的に表した断面図、図2は、
かご型回転子200の縦断面を概略的に表した断面図、
図3は、モータ軸が挿入された状態にあるかご型回転子
200の外観と、かご型回転子200と組み合わされる
固定子300の外観を示した外観図である。
【0014】かご型回転子200は、回転子鉄心210
と、回転子鉄心210の両端に形成された短絡環22
0、230と、短絡環220、230を連結するロータ
バー240とを有して構成される。導体部分である、短
絡環220、230とロータバー240は、加圧鋳造装
置100にてダイキャスト法により一体成形される。
【0015】加圧鋳造装置100は、固定型110と、
可動型120とを有して構成される。図1においては、
短絡環220、230とロータバー240の成形途中に
あるため、固定型110と可動型120は、型締めされ
た状態にあるが、型開きを行なう場合には、可動型12
0を図中左側に移動させ、固定型110から離間させ
る。可動型120の内部には、入れ子140が着脱可能
に嵌合している。入れ子140の中心部には、貫通孔1
41が形成されている。貫通孔141には、抜き勾配
(先端に近づく程直径が小さくなるようなテーパ)が付
けられた円筒状の金型ブロック160が挿入されてい
る。金型ブロック160は、成形時において、短絡環2
30の中心部に、モータ軸を通すための貫通孔を形成す
るための部材である。金型ブロック160の先端部は、
回転子鉄心210の一方の端面に当接している。固定型
110の内部には、入れ子130が着脱可能に嵌合して
いる。入れ子130の中心部には、前述と同様、貫通孔
131が形成されており、そこには、金型ブロック16
0と同形状の金型ブロック150が逆向きで挿入されて
いる。金型ブロック150は、短絡環220の中心部
に、モータ軸を通すための貫通孔を形成するための部材
である。金型ブロック150の先端部は、回転子鉄心2
10の他方の端面に当接している。もちろん、金型ブロ
ック150、160以外の部材を用いて各貫通孔を形成
しても構わない。要は、各貫通孔の形状に即した凸状部
分を有する部材であればよい。
【0016】なお、本実施形態では、固定型110、可
動型120、入れ子130、140、金型ブロック15
0、160の各部材を、SKD61(JIS規格熱間工
具鋼)を用いて製作した。
【0017】また、固定型110には、スリーブ170
が装着されている。スリーブ170は、金型の分割面に
設けられたゲート180に接続している。ゲート180
は、入れ子130、140の内部空間につながってい
る。スリーブ170の側面には、注入口171が形成さ
れている。注入口171より流し込まれた導電材料は、
プランジャチップ190によって押し込まれ、入れ子1
30、140と回転子鉄心210と間に形成されたキャ
ビティに射出される。
【0018】金型ブロック150、160には、ヒータ
151、161が埋め込まれている。本実施形態では、
ヒータ151、161に、通電により発熱する加熱用コ
イルを用いている。ヒータ151、161は、短絡環2
20、230のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成す
るための2つの凸状部分(すなわち、円筒状の金型ブロ
ック150、160の先端部分)を、局所的に加熱する
ためのものである。
【0019】つぎに、かご型回転子200の具体的な製
造作業について説明する。
【0020】かご型回転子200の製造にあたっては、
最初に回転子鉄心210を製作する。
【0021】回転子鉄心210の製作では、まず、多数
のスロットが周縁部に形成され、かつ、モータ軸を通す
ためのモータ軸用孔が中央部に形成された円板状の鋼板
(回転子鉄心片)211を所定枚数用意する。これらの
回転子鉄心片211は、各スロットの位置を合わせつつ
積層し、その後仮止めする。仮止めには、回転鉄心子2
11のそれぞれに折り曲げ可能な爪をあらかじめ形成し
ておき、各回転子鉄心片211を積層した段階で、各回
転子鉄心の爪を一斉に折り曲るような固着方法を用いて
も構わない。最後に、各スロットの内壁に絶縁層(本実
施形態では、セラミック皮膜)250を形成する。完成
した回転子鉄心210は、加熱炉等に入れて、所定の温
度(本実施形態では、200〜300℃程度)になるま
で加熱する。また、固定型110、可動型120、入れ
子130、140、金型ブロック150、160につい
ても、ガスバーナー等を用いて前述と同様な温度(20
0〜300℃程度)になるまで加熱する。
【0022】そして、本実施形態では、さらに、加熱用
コイル151、161を用いて金型ブロック150、1
60を加熱し、金型ブロック150、160の金型温度
を、その周囲の金型温度よりも高めに(本実施形態で
は、500〜600℃程度)に設定する。
【0023】以上の予熱作業を行なったら、回転子鉄心
210を入れ子140側にセットし、固定型110と可
動型120とを型締めする。
【0024】一方、導電材料(本実施形態では、銅また
は銅合金)については、アルゴンガス等の不活性ガス雰
囲気中で不純物が入らないように溶融する。
【0025】溶融させた導電材料は、注入口171から
スリーブ170内に流し込む。スリーブ170内に注入
された溶融導電材料は、その後プランジャチップ190
により、ゲート180に向かって押し込まれ、キャビテ
ィ内に射出される。具体的には、ゲート180を通過し
た導電材料の一部は、入れ子130と回転子鉄心210
の一端との間に形成されたキャビティ内に充填され、残
りの一部が、各ゲートを通って、入れ子140と回転子
鉄心210の他端との間に形成されたキャビティ内に充
填される。
【0026】入れ子130側のキャビティに充填された
導電材料は、円筒状の金型ブロック150の周囲で凝固
して短絡環220となり、入れ子140側のキャビティ
に充填された導電材料は、金型ブロック160の周囲で
凝固して、短絡環230となる。
【0027】そして、本実施形態によれば、あらかじめ
金型ブロック150、160を局所的に加熱して、金型
ブロック150、160の温度を、その周囲の温度より
も高くしてあるため、導電材料から金型ブロック15
0、160への熱の移動量が従来と比較して小さくな
る。導電材料から金型ブロック160、160への熱の
移動量が小さくなれば、その分だけ、金型ブロック15
0、160の熱膨張量が減少する。金型ブロック15
0、160の熱膨張量が減少すれば、導電材料が凝固し
て短絡環220、230が形作られる際、短絡環22
0、230に対する金型ブロック150、160の拘束
の度合いが小さくなり、短絡環220、230のひび、
割れが抑止される。
【0028】図4には、本実施形態の鋳造工程おける金
型ブロック150の温度変化と、従来の鋳造工程におけ
る金型ブロック150の温度変化(導電材料として銅を
使用し、金型ブロック150、160の局所加熱を行な
わずにダイキャストを行なった場合の温度変化、導電材
料としてアルミニウムを使用し、金型ブロック150、
160の局所加熱を行なわずにダイキャストを行なった
場合の温度変化)が具体的に示されている。
【0029】本実施形態によれば、同図に示すように、
射出開始から型開きを行なうまでの間、金型ブロック1
50が従来よりも高温に保たれる。特に図示しないが、
金型ブロック160についても同様な結果となった。
【0030】なお、型開きを行なってから、次の射出を
行なうまでの間には、完成した回転子200を入れ子1
40から押し出す押し出し作業、回転子200を取り出
したのち、入れ子130、140の内壁に離型材を塗布
するとともに金型の冷却を図る作業、つぎの回転鉄心を
セットする作業等が行なわれる。また、金型自体がある
程度暖まれば、それ以降、予熱を行なう必要はない。こ
れらについては、従来の鋳造工程においても同様であ
る。
【0031】つぎに、本発明の第2の実施形態について
説明する。
【0032】本実施形態では、図5に示す加圧鋳造装置
400を使用する。
【0033】加圧鋳造装置400の特徴とするところ
は、回転子鉄心200のモータ軸用孔に挿入される金属
棒430と、金属棒430の一方の端部に金型ブロック
150の先端を押し当てておくためのばね410と、金
属棒430の他端に金型ブロック160の先端を押し当
てておくためのばね420とを設けている点にある。ば
ね410は、固定型110に形成された穴111内に配
置され、ばね420は、可動型120に形成された穴1
12に配置されている。金型棒430については、熱膨
張率が比較的大きな材料(ジュラルミンや黄銅等の合金
や、マンガン、スズ、亜鉛等の金属、あるいは、異方性
を考慮したニッケル金属)で形成されている。その他の
部材については、第1の実施形態と同様であるため説明
は省略する。
【0034】このように、金型ブロック150、160
のそれぞれを軸方向に移動可能に支持するともに、これ
らを比較的熱膨張率が高い金属棒430の両端に押し当
てておけば、短絡環220、230が形作られる際、金
属棒430の熱膨張により金型ブロック150、160
がそれぞれ外側に僅かに移動する。金型ブロック150
の先端にはテーパが付けられているため、金型ブロック
150が外側に移動すれば、その分だけ、短絡環220
の内周位置における金型ブロック150の外径が減少す
る。これと同様に、金型ブロック160が外側に移動す
れば、短絡環230の内周位置における金型ブロック1
60の外径が減少する。これにより、短絡環220、2
30に対する金型ブロック150、160の拘束力が小
さくなり、短絡環220、230のひび、割れが抑止さ
れる。
【0035】つぎに、本発明の第3の実施形態について
説明する。
【0036】本実施形態では、図6に示す加圧鋳造装置
500を使用する。
【0037】加圧鋳造装置500の特徴とするところ
は、第2の実施形態で使用した金属棒430の内部に、
ヒータ(例えば加熱用コイル)510を埋め込んでいる
点にある。ヒータ510は、金属棒430の熱膨張を助
けるためのもので、射出の開始から終了まで間、金属棒
430を瞬間的に加熱する。
【0038】これにより、導電材料の凝固時における、
短絡環220、230に対する金型ブロック150、1
60の拘束力がよりいっそう小さくなる。
【0039】つぎに、本発明の第4の実施形態について
説明する。
【0040】本実施形態では、図7に示す加圧鋳造装置
600を使用する。
【0041】加圧鋳造装置600は、回転子鉄心200
に冷却羽根260とバランスピン270を形成すること
が可能な装置で、冷却羽根260とバランスピン270
の形状に即した入れ子610、620および金型ブロッ
ク630、640を使用している。そのほかは、第3の
実施形態と変わらない。
【0042】図8(a)は、加圧鋳造装置600を用い
て製作されたかご型回転子200の正面図、図8(b)
は、このかご型回転子200の中央部の横断面図であ
る。
【0043】図8(a)に示すようにバランスピン27
0と冷却羽根260は、交互に設けられている。かご型
回転子200の回転時において、冷却羽根260は放熱
を行ない、バランスピン270は、回転子200の回転
のバランスをとる。スロット280は、図8(b)に示
すように、周縁部に放射条に形成され、各スロット28
0には導電材料が充填されている。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、銅や銅合
金等の融点が高い導電材料を用いた場合であっても、短
絡環の割れ、ひび等の無いかご回転子を製造することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態で使用する加圧鋳造装
置の概略断面図。
【図2】本発明の第1、第2、第3の実施形態で製造さ
れる回転子の概略断面図。
【図3】図2に示した回転子と、該回転子と組み合わさ
れる固定子の両方を示した外観図。
【図4】本発明の第1の実施形態における金型の温度変
化と、従来の鋳造工程における金型の温度変化を示した
グラフ。
【図5】本発明の第2の実施形態で使用する加圧鋳造装
置の概略断面図。
【図6】本発明の第3の実施形態で使用する加圧鋳造装
置の概略断面図。
【図7】本発明の第4の実施形態で使用する加圧鋳造装
置の概略断面図。
【図8】図7に示した加圧鋳造装置で製造された回転子
の概略断面図。
【符号の説明】
100、400、500、600:加圧鋳造装置、 1
10:固定型、 111、112:穴、 120:可動
型、 130、140:入れ子、 131、141:貫
通孔、 150、160:抜き勾配付きブロック、 1
51、161、510:ヒータ、 170: スリー
ブ、 171:注入口、 180:ゲート、 190:
プランジャチップ、 200:回転子、 210:回転
子鉄心、211:回転子鉄心片、 220、230:短
絡環、 240:ロータリバー、250: 絶縁層、 2
60:冷却羽根、 270:バランスピン、 300:固定子、 410、420:ばね、 430:
金属棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 平吉 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大曽根 靖夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 妹尾 正治 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子鉄心の両端に形成される2つの短絡
    環と、前記2つの短絡環を相互に連結するロータバーと
    を、溶融させた導電材料を用いてダイキャスト法により
    一体成形するかご型回転子の製造方法であって、 前記一体成形に必要なキャビティに面した金型内壁面の
    うち、前記2つの短絡環のそれぞれにモータ軸用の貫通
    孔を形成するための2つの凸状部分のみを局所的に加熱
    し、 前記溶融させた導電材料を前記キャビティ内に射出する
    かご型回転子の製造方法。
  2. 【請求項2】回転子鉄心の両端に形成される2つの短絡
    環と、前記2つの短絡環を相互に連結するロータバーと
    を、溶融させた導電材料を用いてダイキャスト法により
    一体成形するかご型回転子の製造方法であって、 前記回転子鉄心のモータ軸用孔に金属棒を挿入し、 金型の内部において、前記モータ軸用孔に挿入した前記
    金属棒の両端に、前記2つの短絡環のそれぞれにモータ
    軸用の貫通孔を形成するための2つの抜き勾配付きブロ
    ックを当接させるともに、当該2つのブロックのそれぞ
    れが前記金属棒の軸方向の熱膨張に合わせて移動できる
    ように当該2つのブロックを支持し、 前記溶融させた導電材料を前記金型内のキャビティに射
    出することを特徴とするかご型回転子の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記導電材料の射出中において前記金属棒を加熱するこ
    とを特徴とするかご型回転子の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、 前記導電材料は、銅または銅合金であることを特徴とす
    るかご型回転子の製造方法。
  5. 【請求項5】回転子鉄心の両端に形成される2つの短絡
    環と、前記2つの短絡環を相互に連結するロータバーと
    を、溶融させた導電材料を用いてダイキャスト法により
    一体成形するかご型回転子の製造装置であって、 前記一体成形に必要なキャビティが自身の内部に形成さ
    れた金型と、 前記キャビティに面した金型内壁面のうち、前記2つの
    短絡環のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成するため
    の2つの凸状部分のみを局所的に加熱する2つのヒータ
    と、 前記溶融させた導電材料を前記キャビティ内に射出する
    射出装置とを備えたことを特徴とするかご型回転子の製
    造装置。
  6. 【請求項6】回転子鉄心の両端に形成される2つの短絡
    環と、前記2つの短絡環を相互に連結するロータバーと
    を、溶融させた導電材料を用いてダイキャスト法により
    一体成形するかご型回転子の製造装置であって、 前記回転子鉄心のモータ軸用孔に挿入される金属棒と、 前記金属棒を挿入された回転子鉄心がセットされる金型
    とを備え、 前記金型は、 前記金属棒の両端に各々が当接し、前記一体成形時に前
    記2つの短絡環のそれぞれにモータ軸用の貫通孔を形成
    する2つの抜き勾配付きブロックと、 前記2つのブロックのそれぞれが前記金属棒の軸方向の
    熱膨張に合わせて移動できるよう、当該2つのブロック
    を独立に支持する2つの弾性部材と、 前記溶融させた導電材料を前記金型の内部に射出する射
    出装置とを備えたことを特徴とするかご型回転子の製造
    装置。
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