JPH10151421A - 防汚処理剤および防汚処理方法 - Google Patents
防汚処理剤および防汚処理方法Info
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- JPH10151421A JPH10151421A JP8314574A JP31457496A JPH10151421A JP H10151421 A JPH10151421 A JP H10151421A JP 8314574 A JP8314574 A JP 8314574A JP 31457496 A JP31457496 A JP 31457496A JP H10151421 A JPH10151421 A JP H10151421A
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Abstract
・防汚処理するための防汚処理剤および防汚処理方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 食器などの基材の表面に対して、フッ化
アルキルアルコキシシランと食用有機酸と水とエタノー
ルとを有する防汚処理剤を塗布した後、40℃以上の温
度雰囲気に暴露することにより防汚処理を施す。
Description
に食器等を撥水・防汚処理できる防汚処理剤および防汚
処理方法に関するものである。
方法として、フルオロカーボン系のシランカップリング
剤の溶液に基材を浸漬した後取り出し、加熱処理を行っ
て基材とシランカップリング剤との結合を促進させる方
法が知られている(例えば井手文雄著、「界面制御と複
合材料の設計」)。この方法では、反応を促進させるた
めに、200℃に加熱したり(例えば好野則夫、材料技
術、13巻、p55、1995年)、あるいは200℃
以下の温度で処理するために塩酸を触媒として添加する
方法(例えば湯浅章、セラミックス、29巻、p53
3、1994年)が提案されている。
ような従来の方法で撥水・防汚処理を行った場合、いく
つかの課題が存在する。
して上記したように200℃に加熱する工程が必要とな
るわけであるが、200℃に加熱するといった工程は家
庭内では困難である。このような温度雰囲気を容易には
作り出せなく、仮につくれるような設備があったとして
も、家庭内で使用する場合には、火傷等の危険がともな
う。
理液は、塩酸が劇薬であるため、食器等に使用するには
衛生上および安全上、人体にとっては好ましくないとい
う課題が存在する。
食器を撥水・防汚処理することの可能な、塩酸のような
劇薬を使用することなく、50〜60℃程度の低い温度
で処理できる防汚処理方法およびこれらの処理を施す防
汚処理剤を提供することを目的とする。
グ剤のアルコキシシリル基をシラノール基に変えるため
には、上記の文献に記述されているように、塩酸のよう
な強酸が必要だと考えられていた。
リル基をシラノール基に変える反応が酸による加水分解
反応なので、弱酸でも進むと考えて、各種の有機酸を検
討した。その結果、酒石酸のような食用有機酸でも加水
分解が進むことを見いだした。
キルアルコキシシランと食用有機酸と水とエタノールと
を有する構成となっている。この構成により、用いてい
る酸が食用の酸であるため、防汚処理を食器などにも応
用することが可能となる。なおここで、防汚処理剤に用
いる食用酸としては、酒石酸、クエン酸、りんご酸、コ
ハク酸および乳酸のいずれかを含むとが望ましい。
方法として、基材表面に、フッ化アルキルアルコキシシ
ランと食用有機酸と水とエタノールとを有する防汚処理
剤を塗布した後、40℃以上の温度雰囲気に暴露する防
汚処理方法により容易に防汚処理することが可能とな
る。
る防汚処理剤及び防汚処理方法について説明する。
ルコキシシランと食用有機酸と水とエタノールとを有す
る構成となっている。なお上記のフッ化アルキルアルコ
キシシランとしては、例えば、CF3(CF2)7CH2C
H2Si(OCH3)3、CF3(CF2)7CH2CH2Si
(OC2H5)3、CF3(CF2)5CH2CH2Si(OC
H3)3、CF3(CF2)5CH2CH2Si(OC
2H5)3、CF3(CF2)3CH2CH2Si(OC
H3)3、CF3(CF2)3CH2CH2Si(OC2H5)3
などが挙げることができる。
酸、クエン酸、りんご酸、コハク酸および乳酸が例とし
て挙げられる。
は、0.01wt%〜30wt%が望ましく、さらに好
ましくは0.1wt%〜10wt%である。0.01w
t%以下では、撥水・防汚処理剤としての効果が小さく
なり、一方、30wt%以上では、防汚処理剤中のフッ
化アルキルアルコキシシランが重合して、白い沈澱がで
き防汚処理剤として使用できなくなる。
コキシシランに対してモル比で1.5倍〜5倍が望まし
い。1.5倍以下では、フッ化アルキルアルコキシシラ
ンの一部の分子が下記に示すようなシラノール化反応を
起こさないため、撥水・防汚効果が低下する。
を塗布した場合、食用有機酸が白い沈澱となって析出
し、撥水・防汚性を低下させる。
キルアルコキシシランの3倍量が必要で、エタノールに
対して、容積比で0.2倍以下が望ましい。水の量が
0.2倍以上になると、フッ化アルキルアルコキシシラ
ンは水に溶けないため、水/エタノールの混合溶媒に溶
けずに、二層に分離してしまって防汚処理剤としての機
能を発揮しなくなるからである。
する。 本発明の防汚処理方法は、基材表面に、フッ化ア
ルキルアルコキシシランと有機酸と水とエタノールとを
有する防汚処理剤を塗布した後、40℃〜80℃の温度
雰囲気に少なくとも10分間暴露する。
できる基材は、ガラス、セラミックおよび金属である。
また塗布法としては、スプレーコーティング法、ロール
コーティング法、スピンコーティング法、ブラシコーテ
ィング法、ディッピング法などを例として挙げることが
できる。
度は40℃〜80℃が望ましい。市販の食器乾燥器の吹
き出し熱風温度が70℃程度であるので、この温度雰囲
気は家庭で容易に得られる。40℃以下では、シラノー
ル化したフッ化アルキルアルコキシシランと基材との反
応が進ににくく、処理面がすぐれた撥水・防汚性を示さ
ないことがある。80℃以上にあげても、処理品の撥水
・防汚特性は変わらないため、あげる必要がない。但
し、80℃以上の温度で熱処理を行ってもよいことは言
うまでもない。
間は、少なくとも10分は必要であるが、10分以上で
は、処理品の撥水・防汚特性は一定となる。
方法の具体的な実施例について説明する。
ノール270ml、純水30ml、ヘプタデカフルオロ
デシルトリメトキシシラン3g、L−(+)−酒石酸
2.39gを入れ、マグネットスターラーで10分攪拌
する。このようにして、作製した防汚処理剤をA剤とす
る。
フルオロデシルトリメトキシシラン3gをヘプタデカフ
ルオロデシルトリエトキシシシラン3gに変えて防汚処
理剤を同じように作製した。この防汚処理剤をB剤とす
る。
−酒石酸2.39gをクエン酸3.32gに変えて防汚
処理剤を同じように作製した。この防汚処理剤をC剤と
する。
−酒石酸2.39gをリンゴ酸2.14gに変えて防汚
処理剤を同じように作製した。この防汚処理剤をD剤と
する。
−酒石酸2.39gをこはく酸1.88gに変えて防汚
処理剤を同じように作製した。この防汚処理剤をE剤と
する。
−酒石酸2.39gを乳酸1.43gに変えて防汚処理
剤を同じように作製した。この防汚処理剤をF剤とす
る。
びスライドガラスを各6枚用意し、上記の防汚処理剤A
〜Fをスプレーコーティングした。つぎに、コーティン
グした試料を市販の食器乾燥器セットし、10分間加熱
した。
きたてのご飯粒を、皿には半熟卵の黄身を付着させて一
昼夜放置し、未処理の茶碗および皿と汚れの落ちる程度
を比較した。また、スライドガラスの水に対する接触角
を自動接触角計で測定した。
汚処理剤で処理した茶碗、皿は食物汚れがこびりつか
ず、またスライドガラスの水に対する接触角は110度
以上と高く、優れた撥水・防汚性を示すことがわかる。
ることにより、食器等に対しても優れた撥水・防汚性を
付与できる。本発明の防汚処理法は簡易であるため、家
庭においても容易にできるとともに、人体に影響のない
食用酸を用いているため、容易に食器などに用いること
ができる。
Claims (3)
- 【請求項1】フッ化アルキルアルコキシシラン、食用有
機酸、水及びエタノールを有する防汚処理剤。 - 【請求項2】食用有機酸が酒石酸、クエン酸、りんご
酸、コハク酸および乳酸のいずれかを含むことを特徴と
する請求項1記載の防汚処理剤。 - 【請求項3】基材表面に、フッ化アルキルアルコキシシ
ランと有機酸と水とエタノールとを有する防汚処理剤を
塗布した後、40℃以上の温度雰囲気に暴露することを
特徴とする防汚処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31457496A JP3787928B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 防汚処理剤および防汚処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31457496A JP3787928B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 防汚処理剤および防汚処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10151421A true JPH10151421A (ja) | 1998-06-09 |
| JP3787928B2 JP3787928B2 (ja) | 2006-06-21 |
Family
ID=18054933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31457496A Expired - Fee Related JP3787928B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 防汚処理剤および防汚処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3787928B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6395331B1 (en) * | 1997-10-28 | 2002-05-28 | Yazaki Corporation | Transparent substrate bearing an anti-stain, hydrophobic coating, and process for making it |
| JP2008138109A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Kazufumi Ogawa | 撥水撥油防汚処理液とその製造方法およびそれを用いた撥水撥油防汚処理方法 |
| KR20110074462A (ko) | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 고체 재료의 표면 처리 방법 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31457496A patent/JP3787928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6395331B1 (en) * | 1997-10-28 | 2002-05-28 | Yazaki Corporation | Transparent substrate bearing an anti-stain, hydrophobic coating, and process for making it |
| JP2008138109A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Kazufumi Ogawa | 撥水撥油防汚処理液とその製造方法およびそれを用いた撥水撥油防汚処理方法 |
| KR20110074462A (ko) | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 고체 재료의 표면 처리 방법 |
| EP2341108A1 (en) | 2009-12-24 | 2011-07-06 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Surface treatment method for solid material |
| US8541631B2 (en) | 2009-12-24 | 2013-09-24 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Surface treatment method for solid material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3787928B2 (ja) | 2006-06-21 |
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