JPH10152497A - ヘリコバクター・ピロリのリピドa - Google Patents
ヘリコバクター・ピロリのリピドaInfo
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- JPH10152497A JPH10152497A JP28359096A JP28359096A JPH10152497A JP H10152497 A JPH10152497 A JP H10152497A JP 28359096 A JP28359096 A JP 28359096A JP 28359096 A JP28359096 A JP 28359096A JP H10152497 A JPH10152497 A JP H10152497A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】新しい免疫活性物質として医薬品分野で有用な
ヘリコバクター・ピロリ由来のリピドAを提供する。 【解決手段】 式 【化1】 で表される化学構造を有するヘリコパクター・ピロリの
リピドA及びこれを含む医薬組成物。
ヘリコバクター・ピロリ由来のリピドAを提供する。 【解決手段】 式 【化1】 で表される化学構造を有するヘリコパクター・ピロリの
リピドA及びこれを含む医薬組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なリピドA、よ
り詳しくはヘリコバクター・ピロリから単離されたリピ
ドA及びこれを有効成分とする医薬組成物に関する。
り詳しくはヘリコバクター・ピロリから単離されたリピ
ドA及びこれを有効成分とする医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】グラム陰性菌の細胞壁外膜に含まれるリ
ポ多糖(LPS;lipopolysaccharid
e)は、リピドAと呼ばれる糖脂質に種々の糖類が結合
したものであり、昔から内毒素の主たる成分であること
が知られている(Raetz,C.R.H., Bio
synthesis oflipid A, Vol.
I.(Morrison,D.C. and Rya
n,J.L. eds.), CRC Press I
nc., BocaRaton, 1992, 67−
80)。
ポ多糖(LPS;lipopolysaccharid
e)は、リピドAと呼ばれる糖脂質に種々の糖類が結合
したものであり、昔から内毒素の主たる成分であること
が知られている(Raetz,C.R.H., Bio
synthesis oflipid A, Vol.
I.(Morrison,D.C. and Rya
n,J.L. eds.), CRC Press I
nc., BocaRaton, 1992, 67−
80)。
【0003】また、上記LPSは、宿主に対して様々な
免疫生物学的活性を発揮し、その活性発現部位が、上記
リピドAであることが明らかにされ、大腸菌(Escheric
hiacoli)やサルモネラ菌(Salmonella)等に由来する
各種のリピドAが種々単離され、その化学構造も解明さ
れ、之等のリピドAについて、免疫調節作用や抗腫瘍作
用等の多彩な免疫薬理学的作用が報告されている(Zahr
inger, U. et al., Adv. Carbohydr. Chem. Biochem.,
1994, 50, 211-276; Takada, H. and Kotani,S., Bacte
rial endotoxic lipopolysaccharides (Morrison, D.
C. and Ryan, J.L. eds), CRC Press, New York, 1992,
pp.107-134; Rietschel, E. T. et al., Prog. Clin.
Biol. Res., 1987, 231, 25-53; Homma, J. Y., et a
l., DrugsFuture, 1989, 4, 645-665)。
免疫生物学的活性を発揮し、その活性発現部位が、上記
リピドAであることが明らかにされ、大腸菌(Escheric
hiacoli)やサルモネラ菌(Salmonella)等に由来する
各種のリピドAが種々単離され、その化学構造も解明さ
れ、之等のリピドAについて、免疫調節作用や抗腫瘍作
用等の多彩な免疫薬理学的作用が報告されている(Zahr
inger, U. et al., Adv. Carbohydr. Chem. Biochem.,
1994, 50, 211-276; Takada, H. and Kotani,S., Bacte
rial endotoxic lipopolysaccharides (Morrison, D.
C. and Ryan, J.L. eds), CRC Press, New York, 1992,
pp.107-134; Rietschel, E. T. et al., Prog. Clin.
Biol. Res., 1987, 231, 25-53; Homma, J. Y., et a
l., DrugsFuture, 1989, 4, 645-665)。
【0004】本発明者は、先に、歯周病の原因菌の一つ
と考えられるグラム陰性嫌気性桿菌であるポルフィロモ
ナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)のL
PSが、発熱原性や致死毒性等の内毒素作用は非常に弱
いが、強い免疫増強作用を発揮する点に着目して、その
リピドAを単離調製し、構造決定に成功した(Ogawa,
T., FEBS Lett., 1993, 332, 197-201;特開平6−20
6893号公報)。
と考えられるグラム陰性嫌気性桿菌であるポルフィロモ
ナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)のL
PSが、発熱原性や致死毒性等の内毒素作用は非常に弱
いが、強い免疫増強作用を発揮する点に着目して、その
リピドAを単離調製し、構造決定に成功した(Ogawa,
T., FEBS Lett., 1993, 332, 197-201;特開平6−20
6893号公報)。
【0005】一方、ヘリコバクター・ピロリ(Helicoba
cter pylori)は、慢性活動性胃炎患者から頻繁に単離
され、ヒト十二指腸潰瘍及び胃潰瘍と関連している(Wa
rren, J. R. and Marshall, B., Lancet, 1983, i, 127
3-1275; Buck, G. E., et al., J. Infect. Dis., 198
6, 153, 664-669; O'Connor, H. J., Scand. J. Gastro
enterol., 1994, 201, 11-15; Goodwin, C. S., Med. M
icrobiol. Lett., 1995, 4, 155-164)。
cter pylori)は、慢性活動性胃炎患者から頻繁に単離
され、ヒト十二指腸潰瘍及び胃潰瘍と関連している(Wa
rren, J. R. and Marshall, B., Lancet, 1983, i, 127
3-1275; Buck, G. E., et al., J. Infect. Dis., 198
6, 153, 664-669; O'Connor, H. J., Scand. J. Gastro
enterol., 1994, 201, 11-15; Goodwin, C. S., Med. M
icrobiol. Lett., 1995, 4, 155-164)。
【0006】本菌は、グラム陰性、微好気性桿菌であ
り、細胞表面にLPSを有しており、該LPS分子は化
学的及び生物学的に、腸内細菌LPSとは異なる特性を
有している(Geis, G., et al., J. Clin. Microbiol.,
1990, 28, 930-932; Conrad,R. S., et al., Curr. Mi
crobiol., 1992, 24, 165-169; Moran, A., et al., J.
Bacteriol., 1992, 174, 1370-1377)。
り、細胞表面にLPSを有しており、該LPS分子は化
学的及び生物学的に、腸内細菌LPSとは異なる特性を
有している(Geis, G., et al., J. Clin. Microbiol.,
1990, 28, 930-932; Conrad,R. S., et al., Curr. Mi
crobiol., 1992, 24, 165-169; Moran, A., et al., J.
Bacteriol., 1992, 174, 1370-1377)。
【0007】該ピロリ由来LPSのリピドAが提供でき
れば、これは、新しい免疫活性物質として、医薬品分野
で有用であると考えられる。
れば、これは、新しい免疫活性物質として、医薬品分野
で有用であると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記ヘリコバクター・ピロリのリピドAを提供する
ことにある。
は、上記ヘリコバクター・ピロリのリピドAを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記式
(1)で表される化学構造を有するヘリコバクター・ピ
ロリのリピドA(以下、「本発明リピドA」という)が
提供される。
(1)で表される化学構造を有するヘリコバクター・ピ
ロリのリピドA(以下、「本発明リピドA」という)が
提供される。
【0010】
【化2】
【0011】また、本発明によれば、本発明リピドAを
有効成分として含有する医薬組成物が提供される。
有効成分として含有する医薬組成物が提供される。
【0012】本発明リピドAは、上記化学構造式で表わ
される通り、2位及び2’位にそれぞれ(R)−3−ヒ
ドロキシオクタデカノイル基及び(R)−3−オクタデ
カノイルオキシオクタデカノイル基を有する、グルコサ
ミニルβ(1−6)グルコサミン−α−アミノエチルホ
スフェートであり、これは、従来の大腸菌やサルモネラ
菌由来のリピドAとは異なって、4′位にリン酸基を持
たず、3位及び3′位の水酸基が遊離のままである点、
及び1位リン酸基にアミノエチル基を含んでいる点にお
いて特徴づけられる。
される通り、2位及び2’位にそれぞれ(R)−3−ヒ
ドロキシオクタデカノイル基及び(R)−3−オクタデ
カノイルオキシオクタデカノイル基を有する、グルコサ
ミニルβ(1−6)グルコサミン−α−アミノエチルホ
スフェートであり、これは、従来の大腸菌やサルモネラ
菌由来のリピドAとは異なって、4′位にリン酸基を持
たず、3位及び3′位の水酸基が遊離のままである点、
及び1位リン酸基にアミノエチル基を含んでいる点にお
いて特徴づけられる。
【0013】また、本発明リピドAは、多彩な生物活
性、例えばIL−6産生作用、IL−8産生作用、ヒト
ナチュラルキラー(NK)細胞活性等を有し、しかも低
(無)毒性であり、発熱原性も非常に低い特徴を有して
いる。
性、例えばIL−6産生作用、IL−8産生作用、ヒト
ナチュラルキラー(NK)細胞活性等を有し、しかも低
(無)毒性であり、発熱原性も非常に低い特徴を有して
いる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明リピドAの単離調製
法につき詳述すれば、これは、その起源微生物より、一
般的方法に従って製造することができる。ここで、起源
微生物としては、各種高等動物の胃粘膜、胃液等から単
離されたヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylor
i)をいずれも利用できる。その標準株は、例えばAT
CC43504として寄託されている。
法につき詳述すれば、これは、その起源微生物より、一
般的方法に従って製造することができる。ここで、起源
微生物としては、各種高等動物の胃粘膜、胃液等から単
離されたヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylor
i)をいずれも利用できる。その標準株は、例えばAT
CC43504として寄託されている。
【0015】上記起源微生物からのLPSの分離精製
は、該起源微生物の培養物より濾過、遠心分離等の常法
に従って菌体を回収し、該菌体について、そのLPSの
理化学的性質に基づいた各種の手段、例えば代表的に
は、熱フェノール水抽出法等の抽出手段、各種酵素処理
手段、遠心分離、溶媒分画手段、各種樹脂を利用したカ
ラムクロマトグラフィー手段、之等の組合せを行なうこ
とにより実施できる。
は、該起源微生物の培養物より濾過、遠心分離等の常法
に従って菌体を回収し、該菌体について、そのLPSの
理化学的性質に基づいた各種の手段、例えば代表的に
は、熱フェノール水抽出法等の抽出手段、各種酵素処理
手段、遠心分離、溶媒分画手段、各種樹脂を利用したカ
ラムクロマトグラフィー手段、之等の組合せを行なうこ
とにより実施できる。
【0016】かくして得られるLPSからの本発明リピ
ドAの製造は、一般的な加水分解手段、好ましくは例え
ば0.05〜0.2N程度の酢酸等の弱酸を用いた加水
分解反応により行なうことができ、目的とするリピドA
は、通常の精製手段、例えば溶媒抽出、各種クロマトグ
ラフィー等により精製することができる。
ドAの製造は、一般的な加水分解手段、好ましくは例え
ば0.05〜0.2N程度の酢酸等の弱酸を用いた加水
分解反応により行なうことができ、目的とするリピドA
は、通常の精製手段、例えば溶媒抽出、各種クロマトグ
ラフィー等により精製することができる。
【0017】本発明リピドAの化学構造は、既知の化学
操作、気液クロマトグラフィ、核磁気共鳴分光分析(N
MR)、質量分析(MS)等により解析できる。
操作、気液クロマトグラフィ、核磁気共鳴分光分析(N
MR)、質量分析(MS)等により解析できる。
【0018】また、本発明リピドAは、上記により解析
された化学構造を基礎として、化学合成することもでき
る。これは、例えば通常の保護基で保護された上記化学
構造に対応するN−グルコサミン誘導体を、配糖体結合
形成反応に従わせてジサッカライド誘導体とし、これに
適当な脂肪酸をN−アシル化反応させるか、或いは適当
な脂肪酸によりN−アシル化され、通常の保護基で保護
された上記化学構造に対応するN−グルコサミン誘導体
を、配糖体結合形成反応に従わせてジサッカライド誘導
体とし、得られる誘導体について、還元末端1位のリン
酸化を、N−保護アミノエチル基を有するフォスホノア
ミダイトを反応させて行なった後、酸化してリン酸エス
テルとし、最後に接触還元して保護基を全て脱離させる
ことにより、実施することができる。
された化学構造を基礎として、化学合成することもでき
る。これは、例えば通常の保護基で保護された上記化学
構造に対応するN−グルコサミン誘導体を、配糖体結合
形成反応に従わせてジサッカライド誘導体とし、これに
適当な脂肪酸をN−アシル化反応させるか、或いは適当
な脂肪酸によりN−アシル化され、通常の保護基で保護
された上記化学構造に対応するN−グルコサミン誘導体
を、配糖体結合形成反応に従わせてジサッカライド誘導
体とし、得られる誘導体について、還元末端1位のリン
酸化を、N−保護アミノエチル基を有するフォスホノア
ミダイトを反応させて行なった後、酸化してリン酸エス
テルとし、最後に接触還元して保護基を全て脱離させる
ことにより、実施することができる。
【0019】かくして得られる本発明リピドAは、その
リン酸基部分で薬理的に許容される塩を形成させること
ができる。該塩としては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属の塩、カルシウム、マグネシウム等の
アルカリ土類金属の塩、テトラメチルアンモニウム等の
アンモニウムの塩、メチルアミン、トリエチルアミン、
ベンジルアミン、ピリジン、ピペリジン、ジエタノール
アミン、リジン、アルギニン等の有機アミンの塩等を例
示できる。
リン酸基部分で薬理的に許容される塩を形成させること
ができる。該塩としては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属の塩、カルシウム、マグネシウム等の
アルカリ土類金属の塩、テトラメチルアンモニウム等の
アンモニウムの塩、メチルアミン、トリエチルアミン、
ベンジルアミン、ピリジン、ピペリジン、ジエタノール
アミン、リジン、アルギニン等の有機アミンの塩等を例
示できる。
【0020】本発明リピドA及びその薬理的に許容され
る塩は、これを有効成分として、該有効成分と共に適当
な製剤担体を用いて、一般的な医薬製剤組成物の形態と
され、医薬用途に実用される。従って、本発明はかかる
医薬組成物をも提供するものである。
る塩は、これを有効成分として、該有効成分と共に適当
な製剤担体を用いて、一般的な医薬製剤組成物の形態と
され、医薬用途に実用される。従って、本発明はかかる
医薬組成物をも提供するものである。
【0021】本発明医薬組成物は、その有効成分の有す
る生物学的活性、例えばアジュバント活性、B細胞活性
化作用、NK細胞活性、抗腫瘍活性、抗ウイルス活性、
特異的・非特異的感染防御作用等に基づいて、各種リン
ホカイン産生剤、免疫賦活剤、各種感染症治療及び予防
剤、敗血症治療及び予防剤、関節リウマチ等の治療及び
予防剤、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤等として有用である。
る生物学的活性、例えばアジュバント活性、B細胞活性
化作用、NK細胞活性、抗腫瘍活性、抗ウイルス活性、
特異的・非特異的感染防御作用等に基づいて、各種リン
ホカイン産生剤、免疫賦活剤、各種感染症治療及び予防
剤、敗血症治療及び予防剤、関節リウマチ等の治療及び
予防剤、抗腫瘍剤、抗ウイルス剤等として有用である。
【0022】本発明医薬組成物において、用いられる製
剤担体としては、製剤の使用形態に応じて、通常使用さ
れる充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活
性剤、滑沢剤等の希釈剤或いは賦形剤を例示でき、之等
は得られる製剤の投与単位形態に応じて適宜選択使用で
きる。
剤担体としては、製剤の使用形態に応じて、通常使用さ
れる充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活
性剤、滑沢剤等の希釈剤或いは賦形剤を例示でき、之等
は得られる製剤の投与単位形態に応じて適宜選択使用で
きる。
【0023】本発明医薬組成物の投与単位形態として
は、各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表
的なものとしては錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)、軟膏剤等が挙げられる。
は、各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表
的なものとしては錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤
等)、軟膏剤等が挙げられる。
【0024】錠剤の形態に成形するに際しては、上記製
剤担体として例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブド
ウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結
晶セルロース、ケイ酸、リン酸カリウム等の賦形剤、
水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖
液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の崩壊剤、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノ
グリセリド等の界面活性剤、白糖、ステアリン、カカオ
バター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウ
ム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリ
セリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリ
ン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製
タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリ
コール等の滑沢剤等を使用できる。
剤担体として例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブド
ウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結
晶セルロース、ケイ酸、リン酸カリウム等の賦形剤、
水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖
液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム等の崩壊剤、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノ
グリセリド等の界面活性剤、白糖、ステアリン、カカオ
バター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウ
ム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリ
セリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリ
ン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製
タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリ
コール等の滑沢剤等を使用できる。
【0025】更に錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した
錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィ
ルムコーティング錠、二重錠、多層錠等とすることがで
きる。
錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィ
ルムコーティング錠、二重錠、多層錠等とすることがで
きる。
【0026】丸剤の形態に成形するに際しては、製剤担
体として例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、
硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴ
ム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合
剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を使用できる。
体として例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、
硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴ
ム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合
剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を使用できる。
【0027】坐剤の形態に成形するに際しては、製剤担
体として例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高
級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチ
ン、半合成グリセライド等を使用できる。カプセル剤は
常法に従い通常本発明の有効成分を上記で例示した各種
の製剤担体と混合して硬質ゼラチンカプセル、軟質カプ
セル等に充填して調整される。
体として例えばポリエチレングリコール、カカオ脂、高
級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチ
ン、半合成グリセライド等を使用できる。カプセル剤は
常法に従い通常本発明の有効成分を上記で例示した各種
の製剤担体と混合して硬質ゼラチンカプセル、軟質カプ
セル等に充填して調整される。
【0028】本発明薬剤が液剤、乳剤、懸濁剤等の注射
剤として調製される場合、之等は殺菌され且つ血液と等
張であるのが好ましく、之等の形態に成形するに際して
は、希釈剤として例えば水、エチルアルコール、マクロ
ゴール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステア
リルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等
を使用できる。尚、この場合等張性の溶液を調整するに
充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを本発明
薬剤中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩
衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。
剤として調製される場合、之等は殺菌され且つ血液と等
張であるのが好ましく、之等の形態に成形するに際して
は、希釈剤として例えば水、エチルアルコール、マクロ
ゴール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステア
リルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等
を使用できる。尚、この場合等張性の溶液を調整するに
充分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを本発明
薬剤中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩
衝剤、無痛化剤等を添加してもよい。
【0029】更に、本発明薬剤中には、必要に応じて着
色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を
含有させることもできる。
色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を
含有させることもできる。
【0030】ペースト、クリーム、ゲル等の軟膏剤の形
態に成形するに際しては、希釈剤として例えば白色ワセ
リン、パラフイン、グリセリン、セルロース誘導体、ポ
リエチレングリコール、シリコン、ベントナイト等を使
用できる。
態に成形するに際しては、希釈剤として例えば白色ワセ
リン、パラフイン、グリセリン、セルロース誘導体、ポ
リエチレングリコール、シリコン、ベントナイト等を使
用できる。
【0031】本発明薬剤中に含有されるべき有効成分の
量は、特に限定されず広範囲より適宜選択されるが、通
常医薬製剤中に約0.1〜70%程度含有されるものと
するのがよい。
量は、特に限定されず広範囲より適宜選択されるが、通
常医薬製剤中に約0.1〜70%程度含有されるものと
するのがよい。
【0032】上記医薬製剤の投与方法は特に制限がな
く、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾
患の程度等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、液
剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤は経口投与さ
れ、注射剤は単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の
補液と混合して静脈内投与され、更に必要に応じ単独で
筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され、坐剤は直
腸内投与される。
く、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾
患の程度等に応じて決定される。例えば錠剤、丸剤、液
剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤は経口投与さ
れ、注射剤は単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の
補液と混合して静脈内投与され、更に必要に応じ単独で
筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与され、坐剤は直
腸内投与される。
【0033】上記医薬製剤の投与量は、その用法、患者
の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選
択されるが、通常有効成分の量が1日成人1人当り約
0.01〜100mg程度とするのがよく、該製剤は1
日に1〜4回に分けて投与することができる。
の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選
択されるが、通常有効成分の量が1日成人1人当り約
0.01〜100mg程度とするのがよく、該製剤は1
日に1〜4回に分けて投与することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、本
発明リピドAの製造例を実施例として挙げ、次いで本発
明リピドAにつき行なわれた生物活性試験例を挙げる。
発明リピドAの製造例を実施例として挙げ、次いで本発
明リピドAにつき行なわれた生物活性試験例を挙げる。
【0035】尚、生物活性試験例におけるC57BL/
6マウス(雄性、8週齢)は、日本SLC社(浜松)か
ら入手し、国産日本白色ウサギは、オリエンタル酵母
(大阪)から購入した。また、該試験例における参考試
料としての天然物及び合成物は、以下の通り調製した。
6マウス(雄性、8週齢)は、日本SLC社(浜松)か
ら入手し、国産日本白色ウサギは、オリエンタル酵母
(大阪)から購入した。また、該試験例における参考試
料としての天然物及び合成物は、以下の通り調製した。
【0036】即ち、P. gingivalis 381のリピドAは、
前述した特開平6−206893号公報記載の方法に従
い調製した。以下これを「P. gingivalis リピドA」と
いう。E. coli型合成リピドA(Imoto, M., et al., T
etrahedron Lett., 1985, 26, 1545-1548)は、第一化
学薬品(東京)から購入した。以下これを「化合物50
6」という。両者共、0.1%トリエチルアミン水溶液
中に濃度2mg/mlで溶解させ、ストック溶液を4℃
に保存し、アッセイ前に発熱物質を含まない生理食塩水
(PBS;微研、大阪)又は細胞培養培地で適当に希釈
して用いた。
前述した特開平6−206893号公報記載の方法に従
い調製した。以下これを「P. gingivalis リピドA」と
いう。E. coli型合成リピドA(Imoto, M., et al., T
etrahedron Lett., 1985, 26, 1545-1548)は、第一化
学薬品(東京)から購入した。以下これを「化合物50
6」という。両者共、0.1%トリエチルアミン水溶液
中に濃度2mg/mlで溶解させ、ストック溶液を4℃
に保存し、アッセイ前に発熱物質を含まない生理食塩水
(PBS;微研、大阪)又は細胞培養培地で適当に希釈
して用いた。
【0037】また、各試験例における結果より、被験群
及び対照群の統計的有意差を、Student's t検定で調べ
た。各試験は、少なくとも3回繰り返し実施し、この繰
り返しによっても同様の結果が得られることが確認され
た。
及び対照群の統計的有意差を、Student's t検定で調べ
た。各試験は、少なくとも3回繰り返し実施し、この繰
り返しによっても同様の結果が得られることが確認され
た。
【0038】
【実施例1】本発明リピドAの調製及び精製 ピロリ菌(臨床分離株、兵庫医科大学より入手)を、5
%O2、15%CO2及び80%N2の雰囲気中で、7%ウ
マ血液、Skirrow Supplement (OXOID, Hampshire, UK)
及び0.4% Fungizone (Life Technology, Inc., New
York,USA)添加Brucella培地(Becton Dickinson and
Company, Cockeysville, USA)プレートで、37℃で
72時間培養した。菌細胞を発熱物質を含まない水に集
菌し、5000g、4℃で30分間、遠心分離して採取
した。これを2回洗浄後、菌ペレットを凍結乾燥した。
凍結乾燥菌体をクロロホルム/メタノール(1/2)処
理して脱脂した。
%O2、15%CO2及び80%N2の雰囲気中で、7%ウ
マ血液、Skirrow Supplement (OXOID, Hampshire, UK)
及び0.4% Fungizone (Life Technology, Inc., New
York,USA)添加Brucella培地(Becton Dickinson and
Company, Cockeysville, USA)プレートで、37℃で
72時間培養した。菌細胞を発熱物質を含まない水に集
菌し、5000g、4℃で30分間、遠心分離して採取
した。これを2回洗浄後、菌ペレットを凍結乾燥した。
凍結乾燥菌体をクロロホルム/メタノール(1/2)処
理して脱脂した。
【0039】上記凍結乾燥脱脂菌体から、温フェノール
/水法(Westphal, O. and Jann, K., Meth. Carbohyd
r., 1965, 5, 83-91)により本菌のLPSを抽出した。
/水法(Westphal, O. and Jann, K., Meth. Carbohyd
r., 1965, 5, 83-91)により本菌のLPSを抽出した。
【0040】得られたLPS(300mg)を105℃
で2.5時間、0.6%酢酸中で加水分解後、冷却中和
した。この加水分解物を水で100mlとし、その後、
CHCl3/メタノール/水/トリエチルアミン(30
/12/2/0.1)440mlに添加し、下層を減圧
下に蒸発させて、リピドA分画を得た。
で2.5時間、0.6%酢酸中で加水分解後、冷却中和
した。この加水分解物を水で100mlとし、その後、
CHCl3/メタノール/水/トリエチルアミン(30
/12/2/0.1)440mlに添加し、下層を減圧
下に蒸発させて、リピドA分画を得た。
【0041】得られたリピドA分画を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(Merck No. 9385, Darmstadt, Ger
many)にかけ、CHCl3/メタノール/水/トリエチ
ルアミン(30/15/0.5/0.1)によって分離
した。溶出液を、Merck No.5715プレート上で薄層クロ
マトグラフィ(TLC)でモニターした。このプレート
をCHCl3/メタノール/水/トリエチルアミン(3
0/8/0.7/0.1)で展開し、アニスアルデヒド
−硫酸(有機化学実験のてびき1、化学同人、198
8、120頁)及びニンヒドリン試薬で発色させた。
ムクロマトグラフィ(Merck No. 9385, Darmstadt, Ger
many)にかけ、CHCl3/メタノール/水/トリエチ
ルアミン(30/15/0.5/0.1)によって分離
した。溶出液を、Merck No.5715プレート上で薄層クロ
マトグラフィ(TLC)でモニターした。このプレート
をCHCl3/メタノール/水/トリエチルアミン(3
0/8/0.7/0.1)で展開し、アニスアルデヒド
−硫酸(有機化学実験のてびき1、化学同人、198
8、120頁)及びニンヒドリン試薬で発色させた。
【0042】同化合物(Rf=0.4)は単一スポット
として観察でき、主成分であることがわかった。
として観察でき、主成分であることがわかった。
【0043】このリピドAにつき、種々の機器分析を行
なったところ、以下の結果が得られた。之等を総合的に
解析し、他のリピドAの分析結果とも比較して、その化
学構造を前記式(1)と同定した。
なったところ、以下の結果が得られた。之等を総合的に
解析し、他のリピドAの分析結果とも比較して、その化
学構造を前記式(1)と同定した。
【0044】(1)NMRスペクトル:COSY(2次
元シフト相関1H−NMR)及びTOCSY(2次元全
相関1H−NMR)を測定した結果、図1及び図2(各
図において、縦軸はD1(ppm)を、横軸はD2(p
pm)を示す)に示すチャートが得られた。之等の結果
より、本発明リピドAにおける置換基の位置等の構造が
支持された。
元シフト相関1H−NMR)及びTOCSY(2次元全
相関1H−NMR)を測定した結果、図1及び図2(各
図において、縦軸はD1(ppm)を、横軸はD2(p
pm)を示す)に示すチャートが得られた。之等の結果
より、本発明リピドAにおける置換基の位置等の構造が
支持された。
【0045】また、P−H・HMBC(2次元異核多結
合相関NMR)の結果を示すチャートを図3及び図4
(図3の部分拡大図)(各図において、縦軸はF1(p
pm)を、横軸はF2(ppm)を示す)に示す。
合相関NMR)の結果を示すチャートを図3及び図4
(図3の部分拡大図)(各図において、縦軸はF1(p
pm)を、横軸はF2(ppm)を示す)に示す。
【0046】之等各図より、リン原子と1位水素及びア
ミノエチル基の水素とのカップリングが確認された。
尚、上記各NMRはいずれも1:1メタノール−d4:
重クロロホルムに少量の重ピリジンを添加した溶媒中で
行なった。
ミノエチル基の水素とのカップリングが確認された。
尚、上記各NMRはいずれも1:1メタノール−d4:
重クロロホルムに少量の重ピリジンを添加した溶媒中で
行なった。
【0047】(2)質量スペクトル:m−ニトロベンジ
ルアルコールマトリックス中でのFAB−MS−MS
(高速電子衝撃タンデムMS)並びにESI−MS−M
S(イオンスプレー型タンデムMS)を実施した。結果
を図5(FAB−MS−MS、ノーマルスキャン)、図
6(FAB−MS−MS、リンクドスキャン)及び図7
(ESI−MS−MS)に示す。
ルアルコールマトリックス中でのFAB−MS−MS
(高速電子衝撃タンデムMS)並びにESI−MS−M
S(イオンスプレー型タンデムMS)を実施した。結果
を図5(FAB−MS−MS、ノーマルスキャン)、図
6(FAB−MS−MS、リンクドスキャン)及び図7
(ESI−MS−MS)に示す。
【0048】之等各図より、1293〔(M−H)-〕
のピークと、1009、745、727、584、56
6、463、140及び79の主要ピークが観察され、
之等を含めたMSの解離パターンは、(2−アミノエチ
ル)リン酸基等の各置換基の種類や母核構造等を支持す
るものであった。
のピークと、1009、745、727、584、56
6、463、140及び79の主要ピークが観察され、
之等を含めたMSの解離パターンは、(2−アミノエチ
ル)リン酸基等の各置換基の種類や母核構造等を支持す
るものであった。
【0049】また、FAB高分解能MS分析結果は、図
8に示す通りであり、該図より、1292.91953
の分子イオンピークが確認され、この値は、分子式C68
H131N3O17P-に基づいて計算した値1292.92
152によく一致した。
8に示す通りであり、該図より、1292.91953
の分子イオンピークが確認され、この値は、分子式C68
H131N3O17P-に基づいて計算した値1292.92
152によく一致した。
【0050】更に、GC及びGC−MSを実施した結果
より、オクタデカノイル基及び3−ヒドロキシオクタデ
カノイル基の存在が確認された。
より、オクタデカノイル基及び3−ヒドロキシオクタデ
カノイル基の存在が確認された。
【0051】(3)リンの定量:リンの定量を文献(FE
MS Immunol. Med. Microbiol., 1995, 12, 97-112)記
載の方法に準拠して行なったところ、1分子中に1モル
のリン原子の存在が確認された。
MS Immunol. Med. Microbiol., 1995, 12, 97-112)記
載の方法に準拠して行なったところ、1分子中に1モル
のリン原子の存在が確認された。
【0052】
【生物活性試験例1】ガラクトサミン投与マウスにおけ
る致死毒性 C57BL/6マウス(1群5匹)に、PBS 0.5
ml中D−ガラクトサミン塩酸塩(和光純薬、大阪)1
6mgを腹腔内に投与し、PBS 0.2ml中被験試
料を、ガラノス(Galanos)らの方法(Galanos, C., et
al., Proc. Natl. Acad. Sci., U.S.A., 1979, 76, 59
39-5943)によって直ぐに段階的用量で尾静脈より注射
投与した。中毒によるマウス死亡を24時間観察し、各
群の50%致死量(LD50)をケルバー(Karber)の方
法(Karber, G., Arch. Exp. Pathol. Pharmakol., 193
1, 162, 480-483)で計算した。
る致死毒性 C57BL/6マウス(1群5匹)に、PBS 0.5
ml中D−ガラクトサミン塩酸塩(和光純薬、大阪)1
6mgを腹腔内に投与し、PBS 0.2ml中被験試
料を、ガラノス(Galanos)らの方法(Galanos, C., et
al., Proc. Natl. Acad. Sci., U.S.A., 1979, 76, 59
39-5943)によって直ぐに段階的用量で尾静脈より注射
投与した。中毒によるマウス死亡を24時間観察し、各
群の50%致死量(LD50)をケルバー(Karber)の方
法(Karber, G., Arch. Exp. Pathol. Pharmakol., 193
1, 162, 480-483)で計算した。
【0053】上記試験の結果を次表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1より、本発明リピドAは、各マウス当
たり最大10μgの用量で致死毒性がなく、50%致死
用量(LD50)は、31.6μg/マウスであることが
判った。また、表1より、P.gingivalis リピドAの致
死毒性も低く、そのLD50は、マウス当たり12.6μ
gであったが、化合物506の毒性(LD50)は、0.
0079μg/マウスとかなり強いことが判った。
たり最大10μgの用量で致死毒性がなく、50%致死
用量(LD50)は、31.6μg/マウスであることが
判った。また、表1より、P.gingivalis リピドAの致
死毒性も低く、そのLD50は、マウス当たり12.6μ
gであったが、化合物506の毒性(LD50)は、0.
0079μg/マウスとかなり強いことが判った。
【0056】
【生物活性試験例2】発熱性 各群3匹の国産日本白色ウサギ(雄性;2.2−2.5
kg)に、発熱性物質非含有PBS 10ml中被験試
料を、処方用量で耳静脈より注射投与した(Ogawa, T.,
Eur. J. Biochem., 1994, 219, 737-742)。
kg)に、発熱性物質非含有PBS 10ml中被験試
料を、処方用量で耳静脈より注射投与した(Ogawa, T.,
Eur. J. Biochem., 1994, 219, 737-742)。
【0057】各ウサギの直腸温を測定し、自動測定機器
(EP670、12;イイオ電気、東京)で連続的に記
録した。尚、本試験では、測定を簡素化し、それぞれ第
1相及び第2相温度について、被験試料投与後1−1.
5時間(ピーク1)及び2.5−4時間(ピーク2)ま
で30分おきに各ウサギの直腸温を調べ、0.6℃を超
える直腸温上昇を発熱反応陽性とした。
(EP670、12;イイオ電気、東京)で連続的に記
録した。尚、本試験では、測定を簡素化し、それぞれ第
1相及び第2相温度について、被験試料投与後1−1.
5時間(ピーク1)及び2.5−4時間(ピーク2)ま
で30分おきに各ウサギの直腸温を調べ、0.6℃を超
える直腸温上昇を発熱反応陽性とした。
【0058】上記試験の結果を次表に示す。
【0059】
【表2】
【0060】表2に示す通り、本発明リピドAは、ウサ
ギにおいて全く発熱反応を誘発しなかった。これに対し
て、P.gingivalis リピドAの発熱性も低く、ピーク2
において極めて低い発熱性が用量10μg/kgで観察
されたが、ピーク1では観察されなかった。また、化合
物506を0.01μg/kg投与されたウサギではピ
ーク1及び2の両者で顕著な発熱反応を示した。
ギにおいて全く発熱反応を誘発しなかった。これに対し
て、P.gingivalis リピドAの発熱性も低く、ピーク2
において極めて低い発熱性が用量10μg/kgで観察
されたが、ピーク1では観察されなかった。また、化合
物506を0.01μg/kg投与されたウサギではピ
ーク1及び2の両者で顕著な発熱反応を示した。
【0061】
【生物活性試験例3】リムルス試験 試薬添付の使用方法に従い、Tachypleus tridentatusか
ら調製したアメーバ細胞溶解物であるプレゲル(Pre Ge
l)を用いて本試験を行なった。規定された粘度増加よ
りも強い反応を起こした用量を、最小作用量とした。
ら調製したアメーバ細胞溶解物であるプレゲル(Pre Ge
l)を用いて本試験を行なった。規定された粘度増加よ
りも強い反応を起こした用量を、最小作用量とした。
【0062】上記試験の結果を次表に示す。
【0063】
【表3】
【0064】表3より、化合物506は、この試験でT.
tridentatus アメーバ細胞溶解物の凝集酵素カスケード
を強力に活性化し、これとは対照的に、本発明リピドA
並びにP.gingivalis リピドAは、化合物506よりも
はるかに弱く、本発明リピドAの活性は化合物506の
活性の1/1000であることが判った。
tridentatus アメーバ細胞溶解物の凝集酵素カスケード
を強力に活性化し、これとは対照的に、本発明リピドA
並びにP.gingivalis リピドAは、化合物506よりも
はるかに弱く、本発明リピドAの活性は化合物506の
活性の1/1000であることが判った。
【0065】
【生物活性試験例4】サイトカインアッセイ 健常ドナーから採取したヘパリン添加静脈血をHistopaq
ue(Sigma Chemical Co., St. Louis,MO,USA)を用い
て分画し、末梢血単核細胞(PBMC)を得た。上記P
BMCをPBSで洗浄し、10%(v/v)ウシ胎児血
清(FBS,Hyclone)添加RPMI1640培地(微研、
大阪)1ml当たり1.5×106細胞密度になるよう
に懸濁させた。PBMC(1.5×105/ウェル)を
37℃で72時間、濃度の異なる被験試料含有又は非含
有96ウェル培養プレート(Becton Dickinson)中で5
%(v/v)CO2含有湿潤空気中でインキュベーショ
ンし、α型腫瘍壊死因子(TNF−α)及びインタロイ
キン−6(IL−6)アッセイを行なった。
ue(Sigma Chemical Co., St. Louis,MO,USA)を用い
て分画し、末梢血単核細胞(PBMC)を得た。上記P
BMCをPBSで洗浄し、10%(v/v)ウシ胎児血
清(FBS,Hyclone)添加RPMI1640培地(微研、
大阪)1ml当たり1.5×106細胞密度になるよう
に懸濁させた。PBMC(1.5×105/ウェル)を
37℃で72時間、濃度の異なる被験試料含有又は非含
有96ウェル培養プレート(Becton Dickinson)中で5
%(v/v)CO2含有湿潤空気中でインキュベーショ
ンし、α型腫瘍壊死因子(TNF−α)及びインタロイ
キン−6(IL−6)アッセイを行なった。
【0066】正常ヒト歯肉線維芽細胞継代株(Gin−
1、大日本製薬株式会社より購入)も同様増殖させ、1
0%FBS(Hyclone Laboratories,Inc.)添加改良Du
lbecco's Eagle's培地(DMEM;微研)中で5%CO
2雰囲気中37℃に保持し、10継代及び12継代目を
アッセイに使用した。
1、大日本製薬株式会社より購入)も同様増殖させ、1
0%FBS(Hyclone Laboratories,Inc.)添加改良Du
lbecco's Eagle's培地(DMEM;微研)中で5%CO
2雰囲気中37℃に保持し、10継代及び12継代目を
アッセイに使用した。
【0067】Gin−1細胞(2.0×104/0.1
ml/ウェル)を処方量の被験試料存在下又は非存在下
において37℃で24時間、96ウェル培養プレート
(Becton Dickinson)でインキュベーションし、IL−
8をアッセイした。インキュベーション後、上清を採取
し、サイトカインアッセイに使用した。
ml/ウェル)を処方量の被験試料存在下又は非存在下
において37℃で24時間、96ウェル培養プレート
(Becton Dickinson)でインキュベーションし、IL−
8をアッセイした。インキュベーション後、上清を採取
し、サイトカインアッセイに使用した。
【0068】サイトカイン(TNF−α、IL−6及び
IL−8,Amersham Internationalplc.,Amersham,U
K)の産生量を、それぞれ市販のELISAキットを用
いて培地上清中で測定した。アッセイは製造業者の指示
に従い行ない、各アッセイについてデータを標準曲線に
よって求めた。
IL−8,Amersham Internationalplc.,Amersham,U
K)の産生量を、それぞれ市販のELISAキットを用
いて培地上清中で測定した。アッセイは製造業者の指示
に従い行ない、各アッセイについてデータを標準曲線に
よって求めた。
【0069】上記試験の結果を図9、10及び11に示
す。
す。
【0070】各図は、それぞれ各被験試料の各投与量に
ついて、TNF−α産生量(pg/ml)、IL−6産
生量(pg/ml)及びIL−8産生量(pg/ml)
を示した棒グラフである。
ついて、TNF−α産生量(pg/ml)、IL−6産
生量(pg/ml)及びIL−8産生量(pg/ml)
を示した棒グラフである。
【0071】図9(本発明リピドAとP.gingivalis リ
ピドA及び化合物506とのTNF−α産生活性をアッ
セイして比較した結果)より、本発明リピドA及びP.gi
ngivalis リピドAは、ヒトPBMC培養上清中におい
て化合物506よりも低いTNF−α産生活性を示すこ
とが明らかである。
ピドA及び化合物506とのTNF−α産生活性をアッ
セイして比較した結果)より、本発明リピドA及びP.gi
ngivalis リピドAは、ヒトPBMC培養上清中におい
て化合物506よりも低いTNF−α産生活性を示すこ
とが明らかである。
【0072】図10(同様に各リピドAのIL−6産生
活性を示したもの)より、本発明リピドAは、図9に示
されるTNF−α産生活性とは対照的に、化合物506
及びP.gingivalis リピドAに匹敵するIL−6産生を
誘導することが判った。
活性を示したもの)より、本発明リピドAは、図9に示
されるTNF−α産生活性とは対照的に、化合物506
及びP.gingivalis リピドAに匹敵するIL−6産生を
誘導することが判った。
【0073】図11より、本発明リピドAは、ヒト歯肉
線維芽細胞Gin−1株を刺激し、培養上清中にIL−
8を用量依存性に産生することが判った。その活性は、
化合物506のそれには及ばなかった。
線維芽細胞Gin−1株を刺激し、培養上清中にIL−
8を用量依存性に産生することが判った。その活性は、
化合物506のそれには及ばなかった。
【0074】
【生物活性試験例5】細胞溶解性アッセイ 細胞溶解性のアッセイを、放射能放出アッセイ(Anders
son, L. C., et al.,Int. J. Cancer, 1979, 23, 143-1
47)で行なった。即ち、ヒトPBMC(1.0×106
/ウェル)を15%FBS(Hyclone Laboratories、In
c.)添加RPMI培地(微研)中で5%(v/v)CO
2含有湿潤空気雰囲気で37℃で72時間、処方量の被
験試料とともにインキュベーションした。RPMI16
40で洗浄後、NK細胞感受性赤白血球細胞株である51
Cr標識K562細胞2×104個とエフェクト/ター
ゲット細胞比50:1で37℃で4時間、インキュベー
ションした。インキュベーション後培養上清を集め、ガ
ンマカウンターを用いて計数した。
son, L. C., et al.,Int. J. Cancer, 1979, 23, 143-1
47)で行なった。即ち、ヒトPBMC(1.0×106
/ウェル)を15%FBS(Hyclone Laboratories、In
c.)添加RPMI培地(微研)中で5%(v/v)CO
2含有湿潤空気雰囲気で37℃で72時間、処方量の被
験試料とともにインキュベーションした。RPMI16
40で洗浄後、NK細胞感受性赤白血球細胞株である51
Cr標識K562細胞2×104個とエフェクト/ター
ゲット細胞比50:1で37℃で4時間、インキュベー
ションした。インキュベーション後培養上清を集め、ガ
ンマカウンターを用いて計数した。
【0075】細胞活性%を下式のように計算した。
【0076】ナチュラルキラー(NK)細胞活性(%)
=100×(放出実験値−自然放出値)/(総放出−自
然放出) 但し、放出実験値は、エフェクター細胞とともに放出さ
れた平均cpmを、自然放出値は、ターゲット細胞単独
から放出された平均cpmを、総放出は、0.1N N
aOHで溶解させたターゲット細胞に取り込まれた51C
rの総量をそれぞれ示す。
=100×(放出実験値−自然放出値)/(総放出−自
然放出) 但し、放出実験値は、エフェクター細胞とともに放出さ
れた平均cpmを、自然放出値は、ターゲット細胞単独
から放出された平均cpmを、総放出は、0.1N N
aOHで溶解させたターゲット細胞に取り込まれた51C
rの総量をそれぞれ示す。
【0077】上記試験の結果は図12に示す通りであ
る。
る。
【0078】該図より、本発明リピドA、P.gingivalis
リピドA及び化合物506のそれぞれとインキュベー
ションしたヒトPBMCにおいて、略同等のNK細胞活
性誘導が観察された。
リピドA及び化合物506のそれぞれとインキュベー
ションしたヒトPBMCにおいて、略同等のNK細胞活
性誘導が観察された。
【0079】上述した各試験結果及びその他の生物活性
試験の結果より、次のことが明らかとなった。
試験の結果より、次のことが明らかとなった。
【0080】即ち、ガラクトサミン投与マウスにおける
致死毒性、ウサギに対する発熱性及びリムルス試験活性
等の内毒素性について、本発明リピドAは、毒素が皆無
であるか又は極めて弱い(表1〜3)。この低毒性は、
P.gingivalis リピドAと同様に、C−2’位及びC−
3’位において2個のアシルオキシアシル基を有する化
合物506のそれよりもかなり弱い。
致死毒性、ウサギに対する発熱性及びリムルス試験活性
等の内毒素性について、本発明リピドAは、毒素が皆無
であるか又は極めて弱い(表1〜3)。この低毒性は、
P.gingivalis リピドAと同様に、C−2’位及びC−
3’位において2個のアシルオキシアシル基を有する化
合物506のそれよりもかなり弱い。
【0081】また、本発明リピドAは、化合物506及
びP.gingivalis リピドAに匹敵するIL−6産生及び
ヒトNK細胞の活性が観察された。
びP.gingivalis リピドAに匹敵するIL−6産生及び
ヒトNK細胞の活性が観察された。
【0082】本発明リピドAの構造上の特徴は、以下の
通りまとめられる。即ち、グルコサミンβ(1−6)グ
ルコサミンという二糖骨格を有し、還元末端の1位に
は、エタノールアミンがリン酸エステル結合で結合した
リン酸がα結合している。更に、非還元末端側グルコサ
ミンの4’位にはリン酸基は存在せず、また、3位及び
3’位の水酸基においてエステル結合の脂肪酸は存在し
ない。脂肪酸は炭素数18の(R)−βヒドロキシ脂肪
酸が、還元末端グルコサミンの2位アミノ基とアミド結
合で、また非還元末端グルコサミンの2′位のアミノ基
に3−アシルオキシアシル型の脂肪酸である炭素数18
の脂肪酸がエステル結合した炭素数18の(R)−βヒ
ドロキシ脂肪酸が結合している。以上の点で、腸内細菌
のリピドA類とは、明確に識別されることが明らかであ
る。
通りまとめられる。即ち、グルコサミンβ(1−6)グ
ルコサミンという二糖骨格を有し、還元末端の1位に
は、エタノールアミンがリン酸エステル結合で結合した
リン酸がα結合している。更に、非還元末端側グルコサ
ミンの4’位にはリン酸基は存在せず、また、3位及び
3’位の水酸基においてエステル結合の脂肪酸は存在し
ない。脂肪酸は炭素数18の(R)−βヒドロキシ脂肪
酸が、還元末端グルコサミンの2位アミノ基とアミド結
合で、また非還元末端グルコサミンの2′位のアミノ基
に3−アシルオキシアシル型の脂肪酸である炭素数18
の脂肪酸がエステル結合した炭素数18の(R)−βヒ
ドロキシ脂肪酸が結合している。以上の点で、腸内細菌
のリピドA類とは、明確に識別されることが明らかであ
る。
【0083】本発明リピドAは、また、B.fragilis(We
intraub, A., et al., Eur. J. Biochem., 1989, 183,
425-431)、P.gingivalis、Prevotella intermedia (Jo
hne,B., et al., Oral Microbiol. Immunol., 1988, 3,
22-27)のリピドAと同様に、4′位にリン酸基を有し
ておらず、このことが極めて弱い毒性の原因因子である
と見なし得る。
intraub, A., et al., Eur. J. Biochem., 1989, 183,
425-431)、P.gingivalis、Prevotella intermedia (Jo
hne,B., et al., Oral Microbiol. Immunol., 1988, 3,
22-27)のリピドAと同様に、4′位にリン酸基を有し
ておらず、このことが極めて弱い毒性の原因因子である
と見なし得る。
【0084】本発明リピドAは、3−アシルオキシアシ
ル基を1個しか有しておらず、これにより内毒素性が皆
無又は極めて低い(TNF−α産生も弱い)が、他のサ
イトカイン産生及びNK細胞活性化は、化合物506と
同等に強く、かかる低内毒素及び強い免疫生体活性は、
骨格構造に結合した3−アシルオキシアシル基の位置に
起因していると考えられる。
ル基を1個しか有しておらず、これにより内毒素性が皆
無又は極めて低い(TNF−α産生も弱い)が、他のサ
イトカイン産生及びNK細胞活性化は、化合物506と
同等に強く、かかる低内毒素及び強い免疫生体活性は、
骨格構造に結合した3−アシルオキシアシル基の位置に
起因していると考えられる。
【0085】本発明リピドAは、腸内細菌のリピドAと
は異なり、P.gingivalis リピドAと同様の化学構造を
有し、免疫刺激性を有するが、内毒素性は極めて低く、
従って炎症、免疫生体特性の制御等に重要な役割を演じ
ると考えられる。
は異なり、P.gingivalis リピドAと同様の化学構造を
有し、免疫刺激性を有するが、内毒素性は極めて低く、
従って炎症、免疫生体特性の制御等に重要な役割を演じ
ると考えられる。
【図1】実施例1で得られた本発明リピドAの2次元シ
フト相関NMR(COSY)スペクトル分析結果を示す
グラフである。
フト相関NMR(COSY)スペクトル分析結果を示す
グラフである。
【図2】実施例1で得られた本発明リピドAの2次元全
相関NMR(TOCSY)スペクトル分析結果を示すグ
ラフである。
相関NMR(TOCSY)スペクトル分析結果を示すグ
ラフである。
【図3】実施例1で得られた本発明リピドAの2次元異
核多結合相関NMR(P−H・HMBC)スペクトル分
析結果を示すグラフである。
核多結合相関NMR(P−H・HMBC)スペクトル分
析結果を示すグラフである。
【図4】実施例1で得られた本発明リピドAの2次元異
核多結合相関NMR(P−H・HMBC)スペクトル分
析結果(図3の部分拡大)を示すグラフである。
核多結合相関NMR(P−H・HMBC)スペクトル分
析結果(図3の部分拡大)を示すグラフである。
【図5】実施例1で得られた本発明リピドAの質量スペ
クトル(FAB−MS−MS、ノーマルスキャン)分析
結果を示すグラフである。
クトル(FAB−MS−MS、ノーマルスキャン)分析
結果を示すグラフである。
【図6】実施例1で得られた本発明リピドAの質量スペ
クトル(FAB−MS−MS、リンクドスキャン)分析
結果を示すグラフである。図7(ESI−MS−MS)
クトル(FAB−MS−MS、リンクドスキャン)分析
結果を示すグラフである。図7(ESI−MS−MS)
【図7】実施例1で得られた本発明リピドAの質量スペ
クトル(ESI−MS−MS)分析結果を示すグラフで
ある。
クトル(ESI−MS−MS)分析結果を示すグラフで
ある。
【図8】実施例1で得られた本発明リピドAのFAB高
分解能質量スペクトル分析結果を示すグラフである。
分解能質量スペクトル分析結果を示すグラフである。
【図9】生物活性試験例4に従い求められた本発明リピ
ドAのTNF−α産生活性を示すグラフである。
ドAのTNF−α産生活性を示すグラフである。
【図10】生物活性試験例4に従い求められた本発明リ
ピドAのIL−6産生活性を示すグラフである。
ピドAのIL−6産生活性を示すグラフである。
【図11】生物活性試験例4に従い求められた本発明リ
ピドAのIL−8産生活性を示すグラフである。
ピドAのIL−8産生活性を示すグラフである。
【図12】生物活性試験例5に従い求められた本発明リ
ピドAのNK細胞活性を示すグラフである。
ピドAのNK細胞活性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/70 ADY A61K 31/70 ADY ADZ ADZ (72)発明者 田村 俊秀 大阪府吹田市青山台2−8−5 (72)発明者 下山 孝 兵庫県神戸市東灘区岡本6−12−34−301
Claims (2)
- 【請求項1】 式 【化1】 で表される化学構造を有するヘリコバクター・ピロリの
リピドA。 - 【請求項2】 請求項1に記載のヘリコバクター・ピロ
リのリピドAを有効成分として含む医薬組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28359096A JPH10152497A (ja) | 1996-09-30 | 1996-10-25 | ヘリコバクター・ピロリのリピドa |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-258600 | 1996-09-30 | ||
| JP25860096 | 1996-09-30 | ||
| JP28359096A JPH10152497A (ja) | 1996-09-30 | 1996-10-25 | ヘリコバクター・ピロリのリピドa |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152497A true JPH10152497A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=26543751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28359096A Pending JPH10152497A (ja) | 1996-09-30 | 1996-10-25 | ヘリコバクター・ピロリのリピドa |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100762175B1 (ko) * | 2001-09-18 | 2007-10-01 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
| JP2018070652A (ja) * | 2012-04-12 | 2018-05-10 | アバンティ・ポーラ・リピッド・インコーポレイテッド | 二糖合成脂質化合物およびその使用 |
| WO2018155051A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 一般財団法人阪大微生物病研究会 | リピドa |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP28359096A patent/JPH10152497A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100762175B1 (ko) * | 2001-09-18 | 2007-10-01 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
| JP2018070652A (ja) * | 2012-04-12 | 2018-05-10 | アバンティ・ポーラ・リピッド・インコーポレイテッド | 二糖合成脂質化合物およびその使用 |
| WO2018155051A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 一般財団法人阪大微生物病研究会 | リピドa |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
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