JPH10152664A - 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents

樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

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JPH10152664A
JPH10152664A JP8314689A JP31468996A JPH10152664A JP H10152664 A JPH10152664 A JP H10152664A JP 8314689 A JP8314689 A JP 8314689A JP 31468996 A JP31468996 A JP 31468996A JP H10152664 A JPH10152664 A JP H10152664A
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resin paste
moisture
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resin
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JP8314689A
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Kazuhiko Yamada
和彦 山田
Masao Kawasumi
雅夫 川澄
Iwao Maekawa
磐雄 前川
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    • H10W72/00Interconnections or connectors in packages
    • H10W72/30Die-attach connectors

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂ペースト層中に含まれる水分の気化を抑
制し、リフロークラックが発生せず、接着強度にも優れ
る樹脂ペースト組成物及びリフロークラックが発生しな
い半導体装置を提供する。 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、
(C)フィラー及び(D)吸湿剤を含有してなり、前記
吸湿剤が、吸湿した水分と化学反応して別の化合物にな
るものであって、吸湿した水分を完全に放出する温度が
240℃以上である化合物である樹脂ペースト組成物並
びにこの樹脂ペースト組成物を用いて半導体素子と基板
とを接着した後、封止してなる半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIC、LSI等の半
導体素子をリードフレーム、ガラスエポキシ配線板等に
接着するのに好適な樹脂ペースト組成物及びこれを用い
た半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の実装方式は高密度実装の点
から、従来のピン挿入方式から表面実装方式へと移行し
ているが、基板への実装には基板全体を赤外線等で加熱
するリフローソルダリングが用いられ、パッケージが2
00℃以上の高温に加熱されるため、パッケージ内部、
特に接着剤層中または封止材中に含まれる水分の急激な
気化膨張によりパッケージクラックが発生し、半導体装
置の信頼性が低下するという問題があった。この問題を
解決するものとして、特開平4−102650号公報に
は、吸湿剤として、吸湿した水分を結晶内の空洞に吸着
保持する合成結晶アルミノ・シリケートの含水金属塩等
を用いることが提案されている。しかしながら、このも
のは樹脂ペースト組成物の粘度が上昇しやすく、またパ
ッケージクラック抑制効果も不充分という欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、樹脂ペースト層中に含まれる水分の気化を抑制し、
リフロークラックが発生せず、接着強度にも優れる樹脂
ペースト組成物を提供する。請求項2記載の発明は、請
求項1記載の発明の効果を奏し、リフロークラック抑制
効果の高い樹脂ペースト組成物を提供する。請求項3記
載の発明は、請求項1記載の発明の効果を奏し、さらに
接着強度等の樹脂特性のバランスに優れる樹脂ペースト
組成物を提供する。請求項4記載の発明は、リフローク
ラックが発生しない半導体装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)エポキ
シ樹脂、(B)硬化剤、(C)フィラー及び(D)吸湿
剤を含有してなり、前記吸湿剤が、吸湿した水分と化学
反応して別の化合物になるものであって、吸湿した水分
を完全に放出する温度が240℃以上である化合物であ
る樹脂ペースト組成物に関する。
【0005】また本発明は、前記(D)成分が、酸化カ
ルシウム又は酸化マグネシウムである前記の樹脂ペース
ト組成物に関する。また本発明は、前記(D)成分の量
が、前記(A)成分、(B)成分及び(C)成分の総量
100重量部に対して0.1〜10重量部である前記の
樹脂ペースト組成物に関する。また本発明は、前記樹脂
ペースト組成物を用いて半導体素子と基板とを接着した
後、封止してなる半導体装置に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるエポキシ樹脂
(A)としては特に制限はないが、硬化性の点から、1
分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物が好まし
い。このようなエポキシ樹脂としては、例えばフェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂〔N−730S(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製)、Quatrex−2010(ダウ
・ケミカル社製)等〕、クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂〔YDCN−702(東都化成株式会社製)、E
OCN−100(日本化薬株式会社製)等〕、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂〔AER−X8501(旭化成
工業株式会社製)、YL−980(油化シェルエポキシ
株式会社製)等〕、ビスフェノールF型エポキシ樹脂
〔YDF−170(東都化成株式会社製)等〕、ビスフ
ェノールAD型エポキシ樹脂〔R−1710(三井石油
化学工業株式会社製)等〕、多官能エポキシ樹脂〔EP
PN−501(日本化薬株式会社製)、TACTIX−
742(ダウ・ケミカル社製)、VG−3101(三井
石油化学工業株式会社製)、1032S(油化シェルエ
ポキシ株式会社製)等〕、ナフタレン骨格を有するエポ
キシ樹脂〔HP−4032(大日本インキ化学工業株式
会社製)等〕、脂環式エポキシ樹脂〔EHPE−315
0(ダイセル化学工業株式会社製)等〕、アミン型エポ
キシ樹脂〔ELM−100(住友化学工業株式会社
製)、YH−434L(東都化成株式会社製)等〕、レ
ゾルシン型エポキシ樹脂〔デナコールEX−201(ナ
ガセ化成工業株式会社製)等〕、ネオペンチルグリコー
ル型エポキシ樹脂〔デナコールEX−211(ナガセ化
成工業株式会社製)等〕、ヘキサンディネルグリコール
型エポキシ樹脂〔デナコールEX−212(ナガセ化成
工業株式会社製)等〕、エチレン・プロピレングリコー
ル型エポキシ樹脂〔デナコールEX−810、811、
850、851、821、830、832、841、8
61(全てナガセ化成工業株式会社製)等〕、下記一般
式(I)
【化1】 (ただし、nは0〜5の整数である)で表されるエポキ
シ樹脂〔E−XL−24、E−XL−3L(三井東圧化
学株式会社製)等〕などが挙げられる。
【0007】これらのなかで、接着強度等の点から、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂及びビスフェノー
ルAD型エポキシ樹脂が好ましい。 これらのエポキシ
樹脂は2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0008】本発明に用いられる硬化剤(B)としては
エポキシ樹脂の硬化剤として働くものであれば特に制限
はなく、例えば、フェノールノボラック樹脂〔H−1
(明和化成株式会社製)〕、フェノールアラルキル樹脂
〔XL−225(三井東圧化学株式会社製)〕、特殊フ
ェノール樹脂〔PP−700−300(日本石油化学株
式会社製)〕、ジシアンジアミド(試薬)、二塩酸ジヒ
ドラジド〔ADH、PDH、SDH(日本ヒドラジン工
業株式会社製)〕、フェノールノボラック樹脂〔VR−
9300(三井東圧化学株式会社製)〕、アリル化フェ
ノールノボラック樹脂〔AL−VR−9300(三井東
圧化学株式会社製)〕等が挙げられる。硬化剤(B)の
配合量は、硬化性、接着強度等の点から、エポキシ樹脂
100重量部に対して0.01〜90重量部が好まし
く、0.05〜70重量部がより好ましく、0.1〜5
0重量部が特に好ましい。
【0009】本発明に用いられる(C)フィラーとして
は、導電性の樹脂ペースト組成物を製造する場合は、例
えば金、銀、銅、ニッケル、鉄、アルミニウム、ステン
レス等の導電性の粉体が挙げられ、非導電性の樹脂ペー
スト組成物を製造する場合は、硼酸アルミニウム、窒化
硼素などの粉体が挙げられる。フィラー(C)の配合量
は、接着性等の点から、樹脂ペースト組成物総量に対し
て5〜95重量部が好ましく、10〜90重量部がより
好ましく、20〜80重量部が特に好ましい。
【0010】本発明に用いられる(D)吸湿剤は、水分
を吸収する能力をもち、吸湿した水分と化学反応して別
の化合物になる化合物であって、熱分解により吸湿した
水分を完全に放出する温度が240℃以上である化合物
である。吸湿した水分と化学反応して別の化合物になる
とは、例えば、吸湿水分と化学反応して水酸化物になる
金属酸化物のようなものをいう。従って、モレキュラシ
ーブ、シリカゲル、木炭など、単に物理的な作用により
水分を吸着保持するものは含まれない。また、吸湿した
水分を完全に放出する温度とは、吸湿水分との化学反応
により生成した別の化合物を加熱していった際に、化学
反応(熱分解反応)を起こして吸湿した水分を放出し完
全に元の化合物に戻る温度をいう。この温度は既に多く
の物質について知られているが、例えば、熱天秤を用い
た熱重量分析により熱分解曲線をもとめ、水分を完全に
放出して重量変化が生じなくなった温度として決定する
ことができる。以下、便宜上この温度を「吸湿水分放出
温度」とする。
【0011】本発明で用いる吸湿剤(D)としては、例
えば吸湿水分と化学反応して水酸化物になる金属酸化物
が挙げられる。モレキュラシーブなどのような、単に水
分を吸着保持しているものではパッケージクラック抑制
効果が不充分である。吸湿して化学反応し水酸化物にな
る金属酸化物としては、具体的には、水酸化カルシウム
に変化する酸化カルシウム(吸湿水分放出温度580
℃)又は水酸化マグネシウムに変化する酸化マグネシウ
ム(吸湿水分放出温度350℃)が好ましい。前記のよ
うな吸湿剤(D)を用いると、リフローソルダリング
(通常240℃で行われる)においても、本発明の組成
物に含まれる水分の急激な気化膨張によるパッケージク
ラックの発生を抑制できる。なお、水分を完全に放出す
る温度は、既に物質に応じて決定されており、熱重量分
析により測定することができる。
【0012】また、リフローソルダリングは温度240
℃を超える加熱で行われることもあるため、吸湿水分放
出温度が300℃以上であるのものが好ましい。このよ
うな化合物として、吸湿した水分と化学反応して別の化
合物になるもの、例えば吸湿水分と化学反応して水酸化
物になる金属酸化物が挙げられる。モレキュラシーブの
ような、単に水分を吸着保持しているものではパッケー
ジクラック抑制効果が不充分である。吸湿して化学反応
し水酸化物になる金属酸化物としては、具体的には、水
酸化カルシウムに変化する酸化カルシウム(吸湿水分放
出温度580℃)又は水酸化マグネシウムに変化する酸
化マグネシウム(吸湿水分放出温度350℃)がパッケ
ージクラック抑制効果が高いので好ましい。
【0013】吸湿剤(D)の粒径としては、平均粒子径
が0.01〜20μmの範囲が好ましく、0.05〜1
0μmの範囲がより好ましい。この粒子径が0.01μ
m未満では粘度が上昇する傾向があり、20μmを超え
ると樹脂ペースト中において分散が不均一となりリフロ
ークラック抑制効果が低下する傾向がある。平均粒子径
は、マスターサイザー(マルバン社製)等により測定で
きる。また、吸湿剤(D)の配合量は、(A)成分、
(B)成分及び(C)成分の総量100重量部に対して
0.1〜10重量部が好ましく、0.2〜8重量部がよ
り好ましく、0.5〜5重量部が特に好ましい。この配
合量が0.1重量部未満ではリフロークラック抑制効果
に劣る傾向があり、10重量部を超えると粘度が上昇
し、作業性が低下する傾向がある。
【0014】本発明の樹脂ペースト組成物には、ペース
ト組成物の作成時の作業性および使用時の塗布作業性を
より良好ならしめるため、必要に応じて希釈剤を添加す
ることができる。これらの希釈剤としては、ブチルセロ
ソルブ、カルビトール、酢酸ブチルセロソルブ、酢酸カ
ルビトールエチレングリコールジエチルエーテル、α−
テルピネオールなどの比較的沸点の高い有機溶剤、PG
E(日本化薬株式会社製)、PP−101(東都化成株
式会社製)、ED−502、503、509(旭電化工
業株式会社製)、YED−122(油化シェルエポキシ
株式会社製)、KBM−403、LS−7970(信越
化学工業株式会社製)、TSL−8350、TSL−8
355、TSL−9905(東芝シリコーン株式会社
製)などの1分子中に1〜2個のエポキシ基を有する反
応性希釈剤が挙げられる。
【0015】さらに本発明の樹脂ペースト組成物には必
要に応じて硬化促進剤を添加することができる。硬化促
進剤としては、有機ボロン塩〔EMZ・K、TPPK
(北興化学株式会社製)〕、三級アミン類およびその塩
〔DBU、U−CAT102、106、830、84
0、5002(サンアプロ社製)〕、イミダゾール類
〔キュアゾール、2P4MHZ、C17Z、2PZ−O
K(四国化成株式会社製)〕などが挙げられる。硬化剤
および必要に応じて添加される硬化促進剤は単独で用い
てもよく、複数種の硬化剤および硬化促進剤を適宜組み
合わせて用いてもよい。
【0016】本発明になる樹脂ペースト組成物には、さ
らに必要に応じてシランカップリング剤、チタンカップ
リング剤等の接着力向上剤、ノニオン系界面活性剤、フ
ッ素系界面活性剤等の濡れ向上剤、シリコーン油等の消
泡剤、無機イオン交換体等のイオントラップ剤などを適
宜添加することができる。本発明の樹脂ペースト組成物
は、(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)フィラ
ー及び(D)吸湿剤を、必要に応じて用いられる希釈剤
及び各種添加剤とともに、一括又は分割して撹拌器、ら
いかい器、3本ロール、プラネタリーミキサー等の分散
・溶解装置に加え、必要に応じて加熱して混合、溶解、
解粒混練又は分散して均一なペースト状とすることによ
り製造される。
【0017】本発明の半導体装置は、上記により得られ
た樹脂ペースト組成物を用いて半導体素子と基板とを接
着した後、封止して得られる。本発明の樹脂ペースト組
成物を用いて半導体素子をリードフレーム等の基板に接
着させるには、まず基板上に樹脂ペースト組成物をディ
スペンス法、スクリーン印刷法、スタンピング法等によ
り塗布した後、半導体素子を圧着し、その後オーブン、
ヒートブロックなどの加熱装置を用いて、120〜25
0℃に加熱し硬化することにより行うことができる。次
いで、ワイヤボンド工程を経たのち、通常の封止方法、
例えば各種封止剤により封止することにより完成された
半導体装置とすることができる。
【0018】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれによって制限されるものではない。実
施例および比較例で用いたエポキシ樹脂および硬化剤は
以下のようにして調製したものを用いた。 (1)エポキシ樹脂(A)の調製 ビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名:YDF−1
70、東都化成株式会社製、エポキシ当量=170)
7.5重量部及びビスフェノールA型エポキシ樹脂(商
品名:YL−980、油化シェルエポキシ株式会社製、
エポキシ当量=185)7.5重量部を80℃に加熱
し、1時間撹拌を続け、均一なエポキシ樹脂溶液を得
た。
【0019】(2)硬化剤(B)の調製 フェノールノボラック樹脂(商品名:H−1、明和化成
株式会社製、OH当量=106)1重量部および希釈剤
としてアルキルフェニルグリシジルエーテル(商品名:
PP−101、東都化成株式会社製、エポキシ当量=2
30)2重量部を100℃に加熱し、1時間撹拌を続
け、均一なフェノール樹脂溶液を得た。 (3)樹脂ペースト組成物の調製 表1に示す配合割合で上記エポキシ樹脂(A)、硬化剤
(B)、フィラーとして銀粉(商品名:TCG−1、徳
力化学研究所製、平均粒子径:2μm)、希釈剤として
PP−101、硬化促進剤として2P4MHZ(四国化
成株式会社製、商品名、イミダゾール類)および吸湿剤
として酸化カルシウム(平均粒子径:1.0μm)又は
酸化マグネシウム(数平均粒子径:0.1μm)をらい
かい機で混合し、3本ロールを用いて混練した後、5ト
ール(Torr)以下で10分間脱泡処理を行い、樹脂ペー
スト組成物を得た。
【0020】この樹脂ペースト組成物の特性(粘度、接
着強度、ピール強度及び耐リフロー性)を下記に示す方
法で調べた。その結果を表1に示す。 (1)粘度:EHD型回転粘度計(東京計器株式会社
製)を用いて25℃における粘度(Pa・s)を測定した。 (2)接着強度:樹脂ペースト組成物をAgめっき付銅
フレーム上に約200μg塗布し、この上に2mm×2mm
のSiチップ(厚さ約0.4mm)を圧着し、さらに20
0℃に設定したヒートブロック上に載せ、60秒加熱し
た。これを自動接着力試験器(Dege製、マイクロテスタ
ー)を用い、室温における剪断接着強さ(kg/チップ)
を測定した。
【0021】(3)ピール強度:樹脂ペースト組成物を
42アロイ上に約3.2mgを塗布し、この上に8mm×8
mmのSiチップ(厚さ0.4mm)を圧着し、さらに20
0℃に設定したヒートブロック上に載せ、60秒加熱し
た。これを自動接着力装置(日立化成工業株式会社製、
内製)を用い、240℃における引き剥がし強さ(kg/
チップ)を測定した。
【0022】(4)耐リフロー性 実施例及び比較例により得た樹脂ペースト組成物を用
い、下記リードフレームとシリコンチップを、下記の硬
化条件により硬化し接着した。その後日立化成工業株式
会社製エポキシ封止材(商品名CEL−4620)によ
り封止し、半田リフロー試験用パッケージを得た。その
パッケージを温度及び湿度がそれぞれ85℃、85%の
条件に設定された恒温恒湿槽中で96時間吸湿させた。
その後240℃、10秒のリフロー条件でハンダリフロ
ーを行い、パッケージの外部クラックの発生数を顕微鏡
(倍率:15倍)で観察した。5個のサンプルのうちク
ラックの発生したサンプル数を示す。 チップサイズ:8mm×10mm パッケージ:QFP、14mm×20mm×2mm フレーム:42アロイ 硬化条件:180℃まで30分で昇温、180℃で6時
間硬化
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果から、吸湿剤を用いていない比
較例1では全てのパッケージに外部クラックが発生し、
半導体装置の信頼性低下につながるが、本発明の樹脂ペ
ースト組成物によれば、パッケージの外部クラックの発
生が抑制され、信頼性の高いパッケージが得られること
が確認された。また、モレキュラシーブを用いた比較例
2ではパッケージクラック抑制効果に劣るという欠点が
あった。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の樹脂ペースト組成物は、
半導体装置のダイボンディング剤として使用した場合
に、半田リフロー時の樹脂ペースト層中に含まれる水分
の気化を抑制し、リフロークラックが発生せず、接着強
度にも優れる。請求項2記載の樹脂ペースト組成物は、
請求項1記載の樹脂ペースト組成物の効果を奏し、さら
にリフロークラック抑制効果が高い。請求項3記載の樹
脂ペースト組成物は、請求項1記載の樹脂ペースト組成
物の効果を奏し、さらに接着強度等の樹脂特性のバラン
スに優れる。請求項4記載の半導体装置は、半田リフロ
ー時にリフロークラックが発生しない信頼性の高いもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 磐雄 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社半導体・液晶材料事業部開 発センタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、
    (C)フィラー及び(D)吸湿剤を含有してなり、前記
    吸湿剤が、吸湿した水分と化学反応して別の化合物にな
    るものであって、吸湿した水分を完全に放出する温度が
    240℃以上である化合物である樹脂ペースト組成物。
  2. 【請求項2】 (D)成分が、酸化カルシウム又は酸化
    マグネシウムである請求項1記載の樹脂ペースト組成
    物。
  3. 【請求項3】 (D)成分の量が、(A)成分、(B)
    成分及び(C)成分の総量100重量部に対して0.1
    〜10重量部である請求項1又は2記載の樹脂ペースト
    組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の樹脂ペースト
    組成物を用いて半導体素子と基板とを接着した後、封止
    してなる半導体装置。
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