JPH1015268A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH1015268A
JPH1015268A JP17258096A JP17258096A JPH1015268A JP H1015268 A JPH1015268 A JP H1015268A JP 17258096 A JP17258096 A JP 17258096A JP 17258096 A JP17258096 A JP 17258096A JP H1015268 A JPH1015268 A JP H1015268A
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JP
Japan
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sewing machine
thread
needle
looper
leg
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Pending
Application number
JP17258096A
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English (en)
Inventor
Takashi Mizusaki
隆 水崎
Masato Okabe
正人 岡部
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針糸又はルーパ糸のハンドホィールへの巻き
込みを、該ハンドホィールの操作を可能としたまま、ミ
シン本体の改造を強いることなく防止する。 【解決手段】 ミシンアームA及び脚部Cの上面を覆う
上カバー7を、脚部Cの側に延長し、該脚部Cの側面に
取り付けたハンドホィール3を上部から覆うホィールカ
バー7aを構成し、上方から垂れ下がる針糸4a,4a…又は
ルーパ糸4bがハンドホィール3に接触しないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンアームに内
蔵された針への伝動のための上軸の端部に、針を含めた
可動部分を動かすべく操作されるハンドホィールを取り
付けてなるミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】偏平縫いミシン、二重環縫いミシンは、
ミシンベッド上に支えられたミシンアームの先端部に針
を備えると共に、該針の針落ち位置に対応するミシンベ
ッドの内部にルーパを備えてなり、ミシン主軸からの伝
動により互いに同期して生じるこれらの動作により、針
に保持させた針糸とルーパに保持させたルーパ糸とによ
り縫製を行う構成となっている。
【0003】前記針は、下動時にミシンベッドの内部に
達する所定ストロークの上下動作を行い、前記ルーパ
は、ミシンベッド上での縫製生地の送りと交叉する方向
に、針落ち位置を中途に含む所定ストロークの進退動作
(左進及び右退)を行うようになしてあり、前記縫製
は、下動から上動への転換に際して針の先端に残る針糸
のループをルーパの左進により捉え、また、左進から右
退への転換に際してルーパの先端に残るルーパ糸のルー
プを前記針の下動により捉える順を繰り返して行われ
る。
【0004】図3は、偏平縫いミシンの外観を示す斜視
図である。本図に示す如く偏平縫いミシンは、ミシンベ
ッドB上に立設された脚部Cによりその基端を支持さ
れ、該ミシンベッドBの上面から適長離隔した位置に、
略平行をなして延設されたミシンアームAを備えてな
る。
【0005】ミシンアームAの先端部には、針棒10及び
押え棒20が垂下され、針棒10の下端には複数本の針1,
1…が、押え棒20の下端には押え金2が夫々取付けてあ
り、針1,1…は、ミシンアームAに内蔵された上軸の
回転に応じて上下動するようになしてある。また、ミシ
ンベッドBの先端部には、針1,1…の下動位置(針落
ち位置)に、図示しないルーパ及び送り機構が配設さ
れ、これらは、ミシンベッドBに内蔵された下軸の回転
に応じて動作するようになしてある。
【0006】ミシンアームA、ミシンベッドB及び脚部
Cの内側は空洞となっており、上軸及び下軸は、ミシン
アームA及びミシンベッドBの内部に夫々の長手方向に
沿って延設され、脚部Cの内側において、タイミングベ
ルト等の伝動手段により連結されている。下軸及び上軸
の端部は、脚部Cの側面に適長突出させてあり、前者
は、図示しないミシンモータの出力端に連結され、後者
には、ハンドホィール3が取り付けてある。
【0007】而して、下軸及び上軸は、ミシンモータか
らの伝動により回転せしめられ、上軸の回転に応じた針
10,10…の上下動と、下軸の回転に応じたルーパ及び送
り機構の動作とが互いに同期して生じ、ミシンベッドB
の上面と押え金2との間に挾持された縫製生地が、針1
0,10…に夫々セットされた針糸4a,4a…とルーパにセ
ットされたルーパ糸4bとにより縫製される。
【0008】針糸4a,4a…及びルーパ糸4bには、ミシン
アームAの基端を支える脚部Cの前面に配された糸調子
器4により張力が付与されている。糸調子器4は、脚部
Cの前面に固着された長寸の基板上に、針1,1…の夫
々に対応する複数の針糸調節つまみ40,40…と、一つの
ルーパ糸調節つまみ41とを備えてなり、これらの回転操
作により、夫々の基部に設けた各一対の糸挾み板間の弾
接圧力を加減する公知の構成を有している。
【0009】針糸4a,4a…は、各別の針糸調節つまみ4
0,40…の糸挾み板間に通された後、ミシンアームAの
前面に沿って設定された糸道を経て針棒10の上端に導か
れ、更に、針棒10の前側に沿って下方に導かれて、各針
1,1…先端の糸孔に夫々通した状態にセットされる。
またルーパ糸4bは、ルーパ糸調節つまみ41の糸挾み板間
に通された後、ミシンベッドBの内部に導かれ、該ミシ
ンベッドB先端のルーパにセットされる。このセット状
態は、図中に一点鎖線により略示されている。
【0010】このようにセットされた針糸4a,4a…は、
針1,1…の下動により針糸調節つまみ40,40…の糸挾
み板間での挾圧に抗して引き出され、またルーパ糸4b
は、ルーパの動作によりルーパ糸調節つまみ41の糸挾み
板間での挾圧に抗して引き出され、このとき、夫々の糸
挾み板の弾接程度に応じた張力が付与されて、縫製生地
に形成された縫い目の引き締めが行われる。
【0011】上軸の突出端に取り付けたハンドホィール
3は、これを把持して回転操作することにより、上軸及
び下軸を手動回転させ得るように設けてある。この操作
は、縫製作業中における針糸4a,4a…又はルーパ糸4bの
糸切れ、針1,1…の折損、ルーパの動作不良等の各種
の不都合の発生時に、これらの不都合の修復に都合の良
い位置に針1,1…、ルーパ等の可動部分を移動させる
べく行われる。また一部のミシンにおいては、縫製生地
に形成される縫い目のピッチを変更する等、ハンドホィ
ール3の回転操作を他の目的に利用する構成としたもの
もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如く構成
された偏平縫いミシンにおいて、針糸4a,4a…及びルー
パ糸4bは、図示しない糸巻きから引き出され、糸調子器
4を経て前述の如くセットされるが、これらの糸巻き
は、張力調節のための糸調子器4の操作、及び上,下軸
を手動回転させるための前記ハンドホィール3の操作に
支障を来さず、更には、ミシンベッドB上での縫製を阻
害しないように、一般的に、ミシンアームAの基端を支
持する脚部Cの後側上部に設置されており、これらから
引き出された針糸4a,4a…及びルーパ糸4bは、脚部Cの
上方を横切って糸調子器4にセットされる。
【0013】ところが、前記糸巻きから糸調子器4に至
る針糸4a,4a…及びルーパ糸4bには張力が付与されてい
ないために、これらが、前述の如く行われる縫製作業中
に垂れ下がり、下に位置する脚部C及びミシンアームA
の上面に接触した状態となることがあり、更に、脚部C
の側面と、該側面に突出するハンドホィール3との間の
わずかな隙間に入り込み、該ハンドホィール3が取り付
けられた上軸に巻き付いて切断される虞れがあった。
【0014】この状態となった場合、巻き込まれた針糸
4a,4a…又はルーパ糸4bを取り除くと共に、前記糸巻き
から新たに引き出した針糸4a,4a…及びルーパ糸4bを再
セットする作業が必要となり、作業能率の低下を招くと
いう問題があった。更に、上軸に巻き込まれた針糸4a,
4a…又はルーパ糸4bが完全に取り除かれずに残ることが
あり、この場合、残された糸が上軸を支持する軸受内に
入り込み、該上軸の回転が阻害されて、分解修理を強い
られる虞れさえあった。
【0015】このような巻き込みを防ぐため、従来にお
いては、図4に示す如く、脚部Cの側面に上軸5の突出
部を囲う円形の凹所5aを形成し、該凹所5aにその基部を
嵌め込んだハンドホィール3の取り付け構造が採用され
ている。なお図中の7は、脚部C及びミシンアームAの
上部を覆う上カバーであり、図3に示す如く、ミシンア
ームAの略全長に亘って着脱自在に取り付けてある。
【0016】この構成によれば、凹所5aとハンドホィー
ル3との間の隙間が、図示の如く、コの字形に屈曲した
形状をなすことから、この隙間への針糸4a,4a…又はル
ーパ糸4bの入り込みを阻止でき、前述した問題を緩和す
ることができる。ところがこの構成においては、脚部C
の側面に凹所5aが形成されたミシン本体を必要とし、前
記凹所5aの加工に余分な工数を要すると共に、既に使用
中のミシンへの適用が難しいという問題がある。
【0017】また、前述した巻き込みを防ぐには、回転
部分となるハンドホィール3の全体を覆う別体のカバー
を取り付けることができる。このようなカバーは、ミシ
ンモータの回転力をベルトを介して上軸に直接的に伝達
する構成としたミシンにおいて、前記ベルトへの手指の
巻き込みを防ぐことを目的として、実公昭54-38463号公
報、実公昭55-25039号公報、実開昭63-46083号公報、実
開平2-29671号公報、実開平6-23187号公報、及び実開
平6-36588号公報等に開示されている。
【0018】ところが、偏平縫いミシンにおいては、前
述の如く、ミシンモータからの伝動は、ミシンベッドB
内部の下軸に対して行われ、上軸への伝動は、脚部Cの
内側において下軸との間に巻き掛けられたタイミングベ
ルト等の伝動手段を介して行われており、前述した公報
に開示されたカバーは、ミシンモータの出力端と下軸の
突出端に巻き掛けられたベルトを覆う態様に取り付けら
れることとなり、上軸の突出端に取り付けたハンドホィ
ール3への針糸4a,4a…又はルーパ糸4bの巻き込みを防
ぐことはできない。また、同様のカバーをハンドホィー
ル3を覆う態様に取り付けた場合、上,下軸の手動回
転、又は縫い目ピッチの調節のためのハンドホィール3
の操作が阻害される虞れがある。
【0019】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、針糸又はルーパ糸のハンドホィールへの巻き込
みを、該ハンドホィールの操作を可能としたまま、ミシ
ン本体の改造を強いることなく防止できる構成を備えた
ミシンを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るミシンは、
針への伝動のための上軸を内蔵するミシンアームの基端
をミシンベッド上に支える脚部の前面に糸調子器を備え
ると共に、該脚部の側面への上軸の突出端にハンドホィ
ールを備え、該ハンドホィールにより前記針を含めた可
動部分の手動操作が、また前記糸調子器の操作により針
糸及びルーパ糸の張力調節が夫々行えるようにしたミシ
ンにおいて、前記ハンドホィールの前記脚部の側面に近
い側を上部から覆い、前記糸調子器へ供給される針糸又
はルーパ糸の前記ハンドホィールへの接触を防ぐホィー
ルカバーを具備することを特徴とする。
【0021】この発明においては、ハンドホィールの脚
部の側面に近い側(基端側)を上部からホィールカバー
が覆っており、上方から垂れ下がる針糸又はルーパ糸
は、ホィールカバーに接触し、ハンドホィールの基端側
と直接的に接触しないから、これらの針糸又はルーパ糸
が、脚部の側面に突出する上軸に、前記側面とハンドホ
ィールとの間の隙間を介して巻き込まれる虞れがなく、
巻き込みに伴う糸切れの発生が未然に防止される。また
前記ホィールカバーは、ハンドホィールの先端部側(脚
部の側面から離れた側)を把持して行われるハンドホィ
ールの操作を阻害しない。
【0022】更に加えて、前記ホィールカバーが、前記
脚部及び前記ミシンアームの上部を覆う上カバーを前記
ハンドホィールの側に延長して構成してあることを特徴
とする。
【0023】この発明においては、ミシンアーム及び脚
部の上側を覆うべく本来必要な上カバーを延長してホィ
ールカバーを構成する。上カバーは、仕様に応じて形状
の異なるミシンアーム及び脚部を備えるミシンに対して
共通部品として用い得るものであり、本体の改造を強い
ることなくホィールカバーを構成でき、既に使用中のミ
シンに対する適用が、上カバーの取り換えのみで可能と
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るミシ
ンの要部の外観を示す斜視図、図2は、同じく縦断面図
である。
【0025】図示のミシンは、ミシンベッドB上に立設
された脚部Cによりその基端を支持されたミシンアーム
Aの先端部に垂下された針棒10の下端に複数本の針1,
1…を取り付け、同じく押え棒20の下端に押え金2を取
付けると共に、針1,1…の下方に対向するミシンベッ
ドBの先端側の内部に、図示しないルーパ及び送り機構
を配して構成された偏平縫いミシンである。なお、図1
及び図2には、ミシンアームAの基端を支持する脚部C
の近傍が示され、針棒10、針1,1…、押さえ棒20及び
押え金2は図示されていないが、これらの配設態様は、
図3に示す従来の偏平縫いミシンと同様である。
【0026】図2に示す如く、ミシンアームA、ミシン
ベッドB及び脚部Cの内側は空洞となっており、ミシン
アームAの内部には上軸5が、また、ミシンベッドBの
内部には下軸6が、夫々の長手方向に沿う軸回りに回動
自在に支承されている。下軸6は、ミシンベッドBの一
側外部に適長突出され、この突出端に嵌着したプーリ60
に巻き掛けられた伝動ベルトVを介して図示しないミシ
ンモータの出力端に連結されており、上軸5と下軸6と
は、前記脚部Cの内側において、夫々の対応位置に嵌着
されたベルトプーリ51,61間に巻き掛けられたタイミン
グベルトV1 により相互に連結されている。
【0027】而して、上軸5と下軸6とは、前記ミシン
モータからの伝動により夫々の軸回りに同期回転するこ
とになり、ミシンアームAの先端部の針1,1…は、上
軸5の回転に応じた前記針棒10の上下動に応じて所定ス
トロークの上下動作を行い、ミシンベッドB内部のルー
パ及び送り機構は、下軸6の回転に応じて前記針1,1
…の上下動に同期した所定の動作を行う。
【0028】前記針1,1…の上下動ストロークは、下
動時にミシンベッドBの内部に達するように設定されて
おり、また前記ルーパの動作は、針1,1…の下動位置
(針落ち位置)を中途に含んでミシンベッドBの長手方
向に生じる所定ストロークの進退動作(左進及び右退)
である。
【0029】図示しない縫製生地は、ミシンベッドBの
上面と前記押え金2との間に挾持され、ミシンベッドB
内部の送り機構の動作により、針1,1…及びルーパの
動作方向と夫々略直交する方向に所定の送りを付与され
ており、前述した針1,1…の上下動とルーパの動作と
により、針1,1…にセットされた針糸4a,4a…とルー
パにセットされたルーパ糸4bとにより縫製される。
【0030】ミシンアームAの内部に支承された上軸5
は、該ミシンアームAの基端を支える脚部Cの一側面か
ら、軸受50による支持部を超えて、前記下軸6と同側に
適長突出されており、この突出端にハンドホィール3が
取り付けてある。該ハンドホィール3は、これを把持し
て回転操作することにより上軸5を回転せしめ、ミシン
アームAの先端側において針1,1…を上下動させると
共に、前記上軸5とタイミングベルトV1 を介して連結
された下軸6を回転せしめ、ミシンベッドBの先端側に
おいてルーパ及び送り機構を動作させるべく設けてあ
る。この操作は、例えば、針糸4a,4a…又はルーパ糸4b
の糸切れ、針1,1…の折損、ルーパの動作不良等、縫
製作業中の各種の不都合の発生時に、これらの修復に都
合の良い位置に針1,1…、ルーパ等の可動部分を動か
すべく行われる。
【0031】また、図示のミシンのハンドホィール3
は、脚部Cの内側において上軸5への伝動系に機械的に
連繋させてあり、針1,1…及びルーパ等の手動操作と
異なる操作により、縫製生地に前述の如く形成される縫
い目のピッチを変更することもできるようになしてあ
る。図1に示す如く、ハンドホィール3の基端側(脚部
Cの側面に近い側)の周面には、複数本の目盛り線3a,
3a…が形成され、また脚部Cの側面上部には、前記目盛
り線3a,3a…との前方からの重ね視が可能に指針30が取
り付けてあり、ハンドホィール3の操作による縫い目ピ
ッチの変更は、所望の目盛り線3a,3a…を指針30に合わ
せることにより、前側から容易に行い得るようになして
ある。
【0032】ミシンアームA及び脚部Cの上側は、内部
に支承された上軸5と、下軸6、針棒10等の可動部分と
の連繋部の点検及び調整のため、略全面に亘って開口す
る開口部が設けてあり、該開口部は、平板状の上カバー
7により覆ってある。この上カバー7の脚部C側の端縁
は、図1及び図2に示す如く同側に張り出す態様に延長
され、ハンドホィール3の基端側をその上部から覆うホ
ィールカバー7aを形成している。
【0033】ホィールカバー7aは、図示の如く、ハンド
ホィール3の先端側(脚部Cの側面から離れた側)を適
宜長余した範囲を、略全幅に亘って覆う態様に形成され
ている。これにより、ハンドホィール3の基端と脚部C
の側面との間に幅δ(図2参照)を有して形成された隙
間の上部が完全に覆われると共に、ハンドホィール3の
先端側を把持して前述の如く行われる針1,1…及びル
ーパの手動操作、及び縫い目ピッチの変更操作に支障を
来すことがない。
【0034】前記針糸4a,4a…及び前記ルーパ糸4bに
は、前記脚部Cの前面に配された糸調子器4により張力
が付与されている。この糸調子器4は、脚部Cの前面に
固着された長寸の基板上に、針1,1…の夫々に対応す
る複数の針糸調節つまみ40,40…と、一つのルーパ糸調
節つまみ41とを備えてなり、これらの回転操作により、
夫々の基部に設けた各一対の糸挾み板間の弾接圧力を加
減する公知の構成を有している。
【0035】針糸4a,4a…及びルーパ糸4bは、脚部Cの
後側に配された図示しない糸巻きから夫々引き出され、
ミシンアームAの上部を横切って糸調子器4に導かれ
て、針糸4a,4a…は、各別の針糸調節つまみ40,40…の
糸挾み板間に通された後、ミシンアームAの前面に集め
られ、図3に示す如く、ミシンアームAに沿って設定さ
れた糸道を経て針棒10の上端に導かれ、更に、針棒10の
前側に沿って下方に導かれて、各針1,1…先端の糸孔
に夫々通した状態にセットされる。またルーパ糸4bは、
ルーパ糸調節つまみ41の糸挾み板間に通された後、脚部
Cの下部前面に固定された糸掛け部42を経てミシンベッ
ドBの内部に導かれ、該ミシンベッドB先端のルーパに
セットされる。
【0036】このようにセットされた針糸4a,4a…は、
針1,1…の下動により針糸調節つまみ40,40…の糸挾
み板間での挾圧に抗して引き出され、またルーパ糸4b
は、ルーパの動作によりルーパ糸調節つまみ41の糸挾み
板間での挾圧に抗して引き出され、このとき、夫々の糸
挾み板の弾接程度に応じた張力が付与されて、縫製生地
に形成された縫い目の引き締めが行われる。
【0037】糸調子器4に針糸4a,4a…及びルーパ糸4b
を供給する糸巻きは、前述した如く、ミシンアームAの
基端を支持する脚部Cの後側上部に配してあり、針糸4
a,4a…及びルーパ糸4bは、ミシンアームA及び脚部C
の上部を横切って糸調子器4にセットされるが、これら
は、糸調子器4よりも上流側では張力が付与されないこ
とから、ミシンアームA及び脚部Cの上面に垂れ下がっ
た状態となり、この状態での外力(風力等)の作用によ
り、脚部Cの一側面に配されたハンドホィール3側に流
れることがある。
【0038】本発明に係るミシンは、ミシンアームA及
び脚部Cの上カバー7を前述の如く延長してなるホィー
ルカバー7aを備え、該ホィールカバー7aがハンドホィー
ル3の基端側を上部から覆っている。従って、ミシンア
ームA及び脚部Cの上面に垂れ下がった針糸4a,4a…又
はルーパ糸4bが、前述した如く、ハンドホィール3側に
流れた場合においても、該ハンドホィール3の少なくと
も基端側に直接的に接触せず、ハンドホィール3の基端
と脚部Cの側面との間の隙間に入り込む虞れが殆どな
く、針糸4a,4a…又はルーパ糸4bの上軸5への巻き込み
を未然に防止することができる。
【0039】また前記ホィールカバー7aは、ハンドホィ
ール3の上部を先端側を余して覆っているから、ハンド
ホィール3の先端側を把持して行われる前述した操作に
支障を来すことがない。更に、前記ホィールカバー7a
は、ミシンアームA及び脚部Cの上部開口を覆う上カバ
ー7を延長して形成されており、本来必要な上カバー7
の形状変更により、部品の追加を要することなく実現し
得る。
【0040】図1に示す如く上カバー7は、長手方向の
複数か所において各一対の止めねじ7b,7bにて幅方向両
側をねじ止めし、ミシンアームAの上面に着脱自在に取
り付けられた平板状の部材であり、ミシンアームA及び
脚部Cを含む本体ハウジングの形状が異なる複数種のミ
シンに対して共通部品として用い得る。このように図1
及び図2に示すミシンにおいては、上カバー7のわずか
な形状変更により、多くのミシンに共通に用い得るホィ
ールカバー7aが得られ、針糸4a,4a…又はルーパ糸4bの
上軸5への巻き込み、及びこれに伴う糸切れの発生を未
然に防止することができ、既に使用中のミシンに対して
も、上カバー7の取り換えのみで適用可能である。
【0041】ホィールカバー7aは、上カバー7を延長し
て、これと一体に構成するのが望ましいが、別体に構成
した平板を、ねじ止め等の適宜の固定手段により、脚部
Cの側面又は上カバー7の端面に固定して構成すること
もできる。この構成においてもホィールカバー7aは、ハ
ンドホィール3の上部を、該ハンドホィール3の先端側
を余して覆うことが必要であり、このことにより、針糸
4a,4a…又はルーパ糸4bの上軸5への巻き込みを、縫い
目ピッチ調節のためのハンドホィール3の操作を阻害す
ることなく防止することが可能となる。
【0042】なお、以上の実施の形態においては、偏平
縫いミシンへの適用例について述べたが、本発明は、上
軸5の端部に該上軸5への伝動調整用のハンドホィール
3を備え、該ハンドホィール3の上部を横切って針糸4
a,4a…及び/又はルーパ糸4bが供給される構成とした
ミシン全般に適用し得ることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係るミシンに
おいては、脚部の側面からの上軸の突出端に取り付けた
ハンドホィール脚部の側面に近い側が、ホィールカバー
により上部から覆われているから、上方から垂れ下がる
針糸又はルーパ糸がハンドホィールの少なくとも基端側
と直接的に接触せず、これらの針糸又はルーパ糸が前記
上軸に巻き込まれることによる糸切れの発生が未然に防
止されて、糸切れに伴う針糸又はルーパ糸の再セットを
強いられることがなく、作業能率の向上に寄与でき、ま
た、ハンドホィールの操作が阻害されることもない。
【0044】更に、ミシンアーム及びこれの基端を支え
る脚部の上側を覆う上カバーをハンドホィールの側に延
長して前記ホィールカバーを構成したから、新たな部品
の追加を要することなく前述した効果が得られ、また、
既に使用中のミシンへも上カバーの取り換えのみで対応
し得る等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの要部の外観を示す斜視図
である。
【図2】本発明に係るミシンの要部の縦断面図である。
【図3】偏平縫いミシンの外観を示す斜視図である。
【図4】従来の巻き込み防止対策の説明図である。
【符号の説明】 3 ハンドホィール 4 糸調子器 4a 針糸 4b ルーパ糸 5 上軸 6 下軸 7 上カバー 7a ホィールカバー A ミシンアーム B ミシンベッド C 脚部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針への伝動のための上軸を内蔵するミシ
    ンアームの基端をミシンベッド上に支える脚部の前面に
    糸調子器を備えると共に、該脚部の側面への上軸の突出
    端にハンドホィールを備え、該ハンドホィールにより前
    記針を含めた可動部分の手動操作が、また前記糸調子器
    の操作により針糸及びルーパ糸の張力調節が夫々行える
    ようにしたミシンにおいて、前記ハンドホィールの前記
    脚部の側面に近い側を上部から覆い、前記糸調子器へ供
    給される針糸又はルーパ糸の前記ハンドホィールへの接
    触を防ぐホィールカバーを具備することを特徴とするミ
    シン。
  2. 【請求項2】 前記ホィールカバーは、前記脚部及び前
    記ミシンアームの上部を覆う上カバーを前記ハンドホィ
    ールの側に延長して構成してある請求項1記載のミシ
    ン。
JP17258096A 1996-07-02 1996-07-02 ミシン Pending JPH1015268A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062374A (ja) * 2001-08-30 2003-03-04 Juki Corp ミシン
CN100389236C (zh) * 2002-05-10 2008-05-21 大和缝纫机制造株式会社 缝纫机过线装置
CN103726242A (zh) * 2013-12-27 2014-04-16 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机皮带轮装置
KR101471985B1 (ko) * 2007-08-30 2014-12-12 쥬키 가부시키가이샤 재봉기의 가마맞춤장치

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