JPH10153306A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
- Publication number
- JPH10153306A JPH10153306A JP8301914A JP30191496A JPH10153306A JP H10153306 A JPH10153306 A JP H10153306A JP 8301914 A JP8301914 A JP 8301914A JP 30191496 A JP30191496 A JP 30191496A JP H10153306 A JPH10153306 A JP H10153306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- catalyst body
- catalyst
- combustion
- combustion air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C13/00—Apparatus in which combustion takes place in the presence of catalytic material
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C13/00—Apparatus in which combustion takes place in the presence of catalytic material
- F23C13/02—Apparatus in which combustion takes place in the presence of catalytic material characterised by arrangements for starting the operation, e.g. for heating the catalytic material to operating temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C9/00—Combustion apparatus characterised by arrangements for returning combustion products or flue gases to the combustion chamber
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Gas Burners (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 触媒燃焼装置において、排気ガス循環による
燃焼用空気の予熱効果を確保して、良好な触媒燃焼を実
現するとともに、構成の小型化、簡素化を図る。 【解決手段】 燃料と燃焼用空気の混合気を触媒燃焼さ
せるリング状の触媒体2、3を燃焼筒4内に備え、燃焼
筒4のうち、触媒体2、3の一端側に、燃料ノズル10
および燃焼用空気の入口8を配設し、燃焼筒4内部のう
ち、触媒体2、3の他端側に、燃料と燃焼用空気の混合
気を形成する予混合室13を配設する。触媒体2、3の
一端側から、触媒体2、3の中心部の貫通穴2b、3b
を通して、予混合室13に向けて燃料と燃焼用空気を供
給し、予混合室13にて燃料と燃焼用空気とを混合す
る。この混合気を予混合室13にて方向転換させて、触
媒体2、3の他端側から一端側へ向けて流し、触媒体
2、3の一端側にて触媒体通過後の排気ガスの一部を燃
焼用空気中に還流させる。
燃焼用空気の予熱効果を確保して、良好な触媒燃焼を実
現するとともに、構成の小型化、簡素化を図る。 【解決手段】 燃料と燃焼用空気の混合気を触媒燃焼さ
せるリング状の触媒体2、3を燃焼筒4内に備え、燃焼
筒4のうち、触媒体2、3の一端側に、燃料ノズル10
および燃焼用空気の入口8を配設し、燃焼筒4内部のう
ち、触媒体2、3の他端側に、燃料と燃焼用空気の混合
気を形成する予混合室13を配設する。触媒体2、3の
一端側から、触媒体2、3の中心部の貫通穴2b、3b
を通して、予混合室13に向けて燃料と燃焼用空気を供
給し、予混合室13にて燃料と燃焼用空気とを混合す
る。この混合気を予混合室13にて方向転換させて、触
媒体2、3の他端側から一端側へ向けて流し、触媒体
2、3の一端側にて触媒体通過後の排気ガスの一部を燃
焼用空気中に還流させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は触媒燃焼装置に関す
るもので、例えば、暖房装置、乾燥装置等に用いて好適
なものである。
るもので、例えば、暖房装置、乾燥装置等に用いて好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料供給手段と燃焼用空気供給手
段とを備え、これらの供給手段により供給される燃料と
燃焼用空気との混合気を、触媒により燃焼させる触媒燃
焼装置が知られている。この触媒燃焼装置は火炎が形成
されないため、カーボンの発生が無い。また、触媒燃焼
装置は、火炎燃焼にみられる着火、消化時の排気エミッ
ションの発生を大幅に抑制できるため、特に、排気ガス
のクリーン性が要求される電気自動車用の暖房装置とし
て非常に有効である。
段とを備え、これらの供給手段により供給される燃料と
燃焼用空気との混合気を、触媒により燃焼させる触媒燃
焼装置が知られている。この触媒燃焼装置は火炎が形成
されないため、カーボンの発生が無い。また、触媒燃焼
装置は、火炎燃焼にみられる着火、消化時の排気エミッ
ションの発生を大幅に抑制できるため、特に、排気ガス
のクリーン性が要求される電気自動車用の暖房装置とし
て非常に有効である。
【0003】ところで、上記触媒燃焼装置において触媒
燃焼を継続して行うためには、燃焼用空気を常に予熱し
て、触媒を活性化しておく必要があるが、この予熱を電
気ヒータで行うと消費電力が増大してしまう。特に、電
気自動車ではバッテリ容量の制約から、消費電力の増大
を招く電気ヒータの使用は不向きである。また、燃焼用
空気の予熱をバーナで行うと、触媒へのカーボン付着が
発生し、これにより触媒での燃焼効率の低下が発生す
る。しかも、着火時には触媒が低温のため十分活性化さ
れておらず、バーナで発生する排気エミッションがその
まま排出されるという問題が生じる。
燃焼を継続して行うためには、燃焼用空気を常に予熱し
て、触媒を活性化しておく必要があるが、この予熱を電
気ヒータで行うと消費電力が増大してしまう。特に、電
気自動車ではバッテリ容量の制約から、消費電力の増大
を招く電気ヒータの使用は不向きである。また、燃焼用
空気の予熱をバーナで行うと、触媒へのカーボン付着が
発生し、これにより触媒での燃焼効率の低下が発生す
る。しかも、着火時には触媒が低温のため十分活性化さ
れておらず、バーナで発生する排気エミッションがその
まま排出されるという問題が生じる。
【0004】このような問題を解決するため、特開昭6
0−30908号公報では、触媒燃焼装置の前後を排気
ガス循環パイプて連結し、排気ガスの一部を触媒燃焼装
置の上流側に還流することにより、燃焼用空気を予熱す
る構成が示されている。また、特開平4−320710
号公報では、触媒燃焼装置の内部において、燃料と空気
とを混合した原料ガスを触媒層のガス通路に送り込む際
に、原料ガスを噴出ノズルを通して増速させて、その増
速による減圧作用にて排気ガスの一部を原料ガス中に還
流して、原料ガスを予熱するようにしたものが提案され
ている。
0−30908号公報では、触媒燃焼装置の前後を排気
ガス循環パイプて連結し、排気ガスの一部を触媒燃焼装
置の上流側に還流することにより、燃焼用空気を予熱す
る構成が示されている。また、特開平4−320710
号公報では、触媒燃焼装置の内部において、燃料と空気
とを混合した原料ガスを触媒層のガス通路に送り込む際
に、原料ガスを噴出ノズルを通して増速させて、その増
速による減圧作用にて排気ガスの一部を原料ガス中に還
流して、原料ガスを予熱するようにしたものが提案され
ている。
【0005】これらの従来装置によれば、別途設けた電
気ヒータやバーナ等の加熱手段を使用せずに、燃焼用空
気を予熱でき、安定した燃焼を行うことができる。
気ヒータやバーナ等の加熱手段を使用せずに、燃焼用空
気を予熱でき、安定した燃焼を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来装
置においては、排気ガス循環パイプを燃焼装置の外部に
設置しているので、体格の増大は不可避であり、例えば
スペース的制約が大きい車両用としては、暖房装置の搭
載が困難になるという問題がある。また、後者の従来装
置においては、空気と燃料を予め混合しておく必要があ
るため、この混合のための装置が別途、必要となり、さ
らに、触媒層のガス通路を多数設け、このガス通路に対
応して噴出ノズルも多数設ける構成であるので、部品点
数がどうしても多くなり、構成が煩雑であり、コスト高
になる。
置においては、排気ガス循環パイプを燃焼装置の外部に
設置しているので、体格の増大は不可避であり、例えば
スペース的制約が大きい車両用としては、暖房装置の搭
載が困難になるという問題がある。また、後者の従来装
置においては、空気と燃料を予め混合しておく必要があ
るため、この混合のための装置が別途、必要となり、さ
らに、触媒層のガス通路を多数設け、このガス通路に対
応して噴出ノズルも多数設ける構成であるので、部品点
数がどうしても多くなり、構成が煩雑であり、コスト高
になる。
【0007】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
触媒燃焼装置において、排気ガス循環による燃焼用空気
の予熱効果を確保して、良好な触媒燃焼を実現するとと
もに、構成の小型化、簡素化を図ることを目的とする。
触媒燃焼装置において、排気ガス循環による燃焼用空気
の予熱効果を確保して、良好な触媒燃焼を実現するとと
もに、構成の小型化、簡素化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1〜2
0記載の発明によれば、燃料と燃焼用空気の混合気を触
媒燃焼させるリング状の触媒体(2、3)を燃焼筒
(4)内に内蔵し、この触媒体(2、3)の一端側の部
位に、燃料と燃焼用空気の供給手段(10、12、7)
を配設し、触媒体(2、3)の他端側の部位に、燃料と
燃焼用空気の混合気を形成する予混合室(13)を配設
する。さらに、触媒体(2、3)の一端側から、触媒体
(2、3)の中心部貫通穴(2b、3b)を通して、予
混合室(13)に向けて燃料と燃焼用空気を供給し、予
混合室(13)にて燃料と燃焼用空気とを混合する。そ
して、この混合気を予混合室(13)で方向転換させ
て、触媒体(2、3)内をその他端側から一端側へ向け
て流し、触媒体(2、3)の一端側にて触媒体(2、
3)通過後の排気ガスの一部を燃焼用空気中に還流させ
ることを特徴としている。
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1〜2
0記載の発明によれば、燃料と燃焼用空気の混合気を触
媒燃焼させるリング状の触媒体(2、3)を燃焼筒
(4)内に内蔵し、この触媒体(2、3)の一端側の部
位に、燃料と燃焼用空気の供給手段(10、12、7)
を配設し、触媒体(2、3)の他端側の部位に、燃料と
燃焼用空気の混合気を形成する予混合室(13)を配設
する。さらに、触媒体(2、3)の一端側から、触媒体
(2、3)の中心部貫通穴(2b、3b)を通して、予
混合室(13)に向けて燃料と燃焼用空気を供給し、予
混合室(13)にて燃料と燃焼用空気とを混合する。そ
して、この混合気を予混合室(13)で方向転換させ
て、触媒体(2、3)内をその他端側から一端側へ向け
て流し、触媒体(2、3)の一端側にて触媒体(2、
3)通過後の排気ガスの一部を燃焼用空気中に還流させ
ることを特徴としている。
【0009】このように、排気ガスの一部を燃焼用空気
中に還流させることにより、排気ガスの熱で燃焼用空気
の予熱を行うことができ、この予熱により触媒を活性化
して、触媒燃焼を継続的に安定に行うことができる。し
かも、排気ガスの一部を燃焼用空気中に還流させる機構
をすべて燃焼筒(4)内部に収納できるので、燃焼装置
の小型化を図ることができる。
中に還流させることにより、排気ガスの熱で燃焼用空気
の予熱を行うことができ、この予熱により触媒を活性化
して、触媒燃焼を継続的に安定に行うことができる。し
かも、排気ガスの一部を燃焼用空気中に還流させる機構
をすべて燃焼筒(4)内部に収納できるので、燃焼装置
の小型化を図ることができる。
【0010】また、本発明では、燃料と燃焼用空気を、
リング状の触媒体(2、3)の中心部の貫通穴(2b、
3b)を通した後に、予混合室(13)でUターン状に
方向転換させて、触媒体(2、3)の他端側から一端側
へ向けて流すようにしているから、特開平4−3207
10号公報の燃焼装置のごとく、触媒層のガス通路およ
びを噴出ノズルを多数設ける構成のものに比して、部品
点数を大幅に低減でき、構成を極めて簡潔にすることが
でき、低コストで製作可能になる。
リング状の触媒体(2、3)の中心部の貫通穴(2b、
3b)を通した後に、予混合室(13)でUターン状に
方向転換させて、触媒体(2、3)の他端側から一端側
へ向けて流すようにしているから、特開平4−3207
10号公報の燃焼装置のごとく、触媒層のガス通路およ
びを噴出ノズルを多数設ける構成のものに比して、部品
点数を大幅に低減でき、構成を極めて簡潔にすることが
でき、低コストで製作可能になる。
【0011】また、請求項6記載の発明によれば、燃料
として液体燃料を用いる場合に、予混合室(13)の内
部に、供給された液体燃料を吸収、蒸発させるための燃
料吸収体(14)を備えているから、液体燃料を燃料吸
収体(14)に一時的に蓄え、燃料吸収体(14)の広
い面積から一様に液体燃料を蒸発させて、燃料と空気の
均一な混合状態を形成し、良好な燃焼状態を実現でき
る。
として液体燃料を用いる場合に、予混合室(13)の内
部に、供給された液体燃料を吸収、蒸発させるための燃
料吸収体(14)を備えているから、液体燃料を燃料吸
収体(14)に一時的に蓄え、燃料吸収体(14)の広
い面積から一様に液体燃料を蒸発させて、燃料と空気の
均一な混合状態を形成し、良好な燃焼状態を実現でき
る。
【0012】また、請求項7記載の発明によれば、リン
グ形状の触媒体(2、3)を軸方向に複数に分割し、こ
の複数の触媒体(2、3)における触媒担持量を予混合
室(13)側へ近接するほど、多くしているから、複数
の触媒体(2、3)のうち、予混合室(13)側へ近接
するほど(上流側へ行くほど)、低温で触媒を活性化で
き、これにより始動時から触媒燃焼を良好に行うことが
できる。また、下流側の触媒体は触媒担持量が少なくて
も、上流側の触媒燃焼熱の輻射および高温の排気ガス反
応熱を受けて、温度上昇するので、早期に活性化させる
ことができる。
グ形状の触媒体(2、3)を軸方向に複数に分割し、こ
の複数の触媒体(2、3)における触媒担持量を予混合
室(13)側へ近接するほど、多くしているから、複数
の触媒体(2、3)のうち、予混合室(13)側へ近接
するほど(上流側へ行くほど)、低温で触媒を活性化で
き、これにより始動時から触媒燃焼を良好に行うことが
できる。また、下流側の触媒体は触媒担持量が少なくて
も、上流側の触媒燃焼熱の輻射および高温の排気ガス反
応熱を受けて、温度上昇するので、早期に活性化させる
ことができる。
【0013】また、請求項8記載の発明によれば、触媒
体(2、3)の一端側に、触媒体(2、3)通過後の排
気ガスが充満する排気ガス室(9)を形成し、この排気
ガス室(9)内の排気ガスと、燃焼用空気供給手段
(7、8)から供給される燃焼用空気との間で熱交換可
能としているから、燃焼用空気を排気ガス室(9)内の
排気ガスで予熱することが可能となり、燃焼用空気の予
熱効果を一層高めることができる。
体(2、3)の一端側に、触媒体(2、3)通過後の排
気ガスが充満する排気ガス室(9)を形成し、この排気
ガス室(9)内の排気ガスと、燃焼用空気供給手段
(7、8)から供給される燃焼用空気との間で熱交換可
能としているから、燃焼用空気を排気ガス室(9)内の
排気ガスで予熱することが可能となり、燃焼用空気の予
熱効果を一層高めることができる。
【0014】また、請求項10記載の発明によれば、燃
料供給手段に、液体燃料流量の増加に伴って燃料噴霧角
が増大する特性を有する燃料ノズル(10)を備え、液
体燃料流量が大きいときは、燃料ノズル(10)から噴
霧される燃料噴霧角を増大させて、燃料ノズル(10)
からの噴霧燃料を触媒体(2、3)の貫通穴(2b、3
b)の内壁面の方向に向かわせることを特徴としてい
る。
料供給手段に、液体燃料流量の増加に伴って燃料噴霧角
が増大する特性を有する燃料ノズル(10)を備え、液
体燃料流量が大きいときは、燃料ノズル(10)から噴
霧される燃料噴霧角を増大させて、燃料ノズル(10)
からの噴霧燃料を触媒体(2、3)の貫通穴(2b、3
b)の内壁面の方向に向かわせることを特徴としてい
る。
【0015】これにより、液体燃料流量が大きい、最大
燃焼時には、高温部である触媒体(2、3)からの伝熱
を利用して、液体燃料の蒸発性の改善を図り、良好な燃
焼を確保できる。また、請求項11記載の発明によれ
ば、触媒体(2、3)の貫通穴(2b、3b)の内壁面
に、燃料供給手段(10、12)から供給される液体燃
料の流れを偏向する偏向板(28)を備え、液体燃料流
量が大きいときは、偏向板(28)により燃料供給手段
(10、12)からの供給燃料を触媒体(2、3)の貫
通穴(2b、3b)の内壁面の方向に向かわせることを
特徴としている。
燃焼時には、高温部である触媒体(2、3)からの伝熱
を利用して、液体燃料の蒸発性の改善を図り、良好な燃
焼を確保できる。また、請求項11記載の発明によれ
ば、触媒体(2、3)の貫通穴(2b、3b)の内壁面
に、燃料供給手段(10、12)から供給される液体燃
料の流れを偏向する偏向板(28)を備え、液体燃料流
量が大きいときは、偏向板(28)により燃料供給手段
(10、12)からの供給燃料を触媒体(2、3)の貫
通穴(2b、3b)の内壁面の方向に向かわせることを
特徴としている。
【0016】これにより、請求項10と同様に、最大燃
焼時に、高温部である触媒体(2、3)からの伝熱を利
用して、液体燃料の蒸発性を改善できる。また、請求項
12記載の発明によれば、触媒体(2、3)の貫通穴
(2b、3b)の内壁面に、供給された液体燃料を吸
収、蒸発させるための燃料吸収体(27)を備えること
を特徴としている。
焼時に、高温部である触媒体(2、3)からの伝熱を利
用して、液体燃料の蒸発性を改善できる。また、請求項
12記載の発明によれば、触媒体(2、3)の貫通穴
(2b、3b)の内壁面に、供給された液体燃料を吸
収、蒸発させるための燃料吸収体(27)を備えること
を特徴としている。
【0017】これにより、請求項10または11のごと
く、触媒体(2、3)からの伝熱を利用して液体燃料の
蒸発性を改善する場合に、燃料吸収体(27)の設置に
より燃料の保持を図って、蒸発性をより一層改善でき
る。また、請求項13記載の発明によれば、予混合室
(13)内に電熱ヒータ(15)を配置しているから、
この電熱ヒータ(15)にて燃焼始動時に混合気を予熱
することができ、燃焼始動直後から触媒燃焼を良好に行
うことができる。
く、触媒体(2、3)からの伝熱を利用して液体燃料の
蒸発性を改善する場合に、燃料吸収体(27)の設置に
より燃料の保持を図って、蒸発性をより一層改善でき
る。また、請求項13記載の発明によれば、予混合室
(13)内に電熱ヒータ(15)を配置しているから、
この電熱ヒータ(15)にて燃焼始動時に混合気を予熱
することができ、燃焼始動直後から触媒燃焼を良好に行
うことができる。
【0018】また、請求項14記載の発明によれば、燃
焼作動の始動時に電熱ヒータ(15)に通電し、この通
電から所定時間(t1)経過後に燃料および燃焼用空気
の供給を少量で開始し、その後さらに、触媒体(2、
3)通過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)に
なる時点で燃料および燃焼用空気の供給量を連続または
段階的に増加させ、その後さらに、触媒体(2、3)通
過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)より高い
第2の所定温度(T2)になる時点で電熱ヒータ(1
5)への通電を停止しているから、始動時から定常燃焼
に移行するまでの間、排気ガス温度に関連づけて、燃
料、空気の供給量および電熱ヒータ(15)への通電を
自動制御して、燃焼作動を良好に行わせることができ
る。
焼作動の始動時に電熱ヒータ(15)に通電し、この通
電から所定時間(t1)経過後に燃料および燃焼用空気
の供給を少量で開始し、その後さらに、触媒体(2、
3)通過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)に
なる時点で燃料および燃焼用空気の供給量を連続または
段階的に増加させ、その後さらに、触媒体(2、3)通
過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)より高い
第2の所定温度(T2)になる時点で電熱ヒータ(1
5)への通電を停止しているから、始動時から定常燃焼
に移行するまでの間、排気ガス温度に関連づけて、燃
料、空気の供給量および電熱ヒータ(15)への通電を
自動制御して、燃焼作動を良好に行わせることができ
る。
【0019】また、請求項15記載の発明によれば、燃
焼用空気供給手段(7、8)から供給される燃焼用空気
を加熱する補助電熱ヒータ(24)を備え、電熱ヒータ
(15)の通電時にはこの補助電熱ヒータ(24)にも
通電するようにしているから、極寒冷時等において、補
助電熱ヒータ(24)の発熱により燃焼用空気の予熱効
果を一層高めて、燃焼の始動性を改良できる。
焼用空気供給手段(7、8)から供給される燃焼用空気
を加熱する補助電熱ヒータ(24)を備え、電熱ヒータ
(15)の通電時にはこの補助電熱ヒータ(24)にも
通電するようにしているから、極寒冷時等において、補
助電熱ヒータ(24)の発熱により燃焼用空気の予熱効
果を一層高めて、燃焼の始動性を改良できる。
【0020】また、請求項16記載の発明によれば、リ
ング形状の触媒体(2)よりも、予混合室(13)側に
近接する部位に、導電性を有する始動用触媒体(30)
を配置するとともに、この始動用触媒体(30)を外部
より通電可能に構成し、この始動用触媒体(30)への
通電により、この始動用触媒体(30)自身を電気抵抗
体として発熱させることを特徴としている。
ング形状の触媒体(2)よりも、予混合室(13)側に
近接する部位に、導電性を有する始動用触媒体(30)
を配置するとともに、この始動用触媒体(30)を外部
より通電可能に構成し、この始動用触媒体(30)への
通電により、この始動用触媒体(30)自身を電気抵抗
体として発熱させることを特徴としている。
【0021】これにより、始動用触媒体(30)自身の
発熱により触媒を直接、加熱することができるため、請
求項13のように電熱ヒータ(15)からの輻射熱にて
始動用触媒体(3)を予熱する場合に比して、触媒の予
熱効果を高めることができるとともに、この予熱効果の
向上により電力消費を節減できる。そして、始動用触媒
体(30)の予熱効果の向上に伴って、低温時でも、触
媒燃焼の立ち上げ時間を短縮できる。しかも、電熱ヒー
タ(15)の廃止により、装置全体の体格を小型化でき
るとともに、構造の簡素化によりコスト低減を図ること
ができる。
発熱により触媒を直接、加熱することができるため、請
求項13のように電熱ヒータ(15)からの輻射熱にて
始動用触媒体(3)を予熱する場合に比して、触媒の予
熱効果を高めることができるとともに、この予熱効果の
向上により電力消費を節減できる。そして、始動用触媒
体(30)の予熱効果の向上に伴って、低温時でも、触
媒燃焼の立ち上げ時間を短縮できる。しかも、電熱ヒー
タ(15)の廃止により、装置全体の体格を小型化でき
るとともに、構造の簡素化によりコスト低減を図ること
ができる。
【0022】また、請求項17記載の発明によれば、燃
焼作動の始動時に導電性の始動用触媒体(30)に通電
し、この通電から所定時間(t1)経過後に燃料および
燃焼用空気の供給を少量で開始し、その後さらに、リン
グ形状の触媒体(2)および始動用触媒体(30)通過
後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)になる時点
で燃料および燃焼用空気の供給量を連続または段階的に
増加させ、その後さらに、前記両触媒体(2、30)通
過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)より高い
第2の所定温度(T2)になる時点で始動用触媒体(3
0)への通電を停止することを特徴としており、これに
より、請求項14と同様に、燃焼作動を良好に自動制御
できる。
焼作動の始動時に導電性の始動用触媒体(30)に通電
し、この通電から所定時間(t1)経過後に燃料および
燃焼用空気の供給を少量で開始し、その後さらに、リン
グ形状の触媒体(2)および始動用触媒体(30)通過
後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)になる時点
で燃料および燃焼用空気の供給量を連続または段階的に
増加させ、その後さらに、前記両触媒体(2、30)通
過後の排気ガス温度が第1の所定温度(T1)より高い
第2の所定温度(T2)になる時点で始動用触媒体(3
0)への通電を停止することを特徴としており、これに
より、請求項14と同様に、燃焼作動を良好に自動制御
できる。
【0023】また、請求項18記載の発明によれば、リ
ング形状の触媒体(2)を、導電性を有し、かつ外部よ
り通電可能に構成し、前記始動用触媒体(30)の通電
時には、前記リング形状の触媒体(2)にも通電して、
この両触媒体(2、30)を電気抵抗体として発熱させ
ることを特徴としており、これにより、外気温度が例え
ば、−20°C以下のような極低温時においても、両触
媒体(2、30)への同時通電により、この両触媒体
(2、30)の触媒をいずれも電気的発熱作用により直
接加熱して、早期に活性化できる。そのため、極低温時
でも燃焼立ち上がり時間の短縮が可能となり、急速暖房
を達成できる。
ング形状の触媒体(2)を、導電性を有し、かつ外部よ
り通電可能に構成し、前記始動用触媒体(30)の通電
時には、前記リング形状の触媒体(2)にも通電して、
この両触媒体(2、30)を電気抵抗体として発熱させ
ることを特徴としており、これにより、外気温度が例え
ば、−20°C以下のような極低温時においても、両触
媒体(2、30)への同時通電により、この両触媒体
(2、30)の触媒をいずれも電気的発熱作用により直
接加熱して、早期に活性化できる。そのため、極低温時
でも燃焼立ち上がり時間の短縮が可能となり、急速暖房
を達成できる。
【0024】また、請求項19記載の発明によれば、触
媒体(2、3、30)の一端側の部位に、暖房用の熱媒
体と、触媒体(2、3、30)通過後の排気ガスとを熱
交換して、暖房用の熱媒体を加熱する熱交換器(40)
を内蔵しているから、熱媒体加熱用の熱交換器(40)
をも一体化したコンパクトな触媒燃焼装置を提供でき
る。
媒体(2、3、30)の一端側の部位に、暖房用の熱媒
体と、触媒体(2、3、30)通過後の排気ガスとを熱
交換して、暖房用の熱媒体を加熱する熱交換器(40)
を内蔵しているから、熱媒体加熱用の熱交換器(40)
をも一体化したコンパクトな触媒燃焼装置を提供でき
る。
【0025】また、請求項20記載の発明によれば、燃
焼筒(4)の外周側に、暖房用の熱媒体と、触媒体
(2、3、30)通過後の排気ガスとを熱交換して、暖
房用の熱媒体を加熱する熱交換器(40)を内蔵してい
るから、請求項19と同様に熱媒体加熱用の熱交換器
(40)をも一体化したコンパクトな触媒燃焼装置を提
供でき、しかも、燃焼筒(4)の外周側に熱交換器(4
0)を配置しているから、燃焼筒(4)の軸方向(高さ
方向)の寸法を短縮でき、車両等への搭載性を一層向上
できる。
焼筒(4)の外周側に、暖房用の熱媒体と、触媒体
(2、3、30)通過後の排気ガスとを熱交換して、暖
房用の熱媒体を加熱する熱交換器(40)を内蔵してい
るから、請求項19と同様に熱媒体加熱用の熱交換器
(40)をも一体化したコンパクトな触媒燃焼装置を提
供でき、しかも、燃焼筒(4)の外周側に熱交換器(4
0)を配置しているから、燃焼筒(4)の軸方向(高さ
方向)の寸法を短縮でき、車両等への搭載性を一層向上
できる。
【0026】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を示すも
ので、本例の燃焼装置は電気自動車用暖房装置に適用し
たもので、図1の上下方向は車両搭載時の上下方向と一
致している。1は燃焼装置で、図1において上下方向に
軸を有する円筒形状のものである。2は燃焼装置1に内
蔵された主触媒体であり、その中心部をくり抜いたリン
グ状(円筒状)の形状となっている。3は始動用触媒体
で、主触媒体2の下端面側に微小隙間Aを介して隣接配
置されており、主触媒体2と同様にリング状の形状とな
っている。2b、3bはこのリング形状の中心部の貫通
穴である。
基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態を示すも
ので、本例の燃焼装置は電気自動車用暖房装置に適用し
たもので、図1の上下方向は車両搭載時の上下方向と一
致している。1は燃焼装置で、図1において上下方向に
軸を有する円筒形状のものである。2は燃焼装置1に内
蔵された主触媒体であり、その中心部をくり抜いたリン
グ状(円筒状)の形状となっている。3は始動用触媒体
で、主触媒体2の下端面側に微小隙間Aを介して隣接配
置されており、主触媒体2と同様にリング状の形状とな
っている。2b、3bはこのリング形状の中心部の貫通
穴である。
【0028】この始動用触媒体3は、早期活性化のた
め、主触媒体2よりも体格(換言すれば、熱容量)を小
さくして温度上昇しやすくしてあり、かつ低温(例:2
00℃)で活性化できるように、貴金属触媒(Pt、P
d等)の担持量(触媒体の全重量に対する触媒量の比
率)を主触媒体2よりも多くしてある。また、主触媒体
2と始動用触媒体3との間の微小間隔Aは、例えば5m
m程度の大きさに設定してある。 また、主触媒体2と
始動用触媒体3の触媒は、それぞれ、セラミック等から
構成されたハニカム状の担体2a、3aに担持されてい
る。そして、主触媒体2と始動用触媒体3の外周面は燃
焼筒4の内壁面に支持され、固定されている。この燃焼
筒4は燃焼装置1の本体形状を区画形成するもので、ス
テンレスのような耐熱金属にて有底円筒形状に成形され
ている。燃焼筒4の内部において、触媒体2、3を収納
している部分により燃焼室が構成される。
め、主触媒体2よりも体格(換言すれば、熱容量)を小
さくして温度上昇しやすくしてあり、かつ低温(例:2
00℃)で活性化できるように、貴金属触媒(Pt、P
d等)の担持量(触媒体の全重量に対する触媒量の比
率)を主触媒体2よりも多くしてある。また、主触媒体
2と始動用触媒体3との間の微小間隔Aは、例えば5m
m程度の大きさに設定してある。 また、主触媒体2と
始動用触媒体3の触媒は、それぞれ、セラミック等から
構成されたハニカム状の担体2a、3aに担持されてい
る。そして、主触媒体2と始動用触媒体3の外周面は燃
焼筒4の内壁面に支持され、固定されている。この燃焼
筒4は燃焼装置1の本体形状を区画形成するもので、ス
テンレスのような耐熱金属にて有底円筒形状に成形され
ている。燃焼筒4の内部において、触媒体2、3を収納
している部分により燃焼室が構成される。
【0029】5はステンレスのような耐熱金属からなる
排気混合筒であり、その全体形状は略円筒形状に形成さ
れている。この排気混合筒5は主触媒体2及び始動用触
媒体3の中心部貫通穴2b、3b内に設置され、これら
両触媒体2、3の内周面に一体に接合されて、一体化さ
れている。ここで、この排気混合筒5は、その一端側
(燃焼空気と燃料の入口側)に等断面積の円管部からな
る混合部5aを形成し、そして、他端側に、ゆるやかな
拡がり角(例えば、5〜10°程度)を持つ円管からな
る圧力上昇部5bを形成している。また、混合部5aの
入口側端部にはテーパー状拡大端部5cが形成されてい
る。
排気混合筒であり、その全体形状は略円筒形状に形成さ
れている。この排気混合筒5は主触媒体2及び始動用触
媒体3の中心部貫通穴2b、3b内に設置され、これら
両触媒体2、3の内周面に一体に接合されて、一体化さ
れている。ここで、この排気混合筒5は、その一端側
(燃焼空気と燃料の入口側)に等断面積の円管部からな
る混合部5aを形成し、そして、他端側に、ゆるやかな
拡がり角(例えば、5〜10°程度)を持つ円管からな
る圧力上昇部5bを形成している。また、混合部5aの
入口側端部にはテーパー状拡大端部5cが形成されてい
る。
【0030】6は一次ノズルで、燃焼筒4内で、主触媒
体2の一端側に隣接して配設されている。この一次ノズ
ル6は、その下端部側に漏斗状に細く絞られた絞り部6
aを有しており、耐熱金属にて成形されている。この一
次ノズル6の下端部から排気混合筒5内に燃焼用空気お
よび燃料を導入する。ここで、上記燃焼用空気は、エア
ポンプ(燃焼空気供給手段)7により供給され、空気入
口8から一次ノズル6の内側空間60へ送られる。
体2の一端側に隣接して配設されている。この一次ノズ
ル6は、その下端部側に漏斗状に細く絞られた絞り部6
aを有しており、耐熱金属にて成形されている。この一
次ノズル6の下端部から排気混合筒5内に燃焼用空気お
よび燃料を導入する。ここで、上記燃焼用空気は、エア
ポンプ(燃焼空気供給手段)7により供給され、空気入
口8から一次ノズル6の内側空間60へ送られる。
【0031】また、一次ノズル6の絞り部6aは、排気
混合筒5のテーパー状拡大端部5c内に所定量挿入され
ており、このテーパー状拡大端部5cと絞り部6aとの
間にリング形状の二次ノズル6bを形成している。この
二次ノズル6bは、一次ノズル6の外周側に形成される
排気ガス室9からの排気循環ガスを排気混合筒5内に還
流するためのものである。
混合筒5のテーパー状拡大端部5c内に所定量挿入され
ており、このテーパー状拡大端部5cと絞り部6aとの
間にリング形状の二次ノズル6bを形成している。この
二次ノズル6bは、一次ノズル6の外周側に形成される
排気ガス室9からの排気循環ガスを排気混合筒5内に還
流するためのものである。
【0032】なお、一次ノズル6の内側空間60は、絞
り部6aの先端の小径開口部以外の部分では排気ガス室
9と仕切られている。換言すると、一次ノズル6は、そ
の内側空間(燃料、空気の供給側空間)60と排気ガス
室9と仕切る仕切り部材としての役割も果たしている。
10は燃料ノズルであり、燃料タンク11から燃料ポン
プ12により送られた液体燃料(例えば、灯油)を一次
ノズル6の内側空間60の中心部に向けて噴霧する。つ
まり、一次ノズル6の内側空間60内に、エアポンプ7
からの空気入口8と燃料ノズル10が開口するようにな
っている。ここで、本例では、燃料ノズル10と燃料ポ
ンプ12とにより燃料供給手段を構成している。
り部6aの先端の小径開口部以外の部分では排気ガス室
9と仕切られている。換言すると、一次ノズル6は、そ
の内側空間(燃料、空気の供給側空間)60と排気ガス
室9と仕切る仕切り部材としての役割も果たしている。
10は燃料ノズルであり、燃料タンク11から燃料ポン
プ12により送られた液体燃料(例えば、灯油)を一次
ノズル6の内側空間60の中心部に向けて噴霧する。つ
まり、一次ノズル6の内側空間60内に、エアポンプ7
からの空気入口8と燃料ノズル10が開口するようにな
っている。ここで、本例では、燃料ノズル10と燃料ポ
ンプ12とにより燃料供給手段を構成している。
【0033】13は液体燃料と燃焼用空気の混合を行う
予混合室で、燃焼筒4内部のうち、主触媒体2及び始動
用触媒体3の他端側(下端側)に配置されている。14
は耐熱金属からなる金網状の燃料吸収体であり、予混合
室13の底壁内面から側面にかけての広い面積にわたっ
て、配置してある。ここで、燃料吸収体14としては、
金網状の部材(ウイック)の他に、発泡金属部材、薄板
状の多孔質セラミック部材等を使用できる。
予混合室で、燃焼筒4内部のうち、主触媒体2及び始動
用触媒体3の他端側(下端側)に配置されている。14
は耐熱金属からなる金網状の燃料吸収体であり、予混合
室13の底壁内面から側面にかけての広い面積にわたっ
て、配置してある。ここで、燃料吸収体14としては、
金網状の部材(ウイック)の他に、発泡金属部材、薄板
状の多孔質セラミック部材等を使用できる。
【0034】なお、予混合室13のうち、始動用触媒体
3の下側面に対向する底壁部は、燃料と空気の混合気の
流れを中心部から径外方側へスムースに方向転換させる
ために、中央部が山状に突出した形状になっている。1
3aはその突出部である。15は予混合室13内に配置
された電熱ヒータで、例えばシーズヒータを渦巻き状に
曲げたものであり、始動時に始動用触媒体3及び燃料吸
収体14を加熱するためのものである。15a、15b
は電熱ヒータ15の外部回路への接続用端子部である。
3の下側面に対向する底壁部は、燃料と空気の混合気の
流れを中心部から径外方側へスムースに方向転換させる
ために、中央部が山状に突出した形状になっている。1
3aはその突出部である。15は予混合室13内に配置
された電熱ヒータで、例えばシーズヒータを渦巻き状に
曲げたものであり、始動時に始動用触媒体3及び燃料吸
収体14を加熱するためのものである。15a、15b
は電熱ヒータ15の外部回路への接続用端子部である。
【0035】16は排気ガス室9から排気ガスを外部へ
排出する排気ガス出口である。17は排気ガス室9のう
ち排気ガス出口16付近に配設された温度検出器(サー
ミスタ)である。18は燃焼筒4の外周囲全体にわたっ
て配設された断熱材であり、この断熱材18を挟んでカ
バー19が設置してある。20は燃焼筒4とカバー19
の上端開口部を閉塞する上端板であり、この上端板20
に燃料ノズル10および空気入口8が取付られている。
排出する排気ガス出口である。17は排気ガス室9のう
ち排気ガス出口16付近に配設された温度検出器(サー
ミスタ)である。18は燃焼筒4の外周囲全体にわたっ
て配設された断熱材であり、この断熱材18を挟んでカ
バー19が設置してある。20は燃焼筒4とカバー19
の上端開口部を閉塞する上端板であり、この上端板20
に燃料ノズル10および空気入口8が取付られている。
【0036】なお、排気ガス出口16から排出された排
気ガスは図示しない熱交換器に送られ、ここで排気ガス
と水(暖房用熱媒体)との間で熱交換を行って水を加熱
し、この加熱された温水をポンプにて空調装置のヒータ
コアに送り、このヒータコアで空調空気を加熱して、車
室内を暖房するようになっている。図2は第1実施形態
の電気制御ブロック図であり、21は燃焼措置における
上記電気機器(7、12、15)を制御する制御装置
で、22は燃焼装置1の運転スイッチである。
気ガスは図示しない熱交換器に送られ、ここで排気ガス
と水(暖房用熱媒体)との間で熱交換を行って水を加熱
し、この加熱された温水をポンプにて空調装置のヒータ
コアに送り、このヒータコアで空調空気を加熱して、車
室内を暖房するようになっている。図2は第1実施形態
の電気制御ブロック図であり、21は燃焼措置における
上記電気機器(7、12、15)を制御する制御装置
で、22は燃焼装置1の運転スイッチである。
【0037】次に、上記構成において作動を説明する。
いま、運転スイッチ22を投入すると、制御装置21に
より、まず電熱ヒータ15へ通電され、電熱ヒータ15
の発熱により始動用触媒3及び燃料吸収体14の予熱を
行う。運転スイッチ22の投入から所定時間t1(図3
参照)が経過すると、制御装置21内のタイマー手段に
よりエアポンプ7および燃料ポンプ12に通電されるた
め、燃焼用空気及び燃料の供給を開始する。
いま、運転スイッチ22を投入すると、制御装置21に
より、まず電熱ヒータ15へ通電され、電熱ヒータ15
の発熱により始動用触媒3及び燃料吸収体14の予熱を
行う。運転スイッチ22の投入から所定時間t1(図3
参照)が経過すると、制御装置21内のタイマー手段に
よりエアポンプ7および燃料ポンプ12に通電されるた
め、燃焼用空気及び燃料の供給を開始する。
【0038】ここで、燃焼用空気及び燃料の供給量は、
最初は、制御装置21により両ポンプ7、12の回転数
を低回転数に設定して、微小量(例えば、最大燃焼量の
1/10程度)とする。この理由は、最初から燃焼用空
気を多量に流すと、始動用触媒3及び燃料吸収体14が
冷却され、触媒反応が行われない恐れがあるためであ
る。
最初は、制御装置21により両ポンプ7、12の回転数
を低回転数に設定して、微小量(例えば、最大燃焼量の
1/10程度)とする。この理由は、最初から燃焼用空
気を多量に流すと、始動用触媒3及び燃料吸収体14が
冷却され、触媒反応が行われない恐れがあるためであ
る。
【0039】液体燃料は燃料ノズル10から一次ノズル
6の内側空間60の中心部に向けて噴霧され、また、燃
焼用空気は空気入口8から一次ノズル6の内側空間60
内へ送られる。そして、ノズル10から噴霧された液体
燃料は排気混合筒5内を下方へ噴出され、予混合室13
内の燃料吸収体14上で蒸発し、燃焼用空気と混合され
る。この混合気は予混合室13で方向転換(Uターン)
して、始動用触媒体3にその下方から上方へ向かって流
入し、始動用触媒体3で反応し、燃焼する。
6の内側空間60の中心部に向けて噴霧され、また、燃
焼用空気は空気入口8から一次ノズル6の内側空間60
内へ送られる。そして、ノズル10から噴霧された液体
燃料は排気混合筒5内を下方へ噴出され、予混合室13
内の燃料吸収体14上で蒸発し、燃焼用空気と混合され
る。この混合気は予混合室13で方向転換(Uターン)
して、始動用触媒体3にその下方から上方へ向かって流
入し、始動用触媒体3で反応し、燃焼する。
【0040】主触媒体2は始動用触媒体3からの輻射、
及び高温の反応ガスにより、徐々に加熱されていく。そ
して、燃料と空気の供給開始後、図3に示す所定時間t
2が経過するか、または排気ガス室9に設けられた温度
検出器17の検出温度が第1の所定温度T1(例えば灯
油燃料の場合、約300℃)に到達すると、制御装置2
1により両ポンプ7、12の回転数を徐々に上昇させ
て、燃焼量を徐々に上げていく。始動用触媒体3および
主触媒体2を上昇した燃焼ガスは排気ガス室9に流入し
た後に、排気ガス出口16から外部へ排出される。
及び高温の反応ガスにより、徐々に加熱されていく。そ
して、燃料と空気の供給開始後、図3に示す所定時間t
2が経過するか、または排気ガス室9に設けられた温度
検出器17の検出温度が第1の所定温度T1(例えば灯
油燃料の場合、約300℃)に到達すると、制御装置2
1により両ポンプ7、12の回転数を徐々に上昇させ
て、燃焼量を徐々に上げていく。始動用触媒体3および
主触媒体2を上昇した燃焼ガスは排気ガス室9に流入し
た後に、排気ガス出口16から外部へ排出される。
【0041】そして、温度検出器17の検出温度が第2
の所定温度T2(例えば灯油燃料の場合、約500℃)
に到達すると、主触媒2が活性化されたと判断し、制御
装置21により電熱ヒータ15への通電を停止し、以
後、定常燃焼へ移行する。なお、温度検出器17の検出
温度>所定温度T2という判定をする代わりに、図3に
示す所定時間t3をタイマー手段にて設定し、この所定
時間t3の経過により電熱ヒータ15への通電を停止し
てもよい。
の所定温度T2(例えば灯油燃料の場合、約500℃)
に到達すると、主触媒2が活性化されたと判断し、制御
装置21により電熱ヒータ15への通電を停止し、以
後、定常燃焼へ移行する。なお、温度検出器17の検出
温度>所定温度T2という判定をする代わりに、図3に
示す所定時間t3をタイマー手段にて設定し、この所定
時間t3の経過により電熱ヒータ15への通電を停止し
てもよい。
【0042】ところで、上記定常燃焼中においては、一
次ノズル6の絞り部6aから燃焼空気が排気混合筒5の
等断面積の混合部5aに増速されて噴出され、この増速
された燃焼空気流によるエジェクタ効果により、二次ノ
ズル6b付近が減圧され、この二次ノズル6bを通っ
て、排気ガス室9内の排気ガスの一部が排気混合筒5内
に還流される。ここで、排気混合筒5は、混合部5aの
下流側に、ゆるやかな拡がり角を持つ円管からなる圧力
上昇部5bを備えているため、この圧力上昇部5bを通
る間に燃焼空気と燃料の混合気はその速度成分を圧力に
変換し、圧力を回復する。
次ノズル6の絞り部6aから燃焼空気が排気混合筒5の
等断面積の混合部5aに増速されて噴出され、この増速
された燃焼空気流によるエジェクタ効果により、二次ノ
ズル6b付近が減圧され、この二次ノズル6bを通っ
て、排気ガス室9内の排気ガスの一部が排気混合筒5内
に還流される。ここで、排気混合筒5は、混合部5aの
下流側に、ゆるやかな拡がり角を持つ円管からなる圧力
上昇部5bを備えているため、この圧力上昇部5bを通
る間に燃焼空気と燃料の混合気はその速度成分を圧力に
変換し、圧力を回復する。
【0043】上記のように本実施形態の装置では、排気
ガス室9の排気ガスの一部を燃焼空気中に再循環させる
ことにより、高温の排気ガス熱で燃焼用空気を予熱する
ことができ、触媒体2、3を活性化状態に維持できるの
で、触媒燃焼を良好に継続できる。また、燃焼空気が供
給される一次ノズル6は排気ガス室9の中心部に配置さ
れ、一次ノズル6の内外で燃焼空気と排気ガスとが対向
流として流れる。それ故、金属製の一次ノズル(仕切り
部材)6を介する熱伝導にて、燃焼空気を排気ガスにて
予熱することができ、燃焼空気の予熱効果をさらに高め
ることができる。
ガス室9の排気ガスの一部を燃焼空気中に再循環させる
ことにより、高温の排気ガス熱で燃焼用空気を予熱する
ことができ、触媒体2、3を活性化状態に維持できるの
で、触媒燃焼を良好に継続できる。また、燃焼空気が供
給される一次ノズル6は排気ガス室9の中心部に配置さ
れ、一次ノズル6の内外で燃焼空気と排気ガスとが対向
流として流れる。それ故、金属製の一次ノズル(仕切り
部材)6を介する熱伝導にて、燃焼空気を排気ガスにて
予熱することができ、燃焼空気の予熱効果をさらに高め
ることができる。
【0044】そして、燃焼停止をするときは、運転スイ
ッチ22をオフする。このスイッチ22のオフにより、
制御装置21は燃料ポンプ12を直ちに停止するが、エ
アポンプ7は所定時間t4の間、作動を継続させ、燃焼
筒4内の残存燃料を燃焼させ、その後燃焼筒4内部の冷
却を行う(ポストパージ運転)。そして、所定時間t4
経過後に、エアポンプ7も停止させ、全機器が停止す
る。
ッチ22をオフする。このスイッチ22のオフにより、
制御装置21は燃料ポンプ12を直ちに停止するが、エ
アポンプ7は所定時間t4の間、作動を継続させ、燃焼
筒4内の残存燃料を燃焼させ、その後燃焼筒4内部の冷
却を行う(ポストパージ運転)。そして、所定時間t4
経過後に、エアポンプ7も停止させ、全機器が停止す
る。
【0045】以上説明した第1実施形態の特徴をまとめ
ると、触媒体2、3が活性化された状態で燃料の供給、
停止を行うため、着火、消化時にも排気エミッションが
ほとんど排出されず、クリーンな燃焼を行うことができ
る。また、始動時は燃料及び触媒の予熱を、予混合室1
3に設けた1本の電熱ヒータ15で効率良く行い、定常
燃焼中は燃焼用空気の予熱に排気ガス再循環を利用する
ため、電熱ヒータを必要とせず、省電力で効率の良い燃
焼が可能となる。 (第2実施形態)図4は本発明による第2実施形態を示
す。第1実施形態では、触媒体2、3の一端側におい
て、燃焼筒4の中心部に、燃焼空気を噴出させる一次ノ
ズル6を配置し、この一次ノズル6の外周側に、エジェ
クタ効果により排気ガスを還流させる二次ノズル6bを
形成しているが、第2実施形態では、一次ノズル6と二
次ノズル6bとを逆の配置、すなわち、二次ノズル6b
を中心側に配置し、一次ノズル6を外周側にリング状の
形状で配置している。
ると、触媒体2、3が活性化された状態で燃料の供給、
停止を行うため、着火、消化時にも排気エミッションが
ほとんど排出されず、クリーンな燃焼を行うことができ
る。また、始動時は燃料及び触媒の予熱を、予混合室1
3に設けた1本の電熱ヒータ15で効率良く行い、定常
燃焼中は燃焼用空気の予熱に排気ガス再循環を利用する
ため、電熱ヒータを必要とせず、省電力で効率の良い燃
焼が可能となる。 (第2実施形態)図4は本発明による第2実施形態を示
す。第1実施形態では、触媒体2、3の一端側におい
て、燃焼筒4の中心部に、燃焼空気を噴出させる一次ノ
ズル6を配置し、この一次ノズル6の外周側に、エジェ
クタ効果により排気ガスを還流させる二次ノズル6bを
形成しているが、第2実施形態では、一次ノズル6と二
次ノズル6bとを逆の配置、すなわち、二次ノズル6b
を中心側に配置し、一次ノズル6を外周側にリング状の
形状で配置している。
【0046】具体的に説明すると、第2実施形態では、
排気ガス室9に対して仕切られた燃焼用空気室23を形
成し、この燃焼用空気室23に空気入口8を連結して燃
焼用空気を導入するようにしてある。この導入空気は、
リング状の一次ノズル6から排気混合筒5内に噴出する
ようにしてある。一方、二次ノズル6bは一次ノズル6
の中心部に形成されており、この二次ノズル6bの内側
には燃料ノズル10から液体燃料のみを噴霧させて、燃
焼用空気は供給されない。また、二次ノズル6bの内側
空間はその上方部において全面的に排気ガス室9に開口
している。
排気ガス室9に対して仕切られた燃焼用空気室23を形
成し、この燃焼用空気室23に空気入口8を連結して燃
焼用空気を導入するようにしてある。この導入空気は、
リング状の一次ノズル6から排気混合筒5内に噴出する
ようにしてある。一方、二次ノズル6bは一次ノズル6
の中心部に形成されており、この二次ノズル6bの内側
には燃料ノズル10から液体燃料のみを噴霧させて、燃
焼用空気は供給されない。また、二次ノズル6bの内側
空間はその上方部において全面的に排気ガス室9に開口
している。
【0047】従って、一次ノズル6から燃焼空気が噴出
されることによる、エジェクタ効果により、二次ノズル
6b先端部が減圧され、排気ガス室9内の排気ガスの一
部が二次ノズル6bを通って排気混合筒5内に還流され
る。第2実施形態の構成によれば、空気入口8から供給
された燃焼用空気を排気混合筒5へ入れるまでに、燃焼
用空気室23の内外周の周囲を流れる排気ガスにより広
い熱交換(熱伝導)面積でもって燃焼用空気を予熱でき
る。そのため、燃焼用空気の予熱を効率良く行うことが
できる。その他は第1実施形態と同様の効果が得られ
る。 (第3実施形態)図5は第3実施形態を示すもので、第
1実施形態に対して低温時の燃焼始動性を改善しようと
するものである。このために、図5に示すように、PT
Cヒータ等からなる補助電熱ヒータ24を一次ノズル6
の内側空間60に渦巻き状に配設してある。これによ
り、極寒冷地等での低温始動時に、電熱ヒータ15への
通電と同時にこの補助電熱ヒータ24も通電することに
より、燃焼用空気の予熱効果を向上して、燃焼始動性を
改善できる。 (第4実施形態)図6は第4実施形態を示すもので、上
記した第1〜第3実施形態ではいずれも、触媒体2、3
の触媒をハニカム状の担体2a、3aに担持した構成と
しているが、第4実施形態では、多数の粒状触媒体2、
3を中空の2重円筒体25内に配置し、この粒状触媒体
2、3を金網製支持部材26により2重円筒体25内に
保持するようにしたものである。このような構成として
も本発明は実施できる。 (第5実施形態)上記した第1〜第4実施形態では、い
ずれも、燃料ノズル10から液体燃料をすべて予混合室
13内の燃料吸収体14に向けて噴霧しているので、燃
料の蒸発はすべて燃料吸収体14にて行うことになる
が、定常燃焼に移行して、燃焼量(燃料流量)が増加し
たときに、この増加した燃料をすべて燃料吸収体14に
て蒸発させるには蒸発能力が不足して、燃料の蒸発が悪
化する場合が生じる。
されることによる、エジェクタ効果により、二次ノズル
6b先端部が減圧され、排気ガス室9内の排気ガスの一
部が二次ノズル6bを通って排気混合筒5内に還流され
る。第2実施形態の構成によれば、空気入口8から供給
された燃焼用空気を排気混合筒5へ入れるまでに、燃焼
用空気室23の内外周の周囲を流れる排気ガスにより広
い熱交換(熱伝導)面積でもって燃焼用空気を予熱でき
る。そのため、燃焼用空気の予熱を効率良く行うことが
できる。その他は第1実施形態と同様の効果が得られ
る。 (第3実施形態)図5は第3実施形態を示すもので、第
1実施形態に対して低温時の燃焼始動性を改善しようと
するものである。このために、図5に示すように、PT
Cヒータ等からなる補助電熱ヒータ24を一次ノズル6
の内側空間60に渦巻き状に配設してある。これによ
り、極寒冷地等での低温始動時に、電熱ヒータ15への
通電と同時にこの補助電熱ヒータ24も通電することに
より、燃焼用空気の予熱効果を向上して、燃焼始動性を
改善できる。 (第4実施形態)図6は第4実施形態を示すもので、上
記した第1〜第3実施形態ではいずれも、触媒体2、3
の触媒をハニカム状の担体2a、3aに担持した構成と
しているが、第4実施形態では、多数の粒状触媒体2、
3を中空の2重円筒体25内に配置し、この粒状触媒体
2、3を金網製支持部材26により2重円筒体25内に
保持するようにしたものである。このような構成として
も本発明は実施できる。 (第5実施形態)上記した第1〜第4実施形態では、い
ずれも、燃料ノズル10から液体燃料をすべて予混合室
13内の燃料吸収体14に向けて噴霧しているので、燃
料の蒸発はすべて燃料吸収体14にて行うことになる
が、定常燃焼に移行して、燃焼量(燃料流量)が増加し
たときに、この増加した燃料をすべて燃料吸収体14に
て蒸発させるには蒸発能力が不足して、燃料の蒸発が悪
化する場合が生じる。
【0048】そこで、第5実施形態では、上記点に鑑み
て、最大燃焼量時においても、燃焼装置内部の高温部の
熱を有効活用して、液体燃料の蒸発性の向上を図るもの
である。すなわち、図7〜図9は第5実施形態を示すも
ので、燃料ノズル10として、特に、図8に示すスワー
ル型の燃料ノズルを用いている。このスワール型の燃料
ノズル10は図8に示すようにステンレスのような耐熱
金属からなるパイプ状のハウジング10aを有し、その
先端部に末広がり状に拡大する形状からなる噴霧穴10
bが開けてある。
て、最大燃焼量時においても、燃焼装置内部の高温部の
熱を有効活用して、液体燃料の蒸発性の向上を図るもの
である。すなわち、図7〜図9は第5実施形態を示すも
ので、燃料ノズル10として、特に、図8に示すスワー
ル型の燃料ノズルを用いている。このスワール型の燃料
ノズル10は図8に示すようにステンレスのような耐熱
金属からなるパイプ状のハウジング10aを有し、その
先端部に末広がり状に拡大する形状からなる噴霧穴10
bが開けてある。
【0049】ハウジング10aの先端部内側には、燃料
流れの上流から下流側へ向かって、第1、第2の2枚の
板状部材10c、10dが重ねて配設され、かつハウジ
ング10aの内壁面に対しては固定されている。この両
板状部材10c、10dの間には円形の旋回室10eが
形成されている。上流側に位置する第1の板状部材10
cは図8(b)に示すように平行な2つの平坦側面部1
0fを形成した平面形状にしてあり、これにより平坦側
面部10fとハウジング10aの内壁面との間に燃料が
流入し得る空間を形成し、さらに、第1の板状部材10
cには、平坦側面部10fと円形の旋回室10eとの間
を連通する燃料導入穴10gが2箇所、180°対称位
置に設けてある。
流れの上流から下流側へ向かって、第1、第2の2枚の
板状部材10c、10dが重ねて配設され、かつハウジ
ング10aの内壁面に対しては固定されている。この両
板状部材10c、10dの間には円形の旋回室10eが
形成されている。上流側に位置する第1の板状部材10
cは図8(b)に示すように平行な2つの平坦側面部1
0fを形成した平面形状にしてあり、これにより平坦側
面部10fとハウジング10aの内壁面との間に燃料が
流入し得る空間を形成し、さらに、第1の板状部材10
cには、平坦側面部10fと円形の旋回室10eとの間
を連通する燃料導入穴10gが2箇所、180°対称位
置に設けてある。
【0050】この燃料導入穴10gの円形旋回室10e
に対する開口方向を旋回室10eの接線方向とすること
により、平坦側面部10fからの燃料を円形の旋回室1
0e内に接線方向に導入して燃料の旋回流を形成するよ
うにしてある。一方、第2の板状部材10dは円形旋回
室10eの断面積を徐々に減少させるテーパ面10hを
有し、このテーパ面10hの先端部に絞り穴10iが設
けてある。なお、上記両板状部材10c、10dは切削
加工性に優れた快削黄銅て成形することが好ましい。
に対する開口方向を旋回室10eの接線方向とすること
により、平坦側面部10fからの燃料を円形の旋回室1
0e内に接線方向に導入して燃料の旋回流を形成するよ
うにしてある。一方、第2の板状部材10dは円形旋回
室10eの断面積を徐々に減少させるテーパ面10hを
有し、このテーパ面10hの先端部に絞り穴10iが設
けてある。なお、上記両板状部材10c、10dは切削
加工性に優れた快削黄銅て成形することが好ましい。
【0051】このような構成からなるスワール型の燃料
ノズル10では、円形旋回室10eにおける燃料の旋回
力が燃料流量に依存するので、図9に示すように、燃料
流量の増加とともに燃料噴霧角が増加する特性を有して
いる。一方、排気混合筒5の混合部5aの途中から圧力
上昇部5bの全長にわたって、排気混合筒5の内周面に
は、燃料吸収体27が配置され、接合されている。ここ
で、燃料吸収体27は、予混合室13内の燃料吸収体1
4と同様に、耐熱金属からなる金網状の部材等で構成で
きる。
ノズル10では、円形旋回室10eにおける燃料の旋回
力が燃料流量に依存するので、図9に示すように、燃料
流量の増加とともに燃料噴霧角が増加する特性を有して
いる。一方、排気混合筒5の混合部5aの途中から圧力
上昇部5bの全長にわたって、排気混合筒5の内周面に
は、燃料吸収体27が配置され、接合されている。ここ
で、燃料吸収体27は、予混合室13内の燃料吸収体1
4と同様に、耐熱金属からなる金網状の部材等で構成で
きる。
【0052】第5実施形態によれば、燃焼始動時のよう
に燃焼量(燃料流量)が小さいときは、スワール型の燃
料ノズル10において燃料の旋回力が小さいので、燃料
噴霧角が10°程度の小さな値となる。従って、燃料ノ
ズル10から噴霧される燃料は図7の2点鎖線Bに示す
ように排気混合筒5の燃料吸収体27に吸着されること
なく、排気混合筒5内を素通りして、予混合室13内の
燃料吸収体14に到達し、この燃料吸収体14にて電熱
ヒータ15からの熱を受けて蒸発する。
に燃焼量(燃料流量)が小さいときは、スワール型の燃
料ノズル10において燃料の旋回力が小さいので、燃料
噴霧角が10°程度の小さな値となる。従って、燃料ノ
ズル10から噴霧される燃料は図7の2点鎖線Bに示す
ように排気混合筒5の燃料吸収体27に吸着されること
なく、排気混合筒5内を素通りして、予混合室13内の
燃料吸収体14に到達し、この燃料吸収体14にて電熱
ヒータ15からの熱を受けて蒸発する。
【0053】このときは、燃料流量が小さいため、燃料
吸収体14のみでも燃料は良好に蒸発できる。一方、定
常燃焼に移行して、燃焼量(燃料流量)が増加すると、
スワール型の燃料ノズル10においては燃料の旋回力が
増大するので、燃料噴霧角が増大し、最大燃焼時には燃
料噴霧角が40°程度まで増大する。
吸収体14のみでも燃料は良好に蒸発できる。一方、定
常燃焼に移行して、燃焼量(燃料流量)が増加すると、
スワール型の燃料ノズル10においては燃料の旋回力が
増大するので、燃料噴霧角が増大し、最大燃焼時には燃
料噴霧角が40°程度まで増大する。
【0054】このように、燃料ノズル10からの燃料噴
霧角が増大することにより、燃料ノズル10からの噴霧
燃料の一部は排気混合筒5内にて燃料吸収体27に接触
し(図7の1点鎖線C参照)、吸着される。ここで、燃
料吸収体27は排気混合筒5の金属壁面を介して、高温
部の触媒体2、3から伝熱され、加熱されているので、
燃料吸収体27において燃料は良好に蒸発する。
霧角が増大することにより、燃料ノズル10からの噴霧
燃料の一部は排気混合筒5内にて燃料吸収体27に接触
し(図7の1点鎖線C参照)、吸着される。ここで、燃
料吸収体27は排気混合筒5の金属壁面を介して、高温
部の触媒体2、3から伝熱され、加熱されているので、
燃料吸収体27において燃料は良好に蒸発する。
【0055】つまり、第1〜第4実施形態のように予混
合室13内の燃料吸収体14だけに燃料を吸着させる場
合に比して、第5実施形態によると、噴霧燃料を燃料吸
収体14と燃料吸収体27の両方に分散するとともに、
燃料吸収体27を触媒体2、3からの伝熱により高温に
加熱できるので、最大燃焼時にも燃料を良好に蒸発させ
ることができ、従って、始動時から最大燃焼時に至るま
で、良好な燃焼状態を維持できる。 (第6実施形態)図10は第6実施形態を示し、上記第
5実施形態を変形したものである。すなわち、第5実施
形態では燃料流量の増加とともに燃料噴霧角が増加する
特性を有するスワール型燃料ノズル10を使用している
が、第6実施形態ではこのスワール型燃料ノズル10を
廃止し、第1〜第4実施形態と同様の燃料ノズル10を
使用する。すなわち、燃料ポンプ9からの燃料供給圧が
所定圧以上になると、開弁して燃料を噴霧する形式の燃
料ノズル10を使用する。この形式の燃料ノズル10で
は、燃料流量の増減にかかわらず、燃料噴霧角がほぼ一
定である。
合室13内の燃料吸収体14だけに燃料を吸着させる場
合に比して、第5実施形態によると、噴霧燃料を燃料吸
収体14と燃料吸収体27の両方に分散するとともに、
燃料吸収体27を触媒体2、3からの伝熱により高温に
加熱できるので、最大燃焼時にも燃料を良好に蒸発させ
ることができ、従って、始動時から最大燃焼時に至るま
で、良好な燃焼状態を維持できる。 (第6実施形態)図10は第6実施形態を示し、上記第
5実施形態を変形したものである。すなわち、第5実施
形態では燃料流量の増加とともに燃料噴霧角が増加する
特性を有するスワール型燃料ノズル10を使用している
が、第6実施形態ではこのスワール型燃料ノズル10を
廃止し、第1〜第4実施形態と同様の燃料ノズル10を
使用する。すなわち、燃料ポンプ9からの燃料供給圧が
所定圧以上になると、開弁して燃料を噴霧する形式の燃
料ノズル10を使用する。この形式の燃料ノズル10で
は、燃料流量の増減にかかわらず、燃料噴霧角がほぼ一
定である。
【0056】そこで、第6実施形態では、排気混合筒5
内に燃料吸収体27を設けるとともに、燃料の流れを偏
向する偏向板28を追加設置している。この偏向板28
はステンレスのような耐熱金属からなるもので、図10
(b)の上面図に示すように、排気混合筒5の内径と同
等の外径を有する円形リング部28aを有し、この円形
リング部28aの内側に複数本のアーム部28bを放射
状に設け、この放射状のアーム部28bの中心部に円錐
部28cを形成したものである。この円錐部28cの頂
部は排気混合筒5内で燃料上流側に向くように配置して
ある。また、図10の例では、排気混合筒5内で圧力上
昇部5bの上流端近傍に偏向板28は配置され、排気混
合筒5の内壁面に偏向板28は接合されている。
内に燃料吸収体27を設けるとともに、燃料の流れを偏
向する偏向板28を追加設置している。この偏向板28
はステンレスのような耐熱金属からなるもので、図10
(b)の上面図に示すように、排気混合筒5の内径と同
等の外径を有する円形リング部28aを有し、この円形
リング部28aの内側に複数本のアーム部28bを放射
状に設け、この放射状のアーム部28bの中心部に円錐
部28cを形成したものである。この円錐部28cの頂
部は排気混合筒5内で燃料上流側に向くように配置して
ある。また、図10の例では、排気混合筒5内で圧力上
昇部5bの上流端近傍に偏向板28は配置され、排気混
合筒5の内壁面に偏向板28は接合されている。
【0057】第6実施形態によると、燃料ノズル10か
ら排気混合筒5内に噴霧された燃料は偏向板28に接触
する。このとき、始動時のように燃料流量が小さいとき
は、燃料噴霧速度が遅いため、偏向板28に接触し付着
した燃料の大部分はそのまま重力にて下方へ垂れ下が
る。従って、燃料ノズル10からの噴霧燃料の大部分は
予混合室13内の燃料吸収体14に到達し、ここで蒸発
する。
ら排気混合筒5内に噴霧された燃料は偏向板28に接触
する。このとき、始動時のように燃料流量が小さいとき
は、燃料噴霧速度が遅いため、偏向板28に接触し付着
した燃料の大部分はそのまま重力にて下方へ垂れ下が
る。従って、燃料ノズル10からの噴霧燃料の大部分は
予混合室13内の燃料吸収体14に到達し、ここで蒸発
する。
【0058】そして、最大燃焼時のように燃料流量が大
きいときは、燃料噴霧速度が速いため、燃料ノズル10
からの噴霧燃料の一部が偏向板28に衝突して跳ね返
り、その後、この衝突した燃料が排気混合筒5内の燃料
吸収体27に吸着され、ここで蒸発する。従って燃料流
量が大きいときは、噴霧燃料を燃料吸収体14と燃料吸
収体27の両方に分散して蒸発させることができるの
で、最大燃焼時にも燃料を良好に蒸発させることがで
き、良好な燃焼状態を維持できる。 (第7実施形態)図11は第7実施形態を示し、第5実
施形態における排気混合筒5を廃止したものである。す
なわち、第7実施形態では、排気混合筒5を廃止して、
触媒体2、3の貫通孔2b、3bにて燃焼用空気中に排
気ガスを混合させるようにしたものである。
きいときは、燃料噴霧速度が速いため、燃料ノズル10
からの噴霧燃料の一部が偏向板28に衝突して跳ね返
り、その後、この衝突した燃料が排気混合筒5内の燃料
吸収体27に吸着され、ここで蒸発する。従って燃料流
量が大きいときは、噴霧燃料を燃料吸収体14と燃料吸
収体27の両方に分散して蒸発させることができるの
で、最大燃焼時にも燃料を良好に蒸発させることがで
き、良好な燃焼状態を維持できる。 (第7実施形態)図11は第7実施形態を示し、第5実
施形態における排気混合筒5を廃止したものである。す
なわち、第7実施形態では、排気混合筒5を廃止して、
触媒体2、3の貫通孔2b、3bにて燃焼用空気中に排
気ガスを混合させるようにしたものである。
【0059】この場合、排気ガスを燃焼用空気中に再循
環する効率は低下するが、その代わりに、排気混合筒5
の廃止により構造の簡素化を実現できると同時に、燃焼
で高温となった触媒体2、3の内壁面に燃料を直接噴霧
できるため、燃料の蒸発性を向上できる。この場合、主
触媒体2の内壁面に燃料吸収体27を設置すれば、主触
媒体2の内壁面における燃料の保持性が良好となり、燃
料の蒸発を一層改善できる。
環する効率は低下するが、その代わりに、排気混合筒5
の廃止により構造の簡素化を実現できると同時に、燃焼
で高温となった触媒体2、3の内壁面に燃料を直接噴霧
できるため、燃料の蒸発性を向上できる。この場合、主
触媒体2の内壁面に燃料吸収体27を設置すれば、主触
媒体2の内壁面における燃料の保持性が良好となり、燃
料の蒸発を一層改善できる。
【0060】なお、第5実施形態と同様に、第1〜第4
実施形態、および第6実施形態でも、排気混合筒5を廃
止できることはいうまでもない。 (第8実施形態)上述した第1〜第7実施形態では、予
混合室13内に電熱ヒータ15を設置するとともに、予
混合室13に面するようにして熱容量の小さい始動用触
媒体3を設置して、電熱ヒータ15からの輻射熱にて始
動用触媒体3を予熱することにより、低温時における触
媒燃焼の始動性を改善しているが、第8実施形態では、
図12に示すように、上記電熱ヒータ15と始動用触媒
体3の代わりに、導電性の始動用触媒体30を用いるも
のである。
実施形態、および第6実施形態でも、排気混合筒5を廃
止できることはいうまでもない。 (第8実施形態)上述した第1〜第7実施形態では、予
混合室13内に電熱ヒータ15を設置するとともに、予
混合室13に面するようにして熱容量の小さい始動用触
媒体3を設置して、電熱ヒータ15からの輻射熱にて始
動用触媒体3を予熱することにより、低温時における触
媒燃焼の始動性を改善しているが、第8実施形態では、
図12に示すように、上記電熱ヒータ15と始動用触媒
体3の代わりに、導電性の始動用触媒体30を用いるも
のである。
【0061】図12において、導電性の始動用触媒体3
0は主触媒体2との間に微小間隔Aを介在して、主触媒
体2と予混合室13との間に設置されている。この始動
用触媒体30は図13(b)に示すように、金属薄板、
例えば、ステンレス(SUS430、板厚0.05m
m)製の平板30bと波板30cとを重ね合わせて担体
30aを形成しており、この担体30aに触媒を担持し
た後、これを多数回巻くことにより、全体形状としてハ
ニカム円板形状に形成している。
0は主触媒体2との間に微小間隔Aを介在して、主触媒
体2と予混合室13との間に設置されている。この始動
用触媒体30は図13(b)に示すように、金属薄板、
例えば、ステンレス(SUS430、板厚0.05m
m)製の平板30bと波板30cとを重ね合わせて担体
30aを形成しており、この担体30aに触媒を担持し
た後、これを多数回巻くことにより、全体形状としてハ
ニカム円板形状に形成している。
【0062】担体30aに担持される触媒としては、例
えば、Ptであり、その担持量(触媒体の全重量に対す
る触媒量の比率)は、0.5wt%程度でよい。そし
て、始動用触媒体30の中心部に図13(a)に示すよ
うに、正極側の電極端子30dを配置するとともに、外
周部には負極側の電極端子30eを配置して、この両電
極端子30d、30e間に電源電圧を加えることによ
り、始動用触媒体30に通電するようにしてある。第8
実施形態では、排気混合筒5および燃料吸収体27の下
端部を始動用触媒体30の上面部に当接するまで延長し
て、排気混合筒5内を通過する燃料と空気との混合気が
必ず始動用触媒体30を通過するようにしてある。
えば、Ptであり、その担持量(触媒体の全重量に対す
る触媒量の比率)は、0.5wt%程度でよい。そし
て、始動用触媒体30の中心部に図13(a)に示すよ
うに、正極側の電極端子30dを配置するとともに、外
周部には負極側の電極端子30eを配置して、この両電
極端子30d、30e間に電源電圧を加えることによ
り、始動用触媒体30に通電するようにしてある。第8
実施形態では、排気混合筒5および燃料吸収体27の下
端部を始動用触媒体30の上面部に当接するまで延長し
て、排気混合筒5内を通過する燃料と空気との混合気が
必ず始動用触媒体30を通過するようにしてある。
【0063】また、第8実施形態における主触媒体2と
始動用触媒体30との体格の比は5:1であり、微小間
隔Aは5mm程度にしてある。他の点は、第1〜第7実
施形態と同じである。第8実施形態における作動を説明
する。いま、図2に示す運転スイッチ22を投入する
と、図示しない電源から両電極端子30d、30eを通
じて導電性の始動用触媒体30に通電される。ここで、
始動用触媒体30の電力消費量は例えば、300〜40
0W程度とする。この通電により始動用触媒体30はそ
れ自身の電気抵抗分により電熱発熱体として作用し、担
体30aに担持された触媒を直接、急速加熱することが
できる。
始動用触媒体30との体格の比は5:1であり、微小間
隔Aは5mm程度にしてある。他の点は、第1〜第7実
施形態と同じである。第8実施形態における作動を説明
する。いま、図2に示す運転スイッチ22を投入する
と、図示しない電源から両電極端子30d、30eを通
じて導電性の始動用触媒体30に通電される。ここで、
始動用触媒体30の電力消費量は例えば、300〜40
0W程度とする。この通電により始動用触媒体30はそ
れ自身の電気抵抗分により電熱発熱体として作用し、担
体30aに担持された触媒を直接、急速加熱することが
できる。
【0064】また、同時に、始動用触媒体3からの輻射
熱により主触媒体2および燃料吸収体14を予熱するこ
とができる。そして、運転スイッチ22の投入後、図1
4に示す所定時間t1が経過すると、エアポンプ7およ
び燃料ポンプ12を始動させて、燃焼用空気および燃料
の供給を開始する。燃焼用空気および燃料の供給量は、
最初は微小量であり、順次、時間t2、t3、t3′の
経過につれて、段階的に増加させる。温度検出器17の
検出温度が所定温度T2に達すると、触媒が活性化状態
に到達したと判定して、始動用触媒体30への通電を遮
断する。
熱により主触媒体2および燃料吸収体14を予熱するこ
とができる。そして、運転スイッチ22の投入後、図1
4に示す所定時間t1が経過すると、エアポンプ7およ
び燃料ポンプ12を始動させて、燃焼用空気および燃料
の供給を開始する。燃焼用空気および燃料の供給量は、
最初は微小量であり、順次、時間t2、t3、t3′の
経過につれて、段階的に増加させる。温度検出器17の
検出温度が所定温度T2に達すると、触媒が活性化状態
に到達したと判定して、始動用触媒体30への通電を遮
断する。
【0065】第8実施形態によると、始動用触媒体30
の金属製触媒担体30aがそれ自身の電気抵抗により電
熱発熱体として作用し、担体30aに担持された触媒を
直接、加熱することができるため、第1〜第7実施形態
における電熱ヒータ15からの輻射熱にて始動用触媒体
3を予熱する場合に比して、触媒の予熱効果を高めるこ
とができるとともに、この予熱効果の向上により電力消
費を節減できる。
の金属製触媒担体30aがそれ自身の電気抵抗により電
熱発熱体として作用し、担体30aに担持された触媒を
直接、加熱することができるため、第1〜第7実施形態
における電熱ヒータ15からの輻射熱にて始動用触媒体
3を予熱する場合に比して、触媒の予熱効果を高めるこ
とができるとともに、この予熱効果の向上により電力消
費を節減できる。
【0066】そして、始動用触媒体30の予熱効果の向
上に伴って、主触媒体2および燃料吸収体14の予熱効
果をも向上できるので、低温時でも、触媒の早期活性と
燃料吸収体14での燃料の蒸発促進とが相まって、燃焼
立ち上げ時間を短縮できる。しかも、電熱ヒータ15の
廃止により、装置全体の体格を小型化できるとともに、
構造の簡素化によりコスト低減を図ることができる。
上に伴って、主触媒体2および燃料吸収体14の予熱効
果をも向上できるので、低温時でも、触媒の早期活性と
燃料吸収体14での燃料の蒸発促進とが相まって、燃焼
立ち上げ時間を短縮できる。しかも、電熱ヒータ15の
廃止により、装置全体の体格を小型化できるとともに、
構造の簡素化によりコスト低減を図ることができる。
【0067】なお、始動用触媒体30の触媒担体30a
としては、ステンレスのような耐熱金属以外に、導電性
の炭化ケイ素を主成分とするセラミックで形成したもの
でもよい。また、始動用触媒体30を円板状に形成して
いるが、主触媒体2と同じ内径の中心穴部を持つリング
状に形成してもよい。このリング形状の場合は、円板状
に比して、燃料が始動用触媒体30の中心穴部を素通り
して、燃料吸収体14に到達するので、燃焼始動時に始
動用触媒体30による燃料加熱効果が低下し、燃料の蒸
発性が悪化することになる。しかし、その代わりに、始
動用触媒体30の中心穴部の存在により、燃料と空気の
混合気の圧損を低下できるので、再循環する排気ガスの
流量を増加できる。従って、燃料としてガソリン等の蒸
発性の良い燃料の場合には、再循環する排気ガスによる
燃焼空気の予熱効果を高めて、触媒の早期活性化効果を
高めることができ、有利である。
としては、ステンレスのような耐熱金属以外に、導電性
の炭化ケイ素を主成分とするセラミックで形成したもの
でもよい。また、始動用触媒体30を円板状に形成して
いるが、主触媒体2と同じ内径の中心穴部を持つリング
状に形成してもよい。このリング形状の場合は、円板状
に比して、燃料が始動用触媒体30の中心穴部を素通り
して、燃料吸収体14に到達するので、燃焼始動時に始
動用触媒体30による燃料加熱効果が低下し、燃料の蒸
発性が悪化することになる。しかし、その代わりに、始
動用触媒体30の中心穴部の存在により、燃料と空気の
混合気の圧損を低下できるので、再循環する排気ガスの
流量を増加できる。従って、燃料としてガソリン等の蒸
発性の良い燃料の場合には、再循環する排気ガスによる
燃焼空気の予熱効果を高めて、触媒の早期活性化効果を
高めることができ、有利である。
【0068】また、第8実施形態においても、燃料ノズ
ル10を図8に示すスワール型のものを用いるととも
に、排気混合筒5を廃止して、定常燃焼時には、高温と
なった主触媒体2の内周壁面に燃料を直接噴霧する構成
としてもよいことはもちろんである。 (第9実施形態)図15は第9実施形態であり、上記第
8実施形態における主触媒体2を燃焼用空気の流れ方向
(図示の上下方向)に、複数、例えば、3つのブロック
201、202、203に分割している。そして、燃焼
用空気の流れの上流側(図15において、予混合室13
側の部位)へ行くほど、すなわち、ブロック203から
ブロック201へ行くほど、触媒の活性化温度を低くす
るようにしてある。
ル10を図8に示すスワール型のものを用いるととも
に、排気混合筒5を廃止して、定常燃焼時には、高温と
なった主触媒体2の内周壁面に燃料を直接噴霧する構成
としてもよいことはもちろんである。 (第9実施形態)図15は第9実施形態であり、上記第
8実施形態における主触媒体2を燃焼用空気の流れ方向
(図示の上下方向)に、複数、例えば、3つのブロック
201、202、203に分割している。そして、燃焼
用空気の流れの上流側(図15において、予混合室13
側の部位)へ行くほど、すなわち、ブロック203から
ブロック201へ行くほど、触媒の活性化温度を低くす
るようにしてある。
【0069】このために、本例では、ブロック203か
らブロック201へ行くほど、触媒の担持量(触媒体の
全重量に対する触媒量の比率)を多くしている。具体的
には、触媒の担持量をブロック203:0.5wt%、
ブロック202:1.0wt%、ブロック201:1.
5wt%とする。これにより、燃焼用空気の流れの上流
側に位置するブロック201ほど、より低温でも活性化
させることが可能となる。なお、本発明者らによる、プ
ロピレンガスを用いた予備試験によると、触媒活性温度
は、Pt:1.5wt%の場合に180°C、Pt:
1.0wt%の場合に200°C、Pt:0.5wt%
の場合に250°Cである。
らブロック201へ行くほど、触媒の担持量(触媒体の
全重量に対する触媒量の比率)を多くしている。具体的
には、触媒の担持量をブロック203:0.5wt%、
ブロック202:1.0wt%、ブロック201:1.
5wt%とする。これにより、燃焼用空気の流れの上流
側に位置するブロック201ほど、より低温でも活性化
させることが可能となる。なお、本発明者らによる、プ
ロピレンガスを用いた予備試験によると、触媒活性温度
は、Pt:1.5wt%の場合に180°C、Pt:
1.0wt%の場合に200°C、Pt:0.5wt%
の場合に250°Cである。
【0070】従って、主触媒体2のうち、上流側ブロッ
ク201では、始動用触媒体30への通電開始後、直ぐ
に触媒を活性化でき、これに応じて燃料流量も早期に増
加できるので、主触媒体2の活性化域を急速に拡大でき
る。この結果、主触媒体2における触媒担持量を全域に
わたって例えば、0.5wt%一定とした場合に比し
て、第9実施形態では、早期に、最大燃焼量まで移行で
きる。従って、室内の暖房効果を急速に立ち上げること
ができる。
ク201では、始動用触媒体30への通電開始後、直ぐ
に触媒を活性化でき、これに応じて燃料流量も早期に増
加できるので、主触媒体2の活性化域を急速に拡大でき
る。この結果、主触媒体2における触媒担持量を全域に
わたって例えば、0.5wt%一定とした場合に比し
て、第9実施形態では、早期に、最大燃焼量まで移行で
きる。従って、室内の暖房効果を急速に立ち上げること
ができる。
【0071】また、主触媒体2における触媒担持量を全
域にわたって例えば、1.5wt%一定とした場合に比
べると、最大燃焼量までの移行時間をほとんど変えず
に、高価な触媒量を低減でき、低コスト化が可能とな
る。さらに、主触媒体2を複数のブロック201〜20
3に分割して、触媒の担持量を上流側ほど多くすること
は、暖房立ち上げ時のみならず、定常燃焼においても効
果がある。すなわち、本発明燃焼装置は、その使用目
的、使用環境等によっては、必ずしも、最大燃焼量で使
用するとは限らず、広い燃焼範囲で使用できることが望
ましい。触媒燃焼においては、一般に、微小燃焼になる
ほど燃焼温度が低下し、かつ、触媒の上流側で反応が完
結する。
域にわたって例えば、1.5wt%一定とした場合に比
べると、最大燃焼量までの移行時間をほとんど変えず
に、高価な触媒量を低減でき、低コスト化が可能とな
る。さらに、主触媒体2を複数のブロック201〜20
3に分割して、触媒の担持量を上流側ほど多くすること
は、暖房立ち上げ時のみならず、定常燃焼においても効
果がある。すなわち、本発明燃焼装置は、その使用目
的、使用環境等によっては、必ずしも、最大燃焼量で使
用するとは限らず、広い燃焼範囲で使用できることが望
ましい。触媒燃焼においては、一般に、微小燃焼になる
ほど燃焼温度が低下し、かつ、触媒の上流側で反応が完
結する。
【0072】従って、上流側の触媒ブロック201を低
温活性型にしておくことにより、より微小燃焼域まで触
媒燃焼が可能となる。なお、触媒体の活性化温度を低く
する手段としては、触媒の担持量を多くする他に、燃焼
空気の流れの上流側(図1において、予混合室13側の
部位)へ行くほど、触媒体の体格を小さくしてもよく、
また、触媒の担持量を多くすることと、触媒体の体格を
小さくすることを組み合わせてもよい。
温活性型にしておくことにより、より微小燃焼域まで触
媒燃焼が可能となる。なお、触媒体の活性化温度を低く
する手段としては、触媒の担持量を多くする他に、燃焼
空気の流れの上流側(図1において、予混合室13側の
部位)へ行くほど、触媒体の体格を小さくしてもよく、
また、触媒の担持量を多くすることと、触媒体の体格を
小さくすることを組み合わせてもよい。
【0073】さらに、触媒の材質自体を変更(例えば、
Rhの添加等)して、燃焼空気の流れの上流側へ行くほ
ど、活性化温度を低くしてもよい。また、主触媒体2を
本例では、3つのブロック201〜203に分割してい
るが、この分割数は、3分割に限らず、目標とする燃焼
立ち上がり時間や製造コスト等に応じて適宜変更できる
ことはもちろんである。
Rhの添加等)して、燃焼空気の流れの上流側へ行くほ
ど、活性化温度を低くしてもよい。また、主触媒体2を
本例では、3つのブロック201〜203に分割してい
るが、この分割数は、3分割に限らず、目標とする燃焼
立ち上がり時間や製造コスト等に応じて適宜変更できる
ことはもちろんである。
【0074】また、主触媒体2を複数のブロック201
〜203に分割せずに、1つの主触媒体2のままで、触
媒の担持量を上流側ほど多くするようにしてもよい。 (第10実施形態)図16は第10実施形態であり、第
8実施形態における主触媒体2を2つに分割して、この
2つに分割した触媒体をいずれも導電性触媒体204、
205とし、この両者204、205の間に微小間隔B
(5mm程度)を設けたものである。この導電性触媒体
204、205の触媒担体204a、205aには第8
実施形態における始動用触媒体30と同じ構成にて導電
性を付与している。
〜203に分割せずに、1つの主触媒体2のままで、触
媒の担持量を上流側ほど多くするようにしてもよい。 (第10実施形態)図16は第10実施形態であり、第
8実施形態における主触媒体2を2つに分割して、この
2つに分割した触媒体をいずれも導電性触媒体204、
205とし、この両者204、205の間に微小間隔B
(5mm程度)を設けたものである。この導電性触媒体
204、205の触媒担体204a、205aには第8
実施形態における始動用触媒体30と同じ構成にて導電
性を付与している。
【0075】本例では、この両導電性触媒体204、2
05はそれぞれ内周部に正極側の電極端子204a、2
05aを配置するとともに、外周部に負極側の電極端子
204b、205bを配置しており、始動用触媒体30
と両導電性触媒体204、205の三者は電気的には相
互に並列接続してある。外気温度が例えば、−20°C
以下のような極低温時には、急速暖房が必要であるにも
かかわらず、触媒の早期活性化が困難となるが、第10
実施形態によると、始動用触媒体30と両導電性触媒体
204、205の三者に同時に通電することにより、こ
の三者の触媒をいずれも担体204a、205a、30
aの電気的発熱作用により直接加熱して、早期に活性化
できる。そのため、極低温時でも燃焼立ち上がり時間の
短縮が可能となる。
05はそれぞれ内周部に正極側の電極端子204a、2
05aを配置するとともに、外周部に負極側の電極端子
204b、205bを配置しており、始動用触媒体30
と両導電性触媒体204、205の三者は電気的には相
互に並列接続してある。外気温度が例えば、−20°C
以下のような極低温時には、急速暖房が必要であるにも
かかわらず、触媒の早期活性化が困難となるが、第10
実施形態によると、始動用触媒体30と両導電性触媒体
204、205の三者に同時に通電することにより、こ
の三者の触媒をいずれも担体204a、205a、30
aの電気的発熱作用により直接加熱して、早期に活性化
できる。そのため、極低温時でも燃焼立ち上がり時間の
短縮が可能となる。
【0076】一方、外気温が比較的高い場合(例えば、
10°C以上の場合)には、始動用触媒体30のみに通
電して、両導電性触媒体204、205は非通電とする
ことにより、外気温等の状況に応じて、効率よく触媒の
予熱を行うことができる。ただし、外気温が比較的高い
場合でも、上記三者にすべて通電して、燃焼の早期立ち
上がりを図ってもよい。
10°C以上の場合)には、始動用触媒体30のみに通
電して、両導電性触媒体204、205は非通電とする
ことにより、外気温等の状況に応じて、効率よく触媒の
予熱を行うことができる。ただし、外気温が比較的高い
場合でも、上記三者にすべて通電して、燃焼の早期立ち
上がりを図ってもよい。
【0077】なお、第10実施形態において、主触媒体
2を複数に分割せずに、1つの主触媒体2のままで、主
触媒体2のうち、燃焼空気上流側の一部のみを導電性の
触媒体としてもよい。また、第9実施形態と同様に、主
触媒体2の分割数や体格は種々変更可能である。また、
両導電性触媒体204、205における触媒担持量を、
上流側の導電性触媒体204の触媒担持量が大であり、
下流側の導電性触媒体205の触媒担持量が小となるよ
うにしてもよい。 (第11実施形態)図17は第11実施形態を示すもの
で、図1の第1実施形態において、高温の排気ガス(燃
焼ガス)と熱媒体(例えば、水)との熱交換を行う熱交
換器をコンパクトな構成で触媒燃焼装置内部に一体化し
たものである。
2を複数に分割せずに、1つの主触媒体2のままで、主
触媒体2のうち、燃焼空気上流側の一部のみを導電性の
触媒体としてもよい。また、第9実施形態と同様に、主
触媒体2の分割数や体格は種々変更可能である。また、
両導電性触媒体204、205における触媒担持量を、
上流側の導電性触媒体204の触媒担持量が大であり、
下流側の導電性触媒体205の触媒担持量が小となるよ
うにしてもよい。 (第11実施形態)図17は第11実施形態を示すもの
で、図1の第1実施形態において、高温の排気ガス(燃
焼ガス)と熱媒体(例えば、水)との熱交換を行う熱交
換器をコンパクトな構成で触媒燃焼装置内部に一体化し
たものである。
【0078】図17において、高温の排気ガスと熱媒体
との熱交換を行う熱交換器40は、燃焼筒4と上端板2
0との間の部位で、かつ燃焼空気および燃料の供給経路
の外周側に配置されている。この熱交換器40は円筒状
の外筒41と内筒42とコイル43とを有している。外
筒41と内筒42との間の円筒状空間は、螺旋状の仕切
り板45により螺旋状の通路44に区画形成されてい
る。
との熱交換を行う熱交換器40は、燃焼筒4と上端板2
0との間の部位で、かつ燃焼空気および燃料の供給経路
の外周側に配置されている。この熱交換器40は円筒状
の外筒41と内筒42とコイル43とを有している。外
筒41と内筒42との間の円筒状空間は、螺旋状の仕切
り板45により螺旋状の通路44に区画形成されてい
る。
【0079】この螺旋状の通路44の一端部に熱媒体の
入口パイプ46が配置され、外筒41に固定されてい
る。また、螺旋状の通路44の他端部(外筒41の円周
方向で180°対称位置)に熱媒体の出口パイプ47が
配置され、外筒41に固定されている。また、コイル4
3は中空パイプを螺旋状に曲げたもので、コイル43の
入口部43aは、螺旋状の通路44のうち、入口パイプ
46の配設部位の直後に接合されて、入口パイプ46か
らの熱媒体が通路44内に流入すると同時にコイル43
の入口部43a内にも流入するようにしてある。
入口パイプ46が配置され、外筒41に固定されてい
る。また、螺旋状の通路44の他端部(外筒41の円周
方向で180°対称位置)に熱媒体の出口パイプ47が
配置され、外筒41に固定されている。また、コイル4
3は中空パイプを螺旋状に曲げたもので、コイル43の
入口部43aは、螺旋状の通路44のうち、入口パイプ
46の配設部位の直後に接合されて、入口パイプ46か
らの熱媒体が通路44内に流入すると同時にコイル43
の入口部43a内にも流入するようにしてある。
【0080】また、コイル43の出口部43bは、螺旋
状の通路44のうち、出口パイプ47に近接する部位に
接合されて、出口部43bから流出する熱媒体が通路4
4内の熱媒体と合流した後に、出口パイプ47側に流れ
るようにしてある。つまり、熱媒体は、コイル43内と
螺旋状の通路44内とを並列に流れる。また、内筒42
の内周側には平板状のフィン48が微小間隔(例えば、
4.5mm程度)を介して多数枚、放射状に配置され、
内筒42の内周壁に一体に接合されている。
状の通路44のうち、出口パイプ47に近接する部位に
接合されて、出口部43bから流出する熱媒体が通路4
4内の熱媒体と合流した後に、出口パイプ47側に流れ
るようにしてある。つまり、熱媒体は、コイル43内と
螺旋状の通路44内とを並列に流れる。また、内筒42
の内周側には平板状のフィン48が微小間隔(例えば、
4.5mm程度)を介して多数枚、放射状に配置され、
内筒42の内周壁に一体に接合されている。
【0081】上記した熱交換器40の各部材41〜4
3、45〜48はいずれも熱伝導性の点からアルミニュ
ウムで形成することが好ましく、各接合部は例えばろう
付けにて接合されている。また、熱媒体としては、本例
では凍結温度を−30°C程度まで引き下げた不凍液を
使用しているが、燃焼装置の使用形態に応じて、水や空
気を熱媒体として使用してもよい。
3、45〜48はいずれも熱伝導性の点からアルミニュ
ウムで形成することが好ましく、各接合部は例えばろう
付けにて接合されている。また、熱媒体としては、本例
では凍結温度を−30°C程度まで引き下げた不凍液を
使用しているが、燃焼装置の使用形態に応じて、水や空
気を熱媒体として使用してもよい。
【0082】また、出口パイプ47から流出した熱媒体
は、車両用暖房装置における空気通路内に設置されたヒ
ータコア(暖房用熱交換器)に図示しない温水ポンプに
より圧送され、このヒータコアにおいて送風機により送
風される空気と熱媒体とを熱交換して、送風空気を加熱
し、この加熱後の温風を車室内に吹き出すようになって
いる。出口パイプ47には熱媒体の温度を検出する熱媒
体温度検出器49が配設されている。
は、車両用暖房装置における空気通路内に設置されたヒ
ータコア(暖房用熱交換器)に図示しない温水ポンプに
より圧送され、このヒータコアにおいて送風機により送
風される空気と熱媒体とを熱交換して、送風空気を加熱
し、この加熱後の温風を車室内に吹き出すようになって
いる。出口パイプ47には熱媒体の温度を検出する熱媒
体温度検出器49が配設されている。
【0083】一方、本例においては、上記の熱交換器4
0の設置に伴って、上端板20の中央部に吸気筒50を
一体形成し、この吸気筒50をコイル43の中心部内側
に延びるように配置している。この吸気筒50の一端部
(図17の上端部)は蓋51により閉塞するとともに、
この蓋51に空気入口8を配設して、空気入口8からの
燃焼空気が吸気筒50内に導入される。
0の設置に伴って、上端板20の中央部に吸気筒50を
一体形成し、この吸気筒50をコイル43の中心部内側
に延びるように配置している。この吸気筒50の一端部
(図17の上端部)は蓋51により閉塞するとともに、
この蓋51に空気入口8を配設して、空気入口8からの
燃焼空気が吸気筒50内に導入される。
【0084】吸気筒50の他端部(図17の下端部)側
には、多数の小穴を均一に開けた整流板52を設けて、
燃焼空気を整流するとともに、この整流板52の中心部
に燃料ノズル10を取り付けている。また、吸気筒50
の他端部には一次ノズル6が取り付けてある。燃料ノズ
ル10には、蓋51に形成された燃料パイプ53が接続
されて、燃料ポンプ12からの燃料が燃料パイプ53を
介して供給される。
には、多数の小穴を均一に開けた整流板52を設けて、
燃焼空気を整流するとともに、この整流板52の中心部
に燃料ノズル10を取り付けている。また、吸気筒50
の他端部には一次ノズル6が取り付けてある。燃料ノズ
ル10には、蓋51に形成された燃料パイプ53が接続
されて、燃料ポンプ12からの燃料が燃料パイプ53を
介して供給される。
【0085】第11実施形態における作動を説明する
と、入口パイプ46から熱交換器40の螺旋状通路44
内に流入した熱媒体(不凍液)の一部がコイル43内を
流れるとともに、残余の熱媒体(不凍液)は螺旋状通路
44内を流れる。この間に、熱媒体はフィン48を介し
て排気ガス(燃焼ガス)と熱交換するとともにコイル4
3の外表面にて直接排気ガス(燃焼ガス)と熱交換し
て、高温に加熱される。そして、出口パイプ47の上流
側で2つの熱媒体の流れは合流し、出口パイプ47から
外部へ流出する。
と、入口パイプ46から熱交換器40の螺旋状通路44
内に流入した熱媒体(不凍液)の一部がコイル43内を
流れるとともに、残余の熱媒体(不凍液)は螺旋状通路
44内を流れる。この間に、熱媒体はフィン48を介し
て排気ガス(燃焼ガス)と熱交換するとともにコイル4
3の外表面にて直接排気ガス(燃焼ガス)と熱交換し
て、高温に加熱される。そして、出口パイプ47の上流
側で2つの熱媒体の流れは合流し、出口パイプ47から
外部へ流出する。
【0086】暖房能力の制御は、例えば、熱媒体温度検
出器49の検出温度により、燃焼量を増減することで行
う。以上の構成、作動により触媒燃焼装置に対して、コ
ンパクトな構成で高効率な熱交換器40を一体化でき
る。また、火炎燃焼においては、一般、燃焼中に発生す
るカーボンがフィン48相互間の隙間に付着して、フィ
ン48相互間の隙間を埋めてしまい、熱交換効率の低下
を発生しやすいが、本発明による触媒燃焼においては、
カーボンの発生がほとんどないため、フィン48相互間
の間隔を前述のごとく4.5mm程度の小さな値に設定
でき、熱交換効率の向上を図ることができる。
出器49の検出温度により、燃焼量を増減することで行
う。以上の構成、作動により触媒燃焼装置に対して、コ
ンパクトな構成で高効率な熱交換器40を一体化でき
る。また、火炎燃焼においては、一般、燃焼中に発生す
るカーボンがフィン48相互間の隙間に付着して、フィ
ン48相互間の隙間を埋めてしまい、熱交換効率の低下
を発生しやすいが、本発明による触媒燃焼においては、
カーボンの発生がほとんどないため、フィン48相互間
の間隔を前述のごとく4.5mm程度の小さな値に設定
でき、熱交換効率の向上を図ることができる。
【0087】なお、上記した以外の点は第1実施形態と
同じである。 (第12実施形態)図18は第12実施形態を示すもの
で、図17の第11実施形態からコイル43を削除した
ものである。このようにすると、熱媒体と排気ガスとの
間の熱交換効率が低下するが、熱交換器40の構成を簡
素化できるメリットがある。 (第13実施形態)図19は第13実施形態を示すもの
で、図17、図18の第11、第12実施形態では、高
温の排気ガスと熱媒体との熱交換を行う熱交換器40
を、燃焼筒4と上端板20との間に配置しているが、第
13実施形態では熱交換器40を触媒体2、3の外周側
に配置している。
同じである。 (第12実施形態)図18は第12実施形態を示すもの
で、図17の第11実施形態からコイル43を削除した
ものである。このようにすると、熱媒体と排気ガスとの
間の熱交換効率が低下するが、熱交換器40の構成を簡
素化できるメリットがある。 (第13実施形態)図19は第13実施形態を示すもの
で、図17、図18の第11、第12実施形態では、高
温の排気ガスと熱媒体との熱交換を行う熱交換器40
を、燃焼筒4と上端板20との間に配置しているが、第
13実施形態では熱交換器40を触媒体2、3の外周側
に配置している。
【0088】すなわち、第13実施形態では熱交換器4
0を触媒体2、3の外周側に配置して燃焼筒4の外周側
に、微小隙間を介して放射状のフィン48を配置すると
ともに、この放射状のフィン48の外周側に配置される
内筒42と外筒41との間に、螺旋状の仕切り板45に
より螺旋状の通路44を形成している。従って、外筒4
1は、第1〜第12実施形態におけるカバー19の役割
を兼ねていることになる。
0を触媒体2、3の外周側に配置して燃焼筒4の外周側
に、微小隙間を介して放射状のフィン48を配置すると
ともに、この放射状のフィン48の外周側に配置される
内筒42と外筒41との間に、螺旋状の仕切り板45に
より螺旋状の通路44を形成している。従って、外筒4
1は、第1〜第12実施形態におけるカバー19の役割
を兼ねていることになる。
【0089】また、予混合室13の外側(図19の下
側)に、所定の間隔を開けて、内筒42の底板42aを
配設して、この底板42aの中心部に排気ガス出口16
を設置している。従って、主触媒体2から流出した排気
ガスは、排気ガス室9においてUターンして、燃焼筒4
の外周側を通過して図19の下方へ向かい、排気ガス出
口16から外部へ出る。
側)に、所定の間隔を開けて、内筒42の底板42aを
配設して、この底板42aの中心部に排気ガス出口16
を設置している。従って、主触媒体2から流出した排気
ガスは、排気ガス室9においてUターンして、燃焼筒4
の外周側を通過して図19の下方へ向かい、排気ガス出
口16から外部へ出る。
【0090】第13実施形態によると、燃焼筒4の外周
側に排気ガスが流れるとともに、燃焼筒4の外周側に配
置された螺旋状の通路44を熱媒体が通過して、排気ガ
スと熱媒体との熱交換を行うから、触媒体2、3の外周
側からの放熱を高温の排気ガスの流れにより抑制できる
ため、第1〜第12実施形態の構成に比して、触媒体
2、3を高温状態に維持することが容易となり、常に、
良好な触媒燃焼を維持できる。
側に排気ガスが流れるとともに、燃焼筒4の外周側に配
置された螺旋状の通路44を熱媒体が通過して、排気ガ
スと熱媒体との熱交換を行うから、触媒体2、3の外周
側からの放熱を高温の排気ガスの流れにより抑制できる
ため、第1〜第12実施形態の構成に比して、触媒体
2、3を高温状態に維持することが容易となり、常に、
良好な触媒燃焼を維持できる。
【0091】また、同時に第1〜第12実施形態におけ
る燃焼筒4の外周側の断熱材18を廃止できるメリット
もある。さらに、第13実施形態では、第11、第12
実施形態による熱交換器一体化の構成に比して、燃焼装
置の軸方向寸法の小さい、横長の形態となるため、車両
への搭載性が良くなる。
る燃焼筒4の外周側の断熱材18を廃止できるメリット
もある。さらに、第13実施形態では、第11、第12
実施形態による熱交換器一体化の構成に比して、燃焼装
置の軸方向寸法の小さい、横長の形態となるため、車両
への搭載性が良くなる。
【0092】なお、第13実施形態では、第11実施形
態における螺旋状のコイル43を廃止しているが、第1
1実施形態と同様に、フィン48の内周側に螺旋状のコ
イル43を配置してもよいことはもちろんである。 (その他の実施形態)なお、上記各実施形態において
は、触媒の早期活性化のため、触媒体を始動用触媒体3
と主触媒体2とに分割したが、この両触媒体2、3を1
つの触媒体としても良い。
態における螺旋状のコイル43を廃止しているが、第1
1実施形態と同様に、フィン48の内周側に螺旋状のコ
イル43を配置してもよいことはもちろんである。 (その他の実施形態)なお、上記各実施形態において
は、触媒の早期活性化のため、触媒体を始動用触媒体3
と主触媒体2とに分割したが、この両触媒体2、3を1
つの触媒体としても良い。
【0093】また、図3、図14のタイムチャートにお
いて、運転スイッチ22の投入後、所定時間t1+t2
経過後に行う燃焼量の増大は、連続的であっても、階段
的であってもよいことはもちろんである。また、図3に
おいてポストパージの運転時間をタイマー手段にて所定
時間t4に規定しているが、この時間による規定の代わ
りに、ポストパージの運転開始後に、温度検出器17の
検出温度が所定温度まで低下すると、ポストパージ運転
を停止するようにしてもよい。
いて、運転スイッチ22の投入後、所定時間t1+t2
経過後に行う燃焼量の増大は、連続的であっても、階段
的であってもよいことはもちろんである。また、図3に
おいてポストパージの運転時間をタイマー手段にて所定
時間t4に規定しているが、この時間による規定の代わ
りに、ポストパージの運転開始後に、温度検出器17の
検出温度が所定温度まで低下すると、ポストパージ運転
を停止するようにしてもよい。
【0094】また、上記第1実施形態等において、燃料
ノズル10として、燃料ポンプ12からの燃料供給圧が
所定圧以上になると開弁して燃料を噴霧する形式のもの
を用いているが、燃料ノズル10として燃料と空気を同
時に噴霧する二流体噴霧式のものを用いてもよい。ま
た、液体燃料を超音波にて微粒化する超音波式のノズ
ル、更には内燃機関を搭載した車両において、機関の冷
間時始動(コールドスタート)用に使用される、電気ヒ
ータ付のインジェクタ等を燃料ノズル10に使用しても
よい。
ノズル10として、燃料ポンプ12からの燃料供給圧が
所定圧以上になると開弁して燃料を噴霧する形式のもの
を用いているが、燃料ノズル10として燃料と空気を同
時に噴霧する二流体噴霧式のものを用いてもよい。ま
た、液体燃料を超音波にて微粒化する超音波式のノズ
ル、更には内燃機関を搭載した車両において、機関の冷
間時始動(コールドスタート)用に使用される、電気ヒ
ータ付のインジェクタ等を燃料ノズル10に使用しても
よい。
【0095】ここで、燃料ノズル10として車両用等で
周知の電磁式のインジェクタを使用する場合は、電磁式
インジェクタの電磁コイルへの通電時間を制御して、燃
料供給量を制御できるので、燃料ポンプ12の回転数を
一定に維持して、燃料供給圧を一定に維持する方式とす
ることができる。また、第5、第6実施形態等におい
て、排気混合筒5内に燃料吸収体27を設けているが、
この燃料吸収体27を廃止して、排気混合筒5の内壁面
に螺旋状等の溝部を形成し、この溝部にて燃料の保持効
果を高めて、蒸発性を改善するようにしてもよい。
周知の電磁式のインジェクタを使用する場合は、電磁式
インジェクタの電磁コイルへの通電時間を制御して、燃
料供給量を制御できるので、燃料ポンプ12の回転数を
一定に維持して、燃料供給圧を一定に維持する方式とす
ることができる。また、第5、第6実施形態等におい
て、排気混合筒5内に燃料吸収体27を設けているが、
この燃料吸収体27を廃止して、排気混合筒5の内壁面
に螺旋状等の溝部を形成し、この溝部にて燃料の保持効
果を高めて、蒸発性を改善するようにしてもよい。
【0096】また、本発明では、燃料として灯油などの
液体燃料に限らず、天然ガス等の気体燃料を使用して実
施することもできる。
液体燃料に限らず、天然ガス等の気体燃料を使用して実
施することもできる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における電気制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の第1実施形態の作動説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態を示す縦断面図である。
【図8】(a)は第5実施形態で用いる燃料ノズルの要
部断面図、(b)は同燃料ノズルの第1板状部材の上面
図である。
部断面図、(b)は同燃料ノズルの第1板状部材の上面
図である。
【図9】図8に示す燃料ノズルの作動特性図である。
【図10】(a)は本発明の第6実施形態を示す縦断面
図、(b)は第6実施形態で用いる偏向板の上面図であ
る。
図、(b)は第6実施形態で用いる偏向板の上面図であ
る。
【図11】本発明の第7実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図12】本発明の第8実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図13】(a)は第8実施形態における始動用触媒体
を示す縦断面図、(b)はこの始動用触媒体の一部拡大
図である。
を示す縦断面図、(b)はこの始動用触媒体の一部拡大
図である。
【図14】第8実施形態の作動説明図である。
【図15】本発明の第9実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図16】本発明の第10実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図17】本発明の第11実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図18】本発明の第12実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図19】本発明の第13実施形態を示す縦断面図であ
る。
る。
2、3…触媒体、2b、3b…貫通穴、4…燃焼筒、5
…排気混合筒、6…一次ノズル、6a…絞り部、6b…
二次ノズル、7…エアポンプ、9…排気ガス室、10…
燃料ノズル、12…燃料ポンプ、13…予混合室、14
…燃料吸収体、15…電熱ヒータ、19…断熱材、24
…補助電熱ヒータ、27…燃料吸収体、28…偏向板、
30…導電性の始動用触媒体、40…熱交換器。
…排気混合筒、6…一次ノズル、6a…絞り部、6b…
二次ノズル、7…エアポンプ、9…排気ガス室、10…
燃料ノズル、12…燃料ポンプ、13…予混合室、14
…燃料吸収体、15…電熱ヒータ、19…断熱材、24
…補助電熱ヒータ、27…燃料吸収体、28…偏向板、
30…導電性の始動用触媒体、40…熱交換器。
Claims (20)
- 【請求項1】 燃料を供給する燃料供給手段(10、1
2)と、 燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給手段(7、8)
と、 前記燃料と前記燃焼用空気の混合気を触媒燃焼させる触
媒体(2、3)と、 この触媒体(2、3)を内蔵する燃焼筒(4)とを備
え、 前記触媒体(2、3)は、その中心部に貫通穴(2b、
3b)を有するリング形状に形成されており、 前記触媒体(2、3)の一端側に、前記燃料供給手段
(10、12)および前記燃焼用空気供給手段(7、
8)が配設され、 前記触媒体(2、3)の他端側の部位に、前記燃料と前
記燃焼用空気との混合気を形成する予混合室(13)が
配設され、 前記触媒体(2、3)の一端側から、前記貫通穴(2
b、3b)を通して、前記予混合室(13)に向けて前
記燃料と前記燃焼用空気を供給し、前記予混合室(1
3)において前記燃料と前記燃焼用空気とを混合し、 この混合気を前記予混合室(13)で方向転換させて、
前記触媒体(2、3)内をその他端側から一端側へ向け
て流し、 前記触媒体(2、3)の一端側にて前記触媒体通過後の
排気ガスの一部を前記燃焼用空気供給手段(7)からの
燃焼用空気中に還流させることを特徴とする触媒燃焼装
置。 - 【請求項2】 前記触媒体(2、3)の中心部の貫通穴
(2b、3b)に、前記燃焼用空気と前記触媒体通過後
の排気ガスの一部とを混合させる排気混合筒(5)が配
設されていることを特徴とする請求項1に記載の触媒燃
焼装置。 - 【請求項3】 前記触媒体(2、3)の一端側に隣接し
て、前記燃焼用空気の流れを絞る絞り部(6a)を有す
る一次ノズル(6)が配設されており、 前記絞り部(6a)による減圧作用にて、前記触媒体
(2、3)通過後の排気ガスの一部を前記燃焼用空気中
に還流させるようにしたことを特徴とする請求項1また
は2に記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項4】 前記絞り部(6a)は、前記排気混合筒
(5)の中心部に配設され、前記絞り部(6a)の外周
側から前記触媒体(2、3)通過後の排気ガスの一部を
前記燃焼用空気中に還流させるようにしたことを特徴と
する請求項3に記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項5】 前記絞り部(6a)の外周側に、前記触
媒体(2、3)通過後の排気ガスの一部を前記燃焼用空
気中に還流させるリング形状の二次ノズル(6b)が配
設されていることを特徴とする請求項4に記載の触媒燃
焼装置。 - 【請求項6】 前記燃料は液体燃料であり、前記予混合
室(13)の内部に、供給された液体燃料を吸収、蒸発
させるための燃料吸収体(14)が備えられていること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の
触媒燃焼装置 - 【請求項7】 前記リング形状の触媒体(2、3)が軸
方向に複数に分割されており、 この複数の触媒体(2、3)は前記予混合室(13)側
へ近接するほど、触媒担持量を多くしたことを特徴とす
る請求項1ないし6のいずれか1つに記載の触媒燃焼装
置。 - 【請求項8】 前記触媒体(2、3)の一端側に前記触
媒体(2、3)通過後の排気ガスが充満する排気ガス室
(9)が形成されており、この排気ガス室(9)内の排
気ガスと、前記燃焼用空気供給手段(7)から供給され
る燃焼用空気との間で熱交換可能としたことを特徴とす
る請求項1ないし7のいずれか1つに記載の触媒燃焼装
置。 - 【請求項9】 前記予混合室(13)及び前記触媒体
(2、3)の周囲に断熱材(18)が配置されているこ
とを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載
の触媒燃焼装置。 - 【請求項10】 前記燃料は液体燃料であり、前記燃料
供給手段に、液体燃料流量の増加に伴って燃料噴霧角が
増大する特性を有する燃料ノズル(10)を備え、 液体燃料流量が大きいときは、前記燃料ノズル(10)
から噴霧される燃料噴霧角を増大させて、前記燃料ノズ
ル(10)からの噴霧燃料を前記触媒体(2、3)の貫
通穴(2b、3b)の内壁面の方向に向かわせることを
特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の触
媒燃焼装置。 - 【請求項11】 前記燃料は液体燃料であり、前記触媒
体(2、3)の貫通穴(2b、3b)の内壁面に、前記
燃料供給手段(10、12)から供給される液体燃料の
流れを偏向する偏向板(28)を備え、 液体燃料流量が大きいときは、前記偏向板(28)によ
り前記燃料供給手段(10、12)からの供給燃料を前
記触媒体(2、3)の貫通穴(2b、3b)の内壁面の
方向に向かわせることを特徴とする請求項1ないし9の
いずれか1つに記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項12】 前記触媒体(2、3)の貫通穴(2
b、3b)の内壁面に、供給された液体燃料を吸収、蒸
発させるための燃料吸収体(27)が備えられているこ
とを特徴とする請求項10または11に記載の触媒燃焼
装置。 - 【請求項13】 前記予混合室(13)内に電熱ヒータ
(15)を配置したことを特徴とする請求項1ないし1
2のいずれか1つに記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項14】 燃焼作動の始動時に前記電熱ヒータ
(15)に通電し、この通電から所定時間(t1)経過
後に前記燃料および前記燃焼用空気の供給を少量で開始
し、その後さらに、前記触媒体(2、3)通過後の排気
ガス温度が第1の所定温度(T1)になる時点で前記燃
料および前記燃焼用空気の供給量を連続または段階的に
増加させ、その後さらに、前記触媒体(2、3)通過後
の排気ガス温度が前記第1の所定温度(T1)より高い
第2の所定温度(T2)になる時点で前記電熱ヒータ
(15)への通電を停止することを特徴とする請求項1
3に記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項15】 前記燃焼用空気供給手段(7)から供
給される燃焼用空気を加熱する補助電熱ヒータ(24)
を備え、前記電熱ヒータ(15)の通電時には前記補助
電熱ヒータ(24)にも通電することを特徴とする請求
項14に記載の触媒燃焼装置 - 【請求項16】 前記リング形状の触媒体(2)より
も、前記予混合室(13)側に近接する部位に、導電性
を有する始動用触媒体(30)を配置するとともに、こ
の始動用触媒体(30)を外部より通電可能に構成し、 この始動用触媒体(30)への通電により、この始動用
触媒体(30)自身を電気抵抗体として発熱させること
を特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載
の触媒燃焼装置。 - 【請求項17】 燃焼作動の始動時に前記導電性の始動
用触媒体(30)に通電し、この通電から所定時間(t
1)経過後に前記燃料および前記燃焼用空気の供給を少
量で開始し、その後さらに、前記リング形状の触媒体
(2)および前記始動用触媒体(30)通過後の排気ガ
ス温度が第1の所定温度(T1)になる時点で前記燃料
および前記燃焼用空気の供給量を連続または段階的に増
加させ、その後さらに、前記両触媒体(2、30)通過
後の排気ガス温度が前記第1の所定温度(T1)より高
い第2の所定温度(T2)になる時点で前記始動用触媒
体(30)への通電を停止することを特徴とする請求項
16に記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項18】 前記リング形状の触媒体(2)を、導
電性を有し、かつ外部より通電可能に構成し、 前記始動用触媒体(30)の通電時には、前記リング形
状の触媒体(2)にも通電して、この両触媒体(2、3
0)を電気抵抗体として発熱させることを特徴とする請
求項17に記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項19】 前記触媒体(2、3、30)の一端側
の部位に、暖房用の熱媒体と、前記触媒体(2、3、3
0)通過後の排気ガスとを熱交換して、暖房用の熱媒体
を加熱する熱交換器(40)を内蔵したことを特徴とす
る請求項1ないし18のいずれか1つに記載の触媒燃焼
装置。 - 【請求項20】 前記燃焼筒(4)の外周側に、暖房用
の熱媒体と、前記触媒体(2、3、30)通過後の排気
ガスとを熱交換して、暖房用の熱媒体を加熱する熱交換
器(40)を内蔵したことを特徴とする請求項1ないし
18のいずれか1つに記載の触媒燃焼装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30191496A JP3531387B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-11-13 | 触媒燃焼装置 |
| DE1997111681 DE19711681B4 (de) | 1996-03-21 | 1997-03-20 | Katalytische Verbrennungsvorrichtung |
| US09/115,676 US6065957A (en) | 1996-03-21 | 1998-07-15 | Catalyst combustion apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-64892 | 1996-03-21 | ||
| JP6489296 | 1996-03-21 | ||
| JP8-251840 | 1996-09-24 | ||
| JP25184096 | 1996-09-24 | ||
| JP30191496A JP3531387B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-11-13 | 触媒燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10153306A true JPH10153306A (ja) | 1998-06-09 |
| JP3531387B2 JP3531387B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=27298607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30191496A Expired - Fee Related JP3531387B2 (ja) | 1996-03-21 | 1996-11-13 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3531387B2 (ja) |
| DE (1) | DE19711681B4 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009067634A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Nippon Oil Corp | 改質装置 |
| CN108644765A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-10-12 | 华南理工大学 | 一种减小湿壁效应的微型液体燃烧器及其燃烧方法 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008101483A1 (de) * | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Cella, Fred | Wärmetauscheranordnung |
| RU2383819C1 (ru) * | 2008-09-08 | 2010-03-10 | Государственное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Курский государственный технический университет" | Способ и устройство для подготовки и сжигания газообразного топлива |
| DE102009026270B4 (de) * | 2009-07-29 | 2013-03-14 | Webasto Ag | Katalytisches Heizgerät |
| DE102017111125A1 (de) | 2017-05-22 | 2018-11-22 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Abgasnachbehandlungssystem für einen Verbrennungsmotor |
| RU2679770C1 (ru) * | 2018-04-10 | 2019-02-12 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Юго-Западный государственный университет" (ЮЗГУ) | Теплохимический генератор |
| PL3689440T3 (pl) * | 2019-02-01 | 2024-05-20 | Polymetrix Ag | Sposób i urządzenie do oczyszczania krążących w obiegu gazów procesowych z termicznej obróbki materiałów sypkich |
| CN110006171B (zh) * | 2019-04-17 | 2023-09-26 | 重庆龙归换热器科技有限公司 | 一种气体加热器 |
| DE102019209298A1 (de) * | 2019-06-26 | 2020-12-31 | Vitesco Technologies GmbH | Ringkatalysator mit Heizelement |
| EP4073359B1 (de) | 2019-12-09 | 2024-02-07 | Vitesco Technologies GmbH | Vorrichtung zur abgasnachbehandlung mit einer ringförmigen heizscheibe |
| US12366356B2 (en) * | 2021-07-16 | 2025-07-22 | Proof Energy Inc. | Two-stage catalytic heating systems and methods of operating thereof |
| US12055289B2 (en) | 2021-10-29 | 2024-08-06 | Proof Energy Inc. | Catalytic heating systems comprising dual-mode liquid fuel vaporizers and methods of operating thereof |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030908A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-16 | Toshiba Corp | 触媒燃焼装置 |
| JPH04320710A (ja) * | 1991-04-18 | 1992-11-11 | Toho Gas Co Ltd | 触媒燃焼装置 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30191496A patent/JP3531387B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-03-20 DE DE1997111681 patent/DE19711681B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009067634A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Nippon Oil Corp | 改質装置 |
| CN108644765A (zh) * | 2018-05-30 | 2018-10-12 | 华南理工大学 | 一种减小湿壁效应的微型液体燃烧器及其燃烧方法 |
| CN108644765B (zh) * | 2018-05-30 | 2023-11-24 | 华南理工大学 | 一种减小湿壁效应的微型液体燃烧器及其燃烧方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19711681B4 (de) | 2006-08-24 |
| DE19711681A1 (de) | 1997-10-30 |
| JP3531387B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6065957A (en) | Catalyst combustion apparatus | |
| JP6052632B2 (ja) | 可動加熱装置用の蒸発器バーナ | |
| JP4690716B2 (ja) | 燃料電池システム | |
| JP3531387B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
| US6632085B1 (en) | Catalyst combustion device and fuel vaporizing device | |
| JP4158301B2 (ja) | 気化機能付触媒燃焼装置 | |
| CN110822420B (zh) | 燃烧室结构组合件 | |
| EP1904789B1 (en) | Catalytic combustor and method thereof | |
| US20050172619A1 (en) | Catalytic combustion apparatus | |
| JP3773152B2 (ja) | 車両用蒸発燃焼式ヒータ | |
| WO2023077033A1 (en) | Catalytic heating systems comprising dual-mode liquid fuel vaporizers and methods of operating thereof | |
| JP3767104B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
| KR20090025272A (ko) | 연소기 | |
| JP2003211945A (ja) | 触媒反応式冷媒加熱システム | |
| JP2001065815A (ja) | 燃焼装置 | |
| CN220720769U (zh) | 一种多孔介质驻车加热器 | |
| US20050172618A1 (en) | Catalytic combustion heating apparatus | |
| JP3904165B2 (ja) | 車両用燃焼式ヒータ | |
| JP2545072Y2 (ja) | 触媒加熱用バーナ | |
| JPH1137414A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
| JPH11118114A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
| JP3296523B2 (ja) | 発熱装置 | |
| CN116461297A (zh) | 一种多孔介质驻车加热器 | |
| JP2001074204A (ja) | 燃焼装置 | |
| JPH05650Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040210 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040223 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |