JPH10153725A - 光ケーブル - Google Patents
光ケーブルInfo
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- JPH10153725A JPH10153725A JP8327623A JP32762396A JPH10153725A JP H10153725 A JPH10153725 A JP H10153725A JP 8327623 A JP8327623 A JP 8327623A JP 32762396 A JP32762396 A JP 32762396A JP H10153725 A JPH10153725 A JP H10153725A
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- JP
- Japan
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- metal tube
- jelly
- optical cable
- inner metal
- joint
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジェリーの充填率の高い温度測定用の光ケー
ブルを提供する。 【解決手段】 内側金属管11と外側金属管13は金属板を
管状に整形することにより形成する。内側金属管11内に
は光ファイバ2を収容し、ジェリー3を充填する。内側
金属管11は外側金属管13内にほぼ密接被覆状態で収容す
る。内側金属管11の合わせ目12は非溶接状態とし、外側
金属管13の合わせ目14は内側金属管11の合わせ目12に対
し周方向に位置をずらし、この合わせ目14は溶接により
接続する。
ブルを提供する。 【解決手段】 内側金属管11と外側金属管13は金属板を
管状に整形することにより形成する。内側金属管11内に
は光ファイバ2を収容し、ジェリー3を充填する。内側
金属管11は外側金属管13内にほぼ密接被覆状態で収容す
る。内側金属管11の合わせ目12は非溶接状態とし、外側
金属管13の合わせ目14は内側金属管11の合わせ目12に対
し周方向に位置をずらし、この合わせ目14は溶接により
接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度検出センサと
して機能する光ケーブルに関するものである。
して機能する光ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルを温度検出センサとして使用
し、光ケーブルによって、道路、プラント、送油管、送
水管、電力ケーブル異常発熱等の温度が検出されてい
る。この光ケーブルを用いての温度検出は、光ケーブル
を温度検出領域に布設し、例えば、その光ケーブルの一
端側から測定光を入射し、光ケーブルからの戻り光を例
えばパルス試験器のOTDR(Optical Time Domain Re
flectometer )に取り込み、温度によって変化する後方
散乱光の強度を検出することによって行われるものであ
る。
し、光ケーブルによって、道路、プラント、送油管、送
水管、電力ケーブル異常発熱等の温度が検出されてい
る。この光ケーブルを用いての温度検出は、光ケーブル
を温度検出領域に布設し、例えば、その光ケーブルの一
端側から測定光を入射し、光ケーブルからの戻り光を例
えばパルス試験器のOTDR(Optical Time Domain Re
flectometer )に取り込み、温度によって変化する後方
散乱光の強度を検出することによって行われるものであ
る。
【0003】この種の温度検出センサとして使用する光
ケーブルは図7に示すような手法によって作製されてい
る。同図において、送り出し側から金属板材1と光ファ
イバ(裸光ファイバ素線にプラスチックの被覆層が施さ
れているもの)2が図の矢印方向に繰り出される。
ケーブルは図7に示すような手法によって作製されてい
る。同図において、送り出し側から金属板材1と光ファ
イバ(裸光ファイバ素線にプラスチックの被覆層が施さ
れているもの)2が図の矢印方向に繰り出される。
【0004】そして、造管部の手前側でジェリー3が金
属板材1上に滴下され、次にダイス等(図示せず)が設
けられる造管部で金属板材1はその横断面がほぼ円環状
に整形され、かつ、外径が調整されて管形状と成し、前
記金属板材1の整形によって突き合わされる合わせ目4
をレーザ光等によって溶接し、目的とする光ケーブルが
作製される。
属板材1上に滴下され、次にダイス等(図示せず)が設
けられる造管部で金属板材1はその横断面がほぼ円環状
に整形され、かつ、外径が調整されて管形状と成し、前
記金属板材1の整形によって突き合わされる合わせ目4
をレーザ光等によって溶接し、目的とする光ケーブルが
作製される。
【0005】この光ケーブルにおいては金属管内の光フ
ァイバ2はジェリー3に埋もれた形態で収容される。金
属管5内にジェリー3を充填するのは、金属管5内の空
隙を少なくして熱伝導性を高めると共に、振動の影響を
軽減し、温度検出の信頼性を高めようとするものであ
る。
ァイバ2はジェリー3に埋もれた形態で収容される。金
属管5内にジェリー3を充填するのは、金属管5内の空
隙を少なくして熱伝導性を高めると共に、振動の影響を
軽減し、温度検出の信頼性を高めようとするものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記光ケーブルの構造は、金属板材1を管状に整形する
際に、ジェリー3を供給し、内部にジェリー3が充填さ
れた状態でその合わせ目4を溶接する構造であるので、
その合わせ目4を溶接する際に、溶接を行うレーザ光
(レーザビーム)がジェリー3にも照射され、ジェリー
3が燃え、溶接が完全に行われず、隙間のある溶接部と
なる、あるいは堅固な溶接部にならないという結果をも
たらすため、ジェリーを少な目に供給せざるを得ず、そ
のため、充分な量のジェリー3を封入することが困難と
なり、ジェリー3の充填率(金属管5内の体積中に占め
るジェリー3の体積の割合)が例えば60〜70%以下に低
下してしまう。この結果、ケーブル作製時のジェリーの
充填率のムラ、あるいはケーブル化の後の運搬等により
ジェリーが金属管内で移動しケーブル長手方向の充填率
のムラが発生する。このため、金属管5内の空隙率が高
くなって必然的に金属管内部の熱伝導性が悪くなり、そ
の上、振動による影響を受け易くなるので、精度良く温
度検出をすることができなくなり、温度検出の信頼性が
損なわれるという問題があった。
前記光ケーブルの構造は、金属板材1を管状に整形する
際に、ジェリー3を供給し、内部にジェリー3が充填さ
れた状態でその合わせ目4を溶接する構造であるので、
その合わせ目4を溶接する際に、溶接を行うレーザ光
(レーザビーム)がジェリー3にも照射され、ジェリー
3が燃え、溶接が完全に行われず、隙間のある溶接部と
なる、あるいは堅固な溶接部にならないという結果をも
たらすため、ジェリーを少な目に供給せざるを得ず、そ
のため、充分な量のジェリー3を封入することが困難と
なり、ジェリー3の充填率(金属管5内の体積中に占め
るジェリー3の体積の割合)が例えば60〜70%以下に低
下してしまう。この結果、ケーブル作製時のジェリーの
充填率のムラ、あるいはケーブル化の後の運搬等により
ジェリーが金属管内で移動しケーブル長手方向の充填率
のムラが発生する。このため、金属管5内の空隙率が高
くなって必然的に金属管内部の熱伝導性が悪くなり、そ
の上、振動による影響を受け易くなるので、精度良く温
度検出をすることができなくなり、温度検出の信頼性が
損なわれるという問題があった。
【0007】また、前記の如く、管状に整形した合わせ
目4を溶接する際、その合わせ目4から充填したジェリ
ー3が溢れ出るので、レーザビームの熱がその溢れ出る
ジェリーに奪われるために、溶接が不安定となって、溶
接の信頼性も失われるという問題があった。
目4を溶接する際、その合わせ目4から充填したジェリ
ー3が溢れ出るので、レーザビームの熱がその溢れ出る
ジェリーに奪われるために、溶接が不安定となって、溶
接の信頼性も失われるという問題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、光ファイバが収容される金
属管内のジェリーの充填率を高め、さらに、金属管の合
わせ目の溶接を安定して行うことができる光ケーブルを
提供することにある。
たものであり、その目的は、光ファイバが収容される金
属管内のジェリーの充填率を高め、さらに、金属管の合
わせ目の溶接を安定して行うことができる光ケーブルを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のような手段を講じている。すなわち、
第1の発明の光ケーブルは、金属板材の整形により横断
面が環状に形成されてその金属板材の合わせ目が非溶接
状態で長さ方向に連続して成る内側金属管内に光ファイ
バがジェリーと共に収容され、前記内側金属管は外被用
金属板材の整形により横断面が環状に形成されてその外
被用金属板材の合わせ目が溶接されて長さ方向に連続し
て成る外側金属管内にほぼ密接被覆状態で収容されてい
る構成をもって課題を解決する手段としている。
するために、次のような手段を講じている。すなわち、
第1の発明の光ケーブルは、金属板材の整形により横断
面が環状に形成されてその金属板材の合わせ目が非溶接
状態で長さ方向に連続して成る内側金属管内に光ファイ
バがジェリーと共に収容され、前記内側金属管は外被用
金属板材の整形により横断面が環状に形成されてその外
被用金属板材の合わせ目が溶接されて長さ方向に連続し
て成る外側金属管内にほぼ密接被覆状態で収容されてい
る構成をもって課題を解決する手段としている。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明の構
成を備えたものにおいて、内側金属管の合わせ目は横断
面が環状に整形された金属板材の両端側が重なり合わさ
れている構成をもって課題を解決する手段としている。
成を備えたものにおいて、内側金属管の合わせ目は横断
面が環状に整形された金属板材の両端側が重なり合わさ
れている構成をもって課題を解決する手段としている。
【0011】さらに第3の発明は、前記第1又は第2の
9の発明の構成を備えたものにおいて、外側金属管の合
わせ目は内側金属管の合わせ目に対し周方向に位置をず
らして設けられている構成をもって課題を解決する手段
としている。
9の発明の構成を備えたものにおいて、外側金属管の合
わせ目は内側金属管の合わせ目に対し周方向に位置をず
らして設けられている構成をもって課題を解決する手段
としている。
【0012】さらに第4の発明は、前記第1又は第2又
は第3の発明の構成を備えたものにおいて、外側金属管
の外表面には合成樹脂の被覆層が形成されている構成を
もって課題を解決する手段としている。
は第3の発明の構成を備えたものにおいて、外側金属管
の外表面には合成樹脂の被覆層が形成されている構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0013】この発明では、金属板材を管状に整形した
内側金属管内にジェリーを充填して光ファイバをそのジ
ェリーに埋もれさせ、内側金属管の合わせ目は非溶接状
態とし、さらにこの内側金属管の外側は、同様に外被用
金属板材を管状に整形した外側金属管によって密接状に
覆われ、その外側金属管の合わせ目をレーザビーム等に
より溶接する構造であるため、外側金属管の合わせ目を
溶接する際、その溶接のレーザビームが直接内側金属管
内のジェリーに照射されることが無くなり、また、レー
ザ光照射による発生熱量が外部金属管の熱伝導により拡
散されるので、ジェリーがレーザビームの照射によって
燃焼したり、あるいはジェリーの燃焼物が外側金属管の
合わせ目に付着すること等は無くなり、内側金属管内の
ジェリーの充填率が充分に高められる。この結果、光ケ
ーブルの熱伝導性が向上し、温度検出性能が高められ、
光ケーブル内でのジェリーの移動も抑制される。
内側金属管内にジェリーを充填して光ファイバをそのジ
ェリーに埋もれさせ、内側金属管の合わせ目は非溶接状
態とし、さらにこの内側金属管の外側は、同様に外被用
金属板材を管状に整形した外側金属管によって密接状に
覆われ、その外側金属管の合わせ目をレーザビーム等に
より溶接する構造であるため、外側金属管の合わせ目を
溶接する際、その溶接のレーザビームが直接内側金属管
内のジェリーに照射されることが無くなり、また、レー
ザ光照射による発生熱量が外部金属管の熱伝導により拡
散されるので、ジェリーがレーザビームの照射によって
燃焼したり、あるいはジェリーの燃焼物が外側金属管の
合わせ目に付着すること等は無くなり、内側金属管内の
ジェリーの充填率が充分に高められる。この結果、光ケ
ーブルの熱伝導性が向上し、温度検出性能が高められ、
光ケーブル内でのジェリーの移動も抑制される。
【0014】特に、内側金属管の合わせ目となる金属板
材を重ね合わせた構成とすることにより、あるいは外側
金属管の合わせ目を内側金属管の合わせ目から周方向に
ずらした位置とした構成にあっては、外側金属管の合わ
せ目を溶接するレーザビームが内側金属管内のジェリー
に直接照射されることを完璧に防止でき、しかも、内側
金属管から外側金属管へのジェリーの溢れをほぼ完璧に
防止できる結果、ジェリーの焼失防止と外側金属管の溶
接の安定性をより一層高めることが可能となるものであ
る。
材を重ね合わせた構成とすることにより、あるいは外側
金属管の合わせ目を内側金属管の合わせ目から周方向に
ずらした位置とした構成にあっては、外側金属管の合わ
せ目を溶接するレーザビームが内側金属管内のジェリー
に直接照射されることを完璧に防止でき、しかも、内側
金属管から外側金属管へのジェリーの溢れをほぼ完璧に
防止できる結果、ジェリーの焼失防止と外側金属管の溶
接の安定性をより一層高めることが可能となるものであ
る。
【0015】さらに、外側金属管の外表面に合成樹脂の
被覆層を形成することにより、外側金属管の錆の発生を
防止し、錆の発生に伴う外側金属管の劣化を防止するこ
とができるものとなる。
被覆層を形成することにより、外側金属管の錆の発生を
防止し、錆の発生に伴う外側金属管の劣化を防止するこ
とができるものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づき説明する。図1には本発明に係る光ケーブルの
一実施形態例の断面構成が示されている。同図におい
て、内側金属管11はSUS(ステンレス)等の剛性が大
きい金属を用いることも可能であるが、この実施形態例
では板材から管状に整形し易い銅等の剛性が小さく加工
性に優れた金属材料を用いて形成されている。この実施
形態例において第1の特徴的なことは、板材を管状(横
断面が円環状)に整形された内側金属管11の合わせ目12
は非溶接状態としたことである。
に基づき説明する。図1には本発明に係る光ケーブルの
一実施形態例の断面構成が示されている。同図におい
て、内側金属管11はSUS(ステンレス)等の剛性が大
きい金属を用いることも可能であるが、この実施形態例
では板材から管状に整形し易い銅等の剛性が小さく加工
性に優れた金属材料を用いて形成されている。この実施
形態例において第1の特徴的なことは、板材を管状(横
断面が円環状)に整形された内側金属管11の合わせ目12
は非溶接状態としたことである。
【0017】この内側金属管11内には該内側金属管11の
内径に比べ外径が格段に小さい光ファイバ2が収容さ
れ、この光ファイバ2は内側金属管11内に充填されたジ
ェリー3に埋もれている。なお、光ファイバ2は従来例
と同様に裸光ファイバ素線の外表面にプラスチック等の
被覆層が施されているものを使用している。なお、この
プラスチック等の被覆層は1層でも複数層でも良い。
内径に比べ外径が格段に小さい光ファイバ2が収容さ
れ、この光ファイバ2は内側金属管11内に充填されたジ
ェリー3に埋もれている。なお、光ファイバ2は従来例
と同様に裸光ファイバ素線の外表面にプラスチック等の
被覆層が施されているものを使用している。なお、この
プラスチック等の被覆層は1層でも複数層でも良い。
【0018】前記内側金属管11は外側金属管13内に収容
されており、この実施形態例の第2の特徴的なことは、
内側金属管11の外周面が外側金属管13の内周面によって
ほぼ密接状態で被覆される構成としたこと、つまり、内
側金属管11が外側金属管13内にほぼ密接被覆状態で収容
される構成としたことである。この明細書において、ほ
ぼ密接被覆状態とは、内側金属管11が隙間なく外側金属
管に覆われている場合はもちろんのこと、内側金属管11
が微小隙間を介して外側金属管13により覆われている場
合を含む概念として使用している。
されており、この実施形態例の第2の特徴的なことは、
内側金属管11の外周面が外側金属管13の内周面によって
ほぼ密接状態で被覆される構成としたこと、つまり、内
側金属管11が外側金属管13内にほぼ密接被覆状態で収容
される構成としたことである。この明細書において、ほ
ぼ密接被覆状態とは、内側金属管11が隙間なく外側金属
管に覆われている場合はもちろんのこと、内側金属管11
が微小隙間を介して外側金属管13により覆われている場
合を含む概念として使用している。
【0019】この実施形態例では外側金属管13は外力か
ら内側金属管11およびその内側金属管11内に収容される
光ファイバ2を保護するため、SUS等の剛性が強い金
属材料を用いて形成している。そして、必要に応じ、外
側金属管13の外表面には例えばポリエチレン等のプラス
チックの被覆層が施される。
ら内側金属管11およびその内側金属管11内に収容される
光ファイバ2を保護するため、SUS等の剛性が強い金
属材料を用いて形成している。そして、必要に応じ、外
側金属管13の外表面には例えばポリエチレン等のプラス
チックの被覆層が施される。
【0020】前記外側金属管13は外被用金属板材を管状
(横断面が円環状)に整形することにより形成されてお
り、その外側金属管13の合わせ目14はレーザビーム等を
用いて溶接されている。この実施形態例の第3の特徴的
なことは、外側金属管13の合わせ目14が内側金属管11の
合わせ目12よりも円周方向にずれた位置に設けられてい
ることである。
(横断面が円環状)に整形することにより形成されてお
り、その外側金属管13の合わせ目14はレーザビーム等を
用いて溶接されている。この実施形態例の第3の特徴的
なことは、外側金属管13の合わせ目14が内側金属管11の
合わせ目12よりも円周方向にずれた位置に設けられてい
ることである。
【0021】次に、本実施形態例における光ケーブルの
製造方法を図2に基づき説明する。まず、金属板材1と
光ファイバ2が矢印で示す送り出し方向に送り出され、
金属板材1と光ファイバ2はシンキングダイス15に通さ
れ、金属板材1は管状(横断面が円環状)に整形され
る。この実施形態例では金属板材1は前記の如く剛性が
小さく加工性の良い銅等の金属材料によって形成されて
いるので、1個のシンキングダイス15を通すだけで金属
板材1を予め定めた所定の直径の管に整形できるが、金
属板材1として剛性の大きいSUS等の金属材料を用い
た場合には、シンキングダイス15の数を複数設け、徐々
に管径を絞って所定の管径を得るようにする。
製造方法を図2に基づき説明する。まず、金属板材1と
光ファイバ2が矢印で示す送り出し方向に送り出され、
金属板材1と光ファイバ2はシンキングダイス15に通さ
れ、金属板材1は管状(横断面が円環状)に整形され
る。この実施形態例では金属板材1は前記の如く剛性が
小さく加工性の良い銅等の金属材料によって形成されて
いるので、1個のシンキングダイス15を通すだけで金属
板材1を予め定めた所定の直径の管に整形できるが、金
属板材1として剛性の大きいSUS等の金属材料を用い
た場合には、シンキングダイス15の数を複数設け、徐々
に管径を絞って所定の管径を得るようにする。
【0022】シンキングダイス15の手前側位置にはジェ
リーの供給手段(図示せず)が設けられ、このジェリー
の供給手段からジェリーがシンキングダイス15によって
整形される金属管の入口部分に滴下により供給され、内
側金属管11内に前記図1に示す如くジェリー3が充填さ
れる。
リーの供給手段(図示せず)が設けられ、このジェリー
の供給手段からジェリーがシンキングダイス15によって
整形される金属管の入口部分に滴下により供給され、内
側金属管11内に前記図1に示す如くジェリー3が充填さ
れる。
【0023】シンキングダイス15から出る内側金属管11
には別の位置から送り出される外被用金属板材16が内側
金属管11に沿う形態で送り出され、造管部に設けられる
シンキングダイス17に外被用金属板材16と内側金属管11
が通され、外被用金属板材16は前記内側金属管11の外表
面に密接被覆状態の管状(横断面が円環状)に整形され
る。なお、この実施形態例では内側金属管11の合わせ目
12に対し、外側金属管13の合わせ目14が円周方向にずれ
た位置となるように内側金属管11と外被用金属板材16の
相対位置関係が設定される。
には別の位置から送り出される外被用金属板材16が内側
金属管11に沿う形態で送り出され、造管部に設けられる
シンキングダイス17に外被用金属板材16と内側金属管11
が通され、外被用金属板材16は前記内側金属管11の外表
面に密接被覆状態の管状(横断面が円環状)に整形され
る。なお、この実施形態例では内側金属管11の合わせ目
12に対し、外側金属管13の合わせ目14が円周方向にずれ
た位置となるように内側金属管11と外被用金属板材16の
相対位置関係が設定される。
【0024】シンキングダイス17の近傍位置にはレーザ
ビームの溶接手段18が配置され、この溶接手段18からレ
ーザビームが合わせ目14に集束して照射され、外側金属
管13の合わせ目14が溶接される。そして、必要に応じ、
シンキングダイス17の下流側の位置に被覆手段が設けら
れ、この被覆手段により外側金属管13の外表面にポリエ
チレン等のプラスチックの被覆層が施されて、目的とす
る光ケーブルが作製される。
ビームの溶接手段18が配置され、この溶接手段18からレ
ーザビームが合わせ目14に集束して照射され、外側金属
管13の合わせ目14が溶接される。そして、必要に応じ、
シンキングダイス17の下流側の位置に被覆手段が設けら
れ、この被覆手段により外側金属管13の外表面にポリエ
チレン等のプラスチックの被覆層が施されて、目的とす
る光ケーブルが作製される。
【0025】この実施形態例の光ケーブルは、光ファイ
バ2とジェリー3を収容する内側金属管11の合わせ目12
は溶接によって接合されずに、この内側金属管11を覆う
外側金属管13の合わせ目14をレーザビーム等により溶接
する構成としたので、この合わせ目14を溶接するレーザ
ビームが直接内側金属管11内のジェリー3に照射される
ということはないので、ジェリー3がそのレーザビーム
の直接の照射によって燃えるということはなくなる。特
に、この実施形態例では外側金属管13の合わせ目14を内
側金属管11の合わせ目12よりも円周方向にずらしている
ので、外側金属管13の合わせ目14を接合するレーザビー
ムがジェリー3に直接照射される現象をより完璧に防止
できる。
バ2とジェリー3を収容する内側金属管11の合わせ目12
は溶接によって接合されずに、この内側金属管11を覆う
外側金属管13の合わせ目14をレーザビーム等により溶接
する構成としたので、この合わせ目14を溶接するレーザ
ビームが直接内側金属管11内のジェリー3に照射される
ということはないので、ジェリー3がそのレーザビーム
の直接の照射によって燃えるということはなくなる。特
に、この実施形態例では外側金属管13の合わせ目14を内
側金属管11の合わせ目12よりも円周方向にずらしている
ので、外側金属管13の合わせ目14を接合するレーザビー
ムがジェリー3に直接照射される現象をより完璧に防止
できる。
【0026】また、内側金属管11は外側金属管13によっ
てほぼ密接状態で覆われるので、内側金属管11と外側金
属管13の隙間は殆どなく、したがって、内側金属管11の
合わせ目12から内側金属管11と外側金属管13の隙間に漏
れるジェリーの量は極めて微小であり、内側金属管11内
に充填されるジェリー3の充填率の低下に影響を及ぼす
ことはない。しかも、合わせ目14の溶接時にその溶接の
熱が外側金属管13の熱伝導性の効果によって拡散するた
めジェリーの発火点温度に達することが無くなる。
てほぼ密接状態で覆われるので、内側金属管11と外側金
属管13の隙間は殆どなく、したがって、内側金属管11の
合わせ目12から内側金属管11と外側金属管13の隙間に漏
れるジェリーの量は極めて微小であり、内側金属管11内
に充填されるジェリー3の充填率の低下に影響を及ぼす
ことはない。しかも、合わせ目14の溶接時にその溶接の
熱が外側金属管13の熱伝導性の効果によって拡散するた
めジェリーの発火点温度に達することが無くなる。
【0027】したがって、本実施形態例の光ケーブル
は、外側金属管13の合わせ目14の溶接時にジェリーが燃
えることはないので、ジェリーを少な目に充填する必要
はなく、充分な量のジェリーを充填できるので、内側金
属管11内に充填されるジェリー3の充填率を従来例に比
べ格段にアップすることができ、この充填率の向上によ
り内側金属管11内の空隙率が小さくなり、これにより、
光ケーブルの熱伝導性が格段に高められると共に、光フ
ァイバ2が振動等による悪影響を受け難くなる。
は、外側金属管13の合わせ目14の溶接時にジェリーが燃
えることはないので、ジェリーを少な目に充填する必要
はなく、充分な量のジェリーを充填できるので、内側金
属管11内に充填されるジェリー3の充填率を従来例に比
べ格段にアップすることができ、この充填率の向上によ
り内側金属管11内の空隙率が小さくなり、これにより、
光ケーブルの熱伝導性が格段に高められると共に、光フ
ァイバ2が振動等による悪影響を受け難くなる。
【0028】さらに、外側金属管13の外表面にプラスチ
ックの被覆層を施すことにより、外側金属管13の錆の発
生を防止でき、外側金属管13の保護が図れ、光ケーブル
の長寿命化と長期使用の信頼性を高めることが可能とな
る。
ックの被覆層を施すことにより、外側金属管13の錆の発
生を防止でき、外側金属管13の保護が図れ、光ケーブル
の長寿命化と長期使用の信頼性を高めることが可能とな
る。
【0029】図4は本実施形態例の光ケーブルと従来例
の光ケーブルを温度検出センサとして使用したときの温
度検出特性を比較状態で示したものである。この温度特
性の実験は、恒温槽を用い、この恒温槽内に従来例のケ
ーブル1本、本発明による光ケーブル1本、総計2本の
光ケーブルを束状にして入れ、恒温槽の外には金属管被
覆でない光ファイバを10km融着接続して、金属管光ケー
ブルからの後方散乱光を検出することにより光ケーブル
に沿った温度の分布を調べた。恒温槽内の温度を常温
(23℃程度)から約+30℃高めに設定し、恒温槽の温度
表示パネルが53℃を示した時点から時間を測定し、光ケ
ーブルからの後方散乱光により得られる金属管光ケーブ
ルと前記光ファイバとの接続点から光ケーブル側の各位
置の温度表示値を20秒経過後と4分経過後にそれぞれデ
ータを記録したものである。横軸は金属管光ケーブルの
長手方向の距離である。
の光ケーブルを温度検出センサとして使用したときの温
度検出特性を比較状態で示したものである。この温度特
性の実験は、恒温槽を用い、この恒温槽内に従来例のケ
ーブル1本、本発明による光ケーブル1本、総計2本の
光ケーブルを束状にして入れ、恒温槽の外には金属管被
覆でない光ファイバを10km融着接続して、金属管光ケー
ブルからの後方散乱光を検出することにより光ケーブル
に沿った温度の分布を調べた。恒温槽内の温度を常温
(23℃程度)から約+30℃高めに設定し、恒温槽の温度
表示パネルが53℃を示した時点から時間を測定し、光ケ
ーブルからの後方散乱光により得られる金属管光ケーブ
ルと前記光ファイバとの接続点から光ケーブル側の各位
置の温度表示値を20秒経過後と4分経過後にそれぞれデ
ータを記録したものである。横軸は金属管光ケーブルの
長手方向の距離である。
【0030】この図4に示す測定結果から明らかな如
く、本実施形態例の光ケーブルを用いて温度測定を行っ
た場合には、光ケーブル長手方向のばらつき量は極めて
小さく、恒温槽内の温度が光ケーブルのどの地点でも正
確に検出されていることが実証されている。この図4で
は、本実施形態例の温度測定結果として、恒温槽の温度
を常温から30℃高めた20秒後のデータのみを表示してお
り、4分経過後のデータは示されていないが、この4分
経過後のデータとして、光ケーブルの長手方向に対する
測定のばらつきは殆ど生じない測定結果が得られてお
り、この測定結果を図4にプロットすると、20秒後のデ
ータと重なって見分けができなくなるために、敢えて省
略している。
く、本実施形態例の光ケーブルを用いて温度測定を行っ
た場合には、光ケーブル長手方向のばらつき量は極めて
小さく、恒温槽内の温度が光ケーブルのどの地点でも正
確に検出されていることが実証されている。この図4で
は、本実施形態例の温度測定結果として、恒温槽の温度
を常温から30℃高めた20秒後のデータのみを表示してお
り、4分経過後のデータは示されていないが、この4分
経過後のデータとして、光ケーブルの長手方向に対する
測定のばらつきは殆ど生じない測定結果が得られてお
り、この測定結果を図4にプロットすると、20秒後のデ
ータと重なって見分けができなくなるために、敢えて省
略している。
【0031】本実施形態例の光ケーブルを用いることに
より、光ケーブルの長手方向の検出温度のばらつきが極
めて小さく、短時間で正確な温度検出が得られるのは、
内側金属管11内のジェリーの充填率が格段に高められる
ためと、その内側金属管11内のジェリー3の充填率の長
さ方向のばらつきを小さくできるためである。また、恒
温槽の温度を常温から30℃高めたとき20秒という短い時
間で正確な温度が検出されたということは、内側金属管
11内のジェリー3の充填率が高まり、内側金属管11内の
空隙率が極めて小さくなる結果、光ケーブルの熱伝導性
が高められて、常温から30℃上昇の温度変化に対する応
答性が高められた結果に基づくものである。
より、光ケーブルの長手方向の検出温度のばらつきが極
めて小さく、短時間で正確な温度検出が得られるのは、
内側金属管11内のジェリーの充填率が格段に高められる
ためと、その内側金属管11内のジェリー3の充填率の長
さ方向のばらつきを小さくできるためである。また、恒
温槽の温度を常温から30℃高めたとき20秒という短い時
間で正確な温度が検出されたということは、内側金属管
11内のジェリー3の充填率が高まり、内側金属管11内の
空隙率が極めて小さくなる結果、光ケーブルの熱伝導性
が高められて、常温から30℃上昇の温度変化に対する応
答性が高められた結果に基づくものである。
【0032】従来例の光ケーブルを用いた温度測定で
は、図4に示す如く、光ケーブルの長さによって温度測
定値は大きくばらついている。これは、従来の光ケーブ
ルは、光ケーブルの長手方向にジェリー3の充填率の大
きなばらつきが生じているためである。また、従来の光
ケーブルでは、恒温槽の温度が常温から30℃上昇したと
きから20秒経過後ではその測定値が実際の恒温槽の温度
からずれている箇所があり、恒温槽の温度上昇後4分経
過後に実際の温度検出値が恒温槽内の温度に近づく結果
となるのは、光ケーブル内のジェリーの充填率が低いた
めに、光ケーブルの熱伝導性が悪い箇所があり、そのた
めに、温度変化の応答性が悪くなり、温度変化に即座に
追従してその正確な温度を検出できないためである。
は、図4に示す如く、光ケーブルの長さによって温度測
定値は大きくばらついている。これは、従来の光ケーブ
ルは、光ケーブルの長手方向にジェリー3の充填率の大
きなばらつきが生じているためである。また、従来の光
ケーブルでは、恒温槽の温度が常温から30℃上昇したと
きから20秒経過後ではその測定値が実際の恒温槽の温度
からずれている箇所があり、恒温槽の温度上昇後4分経
過後に実際の温度検出値が恒温槽内の温度に近づく結果
となるのは、光ケーブル内のジェリーの充填率が低いた
めに、光ケーブルの熱伝導性が悪い箇所があり、そのた
めに、温度変化の応答性が悪くなり、温度変化に即座に
追従してその正確な温度を検出できないためである。
【0033】前記本実施形態例の光ケーブルと従来例の
光ケーブルの温度測定結果から明らかな如く、本実施形
態例の光ケーブルはジェリーの充填率が格段に高めら
れ、しかも、そのジェリーの充填率が光ケーブルの長さ
方向に対してばらつきが殆どないために、長手方向にほ
ぼ均一で応答性良く測定対象の温度を正確に検出できる
という効果が得られるものである。
光ケーブルの温度測定結果から明らかな如く、本実施形
態例の光ケーブルはジェリーの充填率が格段に高めら
れ、しかも、そのジェリーの充填率が光ケーブルの長さ
方向に対してばらつきが殆どないために、長手方向にほ
ぼ均一で応答性良く測定対象の温度を正確に検出できる
という効果が得られるものである。
【0034】また、本発明者は、本実施形態例の光ケー
ブルと従来例の光ケーブルをそれぞれ50mの長さ部分を
振動台に載せ、光ファイバの両端を固定し、周波数1〜
20Hzの比較的強い振動を数時間与えた後、振動を与える
前と与えた後の光ケーブルの出力変化を測定した。その
結果、本実施形態例の光ケーブルでは、出力変化が見ら
れなかったのに対し、従来の光ケーブルでは、条長50m
で0.11〜0.23dBの出力変化が現れた。本実施形態例の
光ケーブルは、ジェリーの充填率が高いために、振動に
よって光ファイバ2が内側金属管11内で振動を受けて変
位することが殆どないのに対し、従来例の光ケーブル
は、ジェリー3の充填率が低いために、振動を受けて、
光ファイバが金属管5の例えば片側に大きく変位して移
動し、金属管5内で微小な曲げが生じ、そのために大き
な出力変化が現れたあるいは、本発明は2重管にした結
果、振動の共鳴点が分散したためと考えられる。この振
動実験の結果からも明らかな如く、本実施形態例の光ケ
ーブルは、振動に影響を受けずに温度測定を正確に行う
ことができる高性能の温度検出センサとして使用できる
ことを実証できた。
ブルと従来例の光ケーブルをそれぞれ50mの長さ部分を
振動台に載せ、光ファイバの両端を固定し、周波数1〜
20Hzの比較的強い振動を数時間与えた後、振動を与える
前と与えた後の光ケーブルの出力変化を測定した。その
結果、本実施形態例の光ケーブルでは、出力変化が見ら
れなかったのに対し、従来の光ケーブルでは、条長50m
で0.11〜0.23dBの出力変化が現れた。本実施形態例の
光ケーブルは、ジェリーの充填率が高いために、振動に
よって光ファイバ2が内側金属管11内で振動を受けて変
位することが殆どないのに対し、従来例の光ケーブル
は、ジェリー3の充填率が低いために、振動を受けて、
光ファイバが金属管5の例えば片側に大きく変位して移
動し、金属管5内で微小な曲げが生じ、そのために大き
な出力変化が現れたあるいは、本発明は2重管にした結
果、振動の共鳴点が分散したためと考えられる。この振
動実験の結果からも明らかな如く、本実施形態例の光ケ
ーブルは、振動に影響を受けずに温度測定を正確に行う
ことができる高性能の温度検出センサとして使用できる
ことを実証できた。
【0035】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、
上記実施形態例では内側金属管11の合わせ目12を突き合
わせ状にしたが、これを図3に示す如く、管状(横断面
が円環状)に整形した金属板材1の両端1a,1bを重
ね合わせた形態としてもよい。内側金属管11を作製する
金属板材1として、SUS等の剛性の大きい金属材料を
用いた場合には、金属板材1を管状に整形した後に、ス
プリングバック現象により、合わせ目12の隙間が広が
り、この合わせ目12の隙間に光ファイバ2が噛み込ま
れ、光ファイバ2が損傷するという問題が生じる虞があ
るが、図3に示す如く、合わせ目12の両端1a,1bを
重ね合わせることにより、光ファイバ2の噛み込みの問
題を確実に防止することができるという効果が得られ
る。
ることはなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、
上記実施形態例では内側金属管11の合わせ目12を突き合
わせ状にしたが、これを図3に示す如く、管状(横断面
が円環状)に整形した金属板材1の両端1a,1bを重
ね合わせた形態としてもよい。内側金属管11を作製する
金属板材1として、SUS等の剛性の大きい金属材料を
用いた場合には、金属板材1を管状に整形した後に、ス
プリングバック現象により、合わせ目12の隙間が広が
り、この合わせ目12の隙間に光ファイバ2が噛み込ま
れ、光ファイバ2が損傷するという問題が生じる虞があ
るが、図3に示す如く、合わせ目12の両端1a,1bを
重ね合わせることにより、光ファイバ2の噛み込みの問
題を確実に防止することができるという効果が得られ
る。
【0036】また、図3に示すように合わせ目12の両端
1a,1bを重ね合わせた場合には、内側金属管11内に
充填されたジェリー3がこの合わせ目12から外側金属管
との隙間に漏れるのをより効果的に防止できる上に、た
とえ、この合わせ目12の上側に外側金属管13の合わせ目
14が位置してその合わせ目14にレーザビームによる溶接
が行われた場合にも、そのレーザビームがジェリー3に
直接照射するのを確実に防止でき、レーザビームの直接
照射によるジェリー3の焼失を確実に防止できるという
効果が得られることになる。合わせ目をつきあわせた場
合又は合わせ目を重ね合わせた場合においても、内側金
属管11の合わせ目12の金属板の角を図5に示す如く丸め
ておくことは光ファイバへの傷の発生を防ぐために有効
である。
1a,1bを重ね合わせた場合には、内側金属管11内に
充填されたジェリー3がこの合わせ目12から外側金属管
との隙間に漏れるのをより効果的に防止できる上に、た
とえ、この合わせ目12の上側に外側金属管13の合わせ目
14が位置してその合わせ目14にレーザビームによる溶接
が行われた場合にも、そのレーザビームがジェリー3に
直接照射するのを確実に防止でき、レーザビームの直接
照射によるジェリー3の焼失を確実に防止できるという
効果が得られることになる。合わせ目をつきあわせた場
合又は合わせ目を重ね合わせた場合においても、内側金
属管11の合わせ目12の金属板の角を図5に示す如く丸め
ておくことは光ファイバへの傷の発生を防ぐために有効
である。
【0037】なお、図1に示す如く、内側金属管11の合
わせ目12を突き合わせた構造とした場合、外側金属管13
の合わせ目14を内側金属管の合わせ目12の位置と一致さ
せた場合においても、合わせ目14をレーザビームで溶接
する際、外側金属管13の内側に内側金属管11が配置さ
れ、内側金属管11の合わせ目12の隙間の幅は狭いので、
レーザビームが内側金属管11内のジェリーに直接照射さ
れ難くなり、このため、従来の単一の金属管5の合わせ
目4をレーザビームで溶接する場合に比べ、ジェリー3
へのレーザビームの照射量が少なくなり、ジェリー3が
燃えるのを抑制できるので、従来例の光ケーブルに対
し、ジェリー3の充填率を高めることが可能である。た
だ、本実施形態例の如く、内側金属管11の合わせ目12に
対し、外側金属管13の合わせ目14を円周方向に位置をず
らすことにより、外側金属管13の合わせ目14を溶接する
レーザビームがジェリー3に直接照射されるという現象
を確実に防止できるので、ジェリー3の焼失を防止して
ジェリー3の充填率をより一層高める上では合わせ目12
と14の位置を円周方向にずらすことが望ましい。
わせ目12を突き合わせた構造とした場合、外側金属管13
の合わせ目14を内側金属管の合わせ目12の位置と一致さ
せた場合においても、合わせ目14をレーザビームで溶接
する際、外側金属管13の内側に内側金属管11が配置さ
れ、内側金属管11の合わせ目12の隙間の幅は狭いので、
レーザビームが内側金属管11内のジェリーに直接照射さ
れ難くなり、このため、従来の単一の金属管5の合わせ
目4をレーザビームで溶接する場合に比べ、ジェリー3
へのレーザビームの照射量が少なくなり、ジェリー3が
燃えるのを抑制できるので、従来例の光ケーブルに対
し、ジェリー3の充填率を高めることが可能である。た
だ、本実施形態例の如く、内側金属管11の合わせ目12に
対し、外側金属管13の合わせ目14を円周方向に位置をず
らすことにより、外側金属管13の合わせ目14を溶接する
レーザビームがジェリー3に直接照射されるという現象
を確実に防止できるので、ジェリー3の焼失を防止して
ジェリー3の充填率をより一層高める上では合わせ目12
と14の位置を円周方向にずらすことが望ましい。
【0038】さらに、上記実施形態例では、内側金属管
11内に1本の光ファイバ2を収容したが、内側金属管11
に収容する光ファイバ2の本数は限定されす、2本以上
の複数本としてもよい。
11内に1本の光ファイバ2を収容したが、内側金属管11
に収容する光ファイバ2の本数は限定されす、2本以上
の複数本としてもよい。
【0039】さらに、上記実施形態例では、内側金属管
11と外側金属管13を円管形状としたが、これら内側金属
管11と外側金属管の外径形状は円形でなくともよく、例
えば、四角形等の他の形状にしたものでもよい。
11と外側金属管13を円管形状としたが、これら内側金属
管11と外側金属管の外径形状は円形でなくともよく、例
えば、四角形等の他の形状にしたものでもよい。
【0040】さらに、内側金属管11の合わせ目12と外側
金属管13の合わせ目14の位置をずらす形態としては、図
6に示すように、合わせ目12,13は平行状ではなく交差
させる形態としてもよい。
金属管13の合わせ目14の位置をずらす形態としては、図
6に示すように、合わせ目12,13は平行状ではなく交差
させる形態としてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は光ファイバがジェリーに埋もれ
て収容されている内側金属管の合わせ目を非溶接状態と
し、この内側金属管の外側をほぼ密接被覆状態とした外
側金属管で覆い、その外側金属管の合わせ目を溶接する
ように構成したので、その外側金属管の合わせ目を例え
ばレーザビームで溶接する際、そのレーザビームが内側
金属管内に充填されているジェリーに直接照射するのを
抑制でき、これにより、溶接時に内側金属管に収容され
ているジェリーがレーザビームの照射を受けて燃えるの
を防止できる。このため、内側金属管内に充填するジェ
リーの充填率を高め、光ケーブルの長さ方向におけるジ
ェリーの充填率のばらつきを小さくすることができると
共に、充填率の上昇により、光ケーブルの熱伝導性が向
上し、光ケーブルの耐振動特性も向上し、本発明の光ケ
ーブルを用いて温度検出領域の温度を応答性良く正確に
高精度のもとで検出できるという効果が得られる。
て収容されている内側金属管の合わせ目を非溶接状態と
し、この内側金属管の外側をほぼ密接被覆状態とした外
側金属管で覆い、その外側金属管の合わせ目を溶接する
ように構成したので、その外側金属管の合わせ目を例え
ばレーザビームで溶接する際、そのレーザビームが内側
金属管内に充填されているジェリーに直接照射するのを
抑制でき、これにより、溶接時に内側金属管に収容され
ているジェリーがレーザビームの照射を受けて燃えるの
を防止できる。このため、内側金属管内に充填するジェ
リーの充填率を高め、光ケーブルの長さ方向におけるジ
ェリーの充填率のばらつきを小さくすることができると
共に、充填率の上昇により、光ケーブルの熱伝導性が向
上し、光ケーブルの耐振動特性も向上し、本発明の光ケ
ーブルを用いて温度検出領域の温度を応答性良く正確に
高精度のもとで検出できるという効果が得られる。
【0042】また、本発明はジェリーと光ファイバが収
容される内側金属管の外側をほぼ密接被覆状態で外側金
属管で覆っているので、外側金属管の合わせ目を溶接す
る際、その外側金属管の合わせ目から内側金属管に収容
されているジェリーが溢れ出るのを抑制でき、これによ
り、溢れ出るジェリーによりレーザビームの熱が奪われ
るあるいはジェリーの燃焼物が金属板の合わせ目に付着
することがないので、外側金属管の合わせ目の溶接を安
定に行うことができ、その溶接の信頼性を充分に高める
ことが可能である。
容される内側金属管の外側をほぼ密接被覆状態で外側金
属管で覆っているので、外側金属管の合わせ目を溶接す
る際、その外側金属管の合わせ目から内側金属管に収容
されているジェリーが溢れ出るのを抑制でき、これによ
り、溢れ出るジェリーによりレーザビームの熱が奪われ
るあるいはジェリーの燃焼物が金属板の合わせ目に付着
することがないので、外側金属管の合わせ目の溶接を安
定に行うことができ、その溶接の信頼性を充分に高める
ことが可能である。
【0043】特に、内側金属管の合わせ目を重なり合わ
せた構成のものにあっては、その内側金属管内に充填さ
れているジェリーの封じ込め効果が高められ、外側金属
管の合わせ目の溶接時にレーザビームが直接内側金属管
内のジェリーに照射されることを完璧に防止できると共
に、外側金属管の合わせ目へのジェリーの溢れ出しをよ
り効果的に防止できるので、溶接の安定性をさらに高め
ることが可能となる。
せた構成のものにあっては、その内側金属管内に充填さ
れているジェリーの封じ込め効果が高められ、外側金属
管の合わせ目の溶接時にレーザビームが直接内側金属管
内のジェリーに照射されることを完璧に防止できると共
に、外側金属管の合わせ目へのジェリーの溢れ出しをよ
り効果的に防止できるので、溶接の安定性をさらに高め
ることが可能となる。
【0044】また、外側金属管の合わせ目を内側金属管
の合わせ目に対し周方向に位置をずらして成る構成のも
のにあっても、同様に、外側金属管の合わせ目の溶接の
レーザビームが内側金属管内のジェリーに直接照射する
のを防止できると共に、内側金属管の外側は外側金属管
により密接被覆状態で覆われるので、内側金属管内のジ
ェリーが合わせ目の位置がずれている外側金属管の合わ
せ目側に溢れ出るのを確実に防止できるので、外側金属
管の合わせ目の溶接を安定に行うことができ、その溶接
接続の信頼性を充分に高めることが可能である。
の合わせ目に対し周方向に位置をずらして成る構成のも
のにあっても、同様に、外側金属管の合わせ目の溶接の
レーザビームが内側金属管内のジェリーに直接照射する
のを防止できると共に、内側金属管の外側は外側金属管
により密接被覆状態で覆われるので、内側金属管内のジ
ェリーが合わせ目の位置がずれている外側金属管の合わ
せ目側に溢れ出るのを確実に防止できるので、外側金属
管の合わせ目の溶接を安定に行うことができ、その溶接
接続の信頼性を充分に高めることが可能である。
【0045】また、前記の如く、内側金属管の合わせ目
を重ね合わせにしたり、外側金属管の合わせ目を内側金
属管の合わせ目から周方向に位置をずらした構成とする
ことにより、外側金属管の合わせ目の溶接のレーザビー
ムが内側金属管に収容されているジェリーに直接照射さ
れるのを完璧に防止してそのレーザビームの直接照射に
よってジェリーが燃えるのを防止できる上に、外側金属
管の熱伝導の拡散効果によりその合わせ目の溶接の熱が
内側金属管を介してジェリーに発火点に近い高温となっ
て伝わることがない。たとえ、その伝導熱が万が一ジェ
リーの発火点温度になったとしても、内側金属管と外側
金属管はほぼ密接状態となっているので、その内側金属
管と外側金属管の間に介在する空気量は極めて少なく、
そのため、ジェリーが燃えることはない。
を重ね合わせにしたり、外側金属管の合わせ目を内側金
属管の合わせ目から周方向に位置をずらした構成とする
ことにより、外側金属管の合わせ目の溶接のレーザビー
ムが内側金属管に収容されているジェリーに直接照射さ
れるのを完璧に防止してそのレーザビームの直接照射に
よってジェリーが燃えるのを防止できる上に、外側金属
管の熱伝導の拡散効果によりその合わせ目の溶接の熱が
内側金属管を介してジェリーに発火点に近い高温となっ
て伝わることがない。たとえ、その伝導熱が万が一ジェ
リーの発火点温度になったとしても、内側金属管と外側
金属管はほぼ密接状態となっているので、その内側金属
管と外側金属管の間に介在する空気量は極めて少なく、
そのため、ジェリーが燃えることはない。
【0046】このように、本発明の構成とすることによ
り、ジェリーが溶接時に燃えることはないのでジェリー
の充填率を充分に高めることができ、その結果、光ケー
ブルの長さ方向にわたってジェリーの充填率のばらつき
の小さい光ケーブルが得られ、さらに、熱伝導性に優
れ、温度変化に対する応答性に優れた高精度の温度検出
が可能な今までにない高品質な温度検出用の光ケーブル
を提供することが可能となるものである。
り、ジェリーが溶接時に燃えることはないのでジェリー
の充填率を充分に高めることができ、その結果、光ケー
ブルの長さ方向にわたってジェリーの充填率のばらつき
の小さい光ケーブルが得られ、さらに、熱伝導性に優
れ、温度変化に対する応答性に優れた高精度の温度検出
が可能な今までにない高品質な温度検出用の光ケーブル
を提供することが可能となるものである。
【0047】さらに、外側金属管の表面に合成樹脂(プ
ラスチック)の被覆層が形成さている構成としたものに
あっては、外側金属管の錆の発生を防止でき、これによ
り、長期使用の信頼性を高め、光ケーブルの長寿命化を
達成することが可能となる。
ラスチック)の被覆層が形成さている構成としたものに
あっては、外側金属管の錆の発生を防止でき、これによ
り、長期使用の信頼性を高め、光ケーブルの長寿命化を
達成することが可能となる。
【図1】本発明に係る光ケーブルの一実施形態例の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本実施形態例の光ケーブルの製造方法を示す説
明図である。
明図である。
【図3】本発明に係る光ケーブルの他の実施形態例の構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図4】本実施形態例の光ケーブルの温度検出特性を従
来例の光ケーブルの温度検出特性と比較状態で示すグラ
フである。
来例の光ケーブルの温度検出特性と比較状態で示すグラ
フである。
【図5】内側金属管の合わせ目の角に丸味を施した実施
形態例の説明図である。
形態例の説明図である。
【図6】内側金属管の合わせ目と外側金属管の合わせ目
の他のずれ形態を示す説明図である。
の他のずれ形態を示す説明図である。
【図7】従来例の光ケーブルの製造方法を示す説明図で
ある。
ある。
2 光ファイバ 3 ジェリー 11 内側金属管 12,14 合わせ目 13 外側金属管
Claims (4)
- 【請求項1】 金属板材の整形により横断面が環状に形
成されてその金属板材の合わせ目が非溶接状態で長さ方
向に連続して成る内側金属管内に光ファイバがジェリー
と共に収容され、前記内側金属管は外被用金属板材の整
形により横断面が環状に形成されてその外被用金属板材
の合わせ目が溶接されて長さ方向に連続して成る外側金
属管内にほぼ密接被覆状態で収容されていることを特徴
とする光ケーブル。 - 【請求項2】 内側金属管の合わせ目は横断面が環状に
整形された金属板材の両端側が重なり合わされているこ
とを特徴とする請求項1記載の光ケーブル。 - 【請求項3】 外側金属管の合わせ目は内側金属管の合
わせ目に対し周方向に位置をずらして設けられているこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ケーブ
ル。 - 【請求項4】 外側金属管の外表面には合成樹脂の被覆
層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求
項2又は請求項3記載の光ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327623A JPH10153725A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327623A JPH10153725A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 光ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10153725A true JPH10153725A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18201125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8327623A Pending JPH10153725A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 光ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10153725A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6674945B1 (en) | 1999-08-18 | 2004-01-06 | Ccs Technology, Inc. | Electric conductors incorporating optical fibres |
| JP2017068220A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 古河電気工業株式会社 | 金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造及び接続方法 |
| JP2023149038A (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-13 | 日鉄溶接工業株式会社 | 光ファイバ保護金属管及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP8327623A patent/JPH10153725A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6674945B1 (en) | 1999-08-18 | 2004-01-06 | Ccs Technology, Inc. | Electric conductors incorporating optical fibres |
| JP2017068220A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 古河電気工業株式会社 | 金属管被覆光ファイバケーブルの接続構造及び接続方法 |
| JP2023149038A (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-13 | 日鉄溶接工業株式会社 | 光ファイバ保護金属管及びその製造方法 |
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