JPH10153810A - セクタ開閉装置 - Google Patents

セクタ開閉装置

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JPH10153810A
JPH10153810A JP31479396A JP31479396A JPH10153810A JP H10153810 A JPH10153810 A JP H10153810A JP 31479396 A JP31479396 A JP 31479396A JP 31479396 A JP31479396 A JP 31479396A JP H10153810 A JPH10153810 A JP H10153810A
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JP
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sector
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driving member
closing
driving
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Application number
JP31479396A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
孝一 小林
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Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動のセクタ開閉装置でモータの回転
誤差がセクタ開口位置に影響を与えず,且つ閉鎖応答性
を向上させる。 【解決手段】 モータ3の回転によって駆動部材2を走
行させ,セクタ7,8を駆動するためのセクタ駆動部材
5をカム駆動するセクタ開閉装置において,所望の口径
値に対応してセクタ開口カム縁2d等を複数連設し,各
セクタ開口カム縁の終端部分にセクタ開口位置を維持す
る平坦部2h等を形成する。各セクタ開口縁の間にはセ
クタを閉鎖し得るセクタ閉鎖縁2m等を形成し,所望の
口径値をセクタ開口縁の終端部の平坦部で維持した後に
隣接するセクタ閉鎖縁によってセクタを閉鎖させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,モータを駆動源と
して撮影用光路を開閉するためのセクタ開閉装置に関
し,特に被写体像を撮像素子に結像せしめ,撮像素子か
ら出力された画像データをデジタル記憶する様にした所
謂電子スチルカメラに最適なセクタ開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動源として撮影用光路を開閉
するセクタ開閉装置が従来より知られており,その代表
的な一例を図9に示す。図9において,1はシャッタ地
板であり,地板1の中央部分には露出用開口1aが形成
されている。2は例えば駆動部材の一例である駆動リン
グであり,駆動リング2は露出用開口1aの周囲を所定
の角度範囲で旋回自在に地板1の手前側(例えばレンズ
側)に支持されている。3aはステップモータ3(図示
は後)のロータであり,地板1に対して固定的な回転軸
に回転自在に支持され,ロータ3aを挟んでヨーク3b
・3cが配置されるとともに,各ヨーク3b・3cには
コイル3d・3eが各々捲着されており,コイル3d・
3eにA相・B相のパルスを供給することによりロータ
3aはステップ回転する。3fはロータの回転に伴って
ステップ回転するピニオンであり,ピニオン3fの回転
は大径車と小径車とが一体に形成された2段ギア4を介
して駆動リング2の外縁部に部分形成されたラック2a
に伝達される。即ち,出力ピニオン3fが回転すること
により駆動リング2は同方向に回転する。図9は駆動リ
ング1の初期位置状態を示しており,初期位置では駆動
リング2の外縁に突出形成されたストッパ突片2bが地
板1に植設されたストッパピン1bに当接し,駆動リン
グ2の左旋限が規制されている。
【0003】次に,5は図外のセクタを開閉駆動するた
めの例えばセクタ駆動部材の一例たるセクタ駆動レバー
であり,セクタ駆動レバー5は地板1上の軸1cに揺動
可能に支持されており,セクタ駆動レバー5の表面に植
設された係止ピン5aと地板1に植設された係止ピン1
dとの間にはスプリング6がかけられており,セクタ駆
動レバー5はスプリング6から右旋方向の付勢力を与え
られている。セクタ駆動レバー5の先端部には図外のセ
クタを開閉駆動するためのセクタ連結ピン5bが表面か
ら裏面に貫通して植設されており,セクタ駆動レバー5
と図外のセクタとは,セクタ駆動レバー5が軸1cを中
心に反時計方向に旋回する時に図外のセクタが開口作動
する様に関連付けられている。セクタ連結ピン5bは地
板1に形成された揺動規制孔1eを貫通して図外のセク
タと連結されており,揺動範囲規制孔1eはセクタ駆動
レバー5の揺動範囲を規制している。尚,図9に示す初
期状態ではセクタ駆動レバー5は揺動範囲規制縁1eに
よってセクタ閉鎖位置で規制されている。駆動リング2
の外縁にはセクタ駆動レバー5をスプリング6の付勢力
に抗して左旋させるためのカム縁2cが形成されてお
り,駆動リング2が図9に示す状態から時計方向に回転
する過程でカム縁2cがセクタ連結ピン5bを押しなが
らセクタ駆動レバー5を反時計方向に回転させる様に構
成されている。即ち,セクタ連結ピン5bはカム縁2c
にたいするカムフォロアとしても作用する。
【0004】さて,図9に示す様な構成において,ロー
タ3aを時計方向に回転させて,駆動リング2を時計方
向に回転させるとカム縁2cがセクタ連結ピン5bを押
し上げながらセクタ駆動レバー5を軸1cを中心にして
反時計廻りに回転させ,図外のセクタを開口させる。こ
の時図外のセクタの開口径は駆動リング2の右旋角度に
よって決定されるので,ロータ3aの時計方向の回転ス
テップ数を適宜制御することによって所望の口径値を得
たならばロータ3aを反時計方向に回転させて,露出動
作を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて,上記図9に示す
様な構成のセクタ開閉装置は所謂コンパクトカメラ用の
ためのプログラムシャッタとして広く普及しているが,
近年ではパソコンを代表とするデジタル機器の急速な普
及に伴って伝統的な銀塩写真方式のスチルカメラに代え
て被写体像を撮像素子に結像せしめ,該撮像素子から出
力された画像データをデジタル記憶する様にした所謂電
子スチルカメラが広く普及してきている。ところでこの
種のデジタルスチルカメラの場合撮像素子として使用さ
れるCCDは銀塩フィルムに比較して有効露光域が狭く
セクタの位置精度が高度に要求される。図9に示す様な
従来の該種セクタ開閉装置の場合,連続的なカム縁2c
によって口径値を制御しているため,ロータ3aのステ
ップ回転位置における僅かな誤差が生じてもセクタの開
口径が変動し,デジタルスチルカメラに要求されるセク
タの位置精度を維持するのが困難であるという問題が生
じている。この様な問題を解決するためにカム縁3cの
形状を階段状に形成すればステップ回転位置における多
少の誤差はセクタ位置精度に重大な影響を与えなくなる
が,カム縁3cを階段状に形成した場合には露出用開口
1aの閉鎖動作がなだらかなものとならず,又,閉鎖時
間も長期化するという問題が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
に鑑みてなされたものであり,モータのステップ回転位
置の若干の誤差がセクタ位置精度に重大な影響を与え
ず,しかもセクタ閉鎖特性に優れたセクタ開閉装置を提
供することを目的とする。
【0007】本説明のセクタ開閉装置は:正逆回転可能
なモータと,該モータの回転が伝達されて走行する駆動
部材と,露出用開口を開閉する複数枚構成のセクタと,
該複数枚のセクタと直接又は間接的に連結されるととも
にセクタ閉鎖方向に向けての付勢力を受けているセクタ
駆動部材とを有するとともに,前記駆動部材には前記セ
クタ駆動部材を前記付勢力に抗してセクタ開口方向に駆
動するためのカム部が形成されたセクタ開閉装置を前提
として:前記駆動部材には,前記カム部として,前記セ
クタ駆動部材を前記付勢力に抗して所望の口径位置まで
駆動する傾斜部を有するとともに作動方向の終端部で前
記セクタ駆動部材を前記所望の口径位置で維持し得る平
坦部を有する複数のセクタ開口縁が形成されるととも
に,該各々のセクタ開口縁の中間に前記セクタ駆動部材
を前記付勢力によって少なくともセクタ全閉位置まで復
帰させるセクタ閉鎖縁が形成されたことにより,上記目
的を達成する。又,より望ましくは:本発明のセクタ開
閉装置は上記を前提として:前記駆動部材には,該駆動
部材が初期位置から一方に走行する時に前記セクタ駆動
部材を作動させるためのカム部と,該駆動部材が前記初
期位置から他方に走行する時に前記セクタ駆動部材を作
動させるためのカム部とが形成されている。更に望まし
くは,本発明のセクタ開閉装置は上記を前提として:前
記セクタにより開閉される像面位置に配設された撮像素
子と:前記駆動部材の走行に伴って所望される口径位置
に対応した前記セクタ開口縁がセクタ駆動部材を駆動し
た時点で前記駆動部材の走行を停止させ,所望される露
出秒時に対応した時間が経過したタイミングで前記セク
タ駆動部材が前記付勢力で閉鎖位置に復帰し得る位置ま
で前記駆動部材を走行させる駆動部材制御手段と:前記
駆動部材の走行が停止された後に前記撮像素子を作動さ
せ,前記セクタ駆動部材が閉鎖位置に復帰した後に前記
撮像素子の画像出力を取り込む画像データ取込制御手段
とを具備している。
【0008】即ち,本発明のセクタ駆動装置は,駆動部
材にはカム部として所望される各々の口径値毎のセクタ
開口縁が形成されており,複数のセクタ開口縁中の所望
される口径値に対応したセクタ開口縁がセクタ駆動部材
をセクタ閉鎖方向の付勢力に抗して開口作動させる。こ
の時セクタ開口縁の作動方向の終端部には平坦部が形成
されているので,駆動部材の位置に若干の誤差が生じて
も,セクタ駆動部材の位置には影響が生じない。各々セ
クタ開口縁の中間にはセクタ駆動部材を前記付勢力によ
って少なくともセクタ全閉位置まで復帰させるセクタ閉
鎖縁が形成されているので,所望される露出秒時に対応
したタイミングでセクタ閉鎖縁がセクタ駆動部材をセク
タ全閉位置に復帰させるまで駆動部材を走行させること
によって露出動作が終了する。又,駆動部材が初期位置
を中心として何れの方向に作動した時にもセクタ駆動部
材を作動させるためのカム部が形成された場合には,目
的となる口径値に応じて駆動部材の駆動方向を適宜選択
することより,駆動部材の平均ストロークを減じること
が可能となり,全体としての応答性が向上する。本発明
は本発明のセクタ開閉装置とは別のセクタ開閉装置を備
えれば,所謂銀塩写真方式のスチルカメラに対しても適
用可能なものであるが,特に,セクタにより開閉される
像面位置に配設された撮像素子と,前記駆動部材の走行
に伴って所望される口径位置に対応した前記セクタ開口
縁がセクタ駆動部材を駆動した時点で前記駆動部材の走
行を停止させ,所望される露出秒時に対応した時間が経
過したタイミングで前記セクタ駆動部材が前記付勢力で
閉鎖位置に復帰し得る位置まで前記駆動部材を走行させ
る駆動部材制御手段と:前記駆動部材の走行が停止され
た後に前記撮像素子を作動させ,前記セクタ駆動部材が
閉鎖位置に復帰した後に前記撮像素子の画像出力を取り
込む画像データ取込制御手段とを具備する場合には,所
望の口径位置に対押したセクタ開口縁がセクタ駆動部材
を開口駆動するまでは撮像素子を非作動状態にしておく
ことが可能となるので,別のセクタ開閉装置を設ける必
要性がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の1実
施例を詳細に説明する。図1は本発明の好ましい実施の
態様に係るセクタ開閉装置をレンズ側から見た機構図で
あり,図9に示す従来例と重複する構成要素に関しては
図9と同一の符号を付して冗長な説明は割愛する。図1
において,駆動リング2には駆動リング2が時計方向に
回転する過程でセクタ駆動レバー5をスプリング6の付
勢力に抗して反時計方向に回転させるための傾斜を有す
るセクタ開口縁2d,2e,2f,2gが形成されてい
る。図2は駆動リング2のセクタ開口縁2d,2e,2
f,2gが形成されている部分を直線的に展開した説明
図であり,図2においては駆動リング2の図面上で右方
向への移動が図1における駆動リング2の時計方向の回
転と等価に作用する。各セクタ開口縁2d,2e,2
f,2gの高さがセクタ駆動レバー5の反時計廻りの回
転量に対応するので,図2に示す様に各セクタ開口縁2
d,2e,2f,2gの高さには所望される口径値に対
応して差が設けられており,例えばセクタ開口縁2dが
F16に,セクタ開口縁2eがF11に,セクタ開口縁
2fがF8に,セクタ開口縁2gがF5.6に各々対応
する。又,各セクタ開口縁2d,2e,2f,2gの作
動方向の終端部にはセクタ駆動レバー5の旋回角度を維
持するための平坦部2h,2i,2j,2kが形成され
ており,セクタ駆動レバー5のセクタ連結ピン5bが各
々の平坦部2h,2i,2j,2kに乗り上げている限
りにおいては,駆動リング2が左右に若干揺れてもセク
タ駆動レバー5の旋回角度に変化は生じない。又,各セ
クタ開口縁2d,2e,2f,2gの間には前記セクタ
駆動レバー5をスプリング6の付勢力によって少なくと
もセクタ全閉位置まで復帰させるセクタ閉鎖縁2m,2
n,2pが形成されている。
【0010】次に,図3はセクタ駆動レバー5に連結さ
れて露出用開口1aを開閉するセクタを示す機構図であ
り,セクタ7及び8は一点左旋で仮想的に示す地板1の
裏面の軸1f,1gに各々揺動自在に支持されている。
各々のセクタ7,8には係合用の長溝7a,8aが形成
されており,セクタ駆動レバー5に形成されたセクタ連
結ピン5bが長溝7a,8aと係合し,セクタ駆動レバ
ー5が反時計廻りに回転するとセクタ7は軸1fを中心
に時計廻りに,セクタ8は軸1gを中心に反時計廻りに
回転して露出用開口1aを開口する様になされている。
尚,図3はセクタ7,8が露出用開口1aを閉鎖した初
期状態を示している。
【0011】図4は,本発明の制御系のブロック図であ
り,3,7,8は各々既述のステップモータ3及びセク
タ7,8を示している。10は撮影用のレンズ,11は
例えば電荷結合素子(CCD)等を使用した固体撮像素
子(以下単に,CCDと称する。)で有り,撮像素子1
1の出力データは画像記憶部12に入力される。又,1
3はステップモータ3に駆動パルスを供給するモータド
ライバ,14は受光素子や光積分回路をを有する測光部
であり,これらは制御部15の制御下に置かれている。
【0012】次に,上記事項,図5のタイムチャート,
図6及び図7の状態変化を示す図を参照して上記実施例
の動作を説明する。先ず,初期状態に於いて,機構は図
1及び図3に示す状態にある。撮影者によって図外のシ
ャッタレリーズスイッチが操作されると制御部15はモ
ータドライバ13に制御信号を供給してステップモータ
3に対して正転用のパルスを供給し,ピニオン3fは時
計廻りにステップ回転する。ピニオン3fの回転は2段
ギア4を介してラック2aに伝達され,駆動リング2は
時計方向にステップ回転する。
【0013】駆動リング2が時計廻りに回転する過程で
セクタ駆動レバー5のセクタ連結ピン5bがセクタ開口
縁2d,2e,2f,2gを順次乗り上げる時にセクタ
駆動レバー5は軸1cを中心に反時計方向に所定角度回
転する。そして,セクタ連結ピン5bは地板1の裏面で
セクタ7,8に形成された長溝7a,8aと係合してい
るので,セクタ駆動レバー5が反時計廻りに回転するこ
とに伴ってセクタ7,8は露出用開口1aを開口する。
図6はセクタ駆動レバー5のセクタ連結ピン5bがセク
タ開口縁2dから平坦部2hに乗り上げた状態を示して
おり,この時セクタ7,8は最小口径(例えばF16)
に開口している。又,図7はセクタ駆動レバー5のセク
タ連結ピン5bがセクタ開口縁2gから平坦部2kに乗
り上げた状態を示しており,この時セクタ7,8は最大
口径(例えばF5.6)に開口している。
【0014】さて,図5のタイムチャートはセクタ7,
8が最大口径まで開口する場合の動作を示しており,開
口波形曲線が示す様に,セクタ連結ピン5bがセクタ開
口縁2d,2e,2f及び平坦部2h,2i,2jを乗
り越える毎にセクタ7,8は露出用開口1aを開口す
る。しかしながら,この時点ではCCD11の電源がオ
フしているので,上記露出用開口1aの開口動作は画像
データには影響を与えない。銀塩フィルムを使用したカ
メラの場合には露出用開口1aを全開,全閉するための
別のセクタ装置を設けることにより本発明を適用でき
る。
【0015】さて,図7に示す様にセクタ連結ピン5b
がセクタ開口縁2gから平坦部2kに乗り上げるまで駆
動リング2が時計廻りに回転すると,制御部15はモー
タドライバ13を制御してステップモータ3の回転を停
止させる。従って,セクタ7,8は図7に示す様に露出
用開口1aを全開した状態で停止する。そして,この時
セクタ連結ピン5bは平坦部2kに乗り上げているの
で,駆動リング2の回転位置に若干の誤差が生じてもセ
クタ連結ピン5bが平坦部2kから落下しない限度の誤
差である限り,開口精度に影響は及ぼさない。
【0016】この様にして駆動リング2の回転を停止
し,セクタ7,8による露出用開口1aの開口径が定ま
った後に制御部15はCCD11の電源をオンにすると
ともに,測光部14に被写界光の測光動作を開始させ
る。測光動作の開始後の積算受光量が所望量に達する
と,測光部14はAE終了信号を発生し,このAE終了
信号を受け付けると制御部15はモータドライバ13を
制御してステップモータ3を逆転(反時計廻り)させ
る。従って,ピニオン3fは反時計廻りに回転し,ピニ
オン3fの回転は2段ギア4及びラック2aを介して駆
動リング2に伝達され,駆動リング2を反時計廻りに回
転する。この駆動リング2の反時計廻りの回転によって
セクタ連結ピン5bはセクタ開口縁2gを下ってセクタ
閉鎖縁2pに至り,セクタ連結ピン5bがセクタ閉鎖縁
2pに至るまで駆動リング2を反時計廻りに回転させた
時点で制御部15はモータドライバ13を介してステッ
プモータ3の回転を停止させ,以て駆動リング2の回転
を停止させる。
【0017】セクタ連結ピン5bにセクタ閉鎖縁2pに
至るまでセクタ駆動レバー5が時計廻りに回転すると露
出用開口1aはセクタ7,8によって閉鎖され,制御部
15は画像記憶部12を制御してCCD11の出力であ
る画像データを画像記憶部12に記憶させる。この画像
記憶データの記憶が完了したタイミングで制御部13は
CCD11の電源をオフして一回の撮影動作を完了し,
その後モータドライバ13を制御して駆動リング2を初
期位置まで復帰させる。即ち,制御部15はモータドラ
イバ13を制御してステップモータ3の逆転を再開さ
せ,ピニオン3fの反時計方向の回転が伝達されて,駆
動リング2を反時計方向に回転させる。
【0018】駆動リング2が反時計方向に回転する過程
で,セクタ連結ピン5bが平坦部2j,2i,2h及び
セクタ開口縁2f,2e,2dを乗り越える毎にセクタ
7,8は露出用開口1aを開口する。しかしながら,こ
の時点ではCCD11の電源が既にオフしているので,
上記露出用開口1aの開口動作は画像データには影響を
与えない。そして,駆動リング2の反時計方向の回転動
作がストッパピン1bで抑制されるまでステップモータ
3を逆転させることによって露出動作を完了する。
【0019】次に,図8は本発明の変形例を示す機構図
であり,図1と共通する要素に関しては図1と共通する
符号を付して冗長な説明は省略する。図8は変形例の初
期状態を示しており,この変形例は図示する初期状態に
おいて,小口径(例えばF16やF11)に対応したセ
クタ開口縁2q及び2rが駆動リング2が初期状態から
時計方向に回転した時にセクタ連結ピン5bに対して作
用する位置に形成され,大口径(例えばF8やF5.
6)に対応したセクタ開口縁2s及び2tが駆動リング
2が初期状態から反時計方向に回転した時にセクタ連結
ピン5bに対して作用する位置に形成されている。従っ
て,この図8に示す変形例の場合には,所望される口径
値に対応して駆動リング2の回転方向を適宜選択するこ
とによって所望の口径に達するまでの駆動リング2の回
転量の平均値を低下させることが出来,一回の撮影に要
する時間の平均値を低減できる。
【0020】尚,上記においては,露出用開口1aを開
口した後に駆動リング2を逆転させることによって露出
用開口1aを閉鎖する様にした動作例を示したが,駆動
リング2の正転動作により隣接するセクタ閉鎖縁にセク
タ連結ピン5bを落下させることによって露出用開口1
を閉鎖させる様にすることも可能である。又,上記にお
いては,4段階の口径値を選択使用できる様にした例を
示したが,カムの段数を増加させることによって選択可
能な口径値を増加させることが可能なことはいうまでも
ない。更に,上記においては,駆動リング2の回転量が
増加することにより小口径から大口径に開口される様に
した例を示したが,必ずしも口径の変化段数が連続する
必要性はない。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,モ
ータの回転位置に生じる若干の誤差はセクタの開口精度
に対して影響を与えなくなるので,電子スチルカメラの
様に口径値の精度が高度に要求されるカメラに適用され
るセクタ開閉装置として最適の特性を得ることができ
る。又,セクタの閉鎖動作もセクタ閉鎖縁を使用した瞬
間的な閉鎖が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るセクタ開閉装置装置の
駆動機構部分の平面図。
【図2】上記図1におけるカム部分を直線上に展開して
示した拡大図。
【図3】本発明の1実施例に係るセクタ開閉装置のセク
タ周辺の初期状態における平面図。
【図4】本発明の制御系のブロック図。
【図5】本発明の動作例を示すタイムチャート。
【図6】図2に示すセクタが最小口径に設定された状態
を示す平面図。
【図7】図2に示すセクタが最大口径に設定された状態
を示す平面図。
【図8】本発明の変形例を示す平面図。
【図9】従来のセクタ開閉装置の平面図。
【符号の説明】
1a 露出用開口 1a 露出用開口 2 駆動リング 2d,2e,2f,2g セクタ開口縁 2h,2i,2j,2k 平坦部 2m,2n,2p セクタ閉鎖縁 3 モータ 5 セクタ駆動レバー 6 スプリング 7,8 セクタ 11 撮像素子 12 画像記憶部 15 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なモータと,該モータの回
    転が伝達されて走行する駆動部材と,露出用開口を開閉
    する複数枚構成のセクタと,該複数枚のセクタと直接又
    は間接的に連結されるとともにセクタ閉鎖方向に向けて
    の付勢力を受けているセクタ駆動部材とを有するととも
    に,前記駆動部材には前記セクタ駆動部材を前記付勢力
    に抗してセクタ開口方向に駆動するためのカム部が形成
    されたセクタ開閉装置において,前記駆動部材には,前
    記カム部として,前記セクタ駆動部材を前記付勢力に抗
    して所望の口径位置まで駆動する傾斜部を有するととも
    に作動方向の終端部で前記セクタ駆動部材を前記所望の
    口径位置で維持し得る平坦部を有する複数のセクタ開口
    縁が形成されるとともに,該各々のセクタ開口縁の中間
    に前記セクタ駆動部材を前記付勢力によって少なくとも
    セクタ全閉位置まで復帰させるセクタ閉鎖縁が形成され
    たことを特徴とするセクタ開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセクタ開閉装置におい
    て,前記駆動部材には,該駆動部材が初期位置から一方
    に走行する時に前記セクタ駆動部材を作動させるための
    カム部と,該駆動部材が前記初期位置から他方に走行す
    る時に前記セクタ駆動部材を作動させるためのカム部と
    が形成されたことを特徴とするセクタ開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のセクタ開閉
    装置において,前記セクタにより開閉される像面位置に
    配設された撮像素子と,前記駆動部材の走行に伴って所
    望される口径位置に対応した前記セクタ開口縁がセクタ
    駆動部材を駆動した時点で前記駆動部材の走行を停止さ
    せ,所望される露出秒時に対応した時間が経過したタイ
    ミングで前記セクタ駆動部材が前記付勢力で閉鎖位置に
    復帰し得る位置まで前記駆動部材を走行させる駆動部材
    制御手段と,前記駆動部材の走行が停止された後に前記
    撮像素子を作動させ,前記セクタ駆動部材が閉鎖位置に
    復帰した後に前記撮像素子の画像出力を取り込む画像デ
    ータ取込制御手段とを具備することを特徴とするセクタ
    開閉装置。
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