JPH10154382A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH10154382A
JPH10154382A JP31321097A JP31321097A JPH10154382A JP H10154382 A JPH10154382 A JP H10154382A JP 31321097 A JP31321097 A JP 31321097A JP 31321097 A JP31321097 A JP 31321097A JP H10154382 A JPH10154382 A JP H10154382A
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JP
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signal
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recording
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Application number
JP31321097A
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English (en)
Inventor
Kouji Kaniwa
耕治 鹿庭
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Koji Fujita
浩司 藤田
Yoshizumi Wataya
由純 綿谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テープ速度を通常速度に比べて大幅に速くした
高速サーチ再生においてもディジタル情報を高い確率で
検出可能とする。 【構成】ディジタル情報を記録時と実質的に等しい転送
レートで再生する第1の再生モードと、ディジタル情報
を記録時と実質的に異なる転送レートで再生する第2の
再生モードとを有し、上記第1の再生モードにおいては
所定の周波数の第1のクロックを用いて再生ディジタル
信号を処理し、上記第2の再生モードにおいては再生デ
ィジタル信号に同期した第2のクロックを用いて再生デ
ィジタル情報を処理するディジタル情報処理手段を備え
てなる構成とする。 【効果】多くの情報が記録されているテープにおいて、
再生時に必要とする任意の情報を高速且つ正確に検索す
ることが可能な情報記録再生装置を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
形のディジタル情報記録再生装置に係り、特にテープ走
行速度を通常速度と異ならせて再生する可変速再生時に
おけるディジタル情報の検出に好適な情報記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のヘリカルスキャン形VTRでは、
再生音声の高品位化をはかる傾向にある。その具体的手
段の1つとして、音声信号をディジタル信号に変換し、
1フィールド期間ごとに時間軸圧縮して、映像信号記録
トラックの延長上であり、少なくとも2つの回転ヘッド
が同時にテープ上を走査している期間(オーバーラップ
期間)に形成されるトラック区間にPCM記録する方法
が知られている。
【0003】このような音声信号の時間軸圧縮PCM記
録対応のVTRにおいて、例えば特開昭58−2224
02号に記載されているように、本来映像信号が記録さ
れるトラックにも時間軸圧縮PCM音声信号を記録する
方式が提案されている。(以下、この方式をPCMマル
チトラック記録方式と記す。)この提案は、映像信号記
録トラックを例えば5等分し、それぞれに時間軸圧縮P
CM音声信号を記録することにより、オーバーラップ期
間を含め、合計6つのPCM音声トラックを形成するも
のである。従って、このVTRをオーディオ専用機とし
て使用する場合は、通常のビデオ用として使用する場合
の6倍の記録時間が可能となり高品位なPCM音声の長
時間記録再生が実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
このシステムで記録時間が2時間のテープを用いる場合
を考えると、その記録時間は6倍の12時間となり普通
の音楽であれば100曲以上の記録が可能となる。その
ため、再生時に従来のVTRと同じように“再生”“巻
きもどし”,“速送り”の繰り返しによって再生しよう
とする曲の検索、いわゆる頭出しを行なうのでは非常に
煩わしく時間のかかるものとなる。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、テ
ープ速度を通常速度に比べて大幅に速くした高速サーチ
再生においてもディジタル情報を高い確率で検出可能と
し、多くの情報が記録されているテープにおいて、再生
時に必要とする任意の情報を高速且つ正確に検索するこ
とが可能な情報記録再生装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では以下の構成とする。すなわち、ディジタ
ル情報を記録あるいは再生する情報記録再生装置であっ
て、ディジタル情報を記録時と実質的に等しい転送レー
トで再生する第1の再生モードと、ディジタル情報を記
録時と実質的に異なる転送レートで再生する第2の再生
モードとを有し、上記第1の再生モードにおいては所定
の周波数の第1のクロックに基づき再生ディジタル信号
を処理し、上記第2の再生モードにおいては再生ディジ
タル信号に同期した第2のクロックに基づき再生ディジ
タル情報を処理するディジタル情報処理手段を備えてな
る構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
【0008】本実施例では、記録情報としてディジタル
信号に変換した音声信号を記録再生する場合を例にして
説明する。
【0009】図1は本発明を用い、再生時に任意の曲の
自動的な頭出しが可能な音声記録再生装置の全体ブロッ
ク図である。図1において、1,2は音声信号の入出力
端子、3は折り返し雑音防止用低域通過ろ波器(LP
F)、4は入力音声信号のダイナミックレンジ圧縮回
路、5はアナログ・ディジタル変換回路(A/Dコンバ
ータ)、6は「記録」「再生」「サーチ」「停止」等の
モードを制御するシステムコントローラ、7は記録内
容、プログラムナンバ,テープカウント等の情報を有す
るID信号の発生回路、8は上記ID信号のデコーダ、
27はID情報表示回路、9はPCMプロセッサに内蔵
されたクロック切り換え用スイッチの制御回路、10は
1フィールド期間のディジタル音声用メモリ、11はデ
ィジタル音声信号の変復調や再生時のエラー検出・訂正
等を行なうPCMプロセサ、12は記録アンプ、13は
テープ26上の記録・再生トラックの選択制御を行なう
マルチコントローラ、14は記録時及び再生時のシリン
ダ回転制御とテープ走行制御を行なうサーボ回路、15
はPCM信号処理の基準となるマスタークロックMCK
の発生回路、16はプリアンプ、17は再生PCM信号
の等化回路、18は等化された再生PCM信号よりクロ
ックを再生するとともに“1”,“0”データ識別をし
てPCMプロセサ11へ識別データPBDと再生クロッ
クPBCKを供給するデータ・ストローブ回路、20は
ディジタル・アナログ変換回路(D/Aコンバータ)、
21はサンプリングによって生じた不要高域成分を減衰
するLPF、22は再生音声信号のダイナミックレンジ
伸張回路、23は記録・再生切り換えスイッチ、24は
シリンダ、25は回転ヘッド、26は磁気テープであ
る。なお上記のダイナミックレンジの圧縮回路4とダイ
ナミックレンジの伸張回路20は合わせてノイズリダク
ションシステムを構成している。
【0010】図1において、入力端子1より入力された
音声信号RAはLPFにより折り返し雑音の原因となる
高域成分を充分に減衰された後、ダイナミックレンジの
圧縮回路4に入力され、ダイナミックレンジを1/2に
対数圧縮される。ダイナミックレンジを圧縮された音声
信号はA/Dコンバータ5により10ビットのディジタ
ル信号に変換されてPCMプロセッサ11に供給され
る。PCMプロセッサ11では、まず10ビットのディ
ジタル音声信号を伝送ビット数である8ビットに変換す
る。この10ビット・8ビット圧縮は、小振幅信号に対
しては上位2ビットを削除して10ビット精度のまま8
ビットで伝送し、振幅が大きくなるに従って、9ビット
精度,8ビット精度,そして最大振幅付近では7ビット
精度の8ビットデータとして伝送するものである。これ
は振幅が大きくなるほど量子化雑音が目だたなくなると
いう特性を利用したものであり、従って、8ビットの伝
送ビット数で10ビットと同程度のダイナミックレンジ
を確保するものである。ビット圧縮されたディジタル音
声データは、1フィールド期間毎にメモり10に記憶さ
れる。そして、インターリーブされた後、例えば132
のブロックに分割され、エラー検出・訂正符号及び、I
D信号発生回路7より供給されるIDビットが付加さ
れ、約1/6に時間軸圧縮される。この時間軸圧縮され
たディジタル音声信号は磁気記録に適した例えばバイ−
フェーズマーク信号に変調された後、マルチコントロー
ラ13より供給されるシリンダ24の回転位相に同期し
たPCMタイミング信号PCM30に従って、5.79
Mbpsの伝送レートで時間間欠的に記録アンプ12へ
供給され、記録時にはREC端子側に閉じているスイッ
チ23を介して磁気テープ26上に記録される。
【0011】それではここで上記のPCMタイミング信
号PCM30と時間軸圧縮PCM音声信号について、図
2,図3,及び図4を用いて説明する。
【0012】図2(A)は磁気テープのシリンダへのロ
ーディング状態を、(B)はPCMマルチトラック記録
方式で記録されるテープパターンを示している。この図
からわかるようにPCMマルチトラック記録方式では記
録又は再生しようとするトラック(図2のTr1,Tr2
…Tr6)に対応してヘッド25a及び25bの回転位相
に同期したタイミング信号PCM30が必要である。こ
のタイミング信号PCM30は図3(A)に示すマルチ
コントローラ13により発生される。マルチコントロー
ラ13はサーボ回路14より入力端子40を介して供給
されるヘッド回転位相検出信号SW30を基準にし、こ
の信号SW30の位相を36°×(N−1)〔Nは1,
2,…6〕ずつ遅らせた6種類の信号を発生する6相S
W30発生回路44と、この6相のタイミング信号の中
から記録又は再生しようとするトラックに応じて1つの
信号PCM30を選択すると共にその時の時間軸圧縮P
CM信号期間を表わすゲート信号SGTを発生するトラ
ックセレクト回路45により構成されている。図3
(B)のタイミングチャートにおいて、(1)はヘッド
位相検出信号SW30、(2)はPCMタイミング信号
PCM30、そして、(3)は時間軸圧縮PCM信号期
間を表わすゲート信号SGTである。上記(2)のPC
Mタイミング信号PCM30と(3)のゲート信号SG
Tで添字の1,2,…6は記録・再生時に選択されたト
ラックのナンバーに対応している。
【0013】なお、上記のヘッド位相検出信号SW30
は、シリンダ24の回転により発生するタックパルスT
Pを基準にしてサーボ回路14で作られる信号であり、
図2(A)のヘッド25aがテープ26の180°領域
を走査している期間がロウレベル・ヘッド25bがテー
プ26の180°領域を走査している期間がハイレベル
となる信号である。
【0014】図4に選択したトラックナンバーに対する
時間軸圧縮PCM信号RDの発生タイミング及び1つの
トラックのデータ構成を示す。図4において(1)はヘ
ッド位相検出信号SW30、(2)は入力音声信号R
A、(3)は各選択トラック(Tr1,Tr2……Tr6)に
対応して発生される時間軸圧縮PCM信号RD(4)は
1トラックを構成する132ブロックのデータ、そして
(5)は132ブロック中の1ブロックを構成している
音声データ及びその他の付加データのフォーマットであ
る。上記(5)のデータフォーマットでSはブロック同
期信号(3ビット相当)、Adはアドレス(8ビッ
ト)、Q及びPはエラー訂正用のパリティワード(16
ビット)、IDはID信号ビット(8ビット)、D1,
D2……D7は音声データ(56ビット)、そしてCR
CCはエラー検出ビット(16ビット)である。なお、
ID信号ビットはすべてのブロックに含まれるのではな
く、本実施例では132ブロック中第1,第2ブロック
のB0,B1,第45,第46ブロックのB44,B4
5,そして第89,第90ブロックのB88,B89の
合計6ブロックに含まれ、1つのトラック当り6ワード
のID信号が付加されている。
【0015】ではここで再生時の頭出しに重要な働きを
するID信号について説明する。ID信号には上記した
ように1トラック当り6ワード(48ビット)が与えら
れており、(以下この6ワードのID信号を区別するた
めにID0,ID1,……ID5と記す。)再生時の頭
出しに必要な情報として、例えば、プログラムナンバー
(曲のナンバー)をID1にそして、各プログラム
(曲)の頭からの経過時間をID2(分),ID3
(秒)に記録する。このID信号の情報は図1に示した
ID発生回路7により発生される。そして再生時は上記
ID信号ID1,ID2,ID3を検出し、再生したい
プログラムナンバの経過時間が0分0秒になるところま
でテープを高速サーチによって送り、そこから再生する
わけである。尚再生時の頭出しにおいて最も重要な点で
ある高速サーチ時における上記ID信号の検出方法につ
いては図1を用いた通常再生の説明をした上で詳細に後
述する。
【0016】それでは再生系について説明する。図1に
おいて、ヘッド25によりテープ26から再生された時
間軸圧縮PCM音声信号はプリアンプ16により充分増
幅された後、等化回路17へ供給される。等化回路17
はヘッド・テープ系の微分特性と帯域制限特性による再
生PCM信号の符号間干渉を補償した後、再生PCM信
号PBSをデータ・ストローブ回路へ供給する。データ
・ストローブ回路18は再生PCM信号PBSからフェ
ーズ・ロックド・ループ(PLL)を用いて再生クロッ
クPBCKを発生し、この再生クロックPBCKにより
再生PCM信号をラッチ(再生PCM信号の“1”,
“0”データ識別)し、PCMデータPBDと再生クロ
ックPBCKをPCMプロセッサ11へ供給する。な
お、この通常再生の場合、再生PCM信号PBSの伝送
レートは記録時と等しい5.79Mbpsであるため、
上記クロック再生用PLLの電圧制御形発振器(VC
O)の中心周波数foは伝送レートの2倍である11.
58MHzになる様にfo制御回路19により制御され
ている。データ・ストローブ回路18より供給されるP
CMデータPBDはPCMプロセッサ11にて、復調,
エラー検出・訂正,時間軸伸張,デインターリーブされ
た後、音声データは10ビットデータにビット伸張され
てD/Aコンバータ20へ供給される。またID信号は
PCMプロセッサ11にて分離されID信号デコード回
路8へ供給される。 ID信号デコード回路8はID情
報を表示回路27及びシステムコントローラ6へ供給す
る。10ビットの再生ディジタル音声信号はD/Aコン
バータ20でアナログ信号に変換された後LPFでサン
プリングにより生じた不要高域成分を充分に減衰され
て、ダイナミックレンジ伸張回路22へ供給される。ダ
イナミックレンジ伸張回路22で元のダイナミックレン
ジに伸張された再生音声信号PAは出力端子2により出
力される。
【0017】それでは次に本特許で最も重要である高速
サーチ時におけるID信号の検出方式について説明す
る。
【0018】高速サーチ時において、最大の問題点は再
生PCM信号PBSの周波数が、通常再生時の周波数に
対して変動してしまうことである。これは、テープ走行
が高速になるため、テープ,ヘッドの相対速度が変化
し、そのため、順方向サーチでは再生PCM信号の周波
数が低くなり、逆方向サーチでは周波数が高くなってし
まう。例えば8ミリビデオ規格のVTRについて言えば
この周波数変動量は順方向の30倍速サーチで約−1
1.0%、逆方向の30倍速サーチで約11.8%とな
ってしまう。サーチスピードを速くするとこの周波数変
動量は増々大きくなる。従って、これらの状態ではデー
タ・ストローブ回路18における再生クロックPBCK
の周波数はヘッド位相検出信号SW30を基準として作
られるマスタークロックMCKの周波数に比べ11%程
変動してしまい、PCMデータの正確な処理が行なえな
くなる。そこで本発明では再生データの処理系にクロッ
クの切り換えスイッチ59を設け、図5に示す構成とし
ている。なお図5における破線11で囲まれた部分は図
1に示したPCMプロセサ11である。
【0019】図5において、テープ・ヘッド系より再生
されたPCM信号は増幅,等化された後、データ・スト
ローブ回路18へ供給される。データ・ストローブ回路
18では再生PCM信号に同期したクロックPBCKを
発生し、このクロックPBCKにより再生PCM信号を
ストローブする。そして、再生クロックPBCKとスト
ローブデータをPCMプロセサ11へ供給している。P
CMプロセッサ11では、まずスイッチ53により、選
択したトラック区間だけのストローブデータを得調回路
54へ供給する。これは選択したトラック以外のトラッ
クにもPCM信号が記録されている場合、例えば、図6
に示す様に、第1トラックTr1を選択し、再生する場合
は、他の第2トラックTr2及び第3トラックTr3等に記
録されている場合にでも、第1トラックTr1だけを復
調するようにするためである。このスイッチ53を制御
するウインドパルスWiはウインドパルス発生回路60
にて、PCMタイミング信号PCM30のエッジ部より
内部クロックCKをカウントすることにより発生してい
る。図6における(3)のW−Aがウインドパルスであ
る。スイッチ53より出力されたストローブデータは同
期検出回路54と復調回路55に供給される。同期検出
回路54は例えば前記した132のブロックにおいて、
同期信号Sを検出して各ブロックの境界を判別するもの
である。この同期信号Sの検出、言い換えればブロック
境界の判別性能は、データ復調,エラー検出・訂正に極
めて重要であるため、同期検出回路54は同期信号保護
機能を有する。図7に同期検出回路の具体的一構成例を
示す。図7(A)において、71はストローブデータP
BDの入力端子、72は内部クロックCKの入力端子、
73はパターン比較回路、74は同期信号パターン発生
回路、75はカウンタ、76はデコーダ、77はゲート
回路、78は擬似同期検出信号の発生回路、79はセレ
クト回路、80は同期検出信号の出力端子である。図7
(A)において、入力端子71より入力されたストロー
ブデータPBDはパターン比較回路73に供給され、同
期信号パターン発生回路74から送られてくる同期信号
パターンと比較される。そして、パターン比較回路73
では信号パターンが一致すると同期信号と判別し、図7
(B)の(1)に示すような同期検出信号Sφをセレク
ト回路79及びゲート回路77へ供給する。ゲート回路
77はデコーダ76より送られる図7(B)の(2)に
示す様な同期ゲートパルスGATのゲート期間(ハイの
期間)のみの同様検出信号S1(図7(B)の(3))
をセレクト回路79へ供給する。
【0020】一方カウンタ75は、セレクト回路79よ
り供給される同期検出信号BSをリセット信号として、
入力端子72より入力される内部クロックCKをカウン
トする。このカウント出力はデコーダへ供給され、1ブ
ロック期間のカウント値を検出し、次の同期信号の検出
タイミング付近で同期ゲートパルスGATをゲート回路
77へ供給する。これは、例えばパターン比較回路で誤
検出し、図7(B)の(1)に示すように誤検出の信
号を発生した場合に、この信号を同期検出信号として扱
うとストローブデータを正しく復調できなくなるためで
ある。擬似同期検出信号発生回路78はデコーダ76よ
り供給されるタイミング信号ST1により図7(B)の
(4)に示すような擬似同期検出信号S2をセレクト回
路79へ供給する。この擬似同期検出信号S2は、例え
ば図7(B)の(1)の誤検出に示すように本来、同
期信号が検出されるべき所でストローブ誤り等により同
期検出信号Sφ又はS1が欠落した場合にでもそれ以降
の同期検出タイミングを確保するためのものである。セ
レクト回路79は上記した同期検出信号Sφと、ゲート
回路77を介した同期検出信号S1及び擬似同期検出信
号S2を選択して出力する。この選択では、ストローブ
データPBDが時間軸圧縮された信号であり、図4の
(3)に示す様に時間間欠的に供給されるため、フィー
ルド期間ごとにまず最初は同期検出信号Sφを選択し、
それ以降はゲート回路77を介した同期検出信号S1を
選択する。そして、上記のゲート回路77を介した同期
検出信号S1が欠落した場合には擬似同期検出信号S2
を選択する。ただし複数回連続してゲート回路77を介
した同期検出信号S1が欠落した場合にはゲートのタイ
ミングがずれていることが予想されるため、最初の状態
にもどすため、同期検出信号Sφを選択する。
【0021】以上の図7に示した同期検出回路54にお
ける内部クロックCKは、同期検出のタイミングを決定
する上で重要であり、通常再生の場合は、前記のヘッド
位相検出信号SW30より形成したPCMタイミング信
号PCM30を基準にしてマスタークロック発生回路1
5にて発生したマスタークロックMCKを用い、そして
高速頭出しサーチ時はスイッチ59により切り換えてデ
ータストローブ回路18にて発生した再生クロックPB
CKを用いている。これは通常再生時は、ストローブデ
ータPBDの周波数は記録時と等しく一定であるため、
再生データの乱れに影響されないマスタークロックMC
Kを利用し、高速サーチ時は前記したようにテープ走行
方向とテープスピードに依りストローブデータPBDの
周波数が変動するため、ストローブデータの周波数変動
に一致して周波数の変化する再生クロックPBCKを利
用する。このマスタークロックMCKと再生クロックP
BCKの切り換えは図5に示したスイッチ59を用いて
行なうものである。上記のクロック切り換えスイッチ5
9はスイッチ制御回路9より供給される制御信号SCに
より制御される。制御信号SCのタイムチャートを図8
に示す。図8において、(1)は選択したトラックのス
トローブデータPBD、(2)は時間軸圧縮されたPC
M信号の発生及び再生タイミングを示すゲート信号SG
T、(3)及び(4)はシステムコントローラより供給
される逆方向高速サーチ時にハイになる制御信号Sr及
び順方向高速サーチ時にハイになる制御信号Sfであ
る。(5)はスイッチ59の切り換え制御信号SC、
(6)はデータストローブ回路のクロック再生PLLに
おけるVCOのfo制御信号fc、そして(7)は上記V
COの発振中心周波数VCOfoである。上記クロック
切り換えスイッチ59は、上記切り換え制御信号SCが
ハイの期間(高速サーチ時であり、時間軸圧縮PCM信
号が再生されている期間)はA側に閉じられ、再生クロ
ックPBCKを出力し、制御信号SCがロウの期間はB
側に閉じられ、マスタークロックMCKを出力する。こ
こで高速サーチ時に時間軸圧縮PCM信号の再生期間だ
けに内部クロックCKを再生クロックPBCKにしてい
るのは、例えば、高速サーチ時に常に内部クロックCK
を再生クロックPBCKにしてしまうと図5に示したウ
ィンドパルス発生回路60で発生されるウィンドパルス
Wiが図6に示す様に逆方向高速サーチの場合はパルス
幅が広くなり(図6(3)のWi−B)選択したトラッ
ク以外のトラックの信号まで通過させてしまい、逆に順
方向高速サーチの場合はパルス幅が狭くなり(図6
(3)のWi−C)選択したトラックの信号を充分に通
過させることができなくなるためである。しかも、再生
クロックPBCKはデータストローブ回路18のPLL
により発生しているので、時間軸圧縮PCM信号の再生
期間以外ではPLLのVCOがフリー発振し周波数が定
まらなくなるためなおさらである。
【0022】ではここでデータストローブ回路18につ
いて説明する。図9にデータストローブ回路18の一構
成例を示す。点線18で囲まれた部分がデータストロー
ブ回路である。図9において、81は等化された再生P
CM信号の入力端子、82はリミッタ、83はデータス
トローブ用D型フリップフロップ、84は位相検波回
路、85は低域通過ろ波器(LPF)、86は電圧制御
圧発振器(VCO)、87はリミッタ、88はストロー
ブデータの出力端子、89は再生クロックの出力端子で
ある。そして、90,91はそれぞれ順方向,逆方向に
おける高速サーチを表わす制御信号Sf,Srの入力端
子である。なお、上記位相検波回路84,LPF85そ
して、VCO86はクロック再生用PLLを構成してい
る。このデータストローブ回路におけるクロック再生用
PLLでは、通常再生時と順方向及び逆方向での高速サ
ーチ時とでVCO86の発振中心周波数foを変化させ
ている。これは先ほど来、説明してきたように、再生P
CM信号の周波数が通常再生時と、高速サーチ時とで大
幅に変化するためである。この再生PCM信号の周波数
変動をPLL回路の保持・引込範囲を広げることで対応
しようとした場合、本来の発振周波数とは異なった周波
数で引き込む、いわゆる擬似ロック現象が生じたり、ス
トローブ時のデータ識別誤りを増加させる定常位誤差を
増大することになる。そこで図9に示したデータストロ
ーブ回路18のクロック再生PLLではシステムコント
ローラより入力端子90,91を介して供給される制御
信号Sf,Srによりfo制御回路19にて発生される
o制御信号fcに従って再生のモードによりVCOの中
心周波数を変化させている。制御信号Sr及びSfとf
制御信号fの再生モード別の波形を図8に示す。図
8における(3)の制御信号Srは逆方向高速サーチ時
のみにハイレベルとなり、(4)の制御信号Sfは順方
向高速サーチ時のみにハイレベルとなる。そして(6)
のfo制御信号は上記制御信号Sr,Sfに従って逆方
向高速サーチ時は通常再生時の電位Enに比べ高電位E
rになり、順方向高速サーチ時は通常再生時の電位En
に比べ低電位Efとなる。上記fo制御信号fcによりク
ロック再生PLLの中心周波数及び引込範囲は図10に
示すものとなる。図10でfoは通常再生時の中心周波
数、frは逆方向高速サーチ時の中心周波数、そして、
fは順方向高速サーチ時の中心周波数である。(8ミ
リビデオ規格のVTRで30倍速サーチの場合はfo
11.58MHz,ff=12.94MHz,ff=1
0.31MHzである。)上記fo制御信号fcに従って
発振中心周波数を変化させるVCOの具体的な一構成例
を図11に示す。図11(A)はLCタンク回路を用い
たVCOであり、100はfo制御信号fcの入力端子、
101は図9のLPF85を介した位相検波出力の入力
端子、102はVCO出力信号の出力端子であり、10
3はタンク回路、104はループ利得を得るための増幅
器、105はバッファ、そして106は位相シフト回路
である。なお図11(B)は上記タンク回路103の振
幅と位相の周波数特性を表わしている。それでは図11
(A)に示したVCOの周波数制御原理を説明する。こ
のVCOは位相シフト回路106の移相量が零の場合は
発振中心周波数foはタンク回路103の共振周波数で
ある。
【0023】
【数1】
【0024】となる。この場合、コンデンサC1は例え
ば可変容量ダイオードを用いており、その容量は入力端
子100を介して供給されるfo制御信号fcにより変化
するため、発振中心周波数はfo制御信号fcに従って変
化する。一方、入力端子101より供給される位相検波
出力により位相シフト回路106で、例えばφだけ位相
を遅らされると、正帰還をかけるためにタンク回路10
3では位相がφだけ進まねばならず、発振周波数は図1
1(B)に示す様に中心周波数より低い周波数fとな
る。
【0025】以上説明してきたデータストローブ回路1
8により再生されるクロックPBCKを高速サーチ時に
は内部クロックCKとして用いることにより図5の同期
検出回路で正確にブロックの同期検出を行なわれた再生
PCMデータは復調回路55で復調される。復調された
再生データはエラー検出回路58でブロックごとにエラ
ー検出され、もし、そのブロックがエラーの場合にはエ
ラーを表わすデータパターンに置き換える。こうしてエ
ラー検出された再生データは、メモリ制御回路58より
供給される再生クロックPBCKに同期した書き込み制
御信号WEに従って内部メモリ57へ書き込まれる。そ
して1ブロック分のデータが書き込まれた後、今度はメ
モリ制御回路58より供給される内部クロックCKに同
期した読み出し制御信号REに従って読み出され外部メ
モリ10へ供給される。上記内部メモリ57は2ブロッ
ク分のデータ容量を有しており、PCMデータの再生期
間は随時1ブロック毎に書き込みと読み出しを同時に行
なっている。そしてこの内部メモリ57は時間軸変動を
有する再生データを内部クロックCKに同期して読み出
すことにより以降のディジタル処理において内部クロッ
クCKを用いることができるようにしている。この場合
の内部クロックCKはスイッチ59で切り換えられ、通
常再生時は周波数の安定したマスタークロックMCKで
あり、高速サーチ時は再生データの伝送周波数に合致し
た再生クロックPBCKとなっている。
【0026】内部メモリー57より読み出された再生デ
ータは、メモリ制御回路61より供給される制御信号R
ACにより、外部メモリ10へ書き込まれる。そして外
部メモリ10へ1フィールド分のデータが書き込まれる
とエラー訂正回路62との間でパリティワードを用いた
エラー訂正が行なわれ、エラーデータと訂正データとが
書き代えられる。そして、エラー訂正が終了すると、時
間軸を元にもどすため、書き込み時よりも低い周波数で
読み出し、音声データは8ビット・10ビット伸張回路
63へ供給され、ID信号はID分離回路64へ供給さ
れる。ただし、高速サーチ再生の場合はヘッドの一走査
で複数のトラックの信号を再生し、再生データが例えば
図12の様に数トラックにわたるため、正しいエラー訂
正が行なわれず、誤訂正を行なう場合がある。そこで本
実施例では高速サーチ時はエラー訂正を停止している。
これはシステムコントローラ6より供給される高速サー
チモードを表わす制御信号SERによりメモリ制御回路
61が、エラーデータと訂正データとの書き代えを禁止
することにより行なっている。
【0027】8ビット・10ビット伸張回路へ供給され
た8ビット音声データは10ビット音声データに変換さ
れ出力端子51を介して図1に示すDAコンバータ20
へ供給される。一方ID分離回路64より出力されたI
DデータPIDは出力端子52を介して図1に示すID
デコーダ8へ供給される。IDデコーダ8では再生され
たID信号PIDをデコードし表示回路27及びシステ
ムコントローラ6へプログラムナンバー及び経過時間等
の情報を供給する。
【0028】それではID信号を用いた高速サーチによ
る頭出しの具体的な方法について説明する。
【0029】図13に高速サーチによる頭出し行程の一
例をフローチャートで示す。図13において、まず頭出
しをしたい曲のナンバー(以下SNoを記す)を外部よ
りシステムコントローラ6へ入力する。次に頭出しを開
始した時点における曲のナンバー(以下PBNoと記
す)を通常再生にて検出し、SNoとPBNoを比較す
る。そして、SNo>PBNoの場合は、順方向に高速
サーチ検出を行なう。この高速サーチ検出中は常にSN
oとPBNoとの大小関係の比較を行ない、SNo=P
BNoとなる時点まで順方向高速サーチを行なう。そし
て今度は各曲の頭からの経過時間を検出しこれが0分0
秒となるところまで低速サーチによりテープを送る。こ
れは高速サーチの場合、SNo=PBNoを検出しても
瞬時にそこでテープ走行を停止することが難しく「行き
すぎ」が生じるためである。一方、SNo≦PBNoの
場合はSNo=PBNoであり、且つ、例えば経過時間
が0分30秒以下になるまで逆方向高速サーチを行な
う。そして、その後経過時間が0分0秒になるまで低速
サーチ検出を行なう。経過時間が0分30秒以下を検出
すると低速サーチにするのは、上記「行きすぎ」により
経過時間0分0秒を通り越すことを防ぐためである。な
お上記「行きすぎ」は高速サーチのスピードと、ID信
号検出から実際にテープ走行系を停止するまでの時間差
によって決まり、例えば高速サーチスピードが30倍速
で上記時間差が0.5秒の場合は「行きすぎ」量は通常
再生の15秒分に相当する。
【0030】図14に上記の高速サーチによる頭出し行
程をテープを基準にして模式的示す。
【0031】なお以上の高速サーチによる頭出しではI
D信号として曲のナンバー(プログラムナンバー)と各
曲の頭からの経過時間を用いて行なったがこの他にも例
えば記録時に各曲間を検出しID信号として記録し、再
生時に、この曲間を表わすID信号を検出することによ
り頭出しを行なってもよい。
【0032】以上説明したように本実施例によれば、ク
ロック再生用PLLにおけるVCOの発振中心周波数
を、高速サーチ時には、テープ走行速度とテープ走行方
向に従って変化することにより、再生PCM信号の周波
数が変動した場合にでも正確なクロックを再生すること
ができる。そして、PCMプロセッサにおけるディジタ
ル信号処理の基準となるクロックを、通常再生時は、シ
リンダの回転位相に同期して発生したマスタ・クロック
を用い、高速サーチ時ではPCM信号の再生期間は上記
PLLにより再生したPCM信号に同期した再生クロッ
クを用い、それ以外の期間は上記マスタークロックを用
いることにより、通常再生時は時間軸変動の極めて小さ
い高品位の音声を再生することが可能となり、一方、高
速サーチ時は、再生PCM信号の周波数が大幅に変動し
てもID信号を検出することが可能となる。しかも高速
サーチ時はPCMプロセッサにおけるエラー訂正機能を
停止することにより、誤ったID信号の検出を防止する
ことができ、再生時の正確且つ迅速な頭出しを行なう上
で効果がある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ープ速度を通常速度に比べて大幅に速くした高速サーチ
再生においてもディジタル情報を高い確率で検出可能と
なり、多くの情報が記録されているテープにおいて、再
生時に必要とする任意の情報を高速且つ正確に検索する
ことができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すシステムのブロック図。
【図2】テープのローディング状態を示す模式図とテー
プパターン図。
【図3】マルチコントローラのブロック図と制御信号の
タイミングチャート。
【図4】時間軸圧縮PCM信号の発生タイミングとデー
タ模式を示す図。
【図5】PCMプロセサのブロック図。
【図6】ウインドパルスの発生タイミングチャート。
【図7】同期検出回路のブロック図と主要信号のタイミ
ングチャート。
【図8】タイミングチャート。
【図9】データストローブ回路のブロック図。
【図10】PLL回路の中心周波数及び引込範囲を示す
図。
【図11】(A)はVCOの一構成例を示すブロック
図。(B)はタンク回路の周波数特性を示す図。
【図12】テープパターンと高速サーチ時のヘッド走査
軌跡を示す図。
【図13】高速頭出しを行なう場合におけるシステムの
フローチャート。
【図14】高速頭出し時の経過を示す図。
【符号の説明】
6…システムコントローラ、 7…ID発生回路、 8…IDデコーダ、 9…スイッチ制御回路、 10…メモリ、 11…PCMプロセサ、 13…マルチコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 綿谷 由純 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル情報を記録あるいは再生する情
    報記録再生装置であって、 ディジタル情報を記録時と実質的に等しい転送レートで
    再生する第1の再生モードと、 ディジタル情報を記録時と実質的に異なる転送レートで
    再生する第2の再生モードとを有し、 上記第1の再生モードにおいては所定の周波数の第1の
    クロックに基づき再生ディジタル信号を処理し、上記第
    2の再生モードにおいては再生ディジタル信号に同期し
    た第2のクロックに基づき再生ディジタル情報を処理す
    るディジタル情報処理手段を備えてなることを特徴とす
    る情報記録再生装置。
JP31321097A 1997-11-14 1997-11-14 情報記録再生装置 Pending JPH10154382A (ja)

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