JPH101545A - 熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体

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JPH101545A
JPH101545A JP22445196A JP22445196A JPH101545A JP H101545 A JPH101545 A JP H101545A JP 22445196 A JP22445196 A JP 22445196A JP 22445196 A JP22445196 A JP 22445196A JP H101545 A JPH101545 A JP H101545A
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temperature
thermoplastic resin
thermoplastic
shape
resin composition
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JP22445196A
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Naoya Ishimura
直哉 石村
Kuniyuki Chiga
邦行 千賀
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Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生活温度範囲の温度又は日常的な熱又は冷熱
手段による雰囲気温度下で、任意形状に変形させること
ができ、水冷、自然放置その他の冷却手段により、前記
変形した形状に固定する繰り返しの変形−賦形効果を満
足する熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形体を提
供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と、ガラス転移温度
がー20℃以上70℃以下の範囲にある熱可塑性重合体
(B)が、(A)/(B)=95/5〜20/80(重
量比)の割合で溶融ブレンドされてなる熱可塑性樹脂組
成物及びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性樹脂組成物
及びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体に関す
る。詳細には、熱可塑性樹脂と、ガラス転移温度が特定
温度範囲にある熱可塑性重合体が溶融ブレンドされ、ガ
ラス転移温度以上の適性温度域で外部応力を加えること
により任意形状に変形自在であり、前記変形された形状
がガラス転移温度未満の温度域で固定される機能を備え
てなり、適宜形状の変形−賦形が必要に応じて簡易に成
しえるので、玩具、装飾分野は勿論、多様な分野に適用
性を有する熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた温度依
存性変形−賦形性成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度変化により形態を変化させる
感温変形性材料として、相異なる熱膨脹率を有する材料
を接合させたバイメタル、形状記憶性合金又は樹脂が知
られている。前記バイメタルは、感温スイッチ等の感温
作動子として、形状記憶性合金又は樹脂は、工業部品や
生活用品分野に適用されている。前記した材料は、いず
れも温度変化に感応して形態を変化させるとしても、材
料の選択の自由度に欠け、多様な成形体を得ることが困
難であり、更には変形手段や変形温度等にも制約がある
上、比較的高コストであり、玩具或いは装飾要素等への
適用性が制約されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生活温度範
囲の温度域或いは日常的な熱又は冷熱手段の適用によ
り、簡易に形状を自在に変形させることができ、且つ変
形した形状が固定できる機能を備え、更には熱変色性機
能を付加して、前記従来の感温変形性材料では奏し得な
い、簡易変形−賦形性と汎用性を備えた比較的低コスト
の、玩具或いは装飾分野に好適な熱可塑性樹脂組成物及
びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
(A)と、ガラス転移温度がー20℃以上70℃以下の
範囲にある熱可塑性重合体(B)の一種又は二種以上
が、(A)/(B)=95/5〜20/80(重量比)
の割合で溶融ブレンドされてなる熱可塑性樹脂組成物を
要件とする。更には、熱可塑性樹脂(A)と、ガラス転
移温度がー20℃以上70℃以下の範囲にある熱可塑性
重合体(B)の一種又は二種以上が、(A)/(B)=
95/5〜 20/80(重量比)の割合で溶融ブレン
ドされてなり、前記熱可塑性重合体(B)のガラス転移
温度以上、融点未満の温度域で外部応力を加えることに
より、前記応力に順応した形状に変形自在であり、ガラ
ス転移温度未満の温度域で前記変形された形状に固定さ
れる機能を備えた熱可塑性樹脂組成物を要件とする。更
には、熱可塑性樹脂(A)と、ガラス転移温度がー20
℃以上70℃以下の範囲にある熱可塑性重合体(B)の
一種又は二種以上が、(A)/(B)=95/5〜 2
0/80(重量比)の割合で溶融ブレンドされてなり、
前記熱可塑性重合体(B)のガラス転移温度以上、融点
未満の温度域で外部応力を加えることにより、前記応力
に順応した形状に変形自在であり、ガラス転移温度未満
の温度域で前記変形された形状に固定される機能を備え
た温度依存性変形−賦形性成形体を要件とする。更に
は、熱可塑性樹脂(A)は、熱可塑性エラストマーから
選ばれること、更には前記熱可塑性エラストマーは、ポ
リアミド系、ポリウレタン系、スチレン系、ポリオレフ
ィン系、ポリブタジエン系、ポリエステル系、又はエチ
レン−酢酸ビニル系共重合体の何れかより選ばれる重合
体であること、熱可塑性重合体(B)は、熱可塑性樹脂
(A)とは、化学構造が異なる重合体から選ばれるこ
と、熱可塑性重合体(B)は、分散状態又は分散と相溶
状態が混在された状態で存在してなること、熱可塑性重
合体(B)は、飽和ポリエステル樹脂、アクリル酸エス
テル樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、又は酢酸ビニル
樹脂から選ばれる1種又は2種以上の重合体であるこ
と、更には、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が分散
状態に含有されてなること等を要件とする。
【0005】本発明は、前記したとおり、熱可塑性樹脂
(A)と、特定のガラス転移温度を有する熱可塑性重合
体(B)を溶融ブレンドした複合熱可塑性樹脂体を構成
することにより、熱可塑性樹脂(A)或いは熱可塑性重
合体(B)の各単体では発現できない、特定温度域にお
ける変形自在性と、前記温度域で変形した形状を特定温
度域で固定する機能を備え、しかも前記した変形−賦形
性が生活温度範囲の温度或いは日常的な加熱、冷熱手段
により簡易に達成でき、更に前記賦形された形状をガラ
ス転移温度以上の温度域で解除して、別の任意の形状に
変形−賦形できるといった、繰り返しの実用に耐える持
久性を備えた温度依存性変形−賦形性材料を特徴とす
る。
【0006】前記した熱可塑性重合体(B)が溶融ブレ
ンドされた複合熱可塑性樹脂体において、熱可塑性重合
体(B)は、ガラス転移温度以下の温度域にあっては、
剛性的性状を呈しているが、ガラス転移温度以上では粘
弾性的性状に変化し、曲げ弾性率が低下することによ
り、本来剛性的な熱可塑性重合体(B)の剛性と曲げ弾
性率が相対的に低下して、外部応力により任意の形状へ
の変形自在性が得られ、前記変形した形状は、ガラス転
移温度以下の温度域で剛性的性状に復帰し固定される。
ここで、前記複合熱可塑性樹脂体の性状を長期間不変的
に保持し、前記した機能を持続させるためには、熱可塑
性樹脂(A)として、熱可塑性エラストマーの適用がが
好ましく、熱可塑性重合体(B)は非結晶性熱可塑性重
合体から選ばれる組み合わせが有効である。
【0007】又、前記した熱可塑性樹脂(A)と熱可塑
性重合体(B)の組み合わせにおいて、互いに化学的構
造が異なる樹脂の組み合わせが前記した機能を効果的に
発現させるので好ましい。化学構造が同一の樹脂同士、
即ち、同質の樹脂同士の組み合わせにあっては、均質な
相溶体を形成し、熱可塑性樹脂(B)のガラス転移温度
以上における粘弾性的性状が、熱可塑性樹脂(A)によ
り適正にコントロールされることなく発現されるので成
形体相互を重ねた状態で放置したとき等には、相互にく
っつき易くなりがちであり、一方、ガラス転移温度未満
の温度域における固定化機能も相対的に低下することに
なる。
【0008】前記熱可塑性樹脂(A)としては、ポリア
ミド樹脂(6−ナイロン、6,6ナイロン、12−ナイ
ロン、6,9ナイロン、612ナイロン、6−6,6共
重合ナイロン、6−12共重合ナイロン、6−6,6−
12共重合ナイロン、6,9−12共重合ナイロン
等)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル樹脂、アクリロニトリル−
スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニルデン
−塩化ビニル共重合体、共重合アクリロニトリル樹脂、
ポリアミド−ポリエ−テルブロック共重合樹脂等のポリ
アミド系熱可塑性エラストマー、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合樹脂等のスチレン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリプロピレン−エチレンプロピレンラバーブロッ
ク共重合樹脂等のポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマー、或いはエチレン−酢酸ビ
ニ系共重合体等の熱可塑性エラストマーの何れかより選
ばれる重合体等を挙げることができる。本発明における
変形加工は、ガラス転移温度以上且つ熱可塑性樹脂
(A)又は熱可塑性重合体(B)の軟化点乃至融点以下
の温度範囲、好ましくは100℃以下の温度、より好ま
しくは35℃〜80℃の温度域で処理される。
【0009】熱可塑性重合体(B)は、ガラス転移温度
がー20℃以上70℃以下、好ましくは、ー5℃〜65
℃、より好ましくは、20℃〜65℃、更に好ましく
は、30℃〜60℃であり、35℃〜80℃の雰囲気温
度下で適宜の治具乃至手指を使って変形され、前記変形
温度以下の温度域で変形後の形状に固定される。前記固
定は、汎用的には、通常、30℃以下〜ー5℃程度の温
度域で固定されることが望ましい。
【0010】前記熱可塑性重合体(B)としては、飽和
ポリエステル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリ
ル酸エステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、
エポキシ樹脂(未硬化物)、炭化水素樹脂、軟質塩化ビ
ニル樹脂、エチレン酢酸ビニル−共重合樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル共重
合樹脂、スチレン樹脂、アクリル−スチレン共重合樹脂
等を挙げることができる。前記した樹脂のうち、飽和ポ
リエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、スチレン樹脂等が好
適に用いられる。
【0011】前記ガラス転移温度範囲にある熱可塑性重
合体(B)を選択することにより、生活温度範囲の温
度、或いはその近傍、或いは従来より公知の各種加熱、
冷熱手段や適宜の応力変形手段の適用により、任意形状
に簡易に変形−賦形を繰り返して行うことができ、玩具
的用途に対して特に効果的である。
【0012】前記した熱、又は冷熱手段としては、冷凍
庫又は冷蔵庫の利用や、温水等の熱媒体によるもの、通
電抵抗発熱体(ニクロム線、正特性抵抗発熱体等)を熱
源とする温風装置、ボックス型加熱装置、鏝乃至適宜の
賦形治具、氷片や各種蓄冷剤、ペルチェ素子等を冷熱源
とする冷風装置、ボックス型冷却装置、各種形状の賦形
治具等を挙げることができ、目的に応じて適宜使用でき
る。熱可塑性樹脂(A)と、熱可塑性重合体(B)のブ
レンドする割合はA/B=95/5〜20/80(重量
比)が有効であり、好ましくは、95/10〜50/5
0であり、熱可塑性重合体(B)の重量が増加するに従
い粘性が大となり、90重量%を越えると、粘性が高す
ぎて粘着性が生じ、成形体同士を密接させて放置すると
くっつき等の不具合を生じ、一方、5重量%未満の系で
は、変形処理時における曲げ弾性率の低下による作用が
不十分であり、粘弾性が十分に発現されず所期の変形性
を生じ難い。ここで、前記(A)及び(B)は、それぞ
れが単一でなく、複数を併用してもよい。
【0013】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成形体の
形態としては、勿論、溶剤に溶解乃至ビヒクルに分散状
態となして、支持体に塗布して塗膜を形成することがで
き、前記塗膜にあっても、前述の変形−賦形効果を発現
させるので、応力変形性の支持体と組み合わせることに
より、支持体自体も同調した挙動を示す。
【0014】本発明熱可塑性樹脂組成物及びそれを用い
た成形体の変形−賦形性挙動において、熱可塑性樹脂
(A)は、熱可塑性重合体(B)のガラス転移温度以上
における粘弾性化状態に転移した際、その性状が変化せ
ず、更には粘着性が適宜に抑制されて、成形体同士の密
着時におけるくっつきによるトラブルの回避に寄与す
る。更には、可撓性、持久性等を補完して、シート、フ
ィラメント、各種形状の造形体を与えることができる。
ここで、前記変形処理において、任意形状への変曲を実
質的に原形寸法を変化させることなく簡易に賦形させる
ことができるし、更には引伸し或いは加圧等により原形
寸法を変化させて変形−賦形を行うこともできる。
【0015】尚、特例として、熱可塑性樹脂(A)のガ
ラス転移温度がー20℃〜70℃に存在する系では、熱
可塑性重合体(B)のみがガラス転移温度を有する系に
対して、両者のブレンドにより(B)のガラス転移温度
より10〜20℃低い温度域にあっても変形性を与える
ことができる。
【0016】又、本発明樹脂組成物及びそれを用いた成
形体は、形状記憶性を有し、熱又は冷熱の適用により、
適宜の原形に復帰する形状記憶性を発現させることもで
きる。尚、前記形状記憶性は、溶融温度近辺まで加熱
し、任意形状に固定して冷却して初期形状となし、次い
で溶融温度より低い変形可能温度まで加温して別の形状
を与えて冷却すると、その形状が固定され、再び加熱す
ると略初期形状まで自然に回復する形状記憶性を呈する
ことは、勿論である。
【0017】本発明を構成する樹脂組成物及びそれを用
いた成形体には、所望により熱変色性材料をブレンドす
ることができる。熱変色性材料としては、電子供与性呈
色性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的
に生起させる有機化合物媒体の三成分を含む熱変色性材
料が好適に用いられる。具体的には、特公昭51−35
414号公報、特公昭51−44706号公報、特公平
1−17154号公報等に記載されている熱変色性材
料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)鎖式脂肪族1価
アルコールの三成分を必須成分とした熱変色性材料。又
は、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)脂肪族1価アル
コールと脂肪族モノカルボン酸から得たエステルより選
んだ化合物の三成分を必須成分とした熱変色性材料。ま
たは、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)高級脂肪族1価
アルコールと脂肪族モノカルボン酸と鎖式脂肪族1価ア
ルコールから得たエステルより選んだ化合物の三成分を
必須成分とした熱変色性材料。又は、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)高級脂肪族1価
アルコールと脂肪族モノカルボン酸と鎖式脂肪族1価ア
ルコールから得たエステルより選んだ化合物の三成分を
必須成分とした熱変色性材料。或いは、特開平7−18
6546号公報に記載されている、発色時には蛍光性を
有する黄色、黄橙色、橙色、赤橙色、赤色等の高発色濃
度且つ明るさに富む色を呈し、消色時には、色残りがな
く無色を呈する、(イ)ピリジン系、キナゾリン系、及
びビスキナゾリン系から選ばれる電子供与性呈色性有機
化合物、(ロ)前記電子供与性呈色性有機化合物に対し
て電子受容性である化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)
成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に
生起させる反応媒体である化合物の3成分を必須成分と
する相溶体からなる熱変色性材料等が挙げられる。
【0018】又、本出願人が提案した特公平4−171
54号公報等に記載されている、大きなヒステリシス特
性を示して変色する感温変色性色彩記憶性熱変色性材
料、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットし
た曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度
を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下
降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色す
るタイプの変色材であり、低温側変色点と高温側変色点
の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温
側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる
特徴を有する熱変色性材料も有効である。
【0019】又、本出願人が提案した特公平1−293
98号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温
度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感
度の熱変色性材料が有効である。
【0020】前記した熱変色性材料は、そのままの適用
でも有効であるが、微小カプセルに内包して使用するの
が最も好ましい。それは、種々の使用条件において熱変
色性材料は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を奏す
ることができるからである。前記微小カプセルに内包さ
せることにより、化学的、物理的に安定な顔料を構成で
き、粒子径0.1〜100μm、好ましくは2〜30μ
mの範囲が実用性を満たす。
【0021】尚、微小カプセル化は、従来より公知の界
面重合法、in Situ重合法、液中硬化被覆法、水
溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分
散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等が
あり、用途に応じて適宜選択される。更に微小カプセル
の表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設け
て耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に
供することもできる。
【0022】又、前記熱変色性材料は、コーティング樹
脂層を形成する固着剤を含む媒体中に分散されて、イン
キ、塗料などの色材として適用され、コーティング或い
は吹き付け加工等により基体上に可逆熱変色層を形成で
きる。前記における熱変色性材料は、コーティング樹脂
層中に0.5〜40重量%、好ましくは1〜30重量%
含有させることができる。0.5重量%未満の配合量で
は鮮明な熱変色効果を視覚させ難いし、40重量%を越
えると、過剰であり、消色状態にあって残色が生じるこ
ともある。
【0023】前記可逆熱変色層は、従来より公知の方
法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビ
ヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷
毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗
り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により形成するこ
とができる。
【0024】前記した可逆熱変色層には、非熱変色性有
色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多彩
に構成することができる。又、可逆熱変色層の下層に
は、前記非熱変色性有色染顔料により、文字、図柄等の
像を配し、これらの像を隠顕させる構成となしてもよ
い。
【0025】尚、前記熱変色性材料の変色温度と、加熱
或いは冷却により形態変化する温度を略同一に設定する
ことにより、形態変化と色変化を同調させることがで
き、玩具乃至装飾要素として、より一層効果的である。
【0026】本発明の樹脂組成物及びそれを用いた成形
体には、従来より汎用の光安定剤、例えば、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スー
パーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線
吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を適宜配合
したり、光安定剤を固着剤に含有させて光安定剤層を表
面に設けることができる。又、従来より汎用の各種可塑
剤、例えば、フタル酸系、脂肪族二塩基酸エステル系、
リン酸エステル系、エポキシ系、フェノール系、トリメ
リット酸系等を1〜30重量%の範囲で適用して、変形
可能温度を低下させたり、柔軟性を付与することができ
る。更に、加工性、物性等を改善するために、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、タルク、その
他着色顔料等を添加できる。
【0027】本発明樹脂組成物は、ペレット状に成形し
て各種の成形、例えば、射出成形、押出成形、ブロー成
形、溶融紡糸、圧縮成形等、従来汎用の成形手段が適用
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明熱可塑性樹脂組成物及びそ
れを用いた温度依存性変形−賦形性成形体を実施例によ
ってさらに具体的に説明するが、本発明はこの実施例に
よって何ら限定されるものではない。尚、実施例中の配
合は重量部で示す。
【0029】実施例1 熱可塑性樹脂(A)としてエチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂〔商品名:エバフレックスP1407、三井デュポ
ンポリケミカル(株)製〕400部、熱可塑性重合体
(B)としてポリエステル樹脂〔商品名:ケミットR−
251、東レ(株)製、ガラス転移点25℃〕200
部、赤色顔料1部を混合し、170℃でエクストルーダ
ーにて溶融混合し、熱可塑性樹脂組成物を得た。
【0030】前記組成物を射出成形機にて、シリンダー
温度180℃の条件で長さ15cmのタコの足の形状に
成形して温度依存性変形−賦形性成形体を得た。
【0031】前記成形体をタコの形態の成形物の足とし
て組み込んでタコ玩具を得た。
【0032】前記タコ玩具を35℃以上の湯浴中に浸
し、足の部分を所望の形状に変形したのち、その形状の
まま10℃の水で冷却することにより、変形した形状が
固定された。
【0033】尚、この形状変化は概略、ポリエステル樹
脂のガラス転移点25℃以上を中心に、ガラス転移点以
上で変形、ガラス転移点以下で形状の固定が繰り返し可
能で、固定された形状は、15℃以下の温度では、外力
を加えない限り保持される。
【0034】実施例2 熱可塑性樹脂(A)として共重合ポリアミド樹脂〔商品
名:ダイアミドN1901、ダイセルヒュルス(株)
製、融点155℃)400部、熱可塑性重合体(B)と
してポリエステル樹脂〔商品名:ポリエスターTP−2
17、日本合成(株)製、ガラス転移点40℃)200
部を混合し、180℃でエクストルーダーにて溶融混合
し、熱可塑性樹脂組成物を得た。
【0035】前記組成物を押出成形機にて、シリンダー
温度180℃の条件で直径2mmの棒状に成形して温度
依存性変形−賦形性成形体を得た。
【0036】前記成形体を42℃の湯浴に浸漬すると軟
質化し、その湯浴中で直径2cmの筒に容易に巻き付け
ることが可能であった。ついで、そのままの状態で20
℃の水で冷却した後、筒を抜いても、巻き付けたスプリ
ング形状が固定され、外力を加えない限りその形状を保
持した。
【0037】再び、42℃以上の湯浴に浸せば、変形可
能となり、直線状態に延ばしたのち、20℃の水で冷却
すると、室温状態では直線状態を保持した。
【0038】前記形状変化は、即ち約42℃以上で変
形、約30℃以下での固定が繰り返し可能で、所望の形
状をとることができた。尚、この変形、固定温度は概
略、使用したポリエステル樹脂のガラス転移温度を境に
変化するものであった。
【0039】実施例3 熱可塑性樹脂(A)としてポリヘキサメチレンテレフタ
レート(融点150℃)250部、熱可塑性重合体
(B)として酢酸ビニル樹脂〔商品名:デンカサクノー
ルSN−10、電気化学工業(株)製、ガラス転移点2
9℃〕100部を混合し、170℃でエクストルーダー
にて溶融混合し、熱可塑性樹脂組成物を得た。
【0040】前記組成物を180℃で押出成形機にて厚
さ0.5mmのシート状温度依存性変形−賦形性成形体
を得た。
【0041】得られた成形体を3cm幅のリボン形状に
断裁し、35℃の湯浴中で長軸方向に3cm毎に波型に
折りたたみ、そのままの形状で20℃の水で冷却する
と、成形体は蛇腹状の形状に固定され、この形状は室温
25℃以下の温度状態においては、外力を加えない限り
保持した。
【0042】尚、変形、形状の固定は、概略35℃以上
で変形、概略25℃以下で繰り返し可能であった。
【0043】実施例4 熱可塑性樹脂(A)として、共重合ポリアミド樹脂〔商
品名:ダイアミドN1901、ダイセルヒュルス(株)
製、融点155℃)300部、熱可塑性重合体(B)と
してポリエステル樹脂〔商品名:エリーテルUE−32
50、ユニチカ(株)製、ガラス転移点40℃〕150
部を混合し、190℃でエクストルーダーにて溶融混合
し、熱可塑性樹脂組成物を得た。
【0044】前記組成物を汎用の溶融紡糸装置を使用し
て、24孔の吐出孔を有するダイスから、190℃で紡
出し、延伸処理することにより、温度依存性変形−賦形
性成形体として直径約80μm(単糸)の延伸糸を得
た。前記延伸糸を円筒に巻きつけ、45℃のオーブン中
で3分間加温し、ついで25℃の室温下で放置した後、
円筒を取り外すと円筒と同一径に変形した延伸糸を得る
ことができた。
【0045】前記変形した延伸糸を真っ直ぐに伸ばして
固定し、45℃のオーブン中に3分間加温した後、取り
出し室温に放置したところ、真っ直ぐに固定されてい
た。
【0046】尚、変形、形状の固定は、概略45℃以上
で変形、概略25℃以下で繰り返し可能であった。
【0047】実施例5 熱可塑性樹脂(A)としてイソフタル35モル%変性ポ
リブチレンテレフタレート(融点168℃)300部、
熱可塑性重合体(B)としてアクリル樹脂〔商品名:ダ
イヤナールBR−117、三菱レーヨン(株)製、ガラ
ス転移温度35℃〕150部を混合し、180℃のエク
ストルーダーにて溶融混合し、熱可塑性樹脂組成物を得
た。
【0048】前記組成物を押出成形機にて、シリンダー
温度190℃の条件で直径2cmの棒状に成形して温度
依存性変形−賦形性成形体を得た。
【0049】前記成形体を38℃の湯浴に浸漬すると軟
質化し、その湯浴中で直径2mmの筒に容易に巻き付け
ることが可能であった。ついで、そのままの状態で20
℃の水で冷却した後、筒を抜いても、巻き付けたスプリ
ング形状が固定され、外力を加えない限り、そのままス
プリング形状を保持した。
【0050】再び、38℃以上の湯浴に浸せば、変形可
能となり、直線状態に伸ばしたのち、20℃の水で冷却
すると、室温で直線形状を保持した。
【0051】又、約35℃以上での変形、約20℃以下
での形状の固定は繰り返し可能で、所望の形状をとるこ
とができた。
【0052】尚、前記変形、固定は概略、使用したアク
リル樹脂のガラス転移温度を境に発現できた。
【0053】実施例6 可逆性熱変色性マイクロカプセル顔料の調製 1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン2部、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−n−オクタ
ン6部、カプリン酸ステアリル50部からなる可逆性熱
変色性材料をエポキシ樹脂/アミンの界面重合法によっ
てマイクロカプセル化して平均粒子径10〜20μmの
可逆性熱変色性マイクロカプセル顔料を得た。得られた
顔料は約34℃以上で無色、約28℃以下で桃色に可逆
的に変化した。
【0054】前記マイクロカプセル顔料を乾燥、脱水し
たもの10部と、実施例4で得られた熱可塑性樹脂組成
物300部を混合し、190℃でエクストルーダーにて
溶融混合し、感温変色性熱可塑性樹脂組成物を得た。前
記組成物は概略34℃以上で無色、28℃以下で桃色に
可逆的に変化した。
【0055】続いて、前記組成物を押出成形機にて、シ
リンダー温度190℃の条件で直径2mmの棒状に成形
して、桃色の温度依存性変形−賦形性成形体を得た。
【0056】前記桃色の成形体を45℃の湯浴に浸漬す
ると軟質化するとともに無色となり、その湯浴中で直径
2cmの筒に容易に巻き付けることが可能であった。次
いで、そのままの状態で20℃の水で冷却することによ
り桃色に発色し、巻き付けた成形体は、筒を抜いても、
巻き付けたスプリング形状が固定され、外力を加えない
限りそのままの形状を保持した。
【0057】再び、45℃以上の湯浴に浸せば、変形可
能になると共に無色に変色し、直線状態に延ばした後、
20℃の水で冷却すると桃色に発色すると同時に、室温
状態では直線状態を保持した。又、約45℃以上での変
形、約30℃以下での形状の固定は繰り返し可能で、所
望の形状をとることができた。
【0058】尚、前記変形、固定は概略、使用したポリ
エステル樹脂のガラス転移温度を境に発現できた。
【0059】又、前記成形体は可逆性熱変色性マイクロ
カプセル顔料を練合したことにより、形状の変化ととも
に色変化が観察できるばかりでなく、変形温度及び形状
固定温度のインジケーターとしての役割も果たすことが
可能であった。以下の実施例においても、前記熱変色性
マイクロカプセル顔料をブレンドすることにより形態変
化と共に色変化を視覚させることができる。
【0060】実施例7 熱可塑性樹脂(A)としてポリアミド系熱可塑性エラス
トマー〔商品名:ダイアミドE62、ダイセル.ヒュル
ス(株)製〕400部、熱可塑性重合体(B)としてポ
リエステル樹脂〔商品名:エリールUE−3215、ユ
ニチカ(株)製、ガラス転移点45℃)300部を混合
し、190℃でエクストルーダーにて溶融混合し、熱可
塑性樹脂組成物を得た。
【0061】前記組成物を汎用の溶融紡糸装置を使用し
て、24孔の吐出孔を有するダイスから、190℃で紡
出し、延伸処理することにより、温度依存性変形−賦形
性成形体として直径約80μm(単糸)の延伸糸を得
た。前記延伸糸を円筒に巻きつけ、45℃のオーブン中
で3分間加温し、ついで25℃の室温下で放置した後、
円筒を取り外すと円筒と同一径に変形した延伸糸を得る
ことができた。
【0062】前記変形した延伸糸を真っ直ぐに伸ばして
固定し、45℃のオーブン中に3分間加温した後、取り
出し室温に放置したところ、真っ直ぐに固定されてい
た。
【0063】尚、変形、形状の固定は、概略50℃以上
で変形、概略30℃以下で繰り返し可能であった。
【0064】実施例8 熱可塑性樹脂(A)としてポリエステルエラストマー
〔商品名:ペルプレンP−40H、東洋紡(株)製〕4
00部、熱可塑性重合体(B)としてポリエステル樹脂
〔商品名:ポリエスターTP−249、日本合成(株)
製、ガラス転移点36℃)200部を混合し、200℃
でエクストルーダーにて溶融混合し、熱可塑性樹脂組成
物を得、次いで、人形の足の形に成形加工を施した。
【0065】前記成形体を人形の足として組み込んで人
形玩具を得た。前記人形玩具を40℃の湯浴中に浸し、
足の部分を所望の形状に変形した後、その形状のまま2
0℃の水で冷却することにより、変形した形状が固定さ
れた。尚、変形、形状の固定は概略40℃以上で変形、
概略、25℃以下で固定することが繰り返し可能であっ
た。
【0066】実施例9 熱可塑性樹脂(A)としてポリウレタンエラストマー
〔商品名:デスモパン385、バイエル(株)製〕40
0部、熱可塑性重合体(B)としてポリエステル樹脂
〔商品名:エリーテルUE−3500、ユニチカ(株)
製、ガラス転移点35℃〕200部を混合し、200℃
でエクストルーダーにて溶融混合し、熱可塑性樹脂組成
物を得た。
【0067】前記組成物を押出成形機にて、シリンダー
温度200℃の条件で直径2mmの棒状に成形して温度
依存性変形−賦形性成形体を得た。
【0068】前記成形体を38℃の湯浴に浸漬すると軟
質化し、その湯浴中で直径2cmの筒に容易に巻き付け
ることが可能であった。ついで、そのままの状態で20
℃の水で冷却した後、筒を抜いても、巻き付けたスプリ
ング形状が固定され、外力を加えない限り、そのままス
プリング形状を保持した。
【0069】再び、38℃以上の湯浴に浸せば、変形可
能となり、直線状態に伸ばしたのち、20℃の水で冷却
すると、室温で直線形状を保持した。
【0070】又、約35℃以上での変形、約20℃以下
での形状の固定は繰り返し可能で、所望の形状をとるこ
とができた。
【0071】尚、前記変形、固定は概略、使用したポリ
エステル樹脂のガラス転移温度を境に発現できた。
【0072】
【発明の効果】本発明熱可塑性樹脂組成物及びそれを用
いた成形体は、生活温度範囲の温度、或いはその近傍の
温度域、或いは日常的な熱又は冷熱手段による雰囲気温
度下において、僅かの外部応力を治具乃至手指等で加え
ることにより、任意形状に変形させることができ、水
冷、自然放置その他の冷却手段により、前記変形した形
状に固定される。前記固定された形状は、ガラス転移温
度以上の加熱により解除され、別の形状に自在に変形−
賦形させることができる。又、前記成形体は、可撓性と
持久性に富み、シート、フィラメント、任意形象の造形
物を従来汎用の成形手段により提供でき、繰り返しの変
形−賦形効果を満足させる。前記した如く、比較的低温
域で変形が行われ、温度降下により前記変形が固定さ
れ、繰り返しの任意形状の変形−賦形が可能であるの
で、玩具、文具、教材、装飾、その他変形自在性が要求
される多様な分野に適用性を有する熱可塑性樹脂組成物
及びそれを用いた温度依存性変形−賦形性成形体を提供
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/00 LNZ C08L 67/00 LNZ 101/00 LSY 101/00 LSY

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と、ガラス転移温度
    がー20℃以上70℃以下の範囲にある熱可塑性重合体
    (B)の一種又は二種以上が、(A)/(B)=95/
    5〜20/80(重量比)の割合で溶融ブレンドされて
    なる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂(A)と、ガラス転移温度
    がー20℃以上70℃以下の範囲にある熱可塑性重合体
    (B)の一種又は二種以上が、(A)/(B)=95/
    5〜 20/80(重量比)の割合で溶融ブレンドされ
    てなり、前記熱可塑性重合体(B)のガラス転移温度以
    上、融点未満の温度域で外部応力を加えることにより、
    前記応力に順応した形状に変形自在であり、ガラス転移
    温度未満の温度域で前記変形された形状に固定される機
    能を備えた熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂(A)は、熱可塑性エラス
    トマーから選ばれる請求項1又は2の熱可塑性樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 熱可塑性エラストマーは、ポリアミド
    系、ポリウレタン系、スチレン系、ポリオレフィン系、
    ポリブタジエン系、ポリエステル系、又はエチレン−酢
    酸ビニル系共重合体の何れかより選ばれる重合体である
    請求項3の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 熱可塑性重合体(B)は、熱可塑性樹脂
    (A)とは、化学構造が異なる重合体から選ばれる請求
    項1乃至4のいずれかの熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性重合体(B)は、分散状態又は
    分散と相溶状態が混在された状態で存在してなる請求項
    1乃至5のいずれかの熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性重合体(B)は、飽和ポリエス
    テル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エス
    テル樹脂、又は酢酸ビニル樹脂から選ばれる1種又は2
    種以上の重合体である請求項1乃至6のいずれかの熱可
    塑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂(A)は、融点又は軟化点
    が100℃以上の樹脂から選ばれる請求項1乃至3のい
    ずれかの熱可塑性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 塗膜の形態を有する請求項1乃至8のい
    ずれかの熱可塑性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が
    分散状態に含有されてなる請求項1乃至8のいずれかの
    熱可塑性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至810のいずれかの熱可
    塑性樹脂組成物により成形した、熱可塑性重合体(B)
    のガラス転移温度以上、融点未満の温度域で外部応力を
    加えることにより、前記応力に順応した形状に変形自在
    であり、ガラス転移温度未満の温度域で前記変形された
    形状に固定される機能を備えた温度依存性変形−賦形性
    成形体。
  12. 【請求項12】 熱可塑性重合体(B)は、ガラス転移
    温度が、20℃〜70℃の温度範囲にあり、概ね100
    ℃以下の雰囲気温度下で外部応力を加えることにより任
    意形状に変形でき、ガラス転移温度以下の温度域で前記
    変形された状態が固定される機能を備えた請求項11の
    温度依存性変形−賦形性成形体。
  13. 【請求項13】 シート、フィラメント、或いは任意形
    象の造形物である請求項11又は12の温度依存性変形
    −賦形性成形体。
  14. 【請求項14】 熱可塑性樹脂(A)は、ポリアミド樹
    脂、ポリエステル樹脂、又は熱可塑性エラストマーの何
    れかより選ばれ、熱可塑性重合体(B)は飽和ポリエス
    テル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エス
    テル樹脂、又は酢酸ビニル樹脂から選ばれる請求項11
    乃至13の温度依存性変形−賦形性成形体。
  15. 【請求項15】 可逆熱変色層が外面の適所に形成され
    ており、形態変化と共に色変化が視覚されるよう構成し
    た請求項11乃至14のいずれかの温度依存性変形−賦
    形性成形体。
  16. 【請求項16】 玩具或いは装飾要素である請求項1乃
    至10のいずれかの熱可塑性樹脂組成物又は請求項11
    乃至15のいずれかの温度依存性変形−賦形性成形体。
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