JPH10154790A - サイリスタスタックおよびサイリスタ素子交換治具 - Google Patents

サイリスタスタックおよびサイリスタ素子交換治具

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JPH10154790A
JPH10154790A JP31367896A JP31367896A JPH10154790A JP H10154790 A JPH10154790 A JP H10154790A JP 31367896 A JP31367896 A JP 31367896A JP 31367896 A JP31367896 A JP 31367896A JP H10154790 A JPH10154790 A JP H10154790A
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JP
Japan
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thyristor
stack
cooling piece
cooling
spring pressure
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Pending
Application number
JP31367896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawahara
孝弘 川原
Toshiro Koga
俊郎 古賀
Tomonori Hirayama
友則 平山
Satoshi Sato
聡 佐藤
Takeshi Miyashita
武司 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイリスタ素子の交換に手間がかかる。 【解決手段】 一端側の対向する位置に穴および他端側
の対向する位置の長手方向に長穴30b、31bを有す
るとともに、直角よりも若干大きな角度および小さな角
度でそれぞれL字状に折曲され、一端側でサイリスタス
タックの主回路端子28を他端側で主回路接続導体29
をそれぞれ挟持し、穴および長穴を介してボルトおよび
ナットの締付けにより主回路端子28および主回路接続
導体29間にそれぞれ接続される一対の接続導体30、
31を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば直流送電
あるいは周波数変換等に用いられる空気絶縁水冷式サイ
リスタ装置のサイリスタスタック、およびこのサイリス
タスタックを構成するサイリスタ素子を交換する場合に
用いられるサイリスタ素子交換治具の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、サイリスタ装置はサイリスタモ
ジュールと呼ばれるユニットを複数台搭載することによ
り構成されている。図15はその代表的な従来の水冷式
サイリスタモジュールの概略構成を示す図、図16は図
15に示す水冷式サイリスタスタックの構成を示す正面
図、図17は図16におけるサイリスタスタックの下部
に受け台を配置した状態を示す正面図、図18は図16
におけるサイリスタスタックのサイリスタ素子および冷
却片をばらけた配置とした状態を示す正面図、図19は
交換するサイリスタ素子の両隣りの冷却片を両側に離反
させた状態を一部を破断して示す正面図、図20はサイ
リスタ素子と冷却片との接合状態を一部を破断して示す
断面図である。
【0003】図において、1はアノードリアクトル、2
は複数のスナバコンデンサ2aで構成されるスナバコン
デンサユニット、3は複数のスナバ抵抗3aで構成され
るスナバ抵抗ユニット、4は詳細については後述するが
両端に主回路端子4aが配置されるサイリスタスタッ
ク、5はこのサイリスタスタック4に冷却水を供給する
冷却配管、6はアノードリアクトル1を介して配置され
る主回路接続導体、7、8はそれぞれ一端側でサイリス
タスタック4の主回路端子4aを、他端側で主回路接続
導体6を挟持し、ボルトおよびナットで締め付けられて
主回路端子4aおよび主回路接続導体6間に接続される
接続導体であり、これら1ないし8はモジュールフレー
ム9上に搭載されてサイリスタモジュール10を構成す
る。
【0004】11はモジュールフレーム9上に対向して
配設される一対の固定クランパ、12はこれら両固定ク
ランパ11、11間に連結される複数の棒状部材、1
3、14は両クランパ11、11間に交互に積重して配
設される冷却片およびサイリスタ素子で、図20に示す
ようにサイリスタ素子14の両接合面の中央部には有底
穴14aが形成されるとともに、冷却片13の両接合面
のサイリスタ素子14の有底穴14aと対応する位置に
は、先端が有底穴14aに嵌合可能なセンタピン15が
ネジ込みにより固着され、各冷却片13内には冷却配管
5からポリテトラフルオロエチレン製のパイプ16を介
して冷却水が供給されている。
【0005】17は両端に配置される冷却片13の外側
に接して配設される一対の絶縁スペーサ、18は一方の
絶縁スペーサ17に隣接して配設される受座、19は他
方の絶縁スペーサ17と一方の固定クランパ11との間
に介装されるバネ部材、20は受座18と他方の固定ク
ランパ11との間に介装され、棒状部材12に沿って摺
動可能に配設される可動クランパ、21はこの可動クラ
ンパ20と他方の固定クランパ11との間に介装される
バネ部材、22は他方の固定クランパおよびバネ部材2
1を貫通し、先端が鋼球23を介して受座18に当接す
るように配設されたセンタボルトで、図示はしないが可
動クランパ20の中央部に形成されたネジ穴と螺合して
いる。そして、これら11ないし23でサイリスタスタ
ック4を構成している。
【0006】上記のように構成された従来のサイリスタ
スタック4においては、センタボルト22を回転させる
ことにより可動クランパ20を棒状部材12に沿って移
動させ、介装されるバネ部材21を圧縮させ、このバネ
圧で積重された冷却片13およびサイリスタ素子14を
締め付けることにより、お互いの接合面同士を良好な状
態で接合させる。一方、サイリスタ素子14を交換する
必要が生じた場合には、センタボルト22を上記とは逆
方向に回転させることにより、バネ部材21を伸長させ
てバネ圧を弱め、サイリスタ素子14の取り出しを可能
にする。
【0007】次に、サイリスタ素子14を交換する場合
における取り出し、挿入について説明する。まず、サイ
リスタ素子14を取り出す場合は、最初に、図15にお
ける両接続導体7、8のボルトおよびナットを緩めて、
主回路端子4aおよび主回路接続導体6から両接続導体
7、8を取り外す。次いで、図17に示すようにサイリ
スタスタック4の下方に受け台24を設置して、冷却片
13、両絶縁スペーサ17および受座18の下部を支持
する。
【0008】その後、センタボルト22を少しずつ回転
させて可動クランパ20を移動させ、バネ部材21のバ
ネ力が零となる状態にする。次に、鋼球23がモジュー
ルフレーム9上に落下しないように注意をしながら、さ
らにセンタボルト22を回転させ、図18に示すように
各冷却片13およびサイリスタ素子14がばらけないよ
うに、且つ図19に示すように冷却片13間が不平行に
ならないように開き、サイリスタ素子14を取り出す。
【0009】次に、サイリスタ素子14を挿入する場合
は、図19に示すように各冷却片13およびサイリスタ
素子14を、積重時と同様平行な状態に保持しながら、
各冷却片13のセンタピン15をサイリスタ素子14の
有底穴14aに嵌合させる。次いで、図17に示すよう
な状態までセンタボルト22を締付け元に戻す。そして
最後に、両接続導体7、8をサイリスタスタック4の主
回路端子4a、および主回路接続導体6の間に取り付け
た後、受け台24をサイリスタスタック4から取り除き
素子交換作業を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のサイリスタスタ
ックは以上のように構成されているので、サイリスタ素
子14を交換する場合、ボルトおよびナットを緩めて接
続導体7、8を取り外さないと、各冷却片13間を開い
てサイリスタ素子14を取り出すことができないため、
素子交換作業に手間がかかるという問題点があった。
又、センタボルト22を緩めて押し付け力を零にした状
態から、さらにセンタボルト22を緩めた場合、受座1
8とセンタボルト22の先端との間に隙間ができて鋼球
23が落下するため、モジュールフレーム9またはこの
上に載置された他の機器に傷を付けるおそれがあるとい
う問題点があった。
【0011】又、交換するサイリスタ素子14を取りは
ずすと、残りの他のサイリスタ素子14および冷却片1
3がばらけるため、元の状態に戻すのに時間を要し、一
方、ばらけないようにサイリスタ素子14が取り出され
た状態を保ちながら作業を行うためには、作業者の熟練
を要するという問題点があった。又、冷却片13間を開
く時に、各冷却片13に接続されたパイプ16に力がか
かるため、パイプ16と冷却片13との接続部が緩んだ
りして冷却水の漏れを起こし、これを防止するためにパ
イプ16を長くして余裕をもたせたりすると、サイリス
タモジュール10全体として大形化するという問題点が
あった。
【0012】さらに又、冷却片13に突設されたセンタ
ピン15を、サイリスタ素子14の有底穴14aに嵌合
させる場合、手作業で行っているためにサイリスタ素子
14の表面に、センタピン15により傷を付けるおそれ
があり、センタピン15が非常に小さなものであるた
め、取り扱いおよびねじ込み作業が困難である等の問題
点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、他の構成部品に傷を付けること
なく、容易にサイリスタ素子を交換することが可能なサ
イリスタスタック、およびサイリスタ素子交換治具を提
供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るサイリスタスタックは、サイリスタ素子と冷却片とを
交互に積重し両側からクランパで挟んでバネ圧によって
密着させるようにしたサイリスタスタックにおいて、一
端側の対向する位置に穴および他端側の対向する位置の
長手方向に長穴を有するとともに、直角よりも若干大き
な角度および小さな角度でそれぞれL字状に折曲され、
一端側でサイリスタスタックの主回路端子を他端側で主
回路接続導体をそれぞれ挟持し、穴および長穴を介して
ボルトおよびナットの締付けにより主回路端子および主
回路接続導体間にそれぞれ接続される一対の接続導体を
備えたものである。
【0015】又、この発明の請求項2に係るサイリスタ
スタックは、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し
両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させるよ
うにしたサイリスタスタックにおいて、バネ圧を受ける
受座のバネ圧を調節するためのセンタボルトの先端に介
在する鋼球と当接する面に、鋼球を囲繞するように形成
される円筒状の突起を設けたものである。
【0016】又、この発明の請求項3に係るサイリスタ
スタックは、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し
両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させるよ
うにしたサイリスタスタックにおいて、冷却片内に冷却
水を供給するポリテトラフルオロエチレン製のパイプを
蛇腹状に形成したものである。
【0017】又、この発明の請求項4に係るサイリスタ
スタックは、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し
両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させるよ
うにしたサイリスタスタックにおいて、冷却片の両接合
面にそれぞれ突出して形成され隣接するサイリスタ素子
の接合面の対応する位置に形成された有底穴にそれぞれ
嵌合するセンタピンの先端を半球状に形成したものであ
る。
【0018】又、この発明の請求項5に係るサイリスタ
スタックは、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し
両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させるよ
うにしたサイリスタスタックにおいて、冷却片の両接合
面に根元部が螺合により固着されて突出し隣接するサイ
リスタ素子の接合面の対応する位置に形成された有底穴
にそれぞれ嵌合するセンタピンの先端にスリットを形成
したものである。
【0019】又、この発明の請求項6に係るサイリスタ
スタックは、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し
両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させるよ
うにしたサイリスタスタックにおいて、冷却片の接合面
に隣接するサイリスタ素子の接合面に突出して形成され
るセンタピンが嵌合可能で且つ外周側に向かって延在し
外周面に開口する溝を形成したものである。
【0020】又、この発明の請求項7に係るサイリスタ
素子交換治具は、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積
重し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させ
るようにしたサイリスタスタックの各冷却片の外周面に
形成された有底穴とそれぞれ対応する位置に複数の穴を
有する板状部材と、板状部材の穴を貫通して先端が冷却
片の有底穴にそれぞれ嵌合される複数の取付ピンとを備
えたものである。
【0021】又、この発明の請求項8に係るサイリスタ
素子交換治具は、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積
重し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させ
るようにしたサイリスタスタックの各冷却片の相隣なる
同士の外周面に一端が取付可能な一対のL字状部材と、
両L字状部材の相対向する他端間に介装され両L字状部
材間に離反する方向の所定の力を付勢するバネ部材とを
備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
サイリスタスタックの要部の構成を示す正面図、図2は
図1に示す一対の接続導体の構成を示す斜視図である。
図において、25、26は交互に積重して配設される冷
却片およびサイリスタ素子、27は両端に配置される冷
却片25(一方のみ図示)の外側に接して配設される一
対の絶縁スペーサ、28はサイリスタスタックの両端に
配置される主回路端子、29はアノードリアクトル(図
示せず)を介して配置される主回路接続導体であり、こ
れら25ないし29は従来におけるとほぼ同様である。
【0023】30、31は図2(a)、(b)に示すよ
うに、一端側の対向する位置に各穴30a、31aおよ
び他端側の対向する位置の長手方向に各長穴30b、3
1bがそれぞれ形成されるとともに、直角よりも若干大
きな角度R1および若干小さな角度R2でそれぞれL字状
に折曲された一対の接続導体で、一端側でサイリスタス
タックの主回路端子28を、他端側で主回路接続導体2
9をそれぞれ挟持し、各穴30a、31aおよび各長穴
30b、31bを介してボルト32およびナット33で
締め付けられることにより、主回路端子28、主回路接
続導体29間に接続されている。
【0024】上記のように構成された実施の形態1にお
けるサイリスタスタックにおいて、両接続導体30、3
1の他端側を締め付けているボルト32およびナット3
3を緩めると、両接続導体30、31が若干大または小
なる角度R1、R2でL字状に折曲されているので、図1
に示すように両接続導体30、31の端部は挟持してい
る主回路接続導体29からそれぞれ離れる方向、すなわ
ち元の状態に戻るため、両接続導体30、31と主回路
接続導体29との間は無接触状態となり、しかも主回路
端子28が積重方向に移動しても、各長穴30b、31
bによりボルト32による規制を受けることもないた
め、ボルト32およびナット33を緩めるだけで冷却片
25間を開くことができ、サイリスタ素子26を容易に
取り出すことが可能となり、短時間で交換作業を行うこ
とができる。
【0025】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2におけるサイリスタスタックの要部の構成を示す断
面図である。図において、34は図示はしないが積重さ
れたサイリスタ素子および冷却片の両側に配設される一
対の絶縁スペーサの一方に隣接して配設される受座で、
一方の面に鋼球36を受ける円錐状の切欠き34aが形
成されるとともに、この切欠き34aを中心として鋼球
36の径より大きな径を有する円筒状の突起35が形成
されている。37は鋼球36を介して受座34に当接
し、バネ部材のバネ圧を伝達するセンタボルトである。
【0026】上記のように構成された実施の形態2にお
けるサイリスタスタックにおいて、サイリスタ素子を交
換する際に、センタボルト37を緩めてバネ圧が零にな
った状態から、さらにセンタボルト37を緩めていく
と、鋼球36は切欠き34aから外れて落下するが、円
筒状の突起35により保持されて、モジュールフレーム
(図示せず)上に落下するのが防止されるため、モジュ
ールフレームまたはこの上に載置された他の機器に傷を
付けることもなくなる。
【0027】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3におけるサイリスタスタックの要部の構成を示す平
面図である。図において、上記実施の形態1におけると
同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。38は
冷却水を供給する冷却配管、39は継ぎ手40を介して
冷却配管38および冷却片25の内部を連通するポリテ
トラフルオロエチレン製のパイプで、蛇腹状に形成され
ている。
【0028】上記のように構成された実施の形態3にお
けるサイリスタスタックにおいて、サイリスタ素子26
を交換するために冷却片25間を開く際にパイプ39に
かかる力は、蛇腹部分で吸収されて継ぎ手40部分には
伝達されないので、パイプ39を長くして吸収させる必
要もなくなり、サイリスタモジュールの大形化を防止す
ることができる。
【0029】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4におけるサイリスタスタックの要部の構成を示す斜
視図、図6は図5に示す冷却片と対をなすサイリスタ素
子の構成を一部を断面にして示す正面図である。図にお
いて、41、42は交互に積重して配設される冷却片お
よびサイリスタ素子で、サイリスタ素子42の両面中央
部にはセンタピン43がそれぞれ螺合により突設される
とともに、冷却片41の両面にはサイリスタ素子42の
センタピン43と対応する位置から、外周側に向かって
延在し外周面に開口する溝41aがそれぞれ形成されて
いる。そして、センタピン43はこの溝41aに嵌合し
これに沿って移動可能となっている。44は継ぎ手45
を介して冷却片41の内部と連通し冷却水を供給するパ
イプである。
【0030】上記のように構成された実施の形態4にお
けるサイリスタスタックにおいて、交換されたサイリス
タ素子42と両隣りの各冷却片41とを接合する場合、
サイリスタ素子42のセンタピン43を冷却片41の溝
41aの開口側から挿入して嵌合させ、溝41aに沿っ
て中央側に移動させることにより接合しているので、セ
ンタピン43の位置合わせを作業者の勘に頼ることなく
簡単に行えるため、素子交換作業にかかる時間を大幅に
短縮することができ、また、センタピン43の先端が冷
却片41の表面に当たることもないので傷を付けたりす
ることも防止できる。
【0031】なお、上記構成ではセンタピン43につい
て詳述はしなかったが、例えば図7に示すようにセンタ
ピン43の先端に半球状部43aを形成するようにすれ
ば、仮にセンタピン43の先端が冷却片41の表面に当
たったとしても傷を付けることは防止でき、又、例えば
図8に示すようにセンタピン43の先端にスリット43
bを形成するようにすれば、マイナスドライバ等の工具
の使用が可能となり、ねじ込み作業にかかる時間を短縮
することができる。
【0032】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5におけるサイリスタ素子交換治具の構成を示す正面
図、図10は図9における線X−Xに沿った断面を示す
断面図、図11は図9におけるサイリスタ素子交換治具
の一構成要素としての板状部材を示す斜視図、図12は
図9におけるサイリスタ交換治具の異なる一構成要素と
しての取付ピンを示す斜視図である。図において、44
はサイリスタ素子45と交互に積重される冷却片で、上
方外周面には所定の数の有底穴44aが形成されてい
る。46は各冷却片44の上部に載置され各冷却片44
の有底穴44aと対応する位置に、複数の穴46aが形
成された板状部材、47は板状部材46の各穴46aを
貫通して先端が各冷却片44の有底穴44aにそれぞれ
嵌合される複数の取付ピン、48はセンタボルトであ
る。
【0033】上記のように構成された実施の形態5にお
けるサイリスタ素子交換治具では、センタボルト48を
緩めて押し付ける力が零になった状態、および交換され
るサイリスタ素子45が取り外された状態でも、板状部
材46および取付ピン47により冷却片44およびサイ
リスタ素子45は積重状態を保持されているため、冷却
片44およびサイリスタ素子45はばらけることがな
く、交換後の再組立に要する時間も大幅に短縮される。
【0034】実施の形態6.図13はこの発明の実施の
形態6におけるサイリスタ素子交換治具の構成を示す斜
視図、図14は図13におけるサイリスタ交換治具を冷
却片上に設置した状態を示す断面図である。図におい
て、48はサイリスタ素子49と交互に積重される冷却
片で、上方外周面には所定の数の有底穴48aが形成さ
れている。50、51は両冷却片48上にそれぞれ載置
される一対のL字状部材で、一方のL字状部材50には
一端側の冷却片48の有底穴48aと対応する位置に穴
50aが形成されるとともに、他端側には他方のL字状
部材51側に突出する一対の案内棒52が設けられてい
る。
【0035】そして又、他方のL字状部材51には一端
側の冷却片48の有底穴48aと対応する位置に穴51
aが形成されるとともに、他端側の一対の案内棒52と
対応する位置には、案内棒52が貫通して摺動可能な一
対の案内穴51bが形成されている。53は両案内棒5
2に嵌着されて両L字状部材50、51間に装着される
バネ部材で、他方のL字状部材51を一方のL字状部材
50から離反する方向に所定の力で押圧している。54
は両L字状部材50、51の各穴50a、51aを貫通
し、両冷却片48の各有底穴48aに嵌合する取付ピン
である。
【0036】上記のように構成された実施の形態6にお
けるサイリスタ素子交換治具では、センタボルト(図示
せず)を緩めて押し付け力がバネ部材53の押圧力より
小さくなると、バネ部材53の押圧力により他方のL字
状部材51が一方のL字状部材50から離反する方向に
移動し、これに伴って取付ピン54により一体化された
冷却片48も移動して、一方のL字状部材50に一体化
された冷却片48との間に所定の間隔が形成されるた
め、両冷却片48間に挟持されたサイリスタ素子49を
容易に取り出すことができる。
【0037】一方、交換されるサイリスタ素子49を両
冷却片48間に新たに挿入した後、センタボルトを締め
て押し付け力をバネ部材53の押圧力より大きくする
と、バネ部材53は圧縮されて他方のL字状部材51は
一方のL字状部材50と接する方向に移動し、これに伴
って一体化された冷却片48も移動して、他方の冷却片
48との間に挿入されたサイリスタ素子49を所定の押
圧力で挟持する。このように、センタボルトを緩めるだ
けで、残りの他の冷却片48およびサイリスタ素子49
の積重状態をばらすことなく、交換の必要なサイリスタ
素子49を挟持する両冷却片48間を所定の間隔に広げ
ることができるため、交換作業が容易になるとともに作
業に要する時間も大幅に短縮される。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重し両側か
らクランパで挟んでバネ圧によって密着させるようにし
たサイリスタスタックにおいて、一端側の対向する位置
に穴および他端側の対向する位置の長手方向に長穴を有
するとともに、直角よりも若干大きな角度および小さな
角度でそれぞれL字状に折曲され、一端側でサイリスタ
スタックの主回路端子を他端側で主回路接続導体をそれ
ぞれ挟持し、穴および長穴を介してボルトおよびナット
の締付けにより主回路端子および主回路接続導体間にそ
れぞれ接続される一対の接続導体を備えたので、容易に
サイリスタ素子を交換することが可能なサイリスタスタ
ックを提供することができる。
【0039】又、この発明の請求項2によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックにおいて、バネ圧を受ける受座のバネ圧を調節
するためのセンタボルトの先端に介在する鋼球と当接す
る面に、鋼球を囲繞するように形成される円筒状の突起
を設けたので、他の構成部品に傷を付けることなくサイ
リスタ素子を交換することが可能なサイリスタスタック
を提供することができる。
【0040】又、この発明の請求項3によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックにおいて、冷却片内に冷却水を供給するポリテ
トラフルオロエチレン製のパイプを蛇腹状に形成したの
で、大形化することなく水漏れを防止することが可能な
サイリスタスタックを提供することができる。
【0041】又、この発明の請求項4によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックにおいて、冷却片の両接合面にそれぞれ突出し
て形成され隣接するサイリスタ素子の接合面の対応する
位置に形成された有底穴にそれぞれ嵌合するセンタピン
の先端を半球状に形成したので、サイリスタ素子の表面
に傷を付けるのを防止することが可能なサイリスタスタ
ックを提供することができる。
【0042】又、この発明の請求項5によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックにおいて、冷却片の両接合面に根元部が螺合に
より固着されて突出し隣接するサイリスタ素子の接合面
の対応する位置に形成された有底穴にそれぞれ嵌合する
センタピンの先端にスリットを形成したので、センタピ
ンの取付けが容易なサイリスタスタックを提供すること
ができる。
【0043】又、この発明の請求項6によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックにおいて、冷却片の接合面に隣接するサイリス
タ素子の接合面に突出して形成されるセンタピンが嵌合
可能で且つ外周側に向かって延在し外周面に開口する溝
を形成したので、センタピンの嵌合が容易なサイリスタ
スタックを提供することができる。
【0044】又、この発明の請求項7によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックの各冷却片の外周面に形成された有底穴とそれ
ぞれ対応する位置に複数の穴を有する板状部材と、板状
部材の穴を貫通して先端が冷却片の有底穴にそれぞれ嵌
合される複数の取付ピンとを備えたので、サイリスタ素
子の交換を短時間で且つ容易に行うことができるサイリ
スタ素子交換治具を提供することができる。
【0045】又、この発明の請求項8によれば、サイリ
スタ素子と冷却片とを交互に積重し両側からクランパで
挟んでバネ圧によって密着させるようにしたサイリスタ
スタックの各冷却片の相隣なる同士の外周面に一端が取
付可能な一対のL字状部材と、両L字状部材の相対向す
る他端間に介装され両L字状部材間に離反する方向の所
定の力を付勢するバネ部材とを備えたので、サイリスタ
素子の交換を短時間で且つ容易に行うことができるサイ
リスタ素子交換治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるサイリスタ
スタックの要部の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す一対の接続導体の構成を示す斜視
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるサイリスタ
スタックの要部の構成を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるサイリスタ
スタックの要部の構成を示す平面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるサイリスタ
スタックの要部の構成を示す斜視図である。
【図6】 図5に示す冷却片と対をなすサイリスタ素子
の構成を一部を断面にして示す正面図である。
【図7】 図6に示すセンタピンの異なる例を示す斜視
図である。
【図8】 図6に示すセンタピンのさらに異なる例を示
す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5におけるサイリスタ
素子交換治具の構成を示す正面図である。
【図10】 図9における線X−Xに沿った断面を示す
断面図である。
【図11】 図9におけるサイリスタ素子交換治具の一
構成要素としての板状部材を示す斜視図である。
【図12】 図9におけるサイリスタ素子交換治具の異
なる一構成要素としての取付ピンを示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態6におけるサイリス
タ素子交換治具の構成を示す斜視図である。
【図14】 図13におけるサイリスタ交換治具を冷却
片上に設置した状態を示す断面図である。
【図15】 従来の水冷式サイリスタモジュールの概略
構成を示す図である。
【図16】 図15に示す水冷式サイリスタスタックの
構成を示す正面図である。
【図17】 図16におけるサイリスタスタックの下部
に受け台を配置した状態を示す正面図である。
【図18】 図16におけるサイリスタスタックのサイ
リスタ素子および冷却片をばらけた配置とした状態を示
す正面図である。
【図19】 交換するサイリスタ素子の両隣りの冷却片
を両側に離反させた状態を一部を破断して示す正面図で
ある。
【図20】 サイリスタ素子と冷却片との接合状態を一
部を破断して示す断面図である。
【符号の説明】
25,41,44,48 冷却片、26,42,45,
49 サイリスタ素子、28 主回路端子、29 主回
路接続導体、30,31 接続導体、30a,31a,
46a 穴、30b,31b 長穴、34 受座、35
突起、36 鋼球、37 センタボルト、38 冷却
配管、39 パイプ、41a 溝、43 センタピン、
43a 球状部、43b スリット、46 板状部材、
47,54 取付ピン、50,51 L字状部材、51
b 案内穴、52 案内棒、53 バネ部材、44a,
48a 有底穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 聡 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮下 武司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、一端側の対向
    する位置に穴および他端側の対向する位置の長手方向に
    長穴を有するとともに、直角よりも若干大きな角度およ
    び小さな角度でそれぞれL字状に折曲され、上記一端側
    で上記サイリスタスタックの主回路端子を上記他端側で
    主回路接続導体をそれぞれ挟持し、上記穴および長穴を
    介してボルトおよびナットの締付けにより上記主回路端
    子および主回路接続導体間にそれぞれ接続される一対の
    接続導体を備えたことを特徴とするサイリスタスタッ
    ク。
  2. 【請求項2】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、上記バネ圧を
    受ける受座の上記バネ圧を調節するためのセンタボルト
    の先端に介在する鋼球と当接する面に、上記鋼球を囲繞
    するように形成される円筒状の突起を設けたことを特徴
    とするサイリスタスタック。
  3. 【請求項3】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、上記冷却片内
    に冷却水を供給するポリテトラフルオロエチレン製のパ
    イプを蛇腹状に形成したことを特徴とするサイリスタス
    タック。
  4. 【請求項4】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、上記冷却片の
    両接合面にそれぞれ突出して形成され隣接する上記サイ
    リスタ素子の接合面の対応する位置に形成された有底穴
    にそれぞれ嵌合するセンタピンの先端を半球状に形成し
    たことを特徴とするサイリスタスタック。
  5. 【請求項5】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、上記冷却片の
    両接合面に根元部が螺合により固着されて突出し隣接す
    る上記サイリスタ素子の接合面の対応する位置に形成さ
    れた有底穴にそれぞれ嵌合するセンタピンの先端にスリ
    ットを形成したことを特徴とするサイリスタスタック。
  6. 【請求項6】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックにおいて、上記冷却片の
    接合面に隣接する上記サイリスタ素子の接合面に突出し
    て形成されるセンタピンが嵌合可能で且つ外周側に向か
    って延在し外周面に開口する溝を形成したことを特徴と
    するサイリスタスタック。
  7. 【請求項7】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックの上記各冷却片の外周面
    に形成された有底穴とそれぞれ対応する位置に複数の穴
    を有する板状部材と、上記板状部材の穴を貫通して先端
    が上記冷却片の有底穴にそれぞれ嵌合される複数の取付
    ピンとを備えたことを特徴とするサイリスタ素子交換治
    具。
  8. 【請求項8】 サイリスタ素子と冷却片とを交互に積重
    し両側からクランパで挟んでバネ圧によって密着させる
    ようにしたサイリスタスタックの上記各冷却片の相隣な
    る同士の外周面に一端が取付可能な一対のL字状部材
    と、上記両L字状部材の相対向する他端間に介装され上
    記両L字状部材間に離反する方向の所定の力を付勢する
    バネ部材とを備えたことを特徴とするサイリスタ素子交
    換治具。
JP31367896A 1996-11-25 1996-11-25 サイリスタスタックおよびサイリスタ素子交換治具 Pending JPH10154790A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004583A1 (en) * 1998-07-17 2000-01-27 Abb Ab Cooling element and method for manufacturing a cooling element for cooling of at least one electric power component
JP7436751B1 (ja) * 2022-09-16 2024-02-22 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置の組立冶具、および電力変換装置の製造方法

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WO2024057535A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置の組立冶具、および電力変換装置の製造方法

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