JPH10156480A - 防振ゴム用インナーリングの製造方法 - Google Patents
防振ゴム用インナーリングの製造方法Info
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- JPH10156480A JPH10156480A JP32600996A JP32600996A JPH10156480A JP H10156480 A JPH10156480 A JP H10156480A JP 32600996 A JP32600996 A JP 32600996A JP 32600996 A JP32600996 A JP 32600996A JP H10156480 A JPH10156480 A JP H10156480A
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Landscapes
- Forging (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動や衝撃を有効に緩和することができる防
振ゴムに用いられるインナーリングを、材料の歩留まり
を向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造すること
ができる防振ゴム用インナーリングの製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 帯状鋼板からなる素材Mのメタルファイ
バーフローと同方向に素材Mを送りながら防振ゴム用イ
ンナーリングを製造する方法であって、製造ラインの下
面レベルを略等高に形成するとともに、素材Mに対し
て、製造ラインにおいて、素材Mの略中央部にパイロッ
ト孔Hを穿設する第1工程、素材Mに切除部Cを穿設す
るためにピアス加工を行う第2工程、送り方向と直角な
断面において素材Mが略半円形状を呈するように素材M
を略半円筒形状に曲げ加工する第3工程、送り方向の前
後に位置する素材Mを押圧、挟持しながら、その間に位
置する素材Mを冷間鍛造により所要形状に成形する第4
工程及び成形品P2を分離する第5工程を、順次実施す
る。
振ゴムに用いられるインナーリングを、材料の歩留まり
を向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造すること
ができる防振ゴム用インナーリングの製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 帯状鋼板からなる素材Mのメタルファイ
バーフローと同方向に素材Mを送りながら防振ゴム用イ
ンナーリングを製造する方法であって、製造ラインの下
面レベルを略等高に形成するとともに、素材Mに対し
て、製造ラインにおいて、素材Mの略中央部にパイロッ
ト孔Hを穿設する第1工程、素材Mに切除部Cを穿設す
るためにピアス加工を行う第2工程、送り方向と直角な
断面において素材Mが略半円形状を呈するように素材M
を略半円筒形状に曲げ加工する第3工程、送り方向の前
後に位置する素材Mを押圧、挟持しながら、その間に位
置する素材Mを冷間鍛造により所要形状に成形する第4
工程及び成形品P2を分離する第5工程を、順次実施す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防振ゴム用インナ
ーリングの製造方法に関し、特に、自動車のエンジン、
サスペンション等の取り付けや製造加工機械、その他の
設備機械の取り付けに、振動や衝撃の緩和を目的として
用いられる防振ゴムのインナーリングを、材料の歩留ま
りを向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造する方
法に関するものである。
ーリングの製造方法に関し、特に、自動車のエンジン、
サスペンション等の取り付けや製造加工機械、その他の
設備機械の取り付けに、振動や衝撃の緩和を目的として
用いられる防振ゴムのインナーリングを、材料の歩留ま
りを向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車においては、エン
ジンからの振動や道路から受ける振動や衝撃を緩和する
ために、エンジンやサスペンションを防振ゴムを介して
取り付けるようにしている。この防振ゴムは、エンジン
等を取り付けるためのボルトを挿通するインナーパイプ
の外周に所要の荷重ーたわみ特性を有するゴムを介して
アウターリングを配設するとともに、このゴム中に、図
2に示すような、中央に肉厚部Paを、その両端に肉薄
部Pbを有する略半円筒形状のインナーリングP2を介
在することにより所要の防振効果を発揮するように構成
されている。
ジンからの振動や道路から受ける振動や衝撃を緩和する
ために、エンジンやサスペンションを防振ゴムを介して
取り付けるようにしている。この防振ゴムは、エンジン
等を取り付けるためのボルトを挿通するインナーパイプ
の外周に所要の荷重ーたわみ特性を有するゴムを介して
アウターリングを配設するとともに、このゴム中に、図
2に示すような、中央に肉厚部Paを、その両端に肉薄
部Pbを有する略半円筒形状のインナーリングP2を介
在することにより所要の防振効果を発揮するように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この防振ゴムに用いら
れる略半円筒形状のインナーリングP2の製造方法の一
例を図9に示す。
れる略半円筒形状のインナーリングP2の製造方法の一
例を図9に示す。
【0004】この方法は、所要の板厚と幅とを有する長
尺の帯状の冷間圧延鋼板からなる素材を用い、従来の順
送りプレス工法により成形を行うもので、素材の上下両
端部に成形品の大きさに合わせた定ピッチのガイドピン
挿入孔の穿設、素材の不要部分の除去及び素材の冷間鍛
造時の余肉の逃孔の穿設を行うピアス加工工程、サイジ
ング工程、トリミング工程、予備曲げ工程、フォーミン
グ工程、切離工程及びスクラップカット工程を、順次実
施することにより、図2に示すような、中央に肉厚部P
aを、その両端に肉薄部Pbを有する略半円筒形状のイ
ンナーリングP2を連続して成形するものである。
尺の帯状の冷間圧延鋼板からなる素材を用い、従来の順
送りプレス工法により成形を行うもので、素材の上下両
端部に成形品の大きさに合わせた定ピッチのガイドピン
挿入孔の穿設、素材の不要部分の除去及び素材の冷間鍛
造時の余肉の逃孔の穿設を行うピアス加工工程、サイジ
ング工程、トリミング工程、予備曲げ工程、フォーミン
グ工程、切離工程及びスクラップカット工程を、順次実
施することにより、図2に示すような、中央に肉厚部P
aを、その両端に肉薄部Pbを有する略半円筒形状のイ
ンナーリングP2を連続して成形するものである。
【0005】ところで、この方法によれば、ガイドピン
挿入孔を穿設する素材の上下両端部がその全長に亘って
スクラップとなり、材料の歩留まりが悪く、製品コスト
が上昇するという問題点を有していた。また、予備曲げ
工程及びフォーミング工程において、素材のメタルファ
イバーフローに対して直角方向に曲げ加工を行うことに
なり、さらに、この曲げ加工を、サイジング工程及びト
リミング工程によってインナーリングP2の中央の肉厚
部Paとなる部分を成形した後に行うようにしているこ
とと相俟って、曲げ加工に大きな力を要し、このため、
金型が摩耗、破損しやすく、金型の耐久性が低いだけな
く、部分的に肉厚差を有する素材を曲げ加工するため
に、成形品の成形精度が低下する等の問題点を有してい
た。
挿入孔を穿設する素材の上下両端部がその全長に亘って
スクラップとなり、材料の歩留まりが悪く、製品コスト
が上昇するという問題点を有していた。また、予備曲げ
工程及びフォーミング工程において、素材のメタルファ
イバーフローに対して直角方向に曲げ加工を行うことに
なり、さらに、この曲げ加工を、サイジング工程及びト
リミング工程によってインナーリングP2の中央の肉厚
部Paとなる部分を成形した後に行うようにしているこ
とと相俟って、曲げ加工に大きな力を要し、このため、
金型が摩耗、破損しやすく、金型の耐久性が低いだけな
く、部分的に肉厚差を有する素材を曲げ加工するため
に、成形品の成形精度が低下する等の問題点を有してい
た。
【0006】本発明は、上記防振ゴムに用いられる略半
円筒形状のインナーリングの製造方法の有する問題点を
解決し、振動や衝撃を有効に緩和することができる防振
ゴムに用いられるインナーリングを、材料の歩留まりを
向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造することが
できる防振ゴム用インナーリングの製造方法を提供する
ことを目的とする。
円筒形状のインナーリングの製造方法の有する問題点を
解決し、振動や衝撃を有効に緩和することができる防振
ゴムに用いられるインナーリングを、材料の歩留まりを
向上させながら、高精度に、かつ簡易に製造することが
できる防振ゴム用インナーリングの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の防振ゴム用インナーリングの製造方法は、
帯状鋼板からなる素材のメタルファイバーフローと同方
向に素材を送りながら防振ゴム用インナーリングを製造
する方法であって、製造ラインの下面レベルを略等高に
形成するとともに、該素材に対して、製造ラインにおい
て、素材の略中央部にパイロット孔を穿設する第1工
程、素材に切除部を穿設するためにピアス加工を行う第
2工程、送り方向と直角な断面において素材が略半円形
状を呈するように素材を略半円筒形状に曲げ加工する第
3工程、送り方向の前後に位置する素材を押圧、挟持し
ながら、その間に位置する素材を冷間鍛造により所要形
状に成形する第4工程及び成形品を分離する第5工程
を、順次実施するようにしたことを特徴とする。
め、本発明の防振ゴム用インナーリングの製造方法は、
帯状鋼板からなる素材のメタルファイバーフローと同方
向に素材を送りながら防振ゴム用インナーリングを製造
する方法であって、製造ラインの下面レベルを略等高に
形成するとともに、該素材に対して、製造ラインにおい
て、素材の略中央部にパイロット孔を穿設する第1工
程、素材に切除部を穿設するためにピアス加工を行う第
2工程、送り方向と直角な断面において素材が略半円形
状を呈するように素材を略半円筒形状に曲げ加工する第
3工程、送り方向の前後に位置する素材を押圧、挟持し
ながら、その間に位置する素材を冷間鍛造により所要形
状に成形する第4工程及び成形品を分離する第5工程
を、順次実施するようにしたことを特徴とする。
【0008】上記の構成からなる本発明の防振ゴムにお
けるインナーリングの製造方法は、素材の略中央部にパ
イロット孔を穿設するようにしているため、素材のうち
スクラップとなる部分が減少し、材料の歩留まりを向上
させることができる。また、送り方向と直角な断面にお
いて素材が略半円形状を呈するように素材を略半円筒形
状に曲げ加工するようにしているため、素材のメタルフ
ァイバーフローに対して平行に曲げ加工を行うことにな
り、さらに、この曲げ加工を行った後、送り方向の前後
に位置する素材を押圧、挟持しながら、その間に位置す
る素材を冷間鍛造により所要形状に成形、すなわち、イ
ンナーリングの中央の肉厚部となる部分を成形するよう
にしていることと相俟って、曲げ加工を小さな力で容易
に行うことができるとともに、成形品の成形精度を向上
することができる。また、製造ラインの下面レベルを略
等高に形成するようにしているため、各加工工程を円滑
に連続して行うことができる。
けるインナーリングの製造方法は、素材の略中央部にパ
イロット孔を穿設するようにしているため、素材のうち
スクラップとなる部分が減少し、材料の歩留まりを向上
させることができる。また、送り方向と直角な断面にお
いて素材が略半円形状を呈するように素材を略半円筒形
状に曲げ加工するようにしているため、素材のメタルフ
ァイバーフローに対して平行に曲げ加工を行うことにな
り、さらに、この曲げ加工を行った後、送り方向の前後
に位置する素材を押圧、挟持しながら、その間に位置す
る素材を冷間鍛造により所要形状に成形、すなわち、イ
ンナーリングの中央の肉厚部となる部分を成形するよう
にしていることと相俟って、曲げ加工を小さな力で容易
に行うことができるとともに、成形品の成形精度を向上
することができる。また、製造ラインの下面レベルを略
等高に形成するようにしているため、各加工工程を円滑
に連続して行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防振ゴム用インナ
ーリングの製造方法の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
ーリングの製造方法の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1に本発明の防振ゴム用インナーリング
の製造方法の一実施例を示す。所要の板厚と幅とを有す
る長尺の帯状の冷間圧延鋼板からなる素材Mを用い、素
材Mのメタルファイバーフローと同方向に、素材Mを送
りながら、素材Mの略中央部にパイロット孔Hを穿設す
る第1工程、素材Mに切除部Cを穿設するためにピアス
加工を行う第2工程、送り方向と直角な断面において素
材Mが略半円形状を呈するように素材Mを略半円筒形状
に曲げ加工する第3工程、送り方向の前後に位置する素
材を押圧、挟持しながら、その間に位置する素材Mを冷
間鍛造により所要形状に成形する第4工程及び成形品を
分離する第5工程を、順次実施するようにする。
の製造方法の一実施例を示す。所要の板厚と幅とを有す
る長尺の帯状の冷間圧延鋼板からなる素材Mを用い、素
材Mのメタルファイバーフローと同方向に、素材Mを送
りながら、素材Mの略中央部にパイロット孔Hを穿設す
る第1工程、素材Mに切除部Cを穿設するためにピアス
加工を行う第2工程、送り方向と直角な断面において素
材Mが略半円形状を呈するように素材Mを略半円筒形状
に曲げ加工する第3工程、送り方向の前後に位置する素
材を押圧、挟持しながら、その間に位置する素材Mを冷
間鍛造により所要形状に成形する第4工程及び成形品を
分離する第5工程を、順次実施するようにする。
【0011】この場合において、プレス及び冷間鍛造に
よる素材Mの成形は、図1に示すように、各加工工程に
おいて1個ずつ成形する方式のほか、図3に示すよう
に、各加工工程において2個ずつ又は2個以上の複数個
を同時に成形する方式を採用することができる。
よる素材Mの成形は、図1に示すように、各加工工程に
おいて1個ずつ成形する方式のほか、図3に示すよう
に、各加工工程において2個ずつ又は2個以上の複数個
を同時に成形する方式を採用することができる。
【0012】素材Mを連続的に送りながらプレス及び冷
間鍛造により成形して成形品、すなわち、図2に示すよ
うなインナーリングP2を製造するために用いられる型
は、図4〜図8に示すように、上下に対向する上型Aと
下型Bとから構成される。なお、この例は、図3に示す
素材Mを各加工工程において2個ずつ同時に成形する方
式に用いられる型を示す。上型A及び下型Bには、各加
工工程の金型を、素材Mの送りピッチと一致するよう
に、素材Mの送り方向に沿って配置するが、この場合、
製造ラインLの下面レベルは、図4に示すように、略等
高に形成するようにし、上型Aを昇降させることによ
り、同時に各工程の加工が行えるようにする。
間鍛造により成形して成形品、すなわち、図2に示すよ
うなインナーリングP2を製造するために用いられる型
は、図4〜図8に示すように、上下に対向する上型Aと
下型Bとから構成される。なお、この例は、図3に示す
素材Mを各加工工程において2個ずつ同時に成形する方
式に用いられる型を示す。上型A及び下型Bには、各加
工工程の金型を、素材Mの送りピッチと一致するよう
に、素材Mの送り方向に沿って配置するが、この場合、
製造ラインLの下面レベルは、図4に示すように、略等
高に形成するようにし、上型Aを昇降させることによ
り、同時に各工程の加工が行えるようにする。
【0013】以下、この型の詳細について説明する。下
型Bの素材供給側端に、図7及び図8に示すように、素
材Mが製造ラインLに円滑に供給されるように送りガイ
ド2を配設する。この送りガイド2は、外周面に円環状
の溝2aを形成し、製造ラインLの両側に沿って所要ピ
ッチで配設し、これにより、対向して配列した送りガイ
ド2の溝2aに素材Mの端縁を挟むようにして、素材M
を製造ラインLの下面レベルと等しい高さで支持するよ
うにする。なお、この送りガイド2は、図示のように、
ガイドピン形状とすることも、あるいは、ローラ形状と
することも可能で、さらに、下型Bに対して固定して
も、あるいは、回動自在に支持することも可能である。
型Bの素材供給側端に、図7及び図8に示すように、素
材Mが製造ラインLに円滑に供給されるように送りガイ
ド2を配設する。この送りガイド2は、外周面に円環状
の溝2aを形成し、製造ラインLの両側に沿って所要ピ
ッチで配設し、これにより、対向して配列した送りガイ
ド2の溝2aに素材Mの端縁を挟むようにして、素材M
を製造ラインLの下面レベルと等しい高さで支持するよ
うにする。なお、この送りガイド2は、図示のように、
ガイドピン形状とすることも、あるいは、ローラ形状と
することも可能で、さらに、下型Bに対して固定して
も、あるいは、回動自在に支持することも可能である。
【0014】第1工程において、素材Mの略中央部にパ
イロット孔Hを、上型A及び下型Bに設けた打抜刃1に
て穿設する。この打抜刃1は、例えば、上型Aに打抜用
雄型1aを、下型Bに、これと対をなす雌型1bをそれ
ぞれ配設して構成することができる。このパイロット孔
Hは、パイロットピンPを挿通することにより、成形品
の大きさに合わせた定ピッチにて素材Mを順送りするた
めのもので、素材Mの送りを精度良く行うために、2本
の円形のパイロットピン又は1本の長円形のパイロット
ピンを挿入できる長円形とすることが望ましい。また、
このパイロット孔Hは、後述の第4工程の素材Mの冷間
鍛造時の余肉を逃がすためにも利用される。
イロット孔Hを、上型A及び下型Bに設けた打抜刃1に
て穿設する。この打抜刃1は、例えば、上型Aに打抜用
雄型1aを、下型Bに、これと対をなす雌型1bをそれ
ぞれ配設して構成することができる。このパイロット孔
Hは、パイロットピンPを挿通することにより、成形品
の大きさに合わせた定ピッチにて素材Mを順送りするた
めのもので、素材Mの送りを精度良く行うために、2本
の円形のパイロットピン又は1本の長円形のパイロット
ピンを挿入できる長円形とすることが望ましい。また、
このパイロット孔Hは、後述の第4工程の素材Mの冷間
鍛造時の余肉を逃がすためにも利用される。
【0015】第2工程において、パイロット孔Hの近傍
の素材Mの両端縁部に、素材Mの不要部分の除去及び後
述の第4工程の素材Mの冷間鍛造時の余肉を逃がすため
の切除部Cを、上型A及び下型Bに設けたピアス加工用
切断刃3にて行う。このピアス加工用切断刃3は、例え
ば、上型Aに打抜用雄型3aを、下型Bに、これと対を
なす雌型3bをそれぞれ配設して構成することができ
る。この切除部Cは、後述の第4工程の素材Mの冷間鍛
造時の余肉を逃がすことができるように、その形状及び
大きさを定める。
の素材Mの両端縁部に、素材Mの不要部分の除去及び後
述の第4工程の素材Mの冷間鍛造時の余肉を逃がすため
の切除部Cを、上型A及び下型Bに設けたピアス加工用
切断刃3にて行う。このピアス加工用切断刃3は、例え
ば、上型Aに打抜用雄型3aを、下型Bに、これと対を
なす雌型3bをそれぞれ配設して構成することができ
る。この切除部Cは、後述の第4工程の素材Mの冷間鍛
造時の余肉を逃がすことができるように、その形状及び
大きさを定める。
【0016】第3工程において、素材Mの送り方向と直
角な断面において素材Mが略半円形状を呈するように素
材Mを略半円筒形状に曲げ加工するために、上型Aに断
面が略半円柱形をした雄型4aを、下型Bにこの雄型4
aに対応した略半円柱形の溝を備えた雌型4bをそれぞ
れ配設する。これにより、素材Mのメタルファイバーフ
ローに対して平行に曲げ加工を行うようにする。この場
合、雌型4bの溝の底面が製造ラインLと略等高となる
ように雌型4bを配設するとともに、雄型4aの両側の
素材Mの成形に支障のない位置の上型Aにガイドピン4
cを突設し、ガイドピン4cの先端を下型Bに嵌挿する
ようにすることにより、雄型4a及び雄型4bが正確に
整合するようにする。また、雌型4bの溝の内底部に
は、雌型4bから素材Mを離脱させるための、ばねによ
り付勢されたノックピン4dが配設されている。
角な断面において素材Mが略半円形状を呈するように素
材Mを略半円筒形状に曲げ加工するために、上型Aに断
面が略半円柱形をした雄型4aを、下型Bにこの雄型4
aに対応した略半円柱形の溝を備えた雌型4bをそれぞ
れ配設する。これにより、素材Mのメタルファイバーフ
ローに対して平行に曲げ加工を行うようにする。この場
合、雌型4bの溝の底面が製造ラインLと略等高となる
ように雌型4bを配設するとともに、雄型4aの両側の
素材Mの成形に支障のない位置の上型Aにガイドピン4
cを突設し、ガイドピン4cの先端を下型Bに嵌挿する
ようにすることにより、雄型4a及び雄型4bが正確に
整合するようにする。また、雌型4bの溝の内底部に
は、雌型4bから素材Mを離脱させるための、ばねによ
り付勢されたノックピン4dが配設されている。
【0017】第4工程において、図2に示すような、中
央に肉厚部Paを、その両端に肉薄部Pbを有する略半
円筒形状の成形品を冷間鍛造により成形するために、上
型Aに断面が有段形状の略半円柱形をした成形型5a
を、下型Bにこの成形型5aに対応した略半円柱形の溝
を備えた成形型5bをそれぞれ配設する。この場合、成
形型5aは上型Aのホルダー孔内に、また、成形型5b
は下型Bのホルダー孔内に、それぞれ嵌挿され、かつ成
形型5bの溝の内底部には、成形型5bから素材Mを離
脱させるための、ばねにより付勢されたノックピン5c
が配設されている。なお、成形型5aを変更することに
より、中央に肉薄部を、その両端に肉厚部を有する略半
円筒形状の成形品を冷間鍛造により成形することができ
る。この成形型5a,5bによる冷間鍛造によって生じ
た余肉は、切除部C及びパイロット孔Hにて吸収され
る。
央に肉厚部Paを、その両端に肉薄部Pbを有する略半
円筒形状の成形品を冷間鍛造により成形するために、上
型Aに断面が有段形状の略半円柱形をした成形型5a
を、下型Bにこの成形型5aに対応した略半円柱形の溝
を備えた成形型5bをそれぞれ配設する。この場合、成
形型5aは上型Aのホルダー孔内に、また、成形型5b
は下型Bのホルダー孔内に、それぞれ嵌挿され、かつ成
形型5bの溝の内底部には、成形型5bから素材Mを離
脱させるための、ばねにより付勢されたノックピン5c
が配設されている。なお、成形型5aを変更することに
より、中央に肉薄部を、その両端に肉厚部を有する略半
円筒形状の成形品を冷間鍛造により成形することができ
る。この成形型5a,5bによる冷間鍛造によって生じ
た余肉は、切除部C及びパイロット孔Hにて吸収され
る。
【0018】ところで、この冷間鍛造による成形品の成
形精度を向上するため、この第4工程の送り方向の前後
のアイドル工程に位置する素材Mを、当該位置の素材M
の形状に対応した挟持用型6a,6b及び挟持用型7
a,7bにより押圧、挟持することにより素材Mの移動
を阻止しながら、その間の第4工程に位置する素材Mを
冷間鍛造するようにする。すなわち、挟持用型6aは第
3工程の雄型4aと、また、挟持用型6bは第3工程の
雌型4bと、それぞれ同形状に形成し、この挟持用型6
a,6bにて素材Mを確固に押圧、挟持するようにす
る。また、挟持用型7aは第4工程の成形型5aと、ま
た、挟持用型7bは第4工程の成形型5bと、それぞれ
同形状に形成し、この挟持用型7a,7bにて素材Mを
確固に押圧、挟持するようにする。なお、これらの挟持
用型6a,6b及び挟持用型7a,7bは、上下に対向
して配設されることにより、素材Mを押圧、挟持するも
ので、素材Mに塑性変形を伴う成形を行うものではない
ため、上型A及び下型Bに対して可動、調圧的に支持さ
れる。例えば、図4〜図7に示すように、上型Aに配設
したばね6c,7cにより付勢したロッド6d,7dを
介して挟持用型6a,7aを、また、下型Bに挟持用型
6b,7bを、それぞれ取り付け、これにより、この挟
持用型6a,6bによる素材Mの挟持が完了した後、成
形型5a,5bにて素材Mの冷間鍛造を行うようにす
る。この場合、挟持用型6b,7bにて、素材Mを製造
ラインLの下面レベルと等しい高さで支持するようにす
る。また、挟持用型6b,7bの溝の内底部には、挟持
用型6b,7bから素材Mを離脱させるための、ばねに
より付勢されたノックピン6e,7eが配設されてい
る。
形精度を向上するため、この第4工程の送り方向の前後
のアイドル工程に位置する素材Mを、当該位置の素材M
の形状に対応した挟持用型6a,6b及び挟持用型7
a,7bにより押圧、挟持することにより素材Mの移動
を阻止しながら、その間の第4工程に位置する素材Mを
冷間鍛造するようにする。すなわち、挟持用型6aは第
3工程の雄型4aと、また、挟持用型6bは第3工程の
雌型4bと、それぞれ同形状に形成し、この挟持用型6
a,6bにて素材Mを確固に押圧、挟持するようにす
る。また、挟持用型7aは第4工程の成形型5aと、ま
た、挟持用型7bは第4工程の成形型5bと、それぞれ
同形状に形成し、この挟持用型7a,7bにて素材Mを
確固に押圧、挟持するようにする。なお、これらの挟持
用型6a,6b及び挟持用型7a,7bは、上下に対向
して配設されることにより、素材Mを押圧、挟持するも
ので、素材Mに塑性変形を伴う成形を行うものではない
ため、上型A及び下型Bに対して可動、調圧的に支持さ
れる。例えば、図4〜図7に示すように、上型Aに配設
したばね6c,7cにより付勢したロッド6d,7dを
介して挟持用型6a,7aを、また、下型Bに挟持用型
6b,7bを、それぞれ取り付け、これにより、この挟
持用型6a,6bによる素材Mの挟持が完了した後、成
形型5a,5bにて素材Mの冷間鍛造を行うようにす
る。この場合、挟持用型6b,7bにて、素材Mを製造
ラインLの下面レベルと等しい高さで支持するようにす
る。また、挟持用型6b,7bの溝の内底部には、挟持
用型6b,7bから素材Mを離脱させるための、ばねに
より付勢されたノックピン6e,7eが配設されてい
る。
【0019】第5工程において、成形が完了した成形品
を1個ずつ分離するために、上型Aに切断型8aを、下
型Bに切断型8bを配設する。これにより、成形品、す
なわち、図2に示すような、中央に肉厚部Paを、その
両端に肉薄部Pbを有する略半円筒形状のインナーリン
グP2が1個ずつ独立して取り出されるとともに、素材
Mの塑性変形により生じた余肉等のスクラップも併せて
取り出される。
を1個ずつ分離するために、上型Aに切断型8aを、下
型Bに切断型8bを配設する。これにより、成形品、す
なわち、図2に示すような、中央に肉厚部Paを、その
両端に肉薄部Pbを有する略半円筒形状のインナーリン
グP2が1個ずつ独立して取り出されるとともに、素材
Mの塑性変形により生じた余肉等のスクラップも併せて
取り出される。
【0020】
【発明の効果】本発明の防振ゴム用インナーリングの製
造方法によれば、素材の略中央部にパイロット孔を穿設
するようにしているため、素材のうちスクラップとなる
部分が減少し、材料の歩留まりを向上させることによ
り、製品コストを低廉にすることができる。また、送り
方向と直角な断面において素材が略半円形状を呈するよ
うに素材を略半円筒形状に曲げ加工するようにしている
ため、素材のメタルファイバーフローに対して平行に曲
げ加工を行うことになり、さらに、この曲げ加工を行っ
た後、送り方向の前後に位置する素材を押圧、挟持しな
がら、その間に位置する素材を冷間鍛造により所要形状
に成形、すなわち、インナーリングの中央の肉厚部とな
る部分を成形するようにしていることと相俟って、曲げ
加工を小さな力で容易に行うことができ、金型の耐久性
を向上することができるとともに、成形品の成形精度を
向上することができる。また、製造ラインの下面レベル
を略等高に形成するようにしているため、各加工工程を
円滑に連続して行うことができる。
造方法によれば、素材の略中央部にパイロット孔を穿設
するようにしているため、素材のうちスクラップとなる
部分が減少し、材料の歩留まりを向上させることによ
り、製品コストを低廉にすることができる。また、送り
方向と直角な断面において素材が略半円形状を呈するよ
うに素材を略半円筒形状に曲げ加工するようにしている
ため、素材のメタルファイバーフローに対して平行に曲
げ加工を行うことになり、さらに、この曲げ加工を行っ
た後、送り方向の前後に位置する素材を押圧、挟持しな
がら、その間に位置する素材を冷間鍛造により所要形状
に成形、すなわち、インナーリングの中央の肉厚部とな
る部分を成形するようにしていることと相俟って、曲げ
加工を小さな力で容易に行うことができ、金型の耐久性
を向上することができるとともに、成形品の成形精度を
向上することができる。また、製造ラインの下面レベル
を略等高に形成するようにしているため、各加工工程を
円滑に連続して行うことができる。
【図1】本発明の防振ゴム用インナーリングの製造方法
の一実施例を示す製造工程の説明図で、(A)は縦断面
図、(B)は平面図である。
の一実施例を示す製造工程の説明図で、(A)は縦断面
図、(B)は平面図である。
【図2】インナーリングの説明図で、(A)は平面図、
(B)は側面図、(C)は断面図である。
(B)は側面図、(C)は断面図である。
【図3】本発明の防振ゴム用インナーリングの製造方法
の異なる実施例を示す製造工程の説明図で、(A)は縦
断面図、(B)は平面図である。
の異なる実施例を示す製造工程の説明図で、(A)は縦
断面図、(B)は平面図である。
【図4】図4の防振ゴム用インナーリングの製造方法に
用いる型を示す正面縦断面図である。
用いる型を示す正面縦断面図である。
【図5】同上型の拡大断面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】同下型の拡大断面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】従来の防振ゴム用インナーリングの製造方法の
製造工程の説明図である。
製造工程の説明図である。
A 上型 B 下型 C 切除部 H パイロット孔 L 製造ライン M 素材 P2 インナーリング 1 打抜刃 1a 雄型 1b 雌型 2 送りガイド 3 ピアス加工用切断刃 3a 雄型 3b 雌型 4a 雄型 4b 雌型 5a 成形型 5b 成形型 6a 挟持用型 6b 挟持用型 7a 挟持用型 7b 挟持用型 8a 切断型 8b 切断型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平口 信行 大阪府八尾市竹渕西3丁目59 ヒラグチ精 鍛株式会社内 (72)発明者 小谷 雅一 大阪府堺市金岡町980番地の7
Claims (1)
- 【請求項1】 帯状鋼板からなる素材のメタルファイバ
ーフローと同方向に素材を送りながら防振ゴム用インナ
ーリングを製造する方法であって、製造ラインの下面レ
ベルを略等高に形成するとともに、該素材に対して、製
造ラインにおいて、素材の略中央部にパイロット孔を穿
設する第1工程、素材に切除部を穿設するためにピアス
加工を行う第2工程、送り方向と直角な断面において素
材が略半円形状を呈するように素材を略半円筒形状に曲
げ加工する第3工程、送り方向の前後に位置する素材を
押圧、挟持しながら、その間に位置する素材を冷間鍛造
により所要形状に成形する第4工程及び成形品を分離す
る第5工程を、順次実施するようにしたことを特徴とす
る防振ゴム用インナーリングの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32600996A JPH10156480A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 防振ゴム用インナーリングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32600996A JPH10156480A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 防振ゴム用インナーリングの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10156480A true JPH10156480A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18183082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32600996A Pending JPH10156480A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 防振ゴム用インナーリングの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10156480A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007259955A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Mizuho Co Ltd | 体内埋設用インプラントとその製造方法 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP32600996A patent/JPH10156480A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007259955A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Mizuho Co Ltd | 体内埋設用インプラントとその製造方法 |
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