JPH10158268A - 光学活性モノマー、液晶ポリマー及び光学素子 - Google Patents
光学活性モノマー、液晶ポリマー及び光学素子Info
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- JPH10158268A JPH10158268A JP9124899A JP12489997A JPH10158268A JP H10158268 A JPH10158268 A JP H10158268A JP 9124899 A JP9124899 A JP 9124899A JP 12489997 A JP12489997 A JP 12489997A JP H10158268 A JPH10158268 A JP H10158268A
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Abstract
優れコレステリック相の螺旋ピッチを容易に制御でき、
良好なモノドメイン状態のグランジャン配向を数分間等
の短時間の配向処理で形成できて、ガラス状態に安定し
て固定化できる液晶ポリマーを得ること、また液晶ポリ
マーの固化物からなる薄くて軽く、ピッチ等の配向状態
が実用温度で変化しにくくて耐久性や保存安定性に優れ
る円偏光二色性の光学素子を得ること。 【解決手段】 一般式 (ただし、R1は水素又はメチル基であり、A、Bは有
機基である。)で表される光学活性モノマー、及びその
モノマーからなる構造単位を有する側鎖型の液晶ポリマ
ー、並びにそのポリマーからなるグランジャン配向した
コレステリック液晶相の固化層を有して円偏光二色性を
示す光学素子。
Description
に好適な光学活性モノマーとその液晶ポリマー及びそれ
を用いた円偏光二色性の光学素子に関する。
二色性染料等を吸着させてなる偏光板では、入射光の5
0%以上が吸収されて有効利用できず、液晶表示装置等
の高輝度化や低消費電力化が困難であることから、円偏
光二色性の光学素子に期待が寄せられている。これは、
液晶分子の螺旋軸が光学素子に対して垂直なグランジャ
ン配向したもので、当該螺旋軸に対して平行に入射する
(入射角0度)自然光の内、ある波長の光の約半分を右
(又は左)円偏光として反射し、残りの約半分を左(又
は右)円偏光として透過し、その波長λは、式:λ=n
・pで決定され(式中、nは液晶の平均屈折率、pはコ
レステリック相の螺旋ピッチである)、かつ反射円偏光
の左右はコレステリック相の螺旋状態で決定されて螺旋
の旋回方向と一致するものであり、前記の分離による透
過光に加えて反射光も利用できる可能性があることによ
る。
低分量体からなる液状のコレステリック液晶をガラス等
の基板間に配向状態で封入したものや、コレステリック
液晶相を呈する液晶ポリマーからなるものが知られてい
た(特開昭55−21479号公報、米国特許明細書第
5332522号)。しかしながら、前者の低分量体で
は基板を用いるため厚くて重いものとなり、液晶表示装
置の軽量性や薄型性等を阻害する問題点があった。また
液晶の配向状態、例えばピッチが温度等で変化しやすい
問題点もあった。
は、低分子量体の如くに良好な配向状態のフィルム等の
固化物を得ることが困難であったり、配向処理に数時間
等の長時間を要したり、ガラス転移温度が低く耐久性不
足で実用性に乏しかったりして、いずれの場合にも固化
状態の円偏光二色性光学素子、特に可視光用のものを得
ることが困難であった。
せ、特にコレステリック相付与性のモノマーを変える試
みが種々なされているが、液晶配向性や耐熱性に乏しい
問題点が克服されていない現状である。ちなみに選択反
射波長が可視光領域にあるコレステリック型の液晶ポリ
マーを得るためにはコレステリック相付与性のモノマー
の共重合割合を約15重量%以上とする必要があり、得
られるポリマーの液晶性や耐熱性が大きく低下する。
長(nm)×共重合比(モル%)〕で定義される捩じり力
の大きいモノマーを得てそれにより、成膜性に優れてコ
レステリック相の螺旋ピッチを容易に制御でき、良好な
モノドメイン状態のグランジャン配向を数分間等の短時
間の配向処理で形成できて、それをガラス状態に安定し
て固定化できる液晶ポリマーを得ること、またそれによ
り液晶ポリマーの固化物からなる薄くて軽く、ピッチ等
の配向状態が実用温度で変化しにくくて耐久性や保存安
定性に優れる円偏光二色性の光学素子を得ることを課題
とする。
機基である。)で表されることを特徴とする光学活性モ
ノマー、及びその光学活性モノマーからなる構造単位を
有してコレステリック液晶相を呈することもある側鎖型
の液晶ポリマー、並びにその液晶ポリマーからなるグラ
ンジャン配向したコレステリック液晶相の固化層を有し
て円偏光二色性を示すことを特徴とする光学素子を提供
するものである。
の大きい捩じり力により少ない使用量で配向性と耐熱性
に優れる液晶ポリマーを得ることができる。また得られ
た液晶ポリマーは、良好なモノドメイン状態のグランジ
ャン配向の膜を成膜性よく容易に形成でき、その配向処
理も数分間等の短時間で達成できてガラス状態に安定し
て固定化することができる。その結果、薄くて軽い液晶
ポリマーの固化物からなり、ピッチ等の配向状態が実用
温度で変化しにくい耐久性や保存安定性に優れる円偏光
二色性の光学素子を効率よく形成でき、そのコレステリ
ック相の螺旋ピッチの制御も容易で可視光領域で円偏光
二色性を示す光学素子も容易に得ることができる。
の一般式(a)で表されるものである。 (ただし、R1は水素又はメチル基であり、A、Bは有
機基である。)
ノマーは、下記の一般式(b)で表されるものである。
ノマーは、前記した一般式(a)におけるAが、一般式
(a1):COO(CH2)mR2Zで表されるものであ
り、Bが下記の一般式(a2)で表されるものである。
の整数であり、R2は下記の化学式で表されるものであ
り、ZはCOO−又はO−である。
3、R3は、n=0のとき−CdH2d+1で、1≦n≦3の
とき−OCdH2d+1、−CN又は−Clであり、前記の
dは0≦d≦3である。
るR2が下記のものであり、 かつ一般式(a)におけるBが下記のものであるもので
ある。
で表わされる光学活性モノマーは、適宜な方法で合成す
ることができる。ちなみに、式(b1)で表わされるモ
ノマーの合成例を下記に示した。
ンクロロヒドリンと4−ヒドロキシ安息香酸を、ヨウ化
カリウムを触媒としてアルカリ水溶液中で加熱還流させ
て4−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸を得た後、
それをリパーゼPSと少量のp−メトキシフェノールを
添加したTHF(テトラヒドロフラン)中で(メタ)ア
クリル酸ビニルと反応させて(メタ)アクリレート(4
−(2−プロペノイルオキシエトキシ安息香酸)とし、
その(メタ)アクリレートを塩化メチレン中でDCC
(ジシクロヘキシルカルボジイミド)とDMAP(ジメ
チルアミノピリジン)の存在下にイソソルビド誘導体に
よりエステル化することにより目的物の(b1)を得る
ことができる。
ソルビド誘導体の調製は、例えばイソソルビドと少量の
p−トルエンスルホン酸(TsOH)・水和物を溶解し
たTHF中に、DHP(3,4−ジヒドロ−2H−ピラ
ン)を加えて片側のヒドロキシル基をTHP(テトラヒ
ドロピラニル)で保護した後、そのイソソルビドを酢酸
エチル中でDCCとDMAPの存在下に4−シアノ安息
香酸と反応させ、反応液よりDCCウレアを濾別した濾
液からTHP保護エステルを分離し、それを塩酸等で処
理してTHPの保護基を除去する方法などにより得るこ
とができる。その反応過程を下記に例示した。
学活性モノマーも、目的の導入基を有する適宜な原料を
用いて上記に準じて合成することができる。
式(a)で表わされる光学活性モノマーを用いて調製し
たものである。従って少なくとも一般式(a)で表わさ
れる光学活性モノマーからなる構造単位、すなわち下記
の一般式(c)で表わされる構造単位を有して、少なく
ともかかるモノマー単位に基づく側鎖型の液晶ポリマ
ー、就中コレステリック液晶相を呈する液晶ポリマーと
したものである。
る。)
(a)で表わされる光学活性モノマーの1種又は2種以
上を用いたホモポリマーや共重合体、他のモノマー、例
えばネマチック液晶相を呈するポリマーを形成するモノ
マーや他種の光学活性モノマー等の1種又は2種以上を
併用した共重合体、それらのポリマーを適宜な組合せで
混合した混合ポリマーなどとして得ることができる。
チフィルタや円偏光二色性を示すフィルム(偏光板)等
の種々の光学機能を示す光学素子の形成に好ましく用い
ることができる。特にコレステリック液晶相を呈するも
のは、それをグランジャン配向させて円偏光二色性の光
学素子の形成に好ましく用いうる。
波長が可視光領域にあるものの形成に好ましく用いうる
液晶ポリマーは、上記した一般式(b)で表わされる光
学活性モノマーの1種又は2種以上と、ネマチック液晶
相を呈するポリマーを形成するモノマーの1種又は2種
以上とを成分とする共重合体、特に当該光学活性モノマ
ー単位を1〜40重量%、ネマチック系モノマーを99
〜60重量%含有する共重合体である。
位の含有率が過少ではコレステリック液晶相の形成性に
乏しくなり、過多では液晶性に乏しくなる。かかる点よ
り好ましい当該光学活性モノマー単位の共重合割合は、
2〜38重量%、就中3〜35重量%、特に5〜30重
量%である。
性モノマーを全モノマー成分とするポリマーと、ネマチ
ック液晶相を呈するポリマーを形成するモノマーを全モ
ノマー成分とするポリマーの混合物も円偏光二色性の光
学素子、就中、選択反射波長が可視光領域にあるものの
形成に好ましく用いうる。その混合割合は、前記の共重
合体の場合に準じうる。
リマーを形成するモノマーとしては、特に限定はなく、
適宜なものを用いうる。就中、光学特性等の点より下記
の一般式(d)で表されるものが好ましく用いうる。 (ただし、R4は水素又はメチル基、eは1〜6の整
数、XはCO2−又はOCO−であり、p及びqは1又
は2で、かつp+q=3を満足する。)
マーも、目的の導入基を有する適宜な原料を用いて上記
した一般式(a)の場合に準じて合成することができ
る。
リック液晶相等からなる固化層として有するものの形成
に好ましく用いうる液晶ポリマーの分子量は、重量平均
分子量に基づき2千〜10万、就中2.5千〜5万であ
る。その分子量が過少では成膜性に乏しい場合があり、
過多では液晶としての配向性、特にラビング配向膜を介
したモノドメイン化に乏しくなって均一な配向状態を形
成しにくくなる場合がある。また光学素子の形成には、
素子の耐久性や、ピッチ等の配向特性の実用時における
温度変化等に対する安定性、ないし無変化性などの点よ
りガラス転移温度が80℃以上の液晶ポリマーが好まし
く用いうる。
は、例えばラジカル重合方式やカチオン重合方式やアニ
オン重合方式などの通例のアクリル系モノマーの重合方
式に準じて行うことができる。なおラジカル重合方式を
適用する場合、各種の重合開始剤を用いうるが、就中ア
ゾビスイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイルなどの分
解温度が高くもなく、かつ低くもない中間的温度で分解
するものが合成の安定性等の点より好ましく用いうる。
重合体や混合物における一般式(a)で表わされるモノ
マー単位の含有率に基づいてコレステリック液晶のピッ
チが変化する。円偏光二色性を示す波長は、当該ピッチ
で決定されることより、一般式(a)、特に一般式
(b)で表わされるモノマー単位の含有率の制御で円偏
光二色性を示す波長を調節することができる。
二色性を示す波長域の異なる2種以上の液晶ポリマーを
混合することによっても調節することができる。従って
後記する実施例の如く、可視光領域の光に対して円偏光
二色性を示す光学素子も容易に得ることができる。
た方法で行いうる。ちなみにその例としては、基板上に
ポリイミドやポリビニルアルコール等からなる配向膜を
形成してそれをレーヨン布等でラビング処理した後、そ
の上に液晶ポリマーを展開してガラス転移温度以上、等
方相転移温度未満に加熱し、液晶ポリマー分子が配向し
た状態でガラス転移温度未満に冷却してガラス状態と
し、当該配向が固定化された固化層を形成する方法など
があげられる。その場合、円偏光二色性を示す光学素子
は、液晶ポリマー分子をグランジャン配向させることに
より形成することができる。
セルロースやポリビニルアルコール、ポリイミドやポリ
アリレート、ポリエステルやポリカーボネート、ポリス
ルホンやポリエーテルスルホン、エポキシ系樹脂の如き
プラスチックからなるフイルム、あるいはガラス板など
の適宜なものを用いうる。基板上に形成した液晶ポリマ
ーの固化層は、基板との一体物としてそのまま光学素子
に用いうるし、基板より剥離してフィルム等からなる光
学素子として用いることもできる。
ってもよいし、溶剤による溶液として展開することもで
きる。その溶剤としては、例えば塩化メチレンやシクロ
ヘキサノン、トリクロロエチレンやテトラクロロエタ
ン、N−メチルピロリドンやテトラヒドロフランなどの
適宜なものを用いうる。展開は、バーコーターやスピナ
ー、ロールコーターなどの適宜な塗工機にて行うことが
できる。
薄すぎると円偏光二色性等の光学機能を示しにくくな
り、厚すぎると均一配向性に劣って円偏光二色性等の光
学機能を示さなかったり、配向処理に長時間を要するこ
となどより、0.1〜30μm、就中0.3〜20μm、
特に0.5〜10μmが好ましい。なお光学素子の形成
に際しては、本発明による液晶ポリマー以外のポリマー
や安定剤、可塑剤などの無機や有機、あるいは金属類な
どからなる種々の添加剤を必要に応じて配合することが
できる。
いて、単層の液晶ポリマー固化層では通例、円偏光二色
性を示す波長域に限界がある。その限界は通常、約10
0nmの波長域に及ぶ広いものであるが、液晶表示装置等
に適用する場合には可視光領域の全域ないし広い領域で
円偏光二色性を示すことが望まれる。
て円偏光二色性を示す液晶ポリマーの固化層を積層する
ことで、円偏光二色性を示す波長域を拡大することがで
きる。かかる積層化は、当該波長域の拡大のほか、斜め
入射光の波長シフトに対処する点などにも有利である。
積層化は、反射円偏光の中心波長が異なる組合せで2層
又は3層以上積層することができる。
〜900nmの液晶ポリマー固化層を同じ方向の円偏光を
反射する組合せで、かつ選択反射の中心波長が異なる、
就中それぞれ50nm以上異なる組合せで用いて、その2
〜6種類を積層することで可視光領域の広い波長域で円
偏光二色性を示す光学素子を形成することができる。積
層に際しては、粘着剤などを用いて各界面での表面反射
損の低減を図ることが好ましい。
するものの組合せとする点は、各層で反射される円偏光
の位相状態を揃えて各波長域で異なる偏光状態となるこ
とを防止し、反射層等を介して反射円偏光を再利用する
場合にその効率の向上を目的とする。
その円偏光二色性に基づいて入射光を左右の円偏光に分
離して透過光及び反射光として供給し、その反射光を反
射層等を介し再利用することで光の利用効率の向上を図
ることができるので直視型等の液晶表示装置などの種々
の装置における偏光板やバックライト等の照明装置など
として好ましく用いることができる。
光を上下面の一方より出射させるようにしたサイドライ
ト型の導光板における光出射側に、円偏光二色性を示す
光学素子を配置する方式などにより得ることができる。
またかかる導光板の裏面に反射層を配置することで、光
学素子を介し反射された円偏光を当該裏面の反射層を介
し反射させて再度、光学素子に入射させることができ
る。
用いる場合には、円偏光二色性を示す光学素子を介した
円偏光を直線偏光化する位相差層と組合せた光学素子と
される。位相差層は、円偏光二色性を示す光学素子の透
過側又は反射側のいずれの側に設けてもよいが、前記し
た照明装置では透過側に設けられる。
は、光学素子より出射した円偏光の位相を変化させて、
直線偏光成分の多い状態に変換することを目的とするも
のである。直線偏光成分の多い状態に変換することよ
り、液晶セルへの直接入射による明るい表示や、液晶セ
ルに付設した偏光板への入射を介した明るい表示が可能
となる。
た円偏光を、1/4波長の位相差に相当して直線偏光を
多く形成しうると共に、他の波長の光を前記直線偏光と
可及的にパラレルな方向に長径方向を有し、かつ可及的
に直線偏光に近い扁平な楕円偏光に変換しうるものが好
ましく用いうる。
で均一な位相差を与えるものが好ましい。一般には、ポ
リカーボネートの如きプラスチックの延伸フィルムから
なる位相差板、ネマチック液晶ポリマーの一方向配向物
や捻じれ配向物などが用いられる。位相差層の位相差
は、光学素子による円偏光の波長域などに応じて適宜に
決定しうる。ちなみに可視光領域では波長特性や実用性
等の点より、殆どの位相差板がその材質特性より正の複
屈折の波長分散を示すものであることも加味して、その
位相差が小さいもの、就中100〜200nmの位相差を
与えるものが好ましく用いうる場合が多い。
成することができる。1層からなる位相差層の場合に
は、複屈折の波長分散が小さいものほど波長毎の偏光状
態の均一化をはかることができて好ましい。一方、位相
差層の重畳層化は、波長域における波長特性の改良に有
効であり、その組合せは波長域などに応じて適宜に決定
してよい。
層とする場合、上記の如く100〜200nmの位相差を
与える層を1層以上の奇数層として含ませることが直線
偏光成分の多い光を得る点より好ましい。100〜20
0nmの位相差を与える層以外の層は、通例200〜40
0nmの位相差を与える層で形成することが波長特性の改
良等の点より好ましいが、これに限定するものではな
い。
ール700mlと水300mlの混合液で溶解し、その溶液
に4−ヒドロキシ安息香酸276部と触媒量のヨウ化カ
リウムを溶解させた後、加温状態でエチレンクロロヒド
リン177部を徐々に添加して約15時間還流させた。
得られた反応液よりエタノールを留去して水2リットル
中に入れ、この水溶液をジエチルエーテルで2回洗浄
後、塩酸を添加して酸性液とし、沈殿物を濾別乾燥して
エタノールで再結晶させて、4−(2−ヒドロキシエト
キシ)安息香酸298部(収率82%)を得た。
シ)安息香酸18.2部をTHF300mlに溶解させた
後、それにアクリル酸ビニル19.5部とリパーゼPS
18部と少量のp−メトキシフェノールを添加して40
℃で3時間撹拌した。得られた反応液よりリパーゼPS
を濾別後、その濾液を減圧留去し、生成の固体を2−ブ
タノン/ヘキサン:2/1混合液で再結晶させて、(4
−(2−プロペノイルオキシエトキシ安息香酸)17.
5部(収率74%)を得た。
エンスルホン酸・水和物0.5部とTHF100mlと共
に室温で撹拌して溶解させた後、その溶液にTHF50
mlで希釈したDHP5.76部を90分間をかけて滴下
し、ついで室温で90分間撹拌し、得られた反応液より
溶媒を留去してそれを塩化メチレン250mlに溶解さ
せ、各150mlの飽和食塩水、1N−HCl水溶液、飽
和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水
で順次洗浄した後その有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去後シリカゲルカラムクロマト精製(塩化
メチレン/ジエチルエーテル:1/1)を行い、片側の
ヒジロキシル基をTHPで保護したイソソルビド4.7
9部を得た。
4.21部、4−シアノ安息香酸2.96部、DCC
4.52部、DMAP0.28部及び酢酸エチル110
mlを室温で約2時間撹拌後、析出したDCCウレアを濾
別し、その濾液が150mlとなるように酢酸エチルを加
え、ついで各150mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水、1N−HCl水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して
THP保護エステル7.81部を得た。その液体クロマ
トグラフィーによる純度は、83%であった。
7.44部を300ml容のナス型フラスコ中で、THF
75mlに溶解させて還流させ、それに12N−HCl3
mlを添加し15分間還流した後THFを留去して塩化メ
チレン200mlに溶解させ、飽和食塩水200mlで2回
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を留去後カラ
ムクロマト精製(塩化メチレン/ジエチルエーテル:6
/1〜0/1)を行い、上記した末端シアノ化イソソル
ビド誘導体4.63部(純度97%、収率91%)を得
た。
イルオキシエトキシ安息香酸)2.55部、末端シアノ
化イソソルビド誘導体2.83部、DCC2.33部及
びDMAP0.138部を塩化メチレン70ml中、室温
で4.5時間撹拌した後、析出したDCCウレアを濾別
し、その濾液が200mlとなるように塩化メチレンを加
え、ついで各200mlの1N−HCl水溶液、飽和食塩
水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次
洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去してカ
ラムクロマト精製(塩化メチレン/ジエチルエーテル:
6/1)を行い、上記した式(b1)で表される光学活
性モノマー1.39部(純度90%、収率23%)を得
た。
MR及びIRによる分析結果を図1、図2に示した。
(0.31ミリモル)と上記の式(d1)で表わしたモ
ノマー1.56部(3.78ミリモル)をテトラヒドロ
フラン16.5mlに加熱溶解させ、55〜60℃に安定
させて反応器内部を窒素ガスで置換し、酸素不存在下に
アゾビスイソブチロニトリル0.5部を溶解したテトラ
ヒドロフラン溶液0.5mlを滴下して3時間重合処理
し、その反応液をジエチルエーテル150ml中に撹拌下
に徐々に注いで白色ポリマーの沈殿物を得、それを濾別
乾燥して共重合体を得た(収率58%)。この共重合体
は、ガラス転移温度が90℃で、等方相転移温度が26
0℃のコレステリック構造を示すものであった。
ー0.15部(0.28ミリモル)と式(d1)で表わ
したモノマー1.64部(3.98ミリモル)を用いて
ガラス転移温度が92℃で、等方相転移温度が275℃
のコレステリック構造を示す共重合体を得た。
ー0.13部(0.24ミリモル)と式(d1)で表わ
したモノマー1.96部(4.76ミリモル)を用いて
ガラス転移温度が95℃で、等方相転移温度が282℃
のコレステリック構造を示す共重合体を得た。
を設け、それをレーヨン布でラビング処理し、その処理
面に実施例2で得た共重合体の30重量%シクロヘキサ
ノン溶液をスピナーにて塗工し、乾燥後150℃で5分
間加熱配向処理して室温にて放冷し液晶ポリマーの配向
をガラス状態に固定化した。この液晶ポリマーの厚さは
2μmであり、ガラス板との一体物からなる光学素子
は、鏡面的に青紫色光を反射する円偏光二色性を示し、
この反射光は波長405〜485nmであった。なお当該
光学素子の透過特性を図3に示した。
て、鏡面的に緑色光を反射する円偏光二色性を示し、反
射光の波長が480〜555nmの光学素子を得た。その
光学素子の透過特性を図4に示した。
て、鏡面的に赤色光を反射する円偏光二色性を示し、反
射光の波長が642〜740nmの光学素子を得た。その
光学素子の透過特性を図5に示した。
着層を介し積層して、反射光に基づき波長405〜55
5nm及び642〜740nmの範囲で円偏光二色性を示す
光学素子を得た。
活性モノマーのホモポリマー16.8部と、式(d1)
で表わしたモノマーのホモポリマー156部の混合物を
用いて実施例5に準じて光学素子を得た。この光学素子
は、鏡面的に青紫色光を反射する円偏光二色性を示し、
反射光の波長が415〜495nmであった。
によるホモポリマーは、ガラス転移温度が80℃で、等
方相転移温度が210℃であり、液晶の配向特性はコレ
ステリック構造を示すものであった。また式(d1)の
モノマーによるホモポリマーは、ガラス転移温度が85
℃で、等方相転移温度が287℃であり、液晶の配向特
性はネマチック構造を示すものであった。そして前記の
混合ポリマーは、ガラス転移温度が90℃で、等方相転
移温度が232℃であり、液晶の配向特性はコレステリ
ック構造を示すものであった。
部及びDMAP1.4部を塩化メチレン500mlと共に
氷浴上で撹拌し、それに塩化メチレンに溶解のDCC7
7.6部を滴下して、氷浴上で2.5時間、室温で終夜
撹拌し析出したDCCウレアを濾別し、その濾液が10
00mlとなるように塩化メチレンを加え、ついで各10
00mlの1N−HCl水溶液、飽和食塩水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄して硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を留去後シリカゲルカラムク
ロマト精製(塩化メチレン/ジエチルエーテル:1/
1)を行い、末端クロロフェニル化イソソルビド誘導体
14.2部を得た。
ルビド誘導体14.2部と4−(2−プロペノイルオキ
シエトキシ)安息香酸12.9部を塩化メチレン180
mlと共に氷浴上で撹拌し、それにDMAP0.5部と微
量のジブチルヒドロキシトルエンを添加した後、塩化メ
チレン10mlに溶解のDCC11.3部を少量ずつ加え
て氷浴を除去し、室温に徐々に戻しながら終夜撹拌して
析出したDCCウレアを濾別し、その濾液が500mlと
なるように塩化メチレンを加え、ついで各500mlの1
N−HCl水溶液、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄して硫酸マグネシウム
で乾燥し溶媒を留去して、生成の固体をトルエン/ヘキ
サン:70ml/50ml混合液で再結晶させて、下式(b
2)で表される光学活性モノマー9.34を得た(純度
95%)。その光学活性モノマーのプロトンNMR及び
IRによる分析結果を図6、図7に示した。
部(2.98ミリモル)と上記の式(d1)で表わした
モノマー13.3部(32.1ミリモル)をジメチルア
セトアミド4部/テトラヒドロフラン1部の混合溶媒9
5部に加熱溶解させ、55〜60℃に安定させて反応器
内部を窒素ガスで置換し、酸素不存在下にアゾビスイソ
ブチロニトリル0.29部を溶解した前記混合溶媒溶液
2.0mlを滴下して4.5時間重合処理し、その反応液
を自然濾過後、濾液を激しく撹拌しながらメタノール1
20mlを速やかに添加して白色ポリマーの沈殿物を得、
それをメタノール3部/テトラヒドロフラン2部の混合
溶媒50mlで2回洗浄後、乾燥して共重合体を得た。こ
の共重合体は、ガラス転移温度が99℃で、等方相転移
温度が262℃のコレステリック構造を示すものであっ
た。
じて、鏡面的に青紫光を反射する円偏光二色性を示し、
反射光の波長が385〜460nmの光学素子を得た。そ
の光学素子の透過特性を図8に示した。
MRによる分析図
分析図
ラフ
ラフ
ラフ
NMRによる分析図
る分析図
グラフ
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(a): (ただし、R1は水素又はメチル基であり、A、Bは有
機基である。)で表されることを特徴とする光学活性モ
ノマー。 - 【請求項2】 請求項1において、一般式(a)におけ
るAが、一般式(a1):COO(CH2)mR2Z(た
だし、mは1〜6の整数、R2は下記の化学式で表され
るもの、 ZはCOO−又はO−である。)で表されるものであ
り、Bが下記の一般式(a2)で表されるものである光
学活性モノマー。 (ただし、YはOCO−又はO−、nは0≦n≦3、R
3は、n=0のとき−CdH2d+1で、1≦n≦3のとき−
OCdH2d+1、−CN又は−Clであり、前記のdは0
≦d≦3である。) - 【請求項3】 請求項1に記載の光学活性モノマーから
なる構造単位を有することを特徴とする側鎖型の液晶ポ
リマー。 - 【請求項4】 請求項2に記載の光学活性モノマーとネ
マチック液晶相を呈するポリマーを形成するモノマーを
成分とし、前記の光学活性モノマー単位を1〜40重量
%含有する共重合体を用いてなり、コレステリック液晶
相を呈することを特徴とする液晶ポリマー。 - 【請求項5】 請求項2に記載の光学活性モノマーを全
モノマー成分とするポリマー1〜40重量%と、ネマチ
ック液晶相を呈するポリマーを形成するモノマーを全モ
ノマー成分とするポリマー99〜60重量%の混合物か
らなり、コレステリック液晶相を呈することを特徴とす
る液晶ポリマー。 - 【請求項6】 請求項3〜5に記載の液晶ポリマーから
なるグランジャン配向したコレステリック液晶相の固化
層を有して円偏光二色性を示すことを特徴とする光学素
子。 - 【請求項7】 請求項6において、可視光領域の光に対
して円偏光二色性を示す光学素子。 - 【請求項8】 請求項6又は7において、異なる波長の
光に対して円偏光二色性を示す液晶ポリマーの固化層の
積層体からなる光学素子。 - 【請求項9】 請求項6〜8において、円偏光を直線偏
光化する位相差層を有する光学素子。
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-
1997
- 1997-04-28 JP JP12489997A patent/JP3996235B2/ja not_active Expired - Fee Related
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