JPH10158445A - マット調フィルム - Google Patents

マット調フィルム

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JPH10158445A
JPH10158445A JP33152696A JP33152696A JPH10158445A JP H10158445 A JPH10158445 A JP H10158445A JP 33152696 A JP33152696 A JP 33152696A JP 33152696 A JP33152696 A JP 33152696A JP H10158445 A JPH10158445 A JP H10158445A
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JP
Japan
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film
weight
matte
polypropylene
resin
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Pending
Application number
JP33152696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takeuchi
竹内雅則
Takashi Kawaguchi
隆 川口
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Toray Advanced Film Co Ltd
Original Assignee
Toray Plastic Films Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一般包装用、食品包装用、印刷紙との貼り合せ
用などに適したテカテカ感やピカピカ感がなく、しっと
りとした優美な外観を有するマット調フィルムを提供す
ること。 【解決手段】ポリプロピレン樹脂30〜92重量%、
ポリアミド樹脂5〜40重量%および変性ポリオレ
フィン樹脂3〜30重量%が混合されている組成物から
なるフィルムであって該フィルムの表面粗さRaが0.
15〜0.8μmであることを特徴とするマット調フィ
ルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマット調フィルムに
関する。更に詳しくは一般包装用、食品包装用、印刷紙
との貼り合せ用などに適した優美な艶消しの外観を有す
るマット調フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】艶消しの外観を有するマット調のフィル
ムには、テカテカ感やピカピカ感がなく、しっとりとし
た優美な外観を有することが要求され、印刷紙と貼り合
わせて使用する分野では、更に印刷が良く見えることが
要求される。そのためには、フィルムの表面で光線が十
分乱反射され光沢が少なく、且つ光線透過率が大きいフ
ィルムでなければならない。また、お菓子などの包装用
途に単独で使用される場合にも同様な特性が要求され
る。これらの特性を満たすために、従来いろいろ提案さ
れているが、何らかの問題点があり実用化されているも
のは少ない。例えば、特開昭55−93450号公報に
は、二軸配向ポリプロピレンの片面に、一軸配向された
エチレン・プロピレン・ブロック共重合体からなる艶消
し層が積層された積層フィルムが開示されているが、艶
消し効果を発現するためにエチレン・プロピレン・ブロ
ック共重合体層が一軸配向されていることが必須であ
り、そのために縦方向に一軸延伸後の基体ポリプロピレ
ンフィルムの上にエチレン・プロピレン・ブロック共重
合体層を押出して積層後、さらに横方向に延伸するとい
う極めて複雑な製造方法を採用する必要があり、生産が
難しく、コストが高くなる欠点がある。
【0003】また、キナクリドン誘導体などの特殊な核
剤をポリプロピレンに添加し、溶融成形し、β形結晶構
造を有するポリプロピレンシ−トを作成し、これを延伸
してマット調のフィルムを得る方法も提案されている
が、この方法は製造条件範囲が狭く、かつ得られる艶消
し効果も十分なものではない。
【0004】これらの艶消しフィルムはいずれも延伸操
作によって、表面に凹凸を発現させたり、フィルム中に
ボイド形成させたりして、艶消し効果を発現させるもの
であって、未延伸フィルムではこれらの方法で艶消しフ
ィルムを得ることは困難である。艶消しの未延伸フィル
ムを得る方法として、ポリプロピレンやポリエチレンに
炭酸カルシウムや酸化チタンのような無機添加剤を添加
する方法もあるが、この方法で得られたフィルムは光線
透過率が低下するとともに、艶消し効果が不十分であり
テカテカした外観を有するものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、未延伸フィ
ルムの状態でも前記した問題点のない製造容易で良好な
艶消し効果と大きな光線透過率を有する優美なマット調
フィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らの鋭意検討の
結果、本発明の上記課題は、下記構成を有する本発明に
よって工業的に有利に達成された。
【0007】[1]ポリプロピレン系樹脂30〜92
重量%、ポリアミド樹脂5〜40重量%および変性
ポリオレフィン樹脂3〜30重量%が混合されている組
成物からなるフィルムであって該フィルムの表面粗さR
aが0.15〜0.8μmであることを特徴とするマッ
ト調フィルム。
【0008】[2]変性ポリオレフィン樹脂がMFR
0.5〜30のポリプロピレンを無水マレイン酸で変性
した樹脂であることを特徴とする上記[1]に記載のマ
ット調フィルム。
【0009】[3]ポリプロピレン系樹脂がプロピレン
とエチレンからなるブロック共重合体であることを特徴
とする上記[1]もしくは[2]に記載のマット調フィ
ルム。
【0010】[4]ポリアミド樹脂がナイロン6である
ことを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載
のマット調フィルム。
【0011】本発明の最大の特徴は、ポリプロピレン
系樹脂、ポリアミド樹脂および変性ポリオレフィン
樹脂が上記特定の割合で混合されている組成物からなる
フィルムであって該フィルムの表面粗さRaが0.15
〜0.8μmとすることによって、良好な艶消し効果と
大きな光線透過率を有する優美なマット調フィルムを工
業的に容易な方法で提供した点にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、その構成について更に詳細
に記述する。
【0013】本発明のポリプロピレン系樹脂としては、
プロピレンの単独重合体およびプロピレンとプロピレン
以外のα−オレフィン例えばエチレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1またはこれら
の2種以上とのランダムまたはブロック共重合体が挙げ
られるが、中でもプロピレンとエチレンのブロック共重
合体が特に優美な外観を発現するので好ましい。これら
のポリプロピレン系樹脂は、例えばばチーグラー・ナッ
タ触媒等の公知の立体規則性触媒を用いて、スラリー
法、溶液法及び気相重合法等の公知の方法で共重合する
ことによって得ることができる。
【0014】本発明のフィルムにおいて、ポリプロピレ
ン系樹脂の配合量は30〜92重量%であることが必要
である。30重量%未満ではナイロンのフィルム中での
分散状態が不安定になり、均一なフィルムが得られず、
92重量%を越えると良好な艶消し効果が得られない。
【0015】また、本発明におけるポリプロピレン系樹
脂のメルトフローレート(MFR)は0.5〜15、好
ましくは1〜10の範囲のものがよい。MFRが0.5
未満では均一な艶消し外観のものが得られにくく、一
方、15を越えると十分な強度が得られない場合があ
る。
【0016】更に、本発明のポリプロピレン系樹脂中に
は必要に応じて、本発明の目的を逸脱しない範囲内で公
知の添加剤を配合してもよい。例えば、フィルム加工に
適した滑り性やラミネート適性を確保するため、特定の
添加剤、具体的にはエルカ酸アミドやベヘニン酸アミド
などの有機滑剤、分子量500以上の酸化防止剤、およ
び若干のシリカ、ゼオライト、炭酸カルシウムなどの無
機充填剤をなどを配合してもよい。
【0017】本発明のポリアミド樹脂とはナイロン6、
ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12などのポリ
ラクタム類、ナイロン6/ナイロン66、ナイロン6/
ナイロン11などの共重合体およびこれらの混合物が挙
げられるが、相対粘度2.5〜5.0のナイロン6が特
に好ましい。
【0018】本発明のフィルムにおいて、ポリアミド樹
脂の配合量は5〜40重量%であることが必要である。
5重量%未満では良好な艶消し効果が得られず、40重
量%を越えるとナイロンのフィルム中での分散状態が不
安定になり、均一なフィルムが得られない。
【0019】本発明の変性ポリオレフィン樹脂として
は、不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれた少
なくとも一種のモノマ−をポリオレフィンにグラフトし
た樹脂が挙げられるが、MFRが0.5〜30のポリプ
ロピレンを無水マレイン酸で変性したものが好ましく、
とくにMFRが1〜10のポリプロピレンを無水マレイ
ン酸で変性したものが好ましい。MFRが0.5未満で
は均一な均一な艶消し外観のものが得られにくく、一
方、30を越えると十分な強度が得られない。
【0020】なお特開平4−288356号公報には分
子量1000〜6000の低分子量の変性ポリオレフィ
ン樹脂を配合した組成物が開示されているが、かかる低
分子量の変性ポリオレフィン樹脂は実質上MFRを測定
できないレベルの低粘度のものであり、本発明の艶消し
効果は得られないものである。
【0021】本発明のフィルムの表面粗さRaは0.1
5〜0.8μmであることが必要である。表面粗さRa
が0.15μm未満ではフィルムの表面で光線が十分乱
反射されず良好な艶消し効果が得られず、一方0.8μ
mを越えると艶消し効果は得られるもののしっとりとし
た優美な外観は得られない。
【0022】なお本発明のフィルムの厚みは特に限定さ
れないが通常15μm〜100μm程度である。本発明
のフィルムに印刷を施したり、ラミネ−ト加工を施した
りする場合には、接着性を向上させるために表面処理を
施すことが望ましい。この表面処理の方法はコロナ放電
処理、プラズマ処理、火炎処理など公知の方法が適用で
きる。
【0023】次に、本発明のマット調フィルムの製造法
の一例を説明する。
【0024】MFR2.0のプロピレン・エチレンブロ
ック共重合体ペレット75重量%、相対粘度4.4のナ
イロン6ペレット20重量%、MFR5.0の無水マレ
イン酸変性ポリプロピレンペレット5重量%をブレンダ
−で混合して、押出機に供給し温度260℃で溶融し、
Tダイからフイルム状に押出し、30〜130℃の冷却
ロールでキャスト冷却固化しフイルムとする。この時の
冷却ロールの温度は目標とする艶消しの程度およびヤン
グ率などの力学特性に応じて適宜設定すればよい。続い
て、必要に応じフィルムの表面にコロナ放電処理を施
し、巻き取り、さらに所定の幅、長さにスリットする。
さらに必要に応じて延伸してもよい。
【0025】以上のようにして、本発明のマット調フィ
ルム得ることができる。
【0026】このようにして得られた本発明のマット調
フィルムは、それ自身でパンや菓子などの食品包装に使
用したり、ポリエチレンテレフタレ−ト延伸フィルム、
ナイロン延伸フィルム、ポリプロピレン延伸フィルムな
どと貼り合わせて一般包装に使用することがができ、さ
らには印刷された紙の印刷面にドライラミネ−トしてテ
カテカ感やピカピカ感がなく、しっとりとした優美な外
観の印刷品を得るのに好適に使用できる。
【0027】また、本発明のフィルムの片面に接着剤を
塗布して接着テ−プあるいは接着シ−トを作ると、物品
に接着させても接着部分が目立たないテ−プあるいはシ
−トとなる。さらに、このテ−プで文書などの破れた所
を補修し、これをコピ−にかけても、テ−プはコピ−面
にコピ−されず、きれいなコピ−がとれる。
【0028】以上のように本発明のフィルムは広範な用
途を有する有益なものである。
【0029】本発明において特性の測定方法並びに効果
の評価方法は下記のとおりである。
【0030】(1)MFR JIS K−7210 試験条件14(230℃、2.
16Kgf)に準じて測定した値である。
【0031】(2)相対粘度 JIS K−6810に準じて測定した値である。
【0032】(3)表面粗さRa 3次元表面粗さ計を用いてJIS B0601−198
2に準じて測定した中心線平均粗さRaである。
【0033】(4)ヘイズ JIS K−7105の6.4に準じて測定した値であ
る。
【0034】良好な艶消し効果を得るために必要な条件
はヘイズ60%以上である。
【0035】(5)全光線透過率 JIS K−7105の5.5に準じて測定した値であ
る。
【0036】良好な艶消し効果優美な外観を得るために
必要な条件は全光線透過率85%以上である。
【0037】(6)フィルム外観の評価 目視で次の基準で判定する。
【0038】 ○:テカテカ感やピカピカ感がなく、しっとりとした優
美な外観を有するもの △:均一でヘイジ−な外観ではあるが、テカテカ感やピ
カピカ感が残るもの ×:ムラがあり均一な外観に欠けるもの
【0039】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0040】[実施例1]MFR2.0のエチレン・プ
ロピレンブロック共重合体ペレット75重量%、相対粘
度4.3のナイロン6ペレット15重量%、MFR7.
0の無水マレイン酸変性ポリプロピレンペレット10重
量%をブレンダ−で混合して、押出機に供給し温度26
0℃で溶融し、Tダイから押出し、80℃の冷却ロール
でキャスト冷却固化し、100m/分の速度で巻取り厚
さ30μmの未延伸フイルムを得た。得られたフィルム
は表−1に示すように表面粗さRaが0.4μmであ
り、優美な艶消しの外観を有するマット調フィルムであ
った。
【0041】[実施例2、3]3種の樹脂の混合比率を
変更すること以外は実施例1と同一の条件で30μmの
フイルムを得た。結果は表−1に示すように表面粗さR
aがそれぞれ0.2μmと0.5μmの優美な艶消しの
外観を有するマット調フィルムであった。
【0042】[比較例1、2、3]表−1示すように3
種の樹脂の混合比率が本発明の特許請求の範囲を外れる
こと以外は実施例1と同一の条件で30μmのフイルム
を得た。
【0043】比較例1は表面粗さRa0.1μmでヘイ
ズが51%の艶消し効果に欠けるものであった。比較例
2はエチレン・プロピレンブロック共重合体とナイロン
6の相溶化剤として作用する無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレンの量が少な過ぎたため、均一な混合ができず製
膜が不安定でムラの多い評価に値しないフィルムであっ
た。比較例3はナイロン6の量が多過ぎたため、海島構
造が安定せず製膜不良でムラの多い評価に値しないフィ
ルムであった。
【0044】[実施例4]エチレン・プロピレンブロッ
ク共重合体をMFR7.0のポリプロピレンホモポリマ
に変更する以外は実施例1と同一の条件で30μmのフ
イルムを得た。結果は表−1に示すように表面粗さRa
が0.3μmの優美な艶消しの外観を有するマット調フ
ィルムであった。
【0045】[実施例5]エチレン・プロピレンブロッ
ク共重合体をMFR7.0のポリプロピレンホモポリマ
に、ナイロン6を相対粘度3.5のナイロン6/66共
重合体に、無水マレイン酸変性ポリプロピレンのMFR
を3.0に変更する以外は実施例1と同一の条件で30
μmのフィルムを得た。結果は表−1に示すように表面
粗さRaが0.2μmの優美な艶消しの外観を有するマ
ット調フィルムであった。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明のマット調フィルムはポリプロピ
レン樹脂とポリアミド樹脂および変性ポリオレフィン樹
脂を特定の比率で配合し、表面粗さを特定の範囲にした
ことにより、従来にない優美な艶消しの外観を有するマ
ット調フィルムとなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:26)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂30〜92重量
    %、ポリアミド樹脂5〜40重量%および変性ポリ
    オレフィン樹脂3〜30重量%が混合されている組成物
    からなるフィルムであって該フィルムの表面粗さRaが
    0.15〜0.8μmであることを特徴とするマット調
    フィルム。
  2. 【請求項2】変性ポリオレフィン樹脂がMFR0.5〜
    30のポリプロピレンを無水マレイン酸で変性した樹脂
    であることを特徴とする請求項1に記載のマット調フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】ポリプロピレン系樹脂がプロピレンとエチ
    レンからなるブロック共重合体であることを特徴とする
    請求項1もしくは請求項2に記載のマット調フィルム。
  4. 【請求項4】ポリアミド樹脂がナイロン6であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマット調フ
    ィルム。
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