JPH10158518A - 自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物 - Google Patents
自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物Info
- Publication number
- JPH10158518A JPH10158518A JP8321557A JP32155796A JPH10158518A JP H10158518 A JPH10158518 A JP H10158518A JP 8321557 A JP8321557 A JP 8321557A JP 32155796 A JP32155796 A JP 32155796A JP H10158518 A JPH10158518 A JP H10158518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- silicone rubber
- parts
- rubber composition
- joint cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 耐屈曲疲労特性、特にクラックの成長速度の
非常に遅い、且つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジョイ
ントカバーブーツ用のシリコーンゴム組成物。 【解決手段】 下記イ)、ロ)、ハ)、ニ)からなる自
動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物。 イ)平均組成式RaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少な
くとも2個の脂肪族不飽和炭化水素基を有するオルガノ
ポリシロキサン、ロ)1分子中にケイ素原子に結合した
水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン、ハ)補強性シリカ、ニ)白金系触
媒。
非常に遅い、且つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジョイ
ントカバーブーツ用のシリコーンゴム組成物。 【解決手段】 下記イ)、ロ)、ハ)、ニ)からなる自
動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物。 イ)平均組成式RaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少な
くとも2個の脂肪族不飽和炭化水素基を有するオルガノ
ポリシロキサン、ロ)1分子中にケイ素原子に結合した
水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン、ハ)補強性シリカ、ニ)白金系触
媒。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のジョイント
カバーブーツ用シリコーンゴム組成物に関する。
カバーブーツ用シリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムは耐熱性、耐寒性、耐候
性、電気絶縁性、耐圧縮永久歪、ゴム弾性にすぐれてお
り、さらには毒性がないため、電気・電子部品、事務用
機器、自動車、航空機などの部品、食品製造装置部品、
医療器具部品からレジャー用品まで広範囲で使用されて
おり、これらは静的用途だけでなく、電卓、プッシュホ
ンなどにおけるラバーコンタクト、キーボード、自動車
の等速ジョイントカバーブーツ、ダイヤフラム、医療用
ポンプチューブなどのような動的用途にも多く使用され
ている。しかし、このシリコーンゴムも動的用途におい
ては耐伸長、耐屈曲疲労特性が必ずしも満足する結果を
示さないので、これらに対する対策として一般の合成ゴ
ムの耐動的疲労特性の向上のために用いられている均一
架橋、低架橋密度、低モジュラス、充填剤についてはそ
れらの使用量の減少化、均一分散化、粗粒充填剤の除去
などの手段が適宜採用されているが、このような方法で
はその耐伸長、耐屈曲疲労特性の向上が不十分でった。
即ち最も一般的なデマッシャ式疲労テスト法で 300〜 4
00万回レベルが限界であったので、これら特性の改良が
強く求められている。また、この耐疲労特性向上につい
てはこれ以外に、オルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンを添加する方法(特開昭62-197454 号公報参照)、フ
ッ素含有低分子量重合体を添加する方法(特開昭63-150
350 号公報参照)も提案されている。
性、電気絶縁性、耐圧縮永久歪、ゴム弾性にすぐれてお
り、さらには毒性がないため、電気・電子部品、事務用
機器、自動車、航空機などの部品、食品製造装置部品、
医療器具部品からレジャー用品まで広範囲で使用されて
おり、これらは静的用途だけでなく、電卓、プッシュホ
ンなどにおけるラバーコンタクト、キーボード、自動車
の等速ジョイントカバーブーツ、ダイヤフラム、医療用
ポンプチューブなどのような動的用途にも多く使用され
ている。しかし、このシリコーンゴムも動的用途におい
ては耐伸長、耐屈曲疲労特性が必ずしも満足する結果を
示さないので、これらに対する対策として一般の合成ゴ
ムの耐動的疲労特性の向上のために用いられている均一
架橋、低架橋密度、低モジュラス、充填剤についてはそ
れらの使用量の減少化、均一分散化、粗粒充填剤の除去
などの手段が適宜採用されているが、このような方法で
はその耐伸長、耐屈曲疲労特性の向上が不十分でった。
即ち最も一般的なデマッシャ式疲労テスト法で 300〜 4
00万回レベルが限界であったので、これら特性の改良が
強く求められている。また、この耐疲労特性向上につい
てはこれ以外に、オルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンを添加する方法(特開昭62-197454 号公報参照)、フ
ッ素含有低分子量重合体を添加する方法(特開昭63-150
350 号公報参照)も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の方法のみ
では、耐伸長疲労特性には優れるが JIS K6301の屈曲試
験にあるような、予めクラックがある物体の圧縮疲労に
よる亀裂の成長においては、著しく寿命が短い組成物も
あり、自動車のブーツ材の様な繰返し圧縮と伸長を受け
る構造物の材料には不適当であった。
では、耐伸長疲労特性には優れるが JIS K6301の屈曲試
験にあるような、予めクラックがある物体の圧縮疲労に
よる亀裂の成長においては、著しく寿命が短い組成物も
あり、自動車のブーツ材の様な繰返し圧縮と伸長を受け
る構造物の材料には不適当であった。
【0004】本発明はこのような問題点を解決した耐屈
曲疲労特性、特にクラックの成長速度の非常に遅い、且
つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジョイントカバーブー
ツ用のシリコーンゴム組成物を提供する。
曲疲労特性、特にクラックの成長速度の非常に遅い、且
つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジョイントカバーブー
ツ用のシリコーンゴム組成物を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記イ)、
ロ)、ハ)、ニ)からなる自動車ジョイントカバーブー
ツ用シリコーンゴム組成物である。 イ)平均組成式RaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少なくとも2個の脂肪族不飽 和炭化水素基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (但し式中Rは置換または非置換の一価炭化水素基で、aは1.95〜2.05の正数) ロ)下記一般式(化2)で示され、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を 少なくとも2個有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン 「但しロ)の 水素原子のモル数とイ)の脂肪族不飽和炭化水素基のモル数との比が 1.0〜2.5 となる重量部」、 「式中R は前記と同じ,A はH またはR ,B はSiRH2,SiR2H,SiR3から選ばれる基 ,mはm≧0の整数,nはn≧0の整数で且つ5≦(m+n)≦100 」
ロ)、ハ)、ニ)からなる自動車ジョイントカバーブー
ツ用シリコーンゴム組成物である。 イ)平均組成式RaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少なくとも2個の脂肪族不飽 和炭化水素基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (但し式中Rは置換または非置換の一価炭化水素基で、aは1.95〜2.05の正数) ロ)下記一般式(化2)で示され、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を 少なくとも2個有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン 「但しロ)の 水素原子のモル数とイ)の脂肪族不飽和炭化水素基のモル数との比が 1.0〜2.5 となる重量部」、 「式中R は前記と同じ,A はH またはR ,B はSiRH2,SiR2H,SiR3から選ばれる基 ,mはm≧0の整数,nはn≧0の整数で且つ5≦(m+n)≦100 」
【化2】 ハ)補強性シリカ 10〜 100重量部、 ニ)白金系触媒 触媒量。 即ち、本発明者らは白金触媒による付加加硫型のシリコ
ーンゴム組成物の成形品は亀裂の成長速度が遅く且つ耐
伸長疲労特性に優れるものであり、特に自動車のジョイ
ントブーツ材に適することを見出し本発明を完成した。
特に本発明の組成物からなる成形品等は100 %伸長疲労
寿命が400 万回を超え、且つ予めクラックの生じた物体
の屈曲テストにおいてクラックが2倍となる屈曲回数が
4万回以上という優れた特性を有している。
ーンゴム組成物の成形品は亀裂の成長速度が遅く且つ耐
伸長疲労特性に優れるものであり、特に自動車のジョイ
ントブーツ材に適することを見出し本発明を完成した。
特に本発明の組成物からなる成形品等は100 %伸長疲労
寿命が400 万回を超え、且つ予めクラックの生じた物体
の屈曲テストにおいてクラックが2倍となる屈曲回数が
4万回以上という優れた特性を有している。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるイ)成分のオルガ
ノポリシロキサンは従来から室温硬化型あるいは加熱硬
化型のシリコーンゴムの主原料として公知のものでよ
く、平均組成式がRaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少
なくとも2個の脂肪族不飽和炭化水素基を有する。ここ
でRは炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8の置換ま
たは非置換の一価炭化水素基で、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチルなどのアルキル基;ビニル、アリルなどの
アルケニル基;フェニル、トリルなどのアリール基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;ベンジル、β
- フェニルエチルなどのアラルキル基またはこれらの基
の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部をハロ
ゲン原子、シアノ基などで置換した3,3,3−トリフ
ロロプロピル基、クロロメチル基、シアノエチル基など
から選択されるものであり、aは1.95〜2.05の正数であ
る、基本的に直鎖状のジオルガノポリシロキサンである
が、一部に分枝状の構造を含むものでもよい。
ノポリシロキサンは従来から室温硬化型あるいは加熱硬
化型のシリコーンゴムの主原料として公知のものでよ
く、平均組成式がRaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少
なくとも2個の脂肪族不飽和炭化水素基を有する。ここ
でRは炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8の置換ま
たは非置換の一価炭化水素基で、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチルなどのアルキル基;ビニル、アリルなどの
アルケニル基;フェニル、トリルなどのアリール基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;ベンジル、β
- フェニルエチルなどのアラルキル基またはこれらの基
の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部をハロ
ゲン原子、シアノ基などで置換した3,3,3−トリフ
ロロプロピル基、クロロメチル基、シアノエチル基など
から選択されるものであり、aは1.95〜2.05の正数であ
る、基本的に直鎖状のジオルガノポリシロキサンである
が、一部に分枝状の構造を含むものでもよい。
【0007】本発明におけるオルガノポリシロキサンは
低重合度の液状物であってもよいが、本発明の組成物か
ら得られる硬化弾性体が実用的な硬度を有することが要
求されるので、平均重合度が 300以上の重合体が好まし
く、シリコーン組成物を液状とする場合は重合度300 〜
3,000 、ミラブルとする場合は重合度3,000 〜10,000と
するのが好ましい。Rについては、50モル%以上がメチ
ル基であることが好ましく、ビニル基については0.01〜
5モル%含むことが好ましく、0.02〜5モル%含有する
ことが更に好ましい。
低重合度の液状物であってもよいが、本発明の組成物か
ら得られる硬化弾性体が実用的な硬度を有することが要
求されるので、平均重合度が 300以上の重合体が好まし
く、シリコーン組成物を液状とする場合は重合度300 〜
3,000 、ミラブルとする場合は重合度3,000 〜10,000と
するのが好ましい。Rについては、50モル%以上がメチ
ル基であることが好ましく、ビニル基については0.01〜
5モル%含むことが好ましく、0.02〜5モル%含有する
ことが更に好ましい。
【0008】上記オルガノポリシロキサンにおいて、R
の脂肪族不飽和炭化水素基の含有率の異なる2種のオル
ガノポリシロキサンを混用することが耐伸長疲労性向上
のために好ましく、特に分子鎖末端が脂肪族不飽和基で
あり、Rの 0.25 〜10モル%(好ましくは0.5 〜5モル
%)が不飽和炭化水素基であるオルガノポリシロキサン
を0.5 〜30重量%[イ)のオルガノポリシロキサン100
重量部中0.5 〜30重量部]含有することが好ましい。残
りは両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジ
メチルポリシロキサンであることが好ましい。
の脂肪族不飽和炭化水素基の含有率の異なる2種のオル
ガノポリシロキサンを混用することが耐伸長疲労性向上
のために好ましく、特に分子鎖末端が脂肪族不飽和基で
あり、Rの 0.25 〜10モル%(好ましくは0.5 〜5モル
%)が不飽和炭化水素基であるオルガノポリシロキサン
を0.5 〜30重量%[イ)のオルガノポリシロキサン100
重量部中0.5 〜30重量部]含有することが好ましい。残
りは両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジ
メチルポリシロキサンであることが好ましい。
【0009】本発明におけるロ)のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンは1分子中にケイ素原子に結合した
水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンであって、一般式(化1)において重
合度(m+n)が5〜100 、好ましくは10〜30であり、
且つ1分子中のケイ素原子に結合した水素原子のモル数
とイ)のオルガノポリシロキサン1分子中に含有される
不飽和炭化水素基のモル数との比が 1.0〜2.5 、好まし
くは 1.5〜2.0 の範囲となる量を使用する。重合度が5
未満であっても、100 を超えても耐屈曲疲労特性が不十
分となる。またモル比が 1.0未満では硬化したゴムの物
性及び耐伸長疲労性が低下し、2.5 を超えると屈曲によ
る亀裂の成長速度が大きくなる。上記 1.0〜2.5 の範囲
内にあれば、耐伸長疲労性の改善及び亀裂成長抑制の効
果が顕著に現れる。
エンポリシロキサンは1分子中にケイ素原子に結合した
水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサンであって、一般式(化1)において重
合度(m+n)が5〜100 、好ましくは10〜30であり、
且つ1分子中のケイ素原子に結合した水素原子のモル数
とイ)のオルガノポリシロキサン1分子中に含有される
不飽和炭化水素基のモル数との比が 1.0〜2.5 、好まし
くは 1.5〜2.0 の範囲となる量を使用する。重合度が5
未満であっても、100 を超えても耐屈曲疲労特性が不十
分となる。またモル比が 1.0未満では硬化したゴムの物
性及び耐伸長疲労性が低下し、2.5 を超えると屈曲によ
る亀裂の成長速度が大きくなる。上記 1.0〜2.5 の範囲
内にあれば、耐伸長疲労性の改善及び亀裂成長抑制の効
果が顕著に現れる。
【0010】本発明におけるハ)の補強性シリカは煙霧
質シリカ、沈降性シリカ、シリカアエロゲルなど従来か
らシリコーンゴムの充填剤として公知のものでよく、こ
れはゴムに補強性を付与するものであるから比表面積が
50m2/g 以上、特に 150m2/g以上が好ましく、更に好ま
しくは比表面積200 m2/g以上の煙霧質シリカである。ま
たこのシリカはその表面をクロルシラン、アルコキシシ
ラン、シランカップリング剤、シロキサン、シラザン等
で処理したものでもよく、その配合量はイ)のオルガノ
ポリシロキサン 100重量部に対して10重量部未満ではそ
の補強効果が不充分となり、 100重量部を超えるとゴム
の加工性が著しく悪化するので10〜 100重量部の範囲と
する必要があるが、好ましい範囲は20〜70重量部であ
る。
質シリカ、沈降性シリカ、シリカアエロゲルなど従来か
らシリコーンゴムの充填剤として公知のものでよく、こ
れはゴムに補強性を付与するものであるから比表面積が
50m2/g 以上、特に 150m2/g以上が好ましく、更に好ま
しくは比表面積200 m2/g以上の煙霧質シリカである。ま
たこのシリカはその表面をクロルシラン、アルコキシシ
ラン、シランカップリング剤、シロキサン、シラザン等
で処理したものでもよく、その配合量はイ)のオルガノ
ポリシロキサン 100重量部に対して10重量部未満ではそ
の補強効果が不充分となり、 100重量部を超えるとゴム
の加工性が著しく悪化するので10〜 100重量部の範囲と
する必要があるが、好ましい範囲は20〜70重量部であ
る。
【0011】本発明におけるニ)の白金系触媒として
は、白金黒、アルミナ、シリカなどの担体に固体白金を
担持させたもの、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金
酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体、白金とビニルシ
ロキサンとの錯体が例示される。これらの白金系触媒の
使用量は触媒量でよいが通常、イ)のオルガノポリシロ
キサン 100重量部あたり、白金元素換算で 0.1〜2,000p
pm、特に 0.5〜200ppmの割合で配合するのが好適であ
る。また、白金系触媒を使用した付加反応においてポッ
トライフを維持するための制御剤、例えばアセチレンア
ルコール等を加えることは任意である。
は、白金黒、アルミナ、シリカなどの担体に固体白金を
担持させたもの、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金
酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体、白金とビニルシ
ロキサンとの錯体が例示される。これらの白金系触媒の
使用量は触媒量でよいが通常、イ)のオルガノポリシロ
キサン 100重量部あたり、白金元素換算で 0.1〜2,000p
pm、特に 0.5〜200ppmの割合で配合するのが好適であ
る。また、白金系触媒を使用した付加反応においてポッ
トライフを維持するための制御剤、例えばアセチレンア
ルコール等を加えることは任意である。
【0012】本発明のシリコーンゴム組成物は上記イ)
〜ニ)の所定量を均一に混合することによって得られる
が、この混合方法は一般のシリコーンゴム組成物の配合
に使用される2本ロール、ニーダー、バンバリーミキサ
ーなどで混練すればよく、この際、耐熱性向上剤として
の金属酸化物、着色剤、加工助剤などを添加することは
任意であり、これにはさらに下記一般式(化3)で表さ
れる有機ケイ素化合物をシリカ分散剤として前記イ)成
分のオルガノポリシロキサン 100重量部に対して、10重
量部以下、好ましくは 0.5〜10重量部添加してもよい。
〜ニ)の所定量を均一に混合することによって得られる
が、この混合方法は一般のシリコーンゴム組成物の配合
に使用される2本ロール、ニーダー、バンバリーミキサ
ーなどで混練すればよく、この際、耐熱性向上剤として
の金属酸化物、着色剤、加工助剤などを添加することは
任意であり、これにはさらに下記一般式(化3)で表さ
れる有機ケイ素化合物をシリカ分散剤として前記イ)成
分のオルガノポリシロキサン 100重量部に対して、10重
量部以下、好ましくは 0.5〜10重量部添加してもよい。
【化3】 (ここで、Rc、Rdは前記Rと同じ炭素原子数1〜10の非
置換または置換の1価炭化水素基であり、但し脂肪族不
飽和炭化水素基、フッ素置換炭化水素基であってもよ
く、特にメチル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3
−トリフルオロプロピル基が好ましい。bは1〜100 で
ある。)
置換または置換の1価炭化水素基であり、但し脂肪族不
飽和炭化水素基、フッ素置換炭化水素基であってもよ
く、特にメチル基、ビニル基、フェニル基、3,3,3
−トリフルオロプロピル基が好ましい。bは1〜100 で
ある。)
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げるが、ここでは部は全て重
量部を示す。また物性測定値は以下の方法により測定し
た。
量部を示す。また物性測定値は以下の方法により測定し
た。
【0014】(耐100 %伸長疲労寿命の測定法)デマッ
シャ式屈曲疲労試験機[東洋精機(株)製]を使用して
測定し、テストダンベルは JIS K6301,3項指定の3号ダ
ンベル、室温、5Hzで連続運転し破断までのサイクル数
を表示した。 (屈曲疲労による亀裂の成長速度の測定法)JIS K6301
に指定の屈曲疲労テストに準じてテストを行ない、予め
発生させておいた 2.5mmのクラックが室温、5Hzの屈曲
テストにおいて10mmになるまでの屈曲回数を求めた。
シャ式屈曲疲労試験機[東洋精機(株)製]を使用して
測定し、テストダンベルは JIS K6301,3項指定の3号ダ
ンベル、室温、5Hzで連続運転し破断までのサイクル数
を表示した。 (屈曲疲労による亀裂の成長速度の測定法)JIS K6301
に指定の屈曲疲労テストに準じてテストを行ない、予め
発生させておいた 2.5mmのクラックが室温、5Hzの屈曲
テストにおいて10mmになるまでの屈曲回数を求めた。
【0015】(実施例1〜5;比較例1〜6)分子鎖両
末端が(CH3)2(CH2=CH)SiO-で、分子主鎖が全て−(CH3)2
SiO-単位からなるオルガノポリシロキサン95重量部、分
子鎖両末端が(CH3)2(CH2=CH)SiO-で、分子主鎖が−(C
H3)2SiO-単位が90モル%、-(CH3)(CH2=CH)SiO-単位が10
モル%からなるオルガノポリシロキサン5重量部、比表
面積が 200m2/gであるヒュームドシリカ・アエロジル20
0 [日本アエロジル製商品名]30重量部、シリカ分散剤
として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された重合度
約20のジメチルポリシロキサン8重量部をニーダーで混
練し、 170℃/2時間の熱処理をしてシリコーンゴム組
成物を調製した。
末端が(CH3)2(CH2=CH)SiO-で、分子主鎖が全て−(CH3)2
SiO-単位からなるオルガノポリシロキサン95重量部、分
子鎖両末端が(CH3)2(CH2=CH)SiO-で、分子主鎖が−(C
H3)2SiO-単位が90モル%、-(CH3)(CH2=CH)SiO-単位が10
モル%からなるオルガノポリシロキサン5重量部、比表
面積が 200m2/gであるヒュームドシリカ・アエロジル20
0 [日本アエロジル製商品名]30重量部、シリカ分散剤
として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された重合度
約20のジメチルポリシロキサン8重量部をニーダーで混
練し、 170℃/2時間の熱処理をしてシリコーンゴム組
成物を調製した。
【0016】更に架橋剤として、両末端がジメチルハイ
ドロジエンシリル基で封鎖され、その主鎖の20モル%が
-H(CH3)SiO-単位であり、その他は -(CH3)2SiO-単位で
あって、且つ重合度が表1に示される値のオルガノハイ
ドロジエンポリシロキサンを各々調製した。シリコーン
ゴム組成物中のオルガノポリシロキサンの1分子中に含
まれるビニル基のモル数を(SiVi)とし、上記オルガノ
ハイドロジエンポリシロキサン1分子中に含まれる SiH
基のモル数を(SiH)としたとき、モル比(SiH)/(SiVi)が
表1に示される値になるような量のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンを上記組成物に加えた。但し比較例
5のみ上記オルガノハイドロジェンポリシロキサンを加
えなかった。
ドロジエンシリル基で封鎖され、その主鎖の20モル%が
-H(CH3)SiO-単位であり、その他は -(CH3)2SiO-単位で
あって、且つ重合度が表1に示される値のオルガノハイ
ドロジエンポリシロキサンを各々調製した。シリコーン
ゴム組成物中のオルガノポリシロキサンの1分子中に含
まれるビニル基のモル数を(SiVi)とし、上記オルガノ
ハイドロジエンポリシロキサン1分子中に含まれる SiH
基のモル数を(SiH)としたとき、モル比(SiH)/(SiVi)が
表1に示される値になるような量のオルガノハイドロジ
エンポリシロキサンを上記組成物に加えた。但し比較例
5のみ上記オルガノハイドロジェンポリシロキサンを加
えなかった。
【0017】また比較例5〜6ではパーオキサイド加硫
として表1の過酸化物を各々0.5 重量部添加した。但し
比較例6のみ白金触媒を添加しなかった。
として表1の過酸化物を各々0.5 重量部添加した。但し
比較例6のみ白金触媒を添加しなかった。
【0018】実施例及び比較例の組成物に対して塩化白
金酸のオクチルアルコール変性溶液で白金量が2重量%
である白金触媒をそれぞれ 0.2重量部及び制御剤として
エチニルシクロヘキサノール0.05重量部を添加して本発
明の組成物及び比較例の組成物とし、これらをそれぞれ
2本ロールで混練し、 170℃/10分間プレスし、加硫し
た。耐伸長疲労測定用として2mm厚のシートを上記条件
で成形し、耐屈曲疲労測定用としては JIS K6301に準じ
て成形した。これらについて前記2種類の試験を実施
し、得られた結果を表2に示した。本発明の組成物の硬
化物は耐伸長疲労性及び耐屈曲疲労性に優れていること
が明らかになった。
金酸のオクチルアルコール変性溶液で白金量が2重量%
である白金触媒をそれぞれ 0.2重量部及び制御剤として
エチニルシクロヘキサノール0.05重量部を添加して本発
明の組成物及び比較例の組成物とし、これらをそれぞれ
2本ロールで混練し、 170℃/10分間プレスし、加硫し
た。耐伸長疲労測定用として2mm厚のシートを上記条件
で成形し、耐屈曲疲労測定用としては JIS K6301に準じ
て成形した。これらについて前記2種類の試験を実施
し、得られた結果を表2に示した。本発明の組成物の硬
化物は耐伸長疲労性及び耐屈曲疲労性に優れていること
が明らかになった。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】耐屈曲疲労特性、特にクラックの成長速
度の非常に遅い、且つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジ
ョイントカバーブーツ用のシリコーンゴム組成物を提供
することができる。
度の非常に遅い、且つ耐伸長疲労特性に優れた自動車ジ
ョイントカバーブーツ用のシリコーンゴム組成物を提供
することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記イ)、ロ)、ハ)、ニ)からなる自
動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物。 イ)平均組成式RaSiO(4-a)/2で示され、1分子中に少なくとも2個の脂肪族不飽 和炭化水素基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (但し式中R は置換または非置換の一価炭化水素基で、aは1.95〜2.05の正数) ロ)下記一般式(化1)で示され、1分子中にケイ素原子に結合した水素原子を 少なくとも2個有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン 「但しロ)の 水素原子のモル数とイ)の脂肪族不飽和炭化水素基のモル数との比が 1.0〜2.5 となる重量部」、 「式中R は前記と同じ,A はH またはR ,B はSiRH2,SiR2H,SiR3から選ばれる基 ,mはm≧0の整数,nはn≧0の整数で且つ5≦(m+n)≦100 」 【化1】 ハ)補強性シリカ 10〜 100重量部、 ニ)白金系触媒 触媒量。 - 【請求項2】 分子鎖末端が脂肪族不飽和炭化水素基で
あり、その平均組成式におけるRの0.25〜10モル%が脂
肪族不飽和炭化水素基であるイ)のオルガノポリシロキ
サン 0.5〜30重量部をオルガノポリシロキサン100 重量
部中に含有することを特徴とする請求項1記載の自動車
ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321557A JPH10158518A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321557A JPH10158518A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158518A true JPH10158518A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18133903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8321557A Pending JPH10158518A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158518A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001234875A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Seiko Epson Corp | チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 |
| WO2013137128A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | Ntn株式会社 | 等速自在継手 |
| JP2013190042A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ntn Corp | 等速自在継手用ブーツ |
| JP2020143259A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、およびそれを用いたウェアラブルデバイス |
| JP2020143244A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、およびその構造体 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8321557A patent/JPH10158518A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001234875A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Seiko Epson Corp | チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 |
| WO2013137128A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | Ntn株式会社 | 等速自在継手 |
| JP2013190034A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ntn Corp | 等速自在継手 |
| JP2013190042A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ntn Corp | 等速自在継手用ブーツ |
| US9181986B2 (en) | 2012-03-14 | 2015-11-10 | Ntn Corporation | Constant velocity universal joint |
| JP2020143259A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、およびそれを用いたウェアラブルデバイス |
| JP2020143244A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、およびその構造体 |
| WO2020183969A1 (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 住友ベークライト株式会社 | シリコーンゴム系硬化性組成物、構造体、ウェアラブルデバイス、及び構造体の製造方法 |
| CN113614175A (zh) * | 2019-03-08 | 2021-11-05 | 住友电木株式会社 | 硅酮橡胶系固化性组合物、结构体、佩戴式设备及结构体的制造方法 |
| KR20210137112A (ko) * | 2019-03-08 | 2021-11-17 | 스미또모 베이크라이트 가부시키가이샤 | 실리콘 고무계 경화성 조성물, 구조체, 웨어러블 디바이스, 및 구조체의 제조 방법 |
| KR20240103065A (ko) * | 2019-03-08 | 2024-07-03 | 스미또모 베이크라이트 가부시키가이샤 | 실리콘 고무계 경화성 조성물, 구조체, 웨어러블 디바이스, 및 구조체의 제조 방법 |
| US12325794B2 (en) | 2019-03-08 | 2025-06-10 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | Silicone rubber-based curable composition, structure, wearable device, and method for manufacturing structure |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3697473A (en) | Composition curable through si-h and si-ch equals ch2 with improved properties | |
| JP3278253B2 (ja) | 硬化性シリコーンゴム組成物 | |
| JP5821829B2 (ja) | シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴム成形物 | |
| CN101111535B (zh) | 不发黄的有机硅组合物 | |
| WO2021241036A1 (ja) | 二液付加硬化型シリコーンゴム組成物 | |
| JP6500843B2 (ja) | キーパッド作製用シリコーンゴム組成物及びキーパッド | |
| JP7176180B2 (ja) | 付加硬化性液状シリコーンゴム組成物 | |
| EP0449651B1 (en) | Silicone rubber composition and its manufacture | |
| JP2715830B2 (ja) | シリコーンゴム組成物の製造方法 | |
| JPH10158518A (ja) | 自動車ジョイントカバーブーツ用シリコーンゴム組成物 | |
| JP7156216B2 (ja) | ミラブル型シリコーンゴム組成物及びその硬化物、並びにミラブル型シリコーンゴム組成物用シリコーンゴムコンパウンド | |
| JP6380466B2 (ja) | 動摩擦係数を低減する方法 | |
| TWI679245B (zh) | 硬化性聚矽氧烷橡膠組成物及聚矽氧烷橡膠構件 | |
| JP2626407B2 (ja) | ラバーコンタクト | |
| JP2616284B2 (ja) | シリコーンゴム組成物の製造方法 | |
| JP2020037629A (ja) | キーパッド作製用シリコーンゴム組成物及びキーパッド | |
| JP6778834B2 (ja) | 液状シリコーンゴム組成物、その硬化物、該硬化物を備える物品、及びシリコーンゴムの製造方法 | |
| JPWO2018198830A1 (ja) | 付加硬化型シリコーンゴム組成物 | |
| JP2018172634A (ja) | エラストマーおよび成形体 | |
| WO2022234770A1 (ja) | フロロシリコーンゴム組成物及び硬化成型物 | |
| JP7004936B2 (ja) | シリコーンゲル組成物及びその硬化物並びにパワーモジュール | |
| JP6468391B1 (ja) | エラストマーおよび成形体 | |
| JP2000026735A (ja) | 耐燃料油性フロロシリコーンゴム組成物 | |
| JP3210320B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
| JP2021138886A (ja) | シリコーンゴム系硬化性組成物、構造体 |