JPH10158832A - コリメートスパッタ装置 - Google Patents
コリメートスパッタ装置Info
- Publication number
- JPH10158832A JPH10158832A JP34258896A JP34258896A JPH10158832A JP H10158832 A JPH10158832 A JP H10158832A JP 34258896 A JP34258896 A JP 34258896A JP 34258896 A JP34258896 A JP 34258896A JP H10158832 A JPH10158832 A JP H10158832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collimator
- temperature
- sputtering
- substrate
- control means
- Prior art date
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コリメーターの交換の頻度をなるべく低くし
て生産性の高いコリメートスパッタ装置を提供する。 【解決手段】 ターゲット2からのスパッタ粒子のうち
基板50にほぼ垂直な方向に飛行するもののみを通過さ
せるコリメーター8の温度を一定の温度に維持する温度
制御手段を具備する。温度制御手段は、コリメーター8
を加熱するヒータ81と、ヒータ81を温度を測定する
温度測定器82と、温度測定器82の測定結果に従って
ヒータ81を制御するコントローラ83とから構成さ
れ、装置の運転中のみならず、装置の休止中又は停止中
においてもコリメーター8の温度を同じ一定の温度に維
持する。
て生産性の高いコリメートスパッタ装置を提供する。 【解決手段】 ターゲット2からのスパッタ粒子のうち
基板50にほぼ垂直な方向に飛行するもののみを通過さ
せるコリメーター8の温度を一定の温度に維持する温度
制御手段を具備する。温度制御手段は、コリメーター8
を加熱するヒータ81と、ヒータ81を温度を測定する
温度測定器82と、温度測定器82の測定結果に従って
ヒータ81を制御するコントローラ83とから構成さ
れ、装置の運転中のみならず、装置の休止中又は停止中
においてもコリメーター8の温度を同じ一定の温度に維
持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、基板の表面に
スパッタリングによって所定の薄膜を作成するスパッタ
装置に関し、特に、基板に対して垂直に入射するスパッ
タ粒子を多くするためのコリメーターを備えたコリメー
トスパッタ装置に関するものである。
スパッタリングによって所定の薄膜を作成するスパッタ
装置に関し、特に、基板に対して垂直に入射するスパッ
タ粒子を多くするためのコリメーターを備えたコリメー
トスパッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板の表面に所定の薄膜を作成するスパ
ッタ装置は、LSI(大規模集積回路)やLCD(液晶
ディスプレイ)、情報記録ディスク等の製作の際に盛ん
に使用されている。図10は、従来のコリメートスパッ
タ装置の概略図を示す正面図であり、図11は、ステッ
プカバレッジ特性の説明図である。
ッタ装置は、LSI(大規模集積回路)やLCD(液晶
ディスプレイ)、情報記録ディスク等の製作の際に盛ん
に使用されている。図10は、従来のコリメートスパッ
タ装置の概略図を示す正面図であり、図11は、ステッ
プカバレッジ特性の説明図である。
【0003】図10に示すコリメートスパッタ装置は、
排気系11を備えたスパッタチャンバー1と、このスパ
ッタチャンバー1内の所定の位置に配置された所定の材
料からなるターゲット2と、このターゲット2をスパッ
タするためのスパッタ放電を生じさせる電極3と、スパ
ッタ放電のための放電用ガスをターゲット2と基板50
との間の空間に導入するガス導入手段4と、スパッタさ
れたターゲット2の材料が到達するスパッタチャンバー
1内の所定の位置に基板50を配置するための基板ホル
ダー5等から主に構成されている。
排気系11を備えたスパッタチャンバー1と、このスパ
ッタチャンバー1内の所定の位置に配置された所定の材
料からなるターゲット2と、このターゲット2をスパッ
タするためのスパッタ放電を生じさせる電極3と、スパ
ッタ放電のための放電用ガスをターゲット2と基板50
との間の空間に導入するガス導入手段4と、スパッタさ
れたターゲット2の材料が到達するスパッタチャンバー
1内の所定の位置に基板50を配置するための基板ホル
ダー5等から主に構成されている。
【0004】このようなスパッタ装置には種々の技術的
要請が存在するが、年々集積度が高まる各種半導体デバ
イスの分野では、ステップカバレッジ特性の向上が重要
な課題となっている。ステップカバレッジ特性とは、基
板の表面に形成された穴や溝、または段差に対する被覆
性のことであり、上面への薄膜堆積量に対する溝又は穴
(以下、ホールと総称する)の底部への薄膜堆積量の比
であるボトムカバレッジ率を含む概念である。例えば、
コンタクトホール又はスルーホール等のホールが形成さ
れた基板の表面にバリア膜をスパッタリングによって形
成する場合、ボトムカバレッジが充分でなくホールの底
部に充分な厚さのバリア膜が形成されないと、層間の拡
散防止が充分でなくなり、ジャンクションリーク等のデ
バイス性能に致命的な欠陥を与える場合がある。
要請が存在するが、年々集積度が高まる各種半導体デバ
イスの分野では、ステップカバレッジ特性の向上が重要
な課題となっている。ステップカバレッジ特性とは、基
板の表面に形成された穴や溝、または段差に対する被覆
性のことであり、上面への薄膜堆積量に対する溝又は穴
(以下、ホールと総称する)の底部への薄膜堆積量の比
であるボトムカバレッジ率を含む概念である。例えば、
コンタクトホール又はスルーホール等のホールが形成さ
れた基板の表面にバリア膜をスパッタリングによって形
成する場合、ボトムカバレッジが充分でなくホールの底
部に充分な厚さのバリア膜が形成されないと、層間の拡
散防止が充分でなくなり、ジャンクションリーク等のデ
バイス性能に致命的な欠陥を与える場合がある。
【0005】集積度が高まり配線の微細化が進むと配線
幅がより一層狭くなるが、その一方で、デバイスの高性
能化を背景とした配線構造の複雑化により、ホールの深
さがより深くなる傾向がある。即ち、ホールのアスペク
ト比(ホールの深さ/ホールの開口幅)が一段と高くな
る傾向がある。
幅がより一層狭くなるが、その一方で、デバイスの高性
能化を背景とした配線構造の複雑化により、ホールの深
さがより深くなる傾向がある。即ち、ホールのアスペク
ト比(ホールの深さ/ホールの開口幅)が一段と高くな
る傾向がある。
【0006】しかしながら、従来の一般的なスパッタリ
ング装置では、アスペクト比1〜2程度のホールへの成
膜が限界とされており、16メガビット以上の集積回路
を製作する際の技術的な障害となっている。この原因
は、基板に斜めに入射するスパッタ粒子が多く、ホール
の底部に到達出来るスパッタ粒子の量が少ないからであ
る。この結果、図11に示すように、基板50の穴又は
溝500の底部への膜堆積が少なくなり、ボトムカバレ
ッジ率(図11の(b/a)×100%)はかなり低く
なってしまう。
ング装置では、アスペクト比1〜2程度のホールへの成
膜が限界とされており、16メガビット以上の集積回路
を製作する際の技術的な障害となっている。この原因
は、基板に斜めに入射するスパッタ粒子が多く、ホール
の底部に到達出来るスパッタ粒子の量が少ないからであ
る。この結果、図11に示すように、基板50の穴又は
溝500の底部への膜堆積が少なくなり、ボトムカバレ
ッジ率(図11の(b/a)×100%)はかなり低く
なってしまう。
【0007】ステップカバレッジ率を向上させるには、
基板50に対して垂直に入射するスパッタ粒子を多くす
ることが重要であるが、これを可能にするものとして図
10に示すコリメートスパッタ装置が知られている。こ
の図10のスパッタ装置では、ターゲット2と基板50
との間の空間に、コリメーター8が配設されている。こ
のコリメーター8は、基板50の表面に垂直な方向の飛
行通路を形成するものであり、格子状のものや、帯状の
板を丸めてリング状にしたものを同心状に複数配置した
もの等が採用される。
基板50に対して垂直に入射するスパッタ粒子を多くす
ることが重要であるが、これを可能にするものとして図
10に示すコリメートスパッタ装置が知られている。こ
の図10のスパッタ装置では、ターゲット2と基板50
との間の空間に、コリメーター8が配設されている。こ
のコリメーター8は、基板50の表面に垂直な方向の飛
行通路を形成するものであり、格子状のものや、帯状の
板を丸めてリング状にしたものを同心状に複数配置した
もの等が採用される。
【0008】ターゲット2から放出されるスパッタ粒子
は、余弦則に基づき、基板50に垂直な方向を中心とし
てコサインカーブ状に広がる量の分布を持っている。こ
のような分布のスパッタ粒子がコリメーター8に達する
と、基板50にほぼ垂直な方向に飛行するもののみがコ
リメーター8を通過できることになるので、基板50に
達するスパッタ粒子は、基板50に垂直な方向のものが
多くなる。このため、上述したボトムカバレッジ率が向
上する。
は、余弦則に基づき、基板50に垂直な方向を中心とし
てコサインカーブ状に広がる量の分布を持っている。こ
のような分布のスパッタ粒子がコリメーター8に達する
と、基板50にほぼ垂直な方向に飛行するもののみがコ
リメーター8を通過できることになるので、基板50に
達するスパッタ粒子は、基板50に垂直な方向のものが
多くなる。このため、上述したボトムカバレッジ率が向
上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したコリメートス
パッタ装置において、スパッタ粒子の飛行方向を規制す
るコリメーターには必然的にスパッタ粒子が付着し、こ
れが重なって薄膜が堆積する。このような薄膜がある程
度の厚さにまで成長すると、膜の内部応力等によって剥
離し、落下する。このような剥離落下する薄膜は、スパ
ッタチャンバー内をパーティクルとなって浮遊し、時と
して基板の表面に付着する。尚、ここでいうパーティク
ルとは、ターゲットと同材質よりなる微粒子又はターゲ
ットの材質と放電用ガスとの化合物よりなる微粒子であ
る。
パッタ装置において、スパッタ粒子の飛行方向を規制す
るコリメーターには必然的にスパッタ粒子が付着し、こ
れが重なって薄膜が堆積する。このような薄膜がある程
度の厚さにまで成長すると、膜の内部応力等によって剥
離し、落下する。このような剥離落下する薄膜は、スパ
ッタチャンバー内をパーティクルとなって浮遊し、時と
して基板の表面に付着する。尚、ここでいうパーティク
ルとは、ターゲットと同材質よりなる微粒子又はターゲ
ットの材質と放電用ガスとの化合物よりなる微粒子であ
る。
【0010】基板の表面に付着したパーティクルは、局
部的な膜厚異常等の不良を発生させる。また、集積回路
の製作では、配線間の断線や短絡あるいは絶縁不良等を
引き起こす原因となる。このため、コリメートスパッタ
装置では、成膜処理を所定回数繰り返した後、基板上の
パーティクルの発生数が製造上の許容値以下であるか確
認しなければならない。この確認作業において、発見さ
れたパーティクル数が製造上の許容値を越えているいる
場合、コリメーターを新品のものと交換する必要があ
る。
部的な膜厚異常等の不良を発生させる。また、集積回路
の製作では、配線間の断線や短絡あるいは絶縁不良等を
引き起こす原因となる。このため、コリメートスパッタ
装置では、成膜処理を所定回数繰り返した後、基板上の
パーティクルの発生数が製造上の許容値以下であるか確
認しなければならない。この確認作業において、発見さ
れたパーティクル数が製造上の許容値を越えているいる
場合、コリメーターを新品のものと交換する必要があ
る。
【0011】コリメーターは、成膜処理を繰り返すうち
に薄膜が堆積して飛行通路の断面積が小さくなり、飛行
通路の断面積が所定値以下になった時点でコリメーター
は交換される。しかし、上記のようにパーティクルの発
生数が許容値を越えてしまうと、通常使用できる期間以
前にコリーメーターを交換する必要が生じる。つまり、
コリメーターの交換頻度が高くなってしまう。
に薄膜が堆積して飛行通路の断面積が小さくなり、飛行
通路の断面積が所定値以下になった時点でコリメーター
は交換される。しかし、上記のようにパーティクルの発
生数が許容値を越えてしまうと、通常使用できる期間以
前にコリーメーターを交換する必要が生じる。つまり、
コリメーターの交換頻度が高くなってしまう。
【0012】コリメーターの交換作業は、装置の運転を
停止し、スパッタチャンバー内を大気に開放して行うこ
とになり、また交換後にスパッタチャンバー内のクリー
ニングが必要になることから、交換後の装置の再起動ま
で相当の時間を要することになる。従って、このような
コリメーターの交換を高い頻度で行うことになると、装
置の生産性が低下する問題が生ずる。つまり、コリメー
ターを交換してから次にコリメーターを交換するまでの
インターバルをなるべく長くすることが生産性向上の点
から要請されている。
停止し、スパッタチャンバー内を大気に開放して行うこ
とになり、また交換後にスパッタチャンバー内のクリー
ニングが必要になることから、交換後の装置の再起動ま
で相当の時間を要することになる。従って、このような
コリメーターの交換を高い頻度で行うことになると、装
置の生産性が低下する問題が生ずる。つまり、コリメー
ターを交換してから次にコリメーターを交換するまでの
インターバルをなるべく長くすることが生産性向上の点
から要請されている。
【0013】本願の発明は、かかる課題を解決するため
になされたものである。即ち、コリメーターの交換の頻
度をなるべく低くして生産性の高いコリメートスパッタ
装置を提供することを目的としている。
になされたものである。即ち、コリメーターの交換の頻
度をなるべく低くして生産性の高いコリメートスパッタ
装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、排気系を備えたスパ
ッタチャンバーと、このスパッタチャンバー内の所定の
位置に配置された所定の材料からなるターゲットと、こ
のターゲットをスパッタするためのスパッタ放電を生じ
させる電極と、成膜する基板をスパッタチャンバー内の
所定位置に基板と平行に配置する基板ホルダーと、ター
ゲットから放出されるスパッタ粒子のうち基板に垂直な
方向に近い方向に飛行するもののみを通過させるコリメ
ーターとを備えたコリメートスパッタ装置において、コ
リメーターの温度を一定の温度に維持する温度制御手段
を具備しているという構成を有する。また、上記課題を
解決するため、請求項2記載の発明は、上記請求項1の
構成において、温度制御手段は、装置の運転中のみなら
ず、装置の休止中又は停止中においても同じ一定の温度
にコリメーターの温度を維持するものであるという構成
を有する。また、上記課題を解決するため、請求項3記
載の発明は、上記請求項1又は2の構成において、温度
制御手段は、コリメーターを加熱しない状態においてス
パッタ放電による加熱によってコリメーターが熱平衡に
達する温度にコリメーターの温度を維持するものである
という構成を有する。また、上記課題を解決するため、
請求項4記載の発明は、上記請求項1、2又は3の構成
において、温度制御手段は、コリメーターの温度を測定
する温度測定器を有し、コリメーターの温度が前記一定
の温度に維持されていることを温度測定器によって確認
した後、スパッタを行うよう構成されている。
め、本願の請求項1記載の発明は、排気系を備えたスパ
ッタチャンバーと、このスパッタチャンバー内の所定の
位置に配置された所定の材料からなるターゲットと、こ
のターゲットをスパッタするためのスパッタ放電を生じ
させる電極と、成膜する基板をスパッタチャンバー内の
所定位置に基板と平行に配置する基板ホルダーと、ター
ゲットから放出されるスパッタ粒子のうち基板に垂直な
方向に近い方向に飛行するもののみを通過させるコリメ
ーターとを備えたコリメートスパッタ装置において、コ
リメーターの温度を一定の温度に維持する温度制御手段
を具備しているという構成を有する。また、上記課題を
解決するため、請求項2記載の発明は、上記請求項1の
構成において、温度制御手段は、装置の運転中のみなら
ず、装置の休止中又は停止中においても同じ一定の温度
にコリメーターの温度を維持するものであるという構成
を有する。また、上記課題を解決するため、請求項3記
載の発明は、上記請求項1又は2の構成において、温度
制御手段は、コリメーターを加熱しない状態においてス
パッタ放電による加熱によってコリメーターが熱平衡に
達する温度にコリメーターの温度を維持するものである
という構成を有する。また、上記課題を解決するため、
請求項4記載の発明は、上記請求項1、2又は3の構成
において、温度制御手段は、コリメーターの温度を測定
する温度測定器を有し、コリメーターの温度が前記一定
の温度に維持されていることを温度測定器によって確認
した後、スパッタを行うよう構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は、本願発明の実施形態に係るコリ
メートスパッタ装置の主要部の概略を示す正面図であ
り、図2は図1のコリメートスパッタ装置の全体の構造
を示す平面概略図、図3は図1及び図2の装置における
コリメーターの構成を示した平面概略図である。
いて説明する。図1は、本願発明の実施形態に係るコリ
メートスパッタ装置の主要部の概略を示す正面図であ
り、図2は図1のコリメートスパッタ装置の全体の構造
を示す平面概略図、図3は図1及び図2の装置における
コリメーターの構成を示した平面概略図である。
【0016】本実施形態のコリメートスパッタ装置は、
図2に示すようなマルチチャンバータイプの装置になっ
ている。即ち、中央に搬送ロボット等を備えた搬送チャ
ンバー100を配し、その周囲に複数の処置チャンバー
101やスパッタチャンバー1、ロードロックチャンバ
ー102、アンロードロックチャンバー103等を設け
た構成であり、各チャンバー100,101,102,
103は専用又は兼用の排気系によって所定の圧力まで
排気可能になっている。そして、搬送ロボット110
が、ロードロックチャンバー102から基板50を一枚
ずつ取り出し、順次処置チャンバー101やスパッタチ
ャンバー1に送って処理を行わせた後、アンロードロッ
クチャンバー103に送って回収させるよう構成されて
いる。
図2に示すようなマルチチャンバータイプの装置になっ
ている。即ち、中央に搬送ロボット等を備えた搬送チャ
ンバー100を配し、その周囲に複数の処置チャンバー
101やスパッタチャンバー1、ロードロックチャンバ
ー102、アンロードロックチャンバー103等を設け
た構成であり、各チャンバー100,101,102,
103は専用又は兼用の排気系によって所定の圧力まで
排気可能になっている。そして、搬送ロボット110
が、ロードロックチャンバー102から基板50を一枚
ずつ取り出し、順次処置チャンバー101やスパッタチ
ャンバー1に送って処理を行わせた後、アンロードロッ
クチャンバー103に送って回収させるよう構成されて
いる。
【0017】スパッタチャンバー1における構成につい
て説明すると、本実施形態のコリメートスパッタ装置
は、図1に示すように、スパッタチャンバー1内の所定
の位置に配置された所定の材料からなるターゲット2
と、このターゲット2をスパッタするためのスパッタ放
電を生じさせる電極3と、成膜する基板50をスパッタ
チャンバー1内の所定位置に基板50と平行に配置する
基板ホルダー5と、ターゲット2から放出されるスパッ
タ粒子のうち基板50に垂直な方向に近い方向に飛行す
るもののみを通過させるコリメーター8とを備えてい
る。
て説明すると、本実施形態のコリメートスパッタ装置
は、図1に示すように、スパッタチャンバー1内の所定
の位置に配置された所定の材料からなるターゲット2
と、このターゲット2をスパッタするためのスパッタ放
電を生じさせる電極3と、成膜する基板50をスパッタ
チャンバー1内の所定位置に基板50と平行に配置する
基板ホルダー5と、ターゲット2から放出されるスパッ
タ粒子のうち基板50に垂直な方向に近い方向に飛行す
るもののみを通過させるコリメーター8とを備えてい
る。
【0018】まず、スパッタチャンバー1は、排気系1
1及び不図示のゲートバルブを備えた気密な容器であ
る。排気系11は、クライオポンプ111とロータリー
ポンプ112の組み合わせのような多段の真空ポンプを
備えて、スパッタチャンバー1内を1×10-7Torr
程度の到達圧力まで排気できるように構成される。
1及び不図示のゲートバルブを備えた気密な容器であ
る。排気系11は、クライオポンプ111とロータリー
ポンプ112の組み合わせのような多段の真空ポンプを
備えて、スパッタチャンバー1内を1×10-7Torr
程度の到達圧力まで排気できるように構成される。
【0019】ターゲット2は、成膜すべき材料から形成
された円形又は方形の板状の部材である。このターゲッ
ト2は、電極3の前面側にネジ止め等の方法により固定
されている。また、ターゲット2の周縁を被うようにし
て、ターゲットシールド35が配設されている。このタ
ーゲットシールド35は、ターゲット2の周囲での不必
要な放電を防止するためのものであり、ターゲット2の
周縁を所定の狭い間隔をもって被いながらアースされた
状態で設けられている。
された円形又は方形の板状の部材である。このターゲッ
ト2は、電極3の前面側にネジ止め等の方法により固定
されている。また、ターゲット2の周縁を被うようにし
て、ターゲットシールド35が配設されている。このタ
ーゲットシールド35は、ターゲット2の周囲での不必
要な放電を防止するためのものであり、ターゲット2の
周縁を所定の狭い間隔をもって被いながらアースされた
状態で設けられている。
【0020】本実施形態のコリメートスパッタ装置は、
平板マグネトロンスパッタ装置の一種であり、電極3と
してはマグネトロン陰極が採用されている。即ち、電極
3は、ターゲット2の背後に配設された一対の磁石3
1,32と、一対の磁石31,32を繋ぐヨーク33と
から主に構成されている。一対の磁石31,32は、タ
ーゲット2の前方に閉じた漏洩磁界を形成するための永
久磁石であり、中央の円柱状の磁石(例えばN極)31
とそれを間隙をもって取り囲むリング状の磁石(例えば
S極)32からなる。
平板マグネトロンスパッタ装置の一種であり、電極3と
してはマグネトロン陰極が採用されている。即ち、電極
3は、ターゲット2の背後に配設された一対の磁石3
1,32と、一対の磁石31,32を繋ぐヨーク33と
から主に構成されている。一対の磁石31,32は、タ
ーゲット2の前方に閉じた漏洩磁界を形成するための永
久磁石であり、中央の円柱状の磁石(例えばN極)31
とそれを間隙をもって取り囲むリング状の磁石(例えば
S極)32からなる。
【0021】電極3には、放電用電源34が接続されて
おり、所定の負の直流電圧又は高周波等が電極3に印加
される。より具体的には、例えば出力15kwの直流電
源(電圧750V、電流20A)が使用できる。
おり、所定の負の直流電圧又は高周波等が電極3に印加
される。より具体的には、例えば出力15kwの直流電
源(電圧750V、電流20A)が使用できる。
【0022】放電用ガスとしては、スパッタ率の高いア
ルゴンなどの不活性ガスが使用される。放電用ガスを導
入するガス導入手段4は、不図示のボンベとスパッタチ
ャンバー1とをつなぐガス導入用配管41と、ガス導入
用配管41に設けられたバルブ42及び不図示の流量調
整器等から主に構成されている。
ルゴンなどの不活性ガスが使用される。放電用ガスを導
入するガス導入手段4は、不図示のボンベとスパッタチ
ャンバー1とをつなぐガス導入用配管41と、ガス導入
用配管41に設けられたバルブ42及び不図示の流量調
整器等から主に構成されている。
【0023】基板ホルダー5は、上面に基板50を載置
してターゲット2に対して平行に基板50を保持するよ
う構成されている。基板ホルダー5内には基板50を所
定温度に加熱するための基板ヒータ51が設けられてい
る。基板ヒータ51は、例えば抵抗加熱方式のものが使
用されており、基板50を例えば300℃程度に加熱で
きるよう構成される。尚、基板ホルダー5内には、表面
に静電気を誘起して基板50を静電吸着するための吸着
電極が設けられる場合がある。
してターゲット2に対して平行に基板50を保持するよ
う構成されている。基板ホルダー5内には基板50を所
定温度に加熱するための基板ヒータ51が設けられてい
る。基板ヒータ51は、例えば抵抗加熱方式のものが使
用されており、基板50を例えば300℃程度に加熱で
きるよう構成される。尚、基板ホルダー5内には、表面
に静電気を誘起して基板50を静電吸着するための吸着
電極が設けられる場合がある。
【0024】尚、スパッタチャンバー1は接地されてお
り、基板ホルダー5はこのスパッタチャンバー1に対し
て短絡された状態で設けられている。別な構成として
は、基板ホルダー5をスパッタチャンバー1から絶縁し
ておき、基板ホルダー5に所定の高周波電圧を印加する
ことで、基板50に所定のセルフバイアス電圧を与える
場合がある。
り、基板ホルダー5はこのスパッタチャンバー1に対し
て短絡された状態で設けられている。別な構成として
は、基板ホルダー5をスパッタチャンバー1から絶縁し
ておき、基板ホルダー5に所定の高周波電圧を印加する
ことで、基板50に所定のセルフバイアス電圧を与える
場合がある。
【0025】次に、図1及び図3を使用してコリメータ
ー8の構成について説明する。図1及び図3に示すよう
に、コリメーター8としては、本実施形態では、厚さ1
0ミリ程度のチタン製の板に直径10ミリ程度の円形の
開口を均等間隔をおいて設けた構成のものが使用されて
いる。開口率は、例えば80%程度である。また、ター
ゲット2とコリメーター8との距離は65mm程度、コ
リメーター8と基板50との距離は35mm程度であ
る。
ー8の構成について説明する。図1及び図3に示すよう
に、コリメーター8としては、本実施形態では、厚さ1
0ミリ程度のチタン製の板に直径10ミリ程度の円形の
開口を均等間隔をおいて設けた構成のものが使用されて
いる。開口率は、例えば80%程度である。また、ター
ゲット2とコリメーター8との距離は65mm程度、コ
リメーター8と基板50との距離は35mm程度であ
る。
【0026】さて、本実施形態の装置の大きな特徴点
は、コリメーター8の温度を一定の温度(以下、制御温
度)に維持する温度制御手段が設けられている点であ
る。温度制御手段は、コリメーター8を加熱するヒータ
81と、ヒータ81を温度を測定する温度測定器82
と、温度測定器82の測定結果に従ってヒータ81を制
御するコントローラ83とから主に構成されている。
は、コリメーター8の温度を一定の温度(以下、制御温
度)に維持する温度制御手段が設けられている点であ
る。温度制御手段は、コリメーター8を加熱するヒータ
81と、ヒータ81を温度を測定する温度測定器82
と、温度測定器82の測定結果に従ってヒータ81を制
御するコントローラ83とから主に構成されている。
【0027】ヒータ81は、コリメーター8の周囲に設
けられた円環状の部材である。このヒータ81は、抵抗
加熱方式のものであり、アルミニウム等の熱伝導性のよ
り材料で形成された円環状の部材の内部に高純度カーボ
ン等で形成された電熱線が組み込んだ構成である。具体
的には、電力1kW程度、電流10A程度のものが使用
できる。ヒータ81の内径はコリメーター8の外径に適
合しており、ヒータ81は溶接、拡散接合又はネジ止め
等の方法により熱接触性よくコリメーター8に接続され
ている。
けられた円環状の部材である。このヒータ81は、抵抗
加熱方式のものであり、アルミニウム等の熱伝導性のよ
り材料で形成された円環状の部材の内部に高純度カーボ
ン等で形成された電熱線が組み込んだ構成である。具体
的には、電力1kW程度、電流10A程度のものが使用
できる。ヒータ81の内径はコリメーター8の外径に適
合しており、ヒータ81は溶接、拡散接合又はネジ止め
等の方法により熱接触性よくコリメーター8に接続され
ている。
【0028】ヒータ81は、スパッタチャンバー1に固
定された保持棒84によって保持されている。保持棒8
4は、均等間隔をおいて6本程度設けられている。コリ
メーター8は、基板50及びターゲット2に平行な姿勢
であり、ヒータ81を介して保持棒84によって保持さ
れた状態となっている。保持棒84内には、ヒータ81
への給電線が設けられており、給電線は、スパッタチャ
ンバー1の器壁を気密に貫通し、スパッタチャンバー1
外に設けられたコントローラ83に接続されている。ま
た、温度測定器82の信号線もスパッタチャンバー1の
器壁を気密に貫通し、コントローラ83に接続されてい
る。
定された保持棒84によって保持されている。保持棒8
4は、均等間隔をおいて6本程度設けられている。コリ
メーター8は、基板50及びターゲット2に平行な姿勢
であり、ヒータ81を介して保持棒84によって保持さ
れた状態となっている。保持棒84内には、ヒータ81
への給電線が設けられており、給電線は、スパッタチャ
ンバー1の器壁を気密に貫通し、スパッタチャンバー1
外に設けられたコントローラ83に接続されている。ま
た、温度測定器82の信号線もスパッタチャンバー1の
器壁を気密に貫通し、コントローラ83に接続されてい
る。
【0029】コントローラ83は、ヒータ81に加熱用
の電力を供給する電源部831と、電源部831が供給
する電力を制御する制御部832とを備えている。制御
部832は、設定温度を入力する不図示の入力部を有す
る。温度測定器82で測定されたヒータ81の温度の信
号は、コントローラ83の制御部832にフィードバッ
クされ、制御部832は、入力された設定温度になるよ
うに電源部831を制御するようになっている。
の電力を供給する電源部831と、電源部831が供給
する電力を制御する制御部832とを備えている。制御
部832は、設定温度を入力する不図示の入力部を有す
る。温度測定器82で測定されたヒータ81の温度の信
号は、コントローラ83の制御部832にフィードバッ
クされ、制御部832は、入力された設定温度になるよ
うに電源部831を制御するようになっている。
【0030】また、温度測定器82としては、K型(ク
ロメル−アルミル型)の熱電対をヒータ81の表面に接
触させた構成等が使用できる。もしくは、放射温度計等
を使用してもよい。尚、温度測定器82の信号は、装置
全体を制御する不図示の主制御部に送られており、コリ
メーター8の温度が所定の制御温度に維持されているこ
とを確認した後、装置を動作させてスパッタを行うよう
構成されている。
ロメル−アルミル型)の熱電対をヒータ81の表面に接
触させた構成等が使用できる。もしくは、放射温度計等
を使用してもよい。尚、温度測定器82の信号は、装置
全体を制御する不図示の主制御部に送られており、コリ
メーター8の温度が所定の制御温度に維持されているこ
とを確認した後、装置を動作させてスパッタを行うよう
構成されている。
【0031】また、図1に示すように、本実施形態の装
置では、スパッタチャンバー1の内壁面へのスパッタ粒
子の付着を防止する防着シールド6が設けられている。
防着シールド6は、ターゲット2、コリメーター8及び
基板ホルダー5を取り囲む円筒状の部材である。防着シ
ールド6は例えばアルミニウム等で形成され、その内面
への堆積膜の剥離を防止する表面処理が必要に応じて施
される。また、上述した保持棒は、防着シールド6に設
けられた挿通穴を通して設けられ、スパッタチャンバー
1の器壁に固定されている。尚、ガス導入用の開口やガ
ス排気口等が防着シールド6に設けられる場合がある。
置では、スパッタチャンバー1の内壁面へのスパッタ粒
子の付着を防止する防着シールド6が設けられている。
防着シールド6は、ターゲット2、コリメーター8及び
基板ホルダー5を取り囲む円筒状の部材である。防着シ
ールド6は例えばアルミニウム等で形成され、その内面
への堆積膜の剥離を防止する表面処理が必要に応じて施
される。また、上述した保持棒は、防着シールド6に設
けられた挿通穴を通して設けられ、スパッタチャンバー
1の器壁に固定されている。尚、ガス導入用の開口やガ
ス排気口等が防着シールド6に設けられる場合がある。
【0032】次に、本実施形態の装置の動作について説
明する。まず、搬送ロボット110が基板50をロード
ロックチャンバー102から取り出し、スパッタチャン
バー1に搬入する。この際、基板50を予備加熱した
り、基板50表面をスパッタ洗浄したりする前処理が行
われる場合があり、この場合は、そのような処理に必要
な構成を備えた処置チャンバー101で前処理をした
後、スパッタチャンバー1に基板50は搬入される。ス
パッタチャンバー1に搬入された基板50は、基板ホル
ダー5上に載置される。また、スパッタチャンバー1の
内部は、予め2×10-6Torr程度以下に排気されて
いる。また、コリメーター8は、ヒータ81を含む温度
制御手段によって温度制御され、例えば200℃程度の
制御温度に予め加熱されている。
明する。まず、搬送ロボット110が基板50をロード
ロックチャンバー102から取り出し、スパッタチャン
バー1に搬入する。この際、基板50を予備加熱した
り、基板50表面をスパッタ洗浄したりする前処理が行
われる場合があり、この場合は、そのような処理に必要
な構成を備えた処置チャンバー101で前処理をした
後、スパッタチャンバー1に基板50は搬入される。ス
パッタチャンバー1に搬入された基板50は、基板ホル
ダー5上に載置される。また、スパッタチャンバー1の
内部は、予め2×10-6Torr程度以下に排気されて
いる。また、コリメーター8は、ヒータ81を含む温度
制御手段によって温度制御され、例えば200℃程度の
制御温度に予め加熱されている。
【0033】この状態で、ガス導入手段4が動作し、ス
パッタチャンバー1内に所定のガスを所定の流量で導入
する。そして、放電用電源34が動作し、電極3に所定
の電圧を印加する。これによってスパッタチャンバー1
内のスパッタ放電が生じ、ターゲット2がスパッタされ
る。スパッタされたターゲット2の材料(スパッタ粒
子)の一部は、コリメーター8を通過して基板50に達
し、前述の通り、ボトムカバレッジ性良く基板50に成
膜が行われる。
パッタチャンバー1内に所定のガスを所定の流量で導入
する。そして、放電用電源34が動作し、電極3に所定
の電圧を印加する。これによってスパッタチャンバー1
内のスパッタ放電が生じ、ターゲット2がスパッタされ
る。スパッタされたターゲット2の材料(スパッタ粒
子)の一部は、コリメーター8を通過して基板50に達
し、前述の通り、ボトムカバレッジ性良く基板50に成
膜が行われる。
【0034】この際、コリメーター8にはスパッタ粒子
が少しずつ付着し、経時的に薄膜が堆積するのが認めら
れるが、コリメーター8は温度制御手段によって一定温
度に維持されているので、堆積する薄膜内部の熱応力の
発生が抑えられる。このため、熱応力によるコリメータ
ー8からの薄膜の剥離の可能性は小さくなり、従来に比
べて相当程度厚い薄膜となっても剥離落下することがな
くなる。従って、コリメーター8の交換頻度が少なくで
き、この点から生産性の高い装置になる。
が少しずつ付着し、経時的に薄膜が堆積するのが認めら
れるが、コリメーター8は温度制御手段によって一定温
度に維持されているので、堆積する薄膜内部の熱応力の
発生が抑えられる。このため、熱応力によるコリメータ
ー8からの薄膜の剥離の可能性は小さくなり、従来に比
べて相当程度厚い薄膜となっても剥離落下することがな
くなる。従って、コリメーター8の交換頻度が少なくで
き、この点から生産性の高い装置になる。
【0035】尚、コリメーター8は、ヒータ81によっ
て加熱される他、スパッタ放電によって形成されたプラ
ズマによっても加熱される。即ち、プラズマ中の荷電粒
子の衝突による加熱、プラズマ発光による輻射加熱等に
よってコリメーターは加熱される。従って、温度測定器
温82からの信号によりフィードバック制御を行う制御
手段80は、ヒータ81を制御して、ヒータ81からの
熱とプラズマからの熱とによって制御温度が維持される
ようにする。即ち、プラズマからの熱が少なくなればヒ
ータ81の加熱量が増大し、プラズマからの熱が多くな
ればヒータ81の加熱量は減少する。
て加熱される他、スパッタ放電によって形成されたプラ
ズマによっても加熱される。即ち、プラズマ中の荷電粒
子の衝突による加熱、プラズマ発光による輻射加熱等に
よってコリメーターは加熱される。従って、温度測定器
温82からの信号によりフィードバック制御を行う制御
手段80は、ヒータ81を制御して、ヒータ81からの
熱とプラズマからの熱とによって制御温度が維持される
ようにする。即ち、プラズマからの熱が少なくなればヒ
ータ81の加熱量が増大し、プラズマからの熱が多くな
ればヒータ81の加熱量は減少する。
【0036】温度制御手段による温度制御は、各回の成
膜処理の間の装置の休止期間のみならず、装置の運転停
止中も常時行っておくと好適である。コリメーター8が
常時加熱されていると、基板50を搬入して直ぐにスパ
ッタを開始することができるので、生産性の点で良好で
ある。別な構成としては、基板50を搬入した後に温度
制御手段を動作させ、コリメーター8が所定の制御温度
に維持された後にスパッタを行うようにしてもよい。も
しくは、装置の運転を開始した際、最初にコリメーター
8の温度制御手段が働くようにしておき、装置の運転中
は常時温度制御手段が働くように構成してもよい。これ
らの構成は、省エネルギーの点でメリットがある。
膜処理の間の装置の休止期間のみならず、装置の運転停
止中も常時行っておくと好適である。コリメーター8が
常時加熱されていると、基板50を搬入して直ぐにスパ
ッタを開始することができるので、生産性の点で良好で
ある。別な構成としては、基板50を搬入した後に温度
制御手段を動作させ、コリメーター8が所定の制御温度
に維持された後にスパッタを行うようにしてもよい。も
しくは、装置の運転を開始した際、最初にコリメーター
8の温度制御手段が働くようにしておき、装置の運転中
は常時温度制御手段が働くように構成してもよい。これ
らの構成は、省エネルギーの点でメリットがある。
【0037】尚、「装置の休止」とは、成膜処理を繰り
返す際の一回の成膜処理を終了した後の次の成膜処理ま
での期間であり、「装置の停止」とは、メンテナンスの
際や生産ライン全体が停止している場合等のように装置
自体が運転を停止している期間である。
返す際の一回の成膜処理を終了した後の次の成膜処理ま
での期間であり、「装置の停止」とは、メンテナンスの
際や生産ライン全体が停止している場合等のように装置
自体が運転を停止している期間である。
【0038】
【実施例】次に、上述した実施形態の装置を使用して成
膜処理を行う実施例について説明する。上述した装置を
使用する場合、例えば以下のような条件で成膜処理を実
施することができる。
膜処理を行う実施例について説明する。上述した装置を
使用する場合、例えば以下のような条件で成膜処理を実
施することができる。
【0039】図4から図9は、本実施形態の装置の効果
を確認した実験を結果を示す図であって、上記実施例の
条件で装置を動作させた実験の結果を示す図である。こ
のうち、図4から図6は、コリメーター8の温度制御手
段を動作させないで成膜処理を繰り返した結果の図、図
7から図9はコリメーター8の温度制御手段を動作させ
ながら成膜処理を繰り返した結果の図である。そして、
図4及び図7は、成膜処理の回数とコリメーター8の温
度との関係を示す図であり、図5及び図8は、成膜処理
の回数と基板50上のパーティクルの個数との関係を示
す図である。また、図6及び図9は、成膜処理の回数と
膜のシート抵抗値との関係を示す図である。
を確認した実験を結果を示す図であって、上記実施例の
条件で装置を動作させた実験の結果を示す図である。こ
のうち、図4から図6は、コリメーター8の温度制御手
段を動作させないで成膜処理を繰り返した結果の図、図
7から図9はコリメーター8の温度制御手段を動作させ
ながら成膜処理を繰り返した結果の図である。そして、
図4及び図7は、成膜処理の回数とコリメーター8の温
度との関係を示す図であり、図5及び図8は、成膜処理
の回数と基板50上のパーティクルの個数との関係を示
す図である。また、図6及び図9は、成膜処理の回数と
膜のシート抵抗値との関係を示す図である。
【0040】パーティクルの測定方法は、次の通りとし
た。50回の成膜処理を繰り返す毎にパーティクル測定
用のシリコンウェーハ(直径6インチ)をスパッタチャ
ンバー1に搬入し、上記実施例の条件と同一の条件で且
つ電源のみを動作させずに成膜をしない条件として成膜
時間と同じ時間だけ基板ホルダー5上に保持した。その
後、そのシリコンウェーハを装置から取り出し、TEN
COR社製レーザー式パーティクル測定器サーフスキャ
ン5500を用いてシリコンウェーハ上のパーティクル
の数を測定した。尚、粒径0.3μm以上の大きさのパ
ーティクルの数のみをカウントした。
た。50回の成膜処理を繰り返す毎にパーティクル測定
用のシリコンウェーハ(直径6インチ)をスパッタチャ
ンバー1に搬入し、上記実施例の条件と同一の条件で且
つ電源のみを動作させずに成膜をしない条件として成膜
時間と同じ時間だけ基板ホルダー5上に保持した。その
後、そのシリコンウェーハを装置から取り出し、TEN
COR社製レーザー式パーティクル測定器サーフスキャ
ン5500を用いてシリコンウェーハ上のパーティクル
の数を測定した。尚、粒径0.3μm以上の大きさのパ
ーティクルの数のみをカウントした。
【0041】まず、図4に示すように、コリメーター8
の温度制御手段を動作させない場合、装置の運転開始直
後のコリメーター8の温度は30℃程度と低く、処理回
数が多くなるに従って徐々に上昇する。そして、25回
を越えるあたりからコリメーター8の温度は平衡に達
し、約180℃程度の値で安定化する。これは、成膜処
理を繰り返すうちに、スパッタ放電によって形成される
プラズマにより加熱されて徐々に昇温する状況を示して
いる。
の温度制御手段を動作させない場合、装置の運転開始直
後のコリメーター8の温度は30℃程度と低く、処理回
数が多くなるに従って徐々に上昇する。そして、25回
を越えるあたりからコリメーター8の温度は平衡に達
し、約180℃程度の値で安定化する。これは、成膜処
理を繰り返すうちに、スパッタ放電によって形成される
プラズマにより加熱されて徐々に昇温する状況を示して
いる。
【0042】尚、図4に示す温度データは、成膜処理の
際のコリメーター8の温度をプロットしてそれをつない
だものである。各回の成膜処理の間の処理の休止期間で
は、コリメーター8は徐々に熱放散して温度低下するか
ら、実際には図4中に部分的に拡大して点線で示すよう
な温度変化になっていると予想される。
際のコリメーター8の温度をプロットしてそれをつない
だものである。各回の成膜処理の間の処理の休止期間で
は、コリメーター8は徐々に熱放散して温度低下するか
ら、実際には図4中に部分的に拡大して点線で示すよう
な温度変化になっていると予想される。
【0043】また、図5に示すように、コリメーター8
の温度制御手段を動作させない場合、1枚のシリコンウ
ェーハ上のパーティクルの個数は、最初は4個程度と少
なかったが、処理回数の増加に伴って多くなり、200
回の処理を終了した時点では50個以上となってしまっ
た。そして、300回終了後にパーティクル数は急激に
増加し、500回処理した時点では200個程度にまで
達した。
の温度制御手段を動作させない場合、1枚のシリコンウ
ェーハ上のパーティクルの個数は、最初は4個程度と少
なかったが、処理回数の増加に伴って多くなり、200
回の処理を終了した時点では50個以上となってしまっ
た。そして、300回終了後にパーティクル数は急激に
増加し、500回処理した時点では200個程度にまで
達した。
【0044】この原因は、前述した通り、コリメーター
8に付着するスパッタ粒子が比較的熱応力が存在する状
況下で薄膜を堆積する形成するためであると考えられ
る。即ち、装置の運転の開始後の処理回数が少ない期間
ではコリメーター8の温度は図4に示すように低く、そ
の後徐々に上昇する。従って、この期間にコリメーター
8に堆積する薄膜は熱による内部応力が比較的大きいと
推察される。大きな内部応力を有して堆積した薄膜は剥
がれやすく、150回程度の処理を繰り返したからコリ
メーター8から多量に剥離落下して多くのパーティクル
を発生させるものと考えられる。16MDRAM等の集
積回路の製作では、基板50上のパーティクルの個数は
50個以下とされており、従って、温度制御手段を使用
しない場合、200回処理を終了した時点で既にコリメ
ーター8を交換する必要が生ずることになる。
8に付着するスパッタ粒子が比較的熱応力が存在する状
況下で薄膜を堆積する形成するためであると考えられ
る。即ち、装置の運転の開始後の処理回数が少ない期間
ではコリメーター8の温度は図4に示すように低く、そ
の後徐々に上昇する。従って、この期間にコリメーター
8に堆積する薄膜は熱による内部応力が比較的大きいと
推察される。大きな内部応力を有して堆積した薄膜は剥
がれやすく、150回程度の処理を繰り返したからコリ
メーター8から多量に剥離落下して多くのパーティクル
を発生させるものと考えられる。16MDRAM等の集
積回路の製作では、基板50上のパーティクルの個数は
50個以下とされており、従って、温度制御手段を使用
しない場合、200回処理を終了した時点で既にコリメ
ーター8を交換する必要が生ずることになる。
【0045】また、図6に示すように、コリメーター8
の温度制御手段を動作させない場合、装置の運転開始後
の処理回数が7回程度までに成膜処理した基板50のシ
ート抵抗値は、その後に処理したもの比べて高い。具体
的には、1、2及び3回目に作成した薄膜のシート抵抗
値は11μΩ/mm2 を越えており、4回目以降25回
目までは10.6μΩ/mm2 近傍を上下して推移して
いる。
の温度制御手段を動作させない場合、装置の運転開始後
の処理回数が7回程度までに成膜処理した基板50のシ
ート抵抗値は、その後に処理したもの比べて高い。具体
的には、1、2及び3回目に作成した薄膜のシート抵抗
値は11μΩ/mm2 を越えており、4回目以降25回
目までは10.6μΩ/mm2 近傍を上下して推移して
いる。
【0046】シート抵抗値のばらつきを、{(最大値−
最小値)/(最大値+最小値)}×100(%)の式に
従って算出したところ、最大値11.8μΩ/mm2 で
最小値10.4μΩ/mm2 であったから、±6.31
%であった。16MDRAM等の集積回路の製作では、
シート抵抗値のばらつきは前記算出式で通常5%以内に
抑えられる必要がある。従って、温度制御手段を使用し
ない場合、この条件を満たさず、不適であることがわか
る。
最小値)/(最大値+最小値)}×100(%)の式に
従って算出したところ、最大値11.8μΩ/mm2 で
最小値10.4μΩ/mm2 であったから、±6.31
%であった。16MDRAM等の集積回路の製作では、
シート抵抗値のばらつきは前記算出式で通常5%以内に
抑えられる必要がある。従って、温度制御手段を使用し
ない場合、この条件を満たさず、不適であることがわか
る。
【0047】このような温度制御手段を使用しない場合
のシート抵抗値のばらつきの原因は、次のように考えら
れる。図1に示すようにコリメーター8はターゲット2
と基板50との間に配置される部材であり、スパッタチ
ャンバー1内の部材のうちでは比較的基板50に接近し
た部材である。この場合、前述の通りコリメーター8は
プラズマによって加熱されるから、基板50はプラズマ
によって直接加熱される分の他、コリメーター8からの
輻射熱によっても加熱される。従って、基板50の温度
はコリメーター8の温度に影響を受け、コリメーター8
の温度が変化すると基板50の温度の変化すると考えら
れる。
のシート抵抗値のばらつきの原因は、次のように考えら
れる。図1に示すようにコリメーター8はターゲット2
と基板50との間に配置される部材であり、スパッタチ
ャンバー1内の部材のうちでは比較的基板50に接近し
た部材である。この場合、前述の通りコリメーター8は
プラズマによって加熱されるから、基板50はプラズマ
によって直接加熱される分の他、コリメーター8からの
輻射熱によっても加熱される。従って、基板50の温度
はコリメーター8の温度に影響を受け、コリメーター8
の温度が変化すると基板50の温度の変化すると考えら
れる。
【0048】図6に示す処理回数が少ないうちのシート
抵抗値のばらつきは、この点が原因していると考えられ
る。つまり、処理回数が少ないうちは熱平衡状態に比べ
てコリメーター8の温度が低く、このため処理中の基板
50の温度も若干低いと考えられる。そして、この実験
で作成した薄膜のシート抵抗値は成膜温度に敏感であ
り、これが原因して上記ばらつきが生じたものと判断さ
れる。
抵抗値のばらつきは、この点が原因していると考えられ
る。つまり、処理回数が少ないうちは熱平衡状態に比べ
てコリメーター8の温度が低く、このため処理中の基板
50の温度も若干低いと考えられる。そして、この実験
で作成した薄膜のシート抵抗値は成膜温度に敏感であ
り、これが原因して上記ばらつきが生じたものと判断さ
れる。
【0049】次に、コリメーター8の温度制御手段を使
用した場合、コリメーター8の温度は、図7に示すよう
に、装置の運転開始当初から制御温度(200℃)に維
持されて安定している。そして、図8に示すように、シ
リコンウェーハ上のパーティクルの発見個数は、500
回程度まで処理を繰り返すまで50個/枚以下に抑えら
れており、パーティクルの発生も少なく製造上の許容範
囲を満たしていることが分かる。さらに、図9に示すよ
うに、作成された薄膜のシート抵抗値はほぼ均一であ
り、1回目から25回目の処理において、10.4μΩ
/mm2 から11.0μΩ/mm2 の間を推移してい
る。前記計算式により算出したシート抵抗値のばらつき
は2.80%であり、シート抵抗値のばらつきの点でも
製造上の許容値以下であることが分かる。
用した場合、コリメーター8の温度は、図7に示すよう
に、装置の運転開始当初から制御温度(200℃)に維
持されて安定している。そして、図8に示すように、シ
リコンウェーハ上のパーティクルの発見個数は、500
回程度まで処理を繰り返すまで50個/枚以下に抑えら
れており、パーティクルの発生も少なく製造上の許容範
囲を満たしていることが分かる。さらに、図9に示すよ
うに、作成された薄膜のシート抵抗値はほぼ均一であ
り、1回目から25回目の処理において、10.4μΩ
/mm2 から11.0μΩ/mm2 の間を推移してい
る。前記計算式により算出したシート抵抗値のばらつき
は2.80%であり、シート抵抗値のばらつきの点でも
製造上の許容値以下であることが分かる。
【0050】このような結果は、温度制御手段によって
コリメーター8を一定温度に維持していることによるの
は明らかである。つまり、コリメーター8の温度が一定
であるところから、コリメーター8に堆積する薄膜内に
熱よる内部応力が少なく、相当程度厚い薄膜に成長する
まで剥離落下するのが抑制されている。また、コリメー
ター8の温度が一定であることから、コリメーター8か
ら基板50が受ける輻射熱も一定であり、このため、シ
ート抵抗値等の膜質も一定になる。
コリメーター8を一定温度に維持していることによるの
は明らかである。つまり、コリメーター8の温度が一定
であるところから、コリメーター8に堆積する薄膜内に
熱よる内部応力が少なく、相当程度厚い薄膜に成長する
まで剥離落下するのが抑制されている。また、コリメー
ター8の温度が一定であることから、コリメーター8か
ら基板50が受ける輻射熱も一定であり、このため、シ
ート抵抗値等の膜質も一定になる。
【0051】尚、コリメーター8を予め加熱しておくこ
とによるシート抵抗値の安定化は、以下のような点も原
因している場合があると推察される。即ち、例えば新品
のコリメーター8を装着して温度制御手段を使用しない
まま装置の運転を開始すると、コリメーター8からは温
度の上昇にともなって吸蔵ガスの放出(脱ガス)が一時
的に多量に生ずる。この際放出されたガスが基板50に
付着して薄膜中に取り込まれ、シート抵抗値などの膜質
のばらつきを生じさせる原因となると推察される。温度
制御手段を使用してコリメーター8を予め加熱して一定
温度に維持しておくと、コリメーター8の吸増ガスは充
分放出され、ごく少量のガスが安定して放出される状態
が維持される。この結果、脱ガスに起因する膜質のばら
つきも抑制される。
とによるシート抵抗値の安定化は、以下のような点も原
因している場合があると推察される。即ち、例えば新品
のコリメーター8を装着して温度制御手段を使用しない
まま装置の運転を開始すると、コリメーター8からは温
度の上昇にともなって吸蔵ガスの放出(脱ガス)が一時
的に多量に生ずる。この際放出されたガスが基板50に
付着して薄膜中に取り込まれ、シート抵抗値などの膜質
のばらつきを生じさせる原因となると推察される。温度
制御手段を使用してコリメーター8を予め加熱して一定
温度に維持しておくと、コリメーター8の吸増ガスは充
分放出され、ごく少量のガスが安定して放出される状態
が維持される。この結果、脱ガスに起因する膜質のばら
つきも抑制される。
【0052】本実施形態の装置は、枚葉式即ち基板50
を一枚ずつ処理する装置であるため、図4から図9にお
ける「成膜処理の回数」は処理枚数に等しいが、本願発
明の実施態様としてはバッチ式即ち複数枚の基板50を
同時に処理する構成でもよく、この場合は、「成膜処理
の回数」は処理枚数よりも少なくなる。
を一枚ずつ処理する装置であるため、図4から図9にお
ける「成膜処理の回数」は処理枚数に等しいが、本願発
明の実施態様としてはバッチ式即ち複数枚の基板50を
同時に処理する構成でもよく、この場合は、「成膜処理
の回数」は処理枚数よりも少なくなる。
【0053】上述した説明において、温度制御手段を使
用しない場合のコリメーター8の熱平衡温度は180℃
程度であって制御温度は200℃、つまり、熱平衡温度
以上の一定温度にコリメーター8を加熱するとして説明
したが、熱平衡温度と同程度の温度に加熱するようにし
てもよい。この場合、成膜処理を開始してプラズマから
の熱供給が多くなるに従ってヒータ81からの熱供給は
低下し、プラズマからの熱のみによって熱平衡が維持さ
れる状態になると、ヒータ81からは直接的には熱が与
えられない状態となる。
用しない場合のコリメーター8の熱平衡温度は180℃
程度であって制御温度は200℃、つまり、熱平衡温度
以上の一定温度にコリメーター8を加熱するとして説明
したが、熱平衡温度と同程度の温度に加熱するようにし
てもよい。この場合、成膜処理を開始してプラズマから
の熱供給が多くなるに従ってヒータ81からの熱供給は
低下し、プラズマからの熱のみによって熱平衡が維持さ
れる状態になると、ヒータ81からは直接的には熱が与
えられない状態となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1記載
の発明によれば、コリメーターの温度が制御温度に維持
されるので、コリメーターに堆積する薄膜内の熱応力が
抑制され、薄膜の剥離落下によるパーティクルの発生が
抑えられる。このため、コリメーターの交換の頻度を低
くでき、生産性の高いコリメートスパッタ装置となる。
また、基板に対するコリメーターの熱輻射が一定になる
ので、基板の温度も常時安定したものとなり、膜質のば
らつきも低く抑えられる。また、請求項2の発明によれ
ば、上記効果に加え、スパッタチャンバーに基板を搬入
して直ちにスパッタを開始することができるので、生産
性の点で良好な装置となる。また、請求項3の発明によ
れば、上記効果に加え、プラズマからの熱のみによって
コリメーターが熱平衡に達した際には温度制御手段から
熱を与える必要がないので、エネルギー効率の点で良好
な装置となる。また、請求項4の発明によれば、上記効
果に加え、スパッタを行う際にコリメーターの温度が制
御温度に維持されているかどうか確認するので、上記パ
ーティクルの発生抑制等の効果を確実に得ることができ
る。
の発明によれば、コリメーターの温度が制御温度に維持
されるので、コリメーターに堆積する薄膜内の熱応力が
抑制され、薄膜の剥離落下によるパーティクルの発生が
抑えられる。このため、コリメーターの交換の頻度を低
くでき、生産性の高いコリメートスパッタ装置となる。
また、基板に対するコリメーターの熱輻射が一定になる
ので、基板の温度も常時安定したものとなり、膜質のば
らつきも低く抑えられる。また、請求項2の発明によれ
ば、上記効果に加え、スパッタチャンバーに基板を搬入
して直ちにスパッタを開始することができるので、生産
性の点で良好な装置となる。また、請求項3の発明によ
れば、上記効果に加え、プラズマからの熱のみによって
コリメーターが熱平衡に達した際には温度制御手段から
熱を与える必要がないので、エネルギー効率の点で良好
な装置となる。また、請求項4の発明によれば、上記効
果に加え、スパッタを行う際にコリメーターの温度が制
御温度に維持されているかどうか確認するので、上記パ
ーティクルの発生抑制等の効果を確実に得ることができ
る。
【図1】本願発明の実施形態に係るコリメートスパッタ
装置の主要部の概略を示す正面図である。
装置の主要部の概略を示す正面図である。
【図2】図1のコリメートスパッタ装置の全体の構造を
示す平面概略図である。
示す平面概略図である。
【図3】図1及び図2に示す装置におけるコリメーター
の構成を示した平面概略図である。
の構成を示した平面概略図である。
【図4】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数とコ
リメーターの温度との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数とコ
リメーターの温度との関係を示す図である。
【図5】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と基
板上のパーティクルの個数との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と基
板上のパーティクルの個数との関係を示す図である。
【図6】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と膜
のシート抵抗値との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せないで成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と膜
のシート抵抗値との関係を示す図である。
【図7】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数とコ
リメーターの温度との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数とコ
リメーターの温度との関係を示す図である。
【図8】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と基
板上のパーティクルの個数との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と基
板上のパーティクルの個数との関係を示す図である。
【図9】本実施形態の装置の効果を確認する実験の結果
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と膜
のシート抵抗値との関係を示す図である。
を示す図であり、コリメーターの温度制御手段を動作さ
せながら成膜処理を繰り返した際の成膜処理の回数と膜
のシート抵抗値との関係を示す図である。
【図10】従来のコリメートスパッタ装置の概略を示す
正面図である。
正面図である。
【図11】ステップカバレッジ特性の説明図である。
1 スパッタチャンバー 11 排気系 2 ターゲット 3 電極 4 ガス導入手段 5 基板ホルダー 50 基板 8 コリメーター 81 ヒータ 82 温度測定器 83 制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 排気系を備えたスパッタチャンバーと、
このスパッタチャンバー内の所定の位置に配置された所
定の材料からなるターゲットと、このターゲットをスパ
ッタするためのスパッタ放電を生じさせる電極と、成膜
する基板をスパッタチャンバー内の所定位置にターゲッ
トと平行に配置する基板ホルダーと、ターゲットから放
出されるスパッタ粒子のうち基板にほぼ垂直な方向に飛
行するもののみを通過させるコリメーターとを備えたコ
リメートスパッタ装置において、 コリメーターの温度を一定の温度に維持する温度制御手
段を具備していることを特徴とするコリメートスパッタ
装置。 - 【請求項2】 前記温度制御手段は、装置の運転中のみ
ならず、装置の休止中又は停止中においてもコリメータ
ーの温度を同じ一定の温度に維持するものであることを
特徴とする請求項1記載のコリメートスパッタ装置。 - 【請求項3】 前記温度制御手段は、コリメーターを加
熱しない状態においてスパッタ放電による加熱によって
コリメーターが熱平衡に達する温度にコリメーターの温
度を維持するものであることを特徴とする請求項1又は
2記載のコリメートスパッタ装置。 - 【請求項4】 前記温度制御手段は、コリメーターの温
度を測定する温度測定器を有し、コリメーターの温度が
前記一定の温度に維持されていることを温度測定器によ
って確認した後、スパッタを行うよう構成されているこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載のコリメートス
パッタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34258896A JPH10158832A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コリメートスパッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34258896A JPH10158832A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コリメートスパッタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158832A true JPH10158832A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18354937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34258896A Pending JPH10158832A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | コリメートスパッタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6221765B1 (en) | 1998-08-31 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Method for manufacturing a semiconductor device |
| WO2012114941A1 (ja) * | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 東レ株式会社 | プラズマ処理用マグネトロン電極 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP34258896A patent/JPH10158832A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6221765B1 (en) | 1998-08-31 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Method for manufacturing a semiconductor device |
| US6478935B1 (en) * | 1998-08-31 | 2002-11-12 | Nec Corporation | Semiconductor device plating apparatus |
| WO2012114941A1 (ja) * | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 東レ株式会社 | プラズマ処理用マグネトロン電極 |
| JP2012188751A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-10-04 | Toray Ind Inc | プラズマ処理用マグネトロン電極 |
| TWI611734B (zh) * | 2011-02-25 | 2018-01-11 | 東麗股份有限公司 | 電漿處理用磁控管電極、磁控管濺鍍電極及使用該電極之成膜方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070424 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |