JPH10159201A - 太陽電池モジュール並設体裏の通気構造及び該構造を備える建物の通気構造 - Google Patents

太陽電池モジュール並設体裏の通気構造及び該構造を備える建物の通気構造

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JPH10159201A
JPH10159201A JP32282296A JP32282296A JPH10159201A JP H10159201 A JPH10159201 A JP H10159201A JP 32282296 A JP32282296 A JP 32282296A JP 32282296 A JP32282296 A JP 32282296A JP H10159201 A JPH10159201 A JP H10159201A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池アレイが吸収した(電力には変換で
きない)太陽熱を、屋内の冷暖房熱負荷の軽減のために
役立てる。 【解決手段】 ソーラシステム建物1の屋根面に固定し
た縦桟41,41,42,42及び横桟43,44,4
5,…の上に複数の太陽電池モジュール2a,2a,…
を載置固定することで太陽電池アレイ2が構成される。
太陽電池アレイ2と屋根面との間にはアレイ裏通気層A
が設けられていて、屋外の冷たい空気が流入する。冬の
昼間には、太陽電池アレイ2は、吸収した太陽熱をアレ
イ裏通気層A内を通流する空気に与える。太陽電池アレ
イ2によって温められた空気は、棟側の屋根面に設けら
れたファン給気口Hcに集められた後、小屋裏16に設
置された送風装置3により棟側から強制的に小屋裏16
に導き入れられ、各壁内通気空間Cを経由して、各居住
室11a,12aや床下空間15に送り込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根面に多数の
太陽電池モジュールを敷き詰めることで構成された太陽
電池モジュール並設体裏の通気構造及び該構造を備える
建物の通気構造に係り、詳しくは、太陽熱の積極的な利
用を図る太陽電池モジュール並設体裏の通気構造及び該
構造を備える建物の通気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の消費増大等に起因する
地球環境問題・エネルギ枯渇問題の深刻化に伴い、住宅
等の屋根の上に、パネル状の太陽電池モジュールを設置
し、クリーンな太陽エネルギから直接電力を取り出して
住宅に供給する住宅用太陽光発電システムや、同じく屋
根部に集熱パネル等を設置して太陽の熱エネルギをとら
れて暖房等の熱源として利用する住宅用太陽熱暖房シス
テム等のソーラシステムが注目されている。太陽の熱エ
ネルギを住宅の暖房等に利用するシステムとしては、例
えば、特開平7−42265号公報等に記載されている
ように、屋根の上にカラー鉄板を設置し、棟部には内側
を断熱層で囲んだ集熱ボックスを設け、さらに屋根板の
直下に空気流路となる空間を設けて上記集熱ボックスと
連通させ、屋根部で捕らえられた太陽の熱エネルギによ
って加温された空気を上記集熱ボックスからダクトを通
じて住宅の床下空間へ強制的に送風するソーラシステム
が提案されている。また、例えば、実開平6−5174
9号公報等に記載されているような、太陽の光エネルギ
を太陽電池によって電力に変換して利用すると同時に、
太陽の熱エネルギを太陽電池の裏面側に空気通流空間を
設けてこの空気通流空間を通風して熱交換することによ
り集熱して太陽の熱エネルギを利用する光・熱ハイブリ
ットコレクタを用いたソーラシステムが提案されてい
る。上述した光・熱ハイブリットコレクタ等を住宅の屋
根面に設置する際には、例えば、図18に示すように、
光・熱ハイブリットコレクタ101,101,…を、取
付フレーム102,102,…を用いて屋根面に固定
し、光・熱ハイブリットコレクタ101,101,…と
屋根面との間に熱交換のための通気層を縦列の光・熱ハ
イブリットコレクタ101,101,…毎に形成するよ
うにしていた。そして、軒側から外気を取り込み、熱交
換によって温められた空気を、棟側の屋根面に設けられ
た通気口H1,H1,…を通じて小屋裏内に取り入れた
後、屋根の裏側に取り付けられたヘッダダクト103に
よって集約して、居室等に送るという構成をとってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−42265号公報記載のソーラシステムにおい
ては、屋根面で集熱した空気を屋根裏に設けられたヘッ
ダダクトによって集約してから加温された空気を床下空
間へ搬送するため、ダクト部材を多数必要とするほか、
施工に手間がかかるという欠点があった。また、上記実
開平6−51749号公報の光・熱ハイブリットコレク
タは、自然通風に頼っているために熱交換の効率が悪
く、さらに、この場合もヘッダダクトを要し、加えて、
屋根面への取付けに際しては防水及び断熱等のために施
工方法も複雑となるという問題点があった。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、屋根面に設置された太陽電池モジュールが得た
太陽エネルギを利用して室内の冷暖房負荷を軽減し、ま
た、使用するダクト等の削減を図りながら、太陽熱によ
り加温された空気を、室内や床下空間へ搬送することが
でき、かつ、効率良く熱交換を行うことができ、太陽電
池モジュールを屋根面に取り付ける際にも手間がかから
ない太陽電池モジュール並設体裏の通気構造及び該構造
を備える建物の通気構造を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、建物の屋根面に縦桟と横桟
とからなる太陽電池モジュール取付用の取付架台が縦横
に配置固定され、上記取付架台の上に複数の太陽電池モ
ジュールが縦横に載置固定されて太陽電池モジュール並
設体が構成され、該太陽電池モジュール並設体と上記屋
根面との間に太陽電池モジュール冷却用の通気層が設け
られている太陽電池モジュール並設体裏の通気構造であ
って、外部の空気が空気取入用の開口から上記通気層内
に流れ込み、該通気層内を進んで上記屋根面の任意の一
箇所に設けられた送風孔から上記建物内に送り込まれる
構造とされ、かつ、上記通気層は、上記各太陽電池モジ
ュール下を通過する空気の通過量が、上記送風孔が任意
の一の太陽電池モジュール下に設けられている場合の当
該太陽電池モジュール下を除き、略均等になる構造とさ
れていることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造であって、
上記取付架台の上には、上記太陽電池モジュールに加え
て、太陽光から熱エネルギを取り出すための光吸収性の
集熱パネル、又は太陽光のうち少なくとも赤外線及び遠
赤外線を透過させる透明パネルも載置固定されて、上記
太陽電池モジュール並設体が構成されていることを特徴
としている。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造であ
って、上記太陽電池モジュールは、その裏面側に、太陽
光から熱エネルギを取り出すための集熱パネルが接着さ
れてなることを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造
であって、上記送風孔が任意の一の太陽電池モジュール
下に設けられている場合の当該太陽電池モジュール下を
除き、空気が最も通過し易い任意の一の太陽電池モジュ
ール下を通過する当該空気の通過量をXとし、空気が最
も通過し難い任意の一の太陽電池モジュール下を通過す
る当該空気の通過量をYとすると、上記空気量は、Y/
X>0.8となる構造とされていることを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気
構造であって、上記各太陽電池モジュール下を通過する
空気の通過量は、上記取付架台を構成する上記縦桟又は
横桟に空気通過用の開口が設けられ、上記開口の大きさ
を加減することで、調整されていることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造であって、
少なくとも一の上記空気通過用の開口は、開口断面積を
調整可能とされていることを特徴としている。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項2乃
至6のいずれか一に記載の太陽電池モジュール並設体裏
の通気構造であって、上記集熱パネル又は透明パネル
は、上記太陽電池モジュールよりも上記通気層の下流側
に取り付けられていることを特徴としている。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項2乃
至7のいずれか一に記載の太陽電池モジュール並設体裏
の通気構造であって、上記透明パネルは、屋内採光用の
天窓を兼ねていることを特徴としている。
【0013】また、請求項9記載の発明は、請求項1乃
至8のいずれか一に記載の太陽電池モジュール並設体裏
の通気構造を備え、上記太陽電池モジュール冷却用の通
気層から上記建物内へ通気させる建物の通気構造であっ
て、上記建物は、上記太陽電池モジュール冷却用の通気
層と任意の室又は床下空間との間が上記送風孔及び任意
の壁内空間を通して連通状態にされていることを特徴と
している。
【0014】さらにまた、請求項10記載の発明は、請
求項9記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造を
備える建物の通気構造であって、上記建物内には、上記
送風孔を通じて上記通気層内を強制的に通気させるため
の送風用ファン装置が備えられていることを特徴として
いる。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、例えば、冬場の日中
等に、建物の屋根面に複数の太陽電池モジュールを配備
することで構成される太陽電池モジュール並設体が太陽
熱を吸収して加温される太陽電池モジュール冷却用の通
気層の空気は、送風孔に集められてから上記建物内へ流
入し、建物内の暖房に用いられる。それ故、建物全体と
しての暖房負荷を軽減することができ、消費電力の低減
を図ることができる。また、加温される通気層内の空気
は、屋根面の一箇所に設けられた送風孔に集約されるの
で、屋根裏側にヘッダダクト等を設ける必要がない。そ
れ故、部材点数及び施工工数削減に役立ち、コストを安
くできるほか、工期も短縮することができる。また、夏
場の夜間においては、放射冷却によって太陽電池モジュ
ール並設体は冷却され、冷却された空気が建物内へ供給
されるので、建物全体としての冷房負荷を軽減すること
ができ、消費電力の低減を図ることができる。また、送
風孔上に太陽電池モジュールがある場合の、この太陽電
池モジュールを除いた各太陽電池モジュール下の通気層
内を通過する空気の通過量が、略均等になるように設定
することができるので、各太陽電池モジュールを略均等
に冷却することができ、効率的に熱交換を行うことがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である太陽電池モジュー
ル並設体(以下、太陽電池アレイという)裏の通気構造
を一部破断して示す斜視図、図2及び図3は、太陽電池
アレイ裏の通気構造を備えるソーラシステム建物の概略
構成を示す斜視図であって、通気のための通路を示す斜
視図、図4は、同ソーラシステム建物を分解して示す分
解斜視図、図5は、同ソーラシステム建物の一部を分解
し、かつ、一部破断して示す分解斜視図、図6は、図1
のD−D線に沿う断面図、図7は、図1のE−E線に沿
う断面図、図8は、同太陽電池アレイ裏の通気構造の太
陽電池アレイ裏通気層(以下、アレイ裏通気層という)
内を流れる空気の流通経路を説明するための説明図 ま
た、図9は、同ソーラシステム建物に適用される送風装
置の動作を説明するための断面図である。この例の太陽
電池アレイ裏の通気構造は、図1乃至図8に示すように
屋根面に複数の太陽電池モジュール2a,2a,…を敷
き詰めることで構成された太陽電池アレイ2が取り付け
られているソーラシステム建物1において具現される。
ソーラシステム建物1は、同図に示すように、二階建戸
建のユニット建物であり、建物の居間、食堂、寝室等の
各居住室部分を構成する建物ユニット11,12,…
と、建物の屋根部分を構成する屋根ユニット13とから
構成されている。また、これらのユニットは、建物の工
業生産化率を高めるために、予め工場で生産され、建築
現場に輸送されて施工・組立される。
【0017】ここで、太陽電池アレイ2裏にはアレイ裏
通気層Aが設けられ、このアレイ裏通気層Aとソーラシ
ステム建物1の小屋裏16とは、屋根面に設けられた後
述する1つのファン給気口を通じて連通されている。そ
して、小屋裏16には、太陽電池アレイ2と熱交換した
空気をアレイ裏通気層Aから建物内へ強制的に導入する
ための送風装置3が設けられている。組立は、まず、建
物ユニット11,11,…を基礎B上に据え付け相互に
連結して居住室11a,11a,…等からなる建物の下
階部分を形成し、次に、下階部分の上部に建物ユニット
12,12,…を積み重ね相互に連結して居住室12
a、12a,…等からなる建物の上階部分を形成し、さ
らに、上階部分の上部に屋根ユニット13を据え付け相
互に連結することによって行われる。ここで、例えば、
居住室11aは、2つのコの字形の建物ユニット11,
11が壁を有しない側で接合されて形成されている。ま
た、組立の際に使われた建物ユニット同士の間等のユニ
ット間隙間14が残され、建物ユニット11,11,…
と基礎Bとの間には、床下空間15が形成される。
【0018】各建物ユニット11(12)は、図5に示
すように、床パネル111(121)の三つの側縁に沿
って、壁パネル112(122),112(122),
…が壁勝ちに立設され、四隅には、構造耐力を高めるた
めに、角形の木質柱113(123),113(12
3),…が配されている。床パネル111(121)
は、根太(短根太)111a(121a),111a
(121a),…に直交してこれらの木口と突付けの状
態で、端根太(長根太)111b(121b),111
b(121b)が釘打ちされて方形の枠組が構成され、
この床枠組の上面に構造用合板やパーティクルボード等
の図示せぬ床面材が取り付けられて床構面として構成さ
れている。各壁パネル112(122)は、縦枠112
a(122a),112a(122a),…の上端と下
端とのそれぞれにおいてこれらの木口と突付けの状態で
上枠112b(122b)と下枠112c(122c)
とがそれぞれ釘打ちされて壁枠組とされ、この壁枠組の
内面及び外面の両側に石膏ボードや硬質木片セメント板
等の壁面材112d(122d),112d(122
d)が取り付けられて耐力壁とされている。これらの壁
面材112d(122d),112d(122d),…
の外面は、それぞれ内装、外装の仕上げも施されてい
る。
【0019】ここで、同図に示すように、別の建物ユニ
ットに面し、例えば、間仕切壁として用いられる各壁パ
ネル112(122)の上枠112b(122b)と上
階の建物ユニット12の下枠122cには、それぞれ、
相隣る縦枠112a(122a),112a(122
a)間の空間を仕切る部位において、垂直方向に切り欠
かれた通気用切欠K1,K1,…,K2,K2,…がそ
れぞれ設けられている。そして、各壁パネル112(1
22)の内部の壁枠組と内側及び外側の壁面材112d
(122d),112d(122d)とで仕切られ空間
は、所定の領域を壁内通気空間Cとして用いられ、これ
以外の領域を、必要に応じてグラスウール等の断熱材が
装填されている。また、下階の建物ユニット11の壁内
通気空間Cは、下部において壁パネル112の内側の壁
面材の貼付けが省略されることにより、床下空間15と
連通している。また、建物ユニット11,12,…の壁
内通気空間Cが設けられた側の壁パネルには、壁内通気
空間Cを通じて送られてきた空気を室内に供給するため
の給気口Hb,Hb,…が設けられている。なお、各給
気口Hbには、開閉自在の電動の開閉ダンパが備えられ
ている。
【0020】また、屋外に面する側の各壁パネル112
(122)の内部の壁枠組と内側及び外側の壁面材11
2d(122d),112d(122d)とで仕切られ
空間は、断熱効果を高めるために、壁内通気空間として
用いられることなく全て断熱材が装填される。なお、下
階の建物ユニット11の上枠112bの上端面の各通気
用切欠K1が設けられた部位付近をブチルゴム等の気密
材で被覆した後に、下階の建物ユニット11の上に上階
の建物ユニット12を載置して接合することにより、こ
のユニットの接合部位に生じる隙間から、壁内通気空間
Cを流れる空気が漏れるのを防止するようにしている。
また、上階の建物ユニット12の上に屋根ユニット13
を載置して接合する際にも同様の処置がなされる。ま
た、木質柱113(123)は、壁パネル112(12
2),112(122)の最外縁の縦枠112a(12
2a)とボルトで接合されている。なお、床パネル11
1(121)の構成材である各根太111a(121
a),111b(121b)には、例えば、JAS寸法
形式206材が用いられる。また、壁パネル112(1
22)の構成材である縦枠112a(122a)、上枠
112b(122b)、下枠112c(122c)に
は、例えば、204材や206材が用いられる。また、
木質柱113(123)には、例えば、404材が好適
に用いられる。
【0021】また、床下空間15の内部には砕石等の床
下蓄熱材15aが敷かれ、この床下蓄熱材15aは、内
壁を構成するコンクリートと共に蓄熱を行い、床下空間
15は蓄熱槽として機能する。また、基礎Bには、開閉
自在の電動の開閉ダンパが備えられた床下通気口Haが
設けられている。
【0022】また、上記屋根ユニット13は、切妻屋根
ユニットであって、棟側屋根ユニット13a,13c,
…及び軒先側屋根ユニット13b,13d,…が複数相
互に連結されてなっており、南側の棟側屋根ユニット1
3a,13a及び軒先側屋根ユニット13b,13bに
は太陽電池モジュール2a,2a,…が据え付けられて
いる。また、各棟側屋根ユニット13a,13cは、1
枚の屋根パネル131と、この屋根パネル131の両妻
側端を支持する一対の妻トラス132,132と、各妻
トラス132に貼着された妻小壁パネル133,133
と、棟木134と、継梁135と、屋根梁136,13
6とから概略構成されている。ここで、棟側の屋根梁1
36の上階の壁パネルの上枠に施された通気用切欠K1
に対応する箇所には、通気用切欠K3が設けられてい
る。また、各軒先側屋根ユニット13b,13dは、1
枚の屋根パネルと、該屋根パネルの両妻側端を支持する
一対の妻トラスと、各妻トラスに貼着された妻小壁パネ
ルと、継梁と、屋根梁とから概略構成されている。
【0023】上記屋根パネル131は、図6及び図7に
示すように所定の剛性を有する屋根内装材137の上に
高断熱スチレン等からなる断熱材138を介して構造用
合板やパーティクルボード等の野地板(屋根下地材)1
39を載せ、この上面にアスファルトルーフィング等の
防水シート140を敷き、さらに、この防水シートの上
面に塩化ビニル鋼板(ポリ塩化ビニル金属積層板)等の
不燃被覆材141を貼着することによって構成されてい
る。この不燃被覆材141の上面、すなわち、太陽電池
アレイ2の直下には、太陽光の波長領域の光を選択的に
吸収する特性を有するカーボン等の選択吸収膜を被覆さ
れた集熱板142が貼り付けられている。この選択吸収
膜は、太陽熱の吸収効率が高く(例えば、吸収率α=
0.91〜0.94)、輻射率の低い(例えば、放射率
ε=0.09〜0.12)材料からなっている。なお、
この集熱板142の表面部には屋根の傾斜の方向に平行
に多数の断面V字形の溝が設けられ、効率的に太陽熱が
吸収できるようになっている。
【0024】一方、太陽電池モジュール2aが取り付け
られていない北側の各棟側屋根ユニット13c及び棟側
屋根ユニット13dの屋根面には、スレート等の屋根仕
上材が設けられている。また、南側の棟側屋根ユニット
13aの屋根パネルの棟近傍であって、設置された太陽
電池モジュール2a,2a,…のうち、中央の列の最も
棟側の太陽電池モジュール2aの真下には、アレイ裏通
気層Aと小屋裏16とを連通するためのファン給気口H
cが、貫通されている。さらに、南側の2つの棟側屋根
ユニット13a,13aのうち、東側の棟側屋根ユニッ
ト13aの東側の妻小壁の上部にはアレイ裏通気層Aの
空気を屋外へ排出するための排気口Hdが設けられてい
る。なお、ファン給気口Hcには、防火ダンパが取り付
けられている。また、棟部及び軒先部には、良好な雨仕
舞性を確保するために、それぞれ、棟カバー13e、軒
カバー13fが取り付けられている。
【0025】この例の太陽電池アレイ2は、棟側屋根ユ
ニット13a,13a及び軒先側屋根ユニット13b,
13bの屋根面上に、取付フレームである縦桟41,4
1,42,42及び横桟43,44,45,…を用いて
屋根面の傾斜方向に平行に取り付けられており、最も軒
先側の行の各太陽電池モジュール2aの軒先側の縁端部
の下は開口され、外気取入口He,He,…を形成して
いる。太陽電池アレイ2を構成する各太陽電池モジュー
ル2aは、現場で、各建物ユニット及び屋根ユニットの
組立・連結が完了した後に、棟側屋根ユニット13a,
13a及び軒先側屋根ユニット13b,13bの屋根面
に、縦桟41,41,42,42及び横桟43,44,
45,…を用いて、それぞれ、例えば、4行3列に配列
されて取り付けられ、太陽電池アレイ2下には、アレイ
裏通気層Aが形成される。太陽電池アレイ2を構成する
各太陽電池モジュール2aは、図6に示すように、多数
の単結晶シリコン太陽電池(pn接合素子)21,2
1,…を直並列に配線した後、長期にわたる屋外放置に
耐えられるように、これら単結晶シリコン太陽電池2
1,21,…を、耐湿性に優れるEVA(エチレンビニ
ルアセテート)等の充填材22を介して、光透過率や耐
衝撃強度に優れる白板強化ガラス等の透明支持基板2
3,23で挟持し、層構成にパッケージング(封入)を
してパネル状のモジュール本体を形成し、さらに、形成
されたモジュール本体の周縁をアルミニウム製の枠体2
4で囲んでなっている。
【0026】枠体24は、各一対の縦枠、横枠からな
り、それぞれの内側面にはモジュール本体を嵌合して保
持するための断面コ字状の溝部が設けられている。これ
ら縦枠、横枠は、モジュール本体の周縁に嵌合された
後、互いに接合される。また、各縦枠、横枠には、太陽
電池モジュール2aを対応する取付部材4の上面に係合
して固定するための固定片Lが外方に向けて延設されて
いる。各固定片Lには、いくつかのねじ穴が穿設されて
いる。そして、接合用のビスN,N,…が、各固定片L
のねじ穴から挿通され、屋根パネル直下のたる木143
にまで螺入されて、各太陽電池モジュール2aを強固に
固定している。
【0027】上記縦桟41,41,42,42及び横桟
43,44,45,…は、太陽電池モジュール2a,2
a,…を屋根面に取付固定するための取付架台であり、
同図に示すように、それぞれ、角材(木材)の上面に、
塩化ビニル鋼板等の不燃被覆材を貼り合わせ、さらに、
雄ねじ等の図示せぬ固定具で相互に固定してなってい
る。縦桟41,41,42,42は、妻方向に沿うたる
木143の直上の位置にそれぞれ配設され、縦桟41,
41は、相隣る2列の太陽電池モジュール2a,2a,
…を載置し、縦桟42,42は、それぞれ、両端の列の
太陽電池モジュール2a,2a,…を載置する。また、
縦桟41,41の棟側の部位には、所定の断面積の開口
を有する通気用切欠部M1,M1が設けられている。横
桟43は、屋根面の流れ方向に直交する方向に沿って最
も棟側に配置され、最も棟側の行の太陽電池モジュール
2a,2a,…の棟側の端縁部を載置すると共に、棟側
からの雨水等の浸入を防止する。また、横桟44,4
4,…は、中央の列の太陽電池モジュール2a,2a,
…のうち、屋根面の流れ方向に相隣る2台の太陽電池モ
ジュール2a,2aのそれぞれの縁端部を載置すると共
に、所定の断面積の開口を有する通気用切欠部M2,M
2,…を有している。また、横桟45,45,…は、両
端のそれぞれの列の太陽電池モジュール2a,2a,…
のうち、屋根面の流れ方向に相隣る2台の太陽電池モジ
ュール2a,2aのそれぞれの縁端部を載置すると共
に、所定の断面積の開口を有する通気用切欠部M3,M
3,…を有している。
【0028】ここで、通気用切欠部M1,M2,M3…
の開口の断面積は、それぞれ、図8に示すように、それ
ぞれ、矢印F1,F2,F3で示す経路で、各列の太陽
電池モジュール2a,2a,…(但し、中央の列の太陽
電池モジュール2a,2a,…のうち、最も棟側の太陽
電池モジュール2aを除く)裏のアレイ裏通気層A内を
通流する空気の流量が略均等となるように予め設定され
ている。すなわち、上記各太陽電池モジュール2a(但
し、中央の列の太陽電池モジュール2a,2a,…のう
ち、最も棟側の太陽電池モジュール2aを除く)裏を通
過する空気の通過量のうち、空気が最も通過し易い箇所
での空気の通過量Xに対する空気が最も通過し難い箇所
での空気の通過量Yの割合Y/Xが、好ましくは略0.
8よりも大きくなるようにされる。例えば、風速が0.
25m/secの場合、各通気用切欠部M2と各通気用
切欠部M3との開口の断面積の比が、1:2となるよう
に設定する。これらの通気用切欠部M1,M2,M3…
の開口の断面積及び位置等は、横桟44,45,…等の
形状、寸法や風量等に基づいて算出され決定される。
【0029】また、図2、図3及び図9に示すように、
また、ファン給気口Hcの下方には、各外気取入口He
から流入した外気をアレイ裏通気層A及びファン給気口
Hcを経由して強制的に吸い込み、小屋裏16内又は屋
外へ吐き出すための送風装置3が設置されている。この
送風装置3は、ファン給気口Hcの位置に合わせて屋根
パネル下部に取り付けられ、モータ駆動により送風を行
うファン装置31と、空気を直接屋外へ排出するための
屋外排出部(以下、屋外排出口という)32又は空気を
小屋裏16側へ導くための小屋裏導入部(以下、小屋裏
送風口という)33の開閉状態を選択的に切り替えるた
めの電動の切替ダンパ34とを有し、切替ダンパ34を
切り替えてファン装置31によって吸い込んだ空気を屋
外排出口32側又は小屋裏送風口33側へ吹き出す。な
お、小屋裏送風口33と上階の建物ユニット12の壁内
通気空間C,C,…とはダクトにより連通されている。
そして、下階の所定の居住室11aに設置された図示せ
ぬスイッチで、上記ファン装置31の運転/停止や切替
ダンパ34の切替が遠隔操作されるようになっている。
これらの送風装置3は、予め工場において、南側の棟側
屋根ユニット13aの製作時に取り付けられる。
【0030】次に、この例の動作について説明する。 (イ)冬期の日中 例えば、冬期の日中で居住室内が寒いときは、まず、図
示せぬ切替スイッチにより切替ダンパ34を設定し、図
9(a)に示すように、排気口Hdに通じる屋外排出口
32を全閉とし、小屋裏16の各壁内通気空間Cに通じ
る側の小屋裏送風口33を全開とする。また、床下通気
口Ha、各室の給気口Hbの開閉ダンパは全開とする。
次に、運転スイッチを押下し、ファン装置31を始動さ
せる。すると、図2に示すように、日射によって加熱さ
れた各太陽電池モジュール2aとの熱交換により暖めら
れたアレイ裏通気層Aの空気は、ファン給気口Hcを経
由してファン装置31に吸い込まれ、小屋裏送風口33
から小屋裏16内に導入される。この際、各太陽電池モ
ジュール2a,2a,…(但し、中央の列の太陽電池モ
ジュール2a,2a,…のうち、最も棟側の太陽電池モ
ジュール2aを除く)裏のアレイ裏通気層A内を略均等
の流量の空気が流通し、ファン給気口Hcに集められて
ファン装置31に吸い込まれる。そして、暖かい空気
は、屋根ユニット3の屋根梁136に設けられた各通気
用切欠K3及び上階の建物ユニット12の上枠122b
に設けられた各通気用切欠K1を通って、建物ユニット
12の各壁内通気空間Cに入り込む。そして、この壁内
通気空間Cを通過する間に、壁パネル122の壁面材1
22d,122dを暖めた後、一部は、壁パネル122
の下部に設けられた給気口Hbから室内へ流入する。ま
た、残りの空気は、下枠122cの各通気用切欠K2か
ら出て、下階の建物ユニット11の上枠122bに設け
られた各通気用切欠K1を通って、建物ユニット11の
各壁内通気空間Cに入り込む。そして、この壁内通気空
間Cを通過する間に、壁パネル112の壁面材112
d,112dを暖めた後、一部は、壁パネル112の下
部に設けられた給気口Hbから室内へ流入する。また、
さらに残りの空気は、各壁内通気空間Cの下部から床下
空間15へ入り込む。そして、砕石等の床下蓄熱材15
aや蓄熱材として機能する内壁のコンクリートと熱交換
を行って、これらコンクリートや砕石を暖め、床下通気
口Haを経て屋外に排出される。一方、ファン装置31
の運転により負圧となったアレイ裏通気層Aには、外気
取入口He,He,…を通じて外気が入り込む。
【0031】この結果、給気口Hbから居住室12a,
11a,…へ直接暖気が流入して室内が温められ、暖房
負荷が軽減される。また、壁パネル122,112の内
側の壁面材122d,112dが暖められることによっ
て壁面材122d,112dを通じた各居住室11,1
2内からの熱の放散が緩和され、各居住室11,12の
暖房負荷が軽減される。また、暖められた上記コンクリ
ートや床下蓄熱材15aによって、上方の室11,1
1,…から地面方向への熱の放散を緩和し、室内の暖房
負荷を軽減する。ここで、上記コンクリート、床下蓄熱
材15aは、比較的大きな熱容量を有しているので、夜
間になっても引き続き熱を保持し、終日快適な温熱環境
に寄与することとなる。さらに、各太陽電池モジュール
2a,2a,…(但し、中央の列の太陽電池モジュール
2a,2a,…のうち、最も棟側の太陽電池モジュール
2aを除く)下のアレイ裏通気層A内を略均等の流量の
空気が通流することにより、各太陽電池モジュール2a
が略均等にむらなく冷却されると共に、効率的に熱交換
がなされる。
【0032】こうして、ファン装置31の運転中は、屋
外→外気取入口He,He,…→アレイ裏通気層A→フ
ァン給気口Hc→ファン装置31→小屋裏送風口33→
小屋裏16→通気用切欠K3,K3,…→上階の建物ユ
ニットの壁パネル122の通気用切欠K1,K1,…→
上階の建物ユニットの壁内通気空間C,C,…→建物ユ
ニット12,12,…の給気口Hb,Hb,…→居住室
12a,12a,…の流れを順方向とする空気流通経路
に沿って流れる空気は、居住室12a,12a,…の暖
房に寄与する。また、屋外→外気取入口He,He,…
→アレイ裏通気層A→ファン給気口Hc→ファン装置3
1→小屋裏送風口33→小屋裏16→通気用切欠K3,
K3,…→上階の建物ユニットの壁パネル122の通気
用切欠K1,K1,…→上階の建物ユニットの壁内通気
空間C,C,…→上階の建物ユニットの壁パネル122
の通気用切欠K2,K2,…→下階の建物ユニットの壁
パネル112の通気用切欠K1,K1,…→下階の建物
ユニットの壁内通気空間C,C,…→建物ユニット1
1,11,…の給気口Hb,Hb,…→居住室11a,
11a,…、又は屋外→外気取入口He,He,…→ア
レイ裏通気層A→ファン給気口Hc→ファン装置31→
小屋裏送風口33→小屋裏16→通気用切欠K3,K
3,…→上階の建物ユニットの壁パネル122の通気用
切欠K1,K1,…→上階の建物ユニットの壁内通気空
間C,C,…→上階の建物ユニットの壁パネル122の
通気用切欠K2,K2,…→下階の建物ユニットの壁パ
ネル112の通気用切欠K1,K1,…→下階の建物ユ
ニットの壁内通気空間C,C,…→床下空間(蓄熱槽)
15→床下通気口Ha→屋外の流れを順方向とする空気
流通経路に沿って、流れる空気は、主として居住室11
a,11a,…の暖房に寄与する。
【0033】(ロ)夏期の夜間 例えば、夏期の夜間で居住室内が暑いときは、まず、図
示せぬ切替スイッチにより切替ダンパ34を設定し、図
9(a)に示すように、排気口Hdに通じる屋外排出口
32を全閉とし、小屋裏16の各壁内通気空間Cに通じ
る側の小屋裏送風口33を全開とする。また、床下通気
口Ha、各居住室の給気口Hbの開閉ダンパは全開とす
る。次に、運転スイッチを押下し、ファン装置31を始
動させる。すると、図2に示すように、放射冷却よって
冷却された太陽電池アレイ2との熱交換により冷やされ
たアレイ裏通気層Aの空気は、ファン給気口Hcを経由
してファン装置31に吸い込まれ、小屋裏送風口33か
ら小屋裏16内に導かれる。この場合も、各太陽電池モ
ジュール2a,2a,…(但し、中央の列の太陽電池モ
ジュール2a,2a,…のうち、最も棟側の太陽電池モ
ジュール2aを除く)下のアレイ裏通気層A内を略均等
の流量の空気が流通し、ファン給気口Hcに集められて
ファン装置31に吸い込まれる。そして、この冷たい空
気は、屋根ユニット3の屋根梁136に設けられた各通
気用切欠K3及び上階の建物ユニット12の上枠122
bに設けられた各通気用切欠K1を通って、建物ユニッ
ト12の各壁内通気空間Cに入り込む。そして、この壁
内通気空間Cを通過する間に、壁パネル122の壁面材
122d,122dを冷やした後、一部は、壁パネル1
22の下部に設けられた給気口Hbから室内へ流入す
る。また、残りの空気は、下枠122cの各通気用切欠
K2から出て、下階の建物ユニット11の上枠122b
に設けられた各通気用切欠K1を通って、建物ユニット
11の各壁内通気空間Cに入り込む。そして、この壁内
通気空間Cを通過する間に、壁パネル112の壁面材1
12d,112dを冷やした後、一部は、壁パネル11
2の下部に設けられた給気口Hbから室内へ流入する。
また、さらに残りの空気は、各壁内通気空間Cの下部か
ら床下空間15へ入り込む。そして、砕石等の床下蓄熱
材15aや蓄熱材として機能する内壁のコンクリートと
熱交換を行って、これらコンクリートや砕石を冷やし、
床下通気口Haを経て屋外に排出される。一方、ファン
装置31の運転により負圧となったアレイ裏通気層Aに
は、外気取入口He,He,…を通じて外気が入り込
む。
【0034】この結果、給気口Hbから居住室12a,
11a,…へ直接冷気が流入して室内が冷やされ、冷房
負荷が軽減される。また、壁パネル122,112の内
側の壁面材122d,112dが冷やされることによっ
て壁面材122d,112dを通じた各居住室11,1
2内への熱の流入が緩和され、各居住室11,12の冷
房負荷が軽減される。また、冷やされた上記コンクリー
トや床下蓄熱材15aによって、上方の室11,11,
…への熱の流入を緩和し、室内の冷房負荷を軽減する。
ここで、上記コンクリート、床下蓄熱材15aは、比較
的大きな熱容量を有しているので、夜間になっても引き
続き冷やされた状態を保ち、終日快適な温熱環境に寄与
することとなる。さらに、各太陽電池モジュール2a,
2a,…(但し、中央の列の太陽電池モジュール2a,
2a,…のうち、最も棟側の太陽電池モジュール2aを
除く)下のアレイ裏通気層A内を略均等の流量の空気が
通流することにより、各太陽電池モジュール2a下を流
通する空気は、略均等に冷却されると共に、効率的に熱
交換がなされる。
【0035】こうして、ファン装置31の運転中は、屋
外→外気取入口He,He,…→アレイ裏通気層A→フ
ァン給気口Hc→ファン装置31→小屋裏送風口33→
小屋裏16→通気用切欠K3,K3,…→上階の壁パネ
ル122の通気用切欠K1,K1,…→上階の壁内通気
空間C,C,…→建物ユニット12,12,…の給気口
Hb,Hb,…→居住室12a,12a,…の流れを順
方向とする空気流通経路に沿って流れる空気は、居住室
12a,12a,…の冷房に寄与する。また、屋外→外
気取入口He,He,…→アレイ裏通気層A→ファン給
気口Hc→ファン装置31→小屋裏送風口33→小屋裏
16→通気用切欠K3,K3,…→上階の壁パネル12
2の通気用切欠K1,K1,…→上階の壁内通気空間
C,C,…→上階の壁パネル122の通気用切欠K2,
K2,…→下階の壁パネル112の通気用切欠K1,K
1,…→下階の壁内通気空間C,C,…→建物ユニット
11,11,…の給気口Hb,Hb,…→居住室11
a,11a,…、又は屋外→外気取入口He,He,…
→アレイ裏通気層A→ファン給気口Hc→ファン装置3
1→小屋裏送風口33→小屋裏16→通気用切欠K3,
K3,…→上階の壁パネル122の通気用切欠K1,K
1,…→上階の壁内通気空間C,C,…→上階の壁パネ
ル122の通気用切欠K2,K2,…→下階の壁パネル
112の通気用切欠K1,K1,…→下階の壁内通気空
間C,C,…→床下空間(蓄熱槽)15→床下通気口H
a→屋外の流れを順方向とする空気流通経路に沿って、
流れる空気は、主として居住室11a,11a,…の冷
房に寄与する。
【0036】(ハ)夏期の日中 例えば、真夏の日中で各太陽電池モジュール2aも日射
で加熱されているときは、まず、図示せぬ切替スイッチ
により切替ダンパ34を設定し、図9(b)に示すよう
に、排気口Hdに通じる屋外排出口32を全開とし、小
屋裏16の各壁内通気空間Cに通じる側の小屋裏送風口
33を全閉とする。また、床下通気口Haの開閉ダンパ
は全開、各居住室の給気口Hbの開閉ダンパは全閉とす
る。次に、運転スイッチを押下し、ファン装置31を始
動させる。すると、図3に示すように、太陽の日射によ
って加熱された太陽電池アレイ2との熱交換により加熱
されたアレイ裏通気層A内の空気は、ファン送風口Hc
を経由してファン装置31に吸い込まれ、屋外排出口3
2を経て排気口Hdから屋外へ排出される。ここで、各
太陽電池モジュール2a,2a,…(但し、中央の列の
太陽電池モジュール2a,2a,…のうち、最も棟側の
太陽電池モジュール2aを除く)下のアレイ裏通気層A
内を略均等の流量の空気が流通し、ファン給気口Hcに
集められてファン装置31に吸い込まれる。この結果、
ファン装置31の運転によりアレイ裏通気層A内は負圧
となり、外気取入口He,He,…を経由して屋外から
比較的冷たい外気が流入する。
【0037】こうして、ファン装置31の運転中は、屋
外→外気取入口He,He,…→アレイ裏通気層A→フ
ァン給気口Hc→ファン装置31→屋外排出口32→排
出口Hd→屋外の流れを順方向とする空気流通経路が形
成されて、太陽電池アレイ2の裏には常に比較的冷たい
空気が供給される。これにより、太陽電池アレイ2はア
レイ裏通気層A内の空気に熱を奪われて冷却される一
方、太陽電池アレイ2によって暖められた空気はファン
装置31によって屋外へ排出され、太陽電池アレイ2の
発電効率の低下が回避される。さらに、各縦列の太陽電
池モジュール2a,2a,…(但し、中央の列の太陽電
池モジュール2a,2a,…のうち、最も棟側の太陽電
池モジュール2aを除く)裏のアレイ裏通気層A内を略
均等の流量の空気が通流することにより、各太陽電池モ
ジュール2aが略均等にむらなく冷却されると共に、効
率的に熱交換がなされる。
【0038】上記構成によれば、例えば、冬場の日中等
に、ソーラシステム建物1の屋根面に複数の太陽電池モ
ジュール2a,2a,…を配備することで構成される太
陽電池アレイ2が太陽熱を吸収して加温される太陽電池
アレイ2裏のアレイ裏通気層Aの空気は、送風装置3の
運転により、小屋裏16内へ強制的に流入させられ、こ
の際、各壁内通気空間Cを経由して給気口Hbから居住
室12a,11a,…へ直接暖気が流入して室内が温め
られ、暖房負荷が軽減される。また、暖気が各壁内通気
空間Cを通る際に、壁パネル112(122)の内側の
壁面材112d(122d)が暖められることによって
この壁面材112d(122d)を通じた各居住室11
a,12a内からの熱の放散が緩和され、各居住室11
a,12aの暖房負荷が軽減される。さらにまた、この
暖気は床下空間15へも送られ、この床下空間15を暖
め、各居住室11aの地面方向への熱の放散を緩和する
ので、建物全体としての暖房負荷を軽減することができ
る。また、それ故、消費電力の低減を図ることができ
る。
【0039】さらにここで、屋根面に設けられた1つの
ファン給気口Hc通気口に、各縦列の太陽電池モジュー
ル2a,2a,…下のアレイ裏通気層Aで加温された空
気は、全て集約されるので、屋根裏側にヘッダダクト等
を設ける必要がない。それ故、部材点数及び施工工数削
減に役立ち、コストを安くできるほか、工期も短縮する
ことができる。また、壁パネル112,122,…の内
部に生じた壁内通気空間C,C,…を空気流通経路の一
部として利用するので、加温された空気を各居住室11
a,12a及び床下空間15へ送るためのダクト等の特
別な部材を大幅に削減することができる。それ故、部材
点数及び施工工数削減に役立ち、コストを安くできるほ
か、工期も短縮することができる。
【0040】また、通気用切欠部M1,M2,M3…の
開口の断面積は、各縦列の太陽電池モジュール2a,2
a,…(但し、中央の列の太陽電池モジュール2a,2
a,…のうち、最も棟側の太陽電池モジュール2aを除
く)下のアレイ裏通気層A内を略均等の流量の空気が通
流するように、すなわち、空気が最も通過し易い箇所で
の空気の通過量Xに対する空気が最も通過し難い箇所で
の空気の通過量Yの割合Y/Xが、略0.8よりも大き
くなるように設定されているので、各太陽電池モジュー
ル2aが略均等にむらなく冷却されると共に、効率的に
熱交換がなされる。また、これら空気が流通する量を調
整する通気用切欠部M1,M2,M3…を有する縦桟4
1,41及び横桟44,45,…は、太陽電池モジュー
ル2a,2a,…を屋根面に取付固定するための取付架
台を兼ねているので、空気が流通する量を調整するため
の専用の部材を必要とせず、低コストでかつ簡単に各太
陽電池モジュールを略均等に冷却することができる。
【0041】また、夏場の夜間においては、放射冷却に
よって太陽電池アレイ2は冷却されるので、冷却された
空気が上述した経路と均等の経路を辿って、居住室11
a,12a,…及び床下空間15へ供給され、直接各居
住室11a,12aを冷やすことによって冷房負荷が軽
減され、さらに、床下空間15を冷やすことにより各居
住室11aの地面方向からの熱の流入を緩和するので、
建物全体としての暖房負荷を軽減することができる。そ
して、この際も、消費電力の低減を図ることができる。
また、太陽電池アレイ2から発せられる熱で加温された
空気を冬場の日中に暖房のために役立て、又は放射冷却
で冷却された空気を夏場の夜間に冷房のために役立てる
ことができる一方で、同時に、日中は太陽電池アレイ2
によって、太陽光エネルギにより発電を行うことができ
る。また、夏場の日中等に太陽電池アレイ2が所定の温
度以上に加熱された時は送風装置3を運転することによ
り冷却し、温度上昇による発電効率の低下を回避するこ
とができる。
【0042】また、ソーラシステム建物1は、アレイ裏
通気層Aの空気を直接屋外へ排出するための屋外排出口
32又はこの空気を小屋裏16内へ導入するための小屋
裏送風口33の開閉状態を選択的に切り替えるための電
動の切替ダンパ34を備えているので、この切替ダンパ
34を切り替えてアレイ裏通気層A側からファン装置3
1に流入した空気を屋外排出口32を経て排気口Hdか
ら強制的に屋外へ排出することができる。それ故、夏場
の日中等に太陽電池アレイ2が加熱されて冷却な必要な
場合は、ファン装置31を運転して、外気を軒先側から
アレイ裏通気層Aに連続的に取り入れて、太陽電池アレ
イ2を冷却し、熱交換された空気を排気口Hdから排出
することができるので、温度上昇による各太陽電池アレ
イ2の発電効率の低下を回避することができる。また、
各壁内通気空間Cを通気し、さらに床下空間15まで空
気を導入して、床下通気口Haから屋外へ排気すること
によって、各壁内通気空間C及び床下空間15の換気を
行うことができるので、例えば、梅雨時の高温多湿の環
境で壁部に黴が発生して壁材が劣化するのを防止するこ
とができる。また、同様に、床下の湿気も排出すること
ができる。
【0043】また、太陽電池アレイ2の直下には、太陽
光の波長領域の光を選択的に吸収する選択吸収膜を被覆
された集熱板142が貼り付けられているので、太陽電
池アレイ2を透過してくる太陽光線が、屋根面に設けら
れたこの選択吸収膜によって効率的に吸収され、アレイ
裏通気層Aの空気はより多くの熱量を運搬するため、一
段と各居住室11a,12a内部の暖房に寄与すること
ができる。また、床下空間15の内部には床下蓄熱材1
5aが敷かれているので、床下空間15において一段と
多くの熱量を蓄えることができ、居住室内の温熱環境の
改善をより効率的に行うことができる。また、送風装置
3の切替ダンパ34は、居住室内に設けられた切替スイ
ッチを操作することで電気的制御可能に構成されている
ので、切替ダンパ34の操作が必要なときは、即座に、
かつ、手軽に、居住室にいながら遠隔操作を行うことが
できる。
【0044】◇第2実施例 図10は、この発明の第2実施例である太陽電池アレイ
裏の通気構造を備えるソーラシステム建物の概略構成を
示す斜視図であって、通気のための通路を示す斜視図で
ある。この第2実施例の太陽電池アレイ裏の通気構造
が、上述の第1実施例と大きく異なるところは、図10
に示すように、建物ユニット11,12,…の南側の屋
外に面する壁パネルにも壁内通気空間C,C,…を設
け、外気取入口He,He,…を廃して軒先側の開口を
塞ぎ、軒下天井を設けて、軒下側から外壁側の壁内通気
空間C,C,…を経由してきた空気を取り入れるための
通気口Hi,Hi,…屋根面に設けた点である。これ以
外の点では、第1実施例の構成各部と略同一構成である
ので、第1実施例の構成部分と対応する各部には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0045】次に、この例の動作について説明する。例
えば、冬期の日中で屋外よりも床下空間の温度が低い場
合は、まず、図示せぬ切替スイッチにより切替ダンパ3
4を設定し、図9(a)に示すように、排気口Hdに通
じる屋外排出口32を全閉とし、小屋裏16の内部側の
各壁内通気空間Cに通じる側の小屋裏送風口33を全開
とする。また、床下通気口Ha、各室の給気口Hbの開
閉ダンパは全閉とする。次に、運転スイッチを押下し、
ファン装置31を始動させる。すると、図10に示すよ
うに、日射によって加熱された各太陽電池モジュール2
aとの熱交換により暖められたアレイ裏通気層Aの空気
は、ファン給気口Hcを経由してファン装置31に吸い
込まれ、小屋裏送風口33から小屋裏16内に導入され
る。この際、各太陽電池モジュール2a,2a,…(但
し、中央の列の太陽電池モジュール2a,2a,…のう
ち、最も棟側の太陽電池モジュール2aを除く)下のア
レイ裏通気層A内を略均等の流量の空気が流通し、ファ
ン給気口Hcに集められてファン装置31に吸い込まれ
る。
【0046】そして、この空気は、屋根ユニット3の屋
根梁136に設けられた各通気用切欠K3及び上階の建
物ユニット12の上枠122bに設けられた各通気用切
欠K1を通って、建物ユニット12の内部側の各壁内通
気空間Cに入り込む。さらにこの空気は、下枠122c
の各通気用切欠K2から出て、下階の建物ユニット11
の上枠122bに設けられた各通気用切欠K1を通っ
て、建物ユニット11の各壁内通気空間Cを通過し、床
下空間15へ入り込む。そして、床下空間15内で冷却
された後、建物ユニット11,12の南側の屋外に面し
た側の壁パネルの各壁内通気空間Cを通過し、各通気口
Hiから再びアレイ裏通気層A内に流入する。こうし
て、閉じた流通経路に沿って空気が流れ、床下空間15
の冷気がアレイ裏通気層A内に供給されて、太陽電池モ
ジュール2a,2a,…が冷却される。
【0047】こうして、ファン装置31の運転中は、ア
レイ裏通気層A→ファン給気口Hc→ファン装置31→
小屋裏送風口33→上階の建物ユニットの内部側の壁内
通気空間C,C,…→下階の建物ユニットの内部側の壁
内通気空間C,C,…→床下空間15→下階の建物ユニ
ットの外側の壁内通気空間C,C,…→上階の建物ユニ
ットの外側の壁内通気空間C,C,…→通気口Hi,H
i,…→アレイ裏通気層Aの流れを順方向とする閉じた
空気流通経路に沿って、空気が流れる。
【0048】上記構成によれば、上述したダクト等を大
幅に削減できる効果に加え、比較的冷たい床下空間15
の空気を各太陽電池モジュール2a,2a,…の冷却の
ために用いることができるので、一段と効率的に冷却を
行うことができる。
【0049】◇第3実施例 図11は、この発明の第3実施例である太陽電池アレイ
裏の通気構造を備えるソーラシステム建物の概略構成を
示す斜視図であって、通気のための通路を示す斜視図、
図12は、同ソーラシステム建物を分解して示す分解斜
視図、また、図13は、同太陽電池アレイ裏の通気構造
のアレイ裏通気層内を流れる空気の流通経路を説明する
ための説明図である。この第3実施例の太陽電池アレイ
裏の通気構造が、上述の第1実施例と大きく異なるとこ
ろは、図11乃至図13に示すように、この例の太陽電
池アレイ裏の通気構造は、太陽電池アレイ2の最も棟側
(下流側)の行の太陽電池モジュール2a,2a,…に
代えて透明パネル6b,6b,…を配設して構成された
太陽電池アレイ6が屋根面に取り付けられ、かつ、この
太陽電池アレイ6が設置された領域に隣接した棟側の屋
根面にアレイ裏通気層Aと小屋裏16とを連通するため
のファン給気口Hjが設けられているソーラシステム建
物5において具現される点である。これ以外の点では、
第1実施例の構成各部と略同一構成であるので、第1実
施例の構成部分と対応する各部には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0050】ここで、太陽電池アレイ6裏にはアレイ裏
通気層Aが設けられ、さらにこのアレイ裏通気層Aの棟
側には、アレイ裏通気層Aと連通し、上側を棟カバー1
3eによって被覆されてなる棟カバー裏通気層が設けら
れ、この棟カバー裏通気層の中央部真下の屋根面には棟
カバー裏通気層と小屋裏16とを連通するための1つの
ファン給気口Hjが貫通されている。この例の太陽電池
アレイ6は、1行当たり3基の太陽電池モジュール2
a,2a,…が3行配設され、さらに、これら3行の太
陽電池モジュール2a,2a,…の棟側に3基の透明パ
ネル6b,6b,…が1行配設されてなっている。これ
ら太陽電池モジュール2a,2a,…及び透明パネル6
b,6b,…は、図12に示すように、棟側屋根ユニッ
ト13a,13a及び軒先側屋根ユニット13b,13
bの屋根面上に、取付フレームである縦桟71,71,
72,72及び横桟74,75,…を用いて屋根面の傾
斜方向に平行に取り付けられており、太陽電池アレイ6
下には、アレイ裏通気層Aが形成される。また、棟カバ
ー裏通気層は、上側が棟カバー13eによって覆われ、
また、両妻側を縦桟72,72で、棟側を横桟73で仕
切られることによって形成され、かつ、透明パネル6
b,6b,…の棟側の側端縁部を載置固定するための横
桟75が省略されることによって、アレイ裏通気層Aと
連通している。各透明パネル6bは、略3.2mmの厚
さの白色強化ガラスからなり、赤外線や遠赤外線等を透
過させ、透明パネル6b下の空気が熱エネルギを受け取
れるようにする。
【0051】上記縦桟71,71,72,72及び横桟
73,74,75,…は、太陽電池モジュール2a,2
a,…、透明パネル6b,6b,…又は棟カバー13e
を屋根面に取付固定するための取付架台であり、縦桟7
1,71,72,72は、妻方向に沿うたる木143の
直上の位置にそれぞれ配設され、縦桟71,71は、相
隣る2列の太陽電池モジュール2a,2a,…、及び透
明パネル6b,6bを載置し、縦桟72,72は、それ
ぞれ、両端の列の太陽電池モジュール2a,2a,…、
及び透明パネル6bを載置すると共に、棟カバー13e
を所定の部位において載置固定する。横桟73は、屋根
面の流れ方向に直交する方向に沿って最も棟側に配置さ
れ、棟カバー13eを所定の部位において載置固定する
と共に、棟側からの雨水等の浸入を防止する。また、横
桟74,74,…は、中央の列の太陽電池モジュール2
a,2a,…及び透明パネル6bのうち、屋根面の流れ
方向に相隣る2台の太陽電池モジュール2a,2a又は
透明パネル6bのそれぞれの縁端部を載置すると共に、
所定の断面積の開口を有する通気用切欠部M4,M4を
有している。また、横桟75,75,…は、両端のそれ
ぞれの列の太陽電池モジュール2a,2a,…及び透明
パネル6bのうち、屋根面の流れ方向に相隣る2台の太
陽電池モジュール2a,2a又は透明パネル6b,6b
の縁端部を載置すると共に、所定の断面積の開口を有す
る通気用切欠部M5,M5,…を有している。
【0052】ここで、通気用切欠部M4,M5,…の開
口の断面積は、それぞれ、図13に示すように、それぞ
れ、矢印P1,P2、P3で示す経路で、各列の太陽電
池モジュール2a,2a,…及び透明パネル6b,6
b,…裏を通流する空気の流量が略均等となるように予
め設定されている。この例においても、例えば、風速が
0.25m/secの場合、各通気用切欠部M4と各通
気用切欠部M5との開口の断面積の比が、1:2となる
ように設定する。これらの通気用切欠部M4,M5,の
開口の断面積及び位置等は、横桟74,75,…等の形
状、寸法や風量等に基づいて算出され決定される。
【0053】次に、この例の動作について説明する。例
えば、冬期の日中で屋外よりも床下空間の温度が低い場
合は、まず、図示せぬ切替スイッチにより切替ダンパ3
4を設定し、排気口Hdに通じる屋外排出口32を全閉
とし、小屋裏16の内部側の各壁内通気空間Cに通じる
側の小屋裏送風口33を全開とする。また、床下通気口
Ha、各室の給気口Hbの開閉ダンパは全開とする。次
に、運転スイッチを押下し、ファン装置31を始動させ
る(図9(a)参照)。すると、図11に示すように、
アレイ裏通気層Aにおいて、日射によって加熱された各
太陽電池モジュール2aとの熱交換により暖められた太
陽電池モジュール2a裏の空気は、屋根面を這い上がっ
て、透明パネル6b,6b,…裏においてさらに温めら
れる。そして、アレイ裏通気層Aの空気は、棟カバー裏
通気層に導かれ、ファン給気口Hcを経由してファン装
置31に吸い込まれ、小屋裏送風口33から小屋裏16
内に導入される。この際、太陽電池モジュール2a,2
a,…及び透明パネル6b,6b,…裏を略均等の流量
の空気が流通し、ファン給気口Hcに集められてファン
装置31に吸い込まれる。
【0054】上記構成によれば、第1実施例で述べたと
略同様の効果を得ることができる。加えて、例えば、冬
期の日中には、日射によって加熱された各太陽電池モジ
ュール2aとの熱交換により暖められた太陽電池モジュ
ール2a裏の空気を、透明パネル6b,6b,…裏にお
いてさらに効率的に温めることができるので、この空気
を屋内に導入することによって、建物全体としての暖房
負荷を一段と軽減し、消費電力の低減を図ることができ
る。
【0055】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この建物
は、木質の壁式構造によるものに限らず、鉄骨系の軸組
構造のものでも良い。また、屋根の形状は切妻屋根に限
らず、寄棟屋根であっても良い。また、上述の実施例で
は、建物ユニットは、壁勝ちの構成とされたが、床勝ち
としても良い。また、上述の実施例では、壁内通気空間
C,C,…を、間仕切壁に設けたが、例えば、集合住宅
等の界壁に設けても良い。また、上述の実施例では、図
8中の矢印F1,F2,F3に示すように、縦列の太陽
電池モジュール2a,2a,…毎に通気を行う構成とし
たが、例えば、図14に示すように、縦桟や横桟に所定
の断面積の開口を有する通気用切欠部M6,M6,…を
設け、矢印Sで示す1つの通気経路に沿って各太陽電池
モジュール2aを順に冷却するような構成としても良
い。この場合は、例えば、最も棟側の行の太陽電池モジ
ュール2a,2a,…のうち、最も東側の太陽電池モジ
ュール2a下の屋根面にファン給気口Hkを設けるよう
にしても良い。
【0056】また、例えば、寄棟屋根の屋根面に太陽電
池アレイを設ける場合には、図15に示すように、太陽
電池モジュール2aを棟側において少なく、軒先側にお
いて多く設置するようにしても良い。この場合にも、縦
桟や横桟に所定の断面積の開口を有する通気用切欠部M
7,M8,…を設けて、各通気用切欠部M7(M8)の
開口の断面積を適切に設定することによって、同図中の
矢印T1,T2,T3に示すような各通気経路に沿って
通流する空気の流量を略均等とすることができる。さら
に、同図に示すように、相互に隣接する太陽電池モジュ
ール2a,2aの隣接部の下にの屋根面にファン給気口
Hmを設けるようにしても良い。また、ファン給気口の
断面形状は、円形、矩形を問わず、また、一箇所に複数
の小給気口を集合させた構成としても良い。
【0057】また、上述の実施例では、縦桟や横桟に、
予め設定された断面積の開口を有する通気用切欠部を設
けたが、例えば、通気用切欠部に開閉部を取り付けて、
これらの通気用切欠部を通過できる流量を変化させるこ
とができるような構成としても良い。また、上述の実施
例では、各外気取入口Heを太陽電池アレイ2の軒先側
端部に設けたが、例えば、外気取入口を屋根の軒下側に
設け、下方から外気を導入するようにしても良い。さら
に、外気取入口Heに、ファン装置を付加しても良い。
また、送風装置3は1台とは限らず、2台以上設けた構
成としても良い。
【0058】また、上述した実施例においては、壁パネ
ル112(122)の上枠112b(122b)及び下
枠112c(122c)に、相隣る縦枠112a(12
2a),112a(122a)間に一箇所の割合で通気
用切欠K1,K1,…,K2,K2,…を設けたが、一
枚の壁パネルについて、上枠及び下枠にそれぞれ少なく
とも一箇所通気用切欠を設け、かつ、各縦枠に少なくと
も一箇所連結用切欠又は連結用貫通孔を設けるようにし
ても良い。屋根パネル131を構成する部材のうち、不
燃被覆材141は省略するようにしても良い。また、集
熱板142の選択吸収膜が防水性を有している場合は、
防水シート140も省略しても良い。また、断熱材13
8は、高断熱スチレンに替えて、例えば、ウレタンフォ
ーム等としても良い。
【0059】また、上述の実施例では、下階の建物ユニ
ット11,11,…と基礎Bとの間の床下空間15を蓄
熱槽として利用したが、加えて、下階の建物ユニット1
1,11,…と上階の建物ユニット12,12,…との
間の空間も蓄熱槽として用いる構成としても良い。ま
た、屋外や太陽電池アレイの裏、室内、床下等に温度セ
ンサを配置して、ファン装置の運転や切替ダンパの切
替、開閉ダンパの開閉と連動させ、自動制御を行う構成
としても良い。また、上述の実施例では、各太陽電池モ
ジュール2aを、ユニット建物を組み立てた後に、現場
で取り付けるようにしたが、予め工場において、その一
部又は全部を屋根パネルに一体的に取り付けるようにし
ても良い。また、屋根面に設置される各太陽電池モジュ
ール2aは、集熱パネルが組み合わされた光発電−集熱
ハイブリッドパネルであっても良い。さらに、各太陽電
池モジュール2aに組み込まれる太陽電池としては、単
結晶シリコン太陽電池に限らず、多結晶シリコン太陽電
池、アモルファスシリコン太陽電池でもよい。あるい
は、化合物半導体太陽電池、有機半導体太陽電池でもよ
い。
【0060】また、上述の第2実施例では、床下空間1
5内の冷気を太陽電池アレイ2の冷却に利用するため
に、屋外に面した壁パネルにも壁内通気空間C,C,…
を設けて軒側から吸い込んだ空気をアレイ裏通気層A内
に導く構成としたが、ファン装置31の回転方向が逆転
可能である構成とし、内部の壁内通気空間C,C,…を
通じて、床下空間15内の冷気を棟側からアレイ裏通気
層Aに導き入れるようにしても良い。また、上述の第3
実施例では、透明パネル6b,6b,…を太陽電池アレ
イ6の最も棟側の行に配設したが、図16に示すよう
に、加えて、中央部の太陽電池モジュール2aに代えて
透明パネル6cを設けて、太陽電池アレイ8構成して建
物9の屋根面に取り付けるようにしても良い。この際、
図17に示すように、例えば、天窓を備えた建物9の屋
根面に太陽電池アレイを取り付ける場合には、透明パネ
ル6cを既設の天窓の箇所に合わせて配置して天窓91
を構成し、矢印Qで示す太陽光が、透明パネル6cを透
過して建物9内に差し込むようにしても良い。また、透
明パネルに代えて集熱パネルを配設した構成としても良
いし、これらを混在させるようにしても良い。また、各
縦桟41,42(71,72)及び各横桟43,44,
45(73,74,75)は、木材の上面に塩化ビニル
鋼板を貼り合わせた構成でなくても、例えば、アルミニ
ウム単体であってもよいし、エンジニアリングプラスチ
ック等でもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、例えば、冬場の日中等に、建物の屋根面に複数
の太陽電池モジュールを配備することで構成される太陽
電池モジュール並設体が太陽熱を吸収して加温される太
陽電池モジュール冷却用の通気層の空気は、送風孔に集
められてから上記建物内へ流入し、建物内の暖房に用い
られる。それ故、建物全体としての暖房負荷を軽減する
ことができ、消費電力の低減を図ることができる。ま
た、加温される通気層内の空気は、屋根面の一箇所に設
けられた送風孔に集約されるので、屋根裏側にヘッダダ
クト等を設ける必要がない。それ故、部材点数及び施工
工数削減に役立ち、コストを安くできるほか、工期も短
縮することができる。また、夏場の夜間においては、放
射冷却によって太陽電池モジュール並設体は冷却され、
冷却された空気が建物内へ供給されるので、建物全体と
しての冷房負荷を軽減することができ、消費電力の低減
を図ることができる。また、送風孔上に太陽電池モジュ
ールがある場合の、この太陽電池モジュールを除いた各
太陽電池モジュール裏の通気層内を通過する空気の通過
量が、略均等になるように設定することができるので、
各太陽電池モジュールを略均等に冷却することができ、
効率的に熱交換を行うことができる。
【0062】また、請求項2記載の構成によれば、例え
ば、冬期の日中には、日射によって加熱された各太陽電
池モジュールとの熱交換により暖められた太陽電池モジ
ュール裏の空気を、集熱パネル又は透明パネル裏におい
てさらに効率的に温めることができるので、この空気を
建物内に導入することによって、建物全体としての暖房
負荷を一段と軽減し、消費電力の低減を図ることができ
る。また、請求項3記載の構成によれば、太陽電池モジ
ュールの裏面に接着された集熱パネルによっても太陽光
から熱エネルギを取り出すことができるので、一段と効
率的に通気層内の空気を温めることができる。また、請
求項4記載の構成によれば、送風孔が任意の一の太陽電
池モジュール下に設けられている場合の当該太陽電池モ
ジュール下を除き、空気が最も通過し易い任意の一の太
陽電池モジュール下を通過する当該空気の通過量Xに対
する空気が最も通過し難い任意の一の太陽電池モジュー
ル下を通過する当該空気の通過量Yの割合Y/Xが0.
8よりも大きくなるように設定されているので、各太陽
電池モジュールをむらなく略均等に冷却することができ
る。
【0063】また、請求項5記載の構成によれば、取付
架台を構成する縦桟又は横桟の各空気通過用の開口の大
きさをそれぞれ所定の大きさに設定するだけで、通気層
内を通過する空気の通過量が、略均等になるようにする
ことができるので、低コストでかつ簡単に各太陽電池モ
ジュールを略均等に冷却することができる。また、請求
項6記載の構成によれば、少なくとも一の取付架台の空
気通過用の開口部は、開口断面積を調整可能とされてい
るので、例えば、太陽電池モジュールの増設時にも簡単
に対応することができる。
【0064】また、請求項7記載の構成によれば、空気
取入用の開口から取り入れられた空気は、通気層内を進
みながら各太陽電池モジュールと熱交換を行って加温さ
れ、この後、下流側に配設されている集熱パネル又は透
明パネル下でさらに効率的に温められて、送風孔から建
物内に導入されるので、温められた空気は確実に建物内
に供給されると共に、建物全体としての暖房負荷を一段
と軽減することができる。また、請求項8記載の構成に
よれば、透明パネルは屋内採光用の天窓を兼ねているの
で、例えば、太陽電池モジュール並設体の屋根面への設
置によって、既設の天窓の機能を維持しつつ、暖房負荷
の軽減を図ることができる。
【0065】また、請求項9記載の構成によれば、例え
ば、冬場の日中等に、建物の屋根面に設置された太陽電
池モジュール並設体が太陽熱を吸収して加温される該太
陽電池モジュール並設体裏の通気層内の空気は、建物内
へ流入し、建物の壁内空間を経由して建物の各室内又は
床下空間へ送られ、各室内を直接暖めたり、床下空間を
暖め、各室の地面方向への熱の放散を緩和するので、建
物全体としての暖房負荷を軽減することができる。この
際、建物が予め有している壁内空間を空気流通経路の一
部として利用すれば、加温された空気を上記各室内又は
床下空間へ送るためのダクト等の特別な部材をあらため
て設備する必要がない。それ故、部材点数及び施工工数
削減に役立ち、コストを安くできるほか、工期も短縮す
ることができる。また、請求項10記載の構成によれ
ば、建物内には送風用ファンが備えられ、温められた通
気層内の空気を速やかに建物内に導き入れることができ
るので、太陽電池モジュールの冷却が円滑に行われると
共に、温められた空気を効率的に建物内に供給して、暖
房負荷の軽減に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である太陽電池アレイ裏
の通気構造を一部破断して示す斜視図である。
【図2】同太陽電池アレイ裏の通気構造を備えるソーラ
システム建物の概略構成を示す斜視図であって、通気の
ための通路を示す斜視図である。
【図3】同ソーラシステム建物の概略構成を示す斜視図
であって、通気のための通路を示す斜視図である。
【図4】同ソーラシステム建物を分解して示す分解斜視
図である。
【図5】同ソーラシステム建物の一部を分解し、かつ、
一部破断して示す分解斜視図である。
【図6】図1のD−D線に沿う断面図である。
【図7】図1のE−E線に沿う断面図である。
【図8】同太陽電池アレイ裏の通気構造のアレイ裏通気
層内を流れる空気の流通経路を説明するための説明図で
ある。
【図9】同ソーラシステム建物に適用される送風装置の
動作を説明するための断面図である。
【図10】この発明の第2実施例である太陽電池アレイ
裏の通気構造を備えるソーラシステム建物の概略構成を
示す斜視図であって、通気のための通路を示す斜視図で
ある。
【図11】この発明の第3実施例である太陽電池アレイ
裏の通気構造を備えるソーラシステム建物の概略構成を
示す斜視図であって、通気のための通路を示す斜視図で
ある。
【図12】同ソーラシステム建物を分解して示す分解斜
視図である。
【図13】同太陽電池アレイ裏の通気構造のアレイ裏通
気層内を流れる空気の流通経路を説明するための説明図
である。
【図14】この発明の第1実施例の変形例である太陽電
池アレイ裏の通気構造のアレイ裏通気層内を流れる空気
の流通経路を説明するための説明図である。
【図15】この発明の第1実施例の別の変形例である太
陽電池アレイ裏の通気構造のアレイ裏通気層内を流れる
空気の流通経路を説明するための説明図である。
【図16】この発明の第3実施例の変形例である太陽電
池アレイ裏の通気構造に係る太陽電池アレイの構成を示
す平面図である。
【図17】同太陽電池アレイ裏の通気構造を備えるソー
ラシステム建物の概略構成を示す斜視図である。
【図18】従来技術を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1,5,9 ソーラシステム建物 11,12 建物ユニット 11a,12a 居住室(室) 13 屋根ユニット 15 床下空間 2,6,8 太陽電池アレイ(太陽電池モジュール
並設体) 2a 太陽電池モジュール 6b,6c 透明パネル 3 送風装置(送風用ファン装置) 41,42,71,72 縦桟 43,44,45,73,74,75 横桟 A アレイ裏通気層(通気層) C 壁内通気空間(壁内空間) Hc,Hj,Hk,Hm ファン給気口(送風
孔) He 外気取入口(空気取入用の開口) K1,K2 通気用切欠 M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7,M8
通気用切欠部(空気通過用の開口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 31/042 H01L 31/04 R (72)発明者 杉田 循 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田中 聡 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 千田 純 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤井 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根面に縦桟と横桟とからなる太
    陽電池モジュール取付用の取付架台が縦横に配置固定さ
    れ、前記取付架台の上に複数の太陽電池モジュールが縦
    横に載置固定されて太陽電池モジュール並設体が構成さ
    れ、該太陽電池モジュール並設体と前記屋根面との間に
    太陽電池モジュール冷却用の通気層が設けられている太
    陽電池モジュール並設体裏の通気構造であって、 外部の空気が空気取入用の開口から前記通気層内に流れ
    込み、該通気層内を進んで前記屋根面の任意の一箇所に
    設けられた送風孔から前記建物内に送り込まれる構造と
    され、かつ、 前記通気層は、前記各太陽電池モジュール下を通過する
    空気の通過量が、前記送風孔が任意の一の太陽電池モジ
    ュール下に設けられている場合の当該太陽電池モジュー
    ル下を除き、略均等になる構造とされていることを特徴
    とする太陽電池モジュール並設体裏の通気構造。
  2. 【請求項2】 前記取付架台の上には、前記太陽電池モ
    ジュールに加えて、太陽光から熱エネルギを取り出すた
    めの光吸収性の集熱パネル、又は太陽光のうち少なくと
    も赤外線及び遠赤外線を透過させる透明パネルも載置固
    定されて、前記太陽電池モジュール並設体が構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュー
    ル並設体裏の通気構造。
  3. 【請求項3】 前記太陽電池モジュールは、その裏面側
    に、太陽光から熱エネルギを取り出すための集熱パネル
    が接着されてなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造。
  4. 【請求項4】 前記送風孔が任意の一の太陽電池モジュ
    ール下に設けられている場合の当該太陽電池モジュール
    下を除き、空気が最も通過し易い任意の一の太陽電池モ
    ジュール下を通過する当該空気の通過量をXとし、空気
    が最も通過し難い任意の一の太陽電池モジュール下を通
    過する当該空気の通過量をYとすると、前記空気量は、
    Y/X>0.8となる構造とされていることを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載の太陽電池モジュール並設体
    裏の通気構造。
  5. 【請求項5】 前記各太陽電池モジュール下を通過する
    空気の通過量は、前記取付架台を構成する前記縦桟又は
    横桟に空気通過用の開口が設けられ、前記開口の大きさ
    を加減することで、調整されていることを特徴とする請
    求項1,2,3又は4記載の太陽電池モジュール並設体
    裏の通気構造。
  6. 【請求項6】 少なくとも一の前記空気通過用の開口
    は、開口断面積を調整可能とされていることを特徴とす
    る請求項5記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構
    造。
  7. 【請求項7】 前記集熱パネル又は透明パネルは、前記
    太陽電池モジュールよりも前記通気層の下流側に取り付
    けられていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれ
    か一に記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造。
  8. 【請求項8】 前記透明パネルは、屋内採光用の天窓を
    兼ねていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか
    一に記載の太陽電池モジュール並設体裏の通気構造。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一に記載の太
    陽電池モジュール並設体裏の通気構造を備え、前記太陽
    電池モジュール冷却用の通気層から前記建物内へ通気さ
    せる建物の通気構造であって、 前記建物は、前記太陽電池モジュール冷却用の通気層と
    任意の室又は床下空間との間が前記送風孔及び任意の壁
    内空間を通して連通状態にされていることを特徴とする
    太陽電池モジュール並設体裏の通気構造を備える建物の
    通気構造。
  10. 【請求項10】 前記建物内には、前記送風孔を通じて
    前記通気層内を強制的に通気させるための送風用ファン
    装置が備えられていることを特徴とする請求項9記載の
    太陽電池モジュール並設体裏の通気構造を備える建物の
    通気構造。
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