JPH10159206A - 建造物用の壁体 - Google Patents
建造物用の壁体Info
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- JPH10159206A JPH10159206A JP32156796A JP32156796A JPH10159206A JP H10159206 A JPH10159206 A JP H10159206A JP 32156796 A JP32156796 A JP 32156796A JP 32156796 A JP32156796 A JP 32156796A JP H10159206 A JPH10159206 A JP H10159206A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、吸音性能が優れ、しかも現場施工
が簡単で工期の短い建造物用の壁体を実現することを目
的とする。 【解決手段】 この発明は、吸音機能を備えた壁部材か
らなる建造物用の壁体において、壁部材に空気層を介し
て吸音材を一体にした壁パネルを形成した建造物用の壁
体を構成した。
が簡単で工期の短い建造物用の壁体を実現することを目
的とする。 【解決手段】 この発明は、吸音機能を備えた壁部材か
らなる建造物用の壁体において、壁部材に空気層を介し
て吸音材を一体にした壁パネルを形成した建造物用の壁
体を構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴミ焼却炉等の建造
物の外壁や道路壁等に用いられる建造物用の壁体に係わ
り、さらに詳しく吸音効果が高く、施工が容易な建造物
用の壁体に関するものである。
物の外壁や道路壁等に用いられる建造物用の壁体に係わ
り、さらに詳しく吸音効果が高く、施工が容易な建造物
用の壁体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の吸音型の建造物用の壁体の
構成を示す説明図である。図9において、Wは壁体、w
は壁体Wの外壁、b,bは梁、cは間柱、dは横胴縁、
a,a…は吸音材(吸音板)である。間柱cと横胴縁d
は、吸音材aを梁b,bに取付るための下地材としての
機能を果たす。また、pは取付ピース、sはネジであ
る。
構成を示す説明図である。図9において、Wは壁体、w
は壁体Wの外壁、b,bは梁、cは間柱、dは横胴縁、
a,a…は吸音材(吸音板)である。間柱cと横胴縁d
は、吸音材aを梁b,bに取付るための下地材としての
機能を果たす。また、pは取付ピース、sはネジであ
る。
【0003】このような構成の従来の壁体Wの施工例を
示せば、次の通りである。先ず梁b,bの外側にL形の
取付ピースpを介してネジsで外壁wが固定される。同
様に、取付ピースpとネジsを用いて、H形鋼等を使っ
た間柱cが梁b,bの内部側に取り付られる。次に、梁
b,bの内部側に取り付られた間柱cに、取付ピースp
で横胴縁dを固定する。その後、固定された横胴縁d
に、吸音材a,a…が張り渡されるようになっている。
示せば、次の通りである。先ず梁b,bの外側にL形の
取付ピースpを介してネジsで外壁wが固定される。同
様に、取付ピースpとネジsを用いて、H形鋼等を使っ
た間柱cが梁b,bの内部側に取り付られる。次に、梁
b,bの内部側に取り付られた間柱cに、取付ピースp
で横胴縁dを固定する。その後、固定された横胴縁d
に、吸音材a,a…が張り渡されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸音型の建造物
用の壁体Wは上記のように施工されており、基本的な施
工工程を個条書きすれば概略次の〜の工程からなつ
ている。 外壁wの取付用の下地の取付工程 外壁wの取付工程 吸音材a,a…の取付用の下地の取付工程 吸音材a,a…の取付工程
用の壁体Wは上記のように施工されており、基本的な施
工工程を個条書きすれば概略次の〜の工程からなつ
ている。 外壁wの取付用の下地の取付工程 外壁wの取付工程 吸音材a,a…の取付用の下地の取付工程 吸音材a,a…の取付工程
【0005】上記の〜の各工程にはいずれも専門職
種の技術が必要で、しかも現場で多くの施工工数が費や
されることが多い。さらに、外壁wと吸音材a,a…の
間には柱cや梁b等の構造躯体が介在し、吸音材a,a
…の施工においては構造躯体との複雑な収まりへの対処
も不可欠になり、壁体Wの施工作業が複雑で手間が掛か
る等の問題点があった。
種の技術が必要で、しかも現場で多くの施工工数が費や
されることが多い。さらに、外壁wと吸音材a,a…の
間には柱cや梁b等の構造躯体が介在し、吸音材a,a
…の施工においては構造躯体との複雑な収まりへの対処
も不可欠になり、壁体Wの施工作業が複雑で手間が掛か
る等の問題点があった。
【0006】本発明は上記のような従来の吸音型の建造
物用の壁体の問題点を解消するためになされたもので、
吸音性能が優れ、しかも現場施工が簡単で工期の短い建
造物用の壁体を実現することを目的とするものである。
物用の壁体の問題点を解消するためになされたもので、
吸音性能が優れ、しかも現場施工が簡単で工期の短い建
造物用の壁体を実現することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次に示すよう
な〜の手段により、外壁と吸音材とを一体化した建
造物用の壁パネルを構成したものである。 コンクリート造りの既成製品〔プレキャストコンク
リート(precast concrete panel…以下PC版)のよう
な成型版の場合は、内側に吸音材を取付けるための取付
構造と吸音性能を確保できるような空間を形成するため
の形状を持つPC版と吸音材とを一体化する。 のPC版において、コンクリート製作時に型枠に
吸音材を組み込んでコンクリートを打設して一体化する
ことも可能である。 既成のPC版では、版の内側に空間保持と吸音板の
取付機能を持つフレームを取付け、そのフレームを介し
て吸音板を取り付ける。 小間隔での下地の必要な壁部材の場合は、外壁構造
を負担する下地フレームを組み、壁部材と吸音材を取り
付ける。 なお、〜のいずれの場合も、内部に形成された空間
は吸音性能確保のための機能を果たすことになる。
な〜の手段により、外壁と吸音材とを一体化した建
造物用の壁パネルを構成したものである。 コンクリート造りの既成製品〔プレキャストコンク
リート(precast concrete panel…以下PC版)のよう
な成型版の場合は、内側に吸音材を取付けるための取付
構造と吸音性能を確保できるような空間を形成するため
の形状を持つPC版と吸音材とを一体化する。 のPC版において、コンクリート製作時に型枠に
吸音材を組み込んでコンクリートを打設して一体化する
ことも可能である。 既成のPC版では、版の内側に空間保持と吸音板の
取付機能を持つフレームを取付け、そのフレームを介し
て吸音板を取り付ける。 小間隔での下地の必要な壁部材の場合は、外壁構造
を負担する下地フレームを組み、壁部材と吸音材を取り
付ける。 なお、〜のいずれの場合も、内部に形成された空間
は吸音性能確保のための機能を果たすことになる。
【0008】PC版で作られた壁部材の内側には、周壁
部と段部を有する取付部が形成されている。そして、吸
音性能の良いグラスウールや多孔質のセラミック型吸音
材等をボード状に形成した吸音材が、隣接した取付部に
おける段部間に嵌め合わされて壁部材の内側に取り付け
られて空気層を設けた本発明の壁パネルが一体に構成さ
れる。
部と段部を有する取付部が形成されている。そして、吸
音性能の良いグラスウールや多孔質のセラミック型吸音
材等をボード状に形成した吸音材が、隣接した取付部に
おける段部間に嵌め合わされて壁部材の内側に取り付け
られて空気層を設けた本発明の壁パネルが一体に構成さ
れる。
【0009】建造物用の壁体の組立に先立って、梁を建
造物の各階高レベルに張り渡した鋼構造の躯体が建設さ
れる。先ず、上下の梁の外部側の下面と上面に、取付ピ
ースが取り付けられる。次に、建設現場に搬入された前
記の壁パネルをクレーンで吊り上げ、各階の階高位置に
水平に張り渡された上下の梁に接近させる。近付けた壁
パネル側のボルト孔にボルトが挿入されて、次々に壁パ
ネルが梁の外側に取り付けられる。この壁パネルの梁へ
の取り付けが水平方向から垂直方向に延長されて、壁パ
ネルからなる壁体で外周壁を覆われた建造物か建設され
る。
造物の各階高レベルに張り渡した鋼構造の躯体が建設さ
れる。先ず、上下の梁の外部側の下面と上面に、取付ピ
ースが取り付けられる。次に、建設現場に搬入された前
記の壁パネルをクレーンで吊り上げ、各階の階高位置に
水平に張り渡された上下の梁に接近させる。近付けた壁
パネル側のボルト孔にボルトが挿入されて、次々に壁パ
ネルが梁の外側に取り付けられる。この壁パネルの梁へ
の取り付けが水平方向から垂直方向に延長されて、壁パ
ネルからなる壁体で外周壁を覆われた建造物か建設され
る。
【0010】建設された建造物内に発生した騒音の大部
分は、壁部材の内側に設けられた吸音材に吸収される。
吸音材を透過した一部の騒音は、周波数特性に応じて壁
部材と吸音材との間に形成された空気層により拡散され
る。この結果、本発明の壁パネルをゴミ焼却炉等の壁体
に適用すれば、送風等に基づいて発生する内部騒音の外
部への伝搬を吸収して遮断することができる。しかも、
壁体の外壁面はPC版よりなる壁部材で包囲されている
ので、剛性が高く耐久力を備え、しかも耐火性をも具備
する。
分は、壁部材の内側に設けられた吸音材に吸収される。
吸音材を透過した一部の騒音は、周波数特性に応じて壁
部材と吸音材との間に形成された空気層により拡散され
る。この結果、本発明の壁パネルをゴミ焼却炉等の壁体
に適用すれば、送風等に基づいて発生する内部騒音の外
部への伝搬を吸収して遮断することができる。しかも、
壁体の外壁面はPC版よりなる壁部材で包囲されている
ので、剛性が高く耐久力を備え、しかも耐火性をも具備
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面を用いて説明する。 実施形態1.図1はこの発明の実施形態1の構成を示す
説明図、図2は実施形態1の変形例の斜視図である。本
発明の実施形態で従来と同じ機能の部分でも、異なる符
号が付されているが、やや詳しく説明する。
面を用いて説明する。 実施形態1.図1はこの発明の実施形態1の構成を示す
説明図、図2は実施形態1の変形例の斜視図である。本
発明の実施形態で従来と同じ機能の部分でも、異なる符
号が付されているが、やや詳しく説明する。
【0012】図1と図2において、1は壁パネル、2は
壁パネル1の本体を構成する壁部材である。壁部材2は
前述のPC版からなり、コンクリートの既成材が用いら
れている。21は壁部材2における周壁部、22は取付
部である。図1の実施形態1において取付部22は壁部
材2の内側に縦方向に形成され、断面が凸字形でリブ状
に突出している。23は段部で、周壁部21と取付部2
2に形成されている。
壁パネル1の本体を構成する壁部材である。壁部材2は
前述のPC版からなり、コンクリートの既成材が用いら
れている。21は壁部材2における周壁部、22は取付
部である。図1の実施形態1において取付部22は壁部
材2の内側に縦方向に形成され、断面が凸字形でリブ状
に突出している。23は段部で、周壁部21と取付部2
2に形成されている。
【0013】3,3…は吸音材である。吸音材3には、
例えば軽量で吸音性能の良いグラスウール(例えば、J
IS A 6303)の表面に耐久性を有するフッ素樹
脂フィルムを成層したもの、或いはシリカ・アルミナ系
セラミツクスを高温度で焼結した多孔質のセラミック型
吸音材等を厚さ25mm程度のボード状に形成したもの
が用いられている。このような長方形のボード状の吸音
材2を、隣接した周壁部21と取付部22における段部
23間に嵌め合わせて壁部材2の内側に接着して壁パネ
ル1が一体に構成される。
例えば軽量で吸音性能の良いグラスウール(例えば、J
IS A 6303)の表面に耐久性を有するフッ素樹
脂フィルムを成層したもの、或いはシリカ・アルミナ系
セラミツクスを高温度で焼結した多孔質のセラミック型
吸音材等を厚さ25mm程度のボード状に形成したもの
が用いられている。このような長方形のボード状の吸音
材2を、隣接した周壁部21と取付部22における段部
23間に嵌め合わせて壁部材2の内側に接着して壁パネ
ル1が一体に構成される。
【0014】この場合、内側に取り付けられた吸音材3
と壁部材2との間に、一定幅の空気層4が形成される。
そして、空気層4の層厚は騒音周波数に対して吸収率の
高い値に選定され、吸音性能を高めるようになってい
る。因みに、実施形態1の仕様例を挙げれば、以下の通
りである。 パネル幅L =1〜2m パネル高さH =3〜4m(階高) 空気層厚w2 =50mm 吸音材板厚w3 =25mm 全厚W =100〜130mm
と壁部材2との間に、一定幅の空気層4が形成される。
そして、空気層4の層厚は騒音周波数に対して吸収率の
高い値に選定され、吸音性能を高めるようになってい
る。因みに、実施形態1の仕様例を挙げれば、以下の通
りである。 パネル幅L =1〜2m パネル高さH =3〜4m(階高) 空気層厚w2 =50mm 吸音材板厚w3 =25mm 全厚W =100〜130mm
【0015】図2は実施形態1の変形例で、取付部22
を構成するリブが水平方向に形成されている。したがっ
て、図2の変形例では、長方形ボード状の吸音材3が水
平方向に順次連結配置されて所謂ゆる横型の壁パネル1
を構成したものである。このほかの構成は、図1と同様
である。
を構成するリブが水平方向に形成されている。したがっ
て、図2の変形例では、長方形ボード状の吸音材3が水
平方向に順次連結配置されて所謂ゆる横型の壁パネル1
を構成したものである。このほかの構成は、図1と同様
である。
【0016】このような構成の本発明の実施形態1の施
工例を、次に説明する。図3はこの発明の実施形態1を
用いた壁体の構成を示す説明図で、(a)は縦断面図、
(b)は(a)の右側面図、図4は図3の一部の構成を
示す横断面図である。図3と4において、5,5は上下
2本の梁、6は取付ピース、7はボルトである。取付ピ
ース6はL字型に作られ、両辺部にはボルト7が挿通さ
れるボルト孔61(不図示)が4箇所に穿設されてい
る。10は建造物の壁体である。
工例を、次に説明する。図3はこの発明の実施形態1を
用いた壁体の構成を示す説明図で、(a)は縦断面図、
(b)は(a)の右側面図、図4は図3の一部の構成を
示す横断面図である。図3と4において、5,5は上下
2本の梁、6は取付ピース、7はボルトである。取付ピ
ース6はL字型に作られ、両辺部にはボルト7が挿通さ
れるボルト孔61(不図示)が4箇所に穿設されてい
る。10は建造物の壁体である。
【0017】このような構成の壁パネルの施工順序を示
せば、次の通りである。建造物用の壁体の組立に先立っ
て、図1,2で説明した吸音材3と壁部材2とを一体化
した壁パネル1が予め組み立てられているものとする。
また、梁5,5を建造物の各階高レベルに横設した鋼構
造の躯体が建設され、取付ピース6やボルト7等を用い
た固定部材の固定準備も完了しているものとする。
せば、次の通りである。建造物用の壁体の組立に先立っ
て、図1,2で説明した吸音材3と壁部材2とを一体化
した壁パネル1が予め組み立てられているものとする。
また、梁5,5を建造物の各階高レベルに横設した鋼構
造の躯体が建設され、取付ピース6やボルト7等を用い
た固定部材の固定準備も完了しているものとする。
【0018】先ず、上下の梁5,5の外部側の下,上面
に、取付ピース6,6を取り付ける。取付ピース6,6
の取付は、ボルト孔61とネジ孔の位置ズレを考慮して
仮締め状態にして置く。建設現場に搬入された壁パネル
1をクレーンで吊り上げ、各階の階高位置に水平に張り
渡された上下の梁5に接近させる。近付けた壁パネル1
の左右の取付ピース6のボルト孔61にボルト7を挿入
し、壁部材2の周壁部21に螺設されたネジ孔に当該ボ
ルト7を螺合して最初に梁5の上部側を仮固定する。
に、取付ピース6,6を取り付ける。取付ピース6,6
の取付は、ボルト孔61とネジ孔の位置ズレを考慮して
仮締め状態にして置く。建設現場に搬入された壁パネル
1をクレーンで吊り上げ、各階の階高位置に水平に張り
渡された上下の梁5に接近させる。近付けた壁パネル1
の左右の取付ピース6のボルト孔61にボルト7を挿入
し、壁部材2の周壁部21に螺設されたネジ孔に当該ボ
ルト7を螺合して最初に梁5の上部側を仮固定する。
【0019】次に、壁パネル1の下部を引き寄せて、下
側の左右の取付ピース6のボルト孔61に挿入したボル
ト7を同様に螺入する。上下と左右合計4箇所のボルト
7を本締めして、壁パネル1が梁5,5の外側に取り付
けられる。引き続いて、このようにして梁5,5に取り
付けられた壁パネル1の右又は左に、別の壁パネル1が
梁5,5の隣に連続して取り付けられる。以下、同様の
施工順序で、壁パネル1,1…の梁5,5…への取付作
業が水平方向から垂直方向に延長される。そして、鋼構
造物の躯体で構成された各階層の外周壁が、壁パネル
1,1…からなる壁体10で覆われた建造物が建設され
ることになる。
側の左右の取付ピース6のボルト孔61に挿入したボル
ト7を同様に螺入する。上下と左右合計4箇所のボルト
7を本締めして、壁パネル1が梁5,5の外側に取り付
けられる。引き続いて、このようにして梁5,5に取り
付けられた壁パネル1の右又は左に、別の壁パネル1が
梁5,5の隣に連続して取り付けられる。以下、同様の
施工順序で、壁パネル1,1…の梁5,5…への取付作
業が水平方向から垂直方向に延長される。そして、鋼構
造物の躯体で構成された各階層の外周壁が、壁パネル
1,1…からなる壁体10で覆われた建造物が建設され
ることになる。
【0020】建設された建造物内に発生した騒音の大部
分は、壁部材2の内側に設けられた吸音材3に吸収され
る。吸音材3を透過した一部の騒音は、周波数特性に応
じて壁部材2と吸音材3との間に形成された空気層4に
より拡散される。この結果、本発明の壁パネル1を例え
ばゴミ焼却炉等の壁体に適用すれば、送風等に基づいて
発生する内部騒音の外部への伝搬を吸収して遮断するこ
とができる。壁体10の外壁面はPC版よりなる壁部材
2で包囲されているので、剛性が高く耐久力を備え、し
かも耐火性をも具有する。
分は、壁部材2の内側に設けられた吸音材3に吸収され
る。吸音材3を透過した一部の騒音は、周波数特性に応
じて壁部材2と吸音材3との間に形成された空気層4に
より拡散される。この結果、本発明の壁パネル1を例え
ばゴミ焼却炉等の壁体に適用すれば、送風等に基づいて
発生する内部騒音の外部への伝搬を吸収して遮断するこ
とができる。壁体10の外壁面はPC版よりなる壁部材
2で包囲されているので、剛性が高く耐久力を備え、し
かも耐火性をも具有する。
【0021】実施形態2,3 図5はこの発明の実施形態2の構成を示す説明図、図6
は実施形態2の変形例の斜視図、図7はこの発明の実施
形態3の構成を示す説明図、図8は実施形態3の変形例
の斜視図である。図5乃至図8において、31及び32
は多数の中空穴33を形成して成型された穴空きPC版
であり、31は孔空き薄型PC版(商品名:アスロッ
ク)、32は孔空き厚型PC版(商品名:スパンクリー
ト)である。34,35は枠材、36,37は取付フレ
ーム、38,39は桟である。枠材34,35と取付フ
レーム36,37には、軽溝形鋼やH形鋼等の金属材が
用いられている。また、桟38,39は吸音材3を取り
付けるためのもので、前記の壁部材2における周壁部2
1と取付部22に類似した断面形状に形成されている。
なお、図6は取付フレーム36により吸音材3を枠材3
4内に取り付けた内付け型で、図8は吸音材3を孔空き
厚型PC版32の段部に打ち込んだ打ち込み型を構成し
たものである。
は実施形態2の変形例の斜視図、図7はこの発明の実施
形態3の構成を示す説明図、図8は実施形態3の変形例
の斜視図である。図5乃至図8において、31及び32
は多数の中空穴33を形成して成型された穴空きPC版
であり、31は孔空き薄型PC版(商品名:アスロッ
ク)、32は孔空き厚型PC版(商品名:スパンクリー
ト)である。34,35は枠材、36,37は取付フレ
ーム、38,39は桟である。枠材34,35と取付フ
レーム36,37には、軽溝形鋼やH形鋼等の金属材が
用いられている。また、桟38,39は吸音材3を取り
付けるためのもので、前記の壁部材2における周壁部2
1と取付部22に類似した断面形状に形成されている。
なお、図6は取付フレーム36により吸音材3を枠材3
4内に取り付けた内付け型で、図8は吸音材3を孔空き
厚型PC版32の段部に打ち込んだ打ち込み型を構成し
たものである。
【0022】上記の実施形態2では枠材34,35の外
側に孔空き薄型PC版31を固定し、内側に取付フレー
ム36,37を介して吸音材3が取り付けられている。
また、実施形態3では孔空き厚型PC版32の内側に吸
音材3の取付用の桟38,39を固定し、この桟38,
39に吸音材3が取り付けられている。実施形態2及び
3のいずれの場合も、吸音材3の背面には実施形態1と
同様に消音機能を有する空気層4が設けられている。孔
空き薄型PC版複合型の壁パネルを構成した実施形態2
では、空気層4の層厚w2 が75〜100mmに構成さ
れている。また、孔空き厚型PC版複合型の壁パネルを
構成した実施形態3では、空気層4の層厚w2 が50m
mに選ばれている。これらの実施形態2と3において
も、空気層4が吸音材3と協同的に作用して、吸音効果
を向上させるようになっている。
側に孔空き薄型PC版31を固定し、内側に取付フレー
ム36,37を介して吸音材3が取り付けられている。
また、実施形態3では孔空き厚型PC版32の内側に吸
音材3の取付用の桟38,39を固定し、この桟38,
39に吸音材3が取り付けられている。実施形態2及び
3のいずれの場合も、吸音材3の背面には実施形態1と
同様に消音機能を有する空気層4が設けられている。孔
空き薄型PC版複合型の壁パネルを構成した実施形態2
では、空気層4の層厚w2 が75〜100mmに構成さ
れている。また、孔空き厚型PC版複合型の壁パネルを
構成した実施形態3では、空気層4の層厚w2 が50m
mに選ばれている。これらの実施形態2と3において
も、空気層4が吸音材3と協同的に作用して、吸音効果
を向上させるようになっている。
【0023】なお、上述の本発明の各実施形態では壁面
に窓のない場合を例示して説明したが、所定の位置に窓
枠を組み込んで枠内に窓を設けた場合にも本発明を適用
することができる。また、壁パネルの縦横が(1〜2)
×(3〜4)の程度の大きさの場合を挙げて説明した
が、縦横の大きさを適宜増減して所望の値に選定するこ
ともできる。さらに、ユニット型に組み立てられた壁パ
ネルを現場で梁に取り付けて外壁面を構成した場合で説
明したが、現場仕上げにしてもよい。しかしながら、現
場作業の合理化の面を勘案すれば、現場仕上げを回避し
て工場仕上げを採用することが望ましい。
に窓のない場合を例示して説明したが、所定の位置に窓
枠を組み込んで枠内に窓を設けた場合にも本発明を適用
することができる。また、壁パネルの縦横が(1〜2)
×(3〜4)の程度の大きさの場合を挙げて説明した
が、縦横の大きさを適宜増減して所望の値に選定するこ
ともできる。さらに、ユニット型に組み立てられた壁パ
ネルを現場で梁に取り付けて外壁面を構成した場合で説
明したが、現場仕上げにしてもよい。しかしながら、現
場作業の合理化の面を勘案すれば、現場仕上げを回避し
て工場仕上げを採用することが望ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、吸音機能を備えた壁部材から
なる建造物用の壁体において、壁部材に空気層を介して
吸音材を一体にした壁パネルを構成した建造物用の壁体
を構成した。また、壁部材の内側に吸音材の取付用のリ
ブを形成したPC版を用いたPC版複合型の壁パネルを
形成した建造物用の壁体を構成した。また、壁部材の内
側に吸音材の取付用の金属製のフレームを取り付けた孔
空き薄型PC版を用いた孔空き薄型PC版複合型の壁パ
ネルを形成した建造物用の壁体を構成した。さらに、壁
部材の内側に吸音材の取付用のリブを形成した孔空き厚
型PC版を用いた孔空き厚型PC版複合型の壁パネルを
形成した建造物用の壁体を構成した。
なる建造物用の壁体において、壁部材に空気層を介して
吸音材を一体にした壁パネルを構成した建造物用の壁体
を構成した。また、壁部材の内側に吸音材の取付用のリ
ブを形成したPC版を用いたPC版複合型の壁パネルを
形成した建造物用の壁体を構成した。また、壁部材の内
側に吸音材の取付用の金属製のフレームを取り付けた孔
空き薄型PC版を用いた孔空き薄型PC版複合型の壁パ
ネルを形成した建造物用の壁体を構成した。さらに、壁
部材の内側に吸音材の取付用のリブを形成した孔空き厚
型PC版を用いた孔空き厚型PC版複合型の壁パネルを
形成した建造物用の壁体を構成した。
【0025】この結果、次に羅列するような効果が期待
される。 外壁を取り付けるだけで、外壁と吸音材の取付が完
了して現場作業を大幅に合理化することが可能になる。 外壁の内側が吸音材になっているので、構造躯体と
の複雑な収まりがなくなり、しかも相対的に壁体の厚さ
が薄くなり、室内の有効スペースが広くなる。(図3と
図9とを比較対照のこと。) 内外両面が整然としていて建造物の側壁が美観を有
するので商品価値を高めると共に、現場作業が一層簡略
化される。 複雑な接合部がないため、接合部による吸音ロスが
少なくなり吸音性能が向上する。
される。 外壁を取り付けるだけで、外壁と吸音材の取付が完
了して現場作業を大幅に合理化することが可能になる。 外壁の内側が吸音材になっているので、構造躯体と
の複雑な収まりがなくなり、しかも相対的に壁体の厚さ
が薄くなり、室内の有効スペースが広くなる。(図3と
図9とを比較対照のこと。) 内外両面が整然としていて建造物の側壁が美観を有
するので商品価値を高めると共に、現場作業が一層簡略
化される。 複雑な接合部がないため、接合部による吸音ロスが
少なくなり吸音性能が向上する。
【0026】よって、本発明によれば、吸音性能が優
れ、しかも現場施工が簡単で工期の短い建造物用の壁体
を提供することができる。
れ、しかも現場施工が簡単で工期の短い建造物用の壁体
を提供することができる。
【図1】この発明の実施形態1の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図2】実施形態1の変形例の斜視図である。
【図3】この発明の実施形態1を用いた建造物の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】図3の一部の構成を示す横断面図である。
【図5】この発明の実施形態2の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図6】実施形態2の変形例の斜視図である。
【図7】この発明の実施形態3の構成を示す説明図であ
る。
る。
【図8】実施形態3の変形例の斜視図である。
【図9】従来の建造物の壁体の構成を示す説明図であ
る。
る。
1 壁パネル 2 壁部材 3 吸音材 4 空気層 5 梁 6 取付ピース 7 ボルト 10 壁体 21 周壁部 22 取付部 23 段部 31 穴空き薄型PC版(商品名:アスロック) 32 穴空き厚型PC版(商品名:スパンクリート) 33 中空穴 34 枠材 35 枠材 36 取付フレーム 37 取付フレーム 38 桟 39 桟 61 ボルト孔 L パネル幅 H パネル高さ w2 空気層厚 w3 吸音材板厚 W 壁パネルの全厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 604 E04B 2/56 604B 604Z 605 605E 605J 605Z 611 611B 631 631B 631C 631J 641 641Z 642 642Z 643 643F 643G 645 645E
Claims (4)
- 【請求項1】 吸音機能を備えた壁部材からなる建造物
用の壁体において、前記壁部材に空気層を介して吸音材
を一体にした壁パネルを形成したことを特徴とする建造
物用の壁体。 - 【請求項2】 前記壁部材の内側に吸音材の取付用のリ
ブを形成したPC版を用いたPC版複合型の壁パネルを
形成したことを特徴とする請求項1記載の建造物用の壁
体。 - 【請求項3】 前記壁部材の内側に吸音材の取付用の金
属製のフレームを取り付けた孔空き薄型PC版を用いた
孔空き薄型PC版複合型の壁パネルを形成したことを特
徴とする請求項1記載の建造物用の壁体。 - 【請求項4】 前記壁部材の内側に吸音材の取付用のリ
ブを形成した孔空き厚型PC版を用いた孔空き厚型PC
版複合型の壁パネルを形成したことを特徴とする請求項
1記載の建造物用の壁体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32156796A JPH10159206A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 建造物用の壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32156796A JPH10159206A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 建造物用の壁体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10159206A true JPH10159206A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18134015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32156796A Pending JPH10159206A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 建造物用の壁体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10159206A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003108145A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-11 | Kobe Steel Ltd | 防音部材 |
| JP2008297873A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Shinmaywa Engineerings Ltd | 鉄骨構造建物における遮音構造 |
| CN105421774A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-23 | 仲恺农业工程学院 | 一种吸音墙体及其施工方法 |
| JP2023013907A (ja) * | 2021-07-16 | 2023-01-26 | 太陽エコブロックス株式会社 | コンクリートブロック及びそれを用いたコンクリートブロック壁体 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32156796A patent/JPH10159206A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003108145A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-11 | Kobe Steel Ltd | 防音部材 |
| JP2008297873A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Shinmaywa Engineerings Ltd | 鉄骨構造建物における遮音構造 |
| CN105421774A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-23 | 仲恺农业工程学院 | 一种吸音墙体及其施工方法 |
| JP2023013907A (ja) * | 2021-07-16 | 2023-01-26 | 太陽エコブロックス株式会社 | コンクリートブロック及びそれを用いたコンクリートブロック壁体 |
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