JPH10159244A - 建材用無機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法 - Google Patents
建材用無機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法Info
- Publication number
- JPH10159244A JPH10159244A JP35592796A JP35592796A JPH10159244A JP H10159244 A JPH10159244 A JP H10159244A JP 35592796 A JP35592796 A JP 35592796A JP 35592796 A JP35592796 A JP 35592796A JP H10159244 A JPH10159244 A JP H10159244A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- board
- gypsum
- functional properties
- building materials
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】無機系の建材用ボードの生産性を向上させると
ともに、新築建物から発散する有害ガス等を防止して居
住性を改善し、更に廃棄後の生態系を守る。 【構成】石膏ボードに使われる石膏のように、少なくと
も赤外線及び可視光線領域において50%以上の反射率
を有する無機系硬化素材に黒色炭を混合又は積層させて
板材化し、建材用無機系ボードとする。
ともに、新築建物から発散する有害ガス等を防止して居
住性を改善し、更に廃棄後の生態系を守る。 【構成】石膏ボードに使われる石膏のように、少なくと
も赤外線及び可視光線領域において50%以上の反射率
を有する無機系硬化素材に黒色炭を混合又は積層させて
板材化し、建材用無機系ボードとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築材料の下地材など
に使われている無機系ボードの生産性を向上させ、或い
は使用時における居住性などの機能物性を改善させる方
法として利用される。
に使われている無機系ボードの生産性を向上させ、或い
は使用時における居住性などの機能物性を改善させる方
法として利用される。
【0002】
【従来の技術】石膏ボード、石綿セメント板、珪カル
板、ALC板などの、いわゆる無機系ボードは、不燃性
であるという特長を生かして建築材料などに広く使われ
ている。その製造は、生産性を上げるために全て流れ作
業による充填、或いはロールもしくはプレス成形によっ
て行われており、その工程中には加熱ないし発熱過程が
含まれることによって、乾燥・硬化を速めているのが普
通である。
板、ALC板などの、いわゆる無機系ボードは、不燃性
であるという特長を生かして建築材料などに広く使われ
ている。その製造は、生産性を上げるために全て流れ作
業による充填、或いはロールもしくはプレス成形によっ
て行われており、その工程中には加熱ないし発熱過程が
含まれることによって、乾燥・硬化を速めているのが普
通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうして得られた無機
系ボートは、広汎に建築材料として使われるようになっ
たが、中に住む人間の居住性(居心地)を積極的に改善
するものではなく、不燃性であるという長所も、建物の
取り壊し後に膨大な建築廃材が出るために、その廃棄が
生態系(エコロジー)を損なうという問題点を生じてお
り、生産性においても一層の省エネと効率向上が要望さ
れている。
系ボートは、広汎に建築材料として使われるようになっ
たが、中に住む人間の居住性(居心地)を積極的に改善
するものではなく、不燃性であるという長所も、建物の
取り壊し後に膨大な建築廃材が出るために、その廃棄が
生態系(エコロジー)を損なうという問題点を生じてお
り、生産性においても一層の省エネと効率向上が要望さ
れている。
【0004】また新築の住宅やビルなどから発散する有
機リン、ホルムアルデヒド、有機溶剤などの有害物質が
想像以上に人間の心身を損ない、各種疾患の原因となっ
ていることが最近明らかにされつつあるが、これの有効
な対処方法もなかなか進んでいないのが現状である。
機リン、ホルムアルデヒド、有機溶剤などの有害物質が
想像以上に人間の心身を損ない、各種疾患の原因となっ
ていることが最近明らかにされつつあるが、これの有効
な対処方法もなかなか進んでいないのが現状である。
【0005】本発明はかかる現状に鑑み、建材用無機系
ボードの製造において省エネや生産性を向上させると同
時に、製品において居住性を改善させ、或いは廃棄の際
における生態系を損なわないようなものに改善すること
を課題とする。
ボードの製造において省エネや生産性を向上させると同
時に、製品において居住性を改善させ、或いは廃棄の際
における生態系を損なわないようなものに改善すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】石膏或いは明色系セメン
トのような、少なくとも赤外線及び可視光線において5
0%以上の反射率を有する無機系硬化素材(1)に黒色
の炭(2)を混合し、或いは積層させて、建材用無機系
ボード(a)に形成させるものである。
トのような、少なくとも赤外線及び可視光線において5
0%以上の反射率を有する無機系硬化素材(1)に黒色
の炭(2)を混合し、或いは積層させて、建材用無機系
ボード(a)に形成させるものである。
【0007】ここで使われる炭(2)は、一般に微粉状
ないし顆粒状のものが対象となり、混合する場合はその
ままで凡そ2〜20W%程度の混入量となるが、積層す
る場合はしかるべきバインダーを要し、全体に占める量
もそれより多めとなる。
ないし顆粒状のものが対象となり、混合する場合はその
ままで凡そ2〜20W%程度の混入量となるが、積層す
る場合はしかるべきバインダーを要し、全体に占める量
もそれより多めとなる。
【0008】またここで用いられる炭(2)は、活性炭
や木炭の粉砕物などのように、比較的多孔質で吸水性に
富むものが望ましい。
や木炭の粉砕物などのように、比較的多孔質で吸水性に
富むものが望ましい。
【0009】なお明色の無機系硬化素材を用いた無機系
ボードであっても、ある種のセラミックボードのよう
に、その製造過程において炭が燃焼しその形骸を留めな
くなるような場合は本発明から除外される。その点、石
膏ボードは甚だ望ましい適用対象である。
ボードであっても、ある種のセラミックボードのよう
に、その製造過程において炭が燃焼しその形骸を留めな
くなるような場合は本発明から除外される。その点、石
膏ボードは甚だ望ましい適用対象である。
【0010】
【作用】石膏のような白色系の硬化素材は、いうまでも
なく可視光線領域で高い反射特性をもっているが、その
特性は、通常、赤外線領域にまで及んでいる。従って石
膏ボードの製造過程を例にとれば、ミキサーで練った石
膏スラリーを連続的に繰り出される上紙と下紙の間に均
等に拡散してロール成形し、自動切断機で規格寸法に切
断するにあたり、できるだけ硬化及び乾燥速度を速めて
効率を上げるために温度上昇が必要であるが、その時の
エネルギー源である赤外線は石膏のような白色体では大
部分が反射してしまうため、熱効率が甚だ悪い。そこに
黒色炭が混在すると、それが高度に赤外線を吸収して熱
に変えるため、熱効率が上がって硬化や乾燥が一層速や
かに進むことになる。
なく可視光線領域で高い反射特性をもっているが、その
特性は、通常、赤外線領域にまで及んでいる。従って石
膏ボードの製造過程を例にとれば、ミキサーで練った石
膏スラリーを連続的に繰り出される上紙と下紙の間に均
等に拡散してロール成形し、自動切断機で規格寸法に切
断するにあたり、できるだけ硬化及び乾燥速度を速めて
効率を上げるために温度上昇が必要であるが、その時の
エネルギー源である赤外線は石膏のような白色体では大
部分が反射してしまうため、熱効率が甚だ悪い。そこに
黒色炭が混在すると、それが高度に赤外線を吸収して熱
に変えるため、熱効率が上がって硬化や乾燥が一層速や
かに進むことになる。
【0011】一方、得られた炭入りのボードは、次のよ
うな様々な特性を発揮するようになって、建材としてそ
の使用者に様々なメリットを与えることとなる。すなわ
ち先ずその特有の吸着性によって室内の脱臭効果を発揮
できると同時に、化粧板や塩ビ製クロス及びその接着剤
などから発散する甚だ有害なホルムアルデヒドや有機リ
ン等を吸着する。
うな様々な特性を発揮するようになって、建材としてそ
の使用者に様々なメリットを与えることとなる。すなわ
ち先ずその特有の吸着性によって室内の脱臭効果を発揮
できると同時に、化粧板や塩ビ製クロス及びその接着剤
などから発散する甚だ有害なホルムアルデヒドや有機リ
ン等を吸着する。
【0012】また空気中の水分(湿気)の多い時にはこ
れを吸収し、少ない時には放出するという湿度調節機能
を発揮でき、室内を快適な湿度に保ってカビを防ぐ。
れを吸収し、少ない時には放出するという湿度調節機能
を発揮でき、室内を快適な湿度に保ってカビを防ぐ。
【0013】更に炭の赤外線吸収能によって断熱性が向
上するため冷・暖房効果が上がり、或いは炭を床や壁な
どに配置して居住性を向上させる技法をある程度再現さ
せることができる。
上するため冷・暖房効果が上がり、或いは炭を床や壁な
どに配置して居住性を向上させる技法をある程度再現さ
せることができる。
【0014】その他、炭素が電気の良導体であるため、
有害電磁波を遮断する作用等も挙げることができる。
有害電磁波を遮断する作用等も挙げることができる。
【0015】なお、本発明の対象となる無機系硬化素材
は不燃性であって焼却処分ができないため、大量の建築
廃材となって廃棄されるが、そこには微生物が成育でき
ないために、いつまでも分解されない非エコロジー的な
廃棄物層が蓄積していくことになる。ところが炭素がそ
こに混在していると、必ず何らかの微生物が生息し始
め、有機物の循環が徐々に進んで、処分地の低公害化に
役立つ。
は不燃性であって焼却処分ができないため、大量の建築
廃材となって廃棄されるが、そこには微生物が成育でき
ないために、いつまでも分解されない非エコロジー的な
廃棄物層が蓄積していくことになる。ところが炭素がそ
こに混在していると、必ず何らかの微生物が生息し始
め、有機物の循環が徐々に進んで、処分地の低公害化に
役立つ。
【0016】
【実施例1】石膏ボードの原料として使われる石膏10
重量部に木炭粉末又は活性炭1重量部を水と共に混練し
てスラリー状とし、これを在来の石膏ボード製造ライン
で連続的に繰り出される2枚の厚紙(3)の間に均等に
拡散させつつロール成形し、乾燥及び裁断機を経て所定
寸法の石膏ボードとする。これにより得られる濃灰色の
石膏ボードは、乾燥効率が向上すると同時に、新築時の
下地材などに用いると、有害なホルムアルデヒドや有機
リンなどを吸着して室内空気を浄化し、湿度や温度の調
節作用や高圧線などの有害電磁波の遮断作用により居住
性を大きく向上させることができる。
重量部に木炭粉末又は活性炭1重量部を水と共に混練し
てスラリー状とし、これを在来の石膏ボード製造ライン
で連続的に繰り出される2枚の厚紙(3)の間に均等に
拡散させつつロール成形し、乾燥及び裁断機を経て所定
寸法の石膏ボードとする。これにより得られる濃灰色の
石膏ボードは、乾燥効率が向上すると同時に、新築時の
下地材などに用いると、有害なホルムアルデヒドや有機
リンなどを吸着して室内空気を浄化し、湿度や温度の調
節作用や高圧線などの有害電磁波の遮断作用により居住
性を大きく向上させることができる。
【0017】
【実施例2】既成のプラスターボード、珪カル板、AL
C板等の建材用無機系ボード(a)の表面に、通気性バ
インダーと共に混練した粒又は粉末状の炭(2)を全
面、又はパターン状に塗着する。これを建築用の下地材
として使用する。
C板等の建材用無機系ボード(a)の表面に、通気性バ
インダーと共に混練した粒又は粉末状の炭(2)を全
面、又はパターン状に塗着する。これを建築用の下地材
として使用する。
【0018】
【実施例3】石膏や白セメントなどの無機系硬化素材
(1)の内部に、通気性の結合材とともに炭(2)を高
度に含有する層を形成させ、積層パネルとし、内・外
装、或いは下地用の建材用無機系ボード(a)とする。
(1)の内部に、通気性の結合材とともに炭(2)を高
度に含有する層を形成させ、積層パネルとし、内・外
装、或いは下地用の建材用無機系ボード(a)とする。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、無機系の建
材用ボードの乾燥工程などにおける熱効率が高まって生
産性が向上すると同時に、これを内装や下地材に使用す
ることにより、現在、甚だ深刻化している新築建材の発
散する有害ガス等を吸着してその害を防ぎ、脱臭及び温
度や湿度の調節機能により結露やカビを防いで居住性を
向上させ、有害電磁波を遮断し、更には廃棄後における
微生物の生息を促して生態系を守り処分地の低公害化に
役立つなど、多大な効果がある。
材用ボードの乾燥工程などにおける熱効率が高まって生
産性が向上すると同時に、これを内装や下地材に使用す
ることにより、現在、甚だ深刻化している新築建材の発
散する有害ガス等を吸着してその害を防ぎ、脱臭及び温
度や湿度の調節機能により結露やカビを防いで居住性を
向上させ、有害電磁波を遮断し、更には廃棄後における
微生物の生息を促して生態系を守り処分地の低公害化に
役立つなど、多大な効果がある。
【図1】本発明の一例を示す断面図
【図2】本発明の別例を示す断面図
【図3】本発明の更に別例を示す断面図
1………無機系硬化素材 2………炭 3………厚紙 a………建材用無機系ボード
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも赤外線及び可視光線領域におい
て50%以上の反射率を有する無機系硬化素材に黒色炭
を混合又は積層させることを特徴とする建材用無機系ボ
ードにおける生産性及び機能物性の改善方法。 - 【請求項2】無機系硬化素材が石膏であり、建材用無機
系ボードが石膏ボードである請求項1に記載の建材用無
機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35592796A JPH10159244A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 建材用無機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35592796A JPH10159244A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 建材用無機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10159244A true JPH10159244A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18446454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35592796A Pending JPH10159244A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 建材用無機系ボードにおける生産性及び機能物性の改善方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10159244A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002127297A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Japan Atom Energy Res Inst | 石膏ボード |
| KR100793982B1 (ko) | 2006-02-01 | 2008-01-16 | 박영민 | 솔잎으로 보강된 석고판재 조성물 및 이를 이용한 석고판재 제조방법 |
| FR3048695A1 (fr) * | 2016-03-14 | 2017-09-15 | Saint Gobain Placo | Plaque de platre |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP35592796A patent/JPH10159244A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002127297A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Japan Atom Energy Res Inst | 石膏ボード |
| KR100793982B1 (ko) | 2006-02-01 | 2008-01-16 | 박영민 | 솔잎으로 보강된 석고판재 조성물 및 이를 이용한 석고판재 제조방법 |
| FR3048695A1 (fr) * | 2016-03-14 | 2017-09-15 | Saint Gobain Placo | Plaque de platre |
| WO2017158269A1 (fr) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | Saint-Gobain Placo | Plaque de platre |
| US10611689B2 (en) | 2016-03-14 | 2020-04-07 | Saint-Gobain Placo | Plasterboard |
| US10822275B2 (en) | 2016-03-14 | 2020-11-03 | Saint-Gobain Placo | Plasterboard |
| EP3778526A1 (fr) * | 2016-03-14 | 2021-02-17 | Saint-Gobain Placo | Plaque de platre |
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