JPH10160014A - 逆止弁およびこれを用いた流体制御装置 - Google Patents
逆止弁およびこれを用いた流体制御装置Info
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- JPH10160014A JPH10160014A JP32053896A JP32053896A JPH10160014A JP H10160014 A JPH10160014 A JP H10160014A JP 32053896 A JP32053896 A JP 32053896A JP 32053896 A JP32053896 A JP 32053896A JP H10160014 A JPH10160014 A JP H10160014A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁本体を弁座に対して平行移動させて開閉す
る構成にすることにより高速、長寿命、小形化を可能と
した逆止弁を提供する。 【解決手段】 弾性を有する薄板鋼から弾性アーム11
A,11Bおよび弁本体11Cを一体に切り出し、この
弁本体11Cの両側に弾性アーム11A,11Bを対称
的に配置する。弾性アーム1A,11Bの一端は弁本体
11Cと同一面内で連結され、他端をねじ12Aで流体
孔14の下流側に止着し、弁本体11Cで流体孔14を
覆う。
る構成にすることにより高速、長寿命、小形化を可能と
した逆止弁を提供する。 【解決手段】 弾性を有する薄板鋼から弾性アーム11
A,11Bおよび弁本体11Cを一体に切り出し、この
弁本体11Cの両側に弾性アーム11A,11Bを対称
的に配置する。弾性アーム1A,11Bの一端は弁本体
11Cと同一面内で連結され、他端をねじ12Aで流体
孔14の下流側に止着し、弁本体11Cで流体孔14を
覆う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を導く導管に
形成した弁座の開口部に設けられ流体の圧力により弁本
体が開口部において開位置および閉位置の間を移動する
逆止弁およびこれを用いた流体制御装置に関する。
形成した弁座の開口部に設けられ流体の圧力により弁本
体が開口部において開位置および閉位置の間を移動する
逆止弁およびこれを用いた流体制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的な逆止弁は、弾性を有する
薄板部材で構成された弁本体のー端を流体を導く導管に
形成した弁座の開口部の流出側の側方に止着し、弁本体
で開口部を閉じるように被せる構造であった。このよう
な形式の逆止弁は例えばエアコンプレッサあるいは2サ
イクル機関の吸気弁や排気弁として従来広<利用されて
いる。
薄板部材で構成された弁本体のー端を流体を導く導管に
形成した弁座の開口部の流出側の側方に止着し、弁本体
で開口部を閉じるように被せる構造であった。このよう
な形式の逆止弁は例えばエアコンプレッサあるいは2サ
イクル機関の吸気弁や排気弁として従来広<利用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の逆止弁は図9に
示す如く、弁本体81の一端がねじ82により弁座83
にストッパ85とともに止着され、弁本体81を点線で
示す位置で弁座83の開口部84に被せる構造となって
いる。この場合、弁本体81が矢印の方向に流れる流体
Fの圧力で実線の位置まで開いてストッパ85で止まっ
たときの開度θ1における弁本体81の移動距離はねじ
82による止着端側86が最も小さく、自由端側87で
最も大きい。従って、弁本体81が開く場合には前記自
由端側87が最初に開くが、この時はまだ止着端側86
は閉じた状態であり、開口部84を通過する流体Fの単
位流量は設定値に到達せず少ない。流体Fが設定値まで
流れるには、弁本体81の開度θ1はたとえば30度程
度に大きく開かなければならないため、開口遅れが生じ
るとともに、止着端側86に応力集中が生じて自己破損
が発生しやすく、寿命が短かい場合が多かった。
示す如く、弁本体81の一端がねじ82により弁座83
にストッパ85とともに止着され、弁本体81を点線で
示す位置で弁座83の開口部84に被せる構造となって
いる。この場合、弁本体81が矢印の方向に流れる流体
Fの圧力で実線の位置まで開いてストッパ85で止まっ
たときの開度θ1における弁本体81の移動距離はねじ
82による止着端側86が最も小さく、自由端側87で
最も大きい。従って、弁本体81が開く場合には前記自
由端側87が最初に開くが、この時はまだ止着端側86
は閉じた状態であり、開口部84を通過する流体Fの単
位流量は設定値に到達せず少ない。流体Fが設定値まで
流れるには、弁本体81の開度θ1はたとえば30度程
度に大きく開かなければならないため、開口遅れが生じ
るとともに、止着端側86に応力集中が生じて自己破損
が発生しやすく、寿命が短かい場合が多かった。
【0004】また、弁本体81が閉じる場合にも前記止
着端側86が最初に閉じるが、この時はまだ自由端側8
7は開いた状態であり、開口部84を通過する流体Fの
流れを速やかに遮断することができず、閉口遅れが発生
する。このことは、開口部84を通過する流体Fの単位
流量が設定値となる期間が比較的短くなるということを
意味し、ポンプあるいは2サイクル機関の出力が充分に
得られない原因のひとつとなる。
着端側86が最初に閉じるが、この時はまだ自由端側8
7は開いた状態であり、開口部84を通過する流体Fの
流れを速やかに遮断することができず、閉口遅れが発生
する。このことは、開口部84を通過する流体Fの単位
流量が設定値となる期間が比較的短くなるということを
意味し、ポンプあるいは2サイクル機関の出力が充分に
得られない原因のひとつとなる。
【0005】また、このような構成の逆止弁は開いた状
態ではその開放端側87が開口部84から大きく離れた
位置に来るため、弁の前方に比較的深い空間を形成しな
ければならず、このような逆止弁を用いる装置の大型化
を招き、設計の上で制約を受けることになる。
態ではその開放端側87が開口部84から大きく離れた
位置に来るため、弁の前方に比較的深い空間を形成しな
ければならず、このような逆止弁を用いる装置の大型化
を招き、設計の上で制約を受けることになる。
【0006】さらに、弁本体の開閉ストロークが長いた
め開閉速度をあまり上げることができず、高速なポンプ
あるいは2サイクル機関の実現が困難であった。本発明
の目的は、弁本体の開閉ストロークを小さいくして装置
の小形化が可能であり、かつ開閉時の流量の立上がり、
立ち下がりを急俊にでき、高速動作、長寿命化の可能な
構成を有する逆止弁およびそれを用いた流体制御装置を
提供することにある。
め開閉速度をあまり上げることができず、高速なポンプ
あるいは2サイクル機関の実現が困難であった。本発明
の目的は、弁本体の開閉ストロークを小さいくして装置
の小形化が可能であり、かつ開閉時の流量の立上がり、
立ち下がりを急俊にでき、高速動作、長寿命化の可能な
構成を有する逆止弁およびそれを用いた流体制御装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の逆止弁は、弾性
薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持端に
連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端方向
に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有する。
薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持端に
連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端方向
に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有する。
【0008】この逆止弁は、第1、第2の弾性アーム部
間に形成された弁本体部分を弁座に形成された開口部に
被せ、第1、第2の弾性アーム部の先端部分をねじ等で
弁座に止着される。開口部に被せた弁本体部分に流体の
圧力が作用すると、まず弁本体の自由端側が開き始め、
次いで第1、第2の弾性アーム部で保持された支持端側
もこの第1、第2の弾性アーム部で保持された状態で開
き始める。この状態では弁本体は開口部のすべての場所
から離れ、弁本体は全開となり、流量も設定値に達す
る。弁本体はさらに2個の弾性アーム部の弾性変形に従
って開口部からほぼ平行に上昇しストッパに到達して止
まる。このとき、弁本体が開口部に対してほぼ平行移動
することにより開口部と弁本体との間隙はどの位置でも
ほぼ等しく,弁開放の最初の時点から実質的に広い開口
が実現する。
間に形成された弁本体部分を弁座に形成された開口部に
被せ、第1、第2の弾性アーム部の先端部分をねじ等で
弁座に止着される。開口部に被せた弁本体部分に流体の
圧力が作用すると、まず弁本体の自由端側が開き始め、
次いで第1、第2の弾性アーム部で保持された支持端側
もこの第1、第2の弾性アーム部で保持された状態で開
き始める。この状態では弁本体は開口部のすべての場所
から離れ、弁本体は全開となり、流量も設定値に達す
る。弁本体はさらに2個の弾性アーム部の弾性変形に従
って開口部からほぼ平行に上昇しストッパに到達して止
まる。このとき、弁本体が開口部に対してほぼ平行移動
することにより開口部と弁本体との間隙はどの位置でも
ほぼ等しく,弁開放の最初の時点から実質的に広い開口
が実現する。
【0009】第1、第2の弾性アーム部は、弾性薄板部
材の弁本体形成部分の側縁に沿って所定幅、所定長の切
込みを形成し、切込み最奥部を円形に端部処理すること
により容易に形成可能である。弁本体は一般に矩形状で
あるが、開口分の形状に合わせて円形、リング状、多角
形等様々な形状を採用可能である。
材の弁本体形成部分の側縁に沿って所定幅、所定長の切
込みを形成し、切込み最奥部を円形に端部処理すること
により容易に形成可能である。弁本体は一般に矩形状で
あるが、開口分の形状に合わせて円形、リング状、多角
形等様々な形状を採用可能である。
【0010】また弁本体と連続する弾性アーム部の数は
開口部を挟む位置に2つ設けるのが通常であるが、これ
ら第1、第2の弾性ア−ム部の弁座への固定端側を接続
部材で連結すれば、この接続部材の中央部の1か所のみ
で弁座に固定するようにしてもよい。
開口部を挟む位置に2つ設けるのが通常であるが、これ
ら第1、第2の弾性ア−ム部の弁座への固定端側を接続
部材で連結すれば、この接続部材の中央部の1か所のみ
で弁座に固定するようにしてもよい。
【0011】本発明に係る逆止弁は、開口部における流
体の逆流を阻止する目的のあらゆる部位に使用可能であ
り、例えばエアコンプレッサの吸気弁や排気弁として利
用できる他、2サイクル機関のリードバルブとしても便
用可能である。また、流体としては空気、燃料と空気の
混合ガスなどの気体のほか油圧系統など液体にも使用可
能である。
体の逆流を阻止する目的のあらゆる部位に使用可能であ
り、例えばエアコンプレッサの吸気弁や排気弁として利
用できる他、2サイクル機関のリードバルブとしても便
用可能である。また、流体としては空気、燃料と空気の
混合ガスなどの気体のほか油圧系統など液体にも使用可
能である。
【0012】この発明に係る流体制御装置は、流体が流
入する流体受入れ部と、この流体受入れ部に連通し流入
した流体が流通する第1、第2の開口を有する弁座と、
弾性薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持
端に連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端
方向に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有し前
記弁座の第1、第2の開口部の流体流出側に夫々取り付
けられた第1、第2の逆止弁とを具備してなる。
入する流体受入れ部と、この流体受入れ部に連通し流入
した流体が流通する第1、第2の開口を有する弁座と、
弾性薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持
端に連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端
方向に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有し前
記弁座の第1、第2の開口部の流体流出側に夫々取り付
けられた第1、第2の逆止弁とを具備してなる。
【0013】このように構成された流体制御装置は、た
とえば2サイクル機関のキャブレータから流入する混合
ガスを受入れ部で受け、これを第1、第2の開口を有す
る弁座に導き、第1、第2の逆止弁を介してそれぞれ対
応して設けられた2サイクル機関の2個のシリンダへ送
り込むことができる。この発明の逆止弁は高速開閉動作
が可能であり、したがって吸気弁、排気弁として2サイ
クル機関に適用すれば長寿命、高速な2サイクル機関を
実現できる。
とえば2サイクル機関のキャブレータから流入する混合
ガスを受入れ部で受け、これを第1、第2の開口を有す
る弁座に導き、第1、第2の逆止弁を介してそれぞれ対
応して設けられた2サイクル機関の2個のシリンダへ送
り込むことができる。この発明の逆止弁は高速開閉動作
が可能であり、したがって吸気弁、排気弁として2サイ
クル機関に適用すれば長寿命、高速な2サイクル機関を
実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例の一部
断面側面図を示し、図2はその上面図を示す。図におい
て、この実施例の逆止弁11は弾性薄板部材、たとえば
薄板鋼板から打ち抜きなどの方法で形成されるもので、
2本の弾性アーム11A,11Bの間に弁本体11Cを
支持する構成となっている。2本の弾性アーム11A,
11Bと弁本体11Cとの間にはスリット18,19が
形成され、そのスリット18,19の最奥部にはスリッ
ト寸法より径の大きな円形の端部処理部18A,19A
が夫々形成され、この部分に応力の集中が生じるのを防
止するようになっている。またこれらの弾性アーム11
A,11Bはその全長にわたってほぼ同じ幅で形成され
ているが、この形状は色々と変えることができることは
勿論である。
例を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例の一部
断面側面図を示し、図2はその上面図を示す。図におい
て、この実施例の逆止弁11は弾性薄板部材、たとえば
薄板鋼板から打ち抜きなどの方法で形成されるもので、
2本の弾性アーム11A,11Bの間に弁本体11Cを
支持する構成となっている。2本の弾性アーム11A,
11Bと弁本体11Cとの間にはスリット18,19が
形成され、そのスリット18,19の最奥部にはスリッ
ト寸法より径の大きな円形の端部処理部18A,19A
が夫々形成され、この部分に応力の集中が生じるのを防
止するようになっている。またこれらの弾性アーム11
A,11Bはその全長にわたってほぼ同じ幅で形成され
ているが、この形状は色々と変えることができることは
勿論である。
【0015】何等の外力が加えられないときは、2本の
弾性アーム11A,11Bと弁本体11Cとは互いに同
一平面上に保持され、この状態で弾性アーム11A,1
1Bの夫々の一端がねじ12A,12Bにより弁座13
に止着される。この結果、流体による圧力が加わらない
状態では弾性アーム11A,11Bおよび弁本体11C
は点線で示す位置で弁座13の開口部14を閉じる構造
となっている。
弾性アーム11A,11Bと弁本体11Cとは互いに同
一平面上に保持され、この状態で弾性アーム11A,1
1Bの夫々の一端がねじ12A,12Bにより弁座13
に止着される。この結果、流体による圧力が加わらない
状態では弾性アーム11A,11Bおよび弁本体11C
は点線で示す位置で弁座13の開口部14を閉じる構造
となっている。
【0016】この場合、弁本体11Cに流体Fの圧力が
加えられると、最初に弁本体11Cの弾性アーム11
A,11Bにより支持されていない自由端側が持ち上げ
られて開口部14との間に隙間が生じ、この隙間を通っ
て流体の一部F1が流出して来る。この場合、流体の他
の部分F2,F3が弾性アーム11A,11Bと弁本体
11Cとの間に生じた隙間を通って流れる。
加えられると、最初に弁本体11Cの弾性アーム11
A,11Bにより支持されていない自由端側が持ち上げ
られて開口部14との間に隙間が生じ、この隙間を通っ
て流体の一部F1が流出して来る。この場合、流体の他
の部分F2,F3が弾性アーム11A,11Bと弁本体
11Cとの間に生じた隙間を通って流れる。
【0017】弁本体11Cの自由端側が持ち上げられる
につれて、反対側の弾性アーム11A,11Bにより支
持されている側も持ち上げられて開口部14との間に隙
間が生じる。これによりこの隙間を通って流体の更に他
の一部F4が流出して来る。
につれて、反対側の弾性アーム11A,11Bにより支
持されている側も持ち上げられて開口部14との間に隙
間が生じる。これによりこの隙間を通って流体の更に他
の一部F4が流出して来る。
【0018】このように弁本体11Cは比較的短時間に
その全体が開口部14からほぼ平行な位置に持ち上げら
れ、弁の開度が急激に設定値まで増大する。この状態で
弁本体11Cは流体Fの圧力を受けてさらに持ち上げら
れ、最終的にストッパ15に当たった位置で停止する。
その全体が開口部14からほぼ平行な位置に持ち上げら
れ、弁の開度が急激に設定値まで増大する。この状態で
弁本体11Cは流体Fの圧力を受けてさらに持ち上げら
れ、最終的にストッパ15に当たった位置で停止する。
【0019】このときの位置を実線で示す。この位置ま
で開いてストッパ15で止まったときの弾性アーム11
A,11Bと弁座13との開度θ2と、弾性アーム11
A,11Bと弁本体11Cとの開度θ3とは互いにほぼ
同じ値となり、弁本体11Cと弁座13とは互いにほぼ
平行となっている。このときの開度θ2は例えば15度
程度であり、図9に示した従来の開度θ1の約半分の角
度であり、このため従来と比べて弾性アーム11A,1
1Bおよび弁本体11Cに加えられるストレスを極めて
小さくすることができる。
で開いてストッパ15で止まったときの弾性アーム11
A,11Bと弁座13との開度θ2と、弾性アーム11
A,11Bと弁本体11Cとの開度θ3とは互いにほぼ
同じ値となり、弁本体11Cと弁座13とは互いにほぼ
平行となっている。このときの開度θ2は例えば15度
程度であり、図9に示した従来の開度θ1の約半分の角
度であり、このため従来と比べて弾性アーム11A,1
1Bおよび弁本体11Cに加えられるストレスを極めて
小さくすることができる。
【0020】またこのとき弁本体11Cは弾性アーム1
1A,11Bにより支えられた状態で流体圧力によるス
トレスが平衡した位置まで自動的に移動して停止するか
ら、この状態では弾性アーム11A,11Bおよび弁本
体11Cに加えられるストレスは最小の状態となってい
るはずである。
1A,11Bにより支えられた状態で流体圧力によるス
トレスが平衡した位置まで自動的に移動して停止するか
ら、この状態では弾性アーム11A,11Bおよび弁本
体11Cに加えられるストレスは最小の状態となってい
るはずである。
【0021】また、たとえば2サイクル機関の排気工程
において弁本体11Cの上部側の流体圧力が高くなる
と、弁本体11Cおよび弾性アーム11A,11Bに下
向きの圧力が加わるから、弁本体11Cは弁座13とほ
ぼ平行状態を保ったまま開口部14に向けて速やかに降
下し、開口部14が閉じて、この開口部14を通過する
流体Fの流れを速やかに遮断することができる。なお、
ストッパ15は弁本体11Cのみに対して設けるだけで
もよく、弾性アーム11A,11Bに対しては必ずしも
ストッパを設ける必要がないから、弁の閉口時には弾性
アーム11A,11Bに対しては直接に閉口時圧力が加
えられ、大きな面積で閉口時圧力を受けることができ、
閉口のための時間を著しく短縮することができる。
において弁本体11Cの上部側の流体圧力が高くなる
と、弁本体11Cおよび弾性アーム11A,11Bに下
向きの圧力が加わるから、弁本体11Cは弁座13とほ
ぼ平行状態を保ったまま開口部14に向けて速やかに降
下し、開口部14が閉じて、この開口部14を通過する
流体Fの流れを速やかに遮断することができる。なお、
ストッパ15は弁本体11Cのみに対して設けるだけで
もよく、弾性アーム11A,11Bに対しては必ずしも
ストッパを設ける必要がないから、弁の閉口時には弾性
アーム11A,11Bに対しては直接に閉口時圧力が加
えられ、大きな面積で閉口時圧力を受けることができ、
閉口のための時間を著しく短縮することができる。
【0022】このとき、弁本体11Cおよび弾性アーム
11A,11Bは開口部14位置でほぼ同一平面上で休
止した状態となり、弾性アーム11A,11Bおよび弁
本体11Cに加えられるストレスはほぼ零となってい
る。
11A,11Bは開口部14位置でほぼ同一平面上で休
止した状態となり、弾性アーム11A,11Bおよび弁
本体11Cに加えられるストレスはほぼ零となってい
る。
【0023】また、このような構成の逆止弁が開いた状
態では、その開度θ2、θ3が小さくて良いため、弁開
放位置を決めるストッパ15を開口部14からあまり離
れた位置に設ける必要がなく、逆止弁の前方に深い空間
を形成する必要がない。従ってこのような逆止弁を用い
る装置の小型化を可能とし、設計の上で制約を受けるこ
ともない。
態では、その開度θ2、θ3が小さくて良いため、弁開
放位置を決めるストッパ15を開口部14からあまり離
れた位置に設ける必要がなく、逆止弁の前方に深い空間
を形成する必要がない。従ってこのような逆止弁を用い
る装置の小型化を可能とし、設計の上で制約を受けるこ
ともない。
【0024】さらに、開閉位置におけるストレスが極め
て小さく、かつ弁本体11Cの開閉ストロークが短いた
め弁の開閉速度を上げることができ、高速なポンプある
いは2サイクル機関の実現が可能となる。
て小さく、かつ弁本体11Cの開閉ストロークが短いた
め弁の開閉速度を上げることができ、高速なポンプある
いは2サイクル機関の実現が可能となる。
【0025】図3、図4、図5は夫々他の実施例の逆止
弁を夫々示した平面図である。図3の場合は逆止弁21
の弾性アーム21A,21Bと弁本体21Cとの接続部
側面22全体を円弧状に形成し、弾性アーム21A,2
1Bのねじ22A,22Bで固定する部分を弁本体21
Cの自由端から所定寸法だけ後退させて短く形成し、ス
リット28、29の最奥部にスリットと同じ径の円形処
理部28A,29Aを形成してある。
弁を夫々示した平面図である。図3の場合は逆止弁21
の弾性アーム21A,21Bと弁本体21Cとの接続部
側面22全体を円弧状に形成し、弾性アーム21A,2
1Bのねじ22A,22Bで固定する部分を弁本体21
Cの自由端から所定寸法だけ後退させて短く形成し、ス
リット28、29の最奥部にスリットと同じ径の円形処
理部28A,29Aを形成してある。
【0026】図4の場合は、図2に示した実施例におい
て弾性アーム11A,11Bの先端同志を第3の弾性ア
ーム11Cで互いに連結し、そのほぼ中央部に形成した
単一のねじ穴によりねじ12Cを介して弁本体11Cを
弁座に固定するように形成したものである。
て弾性アーム11A,11Bの先端同志を第3の弾性ア
ーム11Cで互いに連結し、そのほぼ中央部に形成した
単一のねじ穴によりねじ12Cを介して弁本体11Cを
弁座に固定するように形成したものである。
【0027】以下、この発明の逆止弁を2個のシリンダ
を有する2サイクルのガソリン機関に適用した実施例を
図5および図6に基づいて説明する。図5は本発明を適
用した2サイクル機関のキャブレータから導入された混
合ガスを第1、第2の吸気弁を介して2個のシリンダに
送り込む流体制御機構の断面図を示し、図6はこの吸気
弁が取り付けられる吸気弁ユニットの部分を取り出して
示す斜視図である。
を有する2サイクルのガソリン機関に適用した実施例を
図5および図6に基づいて説明する。図5は本発明を適
用した2サイクル機関のキャブレータから導入された混
合ガスを第1、第2の吸気弁を介して2個のシリンダに
送り込む流体制御機構の断面図を示し、図6はこの吸気
弁が取り付けられる吸気弁ユニットの部分を取り出して
示す斜視図である。
【0028】図5において、図示しないキャブレータか
ら導入されたガソリンと空気との混合ガスMはインテー
クマニホールド41から吸気弁ユニット42へ送られ
る。この吸気弁ユニット42は混合ガスMの流線に対し
て傾斜して流心部分で閉じた2枚の弁座43、44を有
し、それぞれ開口部43A,44Aが形成されている。
ら導入されたガソリンと空気との混合ガスMはインテー
クマニホールド41から吸気弁ユニット42へ送られ
る。この吸気弁ユニット42は混合ガスMの流線に対し
て傾斜して流心部分で閉じた2枚の弁座43、44を有
し、それぞれ開口部43A,44Aが形成されている。
【0029】図6はこの吸気弁ユニット42の斜視図で
あり、その5−5線で切断した断面が図5に示されてい
る。図5において、2枚の弁座43、44の外側には夫
々この発明の吸気弁45、46がねじ47、48により
取り付けられている。図は水平に併置された2シリンダ
の2サイクル機関の吸気工程における状態を示すもの
で、一方のシリンダに連通した吸気弁45が開放され、
混合ガスMが開口部43Aを通って当該シリンダへ流入
している状態を示す。他方のシリンダに連通した吸気弁
46は閉じられている。
あり、その5−5線で切断した断面が図5に示されてい
る。図5において、2枚の弁座43、44の外側には夫
々この発明の吸気弁45、46がねじ47、48により
取り付けられている。図は水平に併置された2シリンダ
の2サイクル機関の吸気工程における状態を示すもの
で、一方のシリンダに連通した吸気弁45が開放され、
混合ガスMが開口部43Aを通って当該シリンダへ流入
している状態を示す。他方のシリンダに連通した吸気弁
46は閉じられている。
【0030】この吸気弁ユニット42は2シリンダを有
する2サイクル機関のシリンダヘッドプレートの一部を
構成し、シリンダヘッドプレート本体51は吸気弁ユニ
ット42の基体42A上に結合されている。シリンダヘ
ッドプレート本体51は2個のシリンダ接続室52、5
3を有し、夫々図示しないシリンダに連通されている。
また、2枚の弁座43、44の結合部50には混合ガス
Mの流心に向かって突出した分流部50Aを有し、流入
した混合ガスMがこの分流部50Aで上下に分流され
て、スムーズに2個のシリンダ接続室52、53に導か
れるように形成されている。
する2サイクル機関のシリンダヘッドプレートの一部を
構成し、シリンダヘッドプレート本体51は吸気弁ユニ
ット42の基体42A上に結合されている。シリンダヘ
ッドプレート本体51は2個のシリンダ接続室52、5
3を有し、夫々図示しないシリンダに連通されている。
また、2枚の弁座43、44の結合部50には混合ガス
Mの流心に向かって突出した分流部50Aを有し、流入
した混合ガスMがこの分流部50Aで上下に分流され
て、スムーズに2個のシリンダ接続室52、53に導か
れるように形成されている。
【0031】この吸気弁45、46としては、たとえば
図3に示したものを用いる。図7において、一方の吸気
弁45の弾性アーム45A,45Bの自由端は一方の弁
座43の外側斜面上に2個のねじ47,47により固定
される。この状態で吸気孔43Aは弁本体45Cによる
閉鎖から開放され、この弁本体45Cはたとえばシリン
ダヘッドプレート本体51上にナット45Dにより固定
された支持ロッド45Eの先端に固着されたストッパ4
5Fによりその開き度合いが規制される。
図3に示したものを用いる。図7において、一方の吸気
弁45の弾性アーム45A,45Bの自由端は一方の弁
座43の外側斜面上に2個のねじ47,47により固定
される。この状態で吸気孔43Aは弁本体45Cによる
閉鎖から開放され、この弁本体45Cはたとえばシリン
ダヘッドプレート本体51上にナット45Dにより固定
された支持ロッド45Eの先端に固着されたストッパ4
5Fによりその開き度合いが規制される。
【0032】例えばこのストッパ45Fは弁本体45C
が吸気孔43Aから2mm程度の高さになるようにナッ
ト45Dにより調節される。この状態における弾性アー
ム45A、45Bの弁座43に対する開度は約3度であ
る。図11に示した従来の例では、同じ流量を得るのに
開度θ1は30度、弁座から弁先端までの距離は5mm
であったから、この実施例では従来に比べて弁の前方に
必要とする空間は著しく小さくなることが分かる。
が吸気孔43Aから2mm程度の高さになるようにナッ
ト45Dにより調節される。この状態における弾性アー
ム45A、45Bの弁座43に対する開度は約3度であ
る。図11に示した従来の例では、同じ流量を得るのに
開度θ1は30度、弁座から弁先端までの距離は5mm
であったから、この実施例では従来に比べて弁の前方に
必要とする空間は著しく小さくなることが分かる。
【0033】他方の吸気弁46も同様に、他方の弁座4
4の外側斜面上に2個のねじ48A,48Bにより固定
され、その前方にはストッパ46Fが支持ロッド46
E,ナット56Dによりシリンダヘッドプレート本体5
1上に固定されている。
4の外側斜面上に2個のねじ48A,48Bにより固定
され、その前方にはストッパ46Fが支持ロッド46
E,ナット56Dによりシリンダヘッドプレート本体5
1上に固定されている。
【0034】このようにして吸気弁45、46はそれぞ
れ開口部43A,44Aを交互に開閉するように用いら
れる。図5、図6の実施例において、まず図示しない2
サイクル機関の2個のシリンダ内のピストンがコンロッ
ド、クランクを介して始動モータにより一方は上昇、他
方は下降せしめられると、たとえばシリンダ接続室52
に続くシリンダ内のピストンの吸気工程では、シリンダ
接続室52が負圧になり吸気孔である開口部43Aを閉
塞している吸気弁45の弁本体45Cにはシリンダ接続
室52内部に向けた混合気の流れが生じる。
れ開口部43A,44Aを交互に開閉するように用いら
れる。図5、図6の実施例において、まず図示しない2
サイクル機関の2個のシリンダ内のピストンがコンロッ
ド、クランクを介して始動モータにより一方は上昇、他
方は下降せしめられると、たとえばシリンダ接続室52
に続くシリンダ内のピストンの吸気工程では、シリンダ
接続室52が負圧になり吸気孔である開口部43Aを閉
塞している吸気弁45の弁本体45Cにはシリンダ接続
室52内部に向けた混合気の流れが生じる。
【0035】この弁本体45Cと弾性アーム45A,4
5Bとは互いに同じ弾性材料で形成されているので、弁
本体45Cはほぼ同じ弾性を有する2対の弾性アーム4
5A,45Bにより弾性的に保持されており、吸気孔4
3Aの端縁に対してほぼ平行な状態を維持したまま一体
となって上昇してストッパ45Fで停止せしめられ、吸
気孔43Aが急激に開放される。
5Bとは互いに同じ弾性材料で形成されているので、弁
本体45Cはほぼ同じ弾性を有する2対の弾性アーム4
5A,45Bにより弾性的に保持されており、吸気孔4
3Aの端縁に対してほぼ平行な状態を維持したまま一体
となって上昇してストッパ45Fで停止せしめられ、吸
気孔43Aが急激に開放される。
【0036】このときシリンダ接続室53内は高圧にな
り、吸気孔である開口部44Aに対して吸気弁46の弁
本体46Cが押し付けられ、閉鎖される。掃気工程で
は、シリンダ接続室52内の圧力が高くなるので、吸気
弁45の弁本体45Cは全体が弾性アーム45A,45
Bにより弾性的に保持されて平行移動して弁座43に向
け下降するので、吸気孔43Aと弁本体45Cとの隙間
は場所によらず一定で均一であるから、吸気開口を完全
に閉鎖することができ、排気は図示しない掃気ルートを
通って行われる。
り、吸気孔である開口部44Aに対して吸気弁46の弁
本体46Cが押し付けられ、閉鎖される。掃気工程で
は、シリンダ接続室52内の圧力が高くなるので、吸気
弁45の弁本体45Cは全体が弾性アーム45A,45
Bにより弾性的に保持されて平行移動して弁座43に向
け下降するので、吸気孔43Aと弁本体45Cとの隙間
は場所によらず一定で均一であるから、吸気開口を完全
に閉鎖することができ、排気は図示しない掃気ルートを
通って行われる。
【0037】このようにしてシリンダに対する混合ガ
ス、掃気ガスの吸入、排出が極めてスムーズに実現され
る。以上、本発明の種々の逆止弁の実施例およびその一
つを用いた流体制御装置の実施例につき説明したが、本
発明は前記実施例に限定されることなく種々の変形が可
能である。
ス、掃気ガスの吸入、排出が極めてスムーズに実現され
る。以上、本発明の種々の逆止弁の実施例およびその一
つを用いた流体制御装置の実施例につき説明したが、本
発明は前記実施例に限定されることなく種々の変形が可
能である。
【0038】図5の実施例ではストッパ45F,46F
をシリンダヘッドプレート本体51上に固定される場合
を示したが、弁座上に取り付けることもできる。図7は
その一例を示すもので、弁座43上には吸気弁45とと
もにストッパ45Gをねじ47で固定し、弁座44上に
は吸気弁46とともにストッパ46Gをねじ48で固定
する。その他の構成は図5の場合と同じである。
をシリンダヘッドプレート本体51上に固定される場合
を示したが、弁座上に取り付けることもできる。図7は
その一例を示すもので、弁座43上には吸気弁45とと
もにストッパ45Gをねじ47で固定し、弁座44上に
は吸気弁46とともにストッパ46Gをねじ48で固定
する。その他の構成は図5の場合と同じである。
【0039】また、ストッパとしては、図5、図7の例
ではシリンダヘッドプレート本体51上に支持ロッドを
介して取り付けるようにしたが、弁座の回りに配置され
るエンジン構成部材、たとえばシリンダヘッドプレート
本体51あるいはインテークマニホールドの一部をスト
ッパとして用いるように設計することもできる。
ではシリンダヘッドプレート本体51上に支持ロッドを
介して取り付けるようにしたが、弁座の回りに配置され
るエンジン構成部材、たとえばシリンダヘッドプレート
本体51あるいはインテークマニホールドの一部をスト
ッパとして用いるように設計することもできる。
【0040】図8はその一例を示し、図7における弁座
43の前方に、シリンダヘッドプレート本体51の一部
として形成されたストッパ45Hを設け、このストッパ
45Hにより開口部43Aから上昇した弁本体45Cが
当たってその開放位置を規制するようにできる。
43の前方に、シリンダヘッドプレート本体51の一部
として形成されたストッパ45Hを設け、このストッパ
45Hにより開口部43Aから上昇した弁本体45Cが
当たってその開放位置を規制するようにできる。
【0041】さらに、以上の実施例の説明ではいずれも
2シリンダの一方、他方に交互に混合気を吸気する場合
で示したが、例えばこの発明を4シリンダあるいはそれ
以上の複数シリンダエンジンに適用する場合など同時に
2個のシリンダに混合気を供給することもできる。図9
に示した例は図5に示した例と構成は全く同じである
が、シリンダ室内52、53が同時に負圧力になるため
に弁45、46が同時に開放されて混合ガスMが同時に
開口部43A,44Aを通って流入している様子が示さ
れている。
2シリンダの一方、他方に交互に混合気を吸気する場合
で示したが、例えばこの発明を4シリンダあるいはそれ
以上の複数シリンダエンジンに適用する場合など同時に
2個のシリンダに混合気を供給することもできる。図9
に示した例は図5に示した例と構成は全く同じである
が、シリンダ室内52、53が同時に負圧力になるため
に弁45、46が同時に開放されて混合ガスMが同時に
開口部43A,44Aを通って流入している様子が示さ
れている。
【0042】図5、図7、図9の実施例ではこの発明の
逆止弁の弁座への取り付け位置や混合ガスが流れる流路
を分かりやすく示すための原理的な構成を示したが、実
際には混合ガスのよりスムーズな流れを実現し、機械的
な強度を実現するために種々の工夫を行う必要がある。
逆止弁の弁座への取り付け位置や混合ガスが流れる流路
を分かりやすく示すための原理的な構成を示したが、実
際には混合ガスのよりスムーズな流れを実現し、機械的
な強度を実現するために種々の工夫を行う必要がある。
【0043】図10はその一例を示す実施例の側面図を
示す。この実施例ではシリンダヘッドプレートとして一
体となって形成されたブロック60の中に、キャブレー
タへ連結された混合ガスの受入れ流路61と、この受入
れ流路61に連続したY字型の分岐路62、63と、こ
の分岐路62、63の夫々の出口側に夫々形成されたシ
リンダヘッド部64、65とが形成されてなる。
示す。この実施例ではシリンダヘッドプレートとして一
体となって形成されたブロック60の中に、キャブレー
タへ連結された混合ガスの受入れ流路61と、この受入
れ流路61に連続したY字型の分岐路62、63と、こ
の分岐路62、63の夫々の出口側に夫々形成されたシ
リンダヘッド部64、65とが形成されてなる。
【0044】受入れ流路61とY字型の分岐路62、6
3との分岐部には、受入れ流路61の流心に向かって突
出して形成された分流部材66が設けられ、これにより
受入れ流路61に流入された混合ガスはスムーズに分流
されて分岐路62、63に流入される。
3との分岐部には、受入れ流路61の流心に向かって突
出して形成された分流部材66が設けられ、これにより
受入れ流路61に流入された混合ガスはスムーズに分流
されて分岐路62、63に流入される。
【0045】分岐路62、63の分岐点からシリンダヘ
ッド部64、65に至る流路の途中には、この流路を横
切る方向に2個の弁座67、68が形成され、この弁座
67、68に形成された図示しない吸気口を開閉するた
めの逆止弁69、70がねじ71、72により固定され
る。これらの逆止弁69、70は前記図1ないし図4に
示した実施例のいずれを用いても良いことは勿論であ
る。
ッド部64、65に至る流路の途中には、この流路を横
切る方向に2個の弁座67、68が形成され、この弁座
67、68に形成された図示しない吸気口を開閉するた
めの逆止弁69、70がねじ71、72により固定され
る。これらの逆止弁69、70は前記図1ないし図4に
示した実施例のいずれを用いても良いことは勿論であ
る。
【0046】なお、以上の実施例は2サイクル機関にこ
の発明を適用した場合について説明を行ったが、この発
明はこれに限定されず、たとえばコンプレッサの吸入、
排気のためのリードバルブなどにも適用できることは勿
論である。
の発明を適用した場合について説明を行ったが、この発
明はこれに限定されず、たとえばコンプレッサの吸入、
排気のためのリードバルブなどにも適用できることは勿
論である。
【0047】
【発明の効果】本発明は前記の如く、弁本体を弁座に対
して平行移動して開閉させるようにしたので、吸気ある
いは排気孔全体を同時に均一に開閉させることができ、
このため逆止弁の開口速度、開口度を十分に大きくで
き、例えば2サイクル機関やコンプレッサの吸気弁や排
気弁として利用することにより吸排気抵抗が非常に少な
くなり高速動作が可能となる。また吸排気抵抗が少ない
から弁本体の開閉リフト量を小さくすることも可能とな
り、それに伴い弁の開閉騒音も小さくできる。また弁本
体が弁座面に平行に移動して開閉するため、弁本体の最
大開放ストロークを規制するストッパすなわち弁受部の
位置を低くでき、またその形状も小さくて流体に対する
抵抗とならずまた、場所によらずすべての位置で一定と
なるので単純化されその加工もきわめて容易になる。
して平行移動して開閉させるようにしたので、吸気ある
いは排気孔全体を同時に均一に開閉させることができ、
このため逆止弁の開口速度、開口度を十分に大きくで
き、例えば2サイクル機関やコンプレッサの吸気弁や排
気弁として利用することにより吸排気抵抗が非常に少な
くなり高速動作が可能となる。また吸排気抵抗が少ない
から弁本体の開閉リフト量を小さくすることも可能とな
り、それに伴い弁の開閉騒音も小さくできる。また弁本
体が弁座面に平行に移動して開閉するため、弁本体の最
大開放ストロークを規制するストッパすなわち弁受部の
位置を低くでき、またその形状も小さくて流体に対する
抵抗とならずまた、場所によらずすべての位置で一定と
なるので単純化されその加工もきわめて容易になる。
【図1】本発明の一実施例の逆止弁を弁座に取り付けた
状態の断面図。
状態の断面図。
【図2】図1に示した逆止弁の平面図。
【図3】図1、図2に示した逆止弁の他の実施例を示す
平面図。
平面図。
【図4】図1、図2に示した逆止弁の他の実施例を示す
平面図。
平面図。
【図5】本発明の逆止弁を弁座に取り付けた状態の一実
施例の2サイクル機関のインテークマニホールドからシ
リンダヘッドに至るユニットの断面図。
施例の2サイクル機関のインテークマニホールドからシ
リンダヘッドに至るユニットの断面図。
【図6】図5の吸気弁ユニットを取り出して示した斜視
図。
図。
【図7】本発明の逆止弁を弁座に取り付けた状態の更に
他の実施例の2サイクル機関のインテークマニホールド
からシリンダヘッドに至るユニットの断面図。
他の実施例の2サイクル機関のインテークマニホールド
からシリンダヘッドに至るユニットの断面図。
【図8】図5、図7に示した実施例に用いたストッパの
他の例を示す断面図。
他の例を示す断面図。
【図9】図5に示した実施例の構成を他の例に適用した
場合の吸気弁の動作を示す断面図。
場合の吸気弁の動作を示す断面図。
【図10】本発明の逆止弁を弁座に取り付けた状態の更
に他の実施例の2サイクル機関のインテークマニホール
ドからシリンダヘッドに至るユニットの断面図。
に他の実施例の2サイクル機関のインテークマニホール
ドからシリンダヘッドに至るユニットの断面図。
【図11】従来の逆止弁を弁座に取り付けた状態の断面
図。
図。
F,F1−F4…流体 11、21、45、46…吸気弁 11A,11B、45A,45B,46A,46B…弾
性アーム 11C,21C、45C,46C…弁本体 12A、12B、22A,22B…固定ねじ 13、43、44…弁座 14、43A,44A…開口部 15、45F,46F…ストッパ 18、19,28,29…スリット 18A、19A…スリット最奥部 19a,19b、25a,25b、47、48…止めね
じ 20a,20b…吸気孔 41…インテークマニホールド 42…弁座ユニット 42A…弁座ユニット基体 51、60…シリンダヘッド 61…流入路 62、63…分岐路 65…分岐部材
性アーム 11C,21C、45C,46C…弁本体 12A、12B、22A,22B…固定ねじ 13、43、44…弁座 14、43A,44A…開口部 15、45F,46F…ストッパ 18、19,28,29…スリット 18A、19A…スリット最奥部 19a,19b、25a,25b、47、48…止めね
じ 20a,20b…吸気孔 41…インテークマニホールド 42…弁座ユニット 42A…弁座ユニット基体 51、60…シリンダヘッド 61…流入路 62、63…分岐路 65…分岐部材
Claims (10)
- 【請求項1】 弾性薄板部材で構成された弁本体と、 前記弁本体の支持端に連続して形成され、前記弁本体に
沿ってその自由端方向に延設された第1、第2の弾性ア
ーム部と、 を有する逆止弁。 - 【請求項2】 前記弾性薄板部材の一端から他端に向け
て所定間隔をおいて2本の切り込みを設けてこの切り込
みの間に前記弁本体を形成し、前記切り込みの先端部に
は円形の端部処理が施されてなる請求項1記載の逆止
弁。 - 【請求項3】 前記第1、第2の弾性アーム部の先端同
志が同一部材で形成された連結アームで連結されて前記
弁本体の外周部を取り囲んで形成されてなる請求項1記
載の逆止弁。 - 【請求項4】 前記第1、第2の弾性アーム部が前記弁
本体の中心線に対して線対称的に形成されてなる請求項
1記載の逆止弁。 - 【請求項5】 前記連結アームの中央部分に弁座固定部
が形成されてなる請求項1記載の逆止弁。 - 【請求項6】 流体が流通する開口を有する弁座と、 弾性薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持
端に連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端
方向に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有し、
前記弁座の開口部の流体流出側に取り付けられた逆止弁
と、 を具備してなる流体制御装置。 - 【請求項7】 流体が流入する流体受入れ部と、 この流体受入れ部に連通し流入した流体が流通する第
1、第2の開口を有する弁座と、 弾性薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持
端に連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端
方向に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有し前
記弁座の第1、第2の開口部の流体流出側に夫々取り付
けられた第1、第2の逆止弁と、 を具備してなる流体制御装置。 - 【請求項8】 前記第1、第2の開口の中心軸は前記流
体受入れ部の流心に対して互いに交わる方向に傾斜して
設けられている請求項7記載の流体制御装置。 - 【請求項9】 前記第1、第2の開口を通って導かれた
流体は互いに隔離された状態で下流に流出される請求項
7記載の流体制御装置。 - 【請求項10】 流体が流入する流体受入れ部と、 この流体受入れ部に連通し流入した流体が流通する第
1、第2の開口を有する弁座と、 弾性薄板部材で構成された弁本体と、前記弁本体の支持
端に連続して形成され、前記弁本体に沿ってその自由端
方向に延設された第1、第2の弾性アーム部とを有し前
記弁座の第1、第2の開口部の流体流出側に夫々取り付
けられた第1、第2の逆止弁と、 前記第1、第2の開口を通って導かれた流体を互いに隔
離された状態で下流に流出させる流体放出部と、 を具備し、流体受入れ部と、弁座と、前記流体放出部と
は一体に結合されてブロックとして形成されてなる流体
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32053896A JPH10160014A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 逆止弁およびこれを用いた流体制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32053896A JPH10160014A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 逆止弁およびこれを用いた流体制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160014A true JPH10160014A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18122561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32053896A Pending JPH10160014A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 逆止弁およびこれを用いた流体制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160014A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012077818A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Isuzu Motors Ltd | リードバルブ |
| KR101498251B1 (ko) * | 2014-05-26 | 2015-03-09 | (주)제이알피코퍼레이션 | 바닥을 통해 음료 주입이 이루어지는 음료 용기 |
| WO2016006771A1 (ko) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | (주)제이알피코퍼레이션 | 바닥을 통해 음료 주입이 이루어지는 음료 용기 |
| WO2016182244A1 (ko) * | 2015-05-12 | 2016-11-17 | 엔피씨㈜ | 음료 용기 및 음료 용기용 락킹부재 |
| CN114164895A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-11 | 李志辉 | 一种纯净水收集器 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP32053896A patent/JPH10160014A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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