JPH10160143A - ごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置 - Google Patents
ごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置Info
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- JPH10160143A JPH10160143A JP8312497A JP31249796A JPH10160143A JP H10160143 A JPH10160143 A JP H10160143A JP 8312497 A JP8312497 A JP 8312497A JP 31249796 A JP31249796 A JP 31249796A JP H10160143 A JPH10160143 A JP H10160143A
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Abstract
に固着するのを防止するとともに、壁面の腐食を防止す
る。 【解決手段】 ごみ処理施設において、高濃度の塩酸と
低融点のダストとを含んだ300℃〜1100℃の排ガ
ス3が流れる排ガス流路2の壁面4aの冷却方法であっ
て、排ガス流路2を形成する壁体4に冷却用通路6が形
成され、この冷却用通路6に50℃〜90℃の冷却水5
を流して壁面4aを冷却する。
Description
バーナ溶融炉,アーク溶融炉などのごみ焼却灰の溶融炉
の排ガスダクトやごみ焼却炉の排ガス冷却器などにおけ
る排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置とに関する。
ガスダクトやごみ焼却炉の排ガス冷却器などを流れる排
ガスは高濃度(数千ppm)の塩酸(HCl)や低融点
のダストなどを含んでおり、排ガスの温度は300℃〜
1100℃である。このような排ガスが上記排ガスダク
トや排ガス冷却器などの排ガス流路を流れると、これら
排ガス流路の壁面が高濃度の塩酸により腐食するため、
防食対策として、壁面を耐火材で覆っている。
ような防食対策では、防食効果はあるものの、耐火材の
表面が排ガスの温度近くまで昇温し、その結果、排ガス
に含まれる低融点ダストが融けて耐火材の表面に固着し
て成長し、排ガス流路が狭くなって閉塞してしまうとい
った問題があった。
るため、耐火材を用いる代わりに、排ガス流路の壁面の
裏側に冷却用通路を形成し、この冷却用通路に冷却水を
流して壁面を冷却することが行われた。しかしながら、
上記冷却水の温度が排ガスの酸露点温度よりも低い場合
には、排ガスに含まれる酸が結露して液滴になって壁面
に付着し、その結果、壁面の表面が塩酸を含んだ液滴に
より腐食されるといった別の問題が生じた。
騰温度よりも高い場合、冷却用通路内で冷却水の一部が
水蒸気に変化し、これによって冷却水中の不純物が冷却
用通路内で濃縮されて堆積し、その結果、壁面が裏側
(すなわち冷却用通路側)から腐食されるといった問題
が生じた。
が排ガス流路の壁面に固着するのを防止するとともに、
上記壁面の腐食を防止することを目的としたものであ
る。
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、ごみ処
理施設において、高濃度の塩酸と低融点のダストとを含
んだ300℃〜1100℃の排ガスが流れる排ガス流路
の壁面の冷却方法であって、上記排ガス流路の壁面を冷
却水で冷却し、この冷却水の温度を上記排ガスの酸露点
温度よりも高くかつ冷却水の沸騰温度よりも低い範囲に
設定したことを特徴としたものである。
により冷却されるため、排ガスに含まれる低融点ダスト
が壁面の表面に融けて固着するのを防止することができ
る。さらに、冷却水の温度を上記排ガスの酸露点温度よ
りも高くかつ冷却水の沸騰温度よりも低い範囲に設定し
たので、排ガスに含まれる酸は結露せず、このため、塩
酸を含んだ液滴が壁面の表面に付着するのを防止するこ
とができる。さらに、冷却水の一部が沸騰して水蒸気に
なるのを防止することができるため、冷却水中の不純物
が濃縮されて堆積するのを防止することができる。これ
により、排ガス流路の壁面の腐食も防止することができ
る。
0℃〜90℃の範囲に設定したことを特徴としたもので
ある。請求項3記載の発明は、ごみ処理施設において、
高濃度の塩酸と低融点のダストとを含んだ300℃〜1
100℃の排ガスが流れる排ガス流路の壁面の冷却装置
であって、排ガス流路を形成する壁面の裏側に、冷却水
が流れる冷却用通路が形成され、冷却水タンク内の冷却
水を上記冷却用通路に供給する供給ラインと、冷却用通
路内の冷却水を冷却水タンク内へ回収する回収ライン
と、上記冷却水の温度を上記排ガスの酸露点温度よりも
高くかつ冷却水の沸騰温度よりも低い範囲に調節する温
度調節手段とが設けられていることを特徴としたもので
ある。
ら供給ラインを通って冷却用通路に供給され、冷却用通
路を流れた後、回収ラインを通って冷却水タンクへ回収
される。これにより、排ガス流路の壁面が冷却水により
冷却されるため、排ガスに含まれる低融点ダストが壁面
の表面に融けて固着するのを防止することができる。
よって、排ガスの酸露点温度よりも高くかつ冷却水の沸
騰温度よりも低い範囲に調節されているので、排ガスに
含まれる酸は結露せず、このため、塩酸を含んだ液滴が
壁面の表面に付着するのを防止することができる。さら
に、冷却用通路内で冷却水の一部が沸騰して水蒸気にな
るのを防止することができるため、冷却水中の不純物が
冷却用通路内で濃縮されて堆積するのを防止することが
できる。これにより、排ガス流路の壁面の表面からの腐
食と裏側(すなわち冷却用通路側)からの腐食を防止す
ることができる。
冷却水の温度を50℃〜90℃の範囲に調節することを
特徴としたものである。
に基づいて説明する。図1に示すように、1はごみ焼却
炉やごみ焼却灰の溶融炉などのごみ処理施設に設けられ
る排ガスダクトであり、その内部には排ガス流路2が形
成されている。この排ガス流路2には、高濃度(数千p
pm)の塩酸(HCl)や低融点のダストなどを含んだ
300℃〜1100℃の排ガス3が流れている。
4aの裏側には、冷却水5が流れる冷却用通路6が形成
されている。また、上記排ガスダクト1の上流部には、
冷却水タンク7内の冷却水5を第1ポンプ8によって上
記冷却用通路6に供給する供給ライン9が接続されてい
る。さらに、上記排ガスダクト1の下流部には、冷却用
通路6内の冷却水5を冷却水タンク7内へ回収する回収
ライン10が接続されている。
によって、排ガス3の酸露点温度よりも高くかつ冷却水
5の沸騰温度よりも低い範囲、すなわち50℃〜90℃
の範囲に調節されている。
ク7からオーバーフローした冷却水5を貯める水槽12
と、この水槽12内の冷却水5を冷却塔13へ送流する
第2ポンプ14と、上記冷却塔13で排ガス3の酸露点
温度よりも低温に冷却された冷却水5を上記供給ライン
9へ戻す戻しライン15と、この戻しライン15を流れ
る冷却水5の流量を調節する第1流量調節弁16と、上
記供給ライン9を流れる冷却水5の流量を調節する第2
流量調節弁17と、上記供給ライン9を流れる冷却水5
の温度に応じて第1流量調節弁16を制御するとともに
上記回収ライン10を流れる冷却水5の温度に応じて第
2流量調節弁17を制御する制御装置18とで構成され
ている。
17とはそれぞれ電磁弁である。また、上記供給ライン
9を流れる冷却水5の温度は第1温度計19で検出さ
れ、上記回収ライン10を流れる冷却水5の温度は第2
温度計20で検出され、制御装置18はこれら第1温度
計19と第2温度計20との各温度検出値に基づいて第
1流量調節弁16と第2流量調節弁17とをそれぞれ開
閉する。
図2に示す排ガス3中の塩酸ガス濃度と酸露点温度との
グラフにおいて、例えば、排ガス3中の塩酸ガス濃度が
3000ppmで排ガス3中の水分が10vol%の場
合、酸露点温度は約55℃である。これに対して、温度
調節手段11によって、冷却水タンク7内の冷却水5と
回収ライン10を流れる冷却水5との温度が80℃に調
節され、戻しライン15を流れる冷却水5の温度が冷却
塔13で20℃まで冷却され、供給ライン9を流れる冷
却水5の温度が60℃に調節される。 冷却水5の流れ
は、第1ポンプ8が駆動することにより、冷却水5が、
冷却水タンク7から供給ライン9を通って冷却用通路6
に供給され、冷却用通路6を流れた後、回収ライン10
を通って冷却水タンク7へ回収される。また、冷却水タ
ンク7からオーバーフローした冷却水5は、水槽12か
ら第2ポンプ14により冷却塔13へ送流され、冷却塔
13で冷却された後、戻しライン15を通って上記供給
ライン9に戻される。
却されるため、排ガス3に含まれる低融点ダストが壁面
4aの表面に融けて固着するのを防止することができ
る。尚、この理由は、上記低融点ダストの融点が300
℃以上であるのに対して、壁面4aの表面温度が300
℃に達しないため、低融点ダストは融けずに固体のまま
の状態であり、したがって、壁面4aに固着することは
ない。
は、60℃〜80℃に調節され、上記排ガス3の酸露点
温度(約55℃)よりも高くかつ冷却水5の沸騰温度
(100℃)よりも低い範囲であるため、排ガス3に含
まれる酸は結露せず、したがって、塩酸を含んだ液滴が
壁面4aの表面に付着するのを防止することができる。
さらに、冷却用通路6内で冷却水5の一部が沸騰して水
蒸気になるのを防止することができるため、冷却水5中
の不純物が冷却用通路6内で濃縮されて堆積するのを防
止することができる。これにより、排ガス流路2の壁面
4aの表面からの腐食と裏側(すなわち冷却用通路6
側)からの腐食を防止することができる。尚、上記供給
ライン9を流れる冷却水5の温度が60℃よりも低下し
た場合、この低下した冷却水5の温度は第1温度計19
で検出され、これに基づいて、制御装置18が第1流量
調節弁16を絞って戻しライン15から供給ライン9へ
戻される温度20℃の冷却水5の量を減少させる。これ
により、供給ライン9を流れる冷却水5の温度が上昇し
て60℃に保たれる。これとは逆に、供給ライン9を流
れる冷却水5の温度が60℃よりも上昇した場合は、制
御装置18が第1流量調節弁16をさらに開いて戻しラ
イン15から供給ライン9へ戻される温度20℃の冷却
水5の量を増加させることにより、供給ライン9を流れ
る冷却水5の温度が低下して60℃に保たれる。
温度が80℃よりも上昇した場合、この上昇した冷却水
5の温度は第2温度計20で検出され、これに基づい
て、制御装置18が第2流量調節弁17をさらに開いて
供給ライン9から冷却用通路6へ供給される温度60℃
の冷却水5の量を増加させる。これにより、冷却用通路
6から回収ライン10へ流れ込む冷却水5の温度が低下
して80℃に保たれる。これとは逆に、回収ライン10
を流れる冷却水5の温度が80℃よりも低下した場合
は、制御装置18が第2流量調節弁17を絞って供給ラ
イン9から冷却用通路6へ供給される温度60℃の冷却
水5の量を減少させることにより、冷却用通路6から回
収ライン10へ流れ込む冷却水5の温度が上昇して80
℃に保たれる。
温度が約55℃の排ガス3を対象にしたため、冷却用通
路6に供給される冷却水5が60℃になるように設定す
るとともに冷却用通路6から排出される冷却水5が80
℃になるように設定しているが、ごみ焼却炉や灰溶融炉
で実際に発生する排ガス3の酸露点温度は40℃〜80
℃の範囲内であるため、この範囲の酸露点温度に応じ
て、上記冷却水5の温度範囲を50℃〜90℃とし、こ
の温度範囲から排ガス3の酸露点温度よりも高い最適な
冷却水5の温度を設定すればよい。
形成された排ガス流路2の壁面4aを冷却水5で冷却し
ているが、排ガスダクト1に限らず、排ガス冷却器内に
形成された排ガス流路の壁面や空気予熱器内に形成され
た排ガス流路の壁面、あるいはその他の機器に形成され
た排ガス流路の壁面に対しても同様の効果が発揮され
る。
イン15へ流れる冷却水5を冷却塔13で冷却温度20
℃まで冷却しているが、20℃に限らず、供給ライン9
を流れる冷却水5の温度より低い冷却温度に冷却すれば
よい。
排ガスに含まれる低融点ダストが排ガス流路の壁面の表
面に固着するのを防止することができるとともに、排ガ
ス流路の壁面の腐食も防止することができる。
である。
との関係を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ごみ処理施設において、高濃度の塩酸と
低融点のダストとを含んだ300℃〜1100℃の排ガ
スが流れる排ガス流路の壁面の冷却方法であって、上記
排ガス流路の壁面を冷却水で冷却し、この冷却水の温度
を上記排ガスの酸露点温度よりも高くかつ冷却水の沸騰
温度よりも低い範囲に設定したことを特徴とするごみ処
理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法。 - 【請求項2】 冷却水の温度を50℃〜90℃の範囲に
設定したことを特徴とする請求項1記載のごみ処理施設
における排ガス流路の壁面の冷却方法。 - 【請求項3】 ごみ処理施設において、高濃度の塩酸と
低融点のダストとを含んだ300℃〜1100℃の排ガ
スが流れる排ガス流路の壁面の冷却装置であって、排ガ
ス流路の壁面の裏側に、冷却水が流れる冷却用通路が形
成され、冷却水タンク内の冷却水を上記冷却用通路に供
給する供給ラインと、冷却用通路内の冷却水を冷却水タ
ンク内へ回収する回収ラインと、上記冷却水の温度を上
記排ガスの酸露点温度よりも高くかつ冷却水の沸騰温度
よりも低い範囲に調節する温度調節手段とが設けられて
いることを特徴とするごみ処理施設における排ガス流路
の壁面の冷却装置。 - 【請求項4】 温度調節手段は、冷却水の温度を50℃
〜90℃の範囲に調節することを特徴とする請求項3記
載のごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31249796A JP3380127B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | ごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31249796A JP3380127B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | ごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160143A true JPH10160143A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3380127B2 JP3380127B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18029936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31249796A Expired - Lifetime JP3380127B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | ごみ処理施設における排ガス流路の壁面の冷却方法と冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3380127B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002531813A (ja) * | 1998-12-01 | 2002-09-24 | ソシエテ ジェネラル プール レ テクニーク ヌーヴェル − エスジェエヌ | 廃棄物、特に放射性廃棄物を焼却し且つガラス化する方法と装置 |
| JP2010203647A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 排熱回収方法および排熱回収システム |
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-
1996
- 1996-11-25 JP JP31249796A patent/JP3380127B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2010203647A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 排熱回収方法および排熱回収システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3380127B2 (ja) | 2003-02-24 |
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