JPH10160464A - 認識対象物体の位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法 - Google Patents
認識対象物体の位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法Info
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- JPH10160464A JPH10160464A JP32412196A JP32412196A JPH10160464A JP H10160464 A JPH10160464 A JP H10160464A JP 32412196 A JP32412196 A JP 32412196A JP 32412196 A JP32412196 A JP 32412196A JP H10160464 A JPH10160464 A JP H10160464A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】円柱などの特定形状の対象物の3次元的な位置
と姿勢を、画像から測定できるようにする。 【解決手段】特定形状の認識対象物体にスリット光を照
射し、スリット照射画像とスリット無し画像からスリッ
トパターンを抽出し、認識対象物体の縦方向の輪郭線位
置を求めるスリットパターン抽出手段4と、認識対象物
体の3次元モデルを保有し、この3次元モデルの投影像
を算出するど共に、当てはまり程度を示す情報に基づい
て3次元モデルの3次元的位置姿勢を修正して前記認識
対象物体と比較照合するための投影像を得るモデル投影
像生成手段7と、認識対象モデルの位置姿勢を修正し
て、前記認識対象物体の特徴線を当てはめる特徴線当て
はめ手段6と、当てはめ程度の最良の3次元モデル投影
像の位置・姿勢情報を、前記モデル投影像生成手段より
得て出力する結果出力手段8とを具備する。
と姿勢を、画像から測定できるようにする。 【解決手段】特定形状の認識対象物体にスリット光を照
射し、スリット照射画像とスリット無し画像からスリッ
トパターンを抽出し、認識対象物体の縦方向の輪郭線位
置を求めるスリットパターン抽出手段4と、認識対象物
体の3次元モデルを保有し、この3次元モデルの投影像
を算出するど共に、当てはまり程度を示す情報に基づい
て3次元モデルの3次元的位置姿勢を修正して前記認識
対象物体と比較照合するための投影像を得るモデル投影
像生成手段7と、認識対象モデルの位置姿勢を修正し
て、前記認識対象物体の特徴線を当てはめる特徴線当て
はめ手段6と、当てはめ程度の最良の3次元モデル投影
像の位置・姿勢情報を、前記モデル投影像生成手段より
得て出力する結果出力手段8とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば配電作業ロ
ボットや知能ロボット制御において、碍子などの作業対
象を認識対象物体とし、その位置姿勢を画像により認識
するための位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法に
関する。
ボットや知能ロボット制御において、碍子などの作業対
象を認識対象物体とし、その位置姿勢を画像により認識
するための位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット技術の発展に伴い、産業分野の
みならず、様々な分野でロボットが活躍するようになっ
た。そして、近年では、高所など危険な環境下における
設備の部品交換、保守等作業をロボットに代行させる研
究が活発に行われている。
みならず、様々な分野でロボットが活躍するようになっ
た。そして、近年では、高所など危険な環境下における
設備の部品交換、保守等作業をロボットに代行させる研
究が活発に行われている。
【0003】このような危険な環境下における設備の部
品交換、保守などの作業を行うためのロボット(危険環
境下用の作業ロボット)は、ロボットの動作制御を人間
の手による遠隔操作により行う方式がとられているが、
人手を要し、かつ、操作に熟練を要するなどの扱いの面
での課題を抱えることから、当該作業ロボットにTVカ
メラを搭載し、その画像を用いて自律的に対象物体を認
識し、作業を行うことができるようにする自律型作業ロ
ボッートの実現が強く望まれている。
品交換、保守などの作業を行うためのロボット(危険環
境下用の作業ロボット)は、ロボットの動作制御を人間
の手による遠隔操作により行う方式がとられているが、
人手を要し、かつ、操作に熟練を要するなどの扱いの面
での課題を抱えることから、当該作業ロボットにTVカ
メラを搭載し、その画像を用いて自律的に対象物体を認
識し、作業を行うことができるようにする自律型作業ロ
ボッートの実現が強く望まれている。
【0004】自律型作業ロボットの実現には、作業対象
の3次元的な位置および姿勢を、入力画像から画像処理
により認識する位置姿勢認識装置が不可欠である。対象
物体の形状が既知であれば、単眼視のカメラによっても
物体の位置および姿勢が測定可能であることから、単眼
視の物体認識の研究が盛んに行われている。
の3次元的な位置および姿勢を、入力画像から画像処理
により認識する位置姿勢認識装置が不可欠である。対象
物体の形状が既知であれば、単眼視のカメラによっても
物体の位置および姿勢が測定可能であることから、単眼
視の物体認識の研究が盛んに行われている。
【0005】特に人工物体には円柱形状の物体や、ま
た、回転対称(点対象)な形状ではあるが、単なる円柱
形状でなく、円柱または円錐台をその軸方向に積み重ね
ることによってできる形状、つまり、軸方向に膨らみや
窪みを持つような形状(例えば、瓢箪型など)の物体
が、数多く存在する。このような形状を本明細書では以
後、「一般化された円柱」と呼ぶことにする。
た、回転対称(点対象)な形状ではあるが、単なる円柱
形状でなく、円柱または円錐台をその軸方向に積み重ね
ることによってできる形状、つまり、軸方向に膨らみや
窪みを持つような形状(例えば、瓢箪型など)の物体
が、数多く存在する。このような形状を本明細書では以
後、「一般化された円柱」と呼ぶことにする。
【0006】そして、これらの「一般化された円柱」形
状の位置および姿勢の認識は、自律型作業ロボットを実
現するための重要な要素である。自律型作業ロボットの
一つの利用例として、例えば、電柱上の配電線工事を行
なうロボットを考えてみると、ロボットが作業を行なう
ために認識すべき対象の形状は、限られたものである。
状の位置および姿勢の認識は、自律型作業ロボットを実
現するための重要な要素である。自律型作業ロボットの
一つの利用例として、例えば、電柱上の配電線工事を行
なうロボットを考えてみると、ロボットが作業を行なう
ために認識すべき対象の形状は、限られたものである。
【0007】その中で、最も重要な認識対象と考えられ
る装柱や碍子は、一般化された円柱形状の物体である。
そして、単眼視カメラにより撮影したこのような例え
ば、電柱上の碍子の如き既知対象についての画像情報に
基づいて、物体の3次元位置および姿勢を認識するため
の方法としては、投影像を図形としてとらえ、図形的な
パターンマッチング手法を応用する方法がある。
る装柱や碍子は、一般化された円柱形状の物体である。
そして、単眼視カメラにより撮影したこのような例え
ば、電柱上の碍子の如き既知対象についての画像情報に
基づいて、物体の3次元位置および姿勢を認識するため
の方法としては、投影像を図形としてとらえ、図形的な
パターンマッチング手法を応用する方法がある。
【0008】この場合、対象物体の投影像の形状と、予
め記憶されている対象物体の見え方のパターンとを比較
することによって、物体の位置と姿勢を認識する。しか
しながら、「一般化された円柱」形状の物体が、3次元
的に自由に位置と姿勢を変えることができる場合は、対
象の見え方にはつぎの5種の変化要素がある。すなわ
ち、“大きさ”、“画面上の傾き”、“奥行き方向の傾
き”、“中心の軸方向の位置”、“中心の軸と垂直方向
の位置”の計5種の変化要素である。
め記憶されている対象物体の見え方のパターンとを比較
することによって、物体の位置と姿勢を認識する。しか
しながら、「一般化された円柱」形状の物体が、3次元
的に自由に位置と姿勢を変えることができる場合は、対
象の見え方にはつぎの5種の変化要素がある。すなわ
ち、“大きさ”、“画面上の傾き”、“奥行き方向の傾
き”、“中心の軸方向の位置”、“中心の軸と垂直方向
の位置”の計5種の変化要素である。
【0009】そして、全ての変化要素を考慮すると見え
方のパターンは無限となってしまうため、図形的なパタ
ーンマッチング手法を用いる場合は、“大きさを固定す
る”、あるいは、“奥行き方向の回転を固定する”など
の方法で、用意するパターンを制限する必要があった。
方のパターンは無限となってしまうため、図形的なパタ
ーンマッチング手法を用いる場合は、“大きさを固定す
る”、あるいは、“奥行き方向の回転を固定する”など
の方法で、用意するパターンを制限する必要があった。
【0010】このため、物体の3次元位置及び姿勢を認
識する他の手法としては、画像中から対象物体の形状の
特徴を示す2次元の画像特徴点を抽出し、組合せの手法
を用いて対象物体の特徴点と対応づけ、物体の3次元位
置及び姿勢を認識する手法がよく用いられる。
識する他の手法としては、画像中から対象物体の形状の
特徴を示す2次元の画像特徴点を抽出し、組合せの手法
を用いて対象物体の特徴点と対応づけ、物体の3次元位
置及び姿勢を認識する手法がよく用いられる。
【0011】しかしながら、「一般化された円柱」形状
の物体を、その形状の特徴点を抽出して認識しようとす
る場合には、対象物である当該「一般化された円柱」形
状の物体が表面滑らかな形状であるが故に、特徴点とな
り得る突起物や角の点が存在せず、従って、画像中から
特徴点を抽出することが困難であるという問題がある。
の物体を、その形状の特徴点を抽出して認識しようとす
る場合には、対象物である当該「一般化された円柱」形
状の物体が表面滑らかな形状であるが故に、特徴点とな
り得る突起物や角の点が存在せず、従って、画像中から
特徴点を抽出することが困難であるという問題がある。
【0012】特徴点を抽出するのでなく、特徴的な直
線、あるいは特徴的な曲線を抽出し、認識対象物体との
対応に基づいて認識を行う手法もある。この手法は、例
えば、対象物体が円柱形状の場合は、楕円形状や平行線
を抽出し、その形状から物体の認識を行うといったもの
である。
線、あるいは特徴的な曲線を抽出し、認識対象物体との
対応に基づいて認識を行う手法もある。この手法は、例
えば、対象物体が円柱形状の場合は、楕円形状や平行線
を抽出し、その形状から物体の認識を行うといったもの
である。
【0013】この場合、正確な測定を行うためには、楕
円形状は全円周状に輪郭線が抽出されることが望まし
い。しかし、円柱形状の上下に物体が接している場合に
は、全円周状の輪郭線は抽出することができず、楕円弧
の一部として抽出されることが多く、正確な位置と姿勢
の測定は困難になる。また、「円柱」または「一般化さ
れた円柱」の場合、両側の輪郭線は物体固有の稜線とし
て現れる輪郭線ではなく、遮蔽輪郭線と呼ばれる輪郭線
であって、特に対象物体領域と背景領域の差が明確でな
い場合には、楕円形状の輪郭線を抽出する画像処理をそ
のまま利用しても抽出は難しい。
円形状は全円周状に輪郭線が抽出されることが望まし
い。しかし、円柱形状の上下に物体が接している場合に
は、全円周状の輪郭線は抽出することができず、楕円弧
の一部として抽出されることが多く、正確な位置と姿勢
の測定は困難になる。また、「円柱」または「一般化さ
れた円柱」の場合、両側の輪郭線は物体固有の稜線とし
て現れる輪郭線ではなく、遮蔽輪郭線と呼ばれる輪郭線
であって、特に対象物体領域と背景領域の差が明確でな
い場合には、楕円形状の輪郭線を抽出する画像処理をそ
のまま利用しても抽出は難しい。
【0014】このために、例えば、特公平6−5628
7号公報(後藤:円柱形状物の位置検出装置)では、認
識する物体として円柱形状に対象を限定して、円柱軸に
対して斜め上の方向から、能動的な照明を投射し、上方
に取り付けたカメラから円柱形状物体の投影像を撮影す
ることで、遮蔽輪郭線を影として能動的に抽出すると云
った手法を採用している。そして、その投影像の形状か
ら3次元的な位置を検出するようにしている。
7号公報(後藤:円柱形状物の位置検出装置)では、認
識する物体として円柱形状に対象を限定して、円柱軸に
対して斜め上の方向から、能動的な照明を投射し、上方
に取り付けたカメラから円柱形状物体の投影像を撮影す
ることで、遮蔽輪郭線を影として能動的に抽出すると云
った手法を採用している。そして、その投影像の形状か
ら3次元的な位置を検出するようにしている。
【0015】しかし、この方法では、物体とカメラの位
置関係が極めて限定されている。そのため、対象物とカ
メラが離れた位置関係にある場合は、当該方法を適用す
ることは不可能である。例えば、電柱上の配電線工事を
行なう自律型作業ロボットのための物体認識に画像処理
技術を利用しようとする場合は、認識対象の物体とカメ
ラの位置関係はそもそも未知であるし、認識対象の物体
に対するカメラの位置は物体の上方方向にあるのではな
く、横方向にあって、しかも、認識対象物体から離れた
所から横方向の撮影視野を以て撮影する場合が多いと考
えられるからである。
置関係が極めて限定されている。そのため、対象物とカ
メラが離れた位置関係にある場合は、当該方法を適用す
ることは不可能である。例えば、電柱上の配電線工事を
行なう自律型作業ロボットのための物体認識に画像処理
技術を利用しようとする場合は、認識対象の物体とカメ
ラの位置関係はそもそも未知であるし、認識対象の物体
に対するカメラの位置は物体の上方方向にあるのではな
く、横方向にあって、しかも、認識対象物体から離れた
所から横方向の撮影視野を以て撮影する場合が多いと考
えられるからである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】電柱上の配電線工事を
行なう用途のロボットを実現する上で、認識できなけれ
ばならない対象物の一つに例えば碍子があるが、当該碍
子などのような「一般化された円柱」形状の物体をカメ
ラでとらえてその画像から認識しようとする場合、図形
的なパターンマッチングの手法や、画像の特徴点、特徴
線の抽出と組合わせを利用する方法、あるいは能動的な
光を照射する方法などの画像認識技術の適用が考えられ
る。
行なう用途のロボットを実現する上で、認識できなけれ
ばならない対象物の一つに例えば碍子があるが、当該碍
子などのような「一般化された円柱」形状の物体をカメ
ラでとらえてその画像から認識しようとする場合、図形
的なパターンマッチングの手法や、画像の特徴点、特徴
線の抽出と組合わせを利用する方法、あるいは能動的な
光を照射する方法などの画像認識技術の適用が考えられ
る。
【0017】しかしながら、従来における図形的なパタ
ーンマッチング手法を用いると、用意しなければならな
いパターンが膨大になり、また、特徴点の抽出と組合せ
の手法を用いると、認識対象が「一般化された円柱」形
状の物体である場合には画像中から特徴点や特徴線の抽
出が困難であり、能動的な光を照射する方法ではカメラ
位置が認識対象の上方にある必要があって、用途が限定
されるという問題があった。
ーンマッチング手法を用いると、用意しなければならな
いパターンが膨大になり、また、特徴点の抽出と組合せ
の手法を用いると、認識対象が「一般化された円柱」形
状の物体である場合には画像中から特徴点や特徴線の抽
出が困難であり、能動的な光を照射する方法ではカメラ
位置が認識対象の上方にある必要があって、用途が限定
されるという問題があった。
【0018】従って、電柱上の配電線工事を行なう用途
の自律型作業ロボットを実現する上で、認識できなけれ
ばならない碍子の認識技術の早急な確立が嘱望されてい
る。そこで、この発明の目的とするところは、「円柱」
形状および「一般化された円柱」形状物体について、そ
の位置と姿勢をカメラ画像から測定できるようにする位
置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法を提供すること
にある。
の自律型作業ロボットを実現する上で、認識できなけれ
ばならない碍子の認識技術の早急な確立が嘱望されてい
る。そこで、この発明の目的とするところは、「円柱」
形状および「一般化された円柱」形状物体について、そ
の位置と姿勢をカメラ画像から測定できるようにする位
置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、特定形状の認識対象物体を撮像した画像を
入力する画像入力手段と、前記特定形状の認識対象物体
に能動的にスリット光を照射するスリット光照射装置
と、前記画像入力手段から得た画像から画像処理により
スリット光の投影パターンを抽出するスリットパターン
抽出手段と、前記画像入力手段から得た画像と、スリッ
トパターン抽出手段から得た情報から、前記認識対象物
体のスリット光の投影パターンに交差する輪郭線を抽出
する経線抽出手段と、前記特定形状の認識対象物体の3
次元モデルを保有し、この3次元モデルの投影像を算出
すると共に、当てはまり程度を示す情報に基づいて3次
元モデルの3次元的位置姿勢を修正して前記認識対象物
体と比較照合するための投影像を得るモデル投影像生成
手段と、前記画像入力手段から得た画像から、前記認識
対象物体の画像特徴と、前記モデル投影像生成手段によ
り得られた投影像を照合比較して当てはめの程度を判別
し、前記認識対象モデルの位置姿勢を修正して、前記認
識対象物体の形状から生する特徴線を当てはめる特徴線
当てはめ手段と、前記当てはめ程度の最良の3次元モデ
ル投影像の位置・姿勢情報を、前記モデル投影像生成手
段より得て出力する結果出力手段とを具備することを特
徴とする。
に本発明は、特定形状の認識対象物体を撮像した画像を
入力する画像入力手段と、前記特定形状の認識対象物体
に能動的にスリット光を照射するスリット光照射装置
と、前記画像入力手段から得た画像から画像処理により
スリット光の投影パターンを抽出するスリットパターン
抽出手段と、前記画像入力手段から得た画像と、スリッ
トパターン抽出手段から得た情報から、前記認識対象物
体のスリット光の投影パターンに交差する輪郭線を抽出
する経線抽出手段と、前記特定形状の認識対象物体の3
次元モデルを保有し、この3次元モデルの投影像を算出
すると共に、当てはまり程度を示す情報に基づいて3次
元モデルの3次元的位置姿勢を修正して前記認識対象物
体と比較照合するための投影像を得るモデル投影像生成
手段と、前記画像入力手段から得た画像から、前記認識
対象物体の画像特徴と、前記モデル投影像生成手段によ
り得られた投影像を照合比較して当てはめの程度を判別
し、前記認識対象モデルの位置姿勢を修正して、前記認
識対象物体の形状から生する特徴線を当てはめる特徴線
当てはめ手段と、前記当てはめ程度の最良の3次元モデ
ル投影像の位置・姿勢情報を、前記モデル投影像生成手
段より得て出力する結果出力手段とを具備することを特
徴とする。
【0020】本発明では、認識対象を撮像する撮像手段
から得られる画像の画像特徴と、用意した前記認識対象
の3次元モデルの投影像を比較し、その当てはまりの程
度を検証して、この検証結果に応じ前記モデルの位置姿
勢を逐次修正して得た投影像と前記画像特徴とを再び照
合して当てはまりの程度を検証し、最も良く当てはまる
投影像を求めてその求めた最も良く当てはまる投影像か
ら前記認識対象の位置と姿勢の情報を求めることによ
り、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識する。
から得られる画像の画像特徴と、用意した前記認識対象
の3次元モデルの投影像を比較し、その当てはまりの程
度を検証して、この検証結果に応じ前記モデルの位置姿
勢を逐次修正して得た投影像と前記画像特徴とを再び照
合して当てはまりの程度を検証し、最も良く当てはまる
投影像を求めてその求めた最も良く当てはまる投影像か
ら前記認識対象の位置と姿勢の情報を求めることによ
り、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識する。
【0021】具体的には特定形状の認識対象物体を撮像
した画像から、スリットパターン抽出手段、経線抽出手
段、特徴線当てはめ手段などで、その認識対象物体の画
像特徴を抽出し、また、モデル投影像生成手段は、保有
している前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを
用いて、この3次元モデルの投影像を算出すると共に、
当てはまり判断手段の判別した当てはまり程度に基づい
て3次元モデルの3次元的な位置と姿勢を修正して前記
認識対象物体と比較照合するための投影像を得る。
した画像から、スリットパターン抽出手段、経線抽出手
段、特徴線当てはめ手段などで、その認識対象物体の画
像特徴を抽出し、また、モデル投影像生成手段は、保有
している前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを
用いて、この3次元モデルの投影像を算出すると共に、
当てはまり判断手段の判別した当てはまり程度に基づい
て3次元モデルの3次元的な位置と姿勢を修正して前記
認識対象物体と比較照合するための投影像を得る。
【0022】また、抽出の困難な輪郭線に関してはスリ
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
【0023】前記モデル投影像生成手段は、スリットパ
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
【0024】このように、認識対象を撮像した画像情報
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデールの投影像と比較して、その当てはまり
の程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにし
て、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識するよ
うにした。
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデールの投影像と比較して、その当てはまり
の程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにし
て、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識するよ
うにした。
【0025】従って、「円柱」形状や「一般化された円
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明では、認識対象を撮像する
撮像手段から得られる画像の画像特徴と、用意した前記
認識対象の3次元モデルの投影像を比較し、その当ては
まりの程度を検証して、この検証結果に応じ前記モデル
の位置姿勢を逐次修正して得た投影像と前記画像特徴と
を再び照合して当てはまりの程度を検証し、最も良く当
てはまる投影像を求めてその求めた最も良く当てはまる
投影像から前記認識対象の位置と姿勢の情報を求めるこ
とにより、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識
するようにする。
撮像手段から得られる画像の画像特徴と、用意した前記
認識対象の3次元モデルの投影像を比較し、その当ては
まりの程度を検証して、この検証結果に応じ前記モデル
の位置姿勢を逐次修正して得た投影像と前記画像特徴と
を再び照合して当てはまりの程度を検証し、最も良く当
てはまる投影像を求めてその求めた最も良く当てはまる
投影像から前記認識対象の位置と姿勢の情報を求めるこ
とにより、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識
するようにする。
【0027】具体的には認識対象物体を特定形状のもの
とし、その認識対象物体を撮像した画像から、スリット
パターン抽出手段、経線抽出手段、特徴線当てはめ手段
などで、その認識対象物体の画像特徴を抽出する。ま
た、モデル投影像生成手段は、保有している前記特定形
状の認識対象物体の3次元モデルを用いて、この3次元
モデルの投影像を算出すると共に、当てはまり判断手段
の判別した当てはまり程度に基づいて3次元モデルの3
次元的な位置と姿勢を修正して前記認識対象物体と比較
照合するための投影像を得る。
とし、その認識対象物体を撮像した画像から、スリット
パターン抽出手段、経線抽出手段、特徴線当てはめ手段
などで、その認識対象物体の画像特徴を抽出する。ま
た、モデル投影像生成手段は、保有している前記特定形
状の認識対象物体の3次元モデルを用いて、この3次元
モデルの投影像を算出すると共に、当てはまり判断手段
の判別した当てはまり程度に基づいて3次元モデルの3
次元的な位置と姿勢を修正して前記認識対象物体と比較
照合するための投影像を得る。
【0028】また、抽出の困難な輪郭線に関してはスリ
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
【0029】前記モデル投影像生成手段は、スリットパ
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
【0030】このように、認識対象を撮像した画像情報
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデールの投影像と比較して、その当てはまり
の程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにす
ることにより、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を
認識するようにした。
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデールの投影像と比較して、その当てはまり
の程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにす
ることにより、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を
認識するようにした。
【0031】従って、「円柱」形状や「一般化された円
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。以下、本発明の具体例について、
図面を参照して説明する。
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。以下、本発明の具体例について、
図面を参照して説明する。
【0032】(具体例)図1は本発明の位置姿勢認識装
置を適用した円柱形状物体認識装置の概略構成ブロック
図である。まず、図1に示す本装置の構成を説明する。
円柱形状物体認識装置は、TVカメラ1、スリット光照
射手段2、画像入力部3、スリットパターン抽出手段
4、経線抽出手段5、特徴線当てはめ手段6、モデル投
影像生成手段7、結果出力手段8からなる。
置を適用した円柱形状物体認識装置の概略構成ブロック
図である。まず、図1に示す本装置の構成を説明する。
円柱形状物体認識装置は、TVカメラ1、スリット光照
射手段2、画像入力部3、スリットパターン抽出手段
4、経線抽出手段5、特徴線当てはめ手段6、モデル投
影像生成手段7、結果出力手段8からなる。
【0033】このうちTVカメラ1は、ビデオカメラな
どの撮像装置であって、認識対象である円柱状物体が入
力されるように設置され、対象物体の近傍領域を撮影し
てその撮影した像を画像信号として出力するものであ
る。
どの撮像装置であって、認識対象である円柱状物体が入
力されるように設置され、対象物体の近傍領域を撮影し
てその撮影した像を画像信号として出力するものであ
る。
【0034】スリット光照射手段2は、パターン形状が
十字型の光を、認識対象物の表面に投影するための装置
であり、スリット光の照射パターンが十字型になるよう
なスリッ卜装置が取り付けられていて、対象物体の輪郭
線のうちで画像処理だけでは抽出が困難な輪郭線を横切
ってパターン形状十字型の光を照射するように、カメラ
近傍位置に配置されている。スリット光照射手段2によ
り認識対象物体の表面に投影された十字型パターン形状
の光の像は当然、TVカメラ1で撮像できる位置関係に
なるようにTVカメラ1とスリット光照射手段2の配置
関係は保たれるものとする。
十字型の光を、認識対象物の表面に投影するための装置
であり、スリット光の照射パターンが十字型になるよう
なスリッ卜装置が取り付けられていて、対象物体の輪郭
線のうちで画像処理だけでは抽出が困難な輪郭線を横切
ってパターン形状十字型の光を照射するように、カメラ
近傍位置に配置されている。スリット光照射手段2によ
り認識対象物体の表面に投影された十字型パターン形状
の光の像は当然、TVカメラ1で撮像できる位置関係に
なるようにTVカメラ1とスリット光照射手段2の配置
関係は保たれるものとする。
【0035】スリット光照射手段2は、白熱灯、水銀灯
など比較的強力な照明装置を用いて構成すれば何でも良
いが、本具体例ではレーザスリット光照射装置を使用す
ることとして説明する。
など比較的強力な照明装置を用いて構成すれば何でも良
いが、本具体例ではレーザスリット光照射装置を使用す
ることとして説明する。
【0036】画像入力部3は、TVカメラ1から送信さ
れる画像信号をディジタル化して入力するためのもので
あり、また、スリット光照射手段2の照射スイッチを制
御してスリット光が照射された時点の画像や、スリット
光が照射されていない時点の画像を選択して入力する機
能を有する。
れる画像信号をディジタル化して入力するためのもので
あり、また、スリット光照射手段2の照射スイッチを制
御してスリット光が照射された時点の画像や、スリット
光が照射されていない時点の画像を選択して入力する機
能を有する。
【0037】スリットパターン抽出手段4は、画像入力
部3から送信されるスリット光が照射された時点でのデ
ィジタル画像と、スリット光が照射されていない時点で
のディジタル画像を処理し(処理の方法は後で詳しく説
明する)、画像中のスリットパターンを抽出し、その位
置情報をモデル投影像生成手段7から受信し、スリット
光が照射されていない時点のディジタル画像を画像入力
部3から受信し、その位置情報を用いて画像に対して画
像処理を施すことにより、スリットパターンに交差する
輪郭線を抽出する機能を有し、抽出結果をメモリ上に保
持したモデル投影像生成手段7の要求に対してデータを
送信する機能を有する。
部3から送信されるスリット光が照射された時点でのデ
ィジタル画像と、スリット光が照射されていない時点で
のディジタル画像を処理し(処理の方法は後で詳しく説
明する)、画像中のスリットパターンを抽出し、その位
置情報をモデル投影像生成手段7から受信し、スリット
光が照射されていない時点のディジタル画像を画像入力
部3から受信し、その位置情報を用いて画像に対して画
像処理を施すことにより、スリットパターンに交差する
輪郭線を抽出する機能を有し、抽出結果をメモリ上に保
持したモデル投影像生成手段7の要求に対してデータを
送信する機能を有する。
【0038】特徴線当てはめ手段6は、画像入力部3か
ら送信されるスリット光が照射されていない時点のディ
ジタル画像の画像特徴を抽出し、モデル投影像生成手段
7から送信される認識対象物体の3次元モデルの対応す
る特徴線の投影位置と、前記画像特徴を比較し(処理の
方法は後で詳しく説明する)、最適な当てはめ位置を算
出する機能を有する。
ら送信されるスリット光が照射されていない時点のディ
ジタル画像の画像特徴を抽出し、モデル投影像生成手段
7から送信される認識対象物体の3次元モデルの対応す
る特徴線の投影位置と、前記画像特徴を比較し(処理の
方法は後で詳しく説明する)、最適な当てはめ位置を算
出する機能を有する。
【0039】モデル投影像生成手段7は、認識対象物体
の3次元モデルの構造データと位置と姿勢のデータを保
有し、モデルの投影像を生成する。また、スリットパタ
ーン抽出手段4や経線抽出手段5から送信されるモデル
の2次元的な存在位置を示すデータからモデルの3次元
位置を逆算し、認識対象物体の3次元モデルの位置と姿
勢のデータを修正する機能も有する。
の3次元モデルの構造データと位置と姿勢のデータを保
有し、モデルの投影像を生成する。また、スリットパタ
ーン抽出手段4や経線抽出手段5から送信されるモデル
の2次元的な存在位置を示すデータからモデルの3次元
位置を逆算し、認識対象物体の3次元モデルの位置と姿
勢のデータを修正する機能も有する。
【0040】結果出力手段8は、最終的な認識結果を出
力する機能を有し、例えば認識物体の3次元的な位置と
姿勢を数値として出力したり、入力された画像の上に認
識結果に基づいてモデル投影像を上書き表示したりす
る。
力する機能を有し、例えば認識物体の3次元的な位置と
姿勢を数値として出力したり、入力された画像の上に認
識結果に基づいてモデル投影像を上書き表示したりす
る。
【0041】以上のような構成の本発明の動作を説明す
る。本システムをロボットの視覚システムとして搭載し
た自律型作業ロボットの動作環境として、電柱上の配電
線工事を例に挙げて説明する。この動作環境では自律型
作業ロボットは作業対象物体の認識と位置特定をするこ
とが必要になる。電柱上には例えば、碍子など「一般化
された円柱」形状の物体が数多く存在し、その位置特定
をすることになる。
る。本システムをロボットの視覚システムとして搭載し
た自律型作業ロボットの動作環境として、電柱上の配電
線工事を例に挙げて説明する。この動作環境では自律型
作業ロボットは作業対象物体の認識と位置特定をするこ
とが必要になる。電柱上には例えば、碍子など「一般化
された円柱」形状の物体が数多く存在し、その位置特定
をすることになる。
【0042】電柱が地面に垂直に立っているとすれば、
画像入力用のTVカメラ1を水平を保って撮影すること
により得た画像では、地面に対して縦方向に取り付けら
れた碍子は縦に撮影される。碍子など円柱形状の物体が
認識対象の場合には、画像処理だけを用いたのでは円柱
の軸方向の輪郭線(両脇の縦方向の輪郭線)の抽出は難
しい。
画像入力用のTVカメラ1を水平を保って撮影すること
により得た画像では、地面に対して縦方向に取り付けら
れた碍子は縦に撮影される。碍子など円柱形状の物体が
認識対象の場合には、画像処理だけを用いたのでは円柱
の軸方向の輪郭線(両脇の縦方向の輪郭線)の抽出は難
しい。
【0043】この時はスリットパターンが円柱の両脇の
輪郭線を横切るようにスリット照射装置(スリット光照
射手段2)を設置することになる。自律型作業ロボット
は作業車の高所作業台の上に搭載される。高所作業台は
屈伸操作可能なアームを持つものであり、アームの基部
が作業車上に旋回操作可能に保持され、アームの自由端
側には作業者が乗る籠が取り付けてあるものが一般的で
あるが、作業ロボットをアーム先端に搭載して作業させ
る場合には籠を除去した構成であって差支えない。
輪郭線を横切るようにスリット照射装置(スリット光照
射手段2)を設置することになる。自律型作業ロボット
は作業車の高所作業台の上に搭載される。高所作業台は
屈伸操作可能なアームを持つものであり、アームの基部
が作業車上に旋回操作可能に保持され、アームの自由端
側には作業者が乗る籠が取り付けてあるものが一般的で
あるが、作業ロボットをアーム先端に搭載して作業させ
る場合には籠を除去した構成であって差支えない。
【0044】高所作業台の操作は操作者によってなされ
る。操作者はまず当該作業車を電柱のそばに設置し、高
所作業台の自由端部側を電柱の側に上げる。そして、ロ
ボットの可動範囲や、障害物による影響を考慮しなが
ら、適切な位置に作業ロボットが来るようにアーム先端
位置を位置調整する。周囲環境は場所によって異なるか
ら、作業のたびに全く同じ位置にロボットを設置すると
いうことは不可能であるし、また、電柱上の配置も場所
によって異なる。
る。操作者はまず当該作業車を電柱のそばに設置し、高
所作業台の自由端部側を電柱の側に上げる。そして、ロ
ボットの可動範囲や、障害物による影響を考慮しなが
ら、適切な位置に作業ロボットが来るようにアーム先端
位置を位置調整する。周囲環境は場所によって異なるか
ら、作業のたびに全く同じ位置にロボットを設置すると
いうことは不可能であるし、また、電柱上の配置も場所
によって異なる。
【0045】しかし、行なう作業は予め決まっているか
ら、認識が必要な作業対象物体が何であるかは事前に決
めることができるし、その物体が画面に収まるように、
ロボットの位置と姿勢を設定することができる。またこ
のとき、スリットが認識対象に照射されるようにロボッ
トの位置を設置することも可能である。
ら、認識が必要な作業対象物体が何であるかは事前に決
めることができるし、その物体が画面に収まるように、
ロボットの位置と姿勢を設定することができる。またこ
のとき、スリットが認識対象に照射されるようにロボッ
トの位置を設置することも可能である。
【0046】このような場合では、本認識システムが認
識すべき対象は画面の中に収まっていることを前提とす
ることができるし、また、その対象物体の存在し得る空
間的な範囲も仮定することができる。
識すべき対象は画面の中に収まっていることを前提とす
ることができるし、また、その対象物体の存在し得る空
間的な範囲も仮定することができる。
【0047】なぜなら、前述したようにロボットの可動
範囲に関連して、作業ロボットと対象との位置関係が、
ある範囲に収まるように操作者が作業ロボットを設置す
るからである。
範囲に関連して、作業ロボットと対象との位置関係が、
ある範囲に収まるように操作者が作業ロボットを設置す
るからである。
【0048】図2は本発明を用いて構成した碍子認識の
ための位置姿勢認識装置の全体的な処理手順である。ま
た、図3〜図7に処理の流れを説明するための処理の移
り変わりの様子を示したその時々の画像の状態を模式図
で示しておく。
ための位置姿勢認識装置の全体的な処理手順である。ま
た、図3〜図7に処理の流れを説明するための処理の移
り変わりの様子を示したその時々の画像の状態を模式図
で示しておく。
【0049】碍子認識のための位置姿勢認識装置は、ス
リット光照射手段2によるスリット光を碍子に照射した
状態と、照射しない状態の各画像をTVカメラ1から取
り込む画像入力ステップ(図2のステップS21)、ス
リット照射画像に対してスリットパターン抽出処理を行
うスリットパターン抽出手段4でのスリットパターン抽
出処理(図2のステップS22)、パターンの端点を見
付けることで画像上における碍子の遮蔽輪郭線を見付け
る処理であるモデル投影像生成手段7での端点位置当て
はめ処理(図2のステップS23)、これにより取得し
た端点位置を元にして経線抽出をする経線抽出手段5で
の経線抽出処理(図2のステップS24)、抽出した経
線を用いて認識対象モデルの3次元的な位置と姿勢を経
線に当てはまるように修正するモデル投影像生成手段7
での経線当てはめ処理(図2のステップS25)、“円
柱形状物体の中心軸の方向の位置”と、“奥行き方向の
回転角”という2種のパラメータを決めるための処理で
ある特徴線の当てはめ手段6による特徴線の当てはめ処
理(図2のステップS26)、これらの処理を経て得ら
れた結果(“大きさ”、“画面上の傾き”、“奥行き方
向の傾き”、“中心の軸方向の位置”、“中心の軸と垂
直方向の位置”の計5種の変化要素の確定情報)を出力
する結果出力手段8での処理である出力処理(図2のス
テップS27)という手順を踏み、最終結果を得る。順
を追って処理の詳細を説明する。
リット光照射手段2によるスリット光を碍子に照射した
状態と、照射しない状態の各画像をTVカメラ1から取
り込む画像入力ステップ(図2のステップS21)、ス
リット照射画像に対してスリットパターン抽出処理を行
うスリットパターン抽出手段4でのスリットパターン抽
出処理(図2のステップS22)、パターンの端点を見
付けることで画像上における碍子の遮蔽輪郭線を見付け
る処理であるモデル投影像生成手段7での端点位置当て
はめ処理(図2のステップS23)、これにより取得し
た端点位置を元にして経線抽出をする経線抽出手段5で
の経線抽出処理(図2のステップS24)、抽出した経
線を用いて認識対象モデルの3次元的な位置と姿勢を経
線に当てはまるように修正するモデル投影像生成手段7
での経線当てはめ処理(図2のステップS25)、“円
柱形状物体の中心軸の方向の位置”と、“奥行き方向の
回転角”という2種のパラメータを決めるための処理で
ある特徴線の当てはめ手段6による特徴線の当てはめ処
理(図2のステップS26)、これらの処理を経て得ら
れた結果(“大きさ”、“画面上の傾き”、“奥行き方
向の傾き”、“中心の軸方向の位置”、“中心の軸と垂
直方向の位置”の計5種の変化要素の確定情報)を出力
する結果出力手段8での処理である出力処理(図2のス
テップS27)という手順を踏み、最終結果を得る。順
を追って処理の詳細を説明する。
【0050】〔画像入力(ステップS21)〕まず認識
対象となる碍子が撮影されるように当該碍子にTVカメ
ラ1を向け、この位置でTVカメラ1により当該碍子を
撮像して当該碍子の3種類の画像を取り込む(画像入
力;ステップS21)。ここで言う3種類の画像とは、
1つはスリット光照射手段2を用いずに自然のまま撮像
した画像であり、残りはスリット光照射手段2を用いて
十字型パターンのスリット光を対象物に照射した状態で
撮像した画像である。これにより、3種類の画像の内、
2種類は対象物にスリット光を照射した状態の画像が得
られる。
対象となる碍子が撮影されるように当該碍子にTVカメ
ラ1を向け、この位置でTVカメラ1により当該碍子を
撮像して当該碍子の3種類の画像を取り込む(画像入
力;ステップS21)。ここで言う3種類の画像とは、
1つはスリット光照射手段2を用いずに自然のまま撮像
した画像であり、残りはスリット光照射手段2を用いて
十字型パターンのスリット光を対象物に照射した状態で
撮像した画像である。これにより、3種類の画像の内、
2種類は対象物にスリット光を照射した状態の画像が得
られる。
【0051】スリット光照射状態の2種の画像は、対象
物に対する十字型パターンのスリット光の位置がそれぞ
れ異なるものとする。そのために、撮像にあたってはス
リット光照射手段2には対象物に対して異なる二カ所の
位置からスリット光を照射させるようにする。例えば、
TVカメラ1の位置から対象物に向かう方向に対して右
下に30cm離れた位置からと、左下へカメラから30
cm離れた位置からの2地点から照射すると言った具合
である。
物に対する十字型パターンのスリット光の位置がそれぞ
れ異なるものとする。そのために、撮像にあたってはス
リット光照射手段2には対象物に対して異なる二カ所の
位置からスリット光を照射させるようにする。例えば、
TVカメラ1の位置から対象物に向かう方向に対して右
下に30cm離れた位置からと、左下へカメラから30
cm離れた位置からの2地点から照射すると言った具合
である。
【0052】従って、このようにするにはスリット光照
射手段2は例えば二台使用し、その設置位置はカメラ光
軸に対して左右に一つずつになるようにすれば良い(ス
リット光照射手段固定支持方式)。もちろん、左右移動
機構を設けて、カメラ光軸に対して左右、異なる位置か
ら対象物にスリット光を投影できる構成とすればスリッ
ト光照射手段2は一台でも間に合う(スリット光照射手
段移動方式)。
射手段2は例えば二台使用し、その設置位置はカメラ光
軸に対して左右に一つずつになるようにすれば良い(ス
リット光照射手段固定支持方式)。もちろん、左右移動
機構を設けて、カメラ光軸に対して左右、異なる位置か
ら対象物にスリット光を投影できる構成とすればスリッ
ト光照射手段2は一台でも間に合う(スリット光照射手
段移動方式)。
【0053】いずれの構成でも差支えないが、要はカメ
ラの視点は変えず、スリット光は時点を変えて異なる二
つの位置から別々に照射させることができる構成をとる
ことである。このような異なる二つの位置からスリット
光を照射させなければならない理由は、認識対象(ここ
では碍子)の右側の縦の輪郭緑(右の経線)と、左側の
縦の輪郭線(左の経線)の位置を個別に抽出できるよう
にするためである。
ラの視点は変えず、スリット光は時点を変えて異なる二
つの位置から別々に照射させることができる構成をとる
ことである。このような異なる二つの位置からスリット
光を照射させなければならない理由は、認識対象(ここ
では碍子)の右側の縦の輪郭緑(右の経線)と、左側の
縦の輪郭線(左の経線)の位置を個別に抽出できるよう
にするためである。
【0054】そのためには、二台のスリット光照射手段
2には、時間をおいて認識対象物に交互に十字型のパタ
ーンを照射させ、それぞれの十字型パターン投射状態の
画像をTVカメラ1により撮像するように、システムを
制御する。
2には、時間をおいて認識対象物に交互に十字型のパタ
ーンを照射させ、それぞれの十字型パターン投射状態の
画像をTVカメラ1により撮像するように、システムを
制御する。
【0055】前述のように、ロボットの可動範囲等に関
連してロボットと対象との位置関係が、ある範囲に収ま
るように、操作者がロボットを設置するわけであるか
ら、レーザスリット光が対象物に照射されるようにシス
テムが設置されることは十分可能なことである。また、
万一、スリット光が当たらない場合でも、操作者がロボ
ットやTVカメラなどの位置を修正すれば良いのであ
る。
連してロボットと対象との位置関係が、ある範囲に収ま
るように、操作者がロボットを設置するわけであるか
ら、レーザスリット光が対象物に照射されるようにシス
テムが設置されることは十分可能なことである。また、
万一、スリット光が当たらない場合でも、操作者がロボ
ットやTVカメラなどの位置を修正すれば良いのであ
る。
【0056】TVカメラ1でこのような画像をそれぞれ
撮像することにより得られた画像信号を、画像入力部3
は取り込み、それぞれディジタル画像に変換する。すな
わち、画像入力部3はスリット光を照射しないで撮影し
た画像(以降の説明では「スリット無し画像」と呼
ぶ)、左側からスリット光を照射した画像(以降の説明
では「左側スリット照射画像」と呼ぶ)、右側からスリ
ット光を照射した画像(以降の説明では「右側スリット
照射画像」と呼ぶ)の3種の画像を取り込み、それぞれ
ディジタル画像に変換することになる。
撮像することにより得られた画像信号を、画像入力部3
は取り込み、それぞれディジタル画像に変換する。すな
わち、画像入力部3はスリット光を照射しないで撮影し
た画像(以降の説明では「スリット無し画像」と呼
ぶ)、左側からスリット光を照射した画像(以降の説明
では「左側スリット照射画像」と呼ぶ)、右側からスリ
ット光を照射した画像(以降の説明では「右側スリット
照射画像」と呼ぶ)の3種の画像を取り込み、それぞれ
ディジタル画像に変換することになる。
【0057】上述の3種の画像を入力する間、画像入力
用のTVカメラ1は空間的に動いてはいけない。ただ
し、TVカメラ1を機械的に動かす必要がある場合は、
移動パラメータを用いて3種の画像間の画素位置の対応
を算出できるように構成しておけばよい。また、TVカ
メラ1が空間的に動かない場合でも、3種の画像を撮影
する時間に差があった場合は、背景によっては背景に差
が現われる場合があるが、数秒程度のずれ(通常ディジ
タル画像を複数枚撮影するには十分な時間)による背景
の差は、この後で説明するスリットパターン抽出処理で
対応可能であり、差を吸収できる。
用のTVカメラ1は空間的に動いてはいけない。ただ
し、TVカメラ1を機械的に動かす必要がある場合は、
移動パラメータを用いて3種の画像間の画素位置の対応
を算出できるように構成しておけばよい。また、TVカ
メラ1が空間的に動かない場合でも、3種の画像を撮影
する時間に差があった場合は、背景によっては背景に差
が現われる場合があるが、数秒程度のずれ(通常ディジ
タル画像を複数枚撮影するには十分な時間)による背景
の差は、この後で説明するスリットパターン抽出処理で
対応可能であり、差を吸収できる。
【0058】図3がスリット無し画像の模式図、図4が
スリット照射画像の模式図である。スリット光照射装置
2として、レーザプロジェクタを使用した場合は、照射
パターンが明瞭に撮影されるように、レーザ波長を透過
域とするような干渉フイルタをTVカメラ1のレンズの
前面に取り付けるなどの処置を講じておいても良い。
スリット照射画像の模式図である。スリット光照射装置
2として、レーザプロジェクタを使用した場合は、照射
パターンが明瞭に撮影されるように、レーザ波長を透過
域とするような干渉フイルタをTVカメラ1のレンズの
前面に取り付けるなどの処置を講じておいても良い。
【0059】〔スリットパターン抽出処理(ステップS
22)〕次に、左右のスリット照射画像に対してスリッ
トパターン抽出処理を行う(図2のステップS22)。
22)〕次に、左右のスリット照射画像に対してスリッ
トパターン抽出処理を行う(図2のステップS22)。
【0060】図8に、スリットパターン抽出処理の処理
手続きの詳細を示す。スリット照射画像は、スリット無
し画像と比べてスリットパターンが照射された部分の画
素の輝度値が明るいことになる。従って、スリット照射
画像の輝度値からスリット無し画像の対応する面素の輝
度値の差をとれば、スリットパターンの部分だけが現わ
れることになる。この画素の輝度値の差をとった画像
(以後の説明では差分画像と呼ぶ)を作り、スリットパ
ターンの部分を抜き出すことで、認識対象物体の端点位
置を抽出する。
手続きの詳細を示す。スリット照射画像は、スリット無
し画像と比べてスリットパターンが照射された部分の画
素の輝度値が明るいことになる。従って、スリット照射
画像の輝度値からスリット無し画像の対応する面素の輝
度値の差をとれば、スリットパターンの部分だけが現わ
れることになる。この画素の輝度値の差をとった画像
(以後の説明では差分画像と呼ぶ)を作り、スリットパ
ターンの部分を抜き出すことで、認識対象物体の端点位
置を抽出する。
【0061】そこで、まず、左右のスリット照射画像と
スリット無し画像との差分画像を作り、以後の処理では
差分画像を用いる(図8のステップS81a、ステップ
S81b)。ここで行なう差分演算は画像間の差の絶対
値をとるのでなく、以下の演算とする。
スリット無し画像との差分画像を作り、以後の処理では
差分画像を用いる(図8のステップS81a、ステップ
S81b)。ここで行なう差分演算は画像間の差の絶対
値をとるのでなく、以下の演算とする。
【0062】座標(x,y)の画素のスリット照射画像
の面素値をP(x,y)、スリット無し画像の対応する
面素の面素値をP´(x,y)としたとき、差分画像の
画素値を以下の演算で求める。
の面素値をP(x,y)、スリット無し画像の対応する
面素の面素値をP´(x,y)としたとき、差分画像の
画素値を以下の演算で求める。
【0063】 P(x,y)−P'(x,y) P(x,y)>=P'(x,y) のとき 0 P'(x,y) >P(x,y)のとき 次に、差分画像を2値化する。2値化しきい値の決定
は、例えば、大津の判別分析法(例えば、「画像解析ハ
ンドブック」東京大学出版会,1991年,高木幹雄
下田陽久監修等参照)を用いる(図8のステップS82
a、ステップS82b)。次に、8連結でラベリング処
理(2値化された画素を連続領域に分割する処理)を行
い、各ラベルに分割する(図8のステップS83a、ス
テップS83b)。
は、例えば、大津の判別分析法(例えば、「画像解析ハ
ンドブック」東京大学出版会,1991年,高木幹雄
下田陽久監修等参照)を用いる(図8のステップS82
a、ステップS82b)。次に、8連結でラベリング処
理(2値化された画素を連続領域に分割する処理)を行
い、各ラベルに分割する(図8のステップS83a、ス
テップS83b)。
【0064】差分画像から抽出されたラベルには背景の
変化が含まれる可能性がある。例えば、樹木の葉の揺れ
や画面のちらつきなどである。これらのラベルから、ス
リット光で作られた十字パターンを判別する必要があ
る。このためには、例えば、以下のような方法で十字パ
ターンを識別する。
変化が含まれる可能性がある。例えば、樹木の葉の揺れ
や画面のちらつきなどである。これらのラベルから、ス
リット光で作られた十字パターンを判別する必要があ
る。このためには、例えば、以下のような方法で十字パ
ターンを識別する。
【0065】[十字パターン識別] (i) 小さな面積のノイズラベルの除去 スリット光により生じたラベルは画素数(面積)が十分
大きいので、抽出したラべルの面素数をある閾値を以て
大小2種のいずれに属するか判別し、その結果、小さい
ラベルと判別されたラベルは除去する。判別閾値の決定
は差分処理と同様に、大津の判別分析法を用いれば良
い。
大きいので、抽出したラべルの面素数をある閾値を以て
大小2種のいずれに属するか判別し、その結果、小さい
ラベルと判別されたラベルは除去する。判別閾値の決定
は差分処理と同様に、大津の判別分析法を用いれば良
い。
【0066】(ii)ラベル密度が大きいノイズラベルの除
去 ラベルに含まれる画素数を、ラベルに外接する多角形の
面積で割った値をラベル密度と定義すると、十字型のラ
ベルはこのラベル密度が小さい。一方、ノイズとして現
れる円形の固まりや、矩形のノイズラベルはラベル密度
が大きいので、ラベル密度の大小を以て判断すれば十字
型と識別が可能である。そこで、ラベル密度の高いラベ
ルを除去する。
去 ラベルに含まれる画素数を、ラベルに外接する多角形の
面積で割った値をラベル密度と定義すると、十字型のラ
ベルはこのラベル密度が小さい。一方、ノイズとして現
れる円形の固まりや、矩形のノイズラベルはラベル密度
が大きいので、ラベル密度の大小を以て判断すれば十字
型と識別が可能である。そこで、ラベル密度の高いラベ
ルを除去する。
【0067】(iii)外接する多角形の面積が最大のラベ
ルを抽出 以上の(i) ,(ii)の処理を通過した候補が複数ある場合
は、第三段階として外接する多角形の面積が最大のラベ
ルを抽出する。
ルを抽出 以上の(i) ,(ii)の処理を通過した候補が複数ある場合
は、第三段階として外接する多角形の面積が最大のラベ
ルを抽出する。
【0068】以上の処理で十字パターンが抽出される
(図8のステップS84a、ステップS84b)。 〔端点位置当てはめ処理(図8のステップS23)〕ス
リットパターン抽出処理が終わると、次に端点位置当て
はめ処理に移る。端点位置当てはめは、十字パターンの
端点を見付けることで画像上における碍子の遮蔽輪郭線
を見付ける処理である。
(図8のステップS84a、ステップS84b)。 〔端点位置当てはめ処理(図8のステップS23)〕ス
リットパターン抽出処理が終わると、次に端点位置当て
はめ処理に移る。端点位置当てはめは、十字パターンの
端点を見付けることで画像上における碍子の遮蔽輪郭線
を見付ける処理である。
【0069】既に説明したような十字パターン抽出処理
において、ラベル密度を算出するための多角形として有
効な最も簡単な図形は、外接する長方形である。図17
は外接する長方形でラベル密度を計算する場合の摸式図
を示している。このラベルに外接する多角形は長方形に
限られたものではなく、例えば抽出されたラベルを外接
する凸の多角形とすることもできる。図18は抽出され
たラベルを外接する凸の多角形とした場合の模式図を示
している。
において、ラベル密度を算出するための多角形として有
効な最も簡単な図形は、外接する長方形である。図17
は外接する長方形でラベル密度を計算する場合の摸式図
を示している。このラベルに外接する多角形は長方形に
限られたものではなく、例えば抽出されたラベルを外接
する凸の多角形とすることもできる。図18は抽出され
たラベルを外接する凸の多角形とした場合の模式図を示
している。
【0070】以上の処理で抽出されたラベルの左端位置
と、右端位置を測定する。左側の差分画像を処理する場
合は、この領域の左端位置を抽出し、右側の差分画像を
処理する場合はこの領域の右端位置を抽出する(図8の
ステップS85a、ステップS85b)。
と、右端位置を測定する。左側の差分画像を処理する場
合は、この領域の左端位置を抽出し、右側の差分画像を
処理する場合はこの領域の右端位置を抽出する(図8の
ステップS85a、ステップS85b)。
【0071】以上の処理を左右の差分画像に対して行な
う。抽出された左右の端点位置から以下の二つの値を求
める。 (1)スリット光の左右の端点の幅を計算し、認識対象
物体の奥行き位置を計算する(図8のステップS8
6)。
う。抽出された左右の端点位置から以下の二つの値を求
める。 (1)スリット光の左右の端点の幅を計算し、認識対象
物体の奥行き位置を計算する(図8のステップS8
6)。
【0072】(2)左右の端点の中心位置を計算し、認
識対象物体の重心位置とみなす。この重心位置から認識
対象物体の3次元の位置を計算する(図8のステップS
87)。
識対象物体の重心位置とみなす。この重心位置から認識
対象物体の3次元の位置を計算する(図8のステップS
87)。
【0073】本具体例で扱っている認識対象物体は、図
3に示すような電柱上の碍子であり、この碍子の経線は
遮蔽輪郭線と呼ばれ、物体の稜線や角の線のように物体
自身が保有する線でなく、対象が画像に投影されること
で現われる線であるので、背景や照明の条件によっては
画像処理だけでは抽出が困難な線である。
3に示すような電柱上の碍子であり、この碍子の経線は
遮蔽輪郭線と呼ばれ、物体の稜線や角の線のように物体
自身が保有する線でなく、対象が画像に投影されること
で現われる線であるので、背景や照明の条件によっては
画像処理だけでは抽出が困難な線である。
【0074】しかし、このようにスリット光を照射した
像と照射しない像との差分画像からスリットパターンを
抜き出し、その抜き出したスリットパターンの端点位置
を抽出することで、従来、抽出が困難であった遮蔽輪郭
線を正確に求めることが可能になる。なお、ここで求め
た二つの値はこの後の処理を行うための暫定値であり、
以後の処理で正確な値に修正される。
像と照射しない像との差分画像からスリットパターンを
抜き出し、その抜き出したスリットパターンの端点位置
を抽出することで、従来、抽出が困難であった遮蔽輪郭
線を正確に求めることが可能になる。なお、ここで求め
た二つの値はこの後の処理を行うための暫定値であり、
以後の処理で正確な値に修正される。
【0075】なお、図8のステップS86とステップS
87では、画像中の位置の情報から認識対象物体の3次
元的な位置と姿勢を計算する手続きが含まれている。ま
た、この後の処理でも、認識対象物体の投影像を求めた
り、投影位置の情報から認識対象物体の3次元的な位置
と姿勢を計算する手続きが多く現われる。そこで、これ
らの計算方法について、ここでまとめて詳しく説明す
る。なお、これらの計算は、モデル投影像生成手段7の
内部で処理される。
87では、画像中の位置の情報から認識対象物体の3次
元的な位置と姿勢を計算する手続きが含まれている。ま
た、この後の処理でも、認識対象物体の投影像を求めた
り、投影位置の情報から認識対象物体の3次元的な位置
と姿勢を計算する手続きが多く現われる。そこで、これ
らの計算方法について、ここでまとめて詳しく説明す
る。なお、これらの計算は、モデル投影像生成手段7の
内部で処理される。
【0076】[計算方法]図9はモデル投影像生成手段
7の内部構成図である。図に示すように、モデル投影像
生成手段7は、モデル位置算出手段91、モデルの位置
及び姿勢パラメータ記憶手段92、モデルの構造パラメ
ータ記憶手段93、モデルの3次元位置算出手段94、
カメラパラメータ記憶手段95、モデルの投影位置算出
手段96からなる。
7の内部構成図である。図に示すように、モデル投影像
生成手段7は、モデル位置算出手段91、モデルの位置
及び姿勢パラメータ記憶手段92、モデルの構造パラメ
ータ記憶手段93、モデルの3次元位置算出手段94、
カメラパラメータ記憶手段95、モデルの投影位置算出
手段96からなる。
【0077】これらのうち、モデル位置算出手段91
は、スリットパターン抽出手段4や経線抽出手段5か
ら、認識対象の画像中の位置に関するデータを受けて、
これらとカメラパラメータ記憶手段95に保持されてい
るカメラパラメータを用い、モデルの3次元的な位置と
姿勢を計算するものである。
は、スリットパターン抽出手段4や経線抽出手段5か
ら、認識対象の画像中の位置に関するデータを受けて、
これらとカメラパラメータ記憶手段95に保持されてい
るカメラパラメータを用い、モデルの3次元的な位置と
姿勢を計算するものである。
【0078】また、モデルの位置及び姿勢パラメータ記
憶手段92は、モデル位置算出手段91により計算され
たモデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータを保持す
るものである。また、モデルの構造パラメータ記憶手段
93は、モデルMの位置情報を各頂点の3次元座標とし
て記憶保持させたものであり、モデルの3次元位置算出
手段94は、モデルの任意の位置と姿勢における各構成
点(図10の例で言えば、各頂点)の3次元的な位置を
計算するためのものである。
憶手段92は、モデル位置算出手段91により計算され
たモデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータを保持す
るものである。また、モデルの構造パラメータ記憶手段
93は、モデルMの位置情報を各頂点の3次元座標とし
て記憶保持させたものであり、モデルの3次元位置算出
手段94は、モデルの任意の位置と姿勢における各構成
点(図10の例で言えば、各頂点)の3次元的な位置を
計算するためのものである。
【0079】モデルの3次元的な位置と姿勢のパラメー
タは、3次元的な変換行列(4行4列の行列)で表現で
きるので、モデルの各構成点に対して変換行列を乗算す
れば、モデルの任意の位置と姿勢における各構成点の3
次元的な位置を計算できることを利用している。
タは、3次元的な変換行列(4行4列の行列)で表現で
きるので、モデルの各構成点に対して変換行列を乗算す
れば、モデルの任意の位置と姿勢における各構成点の3
次元的な位置を計算できることを利用している。
【0080】カメラパラメータ記憶手段95は、前記T
Vカメラ1と画像入力部3からなる本システムのカメラ
入力系のカメラ・パラメータを記憶させたものであり、
モデルの投影位置算出手段96は、カメラパラメータ記
憶手段95に記憶されているカメラ入力系のカメラ・パ
ラメータと、モデルの3次元位置算出手段94により求
められたモデルの任意の位置と姿勢における各構成点の
3次元的な位置とからモデルの投影位置を算出するもの
である。
Vカメラ1と画像入力部3からなる本システムのカメラ
入力系のカメラ・パラメータを記憶させたものであり、
モデルの投影位置算出手段96は、カメラパラメータ記
憶手段95に記憶されているカメラ入力系のカメラ・パ
ラメータと、モデルの3次元位置算出手段94により求
められたモデルの任意の位置と姿勢における各構成点の
3次元的な位置とからモデルの投影位置を算出するもの
である。
【0081】本具体例においてはモデル投影像生成部7
は、認識対象物体の3次元モデルを例えば、図10に符
号Mを付して示すようなワイヤフレームモデルとして保
有する。この図10に示した例は、認識対象物体が配電
構造物の碍子である場合に、この認識対象物体のモデル
を、正30角形の角錐台の組合せとして近似しているこ
とを示している。
は、認識対象物体の3次元モデルを例えば、図10に符
号Mを付して示すようなワイヤフレームモデルとして保
有する。この図10に示した例は、認識対象物体が配電
構造物の碍子である場合に、この認識対象物体のモデル
を、正30角形の角錐台の組合せとして近似しているこ
とを示している。
【0082】ワイヤフレームモデルMの位置情報は各頂
点の3次元座標として、モデルの構造パラメータ記憶手
段93に保有される。また、TVカメラ1と画像入力部
3からなるカメラ入力系のカメラ・パラメータは予め測
定し、カメラパラメータ記憶手段95に記憶する。
点の3次元座標として、モデルの構造パラメータ記憶手
段93に保有される。また、TVカメラ1と画像入力部
3からなるカメラ入力系のカメラ・パラメータは予め測
定し、カメラパラメータ記憶手段95に記憶する。
【0083】カメラ・パラメータは3次元空間中の座標
(X,Y.Z)から、画面上の投影位置(x、y)への
投影関係を表すパラメータである。例えば、以下の式
(1)、式(2)は12個の定数{pi}i=1,2,
… …,12により、投影関係を表現している。
(X,Y.Z)から、画面上の投影位置(x、y)への
投影関係を表すパラメータである。例えば、以下の式
(1)、式(2)は12個の定数{pi}i=1,2,
… …,12により、投影関係を表現している。
【0084】
【数1】
【0085】これらのパラメータ{pi}i=1,2,
… …,12を求めるには、3次元座標が既知の点を6
点以上撮影し、その投影位置を測定して、式(1)、式
(2)を線形方程式とみなし、最小自乗法によって求め
れば良い。あるいは、カメラ位置ベクトルC(ここで言
うカメラ位置は、カメラの焦点の位置のことを示す)、
焦点距離F、カメラの光軸方向べクトルA、画像中心位
置(xo ,yo )が与えられても、以下の式からパラメ
ータ{pi}i=1,2,… …,12を求めることが
できる。
… …,12を求めるには、3次元座標が既知の点を6
点以上撮影し、その投影位置を測定して、式(1)、式
(2)を線形方程式とみなし、最小自乗法によって求め
れば良い。あるいは、カメラ位置ベクトルC(ここで言
うカメラ位置は、カメラの焦点の位置のことを示す)、
焦点距離F、カメラの光軸方向べクトルA、画像中心位
置(xo ,yo )が与えられても、以下の式からパラメ
ータ{pi}i=1,2,… …,12を求めることが
できる。
【0086】まず、カメラの光軸方向ベクトルAから、
カメラ受光素子面のX方向ベクトルUo とY方向ベクト
ルVo を決める。これらは、ベクトルUo 、ベクトル
A、ベクトルVo が右手系の直交座標系となるように定
めれば良い。このとき、パラメータは以下の式で算出さ
れる。なお、以下の式ではべクトル要素については、要
素符号上に矢印のべクトル符号を付して表わす。
カメラ受光素子面のX方向ベクトルUo とY方向ベクト
ルVo を決める。これらは、ベクトルUo 、ベクトル
A、ベクトルVo が右手系の直交座標系となるように定
めれば良い。このとき、パラメータは以下の式で算出さ
れる。なお、以下の式ではべクトル要素については、要
素符号上に矢印のべクトル符号を付して表わす。
【0087】
【数2】
【0088】ここで(・,・)はベクトルの内積を示
す。これらの12個のパラメータから物理的なカメラの
パラメータに変換することも容易である。カメラ位置ベ
クトルC、焦点距離F、カメラの光軸方向ベクトルA、
画像中心位置(xo ,yo )は以下の式により求めるこ
とができる。
す。これらの12個のパラメータから物理的なカメラの
パラメータに変換することも容易である。カメラ位置ベ
クトルC、焦点距離F、カメラの光軸方向ベクトルA、
画像中心位置(xo ,yo )は以下の式により求めるこ
とができる。
【0089】
【数3】
【0090】本具体例では、以下、カメラ・パラメータ
は式(1)、式(2)の表現に基づき説明を行う。さ
て、スリットパターン抽出手段4や経線抽出手段5か
ら、認識対象の画像中の位置に関するデータがモデル投
影像生成手段7に送信されると、モデル投影像生成手段
7では、これらをモデル位置算出手段91に与える。モ
デル位置算出手段91はこれら認識対象の画像中の位置
に関するデータとカメラパラメータ記憶手段95に保有
されるカメラパラメータとを用いて、モデルの3次元的
な位置と姿勢を計算する。この計算方法は後で詳しく説
明する。
は式(1)、式(2)の表現に基づき説明を行う。さ
て、スリットパターン抽出手段4や経線抽出手段5か
ら、認識対象の画像中の位置に関するデータがモデル投
影像生成手段7に送信されると、モデル投影像生成手段
7では、これらをモデル位置算出手段91に与える。モ
デル位置算出手段91はこれら認識対象の画像中の位置
に関するデータとカメラパラメータ記憶手段95に保有
されるカメラパラメータとを用いて、モデルの3次元的
な位置と姿勢を計算する。この計算方法は後で詳しく説
明する。
【0091】モデル位置算出手段91により計算された
モデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータは、モデル
の位置及び姿勢パラメータ記憶手段92に記憶される。
モデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータは、3次元
的な変換行列(4行4列の行列)で表現できるので、モ
デルの各構成点に対して変換行列を乗算すれば、モデル
の任意の位置と姿勢の時の各構成点(図10の例で言え
ば、各頂点)の3次元的な位置が計算できる。この処理
はモデルの3次元位置算出手段94によりなされる。
モデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータは、モデル
の位置及び姿勢パラメータ記憶手段92に記憶される。
モデルの3次元的な位置と姿勢のパラメータは、3次元
的な変換行列(4行4列の行列)で表現できるので、モ
デルの各構成点に対して変換行列を乗算すれば、モデル
の任意の位置と姿勢の時の各構成点(図10の例で言え
ば、各頂点)の3次元的な位置が計算できる。この処理
はモデルの3次元位置算出手段94によりなされる。
【0092】このときモデル投影像は以下の手順で算出
される。まず、モデルの3次元位置算出手段94で算出
された各構成点{Pi}i=1,2,…Nについて、式
(1)、式(2)に基づいて、各構成点の投影位置{p
i}i=1,2,…Nを求める。
される。まず、モデルの3次元位置算出手段94で算出
された各構成点{Pi}i=1,2,…Nについて、式
(1)、式(2)に基づいて、各構成点の投影位置{p
i}i=1,2,…Nを求める。
【0093】次に、一各構成点の投影位置の間を画像中
で直線近似することにより、各辺の投影像を求める。こ
のようにして生成された認識対象モデルの投影像(この
時点では全ての線が描かれている)から、画像上の最も
外側の線を選択し、外輪郭線を生成する。
で直線近似することにより、各辺の投影像を求める。こ
のようにして生成された認識対象モデルの投影像(この
時点では全ての線が描かれている)から、画像上の最も
外側の線を選択し、外輪郭線を生成する。
【0094】画像認識により碍子を識別し、その姿勢や
位置を識別し易くするために、自律型の作業ロボットに
作業をさせようとする配線設備の場合、図3の如く、碍
子の下部側外周面には予め、帯状リング型の塗色帯を形
成したものを使用することがある。すなわち、本具体例
では認識対象を図3に示したような碍子であった場合、
このような碍子の認識には塗色帯の位置の情報が重要な
役割を果たしてくれる。
位置を識別し易くするために、自律型の作業ロボットに
作業をさせようとする配線設備の場合、図3の如く、碍
子の下部側外周面には予め、帯状リング型の塗色帯を形
成したものを使用することがある。すなわち、本具体例
では認識対象を図3に示したような碍子であった場合、
このような碍子の認識には塗色帯の位置の情報が重要な
役割を果たしてくれる。
【0095】そのため、このような認識対象物体の表面
に認識に重要な役割を果たす線が存在するならば、本発
明においてはその線も外輪郭線として抽出して利用する
ようにする。図11は、このようにして生成された認識
対象モデルの投影像を示している。本具体例では図3に
示すような碍子を認識対象としているため、碍子上部の
くびれの形状を表現するために、円周方向にも多数の線
を用いて表現した。
に認識に重要な役割を果たす線が存在するならば、本発
明においてはその線も外輪郭線として抽出して利用する
ようにする。図11は、このようにして生成された認識
対象モデルの投影像を示している。本具体例では図3に
示すような碍子を認識対象としているため、碍子上部の
くびれの形状を表現するために、円周方向にも多数の線
を用いて表現した。
【0096】しかし、認識対象物体が円柱形状に近い単
純な形状であれば、円周方向には少数の線(つまり少数
の構成点)で形状を表現できるし、最も簡単な場合には
単純な正多角柱で表現できることになる。このことは大
きな意味を持つ。すなわち、複雑な形状の物体の外輪郭
線を式(1)、式(2)の投影に従って厳密に求めるに
は、非常に多くの計算量を必要とする。しかし、このよ
うに構成点と直線近似でモデルを近似することによっ
て、少ない計算量で認識対象物体の近似輪郭投影像を生
成できるようになる。つまり、楽にしかも短時間のうち
に、認識対象物体の近似輪郭投影像を生成できる。
純な形状であれば、円周方向には少数の線(つまり少数
の構成点)で形状を表現できるし、最も簡単な場合には
単純な正多角柱で表現できることになる。このことは大
きな意味を持つ。すなわち、複雑な形状の物体の外輪郭
線を式(1)、式(2)の投影に従って厳密に求めるに
は、非常に多くの計算量を必要とする。しかし、このよ
うに構成点と直線近似でモデルを近似することによっ
て、少ない計算量で認識対象物体の近似輪郭投影像を生
成できるようになる。つまり、楽にしかも短時間のうち
に、認識対象物体の近似輪郭投影像を生成できる。
【0097】また、モデル投影像生成部7では、モデル
を3次元座標の情報として保有している。そのため、モ
デルを空間的に移動させたり、回転させたりすることが
容易であり、モデルの見え方の5種の変化要素(図12
参照)それぞれに応じた投影像を、容易に生成すること
ができる。
を3次元座標の情報として保有している。そのため、モ
デルを空間的に移動させたり、回転させたりすることが
容易であり、モデルの見え方の5種の変化要素(図12
参照)それぞれに応じた投影像を、容易に生成すること
ができる。
【0098】例えば、画面上の傾きθに対応した回転
を、モデルに与えるためには、式(9)によって求まる
視点位置から、現在の認識対象物体の中心位置を通る3
次元ベクトルJを求め、その軸まわりにθの回転を与え
れば良い。
を、モデルに与えるためには、式(9)によって求まる
視点位置から、現在の認識対象物体の中心位置を通る3
次元ベクトルJを求め、その軸まわりにθの回転を与え
れば良い。
【0099】モデルの構成点の数を増やして無限大の数
に近づけて行けば、各頂点間の画面上での距離が1画素
未満になる。この場合は、画面上の当てはめに関して
は、曲線で構成された厳密なモデルの投影像と当てはめ
を行っていることに等しくなる。
に近づけて行けば、各頂点間の画面上での距離が1画素
未満になる。この場合は、画面上の当てはめに関して
は、曲線で構成された厳密なモデルの投影像と当てはめ
を行っていることに等しくなる。
【0100】従って、モデルを構成する点の数は、多け
れば多いほど近似の精度が上がるようになるが、その反
面、処理のための計算量が増えることになり、逆に構成
点が少なければ近似の精度が下がることになるが、計算
量は減ることになる。
れば多いほど近似の精度が上がるようになるが、その反
面、処理のための計算量が増えることになり、逆に構成
点が少なければ近似の精度が下がることになるが、計算
量は減ることになる。
【0101】そこで、これらの条件を考慮して適正な値
を採用することとなるが、本具体例ではそれを30角形
で近似して最適構成としている。但し、これに限られる
ものではないことを断っておく。
を採用することとなるが、本具体例ではそれを30角形
で近似して最適構成としている。但し、これに限られる
ものではないことを断っておく。
【0102】以上のように、モデル投影像生成部7は、
3次元的な位置と姿勢を持ったモデルを保有し、その投
影像を入力系のカメラ・パラメータに従って生成するた
め、もし、モデル投影像生成部7の輪郭投影像と、入力
画像の認識対象の像の輪郭線か一致するならば、認識対
象の実際の位置と姿勢は、モデル投影像生成部7のモデ
ルの位置と姿勢(モデル投影像生成部7ではモデルの位
置を3次元的に保有している)に一致する筈であり、3
次元的な測定が可能となる。
3次元的な位置と姿勢を持ったモデルを保有し、その投
影像を入力系のカメラ・パラメータに従って生成するた
め、もし、モデル投影像生成部7の輪郭投影像と、入力
画像の認識対象の像の輪郭線か一致するならば、認識対
象の実際の位置と姿勢は、モデル投影像生成部7のモデ
ルの位置と姿勢(モデル投影像生成部7ではモデルの位
置を3次元的に保有している)に一致する筈であり、3
次元的な測定が可能となる。
【0103】このような概念に基づいて、モデル投影像
生成手段7は認識対象物体のモデルの投影像を生成す
る。さて、いま例として挙げている円柱形状が投影され
た場合に、それが認識対象の円柱形状物体の投影であっ
たとして、該円柱形状物体をその軸の方向から見た時
の、カメラと認識対象との位置関係を図に示すと図13
の如きとなる。
生成手段7は認識対象物体のモデルの投影像を生成す
る。さて、いま例として挙げている円柱形状が投影され
た場合に、それが認識対象の円柱形状物体の投影であっ
たとして、該円柱形状物体をその軸の方向から見た時
の、カメラと認識対象との位置関係を図に示すと図13
の如きとなる。
【0104】ここで、図13の円の半径Rは円柱形状の
半径Rである。円柱形状の画像中の両側の縦線の位置A
´及びB´が既知であれば、カメラの焦点Fと光軸の方
向は式(9)〜式(12)にて求まっていることから、
中心角2θは正しく求めることができる。三角形ACF
と三角形BCFは合同であるから、カメラから物体まで
の距離dは式(13)により求めることができる。
半径Rである。円柱形状の画像中の両側の縦線の位置A
´及びB´が既知であれば、カメラの焦点Fと光軸の方
向は式(9)〜式(12)にて求まっていることから、
中心角2θは正しく求めることができる。三角形ACF
と三角形BCFは合同であるから、カメラから物体まで
の距離dは式(13)により求めることができる。
【0105】
【数4】
【0106】以上の方法を用いることで、円柱形状の左
右の端点の幅から、認識対象物体の奥行き位置を計算で
きる。また、画像中の位置と物体の奥行き位置が既知の
ときに、物体の3次元の位置を計算する方法を以下に説
明する。
右の端点の幅から、認識対象物体の奥行き位置を計算で
きる。また、画像中の位置と物体の奥行き位置が既知の
ときに、物体の3次元の位置を計算する方法を以下に説
明する。
【0107】今、図14に示すように、カメラ焦点位置
ベクトルFからカメラ光軸ベクトルAの光軸方向にdだ
け離れた位置に、カメラ光軸べクトルAに垂直な平面Q
を仮定する。カメラ焦点位置ベクトルFの要素をF=
(Fx,Fy,FZ)、カメラ光軸ベクトルAの要素を
A=(Ax,Ay,Az)とすると、平面Q上にある光
軸上の直線の点の位置ベクトルH=(Hx,Hy,H
z)は、以下の式で表わされる。 (Hx,Hy,Hz)=(Fx+Axd,Fy+Ayd,FZ+AZd) …(14) また、点Hを通り、光軸ベクトルAに垂直な平面Qの方
程式は、以下の式で与えられる。
ベクトルFからカメラ光軸ベクトルAの光軸方向にdだ
け離れた位置に、カメラ光軸べクトルAに垂直な平面Q
を仮定する。カメラ焦点位置ベクトルFの要素をF=
(Fx,Fy,FZ)、カメラ光軸ベクトルAの要素を
A=(Ax,Ay,Az)とすると、平面Q上にある光
軸上の直線の点の位置ベクトルH=(Hx,Hy,H
z)は、以下の式で表わされる。 (Hx,Hy,Hz)=(Fx+Axd,Fy+Ayd,FZ+AZd) …(14) また、点Hを通り、光軸ベクトルAに垂直な平面Qの方
程式は、以下の式で与えられる。
【0108】 (X−Hx)Ax+(Y−Hy)Ay+(Z−Hz)AZ=0 …(15) 一方、面面中の認識対象物体の中心位置はC(xc,y
c)で与えられ、カメラから認識対象物体までの距離が
dであると仮定したとする。このとき、認識対象物体の
空間中の中心位置(X,Y,Z)は式(1)、式(2)
の投影の方程式を満たし、かつ、前述の平面Q上に存在
するために式(14)、式(15)を満たす必要があ
る。よって、これらの式を組み合わせると、以下の連立
方程式が導かれる。
c)で与えられ、カメラから認識対象物体までの距離が
dであると仮定したとする。このとき、認識対象物体の
空間中の中心位置(X,Y,Z)は式(1)、式(2)
の投影の方程式を満たし、かつ、前述の平面Q上に存在
するために式(14)、式(15)を満たす必要があ
る。よって、これらの式を組み合わせると、以下の連立
方程式が導かれる。
【0109】
【数5】
【0110】式(16)の連立方程式を解くことによ
り、カメラから物体までの距離がdであり、面面上の投
影位置が(xc,yc)であるための3次元位置(X,
Y,Z)が求められる。また、後の処理で必要になる、
モデルの“画面上の傾き”を修正する方法をここで説明
しておく。
り、カメラから物体までの距離がdであり、面面上の投
影位置が(xc,yc)であるための3次元位置(X,
Y,Z)が求められる。また、後の処理で必要になる、
モデルの“画面上の傾き”を修正する方法をここで説明
しておく。
【0111】[モデルの“画面上の傾き”修正法]ま
ず、モデルの投影像の画面上の傾きを算出する。これは
例えば認識対象モデルの上端面中心位置の投影位置と、
下端面中心位置の投影位置を結ぶ線の画面上の傾きを調
べれば良い。
ず、モデルの投影像の画面上の傾きを算出する。これは
例えば認識対象モデルの上端面中心位置の投影位置と、
下端面中心位置の投影位置を結ぶ線の画面上の傾きを調
べれば良い。
【0112】次に、現在のモデルの投影像の画面上の傾
きと、変更先の面面上の傾きの差を算出する。式(1
0)で求めた光軸を回転軸として、認識対象モデルをこ
の角度だけ回転させれば、画面上の傾きが変更先の角度
に一致する。このようにして、モデルの“画面上の傾
き”修正を行うことができる。
きと、変更先の面面上の傾きの差を算出する。式(1
0)で求めた光軸を回転軸として、認識対象モデルをこ
の角度だけ回転させれば、画面上の傾きが変更先の角度
に一致する。このようにして、モデルの“画面上の傾
き”修正を行うことができる。
【0113】さて、種々説明したが、モデル投影像生成
手段7では、画面上の位置情報をもとに、上述のように
してモデルの3次元位置を計算し、修正する機能を有す
る。以上の結果を元に、モデルの投影像の縦方向の輪郭
線の位置が、スリットパターン抽出処理(図2のステッ
プS22)により抽出された十字スリットの端点位置に
合うように、モデル投影像生成手段7のモデルの位置パ
ラメータを修正する(図2のステップS23)。以上で
図2のステップS23での処理である端点位置当てはめ
処理が終了する。そして、この端点位置当てはめ処理が
終了すると、次に経線抽出処理(図2のステップS2
4)に入る。これは次のような処理である。
手段7では、画面上の位置情報をもとに、上述のように
してモデルの3次元位置を計算し、修正する機能を有す
る。以上の結果を元に、モデルの投影像の縦方向の輪郭
線の位置が、スリットパターン抽出処理(図2のステッ
プS22)により抽出された十字スリットの端点位置に
合うように、モデル投影像生成手段7のモデルの位置パ
ラメータを修正する(図2のステップS23)。以上で
図2のステップS23での処理である端点位置当てはめ
処理が終了する。そして、この端点位置当てはめ処理が
終了すると、次に経線抽出処理(図2のステップS2
4)に入る。これは次のような処理である。
【0114】〔経線抽出処理(ステップS24)〕経線
抽出処理(図2のステップS24)について説明する。
図15は経線抽出処理の処理手順を示している。本発明
において用いる「経線」とは、本具体例で認識対象とし
ている円柱形状のモデルが画面に投影された場合に現わ
れる両側の縦の輪郭線のことである。
抽出処理(図2のステップS24)について説明する。
図15は経線抽出処理の処理手順を示している。本発明
において用いる「経線」とは、本具体例で認識対象とし
ている円柱形状のモデルが画面に投影された場合に現わ
れる両側の縦の輪郭線のことである。
【0115】この輪郭線は円柱形状の軸に平行に現われ
るので、経線を基準にした方向は、以後「軸方向」、
「軸と垂直な方向」などと記述する。さて、これまでの
処理で認識対象物体のおおまかな3次元位置が求められ
たので、認識対象物体の輪郭線がどのような位置に投影
されるかがわかる。
るので、経線を基準にした方向は、以後「軸方向」、
「軸と垂直な方向」などと記述する。さて、これまでの
処理で認識対象物体のおおまかな3次元位置が求められ
たので、認識対象物体の輪郭線がどのような位置に投影
されるかがわかる。
【0116】この推定位置を含むように、図5に示す如
きの経線抽出領域alを設定する。この領域alの大き
さは例えば、高さ200画素、幅100画素と言った具
合に事前に決めてしまっても良いが、認識対象モデルの
投影像の大きさに従ってその都度、設定するようにして
も良い。それには例えば、以下のようにする。モデル投
影像生成手段7が生成したモデルの経線の投影像の長さ
を基準にして、その長さ1.0倍を横幅、その長さ1.
5倍を高さとして経線の投影位置が中心になるように長
方形を設定する。
きの経線抽出領域alを設定する。この領域alの大き
さは例えば、高さ200画素、幅100画素と言った具
合に事前に決めてしまっても良いが、認識対象モデルの
投影像の大きさに従ってその都度、設定するようにして
も良い。それには例えば、以下のようにする。モデル投
影像生成手段7が生成したモデルの経線の投影像の長さ
を基準にして、その長さ1.0倍を横幅、その長さ1.
5倍を高さとして経線の投影位置が中心になるように長
方形を設定する。
【0117】スリットパターンの抽出により求めた端点
位置は、上下位置に関しては認識対象のどこに対応する
のかは未知であり、認識対象は画面上で約10度未満の
傾きがある可能性がある。
位置は、上下位置に関しては認識対象のどこに対応する
のかは未知であり、認識対象は画面上で約10度未満の
傾きがある可能性がある。
【0118】しかし、図5の如く、経線を含むように広
めの経線抽出領域を設定することにより、端点位置から
のずれや角度のずれがあったとしても、認識可能にする
ことができる。
めの経線抽出領域を設定することにより、端点位置から
のずれや角度のずれがあったとしても、認識可能にする
ことができる。
【0119】左右の経線に対してこの領域を設定し、図
15に示す如きの経線抽出処理を行う。まず、領域内の
各画素に対して画像処理により、軸方向(画面上の縦方
向)のエッジに指向性を持ったエッジ抽出処理を施す。
先にモデル投影像の生成をしたことから、認識対象物体
の経線の“方向”も同時に推定されている。従って、こ
こで、方向に指向性を持ったエッジの抽出処理を行なう
ことができる。この結果、領域内の各面素に縦方向のエ
ッジ強度の値が算出される(図15のステップS15
1)。
15に示す如きの経線抽出処理を行う。まず、領域内の
各画素に対して画像処理により、軸方向(画面上の縦方
向)のエッジに指向性を持ったエッジ抽出処理を施す。
先にモデル投影像の生成をしたことから、認識対象物体
の経線の“方向”も同時に推定されている。従って、こ
こで、方向に指向性を持ったエッジの抽出処理を行なう
ことができる。この結果、領域内の各面素に縦方向のエ
ッジ強度の値が算出される(図15のステップS15
1)。
【0120】次にエッジ抽出を行った部分領域の上端及
び下端からそれぞれ各一点を選択し、この選択した両点
の一方を始点位置とする(図15のステップS15
2)。また、もう一方を終点位置とする(図15のステ
ップS153)。
び下端からそれぞれ各一点を選択し、この選択した両点
の一方を始点位置とする(図15のステップS15
2)。また、もう一方を終点位置とする(図15のステ
ップS153)。
【0121】この始点位置と終点位置とを直線で結び、
その直線上の画素のエッジ強度を積算する(図15のス
テップS154)。部分領域の上端及び下端には、その
端部位置での構成画素数分の点が存在する。従って、上
端と下端の各点について考えられる組合せ全てについて
同様な処理を行う。
その直線上の画素のエッジ強度を積算する(図15のス
テップS154)。部分領域の上端及び下端には、その
端部位置での構成画素数分の点が存在する。従って、上
端と下端の各点について考えられる組合せ全てについて
同様な処理を行う。
【0122】積算値の解析のために、まず、積算に用い
た上端の画素数をM、下端の面素数をNとすると、M×
Nの記憶領域を確保する。この記憶領域は部分領域の上
端および下端の各位置を結ぶ組み合わせそれぞれが、そ
れぞれ特定の1配列要素に該当することになるので、M
×Nの記憶領域のうち、それぞれの直線に対応する配列
要素の位置に、その直線上の面素のエッジ強度の値を加
算してデータを置く作業を行う(図15のステップS1
55)。
た上端の画素数をM、下端の面素数をNとすると、M×
Nの記憶領域を確保する。この記憶領域は部分領域の上
端および下端の各位置を結ぶ組み合わせそれぞれが、そ
れぞれ特定の1配列要素に該当することになるので、M
×Nの記憶領域のうち、それぞれの直線に対応する配列
要素の位置に、その直線上の面素のエッジ強度の値を加
算してデータを置く作業を行う(図15のステップS1
55)。
【0123】つまり、それぞれの直線に対応する配列要
素の位置に、その直線が通る画素のエッジ強度の値を投
票するわけである。このようにしてM×Nの記憶領域に
投票値を書き込むと、その結果、2次元配列にヒストグ
ラムが得られることになる。エッジの面素であれば、そ
の面素位置の画素はエッジ強度が大きいから、投票結果
のうち、大きい投票値を示す画素対応の直線がエッジで
ある可能性が高い。
素の位置に、その直線が通る画素のエッジ強度の値を投
票するわけである。このようにしてM×Nの記憶領域に
投票値を書き込むと、その結果、2次元配列にヒストグ
ラムが得られることになる。エッジの面素であれば、そ
の面素位置の画素はエッジ強度が大きいから、投票結果
のうち、大きい投票値を示す画素対応の直線がエッジで
ある可能性が高い。
【0124】そこで、このM×Nの領域内で2次元的な
局所的極大値の位置を、積算値の高い順に予め決めた個
数だけ選び、経線の候補とする(図15のステップS1
58)。そして、経線の始点位置と終点位置の逆算によ
り、その経線候補の位置を求める(図15のステップS
159)。
局所的極大値の位置を、積算値の高い順に予め決めた個
数だけ選び、経線の候補とする(図15のステップS1
58)。そして、経線の始点位置と終点位置の逆算によ
り、その経線候補の位置を求める(図15のステップS
159)。
【0125】同様な処理を像の左右両方の経線に対して
行い、両側の経線候補を求め、その位置を知る。これら
の経線候補の中からスリットパターン抽出処理で求めた
端点位置を通り、かつ、“左右の経線は平行である”と
いう事実を満足する、最も積算値の大きい経線候補を選
択することで、経線位置が決定される(図15のステッ
プS1510)。
行い、両側の経線候補を求め、その位置を知る。これら
の経線候補の中からスリットパターン抽出処理で求めた
端点位置を通り、かつ、“左右の経線は平行である”と
いう事実を満足する、最も積算値の大きい経線候補を選
択することで、経線位置が決定される(図15のステッ
プS1510)。
【0126】ここで本具体例で説明した線の抽出方法で
は、抽出される線はディジタル直線(方程式で直線を表
現した場合には線の位置は実数空間上に定義されるが、
ディジタル直線の場合は線の位置は画素の大きさに量子
化された位置になる)である。そして、ディジタル直線
であるがため、「スリットパターン抽出処理で求めた端
点位置を通る」線を選択するという処理は、実際には、
「抽出したディジタル直線と求めた端点位置の距離が予
め決めた面素数(例えば2画素以内などと決めておく)
より小さい線を選択する」、ということになる。
は、抽出される線はディジタル直線(方程式で直線を表
現した場合には線の位置は実数空間上に定義されるが、
ディジタル直線の場合は線の位置は画素の大きさに量子
化された位置になる)である。そして、ディジタル直線
であるがため、「スリットパターン抽出処理で求めた端
点位置を通る」線を選択するという処理は、実際には、
「抽出したディジタル直線と求めた端点位置の距離が予
め決めた面素数(例えば2画素以内などと決めておく)
より小さい線を選択する」、ということになる。
【0127】〔経線当てはめ処理(ステップS25)〕
以上のような手統きでモデルの経線が求められると、図
2のステップS23の端点位置当てはめ処理のところで
説明した方法を用いて、認識対象モデルの3次元的な位
置と姿勢を経線に当てはまるように修正する(経線当て
はめ処理;ステップS25)。
以上のような手統きでモデルの経線が求められると、図
2のステップS23の端点位置当てはめ処理のところで
説明した方法を用いて、認識対象モデルの3次元的な位
置と姿勢を経線に当てはまるように修正する(経線当て
はめ処理;ステップS25)。
【0128】ここまでの処理で、モデルの見え方の5種
の変化要素のうち、3つ分の変化要素が決まる。そし
て、残されたパラメータは“中心の軸方向の位置”と、
“奥行き方向の回転角”の2種となる(5種の見え方の
変化要素については、図12の説明図を参照)。
の変化要素のうち、3つ分の変化要素が決まる。そし
て、残されたパラメータは“中心の軸方向の位置”と、
“奥行き方向の回転角”の2種となる(5種の見え方の
変化要素については、図12の説明図を参照)。
【0129】〔特徴線の当てはめ処理(ステップS2
6)〕次に特徴線当てはめ手段6による処理である図2
のステップS26での特徴線当てはめ処理に移る。図1
6は、特徴線の当てはめ処理の処理手順を示している。
6)〕次に特徴線当てはめ手段6による処理である図2
のステップS26での特徴線当てはめ処理に移る。図1
6は、特徴線の当てはめ処理の処理手順を示している。
【0130】本具体例では碍子を認識対象として説明し
ているが、碍子の場合、特徴線は塗色帯の上下にある線
である。塗色帯は碍子の胴体を周回するように塗られて
いるので、面面中では楕円形状に投影される。この特徴
線の当てはめ処理により、モデル投影像の上下の楕円状
の輪郭線を画像中のエッジ抽出結果に当てはめる処理と
照合の処理が行われる。ステップS26での当てはめ
は、前ステップまでの処理で残された2種のパラメータ
を決めるための処理である。
ているが、碍子の場合、特徴線は塗色帯の上下にある線
である。塗色帯は碍子の胴体を周回するように塗られて
いるので、面面中では楕円形状に投影される。この特徴
線の当てはめ処理により、モデル投影像の上下の楕円状
の輪郭線を画像中のエッジ抽出結果に当てはめる処理と
照合の処理が行われる。ステップS26での当てはめ
は、前ステップまでの処理で残された2種のパラメータ
を決めるための処理である。
【0131】つまり、残された2種のパラメータ(求ま
っていない2種のパラメータ)は、“円柱形状物体の中
心軸の方向の位置”と、“奥行き方向の回転角”であ
り、これらの2種のパラメータに応じてさまざまな種類
のモデル投影像を生成し、当てはまり検証を行うこと
で、当該2種のパラメータを決めることができる。
っていない2種のパラメータ)は、“円柱形状物体の中
心軸の方向の位置”と、“奥行き方向の回転角”であ
り、これらの2種のパラメータに応じてさまざまな種類
のモデル投影像を生成し、当てはまり検証を行うこと
で、当該2種のパラメータを決めることができる。
【0132】処理の具体的内容は次の通りである。認識
対象モデルは、この2種のパラメータに応じてモデル位
置と姿勢を変化させる。第1は、円柱形状物体の軸方向
の並進移動である。物体の軸方向は、端点位置当てはめ
処理の部分で説明したのと同様にして、物体中心を通り
カメラ光軸に垂直な平面Q′を求め、その平面に対する
物体の一軸の投影をとることにより求められる。第2
は、奥行き方向の回転であり、この回転軸は、前述の平
面Q′上にあり、物体中心を通り前記並進方向に垂直な
軸として設定される。
対象モデルは、この2種のパラメータに応じてモデル位
置と姿勢を変化させる。第1は、円柱形状物体の軸方向
の並進移動である。物体の軸方向は、端点位置当てはめ
処理の部分で説明したのと同様にして、物体中心を通り
カメラ光軸に垂直な平面Q′を求め、その平面に対する
物体の一軸の投影をとることにより求められる。第2
は、奥行き方向の回転であり、この回転軸は、前述の平
面Q′上にあり、物体中心を通り前記並進方向に垂直な
軸として設定される。
【0133】これら2種のパラメータを2次元的に変化
させて、モデル投影像と画像特徴との当てはまり検証を
行い、最適な当てはめ位置と角度を求める。パラメータ
の変化範囲と、分割数は以下のようにして設定する。パ
ラメータの変化範囲は認識対象物体の投影像が存在し得
る全ての領域である。実際には物体の存在する姿勢や位
置はある範囲で仮定できる場合が多い。例えば、極端に
上や下からカメラが物体を撮影することが無いならば、
回転角は180度の範囲に存在領域を限定することがで
きる。
させて、モデル投影像と画像特徴との当てはまり検証を
行い、最適な当てはめ位置と角度を求める。パラメータ
の変化範囲と、分割数は以下のようにして設定する。パ
ラメータの変化範囲は認識対象物体の投影像が存在し得
る全ての領域である。実際には物体の存在する姿勢や位
置はある範囲で仮定できる場合が多い。例えば、極端に
上や下からカメラが物体を撮影することが無いならば、
回転角は180度の範囲に存在領域を限定することがで
きる。
【0134】また、カメラが物体を“見上げている”
か、“見下ろしている”か、“ほぼ横方向から見てい
る”かの区別ができるのならば、せいぜい90度の範囲
に変化領域を設定すれば十分である。
か、“見下ろしている”か、“ほぼ横方向から見てい
る”かの区別ができるのならば、せいぜい90度の範囲
に変化領域を設定すれば十分である。
【0135】一方、物体の軸方向の位置は画面中からは
み出した領域まで位置を変化させる必要は無く、画面の
大きさによって変化範囲を限定できる。以上のように、
これら2種のパラメータは変化範囲を限定できるもので
ある。パラメータの分割数は画像中の投影像の位置変化
が1画素未満になるように設定すれば良い。それより細
かい位置や姿勢の変化は、画像中の当てはめに関係しな
い。従って、分割数は有限個に限定することができる。
み出した領域まで位置を変化させる必要は無く、画面の
大きさによって変化範囲を限定できる。以上のように、
これら2種のパラメータは変化範囲を限定できるもので
ある。パラメータの分割数は画像中の投影像の位置変化
が1画素未満になるように設定すれば良い。それより細
かい位置や姿勢の変化は、画像中の当てはめに関係しな
い。従って、分割数は有限個に限定することができる。
【0136】以上より、パラメータの変化範囲と分割数
は決まるので、それら2種のパラメータについて全ての
組み合わせでモデル投影像を生成し、当てはめ検証を行
う。当てはめ検証は次のようにする。当てはめ検証には
判断の尺度が必要となるがここでは以下のような尺度を
採用する。
は決まるので、それら2種のパラメータについて全ての
組み合わせでモデル投影像を生成し、当てはめ検証を行
う。当てはめ検証は次のようにする。当てはめ検証には
判断の尺度が必要となるがここでは以下のような尺度を
採用する。
【0137】いま、モデル投影像の外輪郭線上の画素位
置が{Ci(cix,ciy)}i=1,2,…,Mで
あるとする。また、画素位置(cix,clx)のエッ
ジ強度が{E(cix,ciy)}i=1,2,…Mで
あるとする。このとき、当てはめ尺度を次式で定義す
る。
置が{Ci(cix,ciy)}i=1,2,…,Mで
あるとする。また、画素位置(cix,clx)のエッ
ジ強度が{E(cix,ciy)}i=1,2,…Mで
あるとする。このとき、当てはめ尺度を次式で定義す
る。
【0138】
【数6】
【0139】すなわち、エッジ強度の値をそのまま積算
して、その値が高いものほど良く当てはまっていると判
断するのである。この当てはめ尺度の積算は、モデル投
影像生成手段7から送信されたモデルの外輪郭線全体の
画素に対して行っても良いが、このステップS26では
本具体例の場合、楕円形状の輪郭線だけに注目している
ことから、楕円形状の輪郭線だけに対して、当てはめ尺
度の積算を行うことも可能である。
して、その値が高いものほど良く当てはまっていると判
断するのである。この当てはめ尺度の積算は、モデル投
影像生成手段7から送信されたモデルの外輪郭線全体の
画素に対して行っても良いが、このステップS26では
本具体例の場合、楕円形状の輪郭線だけに注目している
ことから、楕円形状の輪郭線だけに対して、当てはめ尺
度の積算を行うことも可能である。
【0140】また、エッジ強度を積算する面素を、式
(17)に示すように、モデル投影像の外輪郭線の画素
位置だけでなく、例えば、外輪郭線の画素位置から1画
素以内の近傍領域(つまり、当該画素の上下左右の4画
素と斜め位置の関係になる4面素、当該面素を含めて9
画素分の領域)のエッジ積算値を積算するようにしても
良い。
(17)に示すように、モデル投影像の外輪郭線の画素
位置だけでなく、例えば、外輪郭線の画素位置から1画
素以内の近傍領域(つまり、当該画素の上下左右の4画
素と斜め位置の関係になる4面素、当該面素を含めて9
画素分の領域)のエッジ積算値を積算するようにしても
良い。
【0141】このように、近傍領域の値も積算すると、
装置が保有するモデルと実際の認識対象の大きさや、形
の僅かな違いや、画像のボケに対応できるようになる。
以上の手続きを、特徴線の当てはめ処理の処理手順であ
る図16のフローチャートに従って説明する。まず、当
てはめ試行する2種のパラメータの範囲と分割数を決め
る。この範囲で認識対象モデルの投影像を生成した時に
画像中に特徴線(本具体例の場合は帯線)が現われる領
域を算出する。これはパラメータの最大値と最小値の組
合せでそれぞれ投影像を作り、それらの投影像が含まれ
るような大きめの領域を設定すれば良い(ステップS1
61)。
装置が保有するモデルと実際の認識対象の大きさや、形
の僅かな違いや、画像のボケに対応できるようになる。
以上の手続きを、特徴線の当てはめ処理の処理手順であ
る図16のフローチャートに従って説明する。まず、当
てはめ試行する2種のパラメータの範囲と分割数を決め
る。この範囲で認識対象モデルの投影像を生成した時に
画像中に特徴線(本具体例の場合は帯線)が現われる領
域を算出する。これはパラメータの最大値と最小値の組
合せでそれぞれ投影像を作り、それらの投影像が含まれ
るような大きめの領域を設定すれば良い(ステップS1
61)。
【0142】次に、その領域内部にエッジ抽出処理を施
す。この場合のエッジ抽出は、図15で説明した経線抽
出処理のステップS151と違って、方向指向性を持た
ないエッジ抽出処理を行なう。例えばラプラシアン・ガ
ウシアンフィルタを用いれば良い(ステップ162)。
す。この場合のエッジ抽出は、図15で説明した経線抽
出処理のステップS151と違って、方向指向性を持た
ないエッジ抽出処理を行なう。例えばラプラシアン・ガ
ウシアンフィルタを用いれば良い(ステップ162)。
【0143】次に、変化させる2種のパラメータのうち
の一つ“奥行き方向の回転角”(チルト角)を変化領域
内の1つの値として設定する(ステップS163)。さ
らに、もう一方のパラメータの“円柱形状物体の中心軸
の方向の位置”(軸方向の位置)を設定する(ステップ
S164)。
の一つ“奥行き方向の回転角”(チルト角)を変化領域
内の1つの値として設定する(ステップS163)。さ
らに、もう一方のパラメータの“円柱形状物体の中心軸
の方向の位置”(軸方向の位置)を設定する(ステップ
S164)。
【0144】設定したパラメータに基づき、認識対象モ
デルの輪郭投影像を生成する(ステップS165)。式
(17)に基づいて、特徴線上の(本実施例の場合は楕
円部の輪郭線の)エッジ強度を積算する(ステップS1
66)。この当てはめ尺度を、経線抽出処理で行なった
のと同様に2次元配列に記憶する(ステップS16
7)。
デルの輪郭投影像を生成する(ステップS165)。式
(17)に基づいて、特徴線上の(本実施例の場合は楕
円部の輪郭線の)エッジ強度を積算する(ステップS1
66)。この当てはめ尺度を、経線抽出処理で行なった
のと同様に2次元配列に記憶する(ステップS16
7)。
【0145】2つのパラメータの変化範囲全体の当ては
め尺度の計算が終了したら、2次元的に記憶されたエッ
ジ強度の積算値から、2次元的な局所的極大値の位置を
選択する(ステップS1610)。
め尺度の計算が終了したら、2次元的に記憶されたエッ
ジ強度の積算値から、2次元的な局所的極大値の位置を
選択する(ステップS1610)。
【0146】そして、この局所的極大値のチルト角と軸
方向の位置を逆算し、これを最も良く当てはまったチル
ト角と軸方向の位置とする(ステップS1611)。以
上の手続きにより、認識対象モデルの3次元的な位置と
姿勢を求めたことになり、図2のステップS26の処理
は終了する。
方向の位置を逆算し、これを最も良く当てはまったチル
ト角と軸方向の位置とする(ステップS1611)。以
上の手続きにより、認識対象モデルの3次元的な位置と
姿勢を求めたことになり、図2のステップS26の処理
は終了する。
【0147】〔出力処理(ステップS27)〕このよう
にして、図2のステップS26の処理である特徴線の当
てはめ処理による最適な位置と姿勢の選択が終わると、
次に出力処理であるステップS27の処理を行うことに
よって、最終的な認識結果を結果出力手段8が出力し、
全体の処理が終了する。
にして、図2のステップS26の処理である特徴線の当
てはめ処理による最適な位置と姿勢の選択が終わると、
次に出力処理であるステップS27の処理を行うことに
よって、最終的な認識結果を結果出力手段8が出力し、
全体の処理が終了する。
【0148】以上、本発明の詳細を説明したが、要する
に本発明は、認識対象を撮像する撮像手段から得られる
画像の画像特徴と、用意した前記認識対象の3次元モデ
ルの投影像を比較し、その当てはまりの程度を検証し
て、この検証結果に応じ前記モデルの位置姿勢を逐次修
正して得た投影像と前記画像特徴とを再び照合して当て
はまりの程度を検証し、最も良く当てはまる投影像を求
めてその求めた最も良く当てはまる投影像から前記認識
対象の位置と姿勢の情報を求めることにより、認識対象
物体の3次元的な位置と姿勢を認識するようにしたもの
である。
に本発明は、認識対象を撮像する撮像手段から得られる
画像の画像特徴と、用意した前記認識対象の3次元モデ
ルの投影像を比較し、その当てはまりの程度を検証し
て、この検証結果に応じ前記モデルの位置姿勢を逐次修
正して得た投影像と前記画像特徴とを再び照合して当て
はまりの程度を検証し、最も良く当てはまる投影像を求
めてその求めた最も良く当てはまる投影像から前記認識
対象の位置と姿勢の情報を求めることにより、認識対象
物体の3次元的な位置と姿勢を認識するようにしたもの
である。
【0149】具体的には特定形状の認識対象物体を撮像
した画像から、スリットパターン抽出手段、経線抽出手
段、特徴線当てはめ手段などで、その認識対象物体の画
像特徴を抽出し、また、モデル投影像生成手段は、保有
している前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを
用いて、この3次元モデルの投影像を算出すると共に、
当てはまり判断手段の判別した当てはまり程度に基づい
て3次元モデルの3次元的な位置と姿勢を修正して前記
認識対象物体と比較照合するための投影像を得る。
した画像から、スリットパターン抽出手段、経線抽出手
段、特徴線当てはめ手段などで、その認識対象物体の画
像特徴を抽出し、また、モデル投影像生成手段は、保有
している前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを
用いて、この3次元モデルの投影像を算出すると共に、
当てはまり判断手段の判別した当てはまり程度に基づい
て3次元モデルの3次元的な位置と姿勢を修正して前記
認識対象物体と比較照合するための投影像を得る。
【0150】また、抽出の困難な輪郭線に関してはスリ
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
ット光を照射し、そのスリットパターンの形状から、ス
リットパターンに交差する輪郭線の位置を抽出すること
で、安定かつ確実にその輪郭線の位置を抽出する。
【0151】前記モデル投影像生成手段は、スリットパ
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
ターン抽出手段の抽出結果にしたがって3次元モデルの
位置と姿勢を修正し、経線抽出手段の抽出結果にしたが
って3次元モデルの位置と姿勢を修正し、特徴線当ては
め手段に3次元モデルの各種の位置と姿勢の投影像を送
信し、最良の当てはめ程度に判別された3次元モデルの
位置と姿勢の情報を得て出力する。
【0152】このように、認識対象を撮像した画像情報
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデルの投影像と比較して、その当てはまりの
程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにし
て、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識するよ
うにした。
を得て、この画像情報から得られる画像の画像特徴を抽
出し、この抽出した画像特徴を、用意した前記認識対象
の3次元モデルの投影像と比較して、その当てはまりの
程度を検証し、前記モデルの位置と姿勢を逐次修正し
て、最も良く当てはまる投影像を求め、その求めた最も
良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求めるようにし
て、認識対象物体の3次元的な位置と姿勢を認識するよ
うにした。
【0153】従って、「円柱」形状や「一般化された円
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。
柱」形状の認識対象物体について、その位置と姿勢を画
像から測定できるようになり、自律型の作業ロボットの
実現に道が開かれる。
【0154】なお、本発明は上述した具体例に限定され
るものではなく、種々変形して実施し得る。また、本発
明において実施形態に記載した手法は、コンピュータに
実行させることのできるプログラムとして、磁気ディス
ク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光デ
ィスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリな
どの記録媒体に格納して頒布することもできる。
るものではなく、種々変形して実施し得る。また、本発
明において実施形態に記載した手法は、コンピュータに
実行させることのできるプログラムとして、磁気ディス
ク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光デ
ィスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリな
どの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定形状、例えば「円柱」形状や「一般化された円柱」
形状の認識対象物体に対して、何らマーカをつけること
なく、その認識対象物体の画像から物体の3次元的な位
置と姿勢を認識または測定することが可能であり、自律
ロボットの視覚の役割を担うことが可能になって、配電
設備などの作業のための自律ロボットの実現を可能にす
るなど、その実用的効果は多大である。
特定形状、例えば「円柱」形状や「一般化された円柱」
形状の認識対象物体に対して、何らマーカをつけること
なく、その認識対象物体の画像から物体の3次元的な位
置と姿勢を認識または測定することが可能であり、自律
ロボットの視覚の役割を担うことが可能になって、配電
設備などの作業のための自律ロボットの実現を可能にす
るなど、その実用的効果は多大である。
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
一具体例の全体構成を示すブロック図。
一具体例の全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明シ
ステムの動作例を示すフローチャート。
ステムの動作例を示すフローチャート。
【図3】本発明システムにおける処理の移り変わりの様
子を説明するための図であって、取り込んだスリットな
し画像の状態を示す模式図。
子を説明するための図であって、取り込んだスリットな
し画像の状態を示す模式図。
【図4】本発明システムにおける処理の移り変わりの様
子を説明するための図であって、取り込んだスリット照
射画像の状態を示す模式図。
子を説明するための図であって、取り込んだスリット照
射画像の状態を示す模式図。
【図5】本発明システムにおける処理の移り変わりの様
子を説明するための図であって、経線抽出処理のために
設定する経線抽出領域を付与した状態での模式図。
子を説明するための図であって、経線抽出処理のために
設定する経線抽出領域を付与した状態での模式図。
【図6】本発明システムにおける処理の移り変わりの様
子を説明するための図であって、経線抽出処理により抽
出した経線を含む状態での模式図。
子を説明するための図であって、経線抽出処理により抽
出した経線を含む状態での模式図。
【図7】本発明システムにおける処理の移り変わりの様
子を説明するための図であって、最終的な当てはめ結果
の模式図。
子を説明するための図であって、最終的な当てはめ結果
の模式図。
【図8】本発明を説明するための図であって、レーザパ
ターン抽出処理の処理手順を示すフローチャート。
ターン抽出処理の処理手順を示すフローチャート。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明シ
ステムにおけるモデル投影像生成手段の構成図。
ステムにおけるモデル投影像生成手段の構成図。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明
システムにおけるモデルの例を示す図。
システムにおけるモデルの例を示す図。
【図11】本発明を説明するための図であって、生成さ
れたモデル投影像の例を示す図。
れたモデル投影像の例を示す図。
【図12】本発明を説明するための図であって、円柱モ
デルの見え方の5種類の変化要素の説明をする図。
デルの見え方の5種類の変化要素の説明をする図。
【図13】本発明を説明するための図であって、円柱モ
デルの奥行きを算出する方法の説明図。
デルの奥行きを算出する方法の説明図。
【図14】本発明を説明するための図であって、2次元
位置から3次元位置の変換に関する説明のための図。
位置から3次元位置の変換に関する説明のための図。
【図15】本発明を説明するための図であって、本発明
システムにおける経線抽出処理の手順を説明するための
図。
システムにおける経線抽出処理の手順を説明するための
図。
【図16】本発明を説明するための図であって、本発明
システムにおける特徴線の当てはめ処理の手順を説明す
るための図。
システムにおける特徴線の当てはめ処理の手順を説明す
るための図。
【図17】本発明を説明するための図であって、本発明
システムにおけるラベル密度計算の説明をするための模
式図。
システムにおけるラベル密度計算の説明をするための模
式図。
【図18】本発明を説明するための図であって、ラベル
に外接する凸の多角形を使用してラベル密度計算を行う
方法の説明図。
に外接する凸の多角形を使用してラベル密度計算を行う
方法の説明図。
1…TVカメラ 2…スリット光照射手段 3…画像入力部 4…スリットパターン抽出手段 5…経線抽出手段 6…特徴線当てはめ手段 7…モデル投影像生成部 8…結果出力手段 91…モデル位置算出手段 92…モデルの位置及び姿勢パラメータ記憶手段 93…モデルの構造パラメータ記憶手段 94…モデルの3次元位置算出手段 95…カメラパラメータ記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 恭一 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番30号 株式会社東芝関西支社内
Claims (5)
- 【請求項1】特定形状の認識対象物体にスリット光を照
射するスリット光照射手段と、 前記特定形状の認識対象物体の画像を入力する画像入力
手段と、 前記画像入力手段から得た画像から画像処理によりスリ
ット光の投影パターンを抽出するスリットパターン抽出
手段と、 前記画像入力手段から得た画像と、スリットパターン抽
出手段から得た情報から、スリット光の投影パターンに
交差する前記認識対象物体の輪郭線を抽出する経線抽出
手段と、 前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを保有し、
この3次元モデルの投影像を算出すると共に、当てはま
り程度を示す情報に基づいて3次元モデルの3次元的位
置・姿勢を修正することにより前記認識対象物体との比
較照合用の投影像を得るモデル投影像生成手段と、 前記画像入力手段から得た画像から、前記認識対象物体
の画像特徴と、前記モデル投影像生成手段により得られ
た投影像を照合比較して当てはめの程度を判別し、前記
認識対象モデルの位置姿勢を修正して、前記認識対象物
体の形状から生ずる特徴線を当てはめる特徴線当てはめ
手段と、 前記当てはめ程度の最良の3次元モデル投影像の位置・
姿勢情報を、前記モデル投影像生成手段より得て出力す
る結果出力手段と、を具備することを特徴とする認識対
象物体の位置姿勢認識装置。 - 【請求項2】円柱形状もしくは、円柱または円錐台をそ
の軸方向に積み重ねることによってできる形状の認識対
象物体を撮像した画像を入力する画像入力手段と、 前記特定形状の認識対象物体の軸方向に沿った方向に延
びる輪郭線に交差するように、スリット光を照射するス
リット光照射手段と、前記画像入力手段から得た画像か
ら画像処理によりスリット光の投影パターンを抽出する
スリットパターン抽出手段と、 前記画像入力手段から得た画像と、スリットパターン抽
出手段から得た情報から、スリット光の投影パターンに
交差する前記認識対象物体の輪郭線を抽出する経線抽出
手段と、前記特定形状の認識対象物体の3次元モデルを
保有し、この3次元モデルの投影像を算出すると共に、
当てはまり程度を示す情報に基づいて3次元モデルの3
次元的位置姿勢を修正して前記認識対象物体と比較照合
するための投影像を得るモデル投影像生成手段と、 前記画像入力手段から得た画像から、前記認識対象物体
の画像特徴と、前記モデル投影像生成手段により得られ
た投影像を照合比較して当てはめの程度を判別し、前記
認識対象モデル位置姿勢を修正して前記認識対象物体の
形状から生ずる特徴線を当てはめる特徴線当てはめ手段
と、 前記当てはめ程度の最良の3次元モデル投影像の位置・
姿勢情報を、前記モデル投影像生成手段より得て出力す
る結果出力手段と、を具備することを特徴とする認識対
象物体の位置姿勢認識装置。 - 【請求項3】請求項1記載の認識対象物体位置姿勢認識
装置において、 前記スリット光照射手段は、少なくとも2本の交差する
線で構成された形状のスリット光を照射する構成とする
と共に、前記スリットパターン抽出手段は、スリット光
の投影パターンに対応する画素の候補となる面素を連結
領域として分割し、各連結領域に外接する形状の面積に
対する、当該連結領域が包含する画素数の比が判断のた
めの値より、小さい値を持つ連結領域の中で、外接形状
の面積が最大の連結領域を選択することにより、スリッ
ト光の投影パターンを抽出するようにしたことを特徴と
する認識対象物体位置姿勢認識装置。 - 【請求項4】請求項3記載の認識対象物体位置姿勢認識
装置において、 前記スリットパターン抽出手段における前記連結領域に
外接する形状は、連結領域に外接する矩形としたことを
特徴とする認識対象物体の位置姿勢認識装置。 - 【請求項5】スリット光を照射してなる認識対象を撮像
した画像情報と、スリット光を照射しない前記認識対象
の画像の情報とからスリット光の照射パターンを抽出
し、前記認識対象の形状から生ずる特徴点または特徴線
の、スリット光の照射パターンに交差する位置の情報を
抽出し、その情報に基づいて用意した前記認識対象の位
置姿勢を修正し、入力した画像情報から抽出した画像特
徴と、前記認識対象の3次元モデルの投影像と比較して
当てはまりの程度を検証し、前記モデルの位置姿勢を逐
次修正して、最も良く当てはまる投影像を求め、その求
めた最も良く当てはまる投影像から位置と姿勢を求める
ようにすることにより、認識対象物体の3次元的な位置
と姿勢を認識することを特徴とする認識対象物体の位置
姿勢認識方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32412196A JPH10160464A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 認識対象物体の位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32412196A JPH10160464A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 認識対象物体の位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160464A true JPH10160464A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18162396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32412196A Pending JPH10160464A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 認識対象物体の位置姿勢認識装置および位置姿勢認識方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160464A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010096515A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toshiba Corp | 自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法 |
| JP2010218016A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Omron Corp | 視覚認識処理用のモデルデータの登録方法および視覚センサ |
| JP2011112402A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Omron Corp | 3次元視覚センサにおける計測有効領域の表示方法および3次元視覚センサ |
| US8447097B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-05-21 | Omron Corporation | Calibration apparatus and method for assisting accuracy confirmation of parameter for three-dimensional measurement |
| US8559704B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-10-15 | Omron Corporation | Three-dimensional vision sensor |
| US8565515B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-10-22 | Omron Corporation | Three-dimensional recognition result displaying method and three-dimensional visual sensor |
| JP2014002033A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法 |
| CN118567238A (zh) * | 2024-08-01 | 2024-08-30 | 中铁电气化局集团有限公司 | 基于智能控制系统的软母线预制施工方法及系统 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32412196A patent/JPH10160464A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010096515A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Toshiba Corp | 自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法 |
| US8447097B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-05-21 | Omron Corporation | Calibration apparatus and method for assisting accuracy confirmation of parameter for three-dimensional measurement |
| US8559704B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-10-15 | Omron Corporation | Three-dimensional vision sensor |
| US8565515B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-10-22 | Omron Corporation | Three-dimensional recognition result displaying method and three-dimensional visual sensor |
| JP2010218016A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Omron Corp | 視覚認識処理用のモデルデータの登録方法および視覚センサ |
| US8654193B2 (en) | 2009-03-13 | 2014-02-18 | Omron Corporation | Method for registering model data for optical recognition processing and optical sensor |
| JP2011112402A (ja) * | 2009-11-24 | 2011-06-09 | Omron Corp | 3次元視覚センサにおける計測有効領域の表示方法および3次元視覚センサ |
| JP2014002033A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法 |
| CN118567238A (zh) * | 2024-08-01 | 2024-08-30 | 中铁电气化局集团有限公司 | 基于智能控制系统的软母线预制施工方法及系统 |
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