JPH10160591A - 測定装置および測定方法 - Google Patents
測定装置および測定方法Info
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- JPH10160591A JPH10160591A JP8319546A JP31954696A JPH10160591A JP H10160591 A JPH10160591 A JP H10160591A JP 8319546 A JP8319546 A JP 8319546A JP 31954696 A JP31954696 A JP 31954696A JP H10160591 A JPH10160591 A JP H10160591A
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Abstract
に、消費電力が少なく、メモリー容量の節約が可能な測
定装置および測定方法を提供すること。 【解決手段】 モデムユニット30は、サーモレコーダ
20と通信を行い、そこで検出された温度データを読み
取ると共に、その温度データをCPU40に転送する測
定部34を備えている。CPU40では、ROM39に
格納された制御プログラムに基づき、第1の調整部43
によってサンプリングされた温度データの間に変化があ
ればサンプリング間隔が調整される。さらに、第2の調
整部44によってサンプリングされた温度データがRA
M36に記憶保持されている上限値に接近している場合
にはサンプリング間隔が調整される。これにより、無駄
なサンプリングを防止できると共に、温度変化に追従し
てその変化を確実にモニターできる。従って、サンプリ
ング数を最小限に抑えることができるので、消費電力を
低減でき、メモリー容量の節約も可能である。
Description
理量を測定するための測定装置および測定方法に関する
ものである。
測定装置を用いて温度、湿度、気圧、風量などの物理量
を測定して環境などをモニターすることが検討されてい
る。例えば、倉庫に製品を保管しておく際には、製品の
品質を劣化させないように倉庫内の温度を所定の範囲内
に維持しておくことが重要である。このために、個々の
倉庫に測定装置を設置して、これらの測定装置によって
測定された温度データを定期的に情報処理装置(パソコ
ン)に伝送することにより、倉庫内の温度を監視するよ
うにしている。
装置としては、センサーによって所定の場所の温度を測
定する測定ユニットと、このセンサーで測定した温度デ
ータを公衆電話回線を通じて情報処理装置に伝送するた
めの機能を備えたモデムユニットを用いて、公衆電話回
線を伝送路として倉庫から離れた事務所等に温度データ
を伝送し、そこで全ての倉庫を集中管理することが検討
されている。このシステムでは、例えば、モデムユニッ
トが公衆電話回線の端末近くに設置され、所定の場所に
設置された測定ユニットから温度データがモデムユニッ
トに伝送される。
された環境における温度変化と測定装置のサンプリング
時間の関係を示してある。なお、本明細書においてサン
プリングとは、センサーで測定した温度(物理量)を読
み取った後に測定ユニットからモデムユニットに温度デ
ータを出力することを示す。これらの図に示すように、
センサーが測定した温度データを一定の時間間隔でサン
プリングするようになっている従来の測定装置では、以
下のようになる。
い時間間隔Wでサンプリングすると、上限値Nhに近づ
く様子などを確実にモニタリングできる。しかしなが
ら、環境の温度があまり変化しない状況(図5(A)の
領域R)でも、設定された間隔Wで常にサンプリングす
るので、定期的に多数の温度データがサンプリングされ
ることになる。倉庫内に設置される測定ユニットは、設
置場所が規制されないように電池等の小型のバッテリー
が搭載された簡易型のものが多い。従って、上述したよ
うな測定システムでは測定ユニットからモデムユニット
に測定データを伝送する回数が非常に多く短時間で電力
を消費してしまい、バッテリーの寿命を短くする原因と
なる。
のサンプリングしたデータを記憶してパソコンに伝送す
るシステムを採用できるが、このようなシステムにおい
ては、上記のように多数のサンプリングが行われると直
ぐにメモリー容量が足りなくなるので、比較的短い間隔
でメモリーに記憶されたデータを定期的にパソコンに伝
送してメモリー容量を確保する必要がある。この点で
も、消費電力が増加する。さらに、パソコンで処理する
データ量も増えるのでデータ処理に時間がかかる。
比較的長いサンプリング間隔Wを設定すれば、サンプリ
ング数が少なくなるので、消費電力を減らすことができ
る。しかし、サンプリング間隔Wが長いと、環境に急激
な温度変化が生じた場合(図5(B)の領域R’)は、
その変化をとらえられないことがあり、例えば、図5
(B)のサンプリング点bでは温度が上限値Nh以下で
あっても、次回のサンプリング点b’の温度は上限値N
hを遥にオーバーしているという事態が発生する可能性
がある。従って、サンプリング間隔Wを長く設定する
と、電力消費やデータ処理という点では有利であるが、
環境の温度変化を確実にモニターできなくなってしま
う。
を確実にモニターできると共に、消費電力が少なく、メ
モリー容量を節約できる測定装置および測定方法を提供
することを目的としている。そして、小型軽量で安価に
設置でき、温度等の物理量を確実にモニターして環境の
管理に役立つ測定装置および測定方法を提供することを
目的としている。
隔で物理量のサンプリングを行う従来のロギングシステ
ムとは異なり、本発明においては、サンプリング間隔を
可変するサンプリングシステムを採用するようにしてい
る。すなわち、本発明では、センサーを用いて測定した
物理量を時間的なサンプリング間隔をおいて出力可能な
第1の工程と、この第1の工程で出力された物理量の間
に変化があればサンプリング間隔を調整する第2の工程
とを有した測定方法を採用している。この測定方法は、
本発明の測定装置であるセンサーを用いて測定した物理
量を時間的なサンプリング間隔をおいて出力可能な測定
手段と、この測定手段で出力された物理量の間に変化が
あればサンプリング間隔を調整する制御手段とを有する
ことを特徴とする測定装置で実現できる。
づいてサンプリング間隔を可変することにより、環境に
おける物理量の変化に応じた最適なサンプリング間隔を
設定できる。例えば、複数のサンプリングされた物理量
の変化率を求め、この変化率に変化があればサンプリン
グ間隔を調整する第1の調整手段、あるいは第3の工程
を設けることにより、当該変化率をパラメータとして用
いてサンプリング間隔を調整できる。サンプリングされ
た物理量の変化率が増加するときには物理量が急変して
いる状態であり、設定値に急速に接近するように変化し
ている可能性がある。一方、当該変化率が減少している
ときには物理量が安定している状態である可能性があ
り、また、設定値から遠ざかるように変化している可能
性がある。このため、サンプリングされた物理量の変化
率をパラメータとして用いて、変化率の絶対値が増加し
たときにサンプリング間隔を短く設定し、変化率の絶対
値が減少したときにサンプリング間隔を長く設定すれば
物理量の変化が大きくなるときは前もってサンプリング
間隔を短くでき、物理量の変化が緩やかになっていると
きは前もってサンプリング間隔を長くするように調整で
きる。これにより、サンプリング数を最小限に抑えるこ
とができ、しかも、物理量の変化を確実に捉えることが
できる。このため、必要以上にサンプリングしなくて十
分に物理量の変化をモニターできるので、無駄な電力消
費を回避できる。それと同時に、パソコンで処理するデ
ータ数も減るので、データ処理時間を短縮できる。従っ
て、電池等の小型のバッテリーを搭載した測定装置にお
いては、バッテリーの寿命を伸ばせるので、バッテリー
交換を頻繁に行わなくても良くなる。また、メモリーが
内蔵され、サンプリングしたデータを一時的に記憶保持
できる測定装置においては、サンプリング数を最小限に
抑えれるためにメモリー容量を節約でき、メモリーに格
納されたデータをホストコンピュータに伝送する間隔も
長く設定できるので、この点からも測定装置の低消費電
力化が図れる。このように本発明の測定方法を採用した
測定装置は、小型軽量で安価に設置でき、温度等の物理
量を確実にモニターして環境の管理に役立つ測定装置に
適している。
基づいてサンプリング間隔を可変するためには、本発明
の測定装置の制御手段に、物理量とその物理量の予測さ
れる変動範囲から予め設定された設定値との差を求め、
この差に変化が変化があればサンプリング間隔を調整す
る第2の調整手段、あるいは第4の工程を設けても良
い。これにより、この差をパラメータとして用いてサン
プリング間隔を調整することも可能である。この差が小
さいときにはモニターの対象となる環境における物理量
が設定値の付近に近接した状態にあるので、この場合に
は、物理量に若干変化が生じると環境における物理量が
設定値をオーバーしてしまう可能性がある。一方、この
差が大きいときには物理量が設定値から離れた状態にあ
る。このために、サンプリングされた物理量と設定値と
の差をパラメータとして用いて、差が小さいときにサン
プリング間隔を短く設定し、差が大きいときにサンプリ
ング間隔を長く設定して物理量のサンプリングを実行す
れば良い。このような測定方法を採用することにより、
物理量がモニターできない設定値を越えているといった
弊害を回避できると共に、物理量が設定値から離れたモ
ニターにほとんど必要のない時のサンプリング数を最小
限に抑えられる。そして、環境の物理量が設定値に近づ
いた危うい状態のときは確実に物理量をモニターでき
る。従って、このような測定方法、あるいは測定装置を
採用することによって、必要以上の無駄なサンプリング
を行わずに電力の浪費を回避できる。さらに、パソコン
でのデータ処理時間を短縮できる。
設定値との差をパラメータとして採用する場合には、予
め所定の値を設定しておき、この値より上記の差が小さ
い場合にサンプリング間隔を短くし、逆に大きい場合に
サンプリング間隔を長くするように制御することができ
る。
構築するためには、測定手段に伝送手段を設けてパソコ
ンなどの情報処理装置にサンプリングした物理量を出力
できるようにすることが好ましい。
施の形態を説明する。図1は本発明を適用した測定シス
テムを備えた管理システムの概略構成図である。
れる温度測定用の測定装置10と、情報処理装置(パソ
コン)80を有しており、温度測定システム10と情報
処理装置80は公衆電話回線を介して接続されている。
センサーによって測定するサーモレコーダ(測定ユニッ
ト)20と、このサーモレコーダ20の測定した温度デ
ータを定期的に公衆電話回線を介して情報処理装置80
に伝送するモデムユニット30とを有している。サーモ
レコーダ20とモデムユニット30はケーブル85によ
って電気的に接続されており、サーモレコーダ20で測
定した温度データがケーブル85を介してモデムユニッ
ト30に入力される。本例の管理システム1では、モデ
ムユニット30が公衆電話回線とつなげるために電話回
線の端末の近傍に設置されるのに対し、サーモレコーダ
20は測定に適して位置にセットできる。情報処理装置
80では、モデムユニット30から伝送された温度デー
タに基づき温度の変化をグラフや表に表示、あるいはプ
リントアウトすることができ、このようなほうほうで複
数の倉庫2の環境を事務所などの集中的に管理できるよ
うになっている。本例の管理システム1の情報処理装置
80はパーソナルコンピュータ(パソコン)等の情報処
理装置を適用することができる。
0は、偏平のハウジング21を備えており、このハウジ
ング21の窓開けされた部分にサーミスタ等の温度検出
用センサー22が内蔵されている。また、サーモレコー
ダ20は、センサー22によって検出された温度データ
を記憶保持するメモリー25、ハウジング21の表面に
設けられた液晶パネルを駆動する表示部23a、センサ
ー22で検出した温度データをモデムユニット30に伝
送可能な出力インターフェース24、これら全ての制御
を司るCPU26、およびこれらの電力源であるバッテ
リー27が内蔵されている。本例では、出力インターフ
ェース24とモデムユニット30がケーブル85を介し
て接続されており、サーモレコーダ20はモデムユニッ
ト30から出力要求があると、出力インターフェース2
4が内部のバッテリー27によって自動起動し、その時
点で検出された温度データを伝送するようになってい
る。
ブロックで示してある。本例のモデムユニット30は、
ケーブル85を介してサーモレコーダ20と接続可能な
入力インターフェース32と、この入力インターフェー
スを介して適当な間隔でサーモレコーダ20と通信を行
いセンサー22によって検出された温度データを読み込
んだ後にCPU40に出力(サンプリングする)する測
定部34と、この測定部34でサンプリングされた温度
データを一時的に記憶保持可能なRAM36と、このR
AM36に記憶保持された温度データをパソコン80に
定期的に伝送するための出力インターフェース39と、
これら全ての制御を司るCPU40と、CPU40の動
作に必要な制御プログラムや設定値等が格納されたRO
M38とを備えている。
を介して通信を行い温度データをサンプリングするサン
プリング部34bと、CPU40によって調整されたサ
ンプリング時間をカウントしてサンプリング部34bを
起動するサンプリング時間設定部34aとを備えてい
る。RAM36は、倉庫温度の設定値(上限値および下
限値)が格納される設定値記憶領域36aと、測定部3
4でサンプリングした温度データが格納される測定値記
憶領域36bが展開されている。CPU40には、サン
プリングされた温度データが上限値をオーバーしている
場合に即座に出力インターフェース39を介してパソコ
ン80に警告を発するアラーム部41と、RAM36に
格納されている温度データを定期的に出力インターフェ
ース39を介してパソコン80に伝送するデータ転送部
42と、サンプリングされた温度データの変化率に変化
があればサンプリング時間を調整する第1の調整部43
と、サンプリングされた温度データがRAM36に記憶
保持されている設定値に接近している場合にサンプリン
グ時間を調整する第2の調整部44が設けられている。
る処理をフローチャートを用いて示してある。本例の温
度測定システム10では、サーモレコーダ20によって
倉庫内の温度が随時検出され、表示されるとともに一時
的に記憶される。そして、モデムユニット30から出力
要求があると、その時の検出値が出力(サンプリング)
される。まず、ステップST1において、サンプリング
時間設定部34aを用いて、サンプリング時間を、例え
ばダウンカウントして設定された時間がアップするまで
待機する。サンプリングタイムがタイムアップになる
と、ステップST2において、測定部34bからサーモ
レコーダ20に出力要求を出し、サーモレコーダ20か
ら送信された温度データN(i)を読み込み、CPU4
0に転送する(サンプリングする)。
た温度データN(i)がRAM36に記憶保持されてい
る上限値Nhを越えているか否かを確認する。また、サ
ンプリングされた温度データN(i)をRAM36に展
開されている測定値記憶領域36bに温度データとサン
プリング時間を含んだデータとして記憶保持する。この
ステップST3において、温度が上限値Nhをオーバー
している場合には、ステップST12に移行して、アラ
ーム部41によって出力インターフェース39を介して
その温度データN(i)を即座にパソコン80に伝送す
る。これにより、パソコン80を介してユーザが倉庫内
の温度を直ぐに知り、必要な対応をとることができる。
6に格納されているデータを公衆電話回線を介して伝送
するタイミングであるか否かを判断する。伝送するタイ
ミングの時にはステップST13に移行し、データ転送
部42によって公衆電話回線を伝送できる信号に変換さ
れた温度データを出力インターフェース39から出力す
る。
整部43において、今回サンプリングされた温度データ
N(i)と前回サンプリングされた温度データN(i−
1)との間の変化率ΔT(i)(今回の変化率)を求め
る。さらに、前回の変化率ΔT(i−1)と今回の変化
率ΔT(i)との変化(二次微分)ΔT2 (i)を求め
る。そして、変化率ΔT(i)とΔT(i−1)が相違
しているか否かを判断する。
(i)とΔT(i−1)が相違している、すなわち、Δ
T2 (i)が0である場合には、ステップST6に移行
して、第2の調整部44において、測定温度N(i)と
上限値Nhとの差{Nh−N(i)}を求める。この差
{Nh−N(i)}から倉庫内の温度が上限値Nhに近
接しているか否かを確認する。この結果、上記の差{N
h−T(i)}が予め設定されている規定値Na以上で
あれば、温度データN(i)が上限値Nhに対して離れ
た位置にあるので、サンプリング間隔Wを変えずステッ
プST1に戻る。このケースでは、前回のサンプリング
間隔Wと同じとなるようにサンプリング時間tが設定さ
れ、次回のサンプリングが実行される。
設定値Naとの差が規定値Na以下であれば、温度N
(i)が設定値Nhに対して近接しているので、僅かな
温度変化が生じれば倉庫内の温度が設定値Nhをオーバ
ーしてしまうと予想される。一方、温度N(i)が設定
値Nhに近接していたとしても温度N(i)が設定値N
hから遠ざかるように変化していれば上記の心配はな
い。このために、本例では、ステップST7において今
回サンプリングされた温度データN(i)と前回サンプ
リングされた温度データN(i−1)との間の変化率Δ
T(i)から温度N(i)が設定値Nhから離れる状態
で変化しているか否かを確認する。なお、温度N(i)
が設定値Nhから離れる状態とは、上限値Nhに近い場
合は、変化率ΔT(i)が負の場合となる。ステップS
T7において温度N(i)が設定値Nhから離れる状態
で変化している場合には、ステップST9に移行して前
回より長いサンプリング間隔Wが設定され、ステップS
T1に戻ってサンプリングが継続される。一方、温度N
(i)が設定値Nhに接近する状態で変化している場合
には、ステップST8に移行して、前回より短いサンプ
リング間隔Wが設定され、ステップST1に戻って次回
のサンプリングが実行される。また、ステップST7に
おいては、温度N(i)が設定値Nhから離れもせず、
近づきもしない(変化率ΔT(i)が零の状態は、設定
値Nhから離れる条件ではないので、ステップST8に
移行してサンプリング間隔Wは短くなる。
グされた温度データT(i)の変化率ΔT(i)の変化
(二次微分ΔT2 (i))が相違している場合には、ス
テップST10に移行して、二次微分ΔT2 (i)の絶
対値が増加しているか否かを確認する。二次微分ΔT2
(i)が増加している場合には、温度変化が上限値Nh
に向かって急変している可能性がある。そこで、ステッ
プST11において前回よりも短いサンプリング間隔W
が設定され、ステップST1に戻って次回のサンプリン
グが実行される。一方、二次微分ΔT2 (i)の絶対値
が減少している場合には、温度の変化が緩やかになる方
向なので前に説明したステップST6、ステップST7
の条件がクリアーできればステップST9においてサン
プリングタイムを長くする。
サンプリング時間を制御する例を示してある。温度変化
曲線T(t)に沿って温度が変化したとすると、時刻t
1、t2、およびt3でサンプリングされた温度データ
N(1)、N(2)、およびN(3)の温度は等しく、
変化率ΔT(3)と変化率ΔT(2)は共に零となる。
従って、ΔT(3)=ΔT(2)となり、さらに、時刻
t3の温度と上限値Naとの差が規定値Naより大きい
のでステップST6からステップST1に戻り、サンプ
リング間隔W34はサンプリング間隔W23(サンプリ
ング間隔W12)と同じに設定され、その時刻t4にサ
ンプリングが実行されて温度データN(4)を得る。こ
の温度データN(4)に基づいて今回の温度データN
(4)と前回の温度データN(3)の間の今回の変化率
ΔT(4)が算出される。倉庫内は温度変化が生じて温
度が上昇しているので、今回の変化率ΔT(4)は前回
の変化率ΔT(3)と相違する。このため、ステップS
T5からステップST10に移行して、今回の二次微分
の絶対値|ΔT2 (4)|と前回の二次微分の絶対値|
ΔT2 (3)|との大小比較が行われる。図4において
は、倉庫内の温度は急激に上昇しているので、今回の二
次微分の絶対値|ΔT2 (4)|の方が前回の二次微分
の絶対値|ΔT2 (3)|に比べて大きい。従って、サ
ンプリング間隔W45が短くなるように設定される。ま
ず、本例では、次回の変化率ΔT(5)が今回の変化率
ΔT(4)より急峻なものとなっていると想定して変化
率ΔT(4)より急峻となる仮想の変化率ΔT(5)を
算出する。仮想の変化率ΔT(5)は次の一般式によっ
て算出する。
1)が今回の変化率ΔT(i)より大きくなるように設
定される定数である。
ΔT(5)と上限値Nhが交わる時刻tを算出し、この
時間をサンプリング時間t5として設定する。これによ
り、今回のサンプリング間隔W34よりも短い次回のサ
ンプリング間隔W45が設定される。本例では、前述の
ようなサンプリング間隔可変制御によって随時サンプリ
ング間隔W56、W67・・・が設定される。
30では、倉庫内における温度が上限値Nhに接近した
状態で変化している場合には、予めサンプリング間隔W
が短く設定されるので、温度変化を確実にモニターで
き、温度が設定値Nhをオーバーしてしまうような異常
を確実に監視し対処することができる。このように温度
を管理するという観点からすれば、本例のシステム1の
ように温度が変化した場合に確実にサンプリング間隔W
を短くしてモニターできれば十分である。従って、本例
では、温度変化がない場合には、サンプリング間隔Wを
長く設定することが可能であり、倉庫内における温度が
安定した状態の時には、サンプリング間隔Wを長く設定
して、必要最小限のサンプリングを行うことができる。
このように、本例の温度測定システム10では、無駄な
サンプリングが行われず、モデムユニット30への温度
データN(i)を出力する際に消費される電力を低減す
ることができ、サーモレコーダ30に内蔵されたバッテ
リー27の寿命を伸ばすことができる。また、温度変化
がない場合には、最低限のサンプリングが行われるだけ
なので、サンプリング自体を少なく抑えらる。従って、
モデムユニット30から伝送された温度データN(i)
をパソコン80で短時間でデータ処理できる。また、サ
ンプリング数が少ないので、サンプリングされた温度デ
ータN(i)を一時的に記憶しておくメモリー36の容
量も節約できる。これにより、メモリー36に格納され
た温度データを伝送する間隔を長く設定できるので、伝
送回数が少なくて済み、伝送時に消費する電力を低減で
きる。この点からもいっそう消費電力を抑えることがで
きる。
ては、倉庫内の温度が上限値Nhに近いが、温度が上限
値Nhから離れる状態で変化している場合には、サンプ
リング間隔Wが長く設定される。従って、いっそう無駄
なサンプリング動作を省くことができる。さらに、温度
が上限値Nhに近い時には、僅かな温度上昇でも倉庫内
の温度が上限値Nhをオーバーしてしまう。このため、
温度変化がないからといって、サンプリング間隔Wを長
く設定したのでは、倉庫内の温度が知らないあいだに設
定値Nhを大幅に越える可能性がある。従って、本例の
温度測定システム10では、温度変化がなくても設定値
Nhに近い場合にはサンプリング間隔Wを短く設定する
ことによって、このような事態が発生するのを回避でき
るようにしている。
ト30が分離した構成の温度測定システム10を説明し
ているが、サーモレコーダ20とモデムユニット30が
一体化した構造の測定システムに本発明を適用できるこ
とは勿論である。また、温度の代わりに、湿度、気圧、
および風量など様々な物理量を測定する測定システム、
あるいは測定方法についても本発明を適用できる。
設定値として上限値Nhのみが設定されている場合を説
明したが、下限値が設定されている場合についても同様
に本発明を適用できる。また、サンプリング間隔Wを短
く、あるいは長く設定する制御が、サンプリング間隔が
無限に短く、あるいは長くならないようにサンプリング
間隔Wに対する上下限値を設定しておくことが望まし
い。
の時間間隔で物理量のサンプリングを行う従来のロギン
グシステムとは異なり、サンプリング間隔を可変にする
サンプリングシステムを採用するようにしている。従っ
て、物理量に変化がない場合には、必要以上のサンプリ
ングを行なわず、物理量に変化が生じた場合にその変化
に追従してその変化を確実にモニターできる最適なサン
プリング間隔を設定できる。このため、無駄な電力消費
を回避できると同時に、環境の物理量の管理を確実に行
える。本発明により、電池などの小型のバッテリーが搭
載された簡易型の測定装置においては、バッテリーの寿
命を大幅に伸ばすことができ、バッテリー交換を行わず
に長期間継続した測定が可能となる。また、メモリーが
搭載され、サンプリングしたデータを記憶保持する測定
装置においても、メモリー容量を節約でき、さらに、処
理時間も短縮できるので、安価な装置によって信頼性の
高いモニタリングシステムを構築できる。
中管理システムの概略構成図である。
ニットの概略構成を示すブロック図である。
チャートである。
設定動作を説明するための図である。
環境の温度変化との関係を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 センサーを用いて物理量を時間的なサン
プリング間隔をおいて出力する第1の工程と、 前記第1の工程で出力された物理量の間に変化があれば
前記サンプリング間隔を調整する第2の工程とを有する
ことを特徴とする測定方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第2の工程は、
複数の前記出力された物理量の変化率を求め、この変化
率に変化があれば前記サンプリング間隔を調整する第3
の工程を備えていることを特徴とする測定方法。 - 【請求項3】 請求項2において、前記第3の工程は、
前記変化率の絶対値が増加するときは前記サンプリング
間隔を短くし、前記変化率の絶対値が減少するときは前
記サンプリング間隔を長くする工程を備えていることを
特徴とする測定方法。 - 【請求項4】 請求項1において、前記第2の工程は、
前記物理量と設定値との差を求め、この差に変化があれ
ば前記サンプリング間隔を調整する第4の工程を備えて
いることを特徴とする測定方法。 - 【請求項5】 請求項4において、前記第4の工程は、
前記差が小さくなれば前記サンプリング間隔を短くし、
前記差が大きくなれば前記サンプリング間隔を長くする
工程を備えていることを特徴とする測定方法。 - 【請求項6】 請求項4において、前記第4の工程は、
前記差が所定の値より小さくなれば前記サンプリング間
隔を短くし、前記差が所定の値より大きくなれば前記サ
ンプリング間隔を長くする工程を備えていることを特徴
とする測定方法。 - 【請求項7】 センサーを用いて測定した物理量を時間
的なサンプリング間隔をおいて出力可能な測定手段と、 前記測定手段で出力された前記物理量の間に変化があれ
ば前記サンプリング間隔を調整する制御手段とを有する
ことを特徴とする測定装置。 - 【請求項8】 請求項7において、前記制御手段は、複
数の前記出力された物理量の間の変化率を求め、この変
化率に変化があれば前記サンプリング間隔を調整する第
1の調整手段を備えていることを特徴とする測定装置。 - 【請求項9】 請求項7において、前記制御手段は、前
記物理量と設定値との差を求め、この差に変化があれば
前記サンプリング間隔を調整する第2の調整手段を備え
ていることを特徴とする測定装置。 - 【請求項10】 請求項7において、前記測定手段は、
前記測定した物理量を伝送手段を介して情報処理装置に
出力可能であることを特徴とする測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319546A JPH10160591A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 測定装置および測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319546A JPH10160591A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 測定装置および測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160591A true JPH10160591A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18111470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8319546A Pending JPH10160591A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 測定装置および測定方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JPH10160591A (ja) |
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1996
- 1996-11-29 JP JP8319546A patent/JPH10160591A/ja active Pending
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