JPH10160807A - 試験回路を含む論理装置と論理装置の試験方法 - Google Patents

試験回路を含む論理装置と論理装置の試験方法

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JPH10160807A
JPH10160807A JP8338905A JP33890596A JPH10160807A JP H10160807 A JPH10160807 A JP H10160807A JP 8338905 A JP8338905 A JP 8338905A JP 33890596 A JP33890596 A JP 33890596A JP H10160807 A JPH10160807 A JP H10160807A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の検査用データから他の所望の検査用デ
ータへ変化した場合の組み合わせ回路の動作試験と、当
該組み合わせ回路の応答出力の遅延量とを測定可能にす
るスキャンパス試験回路を含む論理装置とその駆動方法
とを提供することにある。 【構成】 論理装置(1)は、論理演算を行う組み合わ
せ回路(2)と、この組み合わせ回路(2)からの出力
データを保持する順序回路(3)とを有する。前記順序
回路(3)は複数ビットの検査用データが順次入力され
る検査用データ入力端子(6)と前記組み合わせ回路
(2)の出力部と結合される組み合わせ回路データ入力
端子とを含む順序回路入力部(21〜28)と、組み合
わせ回路の入力部と結合される組み合わせ回路用出力端
子を含む順序回路出力部(31〜38、42、43、5
2、53、62、63)とを有する。前記順序回路出力
部は、前記検査用データが順次入力されている間はその
直前の前記組み合わせ回路用出力端子のデータを保持す
る順序回路出力データ保持手段(5、45)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理装置、特に論
理演算を行う組み合わせ回路とこの組み合わせ回路から
の出力データを保持する順序回路とを有する論理装置で
あって、前記順序回路が、複数ビットの検査用データが
順次入力される検査用データ入力端子を含む順序回路入
力部と、順序回路出力データを前記組み合わせ回路に印
加するための順序回路出力部とを有するような論理装置
に関する。さらに本発明は、当該論理装置の試験方法に
も関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部にフリップフロップのような
順序回路と組み合わせ回路とを含む論理装置の動作の確
認や故障検出をする際、この組み合わせ回路の出力が入
力信号だけでなく、当該論理装置の内部状態によっても
定まるので、このような組み合わせ回路の動作確認が困
難であった。
【0003】日本国の特開昭54−76037号公報に
は、この問題を解決すべく、順序回路に対するテスト容
易化手法として、検査時には回路中のフリップフロップ
にレジスタ機能を持たせてシフトレジスタとして動作さ
せ、このシフトレジスタに複数ビットの検査用データを
順次入力するスキャンイン用パスと、このシフトレジス
タの前記検査結果のデータを順次出力するスキャンアウ
ト用パスとから構成されるスキャンパス試験回路が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の公報に
記載されているようなスキャンパス試験回路では、所望
の検査用データから他の所望の検査用データへ変化する
ような試験ができなかった。従来のスキャンパス試験回
路においては、複数ビットの検査用データを順次入力さ
せているだけなので、入力させている間で論理装置の中
に含まれている組み合わせ回路の内部状態が変化してし
まう。従って、所望の検査用データに対する組み合わせ
回路の試験はできても、所望のデータから他の所望の検
査用データに変化した場合の組み合わせ回路の試験はで
きない。なぜならば、当該他の所望の検査用データを順
次入力させている間に、シフトレジスタの出力、即ち前
記組み合わせ回路への入力が変化してしまうからであ
る。
【0005】さらに、従来のスキャンパス試験回路で
は、所望の検査用データを前記組み合わせ回路へ入力し
た後で、他の所望の検査用データを前記組み合わせ回路
へ入力した場合の組み合わせ回路の応答出力の遅延時間
が測定できなかった。従来のスキャンパス試験回路は、
検査用データを順序回路に順次入力させて当該順序回路
の出力を組み合わせ回路に入力させることにより、当該
組み合わせ回路の動作を確認するだけであり、当該組み
合わせ回路への入力の変化による当該組み合わせ回路の
応答出力の遅延時間を測ることを目的としていなかった
からである。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、所望の検査用データから
他の所望の検査用データへ変化した場合の組み合わせ回
路の動作試験と、当該組み合わせ回路の応答出力データ
の遅延時間の測定とを可能にするスキャンパス試験回路
を含む論理装置とその試験方法とを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従う冒頭に述べ
たタイプの論理装置は、前記順序回路出力部が、前記検
査用データが検査用データ入力端子から順次入力されて
いる間は前記検査用データが順次入力される直前の順序
回路出力データを保持する順序回路出力データ保持手段
を有することを特徴とする。
【0008】前記検査用データが順次入力されている間
は、前記組み合わせ回路用出力端子から出力されるデー
タは、この順序回路出力データ保持手段により、前記検
査用データが順次入力される直前の前記順序回路出力部
から出力されたデータのままである。従って、検査用デ
ータが順次入力され終わるまで、組み合わせ回路の内部
状態は変化しない。所望の検査用データの順次入力が終
了した後で、前記順序回路出力部から当該所望の検査用
データが出力されることになる。これにより、所望の検
査用データから他の所望の検査用データを前記組み合わ
せ回路に入力させたときの前記組み合わせ回路の出力の
変化が検査できる。
【0009】本発明に従う論理装置の他の特徴は、前記
順序回路入力部が、前記組み合わせ回路からの出力デー
タを当該順序回路入力部から出力することを禁止する組
み合わせ回路データ禁止手段と、当該組み合わせ回路デ
ータ禁止手段が前記組み合わせ回路からの出力データを
禁止した後で禁止する直前の前記組み合わせ回路からの
出力データを保持する組み合わせ回路データ保持手段と
を有し、前記順序回路出力部が、前記順序回路出力デー
タを前記組み合わせ回路に印加することを禁止する順序
回路出力データ禁止手段を有することを特徴とする。
【0010】前記検査用データが順次入力されている間
は、前記順序回路出力データ禁止手段により、前記検査
用データが組み合わせ回路へ入力することが禁止され
る。前記検査用データの順次入力が終了した後で当該禁
止を解除すると、前記検査用データがこの組み合わせ回
路へ入力し、この検査用データを基にこの組み合わせ回
路の出力データが順序回路入力部へ印加される。さら
に、この解除の後で、前記組み合わせ回路データ禁止手
段により前記組み合わせ回路からの出力データを前記順
序回路入力部で禁止する。前記順序回路出力データ禁止
手段による前記検査用データの禁止を解除した時点か
ら、前記組み合わせ回路データ禁止手段により前記組み
合わせ回路からの出力データを禁止する時点までの時間
を測り、この時間を測定時間とする。この測定時間が短
ければ、検査用データに基づく組み合わせ回路の出力デ
ータが前記組み合わせ回路データ保持手段により保持さ
れない。前記測定時間を長くさせていき、この組み合わ
せ回路データ保持手段により保持されたデータが期待さ
れる値になるような測定時間を見つける。このときの測
定時間から、前記組み合わせ回路の応答出力データの遅
延時間が得られることになる。
【0011】上述したように、本発明に従う冒頭で述べ
られたタイプの論理装置の回路動作を試験する方法の特
徴は、前記検査用データが前記検査用データ入力端子か
ら順次入力されている間は前記順序回路出力部から前記
検査用データを出力することを前記順序回路出力データ
禁止手段により禁止する工程と、前記検査用データのこ
の順次入力が終了した後で前記順序回路出力データ禁止
手段による前記禁止を解除して前記検査用データを前記
順序回路から前記組み合わせ回路へ出力する工程と、当
該解除の後に前記組み合わせ回路データ禁止手段により
前記組み合わせ回路からの出力データを当該順序回路入
力部から出力することを禁止する工程とを有することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0013】第1図は、本発明に従うスキャンパス試験
回路を含む論理装置1を表すブロック図である。論理装
置1は、組み合わせ回路2と順序回路3とを有する。順
序回路3は、組み合わせ回路2と結合される入力部を含
むフリップフロップ部4と、フリップフロップ部4と結
合される入力部及び組み合わせ回路2と結合される出力
部を含むラッチ回路5とを有する。フリップフロップ部
4は、検査用データを入力するための検査用データ入力
端子6と、当該検査用データを使って組み合わせ回路2
の動作試験を終了させた後のデータを出力するための検
査用データ出力端子7と、同期信号ck1を入力するた
めのクロック入力端子8と、通常の回路動作を行うか又
はスキャンパス論理試験を行うかを制御する制御信号c
trAを入力するための制御端子11と、組み合わせ回
路2の出力データを検査用データ出力端子7から読み出
すための制御信号ctrCを入力する制御端子14とを
有する。ラッチ回路5は、フリップフロップ部4のデー
タを出力するための同期信号ck2を入力するクロック
入力端子9と、同期信号ck2に基づいてフリップフロ
ップ部4のデータを出力させるか又は同期信号ck2に
基づかないでフリップフロップ部4のデータをそのまま
出力させるかを制御するための制御信号ctrBを入力
するための制御端子10とを有する。組み合わせ回路2
は、(図示しない)他の回路からの信号を入力する他の
入力端子12と(図示しない)さらに他の回路へ信号を
出力する他の出力端子13とを有する。
【0014】論理装置1の通常の動作においては、フリ
ップフロップ部4の制御端子11には、例えば低レベル
の制御信号ctrAが印加される。同様に、ラッチ回路
5の制御端子10には、例えば低レベルの制御信号ct
rBが印加される。(図示しない)他の回路からの信号
と、順序回路3からの出力信号とが組み合わせ回路2に
印加され、組み合わせ回路2の出力信号の一部が(図示
しない)さらに他の回路へ送られ、組み合わせ回路2の
他の出力信号が順序回路3の前記入力部へ印加される。
順序回路3は、組み合わせ回路2の前記他の出力信号を
同期信号ck1に基づいてフリップフロップ部4により
保持する。他の例では、フリップフロップ部4は、通常
動作中でもシフトレジスタの機能を有してもよい。ラッ
チ回路5の制御端子10には、例えば低レベルの制御信
号ctrBが印加されているので、前記保持された出力
信号をラッチ回路5を介してそのまま組み合わせ回路2
の入力部へ送る。
【0015】次に、スキャンパス論理試験を行う場合の
動作について説明する。フリップフロップ部4の制御端
子11には、例えば高レベルの制御信号ctrAが印加
され、フリップフロップ部4はシフトレジスタとして動
作する。同様に、ラッチ回路5の制御端子10には、例
えば高レベルの制御信号ctrBが印加される。制御信
号ctrBが高レベルなので、ラッチ回路5の出力信号
レベルは、クロック入力端子9に同期信号ck2が印加
されるまで、ラッチ回路の前の出力信号レベルのままと
なる。クロック入力端子8にck1を与えて、フリップ
フロップ部4の出力信号が全て試験用データscAにな
るまで、同期信号ck1に同期させて検査用データ入力
端子6に検査用データscAを順次に印加する。フリッ
プフロップ部4の出力信号が全て検査用データscAに
なったところで、ラッチ回路5のクロック入力端子9に
同期信号ck2が印加される。これにより、検査用デー
タscAが組み合わせ回路2の前記入力部へ印加され
る。当該検査用データscAの信号に基づいて組み合わ
せ回路2の出力信号が変化するが、順序回路3には当該
出力信号は何の影響も及ぼさない。フリップフロップ部
4は、検査用データ入力端子6からの検査用データにの
み依存するからである。
【0016】次にまた同様のやり方で、クロック入力端
子8にck1を与え、フリップフロップ部4の出力信号
が全て検査用データscA’になるまで、同期信号ck
1に同期させて検査用データ入力端子6に検査用データ
scA’を順次に印加する。フリップフロップ部4の出
力信号が全て試験用データscA’になったところで、
ラッチ回路5のクロック入力端子9に同期信号ck2が
再度印加される。これにより、検査用データscA’が
組み合わせ回路2の前記入力部へ印加されることにな
る。当該試験用データscA’の信号に基づいて組み合
わせ回路2の出力データが変化する。次に、フリップフ
ロップ部4の制御端子11に印加される制御信号ctr
Aが低レベルに変化する。制御端子14から制御信号c
trCを印加することにより、フリップフロップ部4の
クロック入力端子8に印加される同期信号ck1に同期
して出力端子7から順次に組み合わせ回路2の出力デー
タが取り出せる。
【0017】出力端子7からの前記出力データをチェッ
クすることにより、検査用データscAからscA’に
データが変化したときの回路動作チェックができる。検
査用データをフリップフロップ部4に順次入力している
間、フリップフロップ部4の出力が変化してもラッチ回
路5に同期信号ck2が入力されない限り、ラッチ回路
5の出力データが変化しない。検査用データがフリップ
フロップ部4に順次入力される前のデータ、即ち同期信
号ck2が入力される前のデータをラッチ回路5は保持
しているからである。従って、ラッチ回路5により、順
序回路3の出力データが任意の出力データから任意の出
力データへ変化したときの組み合わせ回路2の回路動作
が試験できるという利益が得られる。
【0018】第2図は、本発明で使われる順序回路3の
第1の実施例を表した図である。この実施例では、第1
図のフリップフロップ部4とラッチ回路5とが一体とな
っている。組み合わせ回路2から順序回路3への入力
は、この実施例の場合4入力であり、スイッチ21、2
3、25及び27の一方の端子とそれぞれ接続される。
検査用入力端子6は、スイッチ22の一方の端子と接続
される。スイッチ24、26及び28は、反転回路4
3、53及び63の出力部とそれぞれ接続される。反転
回路41、51、61、71はそれぞれ、スイッチ21
及び22、23及び24、25及び26、27及び28
の他方の端子と、スイッチ31及び32、33及び3
4、35及び36、37及び38の一方の端子とに接続
される。反転回路42、52、62及び72の入力部
は、スイッチ31、33、35及び37の他方の端子と
それぞれ接続される。反転回路42、52、62及び7
2の出力部は、組み合わせ回路2の前記入力部とそれぞ
れ接続される。反転回路73の出力部は、検査用出力端
子7と接続される。これらのスイッチは、スイッチを開
閉する制御信号が低レベルのとき閉じられる。スイッチ
21、23、25及び27に対する制御信号をctr
1、スイッチ22、24、26及び28に対する制御信
号をctr2,スイッチ31、33、35及び37に対
する制御信号をctr3、スイッチ32、34、36及
び38に対する制御信号をctr4とする。
【0019】通常動作の場合は、制御信号ctr1が低
レベルとなり、制御信号ctr2及びctr4が高レベ
ルとなる。フリップフロップ部4に入力されるデータD
0〜D3が、スイッチ21、22、23及び24の一方
の端子にそれぞれ入力される。データD0〜D3は、閉
じられているこれらのスイッチを介して反転回路41、
51、61及び71でそれぞれ反転される。制御信号c
tr3に応答してスイッチ31、33、35及び37が
開閉し、これら反転されたデータは、反転回路42、5
2、62及び72でさらに反転され、順序回路3の出力
信号として組み合わせ回路2へ入力される。スイッチ3
1、33、35及び37が開いているときは、反転回路
42、52、62及び72により、データがスタティッ
クに保持される。すなわち、反転回路42、52、62
及び72の入力部は寄生容量要素を有するので、この寄
生容量要素がデータを保持する保持手段として働く。こ
れらスイッチ及び反転回路は、この場合フリップフロッ
プの役割を果たす。
【0020】スキャンパス論理試験を行う場合につい
て、以下に説明する。第3図は、制御信号ctr1〜c
tr4のタイミングチャートと検査用データ入力端子6
に印加されるシリアル4ビットの検査用データSCin
(sc1,sc2,sc3、sc4)とを表した図であ
る。期間t0からt1の間、制御信号ctr1が高レベ
ルとなりスイッチ21、23、25及び27が開き、制
御信号ctr2が低レベルとなりスイッチ22、24、
26及び28が閉じる。検査用データsc1がスイッチ
22を介して反転回路41の入力端子に印加される。制
御信号ctr3及びctr4は高レベルなのでスイッチ
31及び32は開いている。このとき、反転回路42の
入力部にある前記寄生容量要素がデータ保持手段として
働いて、スイッチ31が開く前の反転回路42のデータ
が保持される。期間t1からt2の間、制御信号ctr
1は高レベルのままであり、一方制御信号ctr2も高
レベルとなるので、スイッチ21、22は開いている。
制御信号ctr4が低レベルに変化するのでスイッチ3
2が閉じ、反転回路41の出力である反転された検査用
データsc1がスイッチ32を介して反転回路43の入
力部に印加される。以下同様にして、検査用データsc
2、sc3,sc4が検査用データ入力端子6に順次に
印加される。結果として、期間t6からt7の間では、
反転回路41、51、61、71の出力部には、検査用
データsc4,sc3,sc2,sc1の反転出力がそ
れぞれ存在する。
【0021】次に、期間t7からt8の間、制御信号c
tr4が高レベルでありスイッチ32、34、36、3
8が開いている。一方、制御信号ctr3が低レベルに
変化し、スイッチ31、33、35、37が閉じる。こ
れにより、スキャンデータsc1,sc2,sc3,s
c4の反転出力が反転回路42、52、62、72によ
りさらにそれぞれ反転されて順序回路3の出力信号とし
て、組み合わせ回路2の前記入力部へ印加される。ここ
で、期間t0からt7の間は、制御信号ctr3が高レ
ベルであるので、この期間中順序回路3の出力信号が変
化しないことは、注意されたい。
【0022】期間t8からt15の間、同様なやり方で
シリアル4ビットの他の検査用データsc1’,sc
2’,sc3’,sc4’が検査用データ入力端子6に
印加される。期間t15からt16の間で制御信号ct
r1が低レベルになり、スイッチ21、23、25及び
27が閉じる。期間t16からt17の間で制御信号c
tr3が低レベルになり、スイッチ31、33、35及
び37が閉じ、これらの検査用データが順序回路3の出
力信号として、組み合わせ回路2の前記入力部へ印加さ
れる。さらに、組み合わせ回路2の出力データがスイッ
チ21、23、25及び27を介して反転回路41、5
1、61及び71に印加される。期間t17からt18
の間で制御信号ctr1が高レベルになり、スイッチ2
1、23、25及び27が開く。組み合わせ回路2の出
力データD0からD3は、反転回路41、51、61及
び71によりスタティックに保持される。ここで、期間
t8からt16の間は、制御信号ctr3が高レベルで
あるので、この期間中順序回路3の出力信号は、前の検
査用データsc1,sc2,sc3,sc4であること
に注意されたい。従って、順序回路3の出力信号が、前
の検査用データsc1,sc2,sc3,sc4から他
の検査用データsc1’,sc2’,sc3’,sc
4’へ変化したときの組み合わせ回路2の回路動作が試
験できる。
【0023】組み合わせ回路2の出力信号D0からD3
が、反転回路41、51、61及び71の入力端子にそ
れぞれ与えられている。第4図は、これら出力信号D0
からD3を検査用データ出力端子7から読み出すための
制御信号のタイミングチャートを表した図である。スイ
ッチ22、24、26、28に対する制御信号をそれぞ
れctr2a,ctr2b,ctr2c,ctr2dと
表す。同様に、スイッチ32、34、36、38に対す
る制御信号をそれぞれctr4a,ctr4b,ctr
4c,ctr4dと表す。制御信号ctr1は、t17
以降高レベルであり、スイッチ21、23、25及び2
7は開いたままである。同様に、制御信号ctr3は、
t18以降高レベルでありスイッチ31、33、35、
37は開いたままである。期間t18からt19の間、
制御信号ctr2a,ctr2b,ctr2c,ctr
2dが高レベルでありスイッチ22、24、26、28
が開いている一方、制御信号ctr4a,ctr4b,
ctr4c,ctr4dは低レベルとなるので、反転回
路71、スイッチ38及び反転回路73を介して出力デ
ータD3が検査用データ出力端子7から出力される。反
転回路61、スイッチ36及び反転回路63を介して出
力データD2がスイッチ28の一方の入力端子に印加さ
れ、反転回路51、スイッチ34及び反転回路53を介
して出力データD1がスイッチ26の一方の入力端子に
印加され、反転回路41、スイッチ32及び反転回路4
3を介して出力データD0がスイッチ24の一方の入力
端子に印加される。以下、第4図のタイミングチャート
に従って、出力データD0、D1,D2,D3が検査用
データ出力端子7から順次に出力される。この出力デー
タD0からD3により、組み合わせ回路2の動作が試験
できる。これら制御信号を作るデータ読み出し手段を当
業者は、容易に作成できるので、ここでは説明しない。
【0024】期間t15からt17の間で、スイッチ2
1、23、25及び27は閉じている。t16の時点で
制御信号ctr3が立ち下がり、検査用データsc
1’,sc2’,sc3’及びsc4’が、組み合わせ
回路2へ印加される。このデータに対応する組み合わせ
回路2の出力は、制御信号ctr1が開く時点、すなわ
ちt17の時点までに反転回路41、51、61及び7
1の入力端子に印加されていなければならない。期間t
16からt17の間が前記測定時間である。この測定時
間を例えば最初短くしておく。最初は、組み合わせ回路
2の応答出力データの遅延時間の方が測定時間より長い
ので、期待されるべき出力データD0からD3が得られ
ない。それから測定時間を長くしていく。期待されるべ
き出力データD0からD3が得られる測定時間が、組み
合わせ回路2の応答出力データの遅延時間となる。
【0025】第2図に示された実施例においては、各ス
イッチが開いた後反転回路の入力端子は開放状態になる
ので、スイッチが開く前の当該反転回路の入力端子に印
加されていた電圧が損なわれないようにするために、ス
イッチをダイナミックに切り換える必要がある。第5図
は、本発明に従う順序回路の第2の実施例を表した図で
あり、第2図の順序回路の対応する回路の一部が表され
ている。第2図の回路の他の部分も、第5図の回路と同
様の構成ができることに注意されたい。この実施例にお
いては、反転回路41の出力端子が反転回路44とスイ
ッチ29とを介して反転回路41の入力端子に結合され
ている。同様に、反転回路42の出力端子が反転回路4
5とスイッチ39とを介して反転回路42の入力端子に
結合されている。スイッチ21及び22が両方とも開く
と、スイッチ29が閉じる。スイッチ29及び反転回路
44の保持手段により、反転回路41の入力端子が開放
状態になることを妨げるという利益がある。スイッチ3
9及び反転回路45も同様の効果を有する。
【0026】第6図は、本発明に従う順序回路の第3の
実施例を表した図であり、第5図の順序回路の対応する
回路が表されている。この実施例においては、反転回路
43の出力端子が反転回路46とスイッチ40とを介し
て反転回路43の入力端子に結合されている。スイッチ
32が開くと、スイッチ40が閉じる。スイッチ40及
び反転回路46の保持手段により、反転回路43の入力
端子が開放状態になることを妨げるという利益がある。
【0027】反転回路43は、スキャンパス試験回路と
して試験する際に使用されるだけであり、スイッチ2
2、32は高速に開閉できる。一方、反転回路41及び
42は、通常動作の場合にも使用されるので、スイッチ
21、31の開く期間は当該通常動作の使用状況により
異なる。従って、第5図で表される実施例が、回路規模
の小ささ及びコストの点で好ましく且つ実用的であるだ
ろう。
【0028】
【発明の効果】順序回路にラッチ回路等の順序回路出力
保持手段を含ませることにより、組み合わせ回路への入
力データが所望のデータから他の所望のデータへ変化す
るときの当該組み合わせ回路の動作を試験できる。
【0029】前記測定時間を調整することにより、この
測定時間から前記組み合わせ回路の入力信号に対する出
力信号の遅延時間を測定できる。組み合わせ回路の当該
遅延時間は、一般にどの入力信号から他のどの入力信号
に変化するかによって変化する。そこで、所望のデータ
から他の所望のデータへ検査用データを変化させること
により、組み合わせ回路の応答出力データの最大遅延時
間が測定できる。
【0030】反転回路とスイッチとの組み合わせによ
り、回路規模が小さく消費電流の小さなスキャンパス試
験回路が達成できる。なお、順序回路3の実施例におい
ては反転回路を用いたが、反転回路のかわりに単なるバ
ッファでも同様の効果が得られることはいうまでもな
い。
【0031】実施例では、順序回路の入力と出力は、同
じ組み合わせ回路の出力と入力にそれぞれ結合されてい
るが、順序回路の出力が他の組み合わせ回路と結合して
も、本発明の技術的範囲内であり、同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従うスキャンパス試験回路を含む回
路のブロック図である。
【図2】 本発明に従う順序回路の第1実施例を表す図
である。
【図3】 図2に従う検査用データを順序回路に入力す
るための制御信号のタイミングチャート図である。
【図4】 図2に従うスキャンパス試験後のデータを読
み出すための制御信号のタイミングチャート図である。
【図5】 本発明に従う順序回路の第2実施例を表す図
である。
【図6】 本発明に従う順序回路の第3実施例を表す図
である。
【符号の説明】
1:論理装置、2:組み合わせ回路、3:順序回路、
4:フリップフロップ部、5:ラッチ回路、6:検査用
データ入力端子、7:スキャンデータ出力端子、8、
9:クロック入力端子、10、11:制御端子、21〜
29:スイッチ、 31〜40:スイッチ、41〜4
6:反転回路、51、52、53:反転回路、61、6
2、63:反転回路、71、72、73:反転回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理演算を行う組み合わせ回路(2)
    と、この組み合わせ回路(2)からの出力データを保持
    する順序回路(3)とを有する論理装置(1)であっ
    て、前記順序回路(3)が、複数ビットの検査用データ
    が順次入力される検査用データ入力端子(6)を含む順
    序回路入力部と、順序回路出力データを前記組み合わせ
    回路に印加するための順序回路出力部とを有する論理装
    置において、前記順序回路出力部が、前記検査用データ
    が前記検査用入力端子(6)から順次入力されている間
    は前記検査用データが順次入力される直前の前記順序回
    路出力データを保持する順序回路出力データ保持手段を
    有することを特徴とする論理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の論理装置であって、前
    記順序回路入力部が、前記組み合わせ回路からの出力デ
    ータを当該順序回路入力部から出力することを禁止する
    組み合わせ回路データ禁止手段(21、23、25、2
    7)と、当該組み合わせ回路データ禁止手段が前記組み
    合わせ回路からの出力データを禁止した後で禁止する直
    前の前記組み合わせ回路からの出力データを保持する組
    み合わせ回路データ保持手段(29、44)とを有し、
    前記順序回路出力部が、前記順序回路出力データを前記
    組み合わせ回路に印加することを禁止する順序回路出力
    データ禁止手段(31、33、35、37)を有するこ
    とを特徴とする論理装置。
  3. 【請求項3】 論理演算を行う組み合わせ回路(2)
    と、この組み合わせ回路(2)からの出力データを保持
    する順序回路(3)とを有し、前記順序回路(3)が順
    序回路入力部と順序回路出力部とを有し、前記順序回路
    入力部が複数ビットの検査用データが順次入力される検
    査用データ入力端子(6)と前記組み合わせ回路からの
    出力データを当該順序回路入力部から出力することを禁
    止する組み合わせ回路データ禁止手段(21、23、2
    5、27)とを含み、前記順序回路出力部が前記順序回
    路出力データを前記組み合わせ回路に印加することを禁
    止する順序回路出力データ禁止手段(31、33、3
    5、37)を含む論理装置(1)の回路動作を試験する
    方法において、当該方法が、前記検査用データが前記検
    査用データ入力端子(6)から順次入力されている間は
    前記順序回路出力部から前記検査用データを出力するこ
    とを前記順序回路出力データ禁止手段(31、33、3
    5、37)により禁止する工程と、前記検査用データの
    この順次入力が終了した後で前記順序回路出力データ禁
    止手段(31、33、35、37)による前記禁止を解
    除して前記検査用データを前記順序回路(3)から前記
    組み合わせ回路(2)へ出力する工程と、当該解除の後
    に前記組み合わせ回路データ禁止手段(21、23、2
    5、27)により前記組み合わせ回路(2)からの出力
    データを当該順序回路入力部から出力することを禁止す
    る工程とを有することを特徴とする試験方法。
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