JPH10160849A - 核医学診断装置 - Google Patents

核医学診断装置

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JPH10160849A
JPH10160849A JP31611996A JP31611996A JPH10160849A JP H10160849 A JPH10160849 A JP H10160849A JP 31611996 A JP31611996 A JP 31611996A JP 31611996 A JP31611996 A JP 31611996A JP H10160849 A JPH10160849 A JP H10160849A
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Tsutomu Yamakawa
勉 山河
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2検出器の位置関係を自由に組み合わせて様々
なモードで被検体を撮影でき、しかも各モードで吸収補
正データの収集から吸収補正の実施までを撮影と並行し
てリアルタイムで行うことができる核医学診断装置を提
供すること。 【解決手段】走行自在に設けられた第1のスタンド2
と、第1のスタンド2により被検体周囲を回転可能に設
けられた第1のメイン検出器3と、第1のメイン検出器
3に対して回転方向に略90°ずれた状態で設けられた
第1のライン線源4と、第1のライン線源4に対向した
状態で設けられたライン半導体検出器5と、走行自在に
設けられた第2のスタンド11と、第2のスタンド11
により被検体周囲を回転可能に設けられた第2のメイン
検出器9と、第2のメイン検出器9に対して回転方向に
略270°ずれた状態で設けられた第2のライン線源1
0とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体に投与され
た放射性同位元素から放射されるガンマ線を検出し、放
射性同位元素の体内分布を画像化する核医学診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】核医学診断装置は、シングルフォトン核
種を用いて放射性同位元素の崩壊時の一個のガンマ線の
検出を行い、この検出データに基づいて2次元的なガン
マ線蓄積画像を得ることを特徴としたシングルフォトン
カメラと、ポジトロン核種を用いて陽電子が消滅する際
に反対方向に一対のガンマ線を放出することを利用し、
放出場所を特定することにより2次元的なガンマ線の蓄
積画像を得ることを特徴としたポジトロンカメラとに分
類される。
【0003】また、近年、検出器を被検体の周囲を回転
させながら複数の角度でガンマ線の検出を繰り返し、得
られたデータに基づいて断層像を再構成する断属イメー
ジングの技術(ECT(emission compu
ted torograhy))が実用化されている。
このETCは、シングルフォトンECT(SPECT)
とポジトロンECT(PET)に大別される。
【0004】従来のシンチレーションはアンガー型のカ
メラに代表されるようにガンマ線を光に与えるシンテレ
ータ(NaIの単結晶)の上にライトガイドを介し光電
子増倍管を2次元状にちょう密に配列し、それぞれの出
力信号よりガンマ線の発生場所を重み加算計算にて求め
ていた。このように光電変換素子として光電子増倍管を
使用しているために、検出器が極めて厚い構造を有して
いること、ならびに光電子増倍管の最外周の部分には位
置計算不能のデッドスペースが生じてしまい有効視野の
割には極めて面積の大きな検出器になってしまう。その
周辺部や背面の鉛製シールドならびにコリメータまで入
れると非常に大きな検出器になってしまいこの検出器を
収集目的に応じた設定を行なうにしても自由度に制御が
加わるとともに動作の実現手段が極めて機構的に難し
く、かつ検出器が数百kgと重いため、理想的な動作か
ら機械的歪みに起因した画像省化を生じることもあっ
た。また有効視野端から検出器の物理的端面までの距離
が大きいこと、検出器が厚いことにより、心臓SPEC
T時に腕を大きく頭部側に上げてやる必要があり被検者
に苦痛を与えたり頭部SPECTで小脳が入らなかった
りする問題点があった。
【0005】また、従来では、心臓のSPECTを行な
う場合、非常に大きなアンガー型検出器との干渉を避け
るために、被検体はデータ収集(撮影)期間中、例えば
10分以上、その両腕を頭部側に大きく上げ続けておく
必要があり、被検体にとっては大変苦痛な物であった。
【0006】さらに、2検出器システムにおいて吸収補
正を実施する場合でも、架台機構上の制限から2検出器
対向撮影モード、90°SPECT撮影モード、1検出
器撮影モードの各モードで固有の吸収補正方法を適用せ
ざるを得ず、すべての撮影モードで吸収補正を実現する
のは不可能であった。しかも具体的吸収補正の方法に
は、ライン線源スキャン方式あるいは面線源方式がある
が、現状のアンガー方式のシンチレーションカメラで
は、通常のSPECT収集の感度を落とさずに、吸収補
正を同時に行なうことは、検出器性能の制約上不可能で
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2検
出器の位置関係を自由に組み合わせて様々なモードで被
検体を撮影でき、しかも各モードで吸収補正データの収
集から吸収補正の実施までの作業を、撮影と並行してリ
アルタイムで行うことができる核医学診断装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る核医学診断
装置は、走行自在に設けられた第1のスタンドと、前記
第1のスタンドにより被検体周囲を回転可能に設けられ
た第1のメイン検出器と、前記第1のスタンドにより前
記第1のメイン検出器に対して前記回転方向に略90°
ずれた状態で設けられた第1の基準線源と、前記第1の
スタンドにより前記第1の基準線源に対向した状態で設
けられた半導体検出器と、走行自在に設けられた第2の
スタンドと、前記第2のスタンドにより前記被検体周囲
を回転可能に設けられた第2のメイン検出器と、前記第
2のスタンドにより前記第2のメイン検出器に対して前
記回転方向に略270°ずれた状態で設けられた第2の
基準線源とを具備する。
【0009】さらに、前記第1のメイン検出器と前記第
2のメイン検出器とが前記被検体を挟んで対向した状態
で2検出器対向SPECT撮影が行われるとき、前記第
1の基準線源から放出され前記被検体を通って前記半導
体検出器で検出されたガンマ線に関する第1の情報に基
づいて、前記被検体に投与された放射性同位元素から放
出され前記第1のメイン検出器で検出されたガンマ線に
関する第2の情報と前記放射性同位元素から放出され前
記第2のメイン検出器で検出されたガンマ線に関する第
3の情報とを吸収補正し、この吸収補正された第2の情
報と第3の情報とに基づいて前記放射性同位元素の体内
分布画像を生成し、前記第1のメイン検出器と前記第2
のメイン検出器とが略90°ずれた状態で90°SPE
CT撮影が行われるとき、前記第2の基準線源から放出
され前記被検体を通って前記第1のメイン検出器で検出
されたガンマ線に関する第4の情報に基づいて前記第2
の情報を吸収補正し、前記第1の基準線源から放出され
前記被検体を通って前記第2のメイン検出器で検出され
たガンマ線に関する第5の情報に基づいて前記第3の情
報を吸収補正し、これら吸収補正された第2の情報と第
3の情報とに基づいて前記放射性同位元素の体内分布画
像を生成し、前記第1のメイン検出器と前記第2のメイ
ン検出器とで個別に別々な部位の撮影を行うとき、前記
第1の情報に基づいて前記第2の情報を吸収補正し、こ
の吸収補正された第2の情報に基づいて第1の部位に関
する前記放射性同位元素の体内分布画像を生成すると共
に前記第3の情報に基づいて第2の部位に関する前記放
射性同位元素の体内分布画像を生成する手段を備える。
【0010】本発明によれば、2検出器の位置関係を自
由に組み合わせて様々なモードで被検体を撮影でき、し
かも各モードで吸収補正データの収集から吸収補正の実
施までの作業を、撮影と並行してリアルタイムで行うこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による核医学診断装
置の一実施形態を図面を参照して説明する。図1に本実
施形態による核医学診断装置のブロック図を示し、図2
に図1の第1、第2のメイン検出器の外観を示し、図3
に図1の第1、第2の撮影系統を側面から見た図示し、
図4(a)に図1の第1の撮影系統を被検体頭部側から
見た構造を示し、図4(b)に図1の第2の撮影系統を
被検体頭部側から見た構造を示している。なお、図1に
おいて構造的な繋がり点線で示し、電気的な繋がりを実
線で示している。本実施形態では、2つの撮影系統が装
備されている。
【0012】第1の撮影系統は第1のメイン検出器3を
有する。この第1のメイン検出器3は、従来と同様のア
ンガー型検出器であってもよいが、図2に示すような半
導体検出器であることが好ましい。半導体検出器は、ガ
ンマ線を直接的に電気信号に変換するCdZnTe等の
複数の半導体素子が2次元状に配列された半導体素子ア
レイ101と、この半導体素子アレイ101の入射側に
設けられガンマ線の入射方向を制限するためのコリメー
タ102と、プリアンプやリードアウト回路等が実装さ
れた回路基板103と、背面等からの不要なガンマ線を
遮蔽する鉛製シールド104とからなる。
【0013】このような第1のメイン検出器3は、寝台
1に載置された被検体Pの周囲を回転可能に第1のスタ
ンド2により設けられる。第1のスタンド2は、寝台1
の長軸と平行に走行可能に床面に配置されており、この
走行はスタンド走行機構8により実現されている。スタ
ンド走行機構8は、例えば、床面に施設されたレール3
7にスタンドフレーム36の底部溝38が嵌め込まれ、
このスタンドフレーム36をラック&ピニオン機構を介
して電動駆動するように構成されている。
【0014】この第1のスタンド2には、ガンマ線の放
射密度が空間的に略均一な棒状の基準線源としての第1
のライン線源4が、第1のメイン検出器3に対してその
回転方向に関し略90°ずれた状態を維持したままで、
第1のメイン検出器3と共に被検体周囲を回転可能に設
けられる。また、第1のスタンド2には、図2に示した
と基本的に同様な構造で棒状に構成されたライン半導体
検出器5が、第1のライン線源4に対向した状態を維持
したままで被検体周囲を回転可能に設けられる。なお、
第1のライン線源4とライン半導体検出器5は一次元構
造でなくとも例えば1cm〜3cmと幅を持つ構造であ
っても良い。
【0015】これら第1のメイン検出器3、第1のライ
ン線源4及びライン半導体検出器5の回転(全体回転)
は、全体回転機構6により実現されている。この全体回
転機構6は、例えば、固定リング31に回転可能に設け
られた回転リング32を電動機34により駆動ギア35
と駆動ベルト33を介して回転駆動するように構成され
ている。また、第1のライン線源4及びライン半導体検
出器5は互いに対向した状態のままで被検体Pの体軸に
沿ってスライドすることが可能になっており、これはス
ライド機構7により実現されている。
【0016】一方、第2の撮影系統は、第2のメイン検
出器9を有する。この第2のメイン検出器9の構造は図
2に示したように第2のメイン検出器3と同様であるの
で説明は省略する。第2のメイン検出器9は、被検体P
の周囲を回転可能に第2のスタンド11により設けられ
る。第2のスタンド11は、第1のスタンド2と同様
に、寝台1の長軸と平行に走行可能に床面に配置されて
おり、この走行はスタンド走行機構12により実現され
ている。スタンド走行機構12は、例えば、床面に施設
されたレール47にスタンドフレーム46の底部溝48
が嵌め込まれ、このスタンドフレーム46をラック&ピ
ニオン機構を介して電動駆動するように構成されてい
る。
【0017】この第2のスタンド11には、第1のライ
ン線源4と同様のガンマ線の放射密度が空間的に略均一
な棒状の基準線源としての第2のライン線源10が、第
2のメイン検出器9に対してその回転方向に関し略27
0°ずれた状態を維持したままで、第2のメイン検出器
9と共に被検体周囲を回転可能に設けられる。なお、第
2の撮影系統には、第2の撮影系統と異なり、ライン半
導体検出器を意図的に設けていない。これにより後述す
るように様々な撮影モードでメイン検出器3,9に対し
て干渉することなく吸収補正に対応することができる。
また、第2のライン線源10は一次元構造でなくとも例
えば1cm〜3cmと幅を持つ構造であっても良い。
【0018】これら第2のメイン検出器9及び第2のラ
イン線源10の回転(全体回転)は、全体回転機構13
により実現されている。この全体回転機構6は、例え
ば、固定リング41に回転可能に設けられた回転リング
42を電動機44により駆動ギア45と駆動ベルト43
を介して回転駆動するように構成されている。また、第
2のライン線源10は被検体Pの体軸に沿ってスライド
することが可能になっており、これはスライド機構14
により実現されている。
【0019】なお、上記ライン半導体検出器5、第1の
ライン線源4及び第2のライン線源10それぞれの長さ
は、被検体Pの体厚を鑑みて、40cm以上に構成され
る。可動部コントローラ15は、上述した全体回転機構
6,13、スライド機構7,14、スタンド走行機構
8,12の動きを、コンソール16を介してオペレータ
が指示した通りに制御するものである。
【0020】吸収補正データ計算回路17は、第1のメ
イン検出器3、第2のメイン検出器9、ライン半導体検
出器4の検出データを撮影モードに従って適当に組み合
わせて吸収補正データを計算する。吸収補正回路18
は、第1のメイン検出器3や第2のメイン検出器9の出
力から入射位置毎にガンマ線の入射数を計数すると共
に、この計数データを吸収補正データ計算回路17で計
算された吸収補正データに基づいて吸収補正する。画像
生成プロセッサ19は、吸収補正回路18で吸収補正さ
れた計数データに基づいて、被検体に投与された放射性
同位元素の体内分布画像を生成する。ディスプレイ20
は、画像生成プロセッサ19で生成された体内分布画像
を表示する。 (動作)撮影モードには、図5、図6に示すような第1
のメイン検出器3と第2のメイン検出器9とが被検体P
を挟んで対向した状態で同一部位からのガンマ線を検出
し、両方のデータからSPECT画像(断面分布)を生
成するいわゆる2検出器対向SPECTモードと、図
7、図8に示すような第1のメイン検出器3と第2のメ
イン検出器9とが略90°ずれた状態で被検体Pの同一
部位からのガンマ線を検出し、両方のデータからSPE
CT画像を生成するいわゆる90°SPECTモード
と、第1のメイン検出器3と第2のメイン検出器9とで
個別に別々な部位からのガンマ線を検出しそれぞれ個別
にスタティック画像又はSPECT画像(断面分布)を
生成する個別モードとがある。これら撮影モードを順番
に説明する。 (2検出器対向SPECTモード)2検出器対向SPE
CTモードでは、上述したように第1のメイン検出器3
と第2のメイン検出器9とが対向状態に設定される。こ
のモードでは第2のライン線源10は使用しないので、
第1のメイン検出器3に干渉しない位置に退避される。
この退避位置には、ガンマ線が外部に漏洩しないように
第2のライン線源10を収納するための収納ボックス2
2が設けられている(図9(b)参照)。なお、モード
によっては、第1のライン線源3を使用しないことがあ
り、このときには退避位置に設けられた収納ボックス2
1に収納される(図9(a)参照)。
【0021】このように1のメイン検出器3と第2のメ
イン検出器9とが対向した状態では、第1のメイン検出
器3と第2のメイン検出器9との間に、第1のライン線
源4とライン半導体検出器5とが対向した状態に設定さ
れる。
【0022】撮影時には、第1のメイン検出器3と第2
のメイン検出器9は対向状態を保ったままで間欠的に全
体回転する。全体回転が停止している各々の期間に、被
検体Pに投与された放射性同位元素から放出されるガン
マ線を第1のメイン検出器3と第2のメイン検出器9そ
れぞれで検出し、このガンマ線の入射数を吸収補正回路
18により入射位置毎に計数する。
【0023】このような撮影の動きと並行して、図9
(a)に示すように上記全体回転が停止している各々の
期間に、第1のライン線源4とライン半導体検出器5と
は対向したままスライドしながら、第1のライン線源4
から放出され被検体Pを通過したガンマ線をライン半導
体検出器5で検出し、この検出データに基づいて吸収補
正データ計算回路17により吸収補正データを計算し、
さらにこの吸収補正データに基づいて計数データを吸収
補正回路18で吸収補正する。吸収補正された計数デー
タに基づいて画像生成プロセッサ19で被検体Pの断面
に関する放射性同位元素の空間的な分布が生成される。
【0024】このように2検出器対向SPECTモード
において、2検出器対向SPECT撮影と並行して、第
1のライン線源4とライン半導体検出器5とを使って吸
収補正データの収集と吸収補正とをリアルタイムで行う
ことができる。 (90°SPECTモード)次に、90°SPECTモ
ードでは、上述したように第1のメイン検出器3と第2
のメイン検出器9とが略90°ずれた状態に設定され
る。このモードではライン半導体検出器5は使用しない
ので、取り外されるか、又はメイン検出器3,9に干渉
しない位置に退避される。
【0025】このような第1のメイン検出器3と第2の
メイン検出器9が90°ずれた状態では、第1のライン
線源4は第2のメイン検出器9に対向し、第2のライン
線源4は第1のメイン検出器3に対向した状態に設定さ
れる。
【0026】撮影時には、上述のモードと同様に、第1
のメイン検出器3と第2のメイン検出器9は90°ずれ
た状態を保ったままで間欠的に全体回転し、この全体回
転が停止している各々の期間に被検体Pに投与された放
射性同位元素から放出されるガンマ線を第1のメイン検
出器3と第2のメイン検出器9それぞれで検出し、この
検出データに基づいて吸収補正回路18によりガンマ線
を入射位置毎に計数する。
【0027】さらに、全体回転が停止している各々の期
間に、図9(a)に示すように上記全体回転が停止して
いる各々の期間に第1のライン線源4をスライドさせ、
この第1のライン線源4から放出され被検体Pを通過し
たガンマ線を、第2のメイン検出器9で検出する。ま
た、この全体回転が停止している各々の期間に、図9
(b)に示すように、第2のライン線源10をスライド
させ、この第2のライン線源10から放出され被検体P
を通過したガンマ線を第1のメイン検出器3で検出す
る。これらメイン検出器3,9で検出した検出データに
基づいて吸収補正データ計算回路17により吸収補正デ
ータを計算し、またこの吸収補正データに基づいて計数
データを吸収補正回路18で吸収補正する。
【0028】ここで、このモードでは、ライン線源4,
10からのガンマ線と、被検体Pに投与された放射性同
位元素からのガンマ線とを同じメイン検出器3,9で検
出するので、各検出データの混在が危惧されるが、半導
体素子は通常のアンガー型検出器に比べてエネルギー分
解能が1/2以下、計数率特性が500Kcps以上と
圧倒的に優れていることから、吸収補正のためのライン
線源4、10の放出ガンマ線のエネルギーを、SPEC
T撮影のために被検体Pに投与する放射性同位元素の放
出ガンマ線のエネルギーに対して相違させることによ
り、検出データから各成分を選別することは容易であ
る。
【0029】このように90°SPECTモードにおい
ても、撮影と並行して、吸収補正データの収集と吸収補
正とをリアルタイムで行うことができる。 (個別モード)この個別モードでは、第1のメイン検出
器3と第2のメイン検出器9とでそれぞれ第1の部位と
第2の部位からのガンマ線を個別に検出し、それぞれ個
別にスタティック画像又はSPECT画像(断面分布)
を生成する。撮影時には、被検体Pに投与された放射性
同位元素から放出されるガンマ線を第1のメイン検出器
3と第2のメイン検出器9それぞれで検出し、このガン
マ線の入射数を吸収補正回路18により入射位置毎に計
数する。
【0030】このような撮影の動きと並行して、図9
(a)に示すように第1のライン線源4とライン半導体
検出器5とは対向したままスライドしながら、第1のラ
イン線源4から放出され被検体Pを通過したガンマ線を
ライン半導体検出器5で検出し、この検出データに基づ
いて吸収補正データ計算回路17により吸収補正データ
を計算し、さらにこの吸収補正データに基づいて、第1
のメイン検出器3で検出された第1の部位に関する計数
データを吸収補正回路18で吸収補正する。吸収補正さ
れた計数データに基づいて画像生成プロセッサ19で被
検体Pの第1の部位に関する放射性同位元素の空間的な
分布が生成される。
【0031】一方、第2の部位に関しては吸収補正デー
タは得られないので、第2のメイン検出器9で検出され
た第2の部位に関する計数データは、吸収補正すること
なくそのまま画像生成プロセッサ19で被検体Pの第2
の部位に関する放射性同位元素の空間的な分布の生成に
供される。
【0032】このように個別モードにおいては、第1の
撮影系統に関しては撮影と並行して吸収補正データの収
集と吸収補正とをリアルタイムで行うことができる。第
2の撮影系統に関しては、吸収補正は行うことができな
いが、例えば頭部は吸収率が比較的一様であるため、第
2の撮影系統を頭部撮影に担当させ、正確な吸収補正の
必要な例えば心臓撮影に第1の撮影系統を担当させるよ
うな使い方ができる。
【0033】このように本実施形態によれば、2検出器
の位置関係を自由に組み合わせて様々なモードで被検体
を撮影でき、しかも各モードで吸収補正データの収集か
ら吸収補正の実施までの作業を、撮影と並行してリアル
タイムで行うことができるようになる。本発明は、上述
した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施
可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、2検出器の位置関係を
自由に組み合わせて様々なモードで被検体を撮影でき、
しかも各モードで吸収補正データの収集から吸収補正の
実施までの作業を、撮影と並行してリアルタイムで行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による核医学診断装置の構
成を示すブロック図。
【図2】図1のメイン検出器の概略的な構造を示す斜視
図。
【図3】図1の第1、第2の撮影系統を被検体側方から
見た構造を示す図。
【図4】図1の第1、第2の撮影系統を被検体頭部側か
ら見た構造を示す図。
【図5】2検出器対向SPECTモード時の第1、第2
の撮影系統の位置関係を被検体側方から見た図。
【図6】2検出器対向SPECTモード時の第1、第2
の撮影系統の位置関係を被検体頭部側から見た図。
【図7】90°SPECTモード時の第1、第2の撮影
系統の位置関係を被検体側方から見た図。
【図8】90°SPECTモード時の第1、第2の撮影
系統の位置関係を被検体頭部側から見た図。
【図9】第1,第2のライン線源のスライドを示す図。
【符号の説明】
1…寝台、 2…第1のスタンド、 3…第1のメイン検出器、 4…第1のライン線源、 5…ライン半導体検出器、 6…全体回転機構、 7…スライド機構、 8…スタンド走行機構、 9…第2のメイン検出器、 10…第2のライン線源、 11…第2のスタンド、 12…スタンド走行機構、 13…全体回転機構、 14…スライド機構、 15…可動部コントローラ、 16…コンソール、 17…吸収補正データ計算部回路、 18…吸収補正回路、 19…画像生成プロセッサ、 20…ディスプレイ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在に設けられた第1のスタンド
    と、 前記第1のスタンドにより被検体周囲を回転可能に設け
    られた第1のメイン検出器と、 前記第1のスタンドにより前記第1のメイン検出器に対
    して前記回転方向に略90°ずれた状態で設けられた第
    1の基準線源と、 前記第1のスタンドにより前記第1の基準線源に対向し
    た状態で設けられた半導体検出器と、 走行自在に設けられた第2のスタンドと、 前記第2のスタンドにより前記被検体周囲を回転可能に
    設けられた第2のメイン検出器と、 前記第2のスタンドにより前記第2のメイン検出器に対
    して前記回転方向に略270°ずれた状態で設けられた
    第2の基準線源とを具備したことを特徴とする核医学診
    断装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のメイン検出器と前記第2のメ
    イン検出器とが前記被検体を挟んで対向した状態で2検
    出器対向SPECT撮影が行われるとき、前記第1の基
    準線源から放出され前記被検体を通って前記半導体検出
    器で検出されたガンマ線に関する第1の情報に基づい
    て、前記被検体に投与された放射性同位元素から放出さ
    れ前記第1のメイン検出器で検出されたガンマ線に関す
    る第2の情報と前記放射性同位元素から放出され前記第
    2のメイン検出器で検出されたガンマ線に関する第3の
    情報とを吸収補正し、この吸収補正された第2の情報と
    第3の情報とに基づいて前記放射性同位元素の体内分布
    画像を生成し、前記第1のメイン検出器と前記第2のメ
    イン検出器とが略90°ずれた状態で90°SPECT
    撮影が行われるとき、前記第2の基準線源から放出され
    前記被検体を通って前記第1のメイン検出器で検出され
    たガンマ線に関する第4の情報に基づいて前記第2の情
    報を吸収補正し、前記第1の基準線源から放出され前記
    被検体を通って前記第2のメイン検出器で検出されたガ
    ンマ線に関する第5の情報に基づいて前記第3の情報を
    吸収補正し、これら吸収補正された第2の情報と第3の
    情報とに基づいて前記放射性同位元素の体内分布画像を
    生成し、前記第1のメイン検出器と前記第2のメイン検
    出器とで個別に別々な部位の撮影を行うとき、前記第1
    の情報に基づいて前記第2の情報を吸収補正し、この吸
    収補正された第2の情報に基づいて第1の部位に関する
    前記放射性同位元素の体内分布画像を生成すると共に前
    記第3の情報に基づいて第2の部位に関する前記放射性
    同位元素の体内分布画像を生成する手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の核医学診断装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体検出器と前記第1の基準線源
    とを対向状態を保ったままで前記被検体の体軸方向に沿
    ってスライドする手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1記載の核医学診断装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体検出器、前記第1の基準線源
    及び前記第2の基準線源それぞれの長さは40cm以上
    であることを特徴とする請求項1記載の核医学診断装
    置。
JP31611996A 1996-05-30 1996-11-27 核医学診断装置 Pending JPH10160849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7138634B2 (en) 1999-03-10 2006-11-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Nuclear medical diagnostic apparatus
JP2009186315A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Shimadzu Corp 診断システム
JP2012515921A (ja) * 2009-01-23 2012-07-12 ジェファソン サイエンス アソシエーツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 2つの共同で登録された対向したガンマ線撮像ヘッドのシステムを使う脳と頚部の高解像度単一光子プレーナ・spect撮像

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