JPH101613A - 舗装用ストレートアスファルト組成物 - Google Patents

舗装用ストレートアスファルト組成物

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JPH101613A
JPH101613A JP17726196A JP17726196A JPH101613A JP H101613 A JPH101613 A JP H101613A JP 17726196 A JP17726196 A JP 17726196A JP 17726196 A JP17726196 A JP 17726196A JP H101613 A JPH101613 A JP H101613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】60℃粘度が小さいストレートアスファルトの
針入度、軟化点をほとんど変化させずに、60℃粘度の
みを増大させた舗装用ストレートアスファルト組成物を
提供する。 【解決手段】60℃粘度60〜200Pa・sの性状を
有するストレートアスファルトに、平均分子量1000
〜2000のアスファルト類を5〜60質量%配合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装用ストレート
アスファルト組成物に関し、詳しくは60℃粘度が低い
舗装用ストレートアスファルトの、軟化点、針入度をほ
とんど変えずに、60℃粘度のみを改善した舗装用スト
レートアスファルト組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】舗装用石油アスファルトは、原油を常圧
蒸留装置及び減圧蒸留装置等にかけ、軽質分を除去して
得られる瀝青物質であり、これをストレートアスファル
トと言う。舗装用ストレートアスファルトの種類は、ア
スファルト舗装要綱において針入度(JIS K 22
07準拠)によりストレートアスファルト40〜60、
ストレートアスファルト60〜80、ストレートアスフ
ァルト80〜100、ストレートアスファルト100〜
120の4種類に分類されている。その種類別の使い方
としては、一般地域では主として針入度60〜80(1
/10mm)のストレートアスファルト60〜80を、
積雪寒冷地域では主としてストレートアスファルト80
〜100を用いる。また一般地域で交通量が多い場合に
はストレートアスファルト40〜60を、極端に低温に
なる地域にはストレートアスファルト100〜120を
それぞれ用いることがある。原油の種類によっては、蒸
留だけでは全種の舗装用ストレートアスファルトを得る
ことができないものもあるので、空気を吹き込んだり、
針入度の異なるアスファルトを調合して所定の品質に調
製する場合もある。このように、舗装用ストレートアス
ファルトは針入度で分類され、アスファルト舗装要綱で
定められる品質規格を満足するものが製品として使用さ
れているのが現状である。舗装用アスファルトの品質評
価として、アスファルト舗装要綱規格項目の他に60℃
粘度がある。60℃粘度はアスファルト舗装の供用温度
上限付近におけるアスファルトのコンシステンシーを評
価するためのものである。アスファルトの60℃粘度と
アスファルト混合物のマーシャル安定度、及びホイール
トラッキング試験における動的安定度は良好な相関関係
を示し、60℃粘度が大きいほどマーシャル安定度、及
び動的安定度は大きくなる。60℃粘度は主に、改質ア
スファルト、セミブローンアスファルトの評価に用いら
れるものであるが、舗装用ストレートアスファルトも6
0℃粘度が大きいものが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アスファルト舗装要綱
で定められる品質規格においては同等の性状を有する製
品でも、原油の種類により60℃粘度が小さいものがあ
る。特に60℃粘度についての規格はないが、60℃粘
度はアスファルト舗装における流動性と関連が深いとさ
れ、高いものが好ましいと考えられている。60℃粘度
の低いストレートアスファルトに、単に60℃粘度の大
きい重質アスファルトを混合することにより粘度を増大
させた場合、60℃粘度の増大に伴い、軟化点の増大及
び針入度の低下が大きくなり、アスファルト舗装要綱で
定められる針入度規格をはずれることがある。本発明
は、上記従来技術状況に鑑みてなされたものであり、具
体的にはアスファルト舗装要綱の品質規格を満足しなが
らも60℃粘度が小さいストレートアスファルトの針入
度、軟化点をほとんど変化させずに、60℃粘度のみを
増大させた舗装用ストレートアスファルト組成物を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するためにアスファルトの60℃粘度に影響を及
ぼす因子について鋭意検討を重ねた結果、アスファルト
の60℃粘度は、分子量、さらに分子量と組成に大きく
影響されることをつき止め、特定の平均分子量を有する
アスファルト類を60℃粘度が小さいストレートアスフ
ァルトに特定割合で配合することにより、針入度、軟化
点を変化させずに60℃粘度を効果的に増大させること
ができるとの知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、60℃粘度60〜200Pa・s
の性状を有するストレートアスファルトに、平均分子量
1000〜2000のアスファルト類が5〜60質量%
配合されていることを特徴とする舗装用ストレートアス
ファルト組成物であり、詳しくは、軟化点40〜55
℃、針入度(25℃)40〜120(1/10mm)、
60℃粘度60〜200Pa・sの性状を有し、飽和分
5〜25質量%、アスファルテン分5〜20質量%、芳
香族分35〜60質量%の組成から成るストレートアス
ファルトに、飽和分5〜25質量%、アスファルテン分
5〜20質量%、芳香族分35〜60質量%の組成から
成り、平均分子量が1000〜2000のアスファルト
類が5〜60質量%配合されていることを特徴とする舗
装用ストレートアスファルト組成物を提供するものであ
る。以下、本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の態様】ストレートアスファルトは、各種
原油を常圧蒸留装置及び減圧蒸留装置にかけ、軽質分を
除去して得られる瀝青物質であるが、本発明で使用する
ストレートアスファルトは、60℃粘度60〜200P
a・sの性状を有するストレートアスファルトである。
60℃粘度が60Pa・s未満の低粘度のものは、流動
性が大きく、舗装用ストレートアスファルトとして好ま
しくない。また、本発明で使用するストレートアスファ
ルトは、軟化点40〜55℃、針入度(25℃)40〜
120(1/10mm)、60℃粘度60〜200Pa
・sの性状を有し、飽和分5〜25質量%、アスファル
テン分5〜20質量%、芳香族分35〜60質量%の組
成から成るものが好ましい。
【0006】軟化点、針入度はアスファルト舗装要綱の
品質規格で定められた値であり、軟化点が40℃未満、
針入度が120(1/10mm)を超えるものは、舗装
用ストレートアスファルトとしては柔らか過ぎ、高温で
の性能や舗装施工における骨材との接着力等の点で好ま
しくない。また、軟化点が55℃を超えるもの、針入度
が40(1/10mm)未満のものは、低温での性能や
耐ひび割れ性等の点で好ましくない。飽和分が5質量%
未満だと針入度が小さく、25質量%を超えると、針入
度が大きくなる。アスファルテン分が5質量%未満だと
針入度が大きく、20質量%を超えると、針入度が小さ
くなり、芳香族分が35質量%未満だと針入度が小さ
く、60質量%を超えると、針入度が大きくなり、それ
ぞれアスファルト舗装要綱で定められる針入度規格をは
ずれる可能性があり好ましくない。ストレートアスファ
ルトの組成において、飽和分の特に好ましい範囲は9〜
21質量%であり、アスファルテン分の特に好ましい範
囲は9〜16質量%であり、芳香族分の特に好ましい範
囲は40〜55質量%である。60℃粘度60〜200
Pa・sの性状を有するストレートアスファルトの平均
分子量は、300以上かつ1000未満であることが好
ましく、特に400以上かつ1000未満であることが
好ましい。
【0007】アスファルト類は、一般的には各種原油を
常圧蒸留装置及び減圧蒸留装置にかけ、軽質分を除去し
て得られる瀝青物質であるストレートアスファルト、ス
トレートアスファルトを常圧下で230〜270℃の温
度で空気を吹き込み、構成している炭化水素に脱水素重
合、縮合反応を起こさせてコンシステンシーの高い状態
にしたセミブローンアスファルトやブローンアスファル
ト、ストレートアスファルトにポリマー等の改質材を1
種もしくは2種以上混合することにより得られる改質ア
スファルト、その他石油樹脂の様なものが挙げられる
が、本発明で使用するアスファルト類は、これらのうち
平均分子量が1000〜2000のものであり、好まし
くは1100〜1900のものである。なお、ここでの
平均分子量は蒸気圧平衡法により測定したものである。
また、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC)による数平
均分子量を使用しても良い。配合するアスファルト類の
平均分子量が1000未満の場合、粘度増大効果が小さ
く、本発明における効果が少ない。また、平均分子量が
大きいものほど粘度増大効果は大きいが、平均分子量が
2000を超えるものは入手が困難であり、実用面、コ
スト面で問題が生じる。
【0008】配合するアスファルト類は、軟化点40〜
55℃、針入度(25℃)40〜120(1/10m
m)のものが好ましく、60℃粘度60〜200Pa・
sの性状を有するストレートアスファルトと同程度の軟
化点、針入度(25℃)であることが好ましい。配合す
るアスファルト類の軟化点、針入度が60℃粘度60〜
200Pa・sの性状を有するストレートアスファルト
と大きく異なる場合は、軟化点、針入度が大きく変化
し、アスファルト舗装要綱の品質規格をはずれる可能性
があり好ましくない。配合するアスファルト類と60℃
粘度60〜200Pa・sの性状を有するストレートア
スファルトの軟化点、針入度の差は、それぞれ±5℃以
内、±5(1/10mm)以内であることが好ましく、
特に±3℃以内、±3(1/10mm)以内であること
が好ましい。
【0009】配合するアスファルト類の組成は、飽和分
が好ましくは5〜25質量%、特に好ましくは9〜21
質量%であり、アスファルテン分が好ましくは5〜20
質量%、特に好ましくは9〜16質量%であり、芳香族
分が好ましくは35〜60質量%、特に好ましくは40
〜55質量%であり、60℃粘度60〜200Pa・s
の性状を有するストレートアスファルトと同程度の組成
であることが好ましい。このストレートアスファルトと
組成が異なると、軟化点、針入度が大きく変化し、アス
ファルト舗装要綱の品質規格をはずれる可能性があり好
ましくない。配合するアスファルト類と60℃粘度60
〜200Pa・sの性状を有するストレートアスファル
トの飽和分、アスファルテン分、芳香族分の差は、それ
ぞれ ±4質量%以内、±4質量%以内、±6質量%以
内であることが好ましく、特に±2質量%以内、±2質
量%以内、±4質量%以内であることが好ましい。な
お、ここでの組成は、石油学会法(JPI法)による組
成分析結果を意味する。
【0010】アスファルトの60℃粘度は、アスファル
テン分が多く、飽和分、芳香族分等の軽質分が少ないほ
ど増大する。従って、アスファルトの粘度を増大させる
ためには、アスファルテン分が多く、飽和分、芳香族分
が少ない油種を配合するのが有効である。しかし、組成
割合の変化により粘度を増大させようとすると、粘度増
大に伴い、軟化点が高くなり、針入度が小さくなる傾向
がある。配合するアスファルト類のアスファルテン分が
20質量%を超える場合、飽和分、芳香族分がそれぞれ
5質量%、35質量%未満の場合は、軟化点の上昇及び
針入度の低下が大きくなる傾向があり、低温での性能、
耐ひび割れ性等の点で好ましくない。また逆に、配合す
るアスファルト類のアスファルテン分が5質量%未満、
飽和分、芳香族分がそれぞれ25質量%、60質量%を
超える場合、粘度増大効果が小さく、さらに軟化点の低
下、及び針入度が大きくなる傾向があり、高温での性
能、骨材との接着力の点で好ましくない。
【0011】故に、軟化点、針入度変化を極力小さくす
るために、本発明において配合するアスファルト類は、
60℃粘度60〜200Pa・sの性状を有するストレ
ートアスファルトと同程度の組成を有することが好まし
い。しかし、粘度増大の対象とする60℃粘度60〜2
00Pa・sの性状を有するストレートアスファルトと
異なる組成の油種でも、結果的に軟化点、及び針入度の
変化が小さくなるアスファルト類は使用可能である。例
えば、配合することによりアスファルテン分が多くなる
場合、それに伴い軽質分も多くなる油種、または逆にア
スファルテン分が少なくなる場合、それに伴い軽質分も
少なくなる様な油種は使用可能である。
【0012】配合するアスファルト類の量は、60℃粘
度60〜200Pa・sの性状を有するストレートアス
ファルトとアスファルト類の合計量に対して、5〜60
質量%、好ましくは10〜50質量%である。配合量が
5質量%未満の場合、粘度増大効果が小さい。また配合
量が多い方が粘度増大効果は大きくなるが、本発明は粘
度の小さいストレートアスファルトの有効利用を目的と
しているため、配合量が60質量%を超える場合、粘度
増大の対象とするストレートアスファルトの使用量が少
なくなり、好ましくない。本発明は軟化点、針入度をほ
とんど変化させずに、粘度を増大させることが特徴であ
る。軟化点の変化は±5℃以内であることが好ましく、
特に、±3℃以内であることが好ましい。また、針入度
の変化は±4(1/10mm)以内であることが好まし
く、特に、±2(1/10mm)以内であることが好ま
しい。
【0013】本発明の舗装用ストレートアスファルト組
成物においては、前記ストレートアスファルトに、前記
アスファルト類が配合されている組成物に、さらに軽質
アスファルト類を配合することができる。軽質アスファ
ルト類は、前記ストレートアスファルト、常圧残査油、
減圧残査油等が挙げられ、その他に石油樹脂、減圧蒸留
留出油等も挙げられる。軽質アスファルト類の好ましい
物性としては、比重が0.90〜1.03g/cm3
あり、好ましくは0.95〜1.00g/cm3であ
り、軟化点が10〜40℃であり、好ましくは20〜3
0℃であり、針入度が140(1/10mm)以上で、
好ましくは160(1/10mm)以上のものである。
軽質アスファルト類は、1種単独または2種以上の混合
物を使用してもよい。配合する軽質アスファルト類の量
は、前記ストレートアスファルト、平均分子量1000
〜2000のアスファルト類及び軽質アスファルト類の
合計量の0.1〜5質量%、好ましくは0.1〜2質量
%である。軽質アスファルト類の配合量が5質量%を超
えると、針入度の増大に伴う粘度の低下が大きくなり、
本発明の効果が損なわれ好ましくない。
【0014】配合する軽質アスファルト類の組成は、飽
和分が20〜50質量%、好ましくは25〜40質量%
であり、アスファルテン分が0.1〜5質量%、好まし
くは1〜3質量%である。飽和分の量が20質量%未満
の油種は、針入度をほとんど変化させないためには量を
多く配合しなければならない。軽質アスファルト類の配
合量が5質量%以上の場合は、粘度の低下が大きくな
り、本発明の効果が損なわれるため好ましくない。また
飽和分の量が50質量%を超える場合、軽質アスファル
ト類の配合量が5質量%未満でも上記と同様の問題が生
じる。
【0015】また、アスファルテン分が5質量%を超え
る場合、針入度を維持する効果が少なく、全く存在しな
くなると、アスファルトが柔らかくなり過ぎ、粘度の低
下が大きくなるという問題が生じる。配合する軽質アス
ファルト類の平均分子量は、900〜2000、好まし
くは1000〜1900である。分子量が900未満の
場合、粘度の低下が大きく、本発明における粘度増大効
果が得られない。配合する軽質アスファルト類の分子量
が大きい方が、針入度の増加に伴う粘度の低下を極力小
さくする効果があることから、平均分子量は大きいほど
本発明においては有効であるが、平均分子量が2000
を超える軽質アスファルト類は、入手が困難であり、実
用面、コスト面で問題が生じる。なお、ここでの平均分
子量は、蒸気圧平衡法により測定したものである。ま
た、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC)による数平均
分子量を使用しても良い。
【0016】本発明の舗装用ストレートアスファルト組
成物は、必要により、通常舗装用アスファルトに添加さ
れる他の添加材、例えば剥離防止剤、分散剤、安定剤な
どを添加してもよい。本発明の舗装用ストレートアスフ
ァルト組成物は、上記各成分を所定割合で配合すること
により製造することができる。各成分の混合は、プロペ
ラ式撹拌機、ホモミキサーなど各種の撹拌機が使用でき
るが、高剪断力をかけるホモミキサーが好ましい。各成
分の混合温度は、特に制限されるものではないが、通常
120〜180℃で行うことができる。
【0017】本発明の舗装用ストレートアスファルト組
成物の施工方法は、舗装用ストレートアスファルト組成
物を所定の温度で骨材、フィラーなどと混合し、舗装場
所に敷設し、転圧することにより行うことができる。骨
材、フィラーなどとの混合温度は、通常の混合温度でよ
く、例えば165〜185℃でよい。また、転圧時の温
度は通常の転圧温度でよく、例えば150〜175℃で
よい。また、本発明の舗装用ストレートアスファルト組
成物と骨材、フィラーなどとの混合に際しては、顔料を
混合することもできる。顔料は、通常の無機顔料(例え
ば、酸化鉄などの赤褐色顔料、水酸化鉄などの黄色顔
料、酸化クロムなどの緑顔料、ナトリウム−アルミノシ
リケートなどの群青色顔料、酸化チタンなどの白色顔料
など)が使用できる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を実施例、及び比較例によりさ
らに具体的に説明する。なお、本発明は、これらの例に
よって何ら制限されるものではない。実施例、比較例に
おける軟化点、針入度はJIS K2207に、60℃
粘度は舗装試験法便覧((社)日本道路協会、昭和63
年版)に、組成分析は石油学会法(JPI法)に準拠し
て行い、平均分子量は蒸気圧平衡法により測定した。
【0019】実施例1 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分15質量%、アス
ファルテン分12質量%、芳香族分45質量%の組成か
ら成り、平均分子量1200のアスファルトを全体量の
40質量%の割合で140℃で混合した結果を表1に示
す。
【0020】実施例2 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分15質量%、アス
ファルテン分12質量%、芳香族分45質量%の組成か
ら成り、平均分子量1200のアスファルトを全体量の
50質量%の割合で140℃で混合した結果を表1に示
す。
【0021】実施例3 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分12質量%、アス
ファルテン分11質量%、芳香族分48質量%の組成か
ら成り、平均分子量1150のアスファルトを全体量の
40質量%の割合で140℃で混合して調製したストレ
ートアスファルト組成物に、飽和分28質量%、アスフ
ァルテン分1質量%の組成から成り、平均分子量110
0の軽質アスファルトを全体量の1質量%の割合で14
0℃で混合した結果を表1に示す。
【0022】実施例4 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分12質量%、アス
ファルテン分11質量%、芳香族分48質量%の組成か
ら成り、平均分子量1150のアスファルトを全体量の
50質量%の割合で140℃で混合して調製したストレ
ートアスファルト組成物に、飽和分28質量%、アスフ
ァルテン分1質量%の組成からなり、平均分子量110
0の軽質アスファルトを全体量の1質量%の割合で14
0℃で混合した結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例5 軟化点45.5℃、針入度(25℃)83(1/10m
m)、60℃粘度109Pa・sの性状を有し、飽和分
15質量%、アスファルテン分10質量%、芳香族分4
6質量%の組成からなり、平均分子量890のストレー
トアスファルト80〜100に、飽和分15質量%、ア
スファルテン分11質量%、芳香族分45質量%の組成
から成り、平均分子量1200のアスファルトを全体量
の40質量%の割合で140℃で混合した結果を表2に
示す。
【0025】実施例6 軟化点45.5℃、針入度(25℃)83(1/10m
m)、60℃粘度109Pa・sの性状を有し、飽和分
15質量%、アスファルテン分10質量%、芳香族分4
6質量%の組成からなり、平均分子量890のストレー
トアスファルト80〜100に、飽和分17質量%、ア
スファルテン分12質量%、芳香族分46質量%の組成
から成り、平均分子量1150のアスファルトを全体量
の40質量%の割合で140℃で混合した結果を表2に
示す。
【0026】
【表2】
【0027】比較例1 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分14質量%、アス
ファルテン分15質量%、芳香族分44質量%の組成か
ら成り、平均分子量950のアスファルトを全体量の4
0質量%の割合で140℃で混合した結果を表3に示
す。
【0028】比較例2 軟化点48.5℃、針入度(25℃)62(1/10m
m)、60℃粘度170Pa・sの性状を有し、飽和分
14質量%、アスファルテン分12質量%、芳香族分4
4質量%の組成からなり、平均分子量900のストレー
トアスファルト60〜80に、飽和分13質量%、アス
ファルテン分17質量%、芳香族分45質量%の組成か
ら成り、平均分子量970のアスファルトを全体量の4
0質量%の割合で140℃で混合した結果を表3に示
す。
【0029】
【表3】
【0030】比較例3 軟化点45.5℃、針入度(25℃)83(1/10m
m)、60℃粘度109Pa・sの性状を有し、飽和分
15質量%、アスファルテン分10質量%、芳香族分4
6質量%の組成からなり、平均分子量890のストレー
トアスファルト80〜100に、飽和分15質量%、ア
スファルテン分11質量%、芳香族分45質量%の組成
から成り、平均分子量930のアスファルトを全体量の
40質量%の割合で140℃で混合した結果を表4に示
す。
【0031】比較例4 軟化点45.5℃、針入度(25℃)83(1/10m
m)、60℃粘度109Pa・sの性状を有し、飽和分
15質量%、アスファルテン分10質量%、芳香族分4
6質量%の組成からなり、平均分子量890のストレー
トアスファルト80〜100に、飽和分14質量%、ア
スファルテン分16質量%、芳香族分46質量%の組成
から成り、平均分子量950のアスファルトを全体量の
40質量%の割合で140℃で混合した結果を表4に示
す。
【0032】
【表4】
【0033】実施例1〜6は、元のストレートアスファ
ルト60〜80、及び80〜100と比較して、軟化
点、針入度共に変化がなく、60℃粘度のみが大幅に増
大していることから、粘度増大に関して非常に効果的で
ある。一方、比較例1においては、針入度低下に伴い、
粘度増大は確認できるが、混合するアスファルトの平均
分子量が小さいために、その効果は小さく、60℃粘度
が200Pa・sを上回る位まで増大することができな
い。比較例3においては針入度、軟化点変化はないが、
混合するアスファルトの平均分子量が小さいため、粘度
増大効果が確認できない。また、比較例2、4において
は、アスファルテン分の多いアスファルトを混合するた
めに、粘度はある程度増大するが、それに伴い軟化点の
増大と針入度の減少が大きく、針入度の減少量が4(1
/10mm)を超えてしまう。針入度減少を小さくする
ために、混合量を少なくした場合、粘度の増大が小さく
なる。故に比較例2、4は粘度増大に関して効果的では
ない。
【0034】
【発明の効果】本発明により、60℃粘度が小さい舗装
用ストレートアスファルトの、軟化点、及び針入度をほ
とんど変化させずに、60℃粘度のみを増大させること
が可能である。
フロントページの続き (72)発明者 高木 清美 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】60℃粘度60〜200Pa・sの性状を
    有するストレートアスファルトに、平均分子量1000
    〜2000のアスファルト類が5〜60質量%配合され
    ていることを特徴とする舗装用ストレートアスファルト
    組成物。
  2. 【請求項2】軟化点40〜55℃、針入度(25℃)4
    0〜120(1/10mm)、60℃粘度60〜200
    Pa・sの性状を有し、飽和分5〜25質量%、アスフ
    ァルテン分5〜20質量%、芳香族分35〜60質量%
    の組成から成るストレートアスファルトに、飽和分5〜
    25質量%、アスファルテン分5〜20質量%、芳香族
    分35〜60質量%の組成から成り、平均分子量100
    0〜2000のアスファルト類が5〜60質量%配合さ
    れていること特徴とする舗装用ストレートアスファルト
    組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121387A (ja) * 2000-10-13 2002-04-23 Jsr Corp アスファルト改質材及び改質アスファルト組成物
JP2002536278A (ja) * 1999-02-02 2002-10-29 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 固体粒子及びバインダーを含有するソリッドステート組成物
JP2005023173A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Nippon Oil Corp 舗装用アスファルト
JP2007211173A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Nippon Oil Corp アスファルトの連続的製造方法

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