JPH10161696A - 音声符号化装置および音声復号化装置 - Google Patents

音声符号化装置および音声復号化装置

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JPH10161696A
JPH10161696A JP8317517A JP31751796A JPH10161696A JP H10161696 A JPH10161696 A JP H10161696A JP 8317517 A JP8317517 A JP 8317517A JP 31751796 A JP31751796 A JP 31751796A JP H10161696 A JPH10161696 A JP H10161696A
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JP
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frame
linear prediction
prediction parameter
interpolation
sub
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Application number
JP8317517A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Murakami
和久 村上
Keiichi Kayahara
桂一 茅原
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OKI SYST KAIHATSU TOKAI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
OKI SYST KAIHATSU TOKAI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低遅延でフレーム間の音声変化が滑らかであ
ること。 【解決手段】 音声符号化装置は、入力音声に基づいて
算出した第kフレームの線形予測パラメータαq[k]
(qは量子化されていることを示す)と、第kフレーム
の第(j+1)(j=0,1,2,3)サブフレームの
補間線形予測パラメータαq′[k,j]に基づいて算
出したサブフレームごとの音源パラメータとを伝送路に
送出する。音声復号化装置は、α′[k,j]をフィル
タ係数とした合成フィルタを、受信/復元した音源パラ
メータで駆動して音声を再生する。各装置に設けた図2
のサブフレーム補間回路は、受信/復元されたα(q)
[k]と前フレームのα(q)[k−1]とを重み付け
加算してα(q)′[k,0]、α(q)′[k,1]
を生成し、またα(q)[k]をそのままα(q)′
[k,2]、α(q)′[k,3]に用い、α(q)′
[k,j]を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル電話や
ボイスメール等の音声符号化伝送システムに用いられ、
CELP符号化法(Code Excited Linear Prediction)
等の線形予測符号化法をベースとする音声符号化装置お
よび音声復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、4.8〜8.0[kb/s]程度
の低伝送ビットレートの音声符号化伝送システムにおけ
る音声符号化装置には、CELP符号化法をベースとし
た符号化法が広く適用されている。CELP符号化法に
おいては、伝送パラメータとして線形予測パラメータと
音源パラメータとを算出する。CELP符号化法の詳細
は、例えば「M.R.Schroeder and Atal,"Code-Excited L
inear Prediction(CELP):high quality speech at very
low bit rates",in Proc.ICASSP'85,pp.937-939,198
5」に示されている。
【0003】CELP符号化法を用いた音声符号化装置
は、線形予測パラメータ算出回路と、線形予測パラメー
タ量子化回路と、サブフレーム補間回路と、音源パラメ
ータ算出回路と、音源パラメータ量子化回路と、マルチ
プレクサとを有し、線形予測パラメータ算出回路および
線形予測パラメータ量子化回路において、中心に重み付
けされた分析窓を乗じて1フレーム長(通常20〜40
[ms]程度)に切り出した入力音声データを線形予測
分析してフレーム単位の線形予測パラメータを算出し、
これを量子化して量子化線形予測パラメータを生成し、
サブフレーム補間回路において、フレーム単位の量子化
線形予測パラメータを補間してサブフレーム(フレーム
を分割したもの)ごとに補間量子化線形予測パラメータ
を生成し、音源パラメータ算出回路および音源パラメー
タ量子化回路において、補間量子化線形予測パラメータ
とサブフレーム単位の入力音声とに基づいてサブフレー
ムごとに音源パラメータを算出し、これを量子化して量
子化音源パラメータを生成し、上記のフレーム単位の量
子化線形予測パラメータと上記の量子化音源パラメータ
とをマルチプレクサで多重化してビットストリーム(多
重化パラメータ信号)として伝送路に送出する。
【0004】また、上記音声符号化伝送システムにおけ
る音声復号化装置は、デマルチプレクサと、線形予測パ
ラメータ復元回路と、サブフレーム補間回路と、音源パ
ラメータ復元回路と、合成回路とを有し、上記のビット
ストリームをデマルチプレクサで受信して量子化線形予
測パラメータと量子化音源パラメータとに分離し、線形
予測パラメータ復元回路において、量子化線形予測パラ
メータをフレーム単位の線形予測パラメータに復元し、
サブフレーム補間回路において、上記のフレーム単位の
線形予測パラメータを補間してサブフレームごとに補間
線形予測パラメータを生成し、また音源パラメータ復元
回路において、量子化音源パラメータをサブフレームご
との音源パラメータに復元し、上記の補間線形予測パラ
メータを合成回路のフィルタ係数とし、上記の音源パラ
メータで合成回路のフィルタを駆動することにより、音
声を再生する。
【0005】図4は分析窓とフレームとサブフレームの
関係を示す図である。図4において、入力音声デ−タ3
00は中心に重み付けされた分析窓311が乗じられて
フレーム単位に切り出される。分析窓311の時間長が
1フレーム長を与える。サブフレームはフレームを時間
的に等分割したものであり、通常、フレームを4分割し
たものである(例えば、第k(kは整数)フレーム30
2は第1サブフレーム307〜第4サブフレーム310
を有する)。分析窓311が乗じられて切り出された1
フレームの入力音声デ−タを線形予測分析して算出され
た線形予測パラメータは、そのフレームの中心付近の音
声データの特徴をよく表わす。すなわち、第(k−1)
フレーム301の入力音声デ−タに基づいて算出された
線形予測パラメータは、入力音声デ−タ300の304
付近の特徴をよく表わし、次の第kフレーム302の線
形予測パラメータは、入力音声デ−タ300の305付
近の特徴をよく表わす。そこで、フレーム間の再生音声
の変化を滑らかにするために、フレーム単位の(量子
化)線形予測パラメータをサブフレームごとに補間して
補間(量子化)線形予測パラメータを生成する(例え
ば、第kフレーム302の(量子化)線形予測パラメー
タを補間して第1サブフレーム307〜第4サブフレー
ム310の4つの補間(量子化)線形予測パラメータを
生成する)。
【0006】図5は音声符号化装置における従来のサブ
フレーム補間回路の構成図である。図5において、第k
フレームの量子化線形予測パラメータをαq[k]、第
kフレームの第(j+1)(j=0,1,2,3)サブ
フレームの補間量子化線形予測パラメータをαq′
[k,j]とする。サブフレーム補間回路は、入力信号
に定数a0 〜a3 、b0 〜b3 を乗じる乗算器3031
〜3038と、加算器3039〜3042とを有し、以
下に示す演算を実施することにより、量子化線形予測パ
ラメータαq[k−1]、αq[k]、αq[k+1]
から補間量子化線形予測パラメータαq′[k,j]を
算出する。 αq′[k,0]=αq[k−1]×a0 +αq[k]
×b0 αq′[k,1]=αq[k−1]×a1 +αq[k]
×b1 αq′[k,2]=αq[k]×a2 +αq[k+1]
×b2 αq′[k,3]=αq[k]×a3 +αq[k+1]
×b3 ここで、定数a0 〜a3 、b0 〜b3 は、 a0 =3/8 b0 =5/8 a1 =1/8 b1 =7/8 a2 =7/8 b2 =1/8 a3 =5/8 b3 =3/8 という値に設定されている。
【0007】図6は上記のサブフレーム補間回路におい
て用いられたサブフレーム補間手法を説明する図であ
り、上記のサブフレーム補間演算式および定数の決定理
由を示すものである。このサブフレーム補間手法は第k
フレーム502の量子化線形予測パラメータαq[k]
と、前後隣接する第(k−1)フレーム501および第
(k+1)フレーム503の量子化線形予測パラメータ
αq[k−1]、αq[k+1]とを用いて、第kフレ
ーム502における第(j+1)サブフレームの補間量
子化線形予測パラメータαq´[k,j]を生成するも
のであり、その手順を以下に説明する。
【0008】第kフレーム502のαq[k]に対し、
第kフレームの中心を1とし、第(k−1)フレーム5
01、第(k+1)フレーム503のそれぞれの中心を
0とする線形重み付け509を施す。また第(k−1)
フレームのαq[k−1]、および第(k+1)フレー
ムのαq[k+1]に対しても、同様の線形重み付け5
08、510を施す。次に、第(k−1)フレーム50
1のαq[k−1]と、第kフレーム502のαq
[k]とを第kフレーム502の第1および第2サブフ
レームの中心における線形重み付け508、509に応
じて加算することにより、第1および第2サブフレーム
のαq´[k,0]、αq´[k,1]を生成する。ま
た、第kフレーム502の量子化線形予測パラメータα
q[k]と、第(k+1)フレームの量子化線形予測パ
ラメータαq[k+1]とを、第kフレーム502の第
3および第4サブフレームの中心における線形重み付け
509、510に応じて加算することにより、第3およ
び第4サブフレームのαq´[k,2]、αq´[k,
3]を生成する。
【0009】すなわち、第kフレーム502の第1サブ
フレームの中心504においては、αq[k−1]に対
する重み付けは3/8、αq[k]に対する重み付けは
5/8なので、第1サブフレームのαq´[k,0]
は、第(k−1)フレームのαq[k−1]に3/8を
乗じたものと、第kフレーム502のαq[k]に5/
8を乗じたものとを加算して生成される。従って定数a
0 =3/8、b0 =5/8となる。同様に、第3サブフ
レームの中心506においては、αq[k]に対する重
み付けは7/8、αq[k+1]に対する重み付けは1
/8なので、第3サブフレームのαq´[k,2]の演
算式において、定数a2 =7/8、b2 =1/8とな
る。このようにして上記定数が決定されている。尚、音
声復号化装置のサブフレーム補間回路におけるサブフレ
ーム補間手法も上記と同じである。
【0010】上記の音声符号化装置においては、音声入
力されてから多重化パラメータ信号を送出するまでの時
間は、音声入力から量子化音源パラメータが生成される
までの時間に依存する。また上記の音声復号化装置にお
いては、多重化パラメータ信号を受信してから音声を再
生するまでの時間は、信号受信から補間線形予測パラメ
ータが算出されるまでの時間に依存する。
【0011】尚、上記のようにフレーム単位の線形予測
パラメータをサブフレーム補間するのは、線形予測パラ
メータの時間的変化をより滑らかにし、フレーム間の音
韻の連続性を保つためである。サブフレーム補間を全く
行わなかった場合、線形予測パラメータの不連続が音質
に影響し、とぎれとぎれの非常に耳障りな音声になって
しまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のサブフレーム補間においては、前後隣接するフレーム
の線形予測パラメータを用いるため、フレームの中心か
ら時間的終端までのサブフレーム(第3、第4サブフレ
ーム)の線形予測パラメータは、次フレームの線形予測
パラメータの算出(または復元)を待って生成すること
となり、従って、音声符号化装置においては、次フレー
ムの線形予測パラメータの算出されるまで第3、第4サ
ブフレームの音源パラメータを算出できず、また音声復
号化装置においては、次フレームの線形予測パラメータ
の算出されるまで第3、第4サブフレームに対応する音
声の再生を開始できず、これにより、サブフレーム補間
をしない場合に比べて、それぞれの装置において半フレ
ーム分の遅延を生じてしまうという問題があった。この
音声符号化システムをディジタル電話に用いた場合、上
記の遅延により違和感のある会話を生じさせてしまう。
【0013】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、低遅延でフレーム間の音声変化が滑らかな音声
符号化装置および音声復号化装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の音声符号化装置は、フレーム単位の入力音
声を分析してフレームごとに線形予測パラメータを算出
する線形予測パラメータ算出手段と、前記フレームごと
の線形予測パラメータを補間して、フレームを分割して
なるサブフレームごとに補間線形予測パラメータを生成
するサブフレーム補間手段と、前記補間線形予測パラメ
ータとサブフレーム単位の前記入力音声とに基づいて音
源パラメータを算出する音源パラメータ算出手段とを備
え、前記サブフレーム補間手段は、補間対象フレームの
線形予測パラメータと、この補間対象フレームの隣接前
フレームの線形予測パラメータとを用いて、前記補間対
象フレームの補間線形予測パラメータを生成することを
特徴とする。
【0015】請求項2記載の音声符号化装置は、前記サ
ブフレーム補間手段が、前記補間対象フレームに属する
サブフレームのうち、フレームの時間的先端から所定位
置までの各サブフレームに対しては、前記補間対象フレ
ームの線形予測パラメータと前記隣接前フレームの線形
予測パラメータとを所定の重み付けで線形加算して補間
線形予測パラメータを生成し、また前記所定位置からフ
レームの時間的終端までの各サブフレームに対しては、
前記補間対象フレームの線形予測パラメータをそのまま
補間線形予測パラメータとすることを特徴とする。
【0016】次に、本発明の音声復号化装置は、入力さ
れたフレームごとの線形予測パラメータを補間して、フ
レームを分割してなるサブフレームごとに補間線形予測
パラメータを生成するサブフレーム補間手段と、前記補
間線形予測パラメータと、入力されたサブフレーム単位
の音源パラメータとに基づいて音声を再生する合成手段
とを備え、前記サブフレーム補間手段は、補間対象フレ
ームの線形予測パラメータと、この補間対象フレームの
隣接前フレームの線形予測パラメータとを用いて、前記
補間対象フレームの補間線形予測パラメータを生成する
ことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の音声復号化装置は、前記サ
ブフレーム補間手段が、前記補間対象フレームに属する
サブフレームのうち、フレームの時間的先端から所定位
置までの各サブフレームに対しては、前記補間対象フレ
ームの線形予測パラメータと前記隣接前フレームの線形
予測パラメータとを所定の重み付けで線形加算して補間
線形予測パラメータを生成し、また前記所定位置からフ
レームの時間的終端までの各サブフレームに対しては、
前記補間対象フレームの線形予測パラメータをそのまま
補間線形予測パラメータとすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
音声符号化伝送システムのブロック構成図であり、音声
符号化装置1と音声復号化装置2とを伝送路により接続
したものである。音声符号化装置1は、CELP符号化
法を用いて入力音声データから線形予測パラメータと音
源パラメータとを生成するものであり、線形予測パラメ
ータ算出回路101(線形予測パラメータ算出手段)
と、線形予測パラメータ量子化回路102と、サブフレ
ーム補間回路103(サブフレーム補間手段)と、音源
パラメータ算出回路104(音源パラメータ算出手段)
と、音源パラメータ量子化回路105と、マルチプレク
サ106とを有する。
【0019】線形予測パラメータ算出回路101は、ハ
ミング窓やハニング窓のような中心に重み付けされた1
フレーム長の分析窓を入力音声データに乗じて1フレー
ム長の入力音声データを切り出し、このフレーム単位の
入力音声データを線形予測分析することによりフレーム
単位の線形予測パラメータを算出する。線形予測パラメ
ータとしては、補間特性、量子化特性のよいLSP(Li
ne Spectrum Pair)パラメータを用いる。また1フレー
ム長は20〜40[ms]である。尚、n(nは正の整
数)次の線形予測分析を行う場合には、線形予測パラメ
ータはn個のパラメータ値を有する。また、線形予測パ
ラメータ量子化回路102は、線形予測パラメータ算出
回路101で算出されたフレーム単位の線形予測パラメ
ータを量子化することにより、フレーム単位の量子化線
形予測パラメータを生成する。
【0020】サブフレーム補間回路103は、線形予測
パラメータ量子化回路102で生成されたフレーム単位
の量子化線形予測パラメータを、この量子化線形予測パ
ラメータと、このフレームの隣接前フレーム(1つ前の
フレーム)の量子化線形予測パラメータとを用いて補間
し、サブフレームごとに補間量子化線形予測パラメータ
を生成する。サブフレームはフレームを4分割したもの
であり、1フレームは第1〜第4のサブフレームを有す
る。従って1サブフレーム長は5〜10[ms]であ
る。尚、このサブフレーム補間は、再生音声におけるフ
レーム間の不連続性を低減するためのものである。
【0021】音源パラメータ算出回路104は、サブフ
レーム補間回路103で算出された補間量子化線形予測
パラメータと、サブフレーム単位の入力音声データとに
基づいてサブフレームごとに音源パラメータを算出す
る。音源パラメータは、音声のピッチ(高さ)、音声の
ピッチゲイン(強さ)、雑音コードブックのテーブル参
照用インデックス、雑音コードブックゲイン等を示すも
のである。また、音源パラメータ量子化回路105は、
音源パラメータ算出回路104で算出された音源パラメ
ータを量子化することにより、サブフレームごとの量子
化音源パラメータを生成する。
【0022】マルチプレクサ106は、線形予測パラメ
ータ量子化回路102で生成されたフレーム単位の量子
化線形予測パラメータと、音源パラメータ量子化回路1
05で生成されたサブフレーム単位の量子化音源パラメ
ータとを多重化してビットストリーム(多重化パラメー
タ信号)を生成する。
【0023】図2はサブフレーム補間回路103のブロ
ック構成図である。図2において、αq[k]は、線形
予測パラメータ量子化回路102で生成された第kフレ
ームの量子化線形予測パラメータを示し、αq[k−
1]は第(k−1)フレームの量子化線形予測パラメー
タを示す。また、αq′[k,j](j=0,1,2,
3)は、第kフレームの第(j+1)サブフレームの補
間量子化線形予測パラメータを示す。サブフレーム補間
回路103は、乗算器1031〜1034と、加算器1
035および1036とを有する。乗算器1031は第
(k−1)フレームの量子化線形予測パラメータαq
[k−1]に定数a0 を乗じて加算器1035の第1入
力端子に入力し、乗算器1032はαq[k−1]に定
数a1 を乗じて加算器1036の第1入力端子に入力す
る。また、乗算器1033は第kフレームの量子化線形
予測パラメータαq[k]に定数b0 を乗じて加算器1
035の第2入力端子に入力し、乗算器1034はαq
[k]に定数b1 を乗じて加算器1036の第2入力端
子に入力する。加算器1035は乗算器1031の出力
と乗算器1033の出力とを加算して第1サブフレーム
の補間量子化線形予測パラメータαq′[k,0]を生
成し、また加算器1036は乗算器1032の出力と乗
算器1034の出力とを加算して第2サブフレームのα
q′[k,1]を生成する。また量子化線形予測パラメ
ータαq[k]は、そのまま第3、第4サブフレームの
補間量子化線形予測パラメータαq′[k,2]、α
q′[k,3]として用いられる。
【0024】図1に戻り、音声復号化装置2は、音声符
号化装置1からの多重化パラメータ信号を伝送路より受
信し、これらのパラメータに基づいて音声を再生するも
のであり、デマルチプレクサ208と、線形予測パラメ
ータ復元回路210と、サブフレーム補間回路211
(サブフレーム補間手段)と、音源パラメータ復元回路
212と、合成回路213(合成手段)とを有する。
【0025】デマルチプレクサ208は、伝送路から送
信されたビットストリーム(多重化パラメータ信号)を
受信し、フレーム単位の量子化線形予測パラメータとサ
ブフレーム単位の量子化音源パラメータとに分離し、量
子化線形予測パラメータを線形予測パラメータ復元回路
210に送り、量子化音源パラメータを音源パラメータ
復元回路212に送る。また、線形予測パラメータ復元
回路210は、デマルチプレクサ208で分離された量
子化線形予測パラメータを復号することにより、フレー
ム単位の線形予測パラメータを復元する。
【0026】サブフレーム補間回路211は、線形予測
パラメータ復元回路210で復元されたフレーム単位の
線形予測パラメータを、この線形予測パラメータと、こ
のフレームの隣接前フレームの線形予測パラメータとを
用いて補間し、サブフレームごとに補間線形予測パラメ
ータを生成する。このサブフレーム補間回路211の回
路構成は、図2のサブフレーム補間回路103の回路構
成と同じである。
【0027】音源パラメータ復元回路212は、デマル
チプレクサ208で分離された量子化音源パラメータを
復号することにより、サブフレームごとの音源パラメー
タを復元する。また、合成回路213は、全極形ディジ
タルフィルタからなる合成フィルタを有し、合成フィル
タのフィルタ係数をサブフレーム補間回路211で生成
された補間線形予測パラメータのパラメータ値に設定
し、音源パラメータ復元回路212復元された音源パラ
メータに従って生成した周期パルス等の音源信号で合成
フィルタを駆動することにより、音声を再生する。
【0028】次に、上記の構成を有する図1の音声符号
化システムの動作について説明する。まず、音声符号化
装置1の動作を説明する。線形予測パラメータ算出回路
101において、第(k−1)フレームの線形予測パラ
メータα[k−1]を算出し、続いて第kフレームの線
形予測パラメータα[k]を算出する。すなわち、1フ
レーム長の分析窓を入力音声データに乗じて1フレーム
長の入力音声データを切り出し(図4参照)、このフレ
ーム単位の入力音声データを線形予測分析することによ
り、第(k−1)フレームおよび第kフレームの線形予
測パラメータα[k−1]、α[k]を順次算出する。
次に、線形予測パラメータ量子化回路102において、
上記の線形予測パラメータα[k−1]、α[k]を順
次量子化して、第(k−1)フレームの量子化線形予測
パラメータαq[k−1]、第kフレームの量子化線形
予測パラメータαq[k]を順次生成する。尚、量子化
手法は任意である。
【0029】次に、サブフレーム補間回路103におい
て、上記の第(k−1)フレームおよび第kフレームの
量子化線形予測パラメータαq[k−1]、αq[k]
を用いた補間により、第kフレームの第(j+1)(j
=0,1,2,3)サブフレームの補間量子化線形予測
パラメータαq′[k,j]を生成する。このサブフレ
ーム補間は、以下に示す演算を実施することにより行わ
れる(図2参照)。 αq′[k,0]=αq[k−1]×a0 +αq[k]×b0 (1) αq′[k,1]=αq[k−1]×a1 +αq[k]×b1 (2) αq′[k,2]=αq[k] (3) αq′[k,3]=αq[k] (4) 上式において、a0 、a1 、b0 、b1 は前述したよう
に定数であるが、 a0 =3/4 b0 =1/4 a1 =1/4 b1 =3/4 という値に設定されている。尚、上記の補間演算式およ
び定数値の根拠となるサブフレーム補間手法については
後述する。
【0030】次に、音源パラメータ算出回路104にお
いて、上記の補間量子化線形予測パラメータαq′
[k,j]と、第kフレームの第(j+1)サブフレー
ムの入力音声データとに基づいて、第kフレームにおけ
る第1〜第4サブフレームの音源パラメータを順次算出
する。次に、音源パラメータ量子化回路105におい
て、上記の音源パラメータを順次量子化し、第1〜第4
のサブフレームの量子化音源パラメータを順次生成す
る。
【0031】最後に、マルチプレクサ106において、
線形予測パラメータ量子化回路102からの第kフレー
ムの量子化線形予測パラメータαq[k]と、音源パラ
メータ量子化回路105からの第kフレームの第1〜第
4サブフレームの量子化音源パラメータとを多重化して
ビットストリーム(多重化パラメータ信号)を生成し、
これを伝送路に送出する。
【0032】ここで、サブフレーム補間回路103にお
いて用いられるサブフレーム補間手法について説明す
る。図3は上記のサブフレーム補間手法を説明する図で
あり、補間演算式(式(1)〜(4))の決定理由およ
び定数a0 、a1 、b0 、b1の値の決定理由を示すも
のである。このサブフレーム補間手法は第kフレーム6
02の量子化線形予測パラメータαq[k]と、隣接前
フレームである第(k−1)フレーム601の量子化線
形予測パラメータαq[k−1]とを用いて、第kフレ
ーム602における第(j+1)サブフレームの補間量
子化線形予測パラメータαq´[k,j]を生成するも
のであり、その手順を以下に説明する。
【0033】第kフレーム602の量子化線形予測パラ
メータαq[k]に対し、第kフレームの時間的先端に
おいて0、第kフレームの中心から時間的終端までにお
いて1、第kフレームの時間的終端から隣接次フレーム
である第(k+1)フレームの中心までにおいて0とな
るような台形型の線形重み付け609を施す。また第k
フレームの隣接前フレームである第(k−1)フレーム
の量子化線形予測パラメータαq[k−1]、および第
(k+1)フレームの量子化線形予測パラメータαq
[k+1]に対しても、同様の線形重み付け608、6
10を施す。次に、量子化線形予測パラメータαq
[k]とαq[k−1]とを、第kフレーム602の第
(j+1)サブフレームの中心における線形重み付け6
08、609に応じて加算することにより、補間量子化
線形予測パラメータαq´[k,j]を生成する。この
とき第(k+1)フレームの量子化線形予測パラメータ
αq[k+1]は用いない。
【0034】すなわち、第kフレーム602の第1サブ
フレームの中心604においては、αq[k−1]に対
する重み付けは3/4、αq[k]に対する重み付けは
1/4なので、第1サブフレームの補間量子化線形予測
パラメータαq´[k,0]は、αq[k−1]に3/
4を乗じたものと、αq[k]に1/4を乗じたものと
を加算して生成される。従って定数a0 =3/4、b0
=1/4となる。同様に、第2サブフレームの中心60
5においては、αq[k−1]に対する重み付けは1/
4、αq[k]に対する重み付けは3/4なので、第2
サブフレームの補間量子化線形予測パラメータαq´
[k,1]は、αq[k−1]に1/4を乗じたもの
と、αq[k]に3/4を乗じたものとを加算して生成
される。従って定数a1 =1/4、b1 =3/4とな
る。また第3、第4サブフレームの中心606、607
においては、αq[k−1]に対する重み付けは0、α
q[k]に対する重み付けは1なので、αq[k]をそ
のまま第3、第4サブフレームの補間量子化線形予測パ
ラメータαq´[k,2]、αq´[k,3]とする。
【0035】上記のように第(k−1)フレームおよび
第kフレームの量子化線形予測パラメータαq[k−
1]、αq[k]を用い、第(k+1)フレームの量子
化線形予測パラメータαq[k+1]を用いずに、αq
[k]を補間することにより、サブフレームごとの補間
量子化線形予測パラメータαq´[k,j]の生成タイ
ミング(音声入力時を基準とする)を従来の音声符号化
装置よりも半フレーム分速くすることができ、従ってサ
ブフレームごとの音源パラメータの算出タイミングおよ
び多重化パラメータ信号の送出タイミングを従来よりも
半フレーム分速めることができる。
【0036】次に図1に戻り、音声復号化装置2の動作
を説明する。音声符号化装置1が送信したビットストリ
ーム(多重化パラメータ信号)は、伝送路によって音声
復号化装置2に伝送される。デマルチプレクサ208に
おいて、ビットストリームを受信してフレーム単位の量
子化線形予測パラメータとサブフレーム単位の量子化音
源パラメータとに分離する。すなわち、第(k−1)フ
レームのビットストリームを受信して第(k−1)フレ
ームの量子化線形予測パラメータαq[k−1]と第
(k−1)フレームの各サブフレームの量子化音源パラ
メータとに分離し、続いて第kフレームのビットストリ
ームを受信して第kフレームの量子化線形予測パラメー
タαq[k]と第kフレームの各サブフレームの量子化
音源パラメータとに分離する。
【0037】次に、線形予測パラメータ復元回路210
において、上記の量子化線形予測パラメータαq[k−
1]、αq[k]を順次復号することにより、第(k−
1)フレーム、第kフレームの線形予測パラメータα
[k−1]、α[k]を順次復元する。
【0038】次に、サブフレーム補間回路211におい
て、上記の線形予測パラメータα[k−1]とα[k]
とを用いた補間により、第kフレームの第(j+1)サ
ブフレームの補間線形予測パラメータα′[k,j]を
生成する。このサブフレーム補間は、サブフレーム補間
回路103と同様の補間手法により、以下に示す演算を
実施することにより行われる。 α′[k,0]=α[k−1]×a0 +α[k]×b0 α′[k,1]=α[k−1]×a1 +α[k]×b1 α′[k,2]=α[k] α′[k,3]=α[k] 上式において、a0 、a1 、b0 、b1 は前述した定数
である。
【0039】また、音源パラメータ復元回路212にお
いて、デマルチプレクサ208で分離されたサブフレー
ム単位の量子化音源パラメータを順次復号することによ
り、第kフレームの第1〜第4サブフレームの音源パラ
メータを順次復元する。
【0040】最後に、合成回路213において、合成フ
ィルタのフィルタ係数を、上記の第kフレームの第(j
+1)サブフレームの線形予測パラメータα′[k,
j]のパラメータ値に設定し、上記第(j+1)サブフ
レームの音源パラメータに従って生成した音源信号で合
成フィルタを駆動することにより、第kフレームの第1
〜第4サブフレームの音声を順次再生する。
【0041】上記のように第(k−1)フレームおよび
第kフレームの線形予測パラメータα[k−1]、α
[k]を用い、第(k+1)フレームの線形予測パラメ
ータα[k+1]を用いずに、α[k]を補間すること
により、サブフレームごとの補間線形予測パラメータα
´[k,j]の生成タイミング(多重化パラメータ信号
受信時を基準とする)を従来の音声復号化装置よりも半
フレーム分速くすることができ、従って音声の再生タイ
ミングを従来よりも半フレーム分速めることができる。
また上記のサブフレーム補間手法においては、第3、第
4サブフレームに対しては隣接フレームとの補間を行っ
ていないが、第3、第4サブフレームの補間線形予測パ
ラメータは次フレームの第1、第2サブフレームに影響
を与えることとなるので、フレーム間の音韻の連続性は
保たれ、聴感上の音質の劣化はほとんどない。
【0042】以上のように上記実施の形態によれば、サ
ブフレーム補間回路103および211により、フレー
ム単位の線形予測パラメータを線形補間してサブフレ−
ムごとの線形予測パラメータを生成する際に、補間対象
フレームの中心よりも時間的に前の第1、第2サブフレ
ームに対しては、該フレームの線形予測パラメータと隣
接前フレームの線形予測パラメータとを用いて線形補間
し、また該フレームの中心よりも時間的に後の第3、第
4サブフレームに対しては、該フレームの線形予測パラ
メータをそのまま用いることにより、該フレームの隣接
後フレームの線形予測パラメータを用いずに線形予測パ
ラメータのサブフレーム補間を行えるので、フレーム間
の音声変化の滑らかさを保持しつつ、従来のサブフレー
ム補間で発生していた半フレーム分の遅延をなくすこと
ができる。
【0043】尚、上記実施の形態においては、隣接前フ
レームの線形予測パラメータを用いて補間するサブフレ
ームを第1および第2サブフレームとしたが、これはフ
レーム間の線形予測パラメータの遷移を滑らかにするた
めの一例であり、例えば第1サブフレームのみ、または
第1〜第3サブフレームとしても良く、また定数a0
1 、b0 、b1 の値も上記に限定されるものではな
い。さらに上記のような線形補間手法以外の、補間対象
フレームの線形予測パラメータと隣接前フレームの線形
予測パラメータとに基づく補間手法を採用したサブフレ
ーム補間手段を用いても良い。
【0044】また、上記実施の形態においては、線形予
測パラメータ算出手段、サブフレーム補間手段、音源パ
ラメータ算出手段を回路としたが、これらの手段はハー
ドウェアに限定されるものではなく、これら各手段にお
ける手順をパソコン等を用いて実施しても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の音声符号化装置お
よび音声復号化装置によれば、サブフレーム補間手段に
より、補間対象フレームの線形予測パラメータと隣接前
フレームの線形予測パラメータとを用いて補間線形予測
パラメータを生成することにより、フレーム間の音声変
化の滑らかさを保持しつつ、従来のサブフレーム補間で
発生していた半フレーム分の遅延をなくすことができる
ので、遅延により再生音声に生じる違和感を解消するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す音声符号化システム
のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す音声符号化システム
におけるサブフレーム補間回路の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す音声符号化システム
におけるサブフレーム補間手法を示す図である。
【図4】音声符号化システムにおける分析窓とフレーム
とサブフレームの関係を示す図である。
【図5】従来の音声符号化システムにおけるサブフレー
ム補間回路の構成図である。
【図6】従来の音声符号化システムにおけるサブフレー
ム補間手法を示す図である。
【符号の説明】
1 音声符号化装置、2 音声復号化装置、101 線
形予測パラメータ算出回路、102 線形予測パラメー
タ量子化回路、103 サブフレーム補間回路、104
音源パラメータ算出回路、105 音源パラメータ量
子化回路、106 マルチプレクサ、208 デマルチ
プレクサ、210 線形予測パラメータ復元回路、21
1 サブフレーム補間回路、212 音源パラメータ復
元回路、213 合成回路、1031〜1034 乗算
器、1035、1036 加算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位の入力音声を分析してフレ
    ームごとに線形予測パラメータを算出する線形予測パラ
    メータ算出手段と、 前記フレームごとの線形予測パラメータを補間して、フ
    レームを分割してなるサブフレームごとに補間線形予測
    パラメータを生成するサブフレーム補間手段と、 前記補間線形予測パラメータとサブフレーム単位の前記
    入力音声とに基づいて音源パラメータを算出する音源パ
    ラメータ算出手段とを備え、 前記サブフレーム補間手段は、 補間対象フレームの線形予測パラメータと、この補間対
    象フレームの隣接前フレームの線形予測パラメータとを
    用いて、前記補間対象フレームの補間線形予測パラメー
    タを生成することを特徴とする音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記サブフレーム補間手段は、 前記補間対象フレームに属するサブフレームのうち、フ
    レームの時間的先端から所定位置までの各サブフレーム
    に対しては、前記補間対象フレームの線形予測パラメー
    タと前記隣接前フレームの線形予測パラメータとを所定
    の重み付けで線形加算して補間線形予測パラメータを生
    成し、また前記所定位置からフレームの時間的終端まで
    の各サブフレームに対しては、前記補間対象フレームの
    線形予測パラメータをそのまま補間線形予測パラメータ
    とすることを特徴とする請求項1記載の音声符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 入力されたフレームごとの線形予測パラ
    メータを補間して、フレームを分割してなるサブフレー
    ムごとに補間線形予測パラメータを生成するサブフレー
    ム補間手段と、 前記補間線形予測パラメータと、入力されたサブフレー
    ム単位の音源パラメータとに基づいて音声を再生する合
    成手段とを備え、 前記サブフレーム補間手段は、 補間対象フレームの線形予測パラメータと、この補間対
    象フレームの隣接前フレームの線形予測パラメータとを
    用いて、前記補間対象フレームの補間線形予測パラメー
    タを生成することを特徴とする音声復号化装置。
  4. 【請求項4】 前記サブフレーム補間手段は、 前記補間対象フレームに属するサブフレームのうち、フ
    レームの時間的先端から所定位置までの各サブフレーム
    に対しては、前記補間対象フレームの線形予測パラメー
    タと前記隣接前フレームの線形予測パラメータとを所定
    の重み付けで線形加算して補間線形予測パラメータを生
    成し、また前記所定位置からフレームの時間的終端まで
    の各サブフレームに対しては、前記補間対象フレームの
    線形予測パラメータをそのまま補間線形予測パラメータ
    とすることを特徴とする請求項3記載の音声復号化装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105304092A (zh) * 2015-09-18 2016-02-03 深圳市海派通讯科技有限公司 一种基于智能终端的实时变声方法

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Effective date: 20031202