JPH10163670A - 四角錐状電波吸収体の製造法 - Google Patents

四角錐状電波吸収体の製造法

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JPH10163670A
JPH10163670A JP31986396A JP31986396A JPH10163670A JP H10163670 A JPH10163670 A JP H10163670A JP 31986396 A JP31986396 A JP 31986396A JP 31986396 A JP31986396 A JP 31986396A JP H10163670 A JPH10163670 A JP H10163670A
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JP
Japan
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calcium silicate
quadrangular pyramid
plate
specific gravity
low specific
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JP31986396A
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English (en)
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Takayoshi Imai
隆嘉 今井
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量かつ不燃性の電波暗室用の電波吸収体を
生産性よく製造する。 【解決手段】 短く切断された炭素繊維が分散して含有
されている低比重の珪酸カルシウム板を板面に直角に切
断して、四角錐台の4つの側面を構成する板状部材を切
り出し、これを組合せて四角錐台を形成したのち、その
上に、同じく短く切断された炭素繊維が分散して含有さ
れている低比重の珪酸カルシウムからなる小四角錐を取
付けて大きな四角錐状の電波吸収体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電波暗室などに用い
る四角錐状の電波吸収体の製造法に関するものである。
特に本発明は軽量かつ不燃性の電波吸収体の製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電波暗
室の壁面には錐状の電波吸収体が用いられている。従
来、この錐状の電波吸収体としては、主にポリウレタン
フォームなどの発泡プラスチックに黒鉛その他の炭素粉
を混入させたものが用いられている。このものは軽量で
あり、かつ製造が容易である点で優れているが、高温で
変形し易く、かつ燃焼し易い欠点がある。
【0003】発泡プラスチックに代る軽量かつ不燃性の
材料としては、断熱材として用いられている低比重の珪
酸カルシウムがある。しかし断熱材用の珪酸カルシウム
成形体は、珪酸カルシウムないしはその前駆体のスラリ
ーを成形型に注入して厚板状などの簡単な形状に脱水成
形する工程を経て製造されているので、電波吸収体に用
いられる錐状体のような形状に成形するには、それに適
した成形技術を開発する必要がある。また、低比重の珪
酸カルシウム成形体は強度が小さいので、錐状体に成形
した場合にも、その頂部が破損して製品歩留りが低下す
ることが危惧される。従って本発明は低比重の珪酸カル
シウムからなる錐状の電波吸収体を、高い生産性で容易
に製造する方法を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、通常の
断熱材用の珪酸カルシウム成形体と同様の方法により製
造された、短く切断された炭素繊維が分散して含まれて
いる低比重の珪酸カルシウム板から、板面に直角ないし
はほぼ直角に切断することにより四角錐台の4つの側面
を構成する4枚の板状部材を切出すこと、これらの部材
を相互に結合して四角錐台を形成すること、及びこの台
上に短く切断された炭素繊維が分散して含まれている低
比重の珪酸カルシウム製の小四角錐を結合して全体を大
きな四角錐とすること、の各工程を経ることにより低比
重の珪酸カルシウムからなる四角錐状の電波吸収体を容
易に製造することができる。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明について更に詳細に説明す
ると、本発明では先ず短く切断された炭素繊維が分散し
て含まれている低比重の珪酸カルシウム板を用意する。
珪酸カルシウム板としては、通常は嵩密度が0.1〜
0.5g/cm3 のものを用いる。嵩密度は小さい方が
好ましいが、一般に0.1g/cm3 よりも小さな嵩密
度の珪酸カルシウム板は製造が困難である。好ましくは
0.1〜0.35g/cm3 の嵩密度のものを用いる。
【0006】珪酸カルシウム板は短く切断された炭素繊
維を分散して含有していることが必要である。炭素繊維
はPAN系でもピッチ系でもよい。炭素繊維の平均長さ
は30mm以下、特に15mm以下であるのが好まし
い。炭素繊維は珪酸カルシウム中に0.01〜50g/
l、好ましくは0.05〜5g/l含有させる。炭素繊
維の好適な含有量はその平均長さにより異なり、一般に
平均長さが長いほど、少ない含有量で良好な電波吸収性
を示す。本発明で用いる短く切断された炭素繊維が分散
した珪酸カルシウム板は、常法により珪酸カルシウムス
ラリーないしはその前駆体を脱水成形して珪酸カルシウ
ム板を製造するに際し、スラリー中に炭素繊維のチョッ
プドストランドを添加して撹拌し、好ましくはチョップ
ドストランドを個々の単繊維にまで開繊させてから、脱
水成形することにより容易に製造できる。珪酸カルシウ
ム板の厚さは、製造しようとする四角錐状電波吸収体の
大きさにも依存するが、通常は15〜50mm、好まし
くは20〜40mmである。
【0007】本発明では、先ずこの短く切断された開繊
された炭素繊維が分散して含まれている珪酸カルシウム
板を切断して、四角錐台、すなわち四角錐の頂部を除い
た部分の4つの側面を形成する部材を製作する。低比重
の珪酸カルシウムは強度が小さくて脆いので、切断は板
面に直角ないしはほぼ直角に行い、部材の角がこわれ易
い鋭角とならないようにする。
【0008】珪酸カルシウム板から切出される板状部材
の形状は、四角錐台の組立て方に依り異なる。例えば図
1に示すように部材の形状を全て同一とし、各部材の一
方の切断面を他の部材の表面の側縁に結合することによ
り四角錐台を形成することができる。好ましくは図2に
示すように、それぞれ同一形状の2枚の台形状の部材
(A)と2枚の三角形状ないしは台形状の部材(B)と
を切出し、台形状の部材(A)の表面にその側縁に沿っ
て2枚の三角形状ないしは台形状の部材(B)を結合し
て四角錐台を形成する。四角錐台は、その頂部ができる
だけ小さくなるように形成するのが好ましい。従って上
記の部材(A)と部材(B)とで四角錐台を形成する場
合には、2枚の部材(A)をその上底が互に接触するよ
うにし、2枚の部材(A)の間に三角形状の部材(B)
を嵌合させた形状に四角錐台を組立てるのが好ましい。
四角錐台の組立てに際しては、水ガラスなどの接着剤を
用いて部材を相互に固定する。勿論、所望ならば釘で固
定することもできる。
【0009】四角錐台の頂部には、同じく短く切断され
開繊された炭素繊維が分散して含まれている低比重の珪
酸カルシウム製の小四角錐を組合せ、もって電波吸収体
用の大きな四角錐とする。小四角錐を形成する珪酸カル
シウムの嵩密度や炭素繊維の含有量及びその平均長さな
どは、四角錐台を形成する珪酸カルシウム板について説
明した範囲から適宜選択すればよい。通常は、四角錐台
に用いたのと同じ珪酸カルシウム板から小さな三角形状
の板を切出し、これを加工して小四角錐を形成すればよ
い。四角錐台と小四角錐との結合も水ガラスで行うこと
ができる。
【0010】本発明の好ましい一態様では、珪酸カルシ
ウムの表面に表面硬化剤を塗布して珪酸カルシウムの表
面を強化する。低比重の珪酸カルシウムは強度が小さ
く、特に表面が崩れ易いので、表面を強化して崩れ難く
することは取扱い及び使用上大いに有利である。表面硬
化剤としてはゴムラテックスやポリウレタン系の塗料な
ど有機系のものを用いることもできるが、通常は硫酸ナ
トリウム水溶液、水ガラス、メチルシリケート溶液など
無機系のものを用いるのが好ましい。例えば硫酸ナトリ
ウムの10%水溶液を塗布すると、表面の崩れ易さを大
幅に抑制することができる。表面硬化剤の塗布は四角錐
に形成する前の部材の段階で行ってもよく、また四角錐
に形成してから行ってもよい。
【0011】本発明方法により、図2に示す形状の電波
吸収体用の四角錐を製造する1例を示すと、常法により
製造した珪酸カルシウムスラリーに、炭素繊維のチョッ
プドストランド(長さ5〜10mm)を投入してよく撹
拌したのち、常法により濾水プレス機で脱水成形し、さ
らに水蒸気養生及び乾燥して、厚さ30mm、嵩比重
0.15g/cm3 、炭素繊維の含有量0.6g/lの
珪酸カルシウム板を製造した。この珪酸カルシウム板か
ら、下底305mm、上底60mm、高さ776mmの
台形状の部材2枚と、底辺245mm、高さ776mm
の三角形状の部材2枚を切出した。一方の台形状の部材
の表面の両側縁に沿って2枚の三角形状の部材の切断面
(側端面)をそれぞれ水ガラスで接着した。さらに三角
形状の部材の他方の切断面に他方の台形状の部材の両側
縁部を同じく水ガラスで接着して、上面及び下面がそれ
ぞれ正方形である四角錐台を形成した。また、珪酸カル
シウム板から底辺60mm、高さ190mmの三角形状
の部材2枚を切出し、これを切削したのち水ガラスで接
着して小四角錐を製作した。この小四角錐を四角錐台の
頂部に水ガラスで接着して、底辺の一辺の長さが305
mmで、高さが約956mmの四角錐を製作した。この
四角錐の表面に硫酸ナトリウムの10%水溶液を塗布し
乾燥して、表面が強化された低比重の珪酸カルシウム製
の四角錐状の電波吸収体を得た。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば軽量かつ不燃の電波吸収
体を容易に製造することができる。本発明によれば、四
角錐を四角錐台と頂部の小四角錐とに分けて製作するの
で生産効率がよく、かつ最も破損し易い頂部の破損を少
なくすることができる。また四角錐台の製作に際して
は、珪酸カルシウム板を板面に直角に切断して部材を製
作するので、切断が容易であり、かつ部材の破損が少な
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製造された四角錐状電波吸収
体の1例である。
【図2】本発明方法により製造された四角錐状電波吸収
体の他の例である。
【符号の説明】
1 部材A 2 部材B 3 小四角錐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 14:38) 111:94

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短く切断された炭素繊維が分散して含ま
    れている低比重の珪酸カルシウム板から、板面に直角な
    いしほぼ直角に切断することにより四角錐台の4つの側
    面を構成する4枚の板状部材を切出すこと、これらの部
    材を相互に結合して四角錐台を形成すること、及びこの
    台上に短く切断された炭素繊維が分散して含まれている
    低比重の珪酸カルシウム製の小四角錐を結合して全体を
    大きな四角錐とすることを特徴とする四角錐状電波吸収
    体の製造法。
  2. 【請求項2】 短く切断された炭素繊維が分散して含ま
    れている低比重の珪酸カルシウム板から、板面に直角な
    いしほぼ直角に切断することにより2枚の台形状の板状
    部材(A)と2枚の三角形状ないしは台形状の板状部材
    (B)とを切出すこと、台形状の部材(A)の表面上に
    その両側縁に沿って2枚の三角形状ないしは台形状の部
    材(B)の切断面を結合して四角錐台を形成すること、
    及びこの台上に短く切断された炭素繊維が分散して含ま
    れている低比重の珪酸カルシウム製の小四角錐を結合し
    て全体を大きな四角錐とすることを特徴とする四角錐状
    電波吸収体の製造法。
  3. 【請求項3】 低比重の珪酸カルシウム板の炭素繊維の
    含有量が0.01〜50g/lであり、嵩密度が0.1
    〜0.5g/cm3 であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の四角錐状電波吸収体の製造法。
  4. 【請求項4】 低比重の珪酸カルシウム板の炭素繊維の
    含有量が0.05〜5g/lであり、その嵩密度が0.
    1〜0.35g/cm3 であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の四角錐状電波吸収体の製造法。
  5. 【請求項5】 低比重の珪酸カルシウム板から切出した
    板状部材及び低比重の珪酸カルシウム製の小四角錐から
    四角錐を形成する前又は形成した後に、珪酸カルシウム
    の表面に表面強化剤を塗布して四角錐の表面を強化する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    四角錐状電波吸収体の製造法。
JP31986396A 1996-11-29 1996-11-29 四角錐状電波吸収体の製造法 Pending JPH10163670A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6407693B1 (en) 1999-01-21 2002-06-18 Tdk Corporation Radio wave absorbent assembling member radio wave absorbent and method for producing the same
CN109822994A (zh) * 2019-01-22 2019-05-31 衡阳泰豪通信车辆有限公司 一种高性能异型舱舱门的隐身防弹电磁屏蔽集成设计

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