JPH10163673A - 電磁波シールドパネル及びその製造方法 - Google Patents

電磁波シールドパネル及びその製造方法

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JPH10163673A
JPH10163673A JP9268209A JP26820997A JPH10163673A JP H10163673 A JPH10163673 A JP H10163673A JP 9268209 A JP9268209 A JP 9268209A JP 26820997 A JP26820997 A JP 26820997A JP H10163673 A JPH10163673 A JP H10163673A
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JP
Japan
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electromagnetic wave
film
transparent
coating film
wave shielding
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JP9268209A
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English (en)
Inventor
Toshinori Marutsuka
利徳 丸塚
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、テレビのディスプレイ装置前面等
に設置し電磁波を遮蔽する透視性電磁波シールドパネル
及びその製造方法に関するものである。特に大型のプラ
ズマディスプレイ用パネルに好適である。 【解決手段】 透視性電磁波シールドフィルムの電磁波
シールド層の面に透明粘着剤層を設け、この粘着剤層を
介してディスプレイパネルに貼り合せてなることを特徴
とする透視性電磁波シールドパネル、及び透明フィルム
の一方の面にめっき触媒を含む透明樹脂塗膜を形成し、
無電解めっきにより塗膜を黒色化しつつ塗膜表面にめっ
き金属層を形成した後、無電解めっき層上に所望のパタ
−ンのレジスト部を形成し、非レジスト部のめっき金属
層及び該めっき金属層下の塗膜中の黒色部を選択的にエ
ッチング除去することで透視性電磁波シールドフィルム
を形成した後、該フィルムのめっき金属層の面に透明粘
着剤層を設け、この粘着剤層を介してディスプレイパネ
ルに貼り合せることを特徴とする透視性電磁波シールド
パネルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビのディスプ
レイ装置前面等に設置し電磁波を遮蔽する透視性電磁波
シールドパネル及びその製造方法に関するものである。
特に大型のプラズマディスプレイ用パネルに好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイ装置前面等に設置される電
磁波シールド材は、優れた電磁波シールド性の他に、視
認性、透視性に優れ且つ視野角が広いことが要求されて
いる。この要求をみたす電磁波シールド材として特開平
5―16281号に記載された発明が知られている。す
なわち、この発明は、
【0003】「透明なプラスチック板上にセルロースア
セテートプロピオネートを塗布して親水性透明樹脂層を
積層する。風乾後、塩酸酸性パラジウムコロイド触媒液
に浸漬し、親水性透明樹脂に無電解めっき核を形成し、
水洗後、無電解銅めっきを行なう。その後塩化第二鉄を
用いたレジスト法によりエッチングを行い無電解めっき
層をパターン化する。無電解めっき層表面は金属光沢色
で、パターン化された無電解めっき層下の親水性透明樹
脂層は黒色パターン部となる。」ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5―16281号の発明は、無電解めっき工程の前に塩
酸酸性パラジウムコロイド触媒液に浸漬し、親水性透明
樹脂に無電解めっき核触媒を形成する必要があった。
【0005】しかもこの方法は、無電解めっき核が基板
両面に吸着し、両面めっきされるため、めっきコストが
高くなるという問題があった。また塗膜形成面のみをめ
っきするためには、反対面にめっき防止処理が必要とな
り、工程数が増加し、製造コストが上昇するという問題
があった。また、基板を触媒液中に浸漬する際に著しい
塗膜密着性の低下を伴うという問題があった。
【0006】更に、基板を触媒液に浸漬することで塗膜
中へ触媒を浸透させるため、触媒分布を塗膜厚方向に均
一にすることが困難であり、めっきによる塗膜の黒色化
を安定かつ効率的に行なうことが困難であった。更に、
めっき密着性にバラツキがあり、めっき層のパターン化
の際に欠陥を生じ易く歩留まりが悪いという問題があっ
た。
【0007】更に近年需要が急増している大型テレビの
プラズマディスプレイ用のパネルとして用いる場合、プ
ラズマディスプレイの大きさに応じた透明基板上に直接
電磁波シールド層を形成するため、欠陥部分を回避しな
がら各種サイズを切出す等ができず、パネルに一箇所で
も欠陥があると例え全体の面積に比べていかに小さかろ
うともその一枚のパネルが不良品となり、歩留りが低
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】これに対し、本願発明
は、長尺物(ロ−ル状)の透視性電磁波シールドフィル
ムから欠陥部分を回避しながら各種サイズを切出し、デ
ィスプレイパネル又は透明基板に貼り合せるため、歩留
りが高く、経済的である。しかもロ−ル状フィルムを連
続処理にて製造するため、基板に比べ生産性が高い。
又、フィルムで柔軟性があるから曲面のシ−ルドも可能
である。
【0009】すなわち、本発明は、透視性電磁波シール
ドフィルム上に透明粘着剤層を設け、この粘着剤層を介
してディスプレイパネル又は透明基板に貼り合せてなる
ことを特徴とする透視性電磁波シールドパネル及びその
製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の透視性電磁波シールドフ
ィルムは、同一発明者、出願人による特願平8―191
677号の方法によって製造できる。
【0011】すなわち、基材として、透明フィルムを用
い、透明フィルムの少なくとも一方の面にめっき触媒を
含む透明樹脂塗膜を形成し、無電解めっきにより塗膜を
黒色化しつつ塗膜表面にめっき金属(電磁波シールド)
層を形成した後、無電解めっき層上に所望のパタ−ンの
レジスト部を形成し、非レジスト部のめっき金属層及び
該めっき金属層下の塗膜中の黒色部を選択的にエッチン
グ除去してなるものである。
【0012】透明フィルムとしては、長尺物として、ロ
−ル状に連続処理できるものが望ましい。たとえばポリ
エチレンテレフタレ−ト(PET)、ポリイミド(P
I)、ポリエ−テルサルフォン(PES)、ポリエ−テ
ルエ−テルケトン(PEEK)、ポリカ−ボネ−ト(P
C)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド、アクリ
ル、セルロ−スプロピオネート(CP)、セルロ−スア
セテート(CA)などの厚みが5〜300μm程度のプ
ラスチックフィルムなどが好ましく用いられる。
【0013】プラズマディスプレイ用パネルに使用する
場合、プラズマディスプレイは発熱が比較的大きく、ま
た赤外線信号機器の誤動作につながる赤外線を発するお
それがあるので、透明フィルムとして赤外線カットフィ
ルムを使用することができる。
【0014】基材に塗布する樹脂溶液中の樹脂は、透明
性が必要の他、還元後にめっき触媒となる金属の塩もし
くは錯体、又は還元金属粒子に対して良好な溶解性又は
分散性を有する限りその種類を問わない。
【0015】使用される樹脂としては、めっき液が樹脂
中に浸透し、還元金属(めっき触媒)が核となり反応
し、めっき金属が析出して黒色化させるため、親水性の
透明樹脂が好ましく、親水性透明樹脂としては、ビニル
アセタール系樹脂、ビニルアルコール系樹脂、アクリル
系樹脂、セルロース系樹脂などが適当であるが、なかで
もポリビニルブチラール等のビニルアセタール系樹脂、
及びセルロースアセテートブチレート等のセルロース系
樹脂が好しい。
【0016】乾燥塗膜厚は0.5〜5μm程度が好まし
い。塗膜が薄いと、無電解めっき時塗膜の黒色化が不十
分となり、テレビに使用する場合に極めて重要な視認性
が悪くなる。逆に塗膜が厚すぎても扱いずらいだけであ
る。樹脂塗膜に含有するめっき触媒は還元金属粒子であ
るが、この還元金属粒子は樹脂塗膜に含有した状態の金
属の塩又は錯体を還元しても得られる。
【0017】本発明に使用される金属の塩又は錯体は、
後述する還元剤によって金属に容易に還元されうる、め
っき触媒活性を有する、後述の樹脂との共通溶媒に対し
て可溶性の有機、又は無機の、特に無機の金属塩又は錯
体が好適である。具体例としては、鉄、銅、ニッケル、
コバルト、パラジウム等の元素周期律表の第Ib族、及
び第VIII族に属する金属の硫酸塩、硝酸塩、塩化物、有
機塩(たとえば酢酸塩)、ベンゾニトリル錯体、アセチ
ルアセトナト錯体、アンモニア錯体等が挙げられる。
【0018】又、還元金属粒子としては、還元金属コロ
イド分散液中のコロイド粒子、あるいは該分散液から得
られる還元金属粉であって、めっき触媒活性を有し、塗
膜内に均一に分散できる限り、金属の種類、粒径は問わ
ない。かかる還元金属粒子は、大気又は湿気に対して安
定であることが望ましい。具体例としては、周期律表第
VIII族の金属(Ni、Co、Rh、Pdなど)を含むコ
ロイドで、(水系)還元Pdコロイド粒子、あるいは、
これより得られる還元Pd粉が特に好ましい。還元金属
コロイド粒子は、特開平1―315334号公報に記載
の方法でも製造できる。すなわち、低級アルコール類と
非プロトン極性化合物とからなる混合溶液中で金属の塩
を還元することによりコロイド分散液が得られる。
【0019】めっき触媒の含有量は樹脂に対し0.5〜
100PHR(樹脂100重量部に対する重量部)、好
ましくは1〜50PHRである。
【0020】塗膜の形成は、樹脂及び金属の塩もしくは
錯体又は還元金属粒子からなる溶液を透明フィルム上に
塗布し、乾燥することにより、金属の塩もしくは錯体又
は還元金属粒子を含む塗膜を形成する。塗布は、ハケ塗
り、スプレー塗装、浸漬、ロール塗装、カレンダー塗装
等の通常の塗布方法で行なえる。
【0021】また、塗膜形成は、樹脂の種類、濃度、塗
膜厚さ等に応じて条件(温度、時間等)が決定される。
通常、不揮発分濃度が0.05〜20wt%で塗布され
る。塗膜厚は0.2〜10μ、好しくは0.5〜5μと
する。
【0022】還元処理は、通常最終キュア後に行なうが
キュア途中で行なってもよい。還元剤で処理すること
で、塗膜中金属の塩又は錯体が塗膜内部あるいは表面に
還元金属として析出し、表面析出したものは、表面に一
部が突出し、塗膜内に一部が埋没した一体化された還元
金属(めっき触媒)層が形成される。
【0023】還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化ホウ素リチウム、アミノボラン、ジメチルア
ミンボラン等の水素化ホウ素化合物のほか、FeSO4
の如き第一鉄塩、次亜リン酸ソーダの如きリン酸水素金
属塩、硫酸ヒドロキシルアミン、ハイドロサルファイト
等も使用できるが、通常前者の水素化ホウ素化合物が好
適である。
【0024】これらの還元剤を通常は水溶液として使用
に供するが、還元剤を溶解又は分散できる溶媒系であれ
ば、有機溶媒であってもよく、限定されない。還元剤溶
液中における還元剤濃度は通常、0.05〜50重量
%、好ましくは0.1〜25重量%である。
【0025】この還元は、金属の塩もしくは錯体を含む
塗膜を有する基材を還元液中に適当時間浸漬するか、又
は還元液を吹きつける等の方法によって簡単に行なえ
る。
【0026】還元温度は、10〜90℃程度が好まし
く、還元液との接触時間は数10秒〜30分程度が適当
である。
【0027】塗膜中の溶媒は還元前に完全に加熱除去し
ても良いし、又は一部残留しても良い。一部残留させる
ことによって還元剤の塗膜中へ浸透が容易となることが
ある。
【0028】溶媒が完全に除去された塗膜の場合は、還
元液温を高くする、還元前に塗膜を予備加熱する、塗膜
を膨潤可能な溶液で処理する、さらには樹脂溶液と親和
性の良い同様の溶液系の還元液を用いる等の方法で還元
効率を上げることもできる。
【0029】還元は通常、少なくとも表面層に存在する
金属の塩又は錯体が還元されるまで行われるが、途中で
止めてもよい。
【0030】還元金属粒子を単独で用いる場合は、必要
に応じて活性化する目的で還元剤で処理するか、酸又は
アルカリで処理してもよい。
【0031】本発明では、たとえば塗膜中に還元金属中
のPd量を、PdCl2換算で1〜200mg/m2(塗
膜単位面積当たり重量)含有するのが好ましい。1mg
/m2未満では、充分な黒色を得ることが難しく、20
0mg/m2超では経済的でない。
【0032】めっき下地(触媒)化された被めっき物
は、無電解めっき工程に移され、所望の金属めっき物と
なる。無電解めっきは通常行なわれている方法を目的に
応じて選択すればよく、例えばNiめっき、Cuめっき
等が代表的である。
【0033】本発明の方法において、使用する樹脂及び
金属の塩もしくは錯体又は還元金属粒子の種類を適宜選
択することにより、また、キュア、還元剤による処理条
件等の操作条件を変更することにより、得られるめっき
下地化塗膜の密着性、硬度、強度、めっき触媒活性等を
目的に応じて調節することができる。
【0034】次に、めっき下地化塗膜を、無電解めっき
液で処理して無電解めっき層を形成する。無電解めっき
層の形成と同時に塗膜が黒色化する。このため、透明フ
ィルム側から視た場合には前記無電解めっき層が積層さ
れた部分は黒色に見える。
【0035】次に、電磁波シールドフィルムの導電部の
パターンと同じパターンのレジスト部を無電解めっき層
上に形成する。レジスト部は印刷、フォトリソグラフィ
ー等一般に知られている方法で形成するとよい。
【0036】次に、非レジスト部の不要な無電解めっき
層および不要な黒色部をエッチング液で処理して除去す
る。
【0037】その結果、パターン化された無電解めっき
層下にそれと同一のパターンの黒色部が塗膜に形成され
る。また、無電解めっき層と黒色部が除去された部分は
透視性を有する。その後、無電解めっき層と容易に導通
できるようにするために、レジスト部を適宜の方法で除
去する。
【0038】このようにして、所望のパターンに形成さ
れた導電部を有する透視性の電磁波シールドフィルムが
作製できる。
【0039】電磁波シールドフィルムの透明フィルム側
から見た塗膜の黒化度が、光学濃度(入射角7°、正反
射を含まない場合)で2.9〜4.0であることが好ま
しい。光学濃度が2.9未満では、塗膜の黒化度が低く
視認性が悪い(光学濃度が低いほどめっき光沢が強くま
ぶしい)。光学濃度が2.9以上では、塗膜の黒化度が
十分高く視認性は良好である(くっきり見える)。
【0040】前記エッチング液は、無電解めっき層の金
属の種類により適宜選択する。たとえば、無電解めっき
層の金属がニッケルや銅などであれば、エッチング液と
して塩化第二鉄/塩酸水溶液などを使用するとよい。
【0041】なお、電磁波シールドフィルムの導電部の
パターンを形成するには、エッチング処理によらず、他
の方法で形成するようにしてもよい。例えばめっき触媒
含有樹脂塗膜を透明フィルム上の導電部パターン形成予
定部分にのみ形成し、無電解めっきを施してもよい。こ
の方法はエッチング処理を省けるだけでなく、塗膜樹脂
やめっき触媒を節約できるので経済的に有利である。
【0042】上記のようにして得られた透視性電磁波シ
ールドフィルムのめっき金属層は電磁波シールド層とな
る。
【0043】このシ−ルド層の面に透明粘着剤層を設
け、この粘着剤層を介してディスプレイパネルに貼り付
けて用いる。透明粘着剤としては、市販の樹脂系接着剤
が使用可能であるが、たとえば、アクリル系、シリコン
系などが挙げられる。粘着剤層の厚みは、一般的には、
2μm以上、好ましくは5〜500μm程度である。
【0044】ディスプレイパネルとして、最近ではプラ
ズマディスプレイ用のパネルが増加しているが、本発明
は前記したように、この用途に好ましく用いられる。デ
ィスプレイパネルに直接貼付する代わりにガラス板又は
プラスチック板などの透明基板に貼付し、これをディス
プレイパネルにさらに貼付するか、装着することも可能
である。
【0045】プラスチック板としては透明性の高い樹脂
が好ましく、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエ
チレン、AS樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリサルホン、ポリエー
テルサルホン、ポリ塩化ビニル、オレフィン・マレイミ
ド共重合体、ノルボルネン系樹脂等の板が適当である
が、なかでも耐熱性の高い、オレフィン・マレイミド共
重合体、ノルボルネン系樹脂の板が好ましい。
【0046】プラスチックの熱変形温度は140〜36
0℃、熱線膨張係数は6.2×10-5cm/cm・℃以
下、鉛筆硬度は2H以上、曲げ強度は1200〜200
0kgf/cm2、曲げ弾性率は30000〜5000
0kgf/cm2、引張強度は700〜1200kgf
/cm2であることが好ましい。このようなプラスチッ
ク板は、高温下でも反りにくく、傷つきにくいため広範
な環境下で使用できる。
【0047】又、プラスチックの光線透過率は90%以
上、アッベ数は50〜70、光弾性定数(ガラス領域)
の絶対値は10×10-13cm2/dyne以下であるこ
とが好ましい。このようなプラスチック板は、透明性が
高く(明るく)、複屈折が小さい(2重像となりにく
い)ため、ディスプレイの本来の画質、輝度等を損なわ
ない。
【0048】得られた電磁波シ−ルドパネルは光透過率
(分光分析装置を用い波長550nmにおける透過率)
が65〜75%、30〜1000MHzにおけるシ−ル
ド性能(電磁波シ−ルド効果測定装置(アドバンテスト
社製TR―17301)を用い電界シールド効果を測定
した。)が40〜80dBが得られ、実用性能に充分マ
ッチした。
【0049】
【実施例1】電気化学工業(株)製ポリビニルブチラー
ル(PVB)「デンカブチラール#6000―C」のア
ルコール溶液と奥野製薬工業(株)製水系パラジウム
(Pd)コロイド触媒液「OPC―80キャタリスト
M」を混合し塗布液とした(塗布液組成;PVB/触媒
液/メタノール/ブタノール=30/129/541/
300(重量比)、Pdコロイド3PHR(PdCl2
換算))。
【0050】この塗布液をポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム(B4サイズ)にディップコート法
にて塗布後、80℃で3時間乾燥した(塗膜厚;1
μ)。
【0051】この塗膜(触媒含有)形成品を直接、奥野
製薬工業(株)製銅めっき液「OPC―700M」(2
5℃)中に1時間浸漬した。この結果、PETフィルム
上塗膜表面は銅光沢、塗膜(フィルム側から観察)は濃
黒色を呈した。
【0052】この銅めっき品に対して、東京応化工業
(株)製エッチング用ポジ型フォトレジスト「PMER
P―DF40S」をメーカー推奨条件にて塗布・プリ
ベーク(塗膜厚;5μ)・露光(格子状パターンのマス
ク使用)・現像して格子状レジストパターンを形成し
た。
【0053】このレジストパターン形成品をエッチング
液(塩化第二鉄/塩酸水溶液)に浸漬し、銅めっき皮膜
及び塗膜中の黒色銅を塗膜は残してエッチング除去した
後、レジストを剥離し導電パターン(透視性電磁波シー
ルドフィルム)を作製した。
【0054】この電磁波シールドフィルムのフィルム側
にアクリル系透明粘着剤層(10μ)を形成し、この粘
着剤層を介してガラス板(厚さ4mm)に貼り合せ、透
視性電磁波シールドパネルを作製した。
【0055】この電磁波シールドパネルは、シールド性
能(40〜80dB,30〜1000MHz)、透視性
(光透過率75%)、視認性、塗膜(/基材)密着性、
めっき(/塗膜)密着性ともに良好であった。
【0056】
【実施例2】実施例1の透視性電磁波シールドフィルム
のめっき金属層側に実施例1と同様に透明粘着剤層を形
成し、この粘着剤層を介してプラズマディスプレイパネ
ル(PDP)に貼り合せ、透視性電磁波シールドパネル
を作製した。この電磁波シールドパネルは、実施例1と
同様、良好な各性能を示した。
【0057】
【実施例3】実施例1のPETフィルムの代わりに、ト
リアセチルセルロース(TAC)フィルムにアクリル系
透明粘着剤層を介して保護フィルムを貼り合せたTAC
フィルム積層品を用いて、実施例1と同様に透視性電磁
波シールドフィルムを作製した。
【0058】この電磁波シールドフィルムから保護フィ
ルムを剥離し、アクリル板に貼り合せ透視性電磁波シー
ルドパネルを作製した。この電磁波シールドパネルは、
実施例1と同様、良好な各性能を示した。
【0059】
【実施例4】実施例1のPETフィルムの代わりに、近
赤外線(NIR)カットフィルムを用いて、実施例1と
同様に透視性電磁波シールドフィルムを作製した。
【0060】この電磁波シールドフィルム(めっき金属
層側)を、アクリル系透明粘着剤層を形成したガラス板
に貼り合せ透視性電磁波シールドパネルを作製した。こ
の電磁波シールドパネルは、実施例1と同様、良好な各
性能を示した。
【0061】
【実施例5及び6】実施例1の透明基板において、ガラ
ス板の代わりに東ソー(株)製オレフィン・マレイミド
共重合体「TI―160]又は日本合成ゴム(株)製ノ
ルボルネン系樹脂「ARTON」の透明耐熱性プラスチ
ック基板を用いて電磁波シールドパネルを作製した。
【0062】これらの電磁波シールドパネルは、実施例
1と同様、良好な各性能を示した。特に、基板平坦性の
点で、実施例1より優れていた(同じ厚さ・面積の基板
で比較して、明らかに反りが小さかった)。
【0063】具体的には、(プラズマ)ディスプレイ前
面に配置し電磁波シールドパネルとして使用した際に、
通常、耐熱性・剛性に乏しいプラスチック基板ではディ
スプレイの発熱の影響で基板が大きく反る為、ディスプ
レイが割れたりモアレ縞が発生したりするが、これらの
問題は全く見られなかった。
【0064】実施例1―6の評価結果を第1表に示し
た。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明は次の効果を有する。 本発明者の発明にかかる電磁波シールドフィルムを
使用しているためシ−ルド性能が40〜80dBと極め
て高い。たとえばスパッタリングによって導電層を形成
した電磁波シールドフィルムを使用した場合は、光透過
率75%程度で3〜30dB程度と低い値しか得られな
い。 光透過率が65〜75%と高い。 本発明の電磁波シールドフィルムはめっき金属パタ
ーン層の基材側が黒色を呈するので、視認性が極めて良
好である。 たとえば金属メッシュやめっき紗を用いた電磁波シ
ールド材に比し、構造上、視野角を広くもてる。 前記したようにロ−ル状の長尺物の透視性電磁波シ
ールドフィルムから欠陥部分を回避しながら各種サイズ
を切出し貼り合わせるため歩留りが高い。 曲面のシ−ルドも可能。
【0067】このように本発明の効果は顕著である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/30 102 B32B 27/30 102

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波シールドフィルム上に透明粘着剤
    層を設け、この粘着剤層を介してディスプレイパネル又
    は透明基板に貼り合せてなることを特徴とする電磁波シ
    ールドパネル。
  2. 【請求項2】 電磁波シールドフィルムが、透明フィル
    ムの少なくとも一方の面にめっき触媒を含む透明樹脂塗
    膜を形成し、無電解めっきにより塗膜を黒色化しつつ塗
    膜表面にめっき金属(電磁波シールド)層を形成した
    後、無電解めっき層上に所望のパタ−ンのレジスト部を
    形成し、非レジスト部のめっき金属層及び該めっき金属
    層下の塗膜中の黒色部を選択的にエッチング除去してな
    るものである請求項1記載の電磁波シールドパネル。
  3. 【請求項3】 透明粘着剤がアクリル系樹脂である請求
    項1記載の電磁波シールドパネル。
  4. 【請求項4】 ディスプレイパネルがプラズマディスプ
    レイ用のパネルである請求項1記載の電磁波シールドパ
    ネル。
  5. 【請求項5】 透明基板がガラス板あるいはプラスチッ
    ク板である請求項1記載の電磁波シールドパネル。
  6. 【請求項6】 プラスチック板がオレフィン・マレイミ
    ド共重合体又はノルボルネン系樹脂の板である請求項5
    記載の電磁波シールドパネル。
  7. 【請求項7】 透明フィルムが近赤外線カットフィルム
    である請求項2記載の電磁波シールドパネル。
  8. 【請求項8】 透明樹脂塗膜を形成する樹脂がポリビニ
    ルアセタ−ルであり、塗膜厚が0.5〜5μmである請
    求項2記載の電磁波シールドパネル。
  9. 【請求項9】 めっき金属が銅である請求項2記載の電
    磁波シールドパネル。
  10. 【請求項10】 透明フィルムの少なくとも一方の面に
    めっき触媒を含む透明樹脂塗膜を形成し、無電解めっき
    により塗膜を黒色化しつつ塗膜表面にめっき金属層を形
    成した後、無電解めっき層上に所望のパタ−ンのレジス
    ト部を形成し、非レジスト部のめっき金属層及び該めっ
    き金属層下の塗膜中の黒色部を選択的にエッチング除去
    することで電磁波シールドフィルムを形成した後、該フ
    ィルム上に透明粘着剤層を設け、この粘着剤層を介して
    ディスプレイパネル又は透明基板に貼り合せることを特
    徴とする電磁波シールドパネルの製造方法。
  11. 【請求項11】 電磁波シールドフィルムの透明フィル
    ム側から見た塗膜の黒化度が、光学濃度(入射角7°、
    正反射を含まない場合)で2.9〜4.0である請求項
    1記載の電磁波シールドパネル。
  12. 【請求項12】 光透過率が65〜75%、30〜10
    00MHzにおけるシールド性能が40〜80dBであ
    る請求項1記載の電磁波シールドパネル。
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