JPH10164330A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10164330A
JPH10164330A JP32511496A JP32511496A JPH10164330A JP H10164330 A JPH10164330 A JP H10164330A JP 32511496 A JP32511496 A JP 32511496A JP 32511496 A JP32511496 A JP 32511496A JP H10164330 A JPH10164330 A JP H10164330A
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武 森川
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栄一郎 川崎
Hidekazu Yoshida
英一 吉田
Yoshikazu Ikenoue
義和 池ノ上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿画像の圧縮率が低い場合、1ページに複
数の原稿画像を伸長する節約コピーモード等において
も、プリントのスループットを低下させない。 【解決手段】 メモリユニット部30内に入力ページメ
モリ301、圧縮器302、符号メモリ303、伸長器
304、出力ページメモリ306を有するデジタル複写
機において、ブロック単位の圧縮時間と画像出力に要す
るプリント時間から、プリントが伸長を追い越さないタ
イミングを計算し、1ページ分の全画像の伸長完了を待
たずして画像出力を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を読み取り、
圧縮して記憶し、プリント時に伸長して出力する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機などの画像形成装置は、
原稿をデジタル画像として読み取り、用紙に記録する。
読みとった画像データは一且メモリに記憶される。1頁
分の画像が読み取られると、画像データはメモリから読
み出され、プリント装置に出力される。読み取った画像
をメモリに記憶しておくことにより種々の画像処理も可
能になる。画像の読み取りに際しては、読み取られたデ
ータは、圧縮してメモリに記憶しておく。これにより、
メモリに記憶するデータ量を少なくする。プリント時
に、メモリのデータを伸長して、画像を用紙に印字す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複写機では、原稿を早
くプリントするために、原稿を全て読み取った状態で、
プリンタ装置が用紙を先出しする。このように、次々に
給紙を行うことにより、画像を用紙に形成する際に、用
紙供給の遅れによるスループットの低下は防止できる。
しかし、プリントのための画像データの出力について
は、伸長の時間も考慮しなければならない。従来は、1
ページの画像が全て伸長し終わるまでは、画像出力を行
っていなかった。このため、原稿画像の圧縮率が低い場
合や、1ページに複数の原稿画像を形成する節約コピー
モード等では、伸長に要する時間が長くなり、タイミン
グローラ前で用紙が待機する時間が長くなる場合があ
る。したがって、用紙の先出し供給がなされてもスルー
プットの低下を招いていた。スループットを低下させな
いためには、原稿画像の圧縮率や節約コピーモードによ
らず、常にプリンタ装置の用紙間隔内で次の画像出力を
開始できることが望ましい。
【0004】本発明の目的は、原稿画像の圧縮率や節約
コピーモードによらず、プリンタ装置の用紙間隔内で次
の画像出力を開始できるデジタル複写機を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置では、圧縮手段は、読取手段により読み込んだ原稿画
像データを所定のブロックに分割してブロック単位で圧
縮し、第1のメモリに格納する。伸長手段は、第1のメ
モリからブロック単位でデータを読出して伸長し、第2
のメモリに格納する。プリント手段は、上記第2のメモ
リから画像データを読出して画像出力を行う。ここで、
設定手段は、第2のメモリから画像データの出力を開始
する時間を未伸長データの伸長時間を推定することによ
り設定する。こうして、プリントが伸長を追い越さない
ないように画像出力開始タイミングを推定できるので、
1ページ分の全ての画像の伸長完了を待たずに画像出力
を開始でき、 プリントのスループットを向上する。
【0006】好ましくは、上記の伸長時間の推定は、ブ
ロック単位で行い、設定手段は、推定された全ブロック
の伸長時間と画像データの出力時間とに基づいて、第2
のメモリから画像データの出力を開始するまでの時間を
設定する。ブロック単位で圧縮と伸長を行うので、伸長
時間の推定もブロック単位で行える。好ましくは、上記
の設定手段は、上記の伸長時間の推定がブロックごとに
異なる。たとえば、 伸長してメモリに書き込む処理と、
メモリから読み出す処理が同時に行われるブロックにお
いて、最も遅い伸長時間を基に、第2のメモリから画像
データの出力を開始するまでの時間を設定する。好まし
くは、上記の伸長時間の推定は、圧縮時間に基づいて行
なう。原稿画像の伸長の前に行われる画像圧縮の際にブ
ロック単位の圧縮時間を測定しておく。圧縮後に伸長が
行われる場合、ブロックごとに測定された圧縮時間から
伸長時間が推定でき、これに基づいて画像全体の伸長時
間が推定できる。こうして、圧縮についての実測データ
を基に画像の伸長時間が推定できる。好ましくは、上記
の伸長時間は原稿のサイズに基づいて推定される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の1
実施形態であるデジタル複写機を添付の図面を参照して
説明する。 (1)複写機の構成 図1は、デジタル複写機1の全体の構成を図式的に示
す。このデジタル複写機1は、読取装置200、プリン
タ装置300、原稿搬送部500および再搬送ユニット
600からなる。原稿搬送部500は、原稿給紙トレー
510上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス18
上に搬送し、読取装置200が原稿を読み取った後に原
稿を排出トレイ511へ排出する。原稿のサイズは、セ
ンサ551と552により検出される。読取装置200
は、走査系10、画像信号処理部20などからなる。走
査系10は、原稿台ガラス18上の原稿を読み取って画
像信号に変換する。走査系10では、原稿は、原稿台ガ
ラス18の下方を移動するスキャナ19に組み付けられ
た露光ランプ11により照射される。原稿からの反射光
は、第1ミラー12と固定ミラー13a,13bと集光用
のレンズ14を経て、CCDアレイなどを用いた光電変
換素子16に入射される。光電変換素子16は、原稿の
画像の反射光を電気信号に変換し、画像信号処理部20
に出力する。画像信号処理部20は、入力される電気信
号を処理し、メモリユニット部30に対して画像データ
を出力する。メモリユニット部30は、入力される画像
データをそのままプリンタ装置に出力するかまたはメモ
リに圧縮して記憶する。
【0008】プリンタ装置300は、印字処理部40、
光学系60、作像系などから構成される。印字処理部4
0は、読取装置200から入力される画像データに基づ
いて光学系60の半導体レーザ61を駆動する。光学系
60では、半導体レーザ61の出射するビームは、ポリ
ゴンミラー65により偏向され、主レンズ66と反射ミ
ラー67、68、69をへて、感光体ドラム71上の露
光位置に導かれる。これにより、感光体ドラム71上に
原稿画像の潜像が形成される。
【0009】画像形成は、作像系で電子写真方式で行わ
れ、感光体ドラム71上に形成された潜像を現像し、用
紙上に転写かつ定着して用紙上に画像を形成する。現像
転写系では、図1の反時計方向に回転駆動される感光体
ドラム71が帯電チャージャ72により一様に帯電さ
れ、露光後に現像器73により現像される。現像された
トナー像は、転写チャージャ74により用紙に転写され
る。用紙は、分離チャージャ75により分離される。搬
送系では、用紙がカセット80a,80bから供給され
る。なお、サイズ検出センサ91、92は、用紙を収納
するカセット80a、80bの用紙のサイズを検出する。
用紙は、用紙ガイド81とタイミングローラ82をへて
感光体ドラム71へ導かれ、上述の転写の後に、搬送ベ
ルト83により定着ローラ84へ搬送される。定着系で
は、定着ローラ84が像を用紙に熱で定着し、その後、
排出ローラ85が、用紙を排出する。
【0010】再給紙ユニット600は、両面コピーなど
において用いられる付加装置であり、複写機本体から排
出された用紙を一旦収納し、感光体まで戻す。すなわ
ち、排出ローラ85から排出された用紙について、切換
爪601は、排紙トレー721への排出と再給紙とを切
り換える。再給紙の場合、用紙は、再給紙ユニット60
0に一旦収納する。再搬送系では、再給紙ユニット60
0から搬送された用紙は、水平搬送ローラ86a〜86c
で搬送される。そして、再度の画像形成のために、用紙
は、両面モードのときに表裏を反転して、合成モードの
ときには表裏反転を行わずに、プリンタ装置300へ搬
送される。プリンタ装置300の再搬送系では、再給紙
ユニット600から搬送された用紙は、水平搬送ローラ
86a〜86cを介してタイミングローラ82に搬送され
る。
【0011】(2)複写機の制御系 次に、制御部100について説明する。図2と図3は、
複写機1の制御部100の構成を示すブロック図であ
る。制御部100は、8個のCPU101〜108を中
心に構成され、これら各CPU101〜108には、そ
れぞれプログラムを格納したROM111〜118およ
びプログラム実行のワークエリアとなるRAM121〜
128が設けられている。なお、CPU106は、メモ
リユニット30内に備えられる(図4参照)。
【0012】CPU101は、操作パネル(図示しな
い)の各種操作キーからの信号の入力および表示を制御
する。図示しないが、操作パネルには、コピーのスター
トキー、モード選択キーなどの各種キーや表示装置が備
えられる。CPU102は、画像信号処理部20の各部
の制御を行なう。CPU103は、走査系10の駆動制
御を行なう。CPU104は、印字処理部40、光学系
60および作像系70の制御を行なう。ここで、CPU
104は、カセット検出センサ211、212からの信
号に基づき、用紙カセット80a、80bに収納された
複写用紙のサイズを得る。CPU105は、制御部10
0の全体的なタイミング調整や動作モードの設定のため
の処理を行なう。CPU106は、メモリユニット部3
0を制御することによって読取った画像データを圧縮し
符号メモリ303に一旦格納し、次にこれを読出して印
字処理部40へ出力する。これにより、読取装置200
とプリンタ装置300とを独立して制御し、コピー速度
の向上を図る。CPU107は、原稿搬送部500の制
御を行なう。CPU108は、再給紙部600の制御を
行なう。これらCPU101〜108の間では、割込み
によるシリアル通信が行なわれ、コマンド、レポート、
その他のデータが授受される。
【0013】(3)画像メモリを用いた画像データの圧
縮および伸長 次に、画像データの処理について説明する。本実施形態
では、1頁の画像データは複数のブロックに分割して処
理される。原稿から読み取ったデータは、画像信号処理
部20においてデジタル画像データに変換される。画像
データは、メモリユニット30においてブロック単位で
圧縮されてブロック単位で符号メモリに格納される。画
像再生の際には符号メモリの圧縮データがブロック単位
で伸長されて読み出される。まず、画像信号処理部20
について説明すると、画像信号処理部20は、A/D変
換器、シェーディング補正部などからなる。画像信号処
理部20によって、光電変換素子16からの入力信号
が、画素ごとに8ビットの画像データに量子化され、種
々の処理が施された後に画像データD2としてメモリユ
ニット30に送られる。
【0014】次に、メモリユニット30について図4に
示すブロック図を参照して説明する。画像が読み込まれ
たときは、画像信号処理部20からの画像データD2
が、まず入力ページメモリ301に転送される。入力ペ
ージメモリ301に転送された画像は、次に圧縮器30
2によってブロック単位で圧縮される。圧縮されたデー
タは、符号メモリ303へ転送され記憶される。符号メ
モリ303は、たとえば、400dpiでA4サイズの5
0頁分の容量を有したマルチポートのメモリである。圧
縮器302による圧縮速度は、読み込んだ画像のデータ
に依存する。文字の多い原稿では圧縮速度は速く、写真
のようなイメージの多い画像で圧縮速度は遅くなる。圧
縮器302では最高の圧縮速度と最低の圧縮速度が規定
されている。
【0015】プリント時には、符号メモリ303内の圧
縮された画像データは、伸長器304によって伸長され
る。また画像回転が必要な場合は、伸長時にブロック単
位で回転器305で回転処理を行い、回転処理と伸長処
理を同時に行う。伸長された画像データは、出力ページ
メモリ306に転送される。ここで、1ページに複数の
原稿画像を形成する節約コピーモードでは、たとえば、
2枚分の原稿を1枚の用紙に再現するように伸長を行な
う。また、メモリユニット部30は、ROM116に格
納されているプログラムに従いCPU106により制御
される。最悪伸長速度Vminや出力速度(プリント速
度)Vpは、ROM116に記憶されている。また、プ
ログラムを動作させる時に必要なパラメータ(ブロック
ごとの圧縮時間tc)などはシステムRAM126に格納
される。このメモリユニット30においては、伸長器3
04の伸長速度は、圧縮器302での圧縮速度と同一で
ある。そこで、あらかじめ圧縮時に、ある画像内のブロ
ックごとの圧縮速度を求めておくことにより、伸長速度
を予測できる。伸長によって出力ページメモリ306に
1頁分の画像データD3が生成されると、その画像デー
タD3が、出力ページメモリ306から印字処理部へ転
送される。図中の太い矢印で示すデータ転送は、コピー
速度の向上のために互いに独立して且つ平行におこなう
ことができる。画像データは、それぞれ、図示しないD
MAコントローラによりDMA転送されるようになって
いる。
【0016】原稿画像の一時的な記憶に際しては、符号
メモリ303は、RAM126内に設けられた符号管理
テーブルによって管理される。図5は、符号管理テーブ
ルおよびその符号メモリ303内のブロック単位の圧縮
データとの対応をしめす。画像データの圧縮において
は、入力ページメモリ301に格納された画像データを
ブロック単位に圧縮するため、符号メモリ303には、
図の右側に示すように、1ページ分の画像データがブロ
ック単位に分割されて記憶される。そこで、符号管理テ
ーブルは、原稿中の1画像単位の情報を記憶する画像単
位情報テーブルT1と、分割されたブロック単位の情報
を記憶するブロック管理情報テーブルT2とからなる。
画像単位情報テーブルT1は、圧縮する前の1ページ単
位での画像サイズや、圧縮サイズ、ブロック単位情報は
どこに記憶しているかといった情報を記憶している。ブ
ロック管理情報テーブルT2は、分割された画像データ
がどこにあるか、さらに、ブロック単位の圧縮サイズ、
測定された圧縮時間等を記憶している。
【0017】次に、読み取り及びプリントにおける複写
機1の動作シーケンスについて、CPU101〜106
の間でやりとりされる要求コマンド(Q)、レポート(A)
またはデータの流れを中心に説明する。図6は原稿読み
込み動作の概略のシーケンスを示す。ここでは自動画像
搬送装置500を使用する場合のシーケンスについて説
明する。まず、全体のシーケンスを管理しているCPU
105が、原稿搬送装置を制御するCPU107に対し
て原稿交換を要求する。これを受けて、CPU107は
原稿搬送を開始し、原稿サイズ検出結果をパラメータと
して原稿セットレポートを返す。CPU105は、サイ
ズが確定した時点で、CPU106に対して読み取りと
圧縮の要求を同時に発行する。CPU105は、さら
に、画像処理を制御するCPU102に対しても読み取
り要求を行う。すると、CPU102が画像読み取り装
置を制御するCPU103に対してスキャンを要求す
る。CPU103により原稿のスキャンが開始され、ス
キャナ19が画像領域に達すると、CPU102により
設定された画像処理モードに応じて、読み取りデータ
(画像データD2)が画像信号処理部20からメモリユニ
ット部30に転送される。メモリユニット30を制御す
るCPU106は、入力ページメモリ301をあらかじ
め原稿サイズに応じて所定のブロックに分割しておく。
CPU106は、画像入力の進行状況をチェックし、所
定のタイミングでブロック単位で圧縮器302や符号メ
モリ303のアドレスなどを設定し、各部の起動を行
う。これによって圧縮器302による圧縮処理が行わ
れ、符号データが符号メモリ303に格納される。この
時、各ブロックの圧縮開始から終了までの時間tcを計
測し、符号管理テーブル内のブロック管理情報テーブル
T2内に結果を記憶しておく。1ブロック目の圧縮処理
が完了すると、CPU106からCPU105に1ブロ
ックの圧縮完了を通知する(図9参照)。さらに、CP
U106は、読み込みサイズに応じた最悪の圧縮時間と
画像出力に要するプリント時間とから、プリントが伸長
を追い越さない画像出力開始タイミングを計算しておく
(図11参照)。そして、そのタイミングに達したら、
CPU106は、CPU105に画像出力許可のレポー
トを通知する。さらに、全てのブロックの圧縮処理が完
了すると、CPU106は、CPU105に圧縮の完了
を通知する。
【0018】図7はプリント動作の概略のシーケンスを
示す。プリント動作では、出力ページメモリ306から
読み出された画像データD3に基づいて用紙に複写画像
がプリントされる。本図は、次に説明されるように、図
6と密接に関連する。CPU105は、図6に示した原
稿セットレポートを受けると、原稿サイズが確定するの
で、どの用紙カセット80a、80bから給紙するかを
判断し、用紙カセットをパラメータとしてCPU104
に対して給紙を要求する。なお、用紙カセットの選択に
おいて、原稿がT(縦方向)かY(横方向)かをも判断す
る。もし用紙カセット80a,80bに原稿と同一のサイ
ズの用紙が縦(T)と横(Y)の両方向に存在する場合
は、画像出力開始タイミングを早めるために、画像回転
なしで伸長できる用紙、すなわち原稿と同一方向の用紙
を選択する。CPU104は、給紙を開始すると、給紙
レポートをCPU105に返す。CPU104は、給紙
した用紙がタイミングローラ82に達して、画像出力の
準備が完了すれば、CPU105に画像出力要求レポー
トを送信する。CPU105は、図6に示した1ブロッ
ク圧縮完了レポートを受け取ると、CPU106にデー
タ伸長を要求する。CPU106は、RAM126内の
符号管理テーブル(図5)を参照することにより、ブロ
ック単位で符号メモリ303からの読み出しアドレス、
データ量等を設定して各部の起動を行う。これによって
伸長処理が開始され、1ブロック分の画像データが出力
ページメモリ305に書き込まれる。
【0019】伸長処理の起動の後に、図6に示した画像
出力許可レポートをCPU106から受け取っていれ
ば、画像出力開始コマンドをCPU106とCPU10
4とに対して要求する。これを受けて、CPU106
は、内部ハードウェアに対して、出力ページメモリ30
4から印字処理部40へ画像データD3を出力するため
のバス接続状態の設定を行う。また、CPU104は、
画像先端を画像出力開始タイミングに一致させるようタ
イミングローラ82からの用紙搬送を起動する。これに
より、入力ページメモリ304から読み出された画像デ
ータD3が印字処理部40に出力され、プリントが行わ
れる。プリントが終了すると、CPU106とCPU1
04がCPU105に対してプリント完了レポート及び
イジェクト完了レポートを送る。これらのレポートを受
け取ったCPU105は、必要に応じてCPU106に
対してメモリクリア要求を与える。
【0020】先に述べたように、メモリユニット30に
おいて、CPU106は、読み込みサイズに応じた最悪
の圧縮時間と画像出力に要するプリント時間とから、プ
リントが伸長を追い越さない画像出力開始タイミングを
計算する。すなわち、画像を複数のブロックに分け、画
像出力(プリント)が伸長を追い越さない画像出力開始
タイミングをブロックごとに計算する。そして、1頁分
のすべての画像の伸長の完了を待たずに、その画像出力
開始タイミングに達したら、CPU105に画像出力許
可のレポートを通知する。出力ページメモリ306から
画像出力を開始する。これによりスループットを向上さ
せる。プリントが伸長を追い越さない画像出力開始タイ
ミングの計算の考え方は次の通りである。伸長が開始さ
れてから、出力ページメモリ306から画像データの出
力を開始する画像出力開始タイミングまでの時間を、未
伸長データの伸長時間を推定することにより、プリント
が伸長を追い越さないように設定する。ここで、伸長時
間の推定は、ブロック単位に行い、全ブロックについて
の推定伸長時間と画像データの出力時間とに基づいて、
画像出力開始タイミングを設定する。画像出力開始タイ
ミングは、画像のブロックごとの圧縮時間の実測値とプ
リントに要する時間から計算される。この計算におい
て、各ブロックのドット数、最悪の圧縮速度、最悪の伸
長速度、画像出力速度(プリント速度Vp)などを考慮
する。ブロックの数は、検出された原稿サイズと1ブロ
ックのサイズから決定される。
【0021】伸長時間の推定方法はブロックにより異な
る。たとえば、伸長して出力ページメモリ306に書き
込む処理と、出力ページメモリ306から読み出す処理
が同時に行われる1ブロック目において、最悪の伸長時
間Vmin(既知)を用いて、画像出力開始タイミング
を、1ブロック目の伸長が終了した時点でプリントが伸
長を追い越さないように推定する。圧縮器による圧縮時
間と伸長器による伸長時間とが同じである場合、伸長時
間は、圧縮時間の測定値に等しい。本実施形態はこの場
合にあたり、メモリユニット30において、圧縮器30
2の圧縮時間と伸長器304の伸長時間は同じである。
伸長時間が圧縮時間から推定できるので、圧縮時間の実
測値に基づいて伸長時間を推定できる。1ブロック目に
関しては、最悪の圧縮速度から画像出力開始タイミング
tx1を計算する。2ブロック目以降に関しては、1つ前
の圧縮時間実測値から最悪の伸長速度で計算してもプリ
ントが伸長を追い越さないという条件のもとで全ブロッ
クについて伸長開始時刻(tx1,tx2,…)を計算していく。
そして、得られた時刻(tx1,tx2,…)の中から最も遅い伸
長開始時刻を画像出力開始タイミングとする。
【0022】以上では、各ブロックごとの圧縮時間の実
測値により伸長時間を推定する方法に関して説明した。
しかし、伸長時間の推定方法はこれに限られない。別の
実施形態として、各ブロックにおける読み込み画像サイ
ズBdotと圧縮サイズとから圧縮率を計算し、これと圧
縮器/伸長器の動作速度に応じて各ブロックにおける伸
長時間を推定することも容易に実現できる。
【0023】以下、図8に示す例を参照しつつ、プリン
トが伸長を追い越さない画像出力開始タイミングを計算
するアルゴリズムについて説明する。圧縮器302と伸
長器305とが同じ構成からなり、圧縮と伸長は同じ速
度で行われるとする。 また、図8においては、説明が分
かりやすいように、1頁の画像が4ブロックに分割さ
れ、かつ、圧縮速度の実測値は全ブロックで等しいもの
として、平均伸長速度を示している。第1から第4の各
ブロックの伸長ドット数はそれぞれBdot1、Bdot2、B
dot3、Bdot4である。ここで、Bdot1、Bdot2およびB
dot3は同じであるが、Bdot4は他より少ない。また、伸
長開始時刻をt=0、最悪の圧縮速度(伸長速度)をVmin
(bps)、プリント速度をVp(bps)とする。まず、1ブロ
ック目の計算について説明する。1ブロック目(ドット
数Bdot1)の伸長が終了した時点でプリントが伸長を追
い越さないようにするための画像出力開始可能時刻をtx
1とする。実測された圧縮時間は1ブロック目の開始か
ら終了までの全体の時間を示すものであり、伸長速度に
置き換えるとブロック内の平均伸長速度となる。しか
し、ブロック内での圧縮速度は一律ではないので、圧縮
速度は、部分的には最高の圧縮速度であったかもしれな
いし、また、最悪の圧縮速度であったかもしれない。し
たがって、1ブロック目は最悪の圧縮(伸長)速度Vmin
で計算する必要がある。最悪の伸長速度Vminで要する
伸長時間は、Bdot1/Vminであり、1ブロック目の最
悪の伸長時間を考慮したプリント起動時間(画像出力開
始可能時刻)をtx1とすると、 (Bdot1/Vmin−tx1)*Vp=Bdot1 上式より、プリント起動時間tx1は、次のようになる。 tx1=Bdot1(1/Vmin−1/Vp) (1) この時間tx1でプリントを起動しても、 1ブロック目の
伸長を終了した時点でプリントが伸長を追い越すことは
ない。
【0024】次に、2ブロック目の計算について説明す
る。 2ブロック目(ドット数Bdot1+Bdot2)の伸長を終
了した時点でプリントが伸長を追い越さないようにする
ための画像出力開始可能時刻をtx2とする。2ブロック
目の圧縮時間は実測されているが、前述の1ブロック目
と同様の扱いで、最悪の圧縮(伸長)速度で計算する必要
がある。しかし、1ブロック目に関しては圧縮時間の実
測値tc1が適用できるので、 ((tc1+Bdot2/Vmin)−tx2)*Vp=Bdot1+Bdot2 上式よりtx2を求めると、2ブロック目の最悪の伸長時
間を考慮したプリント起動時間tx2は次のようになる。 tx2=tc1+(Bdot2/Vmin−(Bdot1+Bdot2)/Vp) (2)
【0025】次に、Nブロック目の計算について説明す
る。Nブロック目のドット数をBdotNとし、Nブロック
目の伸長が終了した時点でプリントが伸長を追い越さな
いようにするための画像出力開始可能時刻をtxNとす
る。Nブロック目の伸長については、圧縮時間が実測さ
れているが、前述と同様の扱いで、最悪の圧縮(伸長)速
度で計算する必要がある。しかし、1ブロック目からN
−1ブロック目までに関しては圧縮時間の実測値tcm[m
=1,2,3,…,N−1]が適用できるので、 ((tcm[m=1,2,3,…,N−1]の合計+BdotN/Vmin)
−txN)*Vp=Bdotm[m=1,2,3,…,N]の合計 上式より、Nブロック目の最悪の伸長時間を考慮したプ
リント起動時間txNは次のようになる。 txN=tcm[m=1,2,3,…,N−1] +(BdotN/Vmin−Bdotm[m=1,2,3,…,N]の合計/Vp) (3) なお、図8においては、tx3とtx4が一致するが、これは
偶然であって、一般には両者は異なる。
【0026】従って、各ブロックの圧縮時間実測値tcm
により画像出力開始タイミングtcを求める場合は、圧縮
時間が各ブロックにおける平均の速度として求められる
ので、たとえ平均速度が最悪の圧縮速度より大きくても
ブロック内では一時的に最悪の圧縮速度になる場合があ
ることを考慮して、上記の計算のように1ブロック目に
関しては、最悪の圧縮速度から画像出力開始タイミング
tx1を計算し、2ブロック目以降に関しては1つ前の圧
縮時間実測値から最悪の伸長速度で計算してもプリント
が伸長を追い越さないという条件のもとで全ブロックの
(tx1,tx2,…,txn)を計算していく。そして、各ブロック
における伸長開始時刻の最も遅い時刻tを画像出力開始
タイミングとする。このようにあらかじめ伸長時間を見
積もって早めにプリントを開始することによりスループ
ットが改善される。
【0027】図9〜図11は、 それぞれ、メモリユニッ
ト30を制御するCPU106による圧縮処理、伸長処
理、出力処理を示すフローチャートである。図9に示す
圧縮処理において、まずステップS10で原稿を何ブロ
ックに分割するかを計算する。すなわち、原稿サイズ
(S)と1ブロック当たりの処理するサイズ(B)とから、
ブロック数Nを求める。次にステップS12でmを0に
初期化し、ステップS14でデータの入力を開始する。
ステップS16では、入力されたデータの圧縮を行い、
ステップS18で、1ブロック分の圧縮が終了したかど
うかを判断する。圧縮が終了すれば、ステップS20で
符号メモリ303に格納するとともに、ステップS22
で、1ブロック目の圧縮の場合は、1ブロック圧縮完了
レポートを出力する。次に、ステップS24で、この1
ブロック分の圧縮処理に要した実測時間tcmを管理テー
ブルのブロック管理情報T2(図5)に格納する。そし
て、ステップS26で、mを1つインクリメントし、次
のm番目のブロックの処理のためステップS14に戻
る。他方、ステップS28でNブロック分すなわち全ブ
ロックの圧縮が終了したと判断されると、ステップS3
0でCPU105に圧縮完了を通知し、圧縮処理を終え
る。
【0028】図10に示す伸長処理においては、まずス
テップS40において、伸長開始タイミングかどうかを
判断する。すなわち、少なくとも1ブロック分の圧縮が
終了していれば伸長は可能となるので、ここでは1ブロ
ック分の圧縮が終了していることを条件に伸長開始タイ
ミングかどうかを判断する。伸長開始タイミングであれ
ば、次にステップS42で、伸長されたブロックを示す
カウンタndを0にリセットし、ステップS44で符号メ
モリ303からデータを読み出す。ステップS46で、
読み出されたデータの伸長を行い、ステップS48で、
伸長が終了したかどうかを判断する。伸長が終了してい
れば、ステップS48で出力ページメモリ306に格納
し、ステップS50でカウンタを1つインクリメント
し、次のブロックを処理するためステップS44に戻
る。しかし、ステップS52で、全ブロックの伸長が終
了したと判断されると、伸長処理を終了する。
【0029】図11に示す出力処理においては、1ブロ
ック目の伸長が開始するまで(ステップS62でN
O)、ステップS60で、伸長が開始されてから出力ペ
ージメモリ306からデータを読み出すまでの時間を各
ブロックの圧縮時間、ドット数、最悪伸長時間、読み出
し時間を基に求める(式(1)、(2)、(3)参照)。そし
て、各ブロックにおける伸長開始時刻の最も遅い時間t
を画像出力開始タイミングとする。次に、1ブロック目
の伸長が開始すると(ステップS62でYES)、ステ
ップS64で、時間tを設定し、タイマーのカウントを
開始する。ステップS66で、時間tが経過したと判断
されると、ステップS68で、CPU105に画像出力
許可のレポートを出力し、CPU105から画像出力開
始要求を受けると、出力ページメモリ306からデータ
の読み出しを開始させる。そして、データ出力が終了す
ると、ステップS70でCPU105にプリント完了を
通知する。このように、各ブロックの伸長に要する時間
tを推定して出力ページメモリ306からの読み出しを
開始するので、読み出しが伸長を追い越すことはない。
さらに、1ページの伸長終了を待たずに読み出しを開始
することができるので、生産性を高めることができる。
【0030】
【発明の効果】原稿のプリントにおいて、1ページ当た
りの全ての画像の伸長完了を待たずに画像データを出力
できるので、プリントが早く開始でき、 スループットの
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複写機の全体構成を示す断面正
面図である。
【図2】 複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 メモリユニット部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】 画像情報と符号メモリとの関係を示す図であ
る。
【図6】 原稿読み込み動作の概略シーケンスを示す図
である。
【図7】 プリント動作の概略シーケンスを示す図であ
る。
【図8】 伸長とプリントの関係を示す図である。
【図9】 圧縮処理のフローチャートである。
【図10】 伸長処理のフローチャートである。
【図11】 出力処理のフローチャートである。
【符号の説明】
30 メモリユニット部、 105 全体制御用CPU、 106 メモリ用CPU、 301 入力ページメモリ、 302 圧縮器、 303 符号メモリ、 304 伸長器、 306 出力ページメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 栄一郎 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 吉田 英一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 池ノ上 義和 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み込む読取装置と、 読み込んだ原稿画像データを所定のブロックに分割して
    ブロック単位で圧縮し、第1のメモリに格納する圧縮手
    段と、 上記第1のメモリからブロック単位でデータを読出して
    伸長し、第2のメモリに格納する伸長手段と、 上記第2のメモリからデータを読出して画像出力を行う
    プリント手段を有するデジタル複写機において、 第2のメモリからデータの読み出しを開始する時間を未
    伸長データの伸長時間を推定することにより設定する設
    定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、上記の伸長時間の推定は、ブロック単位に行い、
    設定手段は、この推定された全ブロックの伸長時間と画
    像データの出力時間とに基づいて、第2のメモリから画
    像データの出力を開始するまでの時間を設定することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された画
    像形成装置において、上記の設定手段は、上記の伸長時
    間の推定がブロックごとに異なることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された画像形成装置にお
    いて、伸長してメモリに書き込む処理と、メモリから読
    み出す処理が同時に行われるブロックにおいて、最も遅
    い伸長時間を基に、第2のメモリから画像データの出力
    を開始するまでの時間を設定することを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載された画像形成装置において、上記の伸長時間の推
    定は、圧縮時間に基づいて行なうことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されたデジタル複写機に
    おいて、上記の伸長時間は原稿サイズに基づいて設定さ
    れることを特徴とする画像形成装置。
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