JPH1016534A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH1016534A
JPH1016534A JP17255696A JP17255696A JPH1016534A JP H1016534 A JPH1016534 A JP H1016534A JP 17255696 A JP17255696 A JP 17255696A JP 17255696 A JP17255696 A JP 17255696A JP H1016534 A JPH1016534 A JP H1016534A
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健司 諏訪
Yukio Kamimura
上村  幸男
Kazufumi Yomo
四方  一史
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風量の減少を極力小さくすることができる車
両用空調装置 【解決手段】 外気導入口12と第1の内気導入口13
aとは、第1の吸込流路40aと第2の吸込流路40b
を跨がるように形成されている。また、外気導入口12
と第1の内気導入口13aとは、第1の内外気切換ドア
14aにて開閉され、この第1の内外気切換ドア14a
は、回転軸14cの回転軸方向は、モータ16の回転軸
方向となるように設けられえいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置で
あって、特に空調装置内を2つの通路に仕切り、一方の
通路に外気、他方の通路に内気を送風可能とした二層式
の車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、暖房熱量が得られにくい
ディーゼルエンジン車、電気自動車等に搭載される車両
用空調装置において、暖房能力を確保するために、例え
ば特開平5─124426号公報に開示されているもの
がある。このものは、図6に示すように車室内へ空気を
導くケース300内を、二つの通路301、302に仕
切り、それぞれの通路にファン317a、317bを設
置するものである。そして、この車両用空調装置は、通
路301の空気下流側にデフロスタ吹出口325を設
け、通路302の空気下流側にフット吹出口329を設
け、比較的低湿な外気を通路301を通じてデフロスタ
吹出口325から吹き出させて防曇効果を得ると共に、
暖房能力を向上させるために比較的高温の内気を通路3
02を通じてフット吹出口329から吹き出させるよう
に構成されている。(一般的にこれを二層流モードとい
う)。
【0003】そして、上述したように通路301に外気
を、通路302に内気を取り入れるために、通路301
側には外気導入口309、通路302側には内気導入口
311が形成されている。上記外気導入口309と、内
気導入口311とは、それぞれ外気切換ドア313と、
内気切換ドア315とにて開閉される。また、上記内気
導入口311と外気導入口309とは、ファン317
a、317bを回り込むように流路が形成された連通路
320にて連通されている。
【0004】そして、このような車両用空調装置は、上
記切換ドアにより、上記二つの通路の双方に外気または
内気を送風する全外気モード、全内気モ─ド、および上
述の二層流モードとが切換可能となっている。以下、全
外気モード、全内気モードについて説明する。 (全外気モード)全外気モードの場合は、外気切換ドア
313を図6中Pcの位置に作動させ、外気導入口30
9を全開すると共に、内気切切換ドア315を図6中P
bの位置に作動させ、内気導入口313を全閉する。こ
れにより、ファン317bの吸込口には、外気導入口3
09から外気が取り入れられる。また、ファン317b
の吸込口319には、連通路320を通じてファン31
7a、317bを回り込むようにして外気が取り入れら
れる。
【0005】(全内気モ─ド)全内気モードの場合は、
外気切換ドア313を図6中Pbの位置に作動させ、外
気導入口309を全閉すると共に、内気切換ドア315
を図6中Paの位置に作動させ、内気導入口311を全
開する。これにより、ファン317bの吸込口には、外
気導入口309から外気が取り入れられる。また、ファ
ン317aの吸込口には、連通路320を通じてファン
317a、ファン317bを回り込むようにして内気が
取り入れられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような全内気モ─ドにおいて、連通路320を通じて
ファン317a、317bを回り込むように、内気導入
口305からファン317aの吸入口に送られるので、
内気導入口305から前記吸込口までの流路が長く圧力
損失が大きくなり、通路301に送風される風量が減少
するといった問題がある。また、同様に全外気モードに
おいても、同様な問題がある。
【0007】そして、特に全内気モードは、例えば急激
に車室内を冷却する際に使用される内外気モードであ
り、かなり大きな風量が要求され、上記従来公報のもの
では、車室内の吹出口から吹き出される風量が十分に出
にくいとう問題がある。そこで、本発明は、上記問題点
に鑑みて、風量の減少を極力小さくすることができる車
両用空調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に述べる
構成を技術的手段として採用する。請求項1記載ないし
請求項5記載の発明では、第1および第2の吸込口(1
8a、18b)の空気上流側における空調ユニット
(1、2)に、第1の通路(19a、40a)と第2の
通路(19b、40b)とに跨がるように開口して形成
され、車室内空気を第1および第2の通路に取り入れる
内気導入口と(13a)、この内気導入口(13a)を
開閉する開閉手段(14a)とを備えたことを特徴とし
ている。
【0009】これにより、内気導入口が、第1の通路と
第2の通路に跨がるように開口して形成されているの
で、ファンを回りこむような流路(第1の通路側から第
2の通路側に向かった流路)を特別に設けずに内気を第
1、第2の吸込口に取り入れることができる。この結
果、従来のような圧力損失の増加による風量低下を抑制
できる。
【0010】また、特に請求項3記載の発明では、空調
ユニット(1、2)には、第1の通路(19a、40
a)と第2の通路(19b、40b)とを跨がるように
して、車室外空気を空調ユニット(1、2)内に取り入
れるための外気導入口(12)が形成されている特徴と
している。これにより、外気導入口が、第1の通路と第
2の通路に跨がるように開口して形成されているので、
ファンを回りこむような流路(第1の通路側から第2の
通路側に向かった流路)を特別に設けずに外気を第1、
第2の吸込口に取り入れることができる。この結果、第
1および第2の通路の双方に外気を取り入れるときにお
いても圧力損失の増加による風量低下を抑制できる。
【0011】また、特に請求項5記載の発明では、内気
導入口(13a)および外気導入口(12)の空気下流
側における第2の通路(19b、40b)に形成され、
車室内空気を第2の通路(19b、40b)に取り入れ
る第2の通路用内気導入口(13b)と、この第2の通
路用内気導入口(13b)を開閉し、この第2の通路用
内気導入口(13b)を開口すると、内気導入口(13
a)と外気導入口(12)の空気下流側で第2の通路用
内気導入口(13b)の空気上流側における第2の通路
(19b、40b)を閉じる内気用開閉手段(14b)
とを有することを特徴としている。
【0012】これにより、内気用開閉手段により、第2
の通路用内気導入口を開口し、内気導入口と外気導入口
の下流側で第2の通路用内気導入口の空気上流側におけ
る第1の通路を閉じると、第2の通路には、第2の通路
用内気導入口から内気がとりれられる そして、さらにこの状態で、開閉手段にて、前記外気導
入口を開口し前記内気導入口を閉じるようにすれば、第
1の通路にはこの外気導入口からの外気は第1の通路に
取り入れられる。
【0013】この結果、第1の通路に外気、第2の通路
に内気を取り入れる2層モードが切換可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし4に基づいて説明する。なお、図1は車両用空調
装置の全体構成図である。図2は、図1中上方から下方
に向けて見た上面図である。図3は、図1中左側から右
側に向かってみた概略側面透視図である。図4は図2中
B−B断面図である。
【0015】車両用空調装置の送風機ユニット1は図示
しない車室内のインストルメントパネルの中央部から車
両幅方向にオフセット(右ハンドル車では車両幅方向の
左側にオフセット)して、助手席前方の部位に配置され
る。上記送風機ユニット1は、車室内に向かう流路をな
し、図1に示すように、その上方部に車室内空気と車室
外空気とを切替導入する樹脂製の内外気切替箱11を有
し、この内外気切替箱11には図1に示すように外気導
入口12と第1、第2の内気導入口13a、13bが開
口している。そして、内外気切替箱11の内部にはこれ
ら導入口12、13a、13bを開閉する第1、第2の
内外気切替ドア14a、14bが設置されている。
【0016】内外気切替箱11の下方には、図1に示す
ように、送風機15が配置されており、この送風機15
は樹脂製の遠心式多翼ファン(シロッコファン)15
a、15b、ファン駆動用モータ16、および樹脂製の
スクロールケーシング17から構成されている。ここ
で、送風機15のファンは、モータ16側の外径の大き
いファン15aと反モータ16側の外径の小さいファン
15bとから構成されており、この両ファン15a、1
5bの回転軸は略水平方向に向くように配置され、この
ファン15aの回転により内外気切替箱11から第1空
気吸入口18aを通して空気が吸入され、また、ファン
15bの回転により内外気切替箱11から第2空気吸入
口18bを通して空気が吸入されるようにしてある。
【0017】そして、スクロールケーシング17内は、
ファン15aの送風空気が流れる第1通風路19aと、
ファン15bの送風空気が流れる第2通風路19bとに
仕切られている。20はこの第1通風路19aと第2通
風路19bとを仕切るための仕切り板である。この仕切
り板20は図2から理解されるように垂直方向に配置さ
れ、第1通風路19aと第2通風路19bは車両前後方
向に区画され、そして車両左側から車両右側に向かって
平行に延びている。従って、送風空気も各通路19a、
19bをスクロールケーシング17の出口部から略水平
方向に車室の左側から右側へ向かって平行に送風される
ようになっている。
【0018】なお、送風機ユニット1のケースは、内外
気切替箱11部分と、スクロールケーシング17部分と
に分割され、さらに、スクロールケーシング17部分
は、図1の左右方向に2分割されており、このようなケ
ース分割により、ドア14a、14b、ファン15a、
15b等をケース内部へ組み込むようになっている。ま
た、仕切り板20は、樹脂製のスクロールケーシング1
7の内壁面に一体に成形されている。また、この内外気
切換箱11の詳細は後で行う。
【0019】空調用熱交換器を内蔵するエアコンユニッ
ト2は、車室内のインストルメントパネルの略中央部に
配置されるものであって、このエアコンユニット2にお
いて、冷凍サイクルのエバポレータ(冷却用熱交換器)
21は図1に示すように略水平状態に設置して、その下
側より前記送風機ユニット1からの送風空気が流入する
ようにしてある。
【0020】そして、エバポレータ21の空気下流側
(車室内上側)に略水平状態にしてヒータコア(加熱用
熱交換器)22が設置してあり、このヒータコア22
は、エンジン冷却水(温水)を熱源とするもので、ヒー
タコア22の車室内上方部(空気下流側)に吹出モード
切替部23が配置してある。ここで、本例では、空調の
温度制御方式として、冷温風の混合割合を調整するエア
ミックス方式を採用しており、図4に示すように、ヒー
タコア22の車室内下方部(空気上流側)側に配置した
エアミックスドア24a、24bの開度によりヒータコ
ア22を通過する温風とヒータコア22をバイパスする
冷風の風量割合を調整して、車室内への吹出空気温度を
制御する。また、エアミックスドア24a、24bとし
て、円弧状の円周面を持つロータリ式ドアを用いてい
る。
【0021】なお、エアミックスドア24a、24bの
代わりに、ヒータコア22への温水流量を制御する温水
制御弁を設けて、この温水制御弁によりヒータコア22
への温水流量を制御して、ヒータコア22による空気加
熱量を調整して車室内への吹出空気温度を制御するよう
にしてもよいことはもちろんである。また、エアコンユ
ニット2においても、図4に示すようにその内部の送風
路は仕切り板20A、20B、20Cにより、車両前後
方向に第1通風路19aと第2通風路19bとに区画さ
れ、この両送風路19a、19bをそれぞれ独立に空気
が流れる。
【0022】前記吹出モード切替部23は車室内への吹
出モードを切り替えるためのもので、車室内の乗員頭部
に向けて空気を吹き出すセンターフェイス(上方)吹出
口(図示せず)に連通するセンターフェイス吹出空気通
路25およびサイドフェイス吹出口(図示せず)に連通
するサイドフェイス吹出空気通路26と、車室内の乗員
足元に向けて空気を吹き出すフット(足元)吹出口27
aに連通するフット吹出空気通路27と、窓ガラスに向
けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口(図示せず)に連
通するデフロスタ吹出空気通路28とを有し、これらの
複数の吹出空気通路25、27、28をドア手段により
切替開閉するものである。
【0023】本例では、この吹出モード切替用のドア手
段として、図4に示すように、板状のドア29a、29
b、29cを使用しているが、円弧状外周面を持つロー
タリドア、フィルム状ドア等も使用可能であることはも
ちろんである。なお、図4において、ドア29aはフェ
イス用ドアで、ドア29bはデフロスタ用ドアであり、
ドア29cはフット用ドアであり、図4はフットモード
におけるドア操作位置を示す。図4には、フット吹出空
気通路27を図示してないが、フット用ドア29cが図
4の2点鎖線位置に操作されると、フット吹出空気通路
27の入口部が閉塞されるようになっている。また、サ
イドフェイス吹出空気通路26は周知のように吹出モー
ド切替部23内の空間に常時、連通しており、サイドフ
ェイス吹出口に備えられた吹出グリルの操作にて、サイ
ドフェイス吹出口からの吹出空気の断続および吹出方向
の調整が可能になっている。
【0024】本例では、板状のドア29a、29b、2
9cの操作(回転)位置の選択によ前記複数の吹出空気
通路25、27、28を切替開閉して、周知のフェイス
吹出モード、バイレベル吹出モード、フット吹出モー
ド、フット・デフロスタ併用吹出モード、デフロスタ吹
出モード等の複数の吹出モードを選択できるようにして
ある。
【0025】なお、エアコンユニット2のケース30
は、上下方向に4分割された樹脂製ケースから構成され
ている。すなわち、詳細な図示を省略するが、ケース3
0は、エバポレータ21を収納する下方側ケースと、ヒ
ータコア22を収納する中間部ケースと、吹出モード切
替部23を構成する、前後2つの上方部ケースとに4分
割して、その内部に熱交換器、ドア等の機器を組み込む
ようになっている。そして、仕切り板20A、20B、
20Cは、これらの樹脂製ケースの内壁面に一体成形さ
れている。
【0026】送風機ユニット1およびエアコンユニット
2における分割ケースは、周知の弾力性を持った金属ク
リップ、あるいはねじ等を使用して、脱着可能に結合さ
れている。ところで、エバポレータ21は、その冷却作
用により発生する凝縮水の排出性を良好にするため、水
平面より若干傾斜して配置してある。すなわち、図1に
示すように、エバポレータ21の下側に前記送風機15
により送風される送風空気の送風前方側(図1の右方
向)に向かって、エバポレータ21が下方へ傾斜するよ
うに配置されている。
【0027】ここで、エバポレータ21の傾斜角度θ
は、10〜30°の範囲としてエバポレータ21自身の
保水量が少なくなるようにするのが好ましい。エバポレ
ータ21の風上側、風下側に配される仕切板20A、2
0Bは、エバポレータ21の中央部位の1つのチューブ
21fの風上側、風下側の端部に沿うように配置されて
おり、仕切板20A、20Bと、この中央部位のチュー
ブ21fとを同一平面上に配置している。従って、仕切
板20A、20Bの板面とチューブ21fの管壁面とは
一直線上に延びている。
【0028】また、図4に示すように、ヒータコア22
の風下側に配置される仕切板20Cはその上方部で斜め
右上方側へ屈曲した形状となっており、この仕切板20
Cの斜め屈曲面20Dには、第1通風路19aと第2通
風路19bとを連通させる連通口20Eが設けてある。
この連通口20Eはフット用ドア29cにより開閉され
るものであり、フットモード時およびフット・デフ併用
モード時に全閉され、フェイスモードおよびデフロスタ
モードでは全開される。また、バイレベルモードでは、
連通口20Eが全閉あるいは一部、開かれる。
【0029】そして、図4に示すように、センターフェ
イス吹出空気通路25、およびデフロスタ吹出空気通路
28は第1通風路19a側に配置し、一方、フット吹出
空気通路27は第2通風路19b側に配置してある。ま
た、サイドフェイス吹出空気通路26は図4に示してな
いが、第1通風路19a側に配置してある。次に、上記
構成において本実施形態の作動を説明する。
【0030】図2において内外気切替箱11から流入し
た空気は送風機ファン15a、15bによってスクロー
ルケーシング17内を略水平方向に流れ、エバポレータ
21の下部へ流入する。そして、送風空気はエバポレー
タ21で除湿・冷却された後、さらに上方へ流れ、ヒー
タコア22へ導入され、ここで加熱される。本例の場合
には、空調温度制御手段として、エアミックスドア24
a、24bを用いており、このエアミックスドア24
a、24bの開度により、ヒータコア22を通過する空
気とヒータコア22をバイパスする空気の風量割合を調
節することによって所望の吹出空気温度を作りだす。そ
して、ヒータコア22で所望温度まで再加熱された空調
空気は上ケース部の吹出モード切替部23の各ドア29
a〜29cによって所定の吹出口へ分配される。
【0031】本実施形態では前述した構成とすることに
より、次のような効果が得られる。エバポレータ21お
よびヒータコア22をともに略水平方向に配置して、上
下方向に重ねるレイアウトにしているため、上下方向の
熱交換器部スペースを非常に小さくでき、その結果従来
のセンタ置きユニットよりも高さ寸法を充分小さくする
ことができる。
【0032】さらに、略水平方向に配置した上記両熱交
換器(21、22)の下方から送風空気を導入し、上方
側へ送風空気を導出しているから、従来のセンタ置きユ
ニットのように、熱交換器部の前後に送風ダクト部を設
ける必要がなく、車両前後方向の寸法も著しく短縮でき
る。次に、上記内外気送風ユニット2の詳細を図1ない
し図3に基づいて説明する。
【0033】内外気送風ユニット2は、図3に示すよう
に第1、第2の空気吸込口18a、18bから車両前後
方向に膨らむように第1の吸込流路40a、40bが形
成されている。そして、この第1の吸込流路40a、4
0bとは、図3に示すように上方に延びるように形成さ
れており、上流側には上記外気導入口12と第1の内気
導入口13aとが形成されている。
【0034】そして、外気導入口12と第1の内気導入
口13aとは、図1に示すように第1、第2の空気吸込
口18a、18bの空気上流側における内外気送風ユニ
ット2の上方部位に開口形成されている。そして、外気
導入口12と第1の内気導入口13aとは、図2に示す
ように長方形状に形成されており、モータ16の回転軸
方向(図2中車両左右方向)に近接して並ぶように形成
されている。そして、図2に示すように第1の内気導入
口13aと外気導入口12とは、第1の吸込流路40a
と第2の吸込流路40bとを跨がるように形成されてい
る。
【0035】これら外気導入口12と第1の内気導入口
13aとは、板状の第1の内外気切換ドア14aにて開
閉される。この板状の第1の内外気切換ドア14aは、
一端側に設けられた回転軸14cにて図1中点線で示す
位置aから実線で示す位置bまで回動可能となってい
る。また、回転軸14cは、図2に示すようにその軸線
がモータ16の回転軸方向を向くように内外気切換箱1
1に取り付けられている。そして、この回転軸14c
は、駆動手段として図示しないサーボモータや、リンク
機構等にて回動されるようになっている。
【0036】そして、第2の内気導入口13bは、内外
気送風ユニット2の車両最前方側に形成されている。ま
た、第2の内気導入口13bは、丁度図3に示すように
車室内と車両エンジンルームとを仕切壁41と対向する
ような位置に形成されている。また、第2の内気導入口
13bは、上記外気導入口12および第1の内気導入口
13aの空気下流側、かつ前記第2の吸込口18bの空
気上流側における、第2の吸込流路40bに形成されて
いる。
【0037】そして、第2の内気導入口13bは、板状
の第2の切換ドア13bにて開閉されるようになってい
る。具体的には、第2の切換ドア13bには、回転軸1
4dが設けられており、これにより、図3中cで示す実
線位置からdで示す点線位置まで回動可能となってい
る。これにより、本実施形態おいては、冬期の暖房を必
要とする季節において、外気と内気とを仕切ったまま、
送風、熱交換して、デフロスタ側からは低湿度外気を加
熱した温風を吹き出させ、一方、足元のフット吹出口2
7aからは内気を加熱した温風を吹き出させるという、
内外気2層流モードが切換可能となる。
【0038】以下、この内外気2層流モードとしての作
用効果を説明すると、図1において、第1の内外気切替
ドア14aを図示実線位置(図中bで示す位置)に操作
すると、このドア14aは第1内気導入口13aを閉
じ、外気導入口12を開口する。同様に、第2の内外気
切替ドア14bを図示斜線位置に操作すると、このドア
14bは第2内気導入口13bを開放する。
【0039】従って、送風機15のファン15a、15
bが回転すると、外気導入口12からの外気は第1の吸
込流路40aおよび第1空気吸入口18aを通して、第
1通風路19aに吸入され、また、第2内気導入口13
bからの内気は第2の吸込流路40bおよび第2空気吸
入口18bを通して、第2通風路19bに吸入される。
つまり、第1通風路19aと第2通風路19bに、それ
ぞれ外気と内気を区分して送風できる。
【0040】さらに、エアコンユニット2内において
も、仕切り板20A〜20Cにより、送風路が第1通風
路19aと第2通風路19bに仕切られており、かつヒ
ータコア22の風下側における、第1、第2通風路19
a、19bの連通口19cが、フットモード時およびフ
ット・デフ併用モード時にはフット用ドア29cにより
閉塞されているので、この両モード時には、第1通風路
19aに流入した外気がエバポレータ21およびヒータ
コア22を通過した後に、デフロスタ吹出空気通路28
およびサイドフェイス吹出空気通路26を通って、車両
窓ガラスおよび乗員上半身近傍に向かって吹き出され
る。ここで、低湿度の外気をヒータコア22で加熱して
温風とすることにより、車両窓ガラスの曇り止め効果を
高めることができる。
【0041】一方、第2通風路19bには内気が送風さ
れ、この内気をヒータコア22で加熱して温風とし、フ
ット吹出空気通路27を経て、フット吹出口27aから
乗員足元部へ吹き出している。従って、車室内の足元部
暖房に際しては、外気導入による換気負荷が発生せず、
従って、ヒータコア22に流入するエンジン冷却水温度
が十分、上昇していない条件下(例えば、ディーゼルエ
ンジン車のアイドル時等)においても、暖房効果を高め
ることができる。
【0042】従って、車両窓ガラスの曇り止め効果の向
上と、暖房効果の向上の両立を実現できる。そして、本
実施の形態では、特に第1通風路18aと第2通風路1
8bとに外気を同時に導入する場合において、2つの内
外気切替ドア14a、14bの操作位置を図1の実線位
置と図3の実線位置とすることにより、第1、第2通風
路19a、19bの両方に外気を導入する全外気モード
が切換可能となっている。
【0043】また、第1の送風路18aと第2の送風路
18bとに内気を同時に導入する場合において、2つの
内外気切替ドア14a、14bの操作位置を図1の点線
位置と図3の実線位置とすることにより、第1、第2通
風路19a、19bの両方に内気を導入する全外気モー
ドが切換可能となっている。そして、全内気モードおよ
び全外気モードにおいては、図3中矢印で示すように外
気導入口12(図3中図示されていない)からの外気
は、第1、第2の空気吸込口18a、18bに吸い込ま
れるようになっている。
【0044】つまり、本実施の形態では、外気導入口1
2および第1の内気導入口13aが第1の吸込流路40
aと第2の吸込流路40bとに跨がるように形成されて
いるので、全外気モードおよび全外気モードにおいて、
空調風の風量を増加させることができる。つまり、本発
明者が、上述した特開平5─124426号公報に記載
されているものと類似した内外気送風ユニットと、本実
施の形態における内外気送風ユニット2との空調風の風
量を比較した検討結果を以下表1に示す。
【0045】
【表1】 これを見て分かるように、本実施形態のものでは、30
3 /hもの風量の増加が認められ、この理由として
は、上記公報のものでは、内気がファンを回り込むよう
にして吸い込まれるためである。また、上記実験データ
は、全外気モードにて効果を確認したが、全内気モード
においても同様な効果があることは、歴然である。
【0046】また、本発明者らは、さらに図5に示すよ
うに外気導入口12が上記実施形態とは若干異なる位置
に配置したものと、上記実施形態のものとでの空調風の
風量を比較した検討結果を表2に示す。なお、図5に示
すものにおいて、上記実施形態と同一機能のものは同一
に符号つける。また、このものは、外気導入口12が第
1、第2の吸込流路40a、40bとに跨がらず、第2
の吸込流路40b側に形成されている。また、外気導入
口12と第1の内気導入口13aとがモータ16の回転
軸方向に並ぶように形成されており、第1の内外気切換
ドア14aがロータリー式のドアにて構成されている。
【0047】
【表2】 そして、これを見て分かるように若干外気導入口12の
形成位置をずらしただけで、空調風の風量は、本実施形
態のほうが若干ながら大きいものの、風量の差は小さく
なっている。つまり、本実施の形態のように外気導入口
12と第1の内気導入口13aとが第1、第2の吸込流
路40a、40bを跨がるように形成することで、従来
のものと比して空調風の風量減少を格段に抑制すること
ができる。
【0048】(他の実施形態)上記実施形態では、第1
の内外気切換ドア14aを板状の切換ドアにて構成した
が、断面円弧状のロータリー式のドアにて構成しても良
い。また、上記実施の形態では、フット用切換ドア29
cにて連通孔20Eを開閉したが、この連通孔20Eを
別のドアにて開閉するようにしても良い。
【0049】また、上記実施形態では、フットモードお
よびフットデフモードにおいて2層流モードとしたが、
その他のモードにおいて2層流モードとしても良い。ま
た、本発明は、上記空調装置の車両に対するレイアウト
は上記実施形態以外ものでも適用できることは、勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における空調装置の全体構成
図である。
【図2】図1を天方向から地方向に向かってみた上面図
である。
【図3】図2中車両左側から車両右側に向けて見た概略
透視図であうる。
【図4】図3を上方から下方に向けて見た上面透視図で
ある。
【図5】上記実施形態の効果を説明するための比較例を
示す図である。
【図6】従来の内外気送風ユニット部を示す図である。
【符号の説明】
2…内外気送風ユニット、13a…第1の内気導入口 14a…第1の内外気切換ドア、15…送風機、15
a、15b…ファン 16…モータ、18a…第1の空気吸入口、18b…第
2の空気吸込口 19a…第1の送風路、19b…第2の送風路、20…
仕切板 40a…第1の吸込流路、40b…第2の吸込流路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向かう流路をなす空調ユニット
    (1、2)と、 この空調ユニット(1、2)内に前記車室内に向かって
    空気流を発生させるファン(15a、15b)およびこ
    のファン(15a、15b)を回転駆動するモータ(1
    6)を有する送風機(15)とを有し、 さらに前記ファン(15a、15b)は、前記モータ
    (16)の軸方向両側に第1、第2の吸込口(18a、
    18b)を有し、前記第1、第2の吸込口(18a、1
    8b)から空気を吸い込み前記ファン(15a、15
    b)の径方向外方に送風するように構成されており、 前記空調ユニット(2)は、仕切板(20)により第1
    の通路(19a、40a)と第2の通路(19b、40
    b)とに仕切られており、前記第1の吸込口(18a)
    は前記第1の通路(19a、40a)内に配置されると
    共に、前記第2の吸込口(18b)は前記第2の通路
    (19b、40b)内に配置された車両用空調装置であ
    って、 前記第1および第2の吸込口(18a、18b)の空気
    上流側における前記空調ユニット(2)に、前記第1の
    通路(19a、40a)と前記第2の通路(19b、4
    0b)とを跨がるように開口して形成され、車室内空気
    を第1および第2の通路に取り入れる内気導入口と(1
    3a)、 この内気導入口(13a)を開閉する開閉手段(14
    a)とを備えたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通路(19a、40a)と前
    記第2の通路(19b、40b)は、前記モータ(1
    6)の軸方向と直交する方向に並ぶように設けられ、前
    記内気導入口(13a)は、前記第1の通路(19a、
    40a)と前記第2の通路(19b、40b)とを跨が
    るようにして形成されている特徴とする請求項1記載の
    車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ユニット(1、2)には、前記
    第1の通路(19a、40a)と前記第2の通路(19
    b、40b)とを跨がるようにして、車室外空気を前記
    空調ユニット(1、2)内に取り入れるための外気導入
    口(12)が形成されている特徴とする請求項1または
    2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記外気導入口(12)は、前記開閉手
    段(14a)によって開閉されることを特徴とする請求
    項3記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記内気導入口(13a)および前記外
    気導入口(12)の空気下流側における前記第2の通路
    (19b、40b)に形成され、前記車室内空気を前記
    第2の通路(19b、40b)に取り入れる第2の通路
    用内気導入口(13b)と、 この第2の通路用内気導入口(13b)を開閉し、この
    第2の通路用内気導入口(13b)を開口すると、前記
    内気導入口(13a)と前記外気導入口(12)の空気
    下流側で前記第2の通路用内気導入口(13b)の空気
    上流側における前記第2の通路(19b、40b)を閉
    じる内気用開閉手段(14b)とを有することを特徴と
    する請求項4記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉手段(14a)は、板状の切換
    ドアにて構成されており、この板状のドアの回転軸線
    は、前記モータ(16)の回転軸の軸方向と同一方向と
    なるように設けられていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項5いずれか一つに記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6920921B2 (en) * 2001-03-19 2005-07-26 Denso Corporation Air conditioner for vehicles with right steering wheel and left steering wheel
WO2017046985A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社日本クライメイトシステムズ 送風装置

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